JP5161569B2 - MTPおよびApoBの新規なアザインドール阻害剤 - Google Patents

MTPおよびApoBの新規なアザインドール阻害剤 Download PDF

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Description

本発明は、7−アザインドールをベースとした化合物、その調製方法、それらを含む薬剤組成物、MTPおよびアポB分泌の阻害剤として有用な医薬品の調製におけるその使用に関する。
(従来技術)
MTP(ミクロソームトリグリセリド転送タンパク質)は、トリグリセリドを輸送する生体分子であるアポBリポタンパク質の集合を触媒する、肝細胞や腸細胞の網状組織に位置する転送タンパク質である。
ApoBという用語はより具体的には、腸のアポタンパク質B48および肝臓のアポタンパク質B100を意味する。
MTPまたはアポタンパク質Bにおける突然変異は、ヒトにおいて、ApoBリポタンパク質のレベルが非常に低いかまたはそれが存在しないということに反映される。ApoB(キロミクロン、非常に低密度のリポタンパク質)を含むリポタンパク質およびその代謝残留物(キロミクロン残遺物、低密度リポタンパク質)は、先進工業国における死亡の主な原因であるアテローム性動脈硬化症の進行の主要危険因子と考えられている。これらの突然変異に対してヘテロ接合性である個体において、平均して半分にそのレベルが低下すると、心血管の危険性の低下に関係することが確認されている(CJ.Glueck、P.S.Gartside、M.J.Mellies、P.M.Steiner、Trans.Assoc.Am.Physicians、90、184頁(1977))。このことは、MTP拮抗薬および/またはApoB分泌によるトリグリセリド豊富なリポタンパク質の分泌の調節が、アテローム性動脈硬化症、より広くはApoBリポタンパク質の増大を特徴とする病理の治療に有用であることを示唆している。
したがって、MTPおよび/またはアポBの分泌を阻害する分子は、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症および糖尿病関連の異常脂質血症の治療に有用であり、また、肥満症の予防と治療にも有用である。
抗アテローム性動脈硬化症化合物は、特にBayerによる欧州特許第802188号に記載されているが、これは本発明の化合物に類似した化学構造は含んでいない。
Pharmacia & Upjohnによる米国特許第6335342号は7−アザインドールをベースとした化合物を記載している。これらの誘導体は、本発明の化合物とは異なる化学構造を有しており、さらに抗腫瘍性なものである。
本発明者らはここに、その構造が上記の従来文献に記載されているものとは異なる一群の化合物を発見した。これらの化合物は、特に効果的なMTPの阻害をもたらし、また、アポタンパク質B(ApoB)分泌の優れた阻害ももたらす。
(本発明の概要)
本発明は、一般式(I)の7−アザインドールをベースとした化合物、その酸性前駆体およびその調製方法に関する。
本発明は、薬剤として許容される媒体と合わせて、これらの化合物の少なくとも1つを有効量で含む薬剤組成物も対象とする。
本発明は、MTPおよびアポB分泌の阻害剤として有用であり、以下の疾患:高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、高脂質血症、膵炎、高血糖症、肥満症、アテローム性動脈硬化症および糖尿病関連異常脂質血症の治療に特に有用である医薬品の調製におけるその使用または前記組成物の使用にも関する。
次に、表と付属の図面を参照して具体的な実施例を用いて本発明を説明する
図1は本発明の化合物のための合成経路Aの概略スキームである
図2は本発明の化合物のための合成経路Bのスキームである
図3は本発明の化合物のための合成経路Cのスキームである
図4は本発明の化合物のための合成経路Dのスキームである。
(本発明の詳細な説明)
より具体的には、本発明は、以下の式(I)の7−アザインドールをベースとした化合物、およびその塩、N−酸化物、立体異性体、立体異性体の混合物に関する。
Figure 0005161569
[式中、Vは直鎖または分岐の飽和炭化水素ベース鎖であり、nは−CH2−基の数を表し、前記鎖は1個または複数のヘテロ原子、特に酸素によって任意選択で介在されており、
Z1は、水素原子または基−NR11R12(R11およびR12は独立に水素原子またはアルキル、アリールもしくはアラルキル基を表し、好ましくは、−NR11R12は−NMe2などの基−N(アルキル)2または−N(Me)(フェニル)などの基−N(アルキル)(アリール)を表す)を表し、
Z2は、水素原子、または−OMe等の基−Oアルキルを表し、
XおよびYは、互いに独立に、
水素原子、
任意選択で置換された(C1〜C6)アルキル、特にメチル、イソプロピルまたはn−ヘキシル、
任意選択で置換された(C1〜C6)アルケニル、特にトランス−1−ヘキセン−1−イルまたはトランス−2−(4−フルオロフェニル)ビニル、
ハロゲン原子、特に臭素、
ニトリロまたはニトロソ、
トランス−β−スチレニル、
4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)、
任意選択で置換されたアリール、特にナフチル、好ましくはフェニル、あるいは、メチル、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、メトキシエトキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、フルオロ、クロロ、メチルチオ、メチルスルホニル、エチルチオ、アセチル、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ビニル、カルボキシル、ニトロ、4−(N,N−ジメチルアミノ)、ブロモ、tert−ブチル、ヒドロキシメチル、フェニル、エチル、アセテート、カーボネートなどの少なくとも1つの基で置換されたフェニル、
特にクロロ、メチルまたはアセチルで任意選択で置換されたヘテロアリール、特にチエニル、フラニル、ベンゾ[b]フラニル、ベンゾ[b]チエニル、1H−ピラゾリル、ピリジルまたはチアナフチル、
3,4−メチレンジオキシフェニルであり、
XとYは一緒に環または複素環を形成することはなく、
R1およびR2は、互いに独立に、
水素原子、
任意選択で置換された(C1〜C10)アルキル、特にメチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチルまたはトランス−2−フェニルシクロプロピル、
−CH2−OH、−COO−Et、
特にベンゼン核で任意選択で置換されており、かつ/またはそれと縮合しているシクロアルキル、特にシクロヘキシル、
インダニル、ベンゾシクロペンチル、
任意選択で置換されたアルケニル、好ましくはアリル、または任意選択で置換された非環式テルペン基、好ましくはゲラニル、
任意選択で置換されたアリール、特にフェニル、特にイソプロピル、OMe、COOMe、EtOCOもしくはMeCOでパラ置換されるか、またはメチルでメタ置換もしくはパラ置換されたフェニル;あるいは(ジEtO)PO−CH2−フェニル、
任意選択で置換されたヘテロアリール、特に、イミダゾリル、特に3−(1−ベンジル)イミダゾリル、5−(2−メチル−4−メトキシフェニル)イミダゾリル;チアゾリル、ピリジル、ピペリジル、特に2−アミノピペリジル、4−(1−エトキシカルボニル)ピペリジル、4−カルボエトキシアミノピペリジル;ピリミジニル;ピロリジニル、特に2−アミノ−エチルピロリジニル、3−(1−ベンジル)ピロリジニル;ピペラジニル、特に3−(アミノ−プロピルアミノメチル)ピペラジニル;ピラゾリル、特に3−(1−Me−4MeOPh)−ピラゾリル;キノリル、
任意選択で置換された飽和複素環、特にピペリジノ、特にベンジルピペリジノ、6−フルオロキノリルメチルピペリジノであるか、
あるいは、式−CH(R5)(R6)の基(式中、R5は、Me、OMe、COOH、COOMe、COOEt、CH2OH、EtOCOPhであり、R6は、−(CH2)3−CH(Me)2、Ph、CH2−Ph、(4')FPh、−CH(OH)−Ph、−CH2−(4')OHPh、−CH2COCH2Ph、−CH2−O−(2'6')MePh、−(CH2)3−CH(ジMe)である)であるか、
あるいは、基−C(Me)(ジCH2OH)であるか、
あるいは、式−CH2−R7の基(式中、R7は任意選択で置換されたアリール、または任意選択で置換されたヘテロアリール、特にピリジルであってよい。R7がPhである場合、任意選択でアルキル、特にMeによってオルト−、メタ−もしくはパラ−置換された、または特にオルトもしくはメタ位がCF3であり、特にパラ位がOH、ハロゲン原子、ブチル、−OMe、MeO、−CH2OH、−COOH、−COOMe、−COOアリル、−NO2、−OEt、−N(アルキル)2、−CONH−SO2OH、−SO2、−C(=NH)NH2、−CO−S−Et、−SO2Me、−SO2NH2であるか、
あるいは、式−COO−CH2−R8(式中、R8は−O−Me、−O−(CH2)2−Si(Me)3、−Si(Me)3、−CCl3、−CH2−ピリジル、CONH2である)の化合物でパラ置換されているフェニルでよく、R7は−CH(OH)Ph、−C(CH2OH)Ph2、−C(OMe)Ph2、−CO−NHPh、−CONH−(2')COOEtPh、シクロペンチリデニル−CH2−Ph、シクロペンチリデニル−CH2−(4'−EtOH)Phでもあり、R7がヘテロアリールである場合、それは特にピリジル、ピリミジン、ピリジンN−酸化物であってよく、
あるいは、R7は、(2’)OHナフチル、Meで任意で置換されたフルフリル、2−(1−Et)イミダゾリジニル、2−(1−Et)ピロリジニル、クロマニルまたは−CH2−(p−OMe)Phで任意選択で置換されたトリアゾリルである)であり、
あるいは、R1およびR2はやはり互いに独立に、式−(CH2)2−R8の基(式中、R8は、OH、−O−(4')COOMePh、−O−CO−(E)−(CH=CH)Ph、−(CH)Ph2、任意選択で、臭素原子でオルト置換されたか、またはOMeでメタ置換されたか、またはOH、OMeもしくはCOOMeでパラ置換されたか、またはMeOもしくはOMeでメタ置換およびパラ置換されたフェニル、チエニル、ピリジル、ピペリジノである)であるか、
あるいは、R1およびR2はやはり互いに独立に、式−(CH2)3−R9の基(式中、R9は−N(Et)2、(2')Meで任意選択で置換されたイミダゾリル、モルホリノ、ピロリジニル、ピペリジノである)であるか、
あるいは、R1およびR2は、それらが結合している窒素と一緒に、N、SおよびOから選択される1個または複数のヘテロ原子を任意選択で含む、任意選択で置換された5員〜10員の飽和または不飽和の複素環を形成し、
R3およびR4は互いに独立に、H、または
アルキル、特に(C1〜C6)アルキル、特にメチル、イソプロピル、2−ブチルもしくはtert−ブチル;アルケニル、特に(C1〜C6)アルケニル、特にアリル;(C5〜C8)シクロアルキル;(C5〜C8)シクロアルケニル、特に2',3'−シクロペンテニル;インダニル;アリール、例えばフェニル;N、SおよびOから選択される1個または複数のヘテロ原子を含む5員〜10員の飽和または不飽和の複素環であり、
R3は場合により、アルキル基、特に(C1〜C6)アルキル、特にEt、またはアルケニル、特に(C1〜C6)アルケニル、特にアリル、によって任意選択で置換された、またはO、NおよびSなど1個または複数のヘテロ原子を場合により含む複素環(前記複素環自体任意選択で縮合している)と一緒になったアミノ、酸素またはイオウ基であり、
あるいは、R3およびR4は、それらが結合している炭素と一緒に、1個または複数のアルキル基(Me)で任意選択で置換されたシクロヘキサン、あるいはモノスピラン化合物(スピロ[3,4]オクタン)、あるいは構成要素の少なくとも1つが縮合多環系であるモノスピラン化合物(スピロ[シクロブタン−1:1'−インダン])を形成しているか、
あるいは、R3およびR4は、それらが結合している炭素と一緒に、任意選択で縮合したシクロペンチリデンを形成する]。
特に好ましい化合物は、
Z1が水素原子を表し、
Z2が水素原子を表し、
Xがフェニルまたは(特にOH、Py(2−、3−または4)、Brで置換された)置換されたフェニルであり、
Y=Hであり、
n=3または4であり、
R2がHであり、
R1がCH2Ar(アリールは好ましくは置換または非置換のフェニルである)、CH2−ヘテロアリール(ヘテロアリールは好ましくはピリジル、ピリミジンまたはピリジン−N−酸化物である)であり、
R3がシクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルであり、
R4がH
である化合物である。
特に好ましい化合物は、記号X、Y、n、R2、R1、R3およびR4が上記の意味を有している化合物、ならびにその塩、N−酸化物、立体異性体および立体異性体の混合物である。
本発明によれば、アルキル基は、直鎖または分岐鎖の1〜20個の炭素原子、好ましくは1〜5個の炭素原子の飽和炭化水素ベースの基を表す。
それらが直鎖である場合、特にメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、ヘキサデシルおよびオクタデシル基を挙げることができる。
それらが分岐鎖であるか、または1個または複数のアルキル基で置換されている場合、特にイソプロピル、tert−ブチル、2−エチルヘキシル、2−メチルブチル、2−メチル−ペンチル、1−メチルペンチルおよび3−メチルヘプチル基を挙げることができる。
本発明によるアルコキシ基は式−O−アルキルの基(アルキルは上記定義と同様である)である。
ハロゲン原子は、特にフッ素、塩素、臭素およびヨウ素原子、好ましくはフッ素原子である。
アルケニル基は直鎖または分岐鎖の炭化水素ベースの基を表し、1つまたは複数のエチレン不飽和を含む。特に挙げられるアルケニル基は、アリル基またはビニル基である。
アルキニル基は直鎖または分岐鎖の炭化水素ベースの基を表し、1つまたは複数のアセチレン不飽和を含む。アルキニル基の中では、特にアセチレンを挙げることができる。
シクロアルキル基は、飽和または部分的に不飽和の3〜10個の炭素原子の非芳香族単環、二環、三環の炭化水素ベースの基、特に例えばシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはアダマンチルであり、また、1つまたは複数の不飽和を含む対応する環である。
アリールは6〜10個の炭素原子の単環または二環炭化水素ベースの芳香族系を意味する。アリール基の中では、特にフェニルまたはナフチル基を挙げることができる。
アルキルアリール基の中では、特にベンジルまたはフェネチル基を挙げることができる。
ヘテロアリール基は、窒素、酸素およびイオウから選択される1個または複数のヘテロ原子を含む5〜10個の炭素原子の単環または二環の芳香族系を意味する。挙げられるヘテロアリール基は、ピラジニル、チエニル、オキサゾリル、フラザニル、ピロリル、1,2,4−チアジアゾリル、ナフチリジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、フタラジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、シンノリニル、トリアジニル、ベンゾフラザニル、アザインドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチエニル、チエノピリジル、チエノピリミジニル、ピロロピリジル、イミダゾピリジル、ベンズアザインドール、1,2,4−トリアジニル、ベンゾチアゾリル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インドリジニル、イソキサゾリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、プリニル、キナゾリニル、キノリニル、イソキノリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアゾリル、トリアジニル、イソチアゾリルおよびカルバゾリル基があり、また、その縮合体またはフェニル核との縮合により得られる対応する基もある。好ましいヘテロアリール基には、チエニル、ピロリル、キノキサリニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、キナゾリニル、キノリニル、チアゾリル、カルバゾリルおよびチアジアゾリル基、ならびに、フェニル核との縮合により得られる基、特にキノリル、カルバゾリルおよびチアジアゾリルを含む。
複素環基は、N、OおよびSから選択される1個または複数のヘテロ原子を含む飽和または部分的に不飽和の5〜10個の炭素原子の非芳香族単環または二環系を意味する。複素環の中では、特にエポキシエチル、オキシラニル、アジリジニル、テトラヒドロフラニル、ジオキソラニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、テトラヒドロチオフェニル、ジチオラニル、チアゾリジニル、テトラヒドロピラニル、ジオキサニル、モルホリニル、ピペリジル、ピペラジニル、テトラヒドロチオピラニル、ジチアニル、チオモルホリニル、ジヒドロフラニル、2−イミダゾリニル、2,3−ピロリニル、ピラゾリニル、ジヒドロチオフェニル、ジヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロピリジル、ジヒドロピリジル、テトラヒドロピリニジニルおよびジヒドロチオピラニル、ならびにフェニル核との縮合により得られる対応する基、特にモルホリニル、ジオキサラニル、ベンゾチアゾリジニル、ピロリジニルおよびベンゾピロリジニル環を挙げることができる。
「薬剤として許容される塩」という表現は、本発明の化合物の比較的毒性のない無機酸および有機酸付加塩、ならびにその塩基付加塩を指す。これらの塩は、化合物の最終的な単離および精製の際にその場で調製することができる。特に、酸付加塩は、精製した形態の高純度化合物を有機酸または無機酸と別個に反応させ、生成した塩を単離して調製することができる。酸付加塩の例には、臭化水素酸塩、塩酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、吉草酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、ラウリン酸塩、ホウ酸塩、安息香酸塩、乳酸塩、リン酸塩、トシル酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、ナフチル酸塩、メシル酸塩、グルコヘプトン酸塩、ラクトビオン酸塩、スルファミン酸塩、マロン酸塩、サルチル酸塩、プロピオン酸塩、メチレンビス−b−ヒドロキシナフトアート酸塩、ゲンチシン酸塩、イセチオン酸塩、ジ−p−トルオイル酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、シクロヘキシルスルファミン酸塩およびキナートラウリルスルホン酸塩および類似物がある(例えば、S.M.Bergeらの‘‘Pharmaceutical Salts’’、J.Pharm.Sci、66:1〜19頁(1977)を参照されたい。これを参照により本明細書に組み込む)。酸付加塩は、精製した形態の高純度化合物を有機塩基または無機塩基と別個に反応させ、生成した塩を単離して調製することもできる。酸付加塩はアミンおよび金属塩を含む。適切な金属塩には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、マグネシウムおよびアルミニウム塩が含まれる。アンモニウム、ナトリウムおよびカリウム塩が好ましい。適切な無機塩基付加塩は、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウムおよび水酸化亜鉛を含む金属塩基から調製することができる。適切なアミン塩基付加塩は、その塩基性度が安定した塩を形成するのに十分であるアミンから調製され、それには、好ましくは、その毒性が低いことおよびその医薬用の使用への許容性によって、医薬品化学においてしばしば用いられるアミンが含まれる。すなわち、アンモニア、エチレンジアミン、N−メチルグルカミン、リジン、アルギニン、オルニチン、コリン、N,N'−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、ジエタノールアミン、プロカイン、N−ベンジルフェネチルアミン、ジエチルアミン、ピペラジン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、トリエチルアミン、ジベンジルアミン、エフェナミン(ephenamine)、デヒドロアビエチルアミン、N−エチルピペリジン、ベンジルアミン、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、塩基性アミノ酸、例えばリジンやアルギニン、およびジシクロヘキシルアミンならびに類似物である。
好ましい塩には酸および塩基との塩が含まれる。
式Iの化合物の塩の生成に使用できる酸は、無機酸および有機酸である。得られる塩は、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、リン酸ニ水素塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩およびパラトルエンスルホン酸塩である。
式Iの化合物の塩の生成に使用できる塩基は、有機塩基および無機塩基である。得られる塩は、例えば金属、特に、アルカリ金属、アルカリ土類金属および遷移金属(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムまたはアルミニウムなど)、あるいは塩基、例えばアンモニアまたは第二もしくは第三アミン(ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンなど)、あるいは塩基性アミノ酸、あるいはオサミン(メグルミンなど)、あるいはアミノアルコール(3−アミノブタノールおよび2−アミノエタノールなど)で形成された塩である。
本発明は、特に、薬剤として許容される塩に関するが、キラルアミンで得られる塩などの式Iの化合物の適切な分離や結晶化を可能にする塩にも関する。
本発明は、式Iの化合物の立体異性体も対象にし、また立体異性体のあらゆる割合での混合物も対象にする。
本発明で有用な化合物は不斉中心を含むことができることを理解されたい。これらの不斉中心は独立にRまたはS構造からなってよい。本発明で有用な特定の化合物が幾何異性も有することができることは当業者に明らかであろう。本発明は、上記式(I)の化合物のラセミ混合物を含む個々の幾何異性体および立体異性体ならびにその混合物を含むことを理解されたい。この種の異性体は、既知の方法、例えばクロマトグラフィー技術または再結晶化技術を適用または適合させることによって、その混合物から分離することができる。あるいは、その中間体の適当な異性体から個別に調製することができる。
本発明の一般式(I)の特定の化合物のための合成経路を、以下の「実施例」の部と本明細書に添付の書類において明確に述べる。
本明細書では、当業者に一般に受け入れられているいくつかの略号(Me=メチル;Et=エチル、Ph=フェニル;pyr=ピリジル等)を用いる。
C5鎖、シクロペンチル(すなわち、n=2、すなわちV=−CH2−CH2−、R3=シクロペンチルおよびR4=H、Z1=Z2=Hである)を含む好ましい式(I)の化合物は特に以下の通りである。
Figure 0005161569
C6鎖(n=3、Z1=Z2=Hである)を含む好ましい式(I)の化合物は特に以下の通りである。
Figure 0005161569
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n=3、すなわち、V=CH2−CH2−CH2(Z1=Z2=Hである)であるC6鎖を含む他の化合物として以下の表の化合物を挙げることができる。
必要に応じて、Chiralpak AD(EtOH溶媒)を用いてHPLCにより鏡像異性体を分離し、αD値を測定した。
Figure 0005161569
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n=3である本発明による他の化合物として以下の化合物を挙げることができる。
Figure 0005161569
Figure 0005161569
C6鎖、シクロヘプチル(すなわち、n=3であり、R3=シクロヘプチルであり、Z1=Z2=Hである)を含む本発明による他の化合物:
Figure 0005161569
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C7鎖(n=4であり、R4=Hである)を含む好ましい式(1)の化合物を以下の表に示す。ここで、Zは−(V)n−の4つのメチレンのうちの1つまたは酸素原子(−(V)n−、すなわち−(CH2)n−で表される一般式(I)の炭化水素鎖が酸素によって介在されている場合)を表し、Z1=Z2=Hである。
Figure 0005161569
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C8鎖(n=5であり、R4=Hであり、Z1=Z2=Hである)を含む好ましい式(I)の化合物は以下の通りである。
Figure 0005161569
より好ましい化合物は以下の化合物、ならびにその塩、N−酸化物、立体異性体および立体異性体の混合物である。
N−(4−メチルスルホニル)フェニルメチル−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−ベンジル−2−シクロペンチル−7−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4−ピリジルメチル)−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(4−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(4−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4−メトキシカルボニル)フェニル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4−メチルスルホニル)フェニルメチル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(4−n−ブチル)フェニルメチル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(4−メチルスルホニル)フェニルメチル−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−ベンジル−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−ベンジル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4−ピリジルメチル)−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4−メチルスルホニル)フェニルメチル−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4−アミノスルホニル)フェニルメチル−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4−ピリジルメチル)−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(4−メトキシカルボニル)フェニル−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−ピリジル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(2−フルオロ)フェニルメチル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)−ヘキサンアミド
N−(1−フェニルエチル)−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(6−フルオロキノール−2−イルメチルピペリジノ)−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(2−ピリジル)−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4−ピリジル)−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)オクタンアミド
N−ベンジル−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(2−ピリジル)−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)オクタンアミド
N−(4−ピリジル)−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4−メチルスルホニル)フェニルメチル−2−(2,3−シクロペンテニル)−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド(一方の鏡像異性体)
N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド(上記化合物の鏡像異性体)
N−(2−ピリジル)−2−シクロペンチル−6−[3−(ピリド−3−イル)−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(2−ピリジル)−2−シクロペンチル−6−[3−(ピリド−4−イル)−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
N−(2−ヒドロキシ−1−フェニル)エチル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4−フルオロフェニル)メチル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(2'−ピリジノ)メチル−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−6−メトキシ−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
N−(4'−ピリジノ)メチル−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−6−メトキシ−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
式(I)の本発明による化合物は、式(Ia)のその前駆体の酸のEDClまたは酸塩化物(後者は添付した図の合成経路A、BまたはCに記載のうちの1つによって得られる)によるアミド化によって調製することができる。
本発明は、以下のステップを含むことを特徴とする、式(I)の化合物の調製のための方法(合成経路Aと呼ぶ)にも関する。すなわち、
(i)適切な溶媒、例えばTHF中で、特にLDA/DMPUの存在下、好ましくはジブロモアルキルBr−CH2−[V]n-1−CH2−Brを用いて、式IVのエステル:
Figure 0005161569
のα−アルキル化を実施する。
(ii)式(A)のアザインドール
Figure 0005161569
(式中、X、Y、Z1およびZ2は上記定義と同様である)
のアルキル化を、
DMFなどの溶媒中、特にNaHの存在下で得られた式IIIのブロモエステル
Figure 0005161569
を用いて実施する。
(iii)溶媒、例えばエタノール/水混合物中、特にKOHなどの塩基の存在下で、得られた式IIのエステル
Figure 0005161569
の加水分解を実施し、
(iv)ジクロロメタン(DCM)などの溶媒中、特にDMAPの存在下で、EDClまたは酸塩化物によって対応するアミンと反応させて得られた式Iaの酸
Figure 0005161569
のアミド化を実施する。
本発明は、以下のステップを含むことを特徴とする、式(I)の化合物の調製のための方法(合成経路Bと呼ぶ)にも関する。すなわち、
(i)上記式(A)の化合物のアザインドールN−アルキル化を、次式の化合物
Figure 0005161569
(Wは好ましくはCOOMeまたはCN基を表す)
を用いて、NaHなどの塩基の存在下で実施し、
(ii)得られた式VIのエステルまたはニトリル
Figure 0005161569
の加水分解を、例えば水性エタノール中でKOHを用いて実施し、
(iii)好ましくはLDAなどの塩基の存在下、特に式R3BrまたはR4Brの化合物をそれぞれ用いて、得られた式Vの酸
Figure 0005161569
のα−アルキル化を実施して式(Ia)の化合物
Figure 0005161569
を得る。これは、合成経路Aで述べたようにしてアミドに転化することができる。
本発明は、以下のステップを含むことを特徴とする、式(I)の化合物の調製のための方法(合成経路Cと呼ぶ)にも関する。すなわち、
(i)式Xのブロモアルカノイルクロリド
Figure 0005161569
を、THFなどの溶媒中、特にBuLiなどの塩基の存在下、
以下の式を有する2−オキサゾリジノン:
Figure 0005161569
(式中、UはCH2Ph(RまたはS)または任意選択でi−Prである)
と反応させ、
(i)上記式(A)の化合物のアザインドールアルキル化を、
得られた式IXのブロミド
Figure 0005161569
を用いて実施し、
(iii)得られた式VIIIの化合物
Figure 0005161569
の好ましくはR構造の立体特異的α−オキサゾリジノンアルキル化を、THFなどの溶媒中、LDAなどの塩基の存在下で、特にヨウ化メチルを用いて実施し、
(iv)得られた化合物VII
Figure 0005161569
のオキサゾリジノン加水分解を、例えば30%LiOH/H22を用いて実施し、および
(v)得られた式Iaの酸
Figure 0005161569
(式中、R4=Hである)
のアミド化のアミド化をEDClまたは酸塩化物を用いて実施する。
この方法は、式(I)の化合物の立体特異的な調製を非常に満足すべき収率で可能にする。
本発明は、経路A、BまたはCのうちの1つによって調製できる式(XI)の化合物と式(XII)の化合物
Figure 0005161569
を、弱い塩基とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどのパラジウム(0)誘導体の存在下で、カップリングすることを含むステップ(経路D)を含む式(I)による化合物の調製のための方法にも関する。
式(XI)中、Halはハロゲン原子、特に臭素を表し、
式(XII)中、XB(OR)2型の化合物では、RはHまたはアルキルであってよく、XB(CH2R)2型の化合物では、Rはメチルなどのアルキルであってよく、あるいは、XSnR3型の化合物では、Rはブチルなどのアルキルであってよい。
プロセスDから得られる化合物は、所望の生成物(1)を得るために、自ら周知であるかまたは実施例8に記載の方法の適用または適合によって改変することができる。
本発明による方法の様々な経路において、上記アミド化反応に使用できるアミンは、所望の最終生成物に対応する任意のアミンから選択することができる。適切なアミンは、特に市販されているかまたは自ら周知の方法の適用または適合によって合成することができる。
より具体的には、本発明による化合物の代表的例の調製に適したアミンは、以下の方法によって調製することができる。
1)Justus Liebig Ann.Chem. 1970、737,39〜44頁およびBull.Soc.Chim.Belg. 1982,91(2),153に記載の方法による:
Figure 0005161569
2)および、JOC1973,38,2049およびJ.Med.Chem.1968,11,911に記載の方法による。
Figure 0005161569
式(A)
Figure 0005161569
(式中、Z1、Z2およびXは上記定義と同様であり、YはHではない)
の化合物は、Tetrahedron 1992,48(5),939〜952頁に記載の方法を適用または適合して調製することができる。
式(A)
Figure 0005161569
(式中、Z1、Z2およびXは上記定義と同様であり、YはHを表す)
の化合物は、Canadian Journal of Chemistry 1966,44,2455〜2457頁に記載の方法を適用または適合して調製することができる。これらは、特にジエチレングリコールの存在下式(B)の化合物
Figure 0005161569
から得ることができる。
式(B)の化合物自体は、式(C)の化合物を式(D)の化合物と
Figure 0005161569
カップリングすることによって得ることができる。
化合物Cはヒドラジンを対応する化合物(E):
Figure 0005161569
に作用させて調製することができる。
出発物質および試薬は、市販されているか自ら周知の方法の適用または適合によって調製することができる。
N−酸化物化合物は、式(I)の化合物から、特に酸化剤、例えばクロロ過安息香酸による反応によって得ることができる。
本発明は、1種または複数の賦形剤と一緒に、本発明による1つまたは複数の式Iの化合物を含む薬剤組成物にも関する。
これらの組成物は、錠剤、ゲルカプセル剤または顆粒剤の形態で即時放出または制御放出を用いて経口投与するか、注射可能な溶液の形態で静脈内投与するか、接着性経皮デバイスの形態で経皮投与するか、あるいは液剤、クリーム剤またはゲル剤の形態で局所的に投与することができる。
経口投与用の固体組成物は、有効成分に、フィラー、必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑剤、染料または香味調整剤を加え、その混合物を錠剤、コーティング錠剤、顆粒剤、粉剤またはカプセル剤に成形して調製する。
使用できるフィラーの例には、ラクトース、とうもろこしデンプン、スクロース、グルコース、ソルビトール、結晶性セルロースおよび二酸化ケイ素が含まれ、結合剤の例には、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルエーテル)、エチルセルロース、メチルセルロース、アカシア、トラガカントゴム、ゼラチン、セラック、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、クエン酸カルシウム、デキストリンおよびペクチンが含まれる。滑剤の例には、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカおよび硬化植物油が含まれる。染料は医薬品での使用に許容されるどの染料であってもよい。香味調整剤の例には、カカオ粉末、ハーブ様のミント、芳香性粉末、油状のミント、ボルネオールおよびシナモン粉末が含まれる。いうまでもなく、錠剤または顆粒剤は糖、ゼラチン等で適切にコーティングすることができる。
有効成分として本発明の化合物を含む注射可能な形態は、必要に応じて、前記化合物を、pH調節剤、緩衝剤、懸濁剤、可溶化剤、安定剤、等張化剤および/または保存剤と混合し、その混合物を標準的方法により静脈内、皮下または筋肉内注入用の形態に転換することによって調製する。必要に応じて、得られた注射可能な形態を標準的方法により凍結乾燥することができる。
使用可能な懸濁剤の例には、メチルセルロース、ポリソルベート80、ヒドロキシエチルセルロース、アカシア、トラガカントゴム粉末、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよびポリエトキシ化ソルビタンモノラウレートが含まれる。
使用できる可溶化剤の例には、ポリオキシエチレンで固化させたヒマシ油、ポリソルベート80、ニコチンアミド、ポリエトキシ化ソルビタンモノラウレートおよびヒマシ油脂肪酸のエチルエステルが含まれる。
さらに、使用できる安定剤には、亜硫酸ナトリウム、メタ亜硫酸ナトリウムおよびエーテルが含まれ、使用できる保存剤には、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、ソルビン酸、フェノール、クレゾールおよびクロロクレゾールが含まれる。
投与量は、治療適応症および投与の経路、また個体の年齢や体重にも応じて広い範囲(0.5mg〜1000mg)で変わる。
本発明の式Iの化合物および薬剤組成物はミクロソームトリグリセリド転送タンパク質(MTP)阻害剤として有用である。したがって、これらは、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、高脂質血症、膵炎、高血糖症、肥満症、アテローム性動脈硬化症および糖尿病関連異常脂質血症の治療に用いることができる。
したがって、本発明の他の態様によれば、本発明は、ミクロソームトリグリセリド転送タンパク質を阻害する医薬品の調製のための本発明による化合物または薬剤組成物の使用に関する。
本発明の化合物はアポタンパク質B(ApoB)分泌の阻害も可能にする。
本発明の化合物は、超低密度リポタンパク質(VLDL)の分泌の阻害によるその活性も示す。VLDL分泌の阻害を実証することによって、インビボでの本発明の化合物の活性の実証が可能になる。
インビボでの活性は、以下の操作プロトコルを実施することによって、ウィスター系ラットで簡単に実証することができる。肝臓のVLDL分泌の測定は、2時間断食させた後400mg/kgでTriton(Tyloxapol)を静脈内注射(i.v.)により注入して、VLDLの分解を阻止することによって実施した。VLDL分泌の評価は、血流中におけるトリグリセリドとコレステロールの蓄積を5時間にわたって測定して実施する。本発明の化合物はこのVLDLの肝臓の分泌を低下させる。
実施例では、さらにMTP阻害とアポB分泌の阻害を実証するための2つの操作プロトコルを提示する。
以下の実施例は本発明をさらに詳細に説明する。
核磁気共鳴スペクトルは300MHz、室温で得たプロトンスペクトルである。化学シフトはppmで表し、その標準はそれぞれの場合、重水素化溶媒のシグナルを用いる(7.25ppmのクロロホルムまたは2.5ppmのジメチルスルホキシド)。
シグナルは以下の略号を用いて記載する:s=一重線、d=二重線、t=三重線、dd=二重の二重線、dt=二重の三重線、td=三重の二重線、m=多重線。
質量分析はWaters/Micromass Platform−LC LC/MS装置を用いて、陽電子スプレーモードで、20ボルトのコーン電圧で実施する
Mpは融点を表す
MSは質量分析のデータを表す
NMRは核磁気共鳴のデータを表す。
本発明の化合物の調製方法の代表的実施例
例示として以下に示す化合物のいくつかでは、Z1=Z2=Hである。言うまでもなく以下に述べる手順は、Z1とZ2が上記に定義した化合物についても同じ方法で実施することができる。
実施例1:式(I)の「C8鎖、シクロペンチルを含む」本発明の化合物の経路Aによる調製。但し、Z1=Z2=H、n=5、すなわちV=−(CH2)5−、X=Ph、Y=H、R1=H、R2=−CH2−Ar(Ar=(2')pyrまたは(4')pyrである)であり、R3=R=シクロペンチルおよびR4=Hである。
以下の式を有する本発明の化合物は、
Figure 0005161569
以下に詳細を述べる次の反応スキームによって得ることができる。
Figure 0005161569
1.1 エステルIVの合成:5.15g(39mmol)のシクロペンチル酢酸、2.45ml(59mmol)のメタノールおよび2.52ml(20mmol)のトリメチルシリルクロリドを、50mlのなし型フラスコ中に仕込む。反応混合物を室温で終夜撹拌する。2つの相が形成される。NaHCO3を加えてアルカリ性のpHにし、混合物をCH2Cl2で抽出し、H2Oで洗浄し、乾燥し、蒸発させる(50℃/80mmHg)。5.5g(99%)のエステル300DN41IVを油状物で得る
1H NMR:(CDCl3):1.02〜1.29(2H,m);1.43〜1.99(6H,m);2.09〜2.46(3H,m);3.64(3H,s)。
他の出発酸として、シクロヘキシル酢酸、3−メチル吉草酸、2−シクロペンテン−1−酢酸、フェニル酢酸、イソ吉草酸、3,3−ジメチル酪酸、シクロペンチル酢酸およびシクロヘプチル酢酸を挙げることができる。
1.2 ブロモエステルIIIの合成:19.3ml(39mmol)のLDAを、N2雰囲気下で250ml反応器中の45mlの無水THF中に溶解し、−70℃に冷却する。5.48g(39mmol)のエステルIVを加え、−70℃で1時間撹拌を続行する。次いで、12ml(77mmol)のジブロモヘキサンを滴下し、反応混合物を−70℃で3時間撹拌する。20mlの水を徐々に加え、温度を室温に上げる。195mlの飽和NH4Cl溶液を加え、混合物をEtOAcで抽出し、抽出物をNa2SO4で脱水し、ろ過して蒸発させる。生成物を0.1mmHgで蒸留し、115〜118℃で2.8gのブロモエステルIII 300DN47を得る。
1H NMR:(CDCl3):0.85〜2.34(2H,m);2.34〜2.64(1H,m);3.22〜3.46(1H,m);3.65(3H,s)。
挙げることができる他のアルキル化剤には、1,4−ジブロモブタン;1,5−ジブロモペンタン;1,6−ジブロモヘキサン;2−ブロモエチルエーテルがある。
挙げることができる別の出発エステル(H以外のR4)は、シクロペンタンカルボン酸メチルである。
1.3 エステルIIの合成:0.36g(9mmol)の60%NaHを、N2雰囲気下で100ml三ッ口フラスコ中の20mlのDMF中に溶解する。20mlのDMF中に溶解した1.57g(8mmol)の3−フェニルピロロ[2,3−b]ピリジンを滴下する。混合物を50℃で1時間加熱する。次いで、ブロモエステルIIIを5mlのDMF中の溶液として室温で加え、撹拌を終夜続行する。
水を滴下し、次いで、混合物を過剰の水に注加し、EtOAcで抽出してH2Oで洗浄し、Na2SO4で脱水し、ろ過して蒸発させる。1/3 EtOAc/ヘプタンを用いたシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにかけて、1.64gの生成物II 300DN48を得る
1H NMR:(DMSO−d6):0.88〜2.20(2H,m);3.54(3H,s);4.17〜4.41(2H,m);7.09〜7.32(2H,m);7.35〜7.51(1H,m);7.63〜7.78(2H,m);7.96(1H,s);8.21〜8.37(2H,m)。
挙げることができる他の出発アザインドールには、2−フェニルピロロ[2,3−b]ピリジンおよびピロロ[2,3−b]ピリジンが含まれる。
1.4. 酸Iの合成:40mlのEtOHと13mlの水に溶解した1.2g(20.5mmol)のKOHを1.56g(3.73mmol)のエステルIIに加える。反応混合物を終夜還流させる。これを室温に冷却し、16%HCl、続いてNHClで酸性化させてpH=約4.5(pH計)にする。得られた混合物をCH2Cl2で抽出してNa2SO4で脱水し、蒸発させる。1.29gの酸IIを得る
300DN050:1H NMR:(DMSO−d6):0.90〜2.08(2H,m);4.15〜4.41(2H,m);7.06〜7.33(2H,m);7.61〜7.80(2H,m);7.97(1H,s);8.16〜8.40(2H,m);11.97(1H,広幅s)
この実施例はC8鎖を含む化合物の調製のステップを説明する
最後のステップで、酸前駆体Iをアミド化して本発明の化合物を得る。
経路Aによって得ることができる化合物の他の例として、R3が場合によりシクロヘキシル、2−ブチル、(2',3')−シクロペンテニル、フェニル、イソプロピル、シクロヘプチル、tert−ブチルであるC6鎖を含む化合物;R3=シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルであるC7鎖を含む化合物;R3=シクロペンチルであるエーテル鎖を含む化合物を挙げることができる。その合成経路スキームを示す本明細書に添付した対応する図を参照されたい。
実施例2:X=Phe、Y=H、R1=H、R4=Hであり、W=CO2Etである、C6鎖、シクロペンチル(すなわち、Z1=Z2=H、n=3すなわちV=−(CH2)3−であり、R3=シクロペンチルである)を含む式(I)の本発明の化合物の酸前駆体の経路Bによる調製
C6鎖、シクロペンチルを含むこの化合物の経路Bによる合成に対応する反応スキームを以下に示す。以下の化合物に参照のために付けた番号と収率はZ1=Z2=Hの場合について示す。
Figure 0005161569
2.1 エステルVIの合成:350mlのDMF中の50.5g(0.26mol)の3−フェニルピロロ[2,3−b]ピリジンを、130mlのDMF中の11.4g(0.28mol)の水素化ナトリウム(オイル中の60%懸濁液)の懸濁液に滴下する。混合物を40℃で1時間加熱し、次いで60.7g(0.27mol)の6−ブロモヘキサン酸エチルの溶液を10℃で加える。得られた混合物を室温で5日間撹拌し、次いで、冷却しながら水(500ml)を滴下して処理する。ジクロロメタンで抽出し、飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸塩で脱水して蒸発させた後、87.2g(99%)の油状物VIを得る。
NMR(DMSO−d6):1.03〜1.17(3H,t,J=7.16Hz);1.19〜1.40(2H,m);1.44〜1.63(2H,m);1.75〜1.94(2H,m);2.18〜2.33(2H,m);3.90〜4.11(2H,q,J=7.16Hz);4.18〜4.38(2H,m);7.10〜7.34(2H,m);7.35〜7.50(2H,m);7.63〜7.77(2H,m);7.97(1H,s);8.23〜8.37(2H,m)
挙げることができる他の出発アザインドールには、2−フェニルピロロ[2,3−b]ピリジンおよびピロロ[2,3−b]ピリジンが含まれる。
2.2 酸Vの合成:42.0g(185mmol)の6−(3−フェニルピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)ヘキサン酸メチルVI、1.4Lのエタノール中の0.5N KOHおよび700mlの水の混合物を3.5時間還流させる。混合物を16%HCl、次いで1N HClで酸性化処理してpH4〜5(pH計)にする。撹拌し、沈殿物を吸引ろ別した後、水で洗浄して乾燥し、34g(88%)の白色固形物V203GR64を得る。m.p.=118℃;
NMR(DMSO−d6):1.12〜1.40(2H,m);1.43〜1.64(2H,m);1.72〜1.96(2H,m);2.08〜2.28(2H,m);4.14〜4.44(2H,m);7.06〜7.34(2H,m);7.34〜7.52(2H,m);7.59〜7.77(2H,m);7.98(1H,s);8.16〜8.37(2H,m);11.98(1H,広幅s)。
2.3 酸Iの合成(R3=シクロペンチル、R4=H、W=CO2Et):80mlのTHF中の7.7g(0.025mol)の6−(3−フェニルピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)ヘキサン酸Vの溶液を、60mlのTHF中の31.2ml(0.05mol)のLDAの溶液に窒素雰囲気下、−15℃〜−20℃で加える。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで−30℃に冷却する。次いで11ml(0.1mol)のシクロペンチルブロミドを加える。混合物を室温に加温し、撹拌を終夜続行する。得られた混合物を水で処理し、次いで0.5N HCl、続いて1N HClで酸性化させてpH4〜5(pH計)にする。抽出(CH2Cl2)した後、硫酸塩で脱水して蒸発させ、8gの固形物を得る。これをクロマトグラフィー(400gのSiO2、1/1 酢酸エチル/ヘプタン)で精製して2gの油状物I 203GR74を得る。21%の収率;1H NMR(DMSO−d6):0.93〜2.09(15H,m);3.92〜4.11(2H,m);7.61〜7.82(2H,m);7.96(1H,s);8.20〜8.37(2H,m);11.99(1H,広幅s)。
挙げることができる他のアルキル化剤には、6−ブロモ−ヘキサンニトリル、アリルブロミドおよびヨードシクロペンチルブロミドが含まれる。
式(I)の本発明の対応する化合物は、得られた酸前駆体のアミド化によって得られる。
同じ経路Bによって得られる本発明の他の化合物の例として、R3=シクロペンチルであるC5鎖を含む化合物、およびR3=rac−アリルであるC6鎖を含む化合物を挙げることができる。本発明の説明に添付した対応する図を参照されたい。
実施例3:X=Phe、Y=H、R4=Hであり、U=−CH2−PhであるC6鎖、R=メチル(すなわち、Z1=Z2=H、n=3、すなわちV=−(CH2)3−であり、R3=R−Meである)を含む式(I)の本発明の化合物の経路Cによる調製
経路Cに対応する反応スキームを特に以下のスキームに示す。このスキームに関して以下の化合物に付けた番号と示した収率はZ1=Z2=Hの場合に対応する。
Figure 0005161569
3.1 ブロミドIX(U=CH2Ph)の合成:34.6ml(55mmol)の1.6N溶液のブチルリチウムを、400mlのTHF中の10g(55mmol)の(R)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノンに−70℃で加える。反応混合物を−70℃で15分間撹拌し、次いで10.48ml(66mmol)の6−ブロモヘキサノイルクロリドを滴下する。反応混合物を−70℃で15分間撹拌し、次いで0℃で30分間撹拌する。300mlの水を加えて混合物を加水分解し、Et2Oで抽出してNa2SO4で脱水してろ過し、蒸発させて乾燥する。
生成物を1/2 EtOAc/ヘプタンを用いたシリカゲルによるクロマトグラフィーにかける。20.9gの生成物IXを油状物で得る
300DN005 1H NMR:(DMSO−d6):1.23〜1.97(6H,m);2.65〜3.13(4H,m);3.44〜3.70(2H,m);4.06〜4.47(2H,m);4.52〜4.79(1H,m);7.02〜7.51(5H,m)。
使用できる別のオキサゾリジノンは(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノンである
使用できる別のアルキル化剤はアリルブロミドである。
3.2 オキサゾリジノンVIIIの合成:2.2g(57mmol)の60%NaHをN2雰囲気下で100ml三ッ口フラスコ中の100mlのDMFの中に溶解する。100mlのDMF中に溶解した9.6g(49mmol)の3−フェニルピロロ[2,3−b]ピリジンを滴下する。混合物を50℃で1時間加熱する。次いで20.9g(59mmol)のブロミドIXを10mlのDMF中の溶液として室温で加え、撹拌を終夜続行する。水を滴下し、次いで混合物を過剰の水に注加し、EtOAcで抽出し、H2Oで洗浄してNa2SO4で脱水し、ろ過して蒸発させる。1/1 EtOAc/ヘプタンを用いたシリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィーにかけて、13.3gの生成物VIIIを油状物で得る
300DN014、1H NMR:(DMSO−d6):1.21〜2.05(6H,m);2.65〜3.17(4H,m);4.06〜4.50(4H,m);4.50〜4.74(1H,m);7.06〜7.60(9H,m);7.62〜7.87(2H,m);7.98(1H,s);8.20〜8.47(2H,m)。
3.3 オキサゾリジノンVIIの合成:5.5mlのTHF中のNaHMDSの1M溶液を、N2雰囲気下、−70℃で、120mlのTHF中に溶解した2.5g(5.35mmol)のオキサゾリジノンVIIIに加える。反応混合物を−70℃で1時間撹拌し、次いで1.66ml(26.74mmol)のヨウ化メチルを加え、−20℃〜−30℃で撹拌を終夜続行する。
飽和NH4Cl溶液を加えて混合物を加水分解する。温度を室温に戻し、THFを蒸発させる。残留物を、100mlの1M NaHCO3溶液、続いてH2Oで洗浄し、Et2Oで抽出してNa2SO4で脱水し、ろ過して蒸発させる。シリカゲルを用い、2/1 ヘプタン/酢酸エチルで溶出させ、フラッシュクロマトグラフィーにかけて1.2gの生成物VIIを油状物で得る。
300DN014、1H NMR:(DMSO−d6):1.21〜2.05(6H,m);2.65〜3.17(4H,m);4.06〜4.50(4H,m);4.50〜4.74(1H,m);7.06〜7.60(9H,m);7.62〜7.87(2H,m);7.98(1H,s);8.20〜8.47(2H,m)
使用できる別のアルキル化剤はアリルブロミドである。
3.3 酸Iの合成:0.872ml(9.967mmol)の35%H22、次いで5.4mlの水中に溶解した97.43mgのLiOHを、0〜+5℃で、13mlのTHFと3.5mlの水混合液中の1.2g(2.49mmol)のVIIに加える。反応混合物をその温度で1時間30分間撹拌し、次いで8mlの水中に溶解した1.26g(9.967mmol)のNa2SO3を加える。過酸化物が存在しないことを確認した後、THFを蒸発させる。水相をEtOAcで抽出し、16%HCl、続いて1N HClで酸性化させてpH4.5にする。CH2Cl2で抽出した後、Na2SO4で脱水し、550mgの酸Iを白色結晶で得る
300DN028、1H NMR:(DMSO−d6):0.92〜1.09(3H,d,J=6.87Hz);1.15〜1.70(4H,m);1.73〜1.95(2H,m);2.18〜2.40(1H,m);4.16〜4.45(2H,m);7.07〜7.81(6H,m);7.97(1HY,s);7.89〜8.07(2H,m);11.03(1H,広幅s)。
本発明の化合物を酸前駆体のアミド化によって得る
前記経路Cによっても得られる本発明の他の化合物として、R3=S−メチルおよびR−アリルであるC6鎖を含む化合物を挙げることができる。本明細書に添付した対応する図を参照することができる。
実施例4:EDClによる対応する酸前駆体のアミド化による、Z1=Z2=H、X=Phe、Y=H、R1=H、R2=−CH2−(2)pyrであり、R4=Hである、C8鎖、シクロペンチル(すなわち、n=5であり、R3=シクロペンチルである)を含む式(I)の本発明の化合物の調製
以下の化合物を以下に概要を示すようにして調製した。
Figure 0005161569
12mlのCH2Cl2中の100mg(0.25mmol)の対応する酸前駆体を、9mlのCH2Cl2中の27mg(0.25mmol)の2−(アミノメチル)ピリジン、30.5mg(0.25mmol)のDMAPおよび48.36mg(0.25mmol)の(3−ジメチルアミノプロピル)−2−エチルカルボジイミドヒドロクロリドの溶液に加える。混合物を室温で終夜撹拌する。
溶媒を蒸発させ、生成物をシリカゲルを用いてフラッシュクロマトグラフィーで精製する。溶離液:1/1 CH2Cl2/酢酸エチル、次いで90/10 EtOAc/MeOH。104mg(85%)の本発明のアミドを結晶の形態で得る
1H NMR:(DMSO−d6):0.78〜2.14(20H,m);4.10〜4.62(4H,m);7.03〜7.84(9H,m);7.97(1H,s);8.21〜8.58(4H,m)。
使用できる別のアミンは以下のアミン、すなわち、
ベンジルアミン、4−メチルスルホニルベンジルアミンヒドロクロリド、4−(アミノメチル)ピリジン、(6−メチルピリジン−2−イル)メチルアミン、4−カルボメトキシベンジルアミン、4−メトキシベンジルアミン、4−(アミノメチル)ベンゼンスルホンアミドまたはC−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチルアミンのうちの1つである。
実施例5:酸塩化物による本発明の化合物の酸前駆体のアミド化
Figure 0005161569
その合成は好ましくは以下の2つのステップを含む
ステップ1:
用いる反応プロトコルの詳細を以下に示す(試薬を添加する順番、撹拌、加熱、温度、時間等)
THFを蒸発させ(Genevac)、
以下のプロトコルによって、自動ろ過して、ラベル付きの開栓したWheaton管中に入れ、
計量テーブルで約210μmolのアミンを正確に計量し、16ml反応器(+マグネチックスターラー)に加え、
Argonaut計量さじを用いて3当量(118mg±10%)の担持されたNMMを加え、
2.5mlのTHFで希釈し(ディスペンサ)、
50℃で30分間撹拌し(樹脂の膨張)、
新規に作製した1.5mlのTHF中の酸塩化物(CVI)の0.1M溶液を加え、50℃で3時間撹拌する。
Figure 0005161569
ステップ2:
濃縮ステップから反応器中へ、
Argonaut計量さじを用いて6当量(265mg±10%)のポリアミン樹脂を加える。
5mlのDCMで希釈する(ディスペンサ)。
室温で4時間撹拌する。
以下のプロトコルによって、自動ろ過して、風袋をとったCorning管中に入れる。
LC/MS用の試料をとる。
蒸発させる(Genevac)。
実施例6:対応する酸塩化物の合成
0.14ml(1.8mmol)のDMFを、200mlのCH2Cl2中の6.8g(18mmol)の酸Iの溶液に加え、続いて3.2ml(36mmol)の塩化オキサリルを加える。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、次いで蒸発させて乾燥し、自動調製用に180.6mlのTHF中に溶解する
酸塩化物を作製するために、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸塩化物、Et3Nを用い、0℃で加えて室温で終夜撹拌することも可能である。
実施例7:パラジウム媒介カップリング(経路D)
Figure 0005161569
2.7g(5.71mmol)のXI、1.73g(6.85mmol)の3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)フェニルボロン酸、3.63g(34.25mmol)のNa2CO3および0.198gのテトラキス(ジフェニルホスフィン)パラジウムを、85mlの1,2−ジメトキシエタンと13mlの水の混合物中に溶解させる。
反応混合物を8時間還流させる。次いで、酢酸エチル中に希釈して水を加える。有機相を水で洗浄し、次いでNa2SO4で脱水し、生成物を蒸発させて乾燥する
シリカゲルを用い、1/1 EtOAc/CH2Cl2に続いて80/20 CH2Cl2/MeOHで溶出させてフラッシュクロマトグラフィーにかけ、1.08gの油状シリル生成物を得る。また375mgの脱シリル化生成物も得る。
1H NMRシリル生成物:
(DMSO−d6):0.00(6H,s);0.74(9H,s);0.87〜1.80(18H,m);4.00〜4.20(4H,m);6.48〜6.58(1H,m);6.86〜7.20(6H,m);7.45〜7.52(1H,m);7.74(1H,s);7.97〜8.29(4H,m)。
1H NMR脱保護した生成物:
(DMSO−d6);0.80〜1.85(18H,m);4.00〜4.20(4H,m);6.40〜6.47(1H,m);6.85〜7.10(6H,m);7.45〜7.52(1H,m);7.66(1H,s);7.97〜8.29(4H,m);9.17(1H,s)。
この方法を適用して、以下の化合物も調製した。
Figure 0005161569
Figure 0005161569
化合物XIのためのデータを説明する。化合物XIは、以下の化合物から出発して、自ら周知の方法の適用によって得ることができる。
Figure 0005161569
1H NMR(300MHz,DMSO−D6)δ ppm 1.1(m,6H)1.5(m,7H)1.8(m,4H)2.0(m,1H)3.6(s,3H)4.2(t,J=Hz,2H)7.2(dd,J=7.9,4.7Hz,1H)7.8(s,1H)7.8(dd,J=7.9,1.5Hz,1H)8.3(dd,J=4.7,1.5Hz,1H)
および
Figure 0005161569
1H NMR(300MHz,DMSO−D6)1.3(m,13H)1.8(m,4H)2.0(m,1H)4.2(t,J=7.1Hz,2H)4.3(d,J=5.9Hz,2H)7.2(m,3H)7.7(m,1H)7.8(s,1H)7.9(dd,J=8.0,1.5Hz,1H)8.3(dd,J=4.7,1.4Hz,1H)8.4(m,1H)8.5(d,J=4.6Hz,1H)。
実施例8:経路Dから得られる生成物の誘導体の調製
Figure 0005161569
THF中の6.78ml(6.78mmol)のTBAFの1M溶液を、実施例7を適用して得られた21mlのTHF中の2.15g(3.39mmol)のシリル誘導体の溶液に加え、0℃に冷却する。混合物を室温に加温し、次いで60時間撹拌する。水系で処理し、EtOAcで抽出し、水で洗浄した後、有機溶液を(Na2SO4)で脱水する。ろ過し、蒸発させた後、2.02gの油状物を得る。これを、クロマトグラフィー(SiO2、98/2 DCM/MeOH、次いで95/5 DCM/MeOH)で精製して977mg(58%)の白色結晶を得る。
Figure 0005161569
a:1mlのTHF中の202μl(1.25mmol)のアゾジカルボン酸ジエチルの溶液を、5mlのTHF中の310mg(0.624mmol)のフェノール、94.9mg(1.25mmol)のメトキシエタノールおよび327mg(1.25mmol)のトリフェニルホスフィンの混合物に加え、氷浴中で冷却する。混合物を室温に加温し、次いで終夜撹拌し、50℃で6時間加熱し、次いで室温で60時間放置する。蒸発させて乾燥した後、1.02gの油状物を得る。これをクロマトグラフィー(SiO2、97/3DCM/MeOH)で精製して149mg(43%)の油状物を得る。
b:aと同じ手順。
実施例9:N−酸化物化合物の調製
Figure 0005161569
1.7g(3.54mmol)のアミドを30mlのTHF中に溶解し、0.5℃に冷却する。
次いで、0.87g(3054mmol)の3−クロロ過安息香酸をこの温度で加え、0.5℃で1時間、次いで室温で終夜撹拌を続行する。
反応混合物をCH2Cl2中に希釈し、Na2SO3溶液、蒸留水、最後にNaHCO3溶液で順次洗浄する。
次いで、有機相をNa2SO4で脱水し、生成物を蒸発させて乾燥する。
1/1 EtOAc/CH2Cl2、続いて95/5 CH2Cl2/MeOHで溶出させ、シリカゲルを用いたフラッシュクロマトグラフィーにかけて、1.07gのN−酸化物を結晶の形態で得る
1H NMR:(DMSO−d6):0.80〜2.20(18H,m);4.15〜4.40(4H,m);7.18〜7.45(5H,m);7.46〜7.59(2H,m);7.70〜7.85(2H,m);8.02(1H,s);8.29〜8.50(4H,m)。
実施例10:アザインドール(A)は以下の方法によって調製することができる。
Figure 0005161569
ヒドラジン1の合成:79gのヒドラジン一水和物(1.58mol)を、強く撹拌しながら250ml丸底フラスコ中の30.6gの2−ブロモ−6−メトキシピリジン(0.163mol)に加える。5時間還流させた後、過剰のヒドラジンを蒸発させる。その媒体を20mlの水と50mlの酢酸エチルに分配させ、次いで酢酸エチルで再抽出する。有機相をNaHCO3で洗浄した後、Na2SO4で脱水して濃縮し、得られた油状物を真空下で蒸留する。11.6gの黄色油状物を得る(0.5ミリバールでb.p.=70〜85℃)
1H NMR(300MHz,CDCl3)3.7(s,2H)3.8(s,3H)5.8(s,1H)6.1(d,J=7.8Hz,1H)6.2(d,J=7.8Hz,1H)7.4(t,J=7.9Hz,1H)。
ヒドラジド2の合成:10.5gのフェニルアセトアルデヒド(87mmol)を、ディーンスターク(Dean−Stark)装置を備えた250ml丸底フラスコ中の83mlトルエン中の11.6gのヒドラジン1(83mmol)の溶液に加える。理論容積の水を除去した後、媒体を濃縮し、シリカ(CH2Cl2で溶出させて)を用いてクロマトグラフィーにかけて精製する。12.5gの生成物を得る
1H NMR(300MHz,CDCl3)3.6(d,J=5.7Hz,2H)3.8(s,3H)6.1(d,J=7.4Hz,1H)6.7(d,J=8.0Hz,1H)7.1(t,J=5.4Hz,1H)7.2(m,5H)7.4(t,J=8.0Hz,1H)7.7(s,1H)。
アザインドール3の合成:50mlのジエチレングリコール中に溶解した12.4gのヒドラジド2(51mmol)を、Vigreuxカラムを備えた250ml丸底フラスコ中で1時間還流させる。約90℃に冷却した後、250mlの氷を加える。沈殿物を吸引してろ別し、60mlのエタノールから再結晶化させる。3.5gのアザインドール3を得る
1H NMR(300MHz,CDCl3)4.0(s,3H)6.7(d,J=8.6Hz,1H)7.3(m,2H)7.5(m,2H)7.6(m,2H)8.1(d,J=8.6Hz,1H)8.7(s,1H)。
代替のアザインドールは:
Figure 0005161569
から選択することができる。
4−ジメチルアミノ−7−アザインドール4と4−(N−メチルアニリノ)−7−アザインドール5は、N.GirgisらのJ.Heterocyclic Chem.,1989,26,317〜325頁に記載の手順によって調製した。
化合物6は、Can.J.Chem.,1966,44,2455〜2457頁に記載の方法により調製することができる。得られた生成物は以下のデータを示す
1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)1.4(m,1.6Hz,6H)3.2(m,1H)7.1(m,1H)7.1(s,1H)8.0(m,1H)8.3(dd,J=3.2,1.5Hz,1H)10.4(s,1H)。
R2にエステルまたは酸官能基を含む得られた誘導体は、R2の所望の最終的な官能基に応じて改変することができる。
以下のスキームは、非限定的な形で、X=Ph、Y=Hであり、C6鎖、R3=(rac)シクロヘプチル、R4=Hである酸誘導体の代表的例に対する可能性のある改変を示す。
Figure 0005161569
実施例11
40mlのDCM中の134mg(0.25mmol)の酸と42μl(0.3mmol)のトリエチルアミンの混合物を氷冷水浴中で冷却する。23μl(0.3mmol)のクロロ誘導体をそれに加える。混合物を室温に加温し、20時間撹拌する。水で洗浄し、(Na2SO4)で脱水して蒸発させた後、ペースト状の油状物を得る。これを、クロマトグラフィー(SiO2、1/1 EtOAc/ヘプタン)で精製して101mg(69%)の油状物を得る。これは結晶化する。
実施例12
43.7μl(0.5mmol)のアリルブロミドを、15mlのDMF中の134mg(0.25mmol)の酸と69mg(0.5mmol)のK2CO3の混合物に室温で加える。混合物を室温で20時間撹拌し、次いで蒸発させて乾燥する。残留物をDCMにとり、水で洗浄する。脱水(Na2SO4)し蒸発させた後、ペースト状の油状物を得る。これをクロマトグラフィー(SiO2、2/3 EtOAc/ヘプタン)で精製して133mg(92%)のペースト状の油状物を得る。
実施例13
50mlのDCM中の107.5mg(0.2mmol)の酸、45.8mg(0.22mmol)のDCCおよび6.9mg(0.05mmol)のHOBtの混合物を氷冷水浴中で冷却する。75.4mg(0.6mmol)の所要のアルコールをそれに加える。混合物を室温に加温し、20時間撹拌する。水で洗浄し、脱水(Na2SO4)し蒸発させた後、ペースト状の生成物を得る。これをクロマトグラフィー(SiO2、1/1 EtOAc/ヘプタン)で精製して60mg(46%)のペースト状生成物を得る。
実施例14
38mg(0.25mmol)の所要のアルコールの溶液を、室温で30mlのDCM中の134mg(0.25mmol)の酸、30.8mg(0.25mmol)のDMAPおよび49mg(0.25mmol)のEDClの混合物に加える。混合物を室温で20時間撹拌し、次いで蒸発させて乾燥する。ペースト状の油状物を得る。これをクロマトグラフィー(SiO2、2/3 EtOAc/ヘプタン)で精製して127mg(76%)のペースト状生成物を得る。
実施例15:MTP活性の阻害の分析
以下の操作プロトコルを用いて、ミクロソームトリグリセリド転送タンパク質(MTP)の活性の阻害を試験した。
ある化合物によるMTP活性の阻害は、MTPの存在下での供与体粒子から受容体粒子への標識化トリグリセリドの移動の阻害を観察することによって定量することができる。MTPの調製手順は、WetterauおよびZilversmit(Biochem.Biophys.Acta(1986)875,610)の方法に基づく。数グラムのゴールデンハムスターの肝臓をとり、次いで、250mMスクロース溶液で0℃で数回濯ぐ。以下のすべてのステップは+4℃で実施する。テフロン(Teflon)ミルを用いて、250mMスクロース中に50%の濃度のホモジネートを調製し、次いで10000×g、+4℃で10分間遠心分離にかける。次いで上澄みを105000×g、+4℃で75分間遠心分離にかける。上澄みを廃棄してミクロソームペレットを3ml(出発肝臓のg当たり)のトリス/HCl 150mM(pH8.0)にとる。複数の1ml分量の画分に保存し、使用する時まで−80℃で保存する。
ミクロソームの画分(1ml)を解凍した後、12mlの冷蔵したトリス/HCl 50mM、KCl 50mM、MgCl2 5mM pH7.4緩衝剤と1.2mlのデオキシコール酸塩(水に0.54%)を加える。緩やかに撹拌しながら+4℃で30分間インキュベーションした後、懸濁液を105000×gで75分間遠心分離にかける。可溶性MTPを含む上澄みを、トリス/HCl 150mM、NaCl 40mM、EDTA 1mM、0.02%ナトリウムアジド pH7.4緩衝剤(1リットルで5回、2〜3日間にわたって)で透析させる。+4℃で保存したMTPは少なくとも30日間安定であり、試験で改変しない形で用いる。
供与体粒子(リポソーム)を、クロロホルム中に10mg/mlの濃度の208μlのL−ホスファチジルコリンと、トルエン中に0.5mCi/mlの濃度の480μlの[3H]−トリオレインから調製する。撹拌した後、溶液を窒素雰囲気下で蒸発させ、6mlのトリス/HCl 50mM、KCl 50mM、MgCl2 5mM pH7.4緩衝剤にとり、超音波浴中、室温で30分間インキュベートする。リポソームを+4℃で保存し、毎回各使用前に10分間再度超音波にかける。
受容体粒子はビオチニル化された低密度リポタンパク質(LDL−biot)である。これらの粒子はAmersham社より供給されたものである。
反応混合物は、未処理の1/2ウェル白色プレート(Corning Costar)に、以下の順番、すなわち:5μlのHEPES 50mM、NaCl 150mM、BSA 0.1%(w/v)、0.05%(w/v)ナトリウムアジド、pH7.4緩衝剤;5μlのリポソーム;5μlのLDL−biot;5μlのDMSO中の試験生成物;5μlのMTPを加えて調製する。37℃で18〜24時間インキュベートした後、100μlのストレプトアビジンに結合させたAmersham SPA(Scintillation Proximity Assay)ビーズを加えて反応を停止させ、Top Count(Packard)装置で少なくとも1時間後に放射能を測定する。化合物によるトリグリセリド輸送の阻害は、輸送された放射能の低下に反映される。所与の化合物に対する阻害の割合を、反応混合物中に化合物を含まない対照と比較して決定する。
結果をIC50、すなわちMTPの50%阻害を可能にする濃度で表す。これらの結果を、本発明の代表的ないくつかの化合物について以下の表5にまとめる。
実施例16:ApoB分泌の阻害の分析
本発明による化合物の活性は、HepG2細胞におけるApoB分泌の阻害を測定することによって評価することができる。
HepG2細胞(ECACC No.85011430)は、インビトロでのリポタンパク質の肝臓分泌の研究におけるモデルとして用いられている(Dixon J.およびGinsberg H.,J.Lipid.Res., 1993,34,167〜179頁)。
HepG2細胞を、96ウェルプレート中、10%胎児子ウシ血清(DMEMおよびFBS−Gibco)を含むダルベッコ変法イーグル培地で、5%二酸化炭素雰囲気下で24時間培養する(集密度約70%)。
試験化合物を2mMまたは10mMの濃度でジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解する。DMSO中で連続希釈物を作製し(1:3.16)、これを増殖培地(200μL)に加え(1:200−Robot Multimek Beckman)、次いでHepG2細胞を含む種々のウェル中で最終的に24時間インキュベートする。
1:5(リン酸塩で緩衝化した生理食塩水:1%ウシ血清アルブミンを含むPBS)に希釈した24時間培養上澄みを、ヒトのApoBに特異的なサンドイッチ−ELISA法により試験する。
結果をIC50、すなわちHepG2細胞中においてApoB分泌の50%阻害をもたらす濃度で表す。
これらの結果を、本発明の代表的な複数の化合物について以下の表5にまとめる。
Figure 0005161569
本発明の化合物のための合成経路Aの概略スキームである。 本発明の化合物のための合成経路Bのスキームである。 本発明の化合物のための合成経路Cのスキームである。 本発明の化合物のための合成経路Dのスキームである。

Claims (3)

  1. N−(4−メチルスルホニル)フェニルメチル−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−ベンジル−2−シクロペンチル−7−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(4−ピリジルメチル)−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
    N−(4−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
    N−(4−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(4−メトキシカルボニル)フェニル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(4−メチルスルホニル)フェニルメチル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
    N−(4−メチルスルホニル)フェニルメチル−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
    N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
    N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
    N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−ベンジル−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−ベンジル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(4−ピリジルメチル)−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド(EMD=480030)
    N−(4−メチルスルホニル)フェニルメチル−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(4−アミノスルホニル)フェニルメチル−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(4−ピリジルメチル)−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
    N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘプタンアミド
    N−(4−メトキシカルボニル)フェニル−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−ピリジル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(2−フルオロ)フェニルメチル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(1−フェニルエチル)−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(6−フルオロキノール−2−イルメチルピペリジノ)−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−ベンジル−2−シクロペンチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(4−メチルスルホニル)フェニルメチル−2−(2,3−シクロペンテニル)−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(2−ピリジルメチル)−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(4−フルオロフェニル)メチル−2−シクロヘプチル−6−(3−フェニル−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(2’−ピリジノ)メチル−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−6−メトキシ−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    N−(4’−ピリジノ)メチル−2−シクロヘキシル−6−(3−フェニル−6−メトキシ−7−アザインドール−1−イル)ヘキサンアミド
    から選択される化合物、
    または、その塩、N−オキシド、立体異性体、もしくは立体異性体の混合物。
  2. 薬剤として許容される少なくとも1種の媒体と合わせて、請求項1に記載の化合物を有効量で含む薬剤組成物。
  3. 高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、高脂質血症、肥満症、アテローム性動脈硬化症および糖尿病関連異常脂質血症を治療または予防するための医薬品であって、MTPおよびApoB分泌の阻害剤として有用である医薬品を調製するための、請求項1に記載の化合物の使用。
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