JP5186742B2 - 自動変速機のモード切り替え制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機の手動変速モードから自動変速モードへの自動復帰や、スポーティ変速モードからエコノミー変速モードへの自動復帰など、変速モードの自動復帰態様をを自動的に運転者の癖や好みに応じた好適なものにし得る自動変速機のモード切り替え制御装置に関するものである。
自動変速機は、本来の自動変速モードのほかに手動変速モードを具えるものが多くなっており、これら2モードを有した自動変速機としては、従来、例えば特許文献1に記載されたようなものが知られている。
この文献に記載の自動変速機は、手動操作により自動変速機の変速形態を指令するための、車体フロアトンネルなどに設置したセレクトレバーと、ステアリングホイールに手を添えたままで指により操作可能な手動変速用のシフトパドルやシフトスイッチとを具え、
前者のセレクトレバーを、自動変速モードでの変速が行われる自動変速レンジ位置にしている状態であっても、後者のシフトパドルやシフトスイッチを操作するとき一時的に手動変速モードでの変速が行われるようにして、手動変速の利便性を追求した自動変速機である。
特許文献1には更に、上記のように一時的に自動変速モードから手動変速モードに切り替わった後において、自動変速機を手動変速モードから自動変速モードへ自動復帰させるに際し、
シフトパドルやシフトスイッチの操作で一時的に手動変速モードに切り替わった時からの経過時間を計測し、この経過時間が設定時間になった時に上記手動変速モードから自動変速モードへの自動復帰を行わせるようにした技術が示されている。
特開2000−283281号公報
ところで、特許文献1に記載された、手動変速モードから自動変速モードへの自動復帰技術では、一時的に手動変速モードとなった時から設定時間が経過した時をもって手動変速モードから自動変速モードへの自動復帰(モード切り替え)を行わせることから、以下の問題が懸念される。
つまり、上記設定時間が一定時間であるため、手動変速モードとなった時からこの設定時間が経過して手動変速モードから自動変速モードへ自動復帰させるタイミングが、運転者の要求するタイミングである保証はない。
このため、或る運転者にとってはこのタイミングが遅すぎて手動による変速モードの復帰操作を余儀なくされ、他の運転者にとってはこのタイミングが早すぎて再度自動変速モードから一時的な手動変速モードへ切り替える手動操作を余儀なくされ、何れにしても手動操作が必要になって煩わしいという問題を避けられない。
この問題は、一時的に手動変速モードとなった時からの走行距離が設定距離に達した時をもって手動変速モードから自動変速モードへの自動復帰(モード切り替え)を行わせる場合においても、上記の設定距離が全ての運転者の要求に符合したものではあり得ないため、同様に生ずる。
本発明は、前記の設定時間や設定距離が一定値であるために上記の問題が発生するとの観点から、これらを運転者の癖や好みに応じて学習補正することにより、全ての運転者にとって好適なタイミングで変速モードの自動復帰が行われるようにし、これにより上記の問題解決を実現した自動変速機のモード切り替え制御装置を提案することを目的とする。
この目的のため、本発明による自動変速機のモード切り替え制御装置は、請求項1に記載のごとくに構成する。
先ず前提となる自動変速機を説明するに、これは、
手動操作により第1変速モードから第2変速モードへの手動切り替えが可能で、所定条件が成立したとき自動的に第2変速モードから第1変速モードへの復帰が行われるようにしたものである。
本発明は、かかる自動変速機において、
前記第2変速モードから第1変速モードへの自動復帰条件を、運転者の運転操作に応じ学習補正するようにし、
前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が行われた後の設定時間内に、手動操作による前記第1変速モードから前記第2変速モードへの切り替えが行われたとき、前記自動復帰条件を、前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が遅くなる方向へ学習補正するよう構成したことを特徴とするものである。

かかる本発明のモード切り替え制御装置によれば、第2変速モードから第1変速モードへの自動復帰条件を、運転者の運転操作に応じ学習補正するため、
この所定条件が成立して自動的に行われる第2変速モードから第1変速モードへの復帰タイミングが、確実に運転者の要求するタイミングであることになる。
このため、当該タイミングが遅すぎて運転者が手動による変速モードの復帰操作を余儀なくされたり、当該タイミングが早すぎて運転者が再度第1変速モードから第2変速モードへ切り替える手動操作を余儀なくされたりする煩わしさを解消することができる。
以下、本発明の実施例を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例になるモード切り替え制御装置を具えた自動変速機の制御系を示す。
自動変速機1は有段式自動変速機であっても、無段変速機であってもよいが、いずれにしても自動変速モード(第1変速モード)のほかに手動変速モード(第2変速モード)を具え、後者のモードで運転者が手動操作による変速を行い得るものとする。
これがため自動変速機1は、変速形態選択手段としてのセレクトレバー2、および、手動変速指令手段としてのシフトパドル3a,3bを具える。
前者のセレクトレバー2は、自動変速機1の変速形態を手動操作により指令するためのもので、車体フロアトンネル(図示せず)に貫通させて運転席の近傍に位置させ、操作パターン4に沿って手動操作するものとする。
また後者のシフトパドル3a,3bは、ステアリングホイール5に手を添えたままで指により操作し得るよう、そして、この操作力を解除すると元の位置に自己復帰するようステアリングホイール5に取り付け、指によりシフトパドル3aを手前に操作する度に手動アップシフト指令Pad+を発し、シフトパドル3bを手前に操作する度に手動ダウンシフト指令Pad-を発するものとする。
セレクトレバー2の操作パターン4には、
自動変速機1を駐車(P)レンジにするPレンジ位置と、
自動変速機1を後退走行(R)レンジにするRレンジ位置と、
自動変速機1を中立(N)レンジにするNレンジ位置と、
自動変速機1を前進自動変速(D)レンジにするDレンジ位置と、
自動変速機1をスポーティ(DS)走行兼手動変速(M)レンジにするDS/Mレンジ位置と、
手動アップシフト(M+)位置と、
手動ダウンシフト(M-)位置とを設定する。
Pレンジ位置、Rレンジ位置、Nレンジ位置、およびDレンジ位置をこの順にして一直線に配置し、Dレンジ位置に横並びしてDS/Mレンジ位置を配置し、
このDS/Mレンジ位置を挟んで、Pレンジ位置、Rレンジ位置、Nレンジ位置、およびDレンジ位置の配列方向に平行な両方向へそれぞれ、手動アップシフト(M+)位置および手動ダウンシフト(M-)位置を配置する。
なおセレクトレバー2は、手動アップシフト(M+)位置や手動ダウンシフト(M-)位置に操作した後、操作力を解除するときDS/Mレンジ位置に自己復帰するものとする。
そして、セレクトレバー2がPレンジ位置にあるときPレンジ信号を発するPレンジスイッチ4pと、
セレクトレバー2がRレンジ位置にあるときRレンジ信号を発するRレンジスイッチ4rと、
セレクトレバー2がNレンジ位置にあるときNレンジ信号を発するNレンジスイッチ4nと、
セレクトレバー2がDレンジ位置にあるときDレンジ信号を発するDレンジスイッチ4dと、
セレクトレバー2がDS/Mレンジ位置にあるときDS/Mレンジ信号を発するDS/Mレンジスイッチ4dsmと、
セレクトレバー2が手動アップシフト(M+)位置になったとき手動アップシフト(M+)信号を発する手動アップシフトスイッチ4muと、
セレクトレバー2が手動ダウンシフト(M-)位置になったとき手動ダウンシフト(M-)信号を発する手動ダウンシフトスイッチ4mdとをセレクトレバー操作パターン4に設ける。
セレクトレバー操作パターン4からの上記セレクトレバー位置信号は、シフトパドル3a,3bからの手動アップシフト指令Pad+および手動ダウンシフト指令Pad-とともに変速機コントローラ6に入力される。
変速機コントローラ6は、これら信号のほかに、スピードメータ7からの車速VSPに関する信号と、アクセルペダル踏み込み量(アクセル開度)APOを検出するアクセル開度センサ8からの信号と、車両の横加速度Gyを検出する横加速度センサ9からの信号と、車両の前後加速度Gxを検出する前後加速度センサ10からの信号とを入力される。
変速機コントローラ6は、これら入力情報をもとにコントロールバルブボディー1aを介して自動変速機1を変速制御する。
セレクトレバー2がPレンジ位置にあるときはスイッチ4pからのPレンジ信号を受けて、
セレクトレバー2がRレンジ位置にあるときはスイッチ4rからのRレンジ信号を受けて、
セレクトレバー2がNレンジ位置にあるときはスイッチ4nからのNレンジ信号を受けて、
セレクトレバー2がDレンジ位置にあるときはスイッチ4dからのDレンジ信号を受けて、
自動変速機1を各レンジに対応した変速形態で変速制御させる。
セレクトレバー2が前進自動変速(D)レンジ位置にある場合の変速形態が、本発明に関与することから、これにつき代表的に説明する。
このDレンジで変速機コントローラ6は、スピードメータ7で検出した車速VSP、および、センサ8で検出したアクセル開度APOから、予定の変速線をもとに目標変速段(無段変速機の場合は目標変速比)を求め、これが達成されるようコントロールバルブボディー1aを介して自動変速機1を変速制御する。(自動変速モード)
この自動変速(D)モードにおいては更に、センサ9,10で検出した車両の横加速度Gyおよび前後加速度Gxが設定値以上となる頻度が高く、且つ、これら横加速度Gyおよび前後加速度Gxの時間変化割合が設定値以上となる頻度が高い時をもって運転者がスポーティ走行を行っていると判断し、
上記した予定の変速線をスポーティ走行用の変速線に切り替え、当該スポーティ走行用の変速線をもとに目標変速段(目標変速比)を求めて上記の変速制御に資することにより、ロー側変速比傾向としてスポーティ走行を可能ならしめる。
もちろん自動変速(D)モードにおいては、スポーティ走行と判断しなくなった時に予定の変速線に基づく通常の自動変速へ自動的に復帰するのは言うまでもない。
セレクトレバー2がDS/Mレンジ位置にあるとき変速機コントローラ6は、DS/Mレンジスイッチ4dsmからのDS/Mレンジ信号を受けて、自動変速機1を以下のごとくに変速制御する。
上記自動変速(D)モードでの変速制御状態からセレクトレバー2をDS/Mレンジ位置に切り替えただけの場合、つまり、セレクトレバー2を手動アップシフト(M+)位置にしたり、手動ダウンシフト(M-)位置にしなければ、従って、スイッチ4mu,4mdから手動アップシフト(M+)信号および手動ダウンシフト(M-)信号が出なければ、また、シフトパドル3aの操作により手動アップシフト指令Pad+を発したり、シフトパドル3bの操作により手動ダウンシフト指令Pad-を発したりしなければ、
図2に矢Aで示すようにDレンジスポーティ(DS)モードとし、自動変速(D)モードででスポーティ走行と判断している時と同じような前記スポーティ走行用の変速線に基づく変速制御を行う。
このDレンジスポーティ(DS)モードにおいては、自動変速(D)モードでのスポーティ走行用変速制御のように、スポーティ走行でなくなった時に通常の変速制御に自動的復帰することはなく、
図2に矢Bで示すように、セレクトレバー2をDS/Mレンジ位置からDレンジ位置に切り替える手動操作によってのみ、スポーティ走行用変速制御から通常の変速制御に復帰可能で、この手動操作があるまではスポーティ走行用の変速制御を継続する。
上記Dレンジスポーティ(DS)モードでセレクトレバー2を、DS/Mレンジ位置から手動アップシフト(M+)位置にしたり、手動ダウンシフト(M-)位置にすると、変速機コントローラ6はスイッチ4mu,4mdから出力される手動アップシフト(M+)信号や手動ダウンシフト(M-)信号を受けて、図2に矢Cで示すごとく手動変速(M)モードとする。
この手動変速(M)モードで変速機コントローラ6は、セレクトレバー2が手動アップシフト(M+)位置や、手動ダウンシフト(M-)位置にされることにより、スイッチ4mu,4mdから手動アップシフト(M+)信号や手動ダウンシフト(M-)信号が出力される度に、自動変速機1を1変速段ずつアップシフトまたはダウンシフトさせる。
図2に矢Cで示す手動変速(M)モードへの移行は、セレクトレバー2をDS/Mレンジ位置から、手動アップシフト(M+)位置にしたり、手動ダウンシフト(M-)位置にする代わりに、シフトパドル3aを手前に操作して手動アップシフト指令Pad+を発生させたり、シフトパドル3bを手前に操作して手動ダウンシフト指令Pad-を発生させることによっても実行させ得る。
このようにして移行された手動変速(M)モードで変速機コントローラ6は、シフトパドル3aの操作の度に発生する手動アップシフト指令Pad+や、シフトパドル3bの操作の度に発生する手動ダウンシフト指令Pad-の回数分に相当する変速段数だけ自動変速機1をアップシフトまたはダウンシフトさせる。
セレクトレバー2をDS/Mレンジ位置からDレンジ位置に操作すると、変速機コントローラ6は、対応するレンジ位置信号の変化を受けて、図2に矢Eで示すごとく手動変速(M)モードから自動変速(D)モードに切り替え、この自動変速(D)モードでの前記した自動変速機1の変速制御を行う。
セレクトレバー2をDレンジ位置にした自動変速(D)モード選択状態でシフトパドル3aの操作により手動アップシフト指令Pad+を発生させたり、シフトパドル3bの操作により手動ダウンシフト指令Pad-を発生させると、セレクトレバー2がDレンジ位置のままであっても、変速機コントローラ6は図2に矢Fで示すごとく自動変速機1を、自動変速(D)モードからDモード自動復帰式手動変速(DM)モードにして、手動変速可能となす。
つまり、シフトパドル3aの操作により手動アップシフト指令Pad+を発生させたり、シフトパドル3bの操作により手動ダウンシフト指令Pad-を発生させる度に、自動変速機1を1変速段ずつアップシフトまたはダウンシフトさせることができる。
ただし、ここにおけるDモード自動復帰式手動変速(DM)モードは、前記した手動変速(M)モードと異なり、詳しくは後述する所定条件が満たされるとき図2に矢Gで示すごとく自動変速(D)モードへ自動的に戻されものとする。
ここで上記の所定条件とは、シフトパドル3aまたは3bを手前に操作して手動アップシフト指令Pad+または手動ダウンシフト指令Pad-が発生する状態を設定時間以上に亘って持続する時とか、Dレンジ位置のセレクトレバー2を一旦DMレンジ位置にして再度Dレンジ位置に戻す時とか、車速VSPが0になる停車時とか、後述する走行距離条件が満足された時とし、これら条件の1つでも達成される時、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの自動復帰が行われるものとする。
Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードにおいて、セレクトレバー2をDレンジ位置からDS/Mレンジ位置にすると、変速機コントローラ6は対応する入力信号に応答して図2に矢Hで示すごとく、自動変速機1をDモード自動復帰式手動変速(DM)モードから手動変速(M)モードに切り替え、Dモードへ自動復帰することのない前記した手動変速(M)モードでの手動変速を可能にする。
以下、変速機コントローラ6が走行距離条件に応じて自動変速機1を、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへ自動復帰させる制御プログラムを、図3に基づき説明する。
先ずステップS1においては、セレクトレバー2をDレンジ位置にした自動変速(D)モード選択状態でシフトパドル3aの操作により手動アップシフト指令Pad+を発生させたり、シフトパドル3bの操作により手動ダウンシフト指令Pad-を発生させたか否かを、つまり、セレクトレバー2がDレンジ位置のままであっても図2に矢Fで示すごとく自動変速機1を自動変速(D)モードからDモード自動復帰式手動変速(DM)モードにして手動変速を行うことを運転者が希望しているか否かをチェックする。
運転者が自動変速(D)モードからDモード自動復帰式手動変速(DM)モードへ切り替えて手動変速することを希望していなければ、制御を元に戻して現状の変速制御形態を継続する。
運転者が自動変速(D)モードからDモード自動復帰式手動変速(DM)モードへ切り替えて手動変速することを希望するとき、制御をステップS1からステップS2に進めて、自動変速(D)モードからDモード自動復帰式手動変速(DM)モードへの切り替えを行い、自動復帰式手動変速(DM)モードの選択により当該モードでの手動変速制御を行う。
つまり、シフトパドル3aの操作により手動アップシフト指令Pad+を発生させたり、シフトパドル3bの操作により手動ダウンシフト指令Pad-を発生させる度に、これら指令に応答して自動変速機1を1変速段ずつアップシフトまたはダウンシフトさせる。
このDモード自動復帰式手動変速(DM)モードから、走行距離に応じた、図2に矢Gで示す自動変速(D)モードへの自動復帰は、ステップS3〜ステップS13によりこれを行う。
ステップS3においては、車速VSPが0か否かにより停車中か走行中かをチェックし、停車中であれば制御をステップS12に進めて、自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの自動復帰を行わせ、以後Dモードでの変速制御を実行する。
走行中であればステップS4において、アクセル開度APO=0のエンジンブレーキ要求時(無負荷運転時)であるか否かをチェックし、
ステップS5において、センサ9で検出した横加速度Gyが所定時間以上に亘って設定値Gyo以上であるか否かにより、コーナリング走行中か否かをチェックし、
ステップS6において、センサ10で検出した車両の前後加速度Gxが設定値Gxo以上であるか否かにより加減速走行か否かをチェックし、
ステップS7においては、ステップS1で判定したパドル3a,3bの操作後におけるパドル再操作が有ったか否かをチェックする。
ステップS4でアクセル開度APO>0(エンジンブレーキを要求していない)と判定し、且つ、ステップS5でコーナリング走行中でないと判定し、且つ、ステップS6で加減速走行中でないと判定し、且つ、ステップS7でパドル3a,3bの再操作がないと判定する場合、つまり、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰を許可する条件が整っていれば、ステップS8において、この復帰許可から1回目(復帰許可直後)か否かを判定する。
ステップS8で、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰許可の直後であると判定する時、ステップS9において、当該モード復帰を行わせるべきか否かを判定する時に用いるDモード自動復帰判定用設定距離Lsを読み込む。
このDモード自動復帰判定用設定距離Lsは、自動変速機1の選択変速段ごとのマップとしてメモリしておき、高車速であるほど、また、選択変速段がハイ側変速段であるほど長い距離とする。
従って、Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの読み込みは、自動変速機1の選択中の変速段および車速VSPから予定のマップを検索することにより当該読み込みを行う。
なおDモード自動復帰判定用設定距離Lsには最短設定距離Lsminおよび最長設定距離Lsmaxを定め、
最短設定距離Lsmin は、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰地点が、運転者に当該モード復帰を早すぎると感じさせない範囲で最も早くするようなモード復帰地点となる車両の走行距離に対応させ、
最長設定距離Lsmaxは、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰地点が、運転者に当該モード復帰を遅すぎると感じさせない範囲で最も遅くするようなモード復帰地点となる車両の走行距離に対応させる。
ステップS9でのDモード自動復帰判定用設定距離Lsの読み出し、ステップS8でDモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰許可の直後であると判定する時、1回だけ実行され、その後は制御がステップS8からステップS10へと継続的に進み、ここで走行距離Lを継続的に積算する。
この積算により得られた走行距離Lは、ステップS2でD→DMモード切り替えが行われた時からの(ステップS3〜ステップS7でDM→Dモード復帰の許可判定がなされていることが条件)車両走行距離に相当する。
ステップS11においては、この走行距離Lが、ステップS9で求めたDモード自動復帰判定用設定距離Lsに達したか否かをチェックし、L≧Lsになるまでは制御をステップS3に戻して待機し、L≧Lsになるとき制御をステップS12に進めて、自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの自動復帰を行わせ、以後Dモードでの変速制御を実行する。
よって、自動変速(D)モードでパドル3a,3bの操作により一時的にDモード自動復帰式手動変速(DM)モードになった時からの車両走行距離Lが設定距離Lsとなった場合、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰を行わせることとなり、
一時的にDモード自動復帰式手動変速(DM)モードとなった地点が同じであれば、車速VSPの如何にかかわらず、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰地点が同じであることから、高車速時に比べて低車速時にDモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの復帰が早いと感じさせる違和感の問題を発生ことがない。
しかも設定距離Lsを、車速VSPが高いほど長くし、選択変速段がハイ側変速段であるほど長くするから、
高車速状態やハイ側変速段でDMモードに切り替わった時は運転操作上、時間的な余裕を持ってDモードへの復帰を行わせるのが良いという要求に良く符合させることができる。
一方、図3のステップS4でアクセル開度APO=0のエンジンブレーキ要求時であると判定したり、または、ステップS5でコーナリング走行中であると判定したり、或いは、ステップS6で加減速走行中であると判定したり、或いは、ステップS76でパドル3a,3bの再操作が有ったと判定する時は、
DMモードによる手動変速が好ましい走行状態であることから、制御をステップS13に進め、ここにおいて、ステップS10で積算した走行距離Lを0にリセットした後、制御をステップS3に戻し、Dモードへの復帰を許可および行わせる前記諸々の条件(ステップS3〜ステップS11の条件)が整うまでステップS12を実行しないことにより、DMモードによる手動変速を継続させる。
この状態から、ステップS4でアクセル開度APO>0のエンジンブレーキ非要求時であると判定し、且つ、ステップS5でコーナリング走行中でないと判定し、且つ、ステップS6で加減速走行中でないと判定し、且つ、ステップS7でパドル3a,3bの再操作がないと判定する、DM→Dモード復帰許可時以後は、
ステップS8〜ステップS11において、このモード復帰許可時からの車両走行距離LがDモード自動復帰判定用設定距離Lsに達したと判定する時、ステップS12においてDMモードからDモードへの自動復帰を実行する。
ところで本実施例においては、エンジンブレーキ要求時(ステップS4)や、コーナリング走行中(ステップS5)や、加減速走行中(ステップS6)や、パドル3a,3bの再操作時(ステップS7)であれば、ステップS12で走行距離積算値Lを0にして制御をステップS3に戻すことにより、DMモードによる手動変速を継続させることから、
このようなDMモードによる手動変速が好ましい走行状態である時にDモードへの自動復帰が行われて、DMモードによる手動変速を継続させることができなくなるという愚を避けることができる。
以下、ステップS9で読み込むDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正要領を説明するに、この学習補正は、図4に示す制御プログラムを実行してこれを行うこととする。
ステップS21においては、図3のステップS3におけると同様に、車速VSPが0の停車状態か否かをチェックし、停車状態なら制御をそのまま終了してDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を行わない。
ステップS21で走行中と判定する場合は、
ステップS22において、図3のステップS4におけると同様なアクセル開度APO=0のDモード自動復帰禁止条件が成立しているか否かを、また、
ステップS23において、図3のステップS5におけると同様な横加速度Gy≧GyoのDモード自動復帰禁止条件が成立しているか否かを、更に、
ステップS24において、図3のステップS6におけると同様な前後加速度Gx≧GxoのDモード自動復帰禁止条件が成立しているか否かをチェックする。
これら3種のDモード自動復帰禁止条件の1つでも成立している場合は、制御をそのまま終了してDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を行わない。
しかし、これら3種のDモード自動復帰禁止条件の全てが不成立で、Dモード自動復帰が許可されている場合は、制御をステップS25に進め、図3のステップS11におけると同様な走行距離L≧LsのDモード自動復帰条件が整ったか否かをチェックする。
ステップS25において走行距離L≧Lsでないと判定する場合は、制御をステップS26に進めて手動によるDモードへの復帰操作があるか否かをチェックする。
手動によるDモードへの復帰操作とは、前記したごとく、シフトパドル3aまたは3bを手前に操作して手動アップシフト指令Pad+または手動ダウンシフト指令Pad-が発生する状態を設定時間以上に亘って持続したり、Dレンジ位置のセレクトレバー2を一旦DMレンジ位置にして再度Dレンジ位置に戻す操作のことを意味する。
上記ステップS25およびステップS26での判定は、ステップS22〜ステップS24でDモードへの自動復帰が許可されてからの走行距離LがDモード自動復帰判定用設定距離Lsに達する前(Dモード自動復帰が行われる前)に手動によるDモードへの復帰操作があるか否かを判定するもので、かかる手動操作がある時は運転者がDモードへの復帰が遅いと感じていることから、ステップS27において、Dモード自動復帰判定用設定距離LsをΔLsだけ短くする学習補正を行い、これによりDモードへの自動復帰が早まるようになす。
しかし、ステップS26で手動によるDモードへの復帰操作がないと判定する場合は、制御をそのまま終了してDモード自動復帰判定用設定距離Lsの上記学習補正を行わない。
なお、ステップS27におけるDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正は、これに関するデータマップが前記したごとく変速段および車速VSPごとに存在するから、選択変速段および現在の車速に対応したDモード自動復帰判定用設定距離Lsに対して当該学習補正を行うこと、勿論である。
また、学習補正したDモード自動復帰判定用設定距離Lsには下限値として前記の最短距離Lsminを設定し、これを超えて短くなることのないようにする。
ステップS25で走行距離L≧LsのDモード自動復帰条件が整ったと判定する場合(Dモードへの自動復帰が行われている場合)は、ステップS28で、当該自動復帰から設定時間(例えば1〜5秒)が経過しているか否かをチェックする。
Dモードへの自動復帰から未だ設定時間(例えば1〜5秒)が経過していなければ、ステップS29において、この設定時間内にセレクトレバー2をDレンジ位置からDS/Mレンジ位置へ操作して図2に矢Hで示すような手動変速(M)モードへの切り替えが有ったか否かをチェックし、なければ制御をステップS28へ戻すことにより、引き続き上記の設定時間中、セレクトレバー2をDレンジ位置からDS/Mレンジ位置へ操作して行う手動変速(M)モードへの切り替えの有無をチェックする。
ステップS28およびステップS29で、上記の設定時間中にセレクトレバー2をDレンジ位置からDS/Mレンジ位置へ操作して手動変速(M)モードへの切り替えが行われたと判定する場合は、運転者がDモードへの自動復帰が早いと感じていることから、ステップS30において、Dモード自動復帰判定用設定距離LsをΔLsだけ長くする学習補正を行い、これによりDモードへの自動復帰が遅くなるようになす。
しかし、ステップS28でDモードへの自動復帰から設定時間(例えば1〜5秒)が経過したと判定する場合は、制御をそのまま終了してDモード自動復帰判定用設定距離Lsの上記学習補正を行わない。
なお、ステップS30におけるDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正は、これに関するデータマップが前記したごとく変速段および車速VSPごとに存在するから、選択変速段および現在の車速に対応したDモード自動復帰判定用設定距離Lsに対して当該学習補正を行うこと、勿論である。
また、学習補正したDモード自動復帰判定用設定距離Lsには上限値として前記の最長距離Lsmaxを設定し、これを超えて長くなることのないようにする。
上記の実施例によれば、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの自動復帰(L≧Ls)を行うべきか否かを判定するためのDモード自動復帰判定用設定距離Lsを、運転者の運転操作に応じ学習補正したから、以下の作用効果が得られる。
つまり、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードの選択中に(ステップS25)、手動操作により自動変速(D)モードへの復帰が行われたときは(ステップS26)、Dモード自動復帰判定用設定距離Lsを、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの自動復帰が早まる方向へ学習補正したため(ステップS27)、
DMモードからDモードへの復帰タイミングが遅すぎると感じる運転者にとっても、確実に運転者の要求するタイミングでDMモードからDモードへの自動復帰が行われることとなり、運転者が手動によるDモードの復帰操作を余儀なくされる煩わしさを回避することができる。
ところで、DMモードからDモードへの自動復帰が禁止されている無負荷運転によるエンジンブレーキ要求時や(ステップS4およびステップS22)、車両の横加速度Gyが設定値Gyo以上である時や(ステップS5およびステップS23)、車両の前後加速度Gxが設定値Gxo以上である時は(ステップS6およびステップS24)、Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を禁止するため、
これらDモード自動復帰禁止条件の1つでも成立すると、たとえ運転者が手動によりDMモードからDモードへの復帰操作をしても、Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正が行われることがない。
ちなみに、DMモードからDモードへの自動復帰が禁止されている走行条件で、運転者が当該自動復帰のタイミングを不満に(遅すぎると)感じることはなく、上記の手動によるDMモードからDモードへの復帰操作は誤操作などに基づくものである。
それにもかかわらずこれを基にDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を行ったのでは、これが誤学習となって上記した作用効果を達成し得なくなるが、本実施例においてはこの時Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を上記のごとく禁止するため、かかる誤学習による問題の発生を回避することができる。
また本実施例においては、DMモードからDモードへの自動復帰が行われた後の設定時間内に(ステップS25およびステップS28)、手動操作により再び手動変速モードへ切り替えられたときは(ステップS29)、Dモード自動復帰判定用設定距離Lsを、Dモード自動復帰式手動変速(DM)モードから自動変速(D)モードへの自動復帰が遅くなる方向へ学習補正したため(ステップS30)、
DMモードからDモードへの復帰タイミングが早すぎると感じる運転者にとっても、確実に運転者の要求するタイミングでDMモードからDモードへの自動復帰が行われることとなり、運転者が再度手動によりDモードから手動変速モードへ切り替えなければならない煩わしさを解消することができる。
ところで、DMモードからDモードへの自動復帰が無条件に行われる車両の停車状態では(ステップS3およびステップS12)、図4のステップS21で制御をそのまま終了させることにより、DMモードからDモードへの復帰タイミングが遅くなる方向へのDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を禁止することから、
停車後に手動によるDモードから手動変速モードへの切り替え操作があっても、DMモードからDモードへの復帰タイミングが遅くなる方向へのDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正が行われることがない。
ちなみに、車両の停車に伴ってDMモードからDモードへの自動復帰が行われた場合においては、運転者が当該自動復帰のタイミングを不満に(早すぎると)感じることはなく、上記の停車後におけるDモードから手動変速モードへの手動切り替え操作は誤操作などに基づくものである。
それにもかかわらずこれを基に、DMモードからDモードへの復帰タイミングが遅くなる方向へのDモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を行ったのでは、これが誤学習となって上記した作用効果を達成し得なくなるが、
本実施例においてはこの時Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を上記のごとく禁止するため、かかる誤学習による問題の発生を回避することができる。
更に本実施例においては、Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正を自動変速機の選択変速段および車速VSPごとに行わせるため、如何なる変速段および車速VSPのもとでも上記の作用効果を確実に達成することができる。
また、Dモード自動復帰判定用設定距離Lsの学習補正値に下限値Lsminおよび上限値Lsmaxを設定し、この学習補正値がこれら上下限値を超えることのないようにしたため(ステップS27およびステップS30)、学習補正が過度に行われる弊害を回避することができる。
なお上記した実施例では、第1変速モードが自動変速(D)モードであり、第2変速モードが手動変速(DM)モードである場合について説明したが、第1変速モードがエコノミーモードであり、第2変速モードがスポーティモードであるなど、他の型式の変速モード間でのモード切り替えに対しても、本発明の上記した着想はそのまま適用して同様の作用効果を達成し得ることは言うまでもない。
また上記した実施例では、手動変速(DM)モード(第2変速モード)から自動変速(D)モード(第1変速モード)への自動復帰条件がDモード自動復帰判定用設定距離Lsである場合について説明したが、変速モードの自動復帰条件が設定時間である場合や、その他の定量的な物理量である場合においても、本発明の上記した着想はそのまま適用して同様の作用効果を達成し得ること勿論である。
本発明の一実施例になるモード切り替え制御装置を具えた自動変速機の制御システムを示す概略系統図である。 図1における自動変速機のセレクトレバー操作およびシフトパドル操作と、これにより選択可能な変速モードとの相関関係を示す、変速モード変化パターン図である。 図1の制御システムにおける変速機コントローラが実行する、手動変速モードから自動変速モードへの自動復帰制御プログラムを示すフローチャートである。 手動変速モードから自動変速モードへ復帰させるべきか否かを判定するための車両走行距離に関する設定距離の学習補正プログラムを示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動変速機
1a コントロールバルブボディー
2 セレクトレバー(変速形態選択手段)
3a,3b シフトパドル(手動変速指令手段)
4 セレクトレバー操作パターン
5 ステアリングホイール
6 変速機コントローラ
7 スピードメータ
8 アクセル開度センサ
9 横加速度センサ
10 前後加速度センサ

Claims (8)

  1. 手動操作により第1変速モードから第2変速モードへの手動切り替えが可能で、所定条件が成立したとき自動的に前記第2変速モードから前記第1変速モードへの復帰が行われるようにした自動変速機において、
    前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰条件を、運転者の運転操作に応じ学習補正するようにし、
    前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が行われた後の設定時間内に、手動操作による前記第1変速モードから前記第2変速モードへの切り替えが行われたとき、前記自動復帰条件を、前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が遅くなる方向へ学習補正するよう構成した
    ことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
    前記第2変速モードが選択されている間に、手動操作により前記第2変速モードから前記第1変速モードへの復帰が行われたとき、前記自動復帰条件を、前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が早まる方向へ学習補正するよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。
  3. 前記自動変速機が、車両の無負荷運転時は前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰を禁止するものである、請求項1または2に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
    前記第2変速モードが選択されている状態での車両の無負荷運転時は、前記自動復帰条件の学習補正を禁止するよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。
  4. 車両の横加速度が設定値以上である時は、前記自動変速機が前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰を禁止するものである、請求項1または2に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
    車両の横加速度が前記設定値以上である時は、前記自動復帰条件の学習補正を禁止するよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。
  5. 車両の前後加速度が設定値以上である時は、前記自動変速機が前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰を禁止するものである、請求項1または2に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
    車両の前後加速度が前記設定値以上である時は、前記自動復帰条件の学習補正を禁止するよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。
  6. 停車時は前記自動変速機が、前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰を行うものである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
    前記停車後に手動操作による前記第1変速モードから前記第2変速モードへの切り替えがあっても、前記第2変速モードから前記第1変速モードへの自動復帰が遅くなる方向への前記自動復帰条件の学習補正を禁止するよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。
  7. 前記自動復帰条件が自動変速機の選択変速段ごとに異なる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
    前記自動復帰条件の学習補正を自動変速機の選択変速段ごとに行わせるよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動変速機のモード切り替え制御装置において、
    前記自動復帰条件の学習補正値に上下限値を設定し、この学習補正値がこれら上下限値を超えることのないよう構成したことを特徴とする自動変速機のモード切り替え制御装置。
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