JP5168901B2 - 回転繰り出し式筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、相対的に回転が可能な前軸と後軸から構成される軸筒に筆記体ユニットを出没自在に配置した回転繰り出し式筆記具であって、前記軸筒の後軸にクリップを取付けると共に、そのクリップによって前記筆記体ユニットの突出状態を解除し、没入状態へとする解除手段を前記クリップに設けた回転繰り出し式筆記具に関する。
軸筒の後端から突出しているノック棒を押してボールペン体のチップを突出させ、再度ノック棒を押すことで前記チップを収納するダブルノック機構を備えると共に、クリップの係合玉と回転子の係合リブとを係合させてチップの突出状態を保持し、前記クリップの係合玉が持ち上げられると収納されるセーフティー機構を有する筆記具が知られている。
クリップがポケットの縁などによって持ち上げられた際、回転子との係合が解除され、チップが収納されるというものである。これによって、チップによるポケットの汚れなどが防止される。
特開平9−118095号公報。
しかし、ポケットの縁が薄かったり、クリップの玉部の係合機構が複雑であったりしていると、クリップがポケットの縁を挟持しないまま、つまり、クリップが持ち上がらないままの状態でポケットに入れてしまうことがあった。そして、その結果、チップの先端がポケットに接触してしまい、ポケットをひどく汚してしまう危険性があった。
尚、回転繰り出し式筆記具にあっては、前記軸筒の筆記具を前軸と回転後軸とに分割させ、回転後軸を回転することで、筆記体ユニットを出没自在にした機構となっている。よって、回転後軸を回転することで、回転後軸に構成されたクリップの係合玉と回転子の係合リブの位置がずれてしまい、前記のようなセーフティー機構を採用することは困難であった。
本発明は、相対的に回転が可能な前軸部と後軸部から構成される軸筒に筆記体ユニットを出没自在に配置すると共に、前記後軸部に繰り出し機構を配置した回転繰り出し式筆記具であって、前記後軸部にクリップを取付けると共に、そのクリップによって前記筆記体ユニットの突出状態を解除し、没入状態へとする解除手段を前記クリップに設けた回転繰り出し式筆記具において、前記繰り出し機構を第1螺旋溝と、その第1の螺旋溝の後方に位置する第2螺旋溝から構成すると共に、繰り出し機構は前軸部の軸線上に対して平行方向のみの前後動を自在となし、また、前記第1螺旋溝に遊嵌するボスを前記後軸部に形成し、その後軸部を回転せしめることによって前記筆記体ユニットを前進せしめ、さらに、前記クリップの先端近傍に突状の挟持部を設けると共に、その挟持部と離隔した位置であって、前記第2螺旋溝の後方部に前記筆記体ユニットの解除手段を配置し、その解除手段を前記第2螺旋溝に対して係脱可能に配置したことを要旨とする。
本発明は、相対的に回転が可能な前軸部と後軸部から構成される軸筒に筆記体ユニットを出没自在に配置すると共に、前記後軸部に繰り出し機構を配置した回転繰り出し式筆記具であって、前記後軸部にクリップを取付けると共に、そのクリップによって前記筆記体ユニットの突出状態を解除し、没入状態へとする解除手段を前記クリップに設けた回転繰り出し式筆記具において、前記繰り出し機構を第1螺旋溝と、その第1の螺旋溝の後方に位置する第2螺旋溝から構成すると共に、繰り出し機構は前軸部の軸線上に対して平行方向のみの前後動を自在となし、また、前記第1螺旋溝に遊嵌するボスを前記後軸部に形成し、その後軸部を回転せしめることによって前記筆記体ユニットを前進せしめ、さらに、前記クリップの先端近傍に突状の挟持部を設けると共に、その挟持部と離隔した位置であって、前記第2螺旋溝の後方部に前記筆記体ユニットの解除手段を配置し、その解除手段を前記第2螺旋溝に対して係脱可能に配置したので、クリップが容易に軸筒から離隔し、これによって確実に筆記体ユニットが軸筒内に没入する。
回転繰り出し式筆記具の構成要素について説明する。軸筒1からなる筆記具であり、前軸部2と後軸部3で構成されている。前軸部2は先前軸4と後前軸5で構成されている。先前軸4の後方に後前軸5が螺合などの手段によって、着脱自在に固定されており、その先前軸4の外周には、弾力性を有するゴムグリップ6が嵌入されている。また、後前軸5の後方には、クリップ16を有する回転後軸7が後軸部3として嵌着されている。
更に、後前軸5は、回転後軸7を嵌着するための凹部8を有し、前記回転後軸7には、前記後前軸5の凹部8が嵌まり込み嵌着する凸部9が形成され、回転を自在にした嵌着構造となっている。前記後前軸5の内側には、繰り出しカム軸10の回転方向の位置決めをする位置決め溝11が形成されている。繰り出しカム軸10には、前記後前軸5に形成されている位置決め溝11に挿入され遊嵌するように、位置決めリブ12が形成している。
前記後前軸5と繰り出しカム軸10は、後前軸5の位置決め溝11と繰り出しカム軸10の位置決めリブ12により、軸筒1の軸線上13に対して平行方向のみの前後動を自在としている。
筆記体ユニット14は、軸筒1の内側に配置されており、その筆記体ユニット14の後端が前記繰り出しカム軸10の内壁面部に当接している。また、その筆記体ユニット14は、前記前軸部2の内側に内設されたコイルスプリングなどの弾発部材15により後方に向けて付勢されると共に、前記繰り出しカム軸10をも後方に向けて付勢させている。
クリップ16は、前記回転後軸7の圧入孔7aに圧入・固着され連結されている。また、クリップ16の前方部には玉部17が形成された挟持部18が設けられており、その玉部17と後前軸5、或いは、回転後軸7の間に挟持物19が挟み込まれることによって、その挟持物19を挟持するものとなっている。
前記繰り出しカム軸10の外周であって後方には、第1螺旋溝20と第2螺旋溝21が前後の2段に形成されている。前記繰り出しカム軸10の第2螺旋溝21の螺旋溝最後方部22には、後述するクリップ16の係合突起23と係合する凸状の係合受部24が形成さている。一方、前記回転後軸7の内側には前記繰り出しカム軸10の第1螺旋溝20と遊嵌するボス25が形成されている。尚、本例においては、係合突起23やボス25の相対的な移動を容易となすために第2螺旋溝21を形成しているが、必ずしも必要なものではなく、係合受部24のみを形成しても良い。
前記クリップ16の後方部に係着された係着体26には、前記繰り出しカム軸10の第2螺旋溝21の螺旋溝最後方部22に形成された係合受部24と係合する係合突起23が形成され、この係合突起23の先端部には凹部23aが形成されている。その係合突起23は、前記係着体26のほぼ中央部に形成されており、前記挟持部18の玉部17とは離隔した位置に形成されている。また、前記回転後軸7には、クリップ16の係着体26に形成された係合突起23が軸筒1の軸線上13に対し垂直方向に侵入するための貫通孔27が形成されている。
前記クリップ16の構成について説明する。クリップ16は、前記回転後軸7の圧入孔7aに圧入・固着され連結されている連結部28と、弾性力を有し前記前軸部2方向へ折り曲げられた折り返し部29と、その折り返し部29の近傍に係着したクリップ係着体26と、そのクリップ係着体26と連動する前記係合突起23とから構成されている。さらに、そのクリップ16の前方向には、前記挟持物19を挟持するクリップ挟持部18が形成されており、そのクリップ挟持部18の先端の近傍には玉部17が形成されている。
前記クリップ係合突起23は、前記後軸部3から前軸部2の軸筒1の軸線上13と同一方向に伸びた前記クリップ16の部材であり、係着体26に形成されている。前記玉部17は、前記挟持物19との接触する軸筒1面側に円弧部30を形成し更に円弧部30と連なる前方方向に傾斜面部31、並びに、円弧部30と連なる後方方向に傾斜面部32を有している。これにより、柔軟性を有している挟持物19であっても、引っ掛かることなくスムーズに挟持できる。
前記クリップ16は、折り返し部29、並びに、クリップ挟持部18が弾性変形することで、クリップ16の玉部17が挟持物19を弾性力で挟持する。よって、クリップ16の係着体26、並びに、係合突起23は、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、メタクリル、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル、ポリアミド、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン、アクリロニトリル・スチレン、ポリエチレン、ポリスチレン等の樹脂材で形成することが好ましく、金属としては、ばね鋼鋼材やばね用ステンレス鋼材、炭素工具鋼鋼材、ばね用冷間圧延鋼材等が好ましい。前記樹脂材と前記ばね用鋼材の複合でも良い。
本実施例における前記筆記体ユニット14は、ボールペン体であり、そのボールペン体の内部には、油性インキが収納されているが、水性インキなどであっても良い。その筆記体ユニット(ボールペン体)は、筆記部となるペン先33と、そのペン先33の後方に固定され、前記油性インキを収納するパイプ状のリフィール33aから構成されている。尚、ボールペン体に換え、シャープペンシルユニットを配置しても良い。ちなみに、そのシャープペンシルユニットは、複数の芯を収容する芯タンクや、その芯タンクの前方に固定され芯の把持・開放を行うチャック体、並びに、そのチャック体の開閉を行うチャックリングや前記チャック体や芯タンクなどを後方に向けて付勢するチャックスプリングなどから構成される。
次に、前記筆記体ユニット14の没入状態について説明する。前記筆記体ユニット14が弾発部材15により軸筒1の後方へと付勢され、その筆記体ユニット14の後方に当接係着された前記繰り出しカム軸10が繰り出しカム軸10の前記第1螺旋溝壁35の螺旋溝最前方部34で前記回転後軸7のボス25と係合状態にある。このとき、前記繰り出しカム軸10が軸筒1に対し最後方で停止し維持された状態である。その繰り出しカム軸10の前方に当接係着した前記筆記体ユニット14も弾発部材15の弾発力によって後方へと付勢されている。
次に筆記体ユニット14が没入状態から突出状態になる状態を示す。前記弾性部材15により後方に付勢された筆記体ユニット14は、前記繰り出しカム軸10が最後方で停止していることで没入状態となっている。この没入状態から前記前軸部2に対して回転後軸7を繰り出しカム軸10の係合受部24に向け軸筒1の軸線上13を中心に回転させると、前記回転後軸7に形成されたボス25も共に回転する。そのボス25の回転に伴って、前記繰り出しカム軸10は、ボス25と当接遊嵌している第1螺旋溝壁35の傾斜に沿って軸筒1の前方へ移動する。前記後前軸5と繰り出しカム軸10は、後前軸5に対して回転は不可能であるが、前後動は可能となっているからである。つまり、後前軸5の位置決め溝11に繰り出しカム軸10の位置決めリブ12が嵌まり込んでいるのである。
前記繰り出しカム軸10が最前方へと移動完了した時点で、前記繰り出しカム軸10の係合受部24と前記クリップ16の係合突起23が係合する。この係合により、前記繰り出しカム軸10は、最前方で停止した状態を維持することになり、繰り出しカム軸10の前方に当接係着した筆記体ユニット14も前記弾発部材15を収縮させて突出状態となる。
次に、前記筆記体ユニット14が突出状態から、没入状態になる過程を示す。前記回転後軸7を前軸部2に対して軸筒1の軸線上13を中心に前記繰り出しカム軸10の係合受部24から前記螺旋溝最前方部34に向かって回転する。その回転後軸7の回転により、回転後軸7に連結されているクリップ16の係合突起23と繰り出しカム軸10の係合受部24との係合が外れ解除される。詳述すると、前記回転後軸7の回転に伴い繰り出しカム軸10は、前記ボス25と当接遊嵌している繰り出しカム軸10の第1螺旋溝壁35の傾斜に沿って、相対的に後方のみへと移動し、前記ボス25と繰り出しカム軸10の螺旋溝部37の螺旋溝最前方部34が係合維持することで、繰り出しカム軸10は軸筒1に対して最後方に停止し、その状態を維持する。この繰り出しカム軸10の後退動作に伴い前記繰り出しカム軸10の前方に当接係着している筆記体ユニット14も前記弾発部材15の付勢により後方へと後退し没入状態となる。
前記クリップ16の挟持部18が前記軸筒1の軸線上13に対して垂直方向に付勢され、クリップ16の玉部17と後前軸5の外周面39が接触している状態を、クリップ16が「閉鎖する」と称す。また、クリップ16の玉部17が前記軸筒1の軸線上13に対して垂直方向に離れ離間し回転後軸7の外周面39から離れた状態をクリップ16が「拡開する」と称す。
次に、本実施例のセーフティー機構について説明する。セーフティー機構とは、前記回転後軸7とクリップ16との間に衣服のポケットなどの挟持物19を挟持した場合に、クリップ16が拡開し、筆記体ユニット14が突出状態から没入状態になる機構である。つまり、クリップ16に挟持物19が挟持されると、クリップ16の係合突起23と繰り出しカム軸10の係合受部24との係合が外れ解除される。その解除により筆記体ユニット14が没入状態となるのである。
次に、前記セーフティー機構の詳細を説明する。前述したように、繰り出しカム軸10の係合受部24がクリップ係合突起23に係合することによって、筆記体ユニット14の突出状態が維持されている。
前記クリップ16の拡開動作は、クリップ16の挟持部18と後前軸5、または、回転後軸7の間に挟持物19を挟むことによりなされ、そのクリップ16の拡開動作に伴い、クリップ16の係合突起23が繰り出しカム軸10の係合受部24から離間し係合が解除される。この係合の解除により、繰り出しカム軸10は、前記筆記体ユニット14を後方へ付勢している弾発部材15によって後退すると共に、筆記体ユニット14も後方へと押し上げられる。その時、回転後軸7は、繰り出しカム軸10の第1螺旋溝20と遊嵌している回転後軸7のボス25により、前記第1螺旋溝壁35の傾斜面に沿って、繰り出しカム軸10の螺旋溝部37の螺旋溝最前方部34に向かって回転する。この回転動作に伴い、軸筒1に対し前後動のみ自在とした繰り出しカム軸10が後方へと移動し、筆記体ユニット14が没入状態となる。
その他の係合解除手段について説明する。クリップ係着体26は、クリップ16に係着し前記クリップ係合突起23を具備していることは、前述の通りである。そのクリップ係着体26は、挟持部18を開く際に支点となる表面部41を有しており、その表面部41は、前記回転後軸7の凸部42に載置された状態となっている。つまり、クリップ係着体26の軸筒1と対峙した最後方部面40を、その軸筒1の軸線上13に対し垂直方向に押圧することによっても拡開させることができるものとなっている。
前記クリップ16の支点なる表面部41をクリップ係合突起23よりも後方に配置したことで、クリップ係着体26の最後方部面40を軸筒1の軸線上13に対し垂直方向に押圧することによって、クリップ16の挟持部18が拡開すると共に、クリップ係着体26と連動したクリップ係合突起23が繰り出しカム軸10の係合受部24から離隔し、クリップ係合突起23と係合受部24との係合が解除される。
第2例を説明する。前記筆記体ユニット14の出没状態の解除手段を、軸筒50の後方に配置した回転後軸51と、その回転後軸51とクリップ52との連結部53の近傍ではあるが、連結部53より後方54に配置した例である。前記第1例と同様な構成及び、作用、効果については、その説明を省略すると共に、図面においては同一符号で表記する。
回転繰り出し式筆記具の構成要素について説明する。軸筒50からなる筆記具であり、前記前軸部2と後軸部55で構成されている。前記前軸部2は先前軸4と前記後前軸5で構成されている。先前軸4の後方に後前軸5が螺合などの手段によって、着脱自在に固定されており、その先前軸4の外周には、弾力性を有するゴムグリップ6が嵌入されている。また、後前軸5の後方には、クリップ52を有する回転後軸51が後軸部55として嵌着されている。
更に、後前軸5は、回転後軸51を嵌着するための凹部8を有し、回転後軸51には、前記後前軸5と嵌着する凸部56が形成され、相対的な回転が可能な嵌着構造となっている。前記後前軸5の内側には、繰り出しカム軸10の回転方向の位置決めをする位置決め溝11が形成されている。繰り出しカム軸10には、前記後前軸5に形成されている位置決め溝11に挿入され遊嵌するように、位置決めリブ12が形成している。前記後前軸5と繰り出しカム軸10は、後前軸5の位置決め溝11と繰り出しカム軸10の位置決めリブ12により、軸筒50の軸線上57に対して平行方向のみの前後動を自在としている。
筆記体ユニット14は、軸筒50の内側に配置されており、その筆記体ユニット14の後端が前記繰り出しカム軸10の内壁面部に当接係着している。また、筆記体ユニット14は、前軸部2の内側に内設されたコイルスプリングなどの弾発部材15により後方に向けて付勢されると共に、繰り出しカム軸10をも後方に向けて付勢させている。前記クリップ52は、回転後軸51外周面に蝶着嵌合で連結されている。そのクリップ52は、玉部61が形成された挟持部62が設けられており、その挟持部62と軸筒50の間に挟持物19が挟みこまれることによって、その挟持物19を挟持するものとなっている。
前記繰り出しカム軸10の外周であって後方には、第1螺旋溝20と第2螺旋溝21が前後の2段に形成されている。前記繰り出しカム軸10の第2螺旋溝21の螺旋溝最後方部22には、後述するクリップ52の係合突起58と係合する凸状の係合受部24が形成さている。一方、前記回転後軸51の内側には前記繰り出しカム軸10の第1螺旋溝20と遊嵌するボス59が形成されている。前記クリップ52には、前記繰り出しカム軸10の第2螺旋溝21の螺旋溝最後方部22に形成された係合受部24と係合する係合突起58が形成され、この係合突起58の先端部は凹部58aが形成されている。また、回転後軸51には、クリップ52の係合突起58が軸筒50の軸線上57に対し垂直方向に侵入するための、貫通孔60が形成されている。
前記クリップ52の構成について説明する。クリップ52の挟持部62の玉部61側をクリップ52の前方と称す。また、前記クリップ52と回転後軸51との連結部53からの板バネ部63側を後方と称す。
クリップ52は、クリップ挟持部62の前方に玉部61を形成しており、クリップ52と回転後軸51との連結部53の後方には、弾性体からなる板バネ部63を形成している。板バネ部63は、クリップ52と第1板状部64を連結する第1連結部65と第1板状部64と、第2板状部66を連結する第2連結部67を有している。尚、前記板バネ部63は単一部材としても良いし、複数の部材から構成しても良い。前記クリップ52の玉部61は、挟持物19が引っ掛かることのない形状としている。具体的に、玉部61は、前記挟持物19との接触する軸筒1面側に円弧部68とその円弧部68と連なる前方に前方傾斜面部69、並びに、前記円弧部68と連なる後方に後方傾斜面部70を有しており、前記柔軟な挟持物19がスムーズに通過できる。
前記クリップ52は、回転後軸51の後方にクリップ52と蝶着嵌合している連結部53と挟持部62と後方に設けられた板バネ部63とから構成されている。前記板バネ部63の付勢力は、連結部53を支点とし、前記クリップ52の前方挟持部62の挟持力となる。本例では、前記板バネ部63を板状物としているが、楕円状であっても良く三角形状などであっても良い。前記構成により、クリップ52の後方に設けられた板バネ部63が伸張した場合には、クリップ52の前方が前記蝶着嵌合している連結部53を支点にして軸筒50の軸線上57に向け作用し、この作用によってクリップ52の挟持部62が閉鎖した状態となる。
尚、クリップ52の後方に設けられた板バネ部63を収縮させた場合には、クリップ52の前方は、前記蝶着嵌合している連結部53を支点にして軸筒50の軸線上57から離れる方向に向け作用し、クリップ52の挟持部62が拡開した状態となる。
そのクリップ52は、挟持部62と前記板バネ部63が弾性変形するため、その弾性変形に富んだ材質を選択することが好ましい。例えば、前記第1例と同様に、クリップ52を、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、メタクリル、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル、ポリアミド、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン、アクリロニトリル・スチレン、ポリエチレン、ポリスチレン等の樹脂材で形成することが好ましが、ばね鋼鋼材やばね用ステンレス鋼材、炭素工具鋼鋼材、ばね用冷間圧延鋼材等の金属材としても良く、前記樹脂材と前記ばね用鋼材の複合でも良い。
前記板バネ部63には、前記第2板状部66の側面71に凸部72が形成されており、その凸部72を支点として第2板状部66のクリップ係合突起58の方向が変更される。回転後軸51の後方外周面には、前記凸部72の支点が載置される凹部73が形成されている。前記クリップ係合突起58は、凸部72を支点とし、クリップ係合突起58の方向を軸筒50の軸線上57や、その軸筒50の軸線上57から離れる方向74へと自在にその方向を替えることができる。
さらに、前記板バネ部63は、そのクリップ52と回転後軸51の前記凹部73との間に張設されており、前記第2板状部66に形成された凸部72を載置する凹部73の間で、伸縮自在に作用している。前記クリップ係合突起58は、繰り出しカム軸10の係合受部24と係合する目的で形成されたものであって、クリップ52の板バネ部63に形成されている。
次に、前記筆記体ユニット14の没入状態について説明する。前記筆記体ユニット14が弾発部材15により軸筒1の後方へと付勢され、その筆記体ユニット14の後方に当接係着された前記繰り出しカム軸10が繰り出しカム軸10の前記第1螺旋溝壁35の螺旋溝最前方部34で前記回転後軸7のボス59と係合状態にある。このとき、前記繰り出しカム軸10が軸筒1に対し最後方で停止し維持された状態である。その繰り出しカム軸10の前方に当接係着した前記筆記体ユニット14も弾発部材15の弾発力によって後方へと付勢されている。
次に筆記体ユニット14が没入状態から突出状態になる状態を示す。前記弾性部材15により後方に付勢された筆記体ユニット14は、前記繰り出しカム軸10が最後方で停止していることで没入状態となっている。この没入状態から前記前軸部2に対して前記回転後軸51を繰り出しカム軸10の係合受部24に向け軸筒50の軸線上57を中心に回転させると、この回転後軸51に形成されたボス59も共に回転する。そのボス59の回転に伴って、繰り出しカム軸10は、ボス59と当接遊嵌している第1螺旋溝壁35の傾斜に沿って軸筒50の前方へ移動する。前記後前軸5と繰り出しカム軸10は、後前軸5に対して回転は不可能であるが前後動は可能となっているからである。つまり、後前軸5の位置決め溝11に繰り出しカム軸10の位置決めリブ12が嵌まり込んでいるのである。前記繰り出しカム軸10が最前方へと移動完了した時点で、前記繰り出しカム軸10の係合受部24と前記クリップ52の係合突起58が係合する。この係合により、前記繰り出しカム軸10は、最前方で停止した状態を維持することになり、繰り出しカム軸10の前方に当接係着した筆記体ユニット14も前記弾発部材15を収縮させたて突出状態となる。
次に、前記筆記体ユニット14が突出状態から、没入状態になる過程を示す。前記回転後軸51を前軸部2に対して軸筒50の軸線上57を中心に前記繰り出しカム軸10の係合受部24から前記螺旋溝最前方部34に向かって回転する。その回転後軸51の回転により、回転後軸51に連結されているクリップ52の係合突起58と繰り出しカム軸10の係合突起58との係合が外れ解除される。詳述すると、前記回転後軸51の回転に伴い繰り出しカム軸10は、前記ボス59と当接遊嵌している繰り出しカム軸10の第1螺旋溝壁35の傾斜に沿って、相対的に後方のみへと移動し、前記ボス59と繰り出しカム軸10の螺旋溝部37の螺旋溝最前方部34が係合維持することで、繰り出しカム軸10は軸筒50に対して最後方に停止し、その状態を維持する。この繰り出しカム軸10の後退動作に伴い前記繰り出しカム軸10の前方に当接係着している筆記体ユニット14も前記弾発部材15の付勢により後方へと後退し没入状態となる。
次に、本実施例のセーフティー機構について説明する。セーフティー機構とは、前記回転後軸51とクリップ52の挟持部62との間に衣服のポケットなどの挟持物19を挟持した場合に、クリップ52の挟持部62が拡開し、筆記体ユニット14が突出状態から没入状態になる機構である。つまり、クリップ52に挟持物19が挟持されると、クリップ52の係合突起58と繰り出しカム軸10の係合受部24との係合が外れ解除される。その解除により筆記体ユニット14が没入状態となるのである。
次に、前記セーフティー機構の詳細を説明する。前述したように、繰り出しカム軸10の係合受部24がクリップ52の係合突起58に係合することによって、筆記体ユニット14の突出状態が維持されている。前記クリップ52の挟持部62の拡開動作は、クリップ52の挟持部62と、回転後軸51の間に挟持物19を挟むことによりなされ、そのクリップ52の挟持部62の拡開動作に伴い、クリップ52の係合突起58が繰り出しカム軸10の係合受部24から離間し、係合が解除される。この係合の解除により、繰り出しカム軸10は、記筆記体ユニット14を後方へ付勢している弾発部材15によって後退すると共に、筆記体ユニット14も後方へと押し上げられる。その時、回転後軸51は、繰り出しカム軸10の第1螺旋溝20と遊嵌している回転後軸51のボス59により、前記第1螺旋溝壁35の傾斜面に沿って、繰り出しカム軸10の螺旋溝部37の螺旋溝最前方部34に向かって回転する。この回転動作に伴い、軸筒1に対し前後動のみ自在とした繰り出しカム軸10が後方へと移動し、筆記体ユニット14が没入状態となる。
次に、セーフティー機構の係合解除を具体的に説明する。前述の通り、繰り出しカム軸10の係合受部24が前記クリップ52の係合突起58に係合することで、筆記体ユニット14が突出状態になっている。ここで、前記クリップ52の挟持部62を拡開させると、前記板バネ部63が軸筒50の軸線上57に向かってに収縮する。この収縮動作によって、前記第2板状部66は凸部72を支点として回転する。即ち、第2板状部66の後方部が軸筒50の軸線上57の方向に移動する一方、前方部が軸筒50の軸線上57から離れる方向に移動する。これによって、筒軸50の軸線上57の方向に向いていたクリップ52の係合突起58は、凸部72を支点として、軸筒50の軸線上57から離れる方向74へと替えられることで、前記繰り出しカム軸10の係合受部24からクリップ係合突起58が外れ係合が解除される。
この係合の解除により、繰り出しカム軸10は、筆記体ユニット14を後方へ付勢している弾発部材15によって後退すると共に、筆記体ユニット14も後方へと押し上げられ、筆記体ユニット14が没入状態となる。つまり、クリップ52の挟持部62が拡開することでペン先33等が没入する。
回転繰り出し式筆記具の構成概略図(第1実施例)。 図1の要部拡大図。 繰り出しカム軸の螺旋溝と回転後軸のボスの概略関連拡大図。 繰り出しカム軸の正面側模式図。 繰り出しカム軸の背面側模式図。 筆記体ユニットの没入状態の概略図及び、筆記体ユニットを突出状態にするために後の回転方向を示した概略図。 前記図6の動作展開図(筆記体ユニットが没入状態から突出状態になる例)。 筆記体ユニットの突出状態の概略図及び、筆記体ユニットを没入状態にするために 後軸部の回転方向を示した概略図。 前記図8の動作展開図(筆記体ユニットが突出状態から没入状態になる例)。 セーフティー解除機構により筆記体ユニットの突出状態が没入状態になる動作例の概略図。 図10の要部拡大図。 セーフティー解除機構により筆記体ユニットの突出状態が没入状態になる動作例の概略図。 セーフティー解除機構により筆記体ユニットの突出状態が没入状態になる動作例の概略図。 図10から図13の動作展開図(繰り出しカム軸の係合受部とクリップ係合突起の係合解除後のボスと繰り出しカム軸の動作の例)。 回転繰り出し式筆記具の構成概略図(第2実施例)。 クリップの模式図(第2実施例)。 クリップの係合突起と繰り出しカム軸の係合受部がクリップの挟持部に挟持物を挟むことで係合解除される例の概略拡大図。
1 軸筒
2 前軸部
3 後軸部
4 先前軸
5 後前軸
6 ゴムグリップ
7 回転後軸
7a 圧入孔
8 凹部
9 凸部
10 繰り出しカム軸
11 位置決め溝
12 位置決めリブ
13 軸線上
14 筆記体ユニット
15 弾発部材
16 クリップ
17 玉部
18 挟持部
19 挟持物
20 第1螺旋溝
21 第2螺旋溝
22 螺旋溝最後方部
23 係合突起
23a 凹部
24 係合受部
25 ボス
26 係着体
27 貫通孔
28 連結部
29 折り返し部
30 円弧部
31 前方傾斜面部
32 後方傾斜面部
33 ペン先
33a リフィール
34 螺旋溝最前方部
35 第1螺旋溝壁
37 螺旋溝部
39 外周面
40 後方
41 突部
42 凸部
50 軸筒
51 回転後軸
52 クリップ
53 連結部
54 後方
55 後軸部
56 凸部
57 軸線上
58 係合突起
58a 凹部
59 ボス
60 貫通孔
61 玉部
62 挟持部
63 板バネ部
64 第1板状部
65 第1連結部
66 第2板状部
67 第2連結部
68 円弧部
69 前方傾斜面部
70 後方傾斜面部
71 側面
72 凸部
73 凹部
74 方向
75 外周面

Claims (2)

  1. 相対的に回転が可能な前軸部と後軸部から構成される軸筒に筆記体ユニットを出没自在に配置すると共に、前記後軸部に繰り出し機構を配置した回転繰り出し式筆記具であって、前記後軸部にクリップを取付けると共に、そのクリップによって前記筆記体ユニットの突出状態を解除し、没入状態へとする解除手段を前記クリップに設けた回転繰り出し式筆記具において、前記繰り出し機構を第1螺旋溝と、その第1の螺旋溝の後方に位置する第2螺旋溝から構成すると共に、繰り出し機構は前軸部の軸線上に対して平行方向のみの前後動を自在となし、また、前記第1螺旋溝に遊嵌するボスを前記後軸部に形成し、その後軸部を回転せしめることによって前記筆記体ユニットを前進せしめ、さらに、前記クリップの先端近傍に突状の挟持部を設けると共に、その挟持部と離隔した位置であって、前記第2螺旋溝の後方部に前記筆記体ユニットの解除手段を配置し、その解除手段を前記第2螺旋溝に対して係脱可能に配置したことを特徴とする回転繰り出し式筆記具。
  2. 前記解除手段を軸筒とクリップとの連結部の近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載の回転繰り出し式筆記具。
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