JP5183857B2 - 電界効果トランジスタおよび製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、窒化物系化合物半導体からなり、半導体基板の両面に電極をもち、主面に垂直な方向に電流が流れる縦型の電界効果トランジスタに関するものである。
絶縁ゲート構造をなす電界効果トランジスタは、金属・絶縁膜・半導体により構成された半導体装置であり、電界効果によりゲート電極下のチャネル領域におけるキャリア密度を制御し、これによってソース−ドレイン領域間に流れる電流を制御する如く構成される。
特に、半導体装置を構成する半導体として、GaN,InGaN,AlGaN,AlInGaNなどの窒化物系化合物半導体材料を用いた場合を考える。この場合、GaAs系等のIII−V族化合物半導体材料に比べてバンドギャップエネルギーが大きいので、これらの材料を用いた半導体装置は耐熱温度が高く高温動作に優れている。そして近年は特にGaNを用いた電界効果トランジスタ等の半導体装置を電源デバイスとして応用することが期待されている。
窒化物系化合物半導体材料を用いたものに限らず、電界効果トランジスタはオン抵抗、即ち、ゲート電極下のチャネルの抵抗を十分に小さくすることが必要である。チャネルの抵抗を小さくするために、特許文献1に示した半導体装置が知られている。
特許文献1の第3図に記載された絶縁ゲート構造をなす半導体装置を図8に示した。図8に示すように、この半導体装置は、低不純物濃度のGaN系半導体からなる第1の半導体層8(n-−GaN層)と、この第1の半導体層8とは逆の導電性の高不純物濃度のGaN系半導体からなり、上記第1の半導体層8に埋め込み形成された第2の半導体層9(p−GaN層)と、前記第1の半導体層8と同じ導電性の高不純物濃度のGaN系半導体からなり、前記第2の半導体層9に埋め込み形成されてソース領域をなすと共に、前記第2の半導体層9に形成されるチャネル領域の長さを規定する第3の半導体層10(n+−GaN層)と、前記第1の半導体層8の裏面に設けられて前記ドレイン領域を形成してなる第4の半導体層11(n+−GaN層)とを備えている。そして、ゲートG部を含む装置の表面に絶縁膜6を設けてGaN系の絶縁ゲート構造を形成したものである。
これによれば、その表面に形成されたソース領域から、裏面側に設けられたドレイン領域へと電流が流れる縦型構造のMOS−FETが実現される。そしてそのチャネル長は、専ら、第3の半導体層10(n+−GaN層)の表面から第2の半導体層9(p−GaN層)の表面へと突出して設けられたソース電極Sの突出長により規定されて十分に短いものとなる。
特にチャネルは、絶縁膜6と第3の半導体層10(n+−GaN層)とに挟まれた第2の半導体層9(p−GaN層)の狭い領域に形成されるので、そのチャネル長を十分に短くすることができるので、GaN系半導体を用いたことと相俟って高耐圧で大電流を制御し得るパワーFETを実現することが可能となる。
特開2001−308196(第3図参照)
図8で示した半導体装置は、第2の半導体層9となるp−GaN層が第1の半導体層8となるn-−GaN層を大きくエッチングした溝に埋め込まれている。そのため、図8で示した半導体装置において、p−GaN層が大きくエッチングされた溝に埋め込まれることとなるので、その層の体積が大きくなる。ここで、p型の窒化物系化合物半導体は、現状のところドーパントとして最適なものが存在せず、p型ドーパントの活性化が不充分である。そのため、p−GaN層の体積が大きい場合はチャネル長Lを短くすることによるオン抵抗低減の効果が十分表れない場合がある。また、p−GaN層が埋め込まれる溝は、大きくエッチングしたものであるため、埋め込みも困難になる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、埋め込まれたp型半導体層を含む電界効果トランジスタにおいて、オン抵抗が小さく、半導体の埋め込みが困難となる問題も発生しにくいものを提供することを目的とする。
本実施形態にかかる電界効果トランジスタは、第一導電型の半導体からなるドリフト領域と第二導電型の半導体からなる仕切り領域を交互に配置した並列pn層からなる超接合、及び、超接合を挟んで基板の一方の主面と他方の主面にそれぞれ形成されたソース電極及びドレイン電極を備えた電界効果トランジスタにおいて、電界効果トランジスタを構成する半導体は窒化物系化合物半導体からなり、ドリフト領域および仕切り領域の間に、ドリフト領域を構成する半導体のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有する第二導電型の電子供給層を備えることを特徴とする。
また、電子供給層は、ドリフト領域および仕切り領域の界面全体に渡って形成されることを特徴とする。
また、電界効果トランジスタのゲート電極はドリフト領域と接触する絶縁膜上に形成されていることを特徴とする。
また、ゲート電極は、ドリフト領域に設けられた凹部と接触する絶縁膜上に形成されていることを特徴とする。
また、仕切り領域において、ソース電極およびドリフト領域と接触する部分の半導体のドーピング濃度は、他の部分の半導体のドーピング濃度よりも高いことを特徴とする。
また、第一導電型はn型であり、第二導電型はp型であり、n型半導体からなる層が超接合とドレイン電極の間に形成され、n型半導体のドーピング濃度は並列pn層のn層を構成する半導体のドーピング濃度よりも高いことを特徴とする。
本実施形態にかかる電界効果トランジスタは、第一導電型の窒化物系化合物半導体からなるドリフト領域と第二導電型の窒化物系化合物半導体からなる仕切り領域を交互に配置した並列pn層からなる超接合と、第二導電型の窒化物系化合物半導体からなり、ゲート電極がドリフト領域と接触する絶縁膜上に形成され、超接合のゲート電極が形成される側の面に、仕切り領域の全面およびドリフト領域の一部を覆うように埋め込み形成され、ドリフト領域を覆う部分の側面が、絶縁膜を介してゲート電極と接して形成された、第二導電型の窒化物系化合物半導体からなるチャネル領域と、超接合を挟んで基板の一方の主面と他方の主面にそれぞれ形成されたソース電極及びドレイン電極と、第一の導電型の窒化物系化合物半導体からなり、ソース電極と接するようにチャネル領域に埋め込み形成されたソース領域と、ドリフト領域および仕切り領域の間に、ドリフト領域を構成する半導体のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有する第二導電型の電子供給層とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電界効果トランジスタは、ソース−ドレイン間の抵抗が小さく、また、半導体の埋め込みが困難となる問題も発生しにくい。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る電界効果トランジスタ1の一実施形態の断面図である。
すなわち、図1に示した電界効果トランジスタ1は、基板2上に、第一導電型の半導体からなるドリフト領域3aと第二導電型の半導体からなる仕切り領域3bを交互に配置した並列pn層3からなる超接合4が配置されている。そして、ソース電極S及びドレイン電極Dが形成される。ソース電極S及びドレイン電極Dは、超接合4を挟んで基板2の一方の主面2aの側と他方の主面2bの側にそれぞれ形成される。
ここで、ドリフト領域3aの半導体の導電型がn型で仕切り領域3bの半導体の導電型がp型の場合は、超接合4を挟んだ基板2の一方の主面2aと他方の主面2bのうち、他方の主面2bすなわち、基板1の裏面側にドレイン電極Dが形成される。なお、図1に示した電界効果トランジスタ1を構成する半導体は窒化物系化合物半導体からなっている。
ソース電極Sとドレイン電極D間を流れる電流のうち、ドリフト領域3aを通る割合が大きいのに対して、仕切り領域3bを通る割合は小さい。そのため、仕切り領域3bの半導体の導電型がp型の場合は、ドーパントの活性化が不充分で、かつ、埋め込み成長が困難であることにより、仕切り領域3bの半導体の電気的特性が悪くなっても、電界効果トランジスタ1の特性に影響を与えにくい。
また、仕切り領域3bの半導体の導電型がp型の場合は、図1に示した電界効果トランジスタ1において、仕切り領域3b以外を構成する半導体はすべてn型とすることができる。そのため、電界効果トランジスタ1に、p型ドーパントの活性化が不充分なp型半導体を使用する量を最小限にすることができる。すなわち、電界効果トランジスタ1において、p型半導体の埋め込みが必要な場合であっても、埋め込みは仕切り領域3bだけで足りる。さらに、仕切り領域3bはソース−ドレイン間を流れる電流経路のうちのごく一部であるため、この経路にドーパントの活性化が不充分なp型半導体を埋め込んだ場合であっても、影響は小さい。
ドリフト領域3aの半導体の導電型がn型で仕切り領域3bの半導体の導電型がp型の場合は、電界効果トランジスタ1のゲート電極Gはドリフト領域3aと接触する絶縁膜6上に形成される。
さらに、仕切り領域3bの一部の半導体のドーピング濃度は、仕切り領域3bの残余の半導体のドーピング濃度よりも高い場合には、一層ゲート電界の集中を抑えることができる。すなわち、ソース電極Sが形成される側の仕切り領域3bの半導体のドーピング濃度を高めるようにすれば、ゲート電界の集中を抑えることができる。
仕切り領域3bの一部の半導体のドーピング濃度を高くするためには、その部分にイオン注入をするか、若しくは、その部分を成長する際にドーパントの流量を増加すればよい。図1に示した電界効果トランジスタでは、仕切り領域3bの表面にイオン注入を行なってドーピング濃度を高くしている。これにより、イオン注入を行なった部分の仕切り領域3bをチャネル領域13化させている。
また、図1に示したように仕切り領域3bの一部の半導体はソース電極Sと直接接触させることも可能である。このようにすることで、超接合4上に新たに半導体層を設ける必要がなくなる。すなわち、埋め込みが困難なp型の半導体を用いた場合であっても、電界効果トランジスタ1全体で使用するp型の半導体の量をできるだけ少なくすることができる。
図1に示した電界効果トランジスタ1は、n型半導体層5が超接合4とドレイン電極Dの間に形成され、n型半導体層5のドーピング濃度は並列pn層3のn層を構成する半導体のドーピング濃度よりも高くしている。これにより、超接合4−ドレイン電極D間の抵抗を下げることができる。
以上の構成からなる図1に示した電界効果トランジスタ1は、ゲート電極Gに電圧を加えていない状態では、仕切り領域3b及びチャネル領域13が空乏化している。そして、ゲート電極Gに電圧を加えると、仕切り領域3bに反転層が形成され、ソース−ドレイン間に電流が流れるようになる。
ここで、図2に示したように、図1の構成からなる電界効果トランジスタ1において、ドリフト領域3aと仕切り領域3bの間に、ドリフト領域3aを構成する半導体のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有する電子供給層12を設けても良い。電子供給層12を設けることにより、電界効果トランジスタ1がオンになった際に、ドリフト領域3aの抵抗を一層下げることができる。すなわち、ピエゾ効果の作用により電子供給層12とドリフト領域3aの界面に、電子供給層12から電子が供給されるためである。
また、図1に示した電界効果トランジスタ1と同様に、p型半導体の埋め込みの量を少なくすることができるものとして、図3に示す電界効果トランジスタ1も挙げられる。
すなわち、図3に示した電界効果トランジスタ1は、第一導電型の窒化物系化合物半導体からなるドリフト領域3aと第二導電型の窒化物系化合物半導体からなる仕切り領域3aを交互に配置した並列pn層3からなる超接合4、及び、超接合4を挟んで基板1の一方の主面の側と他方の主面の側にそれぞれ形成されたソース電極S及びドレイン電極Dを備えている点で図1に示した電界効果トランジスタ1と共通する。
相違点として、図3に示した電界効果トランジスタ1は、まず、第二導電型の窒化物系化合物半導体からなり、超接合4を構成する層の一部に形成された第二の導電型の窒化物系化合物半導体からなるチャネル領域13を有している。そして、第一の導電型の窒化物系化合物半導体からなり、チャネル領域13に埋め込み形成されたソース領域14を有している。
なお、ゲート電極Gは、並列pn層3のドリフト領域3aに設けられた凹部7と接触する絶縁膜6上に形成されている。このようにすることで、ゲート電極Gの直下の絶縁膜6が、チャネル領域13を構成する半導体層に接触する面積を増やすことができる。これにより、トランジスタの駆動制御が行いやすくなる。
かかる構成の電界効果トランジスタ1のソース−ドレイン間を流れる電流経路は以下のようになる。すなわち、ソース電極S/ソース領域14/チャネル領域13/ドリフト領域3a/ドレイン電極Dとなる。
この構成により、ゲート電極に電圧を加えていない状態では、ドリフト領域3aと逆の導電型の半導体からなるチャネル領域13の層により、ソース−ドレイン間を流れようとする電流は阻止される。
この状態で、ゲート電極に電圧を加えると、チャネル領域13には反転層が形成され、ソース−ドレイン間に電流が流れるようになる。
ドリフト領域3aがn型の場合は図3に示したように、p型半導体からなる層は、チャネル領域13のみとなり、全体における割合は少ない。これにより、p型半導体の埋め込みの量を少なくすることができる。
図3に示した電界効果トランジスタ1の超接合4は、単一の導電型の窒化物系化合物半導体層に置換してもよい。すなわち、図4に示したように、図3に示した電界効果トランジスタ1の超接合4を第一導電型の窒化物系化合物半導体からなる層に置き換え、この第一導電型の窒化物系化合物半導体からなる層をすべてドレイン領域15とした電界効果トランジスタ1であっても良い。そして、ドレイン領域15には、絶縁体16を埋め込む。
絶縁体16がドレイン領域15に埋め込まれることにより、加えられた電界が一旦絶縁体16に集中する。そのため、ドレイン電極D側に加わる電界を緩和させることができる。
また、絶縁体16によって、ソース−ドレイン間を流れる電流が絞られるので、オン抵抗を減少させることができる。
図4に示した電界効果トランジスタ1において、ドレイン領域15の導電型がn型の場合は、p型半導体から構成されるものはチャネル領域13のみとなる。そのため、p型半導体の埋め込みの量を少なくすることができる。
実施例1に係る電界効果トランジスタ1を図1に示した。この電界効果トランジスタ1は、Si基板のような導電性のある基板2の上に厚さ50nmのn+−Al0.2Ga0.8N層からなるバッファ層と、厚さ100nmのn+−GaN層が順次形成されたn+層により構成されたn型半導体層5が形成されている。n型半導体層5上には、n−GaN層からなるドリフト領域3aとp−GaN層からなる仕切り領域3bを交互に配置した厚さ10μmの並列pn層3からなる超接合4が配置されている。図1におけるドリフト領域3aの幅waは2μm、仕切り領域の3bの幅wbは2μmである。
Taシリサイドからなるソース電極S及びドレイン電極Dはそれぞれ、超接合4をはさんで基板1の表側と裏側に形成される。この場合は、基板1の表面は基板1の一方の主面2aとなり、裏面は他方の主面2bとなる。Al/Ti/Auからなるゲート電極Gは、ドリフト領域3aと接触する絶縁膜6上に形成される。
n型半導体層5のn+−GaN層のドーピング濃度は、並列pn層3のn層であるドリフト領域3aを構成するn−GaN層のドーピング濃度よりも高くして、ソース−ドレイン間の抵抗を低くする。
本電界効果トランジスタ1では、並列pn層3のうち、ソース電極Sと接するのは、仕切り領域3bを構成するp−GaN層である。また、仕切り領域3bのp−GaN層の一部の半導体のドーピング濃度は、仕切り領域3bの残余の半導体のドーピング濃度よりも高くしてゲート電界の集中を防ぐ。ここでは、ソース電極Sが形成される側の仕切り領域3bの半導体のドーピング濃度を高くし、この領域をチャネル領域13化させている。
図1に示した電界効果トランジスタ1は図5、図6に示した工程(a)〜(k)により製造することができる。
1)まず、n型の導電性を示すSi基板1の上に(図5(a))、アンモニア(12L/min)、TMAl(50cm3/min)、TMGa(100cm3/min)、ドーパントとしてSiH4(80cm3/min)を用い、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法により真空度を100hPa、成長温度1100℃で厚さ50nmのn+−Al0.2Ga0.8N(キャリア濃度は1×1019 /cm3)(バッファ層5´)を成膜し(図5(b))、更にその上に、TMGa(100cm3/min)、アンモニア(12L/min)ドーパントとしてSiH4(80cm3/min)を用い、成長温度1050℃で厚さ400nmのn+−GaN層(キャリア濃度は1×1019 /cm3)を成膜して、n型半導体層5を成長した。
2)n型半導体層5上に、TMGa(100cm3/min)、アンモニア(12L/min)ドーパントとしてSiH4(80cm3/min)を用い、成長温度1050℃でドリフト領域3aするための厚さ10μmのn−GaN層(キャリア濃度は1×1019/cm3)を成膜した(図5(c))。
3)続いて、成長済みのSi基板1をMOCVD装置から搬出し、プラズマCVD装置を用いて、上記エピタキシャルウェハ上にSiO2層を堆積させた後、フォトリソグラフィと化学エッチングを用いて仕切り領域3bが形成される部分に相当する箇所に開口を設ける(図5(d))。開口を設けた後、メタン/水素/アルゴン等のエッチング用の混合ガスを用いて上記n−GaN層をエッチングし、n型半導体層5の最上面が露出するようにする(図5(e))。
4)エッチング部分に、p−GaN層(キャリア濃度は5×1018/cm3)を埋め込んで仕切り領域3bを形成する(図5(f))。埋め込みは、MOCVDを用い、TMGa(100cm3/min)、アンモニア(12L/min)ドーパントとしてCp2Mg(90cm3/min)を用い、成長温度1050℃の条件で行なう。
5)埋め込み終了後、露出した仕切り領域3bの表面にイオンインプランテーションを行ない、その部分をチャネル領域13化する図6(g))。
イオンインプランテーションは、Mgの添加を仕切り領域3bの表面に行なった。これにより、その部分のp型不純物濃度が増し、チャネル領域13化された。
6)イオンインプランテーションが終了後、Ta/Siからなるソース電極Sを形成する(図6(h))。そして、SiO2 層を除去する。その後、SiO2 層を除去することにより露出したドリフト領域3a(ここではチャネル領域13の端の面も含む。)の面、及び、ソース電極Sの側面に渡って、絶縁膜6を形成する(図6(i))。絶縁膜6の形成は、スパッタ装置を用いてTaOx /SiO2 (厚さは、20/30nm)を堆積することにより行なった。
7)次にAl/Ti/Auからなるゲート電極Gを絶縁膜6の表面に形成した(図6(j))、そして、Ta/Siからなるドレイン電極Dを基板2の裏面に形成して、本実施例に係る電界効果トランジスタ1が完成する(図6(k))。
以上のようにして完成した電界効果トランジスタ1は、p型の半導体の埋め込みが必要な箇所は仕切り領域3bだけで足りる。また、p型の半導体を使用する量が少ないので、ソース−ドレイン間の抵抗も、1mΩと、図5で示した従来技術に係る電界効果トランジスタ1と比較して1/10であった。
実施例2に係る電界効果トランジスタ1を図2に示した。この電界効果トランジスタ1は、図1に示した実施例1に係る電界効果トランジスタ1において、n−GaN層からなるドリフト領域3aとp−GaN層からなる仕切り領域3bの間に、厚さ20nmのp−Al0.2Ga0.8Nからなる電子供給層12を設けている点で実施例1に係る電界効果トランジスタ1と相違する。
電子供給層12を構成するAl0.2Ga0.8Nからなる半導体のバンドギャップエネルギーはドリフト領域3aを構成するGaN層からなる半導体のバンドギャップエネルギーよりも大きい。そのため、ピエゾ効果により電子供給層12とドリフト領域3aの界面に、電子供給層12から電子が供給されることとなる。
図2に示した電界効果トランジスタ1の製造方法は、図1に示した電界効果トランジスタ1と共通する。すなわち、実施例1の電界効果トランジスタ1の製造工程の4)において(図5(f)参照)、エッチング部分に、p−GaN層(キャリア濃度は5×1018/cm3)を埋め込んで仕切り領域3bを形成する前に、電子供給層12を形成するという工程があるという点のみが異なり、他は全く共通である。
電子供給層12を形成するためには、4)の工程において、p−GaN層を埋め込むのに先立って、アンモニア(12L/min)、TMAl(50cm3/min)、TMGa(100cm3/min)を用い、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法により真空度を100hPa、成長温度1100℃で厚さ20nmのp−Al0.2Ga0.8N層(キャリア濃度は1×1019/cm3)を成膜すればよい。
このようにして、完成した電界効果トランジスタ1は、実施例1に係る電界効果トランジスタ1と比較して、ソース−ドレイン間の抵抗がさらに1/10に低下した。
実施例3に係る電界効果トランジスタ1を図3に示した。この電界効果トランジスタ1は、Si基板のような導電性のある基板2の上に厚さ50nmのn+−Al0.2Ga0.8N層からなるバッファ層と、厚さ100nmのn+−GaN層が順次形成されたn+層により構成されたn型半導体層5が形成されている。n型半導体層5上には、n−GaN層からなるドリフト領域3aとp−GaN層からなる仕切り領域3bを交互に配置した厚さ10μmの並列pn層3からなる超接合4が配置されている。図1におけるドリフト領域3aの幅waは2μm、仕切り領域の3bの幅wbは2μmである。
Taシリサイドからなるソース電極S及びドレイン電極Dはそれぞれ、超接合4をはさんで基板1の表側と裏側に形成される。この場合、基板1の表面は基板1の一方の主面2aとなり、裏面は他方の主面2bとなる。
図1に示した電界効果トランジスタと異なり、Al/Ti/Auからなるゲート電極Gは、超接合4に形成されたドリフト領域3aの表面に形成された凹部7の部分に形成される。すなわち、ゲート電極Gはドリフト領域3aの凹部7と接触する絶縁膜6上に形成される。
以上は、実施例1に示した電界効果トランジスタ1と共通している。
相違点として、実施例3に係る電界効果トランジスタ1はまず、ソース電極Sと接触し、ドリフト領域3aと同一の導電型の半導体からなるソース領域14(n−GaN層)を有している。さらに、ドリフト領域3aと逆の導電型の半導体からなるチャネル領域13(p−GaN層)を有し、そのチャネル領域13には、上記ソース領域14が埋め込まれている。
そして、チャネル領域13は、ゲート電極Gの形成される側の並列pn層3の面に形成されている。
かかる構成の電界効果トランジスタ1のソース−ドレイン間を流れる電流経路は、ソース電極S/ソース領域14/チャネル領域13/ドリフト領域3a/ドレイン電極Dとなる。
この構成により、ゲート電極に電圧を加えていない状態では、ドリフト領域3aと逆の導電型の半導体からなるチャネル領域13により、ソース−ドレイン間を流れようとする電流は阻止される。
図3に示した電界効果トランジスタ1を製造するための工程は図1に示した実施例1に係る電界効果トランジスタ1と共通する部分がある。すなわち、実施例1の電界効果トランジスタ1を製造するための1)〜4)までの工程は図1に示した電界効果トランジスタ1と全く共通である。
本実施例では、4)の工程が終了した後、成長済みのSi基板1をMOCVD装置から搬出し、プラズマCVD装置を用いて、上記エピタキシャルウェハ上にSiO2 層を堆積させた後、フォトリソグラフィと化学エッチングを用いてチャネル領域13が形成される部分に相当する箇所に開口を設ける。開口を設けた後、メタン/水素/アルゴン等のエッチング用の混合ガスを用いて超接合4の一部をエッチングして深さ200nmの溝を形成する。
形成された溝に、p−GaN層(キャリア濃度は5×1018/cm3)を埋め込んでチャネル流域13を形成する。埋め込みは、MOCVDを用い、TMGa(100cm3/min)、アンモニア(12L/min)ドーパントとしてCp2Mg(90cm3/min)を用い、成長温度1050℃の条件で行なう。
その後、成長済みのSi基板1をMOCVD装置から搬出し、プラズマCVD装置を用いて、上記エピタキシャルウェハ上にSiO2層を堆積させた後、フォトリソグラフィと化学エッチングを用いてソース領域14が形成される部分に相当する箇所に開口を設ける。 開口を設けた後、メタン/水素/アルゴン等のエッチング用の混合ガスを用いて超接合4の一部をエッチングして深さ100nmの溝を形成する。
そして、形成された溝にTMGa(100cm3/min)、アンモニア(12L/min)ドーパントとしてSiH4(80cm3/min)を用い、成長温度1050℃でn−GaN層(キャリア濃度は1×1019/cm3)を埋め込んでソース流域14を形成する。
上記工程が終了後、実施例1において示した工程6)、7)を行なう。ただし、本実施例に係る電界効果トランジスタのゲート電極Gは、並列pn層3のドリフト領域3aに設けられた凹部7と接触する絶縁膜6上に形成されている。そこで、工程6)において、凹部7を形成するために、ドリフト領域3aのn−GaN層をメタン/水素/アルゴン等のエッチング用の混合ガスを用いて200nmエッチングする。
そして、スパッタ装置を用いてTaOx /SiO2 (厚さは、20/30nm)を凹部7に堆積し、絶縁膜6を形成した。その後、実施例1において示した工程7)を行なう。これにより、ソース電極S、ドレイン電極D、ゲート電極Gが形成され、本実施例に係る電界効果トランジスタ1が完成する。
実施例4に係る電界効果トランジスタ1を図4に示した。図4に示した電界効果トランジスタ1は、図3で示した実施例3に係る電界効果トランジスタ1の超接合4を、単一の導電型の窒化物系化合物半導体からなる層に置換し、ドレイン領域15としたものである。ドレイン領域15を構成する半導体は、厚さ20μmのn−GaN層からなっている。
そして、ドレイン領域15を構成するn−GaN層の底から10μm及び15μmの箇所に絶縁体16が形成されている。絶縁体16は厚さ50nm、幅2000nmのSiO2膜からなっており、1000nmの周期で形成されている。
他の構成は、図3に示した実施例3に係る電界効果トランジスタ1と同様であるので説明を省略する。
かかる構成の電界効果トランジスタ1のソース−ドレイン間を流れる電流経路は、ソース電極S/ソース領域14/チャネル領域13/ドレイン領域15/ドレイン電極Dとなる。
この構成により、ゲート電極に電圧を加えていない状態では、ドリフト領域と逆の導電型の半導体からなるチャネル領域13により、ソース−ドレイン間を流れようとする電流は阻止される。
図4に示した電界効果トランジスタ1を製造するための工程は図3に示した実施例3に係る電界効果トランジスタ1と全く共通する部分がある。すなわち、実施例3の電界効果トランジスタ1を製造するための工程において、超接合3を形成する工程がドレイン領域15を構成するという点に変更となった点、及び、ゲート電極Gが凹部7に形成されていない点以外は図3に示した電界効果トランジスタ1と全く共通である。
図3に示した実施例3に係る電界効果トランジスタ1では、ドリフト領域3aを形成するための厚さ10μmのn−GaN層(キャリア濃度は1×1019/cm3)を成膜していた。しかし、実施例4に係る電界効果トランジスタ1では、厚さ20μmのn−GaN層からなるドレイン領域15を成膜する際、厚さが10μmの位置で成膜を一時中断し、MOCVD装置から搬出する。そして、プラズマCVD装置を用いて、上記エピタキシャルウェハ上に厚さ200nmのSiO2 層を堆積させた後、フォトリソグラフィと化学エッチングを用いて周期が50nm、幅が2000nmのストライプを形成し絶縁体16を形成する。
そして再び、MOCVD装置に搬入して、n−GaN層を5μmの厚さで埋め込む。埋め込み終了後、MOCVD装置から搬出し、上記の方法と同様にして絶縁体16を形成する。絶縁体16を形成後、さらにn−GaN層を5μmの厚さで埋め込んで、ドレイン領域15が形成される。
そして、実施例3に係る電界効果トランジスタ1と同様にして、チャネル領域13、ソース領域14を形成する。その後、実施例1において示した工程6)、7)を行なう。工程6)、7)を行なうことにより、絶縁膜6、ソース電極S、ドレイン電極D、ゲート電極Gが形成され、本実施例に係る電界効果トランジスタ1が完成する。
実施例5に係る電界効果トランジスタ1を図7に示した。この電界効果トランジスタ1は、実施例1〜4に係る電界効果トランジスタ1の変形例である。
すなわち、図7に示したようにこの電界効果トランジスタ1は、Si基板のような導電性のある基板2の上に厚さ50nmのn+−Al0.2Ga0.8N層からなるバッファ層と、厚さ100nmのn+−GaN層が順次形成されたn+層により構成されたn型半導体層5が形成されている。n型半導体層5上には、n−GaN層からなるドリフト領域3aとp−GaN層からなる仕切り領域3bを交互に配置した厚さ10μmの並列pn層3からなる超接合4が配置されている。
Taシリサイドからなるソース電極S及びドレイン電極Dはそれぞれ、超接合4をはさんで基板1の表側と裏側に形成される。この場合は、基板1の表面は基板1の一方の主面2aとなり、裏面は他方の主面2bとなる。以上は図1に示した電界効果トランジスタ1と共通する。
相違点として、本電界効果トランジスタ1は、仕切り領域3bの表面の一部にSiドープのGaN(キャリア濃度5×1019cm-3)からなるn+型半導体を埋め込んでいる。そして、並列pn層3の表面において、左記n+型半導体とドリフト領域3aの間に、仕切り領域3bの一部が表出するようにする。
また、Al/Tiからなるゲート電極Gは、SiO2の酸化物からなる絶縁膜6により包まれている。ゲート電極Gが絶縁膜6により包まれているので、リーク電流を抑え、高耐圧化を図ることができる。
図7に示した電界効果トランジスタ1を製造するためには、実施例1の電界効果トランジスタ1を製造するための工程を示す図5(a)〜図5(f)までと全く共通する。図6(f)の工程が終了した後、仕切り領域3bの表面を10nmの深さでエッチングする。そして、SiドープGaN(キャリア濃度5×1019cm−3)からなるn+型半導体を埋め込む。
埋め込みが終了した後、選択成長マスクとしたSiO2を除去し半導体層の全面に渡って、厚さ200nmのSiO2膜を堆積する。そして、SiO2膜の表面に図7に示した電界効果トランジスタ1のゲート電極Gの形状に対応するように、ストライプ形状をなすAl/Ti/Auを成膜する。Al/Tiを成膜後、全面に渡り、厚さ50nmのSiO2膜を堆積する。
そして、堆積したSiO2膜をストライプ状にエッチングし、各ゲート電極Gに包まれた絶縁膜6の分離を行なう。
その後、実施例1の電界効果トランジスタ1を製造する工程と同様に、ソース電極S、ドレイン電極Dを形成し、本実施例に係る電界効果トランジスタ1が完成する。
本発明の第一の実施の形態に係る電界効果トランジスタの実施の形態を示す断面図である。 本発明の第二の実施の形態に係る電界効果トランジスタの実施の形態を示す断面図である。 本発明の第三の実施の形態に係る電界効果トランジスタの実施の形態を示す断面図である。 本発明の第四の実施の形態に係る電界効果トランジスタの実施の形態を示す断面図である。 本発明の第一の実施の形態に係る電界効果トランジスタを製造するための工程図(その1)である。 本発明の第一の実施の形態に係る電界効果トランジスタを製造するための工程図(その2)である。 本発明の変形例に係る電界効果トランジスタの断面図である。 従来技術に係る半導体装置を示す断面図である。
符号の説明
1 電界効果トランジスタ
2 基板
3a ドリフト領域
3b 仕切り領域
3 並列pn層
4 超接合
5 n型半導体層
6 絶縁膜
7 凹部
8 第1の半導体層
9 第2の半導体層
10 第3の半導体層
11 第4の半導体層
12 電子供給層
13 チャネル領域
14 ソース領域
15 ドレイン領域
16 絶縁体

Claims (8)

  1. 第一導電型の半導体からなるドリフト領域と第二導電型の半導体からなる仕切り領域を交互に配置した並列pn層からなる超接合、及び、前記超接合を挟んで基板の一方の主面と他方の主面にそれぞれ形成されたソース電極及びドレイン電極を備えた電界効果トランジスタにおいて、
    前記電界効果トランジスタを構成する半導体は窒化物系化合物半導体からなり、
    前記ドリフト領域および前記仕切り領域の間に、前記ドリフト領域を構成する半導体のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有する前記第二導電型の電子供給層を備えることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 前記電子供給層は、前記ドリフト領域および前記仕切り領域の界面全体に渡って形成される
    請求項1に記載の電界効果トランジスタ。
  3. 前記電界効果トランジスタのゲート電極は前記ドリフト領域と接触する絶縁膜上に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電界効果トランジスタ。
  4. 前記ゲート電極は、前記ドリフト領域に設けられた凹部と接触する絶縁膜上に形成され
    ていることを特徴とする請求項3に記載の電界効果トランジスタ。
  5. 前記仕切り領域において、前記ソース電極および前記ドリフト領域と接触する部分の半導体のドーピング濃度は、他の部分の半導体のドーピング濃度よりも高いことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電界効果トランジスタ。
  6. 前記第一導電型はn型であり、前記第二導電型はp型であり、
    n型半導体からなる層が前記超接合と前記ドレイン電極の間に形成され、前記n型半導体のドーピング濃度は前記並列pn層のn層を構成する半導体のドーピング濃度よりも高いことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタ。
  7. 第一導電型の窒化物系化合物半導体からなるドリフト領域と第二導電型の窒化物系化合物半導体からなる仕切り領域を交互に配置した並列pn層からなる超接合と、第二導電型の窒化物系化合物半導体からなり、
    ゲート電極が前記ドリフト領域と接触する絶縁膜上に形成され、
    前記超接合の前記ゲート電極が形成される側の面に、前記仕切り領域の全面および前記ドリフト領域の一部を覆うように埋め込み形成され、前記ドリフト領域を覆う部分の側面が、絶縁膜を介して前記ゲート電極と接して形成された、第二導電型の窒化物系化合物半導体からなるチャネル領域と、
    前記超接合を挟んで基板の一方の主面と他方の主面にそれぞれ形成されたソース電極及びドレイン電極と、
    第一の導電型の窒化物系化合物半導体からなり、前記ソース電極と接するように前記チャネル領域に埋め込み形成されたソース領域と、
    前記ドリフト領域および前記仕切り領域の間に、前記ドリフト領域を構成する半導体のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有する前記第二導電型の電子供給層と
    を備えることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタを製造する製造方法であって、
    基板上に第一導電型の半導体を成膜し、
    前記第一導電型の半導体において前記仕切り領域が形成される部分をエッチングし、
    エッチングして露出した前記第一導電型の半導体の側面に前記電子供給層を形成し、
    前記第一導電型の半導体のエッチング部分に前記仕切り領域を形成し、
    前記ソース電極及び前記ドレイン電極を形成する製造方法。
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