JP5166807B2 - カッタ付き画像記録装置 - Google Patents

カッタ付き画像記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5166807B2
JP5166807B2 JP2007244494A JP2007244494A JP5166807B2 JP 5166807 B2 JP5166807 B2 JP 5166807B2 JP 2007244494 A JP2007244494 A JP 2007244494A JP 2007244494 A JP2007244494 A JP 2007244494A JP 5166807 B2 JP5166807 B2 JP 5166807B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
sheet
unit
recording
cutter unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007244494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009073062A (ja
JP2009073062A5 (ja
Inventor
悦康 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2007244494A priority Critical patent/JP5166807B2/ja
Publication of JP2009073062A publication Critical patent/JP2009073062A/ja
Publication of JP2009073062A5 publication Critical patent/JP2009073062A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5166807B2 publication Critical patent/JP5166807B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

本発明は、記録部および搬送部を有し、記録媒体に画像記録を行い、記録媒体の裁断を行うカッタ付き画像記録装置に関する。
従来、画像記録装置として、例えばインクジェットプリンタが用いられている。インクジェットプリンタは、搬送部により保持されて搬送される記録媒体に、印字ヘッドの複数のノズルよりインク滴を吐出して、高速かつ高画質に画像記録を行うものである。
このインクジェットプリンタで、例えば枚葉紙状の記録媒体に画像を記録するプリンタは、会社等の記録事務用途に幅広く使用されている。また、例えば ロール紙などの長尺の記録媒体に画像を記録するプリンタでは、その記録済み記録媒体を搬送部で順次繰り出しながら、装置本体に組み込んだカッタにより枚葉紙状に裁断して、大量の記録シートを作成するという産業用途としても広く使用されている。
このような、ロール紙などの長尺の記録媒体に画像を記録し、記録済みの記録媒体をカッタで枚葉紙状に裁断する方式の画像記録装置が特許文献1に開示されている。
この特許文献1の画像記録装置は、同文献の図1に見られるように、ロール状に巻かれたカラー感熱式の記録紙(2)をロール(3)から引き出して搬送し、その記録紙に、記録部(21、27、34)で画像記録を行う。その後、記録済の記録紙は、カッタ部(47)の上流側に配置された中継ローラ対(41)とカッタ部の下流側に配置された排出ローラ対(56)とによってカッタ部の前後で保持(ニップ)された状態で、カッタ部により所定のカット長に裁断される構成となっている。
特開2003−231313号公報(要約、図1)
ところで、上記特許文献1の画像記録装置では、次のような問題がある。すなわち、特許文献1の画像記録装置は、カッタ部で記録媒体を裁断する際に、記録媒体をカッタ部の上流側に配置した中継ローラ対とカッタ部の下流側に配置した排出ローラ対とで保持(ニップ)した状態で裁断を行っている。
ところが、上記のような構成の場合、カッタ部のカッタ刃によって記録媒体を搬送方向に直交する方向に沿って端部から裁断し、裁断するに従い記録媒体の裁断された幅が変化するため、排出ローラ対による記録媒体に作用する搬送方向の力によって記録媒体表面に直交する軸回りのモーメントが作用する。
このモーメントによって裁断時に記録媒体が搬送方向の向きを変えて、斜めに裁断されてしまう。すなわち、裁断時に記録媒体が排出ローラ対に保持(ニップ)されていることにより、斜めに裁断されてしまい、記録媒体の裁断精度の低下が問題となる。
本発明は、上記の課題を解決するために、長尺の記録媒体に画像記録を行い、記録媒体の裁断精度の低下を解消しつつ安定した品質で記録媒体の裁断を行うカッタ付き画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明画像記録装置は、連続した連続媒体を供給する供給部と、前記連続媒体に画像記録を行う記録部と、前記記録部で画像記録された前記連続媒体を搬送方向と直交する方向に裁断するカッタ部と、前記カッタ部で裁断されたシート状記録媒体を排出する排出部と、を備え、前記排出部は、前記シート状記録媒体を収納する収納トレイと、前記カッタ部より重力方向下方に配置され、前記シート状記録媒体をニップして前記収納トレイに向けて送る排出ローラ対と、を有し、前記カッタ部における前記連続媒体を裁断する裁断位置から前記排出ローラにおける前記シート状記録媒体をニップするニップ位置までの搬送経路長が、前記シート状記録媒体の搬送方向における長さより長い、ことを特徴とする。また、本発明の画像記録装置は、連続した連続媒体を供給する供給部と、前記連続媒体に画像記録を行う記録部と、前記記録部で画像記録された前記連続媒体を搬送方向と直交する方向に裁断するカッタ刃を有するカッタ部と、前記カッタ部で裁断されたシート状記録媒体をニップして下流へと搬送するローラ対と、を備え、前記ローラ対は、前記カッタ部より重力方向下方、且つ前記カッタ部の前記カッタ刃が前記連続媒体を裁断する裁断位置にある時に前記連続媒体の搬送方向における先端をニップしない位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、長尺の記録媒体に画像記録を行い、記録媒体の裁断精度の低下を解消しつつ安定した品質で記録媒体の裁断を行うカッタ付き画像記録装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を図1ないし図4に基づいて説明する。
図1は、第1の実施形態の画像記録装置1における記録媒体5の搬送系を示す概略的な正面図である。本実施形態の画像記録装置1は、アンワインダー部と、プリンタ部と、排出部とを具備している。
図2は、第1の実施形態の画像記録装置1の図1の矢印A方向から見たプリンタ部を示す概略的な側面図である。
まず、図1に示すアンワインダー部2について説明する。このアンワインダー部2は、スタンド6と、紙管固定シャフト7と、ブレーキ8とを有している。
アンワインダー部2は、紙管固定シャフト7により記録媒体5を回転可能に保持して、その記録媒体5をプリンタ部3に供給する記録媒体供給部である。
本実施形態において、アンワインダー部2には、記録媒体として、ロール紙などの連続媒体を使用している。スタンド6は、紙管固定シャフト7を回転可能に支持する。紙管固定シャフト7は、不図示の空気注入口より空気を注入することにより、紙管の内径をチャックする複数の爪部が半径方向に突出する。
これにより、紙管固定シャフト7の爪部が記録媒体5の紙管の内径に食い込み、記録媒体5を強固に保持する。
紙管固定シャフト7には、プーリとベルトを介して、ブレーキ8が接続されている。このブレーキ8の制動力は紙管固定シャフト7に伝達される。これにより、ブレーキ8は、記録媒体5の搬送方向と逆方向に張力を与える機能を果たしている。
続いて、プリンタ部3について説明する。プリンタ部3は、図1および図2に示されるように、複数のローラ14〜22、80〜84、第1ドラム30、第2ドラム40からなる記録媒体5の搬送部、カット部86、本体フレーム25、第1記録部50、第2記録部60、第1メンテナンスユニット70、第2メンテナンスユニット75から構成されている。
このプリンタ部3は、アンワインダー部2から矢印9で示すように送り出されてくる記録媒体5を導入する。
プリンタ部3に導入された記録媒体5は、フリーローラ14、15、揺動ローラ16、フリーローラ17及びフリーローラ18からなる搬送系を経由して第1ドラム30に搬送される。
上記の揺動ローラ16は、回動中心16aにより本体フレーム25に回動自在に保持されるアーム16bの先端に順逆両方向に回転可能に取り付けられている。
そして、揺動ローラ16は、揺動ローラ16の下周面に沿って搬送される記録媒体5に、揺動ローラ16とアーム16bの自重により張力を作用させる張力発生部を構成している。
また、上記の張力発生部は、アンワインダー部2に保持された記録媒体5の偏芯などによって引き起こされる張力の変動により、記録媒体5が弛んだ場合、この弛みを解消する機能も有している。
また、回動中心16aには、揺動ローラ16が上下方向に移動した際の回動位置を検出するポテンションメータ16cが設けられている。
このポテンションメータ16cの出力信号によって、アンワインダー部2の紙管固定シャフト7に連結したブレーキ8が作動される。これにより記録媒体5の張力が制御される。なお、フリーローラ14、15、17、18はそれぞれ本体フレーム25に回転可能に支持されている。
上記の搬送系を経由して第1ドラム30に搬送された記録媒体5は、フリーローラ18及び19により第1ドラム30に330度の巻き付け角で巻き付けられる。
この第1ドラム30は、例えばアルミニウム製の中空の円筒である。第1ドラム30の回転軸30aは、本体フレーム25に回転可能に支持されている。また、回転軸30aには、後述する第1記録部50を支持する部材の一端と、後述する第1メンテナンスユニット70を支持する部材の一端が係合されている。
第1ドラム30は、回転軸30aに支持されて、図の時計回り方向に回転する。そして、第1ドラム30に保持した記録媒体5を、第1ドラム30に対向して配置された第1記録部50の直下に搬送し、第1記録部50により記録媒体5の表面に記録を行う。
上記の第1ドラム30における記録媒体5の巻き付け角330度は、次の内容で設定されている。すなわち、第1ドラム30の巻き終わり側の張力をT2、巻き始め側の張力をT1、第1ドラム30と記録媒体5との静止摩擦係数をμ、巻き付け角をθとしたとき、T2/T1≦exp(μθ)かつT2/T1≧1/exp(μθ)の関係が成り立つように各数値が設定されている。
例えば、T1が35N、T2が50Nの場合、第1ドラム30との静止摩擦係数μが0.07の記録媒体5であっても、第1ドラム30と記録媒体5は滑らないことを考慮して、θは330度と設定されている。後述する第2ドラム40においても同様に設定されている。
このように、第1ドラム30における記録媒体5の巻き付け角を本実施形態のように330度くらい広く確保することで、記録媒体5は第1ドラム30の揺動ローラ16による巻き始めの張力と後述するニップローラ80による巻き終わりの張力によって、第1ドラム30の外周面に対して垂直抗力を与える。
これにより、第1ドラム30と記録媒体5との間の摩擦力が大きくなることから、第1ドラム30と記録媒体5との間で滑りがなくなり、記録媒体5を第1ドラム30に密着して保持させることができる。これにより、正確な用紙搬送とドラムの回転数制御が可能となる。
また、第1ドラム30上に巻き付けられた記録媒体5の面は、安定で高い寸法精度が出た面であり、かつ、330度と広い領域である。このことから、記録媒体5へ記録される画像の解像度を上げるために記録部を第1ドラム30円周方向に多数配置することができる。
また、記録後の印字品質を検出する印字品質検出装置による安定した検出を行なうことができる。更に、UVインクなどの場合に必要となるUV硬化ランプを配置し、安定した硬化条件でUV照射ができることなどのメリットがある。
上記構成において、第1ドラム30は、記録媒体5を介して、第2ドラム40によって回転する従動ドラムとなっている。
この第1ドラム30の巻き終わり以降では、すなわち第1記録部50により表面に画像を記録された記録媒体5は、フリーローラ19、20、21の搬送系を経由して、第2ドラム40に搬送される。
第2ドラム40に搬送された記録媒体5は、ここでもフリーローラ21及び22により第2ドラム40に330度の巻き付け角で巻き付けられる。
この第2ドラム40も、第1ドラム30と同様に、例えばアルミニウム製の中空の円筒である。第2ドラム40の回転軸40aは、本体フレーム25に回転可能に支持されている。また、回転軸40aには、後述する第2記録部60を支持する部材の一端と後述する第2メンテナンスユニット75を支持する部材の一端が係合されている。
尚、フリーローラ19、20、21も本体フレーム25に回転可能に支持されている。
上記のように第2ドラム40に330度の巻き付け角で巻き付けられた記録媒体5は、第2ドラム40の巻き始めの張力と巻き終わりの張力によって、第2ドラム40の外周面に垂直抗力が与えられる。
これにより、第2ドラム40と記録媒体5との間の摩擦力が大きくなることから、第2ドラム40と記録媒体5との間で滑りがなくなり、記録媒体5は第2ドラム40に密着保持される。
第2ドラム40は、その回転軸40aにプーリとベルトを介して連結された駆動モータ41の駆動力によって図の反時計回り方向に回転する。この第2ドラム40の回転によって、第2ドラム40に保持される記録媒体5は、第2ドラム40に対向して配置された第2記録部60の直下に搬送される。
第2ドラム40に巻き付けられて保持された記録媒体5は、第1ドラム30において第1記録部50により記録された画像記録面が下向き(第2ドラム40の周面側)になっており、まだ記録されていない裏面が上向き(第2記録部60に対面する向き)になっている。
第2ドラム40に巻き付けられて保持され、第2記録部60の直下に搬送された記録媒体5には、第2記録部60により裏面に記録が行われる。これにより記録媒体5への両面記録が完了する。
図2に示すように、第2ドラム40の回転軸40aには、カップリング43を介して、位置検出部におけるエンコーダ42が連結されている。このエンコーダ42のハウジングは、断面がL字状のエンコーダ固定部材44の一端に固定されている。そして、エンコーダ固定部材44の他端は、本体フレーム25の背面に固定されている。
この構成により、エンコーダ42は、第2ドラム40の回転に伴って回転し、第2ドラム40の回転位置に相当する検出パルスを出力する。
そして、エンコーダ42から出力された検出パルスは、第1記録部50および第2記録部60の印字ヘッドを駆動させる不図示の駆動基板に入力される。この検出パルスに同期して、駆動基板からの駆動制御により印字ヘッドはインクを吐出する。
つまり、記録媒体5は第1ドラム30及び第2ドラム40上で滑ることなく同速度で搬送されるため、第2ドラム40の回転に伴って出力される検出パルスに基づいて、第1記録部50及び第2記録部60の吐出駆動を制御することができる。
エンコーダ42には、例えば1回転あたり18000パルスのロータリーエンコーダが用いられる。ここで、記録の搬送方向の解像度を300dpiとし、エンコーダ42の1パルス当たり、1ドットの印字を行うものとすると、第2ドラム40の直径は、「25.4(mm)÷300(dpi)×18000(パルス)÷π(円周率)=485(mm)」となる。
また、本例では第1ドラム30の直径は第2ドラム40の直径と同一としている。この構成により、第1記録部50および第2記録部60の印字ヘッドは、エンコーダ42の検出パルスに同期してインクを吐出し、搬送方向の解像度300dpiの記録処理を行うことができる。
続いて、第1記録部50と第2記録部60について説明する。第1記録部50の構成は、第2記録部60においても同様であるので、代表的に第1記録部について説明する。
図3は、第1ドラム30に対向配置される第1記録部を示す概略的な正面図である。
本実施の形態の第1記録部50は、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の合計4色の印字ヘッド51a、51b、51c、51dを有している。印字ヘッド51a、51b、51c、51dは、それぞれヘッド保持プレート52a、52b、52c、52d上に記録媒体5の幅と同等、又はそれ以上となるように千鳥状に配列され、固定されている。印字ヘッド51a、51b、51c、51dに形成されたノズル面は、第1ドラム30の外周面に保持された記録媒体5の印字面に対して対向配置されている。また、印字ヘッド51a、51b、51c、51dは、ヘッド保持プレート52a、52b、52c、52dとヘッド保持部材53によって、第1ドラム30に対する相対位置が位置決めされる。また、ヘッド保持部材53の一端は、回転軸30aと係合している。上述した第1記録部50の構成は、第2記録部60においても同様である。
続いて、第1メンテナンスユニット70と第2メンテナンスユニット75について説明する。第1メンテナンスユニット70と第2メンテナンスユニット75は、印字ヘッドのノズルにおける目詰まり防止の目的として、ワイプ、ノズル吸引などのメンテナンス動作を行う機能を有する。
第1メンテナンスユニット70の構成は、第2メンテナンスユニット75においても同様であるので、代表的に第1メンテナンスユニット70について説明する。
図3は、第1ドラム30に対向配置される第1メンテナンスユニット70を示す概略的な正面図である。
図3の示す第1メンテナンスユニット70は、第1記録部50の印字ヘッド51a、51b、51c、及び51dに対応した複数の吸引ノズル71と、印字ヘッド51a、51b、51c、及び51dに対応した4個の第1インクパン72を備えている。
更に、第1メンテナンスユニット70は、上記の4個の第1インクパン72を覆うように第1インクパン72と一体となっている第2インクパン73と、この第2インクパン73を保持するメンテナンスユニット保持部材74とを備えている。
上記の吸引ノズル71は、印字ヘッド51a、51b、51c、及び51dからインクを吸引し、印字ヘッド51a、51b、51c、及び51dのノズル面に付着したインクや紙粉等を取り除く。
第1インクパン72は、メンテナンス動作時にパージされたインクを回収する。メンテナンスユニット保持部材74は、前述の構成部位(吸引ノズル71、第1インクパン72、第2インクパン)を第1ドラム30に対して位置決めして保持するために、第1ドラム30の回転軸30aと係合している。
メンテナンス動作は、まずヘッド保持プレート52a、52b、52c、及び52dを、ヘッド保持部材53に設けられている不図示の退避機構により、第1ドラム30の周面から離れる方向に退避させる。
これにより、印字ヘッド51a、51b、51c、及び51dも第1ドラム30の周面から離れる方向に移動し、印字ヘッド51a、51b、51c、及び51dの下面と第1ドラム30の周面との間に所定の間隙が形成される。
その後、第1メンテナンスユニット70を印字ヘッド51a、51b、51c、51dの直下に移動させる。
印字ヘッド51a、51b、51c、51dよりインクのパージ動作を行わせる。このパージの際に流出したインクは、印字ヘッド51a、51b、51c、51dに対応した4個の第1インクパン72で回収され、不図示の廃液タンクに収集される。
そして、印字ヘッド51a、51b、51c、51dのノズル面に当接状態にある吸引ノズル71が、ノズル列方向に走査される。そして、この吸引ノズル71により、ノズル面に付着したインクや紙粉などがかき取られながら、ノズル表面に残ったインクが吸引される。
メンテナンス動作終了後は、第1メンテナンスユニット70は、例えば図3に示す待機位置に戻る。この時、第1メンテナンスユニット70は傾いた位置で待機するので、第1インクパン72に残ったインクが垂れる虞があるため、第2インクパン73が設けられている。
第2インクパン73の端部は、曲げ角度が鋭角の壁で形成され、かつ装置の奥行方向に傾斜させて構成されている。これにより、第1インクパン72からインクが垂れたとしても、第2インクパン73の端部にインクが溜まる。
第2インクパン73に収集されたインクは、廃液タンクへと流れる。この構成により、記録媒体5や第1ドラムなど装置内をインクで汚すことがない。
再び図1に戻り、前述したように第1記録部50により表面に記録され、第2記録部60により裏面に記録されて両面記録が完了した記録媒体5は、第2ドラム40の巻き終わり部分から、フリーローラ22以降の搬送系により搬送される。
つまり、第2ドラム40の巻き終わり部分以降では、記録媒体5は、フリーローラ22を経由して、第1ニップローラ対80に搬送される。なお、フリーローラ22、第1ニップローラ対80は本体フレーム25に回転可能に支持されている。
第1ニップローラ対80は、一対のローラからなり、特には図示しないが、一方のローラにはトルクリミッタと減速ギアと駆動モータが連結され、第1ドラム30及び第2ドラム40上での記録媒体5の搬送速度と同速度で記録媒体5を搬送する。
これにより、第1ニップローラ対80は記録媒体5に記録媒体5の搬送方向と同一方向に張力を作用させるための張力発生部を構成している。
第1ニップローラ対80以降では、記録媒体5は、フリーローラ81、82、83を経由して、第2ニップローラ対84に搬送される。なお、上記のフリーローラ81、82、83、第2ニップローラ対84も本体フレーム25に回転可能に支持されている。
第2ニップローラ対84は一対のローラからなり、特には図示しないが、一方のローラにはトルクリミッタと減速ギアと駆動モータが連結され、第1ニップローラ対80による記録媒体5の搬送速度と同速度で記録媒体5を直後に配置するカッタ部86に向けて搬送する。
第2ニップローラ対84以降では、記録媒体5は、導入ガイド85を経由して、カッタ部86に搬送される。
上記の第2ニップローラ対84とカッタ部86間の搬送経路は出来る限り短くなるように構成される。導入ガイド85は、この搬送経路中での記録媒体5の厚み方向の変動を抑制し、記録媒体5をカッタ部86に導入する機能を有している。
この導入ガイド85は、記録媒体5の幅方向に延在し、記録媒体5の表裏を覆い、搬送経路を規制するような構成となっている。この導入ガイド85は、例えば板金や樹脂成型で作られる部品である。または、細長いローラ対で構成しても良い。
導入ガイド85によりカッタ部86に導入された記録媒体5は、カッタ部86で所定の長さに裁断されてシート状記録媒体87となり、排出ガイド88、89、排出部材としての排出ローラ対90を経由して、収納トレイ91へ排出される。なお、排出ガイド88、89、排出ローラ対90、収納トレイ91により排出部を構成している。
次に、本発明の特徴であるカッタ部86と排出ローラ対90間の構成について説明する。図4は、図1の破線で囲んで示すカッタ部86、排出ガイド88、89、及び排出ローラ対90を中心とした部分の拡大図である。
なお、同図には、説明に必要な部分以外の構成は図示を省略し、図1と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
図4に示すように、本実施形態では、カッタ部86は排出ローラ対90の左斜め上方に配置されている。つまり、カッタ部86は、排出ローラ対90より重力方向上方に配置されている。また、カッタ部86と排出ローラ対90間の排出ガイド88、89で形成される搬送経路92の長さLと、カッタ部86で裁断されたシート状記録媒体87のカット長Yの関係は、L>Yの関係となっている。
また、排出ガイド88、89で形成される搬送経路は、カッタ部86の直後では重力方向と一致する鉛直部となり、その後排出ローラ対90に向って湾曲部となるように、排出ガイド88、89の形状が形成されている。
この形状により、カッタ部86で裁断され、ロール状であったときの曲がり癖5aのような凹凸の向きを有するシート状記録媒体87が、重力により排出ガイド88及び89内を滑りやすいという効果が得られる。
また、上記の排出ガイド88及び89は、記録媒体5の幅方向に延在し、シート状記録媒体87の表裏を覆い、搬送経路を規制するような構成となっている。
排出ガイド88及び89は、例えば板金や樹脂成型で作られる部品である。排出ガイド88及び89と、シート状記録媒体87が接触する面には、摩擦係数が低い表面処理を施すようにしても良い。
また、排出ガイド89のカッタ部86側の端部は、後述するカッタ部86のカッタ刃を設けていない対向ローラ86cの外周面に当接するように配置されている。
本実施例では、排出ガイド89のカッタ部86側の端部は、排出ガイド89と一体形状となっているが、端部を別部材とし、シート材などで構成しても良い。
また、排出ガイド89のカッタ部86側の端部と、対向ローラ86cの外周面との位置関係は、当接せずに、記録媒体5の厚みより狭い隙間をもって近接した配置でも良い。
排出ローラ対90は、一対のローラからなり、一方のローラには減速ギアと駆動モータが連結され、第2ニップローラ対84による記録媒体5の搬送速度より速い搬送速度でシート状記録媒体87を収納トレイ91に送り出される。
これにより、裁断後のシート状記録媒体87の後端と、第2ニップローラ対84によって搬送される記録媒体5の先端との間隔をあけ、記録媒体同士の接触による搬送不良を防ぐ効果が得られる。
続いて、カッタ部86について説明する。本例におけるカッタ部86は、ロータリーカッタであり、カッタ刃86bが設けられているカッタローラ86aと、対向する対向ローラ86cから構成される。
カッタ刃86bは、エッチング加工と機械加工により金属シート上に形成されている。カッタローラ86aの外周面には磁石が埋め込まれ、カッタ刃86bを形成した金属シートをカッタローラ86aの外周面に磁力により吸着保持する構成となっている。
また、カッタローラ86aの外周面にスパイラル状にカッタ刃86bが設けられる構成となっている。このカッタローラ86aの回転軸に対してスパイラル状のカッタ刃86bが成す角度は、約1度に設定されている。
この角度を大きく設定することで、裁断時の騒音や振動が低減できるが、その反面、カッタ刃86bの刃面の分力により記録媒体5にモーメントが作用するので、1〜3度程度が望ましい。
カッタ部86全体は、記録媒体5の搬送方向に対して直角に裁断できるように、記録媒体5の搬送方向に対して、カッタローラ86aの回転軸に対してカッタ刃86bが成す角度の分だけ傾けて配置されている。
また、カッタローラ86aの外周面にスパイラル状に設けられたカッタ刃86bは2個設けられている。1個のカッタ刃86bの円周方向におけるピッチは、カット長がA3縦(420mm)になるように設定されている。
本例では、2個のカッタ刃86bが等間隔でカッタローラ86aの外周面に配置されているので、カット長はA4横(210mm)となるように設定されることになる。
また、対向ローラ86cには、減速ギアと駆動モータが連結されている。カッタローラ86aは、対向ローラ86cとギアの連結によって駆動する構成となっている。
カッタローラ86aの回転軸には、カッタ刃86bの原点位置を検出するカッタ原点位置検出部を備えている。
本実施形態では、カッタ刃86bの原点位置は、記録媒体5にカッタ刃86bが当接する位置に設定されている。
この駆動モータでカッタローラ86aと対向ローラ86cを、第1ドラム30及び第2ドラム40上での記録媒体5の搬送速度、及び第1ニップローラ対80、第2ニップローラ対84による記録媒体5の搬送速度と同速度で回転させることで、記録媒体5をカット長がA4横のシート状記録媒体87に裁断することができる。
続いて、記録媒体5の搬送動作について説明する。尚、記録媒体5の搬送動作が開始される前、本実施形態では、記録媒体5に張力を作用させる動作を行う。
先ず、揺動ローラ16が中立位置(アーム16bがほぼ水平)となるように、ポテンションメータ16cの出力信号によって、紙管固定シャフト7に連結したブレーキ8を作動させ、記録媒体5の巻き始めの張力を制御する。
これにより、揺動ローラ16から第1ドラム30の巻き始めまでの記録媒体5には、揺動ローラ16とアーム16bの自重の約半分の張力が作用することになる。
また、第1ニップローラ対80では、第1ニップローラ対80による記録媒体5への張力が高すぎる場合には、トルクリミッタが作動して駆動モータを空転させ、記録媒体5の張力を制御する。
これにより、第2ドラム40の巻き終わりから第1ニップローラ対80までの記録媒体5には、第1ニップローラ対80で設定された所定の張力が作用することになる。
この時、記録媒体5は、第1ドラム30の巻き始めの張力と巻き終わりの張力によって、第1ドラム30の外周面に垂直抗力が与えられる。これにより、第1ドラム30と記録媒体5との間の摩擦力が大きくなり、記録媒体5は第1ドラム30に密着保持される。
同様に、記録媒体5は、第2ドラム40の巻き始めの張力と巻き終わりの張力によって、第2ドラム40の外周面に垂直抗力が与えられる。そして、第2ドラム40と記録媒体5との間の摩擦力によって、記録媒体5は第2ドラム40に密着保持される。
また、第2ニップローラ84では、第2ニップローラ対84による記録媒体5への張力が高すぎる場合には、トルクリミッタが作動して駆動モータを空転させ、記録媒体5の張力を制御する。
これにより、第1ニップローラ対80から第2ニップローラ対84までの記録媒体5の搬送経路では、記録媒体5に第2ニップローラ対84で設定された所定の張力が作用することになる。
この時、記録媒体5は、第1ニップローラ対80から第2ニップローラ対84までの搬送経路で作用する張力により、弛みなく保持される。
次の記録媒体5の搬送動作が開始されると、第2ドラム40に連結された駆動モータ41、アンワインダー部2のブレーキ8、第1ニップローラ対80及び第2ニップローラ対84の駆動モータが駆動することで、第1ドラム30も従動して回転し、記録媒体5はカッタ部86に向けて搬送される。
この時、第1ドラム30および第2ドラム40の外周面と記録媒体5との間では滑りが起きることなく、記録媒体5が搬送される。
つまり、最下流側に設けられた第2ドラム40を駆動ドラムとし、第1ドラム30を従動ドラムとすることで、第1ドラム30と第2ドラム40との間で速度差を生じさせることなく同速度で記録媒体5を搬送させることができる。
これにより、記録媒体5に記録された画像は、第1ドラム30及び第2ドラム40上で擦れることなく、また紙粉等の発生を防止することができる。
つまり、記録媒体5がドラム表面を滑ることなく密着保持して搬送されるため、記録品質の低下を防ぐことができる。
また、記録媒体5からの紙粉の発生を抑えることができるため、インク不吐出の発生が低減し、更に記録品質の低下を防ぐことができる。
なお、上記記録媒体5に張力を作用させる動作は、搬送動作が開始されると同時に行ってもよい。
次に、記録媒体5への記録動作について説明する。
記録動作が開始されると、前述した記録媒体5の張力発生動作と搬送動作が開始され、第2ドラム40の回転軸40aに連結したエンコーダ42より、第2ドラム40の回転位置に相当する検出パルスが出力される。
この検出パルスに基づいて、まずは第1記録部50の印字ヘッドを駆動し、第1記録部50で記録媒体5への記録処理が行われる。
次に、第2記録部60で、第1記録部50で記録された記録媒体5の記録面と反対側の面に記録が行われ、両面記録が行われる。
ここで、第1ドラム30及び第2ドラム40において記録媒体5の滑りはなく、同速度回転し、記録媒体5を搬送する。
このため、例えば第1記録部50のシアン(C)用の印字ヘッドの記録媒体5上での印字位置から第2記録部60のシアン(C)用の印字ヘッドの記録媒体5上での印字位置までの搬送経路長をエンコーダ42の検出パルス数に予め換算しておき、第1記録部50での記録後に、エンコーダ42の検出パルス数が所定のパルス数に到達したら第2記録部60での記録を開始する。
これにより、両面記録時で、第1記録部50で記録された記録媒体5の記録面と、第2記録部60で記録された記録媒体5の記録面とを一致させることができる。
また、本実施形態では、第2ドラム40のみにエンコーダ42を連結したが、第1ドラム30及び第2ドラム40は、記録媒体5を滑らすことなく同速度で回転し、搬送しているので、第1ドラム30のみにエンコーダ42を連結するようにしてもよい。
このように、いずれかひとつのドラムにエンコーダをつけることで、装置内のスペースを簡素にすることが可能となり、コスト低減が可能となる。
次に、本実施形態のカッタ部86による記録媒体5の裁断について説明する。
尚、記録媒体5の裁断が開始される前、本実施形態では、カッタ部86をカッタローラ86aに備えられたカッタ原点位置検出部によってカッタ原点位置に戻す動作を行う。
記録媒体5の搬送動作が開始されると、対向ローラ86cに連結された駆動モータが駆動されることで、カッタローラ86aも駆動され、カッタ部86で記録媒体5の裁断が開始される。
すなわち、搬送動作と裁断動作が開始されると、記録媒体5は、第2ニップローラ対84によってカッタ部86に導入され、カッタ部86で裁断され、所定のカット長(A4横)のシート状記録媒体87となる。
また、記録面とカッタ部86の裁断のタイミングは次の内容で行われている。先ず、第1記録部50のシアン(C)用の印字ヘッドの記録媒体5上での印字位置からカッタ部86のカッタ刃86bの裁断位置までの搬送経路長が、エンコーダ42の検出パルス数に予め換算される。
そして、エンコーダ42の検出パルス数が所定のパルス数に到達しとき、カッタ部86のカッタ刃86bの裁断位置に、記録媒体5上での印字位置に余白分を加えた位置がくるように、第1記録部50での記録が開始される。
これにより、第1記録部50で記録された記録媒体5の記録面と、カッタ部86で裁断されるタイミングとを一致させることができる。
なお、記録媒体5に記録されたカットマークをカットマーク検出センサによって検出し、カッタ部86でカッタローラ86aの駆動を加減速して制御することで、記録媒体5の記録面とカッタ部86で裁断されるタイミングとを一致させても良い。
カッタ部86は排出ローラ対90の左斜め上方に配置されている。前述したように、カッタ部86のカッタ刃86bの原点位置から排出ローラ対90までの排出ガイド88及び89で形成される搬送経路92の長さLと、カッタ部86で裁断されたシート状記録媒体87のカット長Yとの関係は、搬送経路長L>カット長Yの関係となっている。
これらの構成により、カッタ部86で裁断されたシート状記録媒体87は、重力により、排出ガイド88及び89で形成される搬送経路に沿って、L−Yの搬送経路分だけ滑り落ちた後に、排出ローラ対90のニップ位置にシート状記録媒体87の先端が到達する。
その後、排出ローラ対90によってシート状記録媒体87は収納トレイ91に送り出される。
すなわち、カッタ部86で記録媒体5を裁断する際に、記録媒体5をカッタ部86の上流側に配置した第2ニップローラ84のみで保持し、搬送を行い、カッタ部86の下流側に配置した排出ローラ対90では記録媒体5を保持しない構成である。
上記の構成により、ロールから引き出された長尺の記録媒体5が、カッタ部86で裁断されてシート状記録媒体87となるとき、シート状記録媒体87の下端部は自由状態であるので、カッタ部86による裁断が進行するにつれて、シート状記録媒体87は自重で長尺の記録媒体5から切り離される。
このように、シート状記録媒体87は、下流側端部を排出ローラ対などで把持されて張力を加えられる状態からは開放されており、シート状記録媒体87を下流側へ引く力は自重のみである。
つまり、カッタ部86で裁断されるに従い変化する記録媒体5の幅と、排出ローラ90によって記録媒体に加えられる搬送方向の力により作用する記録媒体5の表面に直交する軸回りのモーメントの発生がないか、あっても無視できる程度のものである。
したがって、記録媒体がモーメントによって裁断の進行によって搬送方向の向きを変えることはなく、すなわち、記録媒体が斜めに裁断されることはなく、これにより、シート状記録媒体87のカット精度の低下を防ぐ効果が得られる。
本実施形態で、アンワインダー部2で保持されるロール紙からプリンタ部3に導入される記録媒体5は、ロール紙の巻き癖により、カッタ部86に搬送される際は、図4に示すカール状態5aのように左側が凸で、右側が凹となっている。
この記録媒体5のカール状態5aに対して、記録媒体5の巻き癖の凹凸方向と同一となるように排出ガイド88及び89で形成される搬送経路の一部が、左下側に凸、右上側に凹の形状をなす湾曲部[i5]が形成されている。
これにより、カール状態5aのシート状記録媒体87が排出ガイド88及び89内を通過した際でも、接触が低減され、搬送不良を防ぐ効果がある。
また、記録媒体5のカール状態が、図4に示すカール状態5aの凹凸に対して左右逆の場合、カッタ部86にこのカール状態の記録媒体5が搬送されると、カッタローラ86aに設けたカッタ刃86bに記録媒体5の裁断された端部が付着する恐れがある。
その後、更に、記録媒体5のカール状態の凹部とカッタローラ86aの回転方向が一致することで、記録媒体5がカッタローラ86aに巻き込まれて、搬送不良の原因となる。
これに対して、記録媒体5の図4に示すカール状態5aの凸側をカッタローラ86aの側になるように構成することで、記録媒体5がカッタローラ86aに巻き込まれて、搬送不良となることを防ぐ効果がある。
また、排出ガイド89のカッタ部86側の端部は、カッタ刃86bを設けていない対向ローラ86cの外周面に当接する又は記録媒体5の厚さよりも薄い間隔で対向ローラ86cの外周面に近接して配置されている。
これにより、記録媒体5の図4に示すカール状態5aの右側が凹となっており、記録媒体5が対向ローラ86cに巻き込まれたとしても、排出ガイド89のカッタ部86側の端部により、記録媒体5をすくい上げ、排出ガイド88、89内に導入し、搬送不良を防ぐ効果がある。
以上のように、本実施形態によれば、記録媒体のカット精度の低下をなくし、画像記録を行い、安定した品質で記録媒体の裁断を行うカッタ付き画像記録装置を提供することができる。
(第1の実施形態の変形例)
本発明の第1の実施形態の変形例を図5から図7に基づき説明する。
図5及び図6は、それぞれ第1の実施形態の画像記録装置1における第1及び第2の変形例を示す図である。
これら図5及び図6は、記録媒体5がプリンタ部3に導入され、第2ニップローラ対84からカッタ部86、排出ローラ対90を経由して、シート状記録媒体87が収納トレイ91に送り出される搬送系を示す概略的な正面図である。なお、図示しない部分の構成は第1の実施形態の画像記録装置1と同一とする。
図5及び図6に示す第1及び第2の変形例において、搬送経路の構成は、第2ニップローラ対84、導入ガイド85、及びカッタ部86までは、第1の実施形態の場合と同一である。
先ず、図5の第1の変形例では、記録媒体5は、第2ニップローラ対84及び導入ガイド85を経由して、カッタ部86に搬送され、カッタ部86で裁断された後、シート状記録媒体87となって、排出ガイド100及び101を経由し、更に排出ローラ対90及び排紙ガイド102を経由して、収納トレイ91に送り出される。
また、図6の第2の変形例では、カッタ部86で裁断されたシート状記録媒体87は、排出ガイド110及び111を経由したのち、図5の場合と同様に、排出ローラ対90及び排紙ガイド102を経由して、収納トレイ91に送り出される。
カッタ部86は、上記いずれの変形例でも排出ローラ対90より重力方向上方に配置されている。そして、図5に示すカッタ部86と排出ローラ対90間の排出ガイド100及び101で形成される搬送経路92の長さL1と、カッタ部86で裁断されたシート状記録媒体87のカット長Yの関係は、L1>Y、となっている。
また、図6に示すカッタ部86と排出ローラ対90間の排出ガイド110及び111で形成される搬送経路の長さL2と、カッタ部86で裁断されたシート状記録媒体87のカット長Yの関係は、L2>Y、となっている。
排出ガイド100及び101で形成される搬送経路は全て重力方向と一致する鉛直部で形成され、排出ガイド110及び111で形成される搬送経路は全て収納トレイ91に向うように重力方向に対して所定の角度傾斜させた傾斜部で形成されている。
この形状により、本発明の実施形態1に比べて、カッタ部86で裁断されたシート状記録媒体87が、重力により、排出ガイド100及び101内の場合も、排出ガイド110及び111内の場合においても、より滑りやすいという効果がある。
図7は、第1の実施形態の画像記録装置1における第3の変形例を示す図である。本変形例の画像記録装置1において、記録媒体5がプリンタ部3に導入され、第2ニップローラ対84からカッタ部86、排出ローラ対90を経由して、シート状記録媒体87が収納トレイ91に送り出される搬送系を示す概略的な正面図である。なお、図示しない部分の構成は第1の実施形態の画像記録装置1と同一とする。
本変形例の搬送経路の構成において、記録媒体5は、第2ニップローラ対84及び導入ガイド85を経由して、カッタ部86に搬送され、カッタ部86で裁断され、シート状記録媒体87になって水平方向に排出される。
その後、排出ガイド120及び121、排出ローラ対90、排紙ガイド102を経由して、収納トレイ91に送り出される。
本変形例においても、カッタ部86は排出ローラ対90の重力方向上方に配置されている。また、カッタ部86と排出ローラ対90間の排出ガイド120及び121で形成される搬送経路92の長さL3と、カッタ部86で裁断されたシート状記録媒体87のカット長Yとの関係は、この場合も、L3>Y、の関係が保たれている。
本変形例で、アンワインダー部2で保持されるロール紙からプリンタ部3に導入される記録媒体5は、ロール紙の巻き癖により、カッタ部86に搬送される際は、図7に示すカール状態5bのように上側が凸で、下側が凹となっている。
この記録媒体5のカール状態5bに対して、記録媒体5の巻き癖の凹凸方向と同一となるように排出ガイド120及び121で形成される搬送経路の一部が、右上側に凸、左下側に凹の形状をなす湾曲部が形成されている。
これにより、第1の実施形態、第1及び第2の変形例の場合とは、巻き癖が逆の凹凸方向となって搬送されるカール状態5bのシート状記録媒体87の場合であっても、排出ガイド120及び121内を通過する際には、接触が低減され、搬送不良を防ぐ効果がある。
また、排出ガイド120のカッタ部86側の端部は、カッタ刃86bを設けていない対向ローラ86cの外周面に当接する又は記録媒体5の厚さよりも薄い間隔で対向ローラ86cの外周面に近接して配置されている。
これにより、第1の実施形態、第1及び第2の変形例の場合とは、巻き癖が逆の凹凸方向となって搬送されるカール状態5bの記録媒体5で、記録媒体5が対向ローラ86cに巻き込まれたとしても、排出ガイド120のカッタ部86側の端部により、記録媒体5をすくい上げ、排出ガイド120、121内に導入し、搬送不良を防ぐ効果がある。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態を図8に基づき説明する。
図8は、第2の実施形態の画像記録装置における第2ニップローラ対以降の搬送系を示す概略的な正面図である。なお、図示しない部分の構成は、第1の実施形態の画像記録装置1と同一とする。
本実施形態において、搬送経路の構成は、第2ニップローラ対84以降では、導入ガイド85、カッタ部86、排出ガイド200、201及び202aで形成される短い搬送経路と、排出ガイド200、201及び202bで形成される長い搬送経路とに、搬送経路切替部材207によって分岐される。
この搬送経路において、記録媒体5は、カッタ部86で裁断されるとき、予めユーザからの入力操作によって設定されたA4判横サイズのシート状記録媒体204又はA3判縦サイズのシート状記録媒体205のいずれかの用紙サイズに裁断される。
A4判横サイズのシート状記録媒体204に裁断された場合は、搬送経路切替部材207が排出ガイド200の内壁に当接するように図の反時計回り方向に回動する。
これにより、シート状記録媒体204は、排出ガイド200の上部、搬送経路切替部材207の右面、及び排出ガイド202a並びに排出ガイド201で形成される短い方の搬送経路に案内され、排出ローラ対90を経由して、収納トレイ208に送り出される。
他方、記録媒体5が A3判縦サイズのシート状記録媒体205に裁断された場合は、搬送経路切替部材207が排出ガイド201の内壁に当接するように図の時計回り方向に回動する。
これにより、シート状記録媒体204は、排出ガイド200全長並びに排出ガイド201の上部、搬送経路切替部材207の左面、及び排出ガイド202bで形成される長い方の搬送経路に案内され、排出部材としての排出ローラ対206から排紙ガイド203を経由して、収納トレイ91に送り出される。
本実施形態においても、カッタ部86は排出ローラ対90および排出ローラ対206の重力方向上方に配置されている。
そして、カッタ部86と排出ローラ対90間の排出ガイド200の上部、搬送経路切替部材207の右面、及び排出ガイド202a並びに排出ガイド201で形成される短い搬送経路長L4と、カッタ部86でA4判横(210mm)に裁断されたシート状記録媒体204のカット長Y1の関係は、L4>Y1、なっている。
一方、カッタ部86と排出ローラ対206間の排出ガイド200全長並びに排出ガイド201の上部、搬送経路切替部材207の左面、及び排出ガイド202bで形成される長い搬送経路長L5と、カッタ部86でA3判縦(420mm)に裁断されたシート状記録媒体205のカット長Y2の関係は、L5>Y2、となっている。
記録用紙サイズをA4判横とする場合、カッタ部86で記録媒体5をA4判横(210mm)に裁断し、搬送経路切替部材207を排出ガイド200側に回動させ、A4判横(210mm)に裁断されたシート状記録媒体204を、排出ガイド200の上部、搬送経路切替部材207の右面、及び排出ガイド202a並びに排出ガイド201で形成される搬送経路、排出ローラ対90を経由して、収納トレイ208に送り出す。
一方、記録用紙サイズをA3判縦とする場合、カッタ部86で記録媒体5をA3判縦(420mm)に裁断し、搬送経路切替部材207を排出ガイド201側に回動させ、A3判縦(420mm)に裁断されたシート状記録媒体205を、排出ガイド200全長並びに排出ガイド201の上部、搬送経路切替部材207の左面、及び排出ガイド202bで形成される搬送経路、排出ローラ対206、排紙ガイド203を経由して、収納トレイ91に送り出す。
上記構成により、2種類の異なる用紙サイズをカッタ部86で裁断しても、それぞれの用紙サイズのシート状記録媒体204又は205において、裁断終了まで排出ローラに挟持されることがない。
これにより、排出ローラによって加えられる搬送方向の力により作用する記録媒体5の表面に直交する軸回りのモーメントの発生がない。
このため、2種類の異なる用紙サイズの裁断を行っても、記録媒体が搬送方向の向きを変えて、斜めに裁断されることはなく、記録媒体のカット精度の低下を防ぐ効果が得られる。
また、搬送経路を更に追加することにより、3種類以上の異なる用紙サイズの裁断に対応することも可能となる。
(第2の実施形態の変形例)
本発明の第2の実施形態の変形例2例を図9及び図10に基づき説明する。
図9は、第2の実施形態の画像記録装置における第1の変形例を示す図である。図9は記録媒体5がプリンタ部3に導入され、第2ニップローラ対84以降の搬送系を示す概略的な正面図である。なお、図示しない部分の構成は本実施の形態1の画像記録装置1と同一とする。
図9に示す画像記録装置1において、本変形例としての搬送経路の構成は、第2ニップローラ対84、導入ガイド85、カッタ部86、排出ガイド301及び302、排出ローラ対90、排出ガイド303及び304、排出部材としての排出ローラ対305、及び排紙ガイド203で構成され、その下流に収納トレイ91が設けられる。なお、排出ガイド301及び302と排出ガイド303及び304とによって同一の搬送経路を形成している。
カッタ部86は排出ローラ対90および排出ローラ対305の上方に配置されている。また、カッタ部86と排出ローラ対90間の排出ガイド301及び302で形成される搬送経路長L6と、カッタ部86でA4判横(210mm)に裁断されるシート状記録媒体204のカット長Y1の関係は、L6>Y、となっている。
一方、カッタ部86と排出ローラ対305間の排出ガイド301と302および排出ガイド303と304で形成される搬送経路長L7と、カッタ部86でA3判縦(420mm)に裁断されるシート状記録媒体205のカット長Y2の関係は、L7>Y2、となっている。更に、2つの搬送経路長L6とL7の関係は、L7>L6、となっている。
記録用紙サイズをA4判横とする場合は、排出ローラ対305は搬送経路から離間された状態となり、記録媒体5はカッタ部86でA4判横(210mm)に裁断される。
このA4判横(210mm)に裁断されたシート状記録媒体204は、排出ガイド301及び302で形成される搬送経路を経由し、排出ローラ対90で搬送され、排出ガイド303及び304で形成される搬送経路、離間された排出ローラ対305の間、及びイ排紙ガイド203を経由して、収納トレイ91に送り出される。
一方、記録用紙サイズをA3判縦とする場合は、排出ローラ対90は搬送経路から離間された状態となり、記録媒体5はカッタ部86でA3判縦(420mm)に裁断される。
このA3判縦(420mm)に裁断されたシート状記録媒体205は、排出ガイド301及び302で形成される搬送経路、離間された排出ローラ対90の間、及び排出ガイド303及び304で形成される搬送経路を経由して、排出ローラ対305で搬送され、排紙ガイド203を経由して、収納トレイ91に送り出される。
上記構成により、この場合も、2種類の異なる用紙サイズをカッタ部86で裁断しても、それぞれの用紙サイズのシート状記録媒体204又は205において、裁断終了まで排出ローラ対90又は305に挟持されることがない。
これにより、排出ローラによって加えられる搬送方向の力により作用する記録媒体5の表面に直交する軸回りのモーメントの発生がない。
このため、2種類の異なる用紙サイズの裁断を行っても、記録媒体が搬送方向の向きを変えて、斜めに裁断されることはなく、記録媒体のカット精度の低下を防ぐ効果が得られる。
更に、排紙ローラを複数個配置することのみで、複数の異なる用紙サイズの裁断に対応しているため、装置内の広いスペースは必要がなく、装置を小型化できる効果もある。
また、排紙ローラを追加することに応じて、3種類以上の異なる用紙サイズの裁断にも対応が可能となる。
図10は、第2の実施形態の画像記録装置における第2の変形例を示す図である。図10は記録媒体5がプリンタ部3に導入され、第2ニップローラ対84以降の搬送系を示す概略的な正面図である。なお、図示しない部分の構成は本実施の形態1の画像記録装置1と同一とする。
図10に示す画像記録装置1において、本変形例としての搬送経路の構成は、第2ニップローラ対84、導入ガイド85、カッタ部400、排出ガイド402及び403、排出ガイド404及び405、排出部材としての排出ローラ対406、及び排紙ガイド203で構成され、その下流に収納トレイ91が設けられている。排出ガイド402及び403と排出ガイド404及び405とにより同一の搬送経路を形成している。
記録媒体5は、第2ニップローラ対84、および導入ガイド85を経由して、カッタ部400に搬送される。カッタ部400では、記録媒体5は、上述したと同様にシート状記録媒体204又は205のいずれかの用紙サイズに裁断される。
裁断されたシート状記録媒体204又は205は、排出ガイド402及び403、排出ガイド404及び405、排出ローラ対406、排紙ガイド203を経由して、収納トレイ91に送り出される。
カッタ部400は、カッタ刃400bを設けたカッタローラ400aと、このローラと対向配置される対向ローラ400cからなり、排出ガイド402及び403もカッタ分400に付随して構成されている。
カッタ部400は、排出ガイド402及び403と共に、記録媒体5の搬送方向において2箇所の位置に移動可能に構成されている。裁断する用紙サイズによって、カッタ部400の位置を、上記2箇所の位置のいずれかの位置に変えることが可能である。
また、排出ローラ対406には、排出ガイド404及び405が付随している。排出ローラ対406も、排出ガイド404及び405と共に記録媒体5の搬送方向において2箇所の位置に移動可能に構成されている。そして、裁断する用紙サイズによって、排出ローラ対406の位置を、上記2箇所の位置のいずれかの位置に変えることが可能である。
カッタ部400は排出ローラ対406の上方に配置されている。また、カッタ部400と排出ローラ対406間の排出ガイド402及び403、並びに排出ガイド404及び405で形成される搬送経路長は、カッタ部400と排出ローラ対406の位置の組合せにより、4種類となる。
これら4種類の搬送経路長は、それぞれの場合における記録媒体5のカット長(シート状記録媒体の搬送方向の長さ)よりも長く設定されている。
上記構成により、4種類の異なる用紙サイズをカッタ部400で裁断しても、それぞれの用紙サイズにおいて、排出ローラによって記録媒体5に加えられる搬送方向の力により作用する記録媒体5の表面に直交する軸回りのモーメントは発生しない。
このため、4種類の異なる用紙サイズの裁断を行うことができ、そのように4種類の異なる用紙サイズの裁断を行っても、記録媒体が搬送方向で横方向に回転して、斜めに裁断されることはなく、記録媒体のカット精度の低下を防ぐ効果が得られる。
以上説明したように、本発明によれば、ロール状の記録済み記録媒体を枚葉紙状(シート状)の記録媒体にカッタで切断する際に、記録媒体を下流側の搬送ローラで把持しない状態で切断するようにしているので、切断後の枚葉紙状の記録媒体の裁断精度が向上する。
なお、本発明において、カッタ部86、400はロータリーカッタを用いて説明したが、これに限らず、例えば、ギロチン式カッタ、回転刃式カッタなど既知の切断手段を用いても可能である。また、上記実施形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
第1の実施形態の画像記録装置における記録媒体の搬送系を示す概略的な正面図である。 第1の実施形態の画像記録装置の図1の矢印A方向から見たプリンタ部を示す概略的な側面図である。 第1の実施形態の画像記録装置における第1ドラムに対向配置される第1メンテナンスユニットを示す概略的な正面図である。 第1の実施形態の画像記録装置において図1で破線で囲んで示すカッタ部、排出ガイド、及び排出ローラ対を中心とした部分の拡大図である。 第1の実施形態の画像記録装置における第1の変形例を示す図である。 第1の実施形態の画像記録装置における第2の変形例を示す図である。 第1の実施形態の画像記録装置における第3の変形例を示す図である。 第2の実施形態の画像記録装置における第2ニップローラ対以降の搬送系を示す概略的な正面図である。 第2の実施形態の画像記録装置における第1の変形例を示す図である。 第2の実施形態の画像記録装置における第2の変形例を示す図である。
符号の説明
1 画像記録装置
2 アンワインダー部
3 プリンタ部
5 記録媒体
5a、5b 巻き癖状態
6 スタンド
7 紙管固定シャフト
8 ブレーキ
9 搬送方向を示す矢印
14、15 フリーローラ
16 揺動ローラ
16a 回動中心
16b 回動アーム
16c ポテンションメータ
17、18、19、20、21、22 フリーローラ
25 本体フレーム
30 第1ドラム
30a 回転軸
40 第2ドラム
40a 回転軸
41 駆動モータ
42 エンコーダ
43 カップリング
44 エンコーダ固定部材
50 第1記録部
51a、51b、51c、51d 印字ヘッド
52a、52b、52c、52d ヘッド保持プレート
53 ヘッド保持部材
60 第2記録部
70 第1メンテナンスユニット
71 吸引ノズル
72 第1インクパン
73 第2インクパン
74 メンテナンスユニット保持部材
75 第2メンテナンスユニット
80 第1ニップローラ対
81、82、83 フリーローラ
84 第2ニップローラ対
85 導入ガイド
86 カッタ部
86a カッタローラ
86b カッタ刃
86c 対向ローラ
87 シート状記録媒体
88 排出ガイド
89 排出ガイド
90 排出ローラ対
91 収納トレイ
92 搬送経路長
100、101 変形例1の排出ガイド
102 排紙ガイド
110、111 変形例2の排出ガイド
120、121 変形例3の排出ガイド
200、201、202 排出ガイド
203 排紙ガイド
204 シート状記録媒体(A4横)
205 シート状記録媒体(A3縦)
206 排出ローラ対
207 搬送経路切替部材
208 収納トレイ
301、302、303、304 排出ガイド
305 排出ローラ対
400 カッタ部
400a カッタローラ
400b カッタ刃
400c 対向ローラ
402、403、404、405 排出ガイド
406 排出ローラ対

Claims (8)

  1. 連続した連続媒体を供給する供給部と、
    前記連続媒体に画像記録を行う記録部と、
    前記記録部で画像記録された前記連続媒体を搬送方向と直交する方向に裁断するカッタ刃を有するカッタ部と、
    前記カッタ部で裁断されたシート状記録媒体をニップして下流へと搬送するローラ対と、
    を備え、
    前記ローラ対は、前記カッタ部より重力方向下方、且つ前記カッタ部の前記カッタ刃が前記連続媒体を裁断する裁断位置にある時に前記連続媒体の搬送方向における先端をニップしない位置に配置されていることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記ローラ対は、前記カッタ部で搬送される前記連続媒体の搬送速度より速い搬送速度で前記シート状記録媒体を搬送することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記ローラ対は、前記カッタ部より搬送方向下流に少なくとも第1のローラ対と、前記第1のローラ対より搬送方向下流に設けられた第2のローラ対とを有し、前記カッタ部によって裁断された前記シート状記録媒体の搬送方向における長さに応じて少なくとも前記第1のローラ対のニップを解除することを特徴とする請求項1、又は2に記載の画像記録装置。
  4. 前記ローラ対を前記カッタ部より搬送方向下流に複数設け、前記カッタ部によって裁断された前記シート状記録媒体の搬送方向における長さに応じて上流に設けられた前記ローラ対から順次ニップを解除することを特徴とする請求項1、又は2に記載の画像記録装置。
  5. 前記ローラ対は、前記カッタ部によって裁断された前記シート状記録媒体の搬送方向における長さに応じて配置位置が可変することを特徴とする請求項1、又は2に記載の画像記録装置。
  6. 連続した連続媒体を供給する供給部と、
    前記連続媒体に画像記録を行う記録部と、
    前記記録部で画像記録された前記連続媒体を搬送方向と直交する方向に裁断するカッタ部と、
    前記カッタ部で裁断されたシート状記録媒体を排出する排出部と、
    を備え、
    前記排出部は、
    前記シート状記録媒体を収納する収納トレイと、
    前記カッタ部より重力方向下方に配置され、前記シート状記録媒体をニップして前記収納トレイに向けて送る排出ローラ対と、
    を有し、
    前記排出ローラ対は、前記カッタ部から前記収納トレイまでの搬送経路中に少なくとも第1の排出ローラ対と、前記第1の排出ローラ対より搬送方向下流に設けられた第2の排出ローラ対とを有し、前記カッタ部によって裁断された前記シート状記録媒体の搬送方向における長さに応じて少なくとも前記第1の排出ローラ対のニップを解除することで、前記カッタ部における前記連続媒体を裁断する裁断位置から前記排出ローラにおける前記シート状記録媒体をニップするニップ位置までの前記搬送経路長を可変し、
    前記カッタ部における前記連続媒体を裁断する裁断位置から前記排出ローラにおける前記シート状記録媒体をニップするニップ位置までの搬送経路長が、前記シート状記録媒体の搬送方向における長さより長い、ことを特徴とする画像記録装置。
  7. 連続した連続媒体を供給する供給部と、
    前記連続媒体に画像記録を行う記録部と、
    前記記録部で画像記録された前記連続媒体を搬送方向と直交する方向に裁断するカッタ部と、
    前記カッタ部で裁断されたシート状記録媒体を排出する排出部と、
    を備え、
    前記排出部は、
    前記シート状記録媒体を収納する収納トレイと、
    前記カッタ部より重力方向下方に配置され、前記シート状記録媒体をニップして前記収納トレイに向けて送る排出ローラ対と、
    を有し、
    前記排出ローラ対を前記カッタ部から前記収納トレイまでの搬送経路中に複数設け、前記カッタ部によって裁断された前記シート状記録媒体の搬送方向における長さに応じて上流に設けられた前記排出ローラから順次ニップを解除することで、前記カッタ部における前記連続媒体を裁断する裁断位置から前記排出ローラにおける前記シート状記録媒体をニップするニップ位置までの前記搬送経路長を可変し、
    前記カッタ部における前記連続媒体を裁断する裁断位置から前記排出ローラにおける前記シート状記録媒体をニップするニップ位置までの搬送経路長が、前記シート状記録媒体の搬送方向における長さより長い、ことを特徴とする画像記録装置。
  8. 連続した連続媒体を供給する供給部と、
    前記連続媒体に画像記録を行う記録部と、
    前記記録部で画像記録された前記連続媒体を搬送方向と直交する方向に裁断するカッタ部と、
    前記カッタ部で裁断されたシート状記録媒体を排出する排出部と、
    を備え、
    前記排出部は、
    前記シート状記録媒体を収納する収納トレイと、
    前記カッタ部より重力方向下方に配置され、前記シート状記録媒体をニップして前記収納トレイに向けて送る排出ローラ対と、
    を有し、
    前記排出ローラ対は、前記カッタ部によって裁断された前記シート状記録媒体の搬送方向における長さに応じて配置位置を変えることで、前記カッタ部における前記連続媒体を裁断する裁断位置から前記排出ローラにおける前記シート状記録媒体をニップするニップ位置までの前記搬送経路長を可変し、
    前記カッタ部における前記連続媒体を裁断する裁断位置から前記排出ローラにおける前記シート状記録媒体をニップするニップ位置までの搬送経路長が、前記シート状記録媒体の搬送方向における長さより長い、ことを特徴とする画像記録装置。

JP2007244494A 2007-09-20 2007-09-20 カッタ付き画像記録装置 Expired - Fee Related JP5166807B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007244494A JP5166807B2 (ja) 2007-09-20 2007-09-20 カッタ付き画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007244494A JP5166807B2 (ja) 2007-09-20 2007-09-20 カッタ付き画像記録装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009073062A JP2009073062A (ja) 2009-04-09
JP2009073062A5 JP2009073062A5 (ja) 2010-10-28
JP5166807B2 true JP5166807B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=40608538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007244494A Expired - Fee Related JP5166807B2 (ja) 2007-09-20 2007-09-20 カッタ付き画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5166807B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130101331A1 (en) * 2010-06-24 2013-04-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Web press and a method of initiating printing
JP5633249B2 (ja) * 2010-08-26 2014-12-03 セイコーエプソン株式会社 搬送装置、記録装置及び搬送方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243751U (ja) * 1985-09-04 1987-03-16
JPH0313451U (ja) * 1989-06-26 1991-02-12
JP3064210U (ja) * 1999-05-24 2000-01-07 興一 谷藤 シ―ト材処理装置
JP4281466B2 (ja) * 2003-08-19 2009-06-17 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェットプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009073062A (ja) 2009-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7976152B2 (en) Image recording apparatus
US7438288B2 (en) Recording apparatus
JP2004216651A (ja) インクジェット式プリンタ
JP2011131435A (ja) 画像記録装置
JP2009160778A (ja) 画像形成装置
JP2009184263A (ja) 記録装置
JP2008302536A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP5047708B2 (ja) 画像記録装置
JP5114259B2 (ja) 媒体切断装置とこれを備える画像記録装置
CN108859436B (zh) 打印装置
JP5166807B2 (ja) カッタ付き画像記録装置
WO2014010736A1 (ja) 媒体加工装置および媒体加工方法
JP2007313663A (ja) プリンタ
JP2010024006A (ja) 画像形成装置
JP4957004B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4222605B2 (ja) 画像形成装置
JP2010100068A (ja) インクジェット記録装置及び画像形成装置
JP2006182033A (ja) インクジェット記録装置及び画像形成装置
JP4308071B2 (ja) 画像形成装置
JP2008254215A (ja) 被記録材搬送装置、記録装置及び液体噴射装置
JP2009131997A (ja) 画像記録装置及び連続媒体の待機方法
JP2010052372A (ja) 画像形成装置
JP2008149481A (ja) インクジェット記録装置
JP2005194043A (ja) インクジェット記録装置
JP2003081468A (ja) 給紙装置及びこれを備えた記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100909

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100909

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110225

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110615

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110620

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20111125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5166807

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees