JP5177402B2 - 繰出し容器 - Google Patents

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Description

本発明は、口紅やリップクリーム等の化粧料や固形糊さらには塗布薬品等の固形内容物を出し入れする繰出し容器に関するものである。
直線筒状の本体筒の下端に、この本体筒の中心軸心上に中軸棒を起立状に位置させて、駆動体を回動可能かつ昇降不能に組付け、この駆動体の中軸棒に螺合して、本体筒に回動不能に、かつ密に昇降摺接可能に受皿体を組付けて構成し、本体筒と受皿体と中軸棒とが形成する収納空間に収納した固形内容物を、駆動体の回動操作により出し入れする繰出し容器が知られている。
この繰出し容器は、本体筒および受皿体が真円筒状であるので、この本体筒と受皿体とが相対回動しないように、相互間に係止機能部分を設けているが、本体筒側の係止機能部分が、内容物の表面に、凹凸を形成してしまい、この凹凸が、好ましくない外観を呈することになる、と云う不満があった。
この不満を解消する従来技術として、本体筒および受皿体の断面形状を、真円以外の、楕円や多角形状の横断面非円形とすることにより、係止機能部分を不要とし、これにより内容物の表面に不要な凹凸を形成しないようにして、内容物の外観体裁を好ましい状態に保持するものが、例えば特許文献1として知られている。
特開2000−238863号公報
この従来技術にあっては、本体筒と受皿体の横断面形状を非円形としたので、専用の係止機能部分を設けなくても、嵌合しあった本体筒と受皿体との間に、回動変位が起こらず、これにより内容物の外表面を、本体筒の平滑な内周面に倣ったものとすることができるのである。
しかしながら、上記した従来技術にあっては、本体筒に対して受皿体が、昇降変位可能に組付くものであることから、本体筒と受皿体との間の組付きには、どうしてもクリアランスが発生することになり、このクリアランスによる本体筒と受皿体との間に、回動方向に沿った、わずかな「ズレ」が発生する。
この「ズレ」は、本体内における受皿体の昇降動作には、殆ど悪影響を与えることはないのであるが、本体筒と受皿体との間のシール性に対しては、大きな悪影響を及ぼし、特に受皿体が下降限に位置した状態、すなわち内容物の格納状態時におけるシール性の低下により、内容物の品質保持能力が大幅に低下する、と云う問題があった。
また、上記したように、本体筒と受皿体との間にわずかな「ズレ」が発生しても、受皿体の昇降動作には殆ど悪影響を生じることはないのであるが、「ズレ」を生じた状態で下降限に位置している受皿体は、本体筒に対して齧り付いた状態となっているため、受皿体を上昇させる使用開始時には、この齧り付きを解除させなければならず、その分、作動性が低下する、と云う問題があった。
そこで、本願発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、本体筒および受皿体の横断面形状を真円でない非円形とした繰出し容器において、受皿体を本体筒に対して、周方向に「ズレ」を生じることなく下降限に位置させることを技術的課題とし、もって繰出し容器の格納状態時のシール性確保と、使用開始時の作動性の向上を得ることを目的とする。
本願発明の繰り出し容器の主たる構成は、横断面形状が真円でない直線非円形筒状の収納筒部の内周面下端部をシール部とした本体筒と、この本体筒の下端部に昇降不能にかつ回動可能に組付き、本体筒の中心に中軸棒を起立位置させた駆動体と、収納筒部内に回動不能にかつ摺動昇降可能に組付き、駆動体の中軸棒のねじ部が中央部に貫通螺合し、下端部を収納筒部のシール部に密嵌するシール筒部とした受皿体とから構成し、収納筒部と受皿体と中軸棒により形成される収納室に収納した内容物を、本体筒から出し入れするものとなっている。
本体筒は、口紅やリップクリーム等の化粧料や、固形糊、さらには塗布薬品等の固形内容物を収納する直線横断面非円形筒状をしており、内周面下端部をシール部とした収納筒部の下端に位置合せリブを設けた構成となっている。
駆動体は、本体筒の下端に、その下端部分を露出させた状態で組付いており、この露出部分を指先で回動操作することにより、本体筒および受皿体に対して回動するものとなっている。
受皿体は、下端部に形成したシール筒部の下端に位置合せ欠部を設けており、この位置合せ欠部を、本体筒の位置合せリブに係合させることにより、本体筒に対する受皿体の周方向の「ズレ」を強制的に修正する。
本体筒に設けられた位置合せリブは、内周面下端部をシール部とした収納筒部の下端に設けられており、また位置合せ欠部は、下端部をシール筒部とした受皿体の下端に設けられているので、位置合せリブと位置合せ欠部とが係合した状態では、受皿体は下降限に位置していると共に、シール部とシール筒部とが密に嵌合して、本体筒と受皿体との間はシールされた状態となっている。
この状態で駆動体を本体筒に対して回動操作すると、駆動体は受皿体に対しても回動し、この受皿体を上昇させ内容物を本体筒から繰出す。
受皿体が下降限に位置している状態、すなわち内容物の格納状態では、位置合せリブと位置合せ欠部との係合により、受皿体は本体筒に対して周方向の「ズレ」のない状態で組付いており、これにより本体筒のシール部と受皿体のシール筒部とは、「ズレ」のない状態で嵌合することになる。
また、受皿体が下降限に位置している格納状態では、位置合せリブと位置合せ欠部の係合により、受皿体は本体筒に対して周方向の「ズレ」のない位置に、ガタツクことなく強制的に保持された状態となっているので、作動開始時には、受皿体は「ズレ」のない適正な姿勢で上昇を始めることになる。
本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、受皿体を、収納筒部に摺接する横断面形状が真円でない直線非円形筒状の外筒を有し、この外筒の内側に底壁を介して同軸心状に直線円筒状の内筒を立設し、内筒内をねじ部が貫通螺合する構成とした、ものである。
受皿体を、外筒と内筒と底壁とから構成したものにあっては、ねじ部との螺合機能部分を構成する内筒を、外筒との間に内容物の下端部を位置させることにより、内容物の保持部分として機能させることができる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、本体筒のシール部の下端に、三角突片状の位置合せリブを突設し、受皿体のシール筒部の下端に、三角状に切り欠いた位置合せ欠部を形成した、ものである。
位置合せリブおよび位置合せ欠部を三角状に形成したものにあっては、三角状の斜辺部分がガイド斜面として機能するので、この斜辺部分と受皿体の下降動作とにより、発生していた「ズレ」が強制的に修正される。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、位置合せリブと位置合せ欠部との組合せを、横断面形状が真円でない非円形の仮想される長径上に位置させて、軸対称に一対設けた、ものである。
位置合せリブと位置合せ欠部との組合せを、長径上に位置させて、軸対称に一対設けたものにあっては、一対の位置合せリブと位置合せ欠部との組合せを、最も離して位置させることができるので、「ズレ」修正力を最も強力に作用させることができ、またこの「ズレ」修正力を軸対称に作用させることができ、これにより修正力を確実にかつ適正に作用させることができる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、シール部の内径を、収納筒部の他の内周面部分の内径よりもわずかに小さく設定すると共に、シール筒部の外径を、受皿体の他の外周面部分の外径よりもわずかに小さく設定した、ものである。
シール部を、他の収納筒部部分よりもわずかに小さい内径とし、シール筒部を、他の受皿体部分よりもわずかに小さい外径としたものにあっては、シール筒部がシール部以外の収納筒部部分に密摺接することがなく、これによりシール筒部とシール部以外の収納筒部部分との間に大きな摺動抵抗の生じることがない。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、受皿体の外径を収納筒部の内径よりもわずかに小さく設定し、受皿体の外周面上端に、収納筒部の内周面に摺接する摺接周リブを一体に周設した、ものである。
受皿体の外径を収納筒部の内径よりもわずかに小さく設定し、受皿体に摺接周リブを設けたものにあっては、本体筒と受皿体との間に大きな摺動抵抗力が生じることがなく、また受皿体の昇降変位の全範囲において、摺接周リブが収納筒部の内周面に摺接する。
また、本発明の別の構成は、摺接周リブの周端に、突出高さの低い複数の弾接突リブを、摺接周リブの全周に亘って、本体筒の収納筒部内周面に対する弾接力分布が略均等となるように配置した、ものである。
摺接周リブの周端に複数の弾接突リブを配置したものにあっては、複数の弾接突リブの収納筒部内周面に対する弾接により、本体筒に対する受皿体のガタツキの発生を防止すると共に、受皿体の収納筒部に対する弾接を、複数の弾接突リブによりポイント的に達成するので、受け皿体と本体筒との間に発生する摺動抵抗力を小さくできる。
また、本発明の別の構成は、楕円リング状となった摺接周リブの、大きな曲率半径の周端縁部の両端に、合計4つの弾接突リブを設けた、ものである。
楕円リング状の摺接周リブの、大きな曲率半径の周端縁部の両端に、合計4つの弾接突リブを設けたものにあっては、収納筒部との間に齧り付きが発生し易い、受皿体の長径に沿った両端部付近に、弾接突リブが位置するので、この弾接突リブの収納筒部内周面への弾接により、受皿体の長径に沿った両端部が、収納筒部内周面に強く押圧されることがない。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明の繰り出し容器にあっては、受皿体が下降限に位置した格納状態で、位置合せリブと位置合せ欠部との係合により、本体筒に対する受皿体の周方向に沿った「ズレ」が強制的に修正されるので、本体筒のシール部に対して受皿体のシール筒部を適正に密嵌合させ、これにより格納状態時における本体筒と受皿体との間の確実で安定したシール性を得ることができる。
また、格納状態では、位置合せリブと位置合せ欠部の係合により、受皿体は本体筒に対して適正な位置に、受皿体は常に適正な位置から上昇変位することになり、これにより良好な作動性が得られることになる。
受皿体を、外筒と内筒と底壁とから構成したものにあっては、受皿体による内容物の保持が、強固で安定したものとなる。
位置合せリブおよび位置合せ欠部を三角状に形成したものにあっては、受皿体の下降動作により、発生していた「ズレ」を強制的に修正するので、通常の繰出し操作で「ズレ」修正を得ることができる。
位置合せリブと位置合せ欠部との組合せを、長軸上に位置させて、軸対称に一対設けたものにあっては、「ズレ」修正力を強力に作用させることができ、またこの「ズレ」修正力を軸対称に作用させることができるので、通常の繰出し操作で、確実にかつ適正に「ズレ」の修正を得ることができる。
シール部を、他の収納筒部部分よりもわずかに小さい内径とし、シール筒部を、他の受皿体部分よりもわずかに小さい外径としたものにあっては、受皿体と収納筒部との間に大きな摺動抵抗の生じることがないので、円滑な繰出し動作を得ることができる。
受皿体に弾接周リブを設けたものにあっては、受皿体の昇降変位の全範囲において、弾接周リブが収納筒部の内周面に摺接するので、昇降変位域での本体筒と受皿体との間のガタツキ発生を防止することができ、また収納筒部に対する弾接周リブの摺接により、適当な摺動抵抗が発生し、これにより良好な操作性を得ることができる。
摺接周リブの周端に複数の弾接突リブを配置したものにあっては、本体筒に対する受皿体のガタツキの発生を防止すると共に、受け皿体と本体筒との間に発生する摺動抵抗力を小さくできるので、ガタツキ防止を簡単に得ることができると共に、良好な使用感を得ることができる。特に、各弾接突リブは小さなものであるので、受皿体を成形するための金型の修正や、微調整が簡単となる。
楕円リング状の摺接周リブの、大きな曲率半径の周端縁部の両端に、合計4つの弾接突リブを設けたものにあっては、受皿体の長径に沿った両端部が、収納筒部内周面に強く押圧されることがないので、受皿体と本体筒との間の齧り発生を効果的に防止することができ、安全な使用状況を得ることができる。
以下、本発明の実施形態例を、図面を参照して説明する。
図示した実施形態例における繰り出し容器は、横断面形状が真円でない非円形の楕円筒形状をした本体筒1と、基本的には直線丸棒状をした中軸棒15を有する駆動体11と、有底の二重筒形状をした受皿体21と、本体筒1の上端開口部を開閉するキャップ30とから構成されている。
口紅やリップクリーム等の化粧料や固形糊さらには塗布薬品等の固形の内容物Mを収納する主体部分である本体筒1は、直線楕円筒形状をした収納筒部2の内周面下端部を、わずかに縮径してシール部3に形成し、このシール部3に形成した下端部に、リング状の内鍔板6を周設し、さらにシール部3の下端となる内鍔板6の上面に、三角突片状の位置合せリブ4を突設し、さらに収納筒部2の長径側両端部部分を下方に延長させた形態で、一対の足片10を設けて構成されている。
収納筒部2は、その内周面下端部に、なだらかに縮径してシール部3を形成すると共に、外周面上端部に、キャップ30の着脱部分である装着筒片5を、段部を介して縮径形成している。
位置合せリブ4は、本体筒1の断面形状(楕円)の仮想される長径上に位置して、中心軸に関して軸対称に一対設けられている。
内鍔板6は、内周側半分を斜め上方に立ち上げて係止内縁片7とすると共に、その下面に、駆動体11の頂板13の上面に摺接する垂下突条8を突周設していると共に、この垂下突条8の外側に、内側に向いた円周面を形成する内周段部9を形成している。なお、内鍔板6の内周側半分である係止内縁片7には、駆動体11との組付きを支障なく達成するために、割り溝状のスリットが、駆動体11の係止突片20に対応して設けられている。
駆動体11は、外周面にローレットを刻設した円筒状の摘み片12の頂板13の上面中央に、直線丸棒状の中軸棒15を起立設し、この中軸棒15の下端部を除いた大半は、外周面に左雄ねじを付設したねじ部16に成形されており、中軸棒15の下端部には、受皿体21と駆動体11との間のシールを達成するシール軸部17と、このシール軸部17の下に、係止内縁片7が外装係止する装着軸部18とが設けられている。
係止内縁片7の先端が摺接する装着軸部18には、その外周面上端部に、係止内縁片7の先端が下方から係止する係止周片19が突周設されていると共に、この係止周片19に重なって、四つの係止突片20が等中心角毎に放射状に設けられている。
摘み片12の頂板13の外側寄りには、本体筒1の内周段部9に、回動自在に嵌合して、本体筒1に対する駆動体11の回動可能な組付きを安定させる、外向きの円周面を形成する外周段部14が形成されている。
ねじ部16は、内容物Mとの密着性を無くすために、その両側部を全高さ範囲に亘って切除した構成(図1参照)となっていて、ねじ部16と内容物Mとの間に相対回動変位が生じた際に、この切除部分に空気の通路が形成されるようにしている。
本体筒1と駆動体11とは、両足片10間に摘み片12を位置させると共に、内鍔板6の内周段部9を頂板13の外周段部14に外嵌させた状態で、本体筒1の係止内縁片7を駆動体11の嵌着軸部18に外嵌させることにより、図3に示すように、係止内縁片7の先端を係止周片19の下端面に係止させて、回動可能な状態で抜け出し不能に組付くのであるが、この際、内鍔板6の垂下突条8が駆動体11の頂板13の上面に当接するので、係止周片19の下端面に対する係止内縁片7のガタツキのない係止状態を確保している。
受皿体21は、収納筒部2に摺動可能に嵌入し、外周面上端に、収納筒部2の内周面に摺接する摺接周リブ23を周設した短楕円筒片状の外筒22と、ねじ部16に外装螺合する短円筒片状の内筒26と、この内筒26の下端部と外筒22の下側部との間に設けられた底壁29とから、有底二重筒壁構造に構成されている。
楕円リング状となった摺接周リブ23の、大きい曲率半径の周端縁部の両端部には、合計4つの突出高さの小さい弾接突リブ23a(図6および図7参照)が設けられており、この弾接突リブ23aが収納筒部2の内周面に弾接することにより、収納筒部2に対する受皿体21のガタツキが防止される。
また、摺接周リブ23の、長径に沿った両端部は、昇降動作時の周方向への振れにより、収納筒部2の内周面に押付けられて、齧り付きを発生する恐れのある箇所であるが、弾接突リブ23aの弾接により、摺接周リブ23が収納筒部2に対して締付け状に押圧されることがなく、これにより齧り付きの発生が防止される。
底壁29よりも下位となった外筒22の下端部は、その外周面をわずかに縮径して、本体筒1のシール部3に密嵌入するシール筒部24に形成されており、このシール筒部24の、仮想される長径上に位置する下端には、本体筒1の位置合せリブ4と係合する三角状の位置合せ欠部25(図4参照)が、軸対称に一対の設けられており、また底壁29よりも下位となった内筒26の下端部の平滑な内周面は、駆動体11のシール軸部17が密嵌入するシール内周面27に形成されており、そしてこの内筒26の下端には、等中心角度の4箇所に、駆動体11の係止突片20に当って係止する係止片28が付設されている。
それゆえ、受皿体21が下降限度に位置した状態(図2および図4参照)では、本体筒1の位置合せリブ4に、受皿体21の位置合せ欠部25が係合するので、図5に示すように、例え本体筒1と受皿体21との間に、周方向のズレaが発生していたとしても、このズレaは強制的に修正され、本体筒1のシール部3と受皿体21のシール筒部24とは、全周に亘って均等に密接触し、安定して確実なシール性を発揮する。
また、この状態では、係止片28が係止突片20に当って係止した状態となっているので、受皿体21は、下降限度位置に保持される状態となる。
次に、本体筒1と駆動体11と受皿体21の組付き状態について説明する。(主として図2を参照)
本体筒1の内周段部9が駆動体11の外周段部14に外嵌し、垂下突条8が頂板13の上面に当接し、係止内縁片7が嵌着軸片13に外嵌して係止周片19に下方から係止した状態で、本体筒1と駆動体11とは、回動可能に、かつ昇降不能に組み付く。
本体筒1の収納筒部2内に組付けられる受皿体21は、内筒26をねじ部16に外嵌螺合させると共に、楕円筒状の外筒22を、同じく楕円筒状の収納筒部2に嵌入させることにより、本体筒1に対して回動不能に、かつ昇降可能に組み付き、駆動体11に対しては回動可能に、かつ昇降可能に組み付く。
そして、外筒22のシール筒部24の下端の、内鍔板6の上面に対する突き当たりにより、受皿体21の下降限度が決まる。
次に、内容物Mの繰出し容器内へのセットは、本体筒1と駆動体11と受皿体21を組み立てた状態で、図2に示されるように受皿体21を下降限に位置させ、口紅等の材料を加熱溶融状態で収納筒部2内に流し込むようにして充填し、その後冷却固化して実施される。
以上説明したように、本発明の繰出し容器は、横断面形状が真円でない非円形筒状の収納筒部と受皿体の周方向の「ズレ」を強制的に修正して高いシール性を確保するものであり、また「非円形」であるために発生し易い受皿体と本体筒の齧り付きを防止するものであり、高いシール性と齧り付きのないことが求められる繰出し容器として、幅広い利用展開が期待できる。
本発明の一実施例示す、一部破断した分解斜視図である。 図1に示した実施例の、半縦断全体正面図である。 図2の要部を拡大した、拡大縦断面図である。 図1に示した実施例の、縦断全体側面図である。 「ズレ」修正動作の説明に供する、部分拡大説明図である。 図1に示した実施例における受皿体の、全体平面図である。 図6に示した受皿体の要部拡大、および拡大縦断面図である。
符号の説明
1 ;本体筒
2 ;収納筒部
3 ;シール部
4 ;位置合せリブ
5 ;装着筒片
6 ;内鍔板
7 ;係止内縁片
8 ;垂下突条
9 ;内周段部
10 ;足片
11 ;駆動体
12 ;摘み片
13 ;頂板
14 ;外周段部
15 ;中軸棒
16 ;ネジ部
17 ;シール軸部
18 ;装着軸部
19 ;係止周片
20 ;係止突片
21 ;受皿体
22 ;外筒
23 ;摺接周リブ
23a;弾接突リブ
24 ;シール筒部
25 ; 位置合せ欠部
26 ; 内筒
27 ; シール内周面
28 ; 係止片
29 ; 底壁
30 ; キャップ
M ; 内容物
a ; ズレ

Claims (8)

  1. 横断面形状が真円でない直線非円形筒状の収納筒部の内周面下端部をシール部とした本体筒と、該本体筒の下端部に昇降不能にかつ回動可能に組付き、前記本体筒の中心に中軸棒を起立位置させた駆動体と、前記収納筒体内に回動不能にかつ摺動昇降可能に組付き、前記中軸棒のねじ部が中央部に貫通螺合し、下端部を前記収納筒部のシール部に密嵌するシール筒部とした受皿体とから成り、前記収納筒部と受皿体と中軸棒により形成される収納室に収納した内容物の繰出し容器において、前記本体筒の収納筒部の下端に位置合せリブを設け、前記受皿体の下端に、前記位置合せリブと係合することにより、前記本体筒に対する受皿体の回動方向のズレを修正する位置合せ欠部を設けた繰出し容器。
  2. 受皿体を、収納筒部に摺接する横断面形状が真円でない直線非円形筒状の外筒を有し、該外筒の内側に底壁を介して同軸心状に直線円筒状の内筒を立設し、前記内筒内を中軸棒のねじ部が貫通螺合する構成とした請求項1記載の繰出し容器。
  3. 収納筒部のシール部の下端に、三角突片状の位置合せリブを突設し、受皿体のシール筒部の下端に、三角状に切り欠いた位置合せ欠部を形成した請求項1または2記載の繰出し容器。
  4. 位置合せリブと位置合せ欠部との組合せを、仮想される横断面形状が真円でない非円形の長径上に位置させて、軸対称に一対設けた請求項1、2,3の何れか1に記載の繰出し容器。
  5. シール部の内径を、収納筒部の他の内周面部分の内径よりもわずかに小さく設定すると共に、シール筒部の外径を、受皿体の他の外周面部分の外径よりもわずかに小さく設定した請求項1、2,3、4の何れか1に記載の繰出し容器。
  6. 受皿体の外径を収納筒部の内径よりもわずかに小さく設定し、前記受皿体の外周面上端に、前記収納筒部の内周面に摺接する摺接周リブを一体に周設した請求項1、2,3、4、5の何れか1に記載の繰出し容器。
  7. 摺接周リブの周端に、突出高さの小さい複数の弾接突リブを、前記摺接周リブの全周に亘って、本体筒の収納筒部内周面に対する弾接力分布が略均等となるように配置した請求項6に記載の繰出し容器。
  8. 楕円リング状となった摺接周リブの、大きい曲率半径の周端縁部の両端に、合計4つの弾接突リブを設けた請求項7に記載の繰出し容器。
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