JP5184854B2 - 陳列棚におけるストッカー収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、陳列棚の下端部における左右1対の側板間に、ストッカーを収容しうるようにした陳列棚におけるストッカー収納装置に関する。
従来のこの種の陳列棚におけるストッカー収納装置には、ストッカーを引出し式としたもの(例えば特許文献1参照)や、ストッカーにキャスタを設け、ストッカーを床に沿って自由に移動できるようにしたもの(例えば特許文献2参照)等がある。
特開2007−130362号公報 特開2000−201782号公報
しかし、特許文献1に記載されている引出し式のものは、ストッカーを引出したとき、陳列棚全体の重心が前方に移動し、陳列棚が前傾するおそれがある。また、ストッカーを陳列棚から外したときのストッカー自体の移動が不便である。
特許文献2に記載されているキャスタ式のものは、ストッカー自身の荷重はキャスタで受け、自由に移動できるとともに、引出し時に、陳列棚の重心が変動するおそれがない反面、床面に不陸がある場合、陳列棚とストッカーとの左右のレベルがずれて、美観を損ねたり、ストッカーが陳列棚のストッカー収容部に片当たりしたりするおそれがある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、ストッカーを収納したとき、床面に不陸があっても、陳列棚とストッカーと間にレベルのずれが生じることがなく、しかも、ストッカーの出し入れ時の陳列棚全体の重心の移動を小さくすることができるとともに、陳列棚から引き出したストッカーを、単独で自由に移動できるようにした陳列棚におけるストッカー収納装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1) 陳列棚の下端部における前後方向を向く左右1対の側板間に、ストッカーを収容しうるようにした陳列棚におけるストッカー収納装置において、ストッカーの前部下面にキャスタを設けるとともに、ストッカーの後部に、垂直ローラを、左右方向を向く軸をもって枢着し、前記側板の内面に、前記垂直ローラを、ストッカーの移動軌跡の前限から後限までの範囲に亘って、ほぼ水平の前後方向に案内する後部案内手段と、ストッカーの前限より前方への移動を阻止するストッパと、ストッカーが後限に近づいた位置から後限に至るまでの間において、ストッカーの前部を、前記キャスタが床面から浮上するように案内する前部案内手段とを設ける。
(2) 上記(1)項において、ストッカーの後部下面にも、キャスタを、ストッカーの後部が後部案内手段により案内されている間は、床面より浮上するようにして設け、ストッカーを、左右の側板間から外したとき、ストッカーが、前後のキャスタにより、自立して移動しうるようにする。
(3) 上記(1)または(2)項において、後部案内手段を、垂直ローラが上面に沿って転動するようにした前後方向を向くガイドレールとし、かつストッパを、前記ガイドレールの前端より起立し、垂直ローラが当接することにより、垂直ローラのそれ以上の前方への移動を阻止する当接面と、この当接面の上端より前下方に向かって傾斜し、前方より進入してきた垂直ローラを、後上方に乗り上がるように案内する傾斜面とを有するものとする。
(4) 上記(3)項において、ガイドレールの上面に、ストッカーが後限に達したとき、垂直ローラが落ち込むようにした凹部を設ける。
(5) 上記(3)または(4)項において、ストッパを、ガイドレールより上方に突出する上昇位置と、上端がガイドレールの上面と等高かまたは若干上方に位置する下降位置とに上下動可能として側板に装着し、かつストッパを上向きに付勢する付勢手段を側板に設ける。
(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、前部案内手段が、側板の内面に、左右方向を向く軸をもって枢着したガイドローラと、ストッカーに設けられ、かつストッカーが後限に近づいたとき、前記ガイドローラに乗り上がることにより、ストッカーの前部を、キャスタが浮上するまで上昇させる、後上向き傾斜する傾斜面と、この傾斜面の前端より連続して前方を向き、かつ前記ガイドローラ上を後方へ移動することにより、ストッカーの前部を、キャスタが浮上した状態で維持するようになっている水平面とを有するものとする。
(7) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、前部案内手段が、ストッカーの前部に、左右方向を向く軸をもって枢着した第2の垂直ローラと、側板の内面に設けられ、かつストッカーが後限に近づいたとき、前記第2の垂直ローラが乗り上がることにより、ストッカーの前部を、キャスタが浮上するまで上昇させる、前下方に向かって傾斜する傾斜面と、この傾斜面の後端より連続して後方を向き、かつ前記第2の垂直ローラが後方へ移動することにより、ストッカーの前部を、キャスタが浮上した状態で維持するようになっている水平面とを有するものとする。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
上記(1)項の発明によると、ストッカーを収納位置としたとき、ストッカーは、キャスタが床面から浮上した状態で、後部が後部案内手段により、また前部が前部案内手段により支持されるようにしてあるので、床面に不陸があっても、陳列棚とストッカーと間にレベルのずれが生じることはなく、常に美麗な外観を呈することができる。
また、ストッカーを収納位置から手前に少し引くと、キャスタが接床し、ストッカーの前部の荷重をキャスタで支承することができるので、ストッカーの出し入れ時の陳列棚全体の重心の移動を小さくすることができる。
上記(2)項の発明によると、ストッカーの後部下面にも、キャスタを設けてあるので、ストッカーを、陳列棚から外したとき、ストッカーを、前後のキャスタにより、単独で自立した状態で自由に移動させることができる。
上記(3)項の発明によると、後部案内手段を、簡単な構造のものとすることができ、安価に製造することができる。
また、ストッカーを陳列棚に装着する際は、垂直ローラが、ストッパの傾斜面上に乗り上げて、ストッカーの後部が若干持ち上げられつつ、ストッカーは円滑に案内される。
さらに、ストッカーを前限まで引き出した後、垂直ローラがストッパを乗り越えるように、ストッカーの後部を若干持ち上げつつ、前進させることにより、ストッカーを陳列棚から容易に離脱させることができる。
上記(4)項の発明によると、ストッカーが後限に達したとき、垂直ローラがガイドレールの上面に設けた凹部に落ち込むようにしてあるので、地震その他の振動等により、ストッカーが無暗に移動することがない。
上記(5)項の発明によると、ストッカーを陳列棚に装着する際、垂直ローラが、ストッパの傾斜面に押し付けられると、ストッパが下降位置まで下降するので、垂直ローラおよびストッカーの後部が大きく持ち上げられることなく、垂直ローラはガイドレールに乗り上がることができ、ストッカーを陳列棚に、より円滑に挿入することができる。
上記(6)および(7)項の発明によると、前部案内手段を、簡単な構造のものとすることができ、安価に製造することができる。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図10は、本発明の第1の実施形態を示す。
図1は、本発明の第1の実施形態を備える陳列棚を示す。
この陳列棚は、左右1対の支柱1、1の下端部に、前後方向を向くベース脚2、2の後端を結合するとともに、両支柱1、1の上端部同士、および下端部同士を、左右方向を向く横連結杆3、3(下方のものは図2参照)をもって連結したフレーム4を備えている。
各支柱1の下端と、ベース脚2の前端部下面とには、レベル調節用のアジャスタボルト5が設けられ、そのアジャスタボルト5の下端が、床面6に接している。
左右の支柱1、1と、上下の横連結杆3、3とにより囲まれた空間には、背板7が嵌合されている。
各支柱1の前後両面には、複数の係止孔8が、上下方向に等間隔をもって、かつ左右2列として設けられており、これらの係止孔8の所望のものに、左右1対の棚板ブラケット9、9の後端に設けたフック(図示略)を係止し、左右の棚板ブラケット9、9上に、棚板10の左右の端部下面を載置することにより、複数の棚板10が、支柱1、1の前面に、上下多段状に取り付けられている。
各ベース脚2上には、ベース棚板11用のブラケット12が、後述するようにして、ベース脚2と支柱1とに取り付けられている。この実施形態においては、ブラケット12とベース脚2とにより、側板13が形成されている。
左右の側板13、13、すなわち左右のブラケット12、12上に、ベース棚板11を載置することにより、左右の側板13、13と、ベース棚板11と、床面6との間に、ストッカー収容空間14が形成されている。
なお、ベース脚2とブラケット12とを一体的に形成して、側板13とすることもある。
図1に想像線で示すように、フレーム4の後面にも、棚板ブラケット9、棚板10、ベース棚板11、側板13等を、前面におけるものと前後対称の構造をもって取り付け、前後いずれからも陳列商品を出し入れできる両面型の陳列棚として実施することもある。
図2〜図5に示すように、ベース脚2は、支柱1の左右方向の幅のほぼ2分の1の幅の前後方向を向く角管状をなし、その内側面には、前後2個の方形の係合孔15、15が設けられている。
ブラケット12は、支柱1の左右方向の幅のほぼ2分の1の幅の薄板状をなし、その下端を、ベース脚2の上端に載置するとともに、下端内側縁より垂下する垂下片12aに設けた前後1対の外下向きの切り起し爪16、16を、ベース脚2の前後の係合孔15、15の下縁に係止することにより、ベース脚2に結合され、かつ上部後端に設けた後方を向く係止フック17(図4参照)を、支柱1の前面における内側の列の所要の係止孔8に係止することにより、支柱1に取り付けられている。
ブラケット12の上部には、縦長の中空部12bが形成されている。ブラケット12の前部の下端における垂下片12aの上方には、ローラ支持片18が内向き突設されており、ローラ支持片18の先端部下面には、水平のガイドローラ19が、上下方向を向く軸20をもって枢着されている。
ブラケット12の内面における上下方向の中間部には、内方を向く水平片21aと、その先端から垂下する垂下片21bとを備える前後方向に長いガイドレール21が設けられている。
水平片21aの後部上面には、方形の切欠き21cが設けられている。この切欠き21cに代えて、単なる凹部とすることもある。
ブラケット12の内面におけるガイドレール21の上方には、水平片21aと平行をなす水平片22aと、その後端から水平片21aの近くまで垂下する停止片22bとを備える補助ガイドレール22が設けられている。
ガイドレール21における水平片21aの前端部上面には、ガイドレール21の前端部より起立する当接面23aと、この当接面23aの上端より前下方に向かって傾斜する傾斜面23bとを有するストッパ23が設けられている。
また、ストッパ23より内方において、ガイドレール21の垂下片21bの前端部内側面には、垂直のガイドローラ24が、左右方向を向く軸25をもって枢着されている。
図1および図3に示すように、ストッカー26は、上面が開口する箱状をなし、上部に手掛け部27を有する前面板28と、左右1対の側板29、29と、後面板30と、底板31と、底板31の下面に設けられた左右方向を向く前後1対の補強杆32、33と、前後の補強杆32、33に左右1対ずつ設けられたキャスタ34、34、35、35とを備えている。
ストッカー26における各側板29の外側面の後上部に設けられた外向きのブラケット36には、ストッカー26をストッカー収容空間14に挿入したとき、左右のブラケット12の上部内面に沿って転動するようにした水平ローラ37が、上下方向を向く軸38をもって枢着されている。
この水平ローラ37がブラケット12の上部内面に沿って転動し、かつガイドローラ19が、ストッカー26における側板29の下部外側面に沿って転動することにより、ストッカー26は、ストッカー収容空間14内において、前後方向に円滑に移動できるように案内されている。
各側板29の外側面における上下方向のほぼ中間部には、上下方向の中間部に外向き突条部39aが設けられた前後方向を向く補強杆39が固着されている。
補強杆39の外向き突条部39aの下部における前後部を除く中間部には、切欠き40が設けられており、この切欠き40より後方の外向き突条部39aの外側面には、垂直ローラ41が、左右方向を向く軸42をもって枢着されている。
この垂直ローラ41は、ストッカー26をストッカー収容空間14に前方より挿入する際、ストッパ23の傾斜面23bに乗り上がり、ストッカー26の後部を持ち上げつつ、ストッパ23を乗り越えさせる作用と、ストッパ23を乗り越えた後、ストッカー26が、ストッカー収容空間14内において、垂直ローラ41がストッパ23の当接面23aに当接する前限から、垂直ローラ41が補助ガイドレール22の停止片22bに当接する後限までの範囲に亘っては、ガイドレール21の水平片21a上を転動し、ストッカー26の後部を、後部のキャスタ35が床面6より浮上した状態で、前後方向に円滑に移動しうるように案内する作用とを有している。
補助ガイドレール22の水平片22aは、垂直ローラ41が、ガイドレール21の水平片21aから浮き上がるのを阻止するためのものであり、この補助ガイドレール22(省略することもできる)と、ガイドレール21とにより、垂直ローラ41を、ストッカー26の移動軌跡の前限から後限までの範囲に亘って、ほぼ水平の前後方向に案内する後部案内手段Aが形成されている。
なお、この実施形態においては、ガイドレール21の水平片21aの後端部に、切欠き21cを設けてあるため、ストッカー26が後限に達したとき、垂直ローラ41がこの切欠き21cに落ち込み、後部のキャスタ35は、床面6に近接するか、または接触するようになっている。
切欠き40より前方の外向き突条部39aの下端には、水平片43aの後端に、後上向き傾斜する傾斜片43bが連設されたガイド片43における上記水平片43aが、その傾斜片43bが切欠き40内に位置するようにして固着されている。
このガイド片43は、ストッカー26が後限に近づいたとき、傾斜片43bの下面の後上向き傾斜する傾斜面がガイドローラ24に乗り上がり、前部のキャスタ34が床面6より浮上するまで、ストッカー26の前部を持ち上げ、その後、ストッカー26が後限に至るまでは、水平片43aの下面の水平面が、ガイドローラ24上を前後方向に移動し、前部のキャスタ34が床面6より浮上した状態を維持する作用を有している。
すなわち、ガイド片43とガイドローラ24とにより、ストッカー26が後限に近づいた位置から後限に至るまでの間において、ストッカー26の前部を、前部のキャスタ34が浮上するように案内する前部案内手段Bが形成されている。
次に、図4、および図6〜図10を参照して、第1の実施形態の作用について説明する。
ストッカー収容空間14に、ストッカー26を前方より押し入れると、図6に示すように、垂直ローラ41がストッパ23の傾斜面23bに乗り上がり、ストッカー26の後部が持ち上げられ、後部のキャスタ35が床面6より浮上させられる。
図7に示すように、垂直ローラ41がストッパ23の傾斜面23bの頂部を乗り越えると、図8に示すように、垂直ローラ41は、ガイドレール21の水平片21a上に受支される。このとき、垂直ローラ41は、ストッパ23の当接片23aに当接する前限に位置し、後部のキャスタ35は、床面6よりわずかに浮上した状態に維持される。
この状態から、ストッカー26を後方に押すと、垂直ローラ41は、ガイドレール21の水平片21a上を転動し、かつ前部のキャスタ34は、床面6に沿って転動して、ストッカー26は、若干後部が持ち上げられた状態で、後方に円滑に移動することができる。
また、ストッカー26をストッカー収容空間14に前方より押し入れた初期より、ガイドローラ19がストッカー26の側板29の下部外側面に沿って、また水平ローラ37がブラケット12の上部内側面に沿って、それぞれ転動することにより、ストッカー26の左右方向の位置決めがなされるとともに、ストッカー26は、円滑に前後方向に案内される。
図9に示すように、ストッカー26が後限に近づくと、ガイド片43の傾斜片43bの下面がガイドローラ24に乗り上がり、前部のキャスタ34が床面6より浮上するまで、ストッカー26の前部が持ち上げられ、その後、ストッカー26が後限に至るまでは、図10に示すように、水平片43aの下面の水平面が、ガイドローラ24上を後方に移動し、前部のキャスタ34は、床面6より浮上した状態に維持される。
図4に示すように、ストッカー26が後限に達すると、垂直ローラ41は、ガイドレール21の水平片21aにおける切欠き21cに落ち込み、ストッカー26の後部がわずかに下降し、後部のキャスタ35は、床面6に接するか、または床面6よりわずかに浮上した状態に維持される。
このとき、ストッカー26の前部は、前部のキャスタ34が床面6より浮上した状態で維持されているので、床面6に不陸があったとしても、それによって前面板28に傾きが生じることはなく、前面板28はベース棚板11や側板13の前端面に対して、常に同一の状態で保持され、美麗な外観を呈することができる。
また、ストッカー26が収納位置である後限に位置しているとき、垂直ローラ41が切欠き21cに落ち込んでいることによって、ストッカー26の前方への移動に適度の抵抗力を付与することができ、それによって、地震その他の振動等により、ストッカー26が無暗に開くのを防止することができる。
ストッカー26を収納位置から開くには、前面板28の手掛け部27に手を掛けて、手前に引く。すると、垂直ローラ41が切欠き21cからガイドレール21の水平片21a上に乗り上がり、以後、水平片21a上を転動し、ストッカー26の後部は、後部のキャスタ35が床面6から浮上した状態で、円滑に前方に移動する。
また、ガイドローラ24上を、ガイド片43の水平片43aと傾斜片43bとが通過する間に、ストッカー26の前部が下降して、前部のキャスタ34が接床し、それ以後は、キャスタ34が床面6に沿って転動することにより、ストッカー26の前部は、前方に円滑に移動させられる。
ストッカー26が前限に達すると、垂直ローラ41は、ストッパ23の当接面23aに当接して、ストッカー26はその位置に停止させられる。
したがって、通常は、ストッカー26は、上記のような態様で、前限と後限との間を前後方向に移動して、開閉させられる。
ストッカー26を、ストッカー収容空間14から取り出したい場合は、ストッカー26を、図8に示すように、前限まで移動した後、ストッカー26の後部を持ち上げつつ、前方に移動し、図7に示すように、垂直ローラ41を、ストッパ23の頂部を乗り越えさせて、その傾斜面23b上に載置させる。すると、垂直ローラ41が傾斜面23bに沿って転動しつつ下降し、ストッカー26の後部のキャスタ35が接床した後は、ストッカー26は、前後のキャスタ34、35により、自立した状態で、床面6に沿って自由に移動することができる。
以上から明らかなように、第1の実施形態においては、ストッカー26を収納位置としたとき、ストッカー26は、キャスタ34が床面6から浮上した状態で、後部が後部案内手段Aにより、また前部が前部案内手段Bにより支持されるようにしてあるので、床面6に不陸があっても、陳列棚とストッカー26と間にレベルのずれが生じることはなく、常に美麗な外観を呈することができる。
また、ストッカー26を収納位置から手前に少し引くと、キャスタ34が接床し、ストッカー26の前部の荷重をキャスタ34で支承することができるので、ストッカー26の出し入れ時の陳列棚全体の重心の移動を小さくすることができる。
図11は、本発明の第2の実施形態を示す。なお、図11において、第1の実施形態におけるのと同一または類似の部材には、同一の符号をもって図示するに止め、それらについての詳細な説明は省略する(図12における本発明の第3の実施形態においても同様とする)。
この実施形態においては、前部案内手段Bを、ストッカー26における側板29の前部外側面に、第2の垂直ローラ51を、左右方向を向く軸52をもって枢着し、ストッカー26が後限に近づいたとき、この垂直ローラ51が、側板13におけるブラケット12の内面に設けたガイド片53における水平片53aの前端より前下方に向かって傾斜する傾斜片53b上に乗り上がることにより、ストッカー26の前部を、前部のキャスタ34が浮上するまで上昇させ、垂直ローラ51が、水平片53a上を後方へ向かって転動することにより、ストッカー26の前部を、キャスタ34が浮上した状態で維持するようなものとしてある。
すなわち、第1の実施形態におけるガイドローラ24とガイド片43との取付位置関係を逆にして、第1の実施形態と同様に作用するようにしたのが第2の実施形態である。
図12は、本発明の第3の実施形態を示す。
この実施形態においては、ガイドレール21の水平片21aの下面に後端部を止着した前後方向を向く板ばね(付勢手段)61の前端部を、上方を向く当接面61aと、その上端より前下方に向かって傾斜する傾斜面61bとが形成されるように折曲することにより、ストッパ62を形成し、常時は、当接面61aがガイドレール21の水平片21aの上面より上方に突出する上昇位置に位置しているが、垂直ローラ41が傾斜面61bに沿って転動しつつ後方に移動すると、板ばね61の前部が下方に弾性撓曲して、図12に想像線で示すように、当接面61aの上端が、ガイドレール21の水平片21aの上面と等高かまたは若干上方に位置する下降位置まで移動しうるようにしてある。
このような構成としたことにより、第3の実施形態においては、ストッカー26を陳列棚に装着する際、垂直ローラ41およびストッカー26の後部が大きく持ち上げられることなく、垂直ローラ41はガイドレール21の水平片21a上に乗り上がることができ、ストッカー26を陳列棚に、より円滑に挿入することができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、幾多の変形した態様での実施が可能である。
例えば、ガイドレール21の水平片21aにおける切欠き21cを省略し、それに代えて、側板13に、ストッカー26を後限で弾圧保持する公知のキャッチャーを設けてもよい。
本発明の第1の実施形態を備える陳列棚におけるストッカーを引き出した状態の外観斜視図である。 同じく、左下部を内方より見た分解斜視図である。 同じく、ストッカーの左側部を外方より見た斜視図である。 同じく、ストッカーを後限の収納位置としたときの陳列棚の下部の拡大側面図である。 図4のV−V線に沿う拡大縦断正面図である。 ストッカーを収納し始めの状態を示す一部切欠き側面図である。 図6の状態より、ストッカーをさらに押し込んだときの一部切欠き側面図である。 図7の状態より、ストッカーをさらに押し込んだときの一部切欠き側面図である。 図8の状態より、ストッカーをさらに押し込んだときの一部切欠き側面図である。 図9の状態より、ストッカーをさらに押し込んだときの一部切欠き側面図である。 本発明の第2の実施形態における、図6と同様の部分の一部切欠き側面図である。 本発明の第3の実施形態における、ストッパと垂直ローラとの関係を示す部分拡大縦断側面図である。
1 支柱
2 ベース脚
3 横連結杆
4 フレーム
5 アジャスタボルト
6 床面
7 背板
8 係止孔
9 棚板ブラケット
10 棚板
11 ベース棚板
12 ブラケット
12a垂下片
12b中空部
13 側板
14 ストッカー収容空間
15 係合孔
16 切り起し片
17 係止フック
18 ローラ支持片
19 ガイドローラ
20 軸
21 ガイドレール
21a水平片
21b垂下片
21c切欠き(凹部)
22 補助ガイドレール
22a水平片
22b停止片
23 ストッパ
23a当接面
23b傾斜面
24 ガイドローラ
25 軸
26 ストッカー
27 手掛け部
28 前面板
29 側板
30 後面板
31 底板
32、33 補強杆
34、35 キャスタ
36 ブラケット
37 水平ローラ
38 軸
39 補強杆
39a外向き突条
40 切欠き
41 垂直ローラ
42 軸
43 ガイド片
43a水平片
43b傾斜片
51 第2の垂直ローラ
52 軸
53 ガイド片
53a水平片
53b傾斜片
61 板ばね(付勢手段)
61a当接面
61b傾斜面
62 ストッパ
A 後部案内手段
B 前部案内手段

Claims (3)

  1. 陳列棚の下端部における前後方向を向く左右1対の側板間に、ストッカーを収容しうるようにした陳列棚におけるストッカー収納装置において、
    ストッカーの前部下面にキャスタを設けるとともに、ストッカーの後部に、垂直ローラを、左右方向を向く軸をもって枢着し、前記側板の内面に、前記垂直ローラを、ストッカーの移動軌跡の前限から後限までの範囲に亘って、ほぼ水平の前後方向に案内する後部案内手段と、ストッカーの前限より前方への移動を阻止するストッパと、ストッカーが後限に近づいた位置から後限に至るまでの間において、ストッカーの前部を、前記キャスタが床面から浮上するように案内する前部案内手段とを設け、さらに、ストッカーの後部下面にも、キャスタを、ストッカーの後部が後部案内手段により案内されている間は、床面より浮上するようにして設け、ストッカーを、左右の側板間から外したとき、ストッカーが、前後のキャスタにより、自立して移動しうるようにしたことを特徴とする陳列棚におけるストッカー収納装置。
  2. 後部案内手段を、垂直ローラが上面に沿って転動するようにした前後方向を向くガイドレールとし、かつストッパを、前記ガイドレールの前端より起立し、垂直ローラが当接することにより、垂直ローラのそれ以上の前方への移動を阻止する当接面と、この当接面の上端より前下方に向かって傾斜し、前方より進入してきた垂直ローラを、後上方に乗り上がるように案内する傾斜面とを有するものとした請求項1記載の陳列棚におけるストッカー収納装置。
  3. ガイドレールの上面に、ストッカーが後限に達したとき、垂直ローラが落ち込むようにした凹部を設けた請求項記載の陳列棚におけるストッカー収納装置。
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