JP5172686B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、より詳細には、シリカ配合などのトレッドを有しタイヤの転がり抵抗とウェット性能を改善するとともに車両に帯電した静電気を路面に放電することのできる、従来工法により製造される空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤの転がり抵抗や湿潤路面での走行性能(ウェット性能)を改善すべく、トレッドのゴム組成物に補強剤として従来のカーボンブラックに代えてシリカを配合する技術が公知となっている。このシリカ配合技術に伴い車両に帯電された静電気により、マンホールの上などをタイヤが通過する際に放電現象が起こりラジオノイズや電子回路部品への悪影響、またショートの発生などが問題となっている。
従来、かかる問題を解決するために、トレッド構造の一部にカーボンブラックを配合した導電部材を設け、タイヤの導電性を確保しようとする技術が提案されている。例えば、下記特許文献1の技術は、カーボンブラックを含む導電性薄膜をトレッド及びサイドウォールの外表面に敷設し、この導電層を通じて放電することが記載されている。また、特許文献2の技術は、タイヤクラウン部にトレッド表面から底面に至るまで導電性インサートを設け、このインサートに接触する導電性材料でなる導電性ストリップが導電性のビード領域でホイールと接触状態にあることで静電気を放電することが開示されている。
特許文献1 特開平8−230407号公報
特許文献2 特開2006−143208号公報
しかし、特許文献1の技術は、シリカ配合によるトレッドの転がり抵抗及びウェット性能の改善効果は上記カーボンブラックを含む導電性薄膜を敷設することよって減少し、本来の効果を充分発揮し難くなっている。また、カーボンブラックを含む導電性薄膜をトレッド及びサイドウォールの外表面に敷設することから部材と工程の追加を要し、生産性の悪化やコストの上昇が見込まれる。
特許文献2の技術は、導電性のインサートとストリップを別途設ける必要から、部品点数が増加し、また特殊な工程を要して製造し易い構造であるとはいい難く生産性の低下が予測される。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、特殊なタイヤ製造工程を要さずに、かつ部材や工程の追加を不要として従来工法により製造することができる、転がり抵抗とウェット性能に優れとともに導電性を有する空気入りタイヤを提供するものである。
請求項1に記載の発明は、サイドウォールゴムのタイヤ内面側に厚み1mm以下のシート状クッションゴムが配され、前記クッションゴムがリムストリップに接触するとともに、サイドウォール部を経てトレッド部の接地端領域に連結する空気入りタイヤであって、 前記トレッド部のタイヤ軸方向両端部に配されるとともに前記サイドウォールゴムに接して前記接地端領域の表面部を形成するウィングを有し、前記クッションゴムの先端部が前記ウィングに接触しており、該タイヤの片側又は両側のサイド部の周上において、前記リムストリップ、前記クッションゴム及び前記ウィングが、導電性ゴム材料によって前記リムストリップから前記ウィングにかけて連続する導電路形成され、前記導電路のみを該タイヤの通電経路とし、前記通電経路以外の他の部材は通電経路を持たせない範囲で導電性ゴム材料若しくは非導電性ゴム材料から選択し使用されることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項に記載の発明は、前記導電性ゴム材料が、電気抵抗率10Ω・cm未満のゴム組成物であることを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤである。
請求項に記載の発明は、前記ゴム組成物が、ジエン系ゴムをゴム成分とし、窒素吸着比表面積が25〜100m/gのカーボンブラックを該ゴム組成物全体の14体積%以上含有することを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤである。
請求項に記載の発明は、前記非導電性ゴム材料が非カーボンブラック系補強剤を補強剤として含有するゴム組成物からなることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤである。
請求項に記載の発明は、前記非カーボンブラック系補強剤がシリカであることを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤは、サイドウォールゴムとカーカスやリムストリップゴムなどの異種ゴム間の接着性を向上するためにサイドウォールのタイヤ内面側に配されるクッションゴムを通電経路とすることで、従来技術で開示されているような特殊なタイヤ製造工程を要さずに、部材や工程の追加を不要として従来工法により製造することができる、シリカ配合等による優れた転がり抵抗とウェット性能を備えながら導電性を有するタイヤを提供し、シリカ配合等の非導電性タイヤを使用した車両に帯電する静電気によるノイズや電子部品への悪影響、ショートの問題などを解消することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態(但し、参考例である。)の空気入りタイヤ10を示す半断面図である。
空気入りタイヤ(以下、空気入りタイヤを単に「タイヤ」という)10は、リム組される一対のビード部11と、前記ビード部11からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部16と、前記サイドウォール部16、16間に設けた路面に接地するトレッド部13とから構成され、前記トレッド部13はタイヤ幅方向中央部で主接地部をなすクラウン部15と、トレッド部13の両側に位置して接地端領域をなしサイドウォール部16に続くショルダー部17とからなっている。
タイヤ10は、ビード部11のタイヤ軸方向外側に配されたリムのフランジに接触するリムストリップ19を備え、サイドウォール部16の下端部がリムストリップ19上端部の上に重なって接触している。
また、タイヤ10は、図1に示すように、サイドウォール部16のタイヤ径方向外側端部がトレッドゴム21端部の上に重なるサイドウォールオントレッド(SWOT)構造をなしている。すなわち、前記サイドウォール部16の外側端部が、タイヤ周上で前記トレッド部13の両周縁部表面を覆ってトレッド接地端領域となるショルダー部17を形成している。
タイヤ10のサイドウォール部16は、サイドウォールゴム22のタイヤ内面側にサイドウォールクッションゴム25が配されており、リムストリップ19とカーカス14及びトレッドゴム21端部とに接して異種ゴム間の接着性を高めるバリア層を形成している。
そして、SWOT構造をなすタイヤ10では、サイドウォール部16がビード部11からタイヤ径方向外側に延びて接地端領域をなすショルダー部17を一体に形成し、前記クッションゴム25の先端部25aが接地端領域の表面に露出している。
また、タイヤ10は、一対のビード部11に夫々埋設されたビードコア12の周りにラジアル方向に配されたコードからなる2枚のカーカスプライをタイヤ内側から外側に折り返して係止されたカーカス14と、前記トレッド部13の内側に配された2枚の交差ベルトプライからなるベルト18と、さらにベルト18の外周にはタイヤ周方向に対しほぼ0°の角度でらせん状に巻回されたコードからなる1枚のキャッププライ20を有するラジアル構造の乗用車用タイヤを示している。
前記カーカス14のカーカスプライには、ポリエステル、ナイロン、レーヨンなどの有機繊維コードが、ベルト18のベルトプライにはスチールコード、アラミド繊維などの剛直なコードが、またキャッププライ20にはナイロン、ポリエステルなどの熱収縮性の比較的大きいコードが補強材として用いられている。
トレッド部13の主接地部をなすクラウン部15のトレッドゴム21は、タイヤ10の転がり抵抗やウェット性能の改善に寄与するためゴム組成物のtanδを低くするように、補強剤として従来のカーボンブラックに置換して沈降シリカ、無水ケイ酸などのシリカ類、焼成クレー、ハードクレーなどのクレー類、炭酸カルシウムなどの非カーボンブラック系補強剤を補強剤とするゴム組成物が使用される。特に、転がり抵抗などの改善効果の大きいシリカが好ましく用いられる。
シリカなどの非カーボンブラック系補強剤の配合量は、カーボンブラックの種類や置換量にもよるが、通常ゴム成分100重量部に対して30〜100重量部、好ましくは40〜80重量部で配合される。
シリカの場合、シリカの種類は特に制限されないが、窒素吸着比表面積(BET)が100〜250m/g、DBP吸油量が100ml/100g以上の湿式シリカが補強効果と加工性の点から好ましく、東ソーシリカ工業(株)製のニプシールAQ、VN3、デグサ社製のウルトラジルVN3などの市販品が使用できる。また、ビス(トリエトキシシリルプロピル)−テトラスルフィドなどのシランカップリング剤の併用が好ましい。
トレッドゴム21におけるカーボンブラックとしては、SAF,ISAF、HAFなどが耐摩耗性や発熱性の観点から好ましい。
トレッドゴム21のゴム組成物は、ゴム成分として天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)などのジエン系ゴムが、それらの単独あるいはブレンドゴムで一般に使用される。また、ゴム用配合剤のオイル、ワックスなどの軟化剤、ステアリン酸、亜鉛華、樹脂類、老化防止剤、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤などが適宜配合される。
さらに、転がり抵抗などの改良効果を向上するために、タイヤ10はサイドウォール部16のサイドウォールゴム22にも、トレッドゴムと同時に上記非カーボンブラック系補強剤を補強剤としてゴム成分100重量部に対して30〜100重量部程度含むゴム組成物が使用されている。
上記非導電性のサイドウォール22としては、NR、IR、SBR、BR、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴム(VCR)などのジエン系ゴムの単独あるいはブレンドをゴム成分とし、窒素吸着比表面積(NSA)が25〜100m/gのカーボンブラックが該ゴム組成物全体の14体積%未満含まれることで得られる。
また、カーボンブラックのNSAが25m/g未満ではゴム組成物の強度低下により耐久性が低下し、100m/gを超えるとヒステリシスロスが大きくなり転がり抵抗や発熱が大きくなる。
SAが25〜100m/gのカーボンブラックとしては、HAF、FEF、GPF級のカーボンブラックが挙げられる。
また、非カーボンブラック系補強剤として、シリカ、クレー、炭酸カルシウムなどを適量でカーボンブラックと併用してもよく、さらにゴム用配合剤のオイル、ワックスなどの軟化剤、ステアリン酸、亜鉛華、樹脂類、老化防止剤、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤などが適宜配合される。
これにより、トレッドゴム21とサイドウォールゴム22は、転がり抵抗やウェット性能を向上するものとなるが、反面ゴム組成物の電気抵抗率が10Ω・cm以上となって非導電性ゴムとなる。その結果、タイヤ10はトレッド接地部及びサイドウォール部16が非導電性となってタイヤとしては各部材の組み合わせにより電気抵抗が10Ω以上の非導電性タイヤとなり、車両に帯電した静電気をトレッド部13から路面に放電することができなくなる。
上記車両に耐電する静電気の問題を解決するために、本実施形態のタイヤ10は、タイヤの少なくとも一方のサイド部において、タイヤ10の周上でリムストリップゴム23とサイドウォールクッションゴム25に電気抵抗率が10Ω・cm未満の導電性ゴムが適用される。これにより、リムストリップゴム23とサイドウォールクッションゴム25は連続する導電路となる。
タイヤ10は前記導電路のみを該タイヤの通電経路とし、車両の静電気はリムからリムストリップゴム23とサイドウォールクッションゴム25を通じて接地端領域の表面に露出するサイドウォールクッションゴム25の先端部25aから路面に放電される。
このような導電性のゴム組成物は、カーボンブラック配合量を適宜調整することで容易に得ることができ、好ましくはゴム組成物の電気抵抗率が10Ω・cm未満であることが望ましい。
上記導電性のサイドウォールクッションゴム25としては、NR、IR、SBR、BR、VCRなどのジエン系ゴムの単独あるいはブレンドをゴム成分とし、NSAが25〜100m/gのカーボンブラックが該ゴム組成物全体の14体積%以上含まれることで得られる。
カーボンブラック量が14体積%未満では、ゴム組成物の電気抵抗率が10Ω・cm以上になり導電性が悪化する。また、カーボンブラックのNSAが25m/g未満ではゴム組成物の強度低下により耐久性が低下し、100m/gを超えるとヒステリシスロスが大きくなり転がり抵抗や発熱が大きくなる。
SAが25〜100m/gのカーボンブラックとしては、HAF、FEF、GPF級のカーボンブラックが挙げられる。
また、非カーボンブラック系補強剤として、シリカ、クレー、炭酸カルシウムなどを適量でカーボンブラックと併用してもよく、さらにゴム用配合剤のオイル、ワックスなどの軟化剤、ステアリン酸、亜鉛華、樹脂類、老化防止剤、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤などが適宜配合される。
タイヤ10の前記通電経路、すなわちリムストリップゴム23とサイドウォールクッションゴム25以外の他の部材は通電経路を持たせない範囲で導電性ゴム材料若しくは非導電性ゴム材料から選択し使用することができる。
例えば、タイヤ10の一方のサイド部のみに導電性のサイドウォールクッションゴム25が適用される場合は、他方のサイド部には電気抵抗率が10Ω・cm以上の非導電性ゴムを適用することもできる。これにより、非導電性ゴムの使用量増によってタイヤ10の転がり抵抗やウェット性能をより向上することができる。この場合、両サイド部のサイドウォールクッションゴムに導電性ゴムを適用した場合より、タイヤ10の電気抵抗は若干上昇するが、静電気の放電性を大きく低下させることはなく実用的には問題はない。
非導電性のサイドウォールクッションゴムとしては、上記導電性ゴムとカーボンブラックの配合量のみを変更することにより得られる。すなわち、NSAが25〜100m/gのカーボンブラックがゴム組成物全体の14体積%未満で含まれるゴム組成物である。
カーボンブラック量が14体積%以上では、ゴム組成物の電気抵抗率が10Ω・cm未満になり導電性を有するようになるが、転がり抵抗の改善効果が得られなくなる。
また、導電性のリムストリップゴム23としては、NR、IR、SBR、BR、VCRなどのジエン系ゴムの単独あるいはブレンドをゴム成分とし、NSAが70〜100m/gのカーボンブラックが該ゴム組成物全体の14体積%以上含まれる。
カーボンブラック量が14体積%未満では、ゴム組成物の電気抵抗率が10Ω・cm以上になり導電性が悪化する。また、カーボンブラックのNSAが70m/g未満ではゴム組成物の耐摩耗性低下によりリムこすれによるビード部損傷を起こしやすくし、100m/gを超えるとヒステリシスロスが悪化し転がり抵抗や発熱が大きくなる。
SAが70〜100m/gのカーボンブラックとしては、HAF級のカーボンブラックが挙げられる。
また、非カーボンブラック系補強剤として、シリカ、クレー、炭酸カルシウムなどを適量でカーボンブラックと併用してもよく、さらにゴム用配合剤のオイル、ワックスなどの軟化剤、ステアリン酸、亜鉛華、樹脂類、老化防止剤、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤などが適宜配合される。
そして、サイド部の一方のサイドウォールクッションゴム25のみに導電性ゴムが適用される場合は、同一側のリムストリップゴム23にも導電性ゴムが適用される。すなわち、タイヤ10の片側又は両側のサイド部で、サイドウォールクッションゴム25とリムストリップゴム23に導電性ゴムが対で適用されることで、タイヤの導電性を確保することができる。
さらに、図1に示すタイヤ10では、トレッドゴム21が1体構造のトレッドを示しているが、トレッド部13がキャップ/ベース構造をとる場合は、キャップは非導電性ゴムが適用されるが、ベースゴムは導電性あるいは非導電性ゴムから適宜選択することができる。また、タイヤ10のカーカスやベルトのトッピングゴム、ビードフィラーなど他の部位は通電経路を持たせない範囲で導電性あるいは非導電性ゴムから適宜選択することができるが、転がり抵抗やウェット性能の改善の観点から非導電性ゴムを選択することが好ましい。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態の空気入りタイヤ30を示す半断面図である。
タイヤ30は、リム組される一対のビード部31と、前記ビード部31からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部36と、前記サイドウォール部36、36間に設けた路面に接地するトレッド部33とから構成され、前記トレッド部33はタイヤ幅方向中央部で主接地部をなすクラウン部35とトレッド部33の両側に位置して接地端領域をなしサイドウォール部36に続くショルダー部37とからなっている。
タイヤ30は、ビード部31の径方向外側に配されたリムのフランジに接触するリムストリップ39を備え、サイドウォール部36の下端部がリムストリップ39上端部の上に重なって接触している。
タイヤ30は、図2に示すように、トレッド部33の両端部がサイドウォール部36の外側端部の上に重なり重置されたトレッドオーバーサイドウォール(TOS)構造をなしている。
そして、前記トレッド部33のタイヤ軸方向両端部で接地端領域をなすショルダー部37に位置し、かつ前記サイドウォール部36に接してショルダー部37の表面を形成するウィングゴム44がタイヤ周上に配されいる。すなわち、ウィングゴム44はトレッドゴム41の端部とサイドウォールゴム42の端部を跨いで両者に接するように配置されている。
タイヤ30のサイドウォール部36は、サイドウォールゴム42のタイヤ内面側にサイドウォールクッションゴム45が配されており、リムストリップ39とカーカス34及びトレッドゴム41端部とに接して異種ゴム間の接着性を高めるバリア層を形成している。
そして、TOS構造をなすタイヤ30では、サイドウォールゴム42がビード部31からタイヤ径方向外側に延びて接地端領域をなすショルダー部37においてウィングゴム44の内面側に位置するようになる。
本実施形態では、図3(a)に示すように、サイドウォールクッションゴム45をサイドウォールゴム42の先端部から延長した延長部45aを設け、図3(b)に示すようにこの延長部45aを外側に折り返して用いることでサイドウォールクッションゴム45がウィングゴム44の下端部に接触し通電経路を確保することができる。
なお、サイドウォールクッションゴム45をウィングゴム44に接触させる方法は上記の方法に限定されることはなく、クッションゴム45とウィングゴム44とが接触するものであればよい。
また、タイヤ30は、一対のビード部31に夫々埋設されたビードコア32の周りにラジアル方向に配されたコードからなる2枚のカーカスプライをタイヤ内側から外側に折り返して係止されたカーカス34と、前記トレッド部33の内側に配された2枚の交差ベルトプライからなるベルト38と、さらにベルト38の外周にはタイヤ周方向に対しほぼ0°の角度でらせん状に巻回されたコードからなる1枚のキャッププライ40を有するラジアル構造の乗用車用タイヤを示している。
前記カーカス34のカーカスプライには、ポリエステル、ナイロン、レーヨンなどの有機繊維コードが、ベルトプライ38のベルトプライにはスチールコード、アラミド繊維などの剛直なコードが、またキャッププライ40にはナイロン、ポリエステルなどの熱収縮性の比較的大きいコードが補強材として用いられている。
トレッドゴム41は、上記タイヤ10と同様に転がり抵抗やウェット性能の改善に寄与するためゴム組成物のtanδを低くするように、補強剤として従来のカーボンブラックに置換してシリカ、クレー、炭酸カルシウムなどの非カーボンブラック系補強剤を補強剤とするゴム組成物が使用され、上記第1の実施形態で説明したトレッドゴム21と同様の配合処方によるゴム組成物が使用されることで電気抵抗率が10Ω・cm以上の非導電性ゴムとなっている。
さらに、転がり抵抗などの改良効果を向上するために、サイドウォール部36のサイドウォールゴム42にも、トレッドゴムと同時に上記非カーボンブラック系補強剤を補強剤としてゴム成分100重量部に対して30〜100重量部程度含むゴム組成物が使用されている。
上記非導電性のサイドウォール42としては、NR、IR、SBR、BR、VCRなどのジエン系ゴムの単独あるいはブレンドをゴム成分とし、NSAが25〜100m/gのカーボンブラックが該ゴム組成物全体の14体積%未満含まれることで得られる。
また、カーボンブラックのNSAが25m/g未満ではゴム組成物の強度低下により耐久性が低下し、100m/gを超えるとヒステリシスロスが大きくなり転がり抵抗や発熱が大きくなる。
SAが25〜100m/gのカーボンブラックとしては、HAF、FEF、GPF級のカーボンブラックが挙げられる。
また、非カーボンブラック系補強剤として、シリカ、クレー、炭酸カルシウムなどを適量でカーボンブラックと併用してもよく、さらにゴム用配合剤のオイル、ワックスなどの軟化剤、ステアリン酸、亜鉛華、樹脂類、老化防止剤、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤などが適宜配合される。
これにより、トレッドゴム41とサイドウォールゴム42は、転がり抵抗やウェット性能を向上するものとなるが、反面ゴム組成物の電気抵抗率が10Ω・cm以上の非導電性となってタイヤとしては電気抵抗が10Ω以上の非導電性タイヤとなり、車両に帯電した静電気をリムからビード部31のリムストリップゴム43及びサイドウォール部36のサイドウォールゴム42を通じてトレッド部33から路面に放電することができなくなる。
上記車両に帯電する静電気の問題を解決するために、本実施形態のタイヤ30は、タイヤの少なくとも一方のサイド部において、リムストリップゴム43とサイドウォールクッションゴム45及びウィングゴム44に、いずれも電気抵抗率が10Ω・cm未満の導電性ゴムが適用される。これにより、リムストリップ39からウィング44にかけて連続する導電路が形成される。
タイヤ30は前記導電路のみを該タイヤの通電経路とし、車両の静電気はリムからリムストリップゴム43とサイドウォールクッションゴム45からクッションゴムの折り返し部45aに接触するウィングゴム44を通じて路面に放電される。
このような導電性のゴム組成物は、カーボンブラック配合量を適宜調整することで容易に得ることができ、好ましくはゴム組成物の電気抵抗率が10Ω・cm未満であることが望ましい。
導電性のサイドウォールクッションゴム45及びリムストリップゴム43には、上記第1の実施形態で説明したサイドウォールゴム25及びリムストリップゴム23と同様の配合処方によるゴム組成物が使用され、電気抵抗率が10Ω・cm未満の導電性ゴムとすることができる。
また、導電性のウィングゴム44としては、NR、IR、SBR、BR、VCRなどのジエン系ゴムの単独あるいはブレンドをゴム成分とし、NSAが25〜100m/gのカーボンブラックが該ゴム組成物全体の14体積%以上含まれるゴム組成物が適用される。
カーボンブラック量が14体積%未満では、ゴム組成物の電気抵抗率が10Ω・cm以上になり導電性が悪化する。また、カーボンブラックのNSAが25m/g未満ではゴム組成物の強度低下により耐久性が低下し、100m/gを超えるとヒステリシスロスが悪化し転がり抵抗や発熱が大きくなる。
SAが25〜100m/gのカーボンブラックとしては、HAF、FEF、GPF級のカーボンブラックが挙げられる。
また、非カーボンブラック系補強剤として、シリカ、クレー、炭酸カルシウムなどをカーボンブラックと併用してもよく、さらにゴム用配合剤のオイル、ワックスなどの軟化剤、ステアリン酸、亜鉛華、樹脂類、老化防止剤、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤などが適宜配合される。
タイヤ30の前記通電経路、すなわちリムストリップゴム43とサイドウォールクッションゴム45及びウィングゴム44以外の他の部材は通電経路を持たせない範囲で導電性ゴム材料若しくは非導電性ゴム材料から選択し使用することができる。
例えば、タイヤ30の一方のサイド部のみに導電性のサイドウォールクッションゴム45、リムストリップゴム43及びウィングゴム44が適用される場合は、他方のサイド部には非カーボンブラック系補強剤を配合した電気抵抗率が10Ω・cm以上の非導電性ゴムを適用してもよい。これにより、タイヤ30の転がり抵抗やウェット性能を向上することができる。この場合、両サイド部に導電性ゴムを配置した場合より、タイヤの電気抵抗は若干上昇するが、静電気の放電性を大きく低下させることはなく実用的には影響しない。
非導電性のウィングゴム44としては、上記導電性のウィングゴムとカーボンブラックの配合量のみを変更することにより得られる。すなわち、NSAが25〜100m/gのカーボンブラックがゴム組成物全体の14体積%未満で含まれるゴム組成物である。
カーボンブラック量が14体積%以上では、ゴム組成物の電気抵抗率が10Ω・cm未満になり導電性を有するようになるが、転がり抵抗の改善効果が十分得られなくなる。
そして、サイドウォールクッションゴム45とリムストリップゴム43及びウィングゴム44の3者には導電性ゴムが対で適用されることは、タイヤ30の導電性を確保する上で言うまでもない。
さらに、タイヤ30では、トレッド部33がキャップ/ベース構造をとる場合は、キャップは非導電性ゴムが適用されるが、ベースは導電性あるいは非導電性ゴムから適宜選択することができる。また、タイヤ30のカーカスやベルトのトッピングゴム、ビードフィラーなど他の部位は通電経路を持たせない範囲で導電性あるいは非導電性ゴムから適宜選択することができるが、転がり抵抗やウェット性能の改善の観点から非導電性ゴムを選択することが好ましい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、サイドウォールクッションゴムの成形方法を変更した例であり、本実施形態を図1のタイヤ10の断面図を用いて説明する。
上記第1の実施形態のサイドウォールクッションゴム25は、従来、ゴム押出機により押し出された厚み0.2〜1.0mm程度のシート状のクッションゴム25を、該クッションゴム25の押出成形に連続して別途押出成形されたサイドウォールゴム22のタイヤ内面側に貼り合わせクッションゴム層を形成する方法が一般的である。
また、カレンダー等による圧延加工により得られたクッション用ゴムシートを、予め押出成形されたサイドウォールゴム22のタイヤ内面側に貼り付けてサイドウォールゴムと一体化することもある。
しかし、このような従来方法では、タイヤのカテゴリ及びタイヤサイズ等に応じて、巾や厚さが異なるクッションゴムを押出成形したり圧延加工する必要が生じるため、生産効率を損ねるとともに、押出機などの付加設備を要するという問題がある。
そこで、本実施形態では、電気抵抗率が10Ω・cm未満の導電性ゴムを長手方向に連続的に含む薄肉リボン状のストリップゴムを、グリーンタイヤ成型時にビード部11のリムストリップ19からショルダー部17にかけて、サイドウォール部16の略周方向に連続的かつらせん状に巻き付けてサイドウォールクッションゴム25を形成するもので、いわゆるストリップビルド方式と呼ばれる成形工法であり、上記押出機などの付加設備が不要となり生産性も向上する。
この場合、前記リボン状のストリップゴムは、そのリボン端部を相互に突き合わせるように巻き付けることが好ましい。リボン端部が互いに重なったり、リボン間に間隔が開くと、サイド部外面に凹凸が生じるおそれがありタイヤ外観品質を損なうことがある。
上記リボン状のストリップゴムはストリップ全体が導電性ゴムからなるものでもよいが、非導電性ゴムからなるリボン状の断面内の一部に導電性ゴムが長手方向に連続的に含まれるものでもよい。
後者の場合は、導電性ゴム部分がリムストリップ19に接触するとともに、ショルダー部17で接地部表面に露出させるようにする。これにより、サイドウォール部16に導電性ゴムが渦巻き状に配された通電経路が形成され、車両の静電気をストリップゴム23からクッションゴム25を通して路面に放電することができる。この場合、非導電性ゴムには転がり抵抗などの向上に寄与できるゴム組成物を使用することもできる。
このような2重構造のストリップゴムは導電性ゴムと非導電性ゴムからなるリボンを貼り合わせて得られる。例えば、リボン状の幅方向にリボン状の導電性ゴムと非導電性ゴムとをその端部をつき合わせてジョイントし1本のリボンとすることが考えられる。
このストリップビルド方式は、図2に示されるTOS構造のタイヤ30にももちろん適用することができる。
また、このストリップビルド方式は非導電性ゴムからなるサイドウォールの成形にも採用することができる。さらに、リムストリップ19及びウィングゴム44もこのストリップビルド方式で形成することができる。
以下に、本発明を実施例に基づき具体的に説明するが、本発明はこの実施例により限定されるものではない。
リムストリップ用とサイドウォールクッション用ゴム組成物についてカーボンブラック配合量を調整した導電性ゴムと非導電性ゴム、及びシリカ配合によるトレッド用ゴム組成物を表1に記載の配合処方(重量部)に従い、容量200リットルのバンバリーミキサーを使用し常法により混練し調製した。使用したゴム成分、配合剤は下記である。なお、カーボンブラックの体積%は配合量(重量部)からの計算値である。
・天然ゴム(NR):タイ製 RSS#3
・ブタジエンゴム(BR):宇部興産(株)BR150B
・スチレンブタジエンゴム(SBR):JSR(株)1502
・リムストリップゴム用カーボンブラックHAF:東海カーボン(株)シースト3
・サイドウォールクッションゴム用カーボンブラックFEF:東海カーボン(株)シーストSO
・トレッドゴム用カーボンブラックISAF:東海カーボン(株)シースト6
・シリカ:東ソーシリカ工業(株)ニプシールAQ
・シランカップリング剤:デグサ社、Si69
・アロマオイル:ジャパンエナジー(株)X−140
・パラフィンワックス:日本精蝋(株)オゾエース−0355
・老化防止剤6C:大内新興化学工業(株)ノクラック6C
・ステアリン酸:花王(株)ルナックS−20
・酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)亜鉛華1号
・硫黄:細井化学工業(株)5%油処理粉末硫黄
・加硫促進剤NS:大内新興化学工業(株)ノクセラーNS−P
各ゴム組成物の電気抵抗率を、JIS K6911に準じて測定し、表1に示した。測定条件は、印加電圧1000V、気温25℃、湿度50%である。
Figure 0005172686
得られたゴム組成物を用いて表2に示す組み合わせにより、リムストリップゴムとサイドウォールクッションゴムを導電性ゴム(表2では「○」で表示)、又は非導電性ゴム(表2では「×」で表示)に変更した図1に示すSWOT構造のラジアルタイヤ(195/65R15 88S)を製造し、電気抵抗及び転がり抵抗を下記方法により測定した。比較例5は、リムストリップからトレッドにかけてカーボンブラック配合による厚み0.2mm、幅10cmの導電性ゴムシート(電気抵抗率=2×10Ω・cm)を貼り付け、タイヤの導電性を確保したものである。なお、トレッドゴムは表1に記載のトレッドゴムを各タイヤで共通に使用した。
サイドウォールクッションゴムは、表1記載のクッション用ゴム組成物を用いてゴム押出機によりクッションゴムを厚み0.3mmのシート状に押出成形し、このクッションゴムの押出工程に連続して別途押出成形されたサイドウォールゴムのタイヤ内面側に貼り合わせ一体化した部材を用いてグリーンタイヤを成型した。
また、カーカスは1670dtex/2のポリエステルコード、打ち込み密度22本/25mmを1プライ、ベルトは2+2×0.25のスチールコード、打ち込み密度18本/25mmの2プライ(交差角度45°)、キャッププライは940dtex/2のナイロン66コード、打ち込み密度28本/25mmの1枚構造を共通に使用した。
タイヤの電気抵抗は、タイヤ10を標準リムR(15×6JJ)に空気圧200kPaでリム組し、排気量1600ccのFF式国産乗用車に装着し時速100Kmで3時間の実車ならし走行をした後、ドイツのWDK、Blatt 3で規定される「荷重下でのタイヤ電気抵抗の測定手順」に基づき測定した。すなわち、図4に示すように、台板130に対して絶縁状態で設置した銅板131上に、前記リム組みタイヤ10を、荷重400kgで垂直に接地させ、標準リムRの中央部と銅板131との間の電気抵抗を、印可電圧1000ボルトの抵抗測定器132を用いて測定した。測定時の気温25℃、湿度50%である。結果を表2に示す。
転がり抵抗は、タイヤを標準リムに空気圧200kPaでリム組し、転がり抵抗測定用の1軸ドラム試験機を使用し、負荷荷重400Kg、時速60Kmでの転がり抵抗を測定した。比較例1を100とする指数で表し、数値が大きいほど転がり抵抗が高く燃費性が劣ることを示す。結果を表2に示す。
Figure 0005172686
本発明の空気入りタイヤは、乗用車などの4輪車の他に、オートバイなどの2輪車、3輪車、5輪以上のバスやトラック、トレーラー、産業用車両など各種車両に使用することができる。
第1の実施形態の空気入りタイヤの半断面図である。 第2の実施形態の空気入りタイヤの半断面図である。 第2の実施形態のサイドウォールクッションゴムの先端部を示すサイドウォール断面図である。 タイヤの電気抵抗の測定方法を示す概略図である。
符号の説明
10……空気入りタイヤ
11……ビード部
13……トレッド部
16……サイドウォール
19……リムストリップ
25……クッションゴム

Claims (5)

  1. サイドウォールゴムのタイヤ内面側に厚み1mm以下のシート状クッションゴムが配され、前記クッションゴムがリムストリップに接触するとともに、サイドウォール部を経てトレッド部の接地端領域に連結する空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部のタイヤ軸方向両端部に配されるとともに前記サイドウォールゴムに接して前記接地端領域の表面部を形成するウィングを有し、前記クッションゴムの先端部が前記ウィングに接触しており、
    該タイヤの片側又は両側のサイド部の周上において、
    前記リムストリップ、前記クッションゴム及び前記ウィングが、導電性ゴム材料によって前記リムストリップから前記ウィングにかけて連続する導電路形成され、前記導電路のみを該タイヤの通電経路とし、前記通電経路以外の他の部材は通電経路を持たせない範囲で導電性ゴム材料若しくは非導電性ゴム材料から選択し使用される
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記導電性ゴム材料が、電気抵抗率10Ω・cm未満のゴム組成物である
    ことを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ゴム組成物が、ジエン系ゴムをゴム成分とし、窒素吸着比表面積が25〜100m/gのカーボンブラックを該ゴム組成物全体の14体積%以上含有する
    ことを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記非導電性ゴム材料が非カーボンブラック系補強剤を補強剤として含有するゴム組成物からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記非カーボンブラック系補強剤がシリカである
    ことを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤ。
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