JP5195091B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被写体を照明する照明光を発光する発光部を有する撮像装置に関するものである。
従来、装置本体に対して表示部を備える筐体が回転可能に連結されている、撮像機能を備えた折り畳み式の携帯電話機が存在する。この携帯電話機においては、表示部を備える筐体の表示部が設置されている面の反対側の面に、撮像レンズと発光部としてのフラッシュとが配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−238232号公報
ところで、特許文献1記載の携帯電話機では、フラッシュから発光される照明光の配向状態を制御することができず、被写体に対して十分な照明を行なうことができない場合があった。
本発明の目的は、発光部から発光される照明光の配向状態を適切に制御することができる撮像装置を提供することである。
本発明は以下のような解決手段により上記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施の形態に対応する符号を付して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の撮像装置(2)は、装置本体(4)と、装置本体(4)の前面(6)側に設けられた撮影レンズ(8)を介して被写体からの被写体光を撮像する撮像素子(110)と、撮像素子(110)で撮像した画像又は情報を電気的に表示可能な表示部(22)を備え、且つ該表示部(22)と共に、装置本体(4)の前面(6)側とは反対側である背面(16)側に収容した第1状態と、該装置本体(4)の上面(10)から突出せしめた第2状態とに切り替え可能であり、前記装置本体の前記上面からの突出状態を変更可能な表示ユニット(20)と、表示ユニット(20)の表示部(22)の設置面とは反対側に設けられ、前記被写体を照明する照明光を発光する発光部(26)と、前記表示ユニットの前記突出状態に関する情報を検出する検出部(130)と、前記検出部によって検出された前記情報に基づいて、前記発光部から発光される前記照明光の配向状態を制御する配向制御部(170)とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、発光部から発光される照明光の配向状態を適切に制御することができる。従って、被写体に対して適切な照明を行なって良好な撮影を行なうことができる。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置としてのカメラについて説明する。図1は、この実施の形態に係るカメラが備える表示ユニットがカメラの背面側に収容されているときの外観を示す斜視図である。カメラ2は、金属やプラスチック等からなる装置本体4を備え、装置本体4は、前面6に交換(着脱)可能な撮影レンズ8を、上面10に電源スイッチ12及びシャッタボタン14をそれぞれ備えている。また、装置本体4は、カメラ2の後方へ(図中の撮影レンズ8の光軸に平行な矢印Lの方向へ)下部が張り出すように所定の角度で傾斜した傾斜背面16を有している。そして、傾斜背面16上には、傾斜背面16と略同一の形状を有する表示ユニット20が、スライドレール28,28(図3参照)を介してカメラ背面に沿って上下方向にスライド可能に設置されている。
図2は、この実施の形態に係るカメラの表示ユニットがカメラの背面16側に収容されているときの背面16の構成を示す図である。カメラ2の傾斜背面16上に設置された表示ユニット20には、LCDタッチパネルからなる第1表示部22が設置されている。第1表示部22には、後述する撮像素子110によって撮像されたリアルタイム画像であるスルー画像、過去に撮像され記録媒体に記録された画像の再生画像、撮影モードや撮影条件等の情報の表示を行なうメニュー画面等が電気的に表示される。なお、メニュー画面等において表示されている項目の選択は、選択項目の表示位置を直接指で触れることで行なうことができる。
図3は、この実施の形態に係るカメラの表示ユニットがカメラの上面10より突出しているときの外観を示す斜視図である。表示ユニット20は、装置本体4の傾斜背面16上を上方へスライドし、装置本体4の上面10から一部が突出した状態にある。この図に示すように、表示ユニット20の第1表示部22が形成されている面とは反対側の面である裏面20aには、表示ユニット20内に収容されている光源32(図5参照)から発光される照明光を透過させるフラッシュ窓26,26及び表示ユニット20が傾斜背面16上をスライドする際に使用されるスライドレール28,28が設置されている。なお、光源32としては、キセノン管であってもLEDであっても良いが、本実施形態ではLEDを使用するものとして説明する。また、フラッシュ窓は1つでも3つ以上であっても良い。
図4は、この実施の形態に係るカメラの表示ユニット20がカメラの上面10から突出しているときの背面の構成を示す図である。なお、図4は、表示ユニット20を傾斜背面16上を最上部までスライドさせた状態を示している。表示ユニット20を最上部までスライドさせることにより露出した傾斜背面16には、LCDタッチパネルからなる第2表示部30が設置されている。第2表示部30には、被写体のスルー画像、撮影画像の再生画像、メニュー画面等が電気的に表示され、表示されている項目の選択は、選択項目の表示位置を直接触れることで行なうことができる。なお、傾斜背面16の上部16aには、表示ユニット20をスライド移動させ、任意の位置において固定する可動機構としてのスライド機構150(図6参照)が設置されている。即ち、スライド機構150は、表示ユニット20を装置本体4の傾斜背面16上で上下方向にスライド移動させて、図1及び図2に示すような、表示ユニット20が完全に傾斜背面16側に収容されている第1状態と、図3及び図4に示すような、表示ユニット20の少なくとも一部が装置本体4の上面10から突出している第2状態とに切り替えることができる。なお、表示ユニット20がスライド範囲の最上部以外の位置において固定され、第2表示部30の一部のみが露出している場合でも、当該露出部分にメニュー画面等を表示させてカメラ2を使用することも可能である。
図5は、この実施の形態に係る表示ユニットの構成を示す断面図である。ここで、図5は、カメラ2の撮影レンズ8の光軸に平行な鉛直面による断面図である。表示ユニット20の裏面20aの上部に設けられたフラッシュ窓26はフレネルレンズで形成されており、表示ユニット20内に設置されたLED32から発光される照明光を、カメラ2の前方へ向けて射出する。LED32は、フラッシュ窓26に接して設けられたLEDケース34内に固定されており、白色LEDから構成されている。なお、LEDケース34の表面は反射面になっている。
図6は、この実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。カメラ2の各部を統括的に制御するCPU100には、CPU100への電力供給のオン・オフを切り替える電源スイッチ12、レリーズ動作を指示するシャッタボタン14、照明光を発光するLED32、CCDまたはCMOS等により構成され、撮影レンズ8を介して入射した被写体光を撮像信号に変換する撮像素子110が接続されている。
また、CPU100には表示制御部120、タッチ検出部122が接続されている。表示制御部120は、第1表示部22及び第2表示部30に表示されるスルー画像、再生画像、メニュー画面等の表示制御を行い、タッチ検出部122は、カメラ2の使用者による第1表示部22及び第2表示部30へのタッチ操作を検出する。CPU100に接続されている検出部130は、スライド機構150内に設けられており、表示ユニット20のカメラ2の上面10からの突出状態に関する情報(以下、突出情報という。)、即ち表示ユニット20の傾斜背面16上におけるスライド量を検出する。また、CPU100に接続されている測距部140は、被写体距離等の被写体までの距離に関する情報(以下、距離情報という。)を測定する。
また、CPU100には可動量算出部160、配向制御部170が接続されている。可動量算出部160は、測距部140により測定された距離情報に基づいて、被写体に対して良好な配向状態の照明光を発光できるLED32の配置位置を算出し、当該配置位置にLED32を配置すべく、スライド機構150による表示ユニット20のスライド移動量を算出する。配向制御部170は、可動量算出部160によって算出されたスライド移動量に従ってスライド機構150を動作させて、LED32から発光される照明光の配向状態を制御する。
次に、図7のフローチャートを参照して、この実施の形態に係るカメラのフラッシュ撮影時に実行される処理について説明する。まず、カメラ2の電源スイッチ12がオフの状態では、表示ユニット20は、装置本体4の背面側に収容された第1状態にある(図1参照)。カメラ2の電源スイッチ12が操作されて電源オン状態になると(ステップS12)、配向制御部170がスライド機構150を駆動して表示ユニット20をカメラ2の上方へスライド移動し、装置本体4の上面から一部が突出した第2状態に表示ユニット20を配置する(ステップS14)。このときのスライド移動量は、例えば、傾斜背面16に設けられた第2表示部30の下半分が露出する程度でよい。なお、本実施形態では上述のように、電源スイッチのオンで表示ユニット20が自動的に上方へスライド移動するものとしている。しかし、これに限らず、電源スイッチのオンでは表示ユニット20のスライド移動は行わず、使用者により、表示ユニット20がマニュアルでスライド操作されるのを待機する動作フローにしても良い。また、後述のステップS16におけるフラッシュ撮影モードの選択操作がされると表示ユニット20を自動的に上方へスライドさせるようにしても良い。以上のようにして表示ユニット20が第2状態に配置されると、表示ユニット20が備える第1表示部22の全面に被写体のスルー画像が表示され、第2表示部30の露出した部分に、シャッタ速度、絞り値、フラッシュ使用の有無等の撮影条件の表示/設定画面が表示される。
使用者がフラッシュ撮影モードを選択すると(ステップS16)、CPU100は、測距部140を用いて被写体までの距離情報を測定する(ステップS18)。次に、CPU100は、検出部130を用いて表示ユニット20の突出情報を検出する(ステップS20)。距離情報の測定及び突出情報の検出が終了すると、可動量算出部160は、当該距離情報及び突出情報に基づいて、被写体に対して良好な配向状態の照明光を発光することができるスライド位置にLED32を配置すべく、スライド機構150による表示ユニット20のスライド量を算出する(ステップS22)
次に、配向制御部170は、スライド機構150を駆動し、表示ユニット20を可動量算出部160によって算出されたスライド量だけスライド移動して突出状態を変更する(ステップS24)。スライド機構150による移動が終了すると、フラッシュ発光準備の完了を知らせる表示が例えば第2表示部30内に表示される。なお、表示ユニット20の移動が完了するまでは、シャッタボタン14が操作されてもレリーズ動作が実行されることはない。フラッシュ発光準備の完了表示が表示された後に、シャッタボタン14が操作されると(ステップS26)、LED32から照明光が発光される。発光された照明光は、フラッシュ窓26を透過して被写体を照明し、照明された被写体からの被写体光が撮影レンズ8を介して撮像素子110に送光され、撮像素子110から出力された撮像信号に基づく1フレーム分の画像データが記憶されることにより被写体の撮影が行なわれる(ステップS28)。
フラッシュ撮影の終了後、第2表示部30に表示されている撮影条件設定画面においてフラッシュ撮影モードの終了が選択されると(ステップS30)、配向制御部170がスライド機構150を駆動して、フラッシュ撮影開始前の位置まで表示ユニット20をスライド移動させる。なお、ステップS30においてフラッシュ撮影モードの終了が選択されない場合には、ステップS18に戻り、測距部140による被写体までの距離情報の測定が再び開始される。また、カメラ2の使用を終了するべく電源スイッチ12が操作されると、電源オフ処理が実行され(ステップS32)、スライド機構150が表示ユニット20を下方へスライドして傾斜背面16側に収容する(ステップS34)。
この第1の実施の形態に係るカメラによれば、表示ユニット20の突出状態を変更することにより、LED32の発光時の配置位置(換言すれば表示ユニット20のスライド(突出)位置)を制御して、LED32から発光される照明光の配向状態を適切に制御することができる。従って、被写体に対して適切な照明を行なって良好な撮影を行なうことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置としてのカメラについて説明する。なお、第2の実施の形態に係るカメラは、照明光を発光する発光部を回転させる回転機構及び当該回転機構による回転量を算出する回転量算出部を有している点で第1の実施の形態に係るカメラとは異なるが、これらの点以外は、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成を備えている。従って、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成については説明を省略する。また、この第2の実施の形態に係るカメラの説明においては、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成には第1の実施の形態で用いた符号と同一の符号を付して説明を行なう。
図8は、この実施の形態に係る表示ユニットの構成を示す断面図である。なお、図8は、カメラ2の撮影レンズ8の光軸に平行な鉛直面による断面図である。表示ユニット20の内部には、裏面20aに設けられたフラッシュ窓26に接するように、内部にLED32を有するLEDケース36が設けられている。LED32は、LEDケース36のフラッシュ窓26に対向する面であるLED設置面38に設けられている。また、LED設置面38は、LED設置面38の後方に設けられた回転機構40によって、図8に示す矢印の方向に回転可能に設置されている。即ち、回転機構40によってLED設置面38を回転させることにより、フラッシュ窓26から射出した照明光の配向状態を制御することができる。
図9は、この実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。図9に示すように、この実施の形態に係るカメラのシステム構成においては、カメラ2が備えるCPU100に回転量算出部180が接続されていると共に、配向制御部170に回転機構40が接続されている。回転量算出部180は、測距部140により測定された距離情報及び検出部130により検出された突出情報に基づいて、被写体に対して良好な配向状態の照明光が発光されるような配置角度にLED32を配置すべく、LED32の表示ユニット20に対する回転量、即ち回転機構40によるLED設置面38の回転量を算出する。また、配向制御部170は、回転量算出部180によって算出された回転量に従って回転機構40を動作させる。
次に、図10のフローチャートを参照して、この実施の形態に係るカメラの使用時に実行される処理について説明する。なお、図10におけるステップS12〜S20まで、及びステップS26〜S34までは、第1の実施の形態において実行される処理(図7参照)と同様なので説明は省略する。
測距部140による距離情報の測定及び検出部130による突出情報の検出が終了すると、回転機構40に設けられている図示しないロータリエンコーダによりLED設置面38の回転角度が検出される(ステップS200)。次に、距離情報、突出情報及びLED設置面38の回転角度に基づいて、可動量算出部160により表示ユニット20のスライド量を算出し(ステップS210)、回転量算出部180により被写体に対して良好な配向状態の照明光を発光することができる角度にLED32を配置すべく、LED設置面38の表示ユニット20に対する回転量を算出する(ステップS220)。
次に、配向制御部170は、スライド機構150を駆動して算出されたスライド量だけ表示ユニット20をスライド移動させると共に(ステップS230)、回転機構40を駆動して算出された回転量だけLED設置面38を回転させる(ステップS240)。LED設置面38の回転が終了すると、フラッシュ発光準備の完了を知らせる表示が例えば第2表示部30内に表示されるため、使用者はシャッタボタン14を操作することにより、被写体の撮影を行なうことができる。
この第2の実施の形態に係るカメラによれば、表示ユニット20の突出状態を変更し、LED32の表示ユニット20に対する角度を制御することにより、LED32の発光時の配置状態を制御して、LED32から発光される照明光の配向状態を適切に制御することができる。従って、被写体に対して適切な照明を行なって良好な撮影を行なうことができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置としてのカメラについて説明する。なお、第3の実施の形態に係るカメラは、表示ユニットを第1状態と第2状態に切り替えるための可動機構として、表示ユニットを装置本体に対して回転駆動させる可動機構を有している点で第2の実施の形態に係るカメラとは異なるが、これらの点以外は、第2の実施の形態に係るカメラと同一の構成を備えている。従って、第3の実施の形態の説明においては、第2の実施の形態に係るカメラと同一の構成については説明を省略する。また、この第3の実施の形態に係るカメラの説明においては、第2の実施の形態に係るカメラと同一の構成には第2の実施の形態で用いた符号と同一の符号を付して説明を行なう。
図11は、この実施の形態に係るカメラの外観を示す側面図である。カメラ102は、表示ユニット20の配置状態を、装置本体4の傾斜背面16側に収容されている第1状態と、装置本体4の上面10から突出している第2状態とに切り替える可動機構として表示ユニット回転機構152を備えている。即ち、表示ユニット20は、カメラ102に対して、図11に示す矢印方向に回転自在に装着されている。表示ユニット20が、図11において一点鎖線で示すようなカメラ背面に収納された第1状態にある場合には、装置本体4の傾斜背面16が備える第2表示部30は、表示ユニット20によって完全に遮蔽されている。また、表示ユニット20が、図11において実線で示すようなカメラ上面に突出し照明撮影が可能な第2状態にある場合には、表示ユニット20が備えるフラッシュ窓26がカメラ102の前方(被写体側)に向かって露出し、第1表示部22及び第2表示部30がカメラ102の後方(カメラ背面側)に向かって露出している。
図12は、この実施の形態に係る表示ユニットの構成を示す断面図である。なお、図12は、カメラ102の撮影レンズ8の光軸に平行な鉛直面による断面図である。LED32が設置されているLED設置面38は、LED設置面38の背面側に設けられた回転機構40によって、図12に示す矢印の方向に回転可能に設けられている。即ち、この実施の形態に係るカメラにおいては、表示ユニット回転機構152によって表示ユニット20を回転して、図12に角度αで示す表示ユニット20の傾斜角、ひいてはフラッシュ窓26の傾斜角を変化させると共に、回転機構40によってLED設置面38を回転して、図12に角度βで示すLED設置面38の傾斜角を変化させることで、フラッシュ窓26から射出される照明光の配向状態を制御することができる。
図13は、この実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。この実施の形態においては、配向制御部170に表示ユニット回転機構152が接続されている。CPU100に接続されている可動量算出部160は、測距部140により測定された距離情報や検出部130により検出された突出情報(換言すれば表示ユニット20のカメラ本体に対する回転量)に基づいて、被写体に対して良好な配向状態の照明光が発光される配置位置にLED32を配置すべく、表示ユニット回転機構152による表示ユニット20の回転量、即ち図12に示す角度αを算出する。配向制御部170は、可動量算出部160によって算出された回転量に従って表示ユニット回転機構152を動作させる。
また、CPU100に接続されている回転量算出部180は、測定された距離情報や検出された突出情報に基づいて、被写体に対して良好な配向状態の照明光が発光される配置角度にLED32を配置すべく、LED32の表示ユニット20に対する回転量、即ち図12に示す角度βの変化量を算出する。そして、配向制御部170は、回転量算出部180によって算出された回転量に従って回転機構40を動作させ、LED設置面38を所定の角度に配置する。
次に、図14のフローチャートを参照して、この実施の形態に係るカメラの使用時に実行される処理について説明する。まず、カメラ102の電源がオフの状態では、表示ユニット20は、カメラ102の装置本体4の背面側に収容された第1状態にある(図11の一点鎖線参照)。カメラ102の使用者が、手動で表示ユニット20を回転して表示ユニット20が装置本体4から突出した第2状態にすると(ステップS100)、第1表示部22及び第2表示部30が共に露出し、カメラ102の電源がオンされる(ステップS102)。なお、電源のオン/オフの切り替えは、表示ユニット20を装置本体4から突出させた後に、カメラ102が備える電源スイッチ12を操作して行なうように構成してもよい。
カメラ102が電源オン状態になると、第1表示部22の全面に被写体のスルー画像が表示され、第2表示部30には撮影条件の表示/設定画面が表示される。そして、フラッシュ撮影モードが選択されると(ステップS104)、カメラ102が備えるCPU100は、測距部140を用いて被写体までの距離情報を測定し(ステップS106)、検出部130を用いて表示ユニット20の突出情報、即ち表示ユニット20の傾斜角αを検出する(ステップS108)。次に、CPU100は、配向制御部170を解して接続されている回転機構40に設けられている図示しないロータリエンコーダにより、LED32の表示ユニット20に対する角度、即ちLED設置面38の傾斜角βを検出する(ステップS110)。距離情報の測定、傾斜角α及びβの検出が終了すると、可動量算出部160は、これらの情報に基づいて、被写体に対して良好な配向状態の照明光を発光することができる位置にLED32を配置すべく、表示ユニット回転機構152による表示ユニット20の回転量を算出する(ステップS112)。また、回転量算出部180は、これらの情報に基づいて、被写体に対して良好な配向状態の照明光を発光することができる角度にLED32を配置すべく、回転機構40によるLED設置面38の回転量を算出する(ステップS114)。
次に、配向制御部170は、表示ユニット回転機構152を駆動して表示ユニット20を算出された回転量だけ回転させると共に(ステップS116)、回転機構40を駆動して算出された回転量だけLED設置面38を回転させる(ステップS118)。表示ユニット20及びLED設置面38の回転が終了すると、フラッシュ発光準備の完了を知らせる表示が例えば第2表示部30内に表示される。そして、シャッタボタン14が操作されると(ステップS120)、LED32から照明光が発光され、照明された被写体の撮影が行なわれる(ステップS122)。
フラッシュ撮影の終了後、第2表示部30に表示されている撮影条件設定画面においてフラッシュ撮影モードの終了が選択されると(ステップS124)、配向制御部170が表示ユニット回転機構152を駆動して、フラッシュ撮影開始前の位置まで表示ユニット20を回転させる。なお、ステップS124においてフラッシュ撮影モードの終了が選択されない場合には、ステップS106に戻り、測距部140による被写体までの距離情報の測定が再び開始される。また、カメラ102の使用を終了する場合には、表示ユニット20を手動で回転して傾斜背面16側に収容された第1状態にすると(ステップS130)、電源オフ処理が実行される(ステップS132)。なお、電源スイッチ12を操作することにより、カメラ102の電源をオフにできるようにしてもよい。
この第3の実施の形態に係るカメラによれば、表示ユニット20の突出状態を変更し、当該突出状態及び被写体までの距離情報に基づいて、LED32の表示ユニット20に対する角度を制御することにより、LED32から発光される照明光の配向状態を適切に制御することができる。従って、被写体に対して適切な照明を行なって良好な撮影を行なうことができる。
なお、上述の第1及び第2の実施の形態においては、カメラ2の電源がオンになると、配向制御部170がスライド機構150を駆動して表示ユニット20をカメラ2の上方へスライド移動させる構成としているが、このような構成に限られず、例えばカメラ2の使用者が表示ユニット20を手動でスライドさせ、装置本体4の傾斜背面16に設けられた第2表示部30が露出したときにカメラ2の電源がオンになるように構成してもよい。
また、上述の実施の形態においては、傾斜背面16に設けられた第2表示部30は傾斜背面16に対して固定されているが、このような構成に限られず、例えば傾斜背面16上でスライドや回転ができるように構成してもよい。
なお、本実施形態では、撮影者の第2表示部30に対する視認性を鑑みて背面を傾斜させた構造にしたが、本発明はこれに限られるものではない。カメラ背面を撮影レンズ光軸にほぼ垂直に形成し、第2表示部30もその光軸に略垂直な面に配設させたカメラにおいても本発明は適用可能である。また、上記実施形態ではレンズ交換式のカメラについて説明したが、本発明はこれに限られず、レンズ一体式カメラにも適用可能である。
第1の実施の形態に係る表示ユニットが収容されているときのカメラの外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る表示ユニットが収容されているときのカメラの背面の構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る表示ユニットが突出しているときのカメラの外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る表示ユニットが突出しているときのカメラの背面の構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る表示ユニットの構成を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るカメラのフラッシュ撮影時に実行される処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る表示ユニットの構成を示す断面図である。 第2の実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係るカメラのフラッシュ撮影時に実行される処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る表示ユニットの構成を示すカメラの側面図である。 第3の実施の形態に係る表示ユニットの構成を示す断面図である。 第3の実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係るカメラのフラッシュ撮影時に実行される処理を示すフローチャートである。
符号の説明
2,102…カメラ、4…装置本体、6…前面、8…撮影レンズ、10…上面、16…傾斜背面、20…表示ユニット、20a…裏面、22…第1表示部、26…フラッシュ窓、28…スライドレール、30…第2表示部、32…LED、38…LED設置面、40…回転機構、100…CPU、110…撮像素子、120…表示制御部、130…検出部、140…測距部、150…スライド機構、152…表示ユニット回転機構、160…可動量算出部、170…配向制御部

Claims (7)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体の前面側に設けられた撮影レンズを介して被写体からの光を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子で撮像した画像又は情報を電気的に表示可能な表示部を備え、且つ該表示部と共に、前記装置本体の前記前面側とは反対側である背面側に収容した第1状態と、該装置本体の上面から突出せしめた第2状態とに切り替え可能であり、前記装置本体の前記上面からの突出状態を変更可能な表示ユニットと、
    前記表示ユニットの前記表示部の設置面とは反対側に設けられ、前記被写体を照明する照明光を発光する発光部と
    前記表示ユニットの前記突出状態に関する情報を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記情報に基づいて、前記発光部から発光される前記照明光の配向状態を制御する配向制御部と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記表示ユニットを前記第1状態と第2状態とに切り替えるために、前記装置本体の背面に沿ってスライド移動する可動機構を有し、
    前記検出部は、前記表示ユニットの前記背面上でのスライド量を検出し、
    前記配向制御部は、前記検出部により検出された前記スライド量に基づいて、前記配向状態を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示ユニットを前記第1状態と前記第2状態とに切り替えるために、前記装置本体に対して回転駆動する可動機構を有し、
    前記検出部は、前記表示ユニットの前記装置本体に対する回転量を検出し、
    前記配向制御部は、前記検出部により検出された前記回転量に基づいて、前記配向状態を制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 被写体までの距離に関する情報を測定する測定部と、
    前記測定部により測定された前記情報に基づいて、前記可動機構によるスライド量又は前記回転量を算出する可動量算出部とを備え、
    前記配向制御部は、前記可動量算出部により算出されたスライド量又は回転量に従って前記可動機構を動作させることを特徴とする請求項2又は3記載の撮像装置。
  5. 前記発光部は、前記表示ユニットに対して回転可能に設けられていることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記測定部により測定された前記情報と前記検出部により検出された前記表示ユニットの前記突出状態に関する情報とに基づいて、前記発光部の前記表示ユニットに対する回転量を算出する算出部を有し、
    前記配向制御部は、前記算出部で算出された前記回転量に基づいて、前記発光部を回転制御することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記装置本体の前記背面側には、情報を電気的に表示可能な第2表示部が設けられており、
    前記表示ユニットは、前記第1状態のときには、前記第2表示部を遮蔽し、前記第2状態のときには、前記第2表示部の少なくとも一部を露出することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の撮像装置。
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