JP5637091B2 - 子供用三輪車、および子供用三輪車の車輪 - Google Patents

子供用三輪車、および子供用三輪車の車輪 Download PDF

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Description

この発明は、子供用三輪車、および子供用三輪車の車輪に関するものであり、特に、保護者が子供用三輪車を手押し等するための押手棒を備えた子供用三輪車、およびこのような子供用三輪車に用いられる車輪に関するものである。
昨今では、保護者が子供用三輪車を手押し等するための押手棒を備えた子供用三輪車が提供されている。このような押手棒を備えた子供用三輪車を走行させる場合には、子供がペダルをこいで走行させる場合と、保護者が押手棒を押して走行させる場合とがある。
ここで、保護者が押手棒を押して走行させる場合、従来の子供用三輪車では、前輪と共にペダルが回転する。したがって、子供が子供用三輪車に乗りながら、保護者が押手棒を押して走行させようとすると、ペダルの回転により子供にとって乗り心地が悪くなる場合があった。
そこで、子供がペダルをこいで走行させる場合と、保護者が押手棒を押して走行させる場合とで、ペダルの回転を切り換える子供用三輪車が、特許第2820396号公報(特許文献1)に開示されている。
特許第2820396号公報
特許文献1によると、子供用三輪車の前輪内部に切換機構を備える構成としている。切換機構は、前輪の外面に設けられている操作レバーの回動に応じて、作動竿を内径側または外径側に向けて摺動させることにより、ペダルの取り付けられるクランク軸が前輪に対して空転する状態と、クランク軸と前輪とが一体回転する状態とを切り換える構成である。
しかしながら、このような構成では、作動竿を径方向に移動させる必要があるため、前輪を径方向に大きく設ける必要がある。ここで、前輪を径方向に大きく設けると、例えばサドルの位置が高くなり、子供にとって子供用三輪車に乗りにくくなる虞がある。
この発明の目的は、保護者や子供にとって操作性を向上した子供用三輪車、およびこのような子供用三輪車に用いられる車輪を提供することである。
この発明に係る子供用三輪車は、前輪と、前輪を駆動するペダルを有する前輪の車軸とを備える。子供用三輪車は、前輪の内部に収納されて、前輪と車軸とを一体回転させる状態と、前輪を車軸に対して空転させる状態とを切り換える切換機構を含む。切換機構は、車軸方向に移動可能であって、車軸方向一方側に位置すると、前輪と車軸とを連結して前輪と車軸とを一体回転させると共に、車軸方向他方側に位置すると、前輪と車軸とを非連結して前輪を車軸に対して空転させる連結切換部材を備える。
こうすることにより、連結切換部材を車軸方向他方側に位置させて、前輪と車軸とを非連結して前輪を車軸に対して空転させることができ、連結切換部材を車軸方向一方側に位置させて、前輪と車軸とを連結して前輪と車軸とを一体回転させることができる。したがって、前輪と車軸とを一体回転させる状態と、前輪を車軸に対して空転させる状態とを切り換える際には、連結切換部材を車軸方向に移動させるのみでよい。したがって、従来のように前輪を径方向に大きく設ける必要はなく、操作性を向上させることができる。
好ましくは、切換機構は、前輪の外面から車軸方向に押下されることにより、連結切換部材を車軸方向一方側から車軸方向他方側に移動させて、前輪と車軸とを非連結させる空転固定部材と、前輪の外面と平行に押下されることにより、連結切換部材を車軸方向他方側から車軸方向一方側に移動させて、前輪と車軸とを連結させる空転解除部材とを備える。
さらに好ましくは、切換機構は、車軸方向に所定の角度回転可能に設けられており、連結切換部材に係合するように設けられ、連結切換部材の車軸方向の位置を移動させる回転部材を備える。回転部材は、空転固定部材が押下されると、所定の角度回転することにより、連結切換部材を車軸方向一方側から車軸方向他方側に移動させる。
さらに好ましくは、切換機構は、連結切換部材を車軸方向一方側へ付勢させる付勢手段を備え、付勢手段は、空転解除部材が押下されると、その付勢力により連結切換部材を車軸方向他方側から車軸方向一方側に移動させる。
さらに好ましくは、空転解除部材は、空転固定部材の車軸方向の位置を固定するように設けられている。
この発明の他の局面においては、子供用三輪車に用いられる車輪に関する。車輪は、車輪を駆動するペダルを有する車輪の車軸を備え、車輪の内部に収納されて、車輪と車軸とを一体回転させる状態と、車輪を車軸に対して空転させる状態とを切り換える切換機構を含む。切換機構は、車軸方向に移動可能であって、車軸方向一方側に位置すると、車輪と車軸とを連結して車輪と車軸とを一体回転させると共に、車軸方向他方側に位置すると、車輪と車軸とを非連結して車輪を車軸に対して空転させる連結切換部材を備える。
このような子供用三輪車の車輪は、車輪と車軸とを一体回転させる状態と、車輪を車軸に対して空転させる状態とを切り換える際には、連結切換部材を車軸方向に移動させるのみでよい。したがって、従来のように車輪を径方向に大きく設ける必要はなく、操作性を向上させることができる。
こうすることにより、連結切換部材を車軸方向他方側に位置させて、前輪と車軸とを非連結して前輪を車軸に対して空転させることができ、連結切換部材を車軸方向一方側に位置させて、前輪と車軸とを連結して前輪と車軸とを一体回転させることができる。したがって、前輪と車軸とを一体回転させる状態と、前輪を車軸に対して空転させる状態とを切り換える際には、連結切換部材を車軸方向に移動させるのみでよい。したがって、従来のように前輪を径方向に大きく設ける必要はなく、操作性を向上させることができる。
この発明の一実施形態に係る子供用三輪車を示す側面図である。 図1に示す前輪を拡大した側面図である。 図2に示す前輪をIII−IIIで切断した場合の断面図である。 図3に示す前輪をIV−IVで切断した場合の断面図である 前輪を車軸に対して空転させる状態を示す図である。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態に係る子供用三輪車(以下、「三輪車」と言う)について説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る三輪車10を示す側面図である。なお、本明細書中において、三輪車10の進行方向およびその逆の方向を前後方向(図1中の矢印Aの方向)とし、水平方向であって前後方向に直交する方向を左右方向とし、鉛直方向であって前後方向に直交する方向を上下方向(図1中の矢印Bの方向)とする。左右方向は、前輪11の車軸方向であって、三輪車10に乗車した際の位置を言い、図1では、手前が左側(車軸方向一方側)となり、奥が右側(車軸方向他方側)となる。図1は、三輪車10を左側から見た側面図である。
図1を参照して、三輪車10は、前方に位置する前輪11と、後方に位置する一対の後輪12a,12bと、前輪11と後輪12a,12bの間に位置し、子供が座るサドル13と、サドル13の後端に設けられる背凭れ23と、サドル13に座る子供の落下を防止するガード15と、前輪11の上方に位置し、子供が握る一対のグリップ18a、18bと、前後方向に延びるフレーム14と、フレーム14の前方でフレーム14に連結固定される前方フレーム22と、前輪11の車軸32の左右両端に固定され、子供が足で漕ぐことによって前輪11を回転させるペダル16と、前輪11の上方側を覆うようにして設けられる泥除け17と、フレーム14の下方に設けられ、子供が足を載せる足載せステップ19と、背凭れ23の後方に設けられ、長さを調整可能であって、保護者が三輪車10を手押し等するための押手棒20とを備える。
フレーム14は、サドル13の下方側を固定する主フレーム14aと、主フレーム14aの後方で、左右両側に二股に分かれて、一対の後輪12a,12bの車軸に連結される一対の後方フレーム14b,14cとを備える。主フレーム14aおよび後方フレーム14b,14cは、前後方向に対して、所定の角度傾斜して設けられている。
前方フレーム22は、上下方向に延び、上端に一対のグリップ18a,18bを保持され、下端に前輪11の車軸32を固定される。グリップ18a,18b、および前輪11は、前方フレーム22と共に、左右方向に所定の角度回動可能である。
サドル13は、例えばレザー製の座部13aと、座部13aの下方側を覆うようにして設けられる枠部13bとを備える。枠部13bは、主フレーム14aに固定されている。また、枠部13bは、座部13aの前端から後端に向かって延び、さらに座部13aの後端で上方向に延びるように設けられている。すなわち、枠部13bのうち、上方向に延びる部分が背凭れ23を構成することとなる。
ガード15は、サドル13の前方に位置して、その下端がフレーム14に固定され、上下方向に延びる支持棒15aと、支持棒15aの上端部から左右両側に延び、サドル13に座った子供を取り囲むようにして保護する円弧状の囲部15bとを備える。囲部15bは、支持棒15aを中心として、左右方向、すなわち、背凭れ23に近づく方向および背凭れ23から遠ざかる方向に、所定の角度回動可能である。そして、囲部15bは、背凭れ23に近づいた際、背凭れ23に連結可能になっている。なお、図においては、囲部15bが背凭れ23に連結された状態を示している。
ここで、前輪11について詳細に説明する。
図2は、図1に示す前輪11を拡大した側面図である。なお、図2は、前輪11を左側から見た側面図であって、車軸32とペダル16とを省略して図示している。図3は、図2に示す前輪11をIII−IIIで切断した場合の断面図である。なお、図3中で、左側(車軸方向一方側)の位置と、右側(車軸方向他方側)の位置とを示している。図4は、図3に示す前輪11をIV−IVで切断した場合の断面図である。
図2〜図4を参照して、前輪11は、その中心に、前輪11を駆動するペダル16の取り付けられた車軸32が設けられている。車軸32は、右側のペダル16と左側のペダル16とにそれぞれ設けられ、車軸32の周面を覆う円筒形状の車軸連結部材32aにより、それぞれが連結されて、一体回転する。
ここで、前輪11には、前輪11と車軸32とを一体回転させる状態と、前輪11を車軸32に対して空転させる状態とを切り換える切替機構33が設けられている。切替機構33は、前輪11の内部に、連結切替部材34と、空転固定部材30と、空転解除部材31と、回転部材35と、付勢手段としての第一のバネ部36とを備える。なお、図3および図4においては、前輪11と車軸32とを一体回転させる状態を示している。
前輪11は、車軸32を中心とする円筒状のホイール部材11cと、前輪11の左側を覆う前輪11の左側面11aであるホイール左カバーと、前輪11の右側を覆う前輪11の右側面11bであるホイール右カバーとによって、内部に切換機構33の各部材を収容する空間を形成する。なお、これに限ることなく、前輪は、例えば、第一の円筒状の部材の左側端部を底面で閉じ、この底面を前輪の左側面としたホイール左側部材と、第二の円筒状の部材の右側端部を底面で閉じ、この底面を前輪の右側面としたホイール右側部材とを左右方向に組合わせることにより、内部に切換機構33の各部材を収容する空間を形成してもよい。また、図示はしないが、例えば、前輪11の左側面11aに、空転固定部材30および空転解除部材31に沿うようにして「FREE−ROCK」の文字が描かれていてもよい。また、前輪11の左側面11aの内側には、固定部材37が固定されている。
固定部材37は、平板状の部材であって、車軸方向から見た形状が略円状の部材である。そして、中央部に位置して、車軸32が挿通される第一の貫通孔37aと、第一の貫通孔37aの周囲に周方向に等間隔で設けられる複数の第二の貫通孔37bとを有する。第二の貫通孔37bには、連結切替部材34の凸部34cが噛合するようにして挿通される。
連結切替部材34は、車軸32が挿通される円筒形状の円筒部34aと、円筒部34aの一方側端部に位置して、外径側に延びる鍔部34bとを有する。また、円筒部34aの鍔部34bと反対側の端部には、複数の凸部34cが設けられている。また、連結切替部材34は、車軸32と共に回転するように設けられている。
鍔部34bは、回転部材35の一部と係合するように設けられている。したがって、連結切替部材34は、回転部材35が左側から右側へ移動すると、鍔部34bも共に移動するため、第一のバネ部36を押しながら、左側から右側へ移動する。また、第一のバネ部36の付勢力によって、連結切替部材34は、右側から左側へ移動する。このとき、回転部材35も共に右側から左側へ移動する。
複数の凸部34cは、円筒部34aの端部から左側に突出するように設けられており、周方向に等間隔に設けられている。そして、固定部材37の複数の第二の貫通孔37bにそれぞれ挿入し噛合するように設けられている。したがって、凸部34cと第二の貫通孔37bとが噛合状態である場合、凸部34cが回転すると、固定部材37も共に回転する。凸部34cと第二の貫通孔37bとが噛合状態でない場合には、固定部材37が回転しても、凸部34cは回転しない。噛合状態と非噛合状態との切り替えは、連結切替部材34の移動に伴う。すなわち、連結切替部材34が左側から右側に移動すると、凸部34cは、固定部材37の第二の貫通孔37bから抜け、噛合状態から非噛合状態へ切り替わる。連結切替部材34が右側から左側に移動すると、凸部34cは、固定部材37の第二の貫通孔37bに挿入されて、非噛合状態から噛合状態へ切り替わる。
連結切替部材34は、上記したように左右方向、すなわち、車軸方向に移動可能である。連結切替部材34は、車軸方向一方側、すなわち図3中の左側に位置すると、前輪11と車軸32とを連結して、前輪11と車軸32とを一体回転させる。そして、車軸方向他方側、すなわち図3中の右側に位置すると、前輪11と車軸32とを非連結して、前輪11を車軸32に対して空転させる。
空転固定部材30は、車軸方向に所定の長さを有する円筒状の部材であって、前輪11の左側面11aを円筒状の部材の一部が貫通するように設けられている。そして、空転固定部材30は、円筒状の部材の一方側端部、すなわち、前輪11の左側面側が、底面30cにより閉じられた形状である。空転固定部材30には、空転解除部材31の爪部31aを引っ掛けることが可能な掛止部30a,30bが設けられている。掛止部30a,30bは、後述する空転固定部材30の移動位置、すなわち、左側に位置する場合と右側に位置する場合とにあわせて、車軸方向に異なる位置で2箇所設けられている。掛止部30a,30bは、円筒状の表面から凹んだ形状である。
空転固定部材30は、ユーザにより底面30cを左側から右側へ、すなわち、図3中の矢印Cの方向に押下可能である。空転固定部材30は、押下されると、左側から右側へ移動する。
空転固定部材30は、棒状部35a,35bを介して、回転部材35と連結されている。したがって、空転固定部材30が、ユーザにより底面30cを押下されて、左側から右側へ移動すると、回転部材35も共に左側から右側へ移動する。そして、回転部材35が右側から左側へ移動すると、空転固定部材30も共に右側から左側へ移動する。
回転部材35は、前後方向に延びる棒状の一対の棒状部35a,35bを含み、上下方向に延びる形状であって、上方側はその左右方向断面が長方形状であって、下方側はその左右方向断面が台形状である。回転部材35は、その中央部に貫通孔を有し、貫通孔に連結切替部材34の円筒部34aが挿通されている。回転部材35は、上方側で棒状部35a,35bを介して空転固定部材30に連結されている。また、回転部材35は、中央部で連結切替部材34の鍔部34bと係合するように設けられており、具体的には、鍔部34bの左側面が、回転部材35の右側面35cに接するように設けられている。
回転部材35は、下方側に位置して前後方向に延びる支軸Pを中心として、左右方向に所定の角度回転可能である。回転部材35は、空転固定部材30が左側から右側へ移動すると、それに伴い所定の角度回転して、連結切替部材34を左側から右側へ移動させる。また、回転部材35は、連結切替部材34が右側から左側へ移動すると、それに伴い所定の角度回転して、空転固定部材30を右側から左側へ移動させる。
空転解除部材31は、略四角柱状の部材であって、前輪11の左側面11aに露出している形状が矢印である。空転解除部材31は、上記した爪部31aと、爪部31aを付勢する第二のバネ部31bとを有する。第二のバネ部31bは、略四角柱状の部材の右端部に位置する円筒形状の部材の内部に、上下方向に伸び縮み可能なように設けられている。第二のバネ部31bは、爪部31aが空転固定部材30の掛止部30a,30bに引っ掛かっている場合には、付勢することなく、爪部31aが掛止部30a,30bから外れた場合に下方向へ付勢する。爪部31aは、略四角柱状の部材の下面から突出するように設けられており、第二のバネ部31bの下部に位置するように設けられている。そして、爪部31aは、第二のバネ部31bの伸び縮みにより、上下方向に移動する。また、爪部31aは、空転固定部材30の掛止部30a,30bに引っ掛かるように設けられており、空転固定部材30の車軸方向の位置を固定する。
空転解除部材31は、ユーザにより前輪11の左側面11aと平行に外径側へ、すなわち、図3中の矢印Dの方向に押下可能である。空転解除部材31は、押下されると、第二のバネ部31bが縮む。そうすると、爪部31aが掛止部30aから外れる。また、空転固定部材30が押下された場合にも、第二のバネ部31bが縮み、爪部31aが掛止部30bから外れる。そして、空転固定部材30の移動に伴い、爪部31aは掛止部30aに引っ掛かる。
第一のバネ部36は、連結切替部材34と車軸方向に対向するように設けられており、その中心を車軸32が挿通するように設けられている。また、第一のバネ部36は、車軸方向に伸び縮み可能なように設けられている。第一のバネ部36は、連結切替部材34が左側に位置する場合には、付勢することなく、連結切替部材34が右側に位置する場合に、連結切替部材34を左側へ向けて付勢する。
ここで、前輪11と車軸32とが一体回転する場合について説明する。
主に図3を参照して、まず、子供がペダル16をこぐと、車軸32が回転する。そうすると、連結切替部材34が車軸32と共に回転し、連結切替部材34の凸部34cと第二の貫通孔37bとが噛合状態であることから、固定部材37も共に回転する。そして、固定部材37が固定されている前輪11も回転する。これにより、前輪11と車軸32とが一体回転する。
ここで、前輪11と車軸32とを一体回転させる状態から、前輪11を車軸32に対して空転させる状態へ移行する場合について説明する。
まず、図3に示す状態の空転固定部材30が、ユーザにより矢印Cの方向へ押下される。そうすると、空転固定部材30は、左側から右側へ移動する。このとき、空転解除部材31の爪部31aは、空転固定部材30の移動により、第二のバネ部31bが縮み、掛止部30bから外れて掛止部30aに引っ掛かる。また、このとき、回転部材35が、空転固定部材30の移動により、支軸Pを中心として、左側から右側へ所定の角度回転する。
そうすると、連結切替部材34が、回転部材35の回転により、第一のバネ部36を押しながら、左側から右側へ移動する。すなわち、第一のバネ部36は、縮んだ状態となる。このとき、連結切替部材34の凸部34cは、固定部材37の第二の貫通孔37bから抜け、凸部34cと第二の貫通孔37bとは噛合状態でなくなる。この状態を図5に示す。
そうすると、図5を参照して、連結切替部材34の凸部34cと固定部材37の第二の貫通孔37bとが非噛合状態であるため、前輪11と車軸32とが非連結状態となる。したがって、前輪11が回転しても、連結切替部材34は回転せず、前輪11の回転は車軸32に伝わることはない。すなわち、前輪11は、車軸32に対して空転することとなる。このようにして、前輪11と車軸32とを一体回転させる状態から、前輪11を車軸32に対して空転させる。なお、図5は、前輪11を車軸32に対して空転させる状態を示す図である。
すなわち、例えば保護者が押手棒20を押して三輪車10を走行させようとした場合に、上記したように、空転固定部材30を矢印Cの方向へ押下すると、前輪11は、車軸32に対して空転することとなる。したがって、ペダル16が回転することはない。
次に、前輪11を車軸32に対して空転させる状態から、前輪11と車軸32とを一体回転させる状態について説明する。
まず、図5に示す状態の空転解除部材31が、ユーザにより矢印Dの方向へ押下される。そうすると、第二のバネ部31bが掛止部30aから外れ、空転固定部材30や回転部材35等の車軸方向の位置が固定されなくなる。そうすると、縮んだ状態の第一のバネ部36の付勢力により、連結切替部材34が右側から左側へ移動する。このとき、回転部材35が、連結切替部材34の移動により、支軸Pを中心として、右側から左側へ所定の角度回転する。
そうすると、空転固定部材30が、回転部材35の回転により、右側から左側へ移動する。このとき、空転解除部材31の爪部31aは、空転固定部材30の移動により、掛止部30bに引っ掛かる。
そして、連結切替部材34の凸部34cは、固定部材37の第二の貫通孔37bに挿入されて、凸部34cと第二の貫通孔37bとは、図3に示すような噛合状態となる。また、空転固定部材30や回転部材35においても、図3に示す位置に戻ることとなる。
図3を参照して、車軸32が回転すると、連結切替部材34の凸部34cと固定部材37の第二の貫通孔37bとが噛合状態であるため、前輪11と車軸32とが連結状態となる。したがって、車軸32が回転すると連結切替部材34が共に回転し、固定部材37を介して、車軸32の回転が前輪11に伝わる。すなわち、前輪11と車軸32とが一体回転することとなる。このようにして、前輪11を車軸32に対して空転させる状態から、前輪11と車軸32とを一体回転させる。
このように、本願発明の三輪車10によれば、連結切換部材34を車軸方向他方側(右側)に位置させて、前輪11と車軸23とを非連結して前輪11を車軸32に対して空転させることができ、連結切換部材34を車軸方向一方側(左側)に位置させて、前輪11と車軸32とを連結して前輪11と車軸32とを一体回転させることができる。したがって、前輪11と車軸32とを一体回転させる状態と、前輪11を車軸32に対して空転させる状態とを切り換える際には、連結切換部材32を車軸方向に移動させるのみでよい。したがって、従来のように前輪を径方向に大きく設ける必要はなく、操作性を向上させることができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、子供用三輪車に有効に利用される。
10 子供用三輪車、11 前輪、11a 左側面、11b 右側面、11c ホイール部材、12a,12b 後輪、13 サドル、13a 座部、13b 枠部、14 フレーム、14a 主フレーム、14b,14c 後方フレーム、15 ガード、15a 支持棒、15b 囲部、16 ペダル、17 泥除け、18a,18b グリップ、19 足載せステップ、20 押手棒、22 前方フレーム、23 背凭れ、30 空転固定部材、30a,30b 掛止部、30c 底面、31 空転解除部材、31a 爪部、31b 第二のバネ部、32 車軸、32a 車軸連結部材、33 切替機構、34 連結切替部材、34a 円筒部、34b 鍔部、34c 凸部、35 回転部材、35a,35b 棒状部、35c 右側面、36 第一のバネ部、37 固定部材、37a 第一の貫通孔、37b 第二の貫通孔。

Claims (5)

  1. 前輪と、前記前輪を駆動するペダルを有する前記前輪の車軸とを備える子供用三輪車であって、
    前記前輪の内部に収納されて、前記前輪と前記車軸とを一体回転させる状態と、前記前輪を前記車軸に対して空転させる状態とを切り換える切換機構を含み、
    前記切換機構は、
    車軸方向に移動可能であって、車軸方向一方側に位置すると、前記前輪と前記車軸とを連結して前記前輪と前記車軸とを一体回転させると共に、車軸方向他方側に位置すると、前記前輪と前記車軸とを非連結して前記前輪を前記車軸に対して空転させる連結切換部材と、
    前記前輪の外面から車軸方向に押下されることにより、前記連結切換部材を車軸方向一方側から車軸方向他方側に移動させて、前記前輪と前記車軸とを非連結させる空転固定部材と、
    前記前輪の外面と平行に押下されることにより、前記連結切換部材を車軸方向他方側から車軸方向一方側に移動させて、前記前輪と前記車軸とを連結させる空転解除部材とを備える、子供用三輪車。
  2. 前記切換機構は、
    車軸方向に所定の角度回転可能に設けられており、前記連結切換部材に係合するように設けられ、前記連結切換部材の車軸方向の位置を移動させる回転部材を備え、
    前記回転部材は、前記空転固定部材が押下されると、所定の角度回転することにより、前記連結切換部材を車軸方向一方側から車軸方向他方側に移動させる、請求項1に記載の子供用三輪車。
  3. 前記切換機構は、前記連結切換部材を車軸方向一方側へ付勢させる付勢手段を備え、
    前記付勢手段は、前記空転解除部材が押下されると、その付勢力により前記連結切換部材を車軸方向他方側から車軸方向一方側に移動させる、請求項1または2に記載の子供用三輪車。
  4. 前記空転解除部材は、前記空転固定部材の車軸方向の位置を固定するように設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の子供用三輪車。
  5. 子供用三輪車に用いられる車輪であって、
    前記車輪を駆動するペダルを有する前記車輪の車軸を備え、
    前記車輪の内部に収納されて、前記車輪と前記車軸とを一体回転させる状態と、前記車輪を前記車軸に対して空転させる状態とを切り換える切換機構を含み、
    前記切換機構は、
    車軸方向に移動可能であって、車軸方向一方側に位置すると、前記車輪と前記車軸とを連結して前記車輪と前記車軸とを一体回転させると共に、車軸方向他方側に位置すると、前記車輪と前記車軸とを非連結して前記車輪を前記車軸に対して空転させる連結切換部材と、
    前記車輪の外面から車軸方向に押下されることにより、前記連結切換部材を車軸方向一方側から車軸方向他方側に移動させて、前記車輪と前記車軸とを非連結させる空転固定部材と、
    前記車輪の外面と平行に押下されることにより、前記連結切換部材を車軸方向他方側から車軸方向一方側に移動させて、前記車輪と前記車軸とを連結させる空転解除部材とを備える、子供用三輪車の車輪。
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