JP5174534B2 - 温冷蔵室機能付配膳車 - Google Patents
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Description
本発明は、温冷蔵室機能付配膳車に関し、特に温冷蔵室を機能させる外部電源コネクタ、及び、操作パネルの配置に関するものである。
従来、病院や特別養護老人ホーム等においては、多人数に季節や調理された食事に合わせて温度管理がされた食事を配膳するため、温冷蔵室機能が付加された配膳車が用いられている。この温冷蔵室機能は、作業者が配膳前に外部電源を電源として温冷蔵室自体を設定した所定の温度にすると共に、所定の温度になった温冷蔵室の中に収納された食事をその所定の温度の中において保存する機能である。
これらの温冷蔵室機能付配膳車においては、食事を出し入れするための扉と扉の無い側面に配膳車の走行をコントロールするハンドルが設けられている。その温冷蔵室の扉が設けられた側面の上部には、温冷蔵室を駆動するON・OFFスイッチ、温冷蔵室の温度を調整する温度調整スイッチ、温冷蔵室が動作していることが確認できる表示部等をまとめた操作パネルが配設されている。
この操作パネルが食事を出し入れする扉の上に設けられていることによって、作業者が温冷蔵室の中に食事を収納する時に、温冷蔵室がどのような運転状態になっているかを一連の収納作業の中で余分な動作をすること無しに確認することが可能になる。
この操作パネルが食事を出し入れする扉の上に設けられていることによって、作業者が温冷蔵室の中に食事を収納する時に、温冷蔵室がどのような運転状態になっているかを一連の収納作業の中で余分な動作をすること無しに確認することが可能になる。
このような温冷蔵室機能付配膳車に関する技術として、特許文献1記載の技術が知られている。特許文献1には、食事を出し入れする扉が設けられた側面の上部に温冷蔵室の温度を調整する操作パネルと外部電源用コネクタが配設されている温蔵車が記載されている。
特開2008−011955号公報
しかしながら、特許文献1に係る温蔵車では、複数の温蔵車がハンドルのある側面を手前にして並べられた場合、電源コネクタが接続できないという問題点と操作パネルを操作できないという問題点を有している。具体的には、病院や特別養護老人ホーム等において、複数台ある温冷蔵室機能付配膳車の置き場に対して十分なスペースが取れないために、ハンドルのある側面を手前にして並べると配膳車の置き場に対して収容できる場合がある。この場合、配膳車同士の隙間が狭いために、電源コネクタが接続できないという問題点と、接続できたとしても、作業者が温冷蔵室自体を食事が収納される前に所定の温度にする操作を行なおうとすると、配膳車同士の隙間が狭いので、作業者が隙間に入れないために操作パネルが操作できない、或は、操作がしづらいという問題点が発生する。
本発明は、前述の問題点を解消するためになされたものであり、食事を所定の温度により保温、或は、保存する温冷蔵室機能付配膳車に関し、特に、扉のある側面と直行する側面にも温冷蔵室を起動するON・OFFスイッチ、温冷蔵室が動作していることが確認できる表示部、外部電源コネクタ等を備えることによって、温冷蔵室機能付配膳車の置き場の広さに左右されずに温冷蔵室を機能させることができる温冷蔵室機能付配膳車の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係る温冷蔵室機能付配膳車は、車両本体に設けられた温冷蔵室と、前記車両本体の第1側面に配設され、前記温冷蔵室の開閉を行う扉と、前記第1側面の上部に設けられ、前記温冷蔵室の起動、及び、停止を行う第1スイッチと、前記第1スイッチの近傍に設けられ、第1スイッチの操作により前記温冷蔵室が起動された起動状態又は停止された停止状態を表示する第1表示手段と、前記第1側面に直交する第2側面に設けられ、前記車両本体の走行をコントロールするハンドル、及び、車両本体の走行を制動する制動手段と、を備えた温冷蔵室機能付配膳車において、前記第2側面の上部に、前記第1スイッチにより設定された前記温冷蔵室の起動状態又は停止状態を切り換える第2スイッチと、前記第2スイッチによって切り換えられた前記温冷蔵室の起動状態又は停止状態を前記第1表示手段と連動して表示する第2表示手段と、前記温冷蔵室に電源を供給する電源コネクタと、を配設したことを特徴とする。
請求項1に係る温冷蔵室機能付配膳車によれば、車両本体に設けられた温冷蔵室の扉を有する第1側面の上部には、温冷蔵室の起動、及び、停止を行う第1スイッチとその近傍に第1スイッチによる温冷蔵室の起動、及び、停止の状態を表示する第1表示手段とを設け、第1側面と直交すると共に車両本体の走行をコントロールするハンドル、及び、車両本体の走行を制動する制動手段を有する第2側面の上部に対して、第1スイッチにより設定された温冷蔵室の起動又は停止した状態を切り換える第2スイッチと、第2スイッチによって切り換えられた温冷蔵室の起動又は停止した状態を第1表示手段と連動して表示する第2表示手段と、温冷蔵室に電源を供給する電源コネクタを配設した。
これにより、ハンドルのある側面を手前にして並べた複数の温冷蔵室機能付配膳車に対し、車両本体の第1側面の上部に配設された第1スイッチとその近傍に配設された第1表示手段は、隣の温冷蔵室機能付配膳車に隠れて操作、及び、確認はできなくなるが、通路の確保できる第2側面の上部に配設された電源コネクタと第2スイッチ、及び、その近傍に配設された第2表示手段によって、外部から電源を供給しながら温冷蔵室の起動又は停止を行うと共にその状態を確認することができる。すなわち、温冷蔵室機能付配膳車の置き場の広さに左右されずに温冷蔵室を機能させることができる。
また、電源コネクタ、及び、第2スイッチを第2側面の上部に配設することにより、温冷蔵室機能付配膳車を所定の場所に移動した時に、ロックしてから直ちに電源コネクタと外部電源を接続して温冷運転ができるようになった。これにより、温冷蔵室機能付配膳車をロックしてから電源コネクタと外部電源を接続するために、車両本体の第1側面側に回って接続作業をする無駄な動作を無くすことができる。
また、温冷運転の状態を確認する時は、第1表示手段と第2表示手段は互いに連動していることにより、どこに居てもどちらかの表示手段を確認できるので、一つの表示手段を見るためにそこまで行かなければならないと言う、無駄な動きをする必要が無い。さらに、第1スイッチと第2スイッチはお互いの状態を切り換えできるので、温冷運転の状態を変更する場合は、身近なスイッチを操作することで状態を切り換えすることができることにより、一つのスイッチを操作するためにそこまで行かなければならないと言う、無駄な動きをする必要が無い。
また、温冷運転の状態を確認する時は、第1表示手段と第2表示手段は互いに連動していることにより、どこに居てもどちらかの表示手段を確認できるので、一つの表示手段を見るためにそこまで行かなければならないと言う、無駄な動きをする必要が無い。さらに、第1スイッチと第2スイッチはお互いの状態を切り換えできるので、温冷運転の状態を変更する場合は、身近なスイッチを操作することで状態を切り換えすることができることにより、一つのスイッチを操作するためにそこまで行かなければならないと言う、無駄な動きをする必要が無い。
以下、本発明を温冷蔵室機能付配膳車1に適用した一実施形態について、図1乃至図6を参照しつつ詳細に説明する。
ここで、図1は、本実施形態に係る温冷蔵室機能付配膳車の側面図、図2は、温冷蔵室機能付配膳車の内部構成を示す説明図、図3は、温冷蔵室機能付配膳車の制御ボックス近傍の説明図、図4は温冷蔵室機能付配膳車の底面図、図5は、温冷蔵室機能付配膳車の補助電動機能に関する制御ブロック図、図6は、温冷蔵室機能付配膳車の温冷蔵室機能に関する制御ブロック図である。
ここで、図1は、本実施形態に係る温冷蔵室機能付配膳車の側面図、図2は、温冷蔵室機能付配膳車の内部構成を示す説明図、図3は、温冷蔵室機能付配膳車の制御ボックス近傍の説明図、図4は温冷蔵室機能付配膳車の底面図、図5は、温冷蔵室機能付配膳車の補助電動機能に関する制御ブロック図、図6は、温冷蔵室機能付配膳車の温冷蔵室機能に関する制御ブロック図である。
図1乃至図4に示すように、温冷蔵室機能付配膳車1は、走行方向と交差する左右両側面(図3中、左右方向の各外側面)が開放された全体として矩形箱状をなす断熱構造の本体2を備えている。
又、本体2の上部には、本体2の大半を占める冷蔵室3、温蔵室4の温冷蔵室機能を制御する機械室5が形成されている。
更に、本体2の下部には、温冷蔵室機能付配膳車1の移動を可能にする部材と、移動の補助を行う電動補助部材と、制動を行う制動部材等が備えられている。そして、これ等を制御するために、温冷蔵室機能付配膳車1の走行方向側にあたる本体2の側面には、ハンドル6、ブレーキレバー7、制御ボックス8等が備えられている。
又、本体2の上部には、本体2の大半を占める冷蔵室3、温蔵室4の温冷蔵室機能を制御する機械室5が形成されている。
更に、本体2の下部には、温冷蔵室機能付配膳車1の移動を可能にする部材と、移動の補助を行う電動補助部材と、制動を行う制動部材等が備えられている。そして、これ等を制御するために、温冷蔵室機能付配膳車1の走行方向側にあたる本体2の側面には、ハンドル6、ブレーキレバー7、制御ボックス8等が備えられている。
先ず、図1、図3乃至図5に基づいて、温冷蔵室機能付配膳車1の移動を可能にする構成と、移動の補助を行う電動補助部材の構成と、制動を行う制動部材の構成、及び、それらの機能について説明する。
図4に示すように、本体2の底面には、走行方向側(図1中右側)の左右角部に、向きが自在に変更可能に構成された各自在輪9が夫々回動可能に配設されている。また、走行方向側の各自在輪9の間には、温冷蔵室機能付配膳車1の移動を制動するペダルロック10が配設されている。
更に、本体2の底面部には、走行方向後方の左右両側に、一対の駆動輪11(第1駆動輪12、第2駆動輪13)が回転可能に配設されている。ここで、温冷蔵室機能付配膳車1の走行方向右側に配設されている駆動輪11を第1駆動輪12といい、走行方向左側に配設されている駆動輪11を第2駆動輪13という。
これらの第1駆動輪12、第2駆動輪13には、駆動モータ14の駆動力が、ミッション部15(図4参照)を介して伝達されるので、当該駆動モータ14の駆動に伴って回転駆動する。この時、駆動モータ14とミッション部15は、クラッチ操作レバー16(図1参照)を有するクラッチ17(図4参照)によって伝達状態になっている。
そして、第1駆動輪12、第2駆動輪13には、夫々、第1ホイルブレーキ18、第2ホイルブレーキ19が配設されている(図4参照)。第1ホイルブレーキ18は、第1駆動輪12を制動する制動装置であり、第2ホイルブレーキ19は、第2駆動輪13を制動する制動装置である。
図4に示すように、本体2の底面には、走行方向側(図1中右側)の左右角部に、向きが自在に変更可能に構成された各自在輪9が夫々回動可能に配設されている。また、走行方向側の各自在輪9の間には、温冷蔵室機能付配膳車1の移動を制動するペダルロック10が配設されている。
更に、本体2の底面部には、走行方向後方の左右両側に、一対の駆動輪11(第1駆動輪12、第2駆動輪13)が回転可能に配設されている。ここで、温冷蔵室機能付配膳車1の走行方向右側に配設されている駆動輪11を第1駆動輪12といい、走行方向左側に配設されている駆動輪11を第2駆動輪13という。
これらの第1駆動輪12、第2駆動輪13には、駆動モータ14の駆動力が、ミッション部15(図4参照)を介して伝達されるので、当該駆動モータ14の駆動に伴って回転駆動する。この時、駆動モータ14とミッション部15は、クラッチ操作レバー16(図1参照)を有するクラッチ17(図4参照)によって伝達状態になっている。
そして、第1駆動輪12、第2駆動輪13には、夫々、第1ホイルブレーキ18、第2ホイルブレーキ19が配設されている(図4参照)。第1ホイルブレーキ18は、第1駆動輪12を制動する制動装置であり、第2ホイルブレーキ19は、第2駆動輪13を制動する制動装置である。
そして、温冷蔵室機能付配膳車1の走行方向側にあたる本体2の側面には、上述したように制御ボックス8が形成されている。この制御ボックス8には、温冷蔵室機能付配膳車1の補助電動機能に係る駆動源であるバッテリ20が収納されている(図3参照)。
又、図1に示すように、当該制御ボックス8には、上述したハンドル6が上下方向に回動自在に配設されている。従って、温冷蔵室機能付配膳車1を用いて配膳する場合、作業者は、当該ハンドル6を把持して、温冷蔵室機能付配膳車1の移動操作(例えば、前進、後進、右折、左折)を行う。
尚、当該ハンドル6には、ハンドル6の回動量を検知する可変抵抗器21(図5参照)が配設されており、当該可変抵抗器21の検知結果に応じて、温冷蔵室機能付配膳車1の走行方向、及び、速度調整がなされる。尚、このハンドル6の回動量に基づく走行方向、及び、速度調整に係る構成については、既に公知の構成であるため、詳細な説明は省略する。
又、図1に示すように、当該制御ボックス8には、上述したハンドル6が上下方向に回動自在に配設されている。従って、温冷蔵室機能付配膳車1を用いて配膳する場合、作業者は、当該ハンドル6を把持して、温冷蔵室機能付配膳車1の移動操作(例えば、前進、後進、右折、左折)を行う。
尚、当該ハンドル6には、ハンドル6の回動量を検知する可変抵抗器21(図5参照)が配設されており、当該可変抵抗器21の検知結果に応じて、温冷蔵室機能付配膳車1の走行方向、及び、速度調整がなされる。尚、このハンドル6の回動量に基づく走行方向、及び、速度調整に係る構成については、既に公知の構成であるため、詳細な説明は省略する。
又、制御ボックス8上部表面には、温冷蔵室機能付配膳車1の駆動系制御に関する操作を行う操作パネル22が配設されている。この操作パネル22には、駆動モータ14による補助電動機能のON・OFF状態を切り換える走行状態切換スイッチや、バッテリ20の残量を表示し、バッテリ用LED点灯回路23によって駆動されるバッテリ表示LED24等の各種操作手段、及び、報知手段が配設されている。
ここで、温冷蔵室機能付配膳車1の走行制御に関する構成について図1、図3、図4を参照しつつ詳細に説明する。
図1、図3に示すように、ハンドル6は、制御ボックス8を横方向に貫通するハンドル軸25を中心として上下方向に回動可能に取り付けられている。そして、ハンドル6は、コの字形に折り曲げられた円筒状部材であり、ハンドル軸25の両端に取り付けられる。
図1、図3に示すように、ハンドル6は、制御ボックス8を横方向に貫通するハンドル軸25を中心として上下方向に回動可能に取り付けられている。そして、ハンドル6は、コの字形に折り曲げられた円筒状部材であり、ハンドル軸25の両端に取り付けられる。
そして、ハンドル6には、上述したブレーキレバー7が取り付けられている(図3参照)。このブレーキレバー7には、制動用ブレーキワイヤ26が取り付けられている。図4に示すように、制動用ブレーキワイヤ26は、本体2の底面に配設された接続ボックス27内に配設されたワイヤ接続部材28の第2取付部29に接続されている。第2取付部29の両側には所定の位置に第1取付部30、及び、第3取付部31が設けられており、第1取付部30には、第1ブレーキワイヤ32の一方の端部が接続され、第3取付部31には、第2ブレーキワイヤ33の一方の端部が接続されている。そして、第1ブレーキワイヤ32の他方の端部は、第1ホイルブレーキ18に接続され、第2ブレーキワイヤ33の他方の端部は、第2ホイルブレーキ19に接続されている(図4参照)。前記ワイヤ接続部材28は、接続ボックス27内において上下方向(図4の上下方向)に移動可能に配設されている。これにより、制動用ブレーキワイヤ26が矢印A(図4参照)の方向に引かれると、第1ブレーキワイヤ32、及び、第2ブレーキワイヤ33も同時に矢印Aの方向に引かれる。つまり、当該ブレーキレバー7を操作することにより、第1駆動輪12、第2駆動輪13に対して同時に制動力を付与することができ、温冷蔵室機能付配膳車1の移動を停止させるために制動することができる。
次に、温冷蔵室機能付配膳車1の補助電動機能に関する制御系について、図5を参照しつつ詳細に説明する。
図5に示すように、温冷蔵室機能付配膳車1の補助電動機能の制御は、制御ボックス8内に配設されているコントロールユニット34により行われる。コントロールユニット34は、第1CPU35、第1ROM36、第1RAM37により構成されている。第1ROM36には、温冷蔵室機能付配膳車1の走行速度制御に関する走行速度制御、バッテリ表示LED24の表示制御等のプログラムや各種のデータ等、温冷蔵室機能付配膳車1の補助電動機能を制御するための各種制御プログラムやデータが記憶されている。第1CPU35は、第1ROM36に記憶されている制御プログラムを実行する演算処理装置である。第1CPU35が、第1ROM36に記憶されている制御プログラムを実行することにより、温冷蔵室機能付配膳車1の走行速度、バッテリ表示LED24の表示等が制御される。そして、第1RAM37は、第1CPU35による制御プログラムの演算結果が一次的に記憶される記憶手段である。
図5に示すように、温冷蔵室機能付配膳車1の補助電動機能の制御は、制御ボックス8内に配設されているコントロールユニット34により行われる。コントロールユニット34は、第1CPU35、第1ROM36、第1RAM37により構成されている。第1ROM36には、温冷蔵室機能付配膳車1の走行速度制御に関する走行速度制御、バッテリ表示LED24の表示制御等のプログラムや各種のデータ等、温冷蔵室機能付配膳車1の補助電動機能を制御するための各種制御プログラムやデータが記憶されている。第1CPU35は、第1ROM36に記憶されている制御プログラムを実行する演算処理装置である。第1CPU35が、第1ROM36に記憶されている制御プログラムを実行することにより、温冷蔵室機能付配膳車1の走行速度、バッテリ表示LED24の表示等が制御される。そして、第1RAM37は、第1CPU35による制御プログラムの演算結果が一次的に記憶される記憶手段である。
コントロールユニット34には、ハンドル6の回動量を抵抗値の変化に対応させる可変抵抗器21が接続されている。従って、当該ハンドル6に配設されている可変抵抗器21の値の変化データは、コントロールユニット34に送信される。そのため、温冷蔵室機能付配膳車1では、ハンドル6の回動操作による可変抵抗器21の値の変化データに基づいて、温冷蔵室機能付配膳車1の走行速度が制御される。
又、コントロールユニット34には、操作パネル22が接続されている。上述したように、操作パネル22には、駆動モータ14による補助電動機能のON・OFF状態を切り換える走行状態切換スイッチ等の操作手段が配設されているので、コントロールユニット34は、操作手段の操作に基づいて、補助電動機能に関する制御を行うことができる。
そして、コントロールユニット34には、温冷蔵室機能付配膳車1の補助電動機能に係る駆動源であるバッテリ20が接続されている。このバッテリ20は、コントロールユニット34を介して、駆動モータ14等の各種装置に電力を供給する。尚、このバッテリ20は、充電ユニット38により充電され、充電ユニット38は、電源コネクタ39を介して外部電源から電力の供給を受ける。
そして、コントロールユニット34には、温冷蔵室機能付配膳車1の補助電動機能に係る駆動源であるバッテリ20が接続されている。このバッテリ20は、コントロールユニット34を介して、駆動モータ14等の各種装置に電力を供給する。尚、このバッテリ20は、充電ユニット38により充電され、充電ユニット38は、電源コネクタ39を介して外部電源から電力の供給を受ける。
又、コントロールユニット34には、モータ駆動回路40を介して、駆動モータ14が接続されている。上述したように、この駆動モータ14には、夫々、第1駆動輪12、第2駆動輪13が接続されている。即ち、温冷蔵室機能付配膳車1では、駆動モータ14の駆動に基づいて、第1駆動輪12、第2駆動輪13が駆動することで、温冷蔵室機能付配膳車1の移動するための動力補助を行っている。
そして、モータ駆動回路40は、第1CPU35からの制御信号に基づいて、駆動モータ14の駆動制御する回路である。又、モータ駆動回路40には、エンコーダ41が配設されている。このエンコーダ41は、補助電動機能により移動するための動力補助を行っている温冷蔵室機能付配膳車1の現在の走行速度を検知し、当該検知結果をコントロールユニット34に送信する。これにより、温冷蔵室機能付配膳車1は、エンコーダ41で検知される現在の走行速度に基づいて、コントロールユニット34による走行速度制御を行うことができる。
そして、モータ駆動回路40は、第1CPU35からの制御信号に基づいて、駆動モータ14の駆動制御する回路である。又、モータ駆動回路40には、エンコーダ41が配設されている。このエンコーダ41は、補助電動機能により移動するための動力補助を行っている温冷蔵室機能付配膳車1の現在の走行速度を検知し、当該検知結果をコントロールユニット34に送信する。これにより、温冷蔵室機能付配膳車1は、エンコーダ41で検知される現在の走行速度に基づいて、コントロールユニット34による走行速度制御を行うことができる。
又、コントロールユニット34には、バッテリ用LED点灯回路23を介して、バッテリ表示LED24が接続されている。このバッテリ表示LED24は、複数LEDが一列に並んでおり、点灯しているLEDの数がバッテリ20の残量を表示している。例えば、全部のLEDが点灯している場合は、バッテリ20がフル充電されている状態を示し、全部のLEDが消灯している場合は、バッテリ20が空の状態を示している。これらの状態の検出は、第1CPU35がバッテリ20を監視することによって行われ、検出した状態を第1ROM36に記憶されている制御プログラムによって解析し、その結果がバッテリ用LED点灯回路23を介してバッテリ表示LED24に表示されている。
続いて、図1乃至図3、図6に基づいて、温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室の構成と、その機能と制御について説明する。
図2に示すように、当該本体2の内部には、食品が載置された食膳用トレーを収納可能な収納部42が形成されており、当該収納部42は、前後方向に4室に仕切られている。詳細に説明すれば、当該収納部42は、その中央部に配設された中間壁43により、第1収納室44と、第2収納室45に分画される。そして、第1収納室44、第2収納室45は、夫々、内部に配設された公知の断熱性の仕切壁46(特開2001−286347号公報等参照)によって、冷蔵室3、温蔵室4に分画される。即ち、第1収納室44は、第1冷蔵室47、第1温蔵室48に分画され、第2収納室45は、第2冷蔵室49、第2温蔵室50に分画される(図2参照)。
尚、仕切壁46は、複数の単位仕切壁を上下方向に積重して構成されているので、各単位仕切壁間に食膳用トレーを挿入することにより、複数の食膳用トレーを支持しつつ収納できる。
そして、本体2の開放面(即ち、収納部42に対する開口面)には、第1温蔵室48、第1冷蔵室47、第2冷蔵室49、第2温蔵室50の各室に対して、各室の内部が確認できる透明の扉51が設けられている(図1参照)。従って、当該扉51を開け閉めすることにより、収納部42の内部に食膳用トレーを出し入れできる。
図2に示すように、当該本体2の内部には、食品が載置された食膳用トレーを収納可能な収納部42が形成されており、当該収納部42は、前後方向に4室に仕切られている。詳細に説明すれば、当該収納部42は、その中央部に配設された中間壁43により、第1収納室44と、第2収納室45に分画される。そして、第1収納室44、第2収納室45は、夫々、内部に配設された公知の断熱性の仕切壁46(特開2001−286347号公報等参照)によって、冷蔵室3、温蔵室4に分画される。即ち、第1収納室44は、第1冷蔵室47、第1温蔵室48に分画され、第2収納室45は、第2冷蔵室49、第2温蔵室50に分画される(図2参照)。
尚、仕切壁46は、複数の単位仕切壁を上下方向に積重して構成されているので、各単位仕切壁間に食膳用トレーを挿入することにより、複数の食膳用トレーを支持しつつ収納できる。
そして、本体2の開放面(即ち、収納部42に対する開口面)には、第1温蔵室48、第1冷蔵室47、第2冷蔵室49、第2温蔵室50の各室に対して、各室の内部が確認できる透明の扉51が設けられている(図1参照)。従って、当該扉51を開け閉めすることにより、収納部42の内部に食膳用トレーを出し入れできる。
又、本体2の上部には、上述したように機械室5が形成されている。この機械室5の内部には、温冷蔵室機能付配膳車1の温度制御等に関する各種ユニットが配設されている。即ち、当該機械室5には、冷蔵室3を冷却する為の冷却ユニット52、暖気を第1温蔵室48内で循環させる第1送風ユニット53、及び、暖気を第2温蔵室50内で循環させる第2送風ユニット54等の各種ユニットが配設されている。
又、図1に示すように、機械室5の側面には、温度調整パネル55が配設されている。この温度調整パネル55には、冷蔵室3に対するON・OFF操作が行われる第1冷蔵運転スイッチ56、冷蔵室3に対する温度設定の操作が行われる冷蔵温度設定スイッチ57、温蔵室4に対するON・OFF操作が行われる第1温蔵運転スイッチ58、温蔵室4に対する温度設定の操作が行われる第1温蔵温度設定スイッチ59、第2温蔵温度設定スイッチ60等が配設されている。
そして、第1冷蔵運転スイッチ56の上部には、第1冷蔵運転スイッチ56による冷蔵室3の運転状態が表示される第1冷蔵運転ランプ61が配置され、第1温蔵運転スイッチ58の上部には、第1温蔵運転スイッチ58による温蔵室4の運転状態が表示される第1温蔵運転ランプ62が配置されている。
更に、冷蔵温度設定スイッチ57の上部には、冷蔵温度設定スイッチ57によって冷蔵室3に対して設定された温度表示、及び、冷蔵室3内部の温度を表示する冷蔵温度表示装置63が配置されている。又、第1温蔵温度設定スイッチ59の上部には、第1温蔵温度設定スイッチ59によって第1温蔵室48に対して設定された温度表示、及び、第1温蔵室48内部の温度を表示する第1温蔵温度表示装置64が配置され、第2温蔵温度設定スイッチ60の上部には、第2温蔵温度設定スイッチ60によって第2温蔵室50に対して設定された温度表示、及び、第2温蔵室50内部の温度を表示する第2温蔵温度表示装置65が配置されている。
そして、第1冷蔵運転スイッチ56の上部には、第1冷蔵運転スイッチ56による冷蔵室3の運転状態が表示される第1冷蔵運転ランプ61が配置され、第1温蔵運転スイッチ58の上部には、第1温蔵運転スイッチ58による温蔵室4の運転状態が表示される第1温蔵運転ランプ62が配置されている。
更に、冷蔵温度設定スイッチ57の上部には、冷蔵温度設定スイッチ57によって冷蔵室3に対して設定された温度表示、及び、冷蔵室3内部の温度を表示する冷蔵温度表示装置63が配置されている。又、第1温蔵温度設定スイッチ59の上部には、第1温蔵温度設定スイッチ59によって第1温蔵室48に対して設定された温度表示、及び、第1温蔵室48内部の温度を表示する第1温蔵温度表示装置64が配置され、第2温蔵温度設定スイッチ60の上部には、第2温蔵温度設定スイッチ60によって第2温蔵室50に対して設定された温度表示、及び、第2温蔵室50内部の温度を表示する第2温蔵温度表示装置65が配置されている。
更に、図2に示すように、機械室5の内部の中央には、冷却器室66が形成されている。この冷却器室66には、上述した冷却ユニット52が収納されている。当該冷却ユニット52は、冷却器67、冷気送風ファン68等で構成され、冷気を冷蔵室3の内部に供給するユニットである。
そして、冷却器室66の底面には、冷蔵室3と連通する冷蔵吸込口69、冷蔵吹出口70が開口されている(図2参照)。従って、温度調整パネル55を操作し、冷気送風ファン68を駆動することにより、冷蔵室3内の空気は、冷蔵吸込口69を介して吸い込まれ、冷蔵吹出口70から吹き出される。そして、冷蔵吹出口70から吹き出された空気は、冷気循環用のダクトとして機能する中間壁43を介して、冷蔵室3(第1冷蔵室47、第2冷蔵室49)に吹き出される(図2参照)。
そして、冷却器室66の底面には、冷蔵室3と連通する冷蔵吸込口69、冷蔵吹出口70が開口されている(図2参照)。従って、温度調整パネル55を操作し、冷気送風ファン68を駆動することにより、冷蔵室3内の空気は、冷蔵吸込口69を介して吸い込まれ、冷蔵吹出口70から吹き出される。そして、冷蔵吹出口70から吹き出された空気は、冷気循環用のダクトとして機能する中間壁43を介して、冷蔵室3(第1冷蔵室47、第2冷蔵室49)に吹き出される(図2参照)。
一方、機械室5の前側端部には、第1温蔵室48内の空気を循環させる第1送風ユニット53が配設され、後側端部には、第2温蔵室50内の空気を循環させる第2送風ユニット54が配設されている。
ここで、第1送風ユニット53近傍の機械室5の底面には、第1温蔵室48の天井面の略中央部に第1温蔵吸込口71が形成されている。この第1温蔵吸込口71は、第1温蔵室48と連通している。又、機械室5の底面には、第1温蔵吹出口72が、第1ダクト部73に対応する位置に形成されている(図2参照)。
当該第1ダクト部73は、第1収納部内壁面74と第1ヒータパネル75により構成されている。つまり、図2に示すように、第1ヒータパネル75は、第1収納部内壁面74と所定の間隔で離間して配設されており、この第1ヒータパネル75と第1収納部内壁面74の間の空間が第1ダクト部73である。
そして、第1ヒータパネル75は、第1ヒータパネル75を加熱するヒータと、第1温蔵室48と第1ダクト部73を連通する複数の貫通孔を備える板状のパネルである。当該第1ヒータパネル75は、第1収納部内壁面74を略覆う大きさであり、その上端部が収納部天井面76(第1温蔵吹出口72開口縁近傍)に当接するように配設されている。
ここで、第1送風ユニット53近傍の機械室5の底面には、第1温蔵室48の天井面の略中央部に第1温蔵吸込口71が形成されている。この第1温蔵吸込口71は、第1温蔵室48と連通している。又、機械室5の底面には、第1温蔵吹出口72が、第1ダクト部73に対応する位置に形成されている(図2参照)。
当該第1ダクト部73は、第1収納部内壁面74と第1ヒータパネル75により構成されている。つまり、図2に示すように、第1ヒータパネル75は、第1収納部内壁面74と所定の間隔で離間して配設されており、この第1ヒータパネル75と第1収納部内壁面74の間の空間が第1ダクト部73である。
そして、第1ヒータパネル75は、第1ヒータパネル75を加熱するヒータと、第1温蔵室48と第1ダクト部73を連通する複数の貫通孔を備える板状のパネルである。当該第1ヒータパネル75は、第1収納部内壁面74を略覆う大きさであり、その上端部が収納部天井面76(第1温蔵吹出口72開口縁近傍)に当接するように配設されている。
同様に、第2送風ユニット54近傍の機械室5の底面には、第2温蔵室50の天井面の略中央部に第2温蔵吸込口77が形成されている。この第2温蔵吸込口77は、第2温蔵室50と連通している。又、機械室5の底面には、第2温蔵噴出口78が、第2ダクト部79に対応する位置に形成されている(図2参照)。
当該第2ダクト部79は、第2収納部内壁面80と第2ヒータパネル81により構成されている。つまり、図2に示すように、第2ヒータパネル81は、第2収納部内壁面80と所定の間隔で離間して配設されており、この第2ヒータパネル81と第2収納部内壁面80の間の空間が第2ダクト部79である。
そして、第2ヒータパネル81は、第2ヒータパネル81を加熱するヒータと、第2温蔵室50と第2ダクト部79を連通する複数の貫通孔を備える板状のパネルである。当該第2ヒータパネル81は、第2収納部内壁面80を略覆う大きさであり、その上端部が収納部天井面76(第2温蔵噴出口78開口縁近傍)に当接するように配設されている。
当該第2ダクト部79は、第2収納部内壁面80と第2ヒータパネル81により構成されている。つまり、図2に示すように、第2ヒータパネル81は、第2収納部内壁面80と所定の間隔で離間して配設されており、この第2ヒータパネル81と第2収納部内壁面80の間の空間が第2ダクト部79である。
そして、第2ヒータパネル81は、第2ヒータパネル81を加熱するヒータと、第2温蔵室50と第2ダクト部79を連通する複数の貫通孔を備える板状のパネルである。当該第2ヒータパネル81は、第2収納部内壁面80を略覆う大きさであり、その上端部が収納部天井面76(第2温蔵噴出口78開口縁近傍)に当接するように配設されている。
更に、図3に示すように、走行方向のハンドル6が設けられた側の機械室5の側面には、スイッチパネル82が配設されている。このスイッチパネル82には、第1冷蔵運転スイッチ56の状態を変更可能な第2冷蔵運転スイッチ83、及び、第1温蔵運転スイッチ58の状態を変更可能な第2温蔵運転スイッチ84が配設されている。
そして、第2冷蔵運転スイッチ83の上部には、第2冷蔵運転スイッチ83によって冷蔵室3の運転状態が変更されると第1冷蔵運転ランプ61と連動して変更された運転状態を表示する第2冷蔵運転ランプ85が配置され、第2温蔵運転スイッチ84の上部には、第2温蔵運転スイッチ84によって温蔵室4の運転状態が変更されると第1温蔵運転ランプ62と連動して変更された運転状態を表示する第2温蔵運転ランプ86が配置されている。これにより、直行する2つの異なる側面の一方の側面に、第1冷蔵運転スイッチ56、第1温蔵運転スイッチ58、第1冷蔵運転ランプ61、第1温蔵運転ランプ62、他方の側面に第2冷蔵運転スイッチ83、第2温蔵運転スイッチ84、第2冷蔵運転ランプ85、第2温蔵運転ランプ86を配置することにより、どこからでも温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室の起動又は停止の状態が確認でき、冷蔵室機能付配膳車1を温冷蔵室機能付配膳車1の置き場にどのように置いても、又、温冷蔵室機能付配膳車1の置き場の広さにも左右されずに温冷蔵室を機能させることができる。
そして、第2冷蔵運転スイッチ83の上部には、第2冷蔵運転スイッチ83によって冷蔵室3の運転状態が変更されると第1冷蔵運転ランプ61と連動して変更された運転状態を表示する第2冷蔵運転ランプ85が配置され、第2温蔵運転スイッチ84の上部には、第2温蔵運転スイッチ84によって温蔵室4の運転状態が変更されると第1温蔵運転ランプ62と連動して変更された運転状態を表示する第2温蔵運転ランプ86が配置されている。これにより、直行する2つの異なる側面の一方の側面に、第1冷蔵運転スイッチ56、第1温蔵運転スイッチ58、第1冷蔵運転ランプ61、第1温蔵運転ランプ62、他方の側面に第2冷蔵運転スイッチ83、第2温蔵運転スイッチ84、第2冷蔵運転ランプ85、第2温蔵運転ランプ86を配置することにより、どこからでも温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室の起動又は停止の状態が確認でき、冷蔵室機能付配膳車1を温冷蔵室機能付配膳車1の置き場にどのように置いても、又、温冷蔵室機能付配膳車1の置き場の広さにも左右されずに温冷蔵室を機能させることができる。
又、図3に示すように、走行方向のハンドル6が設けられた側の機械室5の側面には、外部電源を取込む電源コネクタ39(図3中、上部左側端部)が配設されている。この電源コネクタ39より取込まれた外部電源が、スイッチングレギュレータ87によって平滑され、温冷蔵室機能の電源となる。これにより、作業者がハンドル6を操作して温冷蔵室機能付配膳車1を所定の場所に移動した時に、ロックしてから温冷蔵室機能付配膳車1の周囲を移動すること無く、直ちに手元にある電源コネクタ39と外部電源を接続して温冷運転ができるようになっている。
尚、本実施形態においては、スイッチングレギュレータ87の出力電圧はDC5Vに設定されている。
尚、本実施形態においては、スイッチングレギュレータ87の出力電圧はDC5Vに設定されている。
次に、温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室機能に関する制御系について、図6を参照しつつ詳細に説明する。
図6に示すように、温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室機能の制御は、プログラマブルコントローラ88により行われる。プログラマブルコントローラ88は、第2CPU89、第2ROM90、第2RAM91により構成されている。第2ROM90には、温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室の温度維持を行う温冷蔵室制御、温冷蔵室に対する温度設定制御、及び、温冷蔵室内の温度表示を行う温度表示制御等のプログラムや各種のデータ等、温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室機能を制御するための各種制御プログラムやデータが記憶されている。第2CPU89は、第2ROM90に記憶されている制御プログラムを実行する演算処理装置である。第2CPU89が、第2ROM90に記憶されている制御プログラムを実行することにより、温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室の温度維持に関する温冷蔵室制御、温冷蔵室に対する温度設定制御、及び、温冷蔵室内の温度表示を行う温度表示制御等が制御される。そして、第2RAM91は、第2CPU89による制御プログラムの演算結果が一次的に記憶される記憶手段である。
図6に示すように、温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室機能の制御は、プログラマブルコントローラ88により行われる。プログラマブルコントローラ88は、第2CPU89、第2ROM90、第2RAM91により構成されている。第2ROM90には、温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室の温度維持を行う温冷蔵室制御、温冷蔵室に対する温度設定制御、及び、温冷蔵室内の温度表示を行う温度表示制御等のプログラムや各種のデータ等、温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室機能を制御するための各種制御プログラムやデータが記憶されている。第2CPU89は、第2ROM90に記憶されている制御プログラムを実行する演算処理装置である。第2CPU89が、第2ROM90に記憶されている制御プログラムを実行することにより、温冷蔵室機能付配膳車1の温冷蔵室の温度維持に関する温冷蔵室制御、温冷蔵室に対する温度設定制御、及び、温冷蔵室内の温度表示を行う温度表示制御等が制御される。そして、第2RAM91は、第2CPU89による制御プログラムの演算結果が一次的に記憶される記憶手段である。
プログラマブルコントローラ88には、温冷蔵室の温度設定を行うスイッチとして、温度調整パネル55に配設された冷蔵温度設定スイッチ57と第1温蔵温度設定スイッチ59、及び、第2温蔵温度設定スイッチ60が夫々接続されている。尚、これらの温度設定スイッチは、夫々3つのボタンで構成され、左から温度設定指示ボタン、温度上方設定ボタン、温度下方設定ボタンの順に配置されている。
更に、プログラマブルコントローラ88には、これらのスイッチによって温冷蔵室の温度設定を行う時に、その設定温度を表示する表示装置として、温度調整パネル55に配設された冷蔵温度表示装置63と第1温蔵温度表示装置64、及び、第2温蔵温度表示装置65が夫々接続されている。尚、これらのプログラマブルコントローラ88に接続された表示装置は、温冷蔵室内の実際の温度を表示する際にも使用される。
更に、プログラマブルコントローラ88には、これらのスイッチによって温冷蔵室の温度設定を行う時に、その設定温度を表示する表示装置として、温度調整パネル55に配設された冷蔵温度表示装置63と第1温蔵温度表示装置64、及び、第2温蔵温度表示装置65が夫々接続されている。尚、これらのプログラマブルコントローラ88に接続された表示装置は、温冷蔵室内の実際の温度を表示する際にも使用される。
又、プログラマブルコントローラ88には、温冷蔵室の温度測定を行うセンサとして、冷蔵室3に付設された冷蔵室サーミスタ92と、第1温蔵室48に付設された第1温蔵室サーミスタ93、及び、第2温蔵室50に付設された第2温蔵室サーミスタ94が夫々接続されている。これらのセンサ(サーミスタ)によって測定された温度は、第2CPU89によって夫々の上述の表示装置に表示される。
又、プログラマブルコントローラ88には、第1温蔵室48の熱源としての第1ヒータパネル75を制御する第1ヒータパネル制御部95が接続されると共に、第2温蔵室50の熱源としての第2ヒータパネル81を制御する第2ヒータパネル制御部96が接続されている。更に、プログラマブルコントローラ88には、第1温蔵室48内に第1ヒータパネル75の熱を循環させるための第1送風ユニット53を制御する第1送風ユニット制御部97が接続されると共に、第2温蔵室50内に第2ヒータパネル81の熱を循環させるための第2送風ユニット54を制御する第2送風ユニット制御部98が接続されている。
又、プログラマブルコントローラ88には、冷蔵室3を冷却するための冷却ユニット52を制御する冷却ユニット制御部99が接続されている。更に、プログラマブルコントローラ88には、冷却ユニット52によって発生した冷気を冷蔵室3内に循環させるための冷気送風ファン68を制御する冷気送風ファン制御部100が接続されている。
尚、本実施形態においては、第1ヒータパネル75、第2ヒータパネル81、第1送風ユニット53、第2送風ユニット54、冷却ユニット52、冷気送風ファン68は、電源コネクタ39から、夫々200Vの電力が供給されている。
又、上述の制御部95乃至制御部100は、リレーによって構成されている。
又、プログラマブルコントローラ88には、冷蔵室3を冷却するための冷却ユニット52を制御する冷却ユニット制御部99が接続されている。更に、プログラマブルコントローラ88には、冷却ユニット52によって発生した冷気を冷蔵室3内に循環させるための冷気送風ファン68を制御する冷気送風ファン制御部100が接続されている。
尚、本実施形態においては、第1ヒータパネル75、第2ヒータパネル81、第1送風ユニット53、第2送風ユニット54、冷却ユニット52、冷気送風ファン68は、電源コネクタ39から、夫々200Vの電力が供給されている。
又、上述の制御部95乃至制御部100は、リレーによって構成されている。
又、プログラマブルコントローラ88には、冷蔵室3の運転を起動する一方のスイッチとして、温度調整パネル55に配設された1回路2接点(単極双投)のロッカースイッチである第1冷蔵運転スイッチ56の回路の一方が接続されている。又、プログラマブルコントローラ88には、冷蔵室3の運転を起動する他方のスイッチとして、スイッチパネル82に配設された1回路2接点(単極双投)のロッカースイッチである第2冷蔵運転スイッチ83の回路の一方が接続されている。そして、第1冷蔵運転スイッチ56の回路の他方と第2冷蔵運転スイッチ83の回路の他方は直列に接続されている。更に、プログラマブルコントローラ88には、これらのスイッチによって冷蔵室3の運転が起動されたか否かを表示する表示装置として、温度調整パネル55に配設された第1冷蔵運転ランプ61とスイッチパネル82に配設された第2冷蔵運転ランプ85が夫々並列に接続されている。そのため、第1冷蔵運転ランプ61と第2冷蔵運転ランプ85は互いに連動している。
同様に、プログラマブルコントローラ88には、温蔵室4の運転を起動する一方のスイッチとして、温度調整パネル55に配設された1回路2接点(単極双投)のロッカースイッチである第1温蔵運転スイッチ58の回路の一方が接続されている。又、プログラマブルコントローラ88には、温蔵室4の運転を起動する他方のスイッチとして、スイッチパネル82に配設された1回路2接点(単極双投)のロッカースイッチである第2温蔵運転スイッチ84の回路の一方が接続されている。そして、第1温蔵運転スイッチ58の回路の他方と第2温蔵運転スイッチ84の回路の他方は直列に接続されている。更に、プログラマブルコントローラ88には、これらのスイッチによって温蔵室4の運転が起動されたか否かを表示する表示装置として、温度調整パネル55に配設された第1温蔵運転ランプ62とスイッチパネル82に配設された第2温蔵運転ランプ86が夫々並列に接続されている。そのため、第1温蔵運転ランプ62と第2温蔵運転ランプ86は互いに連動している。
ここで、第1冷蔵運転スイッチ56と第2冷蔵運転スイッチ83の関連動作、及び、第1温蔵運転スイッチ58と第2温蔵運転スイッチ84の関連動作の説明をする。
これらのスイッチは、上述したように、1回路2接点(単極双投)のロッカースイッチである。
第1冷蔵運転スイッチ56と第2冷蔵運転スイッチ83においては、図6に示すように、第1冷蔵運転スイッチ56のaは、スイッチ片を有するコモン端子であり、b、cは接点端子である。又、第2冷蔵運転スイッチ83のfは、スイッチ片を有するコモン端子であり、d、eは接点端子である。そして、コモン端子a、及び、fは、プログラマブルコントローラ88に接続されている。又、第1冷蔵運転スイッチ56と第2冷蔵運転スイッチ83が直列に接続されるように、接点端子bとdが接続され、接点端子cとeが接続されている。
これらのスイッチは、上述したように、1回路2接点(単極双投)のロッカースイッチである。
第1冷蔵運転スイッチ56と第2冷蔵運転スイッチ83においては、図6に示すように、第1冷蔵運転スイッチ56のaは、スイッチ片を有するコモン端子であり、b、cは接点端子である。又、第2冷蔵運転スイッチ83のfは、スイッチ片を有するコモン端子であり、d、eは接点端子である。そして、コモン端子a、及び、fは、プログラマブルコントローラ88に接続されている。又、第1冷蔵運転スイッチ56と第2冷蔵運転スイッチ83が直列に接続されるように、接点端子bとdが接続され、接点端子cとeが接続されている。
又、第1温蔵運転スイッチ58と第2温蔵運転スイッチ84においては、図6に示すように、第1温蔵運転スイッチ58のgは、スイッチ片を有するコモン端子であり、h、jは接点端子である。又、第2温蔵運転スイッチ84のnは、スイッチ片を有するコモン端子であり、k、mは接点端子である。そして、コモン端子g、及び、nは、プログラマブルコントローラ88に接続されている。又、第1温蔵運転スイッチ58と第2温蔵運転スイッチ84が直列に接続されるように、接点端子hとkが接続され、接点端子jとmが接続されている。
図6に示す状態は、第1冷蔵運転スイッチ56と第2冷蔵運転スイッチ83においては、第1冷蔵運転スイッチ56のスイッチ片が接点端子b側にあり、第2冷蔵運転スイッチ83のスイッチ片が接点端子e側にあるので冷蔵室3の運転が起動されていない状態を示している。この状態から冷蔵室3の運転を起動するためには、第1冷蔵運転スイッチ56のスイッチ片を接点端子c側にするか、又は、第2冷蔵運転スイッチ83のスイッチ片を接点端子d側にすればよい。そして、運転を停止するためには上述の逆の行程を行う。
又、第1温蔵運転スイッチ58と第2温蔵運転スイッチ84においては、第1温蔵運転スイッチ58のスイッチ片が接点端子h側にあり、第2温蔵運転スイッチ84のスイッチ片が接点端子m側にあるので温蔵室4の運転が起動されていない状態を示している。この状態から冷蔵室3の運転を起動するためには、第1温蔵運転スイッチ58のスイッチ片を接点端子j側にするか、又は、第2温蔵運転スイッチ84のスイッチ片を接点端子k側にすればよい。そして、運転を停止するためには上述の逆の行程を行う。
これらの事柄は、どちらのスイッチを操作しても冷蔵室3、又は、温蔵室4の以前の状態を変更することができることを示している。即ち、2つのスイッチを異なる側面に配設することにより、作業者が配膳作業を行う側面、又は、ハンドル6を使用して移動作業を行う側面の何れからでも冷蔵室3、又は、温蔵室4の状態を変更することができることになり、スイッチ操作をするために、どちらかの側面に移動するような無駄な動きを無くすことができる。そして、これらのスイッチの状態は、第1冷蔵運転ランプ61、第2冷蔵運転ランプ85、第1温蔵運転ランプ62、第2温蔵運転ランプ86に表示されるので、作業者は迷う事無く所望する状態にスイッチ操作を行うことができる。
続いて、このように構成された冷蔵室3、及び、温蔵室4の運転動作について説明する。
先ず、冷蔵室3の運転動作から説明する。第1冷蔵運転スイッチ56、又は、第2冷蔵運転スイッチ83のスイッチの何れかを操作することにより、冷蔵室3が起動し、プログラマブルコントローラ88の第2CPU89が第1冷蔵運転ランプ61、第2冷蔵運転ランプ85を点灯する。
そして、冷蔵室3の起動時には、先回設定された温度がプログラマブルコントローラ88の第2RAM91に記憶されているので、その設定温度が第2CPU89によって第2RAM91から読み出され、冷蔵温度表示装置63に表示される。その表示されたそのままの温度設定でよければ、所定時間後に冷蔵運転を開始する。
先ず、冷蔵室3の運転動作から説明する。第1冷蔵運転スイッチ56、又は、第2冷蔵運転スイッチ83のスイッチの何れかを操作することにより、冷蔵室3が起動し、プログラマブルコントローラ88の第2CPU89が第1冷蔵運転ランプ61、第2冷蔵運転ランプ85を点灯する。
そして、冷蔵室3の起動時には、先回設定された温度がプログラマブルコントローラ88の第2RAM91に記憶されているので、その設定温度が第2CPU89によって第2RAM91から読み出され、冷蔵温度表示装置63に表示される。その表示されたそのままの温度設定でよければ、所定時間後に冷蔵運転を開始する。
即ち、第2CPU89が冷蔵室3に付設された冷蔵室サーミスタ92の温度検出データに基づいて冷却ユニット52の駆動を指示することで、冷蔵室3内の空気を冷却する。更に、上述のサーミスタの温度検出データに基づいて、第2CPU89が冷気送風ファン68の運転を制御することにより、中間壁43を介して、冷却された空気を循環させることができるので、第1冷蔵室47、第2冷蔵室49に収納された食品を5〜15℃の範囲内で設定された温度を中心温度として冷蔵することができる。
同時に、所定時間後に冷蔵運転が開始されると、第2CPU89は、第1冷蔵室47に付設された冷蔵室サーミスタ92と、第2冷蔵室49に付設された第2冷蔵室サーミスタ93によって室内温度を測定し、その結果を冷蔵温度表示装置63に表示する。
同時に、所定時間後に冷蔵運転が開始されると、第2CPU89は、第1冷蔵室47に付設された冷蔵室サーミスタ92と、第2冷蔵室49に付設された第2冷蔵室サーミスタ93によって室内温度を測定し、その結果を冷蔵温度表示装置63に表示する。
又、設定温度を変更する場合は、冷蔵温度設定スイッチ57を使用する。作業者が冷蔵温度設定スイッチ57の温度設定指示ボタンを押すと、第2CPU89は、現在設定されている設定温度を第2RAM91から読み出して、冷蔵温度表示装置63に表示する。作業者は、冷蔵温度表示装置63に表示された温度表示を見ながら、冷蔵温度設定スイッチ57の温度上方設定ボタン、又は、温度下方設定ボタンを操作して所望する温度に設定する。この時、第2CPU89は、設定ボタンが1回押されるごとに1℃変化するようにプログラムされ、その都度、第2RAM91にデータが書き込まれると共に、冷蔵温度表示装置63に表示する。そして、最終データが第2RAM91に書き込まれてから所定時間経過後、第2CPU89は、この最終データが設定温度と判断して冷蔵運転を開始する。その後の行程は、上述した行程と同じであるので、その説明を省略する。
所定時間後に冷蔵運転が開始されると、第2CPU89は、第1冷蔵室47に付設された冷蔵室サーミスタ92と、第2冷蔵室49に付設された第2冷蔵室サーミスタ93によって室内温度を測定し、その結果を冷蔵温度表示装置63に表示する。
所定時間後に冷蔵運転が開始されると、第2CPU89は、第1冷蔵室47に付設された冷蔵室サーミスタ92と、第2冷蔵室49に付設された第2冷蔵室サーミスタ93によって室内温度を測定し、その結果を冷蔵温度表示装置63に表示する。
次に、温蔵室4の運転動作を説明する。第1温蔵運転スイッチ58、又は、第2温蔵運転スイッチ84のスイッチの何れかを操作することにより、第1温蔵室48、第2温蔵室50が起動し、プログラマブルコントローラ88の第2CPU89が第1温蔵運転ランプ62、第2温蔵運転ランプ86を点灯する。第1温蔵室48、第2温蔵室50の起動時には、先回設定された温度がプログラマブルコントローラ88の第2RAM91に記憶されているので、その設定温度が第2CPU89によって第2RAM91から読み出され、第1温蔵温度表示装置64、第2温蔵温度表示装置65に表示される。表示されたそのままの温度設定でよければ、所定時間後に温蔵運転を開始する。
つまり、第2CPU89が第1温蔵室48に付設される第1送風ユニット53、及び、第2温蔵室50に付設される第2送風ユニット54の駆動を指示することで、第1温蔵室48、第2温蔵室50内の空気を循環させることができる。即ち、第1温蔵室48では、第2CPU89が第1温蔵室48に付設されている第1温蔵室サーミスタ93の温度検出データに基づいて、第1温蔵室48に付設される第1送風ユニット53の駆動を指示する。そのため、第1温蔵室48内の空気は、第1温蔵吸込口71から吸い込まれ、第1温蔵吹出口72、第1ダクト部73、及び、上述の第1温蔵室48と第1ダクト部73を連通する複数の貫通孔を介して、再度、第1温蔵室48内へ吹き出すことができる。この時、第1温蔵室48内の空気は、第1ダクト部73を通過する際に、第2CPU89が第1温蔵室48に付設されている第1温蔵室サーミスタ93の温度検出データに基づいて制御している第1ヒータパネル75によって温められる。従って、第1ヒータパネル75で温められた第1温蔵室48内の空気を循環させることで、第1温蔵室48内を均一に温めることができる。即ち、第1温蔵室48内に収納された食品を40〜80℃の範囲内で設定された温度を中心温度として温蔵することができる。
同様に、第2温蔵室50では、第2CPU89が第2温蔵室50に付設されている第2温蔵室サーミスタ94の温度検出データに基づいて、第2温蔵室50に付設される第2送風ユニット54の駆動を指示することで、第2温蔵室50内の空気は、第2温蔵吸込口77から吸い込まれ、第2温蔵噴出口78、第2ダクト部79、及び、上述の第2温蔵室50と第2ダクト部79を連通する複数の貫通孔を介して、再度、第2温蔵室50内へ吹き出すことができる。この時、第2温蔵室50内の空気は、第2ダクト部79を通過する際に、第2CPU89が第2温蔵室50に付設されている第2温蔵室サーミスタ94の温度検出データに基づいて制御している第2ヒータパネル81によって温められる。従って、第2ヒータパネル81で温められた第2温蔵室50内の空気を循環させることで、第2温蔵室50内を均一に温めることができる。即ち、第2温蔵室50内に収納された食品を40〜80℃の範囲内で設定された温度を中心温度として温蔵することができる。
同時に、所定時間後に温蔵運転が開始されると、第2CPU89は、第1温蔵室48に付設された第1温蔵室サーミスタ93によって室内温度を測定し、その結果を第1温蔵温度表示装置64に表示する。又、第2CPU89は、第2温蔵室50に付設された第2温蔵室サーミスタ94によって室内温度を測定し、その結果を第2温蔵温度表示装置65に表示する。
同時に、所定時間後に温蔵運転が開始されると、第2CPU89は、第1温蔵室48に付設された第1温蔵室サーミスタ93によって室内温度を測定し、その結果を第1温蔵温度表示装置64に表示する。又、第2CPU89は、第2温蔵室50に付設された第2温蔵室サーミスタ94によって室内温度を測定し、その結果を第2温蔵温度表示装置65に表示する。
又、第1温蔵室48の設定温度を変更する場合は、第1温蔵温度設定スイッチ59を使用する。作業者が第1温蔵温度設定スイッチ59の温度設定指示ボタンを押すと、第2CPU89は、現在設定されている設定温度を第2RAM91から読み出して、第1温蔵温度表示装置64に表示する。作業者は、第1温蔵温度表示装置64に表示された温度表示を見ながら、第1温蔵温度設定スイッチ59の温度上方設定ボタン、又は、温度下方設定ボタンを操作して所望する温度に設定する。この時、第2CPU89は、設定ボタンが1回押されるごとに1℃変化するようにプログラムされ、その都度、第2RAM91にデータが書き込まれると共に、第1温蔵温度表示装置64に表示する。そして、最終データが第2RAM91に書き込まれてから所定時間経過後、第2CPU89は、この最終データが設定温度と判断して温蔵運転を開始する。その後の行程は、上述した行程と同じであるので、その説明を省略する。
所定時間後に温蔵運転が開始されると、第2CPU89は、第1温蔵室48に付設された第1温蔵室サーミスタ93によって室内温度を測定し、その結果を第1温蔵温度表示装置64に表示する。
所定時間後に温蔵運転が開始されると、第2CPU89は、第1温蔵室48に付設された第1温蔵室サーミスタ93によって室内温度を測定し、その結果を第1温蔵温度表示装置64に表示する。
更に、第2温蔵室50の設定温度を変更する場合は、第2温蔵温度設定スイッチ60を使用する。作業者が第2温蔵温度設定スイッチ60の温度設定指示ボタンを押すと、第2CPU89は、現在設定されている設定温度を第2RAM91から読み出して、第2温蔵温度表示装置65に表示する。作業者は、第2温蔵温度表示装置65に表示された温度表示を見ながら、第2温蔵温度設定スイッチ60の温度上方設定ボタン、又は、温度下方設定ボタンを操作して所望する温度に設定する。この時、第2CPU89は、設定ボタンが1回押されるごとに1℃変化するようにプログラムされ、その都度、第2RAM91にデータが書き込まれると共に、第2温蔵温度表示装置65に表示する。そして、最終データが第2RAM91に書き込まれてから所定時間経過後、第2CPU89は、この最終データが設定温度と判断して温蔵運転を開始する。その後の行程は、上述した行程と同じであるので、その説明を省略する。
所定時間後に温蔵運転が開始されると、第2CPU89は、第2温蔵室50に付設された第1温蔵室サーミスタ93によって室内温度を測定し、その結果を第1温蔵温度表示装置64に表示する。
所定時間後に温蔵運転が開始されると、第2CPU89は、第2温蔵室50に付設された第1温蔵室サーミスタ93によって室内温度を測定し、その結果を第1温蔵温度表示装置64に表示する。
以上説明したように、本実施形態に係る温冷蔵室機能付配膳車1によれば、本体2に設けられた冷蔵室3、温蔵室4の扉51を有する側面を第1側面とすると、第1側面の上部には、冷蔵室3、温蔵室4の起動、及び、停止を行う第1冷蔵運転スイッチ56、第1温蔵運転スイッチ58とその近傍に第1冷蔵運転スイッチ56、第1温蔵運転スイッチ58による冷蔵室3、温蔵室4の起動、及び、停止の状態を表示する第1冷蔵運転ランプ61、第1温蔵運転ランプ62とを設け、第1側面と直交すると共に本体2の走行をコントロールするハンドル6、及び、本体2の走行を制動する制御ボックス8を有する側面を第2側面とすると、その第2側面の上部に対して、第1冷蔵運転スイッチ56、第1温蔵運転スイッチ58により設定された冷蔵室3、温蔵室4の起動又は停止した状態を切り換える第2冷蔵運転スイッチ83、第2温蔵運転スイッチ84と、第2冷蔵運転スイッチ83、第2温蔵運転スイッチ84によって切り換えられた冷蔵室3、温蔵室4の起動又は停止した状態を第1冷蔵運転ランプ61、第1温蔵運転ランプ62と連動して表示する第2冷蔵運転ランプ85、第2温蔵運転ランプ86と、冷蔵室3、温蔵室4に電源を供給する電源コネクタ39を配設した。
これにより、ハンドル6のある第2側面を手前にして並べた複数の温冷蔵室機能付配膳車1に対し、本体2の第1側面の上部に配設された第1冷蔵運転スイッチ56、第1温蔵運転スイッチ58とその近傍に配設された第1冷蔵運転ランプ61、第1温蔵運転ランプ62は、隣の温冷蔵室機能付配膳車1に隠れて操作、及び、確認はできなくなるが、通路の確保できる第2側面の上部に配設された電源コネクタ39と第2冷蔵運転スイッチ83、第2温蔵運転スイッチ84、及び、その近傍に配設された第2冷蔵運転ランプ85、第2温蔵運転ランプ86によって、外部から電源を供給しながら冷蔵室3、温蔵室4の起動又は停止を行うと共にその状態を確認することができる。すなわち、温冷蔵室機能付配膳車1の置き場の広さに左右されずに冷蔵室3、温蔵室4を機能させることができる。
また、電源コネクタ39、及び、第2冷蔵運転スイッチ83、第2温蔵運転スイッチ84をハンドル6のある第2側面の上部に配設することにより、温冷蔵室機能付配膳車1を所定の場所に移動した時に、ロックしてから直ちに電源コネクタ39と外部電源を接続して温冷運転ができるようになった。これにより、温冷蔵室機能付配膳車1をロックしてから電源コネクタ39と外部電源を接続するために、本体2の扉51を有する第1側面側に回って接続作業をする無駄な動作を無くすことができる。また、狭い配膳車置き場に温冷蔵室機能付配膳車1を並列に置いた時に、配膳車同士の間隔が取れないために、電源コネクタ39と外部電源が接続できないという事態の発生を回避できる。
また、温冷運転の状態を見る時に第1冷蔵運転ランプ61と第2冷蔵運転ランプ85、第1温蔵運転ランプ62と第2温蔵運転ランプ86は互いに連動しているので、どこに居ても表示を見ることができる。更に、第1冷蔵運転スイッチ56と第2冷蔵運転スイッチ83、第1温蔵運転スイッチ58と第2温蔵運転スイッチ84はお互いの状態を変更できる。そのため、温冷運転の状態を変更する場合は、身近なスイッチを操作することによって状態を変更することができるので、無駄な動きをする必要が無い。
また、温冷運転の状態を見る時に第1冷蔵運転ランプ61と第2冷蔵運転ランプ85、第1温蔵運転ランプ62と第2温蔵運転ランプ86は互いに連動しているので、どこに居ても表示を見ることができる。更に、第1冷蔵運転スイッチ56と第2冷蔵運転スイッチ83、第1温蔵運転スイッチ58と第2温蔵運転スイッチ84はお互いの状態を変更できる。そのため、温冷運転の状態を変更する場合は、身近なスイッチを操作することによって状態を変更することができるので、無駄な動きをする必要が無い。
尚、本発明はこのような実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
1 温冷蔵室機能付配膳車
2 本体
3 冷蔵室
4 温蔵室
6 ハンドル
8 制御ボックス
39 電源コネクタ
51 扉
56 第1冷蔵運転スイッチ
58 第1温蔵運転スイッチ
61 第1冷蔵運転ランプ
62 第1温蔵運転ランプ
83 第2冷蔵運転スイッチ
84 第2温蔵運転スイッチ
85 第2冷蔵運転ランプ
86 第2温蔵運転ランプ
2 本体
3 冷蔵室
4 温蔵室
6 ハンドル
8 制御ボックス
39 電源コネクタ
51 扉
56 第1冷蔵運転スイッチ
58 第1温蔵運転スイッチ
61 第1冷蔵運転ランプ
62 第1温蔵運転ランプ
83 第2冷蔵運転スイッチ
84 第2温蔵運転スイッチ
85 第2冷蔵運転ランプ
86 第2温蔵運転ランプ
Claims (1)
- 車両本体に設けられた温冷蔵室と、
前記車両本体の第1側面に配設され、前記温冷蔵室の開閉を行う扉と、
前記第1側面の上部に設けられ、前記温冷蔵室の起動、及び、停止を行う第1スイッチと、
前記第1スイッチの近傍に設けられ、第1スイッチの操作により前記温冷蔵室が起動された起動状態又は停止された停止状態を表示する第1表示手段と、
前記第1側面に直交する第2側面に設けられ、前記車両本体の走行をコントロールするハンドル、及び、車両本体の走行を制動する制動手段と、を備えた温冷蔵室機能付配膳車において、
前記第2側面の上部に、
前記第1スイッチにより設定された前記温冷蔵室の起動状態又は停止状態を切り換える第2スイッチと、
前記第2スイッチによって切り換えられた前記温冷蔵室の起動状態又は停止状態を前記第1表示手段と連動して表示する第2表示手段と、
前記温冷蔵室に電源を供給する電源コネクタと、を配設したことを特徴とする温冷蔵室機能付配膳車。
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JP2008131807A JP5174534B2 (ja) | 2008-05-20 | 2008-05-20 | 温冷蔵室機能付配膳車 |
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JP2008131807A JP5174534B2 (ja) | 2008-05-20 | 2008-05-20 | 温冷蔵室機能付配膳車 |
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