JP5182011B2 - 半導体装置及び半導体装置の試験方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の試験方法 Download PDF

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Description

半導体装置及び半導体装置の試験方法に関するものである。
近年、電子機器は、環境問題の点から低消費電力化を要求されている。また、電子機器のうち、携帯型の電子機器では、携帯時における使用においてバッテリなどにより電源電圧が供給されるため、携帯型の電子機器の動作時間は消費電力に依存する。このため、携帯型の電子機器では、特に、低消費電力化を要求されている。これに伴い、電子機器に搭載される半導体装置(LSI)も同様に低消費電力化を要求されている。
このような状況化で、近年、半導体の微細化技術や動作電圧の低電圧化が進むにつれて、回路全体の消費電流に占めるリーク電流の割合が大きくなってきている。従来、リーク電流を低減する技術として、パワーゲーティング(Power Gating)が知られている。
パワーゲーティングとは、アクティブモード時には機能ブロックへ電源電圧を供給し、スタンバイモード時には機能ブロックへの電源電圧の供給を停止する技術をいう。
詳述すると、LSIは、異なる機能を持つ複数の機能ブロックに分けられている。LSIは、複数の機能ブロックのうち、パワーゲーティングの対象となる機能ブロックに対して、該機能ブロックと、電源電圧を供給する電源との間に電源遮断回路を設けている。電源遮断回路は、アクティブモード時には、パワーゲーティングの対象となる機能ブロックと、電源とを接続し、該機能ブロックへ電源電圧を供給する。反対に、電源遮断回路は、スタンバイモード時には、パワーゲーティングの対象となる機能ブロックと、電源とを遮断し、該機能ブロックへの電源電圧の供給を停止する。
即ち、LSIは、スタンバイ状態において、パワーゲーティングの対象となる機能ブロックのリーク電流を低減することができるため、低消費電力化することができる。
ところで、パワーゲーティングを行う電源遮断回路の試験(以下、電源遮断試験という)としては、以下に説明する試験が知られている(例えば、特許文献1参照)。
電源遮断試験が行われるLSIは、機能ブロック用スキャンチェーンと電源遮断用スキャンチェーンを備えている。ここで、スキャンチェーンとは、LSIに形成されるフリップフロップ回路の故障の有無を試験するために、該フリップフロップ回路が直列に接続されたものをいう。
そして、スキャンチェーンは、電源遮断試験において、テストパターンとクロックが入力される。次に、スキャンチェーンは、入力されたテストパターンをクロックと同期して順次、同スキャンチェーンから読み出し、該読み出したデータと、該入力されたテストパターンと同じテストパターンとを比較する。続いて、比較した結果において不一致のデータが見つかれば、その不一致のデータに基づいて故障しているフリップフロップ回路を特定するものである。
機能ブロック用スキャンチェーンは、機能ブロック内に形成されたフリップフロップ回路を直列に接続し、該フリップフロップ回路の故障の有無を試験するものである。電源遮断用スキャンチェーンは、機能ブロックへの電源電圧の供給・停止を制御するフリップフロップ回路を直列に接続し、該フリップフロップ回路の故障の有無を試験するものである。
LSIが機能ブロック用スキャンチェーンと、電源遮断用スキャンチェーンとを別々に構成したため、機能ブロック用スキャンチェーンの試験のとき、電源遮断用スキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路は、機能ブロックへの電源電圧の供給・停止の設定を保持することができる。つまり、機能ブロック用スキャンチェーンへの電源電圧の供給が停止されているとき、電源遮断用スキャンチェーンには電源電圧が供給されているため、機能ブロックの電源電圧の供給・停止の設定を保持している。
従って、電源遮断用スキャンチェーンは、機能ブロックの電源電圧の供給・停止の設定を行うためのテストパターンを入力する。そして、電源遮断用スキャンチェーンは、入力した機能ブロックの電源電圧の供給・停止を行うためのテストパターンに基づいて機能ブロックの電源電圧を制御する。このとき、テスタ装置は、各時間における機能ブロックの電源電圧を測定する。そして、テスタ装置は、電源遮断用スキャンチェーンに入力したテストパターンに基づいた機能ブロックの電源電圧と、測定した機能ブロックの電源電圧とを比較して一致するか判定する。
つまり、電源遮断用スキャンチェーンに入力したテストパターンに基づいた機能ブロックの電源電圧と、測定した機能ブロックの電源電圧とを比較して一致する場合、テスタ装置は、電源遮断回路が正常に電源と機能ブロックとを遮断できたとしてPassと判定する。反対に、電源遮断用スキャンチェーンに入力したテストパターンに基づいた機能ブロックの電源電圧と、測定した機能ブロックの電源電圧とを比較して一致しない場合、テスタ装置は、電源遮断回路が正常に電源と機能ブロックとを遮断できなかったとしてFailと判定する。
特開2006−170663号公報
しかしながら、上記の電源遮断試験では、電源遮断用スキャンチェーンを用いているため、テストパターンの生成に多くの工数が増大してしまう。また、電源遮断用スキャンチェーン分面積が大きくなってしまう。
この半導体装置及び半導体装置の試験方法は、回路面積を小さくしつつ、容易に電源遮断試験をすることを目的とする。
この半導体装置は、直列接続された複数のフリップフロップ回路を含むスキャンチェーンを有する機能ブロックと、前記機能ブロックと電源配線との間に設けられ、前記機能ブロックへの電源電圧の供給を制御する電源遮断回路と、前記機能ブロックが有する前記スキャンチェーンの出力信号と前記電源電圧とが入力され、前記スキャンチェーンの出力信号と前記電源電圧とを比較して、比較結果を出力する試験回路とを有し、テストモードにおいて、前記電源遮断回路は、前記スキャンチェーンの出力信号が高電位の論理状態のときに、前記機能ブロックへの前記電源電圧の供給を遮断するようにした。
この半導体装置によれば、試験回路が電源電圧と機能ブロックが有する既存のスキャンチェーンからの出力信号とを比較する。試験回路の比較結果に基づいて、テスタ装置は、電源遮断回路が電源電圧と機能ブロックとを遮断できているかどうかを判定する。
開示された半導体装置及び半導体装置の試験方法は、回路面積を小さくしつつ、容易に電源遮断試験をすることができる。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1に従って説明する。
図1は、本実施形態の半導体装置(LSI)10の電気ブロック回路図である。
図1に示すように、LSI10は、第1及び第2機能ブロック11,12、電源制御部13、電源遮断回路14、試験専用回路15を備えている。なお、LSI10は、アクティブモード及びスタンバイモードに加え、テスタ装置(図示せず)にてLSI10の試験を行うためのテストモードを備えている。
そして、本実施形態では、第1機能ブロック11は、電源ラインL1,L2に接続され、LSI10がアクティブモード、スタンバイモード及びテストモードのどのモード時においても常に電源ラインL1からの電源電圧VINが供給されている。
また、第2機能ブロック12は、電源遮断回路14を介して電源ラインL1に接続され、電源ラインL1からの電源電圧VINが電源遮断回路14を介して供給される。そして、第2機能ブロック12は、パワーゲーティングするように構成されている。つまり、第2機能ブロック12は、LSI10がアクティブモード時には、電源遮断回路14を介して電源電圧VINに基づく制御電圧VIN2が供給される。反対に、第2機能ブロック12は、LSI10がスタンバイ時には、電源遮断回路14にて電源電圧VINに基づく制御電圧VIN2の供給が遮断される。
電源制御部13は、図示しないテスタ装置から電源遮断試験の開始を指令するためのHレベルの電源試験信号Seが入力される。電源制御部13は、この入力されたHレベルの電源試験信号Seに基づいて入力データDとクロックCLKを第2機能ブロック12に出力する。
電源制御部13は、クロックCLKと同期してサイクル毎の入力データDを出力する。この入力データDは、電源制御部13において少なくとも1サイクル目のデータ(以下、先頭入力データという)がHレベルのデータとなるように生成されて第2機能ブロックに出力される。電源制御部13は、クロックCLKを予め定められた数(後述する第2機能ブロック12に備えたスキャンチェーン16のフリップフロップ回路FFの数)だけ出力すると、以後、クロックCLKを出力しないようになっている。
また、電源制御部13は、このHレベルの電源試験信号Seに基づいて電源電圧VINを供給するためのHレベルの遮断制御信号PCTLを電源遮断回路14に出力する。そして、電源制御部13は、第2機能ブロック12にクロックCLKが予め定められた数(後述するフリップフロップ回路FFの数)だけ出力されると、Hレベルの遮断制御信号PCTLを消失して電源電圧VINの供給を停止するためのLレベルの遮断制御信号PCTLを電源遮断回路14に出力するようになっている。
電源遮断回路14は、複数の第1〜第nNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnが並列に接続されている。そして、各NチャネルMOSトランジスタT1〜Tnのソースは電源ラインL1とそれぞれ接続され、各NチャネルMOSトランジスタT1〜Tnのドレインは第2機能ブロック12に接続されている。また、各NチャネルMOSトランジスタT1〜Tnのゲートには、電源制御部13からの遮断制御信号PCTLが入力される。
電源遮断回路14は、第1〜第nNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnを並列に接続してオン抵抗を小さくし、電源電圧VINの電圧降下を低減させている。
電源遮断回路14は、電源制御部13から遮断制御信号PCTLを入力し、入力した遮断制御信号PCTLに基づいて第1〜第nNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnをオンオフさせ、電源電圧VINと第2機能ブロック12とを接続または遮断する。
つまり、電源遮断回路14は、Hレベルの遮断制御信号PCTLを入力すると、全てのNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnが一斉にオンし、電源ラインL1と第2機能ブロック12とを接続する。反対に、電源遮断回路14は、Lレベルの遮断制御信号PCTLを入力すると、全てのNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnが一斉にオフし、電源ラインL1と第2機能ブロック12とを遮断する。
即ち、電源遮断回路14は、電源ラインL1と第2機能ブロック12とを電気的に接続することにより、電源遮断回路14と第2機能ブロック12との接続点(第1ノードN1)から、電源電圧VINより同電源遮断回路14における電圧降下分低い制御電圧VIN2を、第2機能ブロック12に供給する。
反対に、電源遮断回路14は、電源ラインL1と第2機能ブロック12とを電気的に遮断することにより、第2機能ブロック12への制御電圧VIN2の供給を停止する。電源ラインL1と第2機能ブロック12とを電気的に遮断した場合、制御電圧VIN2は、フローティング電位となっており、配線や回路素子の寄生成分などによって次第に制御電圧VIN2がGNDレベルまで下がっていく。
第2機能ブロック12は、電源遮断回路14から電源電圧として制御電圧VIN2を供給されている。また、第2機能ブロック12は、スキャンチェーン16を備えている。スキャンチェーン16は複数のフリップフロップ回路FFが直列に接続されている。そして、電源制御部13からのクロックCLKは、フリップフロップ回路FFに入力される。また、クロックCLKと同期して電源制御部13から出力される入力データDは、まず、先頭フリップフロップ回路FFに入力され、クロックCLKに応答して、順次、後続のフリップフロップ回路FFにシフトされ、最後に、最終フリップフロップ回路FFからスキャンアウト信号Soとして試験専用回路15に出力される。
即ち、図2に示すように、電源制御部13からスキャンチェーン16にHレベルの先頭入力データDがクロックCLKと同期して入力される。
そして、図2(d)に示すように、スキャンチェーン16を構成するフリップフロップ回路FFの数のクロックCLKを入力すると(時刻tkA)、スキャンチェーン16の最終フリップフロップ回路FFからHレベルの先頭入力データDがHレベルのスキャンアウト信号Soとして試験専用回路15に出力される。
そして、このHレベルのスキャンアウト信号Soが出力された後、すなわち、クロックCLKが予め定めた数だけ出力されたあと、図2(a)に示すように、時刻tkBが経過すると、電源制御部13から電源遮断回路14に出力されていたHレベルの遮断制御信号PCTLを消失しLレベルの遮断制御信号PCTLとなる。その結果、電源ラインL1と第2機能ブロック12とが電気的に遮断され、第1ノードN1の制御電圧VIN2は、フローティング電位となるが、配線や回路素子の寄生成分などによって次第にLレベルまで下がる。
これに伴って、スキャンチェーン16の最終フリップフロップ回路FFから出力されていたHレベルのスキャンアウト信号Soは、制御電圧VIN2の消失とともにLレベルとなって試験専用回路15に出力されるようになっている。
試験専用回路15は、第1及び第2アンド回路21,22と比較回路31を備えている。第1アンド回路21は、電源ラインL1から電源電圧VINが入力される。また、第1アンド回路21は、テスタ装置から前記電源制御部13に出力されるHレベルの電源試験信号Seとともに出力されるテスタ装置からテストモード制御信号Stが入力される。
なお、試験専用回路15は、テストモードのとき、テスタ装置からHレベルのテストモード制御信号Stを入力される。反対に、試験専用回路15は、アクティブモード及びスタンバイモードのとき、テスタ装置からLレベルのテストモード制御信号Stを出力する。
第1アンド回路21は、入力した電源電圧VINとテストモード制御信号Stが共にHレベルのとき、Hレベルの第1論理信号Sr1を比較回路31のプラス入力端子に出力する。
一方、第2アンド回路22は、テスタ装置からテストモード制御信号Stと第2機能ブロック12のスキャンチェーン16からスキャンアウト信号Soが入力される。第2アンド回路22は、入力したテストモード制御信号Stとスキャンアウト信号SoがともにHレベルのとき、Hレベルの第2論理信号Sr2を比較回路31のプラス入力端子に出力する。
比較回路31は、プラス入力端子に第1論理信号Sr1を、マイナス入力端子に第2論理信号Sr2を入力する。比較回路31は、入力した第1論理信号Sr1と第2論理信号Sr2とを比較し、その結果に応じて試験結果信号Skをテスタ装置に出力する。なお、比較回路31は、プラス入力端子及びマイナス入力端子にオフセットが付いていて、プラス入力端子及びマイナス入力端子に同じ電圧が入力されると、マイナス入力端子に入力された第2論理信号Sr2がプラス入力端子に入力された第1論理信号Sr1より大きいと認識する。
つまり、比較回路31は、第1論理信号Sr1が第2論理信号Sr2より大きいとき、電源電圧VINと第2機能ブロックとが遮断されているとして、Hレベルの試験結果信号Skを出力する。反対に、比較回路31は、第1論理信号Sr1が第2論理信号Sr2より小さいとき、電源電圧VINと第2機能ブロック12とが遮断されていないとして、Lレベルの試験結果信号Skを出力する。
従って、試験専用回路15が、図4(g)に示すように、時刻tkAからスキャンチェーン16及び試験専用回路15の回路による遅延後にHレベルの試験結果信号Skを出力し(時刻tkA2)、時刻tkBから電源遮断回路14、スキャンチェーン16及び試験専用回路15の回路による遅延後にLレベルの試験結果信号Skを出力したとき(時刻tkB2)、テスタ装置は、電源遮断試験についてPassと判定する、つまり、LSI10のパワーゲーティング(電源遮断回路14)が正常に動作したと判定する。
反対に、試験専用回路15が、時刻tkA2においてLレベルの試験結果信号Skを出力した時、又は、時刻tkB2においてHレベルの試験結果信号Skを出力したとき、テスタ装置は、電源遮断試験についてFailと判定する、つまり、LSI10のパワーゲーティング(電源遮断回路14)が正常に動作しなかったと判定する。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)スキャンチェーン16のスキャンアウト信号SoがHレベルの状態において、電源遮断回路14は、電源電圧VINと第2機能ブロック12とを遮断する。そして、試験専用回路15が電源電圧VINとスキャンアウト信号Soとを比較し、テスタ装置は、電源遮断回路14が電源ラインL1と第2機能ブロック12とを遮断できているか判定している。このため、スキャンチェーン16にHレベルの入力データDを入力し、試験専用回路15が電源電圧VINとスキャンアウト信号Soとを比較するだけで容易に電源遮断試験を行うことができる。さらに、試験専用回路15を小規模の回路にて構成することができる。
(2)試験専用回路15は、比較回路31の前段に第1及び第2アンド回路21,22を備えている。第1アンド回路21は、テストモード制御信号Stと電源電圧VINが入力され、第2アンド回路22は、テストモード制御信号Stと制御電圧VIN2が入力されている。このため、比較回路31は、テストモードにおいて、常にプラス入力端子及びマイナス入力端子にLレベルの第1及び第2論理信号Sr1,Sr2が入力され、動作しないようになっている。従って、試験専用回路15は、動作モードにおいて、低消費電力化することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図3及び図4に従って説明する。第1実施形態では、試験専用回路15は、電源電圧VIN、テストモード制御信号St及びスキャンアウト信号Soを入力していた。そして、試験専用回路15は、入力した電源電圧VIN、テストモード制御信号Stとスキャンアウト信号Soに基づいて試験結果信号Skを出力していた。
第2実施形態では、試験専用回路15aは、電源電圧VINと、第1ノードN1の電圧(制御電圧VIN2)に基づいた論理確定信号Sgとが入力される。そして、試験専用回路15aは、入力された電源電圧VIN及び論理確定信号Sgに基づいて試験結果信号Skを出力するようにしたものである。
図3は、本実施形態のLSI10aの電気ブロック回路図である。
電源制御部13aは、図示しないテスタ装置から電源遮断試験の開始を指令するためのHレベルの電源試験信号Seが入力される。電源制御部13aは、Hレベルの電源試験信号Seに基づいて電源電圧VINを供給するためのHレベルの遮断制御信号PCTLを電源遮断回路14aに出力する。そして、電源制御部13aは、図4に示すように、予め定められた時間が経過すると(時刻tk1)、Hレベルの遮断制御信号PCTLを消失して電源電圧VINの供給を停止するためのLレベルの遮断制御信号PCTLを電源遮断回路14aに出力するようになっている。
つまり、本実施形態の電源制御部13aは、第1実施形態の電源制御部13と相違して、入力データDとクロックCLKを生成して第2機能ブロック12に出力しない。
電源遮断回路14aは、遅延回路としての論理確定回路40を備えている。
論理確定回路40は、第1及び第2インバータ回路41,42、コンデンサC1を備えている。第1インバータ回路41は、第1ノードN1の電圧である制御電圧VIN2を入力する。そして、第1インバータ回路41は、電源遮断回路14aが電源電圧VINに基づく制御電圧VIN2を第2機能ブロック12に供給している時、その時の電圧値の制御電圧VIN2に基づいてHレベルの出力信号を次段の第2インバータ回路42に出力する。反対に、第1インバータ回路41は、電源遮断回路14にて電源電圧VINに基づく制御電圧VIN2の供給が遮断され、第1ノードN1がフローティング状態となりやがて放電して制御電圧VIN2が、図4(d)に示すように、所定の電圧(第1インバータ回路41の閾値電圧Vth)まで下がると(時刻tk2)、Lレベルの出力信号を次段の第2インバータ回路42に出力する。
第2インバータ回路42は、第1インバータ回路41からの出力信号Sgxを反転し、その反転した信号を論理確定信号Sgとして試験専用回路15aに出力する。
つまり、電源遮断回路14aが電源ラインL1と第2機能ブロック12とを遮断していないとき、第1及び第2インバータ回路41,42よりなる論理確定回路40は、制御電圧VIN2に基づいて、第2インバータ回路42からHレベルの論理確定信号Sgを試験専用回路15aに出力する。反対に、電源遮断回路14aが電源ラインL1と第2機能ブロック12とを遮断したとき、論理確定回路40は、図4(d)に示すようにフローティング電位となってやがて所定の電位(第1インバータ回路41の閾値電圧Vth)まで低下した制御電圧VIN2に基づいて、第2インバータ回路42からLレベルの論理確定信号Sgを試験専用回路15aに出力する。
第2インバータ回路42と試験専用回路15aの接続点(第2ノードN2)は、コンデンサC1を介して接地されている。コンデンサC1は、第2インバータ回路42からHレベルの論理確定信号Sgが試験専用回路15aに出力されているとき、第2インバータ回路42を介して電源電圧VINからの電荷が充電される。また、コンデンサC1は、第2インバータ回路42からLレベルの論理確定信号Sgが試験専用回路15aに出力されているとき、第2インバータ回路42を介して充電していた電荷をグランドに放電する。
つまり、図4(e)に示すように、第2インバータ回路42が第1インバータ回路41からのHレベルの出力信号Sgxを反転し、その反転した信号をLレベルの論理確定信号Sgとして試験専用回路15aに出力する。このとき、図4(d)に示すように、制御電圧VIN2は、GNDレベルまで下がりきっていない。しかしながら、電源遮断試験は、制御電圧VIN2がGNDレベルになってから、すなわち、第2機能ブロック12への電源電圧VINに基づく制御電圧VIN2の供給を完全に遮断してから行うことになっている。このため、コンデンサC1は、電源遮断回路14aが電源ラインL1と第2機能ブロック12とを遮断したとき、図4(d)に示すように、制御電圧VIN2がGNDレベルまで下がりきってから(時刻tk3)、図4(g)に示すように、試験結果信号SkがLレベルになるように(時刻tk4)、論理確定信号Sgの立ち下がりを遅延させている。
従って、コンデンサC1は、制御電圧VIN2が所定の電位(第1インバータ回路41の閾値電圧Vth)まで低下してからGNDレベルに下がりきるまでの時間以上、論理確定信号Sgの試験専用回路15aの基準電圧(Vk)まで立ち下がる時間を遅延させるような容量値に設定されている。
試験専用回路15aは、比較回路31にて構成される。比較回路31は、プラス入力端子に電源電圧VINと、マイナス入力端子に入力する論理確定信号Sgとを入力する。比較回路31は、入力した電源電圧VINと論理確定信号Sgを比較して、その結果に応じて試験結果信号Skを出力する。つまり、比較回路31は、電源電圧VINが論理確定信号Sgより小さい場合、Hレベルの試験結果信号Skを出力する。反対に、比較回路31は、電源電圧VINが論理確定信号Sgより大きい場合、Lレベルの試験結果信号Skを出力する。
従って、試験専用回路15が、時刻tk1においてHレベルの試験結果信号Skを出力し、時刻tk4においてLレベルの試験結果信号Skを出力したとき、テスタ装置は、電源遮断試験についてPassと判定する、つまり、LSI10のパワーゲーティング(電源遮断回路14)が正常に動作したと判定する。
反対に、試験専用回路15が、時刻tk1においてLレベルの試験結果信号Skを出力した時、又は、時刻tk4においてHレベルの試験結果信号Skを出力したとき、テスタ装置は、電源遮断試験についてFailと判定する、つまり、LSI10のパワーゲーティング(電源遮断回路14)が正常に動作しなかったと判定する。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)試験専用回路15aが論理確定信号Sgと電源電圧VINとを比較し、比較結果に応じてテスタ装置が電源遮断試験の判定を行っている。このため、本実施形態の電源遮断試験は、第2機能ブロック12を用いていない。第1実施形態の電源遮断試験は、第2機能ブロック12において、Hレベルの入力データDが入力され、Hレベルのスキャンアウト信号Soが出力されるまでの時間が必要である。従って、本実施形態の電源遮断試験は、上記の第1実施形態の第2機能ブロックにおいてかかる時間を削減することができるため、第1実施形態に比べて電源遮断試験の時間を短縮することができる。
(2)電源遮断回路14aは、論理確定回路40を第1ノードN1と第2ノードN2の間に設けている。このため、コンデンサC1の容量値を設定して、テスタ装置は、制御電圧VIN2がLレベルまで下がりきったときに電源遮断試験を行うことができるため、精度良く電源遮断試験を行うことができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図5及び図6に従って説明する。第3実施形態では、LSI10bは、2つの電源遮断回路を備え、それぞれ対応する機能ブロックへの電源電圧VINの供給・停止を制御している点が前記第2実施形態と相違する。
図5に示すように、LSI10bは、第1及び第2電源遮断回路14a,14bを備えている。第1電源遮断回路14aは、電源制御部13aから第1遮断制御信号PCTL1を入力し、第1遮断制御信号PCTL1に応じて第1電源遮断回路14a中の第1〜第nNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnを一斉にオンオフし、電源ラインL1と第2機能ブロック12を接続または遮断する。
第1電源遮断回路14aは、Hレベルの第1遮断制御信号PCTL1を入力すると、第1電源遮断回路14a中の第1〜第nNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnが一斉にオンし、電源ラインL1と第2機能ブロック12を接続する。反対に、第1電源遮断回路14aは、Lレベルの第1遮断制御信号PCTL1を入力すると、第1電源遮断回路14a中の第1〜第nNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnが一斉にオフし、電源ラインL1と第2機能ブロック12を遮断する。
つまり、第1電源遮断回路14aは、電源ラインL1と第2機能ブロック12を接続し、電源電圧VINより第1電源遮断回路14aの電圧降下分低い電圧(第1制御電圧VIN2a)を第2機能ブロック12に供給する。反対に、第1電源遮断回路14aは、電源電圧VINと第2機能ブロック12を遮断し、第2機能ブロック12への電源電圧VINの供給を停止する。
また、第1電源遮断回路14aは、同回路14aに備えた論理確定回路40からの第1論理確定信号Sg1を試験専用回路15bに出力する。
第2電源遮断回路14bは、電源制御部13から第2遮断制御信号PCTL2を入力し、第2遮断制御信号PCTL2に応じて第2電源遮断回路14b中の第1〜第nNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnを一斉にオンオフし、電源ラインL1と第3機能ブロック53を接続または遮断する。
第2電源遮断回路14bは、Hレベルの第2遮断制御信号PCTL2を入力すると、第2電源遮断回路14b中の第1〜第nNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnが一斉にオンし、電源ラインL1と第3機能ブロック53を接続する。反対に、Lレベルの第2遮断制御信号PCTL2を入力すると、第2電源遮断回路15a中の第1〜第nNチャネルMOSトランジスタT1〜Tnが一斉にオフし、電源ラインL1と第3機能ブロック53を遮断する。
つまり、第2電源遮断回路14bは、電源ラインL1と第3機能ブロック53を接続し、電源電圧VINより第2電源遮断回路14bの電圧降下分低い電圧(第2制御電圧VIN2b)を第3機能ブロック53に供給する。反対に、第2電源遮断回路14bは、電源ラインL1と第3機能ブロック53を遮断し、第3機能ブロックへの電源電圧VINの供給を停止する。
また、第2電源遮断回路14bは、同回路14aに備えた論理確定回路40からの第2論理確定信号Sg2を試験専用回路15bに出力する。
試験専用回路15bは、比較回路31と試験選択回路54を備えている。試験選択回路54は、第1電源遮断回路14aから入力する第1論理確定信号Sg1と、第2電源遮断回路14bから入力する第2論理確定信号Sg2のいずれかを、テスタ装置からの切替え信号Scに基づいて選択して比較回路31に出力する。切替え信号Scは、第2又は第3機能ブロック12,53のうち、どちらの電源遮断試験を行うかを選択するためにテスタ装置から出力される信号である。
図6に示すように、試験選択回路54は、第1及び第2アンド回路55a,55b、インバータ回路56及びオア回路57を備えている。第1アンド回路55aは、第1電源遮断回路14aから第1論理確定信号Sg1とテスタ装置から切替え信号Scを入力する。
ここで、切替え信号Scとは、第1電源遮断回路14aから入力する第1論理確定信号Sg1と、第2電源遮断回路14bから入力する第2論理確定信号Sg2とのいずれかを選択する信号をいう。つまり、切替え信号Scは、第2又は第3機能ブロック12,53のうち、どちらの電源遮断試験を行うかを選択している。
第1アンド回路55aは、入力した第1論理確定信号Sg1と切替え信号Scが共にHレベルのとき、Hレベルの第1論理信号Sr1を出力する。
インバータ回路56は、テスタ装置から切替え信号Scを入力する。インバータ回路56は、切替え信号Scを論理反転して反転信号BScを第2アンド回路55bに出力する。
第2アンド回路55bは、第2電源遮断回路14bから第2論理確定信号Sg2とインバータ回路56から反転信号BScを入力する。第2アンド回路55bは、入力した第2論理確定信号Sg2と反転信号BScが共にHレベルのとき、Hレベルの第2論理信号Sr2を出力する。
オア回路57は、第1アンド回路55aから第1論理信号Sr1と第2アンド回路55bから第2論理信号Sr2を入力する。オア回路57は、入力した第1及び第2論理信号Sr1,Sr2が共にLレベルのときLレベルの選択信号Ssを出力する。
つまり、試験選択回路54は、Lレベルの切替え信号Scを入力すると、第1電源遮断回路14aから入力する第1論理確定信号Sg1を選択信号Ssとして比較回路31に出力する。反対に、試験選択回路54は、Hレベルの切替え信号Scを入力すると、第2電源遮断回路14bから入力する第2論理確定信号Sg2を選択信号Ssとして比較回路31に出力する。
従って、試験選択回路54が、第1論理確定信号Sg1を選択して選択信号Ssとして比較回路31に出力すると、テスタ装置は第1電源遮断回路14aの電源遮断試験を行っている。反対に、試験選択回路54が、第2論理確定信号Sg2を選択して選択信号Ssとして比較回路31に出力すると、テスタ装置は第2電源遮断回路14bの電源遮断試験を行っている。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
試験専用回路15bは、試験選択回路54を備えたため、第1及び第2電源遮断回路14a,14bについて電源遮断試験を行うことができる。
尚、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態において、第1及び第2電源遮断回路14a,14bをNチャネルMOSトランジスタにて構成していたが、PチャネルMOSトランジスタにて構成してもよい。
・上記第1実施形態において、遮断制御信号PCTL、入力データD、クロックCLKを電源制御部13から入力していたが、テスタ装置から入力してもよい。
・上記第1実施形態において、試験専用回路15は、スキャンアウト信号Soを入力していたが、第2機能ブロックに形成されたスキャンチェーンを構成していないフリップフロップ回路からHレベルの信号を出力するように構成し、その信号を入力してもよい。
・上記第2実施形態において、比較回路31は、プラス入力端子及びマイナス入力端子にオフセットが付いていたが、プラス側入力端子に入力される電源電圧VINを所定の電圧に分圧して、この分圧した電源電圧VINをプラス側入力端子に入力してもよい。
・上記第2実施形態において、試験専用回路15aを用いていたが、試験専用回路15を用いてもよい。
・上記第3実施形態において、試験選択回路54は、第1及び第2論理確定信号Sg1,Sg2から選択していたが、3つ以上の論理確定信号を選択するようにしてもよい。 以上の様々な実施の形態をまとめると、以下のようになる。
(付記1)
動作モードとしてのアクティブモード及びスタンバイモードと、試験を行うテストモードとを有し、
フリップフロップ回路が直列接続されて構成されるスキャンチェーンを有する複数の機能ブロックを備え、
前記複数の機能ブロックのうち少なくとも一つの機能ブロックと電源との間に、前記機能ブロックと前記電源とを電気的に接離して、該機能ブロックへの電源電圧の供給及び遮断する電源遮断回路を介在させて、
前記アクティブモードにおいて、前記電源遮断回路が前記電源と前記機能ブロックとを接続して前記機能ブロックへ電源電圧を供給し、前記スタンバイモードにおいて、前記電源遮断回路が前記電源と前記機能ブロックとを遮断して前記機能ブロックへの電源電圧の供給を遮断するようにした半導体装置であって、
前記テストモードにおいて、前記電源遮断回路が接続する前記機能ブロックが有するスキャンチェーンの出力信号と前記電源電圧を入力し、前記出力信号を前記電源電圧と比較して、該比較結果を出力する試験専用回路を備えたことを特徴とする半導体装置。
(付記2)
付記1に記載の半導体装置において、
前記試験専用回路は、前記アクティブモード及び前記スタンバイモードにおいて、前記スキャンチェーンの出力信号、及び前記電源電圧の入力を遮断することを特徴とする半導体装置。
(付記3)
付記1又は2に記載の半導体装置において、
前記試験専用回路は、
前記半導体装置において、前記電源遮断回路及び前記機能ブロックを複数備える場合、複数の前記スキャンチェーンの出力信号のうち1つを選択する試験選択回路を備えることを特徴とする半導体装置。
(付記4)
動作モードとしてのアクティブモード及びスタンバイモードと、試験を行うテストモードとを有し、
複数の機能ブロックを備え、
前記複数の機能ブロックのうち少なくとも一つの機能ブロックと電源との間に、前記機能ブロックと前記電源とを電気的に接離して、該機能ブロックへの電源電圧の供給及び遮断する電源遮断回路を介在させて、
前記アクティブモードにおいて、前記電源遮断回路が前記電源と前記機能ブロックとを接続して前記機能ブロックへ電源電圧を供給し、前記スタンバイモードにおいて、前記電源遮断回路が前記電源と前記機能ブロックを遮断して、前記機能ブロックへの電源電圧の供給を遮断するようにした半導体装置であって、
前記テストモードにおいて、前記電源遮断回路と前記機能ブロックとの接続点の電圧と前記電圧を入力し、前記接続点の電圧を前記電源電圧と比較し、該比較結果を出力する試験専用回路を備えたことを特徴とする半導体装置。
(付記5)
付記4に記載の半導体装置において、
前記電源遮断回路及び前記機能ブロックの接続点と、前記試験専用回路との間に、前記電源遮断回路及び前記機能ブロックの接続点の電圧の立ち上がり及び立ち下がりを遅延させるための遅延回路を備えたことを特徴とする半導体装置。
(付記6)
付記4又は5に記載の半導体装置において、
前記試験専用回路は、前記アクティブモード及び前記スタンバイモードにおいて、前記電源遮断回路と前記機能ブロックとの接続点の電圧、及び前記電源電圧の入力を遮断することを特徴とする半導体装置。
(付記7)
付記4乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記試験専用回路は、
前記半導体装置において、複数の前記電源遮断回路を備える場合、複数の前記電源遮断回路と前記機能ブロックとの接続点の電圧のうち1つを選択する試験選択回路を備えることを特徴とする半導体装置。
(付記8)
動作モードとしてのアクティブモード及びスタンバイモードと、試験を行うテストモードとを有し、
フリップフロップ回路が直列接続されて構成されるスキャンチェーンを有する複数の機能ブロックを備え、
前記複数の機能ブロックのうち少なくとも一つの機能ブロックと電源との間に、前記機能ブロックと前記電源とを電気的に接離して、該機能ブロックへの電源電圧の供給及び遮断する電源遮断回路を介在させて、
前記アクティブモードにおいて、前記電源遮断回路が前記電源と前記機能ブロックを接続して前記機能ブロックへ電源電圧を供給し、前記スタンバイモードにおいて、前記電源遮断回路が前記電源と前記機能ブロックを遮断して前記機能ブロックへの電源電圧の供給を遮断するようにした半導体装置の試験方法であって、
前記電源遮断回路が接続する前記機能ブロックが有する前記スキャンチェーンの出力信号と前記電源電圧を入力し、前記出力信号を前記電源電圧とを比較して、該比較結果を出力する試験専用回路を備え、
前記スキャンチェーンの初段に入力された入力データが最終段から出力された状態、及び、且つ前記最終段から前記入力データが出力された後に、前記電源遮断回路にて前記電源と前記機能ブロックとを遮断した状態に基づいて電源遮断回路の良否を判定することを特徴とする半導体装置の試験方法。
(付記9)
動作モードとしてのアクティブモード及びスタンバイモードと、試験を行うテストモードとを有し、
複数の機能ブロックを備え、
前記複数の機能ブロックのうち少なくとも一つの機能ブロックと電源との間に、前記機能ブロックと前記電源とを電気的に接離して、該機能ブロックへの電源電圧の供給及び遮断する電源遮断回路を介在させて、
前記アクティブモードにおいて、前記電源遮断回路が前記電源と前記機能ブロックとを接続して前記機能ブロックへ電源電圧を供給し、前記スタンバイモードにおいて、前記電源遮断回路が前記電源と前記機能ブロックを遮断して前記機能ブロックへの電源電圧の供給を遮断するようにした半導体装置の試験方法であって、
前記電源遮断回路と前記機能ブロックとの接続点の電圧を前記電源電圧とを入力し、前記接続点の電圧と前記電源電圧とを比較して、該比較結果を出力する試験専用回路を備え、
前記機能ブロックへ前記電源電圧が供給されている状態、及び、且つ前記電源遮断回路にて前記電源と前記機能ブロックとを遮断した状態に基づいて電源遮断回路の良否を判定することを特徴とする半導体装置の試験方法。
第1実施形態の半導体装置の電気ブロック図である。 (a)〜(g)は第1実施形態の電源遮断回路の試験を説明するための波形図である。 第2実施形態の半導体装置の電気ブロック図である。 (a)〜(g)は第2実施形態の電源遮断回路の試験を説明するための波形図である。 第3実施形態の半導体装置の電気ブロック図である。 試験選択回路の電気回路図である。
符号の説明
10 半導体装置
11,12 機能ブロック
14 電源遮断回路
15 試験専用回路
16 スキャンチェーン
31 比較回路
40 論理確定回路
54 試験確定回路
VIN 電源電圧
FF フリップフロップ回路

Claims (6)

  1. 直列接続された複数のフリップフロップ回路を含むスキャンチェーンを有する機能ブロックと、
    記機能ブロックと電源配線との間に設けられ、前記機能ブロックへの電源電圧の供給を制御する電源遮断回路と
    前記機能ブロックが有する前記スキャンチェーンの出力信号と前記電源電圧とが入力され、前記スキャンチェーンの出力信号と前記電源電圧とを比較して、比較結果を出力する試験回路とを有し、
    テストモードにおいて、前記電源遮断回路は、前記スキャンチェーンの出力信号が高電位の論理状態のときに、前記機能ブロックへの前記電源電圧の供給を遮断することを特徴とする半導体装置。
  2. 複数の機能ブロックと、
    前記複数の機能ブロックのうちの第1の機能ブロックと電源配線との間に設けられ、前記第1の機能ブロックへの電源電圧の供給を制御する第1の電源遮断回路と
    前記第1の電源遮断回路と前記第1の機能ブロックとの接続点の電圧と、前記電源電圧とが入力され、前記接続点の電圧を前記電源電圧と比較して、比較結果を出力する試験回路と、
    前記第1の電源遮断回路と前記第1の機能ブロックとの接続点の電圧の立ち上がり及び立ち下がりを遅延させる遅延回路とを有し、
    テストモードにおいて、前記第1の電源遮断回路は、前記第1の機能ブロックへの前記電源電圧の供給を遮断することを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記試験回路は、前記テストモードとは異なる動作モードにおいて、前記第1の電源遮断回路と前記第1の機能ブロックとの接続点の電圧、及び前記電源電圧の入力を遮断することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項2又は3に記載の半導体装置において、
    前記複数の機能ブロックのうちの前記第1の機能ブロックとは異なる第2の機能ブロックと前記電源配線との間に設けられ、前記第2の機能ブロックへの前記電源電圧の供給を制御する第2の電源遮断回路を更に有し、
    前記試験回路は、
    前記第1の電源遮断回路と前記第1の機能ブロックとの接続点の電圧と、前記第2の電源遮断回路と前記第2の機能ブロックとの接続点のうち1つを選択する試験選択回路を備えることを特徴とする半導体装置。
  5. 直列接続された複数のフリップフロップ回路を含むスキャンチェーンを有する機能ブロックと、前記機能ブロックと電源配線との間に設けられ、前記機能ブロックへの電源電圧の供給を制御する電源遮断回路と、前記機能ブロックが有する前記スキャンチェーンの出力信号と前記電源電圧とが入力され、前記スキャンチェーンの出力信号と前記電源電圧とを比較して、比較結果を出力する試験回路とを有する半導体装置の試験方法であって、
    前記スキャンチェーンの初段に入力された入力データが最終段から出力され、前記スキャンチェーンの出力信号が高電位の論理状態のときに、前記電源遮断回路にて前記機能ブロックへの前記電源電圧の供給を遮断し、
    前記機能ブロックへの前記電源電圧の供給を遮断した状態における前記試験回路の比較結果に基づいて電源遮断回路の良否を判定することを特徴とする半導体装置の試験方法。
  6. 複数の機能ブロックと、前記複数の機能ブロックのうちの第1の機能ブロックと電源配線との間に設けられ、前記第1の機能ブロックへの電源電圧の供給を制御する第1の電源遮断回路と、前記第1の電源遮断回路と前記第1の機能ブロックとの接続点の電圧と、前記電源電圧とが入力され、前記接続点の電圧と前記電源電圧と比較して、比較結果を出力する試験回路と、前記第1の電源遮断回路と前記第1の機能ブロックとの接続点の電圧の立ち上がり及び立ち下がりを遅延させる遅延回路とを有する半導体装置の試験方法であって、
    前記機能ブロックへ前記電源電圧が供給されているときの前記試験回路の比較結果、及び前記電源遮断回路にて前記機能ブロックへの前記電源電圧の供給が遮断されているときの前記試験回路の比較結果に基づいて電源遮断回路の良否を判定することを特徴とする半導体装置の試験方法。
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