JP5195240B2 - エンジン制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの発電機の出力電圧を、減速燃料カット運転時にはバッテリヘの充電を促進し非減速燃料カット運転時にはバッテリヘの充電を抑制するように制御するとともに、エンジンの運転状態に応じて吸気弁の開閉タイミングを制御するようになっているエンジン制御装置に関するものである。
一般に、自動車の走行時において、アクセルが解放されたりアクセルの踏み込み量が急減されたりして減速状態にあるときには、基本的にはエンジンはトルクを生成する必要はない。そこで、このような減速状態では燃料供給の一時停止すなわち減速燃料カットを行い、不必要な燃料の消費を防止して燃費性を高めるようにしたエンジンが広く用いられている。また、このような減速燃料カットを行ったときには、スロットル弁が閉じられ又はスロットル開度が非常に小さいので、ポンピング損失が大きくなり、変速機がエンジンと駆動輪とを機械的に連結している状態にあるときにはエンジンブレーキ力が作用する。
しかしながら、このようにエンジンブレーキ力が作用すると、エンジンないしは自動車が有していた力学的エネルギを逸失することになるので、エンジンないしは自動車の燃費性を低下させる。そこで、減速燃料カット時に、スロットル弁を開いてポンピング損失を低減してエンジンブレーキ力を低減する一方、これによって逸失を免れる力学的エネルギを利用して発電機の出力を高め、力学的エネルギの回生を行うようにしたエンジン(内燃機関)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−112433号公報(段落[0030]、図5)
しかしながら、このように減速燃料カット運転時に発電機の出力を高めて力学的エネルギの回生を行う場合、発電機の駆動負荷が変化すると、これに伴って発電機の駆動負荷に起因するエンジブレーキ力が変化する。このため、発電機の駆動負荷の変動によりエンジンブレーキ力が変動し、ときにはエンジンブレーキ力が過剰となってトルクショックが生じるといった問題がある。
また、減速燃料カットの実行中にポンピング損失を低減するためにスロットル弁を開くと、その間に吸気通路に燃料燃焼用の空気が大量に供給される。このため、減速燃料カットの終了と同時にスロットル開度を小さくしても、応答遅れにより一時的に燃焼室に供給される空気量ひいてはエンジンの出力トルクが大きくなり、燃料復帰時にトルクショックが生じるといった問題もある。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、減速燃料カット運転時に発電機の出力を高めて力学的エネルギの回生を行うエンジンに対して、燃料復帰時のトルクショックの発生を防止又は抑制しつつ、燃費性を向上させることを可能にするエンジン制御装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係るエンジン制御装置は、電圧制御手段と吸気弁開閉タイミング制御手段とを備えている。電圧制御手段は、エンジンによって回転駆動される発電機の出力電圧を、減速燃料カット運転時にはバッテリヘの充電を促進するように高電圧レベルに設定する一方、減速燃料カット運転時でないときはバッテリヘの充電を抑制するように高電圧レベルより低い低電圧レベルに設定する。吸気弁開閉タイミング制御手段は、エンジンの運転状態に応じて吸気弁の開閉タイミングを制御する。このエンジン制御装置は、さらに、発電機の駆動に起因するエンジンの負荷に対応するパラメータ値を検出するパラメータ値検出手段と、発電機の駆動に起因するエンジンの負荷が所定負荷以下のときの減速燃料カット運転時にはスロットル弁を開弁状態に制御するスロットル制御手段とを備えている。ここで、吸気弁開閉タイミング制御手段は、発電機の駆動に起因するエンジンの負荷が所定負荷以下のときの減速燃料カット運転時には、吸気弁の閉弁タイミングを、吸気充填量が少なくポンピングロスが大きくなるように圧縮工程の中期に設定する。
本発明に係るエンジン制御装置においては、吸気弁開閉タイミング制御手段は、発電機の駆動に起因するエンジンの負荷が所定負荷を超えるときの減速燃料カット運転時には、吸気弁の閉弁タイミングをポンピング損失が少なくなるように制御するようになっているのが好ましい。
本発明に係るエンジン制御装置は、エンジンの運転状態に応じて排気弁の開閉タイミングを制御する排気弁開閉タイミング制御手段を備えているのが好ましい。この場合、吸気弁の閉弁タイミングをポンピング損失が少なくなるように制御するときの吸気弁及び排気弁の開閉タイミングは、吸気弁の閉弁タイミングと排気弁の開弁タイミングとが膨張行程の下死点を挟んで該下死点からのクランク角度が等しくなり、吸気弁の開弁タイミングが圧縮行程内であり、かつ、排気弁の開弁タイミングが膨張行程内であるように設定するのが好ましい。
本発明に係るエンジン制御装置によれば、発電機の駆動に起因するエンジンの負荷が所定負荷以下のとき、すなわち発電機の駆動に起因するエンジンの負荷が少ない状況では、減速燃料カット運転時の吸気充填量が低減される。この場合、発電機の駆動に起因するエンジンの負荷に起因するエンジンブレーキ力が小さいので、ポンピング損失が多少増加しても過剰なエンジンブレーキ力は発生せず、適切なエンジンブレーキが得られる。このため、減速燃料カット運転時からの燃料復帰時にトルクショックが発生するのを防止又は抑制することができる。
また、本発明に係るエンジン制御装置において、発電機の駆動に起因するエンジンの負荷が所定負荷を超えるときに吸気弁の閉弁タイミングをポンピング損失が少なくなるように制御する場合は、発電機の駆動に起因するエンジンの負荷に起因するエンジンブレーキ力がある程度大きくなるので、ポンピング損失を低減しつつ適切なエンジンブレーキ力を得ることができる。この場合、ポンピング損失の低減により、燃費性を向上させることができる。なお、この場合、ポンピング損失を大きくすると、エンジンブレーキ力が過剰となる。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施の形態(本発明を実施するための最良の形態)を具体的に説明する。この実施の形態に係る自動車用のエンジンでは、後で詳しく説明するように、所定の燃料停止条件が成立したときには燃料噴射弁に燃料噴射を停止させて減速燃料カットを行う一方、減速燃料カットの実行中に所定の燃料復帰条件が成立した後、燃料復帰を行うことにより不必要な燃料の消費を防止して、エンジンないしは該エンジンを搭載している自動車の燃費性を高めるようにしている。さらに、発電機の出力電圧を、減速燃料カット運転時にはバッテリヘの充電を促進し非減速燃料カット運転時にはバッテリヘの充電を抑制するように制御する。
図1に示すように、自動車Wに搭載されている火花点火式のエンジンEの本体部は、シリンダヘッド1とシリンダブロック2とで構成されている。エンジンEは4気筒4サイクルエンジンであって、4つの気筒3を備えている(図1では1つの気筒のみ図示)。このエンジンEにおいては、各気筒3が所定の位相差をもって膨張、排気、吸気、圧縮の各行程からなるサイクルを繰り返すようになっており、これらのサイクルは、第1気筒、第3気筒、第4気筒、第2気筒の順にクランク角で180°(180°CA)の位相差で繰り返される。
各気筒3内にはピストン4が嵌挿され、ピストン4の上側に燃焼室5が形成されている。ピストン4はコネクチングロッド6等を備えた連結機構を介してクランクシャフト7に連結されている。各気筒3の燃焼室5の頂部には点火プラグ8が設けられ、プラグ先端部8aは燃焼室5内に臨んでいる。この点火プラグ8は、燃料噴射弁9から噴射された燃料と空気の混合物である混合気を着火・燃焼させる。なお、エンジンEの燃料としては、ガソリン、プロパン、メタノール等を用いることができる。
各気筒3の燃焼室5に対して吸気ポート10及び排気ポート11が開口し、両ポート10、11にそれぞれ吸気弁12及び排気弁13が設けられている。そして、各気筒3の吸気弁12及び排気弁13の開閉タイミングは、各気筒3が所定の位相差で膨張・排気・吸気・圧縮の4行程からなる各サイクルを行うように設定されている。
ここで、吸気弁12は、吸気弁カム14によって、クランクシャフト7と同期して所定のタイミングで開閉される。そして、吸気弁カム14に対して吸気弁開閉タイミング制御機構15(VVT)が設けられている。この吸気弁開閉タイミング制御機構15は、後で説明するエンジンコントロールユニット40(以下「ECU40」という。)からの制御信号に従って、吸気弁カム14を介して、吸気弁12の開閉タイミングを進角させ又は遅角させることができる。
他方、排気弁13は、排気弁カム16によって所定のタイミングで開閉される。そして、排気弁カム16に対して排気弁開閉タイミング制御機構17(VVT)が設けられている。この排気弁開閉タイミング制御機構17は、ECU40からの制御信号に従って、排気弁カム16を介して、排気弁13の開閉タイミングを進角させ又は遅角させることができる。
吸気ポート10には、前記の燃料噴射弁9が配設されている。燃料噴射弁9は、その燃料噴射口が、吸気ポート10内に臨みかつ燃料室5に吸入される空気(以下「吸入空気」という。)の流れ方向に関して下流側を向くように配置されている。燃料噴射弁9は、詳しくは図示していないが、ニードル弁及びソレノイドを内蔵し、パルス信号が入力され、そのパルス入力時期にパルス幅に対応する時間だけ駆動されて開弁し、その開弁時間に応じた量の燃料を、吸気ポート10内の空気中に噴射する。燃料噴射弁9には、図示していないが、燃料ポンプから燃料供給通路等を介して燃料が供給される。なお、このエンジンEは燃料を吸気ポート10に噴射するポート噴射式エンジンであるが、エンジンは燃料噴射弁から燃焼室5に直接燃料を噴射する直噴式エンジンであってもよい。
エンジンEの各気筒3の燃焼室5に燃料燃焼用の空気(すなわち吸入空気)を供給する吸気装置が設けられ、この吸気装置には、先端部が大気に開口する単一の共通吸気通路20が設けられている。そして、この共通吸気通路20には、吸入空気の流れ方向に関して上流側から順に、吸入空気中のダスト等を除去するエアクリーナ21と、吸入空気の流量を検出するエアフローメータ22と、図示していないアクセルの踏み込み量(すなわちアクセル開度)に応じて該共通吸気通路20を絞るスロットル弁23とが設けられている。スロットル弁23は、電動式のスロットルアクチュエータ24によってアクセル開度に応じて開閉されるエレキスロットル弁である。また、スロットル弁23には、その開度(すなわちスロットル開度)を検出するスロットルセンサ25が付設されている。
吸入空気の流れ方向に関して共通吸気通路20の下流端は、吸入空気の脈動を減衰させてその流れを安定させるサージタンク26に接続されている。サージタンク26には、各気筒の燃焼室5に個別に吸入空気を供給する独立吸気通路27が接続され、その下流端は、対応する気筒3の吸気ポート10に接続されている。
エンジンEの各気筒3の燃焼室5で生成された燃焼ガスないしは排気ガスを大気中に排出する排気装置が設けられ、この排気装置には排気ガスを大気中に排出する排気通路29が設けられている。なお、図示していないが、この排気通路29には、排気ガスを浄化するための三元触媒を用いた排気ガス浄化装置(触媒コンバータ)が設けられている。
自動車Wには、エンジンEのクランクシャフト7によって回転駆動される発電機30(オルタネータ)が設けられている。詳しくは図示していないが、クランクシャフト7の前端部に取り付けられた駆動プーリと、発電機30の回転軸の前端部に取り付けられた従動プーリとにまたがってVベルトが巻き掛けられ、発電機30はクランクシャフト7によって回転駆動され電力を生成するようになっている。なお、発電機30の駆動形態は、このようなものに限定される訳ではなく、どのようなものであってもよい。発電機30は、エンジンE及び自動車Wの種々の電気負荷に電力を供給するとともに、余剰の電力でバッテリ31を充電する。
詳しくは図示していないが、バッテリ31は鉛蓄電池であり、そのプラス極は導線Lにより、発電機30と種々の電気負荷とに電気的に接続されている。バッテリ31は、ECU40にも電力を供給する。なお、バッテリ31は鉛蓄電池に限定される訳ではなく、どのようなバッテリであってもよい。導線Lには、発電機30の出力電流を検出する第1電流センサ32と、バッテリ31の充放電電流を検出する第2電流センサ33とが設けられている。
また、エンジンEないしは自動車Wには、クランク角ないしはエンジン回転速度を検出するクランクセンサ34と、車速を検出する車速センサ35と、アクセル開度を検出するアクセルセンサ36とが設けられている。
以下、エンジンEないしは自動車Wの制御システムを説明する。自動車WにはエンジンEの種々の制御を行うECU40が設けられている。このECU40は、プログラムに従って演算等の処理を実行する中央処理装置(CPU)、プログラム及びデータを格納するRAMやROMなどのメモリ、該ECU40への電気信号の入出力経路となる入出力バス(I/Oバス)等を有するコンピュータ又はマイクロコンピュータを備えた電子制御装置である。
ECU40は、本明細書の課題を解決するための手段の欄に記載された「電圧制御手段」、「スロットル制御手段」、「吸気弁開閉タイミング制御手段」及び「排気弁開閉タイミング制御手段」を含むエンジンEないしは自動車Wの総合的な制御装置である。そして、ECU40には、制御情報として、エアフローメータ22によって検出される吸入空気の流量、スロットルセンサ25によって検出されるスロットル開度、第1電流センサ32によって検出される発電機出力電流、第2電流センサ33によって検出されるバッテリ充放電電流、クランクセンサ34によって検出されるクランク角ないしはエンジン回転速度、車速センサ35によって検出される車速、アクセルセンサ36によって検出されるアクセル開度等が入力される。なお、ECU40は、バッテリ充放電電流に基づいてバッテリ残容量(SOC)を算出する。
そして、ECU40は、これらの制御情報に基づいて、点火プラグ8、燃料噴射弁9、吸気弁開閉タイミング制御機構15、排気弁開閉タイミング制御機構17、スロットルアクチュエータ25、発電機30等を制御することにより、減速燃料カット制御、減速回生制御等を含む本発明に係るエンジン制御を行う。なお、ECU40は、このような本発明に係るエンジン制御以外の一般的なエンジン制御も行うようになっているが、このような一般的なエンジン制御は、当業者にはよく知られており、また本願発明の要旨とするところでもないので、その説明は省略する。
まず、ECU40によって実行される減速燃料カット制御、減速回生制御等を含む本発明に係るエンジン制御(以下、単に「エンジン制御」という。)の概要を説明する。このエンジン制御では、ECU40は、発電機30の出力電圧を、減速燃料カット運転時にはバッテリ31ヘの充電を促進し、非減速燃料カット運転時にはバッテリ31ヘの充電を抑制するように制御する。そして、エンジンEの運転状態に応じて、吸気弁12の開閉タイミングと排気弁13の開閉タイミングとを制御する。また、減速燃料カット運転時にはスロットル弁23を開弁する。さらに、発電機30の駆動負荷が所定負荷以下のときの減速燃料カット運転時には、吸気充填量が少なくなるように吸気弁12の閉弁タイミングを制御する。このように、吸気充填量が少なくなるように吸気弁12の閉弁タイミングを制御するときの吸気弁12の閉弁タイミングは圧縮行程の中期に設定されている。
このエンジン制御では、ECU40は、発電機30の駆動負荷が所定負荷を超えるときの減速燃料カット運転時には、吸気弁12の閉弁タイミングをポンピング損失が少なくなるように制御する。なお、吸気弁12及び排気弁13の開閉タイミングは、吸気弁12の閉弁タイミングと排気弁13の開弁タイミングとが膨張行程の下死点を挟んで該下死点からのクランク角度が等しくなり、吸気弁12の開弁タイミングが圧縮行程内であり、排気弁13の開弁タイミングが膨張行程内であるように設定される。
以下、図2に示すフローチャートを参照しつつ、ECU40よって実行されるエンジン制御の具体的な制御手順を説明する。
図2に示すように、ECU40はエンジン制御を開始すると(スタート)、まずステップS1で、車速Svと、エンジン回転速度Neと、アクセル開度θと、発電機出力電流Iaと、バッテリ充放電電流Ibとを制御情報として読み込み、エンジンEないしは自動車Wの運転状態を把握する。
次に、ステップS2〜S4で、燃料停止条件すなわち減速燃料カットを実行するために必要な条件が成立(成就)しているか否かを判定する。具体的には、ステップS2では車速Svが0であるか否かを判定し、ステップS3ではアクセル開度θが0(全閉)であるか否かを判定し、ステップS4ではエンジン回転速度が燃料停止下限回転速度α以上であるか否かを判定する。
このエンジン制御では、次の3つの条件がすべて成立したときに減速燃料カットを開始するようにしている。なお、後で説明するように、減速燃料カットを開始した後は、下記の条件3が成立していない場合でも、エンジン回転速度Neが燃料復帰回転速度βを超えていれば、減速燃料カットを続行する。
条件1:車速Svが0でない。
条件2:アクセル開度θが0(全閉)である。
条件3:エンジン回転速度Neが燃料停止下限回転速度α以上である。
ここで、車速Svが0であるとき、すなわち自動車が走行してないときに減速燃料カットを行わないのは、車速Svが0であるときにはエンジンEは車輪によって逆駆動されないので、エンジンEへの燃料供給を停止するとエンジンEが停止してしまうからである。アクセル開度θが0(全閉)でないときに減速燃料カットを行わないのは、自動車Wのドライバは加速ないしは定常走行を意図しているので、エンジンEへの燃料供給を停止するとドライバの意思に沿った走行ができなくなるからである。また、エンジン回転速度Neが燃料停止下限回転速度α未満であるときに減速燃料カットを行わないのは、燃料停止下限回転速度α未満で減速燃料カットを開始した場合は、エンジン回転速度Neが、後で説明する燃料復帰回転速度βまで極めて短時間で低下してしまい、減速燃料カットの実効性が希薄となるからである。なお、燃料停止下限回転速度αの値が燃料復帰回転速度βの値より大きいことはいうまでもない(α>β)。
かくして、ステップS2で車速Svが0でないと判定し(NO)、ステップS3でアクセル開度θが0(全閉)であると判定し(YES)、かつステップS4でエンジン回転速度Neが燃料停止下限回転速度α以上であると判定した(YES)場合は、ステップS5〜S7で減速燃料カットを実行する。具体的には、まずステップS5で、ポンピング損失を抑制してエンジンブレーキ力を緩和し、これにより燃費性を向上させるために、スロットル弁23を開弁させる(略全開)。続いて、ステップS6で燃料カットフラグに「1」をセットした後、ステップS7で燃料噴射弁9に燃料噴射を停止させる。燃料カットフラグは、減速燃料カットの実行中は「1」がセットされ、燃料噴射弁9の燃料噴射が行われているときには「0」がセットされるフラグである。
このように減速燃料カットを開始した後、ステップS8で発電機30の出力電圧を高電圧レベル(High)に設定する。すなわち、減速燃料カット時における余剰の力学的エネルギ(減速エネルギ)を回生するために、発電機30の出力電圧を高めてバッテリ31ヘの充電を促進する。
次に、ステップS9で発電機出力電流Iaが所定電流以下であるか否かを判定することにより、発電機30の駆動負荷が所定負荷以下であるか否かを判定する。そして、発電機出力電流Iaが所定電流以下であると判定した場合(YES)、すなわち発電機30の駆動負荷が所定負荷以下である場合は、ステップS10で、吸気弁12の開閉タイミングを遅角状態にし、ステップS1に復帰する(リターン)。この場合、ポンピング損失が大きくなる一方、吸入空気量が少なくなる。なお、図2において、IO及びICは、それぞれ、吸気弁12の開弁タイミング及び閉弁タイミングである。また、EO及びECは、それぞれ、排気弁13の開弁タイミング及び閉弁タイミングである。
図4に、減速燃料カット時に、このように吸気弁12の開閉タイミングを遅角状態に設定した場合におけるPV線図を示す。このように、発電機出力電流Iaが所定電流以下である場合は、発電機30の駆動負荷が小さく、発電機30の駆動負荷に起因するエンジンブレーキ力は小さい状態にある。したがって、吸気弁12の開閉タイミングを遅角状態に設定してポンピング損失を大きくしても、発電機30の駆動負荷に起因するエンジンブレーキ力が小さいので、全体としてのエンジンブレーキ力は適切なものとなる。
また、この場合、吸入空気量が少なくなるので、減速燃料カットからの燃料復帰時に、一時的に出力トルクが上昇してトルクショックが発生するのを防止することができる。なお、吸入空気量を低減しない場合は、減速燃料カット運転時にはスロットル弁23を開弁している(ステップS5)ことに起因して、燃料復帰時に一時的に吸入空気量ひいては出力トルクが上昇し、トルクショックが発生する。
他方、ステップS9で発電機出力電流Iaが所定電流を超えていると判定した場合(NO)、すなわち発電機30の駆動負荷が所定負荷を超えている場合は、ステップS11で、吸気弁12の開閉タイミングを進角状態にし、ステップS1に復帰する(リターン)。この場合、ポンピング損失が小さくなる一方、吸入空気量が多くなる。
図5に、減速燃料カット時に、このように吸気弁12の開閉タイミングを進角状態に設定した場合におけるPV線図を示す。このように、発電機出力電流Iaが所定電流を超えている場合は、発電機30の駆動負荷が大きく、発電機30の駆動負荷に起因するエンジンブレーキ力は大きい状態にある。そこで、吸気弁12の開閉タイミングを、ポンピング損失を低減できるように進角状態にセットしている。これにより、発電機30の駆動負荷によりエンジンブレーキ力を適切なものとしつつ、ポンピング損失を低減して燃費性を高めることができる。
また、このように発電機出力電流Iaが所定電流を超えている場合は、吸気弁12及び排気弁13の開閉タイミングを、吸気弁12の閉弁タイミングと排気弁13の開弁タイミングとが下死点を挟んで該下死点から等しいクランク角となるように設定する。さらに、排気弁13の開弁タイミングは最進角位置になるように制御する。これは、ステップS10とステップS11との間の状態の移行時、吸気弁12の開閉タイミングの変更のための制御量を小さくすることができるからである。
ステップS4でエンジン回転速度Neが燃料停止下限回転速度α未満であると判定した場合は(NO)、ステップS12で燃料カットフラグが1であるか否かを判定する。そして、燃料カットフラグが1であると判定した場合(YES)、すなわち減速燃料カットの実行中にエンジン回転速度Neが燃料停止下限回転速度αよりも低くなった場合は、ステップS13で、エンジン回転速度Neが燃料復帰回転速度β以下であるか否かを判定する。ここで、燃料復帰回転速度βは、減速燃料カットの実行中においてエンジン回転速度Neの低下により減速燃料カットを終了すべきか否かを判定するための閾値であり、エンジン回転速度Neがこれ以下になるとエンジンEの回転が不安定となるおそれがある回転速度である。そして、ステップS13でエンジン回転速度Neが燃料復帰回転速度βを超えていると判定した場合は(NO)、ステップS5〜S11を実行し、減速燃料カットを続行する。
他方、ステップS13でエンジン回転速度Neが燃料復帰回転速度β以下であると判定した場合は(YES)、減速燃料カットを終了して燃料復帰を行わせる。具体的には、まずステップS14で、スロットル弁23を閉弁して吸入空気量を低減する。次に、ステップS15で燃料カットフラグに「0」をセットし、続いてステップS16で燃料噴射弁9に燃料噴射を再開させる。
このように燃料復帰を行った後、ステップS17でバッテリ残存容量Cbが下限容量以下であるか否かを判定する。そして、バッテリ残存容量Cbが下限容量を超えていると判定した場合は、ステップS18で発電機30の出力電圧を低電圧レベル(Low)に設定し、ステップS1に復帰する(リターン)。すなわち、非減速燃料カット運転時は、燃費性を改善するため、発電機30の駆動負荷を小さくする。なお、バッテリ残存容量Cbは、バッテリ充放電電流Ibからよく知られた方法で算出すればよい。
他方、ステップS17でバッテリ残存容量Cbが下限容量以下であると判定した場合は(YES)、ステップS19で発電機30の出力電圧を高電圧レベル(High)に設定し、ステップS1に復帰する(リターン)。すなわち、このエンジン制御では、バッテリ31の過放電を防止するための下限容量を設定し、バッテリ31の残存容量が下限容量以下になると、発電機30の出力電圧を上昇させて、バッテリ31の充電を促進するようにしている。
前記のステップS2で車速Svが0であると判定した場合(YES)、ステップS3でアクセル開度θが0(全閉)でないと判定した場合(NO)、又は、ステップS12で燃料カットフラグが1でないと判定した場合(NO)は、いずれも、減速燃料カットを実行することができないので、ステップS15〜S19を実行して、非減速燃料カット運転を行う。
ところで、図2に示すエンジン制御では、前記のとおり、発電機30の駆動負荷が所定負荷以下であるか否かの判定を、発電機出力電流Iaが所定電流以下であるか否かを判定することにより行っている(ステップS9)。しかしながら、発電機30の駆動負荷が所定負荷以下であるか否かを判定する方法はこれに限定される訳ではなく、その他の手法を用いてもよい。
例えば、図3に示すように、図2に示すエンジン制御のステップS9に代えて、バッテリ残存容量Cbが所定容量以上であるか否かを判定するステップS20を実行することにより、発電機30の駆動負荷が所定負荷以下であるか否かを判定するようにしてもよい。なお、前記のとおり、バッテリ残存容量Cbは、バッテリ充放電電流Ibからよく知られた方法で算出することができる。
以上、本発明に係るエンジン制御によれば、発電機30の駆動負荷が所定負荷以下のとき、すなわち発電機の駆動負荷が少ない状況では、減速燃料カット運転時の吸気充填量が低減されるので、減速燃料カット運転時からの燃料復帰時にトルクショックが発生するのを防止又は抑制することができる。他方、発電機30の駆動負荷が所定負荷を超えるときには、吸気弁12の閉弁タイミングをポンピング損失が少なくなるように制御するので、燃費性を向上させることができ、かつ適切なエンジンブレーキ力を得ることができる。
本発明に係るエンジン制御装置を備えたエンジンのシステム構成を示す模式図である。 図1に示すエンジンにおけるエンジン制御の制御手順を示すフローチャートである。 図1に示すエンジンにおけるもう1つのエンジン制御の制御手順を示すフローチャートである。 発電機の駆動負荷が小さい場合における減速燃料カット運転時のエンジンのPV線図である。 発電機の駆動負荷が大きい場合における減速燃料カット運転時のエンジンのPV線図である。
符号の説明
W 自動車、E エンジン、L 導線、1 シリンダヘッド、2 シリンダブロック、3 気筒、4 ピストン、5 燃焼室、6 コネクチングロッド、7 クランクシャフト、8 点火プラグ、9 燃料噴射弁、10 吸気ポート、11 排気ポート、12 吸気弁、13 排気弁、14 吸気弁カム、15 吸気弁開閉タイミング制御機構、16 排気弁カム、17 排気弁開閉タイミング制御機構、20 共通吸気通路、21 エアクリーナ、22 エアフローメータ、23 スロットル弁、24 スロットルアクチュエータ、25スロットルセンサ、26 サージタンク、27 独立吸気通路、29 排気通路、30 発電機、31 バッテリ、32 第1電流センサ、33 第2電流センサ、34 クランクセンサ、35 車速センサ、36 アクセルセンサ、40 エンジンコントロールユニット(ECU)。

Claims (3)

  1. エンジンによって回転駆動される発電機の出力電圧を、減速燃料カット運転時にはバッテリヘの充電を促進するように高電圧レベルに設定する一方、減速燃料カット運転時でないときには上記バッテリヘの充電を抑制するように上記高電圧レベルより低い低電圧レベルに設定する電圧制御手段と、
    上記エンジンの運転状態に応じて吸気弁の開閉タイミングを制御する吸気弁開閉タイミング制御手段とを備えているエンジン制御装置において、
    上記発電機の駆動に起因する上記エンジンの負荷に対応するパラメータ値を検出するパラメータ値検出手段と、
    上記発電機の駆動に起因する上記エンジンの負荷が所定負荷以下のときの減速燃料カット運転時には、スロットル弁を開弁状態に制御するスロットル制御手段とを備えていて、
    上記吸気弁開閉タイミング制御手段は、上記発電機の駆動に起因する上記エンジンの負荷が上記所定負荷以下のときの減速燃料カット運転時には、上記吸気弁の閉弁タイミングを、吸気充填量が少なくポンピングロスが大きくなるように圧縮工程の中期に設定することを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 上記吸気弁開閉タイミング制御手段は、上記発電機の駆動に起因する上記エンジンの負荷が上記所定負荷を超えるときの減速燃料カット運転時には、上記吸気弁の閉弁タイミングをポンピング損失が少なくなるように制御することを特徴とする、請求項1に記載のエンジン制御装置。
  3. 上記エンジンの運転状態に応じて排気弁の開閉タイミングを制御する排気弁開閉タイミング制御手段を備えていて、
    上記吸気弁の閉弁タイミングをポンピング損失が少なくなるように制御するときの上記吸気弁及び上記排気弁の開閉タイミングが、上記吸気弁の閉弁タイミングと上記排気弁の開弁タイミングとが膨張行程の下死点を挟んで該下死点からのクランク角度が等しくなり、上記吸気弁の開弁タイミングが圧縮行程内であり、上記排気弁の開弁タイミングが膨張行程内であるように設定されていることを特徴とする、請求項に記載のエンジン制御装置。
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