JP5186701B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置製造方法に関し、特にシリサイド領域を有する半導体装置製造方法に関する。
たとえば、MOSトランジスタのソース/ドレイン領域やポリシリコンゲート電極などの半導体領域に、低抵抗接触を作成するために半導体領域表面にシリサイド層を形成することが行われている。シリサイドを形成する金属としては、チタン、タングステン、モリブデン、コバルト、ニッケルなどが用いられる(特許文献1〜4)。
また、合金のシリサイドも研究されている。Applied Surface Science 73(1993)197は、Niに5%のPtを混合した希釈Ni95Pt合金のシリサイド反応について報告している。先ず、合金から下方のSiにNiが偏析し、合金−Si界面にNiSiを形成する。この段階ではPtは殆ど合金中に残る。Niの供給により、合金中のシリサイドに近い部分は、Niが抜けて次第にPtリッチのゾーンになる。全Niが反応すると、Ptの一部がNiSi中に拡散するようになり、Si表面に達し、そこに累積し、シリサイドを形成する。その後、NiSiがNiSiに変換され、Ptはシリサイド−Si界面から外側表面に移動する傾向を持つ。高温でさらにアニールすると、Ptは再分布する。
特開平07−183503号公報 特開平08−45872号公報 特開平11−219916号公報 特開2006−66520号公報 Applied Surface Science 73(1993)197 従来MOSトランジスタのシリサイドとして、コバルトシリサイドを用いる傾向が強かったが、近年、MOSトランジスタの微細化などに伴い、ニッケルシリサイドを用いる傾向が強くなっている。ゲート電極を覆って、ソース/ドレイン領域を形成したシリコン基板上にNi層を形成し、たとえば、400℃でアニールすることでダイニッケルシリサイドを形成する1次シリサイド反応を生じさせる。未反応のNi層を硫酸過水(硫酸過酸化水素水)、塩酸過水(塩酸過酸化水素水)、アンモニア過水(アンモニア過酸化水素水)、またはこれらの組み合わせで除去(ウォッシュアウト)する。さらに、アニールし、ダイニッケルシリサイドをニッケルモノシリサイドに変換する2次シリサイド反応を行なう。
ウォッシュアウトしたシリサイド層表面は、薬液によりダメージを受ける。表面が非常に荒れ、ソース/ドレイン領域のシート抵抗のばらつき増加や、接合リーク電流増加の原因となる。
本発明の目的は、表面荒れの抑制されたニッケルシリサイドを有する半導体装置製造方法を提供することである。
本発明の観点によれば、
シリコン領域又はポリシリコン領域の上に、ニッケルプラチナ合金層を形成する工程と、
200℃以上280℃以下の温度で、前記ニッケルプラチナ合金層と前記シリコン領域又は前記ポリシリコン領域とのシリサイド反応を生じさせ、ニッケルプラチナシリサイド層を形成する1次熱処理を行う工程と、
反応ニッケルプラチナ合金層を薬液でウォッシュアウトする工程と、
300℃以上500℃以下の温度で、前記ニッケルプラチナシリサイド層をニッケルプラチナモノシリサイド層に変換する2次熱処理を行う工程と、
を含む半導体装置の製造方法
が提供される。
表面がPtリッチなNi−Pt合金のシリサイドを形成することにより、薬液耐性が向上し、面荒れが抑制される。
本発明者は、ウォッシュアウトによるニッケルシリサイド層の面荒れを防ぐ対策を検討した。Niはウォッシュアウト用の薬液、即ち硫酸過水、塩酸過水、アンモニア過水に溶解する。Ptは、これらの薬液に溶解しない。NiのPt希釈合金はこれらの薬液に溶解する。Ni−Pt希釈合金を用いると、Ni原子とPt原子とは、振る舞いが異なることが期待される。1次アニールの温度を低くすると、PtとSiとの反応は抑制されるであろう。Si基板上にNiのPt希釈合金層を形成してシリサイド層を形成することを試みた。図1A〜1Cは、実験の手順を示す半導体基板の断面図である。図1Dは、実験を行った基板断面の透過型電子顕微鏡(TEM)写真である。
図1Aに示すように、Si基板1上に厚さ約20nmのNi95Pt合金層2をスパッタリングで堆積した。TiN等の保護層は形成しなかった。
図1Bに示すように、Ptは拡散しないように、Ni95Pt合金層2を堆積したSi基板1を240℃の低温でアニールした。合金層2とSi基板1との界面に反応層(シリサイド層)2xが形成される。
図1Cに示すように、硫酸過水で合金層2をウォッシュアウトした。反応層2xは、ウォッシュアウトされずに残った。反応層2xの表面は非常に滑らかで、面荒れは生じなかった。反応層2xは、薬液によるダメージを受けていないと考えられる。
図1Dは、ウォッシュアウト後の、基板断面の透過型電子顕微鏡(TEM)写真である。大きい写真がブライトフィールドであり、左下の小さい写真がダークフィールドである。反応層2xの表面が面荒れなく、非常に平坦で、薬液によるダメージを受けていないことを示している。
比較のため、Ni層を堆積したサンプルで同様のプロセスを行う比較実験を行った。図2A〜2Cは、比較実験の手順を示す半導体基板の断面図である。図2Dは、比較実験を行った基板断面のTEM写真である。
図2Aに示すように、Si基板1の上に、まず厚さ約20nmのNi層3をスパッタリングで堆積し、続いて保護膜として厚さ約10nmのTiN層4をスパッタリングで堆積した。
図2Bに示すように、Ni層3、TiN層4を堆積したSi基板1を240℃でアニールした。Ni層3とSi基板1との界面に反応層(シリサイド層)3xが形成される。
図2Cに示すように、硫酸過水でTiN層4、Ni層3をウォッシュアウトした。反応層3xは残った。反応層3xの表面は、凹凸を有し、面荒れを生じていた。240℃のアニールを行った場合も、反応層3xは、薬液によるダメージを受けると考えられる。
図2Dは、ウォッシュアウト後の、基板断面のTEM写真である。大きい写真がブライトフィールドであり、左下の小さい写真がダークフィールドである。反応層3xの表面が面荒れしており、薬液によるダメージを受けていることが判る。
図2C、2Dと比較すると、図1C、1Dの反応層(シリサイド層)2xは、実質的に薬液による面荒れを受けていないといえる。
Ni95Pt合金層をSi基板表面に堆積し、アニールした時の、Ni,Pt,Siの各原子の挙動を観察するため、EDX分析(energy dispersion X-ray analysis)を行った。Si基板1表面上に厚さ約20nmのNi95Pt合金層2を堆積し、240℃で120秒間、1次アニールを行った。
図3Aは、EDXグラフのスケッチを示す。Niは、合金層2からSi基板1内に入り込んでいる。また、Si中に入り込んでいないNiがあり、約10nm分が反応している。合金層2のSi基板1近傍ではNi密度が減少している。Ptは、合金層2から殆ど動いていない。Siも殆どSi基板1内に留まり、合金層2中には入り込んでいない。図3Cは、オリジナルのEDXグラフを示す。
Si基板上にNi−Pt希釈合金層を形成し、240℃の1次アニールを行うと、シリサイド層の表面はNiが抜けることで、当初の合金よりPtリッチのNi−Ptシリサイドとなり、薬液耐性が向上すると考えられる。
240℃の1次アニール後、合金層をウォッシュアウトし、400℃で2次アニールを行った。
図3Bは、EDXグラフのスケッチをしめす。Si基板1の表面にシリサイド層2xが形成されている。Niはシリサイド層2xの全体に分布している。Ptは、主にシリサイド層2xの上側約1/2の厚さ領域に、特に濃度の高い主部分は約1/2以下の厚さ領域に、分布している。Siは、シリサイド層2xの全厚さに均等に分布しているようである。図3Dは、オリジナルのEDXグラフを示す。
400℃の2次アニールを行っても、Ptはシリサイド層の全体に分布する訳ではなく、主に上側領域約1/2の厚さ領域に分布することが判った。なお、1次アニールは、Niは拡散するが、Ptは殆ど拡散しない温度で行うことが好ましい。ダイニッケルプラチナシリサイド相を形成する温度領域である200℃〜280℃で、30秒〜500秒で処理するのが好ましいであろう。2次アニールは、ニッケルプラチナモノシリサイドを形成するために、300℃〜500℃で、30秒〜120秒で処理するのが好ましい。
図8は、Si基板1表面上に厚さ約10nmのNi層3を堆積し、120℃から340℃で60秒間、1次アニールを行なった結果を示す。なお、TiN等の保護層4は形成しなかった。横軸がアニール温度を示し、縦軸がシート抵抗を示す。200℃〜280℃の温度領域でダイニッケルシリサイド相を形成している。300℃以上でニッケルモノシリサイド相を形成している。
TEM観察も行なった。Ni−Pt合金を用いた場合、2次アニール後の表面は、非常に滑らかであった。Niを用いた比較例では、2次アニール後の表面は、面荒れが酷かった。
図4A−4Dは、実験的に判明した上記現象を利用した本発明の第1の実施例によるシリサイド層を有する半導体装置の製造方法の主要工程を示す基板の断面図である。図4Eは、マルチチャンバの処理装置を示す概略平面図である。nチャネルMOSトランジスタを形成する場合を例にとって説明するが、全ての導電型を反転してpチャネルMOSトランジスタを形成することもできる。
図4Aに示すように、Si基板11にシャロートレンチアイソレーション(STI)により素子分離領域12を形成し、p型不純物のイオン注入を行って素子分離領域12で画定された活性領域にp型ウェルWを形成する。活性領域表面を熱酸化し、ゲート絶縁膜13を形成する。ゲート絶縁膜13上にポリシリコン膜14をCVDで堆積し、パターニングしてゲート電極14を形成する。n型不純物を浅くイオン注入し、n型エクステンション領域16をゲート電極両側の活性領域内に形成する。酸化シリコン等の絶縁膜をCVDで堆積し、異方性エッチングを行って平坦部上の絶縁膜を除去し、サイドウォールSWを形成する。n型不純物を高濃度にイオン注入し、深いソース/ドレイン領域17を形成する。これらの工程でゲート電極14もn型にドープされる。なお、以上の工程は周知のMOSトランジスタ製造工程であり、公知の種々の変形、置換が可能である。
以下、図4B.4Cの工程は図4Eに示す処理装置を用いて行う。
図4Eにおいて、処理装置20は、ロードロックユニット21、搬送ユニット22、成膜ユニット23、低温アニールユニット24を含むマルチチャンバ構成であり、真空を破らずにウエハを各ユニット間で移動できる。ロードロックユニット21内にはウエハカセット28を収容できる。搬送ユニット22内には搬送ロボット26が備えられ、ウエハを所望ユニット間で搬送できる。
図4Bに示すように、真空雰囲気の成膜ユニット23内で、ゲート電極構造を覆って、Si基板11上にNi−Pt希釈合金層18をスパッタリングで堆積する。Ni−Pt希釈合金層18は、ゲート電極14、ソース/ドレイン領域17のシリコンと接する。Ni−Pt希釈合金層18は、0.1at%〜10at%、例えば5at%のPt組成を有する。Ni−Pt希釈合金層18成膜後、真空雰囲気を保ったまま、ウエハを成膜ユニット23から低温アニールユニット24に搬送する。
図4Cに示すように、ウエハを低温で1次アニールし、1次シリサイド反応を生じさせる。1次アニールは、Ptが殆ど拡散せず、Niは拡散する200℃〜290℃の低温、例えば240℃で行う。シリコン表面にシリサイド層19が形成される。低温の1次アニールを行った後、ウエハを処理装置20外部に取り出す。
図4Dに示すように、未反応のNi−Pt希釈合金層18を、例えば硫酸過水で、ウォッシュアウトする。シリサイド層19は、表面がPtリッチになっているため、薬液によるダメージを抑制できる。その後、例えば400℃の比較的高温で2次アニールを行い、シリサイド層19をニッケルプラチナモノシリサイドに変換する。なお、比較的高温の2次アニールの温度は、低抵抗のニッケルプラチナモノシリサイドを形成できる温度であれば、400℃に限らない。その後、通常の工程により、多層配線、層間絶縁膜等を形成し、半導体装置を完成させる。なお、ゲート絶縁膜、ポリシリコン膜、ゲートシリサイド層等のゲート電極、サイドウォール等をまとめて、絶縁ゲート電極構造と呼ぶことがある。絶縁キャップ層等を含めてもよい。
従来のNiシリサイド工程は、1次アニールを約400℃で行う場合が多い。上記実施例では、Ni−Pt希釈合金層を堆積し、1次アニールを200℃〜290℃で行い、2次アニールを約400℃で行っている。400℃のアニールと言う点では同じとも言える。1次アニールを400℃で行うと、どのようなシリサイド層が得られるかさらに実験を行った。
図5Aは、Ni95Pt合金層を厚さ約10nm堆積し、400℃で1次アニールを行い、未反応合金層をウォッシュアウトした状態のEDXグラフを示す。Niが分布している領域の上側約2/3の厚さ領域にPtが分布している。Siは、基板からNi分布領域に入り込んでいるが上面までは達していないようである。図3Dと比較すると、Ni,Si間のシリサイド反応は未だ十分進行していないことが判る。ところが、Ptは、Ni分布領域の厚さの約2/3と、図3Dの場合より広く分布しているように見える。2次アニールの400℃アニールは、1次アニールの400℃アニールとは技術的意味が異なるようである。
そこで、Si基板上に厚さ20nmのNi95Pt合金層を堆積した第1のサンプルは240℃の1次アニール後、400℃の2次アニールを行い、Si基板上に厚さ10nmのNi95Pt合金層を堆積した第2のサンプルは、400℃でアニールした。その後さらに第1、第2のサンプルに厚さ20nmの第2のNi95Pt合金層を堆積し、シリサイド反応を行った。
図5B、5Cは、プロセス内容と測定結果をまとめて示す表である。図5Bは、第1のシリサイド処理を示す。第1のサンプルは、240℃、300秒間の1次アニールを行い、硫酸過水でウォッシュアウトし、400℃で2次アニールを行った。第2のサンプルは、400℃、30秒間のアニールを行い、硫酸過水でウォッシュアウトした。シート抵抗は、第1のサンプルで11.00Ω/cmであり、第2のサンプルで13.23Ω/cmであった。標準偏差を平均値で除算した%Stdは、第1のサンプルで1.9%、第2のサンプルで2.6%であった。第2のサンプルと比べ、第1のサンプルはシート抵抗が低く、ばらつきが小さい。
第1のシリサイド処理を行った第1、第2のサンプルに、同一の第2のシリサイド処理を行った。
図5Cは第2のシリサイド処理のプロセス内容と測定結果を示す。第1のシリサイド処理を終えた第1、第2のサンプルに厚さ約20nmのNi95Pt合金層を堆積し、第2のシリサイド処理を行った。第1、第2のサンプルに対し、240℃、120秒間の1次アニールを行い、硫酸過水でウォッシュアウトした。さらに400℃の2次アニールを行った。第1のサンプルは、第2の1次アニールを終え、ウォッシュアウト前の状態で6.44Ω/cmのシート抵抗、1.6%の%Stdを示し、ウォッシュアウト後は10.99Ω/cmのシート抵抗、2.4%の%Stdを示した。ウォッシュアウト後のシート抵抗は、第1のシリサイド処理を終えた状態のシート抵抗11.00Ω/cmと殆ど変わっていない。新たなシリサイド層は実質的に形成されていないことを示している。%Stdは2.4%と若干増大している。これに対し第2のサンプルは、ウォッシュアウト後のシート抵抗が13.08Ω/cmと第1のシリサイド処理後のシート抵抗13.23Ω/cmから明らかに減少している。新たなシリサイド層が形成されたことを示している。%Stdは2.5%と殆ど変わっていない。
400℃の2次アニールを行うと、第1のサンプルはシート抵抗が10.92Ω/cmとわずかに減少し、%Stdは2.1%と向上した。第1のサンプルに対しては、第2のシリサイド反応は実質的に新たなシリサイド層を形成しないと考えられる。第1のシリサイド処理で400℃の2次アニールを行っても、Ptリッチなシリサイド表面は、Niに対してブロック効果を有すると考えられる。第2のサンプルは、2次アニール後、シート抵抗が12.83Ω/cmと明らかに減少し、&Stdは2.8%とわずかに増大した。第2のサンプルに対しては、第2のシリサイド反応は新たなシリサイド層を形成すると考えられる。第2のサンプルでは、Ptが広い領域に分布し、上からのNi拡散をブロックする機能はない、又は少ないと考えられる。
図6A〜6Eは、上述の第1のサンプルの実験結果を利用した、本発明の第2の実施例によるシリサイド層を有する半導体装置の製造方法の主要工程を示す基板の断面図である。
図6Aに示すように、Si基板11にシャロートレンチアイソレーション(STI)により素子分離領域12を形成し、p型不純物のイオン注入を行って素子分離領域12で画定された活性領域にp型ウェルWを形成する。活性領域表面を熱酸化し、ゲート絶縁膜13を形成する。ゲート絶縁膜13上にポリシリコン膜14をCVDで堆積し、さらにその上にスパッタリングでNi−Pt希釈合金層31を堆積する。Ni−Pt希釈合金層の厚さは、ポリシリコン膜14を全てシリサイド化(フルシリサイデーション)できる厚さとする。Ni−Pt希釈合金層のPt組成は第1の実施例と同様である。
図6Bに示すように、低温の1次アニールを行った後、未反応合金層をウォッシュアウトし、比較的高温の2次アニールを行って、フルシリサイデーションしたNi−Ptシリサイド層32を形成する。1次アニール、2次アニールの温度は第1の実施例同様である。アニール時間は調整する。1次アニール後のNi−Ptシリサイド層32は、上面がPtリッチとなって、薬液耐性が高くなっており、ウォッシュアウトで薬液によるダメージを実質的に受けない。2次アニール後もシリサイド層32表面はNiブロック機能を有する。シリコン基板の活性領域は、全面ゲート絶縁膜13に覆われているので、シリサイド化されない。
図6Cに示すように、Ni−Ptシリサイド層32をゲート電極形状に合わせてパターニングする。左側のゲート電極32は、高速動作用のゲート長の短いトランジスタ用であり、右側のゲート電極32は比較的ゲート長が長く、リーク電流の低いトランジスタ用である。Ni−Ptシリサイドゲート電極32の両側にn型不純物をイオン注入し、エクステンション領域16を形成する。
ゲート長が異なるポリシリコン膜をニッケルシリサイド化する時、単位面積当たりの金属(合金)消費量が異なる。太幅ゲートに合わせてアニール条件を選択すると、細幅ゲートではNiが過剰になり、NiSiができてしまう。細幅ゲートに合わせてアニール条件を選択すると、太幅ゲートではNiが不足し、NiSiができてしまう。いずれも抵抗値が高くなる原因となる。ゲート電極をパターニングする前にシリサイド処理を行うことにより、全面で最適なシリサイド反応を行うことができる。
図6Dに示すように、酸化シリコン等の絶縁膜をCVDで堆積し、異方性エッチングを行って平坦部状の絶縁膜を除去し、サイドウォールSWを形成する。n型不純物を高濃度にイオン注入し、深いソース/ドレイン領域17を形成する。Ni−Ptシリサイドゲート電極を覆って、新たなNi−Pt希釈合金層18をスパッタリングで堆積し、第2のシリサイド処理を行う。1次アニール、ウォッシュアウト、2次アニールの工程は第1の実施例のシリサイド処理と同様である。
図6Eに示すように、ソース/ドレイン領域17表面上にNi−Ptシリサイド層19が形成される。ゲート電極32は、表面がNiブロック機能を有するPtリッチなシリサイド層であり、新たなシリサイド反応は生じない。このように、表面にブロック機能を有する第1のシリサイド層を形成し、新たなSi面を露出又は形成し、第2のシリサイド層を形成しても、第1のシリサイド層は殆ど影響を受けず、新たなSi面に対してのみシリサイド処理を行うことができる。
ゲート電極のフルシリサイデーションと同時にソース/ドレイン領域上にシリサイド層を形成すると、ソース/ドレイン領域に対して厚すぎるシリサイド層を形成することになり、接合リーク電流の原因となる。ゲート電極には厚いシリサイド層、ソース・ドレイン領域上に比較的薄いシリサイド層を形成することにより、好適な特性を有するフルシリサイデーションゲート電極を有するMOSトランジスタを形成することができる。
図6B中、破線で示すように、フルシリサイデーションの代わりに、ポリシリコンゲート電極の所望の厚さをシリサイド化して、ポリサイドゲート電極としてもよい。この場合も、ゲート電極のシリサイド層は厚く、ソース/ドレイン領域上のシリサイド層は薄く選択することができる。
ソース/ドレイン領域上にはNiシリサイド層を形成しても、ゲート上のシリサイド反応をブロックすることはできる。シリサイド層の面荒れを防ぐには、ソース/ドレイン領域の上にも表面がPtリッチなNi−Ptシリサイド層を形成するのが好ましい。
図7は、第1の実施例の変形例を示す。導電型を全て反転したpチャネルMOSトランジスタ30を作成する。まず、図4Aに示したように、MOSトランジスタ構造を作成する。ソース/ドレイン領域17をエッチングして掘り下げ、凹部を作成する。ゲートポリシリコン膜14はマスクしてエッチングしない。但し、ゲートポリシリコン膜もエッチングしてもよい。Si−Ge混晶、またはSi−Ge−C混晶34をエピタキシャル成長して凹部に埋め込む。ゲート電極上にも堆積してもよい。格子定数の大きなSi−Ge,又は微量のCを添加したSi−Ge−C混晶34がソース/ドレイン領域に埋め込まれるのでチャネルに圧縮応力が印加され、正孔の移動度が向上する。ゲート電極14、ソース/ドレイン領域34上に、Ni−Ptシリサイド層19が形成される。
なお、nチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域にSi−C混晶を埋め込んで、チャネルに引張応力を印加し電子の移動度を向上することもできる。第2の実施例において、図4Dの状態で、サイドウォールSWを形成し、ソース/ドレイン領域を形成した後、Ni−Pt合金層を堆積する前に、ソース/ドレイン領域をエッチングして掘り下げ、Si−GeまたはSi−Ge−Cを埋め込んでもよい。
以上、実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、ウォッシュアウト用薬液に溶ける金属としてNi、Co,Ti、これらの組み合わせ、のいずれか、ウォッシュアウト用薬液に溶けない金属として、Pt,Ta、これらの組み合わせ、のいずれかを選択し、これらの金属の合金を用いてシリサイド層を形成することができよう。その他、種々の変更、改良、置換、組み合わせ、等が可能なことは、当業者に自明であろう。
以下、本発明の特徴を付記する。付記後のカッコ内数字は対応請求項を示す。
(付記1)(1)
活性領域を有する半導体基板と、
前記活性領域上に形成された絶縁ゲート電極構造と、
前記絶縁ゲート電極構造両側の前記活性領域に形成されたソース/ドレイン領域と、
前記ソース/ドレイン領域上に形成されたニッケルプラチナモノシリサイド層であって、前記ニッケルプラチナモノシリサイド層の底部におけるプラチナ組成より表面部におけるプラチナ組成が高く、薬液による面荒れを実質的に受けていないニッケルプラチナモノシリサイド膜と、
を有する半導体装置。
(付記2)(2)
前記絶縁ゲート電極構造が、下から順に、ゲート絶縁膜、ポリシリコンゲート電極、ニッケルプラチナモノシリサイドゲート電極の積層を含み、前記ニッケルプラチナモノシリサイドゲート電極の底部におけるプラチナ組成より表面部におけるプラチナ組成が高く、前記ニッケルプラチナモノシリサイドゲート電極は薬液による面荒れを実質的に受けていない付記1記載の半導体装置。
(付記3)(3)
前記ソース/ドレイン領域が、Si−Ge又はSi−Ge−Cの混晶領域を含む付記1または2記載の半導体装置。
(付記4)(4)
活性領域を有する半導体基板と、
前記活性領域上に形成された絶縁ゲート電極構造であって、ゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上方に形成されたニッケルプラチナモノシリサイドゲート電極を含み、前記ニッケルプラチナモノシリサイドゲート電極の底部におけるプラチナ組成より表面部におけるプラチナ組成が高く、前記ニッケルプラチナモノシリサイドゲート電極は薬液による面荒れを実質的に受けていない絶縁ゲート電極構造と、
前記絶縁ゲート電極構造両側の前記活性領域に形成されたソース/ドレイン領域と、
を有する半導体装置。
(付記5)
前記ソース/ドレイン領域上に形成されたニッケルプラチナモノシリサイド層をさらに有する付記4記載の半導体装置。
(付記6)
前記ニッケルプラチナモノシリサイド層は、前記ニッケルプラチナモノシリサイドゲート電極より薄い付記5記載の半導体装置。
(付記7)(5)
シリコン領域又はポリシリコン領域の上に、ニッケルプラチナ合金層を形成する工程と、
プラチナが拡散しない温度で、前記ニッケルプラチナ合金層と前記シリコン領域又は前記ポリシリコン領域とのシリサイド反応を生じさせ、ニッケルプラチナシリサイド層を形成する1次熱処理を行う工程と、
薬液による面荒れを実質的に生じることなく、未反応ニッケルプラチナ合金層を薬液でウォッシュアウトする工程と、
前記ニッケルプラチナシリサイド層をニッケルプラチナモノシリサイド層に変換する2次熱処理を行う工程と、
を含む半導体装置の製造方法。
(付記8)
前記シリコン領域又はポリシリコン領域が、Si基板上方に形成されたポリシリコンゲート電極と、前記ポリシリコンゲート電極両側のシリコン基板である付記7記載の半導体装置の製造方法。
(付記9)
前記シリコン領域又はポリシリコン領域が、シリコン基板上方に形成されたポリシリコンゲート領域であり、
前記ニッケルプラチナモノシリサイド層と前記ポリシリコン領域とをパターニングしてゲート電極構造を形成する工程と、
前記ゲート電極構造両側のシリコン基板にソース/ドレイン領域を形成する工程と、
前記ソース/ドレイン領域の上にニッケルプラチナモノシリサイド層を形成する工程と、
を更に含む付記7記載の半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記シリコン領域又はポリシリコン領域が、シリコン基板上方に形成されたポリシリコンゲート領域であり、
前記2次熱処理は、前記ポリシリコンゲート領域を全て消費して、ニッケルプラチナモノシリサイドゲート領域を形成し、さらに、
前記ニッケルプラチナモノシリサイドゲート領域をパターニングしてゲート電極構造を形成する工程と、
前記ゲート電極構造両側のシリコン基板にソース/ドレイン領域を形成する工程と、
前記ソース/ドレイン領域の上にニッケルプラチナモノシリサイド層を形成する工程と、
を含む付記7記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記ソース/ドレイン領域を形成する工程が、Si−GeまたはCを添加したSi−Ge−C混晶を埋め込む工程を含む付記9または10記載の半導体装置の製造方法。
(付記12)
前記ニッケルプラチナ合金層のPt組成は0.1at%〜10at%である付記7〜11のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記13)
前記1次熱処理の温度は200℃〜280℃の範囲内である付記7〜11のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
図1A〜1Cは、実験の手順を示す半導体基板の断面図である。図1Dは、実験を行った基板断面のTEM写真である。 図2A〜2Cは、比較実験の手順を示す半導体基板の断面図である。図2Dは、比較実験を行った基板断面のTEM写真である。 図3A、3Bは、1次アニール、2次アニール後の実験した基板断面のEDXグラフのスケッチである。図3C,3Dは、オリジナルのEDXグラフである。 図4A−4Dは、本発明の第1の実施例によるシリサイド層を有する半導体装置の製造方法の主要工程を示す基板の断面図である。図4Eは、マルチチャンバの処理装置を示す概略平面図である。 図5Aは、実験を行った基板断面のEDXグラフである。図5B、5Cは、第1シリサイド処理と第2シリサイド処理のプロセス内容と実験結果をまとめて示す表である。 図6A〜6Eは、本発明の第2の実施例によるシリサイド層を有する半導体装置の製造方法の主要工程を示す基板の断面図である。 図7は、変形例を示す基板の断面図である。 図8は、1次アニールの温度に対する、シート抵抗の変化を示す、シリサイド相の変化を付記したグラフである。
符号の説明
1 Si基板
2 Ni95Pt合金層
2x 反応層(シリサイド層)
3 Ni層
3x 反応層(シリサイド層)
4 TiN層
11 Si基板
12 素子分離領域(STI)
13 ゲート絶縁膜
14 ポリシリコン膜(ゲート電極)
16 エクステンション領域
17 ソース/ドレイン領域
18 Ni−Pt希釈合金層
19 シリサイド層
31 Ni−Pt希釈合金層
32 Ni−Ptシリサイド層(フルシリサイデーション)
34 Si−Ge混晶、またはSi−Ge−C混晶
SW サイドウォール
W ウェル

Claims (1)

  1. シリコン領域又はポリシリコン領域の上に、ニッケルプラチナ合金層を形成する工程と、
    200℃以上280℃以下の温度で、前記ニッケルプラチナ合金層と前記シリコン領域又は前記ポリシリコン領域とのシリサイド反応を生じさせ、ニッケルプラチナシリサイド層を形成する1次熱処理を行う工程と、
    反応ニッケルプラチナ合金層を薬液でウォッシュアウトする工程と、
    300℃以上500℃以下の温度で、前記ニッケルプラチナシリサイド層をニッケルプラチナモノシリサイド層に変換する2次熱処理を行う工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
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