JP5180233B2 - 無線通信のための巡回遅延ダイバーシチおよびプリコーディング - Google Patents

無線通信のための巡回遅延ダイバーシチおよびプリコーディング Download PDF

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Description

本願は、本願の譲受人に譲渡され、参照により本願明細書に組み込まれる、2007年2月6日出願の「EFFICIENT CYCLIC DELAY DIVERSITY BASED PRECODING(プリコーディングに基づく効率的巡回遅延ダイバーシチ)」と題された米国特許仮出願第60/888,494号の優先権を主張するものである。
本開示は、一般に通信に関し、より詳細には、無線通信システム内でデータを送信するための技法に関する。
音声、映像、パケットデータ、メッセージング、放送などの様々な通信コンテンツを提供するために無線通信システムが広く展開されている。これらの無線システムは、利用可能なシステムリソースを共有することによって複数のユーザをサポートできる多元接続システムとすることができる。そのような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システム、およびシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システムなどがある。
無線通信システムは多入力多出力(MIMO)伝送をサポートすることができる。MIMOでは、送信機は、複数(R個)の受信アンテナを備えた受信機へのデータ送信のために複数(T個)の送信アンテナを利用することができる。これらの複数の送信アンテナおよび受信アンテナは、スループットを高め、および/または信頼性を向上させるために使用できるMIMOチャネルを形成する。たとえば、送信機は、スループットを高めるためにT個の送信アンテナから最大T個のデータストリームを同時に送信することができる。あるいは、送信機は、信頼性を向上させるためにすべてのT個の送信アンテナから単一のデータストリームを送信することができる。いずれの場合にも、十分な性能を達成するようにMIMO伝送を送ることが望ましい。
本願明細書では、巡回遅延ダイバーシチとプリコーディングとの組合せを使用してMIMO伝送を送るための技法について説明する。一態様では、巡回遅延ダイバーシチの遅延のセットおよびプリコーディング行列のセットをサポートできる。プリコーディング行列と遅延との組合せは、データ性能、階数、ジオメトリ、モビリティ、チャネルタイプ、フィードバック信頼性など、1つまたは複数の基準に基づいて選択できる。1つの設計では、遅延のセットは、ゼロ遅延、巡回プレフィックス長未満の小さな遅延、および巡回プレフィックス長を超える大きな遅延を含む。大きな遅延はK/Lの巡回遅延に対応することができ、ここで、KはOFDMシンボルの有効部のサンプル数であり、Lは巡回遅延ダイバーシチを適用するアンテナであって、仮想アンテナまたは物理アンテナであってよいアンテナの数である。Lは階数とも呼ばれる。
1つの設計では、第1のエンティティ(たとえば、送信機または受信機)は、遅延のセットから遅延を選択し、この選択された遅延を第2のエンティティ(たとえば、受信機または送信機)に送信することができる。その後、第1のエンティティは、選択された遅延に基づいて第2のエンティティとデータを交換する(たとえば、第2のエンティティにデータを送信するか、または第2のエンティティからデータを受信する)ことができる。
1つの設計では、第1のエンティティはノードBであり、第2のエンティティはUEである。ノードBは、特にUEのための遅延を選択し、この選択された遅延をUEに送信することができる。代替として、ノードBは、ノードBによって受け持たれるUEのセットのための遅延を選択し、選択された遅延をこれらのUEにブロードキャストできる。1つの設計では、ノードBは、プリコーディング行列を用いてプリコーディングを行い、次いで選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行うことができる。別の設計では、ノードBは、選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行い、次いでプリコーディング行列を用いてプリコーディングを行うことができる。プリコーディングとは、物理アンテナから仮想アンテナを取得するための空間処理を指す。
別の設計では、第1のエンティティはUEであり、第2のエンティティはノードBである。UEは、少なくとも1つの基準、たとえば合計容量基準に基づいてプリコーディング行列のセットおよび遅延のセットを評価することができる。UEは、最高の性能を有するプリコーディング行列と遅延との組合せを決定し、このプリコーディング行列と遅延との組合せをノードBに送信することができる。その後、UEは、選択されたプリコーディング行列および遅延に基づいてノードBによって送られたデータ送信を受信することができる。UEは、選択されたプリコーディング行列および遅延に基づいて効果的なMIMOチャネル推定を導き出し、次いでこの効果的なMIMOチャネル推定に基づいてMIMO検出を行うことができる。
本開示の様々な態様および特徴について以下でさらに詳細に説明する。
無線多元接続通信システムを示す図。 ノードBおよびUEのブロック図を示す図。 送信(TX)MIMOプロセッサの設計を示す図。 送信(TX)MIMOプロセッサの設計を示す図。 受信(RX)MIMOプロセッサの設計を示す図。 2つのアンテナに対して大きな遅延を有する巡回遅延ダイバーシチを示す図。 4つのアンテナに対して大きな遅延を有する巡回遅延ダイバーシチを示す図。 レイヤ順列を用いた4つの仮想アンテナを介した伝送を示す図。 レイヤ順列を用いた3つの仮想アンテナを介した伝送を示す図。 レイヤ順列を用いた2つの仮想アンテナを介した伝送を示す図。 プリコーディング行列および遅延を選択するための評価ユニットの設計を示す図。 データを交換するためのプロセスを示す図。 データ送信のためにノードBによって行われるプロセスを示す図。 データ受信のためにUEによって実行されるプロセスを示す図。 データを交換するための装置を示す図。
本願明細書に記載の技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAシステム、および他のシステムなど、様々な無線通信システムに使用できる。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは広帯域CDMA(W−CDMA)および他のCDMA変形態を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは広域移動体通信システム(GSM)などの無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMax)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE−UTRAはユニバーサル移動体通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの近々発表されるリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は当技術分野で知られている。
図1は、複数のノードB110および複数のユーザ機器(UE)を有する無線多元接続通信システム100を示す。ノードBは、UEと通信し、拡張ノードB(eNB)、基地局、アクセスポイントなどと呼ばれることもある固定局であってよい。各ノードB110は特定の地理的エリアに対する通信サービスエリアを提供する。UE120は、システム全体にわたって分散されてよく、各UEは静止体であってもよく、または移動体であってもよい。UEは、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれる場合もある。UEは、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスホンなどであってよい。UEは、ダウンリンクおよびアップリンク上での伝送によってノードBと通信することができる。ダウンリンク(すなわち順方向リンク)はノードBからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(すなわち逆方向リンク)はUEからノードBへの通信リンクを指す。
本願明細書で説明する技法はダウンリンクならびにアップリンク上でのMIMO伝送に使用できる。わかりやすいように、本技法のいくつかの態様はLTEにおけるダウンリンク上でのMIMO伝送について以下で説明する。LTEは、ダウンリンク上では直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K個)の直交サブキャリアに分割する。各サブキャリアはデータで変調できる。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMでは時間領域で送られる。
図2は、図1中のノードBのうちの1つおよびUEのうちの1つである、ノードB110およびUE120の設計のブロック図を示す。ノードB110は複数(T個)のアンテナ234a〜234tを備える。UE120は複数(R個)のアンテナ252a〜252rを備える。アンテナ234および252の各々は物理アンテナとして考えることができる。
ノードB110において、TXデータプロセッサ220は、データソース212からデータを受信し、1つまたは複数の変調方式および符号化方式に基づいてデータを処理し(たとえば符号化およびシンボルマップし)、データシンボルを供給することができる。本願明細書で使用されるように、データシンボルはデータ用のシンボルであり、パイロットシンボルはパイロット用のシンボルであり、シンボルは実数値または複素数値である。データシンボルおよびパイロットシンボルは、PSKまたはQAMなどの変調方式からの変調シンボルであってよい。パイロットは、ノードBとUEの両方によってアプリオリに知られているデータである。TX MIMOプロセッサ230は、下記のようにデータシンボルおよびパイロットシンボルを処理し、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a〜232tに供給することができる。各変調器232は、(たとえばOFDM用の)その出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを取得することができる。さらに各変調器232は、その出力サンプルストリームを調整し(たとえばアナログ変換、フィルタリング、増幅、およびアップコンバートし)、ダウンリンク信号を生成することができる。変調器232a〜232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれアンテナ234a〜234tを介して送信できる。
UE120において、R個のアンテナ252a〜252rはノードB110からT個のダウンリンク信号を受信することができ、各アンテナ252は受信信号を関連する復調器(DEMOD)254に供給することができる。各復調器254は、その受信信号を調整して(たとえばフィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化して)サンプルを取得し、さらに(たとえばOFDM用の)サンプルを処理して受信シンボルを取得することができる。各復調器254は、受信データシンボルをRX MIMOプロセッサ260に供給し、受信パイロットシンボルをチャネルプロセッサ294に供給することができる。チャネルプロセッサ294は、受信パイロットシンボルに基づいてノードB110からUE120へのMIMOチャネルの応答を推定し、MIMOチャネル推定をRX MIMOプロセッサ260に供給することができる。RX MIMOプロセッサ260は、MIMOチャネル推定に基づいて受信データシンボル上でのMIMO検出を行い、送信されたデータシンボルの推定である検出シンボルを供給することができる。RXデータプロセッサ270は、検出シンボルを処理し(たとえばシンボルデマップおよび復号し)、復号されたデータをデータシンク272に供給することができる。
UE120は、チャネル状態を評価し、下記のような様々なタイプの情報を備え得るフィードバック情報を生成することができる。フィードバック情報およびデータソース278からのデータは、TXデータプロセッサ280によって処理し(たとえば符号化およびシンボルマップし)、TX MIMOプロセッサ282によって空間的に処理して、さらに変調器254a〜254rによって処理して、R個のアップリンク信号を生成し、これらのアップリンク信号をアンテナ252a〜252rを介して送信できる。ノードB110において、UE120からのR個のアップリンク信号は、アンテナ234a〜234tによって受信し、復調器232a〜232tによって処理し、RX MIMOプロセッサ236によって空間的に処理し、さらにRXデータプロセッサ238によって処理して(たとえばシンボルデマップおよび復号して)、UE120によって送信されたフィードバック情報およびデータを回復することができる。コントローラ/プロセッサ240は、フィードバック情報に基づいてUE120へのデータ伝送を制御することができる。
コントローラ/プロセッサ240および290は、それぞれノードB110およびUE120における動作を指示することができる。メモリ242および292は、それぞれノードB110およびUE120のためにデータおよびプログラムコードを格納することができる。スケジューラ244は、すべてのUEから受信されたフィードバック情報に基づいて、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ伝送用にUE120および/または他のUEをスケジューリングすることができる。
ノードB110は、各シンボル周期中に各サブキャリア上で、L個のレイヤを介してL個のデータシンボルを同時に送信することができ、ここでは一般にL≧1である。1つのレイヤは、伝送に使用されるそれぞれのサブキャリアに対する1つの空間的次元に対応することができる。ノードB110は、様々な伝送方式を使用してデータシンボルを送信することができる。
1つの設計では、ノードB110は、それぞれのサブキャリアkに対するデータシンボルを次のように処理することができる。
Figure 0005180233
ここで、x(k)は、1シンボル周期中にサブキャリアk上でL個のレイヤを介して送信されるべきL個のデータシンボルを含むL×1ベクトルであり、
Uは、L×Lレイヤ対仮想アンテナマッピング行列であり、
Wは、T×Lプリコーディング行列であり、
D(k)は、サブキャリアkについてのT×T巡回遅延行列であり、
y(k)は、1シンボル周期中にサブキャリアk上でT個の送信アンテナに対してT個の出力シンボルを含むT×1ベクトルである。
式(1)は1つのサブキャリアkに関する。伝送に使用されるそれぞれのサブキャリアに対し、同じ処理を行うことが可能である。本願明細書の説明では、行列は1つまたは複数の列を有することができる。
プリコーディング行列Wを使用して、T個の物理アンテナ234a〜234tに関連する最大T個の仮想アンテナを形成することができる。各仮想アンテナはWの1列を用いて形成できる。データシンボルを、Wの1列で乗算し、次いで1つの仮想アンテナおよびすべてのT個の物理アンテナ上で送信できる。Wは、フーリエ行列または他の何らかの行列に基づくことができる。Wはプリコーディング行列のセットから選択できる。
レイヤ対仮想アンテナマッピング行列Uを使用して、L個のレイヤに対するデータシンボルを、T個の利用可能な仮想アンテナから選択されたL個の仮想アンテナにマッピングすることができる。下記のように、使用するために選択されたレイヤ対仮想アンテナマッピングに基づいてUを定義することができる。Uはまた、対角線に沿って1を有し、他の場所ではゼロを有する単位行列Iであってもよい。K個のサブキャリアには、同じかまたは異なるマッピング行列を使用できる。
巡回遅延行列D(k)を使用して、ビームフォーミング利得、周波数選択性スケジューリング利得、および/またはダイバーシチ利得を提供できる巡回遅延ダイバーシチを達成することができる。また、D(k)を使用して、いくつかの利点を有し得るレイヤ順列を実現することもできる。D(k)は下記のように選択および適用できる。
式(1)に示された設計では、Wを用いるプリコーディングは、D(k)を用いる処理の前に行われる。したがって、巡回遅延ダイバーシチは、プリコーディング行列Wを用いて形成された仮想アンテナの代わりに物理アンテナに対して適用される。この設計は、主にゼロ遅延および小さな遅延に対して使用できるが、大きな遅延に使用してもよい。
図3Aは、式(1)を実施し、図2中のノードB110におけるTX MIMOプロセッサ230の1つの設計であるTX MIMOプロセッサ230aのブロック図を示す。TXデータプロセッサ220内では、S個のストリームプロセッサ320a〜320sが、データソース212からS個のデータストリームを受信でき、ここでは一般にS≧1である。各ストリームプロセッサ320は、そのデータストリームを、符号化、インタリーブ、スクランブル、およびシンボルマップして、データシンボルを取得することができる。各データストリームは、各伝送時間間隔(TTI)内に1つのトランスポートブロックまたはパケットを搬送することができる。各ストリームプロセッサ320は、そのトランスポートブロックを処理してコードワードを取得し、次いでそのコードワードを変調シンボルのブロックにマッピングすることができる。「データストリーム」、「トランスポートブロック」、「パケット」および「コードワード」という用語は互換的に使用されることがある。ストリームプロセッサ320a〜320sはS個のデータシンボルストリームを提供することができる。
TX MIMOプロセッサ230a内では、レイヤマッパ332が、S個のデータストリームについてのデータシンボルを、使用するために選択されたL個のレイヤにマッピングすることができる。仮想アンテナマッパ334は、L個のレイヤについてのデータシンボルを、サブキャリア、および伝送に使用される仮想アンテナにマッピングすることができる。マッパ332および334は1つのマッパに組み合わせることもできる。プリコーダ336は、サブキャリアごとにマッピングされたシンボルをプリコーディング行列Wで乗算し、当該のサブキャリアについてプリコーディングされたシンボルを与えることができる。巡回遅延ダイバーシチプロセッサ338は、サブキャリアごとにプリコーディングされたシンボルを巡回遅延行列D(k)で乗算して、当該のサブキャリアの出力シンボルを取得することができる。巡回遅延ダイバーシチプロセッサ338は、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器232a〜232tに供給することができる。
各変調器232は、それぞれの出力シンボルストリームに対してOFDM変調を行うことができる。各変調器232内では、1つのOFDMシンボル周期中に合計K個のサブキャリア上で送信されるべきK個の出力シンボルは、K点逆離散フーリエ変換(IDFT)を用いて変換し、K個の時間領域サンプルを含む有効部を取得できる。それぞれの時間領域サンプルは、1サンプル周期中に送信されるべき複素数値である。有効部の最後のC個のサンプルをコピーし有効部の最前部に追加して、K+C個のサンプルを含むOFDMシンボルを形成することができる。コピーされた部分は、巡回プレフィックスと呼ばれ、周波数選択性フェージングによって引き起こされる符号間干渉(ISI)を抑えるために使用される。各変調器232はさらに、そのサンプルストリームを処理して、ダウンリンク信号を生成することができる。
コントローラ/プロセッサ240は、UE120からのフィードバック情報を受信し、ストリームプロセッサ320ならびにマッパ332および334の制御信号を生成することができる。またコントローラ/プロセッサ240は、プリコーディング行列Wをプリコーダ336に、巡回遅延行列D(k)をプロセッサ338に供給することもできる。
別の設計では、ノードB110は各サブキャリアkのデータシンボルを次のように処理することができる。
Figure 0005180233
ここで、D(k)はサブキャリアkについてのL×L巡回遅延行列である。
式(2)に示された設計では、D(k)を用いる処理は、Wを用いるプリコーディングの前に行われる。したがって、巡回遅延ダイバーシチは物理アンテナの代わりに仮想アンテナに適用される。この設計は、主に大きな遅延に対して使用できるが、ゼロ遅延および小さな遅延に使用してもよい。
図3Bは、式(2)を実施し、図2中のノードB110におけるTX MIMOプロセッサ230の別の設計であるTX MIMOプロセッサ230bのブロック図を示す。TX MIMOプロセッサ230b内では、レイヤマッパ342が、S個のデータストリームについてのデータシンボルを、使用するために選択されたL個のレイヤにマッピングすることができる。仮想アンテナマッパ344は、L個のレイヤについてのデータシンボルをサブキャリアおよび仮想アンテナにマッピングすることができる。巡回遅延ダイバーシチプロセッサ346は、サブキャリアごとにマッピングされたシンボルを巡回遅延行列D(k)で乗算することができる。プリコーダ348は、各サブキャリアについてのプロセッサ346からのシンボルをプリコーディング行列Wで乗算して、当該のサブキャリアの出力シンボルを取得することができる。プリコーダ348は、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器232a〜232tに供給することができる。
図4は、図2中のUE120におけるRX MIMOプロセッサ260およびRXデータプロセッサ270の設計のブロック図を示す。RX MIMOプロセッサ260内では、計算ユニット410が、チャネル推定器294からのMIMOチャネル推定H(k)、ならびにプリコーディング行列W、巡回遅延行列D(k)、および使用するために選択されたマッピング行列Uを受信することができる。ユニット410は、効果的なMIMOチャネル推定を以下のように計算することができる。
Figure 0005180233
ここで、Heff(k)はサブキャリアkについてのR×T推定MIMOチャネル行列である。
式(3)は、ノードBが、式(1)に示すようなプリコーディングおよび巡回遅延ダイバーシチ処理を行う場合に使用できる。式(4)は、ノードBが、式(2)に示すようなプリコーディングおよび巡回遅延ダイバーシチ処理を行う場合に使用できる。D(k)WおよびWD(k)は拡張プリコーディング行列として考えることができる。次いで、ユニット410は、Heff(k)に基づいて、および最小平均二乗誤差(MMSE)、線形MMSE(LMMSE)、ゼロフォーシング(ZF)、または他の何らかのMIMO検出技術に従って、それぞれのサブキャリアkについて空間フィルタ行列M(k)を計算することができる。
MIMO検出器412はR個の復調器254a〜254rからR個の受信シンボルストリームを取得することができる。MIMO検出器412は、各サブキャリアkについての空間フィルタ行列M(k)を用いてR個の受信シンボルストリーム上でのMIMO検出を行い、L個の選択された仮想アンテナに関するL個の検出されたシンボルストリームを供給することができる。レイヤデマッパ414は、図3A中のレイヤマッパ332または図3B中のマッパ342によって行われるマッピングとは相補的な形で(逆置換を含み得る)L個の検出シンボルストリームをデマッピングすることができる。デマッパ414はS個のデータストリームに対してS個の検出シンボルストリームを供給することができる。
RXデータプロセッサ270はS個のデータストリームに対してS個のストリームプロセッサ420a〜420sを含む。各ストリームプロセッサ420は、その検出シンボルストリームをシンボルデマップ、デスクランブル、デインタリーブおよび復号し、復号されたデータストリームを供給することができる。
式(1)および式(2)に示された設計では、様々なタイプのプリコーディング行列を使用できる。1つの設計では、Q個のプリコーディング行列のセットを次のように定義できる。
Figure 0005180233
ここで、Fはフーリエ行列であり、
Λは第iの位相シフト行列であり、
は第iのプリコーディング行列である。
プリコーディング行列WはPのように表される場合もある。
T×Tフーリエ行列Fの成分は次のように表すことができる。
Figure 0005180233
ここで、fu,vはフーリエ行列の第u行および第v列の成分である。
1つの設計では、位相シフト行列Λは次のように表すことができる。
Figure 0005180233
ここで、λi,vは第iの位相シフト行列における第vのアンテナの位相である。Q個の異なる位相シフト行列は、異なる位相λi,vを用いて、および/または1つまたは複数の基底行列を回転することによって定義できる。
式(5)に示された設計では、Q個の異なるT×Tプリコーディング行列Wは、フーリエ行列FおよびQ個の異なる位相シフト行列Λに基づいて定義できる。選択的仮想アンテナ伝送では、Q個のプリコーディング行列の列(または部分行列)の異なる組合せを評価することができ、最高の性能を提供するプリコーディング行列WのL個の列をT×Lのプリコーディング行列W(一般に1≦L≦T)として使用することができる。Wの選択について以下に説明する。
2つの送信アンテナおよび2つの受信アンテナを有する2×2MIMO構成では、Wを次のように表すことができる。
Figure 0005180233
プリコーディング行列WはWのうちの一方または両方の列を含むことができる。
4つの送信アンテナおよび4つの受信アンテナを有する4×4MIMO構成では、Wは次のように表すことができる。
Figure 0005180233
プリコーディング行列WはWのうちの1つ、2つ、3つ、またはすべての4つの列を含むことができる。
式(5)〜(9)に示された設計では、Wはフーリエベースの周波数不変プリコーディング行列として考えることができる。また、プリコーディング行列のセットを、別の形で、たとえばW=FΛF(ただし、「」は共役転置行列を示す)のように定義することができる。プリコーディング行列のセットは、フーリエ行列の代わりにまたはフーリエ行列に加えて、他のユニタリまたは非ユニタリ行列を用いて定義することもできる。またプリコーディング行列のセットは、1つの物理アンテナ上で各レイヤを送信するために使用できる単位行列Iを含んでよい。
1つの設計では、遅延のセットに対して巡回遅延行列のセットを定義することができる。それぞれの遅延に対して、ゼロ位相ランプをアンテナ0に適用し、V−1非ゼロ位相ランプをアンテナ1〜V−1について定義することができる。図3Bに示すように巡回遅延ダイバーシチ処理がプリコーディングの前に行われる場合、V=Lであり、V個のアンテナはL個の選択された仮想アンテナに対応する。図3Aに示すように巡回遅延ダイバーシチ処理がプリコーディングの後に行われる場合、V=Tであり、V個のアンテナはT個の物理アンテナに対応する。したがって、巡回遅延行列D(k)の次元は、巡回遅延ダイバーシチ処理がプリコーディングの前かまたはその後に行われるかどうかに依存することができる。わかりやすいように、以下の説明の多くは、巡回遅延ダイバーシチ処理がプリコーディングの前に行われ、D(k)がL×Lの次元を有するものと仮定する。
1つの設計では、巡回遅延行列のセットを次のように定義することができる。
Figure 0005180233
ここで、θm,vは、第mの遅延に対する第vのアンテナの位相ランプであり、
(k)は、第mの遅延に対する巡回遅延行列である。
式(10)に示された設計では、各アンテナの位相ランプは任意の巡回遅延値に基づくことができる。また、巡回遅延行列D(k)は、Λ(k)またはΛ(k)のように表される場合もある。
別の設計では、巡回遅延行列のセットを次のように定義することができる。
Figure 0005180233
ここで、τは、連続するアンテナ間の遅延間隔でもある第mの遅延である。式(11)に示された設計では、巡回遅延値τm,vおよび各アンテナvの位相ランプθm,vを次のように表すことができる。
Figure 0005180233
式(11)は、異なるアンテナの巡回遅延値に対してτの均一な間隔を有する式(10)の特別な場合である。すべてのL個のアンテナの巡回遅延値τm.0〜τm,L−1は、単一のτの値に基づいて定義できるので、均一な遅延間隔は、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
1つの設計では、M=3の遅延のセットを、以下を包含するように定義できる。
Figure 0005180233
小さな遅延は、ビームフォーミングおよび周波数選択性スケジューリング利得を改善するために使用でき、特に低モビリティのチャネル、低ジオメトリのチャネル、低階数のチャネルなどに対して有益であることがある。大きな遅延は、送信ダイバーシチ利得を改善するために使用でき、(たとえば30km/時以上で移動しているモバイルUEでの)高モビリティのチャネル、高ジオメトリのチャネル、高階数のチャネル、時間または周波数におけるより粗いフィードバックなどに対して適切であることがある。大きな遅延は、低モビリティのチャネルにおけるゼロ遅延と同様の性能をもたらし、それによりフィードバック情報に雑音のあるときシステムの頑健性を高めることができる。ジオメトリは信号対雑音干渉比(SINR)に関連する。低ジオメトリは、低いSINRに対応し、高ジオメトリは、高いSINRに対応することができる。階数は、使用するために選択された仮想アンテナの数を指し、空間多重化次数とも呼ばれる。1つの設計では、階数1の伝送にはゼロ遅延または小さな遅延を使用し、階数2以上の伝送には大きな遅延を使用することができる。大きな遅延を用いる巡回遅延ダイバーシチ処理は、データ伝送に使用されるL個のレイヤのSINRを等化することができる。
概して、どんな数の遅延およびどんな特定の遅延に対しても巡回遅延行列を定義することができる。たとえば、巡回遅延行列は、τ=1または何らかの他の値の小さな遅延、K/L未満またはK/L超の大きな遅延、などに対して定義できる。概して、小さな遅延は、巡回プレフィックス長よりも小さいどんな遅延でもあってよく、大きな遅延は、巡回プレフィックス長よりも大きいどんな遅延でもあってよい。わかりやすいように、以下の説明の多くは式(14)〜式(16)に示された設計に関する。
表1は、式(2)に示されるように巡回遅延行列が適用されるとき、異なる数のレイヤに対してゼロ遅延、小さな遅延、および大きな遅延の巡回遅延行列を与える。式(1)に示されるように巡回遅延行列が適用されるときは、異なる個数の物理アンテナ(T)に対するゼロ遅延、小さな遅延、および大きな遅延の巡回遅延行列について同様の表を作成することができる。
Figure 0005180233
巡回遅延行列D(k)は、周波数領域において適用でき、サブキャリアkの関数であってよい。周波数領域においてD(k)を用いτの均一な遅延間隔を用いる処理は、アンテナvに対して時間領域においてτv個のサンプルの巡回シフトを行うことと等価であり得る。
τ=0であるゼロ遅延では、表1の2列目の巡回遅延行列D(k)は、単位行列である。したがって、位相ランプまたは巡回遅延は各アンテナに適用されない。
τ=2である小さな遅延では、表1の3列目のそれぞれの巡回遅延行列D(k)は、各アンテナ上でK個のサブキャリアにわたって小さな位相ランプ(すなわち、小さな線形位相シフト)を与える。位相ランプの傾斜は、異なるアンテナごとに異なり、アンテナ0は位相ランプを有さず、アンテナL−1は最大の位相ランプを有する。周波数領域において位相ランプを適用することは、時間領域においてOFDMシンボルの有効部においてサンプルの巡回シフトを行うことと等価である。τ=2では、有効部におけるサンプルは、仮想アンテナ0には0個のサンプル、仮想アンテナ1には2つのサンプル、仮想アンテナ2には4つのサンプル、仮想アンテナ3には6つのサンプル、などだけ巡回シフトできる。
τ=K/Lである大きな遅延では、それぞれの巡回遅延行列D(k)は、各アンテナ上でK個のサブキャリアにわたって大きな線形位相シフトを与える。等価的に、有効部におけるサンプルは、各アンテナに対してK/L個のサンプルの整数倍(、または有効部におけるK/L個のサンプルの整数倍)だけ巡回シフトできる。
図5Aは、L=2個のアンテナに対して周波数領域においてD(k)を用いる処理に対応する、時間領域における大きな遅延を有する巡回遅延ダイバーシチを示す。有効部は、アンテナ0には0個のサンプルだけ巡回シフトし、アンテナ1には有効部の2分の1だけ巡回シフトできる。
図5Bは、L=4個のアンテナに対して周波数領域においてD(k)を用いる処理に対応する、時間領域における大きな遅延を有する巡回遅延ダイバーシチを示す。有効部は、アンテナ0には0個のサンプルだけ巡回シフトでき、アンテナ1には有効部の4分の1、アンテナ2には有効部の2分の1、およびアンテナ3には有効部の4分の3だけ巡回シフトできる。
図5Aおよび図5Bは、図3Aに示すように巡回遅延ダイバーシチ処理がプリコーディングの後に行われるときに適用できる巡回遅延ダイバーシチの時間領域処理を示す。たとえば式(2)に示されるような巡回遅延ダイバーシチの周波数領域処理は、図3Bに示すように巡回遅延ダイバーシチ処理がプリコーディングの前に行われるときに適用できる。
たとえば式(2)および図3Bに示すように、プリコーディングの前に仮想アンテナ上で大きな遅延を適用することが望ましいことがある。プリコーディング後に物理アンテナ上で大きな遅延が適用される場合は、プリコーディング利得が失われる場合がある。ゼロ遅延または小さな遅延は、たとえば式(2)に示すようにプリコーディングの前に仮想アンテナ上で、あるいはたとえば式(1)に示すようにプリコーディングの後に物理アンテナ上で適用できる。
システムは、選択的仮想アンテナとレイヤ順列との組合せである選択的仮想アンテナ順列(S−VAP)をサポートすることができる。選択的仮想アンテナとは、T個の利用可能な仮想アンテナの中から選択されたデータ伝送用に最適なL個の仮想アンテナを指す。レイヤ順列とは、合計K個のサブキャリアを通じて巡回的な形による、選択されたL個の仮想アンテナ全体にわたる各レイヤへのデータシンボルのマッピングを指す。レイヤ順列は、(i)レイヤ当たりの空間ダイバーシチの増大による性能向上、および(ii)すべてのL個のレイヤによって観測されるチャネル状態が同様であることによるフィードバックオーバーヘッドの低減などいくつかの利点を提供することができる。レイヤ順列は、下記のように、各レイヤについてのデータシンボルを、適切なサブキャリアおよび仮想アンテナにマッピングすることによって実現できる。また、レイヤ順列は、表1に示した大きな遅延に対するD(k)を用いて処理を行うことによって暗黙裏に実現することもできる。
図6Aは、レイヤ順列を用いた4つの仮想アンテナを介した4つのレイヤ上での伝送を示す。4つの仮想アンテナ0〜3が使用可能であり、使用するために4つの仮想アンテナすべてを選択できる。4つのレイヤは、K個のサブキャリアを通じて4つの仮想アンテナ全体にわたって各レイヤを巡回的にマッピングするマッピングパターンに基づいて4つの仮想アンテナにマッピングできる。したがって、レイヤ0は、サブキャリア0、4などにおいて仮想アンテナ0に、サブキャリア1、5などにおいて仮想アンテナ1に、サブキャリア2、6などにおいて仮想アンテナ2に、およびサブキャリア3、7などにおいて仮想アンテナ3にマッピングできる。残りの各レイヤも同様に、図6Aに示すようにK個のサブキャリアにわたって4つの仮想アンテナを通して巡回する。各レイヤは、レイヤ順列を用いてすべての4つの仮想アンテナにわたってマッピングされ、それゆえに4つの仮想アンテナの平均SINRを観測することができる。図6Aのレイヤ順列は、表1中の4つのレイヤに対してD(k)を用いることによって実現できる。
図6Bは、レイヤ順列を用いた3つのレイヤ上での伝送を示す。4つの仮想アンテナ0〜3が利用可能であり、3つの仮想アンテナ{0,1,2}、{0,1,3}、{0,2,3}または{1,2,3}のうちの1セットを、使用するために4つの仮想アンテナの中から選択できる。図6Bに示す例では、仮想アンテナ0、1および3が選択されている。3つのレイヤは、レイヤ順列を用いて3つの選択された仮想アンテナにマッピングでき、各レイヤは、3つの選択された仮想アンテナにわたって巡回的にマッピングできる。図6Bのレイヤ順列は、表1中の3つのレイヤに対してD(k)を用いることによって実現できる。
図6Cは、レイヤ順列を用いた2つのレイヤ上での伝送を示す。4つの仮想アンテナ0〜3が利用可能であり、仮想アンテナ{0,1}、{0,2}、{0,3}、{1,2}、{1,3}または{2,3}のうちの1ペアを、使用するために4つの仮想アンテナから選択できる。図6Cに示す例では、仮想アンテナ1および3が選択されている。レイヤ順列を用いて2つの選択された仮想アンテナに2つのレイヤをマッピングでき、各レイヤは、選択された仮想アンテナの両方にわたって巡回的にマッピングできる。図6Cのレイヤ順列は、表1中の2つのレイヤに対してD(k)を用いることによって実現できる。
簡潔にするため、図6A〜図6Cは、合計K個のサブキャリアにわたるレイヤのマッピングを示す。概して、レイヤは、合計K個のサブキャリアのサブセットであり得る、伝送に使用されるサブキャリア全体にわたってマッピングできる。
異なるチャネル状態に対しては異なる遅延の方がより適切なことがある。使用のための適切な遅延を選択するためには様々な方式を使用できる。
第1の方式では、ノードBは、遅延を半静的に決定し長期ベースで切り替えることができる。セルベースの巡回遅延ダイバーシチと呼び得る1つの設計では、ノードBは、セル内のすべてのUEに対して半静的な切替えを行い、全UEに共通の遅延を適用することができる。ノードBは、すべてのUEに十分な性能を提供できる遅延を選択し、この遅延をUEにブロードキャストすることができる。UEベースの巡回遅延ダイバーシチと呼び得る別の設計では、ノードBは、セル内のすべてのUEに対して独立に半静的な切替えを行い、異なるUEに異なる遅延を適用することができる。ノードBは、各UEに十分な性能を提供できる遅延を選択し、この遅延をUEに送信することができる。どちらの設計でも、ノードBは、プリコーディングおよび巡回遅延ダイバーシチ構造を選択でき、たとえば、ゼロ遅延および小さな遅延には式(1)を、大きな遅延には式(2)を選択できる。
ノードBは、様々な基準に基づいて遅延を選択することができる。1つの設計では、UEからのフィードバック情報が信頼できないと考えられる場合、ノードBは大きな遅延を選択することができる。大きな遅延は、(レイヤの数に関わりなく)送信ダイバーシチを最大化することができ、プリコーディング行列および/またはCQIフィードバックの数を低減できる可能性がある。周波数選択性ビームフォーミング利得が所望される場合、ノードBは小さな遅延を選択することができる。
階数固有の巡回遅延ダイバーシチと呼び得る1つの設計では、ノードBは伝送の階数に基づいて遅延を選択することができる。1つの設計では、それぞれの組合せが各階数に対して1つの遅延を含むように遅延の組合せのセットを定義できる。1つの遅延の組合せを、使用するために選択し、影響を受けた(1つまたは複数の)UEにシグナリングすることができる。
2×2MIMO構成用の1つの設計では、遅延の組合せのセットは以下を含むことができる。
Figure 0005180233
ここで、組合せ(a,b)は、aの遅延が階数1に対して使用され、bの遅延が階数2に対して使用されることを意味する。
組合せ(0,0)の場合、ノードBは階数1および2のいずれにも遅延を適用しない。組合せ(0,K/2)の場合、ノードBは、階数1には遅延を適用せず、階数2には大きな遅延を適用する。階数2が選択されるとき、この組合せはレイヤ順列を実現する。組合せ(K/2,0)の場合、ノードBは、階数1には大きな遅延を適用し、階数2には遅延を適用しない。組合せ(K/2,K/2)の場合、ノードBは階数1および2の両方に対して大きな遅延を適用する。
4×4MIMO構成用の1つの設計では、遅延の組合せのセットは以下を含むことができる。
Figure 0005180233
ここで、組合せ(a,b,c,d)は、aの遅延が階数1に対して使用され、bの遅延が階数2に対して使用され、cの遅延が階数3に対して使用され、dの遅延が階数4に対して使用されることを意味する。
組合せ(0,0,0,0)の場合、ノードBは、すべての4つの階数1〜4に対して遅延をまったく適用しない。組合せ(0,0,0,K/4)の場合、ノードBは、階数1、2および3には遅延を適用せず、階数4には大きな遅延を適用する。階数4が選択されるとき、この組合せはレイヤ順列を実現する。組合せ(0,0,K/3,0)の場合、ノードBは、階数1、2および4には遅延を適用せず、階数3には大きな遅延を適用する。階数3が選択されるとき、この組合せはレイヤ順列を実現する。他の組合せについては同様に解釈できる。
第2の方式では、UEは、遅延を選択し、この選択された遅延をノードBに送信することができる。UEは、プリコーディング行列と遅延との様々な組合せを評価し、最高の性能を提供できるプリコーディング行列と遅延との組合せを選択することができる。UEは、このプリコーディング行列と遅延との組合せを、UEへのデータ伝送に使用するためにノードBに送信することができる。同様にUEは、プリコーディングおよび巡回遅延ダイバーシチ構造を選択でき、たとえば、ゼロ遅延および小さな遅延には式(1)を、大きな遅延には式(2)を選択できる。
図7は、合計容量の計量に基づいてプリコーディング行列および遅延を選択する評価ユニット700の設計のブロック図を示す。ユニット700は、図2中のUE120におけるプロセッサ290または他の何らかのプロセッサによって実装できる。評価ユニット700内では、コントローラ710が、プリコーディング行列のセットおよび遅延のセットを精査し、評価のための様々なプリコーディング行列と遅延との組合せを作成することができる。たとえば、コントローラ710は、第1の時機にはゼロ遅延について、次いで第2の時機には小さな遅延について、次いで第3の時機には大きな遅延についてプリコーディング行列のセットを精査することができる。コントローラ710は、評価する組合せのための遅延インデックスmおよびプリコーディング行列インデックスiを供与することができる。遅延コードブック712は、巡回遅延行列のセットを格納し、遅延インデックスmを受信し、対応する巡回遅延行列D(k)を供給することができる。プリコーダコードブック714は、プリコーディング行列のセットを格納し、プリコーディング行列インデックスiを受信し、対応するプリコーディング行列Wを供給することができる。
空間マッパ720は、MIMOチャネル推定H(k)、プリコーディング行列W、および巡回遅延行列D(k)を受信し、たとえば式(3)または(4)に示すように効果的なMIMOチャネル推定Heff(k)を計算することができる。Heff(k)は、サブキャリアkについてのT個のアンテナに対するT個の列を含む。様々な仮説を評価でき、それぞれの仮説は、データ伝送に使用され得る仮想アンテナの様々な組合せ(すなわち、Heff(k)の様々な列サブセット)に対応する。T=4の場合、合計15個の仮説を評価でき、すなわち4つの個々の仮想アンテナに対して4つの仮説を、仮想アンテナの6つの考えられるペアに対して6つの仮説を、3つの仮想アンテナの4つの考えられるセットに対して4つの仮説を、すべての4つの仮想アンテナに対して1つの仮説を評価できる。各々の仮説sは、それぞれのプリコーディング部分行列Wi,sに関連付けられ、このプリコーディング部分行列は、Wの最大T個の特定の列を含む。
SINR推定器722は、Heff(k)、およびUEによって使用されるMIMO検出技術に基づいて各々の仮説に対するSINRのセットを判定することができる。階数1の場合、SINR推定器722は、Heff(k)の対応する列に基づいて各仮想アンテナのSINRを推定することができ、全送信電力は1つの仮想アンテナに割り当てられる。階数2の場合、SINR推定器722は、Heff(k)の列の対応するペアに基づいて、仮想アンテナの考えられる各々のペアのSINRを推定することができ、送信電力は2つの仮想アンテナに(たとえば均等に)分配される。階数3の場合、SINR推定器722は、Heff(k)の3つの列の対応するセットに基づいて、3つの仮想アンテナの考えられる各々のセットのSINRを推定することができ、送信電力は3つの仮想アンテナに分配される。階数4の場合、SINR推定器722は、Heff(k)の4つの列に基づいてすべての4つの仮想アンテナのSINRを推定することができ、送信電力は4つの仮想アンテナに分配される。T=4の場合では、SINR推定器722は、15個の仮説に対してSINRの15個のセットを供給でき、すなわち階数1の4つの異なる仮想アンテナに対して1つのSINRの4つのセットを、階数2の仮想アンテナの6つの異なるペアに対して2つのSINRの6つのセットを、階数3の3つの仮想アンテナの4つの考えられるセットに対して3つのSINRの4つのセットを、階数4のすべての4つの仮想アンテナに対して4つのSINRの1つのセットを供給できる。階数依存のプリコーディング行列の場合、仮説の数は異なってよい。
容量マッパ724は、非制約容量関数または制約容量関数に基づいて各SINRを容量にマッピングすることができる。次いで、容量マッパ724は、各々の仮説についてすべての仮想アンテナに対するすべてのK個のサブキャリアの容量を累算して、当該の仮説についての合計容量を求めることができる。調整ユニット726は、当該の仮説の階数のペナルティ係数に基づいて各仮説の合計容量を調整して、その仮説の総容量を求めることができる。より高い階数の潜在的により大きい実装損失を明らかにするために、より大きなペナルティ係数をより高い階数に使用できる。
階数選択器およびCQI生成器728は、すべての仮説の総容量を受信し、最大の総容量を有する仮説を選択することができる。ユニット728は、選択された仮説の関連情報を保存することができる。
プリコーディング行列と遅延との考えられる各々の組合せについて同じ処理を繰り返すことができる。所与の組合せの最良の仮説についての総容量が、保存されている総容量よりも大きいときはいつでも、ユニット728は、そのより大きな総容量および関連情報を保存することができる。プリコーディング行列と遅延とのすべての組合せが評価された後、ユニット728は、選択されるプリコーディング行列Wおよび選択される遅延として最良の組合せのプリコーディング行列Wi,sおよび遅延を供給することができる。プリコーディング行列Wは、最良の組合せのプリコーディング行列WのL個の最良の列を含み、最良の仮説の階数Lを伝達する。WのL個の列は、L個の選択された仮想アンテナに関する。階数の選択は別のやり方で行うこともできる。たとえば、プリコーディング行列Wは、プリコーディングコードブックで利用可能な最良のT×Lの階数依存のプリコーディング行列に対応することができる。
また、ユニット728は、L個の選択された仮想アンテナ上で送信すべきS個のデータストリームのS個のSINRを判定することもできる(ただしS≧1)。各データストリームのSINRは、そのデータストリーム用のサブキャリアのSINRおよび仮想アンテナに基づいて判定できる。次いで、ユニット728は、S個のデータストリームのSINRに基づいてS個のチャネル品質インジケータ(CQI)値を判定することができる。CQI値は、平均SINR、変調および符号化方式(MCS)、パケット形式、伝送形式、速度、および/または信号品質もしくは伝送容量を示す他の何らかの情報を備えることができる。ユニット728はS個のデータストリームに対してS個のCQI値を供給することができる。代替として、ユニット728はベースCQI値および差分CQI値を供給することができる。ベースCQI値は、最初に復号されたデータストリームのSINRを表し、差分CQI値は、2つのデータストリームのSINR間の差を表すことができる。
図7は、プリコーディング行列Wおよび遅延が合計容量の計量に基づいて選択される設計を示す。プリコーディング行列および遅延は、(たとえば待ち時間、エラー、および場合によってはUE速度を考慮した)フィードバック信頼性および/または他の要素などの他の基準に基づいて選択することもできる。
1つの設計では、UEは、プリコーディング行列W、遅延、およびCQI値をそれぞれのレポート間隔でノードBに送信することができる。別の設計では、UEは、プリコーディング行列WおよびCQI値をそれぞれのレポート間隔で送信し、より遅い速度で遅延を送信することができる。遅延は、たいていのチャネル環境ではゆっくり変化していることがある。遅延をより少ない頻度で送信することは、性能にわずかに影響を及ぼすが、フィードバックオーバーヘッドを低減することができる。
ノードBは、遅延を選択し、この選択された遅延をUEに送信することができる。この場合、UEは、選択された遅延のみとの組合せでプリコーディング行列のセットを評価することができる。また、ノードBは、UE計算の複雑さならびにフィードバックオーバーヘッドを低減するために、階数ごとに異なるように遅延のセットを制限することもできる。たとえば、ゼロ遅延のみを階数1に許可し、ゼロ遅延および大きい遅延の両方を階数2に許可するなどできる。UEは、それぞれの階数に許可された各遅延との組合せでプリコーディング行列のセットを評価することができる。
ノードBは、UEによってレポートされたプリコーディング行列Wおよび遅延を受信することができる。ノードBは、このレポートされたプリコーディング行列および遅延をUEへのデータ伝送のために使用することができる。代替として、ノードBは、UEによってレポートされたものとは異なるプリコーディング行列および/または異なる遅延を選択することができる。ノードBは、このレポートまたは選択されたプリコーディング行列および遅延をUEへのデータ伝送のために使用することができる。また、ノードBは、UEからCQI値を受信し、この受信されたCQI値に基づいてデータを処理することもできる。ノードBは、選択されたプリコーディング行列、選択された遅延、各データストリームのMCS、データ伝送に使用される時間−周波数リソースなどを示し得る制御情報と一緒にデータを送信することができる。
本願明細書で説明されるプリコーディングおよび巡回遅延ダイバーシチ処理は、データチャネル、制御チャネルなどに対して行うことができる。制御チャネルは、(様々な位置にあり得る)様々なUEに制御情報/シグナリングを送るために使用できる。制御チャネルに対して大きな遅延を使用して、送信ダイバーシチを最大化することができる。
データチャネルについては、式(1)および式(2)に示された設計ならびに図3Aおよび図3Bが、閉ループ空間多重化(階数2以上の場合)、ビームフォーミング(階数1の場合)、開ループ空間多重化(階数2以上の場合)、開ループ送信ダイバーシチ(階数1の場合)など、様々なMIMOモードをサポートすることができる。異なるモードに対しては異なる形でプリコーディングおよび巡回遅延ダイバーシチ処理を行ってよい。1つの設計では、以下のモードのうちの1つまたは複数をサポートできる:
利用可能なプリコーディング行列情報(PMI)を有さない開ループモード:
1)高モビリティUE−大きな遅延および固定プリコーディング行列を使用する
利用可能なプリコーディング行列情報を有する閉ループモード:
1)大量のフィードバックを有する低モビリティUE−小さな遅延およびレポートされたプリコーディング行列を使用する
2)低減されたフィードバックを有する低〜高のモビリティUE−大きな遅延およびレポートされたプリコーディング行列を使用する
利用可能なプリコーディング行列および遅延の情報を有する閉ループモード:
1)レポートされた遅延およびレポートされたプリコーディング行列を使用する
上記のモードにより、チャネル環境に応じて送信ダイバーシチおよび/またはビームフォーミング利得を最大化することが可能である。
大きな遅延は巡回プレフィックス長よりも大きいので、パイロットは、プリコーディングの後に、たとえば図3Aおよび図3Bの変調器232の入力において、または図3Bのプリコーダ348の入力において挿入できる。これにより、パイロットに基づくチャネル推定の性能が、大きな遅延を用いる巡回遅延ダイバーシチ処理によって劣化しないことを確実にすることができる。UEは、パイロットに基づいてMIMOチャネル推定を導き出すことができる。パイロットが変調器232の入力において挿入される場合、UEはプリコーディング行列および巡回遅延行列を適用して、効果的なMIMOチャネル推定を取得することができる。パイロットが図3Bのプリコーダ348の入力において挿入される場合、UEは、巡回遅延行列を適用して、効果的なMIMOチャネル推定を取得することができる。いずれの場合にも、UEは、MIMO検出のための効果的なMIMOチャネル推定を使用することができる。
図8は、無線通信システムにおいてデータを交換するためのプロセス800の設計を示す。プロセス800は、UE、ノードB、または他の何らかのエンティティによって実行できる。複数の遅延から1つの遅延を選択することができる(ブロック812)。この選択された遅延は、第1のエンティティから第2のエンティティに送信できる(ブロック814)。この選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いてデータを第2のエンティティと交換する(たとえば、第2のエンティティに送信するか、または第2のエンティティから受信する)ことができる(ブロック816)。
複数の遅延は、ゼロ遅延、巡回プレフィックス長未満の小さな遅延、および巡回プレフィックス長を超える大きな遅延、他の遅延、またはそれらの組合せを含むことができる。大きな遅延はK/Lの巡回遅延に対応することができ、ここで、KはOFDMシンボルの有効部のサンプル数であり、Lは巡回遅延ダイバーシチを適用するアンテナの数である。遅延は、データ性能、階数、ジオメトリ、モビリティ、チャネルタイプ、フィードバック信頼性などに基づいて選択できる。たとえば、階数1、低ジオメトリ、低モビリティ、データチャネルなどにはゼロ遅延を選択できる。階数2、高ジオメトリ、高モビリティ、制御チャネルなどには大きな遅延を選択できる。
図9は、ノードBによって行われるプロセス900の設計を示す。プロセス900は、第1のエンティティがノードBであり第2のエンティティがUEである、プロセス800の1つの設計である。図8中のブロック812および814の1つの設計では、ノードBは、特にUEのための遅延を選択し(ブロック912)、この選択された遅延をUEに送信する(ブロック914)ことができる。ブロック812および814の別の設計では、ノードBは、ノードBによって受け持たれるUEのセットのための遅延を選択し、選択された遅延をこれらのUEのセットにブロードキャストできる。遅延なしまたは小さな遅延に対して使用できるブロック816の1つの設計では、ノードBは、たとえば式(1)および図3Aに示すように、プリコーディング行列を用いてプリコーディングを行い(ブロック916)、次いで選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行う(ブロック918)ことができる。大きな遅延に対して使用できるブロック816の別の設計では、ノードBは、たとえば式(2)および図3Bに示すように、選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行い(ブロック926)、次いでプリコーディング行列を用いてプリコーディングを行う(ブロック928)ことができる。
図10は、UEによって行われるプロセス1000の設計を示す。プロセス1000は、第1のエンティティがUEであり第2のエンティティがノードBである、プロセス800の別の設計である。図8中のブロック812の1つの設計では、UEは、少なくとも1つの計量に基づいて複数の遅延を評価し(ブロック1010)、最良の少なくとも1つの計量を有する遅延を選択する(ブロック1012)ことができる。UEは、合計容量の計量に基づいて各遅延を評価し、最大の合計容量の計量を有する遅延を選択することができる。ブロック812の別の設計では、UEは、少なくとも1つの計量に基づいて複数の遅延との組合せで複数のプリコーディング行列を評価することができる。UEは、最良の少なくとも1つの計量を有するプリコーディング行列と遅延との組合せを決定し、このプリコーディング行列と遅延との組合せを選択することができる。どちらの設計でも、複数の遅延は、複数の階数についての複数の遅延セットを備えることができる。各遅延セットは、それぞれの階数について使用可能であり、すべてのサポートされる遅延から選択された少なくとも1つの遅延を備えることができる。UEは、それぞれの階数について遅延セット中のこの少なくとも1つの遅延のみを評価することができる。
UEは、選択された遅延をノードBに送信することができる(ブロック1014)。図8中のブロック816の1つの設計では、UEは、選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いてノードBによって送られたデータ伝送を受信することができる(ブロック1016)。UEは、選択された遅延、選択されたプリコーディング行列などに基づいて効果的なMIMOチャネル推定を導き出すことができる(ブロック1018)。次いで、UEは、効果的なMIMOチャネル推定に基づいて受信されたデータ伝送についてMIMO検出を行うことができる(ブロック1020)。
ダウンリンク上のデータ伝送では、ノードBは図9のプロセス900を行い、UEは図10のプロセス1000を行うことができる。アップリンク上のデータ伝送では、UEは図9のプロセス900を行い、ノードBは図10のプロセス1000を行うことができる。
図11は、無線通信システムにおいてデータを交換するための装置1100の設計を示す。装置1100は、複数の遅延から1つの遅延を選択するための手段(モジュール1112)と、選択された遅延を第1のエンティティから第2のエンティティに送信するための手段(モジュール1114)と、選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて第2のエンティティとデータを交換するための手段(モジュール1116)とを含む。図11中のモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子コンポーネント、論理回路、メモリなど、またはそれらの任意の組合せを備えることができる。
情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表すことができることを当業者ならば理解されよう。たとえば、上記の説明全体を通して言及されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表すことができる。
当業者は、本願明細書の開示に関連して説明された様々な例示の論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実現されてよいことをさらに理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとのこの交換可能性を明瞭に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、概してそれらの機能の観点から上記で説明した。そのような機能をハードウェアとして実現するかソフトウェアとして実現するかは、システム全体に課せられる、特定の適用例および設計上の制約に依存する。当業者は特定の適用例ごとに説明した機能を様々な方法で実現することができるが、そのような実現の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈すべきではない。
本願明細書の開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタロジック、個別ハードウェア構成要素、または本願明細書に記載の機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行できる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替形態では、プロセッサは従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のマイクロプロセッサとDSPコアとの結合、および他の任意のそのような構成としても実装できる。
本願明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接実施するか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施するか、またはその2つの組合せで実施することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている他の任意の形式の記憶媒体の中に存在することができる。例示の記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合されている。代替形態では、記憶媒体はプロセッサに一体化することができる。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在してよい。ASICはユーザ端末装置中に存在してよい。代替形態では、プロセッサおよび記憶媒体はユーザ端末中に個別の構成要素として存在してよい。
1つまたは複数の例示的な設計では、説明された機能を、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せにおいて実装することができる。ソフトウェアにおいて実施される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶するか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信できる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするいかなる媒体も含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスできるいかなる利用可能な媒体でもよい。限定ではなく例示として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令またはデータ構造の形の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用でき、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスできる他の任意の媒体を備えることができる。さらに、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線およびマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線およびマイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。本願明細書では、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、この場合、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はデータをレーザで光学的に再生する。上記のものの組合せもコンピュータ可読媒体の範囲の中に含まれるべきである。
本開示の前述の説明は、任意の当業者が本開示を作成または使用できるように提供されている。本開示に対する様々な変更形態が当業者に対して容易に明らかであり、本願明細書で定義された一般的な原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に対して適用できる。したがって、本開示は、本願明細書に記載の例示および設計に限定されるものではなく、本願明細書で開示される原理および新規な特徴と合致する最も広い範囲が与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
〔1〕
無線通信のための装置であって、
複数の遅延から1つの遅延を選択し、選択された遅延を第1のエンティティから第2のエンティティに送信し、前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティとデータを交換するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を具備する無線通信のための装置。
〔2〕
前記第1のエンティティがユーザ機器(UE)であり、前記第2のエンティティがノードBである、〔1〕に記載の装置。
〔3〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延を評価し、最良の少なくとも1つの基準を有する遅延を選択するように構成された、〔2〕に記載の装置。
〔4〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、合計容量の基準に基づいて前記複数の遅延の各々を評価し、最大の合計容量の基準を有する遅延を選択するように構成された、〔2〕に記載の装置。
〔5〕
前記複数の遅延が、複数の階数についての遅延の複数のセットを備え、各セットが、それぞれの階数について使用可能な少なくとも1つの遅延を備える、〔3〕に記載の装置。
〔6〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延との組合せで複数のプリコーディング行列を評価し、最良の少なくとも1つの基準を有するプリコーディング行列と遅延との組合せを決定し、前記プリコーディング行列と前記遅延との前記組合せを選択するように構成された、〔2〕に記載の装置。
〔7〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記選択された遅延を前記UEから前記ノードBに送信し、前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記ノードBによって送信されたデータ伝送を受信するように構成された、〔2〕に記載の装置。
〔8〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記選択された遅延のための巡回遅延行列に基づいて効果的な多入力多出力(MIMO)チャネル推定を導き出し、前記効果的なMIMOチャネル推定に基づいて受信されたデータ伝送についてのMIMO検出を行うように構成された、〔7〕に記載の装置。
〔9〕
前記第1のエンティティがノードBであり、前記第2のエンティティがユーザ機器(UE)である、〔1〕に記載の装置。
〔10〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、特に前記UEのための遅延を選択し、前記選択された遅延を前記UEに送信するように構成された、〔9〕に記載の装置。
〔11〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記ノードBによって受け持たれるUEのセットのための遅延を選択し、前記選択された遅延を前記UEのセットに送信するように構成された、〔9〕に記載の装置。
〔12〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行い、前記巡回遅延ダイバーシチの処理の後にプリコーディング行列を用いてプリコーディングを行うように構成された、〔9〕に記載の装置。
〔13〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、プリコーディング行列を用いてプリコーディングを行い、前記プリコーディングの後に前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行うように構成された、〔9〕に記載の装置。
〔14〕
前記複数の遅延が、ゼロ遅延と、巡回プレフィックス長を超える大きな遅延とを備える、〔1〕に記載の装置。
〔15〕
前記大きな遅延がK/Lの巡回遅延に対応し、KはOFDMシンボルの有効部におけるサンプル数であり、Lは巡回遅延ダイバーシチを適用するアンテナの数である、〔14〕に記載の装置。
〔16〕
前記複数の遅延が、前記巡回プレフィックス長未満の小さな遅延をさらに備える、〔14〕に記載の装置。
〔17〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、データ性能、階数、ジオメトリ、モビリティ、チャネルタイプ、フィードバック信頼性、または、それらの組合せに基づいて遅延を選択するように構成された、〔1〕に記載の装置。
〔18〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、階数1に対しては前記ゼロ遅延または前記小さな遅延を選択し、階数2に対しては前記大きな遅延を選択するように構成された、〔16〕に記載の装置。
〔19〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、低ジオメトリに対しては前記ゼロ遅延または前記小さな遅延を選択し、高ジオメトリに対しては前記大きな遅延を選択するように構成された、〔16〕に記載の装置。
〔20〕
前記少なくとも1つのプロセッサが、データチャネルに対しては前記ゼロ遅延または前記小さな遅延を選択し、制御チャネルに対しては前記大きな遅延を選択するように構成された、〔16〕に記載の装置。
〔21〕
前記複数の遅延が、複数の階数の各々についての遅延を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、伝送の階数に基づいて遅延を選択するように構成された、〔1〕に記載の装置。
〔22〕
無線通信のための方法であって、
複数の遅延から1つの遅延を選択することと、
選択された遅延を第1のエンティティから第2のエンティティに送信することと、
前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティとデータを交換することと
を具備する無線通信のための方法。
〔23〕
前記遅延を選択することが、
少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延を評価することと、
最良の少なくとも1つの基準を有する遅延を選択することと
を備える、〔22〕に記載の方法。
〔24〕
前記遅延を選択することが、
少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延との組合せで複数のプリコーディング行列を評価することと、
最良の少なくとも1つの基準を有するプリコーディング行列と遅延との組合せを決定することと、
前記プリコーディング行列と前記遅延との前記組合せを選択することと
を備える、〔22〕に記載の方法。
〔25〕
前記第2のエンティティとデータを交換することが、
前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティによって送られたデータ伝送を受信することと、
前記選択された遅延のための巡回遅延行列に基づいて効果的な多入力多出力(MIMO)チャネル推定を導き出すことと、
前記効果的なMIMOチャネル推定に基づいて受信されたデータ伝送についてMIMO検出を行うことと
を備える、〔22〕に記載の方法。
〔26〕
前記第2のエンティティとデータを交換することが、
前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行うことと、
前記巡回遅延ダイバーシチの処理の後にプリコーディング行列を用いてプリコーディングを行うことと
を備える、〔22〕に記載の方法。
〔27〕
前記第2のエンティティとデータを交換することが、
プリコーディング行列を用いてプリコーディングを行うことと、
前記プリコーディングの後に前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行うことと
を備える、〔22〕に記載の方法。
〔28〕
複数の遅延から1つの遅延を選択するための手段と、
選択された遅延を第1のエンティティから第2のエンティティに送信するための手段と、
前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティとデータを交換するための手段と
を備える無線通信のための装置。
〔29〕
前記遅延を選択するための手段が、
少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延を評価するための手段と、
最良の少なくとも1つの基準を有する前記遅延を選択するための手段と
を備える、〔28〕に記載の装置。
〔30〕
前記遅延を選択するための手段が、
少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延との組合せで複数のプリコーディング行列を評価するための手段と、
最良の少なくとも1つの基準を有するプリコーディング行列と遅延との組合せを決定するための手段と、
前記プリコーディング行列と前記遅延との前記組合せを選択するための手段と
を備える、〔28〕に記載の装置。
〔31〕
前記第2のエンティティとデータを交換するための手段が、
前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティによって送られたデータ伝送を受信するための手段と、
前記選択された遅延のための巡回遅延行列に基づいて効果的な多入力多出力(MIMO)チャネル推定を導き出すための手段と、
前記効果的なMIMOチャネル推定に基づいて受信されたデータ伝送についてMIMO検出を行うための手段と
を備える、〔28〕に記載の方法。
〔32〕
前記第2のエンティティとデータを交換するための手段が、
前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行うための手段と、
前記巡回遅延ダイバーシチの処理の後にプリコーディング行列を用いてプリコーディングを行うための手段と
を備える、〔28〕に記載の方法。
〔33〕
前記第2のエンティティとデータを交換するための手段が、
プリコーディング行列を用いてプリコーディングを行うための手段と、
前記プリコーディングの後に前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行うための手段と
を備える、〔28〕に記載の方法。
〔34〕
機械によって実行されると、
複数の遅延から1つの遅延を選択することと、
選択された遅延を第1のエンティティから第2のエンティティに送信することと、
前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティとデータを交換することと
を含む動作を前記機械に行わせる命令を備える機械可読媒体。

Claims (38)

  1. 無線通信のための装置であって、
    複数の階数から1つの階数を選択し、少なくとも1つの基準に基づいて多入力多出力(MIMO)伝送の巡回遅延ダイバーシチについての複数の遅延を評価し、前記複数の遅延から前記少なくとも1つの基準についての最良の値を有する1つの遅延を選択し、前記選択された階数と前記選択された遅延をユーザ機器(UE)からノードBに送信し、および、前記選択された階数に基づき、前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記ノードBとデータを交換するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    ここにおいて、前記複数の遅延は複数の階数についての遅延の複数のセットを含み、各セットが、それぞれの階数について使用可能な少なくとも1つの遅延を備え、前記選択された遅延は前記複数の階数の各々に適用でき、プリコーディング行列を用いたプリコーディングは、前記選択された遅延に基づく巡回遅延ダイバーシチの処理の後に行われ、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を具備する無線通信のための装置。
  2. 無線通信のための装置であって、
    複数の階数から1つの階数を選択し、多入力多出力(MIMO)伝送の巡回遅延ダイバーシチについての複数の遅延から1つの遅延を選択し、ここにおいて、前記選択された遅延は前記複数の階数の各々に適用でき、前記選択された階数と前記選択された遅延を第1のエンティティから第2のエンティティに送信し、前記選択された階数に基づき、前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティとデータを交換するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、ここにおいて、プリコーディング行列を用いたプリコーディングは、前記選択された遅延に基づく巡回遅延ダイバーシチの処理の後に行われ、および
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を具備する無線通信のための装置。
  3. 前記第1のエンティティがユーザ機器(UE)であり、前記第2のエンティティがノードBである、請求項に記載の装置。
  4. 前記少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延を評価し、前記少なくとも1つの基準についての最良の値を有する遅延を選択するように構成された、請求項に記載の装置。
  5. 前記少なくとも1つのプロセッサが、合計容量の基準に基づいて前記複数の遅延の各々を評価し、最大の合計容量の基準を有する遅延を選択するように構成された、請求項に記載の装置。
  6. 前記複数の遅延が、複数の階数についての遅延の複数のセットを備え、遅延の各セットが、それぞれの階数について使用可能な少なくとも1つの遅延を備える、請求項に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延との組合せで複数のプリコーディング行列を評価し、プリコーディング行列と前記少なくとも1つの基準についての最良の値を有する遅延との組合せを決定し、前記少なくとも1つの基準についての前記最良の値をもつ組合せとなる前記プリコーディング行列と前記遅延を選択するように構成された、請求項に記載の装置。
  8. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記選択された階数と前記選択された遅延を前記UEから前記ノードBに送信し、前記選択された階数に基づき、前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記ノードBによって送信されたデータ伝送を受信するように構成された、請求項に記載の装置。
  9. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記選択された遅延のための巡回遅延行列に基づいて効果的なMIMOチャネル推定を導き出し、前記効果的なMIMOチャネル推定に基づいて受信されたデータ伝送についてのMIMO検出を行うように構成された、請求項に記載の装置。
  10. 前記第1のエンティティがノードBであり、前記第2のエンティティがユーザ機器(UE)である、請求項2に記載の装置。
  11. 前記少なくとも1つのプロセッサが、特に前記UEのための前記遅延を選択し、前記選択された遅延を前記UEに送信するように構成された、請求項10に記載の装置。
  12. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記ノードBによって受け持たれるUEのセットのための前記遅延を選択し、前記選択された遅延を前記UEのセットに送信するように構成された、請求項10に記載の装置。
  13. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行い、巡回遅延ダイバーシチの前記処理の後にプリコーディング行列を用いてプリコーディングを行うように構成された、請求項に記載の装置。
  14. 前記プリコーディング行列はフーリエ行列を含む、請求項に記載の装置。
  15. 前記複数の遅延が、ゼロ遅延と、巡回プレフィックス長を超える大きな遅延とを備える、請求項に記載の装置。
  16. 前記大きな遅延がK/Lの巡回遅延に対応し、Kは直交周波数分割多重化(OFDMシンボルの有効部におけるサンプル数であり、Lは巡回遅延ダイバーシチを適用するアンテナの数である、請求項15に記載の装置。
  17. 前記複数の遅延が、前記巡回プレフィックス長未満の小さな遅延をさらに備える、請求項15に記載の装置。
  18. 前記少なくとも1つのプロセッサが、データ性能、または、階数、または、ジオメトリ、または、モビリティ、または、チャネルタイプ、または、フィードバック信頼性、または、それらの組合せに基づいて前記遅延を選択するように構成された、請求項に記載の装置。
  19. 前記少なくとも1つのプロセッサが、階数1に対しては前記ゼロ遅延または前記小さな遅延を選択し、階数2に対しては前記大きな遅延を選択するように構成された、請求項17に記載の装置。
  20. 前記少なくとも1つのプロセッサが、低ジオメトリに対しては前記ゼロ遅延または前記小さな遅延を選択し、高ジオメトリに対しては前記大きな遅延を選択するように構成された、請求項17に記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つのプロセッサが、データチャネルに対しては前記ゼロ遅延または前記小さな遅延を選択し、制御チャネルに対しては前記大きな遅延を選択するように構成された、請求項17に記載の装置。
  22. 前記複数の遅延が、前記複数の階数の各々についての少なくとも1つの遅延を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記選択された階数に基づいて前記遅延を選択するように構成された、請求項に記載の装置。
  23. 無線通信のための方法であって、
    複数の階数から1つの階数を選択することと、
    多入力多出力(MIMO)伝送の巡回遅延ダイバーシチについての複数の遅延から1つの遅延を選択することと、ここにおいて、前記選択された遅延は前記複数の階数の各々に適用でき、
    前記選択された階数と前記選択された遅延を第1のエンティティから第2のエンティティに送信することと、
    前記選択された階数に基づき、前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティとデータを交換することと、ここにおいて、プリコーディング行列を用いたプリコーディングは、前記選択された遅延に基づく巡回遅延ダイバーシチの処理の後に行われること、
    を具備する無線通信のための方法。
  24. 前記遅延を前記選択することが、
    少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延を評価することと、
    前記少なくとも1つの基準についての最良の値を有する前記遅延を選択することと
    を備える、請求項23に記載の方法。
  25. 前記遅延を前記選択することが、
    少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延との組合せで複数のプリコーディング行列を評価することと、
    前記少なくとも1つの基準についての最良の値を有するプリコーディング行列と遅延との組合せを決定することと、
    前記少なくとも1つの基準についての前記最良の値を有する組合せとなる前記プリコーディング行列と前記遅延を選択することと
    を備える、請求項23に記載の方法。
  26. 前記第2のエンティティとデータを前記交換することが、
    前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティによって送られたデータ伝送を受信することと、
    前記選択された遅延のための巡回遅延行列に基づいて効果的なMIMOチャネル推定を導き出すことと、
    前記効果的なMIMOチャネル推定に基づいて前記受信されたデータ伝送についてMIMO検出を行うことと
    を備える、請求項23に記載の方法。
  27. 前記第2のエンティティとデータを前記交換することが、
    前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行うことと、
    巡回遅延ダイバーシチの前記処理の後にプリコーディング行列を用いてプリコーディングを行うことと
    を備える、請求項23に記載の方法。
  28. 前記プリコーディング行列はフーリエ行列を含む、請求項23に記載の方法。
  29. 複数の階数から1つの階数を選択するための手段と、
    多入力多出力(MIMO)伝送の巡回遅延ダイバーシチについての複数の遅延から1つの遅延を選択するための手段であって、前記選択された遅延は前記複数の階数の各々に適用でき、
    前記選択された階数と前記選択された遅延を第1のエンティティから第2のエンティティに送信するための手段と、
    前記選択された階数に基づき、前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティとデータを交換するための手段と、ここにおいて、プリコーディング行列を用いたプリコーディングは、前記選択された遅延に基づく巡回遅延ダイバーシチの処理の後に行われること、
    を備える無線通信のための装置。
  30. 前記遅延を選択するための手段が、
    少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延を評価するための手段と、
    前記少なくとも1つの基準についての最良の値を有する前記遅延を選択するための手段と
    を備える、請求項29に記載の装置。
  31. 前記遅延を選択するための前記手段が、
    少なくとも1つの基準に基づいて前記複数の遅延との組合せで複数のプリコーディング行列を評価するための手段と、
    プリコーディング行列と前記少なくとも1つの基準についての最良の値を有する遅延との組合せを決定するための手段と、
    前記少なくとも1つの基準についての前記最良の値をもつ組合せとなる前記プリコーディング行列と前記遅延を選択するための手段と
    を備える、請求項29に記載の装置。
  32. 前記第2のエンティティとデータを交換するための前記手段が、
    前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティによって送られたデータ伝送を受信するための手段と、
    前記選択された遅延のための巡回遅延行列に基づいて効果的なMIMOチャネル推定を導き出すための手段と、
    前記効果的なMIMOチャネル推定に基づいて前記受信されたデータ伝送についてMIMO検出を行うための手段と
    を備える、請求項29に記載の方法。
  33. 前記第2のエンティティとデータを交換するための前記手段が、
    前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチの処理を行うための手段と、
    巡回遅延ダイバーシチの前記処理の後にプリコーディング行列を用いてプリコーディングを行うための手段と
    を備える、請求項29に記載の方法。
  34. 前記プリコーディング行列はフーリエ行列を含む、請求項29に記載の方法。
  35. インストラクションを記憶するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータによって実行されるとき、
    複数の階数から1つの階数を選択することと、
    多入力多出力(MIMO)伝送の巡回遅延ダイバーシチについての複数の遅延から1つの遅延を選択すること、ここにおいて、前記選択された遅延は前記複数の階数の各々に適用でき、
    前記選択された階数と前記選択された遅延を第1のエンティティから第2のエンティティに送信することと、
    前記選択された階数に基づき、前記選択された遅延に基づいて巡回遅延ダイバーシチを用いて前記第2のエンティティとデータを交換することと、ここにおいて、プリコーディング行列を用いたプリコーディングは、前記選択された遅延に基づく巡回遅延ダイバーシチの処理の後に行われること、
    を含む機能を前記コンピュータ実現させる命令を備えるコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  36. データシンボルが、レイヤ対仮想アンテナマッピングのための第1行列によって処理され、次に、巡回遅延ダイバーシチのための第2行列によって処理され、次に、プリコーディング行列によって処理される、請求項2に記載の装置。
  37. データシンボルが、レイヤ対仮想アンテナマッピングのための第1行列によって処理され、次に、巡回遅延ダイバーシチのための第2行列によって処理され、次に、プリコーディング行列によって処理される、請求項23に記載の方法。
  38. データシンボルが、レイヤ対仮想アンテナマッピングのための第1行列によって処理され、次に、巡回遅延ダイバーシチのための第2行列によって処理され、次に、プリコーディング行列によって処理される、請求項29に記載の装置。
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