JP5195028B2 - 微小電子機械素子及び微小電子機械素子アレイ - Google Patents

微小電子機械素子及び微小電子機械素子アレイ Download PDF

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Description

本発明は微小電子機械素子に係り、特にMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を用いて作成される微小なミラーを傾斜させる機構を有する微小電子機械素子に関する。
MEMS技術を用いて作成される微小構造の光学システムにおいて、電気信号に変換することなく、直接光でスイッチングを行なう光スイッチが用いられる。そのような光スイッチは、部品点数の削減や高速のスイッチングを達成するうえで有利であり、重要な素子である。特に、微細加工技術(マイクロマシニング)を用いて作成される多チャネルマイクロミラー素子は小型化、高集積化が可能であり、開発が進められている。
マイクロミラー素子の駆動部において、特にバーティカル櫛型電極により形成されたアクチュエータは、低電圧で大きな振れ角(偏向角)が得られることが知られている。図1は、バーティカル櫛型電極により形成されたアクチュエータを有するマイクロミラー素子の平面図である。図1(a)はマイクロミラー素子の平面図であり、図1(b)は図1(a)におけるI−I線に沿った断面図であり、図1(c)は図1(a)におけるII−II線に沿った断面図である。
図1に示すマイクロミラー素子は、光を反射するミラー1aが表面に形成された可動部1を有する。可動部1は1対のトーションバー2により内側フレーム3に対して揺動可能に支持される。また、内側フレーム3は一対のトーションバー4により外側フレーム5に対して揺動可能に支持される。
可動部1と内側フレーム3とが対向する部分に垂直櫛型電極アクチュエータ6が形成される。垂直櫛型電極アクチュエータ6を駆動することにより、可動部1を内側フレーム3に対して傾斜させることができる。トーションバー2はねじれ変形可能なように小さな幅の梁として形成されている。
また、内側フレーム3と外側フレーム5とが対向する部分にも垂直櫛型電極アクチュエータ7が形成される。垂直櫛型電極アクチュエータ7を駆動することにより、内側フレーム3を外側フレーム5に対して傾斜させることができる。トーションバー4はねじれ変形可能なように小さな幅の梁として形成されている。
以上のように、可動部1と内側フレーム3とを傾斜させることにより、可動部1のミラー1aを任意の方向に傾斜させることができる。これにより、ミラー1aに入射する光を、360度の任意の方向に反射することができる。
上述のマイクロミラー素子は、SOI(シリコン・オン・インシュレータ)基板を用いて作成することができる。SOI基板は、厚さ数μmのSiO層を数百μmのSi層で挟み込んで形成した基板である。ミラー1aは、例えば反射率の高いAu層を可動部1の表面に形成することで設けられる。
マイクロミラー素子は、通常、配線基板を介して光学装置の筐体(PKG)に固定されるか、あるいは筐体(PKG)に直接固定される。図2は、配線基板を介して筐体(PKG)に固定されたマイクロミラー素子の断面図である。
図2において、マイクロミラー素子の外側フレーム5は接合材10により配線基板11に固定される。接合材10としては、外側フレーム5と配線基板11との間の電気的導通が必要な場合は、Auボールバンプ、半田、Agペースト等が用いられる。あるいは、外側フレーム5と配線基板11との間の電気的導通が必要では無い場合は、樹脂等の接着剤を接合材10として用いることができる。外側フレーム5の接合材10により固定される部分は、通常、図1(a)に示す四角形の外側フレーム5の四隅部分や、外側フレーム5の対向する外側2辺の近傍である。
また、マイクロミラー素子が固定された配線基板11は、接合材12により筐体(PKG)13に固定される。筐体(PKG)13は、一般的にステンレス鋼等の金属で形成される。
図2に示すようなマイクロミラー素子の固定構造において、外側フレーム5に応力が加わり僅かに変形するおそれがある。例えば、接合材10が硬化する際に収縮すると外側フレーム5に応力が発生する。あるいは、マイクロミラー素子の周囲温度が変化すると、マイクロミラー素子の熱膨張率と配線基板11や筐体(PKG)の熱膨張率との差に起因して応力が外側フレーム5に発生する。特に、外側フレーム5と内側フレーム3との間に延在するトーションバー4の幅は小さいため、外側フレーム5に応力が発生すると、トーションバー4が変形しやすい。
トーションバー4が変形すると、トーションバー4を含む部分のねじれ振動系における共振周波数が変化してしまい、マイクロミラー素子の特性が変化するという問題が生じる。この問題は、接合材10で固定される外側フレーム5と内側フレーム3とを連結するトーションバー4で発生し、接合材で固定されない内側フレーム3と可動部1とを連結するトーションバー2ではほとんど問題は生じない。
以上のように、マイクロミラー素子のような微小電子機械素子では、取り付け構造に起因して素子に応力が発生し、その応力により素子の特性が変化するという問題がある。
そこで、MEMS技術を用いたジャイロセンサにおいて、応力緩和溝を設けることで支持基板におけるY方向(幅方向)の内部応力を低減することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、マイクロマシニング技術を用いて形成される微小光学部品において、特に微小なミラーを捻り梁を回転軸として往復振動させる構造をとる場合、ミラー基板に分割溝を形成することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。さらに、振動電極板にスリット状のエッチングホールを設けて、振動電極板に発生する内部応力を逃がすことで、振動板の共振周波数の変動を抑制することが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2005−292117号公報 特開2004−37886号公報 特開2006−157863号公報
上述のマイクロミラー素子のような微小電子機械素子では、駆動部分の構成や取り付け部分の構成が種々あり、固定方法や位置と駆動部分との配置関係で最適に応力を緩和する方法を採用することが好ましい。
そこで、上述のマイクロミラー素子のように外側フレーム5を接合材で固定しても、トーションバー4に応力がほとんど作用しないような構造を有する微小電子機械素子の開発が望まれている。
可動部が設けられた内側フレームと、該内側フレームの周囲に設けられ、接合材により固定される固定部分を有する外側フレームと、該外側フレームと前記内側フレームとの間に設けられ、前記内側フレームを前記外側フレームに対して揺動可能に支持する第1のトーションバーと、前記外側フレームにおいて該トーションバーの近傍に形成された第1の開口とを有する微小電子機械素子であって、該第1の開口は、前記外側フレームの前記固定部分と前記第1のトーションバーとの間に位置し、前記第1の開口は、前記固定部分の任意の位置から前記第1のトーションバーに直線を引いた際に、該直線上に必ず存在するような位置及び形状である微小電子機械素子が提供される。
また、上述の微小電子機械素子が複数個整列して一枚の基板に形成された微小電子機械素子アレイであって、前記第1の開口は該複数の微小電子機械素子の整列方向に沿って延在する一つの縦長開口として形成される微小電子機械素子アレイが提供される。
外側フレームの固定部分で発生した応力は、第1の開口により阻止された第1のトーションバーに伝播することが無い。したがって、外側フレームの固定部分で発生した応力が発生しても第1のトーションバーは変形することなく、第1のトーションバーを含むねじれ振動系の共振周波数は一定に維持される。これにより、微小電子機械素子の特性の変動を抑制することができる。
まず、第1実施形態による微小電子機械素子について説明する。図3は第1実施形態による微小電子機械素子の一例であるマイクロミラー素子の平面図である。図3において図1に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は適宜省略する。
図3に示すマイクロミラー素子は、可動部1の構造、トーションバー2,4による支持構造、垂直櫛型電極アクチュエータ6,7による駆動機構等の部分において図1に示すマイクロミラー素子と同様である。ただし、図3に示すマイクロミラー素子は、外側フレーム5に開口20(第1の開口に相当する)が形成されている点が、図1に示すマイクロミラー素子とは異なる。トーションバー4は第1のトーションバーに相当し、トーションバー2は第2のトーションバーに相当する。開口20は、外側フレーム5を配線基板に固定した際に生じる応力を緩和して第1のトーションバー4に応力の影響が及ばないようにするために設けられる。
外側フレーム5は、図3において点線で囲んだ領域において、接合材10により配線基板11に接合され固定される。外側フレーム5において接合材10により固定される部分は、トーションバー4が延在する部分より外側の部分である。すなわち、トーションバー4の延長方向の外側に延在する外側フレーム5の辺5aに沿って接合材10が設けられる。開口20は、接合材10で固定される部分とトーションバー4の間に延在するように形成される。
外側フレーム5の接合材10で固定される部分とトーションバー4との間に開口20が延在していると、接合材10で固定される部分の収縮や膨張等で外側フレーム5に応力が発生しても、その応力は開口20により遮断されてトーションバー4に伝わらない。これにより外側フレーム5に生じる応力によりトーションバー4が変形することを抑制することができる。したがって、接合材10で固定される部分に起因した応力によりトーションバー4を含む捻り振動系の共振周波数が変動するこが防止され、マイクロミラー素子の特性を一定に維持することができる。
図3に示すように接合材10で固定される部分が外側フレーム5の辺5aに沿った領域である場合、開口20も接合材10で固定される部分に沿って細長い形状となる。すなわち、接合材10で固定される部分とトーションバー4とを結ぶ線の間に開口20が延在するように開口20の形状及び位置が設定される。接合材10で固定される部分における任意の位置と、トーションバー4と外側フレーム5の接続位置とを直線で結んだ場合、それらの間に必ず開口20が存在するように開口20の長さが設定される。これにより、外側フレーム5で応力が発生する部分とトーションバー4との間に必ず開口20が存在し、開口20によりトーションバー4への応力の伝播が阻止される。
開口20の幅に関しては、特に限定する要素は無いが、外側フレーム5の強度を考慮すると開口20の幅は小さいほうが好ましい。開口20が単なる切り込みであると切り込みの両側が接触して応力が伝播するおそれがあるので、ある程度の幅を有する細長い開口とすることが好ましい。
図3における2つの開口20のうち、右側の開口20は細長い長方形に形成されており、その四隅の形状は直角である。一方、左側の開口20は、その四隅が直角ではなく丸みが付けられている。開口20の直角の四隅には応力が集中しやすく、四隅を起点として割れが発生しやすいので、丸みを設けて応力の集中を抑制することで割れの発生を防止することができる。したがって、開口20の四隅には丸みを付けることが好ましい。なお、開口の隅に丸みを付けることが好ましいことは、以下の実施形態における開口のいずれにもあてはまる。
図3に示す例では、接合材10で固定される部分が外側フレーム5の対向する2辺5aに沿った領域であるが、外側フレーム5の外側の4辺に沿って固定する部分を設けることとしてもよい。この場合、図5に示すように、辺5aに直交する辺5bに沿った領域も接合材10で固定される。したがって、辺5bと垂直櫛歯電極アクチュエータ7との間にも開口20と同様の開口21(第2の開口に相当する)が設けられる。
図5に示す例の場合、辺5bの内側にはトーションバーが接続されるわけではなく、垂直櫛歯電極アクチュエータ7が形成されている。したがって、辺5b側に形成された開口21は開口20とは異なり、トーションバーへの応力の伝播を阻止するためのものではない。ただし、垂直櫛歯電極アクチュエータ7の櫛歯電極間のギャップを維持する効果を有する。すなわち、垂直櫛歯電極アクチュエータ7の近傍において外側フレーム5が変形すると、櫛歯電極間のギャップが変化するおそれがあるが、開口21を設けることで櫛歯電極が形成された部分への応力の伝播を阻止することができる。これにより、櫛歯電極が形成された部分の変形が防止され、外側フレーム5の固定部分に応力が発生しても、垂直櫛歯電極アクチュエータ7の櫛歯電極間のギャップを維持することができる。
図6は図5に示す例において、開口20と開口21の間にさらに開口22(第3の開口に相当する)を設けた例を示す平面図である。図5に示す例では、外側フレーム5の4隅の部分において、接合材10で固定される外側の部分とトーションバー4に接続され且つ櫛歯電極が形成される内側の部分とが繋がっている。この内側の部分には極力応力を伝播させないことが好ましい。そのために、図6に示す例では外側フレーム5の4隅の部分において、開口20と開口21の間に開口22が設けられる。
図6に示す例を見ると、外側フレームのうち、接合材10で固定される部分である外側の枠状の部分と、トーションバー4に接続され且つ櫛歯電極が形成される内側の枠状の部分とが、開口20,21,22により分離された状態となる。そして、開口20,21,22の間の部分が、外側の枠状の部分と内側の枠状の部分とを接続する梁として機能していると見なすこともできる。すなわち、外側フレーム5を内側の枠状の部分と外側の枠状の部分とに分けて梁で接続し、外側の枠状の部分を固定部分としたと考えることもできる。
次に、第2実施形態による微小電子機械素子について説明する。図7は第2実施形態による微小電子機械素子の一例であるマイクロミラー素子の平面図である。図7において図3に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は適宜省略する。
図7に示すマイクロミラー素子の外側フレーム5には、図3に示す直線状の細長い開口20の代わりに半円形状の細長い開口23が設けられている。半円形状の細長い開口23を形成することにより、開口を小さな範囲に収めても、トーションバー4と固定部分との間に半円形状の細長い開口23(第1の開口に相当する)が存在することになる。すなわち、外側フレーム5の固定部分(点線で囲んだ領域)の任意の位置とトーションバー4とを結んだ直線上に、必ず開口23が存在する。したがって、図7に示す半円形状の開口23であっても、上述の第1実施形態における直線状の細長い開口20と同様な効果を得ることができる。
なお、開口23は半円形状に限られることなく、トーションバー4を包囲するような形状であればよい。例えば、開口23を、トーションバー4側が凹となった湾曲形状、あるいはコの字形状とすることもできる。
次に、第3実施形態による微小電子機械素子について説明する。図8は第3実施形態による微小電子機械素子の一例であるマイクロミラー素子の平面図である。図8において図3に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は適宜省略する。
図8に示すマイクロミラー素子の外側フレーム5には、図3に示す直線状の細長い開口20の代わりに小さなスリット状の小開口24が複数設けられている。複数の小開口24は、外側フレーム5の固定部分(点線で囲んだ領域)の任意の位置からトーションバー4に向かって直線を引いたときに、少なくとも一つの小開口24がその直線上に存在するように配置される。大きな一つの開口20ではなく、複数の小さな小開口24とすることにより、外側フレームの強度を大きく低下せずに開口を設けることができる。したがって、図8に示す複数のスリット状の開口24であっても、上述の第1実施形態における直線状の細長い開口20と同様な効果を得ることができる。
次に、第4実施形態による微小電子機械素子について説明する。図9は第4実施形態による微小電子機械素子アレイの一例であるマイクロミラー素子アレイの平面図である。図9において図3に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は適宜省略する。
図9に示すマイクロミラー素子アレイでは、一枚の基板中に図3に示すマイクロミラー素子が2個並列して形成されている。2個のマイクロミラー素子の配列方向は、トーションバー2の延在方向である。したがって、トーションバー4はマイクロミラー素子の配列方向に垂直な方向に延在し、外側フレーム5の固定部分(点線で囲んだ領域)は、マイクロミラー素子の配列方向に沿った外側フレーム5の辺5aに沿って設けられる。
以上のように配列されたマイクロミラー素子を含むマイクロミラー素子アレイにおいて、外側フレームの辺5aとトーションバー4との間に細長い開口25が設けられる。開口25は辺5aおnほぼ全長さわたって延在し、整列した2個のマイクロミラー素子のトーションバー4を一つの開口25によりカバーする。すなわち、開口25は図3に示す開口20が2つ繋がった形状に相当する。外側フレーム5に開口25を設けることにより図3に示す開口20と同様な効果を得ることができる。
なお、図9に示す例では、一枚の基板中にマイクロミラー素子を2個形成しているが、マイクロミラー素子の数は2個に限られず、3個以上のマイクロミラー素子を整列して形成してマイクロミラー素子アレイとしてもよい。この場合、3個以上のマイクロミラー素子に対して、片側に一つの細長い開口を形成することとなる。
本明細所は以下の事項を開示する。
(付記1)
可動部が設けられた内側フレームと、
該内側フレームの周囲に設けられ、接合材により固定される固定部分を有する外側フレームと、
該外側フレームと前記内側フレームとの間に設けられ、前記内側フレームを前記外側フレームに対して揺動可能に支持する第1のトーションバーと、
前記外側フレームにおいて該第1のトーションバーの近傍に形成された第1の開口と
を有する微小電子機械素子であって、
該第1の開口は、前記外側フレームの前記固定部分と前記第1のトーションバーとの間に位置する微小電子機械素子。
(付記2)
付記1記載の微小電子機械素子であって、
前記第1の開口は、前記固定部分の任意の位置から前記第1のトーションバーに直線を引いた際に、該直線上に必ず存在するような位置及び形状である微小電子機械素子。
(付記3)
付記2記載の微小電子機械素子であって、
前記第1の開口は、前記外側フレームの外周に沿って形成された細長い長方形である微小電子機械素子。
(付記4)
付記2記載の微小電子機械素子であって、
前記第1の開口は、前記第1のトーションバーを包囲するような形状である微小電子機械素子。
(付記5)
付記4記載の微小電子機械素子であって、
前記第1の開口は、前記第1のトーションバーを中心とする細長い半円形状である微小電子機械素子。
(付記6)
付記2記載の微小電子機械素子であって、
前記第1の開口は前記固定部分と前記第1のトーションバーとの間に配列された複数の小開口を含み、
前記固定部分の任意の位置から前記第1のトーションバーに直線を引いた際に、少なくとも一つの該小開口が該直線上に存在する微小電子機械素子。
(付記7)
付記1記載の微小電子機械素子であって、
前記第1の開口の隅部に丸みが付けられている微小電子機械素子。
(付記8)
付記1記載の微小電子機械素子であって、
前記第1のトーションバーが延在する部分以外の部分において前記内側フレームと前記外側フレームとが対向する部分に垂直櫛歯電極アクチュエータが形成され、
該垂直櫛歯電極アクチュエータと前記外側フレームの固定部分との間における前記外側フレームに第2の開口が形成された微小電子機械素子。
(付記9)
付記1記載の微小電子機械素子であって、
前記外側フレームにおいて、前記第1の開口に直交して延在する第2の開口が形成され、且つ前記第1の開口と該第2の開口との間に第3の開口が形成され、
前記第1の開口、前記第2の開口、及び該第3の開口は、前記内側フレームを包囲するように配置される微小電子機械素子。
(付記10)
付記1記載の微小電子機械素子が複数個整列して一枚の基板に形成された微小電子機械素子アレイであって、
前記第1の開口は該複数の微小電子機械素子の整列方向に沿って延在する一つの縦長開口として形成される微小電子機械素子アレイ。
(付記11)
付記10記載の微小電子機械素子アレイであって、
前記第1のトーションバーは前記複数の微小電子機械素子の整列方向に直交する方向に延在し、
整列した前記複数の微小電子機械素子の前記内側フレームの両側における前記外側フレームに前記縦長開口が形成された微小電子機械素子アレイ。
(付記12)
ミラーを有する可動部と、
該可動部を包囲する内側フレームと、
前記可動部と該内側フレームの間に設けられ、前記可動部を前記内側フレームに対して揺動可能に支持する一対の第2のトーションバーと、
前記可動部と前記内側フレームとの間に形成された第2の垂直櫛歯電極アクチュエータと、
前記内側フレームを包囲する外側フレームと、
前記内側フレームと該外側フレームとの間に設けられ、前記内側フレームを前記外側フレームに対して揺動可能に支持する一対の第1のトーションバーと、
前記内側フレームと前記外側フレームとの間に形成された第1の垂直櫛歯電極アクチュエータとを有し、
前記外側フレームは接合材により外部に固定される固定部分を有し、
前記第1のトーションバーの各々と該固定部分との間における前記外部フレームに第1の開口が形成されたマイクロミラー素子。
バーティカル櫛型電極により形成されたアクチュエータを有するマイクロミラー素子の平面図である。 配線基板を介して筐体(PKG)に固定されたマイクロミラー素子の断面図である。 第1実施形態による微小電子機械素子の一例であるマイクロミラー素子の平面図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 四辺に沿って開口が設けられた外側フレームを有するマイクロミラー素子の平面図である。 四辺に沿った開口の間にさらに開口が設けられた外側フレームを有するマイクロミラー素子の平面図である。 第2実施形態による微小電子機械素子の一例であるマイクロミラー素子の平面図である。 第3実施形態による微小電子機械素子の一例であるマイクロミラー素子の平面図である。 第4実施形態による微小電子機械素子の一例であるマイクロミラー素子アレイの平面図である。
符号の説明
1 可動部
1a ミラー
2 トーションバー
3 内側フレーム
4 トーションバー
5 外側フレーム
5a,5b 辺
6,7 垂直櫛歯電極アクチュエータ
10,12 接合材
11 配線基板
13 筐体(PKG)
20,21,22,23,25 開口
24 小開口

Claims (5)

  1. 可動部が設けられた内側フレームと、
    該内側フレームの周囲に設けられ、接合材により固定される固定部分を有する外側フレームと、
    該外側フレームと前記内側フレームとの間に設けられ、前記内側フレームを前記外側フレームに対して揺動可能に支持する第1のトーションバーと、
    前記外側フレームにおいて該トーションバーの近傍に形成された第1の開口と
    を有する微小電子機械素子であって、
    該第1の開口は、前記外側フレームの前記固定部分と前記第1のトーションバーとの間に位置し、
    前記第1の開口は、前記固定部分の任意の位置から前記第1のトーションバーに直線を引いた際に、該直線上に必ず存在するような位置及び形状である微小電子機械素子。
  2. 請求項記載の微小電子機械素子であって、
    前記第1の開口は、前記第1のトーションバーを包囲するような形状である微小電子機械素子。
  3. 請求項記載の微小電子機械素子であって、
    前記第1の開口は前記固定部分と前記第1のトーションバーとの間に配列された複数の小開口を含み、
    前記固定部分の任意の位置から前記第1のトーションバーに直線を引いた際に、少なくとも一つの該小開口が該直線上に存在する微小電子機械素子。
  4. 請求項記1記載の微小電子機械素子が複数個整列して一枚の基板に形成された微小電子機械素子アレイであって、
    前記第1の開口は該複数の微小電子機械素子の整列方向に沿って延在する一つの縦長開口として形成される微小電子機械素子アレイ。
  5. 請求項記載の微小電子機械素子アレイであって、
    前記第1のトーションバーは前記複数の微小電子機械素子の整列方向に直交する方向に延在し、
    整列した前記複数の微小電子機械素子の前記内側フレームの両側における前記外側フレームに前記縦長開口が形成された微小電子機械素子アレイ。
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