JP3681203B2 - ノック式筆記具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、後端のノック棒を押圧することによって筆記体であるリフィ−ルを突出させて筆記する所謂ノック式筆記具における、ポケットに収納する時には内筒と軸筒内部の係止部が解除されてリフィ−ルが収納されるため服を汚す事が無い安全機構を改良したノック式筆記具に関するものである。特に安価な構成とした場合の動作の確実性や操作性の向上をめざしたノック式ボールペンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から存在するキャップ脱着を不要としたキャップレスのノック式ボールペンでは軸の前端面が開孔しており、ノック部を押すことでリフィ−ルを突出させて筆記する構造であるが為に、ポケットへの収納時にリフィ−ルを収納し忘れてしまうとリフィ−ルが軸外へ突出したままとなり、ポケットをインクで汚す事故が存在していた。この問題を解決するためにクリップの係止玉と軸内部の突起とを係止させる事でポケットへ筆記具を差す時には必ずリフィ−ルが収納される構造の考案や軸に窓を設けてクリップの玉部分に係止部を設けて同様の作動とする考案が提案されてきた。しかし、これらには金属製のクリップに窓や係止部の加工が必要で高価で加工性に問題があったり、クリップのバネ性の耐久性を犠牲にしたり、部品数が多くなる等の欠点が存在していた。特に、ノック式で服を汚す事を防止するセーフティー機構では、ノック棒を押圧してリフィールを突出させた後収納する場合にはクリップの後端側を押してクリップ玉部を持ち上げることで係止を解除してリフィールを収納するものが一般的に採用されているが、この場合にはクリップのバネ性付与部分には係止と解除の繰り返し耐久性を考慮して強いバネ性を持たせているために解除に要する力が必要となって使いやすい荷重に設定されることが困難であったことと、特に直液式のリフィールを搭載した場合には、解除時のリフィールにかかる衝撃によってリフィール内部のインクがずれたり、漏れだしたり、先端部に空気を巻き込んで筆記カスレを生じる危険性をかかえているため、リフィールに耐衝撃性の機構が必要であるなどの欠点が存在している。さらに、操作性の点で容易かつ操作感の優れているノック棒の押圧を繰り返すだけでリフィールの突出と収納を繰り返す所謂ダブルノック式の筆記具でセーフティー機構を搭載したものが望まれていたが、優良な筆記具が存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、主に普及型のボールペンの改良を目的としており、リフィールの突出動作や収納動作の場合のスムーズな作動や、筆記を阻害することなく、ポケットへの収納時の服を汚す事故を未然に防止すると共に、リフィールの突出と収納をやりやすい機構として、特にごく安価な部品形状と構成とすることでコストの問題と同時に組立て性の問題も解決する事が望まれている。またクリップを樹脂製とした場合でもクリープしにくい弱いバネ性での確実な作動を確保させたいという要望や操作感の良い確実な動作を保証できる構成としたいという要望や、さらには、リフィールにかかるノック衝撃が少なくしたいという要望などを満たすノック式筆記具を提供する、という課題を解決する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本発明のノック式筆記具は先端に筆記部を有するリフィールとそれを後方へ付勢するスプリング6とリフィールに連動して軸筒1より突出するノック棒5を有し、そのノック棒5を押圧してリフィールを軸筒1の前部から突出させることによって突出状態となり、内筒2に設けられたクリップの係止玉2−aが回転子3の係止リブ3−aに係止することで突出状態を保持する。ノック棒5の前方のリフィールとの間にはリフィールを支持する回転子3を設け、このノック棒5と回転子3はそれぞれに対応したカム斜面であるノック棒カム5−aとノックカム3ーcをそれぞれ有して軸方向前方へのノック動作によって回転子が所定角度ずつ一定方向にのみ回転するように構成される。さらにノック動作後の押圧を止めたときにはリフィールはスプリング6によって常に後方へ附勢されており、回転子3のカム突起3ーbとそれに対応した内筒2のカム2ーcによって前述のノック棒5と回転子3による回転と同一方向へ回転させる。つまり、回転子3は所定の角度で回転して、ある時点で(実施例では2回のノックで)1周して、動作を繰り返す。これらの動作を確実にするために、上述の内筒2のカム2ーcのカム面にはカム突起3ーbとは係止しない段差2ーgを構成し、前記係止玉2ーaと前記係止リブ3−aとの係止の妨げにならないようにするとともに、さらに係止玉2ーaおよび軸筒1の窓1ーaにはそれぞれ玉平坦部2ーh、軸平坦部1ーdを設けて、前記係止玉2ーaと軸筒1に没入している状態において、前記平坦部2ーh及び軸平坦部1ーdが当接するようにしたことにより動作の確実性をアップさせた。また、特に収納時の衝撃が問題となりやすい、中粘度インクを収容した直液式リフィールの場合には、25℃における剪断速度200(S −1 )の時の粘度が10mPa・Sから3000mPa・S[望ましくは剪断減粘性を有する粘度30〜1000mPa・S]の中粘度インク11とリフィール後方には揮発しにくいグリス状のフォロワー9とフォロワー9に浮遊するようにフォロワー9と略同等の比重を有するフォロワー棒8とを内蔵し、筆記部となる筆記ボール14−aを保持するチップ14には内部に筆記ボール14−aを円周状のカシメによって抜け止めされるとともに、常に筆記ボール14ーaを押圧するチップスプリング15を内蔵して、円周状のカシメ部14−bと筆記ボール14ーaとによってボールバルブ機構を形成しており、逆流防止効果を確実にするために逆止ボール13と継手12の弁構造による逆流防止機構を追加した。筆記部の先端に80℃から150℃にて溶融するホットメルトタイプの先端シール剤16を付着させた場合には輸送によるトラブルが防止できる。さらに、ローコストに組立する為や部品を省略する為に、内筒2と一体に成形した突起2−fと軸筒1のストッパー溝1ーcとが係止することで軸の内部機構の後退規制とした場合には、スナップフィットで組立が挿入動作のみで可能になる上に、口先17を省略したローコストなノック式筆記具と出来る。
【0005】
【実施例】
以下、図示した実施例について詳説する。図1から図8は本発明の実施例を示している。図に示すように透明または半透明樹脂製のチューブ内部にインクを保存するリフィールのチューブ先端側には継手が圧入されており、内部の略中央にインク導入孔を持つボール受け座を設けチップの軸方向後端と受け座によって形成される弁室内に遊嵌された逆止ボールによって通常の筆記時にはインク収容部から筆記部となるボールまでを連通する構造としたうえで上向きでは逆止ボールが受け座に密接することによってインクの逆流を防止した構造のボールペンリフィ−ルを持つ、所謂中粘度ボールペンリフィールを内蔵するノック式筆記具である。
【0006】
このリフィールは、特に収納時の衝撃が問題となりやすい、中粘度インクを収容した直液式リフィールである。粘度10から3000cp望ましくは擬塑性といわれる剪断減粘性を付与した30から1000cpの中粘度インクとリフィール後方には揮発しにくいポリブテンや流動パラフィンなどの鉱油に粘性調整剤を混合した物などからなるグリス状のフォロワーとフォロワーに浮遊するようにフォロワーと略同等の比重を有するPPやPE等の樹脂製のフォロワー棒とを内蔵し、筆記部となる筆記ボールを保持するチップには内部に筆記ボールを円周状のカシメ部によって抜け止めされるとともに、約1gから40gの荷重で押圧するチップスプリングを内蔵して、ボールとのシール面となる円周状のカシメ部と筆記ボールとによってボールバルブ機構を形成して耐衝撃性アップやインクの揮発防止やインクの逆流を防止させる。このチップスプリングは通常はφ0.3〜φ1.2のごく小さい筆記ボールを直接押圧する為に、先端部に直線部を一体に設けたスプリングとして有り、その抜け止めのためにチップの後端部はカシメによって抜け止めして有る。輸送中のペン先保護や揮発防止を目的として先端に80℃から150℃にて溶融するホットメルトタイプの先端シール剤16を付着させた場合には長期保存性のアップやユーザーまでの輸送によるトラブルが防止できる。
【0007】
このノック式筆記具では、先端に筆記部を有するリフィールとそれを後方へ付勢するスプリングとリフィールの後端面に当接して軸筒より突出するノック棒を有している。そのノック棒を押圧してリフィールを軸筒の前部から突出させることによって突出状態となり、この時には内筒に設けられたクリップの係止玉が軸筒内部の回転子の係止リブと係合して突出状態を保持する。ノック棒の前方のリフィールとの間には回転子を設けて、内筒との回り止めを有するノック棒と回転子はノック動作によってリフィールと連動される様に適宜遊嵌されると共に、後退方向へはクリップ筒の受け部によって所定のノックストローク内のみで稼働できるように規制されている。
【0008】
このノック棒と回転子はそれぞれに対応したカム斜面であるノック棒カムとノックカムをそれぞれ有して軸方向前方へのノック動作によって回転子が所定角度ずつ一定方向にのみ回転するように構成される。さらにノック動作後の押圧を止めたときにはリフィールはスプリングによって常に後方へ附勢されており、回転子のカム突起とそれに対応した内筒のカムによって前述のノック棒と回転子による回転と同一方向へ回転させる。つまり、回転子は所定の角度で回転し、ある時点で(実施例では2回のノックで)1周して、動作を繰り返す。これらの動作に必要な、それぞれのカム斜面は適宜形状や角度を選択されており、ノック棒の回り止めと内筒のガイド溝によるノック棒回り止めや軸後方のストッパーとなる受け部なども適宜形状を選択できる。本発明では、さらに動作を確実にするためにカム斜面の係止玉と係止リブが係止される部分に段差を設けて係止するためのノック動作は係止玉よりも前方に係止リブが移動しており、ノック棒の押圧を止めると係止される動作の時にはカムに段差があるためカムが玉部とリブとの係止の妨げにならない様にする。さらに通常は係止玉は常に軸径方向内方に向かうようなバネ性を設けているのでこの時の受け面として係止玉と軸の窓部にそれぞれに対応した平坦部を設けている。これによって部材のバラツキが多少有っても、機能的には全く問題のないノックおよび係止機構とすることが出来る。
【0009】
リフィール突出状態で、リフィール収納を忘れてポケットへ差そうとすると、内筒に設けられたクリップの係止玉を上方へ持ち上げる事で回転子の係止リブと内筒に設けられたクリップの係止玉が離されて係止が解除されるのでリフィールは収納方向へ移動する。回転子のカム突起と内筒のカムによって、回転子は回転しながら後退して軸方向としては後方の後退規制位置に後退して回転子と連動するリフィールが収納される。この時に回転子は回転方向にも初期状態と同様の位置にセットされており、再度ノック棒を押圧すると突出方向の動作を開始可能となる。また内筒に一体に成形または圧入などによって固定した突起を設けて、この突起と軸筒のストッパー溝によって内筒およびノック棒や回転子、リフィールなどの内蔵物を後退規制して取り付けると組立時に挿入作業によるスナップフィットのみで組み立て可能になったり、ユーザーが突起を鋭利な突起物で押して機構部およびリフィールを取り出し可能となりリフィール交換が可能となって、口先を省略した安価な製品展開も可能となる。
【0010】
本発明のその他の実施例としては筆記部がむき出しになるとポケットが汚れてしまう筆記具に応用できる。上述の説明したものに加えて、インクが通常の水性でインク吸蔵体には繊維束である中綿を使用した所謂水性ボールペンや、通常よりも粘性をやや低くした油性のインクを使用した油性ボールペンや、ペン先に繊維束または内部に毛細管現象を利用した所謂サインペンやマーカーなどのリフィ−ルを使用したノック式筆記具や、内筒のバネ性をさらに補強するために金属製のバネ板を内筒に追加した物などが適宜採用できる。これらの実施例の物でも本発明の同様の効果が期待される。
【0011】
【作用】
実施例に於いて、本発明の作用を説明する。軸後方に突出するノック棒を押圧することによって筆記体であるリフィ−ルを軸の先端から突出させて筆記可能となるノック式ボールペンにおいて、内筒に設けられたクリップの係止玉と係止リブとが係止することでリフィールの突出状態を保持するため、内筒に設けられたクリップの係止玉を持ち上げた時点で係止が解除されてリフィールが自動的に収納されるのでペン先が出たままポケットに差して服を汚すことが防止できる。また従来よりも軽いクリップ部の押圧力に設定可能であるため、操作感が向上できると共に、係止突起が軸外へ突出することがないため、容易にポケットへの抜き差しが可能となる上、内筒のクリップ部分のクリープを防止することが可能となり、もしクリープしたとしても内筒が回転動作で軽く動作するために機能上の問題が発生することもなくなるうえに、カム斜面に段差を設けることで係止玉と係止リブとの係止が妨げられない。また、係止玉の軸筒に面した箇所に平坦部を設けるとともに軸筒のクリップに面した箇所に軸平坦部を設けることで、係止玉が軸筒に没入している状態においては係止玉の平坦部と軸筒の軸平坦部が当接しており、係止する位置のバラツキを吸収することによって係止の確実性がアップする。さらにはノック部のみの動作で突出と収納が繰り返されるためユーザーに特殊な操作説明がいらず操作性が向上できるばかりでなく、リターン時の衝撃はカム斜面とノック部のユーザーの指によってかなり弱められるため、従来は不可能であった中粘度式のリフィールの搭載なども可能となる。
【0012】
【発明の効果】
本発明のノック式筆記具の構成及び作用は以上の如くであり、服を汚すなど重大な事故にはならない効果がある、安全性の高いノック式筆記具の機能を満足させるだけではなく、ユーザーの使用が簡便に行える使いやすい筆記具を提供することが可能となる。さらにクリップのクリープ現象の影響を軽減することが可能となる上にクリープしたとしても内筒が回転動作で軽く動作するため、機能上の問題が発生することもなくなる。部品構成が簡略化されるだけでなく、耐熱性の高い高価な樹脂を選定する必要が無くなる事から安価で機能性の良い長期の耐久性を考慮された安定した製品を提供できる。そのうえポケットへの抜き差しやノック動作の操作感やコスト安価な満足のいくノック式筆記具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である筆記具の全体を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施例である筆記具の後端部を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施例である筆記具の先端部を示す縦断面図である。
【図4】本発明の実施例である内筒部品の外観図である。
【図5】本発明の実施例である内筒部品の下方外観図(A矢視)である。
【図6】本発明の実施例である内筒部品の外観詳細図(係止玉部)である。
【図7】本発明の実施例である回転子の外観図である。
【図8】本発明の実施例である筆記具のカム斜面の展開概略図である。
【図9】本発明の実施例である筆記具カム斜面の動作概略図である。
【符号の説明】
1 軸筒
1−a 窓
1ーb ガイド溝
1ーc ストッパー溝
1ーd 軸平坦部
2 内筒
2−a 係止玉
2ーb ガイド溝
2ーc カム
2ーd 回り止め溝
2−e 起立部
2ーf 突起
2ーg 段差
2ーh 平坦部
3 回転子
3ーa 係止リブ
3ーb カム突起
3ーc ノックカム
3ーd 流通路
4ーa アンダーカットA
4ーb アンダーカットB
4ーc アンダーカットC
5 ノック棒
5−a ノック棒カム
5ーb 回り止め
6 リターンスプリング
7 尾栓
8 フォロワー棒
9 フォロワー
10 チューブ
11 インク
12 継手
13 逆止ボール
14 チップ
14−a 筆記ボール
14ーb カシメ部
15 チップスプリング
15ーa 直線部
15ーb バネ部
16 先端シール剤
Claims (3)
- 先端に筆記部を有するリフィールとそれを後方へ付勢するスプリング6とリフィールと連動可能に遊嵌されて軸筒1の後端より突出するノック棒5を有し、ノック棒5とリフィールとの間にリフィールを支持する回転子3を設け、ノック棒5を押圧してリフィールを軸筒1の前部から突出させて突出状態を保持し、さらにノック棒5を押圧することで係止が解除されてリフィールを収納する様な所謂ダブルノック機構を有するノック式筆記具に於いて、内筒2に設けられたクリップの係止玉2−aと軸内部でノック棒5と連動する回転子3の係止リブ3−aとが係止することでリフィールの筆記部の突出状態を保持して係止玉2−aが持ち上げられるとリフィールが収納されるセーフティー機構を構成し、突出させる場合のノック棒5のノック棒カム5−aと回転子3のノックカム3ーcによる回転子3の回転方向と収納させる場合の回転子3のカム突起3ーbと内筒2のカム2ーcによる回転子3の回転方向のどちらも同一方向となして係止リブ3ーaを一体に有する回転子3をノックの繰り返しによって所定の角度で同一方向へ回転するようにそれぞれのカムを配置して、上述の内筒2のカム2ーcのカム面にはカム突起3ーbとは係止しない段差2ーgを構成することで前記係止玉2ーaと前記係止リブ3ーaとの係止の妨げにならないようにしたことを特徴とするノック式筆記具。
- 回転子3の係止部リブ3ーaは軸筒1の外径よりも突出せず、内筒2に設けられたクリップの係止玉2ーaを軸筒1内に没入させるとともに、前記係止玉2ーaのうち軸筒1に面した箇所に平坦面である平坦部2ーhを設けるとともに、軸筒1のうちクリップに面した箇所に平坦面である軸平坦部1ーdを設け、前記係止玉2ーaを軸筒1に没入している状態において、前記平坦部2ーh及び軸平坦部1ーdが当接していることを特徴とする請求項1に記載のノック式筆記具。
- 内蔵するリフィールを下記の(1)から(3)の構成を満足するリフィールとしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のボールペンタイプのノック式筆記具。
(1)25℃における剪断速度200(S −1 )の時のインク粘度が10mPa・Sから3000mPa・Sの中粘度インク11とリフイール後方には揮発しにくいグリス状のフォロワー9とフォロワー9略同等の比重を有するフォロワー棒8とを内蔵する。
(2)筆記部となる筆記ボール14−aを有し、それを保持するチップ14には内部に筆記ボール14−aを円周状のカシメ部14ーbによって抜け止めされるとともに、約1gから40gの荷重で押圧するチップスプリング15を内蔵して、円周状のカシメ部14ーbと筆記ボール14−aとによってボールバルブ機構を形成する。
(3)チップスプリング15には筆記ボール14ーaに接する部分に直線部15ーaをその後端のバネ部15ーbと一体に設ける。
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