JP5168184B2 - センサ装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されたセンサチップと、前記センサチップの制御回路が形成された回路チップとを有してなるセンサ装置およびその製造方法に関する。
半導体基板からなるセンサチップに形成された流量検出部を被測定流体に露出して、被測定流体の流量を測定する流量センサ装置が、例えば、特開平11−6752号公報(特許文献1)と特開2008−111668号公報(特許文献2)に開示されている。
図12は、特許文献1に開示された流量センサ装置を示す図で、(a)は、流量センサ装置91の平面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線A−Aでの断面図である。
図12(a),(b)に示す流量センサ装置91は、センサチップ2、回路チップ11、同一素材から形成されるターミナル素材としてのリード10a〜10f、ワイヤ12a〜12c、およびモールド樹脂7を含み構成される。流量センサ装置91は、センサチップ2の流量検出部RKを空気流13に露出して、空気流13の流量を測定する。
センサチップ2に形成されている流量検出部RKは、シリコン等の半導体基板の下面より異方性エッチングにより電気絶縁膜からなるダイヤフラム6の境界面まで形成された空洞5と、ダイヤフラム6上に形成された発熱抵抗体4と、半導体基板の先端部に形成されて空気温度を計測する為の測温抵抗体3と、各抵抗体と外部回路等とを結ぶ配線接続端子9とを含み構成される。また、回路チップ11は、測温抵抗体3の温度に対して所定の温度だけ高くするように発熱抵抗体4に加熱電流を流す制御を実行し、空気流量を表わす空気流量信号を得るものである。
絶縁体としてのモールド樹脂7は、エポキシ樹脂等の一体成形可能である電気絶縁材からなる。モールド樹脂7は、空気流13を感知する発熱抵抗体4や測温抵抗体3などからなるセンサチップ2の流量検出部RKを被測定流体である空気流13に露出するようにして、センサチップ2の配線接続端子9を含む部分、回路チップ11、リード10a〜10fの一部もしくは全部およびワイヤ12a〜12cなどを、樹脂モールド成形にて一体に覆っている。
図13は、特許文献2に開示された流量センサ装置を示す図で、(a)は、流量センサ装置92の模式的な上面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線B−Bでの断面図である。
図13の流量センサ装置92も、図12に示した流量センサ装置91と同様に、センサチップ2aの流量検出部RKを被測定流体に露出して、被測定流体の流量を測定する。 図13の流量センサ装置92におけるセンサチップ2aに形成された流量検出部RKは、図12の流量センサ装置91におけるセンサチップ2に形成されたそれと同様のものであり、同じ符号が付されている。
図13に示す流量センサ装置92は、半導体基板に流量検出部RKが形成されてなるセンサチップ2aと、流量検出部RKの入出力を制御するための回路部が形成されてなる回路チップ11aと、センサチップ2aと回路チップ11aの少なくとも一方に接続するための同一素材から形成されるターミナル素材としてのリード40a〜40cを備えている。尚、図13(b)に示す符号50a,50bはワイヤであり、図13(a)においては図示を省略している。
図13の流量センサ装置92では、回路チップ11aが、接続ワイヤ50aによりリード40aの一端に電気的に接続されると共に、モールド樹脂7aの内部に封じ込まれている。また、センサチップ2aは、モールド樹脂7aと分離して、モールド樹脂7aの表面に露出するリード40aのもう一端に電気的に接続され、接続部CBが構成されている。センサチップ2aは、モールド樹脂7aおよびリード40aに対してフリップチップ実装されており、スタッドバンプ9bによる接続によって、電気的な接続だけでなく、センサチップ2aを固定する機能を持たせている。また、センサチップ2aの配線接続端子9aとモールド樹脂7aの表面に露出するリード40aの接続部CBは、絶縁樹脂8により覆われている。
特開平11−6752号公報 特開2008−111668号公報
図12に示す流量センサ装置91では、センサチップ2の配線接続端子9をモールド樹脂7で覆うことで、配線接続端子9を外部の空気流13から密閉し、電気的な絶縁性を確保すると共に腐食等による劣化を防止している。一方、モールド樹脂7による配線接続端子9の密閉を確実にするためには、モールド時に、金型をセンサチップ2に密着させる必要がある。しかしながら、モールド前の各構成部品の組み付け体には組み付けばらつきがあり、型をセンサチップ2へ密着させることは、一般的に非常に困難である。このため、センサチップ2とモールド樹脂7の外部面が交差する図12中の境界BDにおいて、型の密着が悪いとモールド時にモールド材が隙間から漏れ出す不具合(樹脂バリ)が発生し、型の密着が強すぎるとセンサチップ2の割れ不具合が発生する。
一方、図13に示す流量センサ装置92では、回路チップ11aをモールド樹脂7aで覆った後にセンサチップ2aを取り付けるため、上記した図12の流量センサ装置91における問題は発生しない。しかしながら、図13の流量センサ装置92では、フリップチップ実装のセンサチップ2aが、スタッドバンプ9bでリード40aに固定される構造となっている。このため、図12の流量センサ装置91のようにセンサチップ2の裏全面がリード10fに固定される構造に較べて、センサチップ2aの固定強度が弱い。また、図13の流量センサ装置92では、モールド樹脂7aから片面だけが露出するリード40aの構造が、必須である。しかしながら、該構造を実現するためには、リード40aの片面だけを金型で抑えた状態で樹脂モールドする必要があり、この場合にもリード40aと型の密着性が悪くなって、樹脂バリ等が発生し易い。
そこで本発明は、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されたセンサチップと、前記センサチップの制御回路が形成された回路チップとを有してなるセンサ装置およびその製造方法であって、樹脂モールドに伴う樹脂バリやセンサチップの割れ不具合を防止できると共に、センサチップを強固に固定でき、被測定雰囲気を介して発生する腐食やリーク等の不具合を防止することのできるセンサ装置およびその製造方法を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されたセンサチップと、前記センサチップの制御回路が形成された回路チップとを有してなるセンサ装置であって、リードフレームから切り出された前記センサチップと前記回路チップの間の電気接続に介在する複数の中間リードを有してなり、前記中間リードの第1端部と前記回路チップとが、第1ワイヤにより接続されてなり、前記中間リードのモールド型把持部の両面を除いて、前記回路チップ、前記第1ワイヤ、および前記第1端部と前記第1ワイヤの接続部を覆うように、モールド樹脂が配置されてなり、前記モールド型把持部と前記センサチップとが、第2ワイヤにより接続されてなり、前記第2ワイヤ、前記センサチップと前記第2ワイヤの接続部、および前記モールド型把持部と前記第2ワイヤの接続部を覆うように、絶縁保護剤が配置されてなることを特徴としている。
上記センサ装置は、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されたセンサチップと、前記センサチップの制御回路が形成された回路チップとを有してなるセンサ装置である。
上記センサ装置は、リードフレームから切り出されたセンサチップと回路チップの間の電気接続に介在する複数の中間リードを有しており、該中間リードのモールド型把持部の両面を除いて、回路チップ、第1ワイヤ、および前記第1端部と第1ワイヤの接続部を覆うように、モールド樹脂が配置されている点に特徴がある。そして、該モールド樹脂の配置後(すなわち樹脂モールド後)に、センサチップをモールド樹脂または該モールド樹脂から露出するリードフレームに搭載して、中間リードの前記モールド型把持部とセンサチップとを第2ワイヤにより接続するようにしている。言い換えれば、上記センサ装置においては、センサチップの電気的な接続部を保護するために、該接続部を覆うようにモールド樹脂を配置していない。従って、上記センサ装置の製造においては、樹脂モールド時に金型をセンサチップに密着させないため、それによるセンサチップの割れ不具合や樹脂バリの発生が起きることはない。
このように、上記センサ装置の製造においては、樹脂モールド時に中間リードのモールド型把持部を金型で両面から把持する構成を採用している。中間リードは、センサチップと異なり硬いため、金型で押さえ込むことが容易である。さらに、樹脂モールド時にモールド型把持部を両面から把持するため、片面だけを金型で抑えた状態で樹脂モールドする場合に較べて、寸法精度が高く、かつ樹脂バリ等の発生も抑制することができる。
上記センサ装置において、回路チップ、第1ワイヤ、および中間リードの第1端部と第1ワイヤの接続部は、モールド樹脂に覆われて、被測定雰囲気に曝されていない。このため、被測定雰囲気を介して発生する腐食やリーク等の不具合を防止することができる。また、センサチップ周りのほうは、検出部が形成されている一端を除いて、センサチップと第2ワイヤの接続部、第2ワイヤ、およびモールド型把持部と第2ワイヤの接続部を覆うように絶縁保護剤が配置され、該絶縁保護剤に覆われて、被測定雰囲気に曝されていない。回路チップ周りと同様に、被測定雰囲気を介して発生する腐食やリーク等の不具合を防止することができる。
尚、センサチップは、モールド樹脂または該モールド樹脂から露出するリードフレームに該センサチップの裏全面を貼り付けるようにして搭載することが可能である。従って、上記センサ装置は、例えばセンサチップをフリップチップ実装してスタッドバンプにより固定する構造に較べて、強固な固定構造とすることができる。
以上のようにして、上記センサ装置は、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されたセンサチップと、前記センサチップの制御回路が形成された回路チップとを有してなるセンサ装置であって、樹脂モールドに伴う樹脂バリやセンサチップの割れ不具合を防止できると共に、センサチップを強固に固定でき、被測定雰囲気を介して発生する腐食やリーク等の不具合を防止することのできるセンサ装置となっている。
上記センサ装置においては、請求項2に記載のように、前記複数の中間リードのモールド型把持部に亘って、該モールド型把持部における前記第2ワイヤの接続部がある第1面と反対側の第2面に、前記モールド型把持部と隣接する空間を覆う絶縁性の保持部材が配置されてなり、該保持部材により、前記隣接する空間における前記第1面から前記第2面への貫通が阻止されてなり、前記絶縁保護剤が、前記保持部材に保持されてなる構成とすることが好ましい。
これによれば、保持部材がモールド型把持部と隣接する空間を蓋する役割を果たすため、絶縁保護剤の第2面側への余分な回り込みを阻止して、絶縁保護剤の使用量を低減することができる。また、上記保持部材を予めリードフレームから切り出される前の中間リードの上記所定位置に配置しておくことで、切り出し後に孤立体となる複数の中間リードを安定的に保持して、上記樹脂モールド時の金型によるモールド型把持部の把持を容易にすることができる。
上記保持部材としては、請求項3に記載のように、取り扱いが容易なテープ状であることが好ましい。
上記センサ装置においては、請求項4に記載のように、前記モールド樹脂が、前記中間リードにおける前記第1端部と反対側の第2端部を覆うように配置されてなる構成とすることが好ましい。これによれば、樹脂モール後には中間リードの第1端部と第2端部の両端がモールド樹脂で固定されることとなるため、中間リードの保持が安定し、前記第2ワイヤの接続が容易になる。
また、上記センサ装置においては、請求項5に記載のように、前記モールド樹脂が、前記第2ワイヤおよび前記モールド型把持部と前記第2ワイヤの接続部を取り囲む前記第一面より高い絶縁保護剤保持側壁を形成するように配置されてなる構成とすることが好ましい。上記絶縁保護剤保持側壁により、絶縁保護剤の横方向への余分な回り込みを阻止することができるため、絶縁保護剤の使用量を低減することができる。
さらに、上記センサ装置においては、請求項6に記載のように、前記モールド樹脂が、前記センサチップの下部に存在するように配置されてなる構成とすることが好ましい。これによれば、樹脂モール後には上記モールド樹脂の存在部がセンサチップの搭載台になっているため、モールド樹脂から露出するリードフレーム上にセンサチップを搭載する場合に較べて、センサチップの保持が安定し、前記第2ワイヤの接続が容易になる。
上記センサ装置におけるセンサチップは、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されるものであれば、流量センサチップ、圧力センサチップ、湿度センサチップ、ガスセンサチップ、光センサチップ等のいずれであってもよい。
例えば請求項7に記載のように、前記センサチップを、空気流量を測定する流量センサチップとする場合には、前記モールド樹脂が、該センサチップの下部に存在するように配置される構成とするだけでなく、該センサチップと同じ高さで、該センサチップに隣接して取り囲む空気整流側壁を形成するように、配置されてなる構成とすることが好ましい。上記空気整流側壁により、検出部周りの空気の流れを整流して乱流の発生を抑制することができるため、正確な流量測定が可能となる。
請求項8〜13に記載の発明は、上記したセンサ装置の製造方法に関する発明である。
請求項8に記載の発明は、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されたセンサチップと、前記センサチップの制御回路が形成された回路チップとを有してなるセンサ装置であって、リードフレームから切り出された前記センサチップと前記回路チップの間の電気接続に介在する複数の中間リードを有してなり、前記中間リードの第1端部と前記回路チップとが、第1ワイヤにより接続されてなり、前記中間リードのモールド型把持部の両面を除いて、前記回路チップ、前記第1ワイヤ、および前記第1端部と前記第1ワイヤの接続部を覆うように、モールド樹脂が配置されてなり、前記モールド型把持部と前記センサチップとが、第2ワイヤにより接続されてなり、前記第2ワイヤ、前記センサチップと前記第2ワイヤの接続部、および前記モールド型把持部と前記第2ワイヤの接続部を覆うように、絶縁保護剤が配置されてなるセンサ装置の製造方法であって、前記中間リードを備えた前記リードフレームを準備するリードフレーム準備工程と、前記リードフレームに前記回路チップを搭載して、前記中間リードの第1端部と前記回路チップとを、前記第1ワイヤにより接続する第1ワイヤボンディング工程と、前記中間リードのモールド型把持部を金型で両面から把持した状態で、前記中間リードのモールド型把持部の両面を除いて、前記回路チップ、前記第1ワイヤ、および前記第1端部と前記第1ワイヤの接続部を覆うように、前記モールド樹脂を配置する樹脂モールド工程と、前記モールド樹脂の上または該モールド樹脂から露出する前記リードフレームの上に前記センサチップを搭載し、前記モールド型把持部と前記センサチップとを、前記第2ワイヤにより接続する第2ワイヤボンディング工程と、前記第2ワイヤ、前記センサチップと前記第2ワイヤの接続部、および前記モールド型把持部と前記第2ワイヤの接続部を覆うように、前記絶縁保護剤を配置する絶縁保護剤配置工程とを有してなることを特徴としている。
これによって、請求項1に記載のセンサ装置を製造することができる。尚、上記製造方法によって得られるセンサ装置の効果については、前述したとおりであり、その説明は省略する。
また、請求項9に記載のように、前記センサ装置が、前記複数の中間リードのモールド型把持部に亘って、該モールド型把持部における前記第2ワイヤの接続部がある第1面と反対側の第2面に、前記モールド型把持部と隣接する空間を覆う絶縁性の保持部材が配置されてなり、前記保持部材により、前記隣接する空間における前記第1面から前記第2面への貫通が阻止されてなり、前記絶縁保護剤が、前記保持部材に保持されてなるセンサ装置である場合には、上記製造方法において、前記絶縁保護剤配置工程の前に、前記保持部材を配置する保持部材配置工程を有してなる構成とする。これによって、請求項2に記載のセンサ装置を製造することができる。該製造方法によって得られるセンサ装置の効果についても、前述したとおりである。
前述したとおり、前記保持部材は、請求項10に記載のように、取り扱いが容易なテープ状であることが好ましい。
この場合、請求項11に記載のように、前記保持部材配置工程を、前記第1ワイヤボンディング工程の前に実施することが好ましい。これによれば、前述したように、上記保持部材の機能として、モールド型把持部と隣接する空間を蓋して絶縁保護剤の第2面側への余分な回り込みを阻止する役割だけでなく、切り出し後に孤立体となる複数の中間リードを上記保持部材で安定的に保持して、上記樹脂モールド時の金型によるモールド型把持部の把持を容易にする役割を持たせることができる。
従って、この場合には請求項12に記載のように、前記リードフレームからの前記中間リードの切り出しを、前記保持部材配置工程後に実施することが好ましい。
一方、前記中間リードがリードフレームの最終的に切り落とされる外枠から引き出されてなる構成とする場合には、請求項13に記載のように、前記リードフレームからの前記中間リードの切り出しを、前記樹脂モールド工程後に実施することが可能である。
以上のようにして、上記センサ装置およびその製造方法は、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されたセンサチップと、前記センサチップの制御回路が形成された回路チップとを有してなるセンサ装置およびその製造方法であって、樹脂モールドに伴う樹脂バリやセンサチップの割れ不具合を防止できると共に、センサチップを強固に固定でき、被測定雰囲気を介して発生する腐食やリーク等の不具合を防止することのできるセンサ装置およびその製造方法となっている。
本発明に係るセンサ装置の一例を示す図で、(a)は、センサ装置100の模式的な上面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線A−Aでの断面図である。 図1のセンサ装置100の製造方法を説明する図で、センサ装置100の製造工程のフロー図である。 図1のセンサ装置100の製造方法を説明する図で、センサ装置100の製造工程別の上面図である。 図1のセンサ装置100の製造方法を説明する図で、センサ装置100の製造工程別の上面図である。 図1のセンサ装置100の製造方法を説明する図で、センサ装置100の製造工程別の上面図である。 図1のセンサ装置100の製造方法を説明する図で、センサ装置100の製造工程別の上面図である。 (a),(b)は、図3のリードフレーム20における中間リード20aと保持部材60の好適な形成手順を示す図で、それぞれ、図3における一点鎖線Bで囲った部分の上面図である。 別の中間リードの形成手順を示す図で、図2のステップS4の第2ワイヤボンディング工程後における別のリードフレーム21の一部を示した部分的な上面図である。 別のセンサ装置の例を示す図で、(a)は、センサ装置101の模式的な上面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線D−Dでの断面図である。 別のセンサ装置の例を示す図で、(a)は、センサ装置102の模式的な上面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線E−Eでの断面図である。 (a),(b)は、それぞれ、別のセンサ装置103,104を示す模式的な断面図である。 特許文献1に開示された流量センサ装置を示す図で、(a)は、流量センサ装置91の平面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線A−Aでの断面図である。 特許文献2に開示された流量センサ装置を示す図で、(a)は、流量センサ装置92の模式的な上面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線B−Bでの断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るセンサ装置の一例を示す図で、図1(a)は、センサ装置100の模式的な上面図であり、図1(b)は、図1(a)における一点鎖線A−Aでの断面図である。また、図2〜図6は、図1のセンサ装置100の製造方法を説明する図である。図2は、センサ装置100の製造工程のフロー図であり、図3〜図6は、センサ装置100の製造工程別の上面図である。
図1に示すセンサ装置100は、シリコン(Si)からなる半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部RKが形成されたセンサチップ2bと、センサチップ2bの制御回路が形成されたシリコン(Si)からなる回路チップ11bとを有してなるセンサ装置である。図1のセンサ装置100は、図12と図13に示したセンサ装置91,92と同様の車載用の流量センサ装置で、センサチップ2bの流量検出部RKを被測定流体である空気流に露出して、空気の流量を測定する。センサチップ2bに形成されている流量検出部RKは、図12の流量センサ装置91におけるセンサチップ2に形成されたそれと同様のものであり、同じ符号が付されている。
図1に示すセンサ装置100は、同じリードフレームから切り出された複数の中間リード20a、回路チップ台20bおよび複数の外部接続リード20cを有している。中間リード20aは、後述するように、センサチップ2bと回路チップ11bの間の電気接続に介在するためのものである。また、回路チップ台20bは、回路チップ11bを搭載してグランド接続するためのものであり、外部接続リード20cは、外部と電気接続するための端子である。
図1のセンサ装置100においては、中間リード20aの第1端部T1と回路チップ11bとが、第1ワイヤ30bにより接続されている。そして、図12と図13に示したセンサ装置91,92と異なり、図1のセンサ装置100においては、中間リード20aのモールド型把持部KHの両面を除いて、回路チップ11b、第1ワイヤ30b、および中間リード20aの第1端部T1と第1ワイヤ30bの接続部を覆うように、モールド樹脂7bが配置されている。尚、回路チップ11bは、外部接続リード20cとも第3ワイヤ30cにより接続されており、第3ワイヤ30cおよびその接続部もモールド樹脂7bで覆われている。
また、図1のセンサ装置100においては、中間リード20aのモールド型把持部KHとセンサチップ2bとが、第2ワイヤ30aにより接続されている。そして、第2ワイヤ30a、センサチップ2bと第2ワイヤ30aの接続部、および中間リード20aのモールド型把持部KHと第2ワイヤ30aの接続部を覆うように、絶縁保護剤61が配置されている。
尚、図1のセンサ装置100においては、複数の中間リード20aのモールド型把持部KHに亘って、該モールド型把持部KHにおける第2ワイヤ30aの接続部がある第1面S1と反対側の第2面S2に、モールド型把持部KHと隣接する空間を覆う絶縁性の保持部材60が配置されている。そして、該保持部材60により、前記隣接する空間における第1面S1から第2面S2への貫通が阻止され、絶縁保護剤61が、保持部材60に保持される構成となっている。
以上のように、図1に示すセンサ装置100は、リードフレームから切り出されたセンサチップ2bと回路チップ11bの間の電気接続に介在する複数の中間リード20aを有しており、該中間リード20aのモールド型把持部KHの両面S1,S2を除いて、回路チップ11b、第1ワイヤ30b、および中間リード20aの第1端部T1と第1ワイヤ30bの接続部を覆うように、モールド樹脂7bが配置されている点に特徴がある。そして、該モールド樹脂7bの配置後(すなわち樹脂モールド後)に、センサチップ2bをモールド樹脂上に搭載して、中間リード20aのモールド型把持部KHとセンサチップ2bとを第2ワイヤ30aにより接続するようにしている。言い換えれば、図1のセンサ装置100においては、図12に示したセンサ装置91と異なり、センサチップ2bの電気的な接続部を保護するために、該接続部を覆うようにモールド樹脂7bを配置していない。従って、図1のセンサ装置100の製造においては、後述するように、樹脂モールド時に金型をセンサチップ2bに密着させないため、それによるセンサチップの割れ不具合や樹脂バリの発生が起きることはない。
このように、図1のセンサ装置100の製造においては、樹脂モールド時に中間リード20aのモールド型把持部KHを金型で両面から把持する構成を採用している。中間リード20aは、センサチップ2bと異なり硬いため、金型で押さえ込むことが容易である。さらに、樹脂モールド時にモールド型把持部KHを両面から把持するため、図13に示したセンサ装置92のように片面だけを金型で抑えた状態で樹脂モールドする場合に較べて、寸法精度が高く、かつ樹脂バリ等の発生も抑制することができる。
図1のセンサ装置100において、回路チップ11b、第1ワイヤ30b、および中間リード20aの第1端部T1と第1ワイヤ30bの接続部は、モールド樹脂7bに覆われて、被測定雰囲気に曝されていない。このため、該部分の被測定雰囲気を介して発生する腐食やリーク等の不具合を防止することができる。また、センサチップ2b周りのほうは、検出部RKが形成されている一端を除いて、センサチップ2bと第2ワイヤ30aの接続部、第2ワイヤ30a、および中間リード20aのモールド型把持部KHと第2ワイヤ30aの接続部を覆うように絶縁保護剤61が配置され、該絶縁保護剤61に覆われて、被測定雰囲気に曝されていない。回路チップ11b周りと同様に、該部分の被測定雰囲気を介して発生する腐食やリーク等の不具合を防止することができる。
尚、図1のセンサ装置100において、センサチップ2bは、モールド樹脂7b上に、裏全面を貼り付けるようにして搭載している。従って、図1のセンサ装置100は、図13に示したセンサ装置92のようにセンサチップ2aをフリップチップ実装してスタッドバンプ9bにより固定する構造に較べて、強固な固定構造とすることができる。
以上のようにして、図1に示すセンサ装置100は、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部RKが形成されたセンサチップ2bと、センサチップ2bの制御回路が形成された回路チップ11bとを有してなるセンサ装置であって、樹脂モールドに伴う樹脂バリやセンサチップの割れ不具合を防止できると共に、センサチップ2bを強固に固定でき、被測定雰囲気を介して発生する腐食やリーク等の不具合を防止することのできるセンサ装置となっている。
また、図1のセンサ装置100においては、複数の中間リード20aの第2面S2に、モールド型把持部KHと隣接する空間を覆う絶縁性の保持部材60が配置されていた。これによって、該保持部材60がモールド型把持部KHと隣接する空間を蓋する役割を果たすため、絶縁保護剤61の第2面S2側への余分な回り込みを阻止して、絶縁保護剤の使用量を低減することができる。また、図1のセンサ装置100においては、後述するように、上記保持部材60を予めリードフレームから切り出される前の中間リード20aの上記所定位置に配置しておくことで、切り出し後に孤立体となる複数の中間リード20aを安定的に保持して、上記樹脂モールド時の金型によるモールド型把持部KHの把持を容易にすることができる。尚、上記保持部材60としては、取り扱いが容易なテープ状であることが好ましい。しかしながら、絶縁保護剤61を保持するための保持部材は、これに限らず、複数の中間リード20aのモールド型把持部KHと隣接する空間を覆う絶縁性のものであれば、任意のものであってよい。また、絶縁保護剤61の第2面S2側への回り込みを許容するのであれば、図1の保持部材60は無くてもよい。
次に、図1のセンサ装置100の製造方法について説明する。
図2のフロー図に示すように、センサ装置100の製造においては、最初に、ステップS1のリードフレーム準備工程において、図3に示すリードフレーム20を準備する。図3のリードフレーム20は、分離された複数の棒状の中間リード20aが下面側に貼り付けられた保持部材60で保持されて、宙吊りされた状態にある。次に、図2に示すステップS2の第1ワイヤボンディング工程において、図4に示すようにリードフレーム20の回路チップ台20b上に回路チップ11bを搭載して、第1ワイヤ30bおよび第3ワイヤ30cを接続する。次に、図2に示すステップS3の樹脂モールド工程において、中間リード20aのモールド型把持部KHを金型で両面から把持した状態で樹脂モールドし、図5に示すようにモールド樹脂7bを配置する。これによって、中間リード20aのモールド型把持部KHの上面は、モールド樹脂7bから露出する。次に、センサ装置100の構成部分をリードフレーム20の外枠20fから切り離した後、図2に示すステップS4の第2ワイヤボンディング工程において、図6に示すようにモールド樹脂7b上にセンサチップ2bを搭載して、センサチップ2bと中間リード20aのモールド型把持部KHの間に第2ワイヤ30aを接続する。最後に、図2に示すステップS5の絶縁保護剤配置工程において、絶縁保護剤61を注入して硬化させ、図1に示すように絶縁保護剤61を配置する。尚、図5で説明したセンサ装置100の構成部分の外枠20fから切り離しは、ステップS5の絶縁保護剤配置工程の後で実施するようにしてもよい。
以上の工程で、図1に示すセンサ装置100が製造される。
尚、図2のフロー図においては、ステップS6で示す保持部材配置工程が、ステップS2の第1ワイヤボンディング工程の前に実施されている。これによって、図3に示すリードフレーム20では、所定の位置に保持部材60が配置される。図1において説明したように、保持部材60の機能として中間リード20aのモールド型把持部KHと隣接する空間を蓋して絶縁保護剤61の第2面S2側への余分な回り込みを阻止する役割だけでであれば、図2に示すステップS6の保持部材配置工程は、ステップS5の絶縁保護剤配置工程の前であれば、いずれの段階で実施してもよい。しかしながら、図2に示すフロー図のように、ステップS6の保持部材配置工程をステップS2の第1ワイヤボンディング工程の前に実施することで、切り出し後に孤立体となる複数の中間リード20aを保持部材60で安定的に保持して、上記樹脂モールド時の金型によるモールド型把持部KHの把持を容易にする役割を持たせることができる。
次に、図3のリードフレーム20における中間リード20aと保持部材60の形成手順について、より詳細に説明する。
図7(a),(b)は、図3のリードフレーム20における中間リード20aと保持部材60の好適な形成手順を示す図で、それぞれ、図3における一点鎖線Bで囲った部分の上面図である。
図7の形成手順では、最初に、図7(a)に示すように、複数の中間リード20aが連結部20dで枠状部20eに連結されてなるリードフレーム20を準備する。次に、図7(b)に示すように、下面側の所定位置にテープ状の保持部材60を貼り合わせて配置する。次に、連結部20dを切断して除去し、リードフレーム20からの複数の中間リード20aの切り出すことで、図3の孤立体となった複数の中間リード20aが保持部材60に保持されてなるリードフレーム20が準備できる。また、上記形成手順に限らず、図3のリードフレーム20を準備する場合には、予め準備した孤立体の個々の中間リード20aを、枠状部20eに貼られた保持部材60の所定位置に順次貼り付けるようにしてもよい。しかしながら作業の容易さを考慮すると、図7に示す手順を採用し、保持部材60を配置した後、リードフレーム20からの中間リード20aの切り出しを実施するのが好ましい。尚、孤立体となる複数の中間リード20aの保持については、絶縁保護剤61の保持のためにセンサ装置100の最終構造に残す保持部材60に限らず、樹脂モールドまでの一時的な保持方法を用いてもよい。
図8は、別の中間リードの形成手順を示す図で、図2のステップS4の第2ワイヤボンディング工程後における別のリードフレーム21の一部を示した部分的な上面図である。
図8に示すリードフレーム21は、複数の中間リード21aが最終的に切り落とされる外枠21dから引き出され、外枠21dに吊られた構成となっている。該構成のリードフレーム21を用いる場合には、リードフレーム21からの中間リード21aの切り出しを、モールド樹脂7cを配置した後に、外枠21dの切り離しと同時に一括して実施することが可能である。尚、図8のリードフレーム21においても、複数の中間リード21aの下面を覆うように保持部材60aが配置されている。図8のリードフレーム21では、中間リード21aの分離がモールド樹脂7cの配置後に行われるため、孤立体として存在する中間リード21aの保持のために保持部材60aは特に必要でない。しかしながら、保持部材60aを配置しておくことで、後で注入する絶縁保護剤61の保持だけでなく、吊り部が長い中間リード21aの撓みを抑制することができ、リードフレーム21の取り扱いが容易になる。
次に、図1に示すセンサ装置100の細部、およびその他の好ましい実施形態について説明する。
図1のセンサ装置100においては、モールド樹脂7bが、中間リード20aにおける第1端部T1と反対側の第2端部T2を覆うように配置されている。これによれば、樹脂モール後には中間リード20aの第1端部T1と第2端部T2の両端がモールド樹脂7bで固定されることとなるため、中間リード20aの保持が安定し、第2ワイヤ30aの接続が容易になる。
図9は、別のセンサ装置の例を示す図で、図9(a)は、センサ装置101の模式的な上面図であり、図9(b)は、図9(a)における一点鎖線D−Dでの断面図である。尚、以下に例示する各センサ装置において、図1に示すセンサ装置100と同様の部分については同じ符号を付して、その説明を省略する。
図1のセンサ装置100においては、モールド樹脂7bがセンサチップ2bの下部に存在するように配置されており、逆に、センサチップ2bは、モールド樹脂7b上に搭載されていた。一方、図9に示すセンサ装置101においては、センサチップ2bが、モールド樹脂7dから露出するリードフレームのセンサチップ台22d上に搭載されている。そして、中間リード22aとセンサチップ2bとが、第2ワイヤ30aにより接続されている。図9のセンサ装置101の構造では、図1のセンサ装置100に較べて、樹脂モールド工程の作業が容易である。
図10は、別のセンサ装置の例を示す図で、図10(a)は、センサ装置102の模式的な上面図であり、図10(b)は、図10(a)における一点鎖線E−Eでの断面図である。
図10のセンサ装置102においては、図1のセンサ装置100と同様に、モールド樹脂7eが、センサチップ2bの下部に存在するように配置されている。これによれば、樹脂モール後には上記モールド樹脂7eの存在部がセンサチップ2bの搭載台になっているため、図9に示したセンサ装置101のようにモールド樹脂7dから露出するリードフレーム(センサチップ台22d)上にセンサチップ2bを搭載する場合に較べて、センサチップ2bの保持が安定し、第2ワイヤ30aの接続が容易になる。
また、図10のセンサ装置102においては、図1のセンサ装置100と同様に、モールド樹脂7eが、第2ワイヤ30aおよび中間リード20aのモールド型把持部KHと第2ワイヤ30aの接続部を取り囲む中間リード20aの第一面S1より高い絶縁保護剤保持側壁7ewを形成するように配置されている。該絶縁保護剤保持側壁7ewにより、絶縁保護剤61の横方向への余分な回り込みを阻止することができるため、絶縁保護剤61の使用量を低減することができる。
本発明に係るセンサ装置のセンサチップは、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されるものであれば、流量センサチップ、圧力センサチップ、湿度センサチップ、ガスセンサチップ、光センサチップ等のいずれであってもよい。
例えば図1のセンサ装置100のように、センサチップ2bを、空気流量を測定する流量センサチップとする場合には、モールド樹脂7bが、該センサチップ2bの下部に存在するように配置される構成とするだけでなく、センサチップ2bと同じ高さで、該センサチップ2bに隣接して取り囲む空気整流側壁7bwを形成するように、配置されてなる構成とすることが好ましい。上記空気整流側壁7bwにより、検出部RK周りの空気の流れを整流して乱流の発生を抑制することができるため、正確な流量測定が可能となる。
一方、センサチップ2bを湿度センサチップとする場合には、上記空気整流側壁7bwは必要ないため、例えば図9に示したセンサ装置101の構造を採用することができる。
図11(a),(b)は、それぞれ、別のセンサ装置103,104を示す模式的な断面図である。
図11(a)に示すセンサ装置103は、センサチップ2bを圧力センサチップとする場合の例で、図10に示したセンサ装置102の構造に対して、ダクト7fが装着されている。また、図11(b)に示すセンサ装置104においては、モールド樹脂7ecが、外部接続リード20cをカバーするコネクタを形成するように樹脂モールド成形されている。
以上説明したように、上記したセンサ装置およびその製造方法は、いずれも、半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されたセンサチップと、前記センサチップの制御回路が形成された回路チップとを有してなるセンサ装置およびその製造方法であって、樹脂モールドに伴う樹脂バリやセンサチップの割れ不具合を防止できると共に、センサチップを強固に固定でき、被測定雰囲気を介して発生する腐食やリーク等の不具合を防止することのできるセンサ装置およびその製造方法となっている。
91,92,100〜104 センサ装置
2,2a,2b センサチップ
RK 検出部
11,11a,11b 回路チップ
20a,21a,22a 中間リード
KH,KHa モールド型把持部
7,7a〜7e,7ec モールド樹脂
30a 第2ワイヤ
60,60a 保持部材
61 絶縁保護剤

Claims (13)

  1. 半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されたセンサチップと、前記センサチップの制御回路が形成された回路チップとを有してなるセンサ装置であって、
    リードフレームから切り出された前記センサチップと前記回路チップの間の電気接続に介在する複数の中間リードを有してなり、
    前記中間リードの第1端部と前記回路チップとが、第1ワイヤにより接続されてなり、
    前記中間リードのモールド型把持部の両面を除いて、前記回路チップ、前記第1ワイヤ、および前記第1端部と前記第1ワイヤの接続部を覆うように、モールド樹脂が配置されてなり、
    前記モールド型把持部と前記センサチップとが、第2ワイヤにより接続されてなり、
    前記第2ワイヤ、前記センサチップと前記第2ワイヤの接続部、および前記モールド型把持部と前記第2ワイヤの接続部を覆うように、絶縁保護剤が配置されてなることを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記複数の中間リードのモールド型把持部に亘って、該モールド型把持部における前記第2ワイヤの接続部がある第1面と反対側の第2面に、前記モールド型把持部と隣接する空間を覆う絶縁性の保持部材が配置されてなり、
    前記保持部材により、前記隣接する空間における前記第1面から前記第2面への貫通が阻止されてなり、
    前記絶縁保護剤が、前記保持部材に保持されてなることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記保持部材が、テープ状であることを特徴とする請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記モールド樹脂が、
    前記中間リードにおける前記第1端部と反対側の第2端部を覆うように配置されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のセンサ装置。
  5. 前記モールド樹脂が、
    前記第2ワイヤおよび前記モールド型把持部と前記第2ワイヤの接続部を取り囲む前記第一面より高い絶縁保護剤保持側壁を形成するように配置されてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のセンサ装置。
  6. 前記モールド樹脂が、
    前記センサチップの下部に存在するように配置されてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のセンサ装置。
  7. 前記センサチップが、空気流量を測定する流量センサチップであり、
    前記モールド樹脂が、
    該センサチップと同じ高さで、該センサチップに隣接して取り囲む空気整流側壁を形成するように、配置されてなることを特徴とする請求項6に記載のセンサ装置。
  8. 半導体基板の一端に被測定雰囲気に露出する検出部が形成されたセンサチップと、前記センサチップの制御回路が形成された回路チップとを有してなるセンサ装置であって、
    リードフレームから切り出された前記センサチップと前記回路チップの間の電気接続に介在する複数の中間リードを有してなり、
    前記中間リードの第1端部と前記回路チップとが、第1ワイヤにより接続されてなり、
    前記中間リードのモールド型把持部の両面を除いて、前記回路チップ、前記第1ワイヤ、および前記第1端部と前記第1ワイヤの接続部を覆うように、モールド樹脂が配置されてなり、
    前記モールド型把持部と前記センサチップとが、第2ワイヤにより接続されてなり、
    前記第2ワイヤ、前記センサチップと前記第2ワイヤの接続部、および前記モールド型把持部と前記第2ワイヤの接続部を覆うように、絶縁保護剤が配置されてなるセンサ装置の製造方法であって、
    前記中間リードを備えた前記リードフレームを準備するリードフレーム準備工程と、
    前記リードフレームに前記回路チップを搭載して、前記中間リードの第1端部と前記回路チップとを、前記第1ワイヤにより接続する第1ワイヤボンディング工程と、
    前記中間リードのモールド型把持部を金型で両面から把持した状態で、前記中間リードのモールド型把持部の両面を除いて、前記回路チップ、前記第1ワイヤ、および前記第1端部と前記第1ワイヤの接続部を覆うように、前記モールド樹脂を配置する樹脂モールド工程と、
    前記モールド樹脂の上または該モールド樹脂から露出する前記リードフレームの上に前記センサチップを搭載し、前記モールド型把持部と前記センサチップとを、前記第2ワイヤにより接続する第2ワイヤボンディング工程と、
    前記第2ワイヤ、前記センサチップと前記第2ワイヤの接続部、および前記モールド型把持部と前記第2ワイヤの接続部を覆うように、前記絶縁保護剤を配置する絶縁保護剤配置工程とを有してなることを特徴とするセンサ装置の製造方法。
  9. 前記センサ装置が、
    前記複数の中間リードのモールド型把持部に亘って、該モールド型把持部における前記第2ワイヤの接続部がある第1面と反対側の第2面に、前記モールド型把持部と隣接する空間を覆う絶縁性の保持部材が配置されてなり、
    前記保持部材により、前記隣接する空間における前記第1面から前記第2面への貫通が阻止されてなり、前記絶縁保護剤が、前記保持部材に保持されてなるセンサ装置であって、
    前記絶縁保護剤配置工程の前に、
    前記保持部材を配置する保持部材配置工程を有してなることを特徴とする請求項8に記載のセンサ装置の製造方法。
  10. 前記保持部材が、テープ状であることを特徴とする請求項9に記載のセンサ装置の製造方法。
  11. 前記保持部材配置工程を、
    前記第1ワイヤボンディング工程の前に実施することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のセンサ装置の製造方法。
  12. 前記リードフレームからの前記中間リードの切り出しを、前記保持部材配置工程の後に実施することを特徴とする請求項11に記載のセンサ装置の製造方法。
  13. 前記リードフレームからの前記中間リードの切り出しを、前記樹脂モールド工程の後に実施することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載のセンサ装置の製造方法。
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