JP5166141B2 - 子供用乗物 - Google Patents

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本発明は、子供用二輪車や子供用三輪車等の子供用乗物に関する。
本発明にかかる子供用乗物に関連する従来の技術として、たとえば、次の特許文献1及び2がある。
特開2002−120784号公報 特許第3676455号公報
特許文献1では、押手棒が備えられた子供用二輪車(以下、「自転車」という)が開示されている。この自転車は、たとえば、自転車に子供を乗せて保護者が前記押手棒を操作することによって、ベビーカーのように使用できるものである。この自転車の場合、保護者が自転車を押し動かすときに、サドルに座った子供の足がペダルやペダルクランクに接触する可能性があり、特に、駆動輪の回転がペダルクランクを支持するクランクシャフトに伝わる構成の自転車では、足がペダルやペダルクランクに接触する可能性が高い。
特許文献2では、サドルに座った子供の両足を乗せる足乗せを備えた手押車兼用三輪車(以下、「三輪車」という)が開示されている。この足乗せは、三輪車をベビーカーのように使用するときに、サドルに座った子供の足を乗せることにより、ペダルやペダルクランクに対する足の接触を防ぐことができる。すなわち、この三輪車に備えられているような足乗せを前記自転車に備えることにより、ペダルやペダルクランクに対する足の接触を防ぐことができる。
前記のように足乗せを備える自転車や三輪車では、子供自身が漕いで動かす状態と保護者が押し動かす状態とに、両者の状態を切替えながら使用される場合があるため、前記各状態に切替える度に、足乗せを取外したり、取付けたりする必要がある。また、通常足乗せは、自転車や三輪車に対してねじ止め等により取付けられているため、足乗せの取外し及び取付けには、ドライバー等の工具を要する。
しかしながら、前記各状態に切替える度に、工具を用いて足乗せの取外し及び取付けを行なうことが面倒である。たとえば、子供を連れて外出するときに、その行きと帰りで自転車や三輪車をベビーカーのように使用し、公園等で子供自身が自転車や三輪車を漕いで遊ぶような場合、公園等で足乗せの取外し及び取付けを行なわなければならないし、工具を携帯する必要がある。
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものである。すなわち、足乗せを使用することなく、二輪車や三輪車等の子供用乗物をベビーカーのように使用する際に、ペダルやペダルクランクに対する足の接触を防ぐこと、二輪車や三輪車等の子供用乗物をベビーカーのように使用する状態と、子供自身が漕げる状態とに切替えることを容易にできるようにすること、二輪車や三輪車等の子供用乗物をベビーカーのように使用するときに、ペダルを足乗せとして使用できるようにすること等が、本発明の目的である。
前記目的を達成するため、本発明に係る子供用乗物は、次の構成を少なくとも具備する。
すなわち、車体フレームに対して回転可能に支持されたクランクシャフトに対して支持手段を介して支持されたペダルクランクの回転を、前記クランクシャフトを介して駆動輪に伝える子供用乗物において、前記支持手段は、前記クランクシャフトの回転軸と同軸で該クランクシャフトと一体回転するように設けられた支持部と、前記ペダルクランクに形成され、該ペダルクランクを、前記支持部に対して前記回転軸方向にスライド可能に、且つ該回転軸を回転中心として遊転可能に連結する嵌合孔と、前記支持部と嵌合孔とに亘って設けられ、前記ペダルクランクのスライドにより、前記支持部の軸線方向に沿って係脱させる係合手段と、を備え、前記係合手段は、係合状態において、前記嵌合孔を前記支持部に対してペダルクランクの回転方向に不動状態となるように連結し、係合解除状態において、前記嵌合部を前記支持部に対して遊転状態となるように連結するものであることを特徴とする。
また、前記係合手段は、前記回転軸と直交する方向の断面形状が真円を除く形状とする係合体と、該係合体に適合して係合する形状とする係合孔を備え、これら係合体と係合孔の一方を前記支持部に、他方を前記嵌合孔に設けていることを特徴とする。
前記支持部と嵌合孔とに亘って、ペダルクランクのスライド及び遊転を案内する案内係合部を備え、該案内係合部は、案内軸部と該案内軸部に適合して嵌合する案内嵌合部とからなることを特徴とする。
前記支持部は、前記ペダルクランクのスライドを阻止及び阻止を解除する阻止手段を備え、該阻止手段は、前記支持体に設けられ、前記ペダルクランクの係合解除方向のスライド及び係合方向のスライドを規制する二つのストッパ部と、前記ペダルクランクと一体にスライドするように設けられ、スライド方向で対面するペダルクランクの一方面を支持する固定支持板と、該固定支持板と一体にスライドするように設けられ、前記ペダルクランクの他方面を支持するとともに、前記いずれか一方のストッパ部に対して係脱し、係合状態においてペダルクランクのスライドを阻止し、係合解除状態においてペダルクランクのスライドの阻止状態を解除する可動支持体と、を備えていることを特徴とする。
前記ペダルクランクの遊転状態時に、該ペダルクランクを遊転方向に沿う任意の角度で支持する支持部材を、車体フレームに着脱可能に備えていることを特徴とする。
以下、本発明に係る子供用乗物を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施例では、子供用乗物を子供用二輪車(以下「自転車」という)として例示する。
本実施例の自転車Aは、図1及び図2に示すように、車体フレームBに押手棒Cを備えてなる子供用の自転車として周知のものである。図中、符号Dは前輪、Eは駆動輪となる後輪、Fはハンドル、Gはペダル部、Hはサドル、Iは補助輪である。以下では、前輪側を前、後輪側を後、該前後方向と平面方向で直交する方向を左右方向とする。
前記ペダル部Gは、前記フレームBの中央下端に、回転軸を左右方向として支持されたクランクシャフト1の端部には、左右それぞれに、一端側にペダル2を備えたペダルクランク3が装着されており、該ペダルクランク3の回転が伝えられるようにされている。図中、符号Kは、スプロケットであり、前記後輪Eと同軸で一体回転するように軸支されたスプロケット(図示せず)とに亘って、スプロケットKの回転を後輪Eに伝えるチェーン(図示せず)が巻き掛られている。該チェーンは、チェーンカバーJ内に収納されている。
前記ペダルクランク3は、クランクシャフト1に対し、支持手段4を介して左右方向(クランクシャフト1の回転軸CL方向)に沿ってスライド可能、且つ一体回転と遊転とに切替え可能に支持されている(図4〜図5参照)。また、ペダルクランク3の支持部分は、前記ペダル側と反対側の端部であり、該支持部分及び支持手段4が、ペダルクランク3と同一体でスライド及び回転するカバー部30によりカバーされている(図4〜図5参照)。前記支持手段4は、左右のペダルクランク3のそれぞれに対応して一つずつ設けられており、一方の支持手段4には前記スプロケットKが固着されている。
図中、符号Lは、前記ペダルクランク3の遊転状態時に、該ペダルクランク3を遊転方向に沿う任意の角度で支持する支持部材である。本実施例では、ペダルクランク3をその長手方向が水平方向となる角度で支持し、ペダル2を足乗せ部として使用できるようにしている。本実施例の支持部材Lは、車体フレームBの前後管B1に対して上部から引っ掛ける吊り下げ板L1と、該吊り下げ板L1の左右端部に連結され、ペダル2のペダルシャフト21に引っ掛けるフック部L2と、前記吊り下げ板L1の中央部下側に固着され、該吊り下げ板L1とで、車体フレームBの前後管B1に対して巻付け状に取付ける環状部L3を形成する凹状体L4とから構成されている。
本実施例の吊り下げ板L1は、弾性を有する合成樹脂材あるいは金属材を用いて、前記前後管B1に引っ掛けたときに、前記フック部L2が、ペダルクランク3の水平状態を保持する位置で、前記ペダルシャフト21を支持できる形状(図示では、逆V形)に成型されている。また、本実施例のフック部L2は、合成樹脂材あるいは金属材を用いて成型された板状のものであり、前記ペダルシャフト21に引っ掛ける凹部L21が形成されている。本実施例の凹状体L4は、中央部に形成された切込みL41を境に左右に分離して拡開するようにされている。すなわち、前記釣下げ板L1を左右に拡げる変形に伴って、凹状体L4が前記切込みL41を境に左右に分離して拡開することによって、前記前後管B1に対して上下方向に着脱することができる。また、凹状体L4の切り込みL41は、前記吊り下げ体L1の弾性により常に閉じられており、これにより、前記前後管B1に対する取り付け状態を保持することができる。
なお、本発明の支持部材は、本実施例で示す構成に限られず、前記ペダルシャフト21を支持可能であるとともに、前記車体フレームBに対して着脱可能な構成であればよい。また、前記ペダルシャフト21を水平状態以外の角度でも支持できるように、前記吊り下げ板L1の長さを長短調節できるようにしてもよい(図示せず)。
次に、支持手段4の構成を図3乃至図6に基づいて具体的に説明する。なお、本実施例における左右の支持手段4の構成は、同構成であるので、以下では、スプロケットKが固着された支持手段4を説明及び図示し、他方の支持手段4の説明は省略する。
図中、符号30Aは、カバー部30のカバー部本体、符号30Bは、カバー部本体30Aを塞ぐ蓋部であり、このカバー部本体30Aと蓋部30Bとは、ビス30Cによって一体にされている。
前記支持手段4は、前記クランクシャフト1に対し、該クランクシャフト1の回転軸CLと同軸で一体回転するように設けられた支持部5と、前記ペダルクランク3におけるペダル2側と反対側の端部に形成され、該ペダルクランク3を、前記支持部5に対して前記回転軸CL方向にスライド可能、且つ該回転軸CLを回転中心として前記支持部5に対して遊転可能に連結する嵌合孔6と、前記支持部5と嵌合孔6とに亘って設けられ、前記ペダルクランク3のスライドにより、前記支持部5の軸線方向に沿って係脱する係合手段7と、前記ペダルクランク3のスライド及び遊転を案内する案内係合部8と、前記ペダルクランク3のスライドを阻止及び阻止解除する阻止手段9と、を備えている。
前記支持部5は、クランクシャフト1の端部側周面に形成された角状部10に適合して嵌まり込む角孔50と、クランクシャフト1の端部に形成された雄ねじ11が螺合されるねじ孔51とが、クランクシャフト1の軸線方向に連設された筒状のものである。また、支持部5は、クランクシャフト1の回転軸CL方向で隣接するように嵌合により一体化される第1支持部材5Aと第2支持部材5Bとから構成されている。
前記第1支持部材5Aには、前記スプロケットKが固着されるとともに、前記角孔50が形成され、第2支持部材5Bに前記ねじ孔51が形成されている。また、前記第1支持部材5Aには、前記係合手段7の一方を構成するとともに、前記スプロケットKが固着された係合体71と、案内係合部8の一方を構成する案内軸部81の半部81Aとが形成されている。
前記第2支持部材5Bには、前記案内軸部81の半部81Bが形成されている。図中、符号52は、第1支持部材5Aに形成された雌ねじ部であり、該雌ねじ部52は、クランクシャフト1からスプロケットを外すための専用工具(図示せず)をねじ込むためのものである。また、符号53は、前記雄ねじ11とねじ孔51の螺合状態を保持する座金である。
前記嵌合孔6は、その内周に、前記係合手段7の他方を構成し、ペダルクランク3のスプロケットK側へのスライドで前記係合体71に対して係合し、反対側のスライドで係合解除される係脱する係合孔72が形成されている。また、前記案内係合部8の他方を構成するとともに、前記該係合孔72と連通し、前記案内軸部81に対してスライド可能及び遊転可能に嵌合する案内嵌合孔82が形成されている。
前記係合手段7は、前記係合体71と係合孔72を、前記回転軸CLで対面する形状を互いに適合して係合する正方形状とし、係合状態において係合孔72が係合体1に対して回転方向に不動状態となる(図5参照)。すなわち、係合体71と係合孔72との係合状態において、前記嵌合孔6を支持部5に対してペダルクランク3の回転方向に不動状態にすることができ、これによって、ペダルクランク3の回転をクランクシャフト1に伝えることができる(自転車を漕いで動かせる状態)。また、前記係合体71と係合孔72との係合解除状態において、前記嵌合部6を支持部5に対して遊転状態にすることができ(図4参照)、これによって、クランクシャフト1の回転をペダルクランク3に伝わらないようにすることができる。
なお、本発明の係合手段は、係合状態において前記係合孔72が前記係合体1に対して回転方向に不動状態となる構成であればよい。本実施例では、前記係合体71と前記係合孔72とが互いに適合して係合する正方形状として示しているが、真円以外の形状であれば、互いに適合して係合したときに、前記係合孔72が前記係合体1に対して回転方向に不動状態とすることができる(図示せず)。
前記案内係合部8は、前記案内嵌合孔82の内径を、前記案内軸部81の外径よりも、わずかに大径にしてあり、該案内軸部81に嵌合した状態において、前記ペダルクランク3の案内軸部81に対するスライド及び遊転をガタツキなくスムーズに行なえるようにしている。
前記阻止手段9は、前記支持体5に設けられ、前記ペダルクランク3の係合解除方向のスライドを規制するストッパ部91と、ペダルクランク3の係合方向のスライドを規制するストッパ部92と、前記ペダルクランク3のスプロケットK側の面を前記支持部5の軸線方向から支持する固定支持板93と、ペダルクランク3のスプロケットK側の面と反対側の面を支持するとともに、前記ストッパ91に対して係脱し、係合状態においてペダルクランクのスライドを阻止し、係合解除状態においてペダルクランク3のスライドの阻止状態を解除する可動支持体94とから構成されている。なお、以下では、前記ペダルクランク3のスプロケットK側の面と反対側の面を、可動係合面と称して符号91Bを付す。
前記ストッパ部91は、案内軸部81の径よりも大径とする円板状のものであり、該案内軸部81の端部に径方向に突出するように一体成型されている。前記ストッパ部92は、前記係合体71の正方形状の幅を、前記案内軸部81の外径と同等とすることにより、案内軸部81の端部から径方向に突出した係合体71の角部分である。これら両ストッパ部91,92の対向する面をストッパ面91A、92Aとしている。そして、ストッパ面91Aには、前記案内係合孔82の両端部側の周りに確保された接触面82Aが接触し、ストッパ面92Aには、前記接触面82Aの反対側の面に確保された接触面82Bが接触することにより、ペダルクランク3のスライドが規制される。
本実施例の接触面82Aは、ペダルクランク3に前記円板状のストッパ部91が適合して嵌合可能に形成された嵌合凹部31により、前記案内嵌合孔82周りに形成された底部分である。また、本実施例では、ストッパ部91が前記嵌合凹部31に嵌合した状態において、前記ストッパ面91Aと反対側の面が、前記可動係合面91Bに対して同面となるようにしてある。なお、以下では、前記ストッパ面91Aと反対側の面を固定係合面と称して符号91Cを付す。
本実施例の接触面82Bは、前記したように係合体71に適合するように形成された係合孔72と、該係合孔72と連通し、前記案内軸部81の外径よりもわずかに大径にされた案内嵌合孔82との関係により、係合孔72の角部分に形成された面であり、前記案内軸部81の端部から径方向に突出した係合体71の角部分であるストッパ面92Aと正対する面である。
前記固定支持板93は、前記ペダルクランク3の係合孔72周りの面をカバーするカバー部30の一部分が利用されている。前記係合孔72周りの面は、前記固定支持板93が支持する被支持面32にしてあり、該被支持面32を固定支持板93が常に接触して支持している。
前記可動支持体94は、支持体5に対して径方向に沿って接触・離間するように支持された可動部材95と、該可動部材95を支持体5方向に付勢する付勢手段の一例である圧縮ばね96と、前記可動部材95を前記圧縮ばね96の付勢力に抗して、前記支持体5に対して径方向に沿って離間させる操作部材97とから構成されている。前記可動部材95及び圧縮ばね96は、前記カバー部30に内蔵されている。前記操作部97は、前記カバー部30の側面から径方向にスライド可能に貫通して、前記可動部材95に連結されたスライド部材97Aと、前記スライド部材97Aと連結されてカバー部30の外側で、スライド部材97Aをスライド操作する操作つまみ97Bとから構成されている。
前記可動支持体94は、前記ペダルクランク3が前記係合手段7の係合解除状態の位置にあるとき、前記可動部材95及び圧縮ばね96並びにスライド部材97Aが一体となって、前記可動係合面91Bと固定係合面91Cに接触するように係合して、該可動係合面91Bを支持するとともに、前記固定支持板93とでペダルクランク3を挟持状に支持することにより、ペダルクランク3のスライドを阻止して、該ペダルクランク3の遊転状態を保持するとともに、前記係合手段7の係合解除状態を保持している(図4参照)。
また、前記可動支持体94は、前記ペダルクランク3が前記係合手段7の係合状態の位置にあるとき、前記可動部材95及び圧縮ばね96並びにスライド部材97Aが一体となって、前記可動係合面91Bとストッパ面91Aの間に係合して該可動係合面91Bを支持するとともに、前記固定支持板93とでペダルクランク3を挟持状に支持することにより、ペダルクランク3のスライドを阻止して、該ペダルクランク3とクランクシャフト1の一体回転状態を保持するとともに、前記係合手段7の係合状態を保持している(図5参照)。
また、前記可動支持体94は、前記ペダルクランク3のスライド阻止状態を解除するとき、前記操作つまみ97Bを手で持ち、径方向に沿って引っ張って前記可動部材95を前記ストッパ面91A又は固定係合面91Cから可動係合面91Bに移動させることにより、可動支持体94による係合が解除されるため、ペダルクランク3をスライド可能状態(スライド阻止解除状態)にすることができる(図6参照)。そして、前記ペダルクランク3のスライドが完了した時点で、前記操作つまみ97Bから手を離すことにより、前記可動部材95が圧縮ばね96の付勢力によって、前記ストッパ面91A又は固定係合面91Cに接触する位置に戻るため、前記ペダルクランク3のスライド阻止状態に戻すことができる(図4及び図5参照)。
本実施例の自転車Aによれば、係合手段7の係合により、前記ペダルクランク3の回転がクランクシャフト1に伝わるため、自転車Aを漕いで動かすことができる。また、係合解除状態においては、前記ペダルクランク3が支持部5に対して遊転状態であるので、自転車Aを前記押手棒Cにより押し動かしたときに、後輪Eの回転がクランクシャフト1に伝わっても、ペダルクランク3を回転させないようにすることができる。また、前記阻止手段9の操作により、自転車をベビーカーのように使用する状態と子供が漕げる状態とに切替えることができる。
前記ペダルクランク3の遊転状態においては、支持部材Lにより、ペダルクランク3を水平状態に保持することによって、自転車Aをベビーカーのように使用するときに、ペダル2をサドルHに座った子供の足の足乗せとして使用することができる(図1参照)。また、該支持部材Lを使用しない場合、前記ペダルクランク3は、自重によってペダル2側が下方に位置するように垂れ下がる状態になるとともに、その状態を保持することになる(図示せず)。したがって、自転車Aをベビーカーのように使用するときに、サドルHに座った子供の足のペダル2に対する接触を防ぐことができる。
したがって、本実施例の自転車Aは、自転車をベビーカーのように使用する際に、足乗せを使用することなく、ペダル2やペダルクランク3に対する足の接触を防ぐことができる。 その上、自転車Aをベビーカーのように使用する状態と、子供自身が漕げる状態とに切替える切替えを、工具等を使用することなく容易に行うことができる。
なお、本実施例で示した支持手段は、例示した自転車(二輪車)に以外に、三輪車に対しても適用できる。また、本発明は、例示した実施の形態に限定するものでは無く、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。
本発明に係る子供用乗物の一例を示す自転車(二輪車)をベビーカーとして使用する状態を示す斜視図。 図1の自転車の要部を拡大して一部を分解して示す拡大斜視図。 支持手段の分解斜視図。 支持手段の要部拡大断面図で係合手段の係合解除状態を示す。 支持手段の要部拡大断面図で係合手段の係合状態を示す。 支持手段の要部拡大断面図でペダルクランクのスライド可能状態を示す。
符号の説明
A:自転車(子供用乗物)
B:車体フレーム
C:押手棒
L:支持部材
CL:回転軸
1:クランクシャフト
2:ペダル
3:ペダルクランク
4:支持手段
5:支持部
6:嵌合孔
7:係合手段
8:案内係合部
9:阻止手段
71:係合体
81:案内軸部
72:係合孔
82:案内嵌合孔
91:ストッパ部
92:ストッパ部
93:固定支持板
94:可動支持体

Claims (5)

  1. 車体フレームに対して回転可能に支持されたクランクシャフトに対して支持手段を介して支持されたペダルクランクの回転を、前記クランクシャフトを介して駆動輪に伝える子供用乗物において、
    前記支持手段は、
    前記クランクシャフトの回転軸と同軸で該クランクシャフトと一体回転するように設けられた支持部と、
    前記ペダルクランクに形成され、該ペダルクランクを、前記支持部に対して前記回転軸方向にスライド可能に、且つ該回転軸を回転中心として遊転可能に連結する嵌合孔と、
    前記支持部と嵌合孔とに亘って設けられ、前記ペダルクランクのスライドにより、前記支持部の軸線方向に沿って係脱させる係合手段と、
    を備え、
    前記係合手段は、係合状態において、前記嵌合孔を前記支持部に対してペダルクランクの回転方向に不動状態となるように連結し、係合解除状態において、前記嵌合部を前記支持部に対して遊転状態となるように連結するものであることを特徴とする子供用乗物。
  2. 前記係合手段は、前記回転軸と直交する方向の断面形状が真円を除く形状とする係合体と、該係合体に適合して係合する形状とする係合孔を備え、これら係合体と係合孔の一方を前記支持部に、他方を前記嵌合孔に設けていることを特徴とする請求項1に記載の子供用乗物。
  3. 前記支持部と嵌合孔とに亘って、ペダルクランクのスライド及び遊転を案内する案内係合部を備え、該案内係合部は、案内軸部と該案内軸部に適合して嵌合する案内嵌合部とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の子供用乗物。
  4. 前記支持部は、前記ペダルクランクのスライドを阻止及び阻止を解除する阻止手段を備え、該阻止手段は、前記支持体に設けられ、前記ペダルクランクの係合解除方向のスライド及び係合方向のスライドを規制する二つのストッパ部と、前記ペダルクランクと一体にスライドするように設けられ、スライド方向で対面するペダルクランクの一方面を支持する固定支持板と、該固定支持板と一体にスライドするように設けられ、前記ペダルクランクの他方面を支持するとともに、前記いずれか一方のストッパ部に対して係脱し、係合状態においてペダルクランクのスライドを阻止し、係合解除状態においてペダルクランクのスライドの阻止状態を解除する可動支持体と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の子供用乗物。
  5. 前記ペダルクランクの遊転状態時に、該ペダルクランクを遊転方向に沿う任意の角度で支持する支持部材を、車体フレームに着脱可能に備えていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の子供用乗物。
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