JP5187401B2 - 粒子線治療装置 - Google Patents

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Description

この発明は、粒子線ビームを被検体に照射することで治療を行う粒子線治療装置に関し、特に治療中において、粒子線ビームの照射領域をモニタリングすることができる粒子線治療装置に関する。
ガン治療などでは、被検体の病変部に放射線を照射することがある。この様な放射線治療において、粒子線ビームを使用した粒子線治療装置が開発されてきている(例えば、非特許文献1参照)。
このような粒子線治療装置について説明する。従来の粒子線治療装置51は、図12に示すように、被検体Mを載置させる天板52と、粒子線ビームを照射する粒子線源53と、被検体Mの体内から発する消滅γ線対を検出する第1検出器リング54,および第2検出器リング55とを有している。粒子線源53は、両検出器リング54,55の挟まれる位置に配置している。そして、粒子線源53は、被検体Mの体軸を中心に被検体Mの周りを一周できるようになっている。すなわち、両検出器リング54,55の間に設けられた間隙は、粒子線ビームの通路となっている。
両検出器リング54,55の構成について説明する。第1検出器リング54は、ブロック状の放射線検出器61がリング状に配列されて構成される。この放射線検出器61は、図13に示すように、放射線を蛍光に変換するシンチレータ62と、蛍光を検出する光電子増倍管(以下、光検出器と呼ぶ)63を備えている。シンチレータ62は、直方体状のシンチレータ結晶Cが3次元的に配列されたものであり、光検出器63は、蛍光がいずれのシンチレータ結晶Cから発したものであるのか特定できるようになっている。すなわち、放射線検出器61は、放射線がシンチレータ62のどこに入射したのか特定ができるようになっている。なお、シンチレータ62の有する面のうち、光検出器63から最も離れた面を便宜上、入射面62aと呼ぶことする。
次に、従来の粒子線治療装置51の断面図を示す。図14に示すように、従来の粒子線治療装置51における両検出器リング54,55は、放射線検出器61を単純に配列した構成となっている。すなわち、シンチレータ62が両検出器リング54,55の内側を向く構成となっている。具体的には、シンチレータ62は、被検体Mの体軸方向Aにおける同一位置を向くような構成となっている。
粒子線治療装置51を用いて放射線治療を行うときは、天板52に載置された被検体Mに対して粒子線源53から粒子線ビームが照射される。粒子線源53は、粒子線ビームを照射しながら被検体Mの体軸周りを一周し、照射角度を変更しながら粒子線ビームを被検体Mに対して照射し続ける。粒子線は、被検体Mの体内でエネルギーを失う。その際に、粒子線がエネルギーを失った地点に位置する原子核は、β+崩壊を起こす核種に変換される。この原子核は、β+崩壊を起こし、陽電子を放出する。生じた陽電子は、その近傍に存在する電子に当たり、消滅する。そのときに、互いに180°反対方向に進む一対の消滅γ線対が生じる。この消滅γ線対は、被検体Mを貫通して両検出器リング54,55にて検出される。従来の粒子線治療装置51は、この消滅γ線対が生じた場所を特定することで、粒子線ビームがエネルギーを失った地点を推測する。粒子線ビームがエネルギーを失った地点では、その付近の細胞は破壊されていることになる。こうして、粒子線ビームが正確に被検体Mの病変部を狙っているかがわかる。消滅γ線対は、粒子線ビームに由来する放射線の一例である。
消滅γ線対が生じた場所を特定するという目的を達成するには、消滅γ線対の両方を検出しなけらばならない。消滅γ線対が検出された2つの地点を結んだ線(ライン・オブ・レスポンス:以下、適宜、LORと呼ぶ)を求めることで消滅γ線対の発生地点を特定するからである。
「アイ・トリプルイー・ニュークリア・サイエンス・シンポジウム・コンフェレンス・レコード」(Nuclear Science Symposium Conference Record)(米国)、2007年11月、第5号、p3688−3690
しかしながら、従来の構成によれば、以下のような問題点がある。
すなわち、従来の構成によれば、粒子線源53を通過させる通路を設ける必要があるので、消滅γ線対の検出感度が十分でないという問題点がある。すなわち、被検体Mの病変部の体軸方向Aにおける位置と、粒子線源53とは常に同一位置としなければならないという制約があるために、消滅γ線対の検出感度が犠牲となる。具体的には、検出器リングが有する消滅γ線対の検出感度は、消滅γ線対が検出器リングに入射した方向に強く依存する。
仮に、被検体Mの体軸方向Aについて第1検出器リング54と消滅γ線対が生じた消滅点との位置が同一であれば、消滅γ線対は、体軸方向Aについて略直角の角度で第1検出器リング54に進入する。すると、図15(a)に示すように、消滅γ線対の対をなす一γ線の内の一方は、シンチレータ62の入射面62aから入射し、光検出器63に向かう。すると、γ線が光検出器63に向かうまでにシンチレータ62の肉厚部を通過するので、γ線は、確実に蛍光に変換され、γ線の検出感度は、高いものとなる。
一方、粒子線治療装置51が有する両検出器リング54,55は、粒子線源53の通過する通路を避けて設けられている。被検体Mの病変部の体軸方向Aにおける位置と、粒子線源53とは、粒子線源53の回転に係らず常に同一位置としなければならないので、被検体Mの体軸方向Aにおける粒子線ビームがエネルギーを失う地点と、両検出器リング54,55の位置とは互いに異なっている。つまり、消滅γ線対は、体軸方向Aについて斜め方向から第1検出器リング54に進入する。すると、図15(b)に示すように、γ線は、シンチレータ62の入射面62aから光検出器63に向かうとは限らず、シンチレータ62の側面に向かうものが現れる。すると、消滅γ線対を構成するγ線の中には、シンチレータ62の肉厚部を迂回してシンチレータ62の側面から出射するものが現れる。この様なγ線は、蛍光に変換されることがないので、結局、放射線検出器61で検出されることはない。
つまり、消滅γ線対が体軸方向Aについて斜め方向から第1検出器リング54に進入すると、シンチレータ62が有する体軸方向Aの側端部においては、γ線の進路上のシンチレータ62の厚みが不足する。シンチレータ62の入射面62aから入射したγ線は、シンチレータ62の中央部を迂回し、直ちにシンチレータ62の側面に向かうからである。
粒子線治療装置51における被検体Mから放出されるγ線は、消滅γ線対を放出させるような放射性薬剤を被検体Mに投与して、その分布をイメージングするPET(Positoron Emission Tomography)装置と比べると、ごく僅かで、その線量は、例えば、PET装置の1/1000〜1/100程度である。
つまり、粒子線治療装置51において消滅γ線対の検出感度を向上させることは、被検体の病変部において消滅γ線対が生じていることを正確に確認することにつながり、有効な治療を行うことのできる粒子線治療装置51を開発する上で、重大な課題となる。
また、従来の構成によれば、2つの検出器リング54,55が備えられた構成となっている。検出器リングを2つ有することに起因して、粒子線治療装置51の製造コストは、増大することになる。かといって、検出器リングを単一なものとすると、消滅γ線対の両方のγ線を検出することができなくなる。
つまり、粒子線治療装置51においては、図16に示すように、被検体Mの体軸方向Aにおける位置Gを保った状態で進行する消滅γ線を測定することができれば、検出器リングは単一でよい。ところが、粒子線治療装置51においては、粒子線の通路を設ける必要があるので、位置Gに放射線検出器を配置することができない。つまり、位置Gを保った状態で進行する消滅γ線を検出することができない。これに代わって、進行方向が上記位置Gに沿わない消滅γ線対を検出することになる。図16に示すように、このような消滅γ線対のγ線の一方は、被検体Mの体軸方向Aにおける前方に向かって進行し、γ線の他方は、被検体Mの体軸方向Aにおける後方に向かって進行する。この様な消滅γ線対を単一の検出器リングで検出することは不可能である。検出器リングに備えられた放射線検出器の位置は、被検体Mの体軸方向Aについては、同一の位置となっているからである。結局、従来の構成によれば、検出器リングを単一なものとすることができない。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、粒子線ビームを通過させる通路を有する粒子線治療装置において、消滅放射線対の検出感度が高い粒子線治療装置を提供することにある。
本発明は上述の目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る粒子線治療装置は、放射線を蛍光に変換するとともに放射線を入射させる入射面を有するシンチレータと、蛍光を授受するライトガイドと、蛍光を検出する光検出器とが同一方向に積層されて放射線検出器が構成され、それらが環状に配列されて構成される検出器環を有し、これに加えて、検出器環の有する開口に挿入された細長状の天板と、粒子線ビームを照射する粒子線照射手段とを備えた粒子線治療装置において、中心軸が天板の伸びる方向に平行な所定の軸と一致した第1リングと、中心軸が所定の軸と一致した第2リングと、所定の軸を中心に第1リング、および第2リングを回転させるリング回転手段と、リング回転手段を制御するリング回転制御手段とを備え、検出器環の一端部は、第1リングに支持され、検出器環は、第1リングに対して傾斜しており、一端部から天板を横切って第2リングに向けて伸び、検出器環の他端部は、第2リングに支持される構成となっており、検出器環は、第1リング、および第2リングの回転に伴って、第1リングに対して傾斜された状態のまま、天板に対して回転移動することを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明に係る粒子線治療装置は、検出器環は、天板に対して回転移動する。具体的には、検出器環を支持する第1リングと、第2リングとを回転させることで検出器環が回転される。しかも、検出器環は、第1リングに対して傾斜している。つまり、検出器環は、第1リング、および第2リングの回転に伴って、第1リングに対して傾斜された状態のまま、回転移動することになる。ところで、粒子線源は、粒子線ビームを天板に向けて照射する。したがって、検出器環は、この粒子線ビームの進行を邪魔する位置に設けることができない。ところが、本発明の構成によれば、検出器環が天板に対して傾斜しており、しかも、天板に対して回転移動する。このことは、検出器環と粒子線ビームとの位置関係が変更可能であることも意味する。したがって本発明によれば、検出器環を回転させることで、検出器環を粒子線ビームから退避させることができるので、粒子線ビームを照射しながら消滅放射線を検出できる粒子線治療装置が提供できるのである。
しかも、消滅放射線対は、単一の検出器環で検出される。すると、検出器環は、その内部で生じた消滅放射線対を検出することになる。いいかえれば、消滅放射線対のいずれも略直角な角度で検出器環に入射することになる。したがって、図15で説明した検出感度の低下が抑制される。
また、上述の検出器環は、その一端部と他端部とを結ぶ線分を長軸とした楕円形状となっていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成によれば、より確実に被検体を導入することができる粒子線治療装置が提供できる。すなわち、被検体は、傾斜された検出器環に導入される。このとき、検出器環を楕円形状とすれば、検出器環が天板に対して傾斜されることで、検出器環と天板とが接近してしまうことを防ぐことができる。言い換えれば、上記構成による検出器環は、天板に干渉することを避けるように、両側に伸びた楕円形状とすることができる。
また、上述の検出器環は、リング回転手段によって回転された後、その回転角度が保持された状態で粒子線ビームに由来する放射線を検出すればより望ましい。
[作用・効果]上記構成によれば、消滅放射線の検出感度が高い粒子線治療装置が提供できる。被検体の体内において、粒子線がエネルギーを失った地点では、様々な核種が生成されることが予想される。それらが崩壊して放出する放射線のエネルギーと特性は様々である。中には、消滅γ線対でない、単一光子の放出も起こりえる。このような単一光子が検出器環で検出される可能性がある。これは、消滅γ線対を用いて粒子線の作用位置をイメージングしようとするときのノイズの原因となる。しかしながら、上記構成によれば、検出器環の回転角度を好適なものとすることができる。具体的には、好適な検出器環の回転角度が保持された状態で粒子線ビームを照射する構成とすることができる。
また、上述の検出器環の一端部と第1リングとの介する位置に設けられるとともに一端部を第2リングに向けて進退自在かつ、円弧状の軌跡を辿って移動させる第1シフト手段と、これを制御する第1シフト制御手段と、検出器環の他端部と第2リングとの介する位置に設けられるとともに他端部を第1リングに向けて進退自在かつ、円弧状の軌跡を辿って移動させる第2シフト手段と、これを制御する第2シフト制御手段とを備え、第1シフト手段、および第2シフト手段は、一端部と他端部とを結ぶ線分の中点を中心として検出器環を第1リングに対して傾斜移動させればより望ましい。
[作用・効果]上記構成によれば、さらに消滅放射線の検出感度が高い粒子線治療装置が提供できる。消滅γ線対を用いて粒子線の作用位置をイメージングしようとするとき、ノイズの影響を可能な限り除くには、天板と、検出器環との位置関係を自由に変更する構成とすることが望ましい。上記構成によれば、検出器環の天板に対する回転角度のみならず、検出器環の天板に対する傾斜角度をも変更することができる。たとえば、一端部が第2リングに近づく方向に移動されたとき、他端部は、第1リングに近づく方向に移動される。また、一端部が第2リングに遠ざかる方向に移動されたとき、他端部は、第1リングに遠ざかる方向に移動される。この様にして、天板と検出器環との位置関係の変更の自由度が向上し、消滅放射線の検出感度は、高いものとなる。
また、上述の検出器環は、傾斜移動可能となっている場合、第1シフト手段、および第2シフト手段によって傾斜移動されながら粒子線ビームに由来する放射線を検出する構成とすることができる。
また、上述の検出器環は、傾斜移動可能となっている場合、第1シフト手段、および第2シフト手段によって傾斜移動された後、その傾斜角度が保持された状態で粒子線ビームに由来する放射線を検出する構成とすることができる。
[作用・効果]上記構成によれば、検出器環の傾斜が方向も含めて好適なものとすることができる。具体的には、ノイズが少なくイメージングに好適な天板と検出器環との位置関係を特定する目的で、検出器環を傾斜移動させながら粒子線を照射する構成としてもよいし、好適な検出器環の傾斜が定まっている場合は、傾斜角度が保持された状態で粒子線ビームを照射する構成としてもよい。
本発明に係る粒子線治療装置は、検出器環は、天板に対して回転移動する。具体的には、検出器環は、所定の軸を中心とする第1リング、および第2リングの回転に伴って、第1リングに対して傾斜された状態のまま、回転移動することになる。ところで、粒子線源は、粒子線ビームを天板に向けて照射する。したがって、検出器環は、この粒子線ビームの進行を邪魔する位置に設けることができない。本発明の構成によれば検出器環は、天板に対して傾斜しており、しかも、天板に対して回転移動する。このことは、検出器環と粒子線ビームとの位置関係が変更可能であることも意味する。したがって本発明によれば、検出器環を回転させることで、検出器環を粒子線ビームから退避させることができるので、粒子線ビームを照射しながら消滅放射線を検出できる粒子線治療装置が提供できるのである。
実施例1に係る放射線検出器の斜視図である。 実施例1に係る粒子線治療装置の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係る楕円検出器リングの構成を説明する平面図である。 実施例1に係る楕円検出器リングの構成を説明する断面図である。 実施例1に係る楕円検出器リングの構成を説明する断面図である。 実施例1に係る楕円検出器リングの回転移動を説明する模式図である。 実施例1に係る粒子線源の旋回について説明する断面図である。 実施例1に係る粒子線治療装置の動作を説明するフローチャートである。 実施例2に係る粒子線治療装置の構成を説明する断面図である。 実施例2に係る楕円検出器リングの傾斜移動を説明する模式図である。 本発明の1変形例に係る天板の構成について説明する斜視図である。 従来構成の粒子線治療装置の構成について説明する斜視図である。 従来構成の粒子線治療装置の構成について説明する斜視図である。 従来構成の粒子線治療装置の構成について説明する断面図である。 従来構成の粒子線治療装置の構成について説明する断面図である。 従来構成の粒子線治療装置の構成について説明する断面図である。
符号の説明
1 放射線検出器
2 シンチレータ
3 光検出器
4 ライトガイド
10 天板
12 楕円検出器リング(検出器環)
12p 一端部
12q 他端部
13a 第1リング
13b 第2リング
25a 第1シフト機構(第1シフト手段)
25b 第2シフト機構(第2シフト手段)
31 粒子線源(粒子線照射手段)
32 リング回転機構(リング回転手段)
33 リング回転制御部(リング回転制御手段)
以下、本発明に係る粒子線治療装置の最良の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明におけるγ線は、本発明の放射線の一例である。
まず、実施例1に係る粒子線治療装置の説明に先立って、実施例1に係る放射線検出器1の構成について説明する。図1は、実施例1に係る放射線検出器の斜視図である。図1に示すように、実施例1に係る放射線検出器1は、シンチレータ結晶層2D,シンチレータ結晶層2C,シンチレータ結晶層2B,およびシンチレータ結晶層2Aの順にシンチレータ結晶層の各々がz方向に積層されて形成されたシンチレータ2と、シンチレータ2の下面に設けられ、シンチレータ2から発する蛍光を検知する位置特定機能を備えた光電子増倍管(以下、光検出器とよぶ)3と、シンチレータ2と光検出器3との間に介在する位置には、蛍光を授受するライトガイド4とを備える。したがって、シンチレータ結晶層の各々は、光検出器3に向かう方向に積層されて構成されている。また、シンチレータ結晶層2Aは、シンチレータ2における放射線の入射面8となっている。言い換えれば、シンチレータ2の有する面のうち、光検出器3と対向する面が入射面となっている。なお、各々のシンチレータ結晶層2A,2B,2C,2Dは、光学的に結合され、各々の層間には、透過材tが設けられている。この透過材tの材料としては、シリコン樹脂からなる熱硬化性樹脂が使用できる。シンチレータ結晶層2Aは、放射性線源から放射されるγ線の受光部となっており、ブロック状のシンチレータ結晶がシンチレータ結晶a(1,1)を基準としてx方向に32個、y方向に32個マトリックス状に二次元配置された構成となっている。すなわち、シンチレータ結晶a(1,1)〜シンチレータ結晶a(1,32)がy方向に配列して、シンチレータ結晶アレイを形成し、このシンチレータ結晶アレイがx方向に32本配列してシンチレータ結晶層2Aが形成される。なお、シンチレータ結晶層2B,2C,および2Dについてもシンチレータ結晶がシンチレータ結晶b(1,1)、c(1,1)、およびd(1,1)のそれぞれを基準としてx方向に32個、y方向に32個マトリックス状に二次元配置された構成となっている。なお、シンチレータ結晶層2A,2B,2C,2Dの各々において、透過材tが互いに隣接するシンチレータ結晶の間にも設けられている。したがって、シンチレータ結晶の各々は、透過材tに取り囲まれていることになる。この透過材tの厚さは、25μm程度である。なお、γ線は、本発明の放射線に相当する。
また、シンチレータ2に備えられたシンチレータ結晶層2A,2B,2C,2Dには、x方向に伸びた第1反射板rと、y方向に伸びた第2反射板sとが設けられている。この両反射板r,sは、配列されたシンチレータ結晶の隙間に挿入されている。
シンチレータ2は、γ線の検出に適したシンチレータ結晶が3次元的に配列されて構成されている。すなわち、シンチレータ結晶は、Ceが拡散したLu2(1-X)2XSiO5(以下、LYSOとよぶ)によって構成されている。シンチレータ結晶の各々は、シンチレータ結晶層に係らず、例えば、x方向の長さが1.45mm,y方向の幅が1.45mm,z方向の高さが4.5mmの直方体をしている。また、シンチレータ2が有する面のうち、ライトガイド4に接する4側面は、図示しない反射膜で被覆されている。また、光検出器3は、マルチアノードタイプであり、入射した蛍光のx,およびyについての位置を特定することができる。
ライトガイド4は、シンチレータ2で発した蛍光を光検出器3に導くために設けられている。したがって、ライトガイド4は、シンチレータ2と光検出器3とに光学的に結合されている。また、光検出器3のシンチレータ2に離反した底面には、複数の接続端子3pが設けられている。この接続端子3pは、後述のブリーダユニット21に接続される。
次に、実施例1に係る粒子線治療装置9について説明する。図2は、実施例1に係る粒子線治療装置の構成を説明する機能ブロック図である。図2に示すように、実施例1に係る粒子線治療装置9は、被検体Mを載置する天板10と、ガントリ11と、ガントリ11の内部に設けられた楕円検出器リング12とを備えている。なお、楕円検出器リング12は、本発明の検出器環に相当する。天板10は、床面に設置された支台10eによって摺動自在に支持される。
ガントリ11には、粒子線ビームの通路を確保する目的で、ガントリ11を分断するように、リング状のスリット11aが設けられている。このスリット11aは、後述の粒子線源31から照射される粒子線ビームをガントリ11の内部に導入するためのものである。
第1リング13a,および第2リング13bは、ガントリ11の内部に設けられている。そして、第1リング13aの中心軸は、天板の伸びる方向(被検体Mの体軸方向A)に平行な基軸Cに一致している。同様に、第2リング13bの中心軸も、基軸Cに一致している。楕円検出器リング12は、これら第1リング13a,および第2リング13bに挟まれて支持される。具体的には、楕円検出器リング12aの一端部は、第1リング13aに支持され、楕円検出器リング12の他端部は、第2リング13bに支持される。しかも、楕円検出器リング12は、第1リング13a,および第2リング13bに対して傾斜しており、第1リング13aの下端と楕円検出器リング12の下端が結合され、第2リング13bの上端と楕円検出器リング12の上端が結合される。こうして、楕円検出器リング12は、両リング13a,13bに対して傾斜している。言い換えれば、楕円検出器リング12は、第1リング13aの下端と第2リング13bの上端とを架橋するように配置され、その際、いったん天板10を横切る。なお、基軸は、本発明の所定の軸に相当する。
また、粒子線治療装置9は、第1リング13a,および第2リング13bを回転させるリング回転機構32と、これを制御するリング回転制御部33とを備えている。リング回転機構32により、第1リング13a,および、第2リング13bは、同一方向に、同一速度で以って、基軸Cを中心に回転する。これに伴って、楕円検出器リング12は、両リング13a,13bに対して傾斜された状態で、回転移動する。楕円検出器リング12は、天板10周りに、基軸Cを中心として回転移動する。なお、リング回転機構、およびリング回転制御部は、本発明のリング回転手段、およびリング回転制御手段の各々に相当する。
第1リング13aの内側には、第1リング13aを可動とするための第1ベアリング15aが設けられている。そして、第1ベアリング15aの内側には第1ベアリング15aを支持するためのリング状の第1支持筒14aが設けられ、これは、筒固定具14cによって床面に固定されている。同様に、第2リング13bの内側には、第2リング13bを可動とするための第2ベアリング15bが設けられている。そして、第2ベアリング15bの内側には第2ベアリング15bを支持するためのリング状の第2支持筒14bが設けられ、これは、筒固定具14dによって床面に固定されている。
そして、粒子線治療装置9は、さらに被検体Mの断層画像を取得するための各部が更に設けられている。具体的には、粒子線治療装置9は、楕円検出器リング12からのγ線の検出位置、検出強度、検出時間を表すγ線検出信号を受信し、消滅γ線対の同時計数を行う同時計数部34と、同時計数部34にて消滅γ線対であると判断された2つのγ線検出データから後述のLORを特定するLOR特定部35と、LORに補正を施すLOR補正部36と、関心部位の放射線断層画像を形成する画像形成部37とを備えている。
そして、実施例1に係る粒子線治療装置9は、粒子線ビームを照射する粒子線源31を備える。粒子線源31が照射する粒子は、例えば陽子、炭素核であるが、これに限られるものではない。この粒子線源31は、粒子線源駆動機構41によって駆動され、被検体Mの体軸方向Aに沿った基軸Cを中心として旋回移動が可能となっている。この粒子線源駆動機構41は、粒子線源駆動制御部42によって制御される。また、粒子線源31の粒子の照射は、粒子線源照射制御部43によって制御される。そして、粒子線源31の粒子の照射の方向は、変更されながら、粒子線源31は、被検体Mの体軸周りに旋回移動される。具体的には、粒子線源31は、旋回移動に係らず基軸Cに向かう方向に粒子線ビームを照射する。つまり、粒子線源31は、旋回移動に係らず基軸Cに属する1点に向けて粒子線ビームを照射することになる。粒子線源31から照射された粒子線ビームは、上述のスリット11aを通過することにより、ガントリ11の内部に導入されるのである。なお、粒子線源は、本発明の粒子線照射手段に相当する。
そしてさらに、実施例1に係る粒子線治療装置9は、種々の制御部を統括的に制御する主制御部45と、放射線断層画像を表示する表示部46とを備えている。この主制御部45は、CPUによって構成され、各種のプログラムを実行することにより同時計数部34,LOR特定部35,LOR補正部36,画像形成部37,粒子線源駆動制御部42,および粒子線源照射制御部43とを実現している。
次に、実施例1に係る楕円検出器リング12の構成について説明する。楕円検出器リング12は、図3に示すように、楕円検出器リング12は、中心に楕円型の開口12bが設けられた楕円型の楕円板12aを有している。放射線検出器1は、この楕円板12aに沿って環状に配列されて楕円検出器リング12を形成する。したがって、楕円検出器リング12は、中央に楕円型の開口12bを有している。そして、各放射線検出器1の有する入射面は、全て、楕円検出器リング12が有する開口12bに向くように配置されている。なお、楕円検出器リング12は、鉛直方向に縦長の楕円形状となっており、図中のPは、楕円形状となっている楕円検出器リング12の短軸を表している。また、楕円検出器リング12における長軸についての両端を一端部12p,および他端部12qと定義する。
図4は、実施例1に係る楕円検出器リング12の断面図である。この断面図は、楕円検出器リング12をその開口の伸びる方向に沿って切断したときの断面図となっている。図4に示すように、放射線検出器1には、それに電力を供給するブリーダユニット21が付属され、第1放射線検出器とブリーダユニット21とは、一体的にL型の保持具20により保持される。保持具20は、ブリーダユニット21を固定するための主板20aと、保持具20自体を楕円板12aに固定するための副板20bとを有している。ブリーダユニット21は、保持具20を介して楕円板12aに固定されるのである。
次に、楕円検出器リング12,第1リング13a,および第2リング13bの関係を説明する。図5は、実施例1に係る楕円検出器リングの構成を説明する断面図である。図5に示すように、楕円検出器リング12の一端部12pには、その側面からL型に張り出した張り出し部を有し、張り出し部は、第1結合部材22aに固定されている。そして、第1結合部材22aは、第1リング13aに固定されている。同様に、楕円検出器リング12の他端部12qには、その側面からL型に張り出した張り出し部を有し、張り出し部は、第2結合部材22bに固定されている。そして、第2結合部材22bは、第2リング13bに固定されている。
続いて、楕円検出器リング12の回転移動について説明する。楕円検出器リング12は、リング回転制御部33の制御に従って、時計回りに回転することができれば、その反対周りに回転することができる。図6(a)は、楕円検出器リング12が回転移動していない初期状態を示している。この楕円検出器リング12の状態は、図1の状態を意味している。これから、第1リング13a,および第2リング13bが矢印方向に回転されると、楕円検出器リング12は、図6(b)のようになる。この状態から、更に第1リング13a,および第2リング13bが矢印方向に回転されると、楕円検出器リング12は、図6(c)のようになるのである。この楕円検出器リング12の内部に被検体Mが配置され、それに粒子線が当てられる。
被検体Mの体内において、粒子線がエネルギーを失った地点では、様々な核種が生成されることが予想される。それらが崩壊することにより放出される放射線のエネルギーと特性は様々である。中には、消滅γ線対でない、単一光子の放出も起こりえる。このような単一光子が楕円検出器リング12で検出される可能性がある。このような単一光子は、消滅γ線対を用いて粒子線の作用位置をマッピングしようとするときのノイズの原因となる。しかしながら、実施例1の構成によれば、楕円検出器リング12が自由に回転移動できるので、治療の様式に応じて、S/N比が最も良好となるように楕円検出器リング12の傾斜角度を変更させることができる。例えば、図6(b)で示した傾斜の方が、図6(a)で示した傾斜よりも、S/N比が良好である可能性がある。
更にいえば、楕円検出器リング12の回転位置は、粒子線源31と被検体Mとの間に楕円検出器リング12が存している場合の方がよい場合もある。図6(b)において、粒子線源31が鉛直上向きに位置する場合、粒子線ビームが楕円検出器リング12に当たり、被検体に到達しないことになる。しかし、楕円検出器リング12の回転位置が図6(b)であっても、消滅γ線対を検出することができる。すなわち、粒子線源31から粒子線ビームを照射する前に、楕円検出器リング12を図6(b)の状態から回転移動させておき、この状態で粒子線ビームを照射し、粒子線ビームの照射を停止した後、楕円検出器リング12を図6(b)の状態に戻す構成とさせることができる。これにより、被検体Mに粒子線ビームを照射させつつ、消滅γ線対を検出できる。粒子線がエネルギーを失った地点では、消滅γ線を放出する核種が生成される。しかし、これが直ちに消滅γ線対を放射するわけではないのである。したがって、消滅γ線対を放出する核種が残存している間に楕円検出器リング12を初期状態の位置に戻して、消滅γ線対の検出を開始すれば、S/N比が良好な状態で消滅γ線対を検出することができる場合もある。
次に、粒子線源31の旋回移動について説明する。図7は、実施例1に係る粒子線源の旋回について説明する断面図である。図7に示すように粒子線源31は、楕円検出器リング12の鉛直上向きの位置から、旋回することにより、被検体Mの体軸周りに旋回移動が可能となっている。粒子線源31は、被検体Mの体軸周りに一周することができる。しかし、旋回移動の期間中、常に粒子線ビームを照射するわけではなく、粒子線源31は、粒子線ビームが楕円検出器リング12に当たるような位置にあるときは、粒子線ビームの照射は、中止される。
次に、この様な構成の粒子線治療装置9の操作について説明する。粒子線治療装置9の操作は、図8に示すように、被検体Mを天板10に載置する載置ステップS1と、楕円検出器リング12を回転移動させる回転ステップS2と、粒子線源31から被検体Mに向けて粒子線ビームを照射する照射ステップS3と、粒子線ビームに由来する消滅γ線を検出する検出ステップS4とに係る各ステップを備えている。以降、これらの各ステップの詳細について、順を追って説明する。
まず、被検体Mが天板10に載置される(載置ステップS1)。そして、オペレータは、被検体Mの病変部が粒子線源31から発せられる粒子線ビームの通過位置となるように天板10を被検体Mの体軸方向Aに沿って進退移動させる。次に、オペレータは、楕円検出器リング12の指示を行い、楕円検出器リング12は、オペレータの指示どおりの回転角度と回転方向まで回転移動される(回転ステップS2)。粒子線治療装置9においては、楕円検出器リング12が所定の傾斜角度となったところで、粒子線ビームの照射が許可されて、オペレータの指示があるまで待機する。そして、オペレータが粒子線ビームの照射を指示すると、粒子線ビームが粒子線源31から照射される(照射ステップS3)。そして、粒子線ビームに由来する消滅γ線対が楕円検出器リング12によって検出される(検出ステップS4)。画像形成部37は、楕円検出器リング12によって送出された検出データを基に、被検体Mから検出された消滅γ線の分布マップを生成する。これが表示部46に表示されることになり、オペレータは、粒子線ビームが的確に病変部に到達しているかを確認することができる。この様にして、実施例1に係る粒子線治療装置9の操作は終了となる。なお、上述の傾斜ステップS2と、照射ステップS3を同時に行ってもよい。すなわち、楕円検出器リング12は、回転移動されながら粒子線ビームを照射させる構成としてもよい。
次に、実施例1に係る粒子線治療装置9のデータ処理について図2を参照しながら説明する。被検体Mの内部で生じた消滅γ線対は、楕円検出器リング12に備えられた放射線検出器1のいずれかで検出されることになる。楕円検出器リング12は、γ線を検出したという検出データを同時計数部34に送出する。同時計数部34では、所定の時間的な幅を有するタイムウィンドウの中に、異なる2つのシンチレータ結晶から由来する検出データが収まった場合、これを消滅γ線対によるものであるとし、この回数をカウントする。これが、カウント数である。
LOR特定部35においては、消滅γ線対の出射された方向を割り出す。すなわち、同時計数部34によって同時と見なされた検出データには、どのシンチレータ結晶が蛍光を発したかという位置的な情報も含まれている。LOR特定部35では、この2つのシンチレータ結晶を結ぶ線分であるLOR(Line of Response)を割り出し、LORと、これに対応するカウント数をLOR補正部36に送出する。
実施例1の構成の特徴的な構成として、楕円検出器リング12が送出する検出データには、楕円検出器リング12の回転方向と、回転角度の情報が含まれていることが挙げられる。LOR補正部36において、LORに対して、楕円検出器リング12の回転の影響を除去する補正が加えられる。実施例1の構成によれば、楕円検出器リング12を回転させると、楕円検出器リング12と被検体Mとの相対的な位置関係は、変動してしまう。しかも、LORは、楕円検出器リング12における消滅γ線対の発生位置の相対的な位置を示すのみである。この様な構成となっていると、楕円検出器リング12の回転角度に応じて、LORが示す方向が変化するので、結局、消滅γ線がどこで生じたか特定することができない。しかしながら、実施例1の構成によれば、検出データに含まれる楕円検出器リング12の回転方向と回転角度の情報を基に、LORを仮想的に回転させる補正を行うので、LOR補正部36から送出されたデータには、楕円検出器リング12の回転の変更による影響が除去されている。したがって、実施例1の構成によれば、楕円検出器リング12が回転したとしても、消滅γ線対の発生位置が特定できるのである。この補正されたLORと、これに対応するカウント数は、画像形成部37に送出される。
画像形成部37は、補正されたLORと、これに対応するカウント数を基に、被検体Mの断層面における消滅γ線対の発生分布をマッピングする。こうして形成された断層画像は、表示部46にて表示される。消滅γ線対の発生分布を表示すれば、被検体Mの断層面における粒子線ビームがエネルギーを失った部位をモニタリングすることができる。こうして、粒子線治療装置9における粒子線ビームが確実に被検体Mの病変部で作用しているかどうかが確認できるのである。
以上のように、実施例1に係る粒子線治療装置9は、楕円検出器リング12は、天板10に対して回転移動する。具体的には、楕円検出器リング12を支持する第1リング13aと、第2リング13bとを回転させることで楕円検出器リング12が回転される。しかも、楕円検出器リング12は、第1リング13aに対して傾斜している。つまり、楕円検出器リング12は、第1リング13a,および第2リング13bの回転に伴って、第1リング13aに対して傾斜された状態のまま、回転移動することになる。ところで、粒子線源31は、粒子線ビームを天板10に向けて照射する。したがって、楕円検出器リング12は、この粒子線ビームの進行を邪魔する位置に設けることができない。実施例1の構成によれば楕円検出器リング12が天板10に対して傾斜しており、しかも、天板10に対して回転移動する。このことは、楕円検出器リング12と粒子線ビームとの位置関係が変更可能であることも意味する。したがって実施例1によれば、楕円検出器リング12を回転させることで、楕円検出器リング12を粒子線ビームから退避させることができるので、粒子線ビームを照射しながら消滅γ線を検出できる粒子線治療装置9が提供できるのである。
しかも、実施例1の構成によれば、消滅γ線対は、単一の楕円検出器リング12で検出される。すると、楕円検出器リング12は、その内部で生じた消滅γ線対を検出することになる。いいかえれば、消滅γ線対のいずれも略直角な角度で楕円検出器リング12に入射することになる。したがって、図15で説明した検出感度の低下が抑制される。
また、実施例1の構成によれば、より確実に被検体Mを導入することができる粒子線治療装置9が提供できる。すなわち、被検体Mは、傾斜された楕円検出器リング12に導入される。このとき、楕円検出器リング12が楕円形状となっていれば、楕円検出器リング12が天板10に対して傾斜されることで、楕円検出器リング12と天板10とが接近してしまうことを防ぐことができる。言い換えれば、実施例1の構成による楕円検出器リング12は、天板10に干渉することを避けるように、両側に伸びた楕円形状とすることができる。
次に、実施例2に係る粒子線治療装置9について説明する。実施例2は、実施例1と略同一の構成となっているが、実施例1における第1結合部材22a,および第2結合部材22bに代わって、独自の構成を有している。
図9は、実施例2に係る粒子線治療装置の構成を説明する断面図である。図9に示すように、楕円検出器リング12の一端部12pには、その側面からL型に張り出した張り出し部を有し、張り出し部は、第1スライド部材23aに固定されている。そして、第1スライド部材23aには、第1レール部材24aが当接されており、第1スライド部材23aと、第1レール部材24aは、摺動自在となっている。この摺動は、第1シフト機構25aが実行する。第1シフト機構25aは、第1シフト制御部26aによって制御される。第1レール部材24aは、第1リング13aに固定されている。なお、第1シフト機構は、本発明の第1シフト手段に相当する。
同様に、楕円検出器リング12の他端部12qには、その側面からL型に張り出した張り出し部を有し、張り出し部は、第2スライド部材23bに固定されている。そして、第2スライド部材23bには、第2レール部材24bが当接されており、第2スライド部材23bと、第2レール部材24bは、摺動自在となっている。この摺動は、第2シフト機構25bが実行する。第2シフト機構25bは、第2シフト制御部26bによって制御される。第2レール部材24bは、第2リング13bに固定されている。なお、第2シフト機構は、本発明の第2シフト手段に相当する。
すなわち、第1シフト機構25aは、楕円検出器リング12の一端部12pと第1リング13aとの介する位置に設けられるとともに一端部12pを第2リング13bに対して進退自在かつ、円弧状の軌跡を辿って移動させる。同様に、第2シフト機構25bは、楕円検出器リング12の他端部12qと第2リング13bとの介する位置に設けられるとともに他端部12qを第1リング13aに対して進退自在かつ、円弧状の軌跡を辿って移動させる。
次に、実施例2における独特の構成である楕円検出器リング12の傾斜について説明する。すなわち、実施例1においては、第1リング13aに対する楕円検出器リング12の傾斜角度は不変であったが、実施例2においては、これが可変となっている。
図10は、実施例2に係る楕円検出器リングの傾斜角度の変更を説明する模式図である。楕円検出器リング12は、第1シフト機構25a,および第2シフト機構25bにより、図10(a)の状態から図10(b)の状態とされる。このとき、一端部12pは、第2リング13bから遠ざかる方向に円弧状の軌跡を辿って移動される。これに伴って、他端部12qは、第1リング13aから遠ざかる方向に円弧状の軌跡を辿って移動される。
また、楕円検出器リング12は、第1シフト機構25a,および第2シフト機構25bにより、図10(b)の状態から図10(a)の状態とされる。このとき、一端部12pは、第2リング13bに近づく方向に円弧状の軌跡を辿って移動される。これに伴って、他端部12qは、第1リング13aに近づく方向に円弧状の軌跡を辿って移動される。
つまりは、第1シフト機構25a,および第2シフト機構25bは、楕円検出器リング12の一端部12pと他端部12qとを結ぶ線分の中点Rを中心として楕円検出器リング12を第1リング13aに対して傾斜移動させる。
次に、実施例2に係る粒子線治療装置9の動作について説明する。それは、実施例1の動作説明と略同様であるが、次の点で異なる。すなわち、実施例1の照射ステップS3に至る前に、楕円検出器リング12を第1リング13aに対して傾斜させる。これにより、実施例1で説明した構成よりも、楕円検出器リング12と被検体Mとの位置関係が多様なものとなるので、S/N比が良好な状態で消滅γ線対を検出することができる可能性が高まる。楕円検出器リング12と被検体Mとの位置関係を変更すると、S/N比が良好なものとなる理由については、既に説明済みである。
なお、実施例2の構成は、第1リング13aに対する楕円検出器リング12の傾斜を変更させながら照射ステップS3を実行させるものとしてもよい。また、実施例2の構成は、第1リング13aに対する楕円検出器リング12の傾斜を変更させつつ、楕円検出器リング12を基軸Cを中心として回転させながら照射ステップS3を実行させるものとしてもよい。
続いて、実施例2に係る粒子線治療装置9のデータ処理について説明する。実施例2の構成の特徴的な構成として、楕円検出器リング12が送出する検出データには、楕円検出器リング12の第1リング13aに対する傾斜方向と、傾斜角度の情報が含まれていることが挙げられる。楕円検出器リング12を第1リング13aに対して傾斜させると、楕円検出器リング12と被検体Mとの相対的な位置関係は、変動してしまう。すると、消滅γ線がどこで生じたか特定することができない。しかしながら、実施例2の構成によれば、検出データに含まれる楕円検出器リング12の第1リング13aに対する傾斜方向と傾斜角度の情報を基に、LORを仮想的に第1リング13aに対して傾斜させる補正を行うので、LOR補正部36から送出されたデータには、楕円検出器リング12の第1リング13aに対して傾斜の変更による影響が除去されている。
以上のように、実施例2の構成によれば、消滅γ線の検出感度が高い粒子線治療装置9が提供できる。被検体Mの体内において、粒子線がエネルギーを失った地点では、様々な核種が生成されることが予想される。それらが崩壊して放出する放射線のエネルギーと特性は様々である。中には、消滅γ線対でない、単一光子の放出も起こりえる。このような単一光子が楕円検出器リング12で検出される可能性がある。これは、消滅γ線対を用いて粒子線の作用位置をイメージングしようとするときのノイズの原因となる。しかしながら、実施例1の構成によれば、楕円検出器リング12の回転角度を好適なものとすることができる。具体的には、好適な楕円検出器リング12の回転角度が保持された状態で粒子線ビームを照射する構成とすることができる。
また、実施例2の構成によれば、さらに消滅γ線の検出感度が高い粒子線治療装置9が提供できる。消滅γ線対を用いて粒子線の作用位置をイメージングしようとするとき、ノイズの影響を可能な限り除くには、天板10と、楕円検出器リング12との位置関係を自由に変更する構成とすることが望ましい。実施例1の構成によれば、楕円検出器リング12の天板10に対する回転角度のみならず、楕円検出器リング12の天板10に対する傾斜角度をも変更することができるので天板10と楕円検出器リング12との位置関係の変更の自由度が向上し、消滅γ線の検出感度は、高いものとなる。
そして、実施例2の構成によれば、楕円検出器リング12の傾斜が方向も含めて好適なものとすることができる。具体的には、ノイズが少なくイメージングに好適な天板10と楕円検出器リング12との位置関係を特定する目的で、楕円検出器リング12を傾斜移動させながら粒子線を照射する構成としてもよいし、好適な楕円検出器リング12の傾斜が定まっている場合は、傾斜角度が保持された状態で粒子線ビームを照射する構成としてもよい。
また、楕円検出器リング12を傾斜できる構成とすると、被検体Mの体格によらず確実に検査を行うことができるようになる。被検体Mが肥満している場合において、楕円検出器リング12を傾斜させることができれば、被検体Mに干渉しないように楕円検出器リング12の第1リング13aに対する傾斜角度を選択することができるのである。
本発明は、上記構成に限られず、下記のように変形実施することが可能である。
(1)上述した実施例1の構成は、被検体Mに粒子線を照射する粒子線治療に係るものであったが、本発明の粒子線治療装置9は、一般的なPET(Positoron Emission Tomography)装置としても使用できる。すなわち、被検体Mに対して、陽電子放出型の放射性同位体でラベルした放射性薬剤を注射投与し、それの被検体Mの内部における分布をイメージングさせることができる。
(2)上述した各実施例のいうシンチレータ結晶は、LYSOで構成されていたが、本発明においては、その代わりに、GSO(Gd2SiO5)などのほかの材料でシンチレータ結晶を構成してもよい。本変形例によれば、より安価な放射線検出器が提供できる放射線検出器の製造方法が提供できる。
(3)上述した各実施例において、シンチレータには、シンチレータ結晶層が4層設けられていたが、本発明はこれに限らない。例えば、1層のシンチレータ結晶層で構成されるシンチレータを本発明に適応してもよい。その他、放射線検出器の用途に合わせて、自在にシンチレータ結晶層の層数を調節することができる。
(4)上述した各実施例において、蛍光検出器は、光電子増倍管で構成されていたが、本発明はこれに限らない。光電子増倍管に代わって、フォトダイオードやアバランシェフォトダイオードなどを用いていもよい。
(5)上述した各実施例において、例えば図11に示すように、天板10に粒子線が通過する穴10aを設ける構成とすることができる。また、天板10を2分割して、第1断片10b,第2断片10cを設け、第1断片10b,および第2断片10cの間に粒子線が通過するスリット10dを設けてもよい。この様に構成することで、粒子線は、天板10を通過せずに確実に被検体Mに照射されることになる。
以上のように、本発明は、医用の放射線撮影装置に適している。

Claims (6)

  1. 放射線を蛍光に変換するとともに放射線を入射させる入射面を有するシンチレータと、前記蛍光を授受するライトガイドと、前記蛍光を検出する光検出器とが同一方向に積層されて放射線検出器が構成され、それらが環状に配列されて構成される検出器環を有し、これに加えて、前記検出器環の有する開口に挿入された細長状の天板と、粒子線ビームを照射する粒子線照射手段とを備えた粒子線治療装置において、
    中心軸が前記天板の伸びる方向に平行な所定の軸と一致した第1リングと、
    中心軸が前記所定の軸と一致した第2リングと、
    前記所定の軸を中心に前記第1リング、および前記第2リングを回転させるリング回転手段と、
    前記リング回転手段を制御するリング回転制御手段とを備え、
    前記検出器環の一端部は、前記第1リングに支持され、
    前記検出器環は、前記第1リングに対して傾斜しており、前記一端部から前記天板を横切って前記第2リングに向けて伸び、
    前記検出器環の他端部は、前記第2リングに支持される構成となっており、
    前記検出器環は、前記第1リング、および前記第2リングの回転に伴って、前記第1リングに対して傾斜された状態で、前記天板に対して回転移動することを特徴とする粒子線治療装置。
  2. 請求項1に記載の粒子線治療装置において、前記検出器環は、その一端部と他端部とを結ぶ線分を長軸とした楕円形状となっていることを特徴とする粒子線治療装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の粒子線治療装置において、前記検出器環は、前記リング回転手段によって回転された後、その回転角度が保持された状態で前記粒子線ビームに由来する放射線を検出することを特徴とする粒子線治療装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の粒子線治療装置において、
    前記検出器環の一端部と前記第1リングとの介する位置に設けられるとともに前記一端部を前記第2リングに向けて進退自在かつ、円弧状の軌跡を辿って移動させる第1シフト手段と、
    これを制御する第1シフト制御手段と、
    前記検出器環の他端部と前記第2リングとの介する位置に設けられるとともに前記他端部を前記第1リングに向けて進退自在かつ、円弧状の軌跡を辿って移動させる第2シフト手段と、
    これを制御する第2シフト制御手段とを備え、
    前記第1シフト手段、および前記第2シフト手段は、前記一端部と前記他端部とを結ぶ線分の中点を中心として前記検出器環を前記第1リングに対して傾斜移動させることを特徴とする粒子線治療装置。
  5. 請求項4に記載の粒子線治療装置において、前記検出器環は、前記第1シフト手段、および前記第2シフト手段によって傾斜移動されながら前記粒子線ビームに由来する放射線を検出することを特徴とする粒子線治療装置。
  6. 請求項4に記載の粒子線治療装置において、前記検出器環は、前記第1シフト手段、および前記第2シフト手段によって傾斜移動された後、その傾斜角度が保持された状態で前記粒子線ビームに由来する放射線を検出することを特徴とする粒子線治療装置。
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