JP5184046B2 - 基準器 - Google Patents

基準器 Download PDF

Info

Publication number
JP5184046B2
JP5184046B2 JP2007276147A JP2007276147A JP5184046B2 JP 5184046 B2 JP5184046 B2 JP 5184046B2 JP 2007276147 A JP2007276147 A JP 2007276147A JP 2007276147 A JP2007276147 A JP 2007276147A JP 5184046 B2 JP5184046 B2 JP 5184046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat surface
flat
reference surface
main body
dimension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007276147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009103599A (ja
Inventor
俊雄 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2007276147A priority Critical patent/JP5184046B2/ja
Publication of JP2009103599A publication Critical patent/JP2009103599A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5184046B2 publication Critical patent/JP5184046B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

本発明は、基準器、例えば、直定規、四直角マスターなどの基準器に関する。
従来、真直度の基準面(使用面)を有する直定規が知られ、JISとして規格化されている(JIS B 7514)。この直定規は、基準面が水平および鉛直の2姿勢にて用いられ、水平面内および鉛直面内における真直度の基準として、機械加工されたワークの仕上げ精度や、工作機械等の幾何運動精度の確認などに用いられている。特に、工作機械等の校正などに用いられる直定規は、真直度の原器としての役目を果たすために基準面がさらに精度よく仕上げられる必要がある(例えば、特許文献1)。
図7は、特許文献1に記載の従来の直定規20の斜視図である。
直定規20は、断面I型形状に形成され、互いに平行な一対の基準面21(図7中の上下一対の面)を備えている。基準面21は、ラップ仕上げまたはこれと同等以上の仕上げ方法によって真直度が所定の許容差内となるように仕上げられている。
図8は、直定規20の基準面21のラッピング仕上げを模式的に説明する図である。
基準面21の仕上げ作業では、まず、研磨砥粒9を含んだラッピング剤8を定盤7の表面71上に塗布する。次に、基準面21が下向きとなるように直定規20を定盤7上に載置する。そして、直定規20を、定盤7に対して図8中の矢印Aの方向に押圧させながら表面71に沿ってスライド移動させる、つまり、密着させた状態で摺動させればよい。すると、研磨砥粒9が、表面71と基準面21との間に挟まれながら回転して、基準面21を研磨する。このように、直定規20の基準面21の仕上げ作業では、以上のような定盤ラッピング仕上げ法が採用されている。
実開昭61−8801号公報
特許文献1に記載の直定規20では、基準面21の仕上げ作業において、図8に示すように、ラッピング剤8を塗布した定盤7上に直定規20を載置して摺動させる。このようにすると、表面71と基準面21との間に介在する研磨砥粒9が、直定規20の自重および直定規20に対する押圧力によって、基準面21の端部22に向かって移動して、この端部22付近に他の位置よりも多く溜まった状態となる。これに加えて、定盤7に垂直に加わる直定規20の自重および押圧力と、直定規20を摺動させる力と、の合力が基準面21の端部22に集中して作用する状態となっている。
このような状態で、直定規20を摺動させると、端部22付近の研磨効率が他の部分よりも高くなり、端部22付近での研磨量が増え、端部22付近と基準面21の中央付近とが同一平面とならず、いわゆる面ダレが生じてしまう。このため、基準面21の真直度を所定の許容差内となるまでラッピング仕上げする時間が長くなってしまうとともに、真直度の精度をさらに高めることが困難となっていた。具体的には、従来の真直度の許容差の限界値は、例えば、有効長さ1000mmの場合に0.5μmであった。そのため、発明者は、この限界値を更に小さくする高精度化を鋭意研究してきた。
本発明の目的は、基準面を従来よりも効率的、かつ、高精度に仕上げることができる基準器を提供することである。
本発明の基準器は、真直度が所定の許容差内となるように仕上げられた基準面を有する基準器であって、長尺状の本体と、この本体に、当該本体の長尺方向に沿って略平行に伸びる少なくとも一つの平坦面と、この平坦面に形成され、長尺方向の両端を結ぶ互いに略平行な複数の溝部と、を備えて構成され、平坦面は、複数の溝部によって、少なくとも三つの範囲に区分され、基準面は、平坦面の隣り合う溝部で挟まれた範囲に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、平坦面が複数の溝部によって、少なくとも3つの範囲に区分され、そのうちの隣り合う溝部によって挟まれた範囲が基準面となり、この基準面の幅方向の両側に溝部を介して、基準面とされない範囲が形成される。これにより、基準面をラッピング仕上げする際の基準器に付加される押圧力が、平坦面の幅方向の両端部において均等に付加されず、押圧力に僅かな差が生じたとしても、その差による面ダレ等の影響を基準面の両側に形成された範囲が受けるようにすることができる。従って、押圧力に僅かな差があったとしても、基準面の幅方向には均質な押圧力が作用するので、基準面の真直度を高精度に仕上げることができるとともに、仕上げ作業の効率化を図ることができる。
また、平坦面が複数の溝部を備えているので、基準面をラッピング仕上げ法で仕上げる際に、基準器の自重および押圧力によりラッピング剤の研磨砥粒が、基準面の端部だけでなく、溝部に向かっても移動するようになる。これによって、溝部が研磨砥粒の逃げ場となり、従来のように研磨砥粒が平坦面の幅方向の端部付近に多く溜まることがなくなり、平坦面の端部付近の面ダレが生じるのを抑制することができる。従って、基準面の真直度を高精度に仕上げることができるとともに、仕上げ作業の効率化を図ることができる。
本発明の基準器は、真直度が所定の許容差内となるように仕上げられた基準面を有する基準器であって、所定の厚さ寸法を有し全体矩形に形成された板状の本体と、この本体の厚さ方向に平行な側面で、かつ互いに直交する四つの長尺状の平坦面と、平坦面にそれぞれ形成され、長尺方向の両端を結ぶ互いに平行な複数の溝部と、を備えて構成され、各平坦面は、複数の溝部によって、少なくとも三つの範囲に区分され、基準面は、各平坦面の隣り合う溝部で挟まれた範囲に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、前述の発明と略同じ作用効果を奏することができるとともに、互いに直交する四つの基準面を備えているので、各基準面の真直度だけでなく、互いに直交する基準面同士の直角度、または、互いに平行な基準面同士の平行度についても従来よりも効率的、かつ、高精度に仕上げることができる。
本発明の基準器では、溝部は、平坦面の長尺方向に沿って略平行な当該平坦面の一対の縁辺から略等しい距離の位置に二条形成されていることが好ましい。
この構成によれば、平坦面の長尺方向に沿って略平行な一対の縁辺から略等しい距離の位置に溝部が二条形成されているので、平坦面の幅方向の両端部に加わる押圧力の差を抑えることができる。これによって、平坦面の幅方向の両端部付近に生じる面ダレを小さくすることができる。
本発明の基準器では、長尺方向に直交する基準面の幅方向の寸法は、平坦面の幅方向の寸法の20%以上、50%以下に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、長尺方向に直交する基準面の幅方向の寸法が、平坦面の幅方向の寸法の20%以上、50%以下に設定されているので、平坦面に複数の溝部および平坦面の幅方向の両端部の範囲を大きく設定することができ、確実に精度を向上させ、作業効率を高めることができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本実施形態の基準器である直定規(超精密直定規)1を示す斜視図および縦断面図である。
直定規1は、断面が矩形枠状に形成された長尺状の本体2、すなわち、中空柱形状の本体2を備えている。本体2は、例えば合金工具鋼鋼材(SKD)から形成され、長尺方向の有効長さ寸法が1000mmに設定されている。本体2の断面矩形枠状の各外側面は、四つの平坦な面(平坦面)3,4,5,6となっており、これらの平坦面3〜6は、それぞれ本体2の長尺方向に沿って略平行に伸びる略長方形状に形成されている。このうち一つは、二条の溝部31が形成された溝付き平坦面3である。
溝部31は、平坦面3の長尺方向の両端を結んで互いに略平行に設けられている。また、溝部31は、略長方形状の平坦面3の長い方の一対の縁辺32、つまり、長尺方向に沿って略平行な一対の縁辺32から、略等しい距離の位置に形成されている。
これらの溝部31によって、溝付き平坦面3は、三つの範囲に区分され、このうち、二条の溝部31で挟まれた範囲は、真直度の基準となる基準面33に設定されている。すなわち、溝付き平坦面3は、基準面33と、この基準面33の両側に溝部31を介して設けられた二つのガイド面34,35とから構成されている。
以下、溝付き平坦面3の具体的な形状について詳しく説明する。
図2にて、基準面33の幅方向の寸法(平坦面3の長尺方向に直交する方向の寸法)W1は、平坦面3の幅方向の寸法W2の20%以上、50%以下に設定され、例えば、本実施形態では、平坦面3の幅方向の寸法W2は、50mmに設定され、基準面33の幅方向の寸法W1は、18mm(寸法W2の36%)に設定されている。この寸法W1には、端部の面取り(各1mm)部分Cの寸法が含まれているので、寸法W1から面取り部分Cの寸法を差し引いた寸法(16mm)が、基準面33の真直度を保証する有効範囲の幅方向の寸法となっている。
溝部31の幅方向の寸法W3は、6mmに設定され、深さ寸法Hは、2mmに設定されている。ガイド面34,35の幅方向の寸法W4は、それぞれ10mmに設定されている。
このような構成の平坦面3における基準面33は、真直度の許容差が0.1μm(有効長さ1000mm、有効幅16mm)となるように仕上げられている。
次に、基準面33のラッピング仕上げ法について図面に基づいて説明する。
図3は、直定規1の基準面33の仕上げ作業を説明する図であり、図4は、基準面33のラッピング仕上げの概念図である。
まず、本体2の素材としての鋼材を工作機械によって所定の寸法および形状に加工し、平坦面3および溝部31を形成する。
次に、ラッピング仕上げ用の定盤7の表面71に、研磨砥粒(図4)9を含むラッピング剤8を刷毛などで塗布する。そして、ラッピング剤8の上方から溝付き平坦面3が下向きとなるように、直定規1を定盤7に載置する。
このような状態で、直定規1を、定盤7に押圧しながら、表面71に沿って摺動させ、基準面33を研磨する。適宜、図示しないオートコリメータなどで基準面33の真直度を測定し、真直度が所定の許容差内となるまで、研磨を行う。このようにして、真直度の許容差が0.1μmに仕上げられる。
ここで、ラッピング仕上げについて詳しく説明する。
図4にて、定盤7上に塗布されたラッピング剤8には、所定の径寸法の研磨砥粒9が混入されており、この研磨砥粒9が表面71と平坦面3との間に介在して、基準面33を含む平坦面3を研磨するようになっている。図4中の矢印Aは、直定規1の自重および直定規1に加える押圧力の方向を示す。ここで、直定規1の自重および押圧力によってラッピング剤8の研磨砥粒9が、平坦面3の縁辺32に向かってだけでなく、溝部31に向かっても移動する。すると、溝部31が研磨砥粒9の逃げ場となり、研磨砥粒9が縁辺32付近に多く溜まることがなくなり、縁辺32付近の面ダレが生じるのを抑制することができる。
また、平坦面3は、基準面33と、この基準面33の両側にガイド面34,35とを備えるので、基準面33をラッピング仕上げする際の直定規1に付加される押圧力が、平坦面3の幅方向の両端部において均等に付加されず、押圧力に僅かな差が生じたとしても、その差による面ダレ等の影響をガイド面34,35が受ける。これにより、押圧力に僅かな差が生じても、基準面33の幅方向には均質な押圧力が作用する。
本実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)平坦面3が、二条の溝部31によって挟まれた基準面33と、この基準面33の幅方向の両側に溝部31を介してガイド面34,35を備えるので、ラッピング仕上げする際の押圧力が、平坦面3の幅方向の両端部において均等に付加されず、押圧力に僅かな差が生じたとしても、その差による面ダレ等の影響をガイド面34,35が受けるようにすることができる。従って、基準面33の幅方向には均質な押圧力が作用するので、真直度を高精度に仕上げることができるとともに、仕上げ作業の効率化を図ることができる。
(2)平坦面3に2条の溝部31が形成され、これらの溝部31で挟まれた部分を基準面33とすることによって、基準面33をラッピング仕上げする際に、直定規1の自重および押圧力によってラッピング剤8の研磨砥粒9が、平坦面3の縁辺32に向かってだけでなく、溝部31に向かっても移動する。よって、溝部31が研磨砥粒9の逃げ場となり、研磨砥粒9が縁辺32付近に多く溜まることがなくなり、縁辺32付近の面ダレが生じるのを抑制することができる。従って、基準面33の真直度を高精度に仕上げることができるとともに、仕上げ作業の効率化を図ることができる。
(3)平坦面3には、基準面33の幅方向の両側に溝部31を介して、ガイド面34,35が形成されるので、平坦面3の幅方向の両端である一対の縁辺32付近での押圧力の差が生じにくくなる。従って、基準面33の真直度をさらに高精度に仕上げることができるとともに、仕上げ作業の効率化をさらに図ることができる。
(4)平坦面3の一対の縁辺32から略等しい距離の位置に溝部31が二条形成されているので、平坦面3の一対の縁辺32付近での押圧力の差をさらに抑えることができ、面ダレを小さくすることができる。
(5)基準面33の幅方向の寸法W1が、平坦面3の幅方向の寸法W2の20%以上、50%以下の範囲に設定されているので、溝部31の幅方向の寸法W3およびガイド面34,35の幅方向の各寸法W4を大きく設定することができ、確実に精度を向上させ、作業効率を高めることができる。
次に、本発明の第2実施形態の基準器である四直角マスター1Aについて図面に基づいて説明する。図5および図6は、四直角マスター1Aの斜視図および部分縦断面図である。
この四直角マスター1Aは、全体矩形に形成された板状の本体2Aを備え、この本体2Aは、四つの平坦面3A,4A,5A,6Aを有し、各平坦面3A〜6Aには、2条の溝部31が形成されている構成が、第1実施形態の直定規1に対して相違するもので、これらの平坦面3A〜6Aにおける溝部31および基準面33の構成は略同様である。
図5にて、本体2Aは、4つの貫通孔11を有し、所定の厚さ寸法に形成されている。平坦面3A〜6Aは、本体2Aの厚さ方向に平行な略長方形状の外側面であり、互いに直交している。これらの平坦面3A〜6Aの長尺方向の有効長さ寸法は、300mmに設定されている。
溝部31は、平坦面3A〜6Aの長尺方向の両端を結んで互いに略平行に設けられている。また、溝部31は、平坦面3A〜6Aの長尺方向に沿って略平行な一対の縁辺32、つまり、略長方形状の平坦面3A〜6Aの長い方の縁辺32から略等しい距離の位置に形成されている。これらの溝部31によって、各平坦面3A〜6Aは、三つの範囲に区分され、これら三つ範囲のうちの二条の溝部31で挟まれた範囲は、真直度の基準面33とされている。図6にて、各平坦面3A〜6Aにおける溝部31および基準面33、ガイド面34,35の形状および寸法は、第1実施形態の平坦面3と略同様である。
このような構成の四直角マスター1Aにおける4つの基準面33は、真直度の許容差が0.1μm(有効長さ300mm、有効幅16mm)となるように、ラッピング仕上げ法により仕上げられている。
また、互いに直交する隣り合う平坦面3A〜6Aの基準面33同士は、直角度交差が0.2μmとなるように仕上げられている。
さらに、互いに平行な一対の平坦面3A,5Aの各基準面33、および、他の一対の平坦面4A,6Aの各基準面33同士は、平行度交差が0.2μmとなるように仕上げられている。
従って、本実施形態によれば、前記第1実施形態の効果(1)〜(5)に加えて、以下の効果を奏することができる。
(6)互いに直交する四つの基準面33を備えているので、各基準面33の真直度だけでなく、互いに直交する基準面33同士の直角度、または、互いに平行な基準面33同士の平行度についても、従来よりも効率的、かつ、高精度に仕上げることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態の直定規1は、断面矩形枠状の各外側面が四つの平坦面3〜6となっており、そのうちの一つの平坦面3に、溝部31および基準面33が形成されているものとして説明したが、これに限られず、四つの平坦面3〜6のうちの例えば、互いに平行な一対の平坦面にそれぞれ溝部31および基準面33が形成されていてもよく、または、互いに直交する1組の平坦面にそれぞれ溝部31および基準面33が形成されていてもよく、あるいは、四つの平坦面のすべてに溝部31および基準面33が形成されていてもよい。
また、直定規1の本体2としては、四つの平坦面3〜6を備えるものに限られず、少なくとも一つの溝部31を有する平坦面3を備えていればよく、例えば、互いに平行な一対の平坦面、または、互いに直交する1組の平坦面を備えているものでもよい。
また、本体2は中空柱形状に形成された場合を説明したが、本体としては中空でない柱形状に形成されてもよい。また、本体の断面形状が多角形に形成された中空柱形状または中空柱形状でもよい。
また、前記各実施形態の本体2,2Aは、合金工具鋼鋼材製と説明したが、これに限られず、例えば、セラミック製でも、アルミナ製でもよい。
また、前記各実施形態の溝付き平坦面3,3A〜6Aに二条の溝部31を有する場合を説明したが、平坦面3,3A〜6Aに3条以上の溝部31が形成されていてもよい。その場合、基準面としては、隣り合う一対の溝部31で挟まれた範囲であれば、どの範囲であっても基準面として設定することができる。すなわち、一つの平坦面に3条以上の溝部31によって、複数の基準面が形成されているものであってもよい。
また、前記第2実施形態の四直角マスター1Aは、本体2Aの厚さ方向に沿って平行に四つの貫通孔11を備えているが、このような貫通孔11の数量や貫通孔の有無については特に制限されない。
本発明は、直定規や四直角マスター等に利用できる。
本発明の第1実施形態に係る基準器を示す斜視図。 前記基準器を示す縦断面図。 前記基準器の基準面のラッピング仕上げを説明する図。 前記基準面のラッピング仕上げの概念図。 本発明の第2実施形態に係る基準器を示す斜視図。 前記基準器を示す部分縦断面図。 従来の基準器を示す斜視図。 前記基準器の基準面のラッピング仕上げの概念図。
符号の説明
1…基準器である直定規
1A…基準器である四直角マスター
2,2A…本体
3,3A,4A,5A,6A…平坦面
31…溝部
32…一対の縁辺
33…基準面
W1…基準面の幅方向の寸法
W2…平坦面の幅方向の寸法。

Claims (4)

  1. 真直度が所定の許容差内となるように仕上げられた基準面を有する基準器であって、
    長尺状の本体と、
    この本体に、当該本体の長尺方向に沿って略平行に伸びる少なくとも一つの平坦面と、
    この平坦面に形成され、長尺方向の両端を結ぶ互いに略平行な複数の溝部と、を備えて構成され、
    前記平坦面は、前記複数の溝部によって、少なくとも三つの範囲に区分され、
    前記基準面は、前記平坦面の隣り合う溝部で挟まれた範囲に形成されていることを特徴とする基準器。
  2. 真直度が所定の許容差内となるように仕上げられた基準面を有する基準器であって、
    所定の厚さ寸法を有し全体矩形に形成された板状の本体と、
    この本体の厚さ方向に平行な側面で、かつ互いに直交する四つの長尺状の平坦面と、
    前記平坦面にそれぞれ形成され、長尺方向の両端を結ぶ互いに平行な複数の溝部と、を備えて構成され、
    前記各平坦面は、前記複数の溝部によって、少なくとも三つの範囲に区分され、
    前記基準面は、前記各平坦面の隣り合う溝部で挟まれた範囲に形成されていることを特徴とする基準器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基準器において、
    前記溝部は、前記平坦面の長尺方向に沿って略平行な当該平坦面の一対の縁辺から略等しい距離の位置に二条形成されていることを特徴とする基準器。
  4. 請求項3に記載の基準器において、
    前記長尺方向に直交する基準面の幅方向の寸法は、前記平坦面の幅方向の寸法の20%以上、50%以下に設定されていることを特徴とする基準器。
JP2007276147A 2007-10-24 2007-10-24 基準器 Active JP5184046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276147A JP5184046B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 基準器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276147A JP5184046B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 基準器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009103599A JP2009103599A (ja) 2009-05-14
JP5184046B2 true JP5184046B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=40705402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007276147A Active JP5184046B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 基準器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5184046B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7399988B2 (ja) 2019-06-07 2023-12-18 エヌケーティー エイチブイ ケーブルズ エービー 電力ケーブル終端システム

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106670585B (zh) * 2016-12-26 2018-09-11 广东长盈精密技术有限公司 在弧形面加工侧孔的方法
JP6757391B2 (ja) * 2018-11-19 2020-09-16 Dmg森精機株式会社 測定方法
CN114413796B (zh) * 2022-02-08 2022-11-29 大连理工大学 一种用于精密零件及设备精度标定的多功能标准器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618801U (ja) * 1984-06-21 1986-01-20 株式会社 藤田製作所 基準直定規
JPH05223504A (ja) * 1992-02-12 1993-08-31 Dainippon Printing Co Ltd ブランクの罫線高さ測定装置およびブランク押え用定盤
JPH112502A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Toyota Motor Corp 測定治具
JP4689988B2 (ja) * 2004-08-25 2011-06-01 株式会社ミツトヨ 表面性状測定機の校正標本

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7399988B2 (ja) 2019-06-07 2023-12-18 エヌケーティー エイチブイ ケーブルズ エービー 電力ケーブル終端システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009103599A (ja) 2009-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9555516B2 (en) Method for processing an edge of a glass plate
JP5184046B2 (ja) 基準器
CN204867639U (zh) 锯条
JP2013533129A (ja) 輪郭エンドミル
KR20150135185A (ko) cBN 절삭 공구의 제조 방법 및 cBN 절삭 공구
US10960480B2 (en) Solid pallet for clamping chucks
US10744595B2 (en) Transversal laser cutting machine
Walczyk et al. Rapid tooling for sheet metal forming using profiled edge laminations—design principles and demonstration
KR102250976B1 (ko) 응력 릴리프 표면들을 가진 인서트 수용 포켓을 포함하는 공구 홀더 및 이러한 공구 홀더의 제작 방법
KR100663722B1 (ko) 절삭 팁, 절삭방법 및 절삭가공부재
US20070014644A1 (en) Rotary cutting tool and cutting method using the same
EP2632621A1 (en) Device for clamping a fixture attachment to a wire saw cutting machine
KR101214110B1 (ko) 충격시험편의 홈 가공용 지그
Nowakowski et al. The assessment of the impact of the installation of cutting plates in the body of the cutter on the size of generated vibrations and the geometrical structure of the surface
JP6809521B2 (ja) スラブの表面手入れ方法
JP2019117340A (ja) 光学素子の製造方法および光学素子
JP6337818B2 (ja) 工作機械
JP6771207B2 (ja) マルチポイントダイヤモンドツール及びその製造方法
JP4129476B1 (ja) 角度基準加工用治具
JP5180028B2 (ja) 工具用定規
Walczyk et al. Recent developments in profiled-edge lamination dies for sheet metal forming
EP2681506B1 (en) A Cubic Standard
KR200496261Y1 (ko) 다중 그룹 연마 기구를 구비하는 그라인딩 머신
CN209737587U (zh) 一种多功能板材切割用的量具
KR100988612B1 (ko) 선반용 가공공구 및 이를 이용한 가공방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5184046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250