JP5177307B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、扁平管とフィンとを備え、扁平管内を流れる流体を空気と熱交換させる熱交換器に関し、特に、熱交換器のフィン間隔の保持対策に係るものである。
従来、扁平管とフィンとを備えた熱交換器が知られている。例えば、特許文献1に記載された熱交換器は、左右方向に延びる複数の扁平管が互いに所定の間隔をおいて上下に並べられ、板状のフィンが互いに所定の間隔をおいて扁平管の伸長方向に並べられて構成されている。そして、上記フィンと接触しながら流れる空気が、扁平管内を流れる流体と熱交換する。
上記熱交換器において、上記フィンの扁平管の挿入部には、フィンカラーが形成され、該フィンカラーによってフィン間が所定間隔に保持されている。
特開2010−054060号公報
従来の熱交換器において、フィンカラーは、扁平管を挿入するフィンの管挿入部に対応する部分を折り曲げて形成していた。
しかしながら、上記扁平管が薄くなると、フィンの管挿入部の幅も狭くなり、フィンの管挿入部に対応する部分を折り曲げたのみでは、フィン間隔に対応した高さのフィンカラーを形成することができないという問題があった。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、複数のフィンの間を所定の間隔に保持し得るようにすることを目的とする。
第1の発明は、側面が対向するように平行に配置された複数の扁平管(33)と、該扁平管(33)の配列方向に延びる板状に形成され、上記各扁平管(33)が直交方向に差し込まれる切欠部(45)を有する複数のフィン(36)とを備えた熱交換器である。そして、第1の発明は、上記フィン(36)が、板状のフィン本体(36a)と、上記扁平管(33)が接して該扁平管(33)を取り付ける取付部(36b)とを備える一方、上記フィン本体(36a)が、板状の本体部(36c)と、上記フィン本体(36a)の一部を折り曲げて形成されて上記本体部(36c)に連続し且つ上記各フィン(36)の間隔を保持する複数のスペーサ(48)とを備えている。
上記本体部(36c)は、扁平管(33)が挿入される挿入領域(40)と、該挿入領域(40)の空気流れ方向の一端に連続し且つ上記挿入領域(40)を繋ぐ延長領域(41)とが形成され、上記フィン(36)は、空気が上記挿入領域(40)から上記延長領域(41)に向かって流れるように形成されている。
さらに、上記延長領域(41)には、複数の伝熱促進部(60)が形成されている。
一方、上記スペーサ(48)は、フィン本体(36a)の一部を切り起こして形成され、上記スペーサ(48)は、少なくとも上記延長領域(41)の伝熱促進部(60)の間で且つ上記扁平管(33)の間上に配置されると共に、上記伝熱促進部(60)の空気流れの下流端より風上側に位置している。
上記第1の発明では、スペーサ(48)がフィン本体(36a)の一部を折り曲げて形成されているので、スペーサ(48)の高さが十分に確保され、各フィン(36)の間隔が所定の間隔となる。
また、上記フィン本体(36a)の一部を切り起こしてスペーサ(48)を形成しているので、別部材等を要することなくスペーサ(48)が形成される。
第2の発明は、第1の発明において、上記延長領域(41)のスペーサ(48)は、空気流れと直交する方向に形成されていることを特徴としている。
第3の発明は、第1または第2の発明において、上記スペーサ(48)は、上記挿入領域(40)と延長領域(41)の双方に形成され、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)は、空気流れに対して斜めに傾斜するように形成されていることを特徴としている。
上記第3の発明では、スペーサ(48)が挿入領域(40)と延長領域(41)とに形成されているので、各フィン(36)の間隔が所定の間隔となると共に、挿入領域(40)のスペーサ(48)が空気流れに対して傾斜しているので、空気抵抗が低減される。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)は、風上側から風下側に切り起こされ、上記延長領域(41)のスペーサ(48)は、風下側から風上側に切り起こされていることを特徴としている。
上記第4の発明では、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)と上記延長領域(41)のスペーサ(48)との間隔が狭くなり、各フィン(36)の間隔が安定して保持される。
第5の発明は、第1〜第4の何れか1の発明において、上記スペーサ(48)には、該スペーサ(48)の突出方向に延びるリブ(48d)が形成されていることを特徴としている。
上記第5の発明では、スペーサ(48)にリブ(48d)が形成されているので、スペーサ(48)の耐力が向上する。
第6の発明は、第5の発明において、上記リブ(48d)が、上記フィン本体(36a)の本体部(36c)から上記スペーサ(48)に亘って形成されていることを特徴としている。
上記第6の発明では、上記リブ(48d)が、上記フィン本体(36a)の本体部(36c)から上記スペーサ(48)に亘って形成されているので、上記スペーサ(48)の折り目(48c)の強度が向上する。
本発明によれば、フィン本体(36a)の一部を折り曲げてスペーサ(48)を形成するようにしたために、スペーサ(48)の高さを十分に確保することができるので、各フィン(36)の間隔を所定の間隔に確実に保持することができる。
また、上記フィン本体(36a)の一部を切り起こしてスペーサ(48)を形成しているので、別部材等を要することなくスペーサ(48)を形成することができることから、構造を簡略化することができる。
また、上記第3の発明によれば、スペーサ(48)をフィン本体(36a)の挿入領域(40)と延長領域(41)とに形成するようにしたために、フィン(36)全体に亘って各フィン(36)の間隔を所定の間隔に確実に保持することができる。
また、上記スペーサ(48)が空気流れに対して傾斜しているので、空気抵抗を確実に低減することができる。
また、上記第4の発明によれば、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)が風上側から風下側に切り起こされ、上記延長領域(41)のスペーサ(48)が風下側から風上側に切り起こされているので、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)と上記延長領域(41)のスペーサ(48)との間隔を狭くすることができるので、各フィン(36)の間隔を安定して保持することができる。
また、上記第5の発明によれば、上記スペーサ(48)にリブ(48d)を形成しているので、上記スペーサ(48)の耐力を向上させることができる。この結果、上記スペーサ(48)の潰れを確実に防止することができるので、各フィン(36)の間隔を所定の間隔に確実に保持することができる。
また、上記第6の発明によれば、上記リブ(48d)が上記フィン本体(36a)の本体部(36c)から上記スペーサ(48)に亘って形成されているので、折れ目(48c)の強度が向上し、上記スペーサ(48)の倒れを確実に防止することができる。
図1は、前提技術1の空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図である。 図2は、前提技術1の熱交換器の概略斜視図である。 図3は、前提技術1の熱交換器の正面を示す一部断面図である。 図4は、図3のA−A断面の一部を示す熱交換器の断面図である。 図5は、前提技術1の熱交換器のフィンの要部を示す正面図である。 図6は、図5のB−B断面を示す断面図である。 図7は、前提技術1の複数のフィンを示す断面図である。 図8は、スペーサを示す正面である。 図9は、前提技術2の熱交換器のフィンの要部を示す正面図である。 図10は、前提技術2のフィンの断面図である。 図11は、実施形態のフィンの要部を示す正面図である。 図12は、実施形態のスペーサの切起こし前のフィンの要部を示す斜視図である。 図13は、実施形態のスペーサの切起こし後のフィンの要部を示す斜視図である。 図14は、実施形態のスペーサの平面図である。 図15は、実施形態のスペーサの断面図である。 図16は、実施形態のフィンの要部を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の実施形態は、前提技術の後に説明する。
前提技術1〉
前提技術1の熱交換器(30)は、空気調和機(10)の室外熱交換器(23)を構成している。
そこで、上記熱交換器(30)を備えた空気調和機(10)について、図1を参照しながら説明する。
−空気調和機の構成−
上記空気調和機(10)は、室外ユニット(11)及び室内ユニット(12)を備えている。上記室外ユニット(11)と室内ユニット(12)は、液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)を介して接続されている。そして、上記室外ユニット(11)と室内ユニット(12)と液側連絡配管(13)とガス側連絡配管(14)とによって冷媒回路(20)が形成されている。
上記冷媒回路(20)は、圧縮機(21)と、四方切換弁(22)と、室外熱交換器(23)と、膨張弁(24)と、室内熱交換器(25)とを備えている。上記圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)及び膨張弁(24)は、室外ユニット(11)に収容されている。室外ユニット(11)には、室外熱交換器(23)へ室外空気を供給する室外ファン(15)が設けられている。一方、室内熱交換器(25)は、室内ユニット(12)に収容されている。室内ユニット(12)には、室内熱交換器(25)へ室内空気を供給する室内ファン(16)が設けられている。
上記圧縮機(21)は、その吐出側が四方切換弁(22)の第1のポートに、その吸入側が四方切換弁(22)の第2のポートに、それぞれ接続されている。また、冷媒回路(20)において、四方切換弁(22)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に、室外熱交換器(23)と、膨張弁(24)と、室内熱交換器(25)とが配置されている。
上記圧縮機(21)は、スクロール型またはロータリ型の全密閉型圧縮機である。四方切換弁(22)は、第1のポートが第3のポートと連通し且つ第2のポートが第4のポートと連通する第1状態(図1に破線で示す状態)と、第1のポートが第4のポートと連通し且つ第2のポートが第3のポートと連通する第2状態(図1に実線で示す状態)とに切り換わる。膨張弁(24)は、いわゆる電子膨張弁である。
上記室外熱交換器(23)は、室外空気を冷媒と熱交換させる。室外熱交換器(23)は、本前提技術の熱交換器(30)によって構成されている。一方、室内熱交換器(25)は、室内空気を冷媒と熱交換させる。室内熱交換器(25)は、円管である伝熱管を備えたいわゆるクロスフィン(36)型のフィン(36)・アンド・チューブ熱交換器によって構成されている。
−冷房運転−
空気調和機(10)は、冷房運転を行う。冷房運転中には、四方切換弁(22)が第1状態に設定される。また、冷房運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が運転される。
冷媒回路(20)では、冷凍サイクルが行われる。具体的に、圧縮機(21)から吐出された冷媒は、四方切換弁(22)を通って室外熱交換器(23)へ流入し、室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(23)から流出した冷媒は、膨張弁(24)を通過する際に膨張してから室内熱交換器(25)へ流入し、室内空気から吸熱して蒸発する。室内熱交換器(25)から流出した冷媒は、四方切換弁(22)を通過後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。室内ユニット(12)は、室内熱交換器(25)において冷却された空気を室内へ供給する。
−暖房運転−
空気調和機(10)は、暖房運転を行う。暖房運転中には、四方切換弁(22)が第2状態に設定される。また、暖房運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が運転される。
冷媒回路(20)では、冷凍サイクルが行われる。具体的に、圧縮機(21)から吐出された冷媒は、四方切換弁(22)を通って室内熱交換器(25)へ流入し、室内空気へ放熱して凝縮する。室内熱交換器(25)から流出した冷媒は、膨張弁(24)を通過する際に膨張してから室外熱交換器(23)へ流入し、室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(23)から流出した冷媒は、四方切換弁(22)を通過後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。室内ユニット(12)は、室内熱交換器(25)において加熱された空気を室内へ供給する。
−除霜動作−
上述したように、暖房運転中には、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する。外気温が低い運転条件では、室外熱交換器(23)における冷媒の蒸発温度が0℃を下回る場合があり、この場合には、室外空気中の水分が霜となって室外熱交換器(23)に付着する。そこで、空気調和機(10)は、例えば暖房運転の継続時間が所定値(たとえは数十分)に達する行う毎に、除霜動作を行う。
除霜動作を開始する際には、四方切換弁(22)が第2状態から第1状態へ切り換わり、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が停止する。除霜動作中の冷媒回路(20)では、圧縮機(21)から吐出された高温の冷媒が室外熱交換器(23)へ供給される。室外熱交換器(23)では、その表面に付着した霜が冷媒によって暖められて融解する。室外熱交換器(23)において放熱した冷媒は、膨張弁(24)と室内熱交換器(25)を順に通過し、その後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。除霜動作が終了すると、暖房運転が再開される。つまり、四方切換弁(22)が第1状態から第2状態へ切り換わり、室外ファン(15)及び室内ファン(16)の運転が再開される。
−熱交換器の構成−
上記空気調和機(10)の室外熱交換器(23)を構成する本前提技術の熱交換器(30)について、図2〜8を参照しながら説明する。
上記熱交換器(30)は、図2及び図3に示すように、一つの第1ヘッダ集合管(31)と、一つの第2ヘッダ集合管(32)と、多数の扁平管(33)と、多数のフィン(36)とを備えている。上記第1ヘッダ集合管(31)、第2ヘッダ集合管(32)、扁平管(33)及びフィン(36)は、何れもアルミニウム合金製の部材であって、互いにロウ付けによって接合されている。また、上記扁平管(33)およびフィン(36)は、幅方向が空気流れに沿う方向に設けられ、上記扁平管(33)とフィン(36)とは、互いに直交する格子状に設けられている。
上記第1ヘッダ集合管(31)及び第2ヘッダ集合管(32)は、共に縦長の円筒状に形成され、一方が熱交換器(30)の左端に、他方が熱交換器(30)の右端にそれぞれ配置されている。一方、扁平管(33)は、図4に示すように、扁平な断面形状の伝熱管であって、それぞれの平坦な側面が向かい合う状態で上下に並んで平行に配置されている。各扁平管(33)には、複数の流体通路(34)が形成されている。上下に並んだ各扁平管(33)は、一端部が第1ヘッダ集合管(31)に挿入され、他端部が第2ヘッダ集合管(32)に挿入されている。
上記フィン(36)は、板状フィン(36)であって、扁平管(33)の伸長方向に互いに一定の間隔をおいて配置されている。つまり、フィン(36)は、扁平管(33)の伸長方向と実質的に直交するように配置されている。
上記フィン(36)は、図5に示すように、金属板をプレス加工することによって形成された縦長の板状フィンである。そして、上記フィン(36)は、板状のフィン本体(36a)と、該フィン本体(36a)に扁平管(33)を取り付ける取付部(36b)とより形成されている。
つまり、上記フィン(36)には、フィン(36)の前縁(38)からフィン(36)の幅方向に延びる細長い切欠部(45)が、扁平管(33)に対応して多数形成されている。この多数の切欠部(45)は、フィン(36)の長手方向(上下方向)に一定の間隔で形成されている。切欠部(45)は、扁平管(33)が差し込まれるように形成され、切欠部(45)の風下寄りの部分は、扁平管(33)の管挿入部(46)に構成されている。管挿入部(46)は、上下方向の幅が扁平管(33)の厚さと実質的に等しく、長さが扁平管(33)の幅と実質的に等しく形成されている。
上記フィン(36)の管挿入部(46)の縁部は、上記取付部(36b)に形成されている。具体的に、上記管挿入部(46)の縁部は、カラーが形成されて取付部(36b)が構成されている。上記扁平管(33)は、管挿入部(46)に差し込まれて取付部(36b)に接し、該扁平管(33)がロウ付けによって取付部(36b)に接合されて扁平管(33)がフィン本体(36a)に取り付けられている。
また、上記フィン本体(36a)は、扁平管(33)が挿入される挿入領域(40)と、該挿入領域(40)の空気流れ方向の一端に連続し且つ上記挿入領域(40)を繋ぐ延長領域(41)とが形成されている。つまり、上記挿入領域(40)が空気の風上側に位置し、上記延長領域(41)が挿入領域(40)の風下側に形成されている。
さらに、上記挿入領域(40)は、扁平管(33)の間に位置する中間領域(42)と、該中間領域(42)から延長領域(41)と反対側に突出する突出領域(43)とが形成されている。つまり、上記突出領域(43)が最も空気の風上側に位置し、上記中間領域(42)が突出領域(43)の風下側に形成され、上記延長領域(41)が中間領域(42)の風下側に位置している。
上記フィン本体(36a)の挿入領域(40)と延長領域(41)とには、複数のルーバー(50)が形成されている。上記各ルーバー(50)は、伝熱促進部を構成し、図6および図7に示すように、挿入領域(40)と延長領域(41)との一部を切り起こすことによって形成されている。つまり、各ルーバー(50)は、挿入領域(40)と延長領域(41)とに複数のスリット状の切り込みを入れ、隣り合う切り込みの間の部分を捩るように塑性変形させることによって形成されている。
上記各ルーバー(50)は、長手方向が突出領域(43)の前縁(38)と実質的に平行となるように形成されている。つまり、上記各ルーバー(50)の長手方向は、上下方向となっている。そして、複数のルーバー(50)は、風上側から風下側へ向かって並んで形成されている。
上記フィン本体(36a)の延長領域(41)には、導水用リブ(71)が形成されている。該導水用リブ(71)は、延長領域(41)の風下側の端部に沿って上下に延びる細長い凹溝であって、延長領域(41)の上端から下端に亘って形成されている。
上記フィン本体(36a)には、相隣るフィン(36)の間隔を保持するためのスペーサ(48)が形成されている。
上記スペーサ(48)は、図4〜図7に示すように、フィン本体(36a)における延長領域(41)と挿入領域(40)の突出領域(43)とに形成されている。延長領域(41)のスペーサ(48)は、管挿入部(46)に対応して形成され、扁平管(33)の後方、つまり、扁平管(33)の風下側に1つずつ配置されている。挿入領域(40)のスペーサ(48)は、各突出領域(43)に1つずつ配置され、最も風上側に位置するルーバー(50)の風上側で突出領域(43)の中央部に配置されている。つまり、挿入領域(40)のスペーサ(48)は、上記扁平管(33)の間の中心線が通る中央部上において、上記突出領域(43)に形成されている。この中央部上は、扁平管(33)の間の中心線上の他、中心線より多少ずれた範囲を含むものである。
上記スペーサ(48)は、フィン本体(36a)の一部を折り曲げて形成され、具体的に、フィン本体(36a)の一部を切り起こして形成されている。つまり、上記フィン本体(36a)は、挿入領域(40)と延長領域(41)とを有する板状の本体部(36c)と、該本体部(36c)に連続したスペーサ(48)とを備えている。そして、上記スペーサ(48)は、折れ目(48c)を介して上記フィン本体(36a)の本体部(36c)から直角に起立している。一方、上記フィン本体(36a)には、上記スペーサ(48)の切起こしに対応した開口(36d)が形成されている。
上記スペーサ(48)は、図8に示すように、フィン本体(36a)より直角に折れ曲がる平板状のスペーサ本体(48a)と、該スペーサ本体(48a)の先端部に円弧状に湾曲した湾曲部(48b)とより構成されている。上記スペーサ(48)は、先端、つまり、湾曲部(48b)の端辺が長辺となる台形状に形成されている。さらに、上記スペーサ(48)は、相隣る上記フィン本体(36a)に対し、先端部が上記スペーサ(48)の切起こしに対応する上記フィン本体(36a)の開口(36d)よりずれている。そして、上記スペーサ(48)は、相隣る上記フィン本体(36a)に対し、先端部が開口(36d)の近傍の本体部(36c)に当接するように構成されている。
上記延長領域(41)のスペーサ(48)は、扁平管(33)によって死水域となる領域に形成され、幅がほぼ扁平管(33)と同じに形成されている。さらに、上記延長領域(41)のスペーサ(48)は、その平坦面が空気流れと直交する方向に形成されている。つまり、上記延長領域(41)のスペーサ(48)の幅方向と高さ方向が空気流れと直交している。
一方、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)は、その平坦面が空気流れに対して斜めに傾斜するように形成され、空気抵抗が小さくなるようにスペーサ(48)の一方の側辺から他方の側辺に向かって風下側に傾斜している。つまり、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)の高さ方向が空気流れと直交し、幅方向が空気流れに対して傾斜している。
また、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)が風上側から風下側に切り起こされ、上記延長領域(41)のスペーサ(48)が風下側から風上側に切り起こされ、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)と上記延長領域(41)のスペーサ(48)との間隔が狭くなるように各スペーサ(48)が形成されている。
そして、上記延長領域(41)と挿入領域(40)とのスペーサ(48)は、湾曲部(48b)の先端が相隣るフィン本体(36a)の本体部(36c)に当接して相隣るフィン本体(36a)の間を所定の間隔に保持している。
前提技術1の効果−
前提技術によれば、フィン本体(36a)の一部を折り曲げてスペーサ(48)を形成するようにしたために、スペーサ(48)の高さを十分に確保することができるので、各フィン(36)の間隔を所定の間隔に確実に保持することができる。
また、上記スペーサ(48)をフィン本体(36a)の挿入領域(40)と延長領域(41)とに形成するようにしたために、フィン(36)全体に亘って各フィン(36)の間隔を所定の間隔に確実に保持することができる。
また、上記延長領域(41)のスペーサ(48)が扁平管(33)の後方の死水域に位置しているので、空気流れが阻害されることがない。
また、上記挿入領域(40)のスペーサ本体(48a)が空気流れに対して傾斜しているので、空気抵抗を確実に低減することができる。
また、上記フィン本体(36a)の一部を切り起こしてスペーサ(48)を形成しているので、別部材等を要することなくスペーサ(48)を形成することができることから、構造を簡略化することができる。
また、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)が風上側から風下側に切り起こされ、上記延長領域(41)のスペーサ(48)が風下側から風上側に切り起こされているので、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)と上記延長領域(41)のスペーサ(48)との間隔を狭くすることができるので、各フィン(36)の間隔を安定して保持することができる。
また、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)が、上記扁平管(33)の間の中心線が通る中央部上において上記突出領域(43)に形成されているので、各フィン(36)の間隔を安定して保持することができる。
また、上記スペーサ(48)の先端が長辺であるので、相隣るフィン(36)の当接面積を十分に確保することができ、各フィン(36)の間隔を所定の間隔に安定して保持することができる。
また、上記スペーサ(48)は、相隣る上記フィン本体(36a)に対し、先端部が上記スペーサ(48)の切起こしに対応する上記フィン本体(36a)の開口(36d)よりずれているので、先端部が相隣る上記フィン本体(36a)の開口(36d)に嵌り込むことがない。この結果、上記スペーサ(48)が各フィン(36)の間隔を所定の間隔に確実に保持することになる。
前提技術2〉
次に、前提技術2を図面に基づいて詳細に説明する。
前提技術は、図9および図10に示すように、前提技術1の挿入領域(40)のスペーサ(48)が突出領域(43)の中央部に配置されていたのに代わり、挿入領域(40)のスペーサ(48)を突出領域(43)の端縁に形成したのものである。
つまり、上記フィン本体(36a)の突出領域(43)の両側は、切欠部(45)によって前縁(38)から風下側に緩やかに傾斜する緩傾斜端縁(43a)と、該緩傾斜端縁(43a)に連続し、空気流れと平行な平行端縁(43b)と、該平行端縁(43b)に連続し、風下側に急速に傾斜する急傾斜端縁(43c)とが形成され、急傾斜端縁(43c)に管挿入部(46)が連続している。
上記挿入領域(40)のスペーサ(48)は、突出領域(43)の両側の平行端縁(43b)から折曲げ形成されている。上記挿入領域(40)のスペーサ(48)は、前提技術1のスペーサ(48)と同様に、台形状に形成され、スペーサ本体(48a)と湾曲部(48b)とを備え、スペーサ本体(48a)は、突出領域(43)から直角に折れ曲がり、空気流れと平行に形成されている。
そして、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)は、湾曲部(48b)の先端が相隣るフィン本体(36a)の突出領域(43)の縁部に当接して相隣るフィン本体(36a)の間を所定の間隔に保持している。
なお、本前提技術2は、上記前提技術1の風上側の各ルーバー(50)に代えて、フィン本体(36a)を山形に折り曲げて形成した伝熱促進部である膨出部(60)が形成されている。その他の構成および作用は、前提技術1と同様である。特に、延長領域(41)のスペーサ(48)は、前提技術1と同様である。
前提技術2の効果−
前提技術によれば、上記スペーサ(48)が空気流れと平行な突出領域(43)の平行端縁(43b)に形成されているので、空気流れが阻害されず、空気抵抗を極めて低減することができる。特に、フィン(36)を形成する際、廃棄する部位を利用してスペーサ(48)を形成することができるので、効率良くスペーサ(48)を形成することができる。
また、上記スペーサ本体(48a)が空気流れと平行であるので、空気流れがより阻害されず、より空気抵抗を低減することができる。延長領域(41)のスペーサ(48)などその他の効果は、前提技術1と同様である。
〈発明の実施形態
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態は、図11に示すように、前提技術1の延長領域(41)のスペーサ(48)が扁平管(33)の後方に配置されていたのに代わり、延長領域(41)のスペーサ(48)を挿入領域(40)のスペーサ(48)の真直後方に形成したのものである。
つまり、上記扁平管(33)の間の中心線が通る中央部上において、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)と上記延長領域(41)のスペーサ(48)とが形成され、上記延長領域(41)のスペーサ(48)が、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)の風下側の真直後方に配置されている。なお、上記中央部上は、扁平管(33)の間の中心線上の他、中心線より多少ずれた範囲を含むものである。
そして、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)は、前提技術1と同様に、空気流れに対して斜めに傾斜するように形成され、上記延長領域(41)のスペーサ(48)は、前提技術1と同様に、空気流れに対して直交する方向に形成されている。
特に、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)が風上側から風下側に切り起こされ、上記延長領域(41)のスペーサ(48)が風下側から風上側に切り起こされている。上記挿入領域(40)のスペーサ(48)と上記延長領域(41)のスペーサ(48)との間隔が狭くなるように各スペーサ(48)が形成されている。
一方、本実施形態のフィン本体(36a)には、上記前提技術1の風上側の各ルーバー(50)に代えて、実施形態2に示すように、フィン本体(36a)を山形に折り曲げて形成した伝熱促進部である膨出部(60)が形成されている。さらに、上記前提技術1の風下側の各ルーバー(50)のうち、挿入領域(40)における中間領域(42)の風下側のルーバー(50)に代えて、伝熱促進部である膨出部(60)が形成されている。
また、上記フィン本体(36a)の延長領域(41)には、前提技術2に示す伝熱促進部である膨出部(60)が形成されている。上記延長領域(41)の膨出部(60)は、扁平管(33)の後方に形成され、扁平管(33)に沿って該扁平管(33)とルーバー(50)および膨出部(60)との間を流れる空気が延長領域(41)の膨出部(60)で熱交換するように形成されている。
そして、上記延長領域(41)のスペーサ(48)は、延長領域(41)の膨出部(60)の間に配置されている。その他の構成および作用は、前提技術1と同様である。特に、延長領域(41)のスペーサ(48)は、前提技術1と同様である。
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、上記延長領域(41)のスペーサ(48)が上記挿入領域(40)のスペーサ(48)の風下側の真直後方に位置しているので、上記延長領域(41)のスペーサ(48)に対する空気流れの影響が少なく、空気流れが阻害されることを少なくすることができる。
また、前提技術1と同様に、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)が風上側から風下側に切り起こされ、上記延長領域(41)のスペーサ(48)が風下側から風上側に切り起こされているので、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)と上記延長領域(41)のスペーサ(48)との間隔を狭くすることができるので、各フィン(36)の間隔を安定して保持することができる。
また、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)が、上記扁平管(33)の間の中心線が通る中央部上において上記突出領域(43)に形成されているので、各フィン(36)の間隔を安定して保持することができる。
上記延長領域(41)のスペーサ(48)が、延長領域(41)の膨出部(60)の間に配置されているので、扁平管(33)の側方を流れる空気の熱交換を促進させると同時に、フィン(36)の間隔を確実に保持させることができる。その他の効果は、前提技術1と同様である。
〈発明の実施形態
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態は、図12〜図14に示すように、実施形態のスペーサ(48)にリブ(48d)を形成したものである。
上記リブ(48d)は、上記スペーサ(48)の突出方向に延びる線状の凸部に形成され、1つ形成されている。そして、上記リブ(48d)は、スペーサ本体(48a)の中央部に形成され、上記リブ(48d)の先端は、スペーサ本体(48a)の先端まで延びる一方、上記リブ(48d)の基端は、スペーサ本体(48a)から折れ目(48c)を経てフィン本体(36a)の本体部(36c)に延びている。つまり、上記リブ(48d)は、折れ目(48c)で折れ曲がる一方、上記リブ(48d)は、上記スペーサ(48)の湾曲部(48b)に形成されていない。
上記リブ(48d)は、上記フィン(36)の厚さが薄いことから、上記スペーサ(48)を単にフィン本体(36a)より切り起こしたのみでは耐力が低く、潰れやすいことから、上記スペーサ(48)の突出方向の強度を向上させるために形成されたものである。そして、上記リブ(48d)は、図12に示すように、上記スペーサ(48)をフィン本体(36a)より切り起こす前に状態において形成されている。そして、上記リブ(48d)は、膨出部(60)の突出方向と同じ方向に突出している。その後、上記スペーサ(48)は、図13に示すように、フィン本体(36a)より切り起こされる。
なお、上記リブ(48d)は、上記挿入領域(40)のスペーサ(48)と上記延長領域(41)のスペーサ(48)の双方に形成されている。また、上記リブ(48d)は、複数本形成されていてもよい。その他の構成は、実施形態と同様である。また、上記リブ(48d)は、前提技術1および2のスペーサ(48)に形成されていてもよい。
したがって、本実施形態によれば、上記スペーサ(48)にリブ(48d)を形成しているので、上記スペーサ(48)の耐力を向上させることができる。この結果、上記スペーサ(48)の潰れを確実に防止することができるので、各フィン(36)の間隔を所定の間隔に確実に保持することができる。
また、上記リブ(48d)は、上記フィン本体(36a)の本体部(36c)から上記スペーサ(48)に亘って形成されているので、折れ目(48c)の強度が向上し、上記スペーサ(48)の倒れを確実に防止することができる。その他の作用および効果は、実施形態と同様である。
〈発明の実施形態
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態は、図15に示すように、実施形態がスペーサ(48)をスペーサ本体(48a)と湾曲部(48b)とより構成したのに代えて、L字状に形成したものである。
つまり、上記スペーサ(48)は、基端側の第1片部(48e)と先端側の第2片部(48f)とを備え、該第1片部(48e)と第2片部(48f)とは、平板状に形成されている。上記第1片部(48e)は、フィン本体(36a)の本体部(36c)から折れ目(48c)を介して開口(36d)の方向に斜め上方に延びている。一方、上記第2片部(48f)は、上記第1片部(48e)からほぼ直角に折れ曲がり、開口(36d)の反対方向に斜め上方に延びている。そして、上記スペーサ(48)は、上記第2片部(48f)の先端が相隣るフィン本体(36a)に当接するように構成されている。
また、上記スペーサ(48)には、実施形態と同様にリブ(48d)が形成されている。該リブ(48d)は、フィン本体(36a)の本体部(36c)から第1片部(48e)を経て第2片部(48f)の先端近傍まで形成されている。その他の構成、作用および効果は、実施形態と同様である。つまり、本実施形態のスペーサ(48)は、挿入領域(40)のスペーサ(48)と延長領域(41)のスペーサ(48)に適用される一方、前提技術1、前提技術2および実施形態1のスペーサ(48)に適用してもよい。つまり、本実施形態のスペーサ(48)は、リブ(48d)を備えていなくともよい。
〈発明の実施形態
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態は、図16に示すように、実施形態のフィン本体(36a)に伝熱促進部である水平リブ(61,62)を形成したものである。
具体的に、上記フィン(36)には、突出領域(43)から中間領域(42)に亘る2本の水平リブ(61,62)が形成されている。該水平リブ(61,62)は、凸条に構成され、膨出部(60)の膨出方向と同じ方向に突出している。上記水平リブ(61,62)は、フィン(36)の突出領域(43)における上部と下部とに形成され、フィン(36)の前縁(38)から風上側の2つめの膨出部(60)に亘って水平方向に延びている。
つまり、上記2本の水平リブ(61,62)は、フィン(36)の突出領域(43)の突出方向(空気の通過方向)に直線状に延びて形成されている。これらの水平リブ(61,62)は、フィン(36)の突出領域(43)が相隣るフィン(36)側に屈曲するのを防止する補強リブを構成している。さらに、これらの水平リブ(61,62)は、中間領域(42)よりも風上側において、フィン(36)と空気との伝熱を促進させる伝熱部を構成している。
したがって、本実施形態によれば、フィン(36)の突出領域(43)から中間領域(42)に亘る水平リブ(61,62)を形成しているので、各フィン(36)の間に流入する前の空気を冷却して除湿することができる。この結果、上記フィン(36)の中間領域(42)の表面での霜の成長を抑制できることから、霜の成長に起因してフィン(36)の熱伝達率が低下したり、通風路(40)の流路抵抗が増大したりするのを回避できる。
〈その他の前提技術および実施形態〉
上記前提技術1および2について、以下のような構成としてもよい。
上記スペーサ(48)は、フィン本体(36a)の挿入領域(40)および延長領域(41)に限られるものではなく、フィン本体(36a)の挿入領域(40)のみ、またはフィン本体(36a)の延長領域(41)のみに形成したものよい。
また、挿入領域(40)および延長領域(41)のスペーサ(48)の数は、前提技術1および2に限られるものではなく、例えば、1つ置きの扁平管(33)に対応して形成してもよい。
また、前提技術2の挿入領域(40)のスペーサ(48)は、突出領域(43)の片側にのみ形成するようにしてもよい。
上記スペーサ(48)の形成は、例えば、第1の発明では、台形状に限られるものではない。
また、実施形態の上記挿入領域(40)のスペーサ(48)と上記突出領域(43)のスペーサ(48)は、扁平管(33)の間の中心線が通る中央部上に必ずしも形成する必要はなく、片方の扁平管(33)に近い位置に形成してもよい。
また、実施形態の延長領域(41)の膨出部(60)は、前提技術1に示すルーバー(50)であってもよい。
また、実施形態のリブ(48d)は、スペーサ(48)にのみ形成し、フィン本体(36a)の本体部(36c)には形成しなくともよい。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、扁平管とフィンとを備えた熱交換器および該熱交換器を備えた空気調和装置について有用である。
30 熱交換器
33 扁平管
36 フィン
36a フィン本体
36b 取付部
36c 本体部
36d 開口
40 挿入領域
41 延長領域
42 中間領域
43 突出領域
43b 平行端縁
45 切欠部
46 管挿入部
48 スペーサ
48a スペーサ本体
48b 湾曲部
48c 折れ目
48d リブ

Claims (6)

  1. 側面が対向するように平行に配置された複数の扁平管(33)と、
    該扁平管(33)の配列方向に延びる板状に形成され、上記各扁平管(33)が直交方向に差し込まれる切欠部(45)を有する複数のフィン(36)とを備えた熱交換器であって、
    上記フィン(36)は、板状のフィン本体(36a)と、上記扁平管(33)が接して該扁平管(33)を取り付ける取付部(36b)とを備える一方、
    上記フィン本体(36a)は、板状の本体部(36c)と、上記フィン本体(36a)の一部を折り曲げて形成されて上記本体部(36c)に連続し且つ上記各フィン(36)の間隔を保持する複数のスペーサ(48)とを備え
    上記本体部(36c)は、扁平管(33)が挿入される挿入領域(40)と、該挿入領域(40)の空気流れ方向の一端に連続し且つ上記挿入領域(40)を繋ぐ延長領域(41)とが形成され、
    上記フィン(36)は、空気が上記挿入領域(40)から上記延長領域(41)に向かって流れるように形成され、
    上記延長領域(41)には、複数の伝熱促進部(60)が形成される一方、
    上記スペーサ(48)は、フィン本体(36a)の一部を切り起こして形成され、
    上記スペーサ(48)は、少なくとも上記延長領域(41)の伝熱促進部(60)の間で且つ上記扁平管(33)の間上に配置されると共に、上記伝熱促進部(60)の空気流れの下流端より風上側に位置している
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1において、
    上記延長領域(41)のスペーサ(48)は、空気流れと直交する方向に形成されている
    ことを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項1または2において、
    上記スペーサ(48)は、上記挿入領域(40)と延長領域(41)の双方に形成され、
    上記挿入領域(40)のスペーサ(48)は、空気流れに対して斜めに傾斜するように形成されている
    ことを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項において、
    上記挿入領域(40)のスペーサ(48)は、風上側から風下側に切り起こされ、
    上記延長領域(41)のスペーサ(48)は、風下側から風上側に切り起こされている
    ことを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項1〜の何れか1項において、
    上記スペーサ(48)には、該スペーサ(48)の突出方向に延びるリブ(48d)が形成されている
    ことを特徴とする熱交換器。
  6. 請求項において、
    上記リブ(48d)は、上記フィン本体(36a)の本体部(36c)から上記スペーサ(48)に亘って形成されている
    ことを特徴とする熱交換器。
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