JP5177390B2 - カップ状容器 - Google Patents
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Description
ラベルを容器本体の側壁外周面にインモールド射出成形により一体的に貼付する共に、ラベル上に突条状の縦リブを多数突設した容器において、
ラベルの外表面側部分を、容器本体を形成する合成樹脂に対して熱溶着可能な合成樹脂製とし、
縦リブは、その上端部がラベルの上端縁上方でフランジを介して側壁に一体連結されると共に、この一体連結した部分を除く部分では、縦リブの基端面がラベルの外表面に溶着状に接着固定する構成とする、と云うものである。
ラベルをインモールドで貼付するインモールド射出成形によれば、縦リブの上端部は、ラベルの上端縁直上部分、たとえばカップ状容器の上端に周設されたフランジ部分を介して側壁と一体連結させることができる。
なお、上記構成あるいは以下の記載において、ラベルの容器本体の側壁外周面に接す側の面を内表面、逆の側の面を外表面とする。
ラベルの外表面側部分を熱溶着可能な合成樹脂製とすることにより、溶融樹脂の温度がかなり低下した状態でも十分な接着強度を得ることが可能となる。
ここで、融点が80℃未満になるとラベル同士のブロッキングが発生する等の問題が生じるため融点を80〜140℃の範囲とするのが好ましい。
また、中間層にアルミ箔や印刷層やナイロン樹脂製等のガスバリア層を付加することによりさらに高度な加飾性や、バリア性等の機能を付与することができる。
なお、LDPEの中には直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が含まれる。
すなわち、縦リブの基端面を確実にラベルの外表面に接着固定したものであり、衝撃等の外力が作用した際におけるラベル外表面への接着性の不足に起因する縦リブの破損や脱落を確実に防ぐことができ、縦リブの破損や脱落による外観や、断熱効果、剛性向上、あるいは滑り止め等の掴持性に係る機能の劣化を心配することなく、安心して使用することができる。
図1〜図4は本発明のインモールド射出成形品であるカップ状容器の第1実施例を示すものである。図1は容器の半縦断正面図、図2(a)は本実施例に使用したラベル8を展開して示す正面図、図2(b)はこのラベル8の層構成を示す断面図、図3は縦リブ6近傍の要部拡大縦断面図、そして図4は胴部2の平断面図である。容器本体1は上方に向かって若干拡径した円筒状の胴部2を有し、上端にはフランジ7が付設されている。
また、ラベル8は図2(b)に示されるように6層の積層フィルムであり、外側と内側には、OPPフィルム上に熱溶着可能な合成樹脂であるLLDPE樹脂製フィルムを共押出しにより積層した、積層フィルムfcが積層されている。
上下の積層フィルムfcにおいて、外側層8aと内側層8fが、PP樹脂製である容器本体1に熱溶着可能なLLDPE樹脂製フィルムであり、層8bと層8eがOPPフィルム製である。
また、中間層である層8cは印刷層、層8dはアルミ箔層である。
なお、図8は図5の金型の、図6中のB−B線に沿って示す平断面図であり、併せてその要部を拡大して示す。
本実施例のように、ラベル8の外側層8aを、その融点が120℃程度のLLDPE樹脂フィルム製とすることにより、上記のように溶融樹脂の温度がかなり低下した状態でも十分な接着強度を得ることが可能となる。
ここで、縦リブ6の形成方向は、必ずしも縦一直線状に形成することには限定されず、斜めに傾けて形成することもできるし、また湾曲状に形成することもでき、縦リブ6は、加飾性、掴持に係る機能性を考慮して、さまざまな態様で形成することができる。
たとえば、ラベルは必ずしも側壁の外周面全体に亘って貼付する必要はなく、目的に応じて貼付箇所、領域を決めることができる。また容器本体の形状や使用する合成樹脂も特に限定されるものではなく、上記実施例では胴部が円筒状の容器について説明したが、多角形筒状等さまざまな態様のカップ状容器についても本発明の作用効果は発揮される。
たとえば、容器本体がPP樹脂製の場合には外側層にLLDPEの他にもCPPフィルムを有効に使用することができ、容器本体がポリエチレン樹脂製の場合はLDPEの使用が有効である。
2 ;胴部
3 ;側壁
6 ;縦リブ
6a;基端面
7 ;フランジ
8 ;ラベル
8a;外側層
8b、8c、8d、8e;層
8f;内側層
11;金型
12;コア金型
12a;コア部
13;キャビティ金型
13a;キャビティ
13b;スリット
14;側壁形成部
15;縦リブ形成部
16;フランジ形成部
17;底壁形成部
18;ゲート部
fc;積層フィルム
Claims (7)
- ラベル(8)を合成樹脂製の容器本体(1)の側壁(3)外周面にインモールド射出成形により一体的に貼付すると共に前記ラベル(8)上に突条状の縦リブ(6)を多数突設したカップ状容器において、
前記ラベル(8)の外表面側部分を、容器本体(1)を形成する合成樹脂に対して熱溶着可能な合成樹脂製とし、
前記縦リブ(6)は、その上端部がラベル(8)の上端縁上方でフランジ(7)を介して側壁(3)に一体連結されると共に、この一体連結した部分を除く部分では、前記縦リブ(6)の基端面(6a)がラベル(8)の外表面に溶着状に接着固定する構成としたカップ状容器。
- 熱溶着可能な合成樹脂の融点を80〜140℃の範囲とした請求項1記載のカップ状容器。
- ラベル(8)を少なくとも3層からなる積層フィルムとし、外側層を熱溶着可能な合成樹脂フィルム製とした請求項1または2記載のカップ状容器。
- 内側層も熱溶着可能な合成樹脂フィルム製とした請求項3記載のカップ状容器。
- 熱溶着可能な合成樹脂フィルムを低密度ポリエチレン樹脂フィルムとした請求項3または4記載のカップ状容器。
- 熱溶着可能な合成樹脂フィルムをエチレン−プロピレン共重合体樹脂からなる無延伸フィルムとした請求項3または4記載のカップ状容器。
- 熱溶着可能な合成樹脂フィルムを、プロピレン樹脂からなる延伸フィルムにポリプロピレ系又はポリエチレン系の熱溶着可能な合成樹脂を積層した積層フィルムとした請求項3または4記載のカップ状容器。
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JP2008049122A JP5177390B2 (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | カップ状容器 |
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JP2008049122A JP5177390B2 (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | カップ状容器 |
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- 2008-02-29 JP JP2008049122A patent/JP5177390B2/ja active Active
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