JP5176922B2 - Dc−dcコンバータおよびその制御方法 - Google Patents

Dc−dcコンバータおよびその制御方法 Download PDF

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Description

この発明はDC−DCコンバータおよびその制御方法に関し、より特定的には、電力用半導体スイッチング素子のオンオフ制御により低圧電源の出力電圧を昇圧して出力する機能を備えたDC−DCコンバータのスイッチング損失低減技術に関する。
電力用半導体スイッチング素子のオンオフを繰り返すことにより、インダクタへの電磁エネルギの蓄積動作と、インダクタに蓄積された電磁エネルギの放出動作とを組合せることによって、低圧電源の出力電圧を昇圧する、いわゆる昇圧チョッパタイプのDC−DCコンバータの回路構成が知られている。
このようなタイプのDC−DCコンバータでは、回路素子としてインダクタが必要となるが、インダクタを小型化するためのスイッチング周波数の高周波化と、高周波化によるスイッチング損失の増大とがトレードオフの関係にある。このため、電力用半導体スイッチング素子を高周波でオンオフさせてもスイッチング損失を抑制できるように、ゼロ電流スイッチング(ZCS:Zero Current Switching)またはゼロ電圧スイッチング(ZVS:Zero Voltage Switching)といった、いわゆるソフトスイッチングの適用が進められている。
たとえば、特開2007−43852号公報(特許文献1)および特開2005−261059号公報(特許文献2)には、通常の昇圧チョッパ回路の構成に、ソフトスイッチングを実現するための補助電流経路を形成する回路素子群を加えたDC−DCコンバータの回路構成および制御方法が記載されている。また、特開2007−336769号公報(特許文献3)には、複数の要素コンバータからなるDC−DCコンバータにおいて、1つの要素コンバータをハードスイッチングで制御する一方で残りの要素コンバータをソフトスイッチングで制御することによって、広い出力範囲に亘り高効率を得るとともに出力電圧の安定性を高める制御方法が記載されている。
さらに、特開平5−336732号公報(特許文献4)には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)のゲート抵抗値を可変として、通常時にはゲート抵抗値を小さく設定してスイッチングロスを低減する一方で、過電圧時などにはゲート抵抗値を大きく設定するようにゲート駆動速度を可変に制御するIGBTゲート回路の構成が記載されている。
特開2007−43852号公報 特開2005−261059号公報 特開2007−336769号公報 特開平5−336732号公報
特許文献1および2に記載されたDC−DCコンバータの回路構成では、補助的に設けられた電力用半導体スイッチング素子のオンオフ制御によって、補助電流経路に共振電流を流すことによって、メインスイッチング素子としての電力用半導体スイッチング素子のターンオンをゼロ電圧スイッチングとすることができる。すなわち、メインスイッチング素子をハードスイッチングすることによる電力損失よりも、補助電流経路の形成により電流消費の電力損失の方が小さいことによって、DC−DCコンバータの効率を向上させることができる。
このため、出力電力が小さくなる軽負荷領域では、メインスイッチング素子のスイッチング損失低減効果よりも、補助電流経路に共振電流を流すための消費電力の方が大きくなることが懸念され、場合によっては、ソフトスイッチングの適用が、DC−DCコンバータの全体効率を却って低下させる虞がある。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、軽負荷領域を含む広い動作範囲に亘ってDC−DCコンバータの効率を向上することである。
この発明によるDC−DCコンバータは、低圧電源および電源配線の間で直流電圧変換を行うためのDC−DCコンバータであって、メインインダクタと、第1および第2のメインスイッチング素子と、第1および第2のメイン整流素子と、第1および第2のメインスイッチング素子の少なくとも一方のメインスイッチング素子に対応して設けられた補助共振回路と、制御回路とを備える。メインインダクタは、低圧電源および第1のノードの間に接続される。第1のメインスイッチング素子は、電源配線および第1のノードの間に接続され、第2のメインスイッチング素子は、基準電圧配線および第1のノードの間に接続される。第1のメイン整流素子は、第1のスイッチング素子と逆並列に接続され、第2のメイン整流素子は、第2のメインスイッチング素子と逆並列に接続される。補助共振回路は、少なくとも一方のメインスイッチング素子と並列に接続されたキャパシタと、キャパシタに対して並列に接続される、直列接続された補助スイッチング素子および補助インダクタと、補助スイッチング素子のオン時の電流と逆方向の電流を阻止するように、補助スイッチング素子と直列に接続された補助整流素子とを含む。制御回路は、少なくとも一方のメインスイッチング素子のデューティ比を制御するように構成されて、モード選択部と、タイミング制御部とを含む。モード選択部は、補助スイッチング素子のオンオフ制御によって補助共振回路に電流を生じさせるとともに少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第1の動作モードと、補助スイッチング素子をオフ固定した状態で少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第2の動作モードとを、DC−DCコンバータの出力レベルに応じて選択する。タイミング制御部は、第1および第2のメインスイッチング素子ならびに補助スイッチング素子のオンオフを制御する。特に、タイミング制御部は、第1の動作モードの選択時には、少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間中におけるメインインダクタの電流方向が維持されるように、少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する一方で、第2の動作モードの選択時には、メインインダクタの電流方向が反転するまで少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間が維持されるように、少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する。
この発明によるDC−DCコンバータの制御方法は、低圧電源と電源配線との間で直流電圧変換を行うためのDC−DCコンバータの制御方法であって、DC−DCコンバータは、上記メインインダクタと、上記第1および上記第2のメインスイッチング素子と、上記第1および上記第2のメイン整流素子と、上記補助共振回路とを備える。そして、制御方法は、補助スイッチング素子のオンオフ制御によって補助共振回路に電流を生じさせるとともに少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第1の動作モードと、補助スイッチング素子をオフ固定した状態で少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第2の動作モードとを、DC−DCコンバータの出力レベルに応じて選択するステップと、第1および第2の動作モードの選択結果、および、少なくとも一方のメインスイッチング素子のデューティ比制御に基づいて、第1および第2のメインスイッチング素子ならびに補助スイッチング素子のオンオフを制御するステップとを備える。特に、制御するステップは、第1の動作モードの選択時には、少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間中におけるメインインダクタの電流方向が維持されるように、少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する一方で、第2の動作モードの選択時には、メインインダクタの電流方向が反転するまで少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間が維持されるように、少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する。
上記DC−DCコンバータおよびその制御方法によれば、第1の動作モードの選択時には、第1および第2のメインスイッチング素子の少なくとも一方について補助共振回路の作動によるソフトスイッチングの適用によってスイッチング損失を低減できる。さらに、第2の動作モードの選択時には、メインインダクタの電流方向が反転してメイン整流素子に電流が流れる状態となってからメインスイッチング素子をターンオンさせることによって、補助共振回路を作動させることなくソフトスイッチングを適用することができる。したがって、メインスイッチ素子をハードスイッチングすることによる電力損失と、補助共振回路を作動されることによる消費電力との関係に従って、DC−DCコンバータの出力レベルに応じて動作モードを選択することによって、軽負荷領域を含む広い動作範囲に亘って効率を向上することができる。
好ましくは、タイミング制御部または制御するステップは、第1の動作モードの選択時には、メインインダクタの電流方向が維持されている期間内に設けられた補助スイッチング素子のオン期間内に少なくとも一方のメインスイッチング素子をターンオンする一方で、第2の動作モードの選択時には、メインインダクタの電流方向の反転後に、少なくとも一方のメインスイッチング素子をターンオンする。
また好ましくは、モード選択部または選択するステップは、出力電力が所定値以上であるときに第1の動作モードを選択する一方で、出力電力が所定値より小さいときに第2の動作モードを選択する。
このようにすると、第1および第2の動作モードの選択を簡易化した上で、広い動作範囲に亘ってDC−DCコンバータを高効率に動作させることができる。
さらに好ましくは、モード選択部または選択するステップは、第1および第2の動作モードと、補助スイッチング素子をオフ固定した状態下で、ターンオン時における制御電極の駆動速度を、ターンオフ時における駆動速度よりも低下させるように少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第3の動作モードとのうちから、DC−DCコンバータの出力電力に応じていずれかの動作モードを選択する。そして、タイミング制御部または制御するステップは、第3の動作モードの選択時には、少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間中におけるメインインダクタの電流方向が維持されるように、少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する。
このようにすると、第2の動作モードを適用すると、メインインダクタの電流リップルが相対的に大きくなり、かつ、スイッチング周波数が過上昇してしまうような動作領域(極小電力出力時)において、補助共振回路を停止した上で、第1および第2のメインスイッチング素子についてはターンオン・オフ速度を制御したハードスイッチングとすることによってターンオン損失を低減する第3の動作モードを適用することができる。したがって、第1〜第3の動作モードを使い分けることによって、極小電力出力時についてもスイッチング損失を低減することが可能となって、さらに広い動作範囲に亘ってDC−DCコンバータの効率を向上することができる。
モード選択部または選択するステップは、出力電力が第1の基準値より大きいときに第1の動作モードを選択し、第1の基準値より小さい第2の基準値よりも出力電力が小さいときには第3の動作モードを選択する一方で、出力電力が第1および第2の基準値の間のときには第2の動作モードを選択する。
このようにすると、第1〜第3の動作モードの選択を簡易化した上で、広い動作範囲に亘ってDC−DCコンバータを高効率に動作させることができる。
この発明によれば、軽負荷領域を含む広い動作範囲に亘ってDC−DCコンバータの効率を向上することができる。
以下に、本発明に実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお以下では図中の同一または相当部分には同一の符号を付してその説明は原則的に繰返さないものとする。
(実施の形態1)
図1は,本発明の実施の形態1によるDC−DCコンバータ100の回路構成を示す回路図である。
図1を参照して、実施の形態1によるDC−DCコンバータ100は、メインコンバータ回路110と、補助共振回路120とを含む。
メインコンバータ回路110は、「低圧電源」であるバッテリBATの出力電圧に相当する電圧Viを昇圧した電圧Voを、負荷200と接続された電源配線PLおよび基準電圧配線GL間に出力するとともに、電源配線PLおよび基準電圧配線GLの電圧Voを電圧Viへ降圧して低圧電源を充電することも可能である、いわゆる非絶縁型の電流双方向(昇降圧)コンバータの構成を有する。
負荷200としては、たとえばインバータ回路を介して駆動される交流電動機が適用される。そして、エンジン出力および/または電動機出力によって走行するハイブリッド自動車や電動機出力のみによって走行する電気自動車等への適用が、本発明の実施の形態によるDC−DCコンバータの代表的な適用例として挙げられる。この場合には、たとえば、低圧電源(バッテリBAT)の出力電圧(電圧Vi)が200V程度とされる一方で、負荷200へ供給すべき電圧Voが500V程度とされる。
メインコンバータ回路110は、キャパシタC0と、「メインインダクタ」としてのインダクタL1と、「メインスイッチング素子」としての電力用半導体スイッチング素子Q1,Q2と、「メイン整流素子」としてのダイオードD1,D2とを含む。
キャパシタC0は、バッテリBATの正極端子および負極端子の間に接続されて、電圧Viを平滑化する。インダクタL1はバッテリBATの正極端子とノードN1(第1のノード)との間に接続される。また、インダクタL1の電流(インダクタ電流IL)を検出するための電流センサ112が配置される。
電力用スイッチング素子(以下、単に「スイッチング素子」とも称する)Q1,Q2としては、本実施の形態ではIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を例示するが、制御電極(ゲートあるいはベース)の駆動制御により、ターンオンおよびターンオフを制御可能なスイッチング素子であれば、電圧駆動型のスイッチング素子(MOS−FET、IGBT等)や電流駆動型のスイッチング素子(バイポーラトランジスタ等)、各種のスイッチング素子を適用可能である。
スイッチング素子Q1は、電源配線PLおよびノードN1の間に接続される。そして、IGBTであるスイッチング素子Q1のコレクタが電源配線PLと接続される一方で、エミッタがノードN1と接続される。また、スイッチング素子Q2は、基準電圧配線GLおよびノードN1の間に接続される。そして、スイッチング素子Q2のコレクタがノードN1と接続される一方で、エミッタが基準電圧配線GLと接続される。さらに、スイッチング素子Q1,Q2のオンオフは、制御回路150による制御電極(ゲート)の電圧駆動によって制御される。ダイオードD1,D2は、スイッチング素子Q1,Q2に対して逆並列接続される。
補助共振回路120は、スイッチング素子Q1,Q2にそれぞれ並列接続されるキャパシタC1,C2と、ノードN1およびN2の間に直列接続されるインダクタL2,L3と、電源配線PLおよびノードN2の間に直列接続されるスイッチング素子Q3およびダイオードD3と、ノードN2および基準電圧配線GLの間に直列接続されるダイオードD4およびスイッチング素子Q4とを含む。
スイッチング素子Q3,Q4は、「補助スイッチング素子」として設けられ、そのオンオフは、制御回路150による制御電極(ゲート)の電圧駆動によって制御される。「補助整流素子」としてのダイオードD3およびD4は、スイッチング素子Q3およびQ4のオン時にそれぞれ生じる補助電流Irp♯およびIrpと逆方向の電流を阻止する極性で接続される。
インダクタL2は、インダクタL1のノードN1側の端子と、インダクタL2のノードN1側の端子とに逆極性で起電力が誘起されるように、インダクタL1と電磁的に結合されている。なお、電磁的結合とは、たとえばインダクタL1およびインダクタLrでトランスを構成することによって実現される。
図1から理解されるように、DC−DCコンバータ100を構成するメインコンバータ回路110および補助共振回路120の構成および動作は、上述の特許文献1,2と同様である。したがって、メインコンバータ回路110では、基本的には、スイッチング素子Q1,Q2は、排他的に交互にオンオフするように、制御回路150によって制御される。なお、動作原理上は、昇圧コンバータとしての動作時には、スイッチング素子Q1をオフ固定した上でスイッチング素子Q2のオンオフ制御(デューティ制御)を実行してもよく、降圧コンバータとしての動作時には、スイッチング素子Q2をオフ固定した上でスイッチング素子Q1のオンオフ制御(デューティ制御)を実行してもよい。
そして、メインコンバータ回路110は、バッテリBATからの電圧Viを電源配線PLへの電圧Voに昇圧する昇圧動作時には、スイッチング素子Q2の導通によりメインインダクタL1に蓄積された電磁エネルギを、スイッチング素子Q1および逆並列ダイオードD1を介して電源配線PLに供給するように動作する。また、メインコンバータ回路110は、電源配線PLの電圧VoをバッテリBATへの電圧Viに降圧する降圧動作時には、スイッチング素子Q1の導通によりメインインダクタL1に蓄積された電磁エネルギを、スイッチング素子Q2および逆並列ダイオードD2を介して低圧電源BATに供給するように動作する。
制御回路150は、デューティ制御部152と、タイミング制御部154と、ドライバ156と、動作モード選択部158とを含む。制御回路150は、DC−DCコンバータ100の制御要素を包括的に示すものであり、各制御機能部分に対応する、デューティ制御部152、タイミング制御部154、および、動作モード選択部158については、所定プログラムの実行によるソフトウェア処理、および、専用の電子回路構築によるハードウェア処理のいずれによって実現することも可能である。また、ドライバ156は、通常電子回路(ハードウェア)により構築される。
デューティ制御部152は、電圧Voまたは電圧Viの電圧指令値Vorと、電圧Viおよび電圧Voの検出値とに基づいて、スイッチング素子Q1,Q2のデューティ比を制御する。デューティ比は、一般的には、所定のスイッチング周期に対するスイッチング素子Q1および/またはQ2のオン期間の比で示される。たとえば、昇圧動作時には、スイッチング素子Q2の指令デューティが設定され、降圧動作時には、スイッチング素子Q1の指令デューティが設定される。
動作モード選択部158は、以下に詳細に説明するように、DC−DCコンバータ100の動作モードを、DC−DCコンバータ100の出力レベル(代表的には、出力電力Po)に応じて選択する。なお、以下では、DC−DCコンバータ100の出力レベルの定量評価指標として、出力電力Poを例示するが、その他の諸量に基づいて、動作モード選択のための出力レベル評価を行なってもよい。
そして、タイミング制御部154は、動作モード選択部158によって選択された動作モード、電流センサ112によって検出されたインダクタ電流IL、および、デューティ制御部152からの指令デューティに従って、スイッチング素子Q1〜Q4のオンオフをそれぞれ制御するためのパルス信号を生成する。
たとえば、当該パルス信号は、スイッチング素子Q1〜Q4のそれぞれのオン期間において論理ハイレベル(以下、Hレベルとも称する)に設定される一方で、それぞれのオフ期間では論理ローレベル(以下、Lレベルとも称する)に設定される。
ドライバ156は、タイミング制御部154からのパルス信号に従って、スイッチング素子Q1〜Q4のゲート電圧Vg1〜Vg4を駆動する。
次に、DC−DCコンバータ100の動作、特に、それぞれの動作モードにおける動作の違いについて詳細に説明する。
まず図2を用いて、補助共振回路120を動作させた通常動作モードにおけるDC−DCコンバータ100の動作を説明する。ここでは、DC−DCコンバータ100の昇圧動作を一例として説明する。
図2を参照して、メインスイッチング素子としてのスイッチング素子Q1,Q2が排他的にオンオフされる。たとえば、タイミング制御部154(図1)において、デューティ制御部152からの指令デューティに応じた直流電圧と、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数に相当する所定周波数の搬送波(三角波やのこぎり波)との電圧比較に基づいて、スイッチング素子Q1,Q2のオンオフを規定するパルス信号を生成することができる。
ここで、スイッチング素子Q1,Q2のターンオフ時には、スイッチング素子Q1,Q2に並列接続されたキャパシタC1,C2によって、コレクタ・エミッタ間電圧の上昇が抑制されるのでゼロ電圧スイッチングを適用できる。また、昇圧動作時には、スイッチング素子Q2のオフ期間に応答した転流によって通常ダイオードD1が導通するため、コレクタ・エミッタに僅かな電圧が印加された状態でスイッチング素子Q1を、ゼロ電圧スイッチングによってターンオンすることができる。
したがって、昇圧動作時には、スイッチング素子Q2のターンオン損失について対策の必要があり、通常動作モードでは、補助共振回路120によって、スイッチング素子Q2のターンオンにゼロ電圧スイッチングを適用する。
図2に示されるように、昇圧動作時の通常動作モードでは、スイッチング素子Q1のターンオフ後に、スイッチング素子Q4をターンオンさせて、補助共振回路120に補助電流Irp(図1)を発生させる。この結果、ダイオードD2が導通することによって、コレクタ・エミッタに僅かな電圧が印加された状態でスイッチング素子Q2をターンオンさせることができるので、ソフトスイッチング(ゼロ電圧スイッチング)の適用による電力損失の抑制を図ることができる。そして、スイッチング素子Q2のターンオン後には、スイッチング素子Q4をターンオフすることによって、補助電流Irpは消滅される。
一方、上述のように、昇圧動作時には、スイッチング素子Q1はターンオン、ターンオフともにスイッチング損失が低いので、補助共振回路120中のスイッチング素子Q3は、オフ状態に固定される。
図示しないが、DC−DCコンバータ100の降圧動作時には、メインスイッチング素子であるスイッチング素子Q1,Q2が排他的にオンオフされる一方で、補助共振回路120では、スイッチング素子Q4がオフ状態に固定されるとともに、スイッチング素子Q3が、スイッチング素子Q1のターンオフに先立って、補助電流Irp♯(図1)を生じさせるように一定期間オンされる。
なお、図1に示した補助共振回路120は、昇圧動作時にスイッチング素子Q2のソフトスイッチングのための補助電流Irpを発生させるためのスイッチング素子Q4と、降圧動作時にスイッチング素子Q1のソフトスイッチングのための補助電流Irp♯を発生させるためのスイッチング素子Q3との両方を有する構成としているが、スイッチング素子Q1,Q2の一方のみに対して補助電流を発生させるように、補助共振回路120を構成することも可能である。一例として、スイッチング素子Q2のみのソフトスイッチングに対応する構成とする場合には、スイッチング素子Q3およびダイオードD3の配置を省略してノードN2および電源配線PLの間を切り離す構成とすることができる。
このように、DC−DCコンバータ100の通常動作モードでは、スイッチング素子Q1,Q2の少なくとも一方がソフトスイッチングされるように、補助共振回路120が動作する。具体的には、スイッチング素子Q3および/またはQ4のオンオフ制御により補助電流IrpまたはIrp♯が発生されることによって、メインスイッチング素子のスイッチング損失が低下される。
図3にはDC−DCコンバータの出力電力と効率の関係が示される。
図3を参照して、補助共振回路120を動作させることなく、メインコンバータ回路110においてスイッチング素子Q1,Q2をスイッチングした場合には、DC−DCコンバータ100の出力電力Poに対する効率特性は、点線500に示すようになる。
一方で、補助共振回路120を動作させて、スイッチング素子Q1,Q2をソフトスイッチングさせた場合には、DC−DCコンバータ100の出力電力Poに対する効率特性は、実線510に示すようになる。
すなわち、出力電力Poが比較的高い領域では、ソフトスイッチング適用による電力損失抑制効果が、補助共振回路120による消費電力を上回ることから、補助共振回路120を動作させた方が効率は高くなる。一方で、出力電力Poが低下するに従って、出力電力Poに対する補助共振回路120の動作による消費電力の割合が増加することによりDC−DCコンバータ100の効率は急激に低下する。
そして、出力電力Poが所定値よりも低下した軽負荷領域(たとえば、図3でのPo<Pa領域)では、補助共振回路120での消費電力が、ソフトスイッチング適用による電力損失抑制効果を超えてしまうことにより、補助共振回路120の動作によってDC−DCコンバータ100の効率を却って低下させてしまうことが理解される。
したがって、本発明の実施の形態によるDC−DCコンバータ100では、上記のような軽負荷領域に対応するために、補助共振回路120の動作を停止する一方で、メインコンバータ回路110を通常動作モード時とは異なる電流挙動で動作させる新たな動作モードを導入する。以下ではこのような動作モードを、「軽負荷動作モード」と称することとする。すなわち、図1に示した動作モード選択部158は、DC−DCコンバータ100の出力電力Poに応じて、補助共振回路120を動作させる通常動作モード、および、補助共振回路120の動作を停止させる軽負荷動作モードのいずれかを選択するように構成される。
図4には、軽負荷動作モードにおけるDC−DCコンバータの動作波形図が示される。図4でも、図2と同様に、昇圧動作時の動作波形を一例として説明する。
図4を参照して、軽負荷動作モードでは、スイッチング素子Q3,Q4がオフ固定されて、補助共振回路120の動作が停止される。すなわち、補助電流Irp(Irp♯)は発生しない。
そして、スイッチング素子Q1,Q2は、デューティ制御部152による指令デューティに従って、所定のデッドタイムを設けつつ交互にオンオフされるが、その際に、スイッチング素子Q2は、ターンオフ時のインダクタ電流ILの向きが反転するまで、図4ではIL<0となるまでの間、オフ期間(すなわち、スイッチング素子Q1のオン期間)が維持されるように制御される。
インダクタ電流IL<0となると、図1に示したダイオードD2が導通することになるため、この状態下では、コレクタ・エミッタに僅かな電圧が印加された状態でスイッチング素子Q2をターンオンすることができる。すなわち、補助共振回路120を動作させることなく、スイッチング素子Q2をソフトスイッチング(ゼロ電圧スイッチング)することができる。
図1に示したタイミング制御部154は、スイッチング素子Q2のターンオン(スイッチング素子Q1のターンオフ)タイミングを、電流センサ112の出力に基づいて決定するとともに、スイッチング素子Q2のターンオフ(スイッチング素子Q1のターンオン)タイミングについては、デューティ制御部152による指令デューティを反映するように決定する。すなわち、軽負荷動作モードでは、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数は一定とはならず、インダクタ電流ILの挙動に応じて変化することになる。
一方、図2に示した通常動作モードでは、スイッチング素子Q1,Q2のそれぞれのオンオフ期間は、当該オンまたはオフ期間中におけるインダクタ電流ILの方向が維持されるように設定され、かつ、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数は基本的には固定される。一般的には、高周波化によるスイッチング損失増加およびインダクタ小型化のトレードオフの関係、ならびに、可聴周波数帯でのスイッチングによる騒音発生等を考慮して、適切なスイッチング周波数が予め設定される。
さらに、図5を用いて、軽負荷動作モードにおけるメインコンバータ回路110の動作を詳細に説明する。
図5(a)には、スイッチング素子Q2がオン、スイッチング素子Q1がオフされて、インダクタL1に電磁エネルギが蓄積される期間の動作状態が示される。この期間では、キャパシタC1が充電される。
この状態から、図5(b)に示されるように、スイッチング素子Q2がオフされると、ノードN1の電圧変化に伴って、キャパシタC2が充電される一方で、キャパシタC1が放電される。この際のキャパシタC2の充電動作によって、スイッチング素子Q2のコレクタ・エミッタ間電圧の上昇が抑制されるため、スイッチング素子Q2のターンオフはゼロ電圧スイッチングとなり、スイッチング損失が抑制される。
そして、キャパシタC1,C2の充放電が完了すると、図5(c)に示すように、ダイオードD1が導通することによって、インダクタL1の蓄積エネルギが電源配線PLに供給されるようになる。これにより、スイッチング素子Q1のコレクタ・エミッタ間電圧は僅かな値となる。
図5(d)に示されるように、デッドタイムが終了すると、ダイオードD1がオンした状態でスイッチング素子Q1をターンオンすることによって、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)を実現することができる。そして、図5(e)に示すように、スイッチング素子Q1のオン状態は、スイッチング素子Q1を介して電源配線PLからインダクタL1へ電流が供給される状態、すなわち、インダクタ電流ILが反転する状態となるまで継続される。
そして、インダクタ電流の反転後、図5(f)に示すように、スイッチング素子Q1がターンオフされる。この際にも、ノードN1の電圧変化に伴って、キャパシタC1が充電される一方で、キャパシタC2が放電される。この際のキャパシタC1の充電動作のために、スイッチング素子Q1のコレクタ・エミッタ間電圧の上昇が抑制されることにより、スイッチング素子Q1のターンオフはゼロ電圧スイッチングとなって、スイッチング損失が抑制される。
そして、キャパシタC1,C2の充放電が完了すると、図5(g)に示すように、ダイオードD2が導通することによって、反転されたインダクタ電流の経路が確保される。これにより、スイッチング素子Q2のコレクタ・エミッタ間電圧は僅かな値となる。
さらに、デッドタイムが終了すると、図5(h)に示されるように、スイッチング素子Q2がターンオンされるが、コレクタ・エミッタ間電圧がほぼ零の状態であるので、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)を適用することができる。さらに、スイッチング素子Q2のターンオンによって、バッテリBATからインダクタL1へ電力が供給されることにより、インダクタ電流が再び反転(IL>0)されて、図5(a)の回路状態が再現される。
このように、軽負荷動作モードにおいては、補助共振回路120の動作が停止しても、インダクタ電流ILの極性が反転するように制御することによって、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング損失を抑制できる。
なお、降圧動作時においては、図4において、インダクタ電流ILの極性が反転されて、Iav<0となり、かつ、スイッチング素子Q1のオン期間は、ターンオン時のIL<0からIL>0へ変化するまで維持されることになる。また、スイッチング素子Q3,Q4をオフに固定することによって、補助共振回路120の動作は停止される。
実施の形態1によるDC−DCコンバータ100では、図6に示すフローチャートに従って、DC−DCコンバータ100の動作モードが選択される。なお、図6に示すフローチャートは、図1に示した制御回路150に予め格納された所定のプログラム実行によるソフトウェア処理、あるいは専用の電子回路(ハードウェア)によるハードウェア処理によって実行することができる。
図6を参照して、制御回路150は、ステップS100では、DC−DCコンバータ100の出力電力Poを基準値Paと比較する。なお、出力電力PoについてはDC−DCコンバータ100の指令値に基づいて設定してもよいし、電圧・電流の検出値に基づいて設定してもよい。
出力電力の基準値Paは、図3に示したような、通常動作モード適用時(実線510)および補助共振回路120の停止時(点線500)のそれぞれにおけるDC−DCコンバータ100の効率特性の比較に基づいて、予め設定することができる。なお、DC−DCコンバータ100の出力電力以外の動作条件(たとえば、スイッチング周波数)に応じて、図3における基準値Paは変化する可能性があるので、当該動作条件に応じて基準値Paを可変に設定する制御構成としてもよい。
そして、出力電力Po≧Paのとき(S100のYES判定時)には、制御回路150は、ステップS110により通常動作モードを選択する一方で、Po<Paのとき(S100のNO判定時)には、ステップS120により軽負荷動作モードを選択する。上述のように、通常動作モードでは、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周期は適正値(たとえば、数kHz程度)に固定される一方で、軽負荷動作モードでは、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周期は、インダクタ電流ILが反転するまでの所要時間に依存して変化する。このように、ステップS100〜S120による処理は、図1の動作モード選択部158の機能に対応する。
そして、制御回路150は、ステップS150では、選択された動作モード(通常動作モードまたは軽負荷動作モード)と、デューティ制御部152によって制御されたデューティ比(指令デューティ)とに基づいて、メインスイッチング素子としてのスイッチング素子Q1,Q2のオンオフを制御する。上述のように、軽負荷動作モードでは、インダクタ電流ILの検出値が、スイッチング素子Q1,Q2のオンオフタイミングに反映される。
一方、補助共振回路120中のスイッチング素子Q3,Q4については、軽負荷動作モードの選択時にはオフに固定される一方で、通常動作モードの選択時には、昇圧動作/降圧動作のいずれであるかに応答して、スイッチング素子Q3,Q4の一方が、スイッチング素子Q1,Q2のオンタイミングに合わせて、パルス状にオンされる。
以上説明したように、本実施の形態1によるDC−DCコンバータ100によれば、補助共振回路120の作動によって却って効率が低下するような軽負荷領域においても、インダクタ電流ILが反転してからメインスイッチング素子をオンオフするような回路動作状態とすることによって、補助共振回路120を作動させることなくソフトスイッチングを適用することができる。
したがって、図7に実線510,520で示すように、DC−DCコンバータ100の出力電力に応じて両動作モードを適切に選択することによって、軽負荷領域を含む広い動作範囲に亘って効率を向上することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1によるDC−DCコンバータ100では、補助共振回路120の動作を停止する軽負荷動作モードにおいて、インダクタ電流ILの反転に応じてスイッチング素子Q1,Q2のオンオフを制御するために電流リップルが増大するので、これによるインダクタL1での電力損失の増加が懸念される。また、出力電力が低下するに従って、インダクタ電流ILの平均電流が低下するので、インダクタ電流ILの反転に伴うスイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周期が短くなることによって、スイッチング周波数が高くなり、この結果、スイッチング損失が却って増大することも懸念される。
実施の形態2では、このような、さらなる軽負荷領域(以下、「極軽負荷領域」とも称する)に対応するための新たな動作モード(以下、「極軽負荷動作モード」とも称する)を導入したDC−DCコンバータの構成について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2によるDC−DCコンバータ100♯の構成を示す回路図である。
図8を参照して、実施の形態2によるDC−DCコンバータ100♯は、図1に示した実施の形態1によるDC−DCコンバータ100の構成に加えて、ゲート駆動制御回路GC1,GC2をさらに備える点で異なる。
ゲート駆動制御回路GC1は、スイッチング素子Q1の制御電極(ゲート)に対応して設けられ、ゲート駆動制御回路GC2は、スイッチング素子Q2の制御電極(ゲート)に対応して設けられる。
ゲート駆動制御回路GC1は、ドライバ156の出力ノードとスイッチング素子Q1の制御電極(ゲート)との間に接続された抵抗素子Rl1と、抵抗素子Rl1と並列に接続された、ダイオードDg1および抵抗素子Rs1の組とを含む。ゲート駆動制御回路GC2は、ドライバ156の出力ノードとスイッチング素子Q2の制御電極(ゲート)との間に接続された抵抗素子Rl2と、抵抗素子Rl2と並列に接続された、ダイオードDg2および抵抗素子Rs2の組とを含む。抵抗素子Rs1,Rs2の抵抗値は、抵抗素子Rl1,Rl2の抵抗値よりも小さく設計されている。
この結果、スイッチング素子Q1,Q2の各々において、ゲート電圧をLレベルからHレベルへ上昇させるターンオン時には、相対的に高抵抗の抵抗素子Rl1またはRl2を介してゲート電圧が駆動される一方で、ゲート電圧をHレベルからLレベルに低下させるターンオフ時には、相対的に低抵抗の抵抗素子Rs1またはRs2を介してゲート電圧が駆動されることになる。すなわち、ゲート駆動制御回路GC1,GC2の配置によって、スイッチング素子Q1,Q2の各々は、ターンオン時にはスイッチング速度、すなわち、制御電極の駆動速度が相対的に低下される一方で、ターンオフ時にはスイッチング速度、すなわち、制御電極の駆動速度が高められることになる。
DC−DCコンバータ100♯のその他の部分の回路構成は、図1のDC−DCコンバータ100と同様である。
さらに、実施の形態2によるDC−DCコンバータ100♯では、動作モード選択部158は、実施の形態1で説明した通常動作モードおよび軽負荷動作モードに加えて、極軽負荷動作モードをさらに導入する。すなわち、動作モード選択部158は、出力電力Poに応じて、通常動作モード、軽負荷動作モード、および、極軽負荷動作モードのうちから、1つの動作モードを選択する。
タイミング制御部154は、極軽負荷動作モードの選択時には、図9に示すようにスイッチング素子Q1〜Q4を制御する。
図9は、実施の形態2によるDC−DCコンバータ100♯における極軽負荷動作モードにおける動作を説明する動作波形図である。
図9を参照して、極軽負荷動作モードにおいても、軽負荷動作モード時と同様に、スイッチング素子Q3,Q4はオフに固定される。すなわち、補助共振回路120の動作は停止される。
さらに、スイッチング素子Q1,Q2は、所定のスイッチング周波数に従って、所定のデッドタイムを設けつつ排他的に交互にオンオフされる。そして、スイッチング素子Q1,Q2は、通常動作モードと同様に、インダクタ電流ILの極性が反転する前にオンオフされる。
すなわち、極軽負荷動作モードでは、スイッチング素子Q1,Q2がハードスイッチングすることとなる。この際に、キャパシタC1,C2の存在によって、ターンオフ時におけるスイッチング損失が抑制されるものの、ターンオン時には、キャパシタC1,C2の蓄積電荷による突入電流が懸念されることになる。より特定的に、昇圧動作時には、スイッチング素子Q2のターンオン時におけるキャパシタC2の蓄積電荷による突入電流に対処する必要がある一方で、降圧動作時には、スイッチング素子Q1のターンオン時におけるキャパシタC1の蓄積電荷による突入電流に対処する必要がある。
したがって、極軽負荷動作モードの選択時には、ドライバ156は、ゲート駆動制御回路GC1および/またはGC2を介して、スイッチング素子Q1および/またはQ2の制御電極(ゲート)を駆動する。この結果、ゲート駆動制御回路を介して制御電極が駆動されたスイッチング素子Q1および/またはQ2では、ターンオン時における制御電極の駆動速度は、通常動作モードと比較して遅くなる。この結果、ターンオン時における、電圧(コレクタ・エミッタ間電圧)の低下レートおよび電流(コレクタ電流)Icの上昇レートを抑制することができるので、ターンオン時におけるスイッチング損失を抑制することができる。また、ターンオフ時には、制御電極の駆動速度が通常動作モードと同様であるので、スイッチング損失が増大することがない。
たとえば、図10に示すように、Po<Paの領域において、実施の形態1で説明した軽負荷動作モードを適用した場合の効率特性520(実線および点線部分を併せたもの)と、メインコンバータ回路110をハードスイッチング動作させた場合における効率特性500(点線)との比較により、軽負荷動作モードと極軽負荷動作モードとを切換える基準値Pbを設定することができる。
すなわち、Po<Pbの領域では、極軽負荷動作モードを選択することによって、ゲート駆動制御回路GC1および/またはGC2を用いたハードスイッチングを適用することにより、図10に実線530に示すような特性に従って、DC−DCコンバータ100♯を制御することができる。
すなわち、実施の形態2によるDC−DCコンバータ100♯によれば、図11に示すフローチャートに従って、DC−DCコンバータ100♯の動作モードが選択される。図11に示すフローチャートについても、図8に示した制御回路150に予め格納された所定のプログラム実行によるソフトウェア処理、あるいは専用の電子回路(ハードウェア)によるハードウェア処理によって実行することができる。
図11を参照して、制御回路150は、図6と同様のステップS100により、DC−DCコンバータ100♯の出力電力Poを基準値Paと比較した結果、Po<Paである場合(S100のNO判定時)には、ステップS105に処理を進めて、出力電力Poをさらに基準値Paと比較する。出力電力Poについては、上述のように、指令値に基づいて設定してもよいし、電圧・電流の検出値に基づいて設定してもよい。
出力電力Po≧Paのとき(S100のYES判定時)には、制御回路150は、ステップS110により、通常動作モードを選択する。これに対して、制御回路150は、Po<Pbのとき(S105のNO判定時)には、ステップS130により極軽負荷モードを選択し、Pb≦Po<Paのとき(S105のYES判定時)には、ステップS120により、軽負荷モードを選択する。極軽負荷モード(S130)においても、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周期は、適正値(たとえば、通常動作モードと同一周波数)に固定される。
このように、ステップS100〜S130による処理は、図8の動作モード選択部158の機能に対応する。また、出力電力の基準値Pbについても、図10に示したような、軽負荷動作モード適用時の効率特性520およびハードスイッチング時の効率特性500の比較に基づいて、予め設定することができる。また、基準値Pbについても、DC−DCコンバータ100♯の出力電力以外の動作条件に応じて可変に設定してもよい。
さらに、制御回路150は、ステップS150♯では、選択された動作モード(通常動作モード、軽負荷動作モード、または、極軽負荷モード)と、デューティ制御部152によって制御されたデューティ比(指令デューティ)とに基づいて、軽負荷動作モードではインダクタ電流をさらに反映して、スイッチング素子Q1,Q2のオンオフを制御する。
補助共振回路120中のスイッチング素子Q3,Q4については、軽負荷動作モードおよび極軽負荷動作モードの選択時にはオフに固定される一方で、通常動作モードの選択時には、昇圧動作/降圧動作のいずれであるかに応答して、スイッチング素子Q3,Q4の一方が、スイッチング素子Q1,Q2のオンタイミングに合わせて、パルス状にオンされる。
以上説明したように、本実施の形態2によるDC−DCコンバータ100♯によれば、実施の形態1で説明した軽負荷領域を適用すると却って効率が低下するような、さらなる軽負荷領域(極軽負荷領域)においても、制御電極(ゲート)駆動速度制御を伴うハードスイッチングを行うための極軽負荷動作モードを適用することによって、効率向上を図ることができる。この結果、実施の形態1によるDC−DCコンバータ100よりも、さらに広い動作範囲に亘って効率を向上することができる。
なお、実施の形態1,2では、出力電力Po>0の領域における動作モード選択について説明したが。出力電力Po<0の領域においても、同様の動作モード選択を適用することができる。この場合には、|Po|が小さくなるに従って、通常動作モードから、上記の軽負荷モード、極軽負荷モードが適用されるように、動作モードの選択を行うことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1によるDC−DCコンバータ100の回路構成を示す回路図である。 実施の形態1によるDC−DCコンバータ100の通常動作モードにおける動作波形図である。 DC−DCコンバータ100の出力電力と効率の関係を示す概念図である。 実施の形態1によるDC−DCコンバータ100の軽負荷モードにおける動作波形図である。 軽負荷モードにおけるメインコンバータ回路部分の回路動作を説明する回路図である。 実施の形態1によるDC−DCコンバータ100における動作モード選択の処理手順を説明するフローチャートである。 実施の形態1によるDC−DCコンバータ100の出力電力に対する効率特性を示す概念図である。 本発明の実施の形態2によるDC−DCコンバータ100♯の構成を示す回路図である。 実施の形態2によるDC−DCコンバータ100♯の極軽負荷モードにおける動作波形図である。 実施の形態2によるDC−DCコンバータ100♯の出力電力に対する効率特性を示す概念図である。 実施の形態2によるDC−DCコンバータ100♯における動作モード選択の処理手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
100,100♯ DC−DCコンバータ、110 メインコンバータ回路、112 電流センサ、120 補助共振回路、150 制御回路、152 デューティ制御部、154 タイミング制御部、156 ドライバ、158 動作モード選択部、200 負荷、500,510,520,530 効率特性、BAT バッテリ(低圧電源)、C0 キャパシタ、C1,C2 キャパシタ(補助共振回路)、D1,D2 ダイオード(メイン整流素子)、D3,D4 ダイオード(補助整流素子)、Dg1,Dg2 ダイオード(ゲート駆動制御回路)、GC1,GC2 ゲート駆動制御回路、GL 基準電圧配線、IL インダクタ電流、Irp,Irp♯ 補助電流(補助共振回路)、L1 インダクタ(メインインダクタ)、L2,L3 インダクタ(補助インダクタ)、N1,N2 ノード、Pa,Pb 基準値、Q1,Q2 電力用半導体スイッチング素子(メインスイッチング素子)、Q3,Q4 電力用半導体スイッチング素子(補助スイッチング素子)、Rl1,Rl2,Rs1,Rs2 抵抗素子、Vi,Vo 電圧、Vor 電圧指令値、Vg1-Vg4 ゲート電圧。

Claims (10)

  1. 低圧電源および電源配線の間で直流電圧変換を行うためのDC−DCコンバータであって、
    前記低圧電源および第1のノードの間に接続されるメインインダクタと、
    前記電源配線および前記第1のノードの間に接続された第1のメインスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子と逆並列に接続された第1のメイン整流素子と、
    基準電圧配線および前記第1のノードの間に接続された第2のメインスイッチング素子と、
    前記第2のメインスイッチング素子と逆並列に接続された第2のメイン整流素子と、
    前記第1および前記第2のメインスイッチング素子の少なくとも一方のメインスイッチング素子に対応して設けられた補助共振回路とを備え、
    前記補助共振回路は、
    前記少なくとも一方のメインスイッチング素子と並列に接続されたキャパシタと、
    前記キャパシタに対して並列に接続される、直列接続された補助スイッチング素子および補助インダクタと、
    前記補助スイッチング素子のオン時の電流と逆方向の電流を阻止するように、前記補助スイッチング素子と直列に接続された補助整流素子とを含み、
    前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のデューティ比を制御する制御回路をさらに備え、
    前記制御回路は、
    前記補助スイッチング素子のオンオフ制御によって前記補助共振回路に電流を生じさせるとともに前記少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第1の動作モードと、前記補助スイッチング素子をオフ固定した状態で前記少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第2の動作モードとを、前記DC−DCコンバータの出力レベルに応じて選択するモード選択部と、
    前記第1および前記第2のメインスイッチング素子ならびに前記補助スイッチング素子のオンオフを制御するタイミング制御部とを含み、
    前記タイミング制御部は、前記第1の動作モードの選択時には、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間中における前記メインインダクタの電流方向が維持されるように、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する一方で、前記第2の動作モードの選択時には、前記メインインダクタの電流方向が反転するまで前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間が維持されるように、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する、DC−DCコンバータ。
  2. 前記タイミング制御部は、前記第1の動作モードの選択時には、前記メインインダクタの電流方向が維持されている期間内に設けられた前記補助スイッチング素子のオン期間内に前記少なくとも一方のメインスイッチング素子をターンオンする一方で、前記第2の動作モードの選択時には、前記メインインダクタの電流方向の反転後に、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子をターンオンする、請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記モード選択部は、前記出力電力が所定値以上であるときに前記第1の動作モードを選択する一方で、前記出力電力が前記所定値より小さいときに前記第2の動作モードを選択する、請求項1または2記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記モード選択部は、前記第1および前記第2の動作モードと、前記補助スイッチング素子をオフ固定した状態下で、ターンオン時における制御電極の駆動速度を、ターンオフ時における駆動速度よりも低下させるように前記少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第3の動作モードとのうちから、前記DC−DCコンバータの出力電力に応じていずれかの動作モードを選択するように構成され、
    前記タイミング制御部は、前記第3の動作モードの選択時には、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間中における前記メインインダクタの電流方向が維持されるように、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する、請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記モード選択部は、前記出力電力が第1の基準値より大きいときに前記第1の動作モードを選択し、前記第1の基準値より小さい前記第2の基準値よりも前記出力電力が小さいときには前記第3の動作モードを選択する一方で、前記出力電力が前記第1および前記第2の基準値の間のときには前記第2の動作モードを選択する、請求項4記載のDC−DCコンバータ。
  6. 低圧電源および電源配線の間で直流電圧変換を行うためのDC−DCコンバータの制御方法であって、
    前記DC−DCコンバータは、
    前記低圧電源および第1のノードの間に接続されるメインインダクタと、
    前記電源配線および前記第1のノードの間に接続された第1のメインスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子と逆並列に接続された第1のメイン整流素子と、
    基準電圧配線および前記第1のノードとの間に接続された第2のメインスイッチング素子と、
    前記第2のメインスイッチング素子と逆並列に接続された第2のメイン整流素子と、
    前記第1および前記第2のメインスイッチング素子の少なくとも一方のメインスイッチング素子に対応して設けられた補助共振回路とを備え、
    前記補助共振回路は、
    前記少なくとも一方のメインスイッチング素子と並列に接続されたキャパシタと、
    前記キャパシタに対して並列に接続される、直列接続された補助スイッチング素子および補助インダクタと、
    前記補助スイッチング素子のオン時の電流と逆方向の電流を阻止するように、前記補助スイッチング素子と直列に接続された補助整流素子とを含み、
    前記制御方法は、
    前記補助スイッチング素子のオンオフ制御によって前記補助共振回路に電流を生じさせるとともに前記少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第1の動作モードと、前記補助スイッチング素子をオフ固定した状態で前記少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第2の動作モードとを、前記DC−DCコンバータの出力レベルに応じて選択するステップと、
    前記第1および前記第2の動作モードの選択結果、および、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のデューティ比制御に基づいて、前記第1および前記第2のメインスイッチング素子ならびに前記補助スイッチング素子のオンオフを制御するステップとを備え、
    前記制御するステップは、前記第1の動作モードの選択時には、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間中における前記メインインダクタの電流方向が維持されるように、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する一方で、前記第2の動作モードの選択時には、前記メインインダクタの電流方向が反転するまで前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間が維持されるように、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する、DC−DCコンバータの制御方法。
  7. 前記制御するステップは、前記第1の動作モードの選択時には、前記メインインダクタの電流方向が維持されている期間内に設けられた前記補助スイッチング素子のオン期間内に前記少なくとも一方のメインスイッチング素子をターンオンする一方で、前記第2の動作モードの選択時には、前記メインインダクタの電流方向の反転後に、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子をターンオンする、請求項6記載のDC−DCコンバータの制御方法。
  8. 前記選択するステップは、前記出力電力が所定値以上であるときに前記第1の動作モードを選択する一方で、前記出力電力が前記所定値より小さいときに前記第2の動作モードを選択する、請求項6または7記載のDC−DCコンバータの制御方法。
  9. 前記選択するステップは、前記第1および前記第2の動作モードと、前記補助スイッチング素子をオフ固定した状態下で、ターンオン時における制御電極の駆動速度を、ターンオフ時における駆動速度よりも低下させるように前記少なくとも一方のメインスイッチング素子をオンオフさせる第3の動作モードとのうちから、前記DC−DCコンバータの出力電力に応じていずれかの動作モードを選択し、
    前記制御するステップは、前記第3の動作モードの選択時には、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のオフ期間中における前記メインインダクタの電流方向が維持されるように、前記少なくとも一方のメインスイッチング素子のスイッチング周期を設定する、請求項6記載のDC−DCコンバータの制御方法。
  10. 前記選択するステップは、前記出力電力が第1の基準値より大きいときに前記第1の動作モードを選択し、前記第1の基準値より小さい前記第2の基準値よりも前記出力電力が小さいときには前記第3の動作モードを選択する一方で、前記出力電力が前記第1および前記第2の基準値の間のときには前記第2の動作モードを選択する、請求項9記載のDC−DCコンバータの制御方法。
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