JP5174797B2 - 自動二輪車の後部ランプ - Google Patents

自動二輪車の後部ランプ Download PDF

Info

Publication number
JP5174797B2
JP5174797B2 JP2009281762A JP2009281762A JP5174797B2 JP 5174797 B2 JP5174797 B2 JP 5174797B2 JP 2009281762 A JP2009281762 A JP 2009281762A JP 2009281762 A JP2009281762 A JP 2009281762A JP 5174797 B2 JP5174797 B2 JP 5174797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
cut
light
light source
lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009281762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011121510A (ja
Inventor
考司 岡本
敬文 山口
史郎 宮本
智彦 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=44128347&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5174797(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009281762A priority Critical patent/JP5174797B2/ja
Priority to CN 201010582756 priority patent/CN102095147B/zh
Priority to ARP100104516 priority patent/AR079317A1/es
Priority to PE2010001119A priority patent/PE20110524A1/es
Priority to CO10154348A priority patent/CO6290092A1/es
Priority to BRPI1005600-9A priority patent/BRPI1005600B1/pt
Publication of JP2011121510A publication Critical patent/JP2011121510A/ja
Publication of JP5174797B2 publication Critical patent/JP5174797B2/ja
Application granted granted Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

本発明は、テールランプ機能とストップランプ機能とを備えた、自動二輪車の後部ランプに関する。
自動二輪車の後部ランプは、後続の車両に対して自動二輪車の存在を認識させるテールランプ機能と、運転者がブレーキを掛けたことを示すストップランプ機能とを備えている(例えば、特許文献1(図2)参照。)。
特許文献1の図2に示されるように、後部ランプ(1)(括弧付き数字は特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)は、上部に設けられているテールランプ(2T)と、テールランプ(2T)とは別に下部に設けられているストップランプ(2S)と、これらのテールランプ(2T)及びストップランプ(2S)の光を屈折させるアウターレンズ(3)とを備える。アウターレンズ(3)には、魚眼レンズカット(5S、5T)が施されていて、テールランプの領域のレンズカットとストップランプの領域のレンズカットがそれぞれ異なるレンズカットで構成されていた。
しかしながら、テールランプの領域又はストップランプの領域だけを見ると、その領域の中でレンズカットを異ならせるという思想はなかった。
ところで、この従来の後部ランプ(1)によれば、テールランプ(2T)とストップランプ(2S)とが別々に設けられ、これらのランプ(2T、2S)を支持する基板も2つ必要であり、小型化を図る上で改善の余地がある。
しかし、ただ単にテールランプ機能とストップランプ機能とを共に有する光源として、小型化した場合、前述のようにレンズカットを異ならせるという思想がないため、後方からの見え方は一様であり、小型化されていても他車への注意をより喚起する工夫が望まれていた。
つまり、後部ランプの小型化を図る場合であっても、後部ランプへの注意を喚起できる配慮が求められる。
特許第4023777号公報
後部ランプを小型化しつつもランプへの注意が喚起できる後部ランプの提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、スイッチ操作で点灯させるテールランプ機能と、制動時に点灯させるストップランプ機能とを、共通の光源で実施させるようにし
前記光源からの光を屈折させるレンズこのレンズを覆うクリアーカバーとからなり、
前記光源には、複数の発光ダイオードが用いられ、
前記レンズは、正面視で、上に凸の略半円形状を呈していると共に、前記光源の軸線に対して垂直に設けられ、
前記略半円形状を呈する前記レンズの直線状の下辺に沿ってフレネルカットが施され、残部に魚眼カットが施されていることにより、下部上部より明るく見えるように車両の後部に設けられている自動二輪車の後部ランプであって、
前記フレネルカットは、前記レンズの内面において前記直線状の下辺に沿って複数箇所に施されていると共に、それぞれの中心が前記複数の光源の軸線上に重なり、
前記魚眼カットは、前記レンズの外面において前記残部の複数箇所に施されていると共に、それぞれの中心が前記複数の光源の軸線上に重なっていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、レンズの外面のうち、フレネルカットに対応する部位には、複数の光源のそれぞれの軸線上に重ねてプリズムカットが施され、
レンズの内面のうち、魚眼カットに対応する部位には、複数の光源のそれぞれの軸線上に重ねてプリズムカットが施されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、レンズの外面に施されている複数のプリズムカット間には、それぞれフルートカットが施されていることを特徴とする。
発明では、テールランプ機能とストップランプ機能とに、共通の光源を用いる。これらの光源を別々にした場合に比べ、後部ランプの小型化を図ることができる。
その上で、レンズは、上部と下部とで異なるレンズカットが施されていて、上部と下部とのどちらか一方が他方より明るく見えることで、後部ランプに明暗を付けることができる。後部ランプに対する他車からの注意を喚起して、後部ランプを目立たせるができ、高い視認性を得ることができる。
以上から、後部ランプの小型化を図りつつ、後部ランプへの注意の喚起、ひいては視認性を確保することができる。
加えて、本発明では、上部に魚眼カットが施され、下部にフレネルカットが施されている。光は、魚眼カットを通過すると拡散光となる。また、光はフレネルカットを通過すると直進光となる。拡散光に対して直進光は強く明るく見える。結果、レンズの下部をより明るく見せることができる。
さらに、本発明では、レンズは、クリアーカバーに覆われている。レンズをクリアーカバーで覆うことで、レンズへのごみの侵入を防ぐことができる。レンズにごみが付着すると、このごみが光を乱して配向を変えることがあるが、本発明によればその心配はない。
加えて、本発明では、光源は、LEDが用いられる。LEDは明るく且つ小さい。従って、光源にLEDを用いることで、より後部ランプの小型化を図ることができる。
さらに、本発明では、魚眼カットは、外面にレンズカットが施されている。魚眼カットを外面に施すことで、光源から発せられた光をレンズの厚さ分だけ拡散させた上で、魚眼カットでさらに拡散させることができる。即ち、レンズカットが内面に施された場合に比べ、魚眼カットを通過する光を、より拡散させることができる。
加えて、フレネルカットは、内面にレンズカットが施されている。光源から発せられた光がレンズの厚さ内で拡散する心配はない。即ち、レンズカットが外面に施された場合に比べ、内面にフレネルカットを施すことで、光をより直進させることができる。
さらに、本発明では、略半円形のレンズは、従来から広く採用されている横長矩形のレンズに比較して、上部と下部の車幅方向の寸法が極端に変わるため、視覚的効果を容易に発揮することができる。また、丸みが強調されるため、軟らかな視覚的印象が与えられる。
加えて、本発明では、フレネルカット面は、魚眼カット面に比較して明るい。この明るいフレネルカット面を、最長の下辺に沿って配置したため、横に延びる帯状の明るい面を作り出すことができ、後方からの視認性をより高めることができる。
本発明の実施例1に係る後部ランプを搭載した自動二輪車の側面図である。 図1の2矢視図である。 実施例1に係る後部ランプの断面図である。 図2の4−4線断面図である。 図2の5−5線断面図である。 上部における光の屈折について説明する図である。 下部における光の屈折について説明する図である。 上部及び下部の関係について説明する図である。 後部ランプのスイッチを含むメータユニットを説明する図である。 メータユニットの取付構造を説明する図である。 実施例2に係る後部ランプを説明する図である。 実施例2に係る光の屈折について説明する図である。 第1領域〜第3領域について説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の先端に設けられているヘッドパイプ12に操舵自在に取付けられるフロントフォーク13と、このフロントフォーク13の下端に回転自在に取付けられる前輪14と、フロントフォーク13に取付けられ前輪14が跳ね上げる泥や石を遮断するフロントフェンダ15と、ヘッドパイプ12の前部に取付けられ車体前方を照らすヘッドライト16と、このヘッドライト16の上部に設けられ破線で示されるメータユニット17と、このメータユニット17後方に設けられ車体を操舵するためのステアリングハンドル18と、このステアリングハンドル18に取付けられて後方を確認するためのバックミラー21と、車体フレーム11上に配置され燃料が貯えられる燃料タンク22と、車体フレーム11から後方へ延ばされるシートレール24に載せられるシート25と、車体フレーム11にマウントされているエンジン26と、車体フレーム11後部のスイングアーム28に回転自在に取付られる後輪29と、スイングアーム28からシートレール24に渡され後輪29の上下動を減衰させるリヤクッション31と、シートレール24の後部に取付けられる後部ランプ40とからなる。
エンジン26には、吸気管41が接続されている。この吸気管41はシート25の下方に配置されているエアクリーナで浄化され、キャブレター43で燃料が混合された混合気をエンジン26へ供給する。
また、エンジン26から排気管44、44が延ばされ、これらの排気管44、44にマフラー45が接続されている。
車体フレーム11は、前端を構成するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方に延ばされ後方に延ばされた後に斜め下方に延ばされているメインフレーム47と、このメインフレーム47から後方へ延ばされているシートレール24と、メインフレーム47の前端から後方斜め下方へ延ばされているダウンフレーム48とからなる。
次図以降で、本発明に係る後部ランプ40について詳細に説明する。
図2に示すように、後部ランプ40を正面から見ると、複数(この例では15個)の光源50が配置されている。これらの光源50は、スイッチ操作で点灯させるテールランプ機能と、制動時に点灯させるストップランプ機能とを備えている。
これら複数の光源50が発する光は、クリアレンズ51で覆われたレンズ75によって屈折される。光源50、レンズ75、クリアレンズ51は、図面裏面から表面に向かってこの順に設けられている。
レンズ75は、上下で施されたレンズカットが異なり、下部53と上部55との2つの領域に分けられる。
なお、光源50は、発光ダイオード(Light Emitting Diode、以下LEDと記す。)を用いることができる。LEDは、寿命が長いため、LEDを光源50に用いた場合は、後部ランプ40の長寿命化を図ることができる。また、LEDは明るく且つ小さい。従って、光源50にLEDを用いた場合は、より後部ランプの小型化を図ることができる。
次図でこのような後部ランプ40の取付構造について説明する。
図3に示すように、後部ランプ40は、シートレール(図1、符号24)に支持されるステー61と、このステー61に空けられている穴62に取付けられ下部ボルト63を支持する下部ボルト支持部材64と、この下部ボルト支持部材64をワッシャ65及びナット66を用いて挟む下部ボルト63が埋め込まれたベース部材68と、このベース部材68にねじ69を介して支持されているハウジング72と、このハウジング72にねじ73を介して取り付けられ光源50を支持する基板74と、この基板74に被せるようにしてハウジング72の端部に接続され光源50からの光を屈折させるレンズ75と、このレンズ75を覆い端部のシール材76を介してベース部材68に取付けられるクリアーカバー51と、光源50へ電気を送るための複数のハーネス77を束ねているチューブ78と、ハーネス77の先端に接続されるコネクタ79とからなる。
ベース部材68には、下部ボルト63の他にも、破線で示される上部ボルト82が埋め込まれている。この上部ボルト82は、上部ボルト支持部材83で支持され、ワッシャ84、ナット85とベース部材68とで上部ボルト支持部材83を挟んでいる。
即ち、ベース部材68は、下部ボルト63及び上部ボルト82を介してステー61に取り付けられている。
レンズ75は、クリアーカバー51に覆われている。レンズ75をクリアーカバー51で覆うことで、レンズへのごみの侵入を防ぐことができる。レンズにごみが付着すると、このごみが光を乱して配向を変えることがあるが、本発明によればその心配はない。
加えて、レンズ75は、光源50の軸線87に対して垂直に設けられている。光源50の軸線87に対して垂直に設けるため、レンズ75に対して垂直にレンズカットを施せばよい。即ち、レンズ75が傾けられる場合に比べ、加工が容易であり、レンズ75の加工時間を短縮することができる。
次図でレンズ75に施されているレンズカットについて詳細を説明する。
図4に示すように、レンズ75の上部55(図2も合わせて参照)では、外面に魚眼カット89が施され、内面にプリズムカット92、92が施されている。
上部ボルト82、82は、左右に2本埋め込まれている。これらの上部ボルト82、82と、下部ボルト63との3本のボルトが、ベース部材68に埋め込まれ、ステー61に取付けられている。
図5に示すように、レンズ75の下部53(図2も合わせて参照)では、内面にフレネルカット95が施されている。そして、外面には光源50の軸線87上に重なる部分にプリズムカット96が施され、これらのプリズムカット96、96間の部分に、フルートカット97が施されている。
図6に示すように、上部55では、軸線87が魚眼カット89の中心O1に重なる。光源50から発せられた光は、拡散しながらレンズ75に入射し、プリズムカット92によりレンズ75内をわずかに拡散しながら進む(図2、上部55に同心円で示される符号92も併せて参照。)。レンズ75内を進んだ光は、魚眼カット89によって拡散させられる(図2、上部55にます目で示される符号89も併せて参照。)。
光源50から発せられた光を拡散させるために、レンズ75外面に魚眼カット89が施されている。魚眼カット89を外面に施すことで、光源50から発せられた光をレンズ75の厚さ分だけ拡散させた上で、魚眼カット89でさらに拡散させることができる。即ち、レンズカットが内面に施された場合に比べ、魚眼カット89を通過する光を、より拡散させることができる。
図7(a)に示すように、下部53では、軸線87がフレネルカット95の中心O2に重なる。光源50から発せられた光は、拡散しながらレンズ75に入射し、フレネルカット95によりレンズ75内を直進させられる(図2、下部53に同心円で示される符号89も併せて参照。)。レンズ75内を直進させられた光は、プリズムカット96によって拡散させられる。
(b)に示すように、下部53のうち、光源50が発した光の一部は、拡散しながらレンズ75に入射し、フレネルカット95によりレンズ75内を直進させられる。レンズ75内を直進させられた光は、フルートカット97によってわずかに拡散させられる。
(a)及び(b)をまとめて以下のようにいうことができる。
光源50からの光を直進させたい下部53では、レンズ75の内面にフレネルカット95が施されている。光源50から発せられた光がレンズ75の厚さ内で拡散する心配はない。即ち、レンズカットが外面に施された場合に比べ、内面にフレネルカット95を施すことで、光をより直進させることができる。
加えて、レンズ75は、光源50の軸線87に対して垂直に設けられている。光源50の軸線87に対して垂直に設けられていることで、光源50で発せられた光のうちフレネルカット95を通される光は、光源50の軸線方向にそのまま直進させられる。光源50の軸線方向にそのまま光を直進させることで、視認性を高めることができる。
このような下部53の外面に、プリズムカット96やフルートカット97のレンズカットを施す。これらのレンズ96、97を外面にレンズカットすることで、さらに特徴的な外観を得ることができ、美観性が高まる。
以上の図6、図7のまとめを図8で説明する。
図8に示すように、下部53の光源50は、想像線52で示されるように、車軸方向に直線状に並べられている。
上部55の光源50は、想像線54で示されるように、上に凸の半円形状を呈するように並べられている。
上部55は、クリアーレンズ51に覆われたレンズ75の外面(図面手前側)に魚眼カットが施されている。下部53では、レンズ75の内面(図面奥側)にフレネルカットが施されている。光は、魚眼カットを通過すると拡散光となる。また、光はフレネルカットを通過すると直進光となる。拡散光に対して直進光は強く明るく見える。結果、レンズ75の下部53をより明るく見せることができる。
加えて、テールランプ機能とストップランプ機能とに、共通の光源50を用いる。これらの光源50を別々にした場合に比べ、後部ランプ40の小型化を図ることができる。
その上で、レンズ75は、上部55と下部53とで異なるレンズカットが施されていて、上部55と下部53とのどちらか一方が他方より明るく見えることで、後部ランプ40に明暗を付けることができる。後部ランプ40に対する他車からの注意を喚起して、後部ランプ40を目立たせるができ、高い視認性を得ることができる。
以上から、後部ランプ40の小型化を図りつつ、後部ランプ40への注意の喚起、ひいては視認性を確保することができる。
略半円形のレンズ75は、従来から広く採用されている横長矩形のレンズに比較して、上部55と下部53の車幅方向の寸法が変わるため、視覚的効果を容易に発揮することができる。また、丸みが強調されるため、軟らかな視覚的印象が与えられる。
フレネルカット面(下部53)は、魚眼カット面(上部55)に比較して明るい。この明るいフレネルカット面を、最長の下辺に沿って配置したため、横に延びる帯状の明るい面を作り出すことができ、後方からの視認性をより高めることができる。
本発明に係る後部ランプ40のテールランプ機能は、スイッチ操作で点灯される。このようなスイッチが配置されるメータユニットについて次図で説明する。
図9に示すように、メータユニット17には、後部ランプ(図1、符号40)のオンオフを切り替えるためのスイッチ102と、デジタル表示のスピードメータ103と、回転数がアナログ表示されるタコメータ104と、燃料の残量がアナログ表示されるガソリンメータ105とが設けられている。
このメータユニット17は、スイッチ102をオンにすることで、後部ランプの他にアナログ表示のタコメータ104及びガソリンメータ105のバックライトが点灯する。
一方、デジタル表示のスピードメータ103は、スイッチ102のオンオフに関係なく、常にバックライトが点灯している。常にバックライトを点灯させておくことで、デジタル表示のスピードメータ103の視認性を高めている。
このようなメータユニット17の取り付け方を次図で説明する。
図10に示すように、メータユニット17は、メータユニット17内に埋め込まれているボルト106、106をステー107の取付穴108、108に通した上で、ナット109、109を用いて取り付けられる。
このステー107は、フロントフォーク13のトップブリッジ13aに差し込まれることで取り付けられている。
後部ランプ(図2、符号40)の別実施例について次図で詳細を説明する。
図11に示すように、後部ランプ110は、外面に魚眼カット89が施されている上部55のうち、内面に複数種類の異なるレンズカットを施した。即ち、内面両端にプリズムカット92を施し、これらのプリズムカット92に挟まれた部位にフレネルカット111を施した。
レンズ112のうち、外面が魚眼カット89で、内面がフレネルカット111の領域を第1領域114とし、外面が魚眼カット89で、内面がプリズムカット92の領域を第2領域115とする。
即ち、実施例2では、上部55を、内面のレンズカットが異なる第1領域114と、第2領域115とで構成した。第2領域115の光の屈折については、図6で説明したため説明を割愛する。
第1領域114の光の屈折について次図で詳細に説明する。
図12に示すように、第1領域114では、軸線87が魚眼カット89の中心O3に重なる。光源50から発せられた光は、拡散しながらレンズ112に入射し、フレネルカット111によりレンズ75内を直進させられる。レンズ75内を直進させられた光は、魚眼カット89によって拡散させられる。
図10に戻って、第1領域114と、第2領域115とを比較すると、第2領域115の方が、プリズムカット92によって光が拡散される分、第1領域114よりも光源50からの光が拡散される。
即ち、後部ランプを正面から見た場合に、第1領域114と第2領域115とでは、拡散の小さい第1領域114の方がわずかに明るい。外面に魚眼カット89を用いて光を拡散させる場合であっても、内面のレンズカットを異ならせることで、外観を異ならせることができる。異なる外観の光を組み合わせることで、外観性が向上する。
レンズ112は、これらの第1領域114及び第2領域115の他に下部(図2、符号53)で構成される第3領域を備える。これらの第1〜第3領域について次図で詳細に説明する。
図13に示すように、正面視で上に凸の略半円形状のレンズ112は、内面及び外面のレンズカットの組合わせにより、第1領域114、第2領域115、第3領域116に分けられている。
略半円形状を呈する上部55の頂部に第1領域114が形成され、上部の残りの部位が第2領域とされている。
内面がフレネルカット95で外面がプリズムカット96又は内面がフレネルカット95で外面がフルートカット97の領域が第3領域116である。
このようにしてレンズカットを施した場合にも、光は、魚眼カット89を通過すると拡散光となる。また、光はフレネルカット95を通過すると直進光となる。拡散光に対して直進光は強く明るく見える。結果、レンズ112の下部53をより明るく見せることができる。という本発明の効果を得ることができる。
即ち、上部55の内面に異なる複数種類のレンズカットを施すことができる。
尚、本発明にかかる後部ランプは、実施の形態ではLEDを用いて説明したが、バルブも適用可能であり、LEDに限られるものではない。
本発明の後部ランプは、自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、40…後部ランプ、50…光源、51…クリアーカバー、53…下部、55…上部、75…レンズ、87…軸線、89…魚眼カット、92,96…プリズムカット、95…フレネルカット、97…フルートカット、102…スイッチ。

Claims (3)

  1. イッチ(102)の操作で点灯させるテールランプ機能と、制動時に点灯させるストップランプ機能とを、共通の光源(50)で実施させるようにし
    前記光源(50)からの光を屈折させるレンズ(75)このレンズ(75)を覆うクリアーカバー(51)とからなり、
    前記光源(50)には、複数の発光ダイオードが用いられ、
    前記レンズ(75)は、正面視で、上に凸の略半円形状を呈していると共に、前記光源(50)の軸線(87)に対して垂直に設けられ、
    前記略半円形状を呈する前記レンズ(75)は、直線状の下辺に沿ってフレネルカット(95)が施され、残部に魚眼カット(89)が施されていることにより、下部(53)上部(55)より明るく見えるように車両の後部に設けられている自動二輪車の後部ランプ(40)であって、
    前記フレネルカット(95)は、前記レンズ(75)の内面において前記直線状の下辺に沿って複数箇所に施されていると共に、それぞれの中心が前記複数の光源(50)の軸線(87)上に重なり、
    前記魚眼カット(89)は、前記レンズ(75)の外面において前記残部の複数箇所に施されていると共に、それぞれの中心が前記複数の光源(50)の軸線(87)上に重なっていることを特徴とする自動二輪車の後部ランプ。
  2. 前記レンズ(75)の外面のうち、前記フレネルカット(95)に対応する部位には、前記複数の光源(50)のそれぞれの軸線(87)上に重ねてプリズムカット(96)が施され、
    前記レンズ(75)の内面のうち、前記魚眼カット(89)に対応する部位には、前記複数の光源(50)のそれぞれの軸線(87)上に重ねてプリズムカット(92)が施されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の後部ランプ。
  3. 前記レンズ(75)の外面に施されている複数のプリズムカット(96)間には、それぞれフルートカット(97)が施されていることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車の後部ランプ。
JP2009281762A 2009-12-11 2009-12-11 自動二輪車の後部ランプ Expired - Fee Related JP5174797B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009281762A JP5174797B2 (ja) 2009-12-11 2009-12-11 自動二輪車の後部ランプ
CN 201010582756 CN102095147B (zh) 2009-12-11 2010-12-06 机动二轮车的后部灯
CO10154348A CO6290092A1 (es) 2009-12-11 2010-12-07 Lampara posterior para motocicleta
PE2010001119A PE20110524A1 (es) 2009-12-11 2010-12-07 Lampara posterior para motocicleta
ARP100104516 AR079317A1 (es) 2009-12-11 2010-12-07 Lampara posterior para motocicleta
BRPI1005600-9A BRPI1005600B1 (pt) 2009-12-11 2010-12-09 lanterna traseira para uma motocicleta

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009281762A JP5174797B2 (ja) 2009-12-11 2009-12-11 自動二輪車の後部ランプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011121510A JP2011121510A (ja) 2011-06-23
JP5174797B2 true JP5174797B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=44128347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009281762A Expired - Fee Related JP5174797B2 (ja) 2009-12-11 2009-12-11 自動二輪車の後部ランプ

Country Status (6)

Country Link
JP (1) JP5174797B2 (ja)
CN (1) CN102095147B (ja)
AR (1) AR079317A1 (ja)
BR (1) BRPI1005600B1 (ja)
CO (1) CO6290092A1 (ja)
PE (1) PE20110524A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6236686B2 (ja) * 2013-07-23 2017-11-29 市光工業株式会社 車両用灯具のレンズ、車両用灯具
JP2015207476A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 スタンレー電気株式会社 Led信号灯
JP6413103B2 (ja) * 2017-08-04 2018-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置、灯具および車両
JP2021028180A (ja) * 2017-09-28 2021-02-25 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のメータ支持構造
DE102021122451A1 (de) 2021-08-31 2023-03-02 HELLA GmbH & Co. KGaA Beleuchtungsvorrichtung für Fahrzeuge

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63116301A (ja) * 1986-11-04 1988-05-20 三菱自動車工業株式会社 車両用灯具の形成方法
JP2573833Y2 (ja) * 1992-09-29 1998-06-04 株式会社小糸製作所 車輌用灯具
JP2808250B2 (ja) * 1993-12-22 1998-10-08 株式会社小糸製作所 車輌用標識灯
JP2883011B2 (ja) * 1994-10-21 1999-04-19 株式会社小糸製作所 自動車用灯具
JP3580516B2 (ja) * 1997-02-27 2004-10-27 本田技研工業株式会社 車両用灯火器
JP4023777B2 (ja) * 2001-12-14 2007-12-19 スタンレー電気株式会社 車両用led灯具
JP4005377B2 (ja) * 2002-01-31 2007-11-07 本田技研工業株式会社 車両用テールライト
JP4437952B2 (ja) * 2004-10-12 2010-03-24 本田技研工業株式会社 車両のテールランプ構造
JP4558450B2 (ja) * 2004-11-05 2010-10-06 本田技研工業株式会社 車両用灯火器構造
JP2006222029A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Yamaha Motor Co Ltd 車両用ライト装置及び該装置を備えた車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011121510A (ja) 2011-06-23
BRPI1005600B1 (pt) 2019-10-29
PE20110524A1 (es) 2011-07-16
CN102095147B (zh) 2013-08-07
BRPI1005600A2 (pt) 2013-04-02
CO6290092A1 (es) 2011-06-20
AR079317A1 (es) 2012-01-18
CN102095147A (zh) 2011-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5174797B2 (ja) 自動二輪車の後部ランプ
US9593817B2 (en) Headlight device of motorcycle
JP5543665B2 (ja) 車両の灯火装置
EP2298605B1 (en) Motorcycle headlamp
EP2269900A1 (en) Lighting system
CN107428387B (zh) 小型车辆用方向指示装置
CN1267872C (zh) 显示装置
JP5335617B2 (ja) 自動二輪車
US8886396B2 (en) Meter display device for vehicle and display method thereof
CN103402861A (zh) 用于车辆的照明装置以及用于该装置的安装结构
WO2012132830A1 (ja) 車両の灯火制御システム
JP4630780B2 (ja) スクータ型車両の灯火器配置構造
JP2012243452A (ja) 車両用灯火装置
JP4853913B2 (ja) 自動二輪車の前照灯装置
JP2018511919A (ja) 補助照明を備える灯火器構造
JP2014166782A (ja) 自動二輪車の前照灯装置
JP5618977B2 (ja) 車両用テールライトユニット
TW201621211A (zh) 車輛用頭燈構造
EP3115286A2 (en) Straddled vehicle
JP5460182B2 (ja) 自動二輪車のメータユニット
US7101054B2 (en) Light emitting apparatus
JP5279692B2 (ja) 車両用メータ装置
EP3560805B1 (en) Straddled vehicle
JP4804333B2 (ja) ライト
JP2003063276A (ja) 灯体一体型車両用メータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5174797

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees