JP5151939B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は電気接続箱に関し、特に、車載用の電気接続箱において、電気接続箱のケース外面に突設して、車体パネル等の固定材に固定するブラケットを改良するものである。
従来、この種の電気接続箱から突設するブラケットは、例えば、特開2008−86170号公報に記載のように、樹脂成形品からなる電気接続箱に設けた締結部に、金属製ブラケットをボルトとナットを用いて締結している場合が多い。
しかしながら、樹脂成形品の締結部と金属製ブラケットとを設けたボルト穴にボルトを通してナットと螺合して締結固定する場合、材質の相違により、精度のよい寸法設定ができず、遊びが生じて、強固な固定が得られにくい。
また、金属製のブラケットは予め電気接続箱と固定しておき、車両組立ラインでブラケットが車体に固定されるが、ブラケットを電気接続箱に固定する際、ブラケットを位置決めした状態でボルト締めを行わないと、ボルト穴を中心としてブラケットが回転してしまい、車体への取付時に修正する必要がある。
さらに、電気接続箱にブラケットを正確に取り付けておいても、車体への取付時にブラケットが容易に回転できるため、取付後に電気接続箱とブラケットとを固定するボルトとナットとの締結が緩む恐れがある。
特開2008−86170号公報
本発明は前記問題を解消せんとするもので、電気接続箱に対してブラケットをボルトを用いて正確な位置に固定でき、かつ、車体への固定時にブラケットの回転を防止でき、さらに、電気接続箱とブラケットとのボルト締結部に緩みが発生しない構成とすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、電気接続箱のケース外面に一体的に設けたブラケット固定部に、樹脂成形品からなるブラケットをボルトとナットで固定しており、
前記ブラケット固定部とブラケットにそれぞれボルト穴を設け、前記ブラケットに設けた該ボルト穴の近傍に位置決めピンを突設すると共に前記ボルト穴を挟んで対向する位置に一対のロック部を設ける一方、前記ブラケット固定部に前記位置決めピンを嵌合する位置決め穴を設けると共に前記ロック部を結合する被ロック部を設け、
前記位置決めピンを位置決め穴に嵌合して前記ブラケットとブラケット固定部を位置決め保持した状態で、連通する前記ボルト穴にボルトを通して前記ナットで締結固定することを特徴とする車載用の電気接続箱を提供している。
本発明では、電気接続箱を車体に固定するブラケットを樹脂成形品とし、樹脂成形品からなる電気接続箱と同一材から形成している。該樹脂成形品からなるブラケットと電気接続箱のケース外面から一体的に突設するブラケット固定部とはボルトとナットで締結固定すると共に、前記位置決めピンを位置決め穴に嵌合して位置決め保持している。該位置決めピンと位置決め穴との嵌合は、樹脂同士の嵌合であるため、厳しい寸法精度で嵌合することができる。かつ、前記位置決めピンを位置決め穴に嵌合した状態でボルト締結がなされるため、該ボルト締め時にブラケットが回転するのを防止でき、ブラケットを電気接続箱に対して正確な位置に固定することができる。さらに、該ブラケットを車体に固定する際にブラケットに回転負荷が作用しても、電気接続箱との固定側では前記位置決めピンにより回転不可に結合されているため、ボルトが回転してナットとの締結が緩むことも確実に防止できる。
前記のように、ブラケットに前記位置決めピンを突設すると共に前記ボルト穴を挟んで対抗する位置に一対のロック部を設け、前記ブラケット固定部に前記位置決め穴を設けると共に前記ロック部を結合する被ロック部を設け、
前記ブラケットをブラケット固定部にロック結合状態で前記ナットにボルトが締結される構成としている。
即ち、ブラケットと電気接続箱のブラケット固定部とは、ボルトとナットとによる締結固定、位置決めピンと位置決め穴の嵌合、さらに、ロック結合との3つの位置決め固定手段で固定することで、ブラケットとブラケット固定部との固定強度を高めることができる。その結果、ブラケットが車体に固定される迄の搬送時や車体に固定される際にブラケットとブラケット固定部との取付角度が変わったり、ガタ付きの発生を確実に防止できる。
前記ブラケットに設ける位置決めピンは前記ボルト穴の周囲で、かつ、前記各ロック部と対向した近傍位置にそれぞれ一対設けることが好ましい。
よって、電気接続箱側のブラケット固定部側に設ける位置決め穴のボルト穴の周囲で、前記各ロック部と結合する被ロック部と対向した近傍位置にそれぞれ一対の位置決め穴を設けている。
このように、ボルト穴の近傍の四隅で位置決めピンを位置決め穴に嵌合すると、ブラケットの回転防止を確実に図ることができる。
前記4つの位置決めピンと位置決め穴の径は全て同一としてもよいし、互いに相違させてもよい。同一とするとブラケットをブラケット固定部に組みつけやすくなる一方、相違させた場合は誤組みつけを防止できる。
また、前記位置決めピンの突出高さは前記ロック部の突出高さ以上としていることが好ましい。
これにより、位置決めピンが位置決め穴に先に挿入されることで位置決めがなされ、その後にロック結合がなされるため、確実にロック部を被ロック部に結合することができる。
前記ブラケットは、長さ方向の一方側に前記ブラケット固定用の前記ボルト穴、位置決めピンおよびロック部を設けていると共に、長さ方向の他方側に車体固定用のボルト穴を備え、
前記ブラケットは、前記長さ方向の両端側にボルト穴を備えた本体部と、該本体部の幅方向の外縁の長さ方向全長に沿って補強用側壁部を備えた形状としていることが好ましい。
本発明では、ブラケットを金属製ではなく樹脂製としているため、金属製ブラケットと比較して強度が比較的低くなりがちである。よって、前記のように、本体部の一方側縁に沿って補強用側壁部を設けた断面L形状とし、それにより、金属製ブラケットの強度と同等以上の強度を有するものとしている。
さらに、前記ブラケットの本体部および補強用側壁部は厚肉としていると共に、前記本体部には間隔をあけて凹部を設け、補強用側壁部には中空部を設けていることが好ましい。
即ち、厚肉とすることにより強度を高める一方、厚肉とすると重量化するため、前記のように本体部には間隔をあけて凹部を設けて軽量化を図っている。換言すれば、前記凹部の底面を基準面とすると、本体部の全面に連続した補強リブを設けた形状としている。
一方、補強用側壁部には間隔をあけて中空部を設けて軽量化を図っている。該補強用側壁部に中空部を設けて外面を平滑面とすると、周縁材と干渉しにくくなる。
ブラケットの外面に電気部品収容部を突設してもよい。
前記電気部品収容部に取り付ける電気部品としては、例えば、コネクタ、ジョイントコネクタ、カセットリレー、カセットヒューズ等が挙げられる。
このように、ブラケットに電気部品収容部を設けると、コネクタホルダー等を別途設ける必要がない。また、電気接続箱の周縁に前記カセットリレーやカセットヒューズを取り付けるスペースが無い場合には、ブラケットを利用して前記カセットリレー等を取り付けることができる。電気部品収容部はブラケットの補強用側壁部の外面に設けるのが好ましい。
前記ブラケットを車体に固定した状態で、周辺材との干渉を防止するため、該ブラケットをブラケット固定部との取付位置より、外方および上方に向けて曲がり捻られた形状としてもよい。
ブラケットを樹脂成形品としているため、前記のような異形として外部干渉材との干渉を確実に防止することができる。
前記ブラケット固定部には予めナットを固定しておくことが好ましい。該ナットは、ブラケット固定部のボルト穴とナットのネジ筒と連通させて確実に固定できるものであれば、ナットの形状および固定方法は限定されない。
例えば、ネジ筒部の外面より挟みバネ部をJ字状に突設した形状とし、ブラケット固定部の先端より挟みバネ部を取り付け、ナットのネジ筒部と挟みバネ部の間に前記ブラケット固定部のボルト穴形成部を挟持してもよい。
あるいは、前記ブラケット固定部にモールドしたネジ筒からなるナットでも良いし、ブラケット固定部に設けた突出筒に圧入固定したネジ筒からなるナットとしてもよい。
なお、前記ブラケットは車体パネル自体に固定される場合に限定されず、車体に搭載固定した他部材でもよく、本発明で規定する「車体」とは、車体パネルに固定される他部材でブラケットを固定する被固定材を含むものである。
前記のように、本発明は電気接続箱を車体に固定するブラケットを樹脂成形品とし、電気接続箱のケース外面から一体成形で突設したブラケット固定部と樹脂同士の固定としている。このように樹脂成形品同士としているため、ブラケットとブラケット固定部に位置決めピンと位置決め穴を精度良く形成でき、位置決めピンを位置決め穴に嵌合できる。このように、ボルトとナットとの締結前にブラケットとブラケット固定部を位置決め保持しているために、ボルト締め時にブラケットが回転することはなく、ボルト締結後においてもブラケットがブラケット固定部から回転したりガタ付きが発生するのを防止できる。さらに、ブラケットを車体に固定する際に、ブラケットに回転負荷が作用してもブラケットを電気接続箱との固定側で回転を防止しているため、ブラケットに回転が発生せず、電気接続箱を車体に対して正確に取り付けることができる。
以下、本発明の車載用電気接続箱の実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図3に示す電気接続箱1は、樹脂成形品からなるケース2の一側外面にブラケット固定部3を一体成形で突設しており、樹脂成形品からなるブラケット4の長さ方向の一端側とボルト・ナットを用いて固定している。該ブラケット4は自動車組立ラインにおいて車体(図示せず)にボルト・ナットを用いて固定される。
前記電気接続箱1は、ケース2の内部に内部回路材(図示せず)を収容していると共に、ヒューズ、リレー、コネクタ収容部を備え、高密度に分岐回路を設けたジャンクションボックスからなる。前記ケース2の外面2aの一部に前記ブラケット4と固定する前記ブラケット固定部3を突設している。
また、ケース2の他辺の外面2bにはブラケット2c、2dを一体的に突設し、これらブラケット2c、2dは車体にボルト・ナットを用いて直接固定される。
前記ブラケット固定部3は、図3および図4(A)〜(C)に示すように、ケース外面2aの下部から外方へ傾斜して突出する左右両側枠3a、3bと、該左右両側枠3a、3bの上端とケース外面2aとを連結する上面枠3cとを有する三角形状としている。
前記上面枠3cは僅かに下向き傾斜とし、その中央部にボルト穴5を設け、該ボルト穴5の左右両側に夫々前後一対の位置決め穴6(6A〜6D)を4個設けている。かつ、前記左右両側枠3a、3bには前記位置決め穴6Aと6Bに対向する位置にロック爪7A、6Cと6Dに対向する位置にロック爪7Bを設けている。
図5に示すように、前記上面枠3cには外端からナット8を組み付けて固定している。該ナット8は、内周面にネジを有するネジ筒8aの外面からJ字状の折り返し状に突出する押さえバネ部8bを備えた形状としている。該ナット8の押さえバネ部8bとネジ筒8aとの間に上面枠3cを挟み込み、押さえバネ部8bに設けたボルト穴8cとネジ筒8aのネジ穴を上面枠3cに設けたボルト穴5に連通させて固定している。さらに、押さえバネ部8bの突設側と反対側にネジ筒8aより係止片8dを突設してブラケット固定部3の上面枠3cとケース外面2aの隅部に係止している。
前記樹脂成形品からなるブラケット4は、図6(A)〜(C)に示す形状としている。
ブラケット4は、その取付位置の周辺材との干渉を防止するため、上下方向の長さ方向Lに捻りを有する異形とし、図1、図2および図6に示すように、下端から上部に向けて電気接続箱1から離れる方向に曲がると共に上端部では上向きに真っすぐとし、長さ方向に捻りを有する形状としている。
該ブラケット4は、長さ方向Lと直交方向の断面をL形状とし、上下長さ方向Lの両端側に電気接続箱固定用のボルト穴10と、車体固定用のボルト穴11とを設けた本体部12と、該本体部12の幅方向の一方側縁(電気接続箱1と反対方向の側縁)の全長に沿って立設した補強用側壁部13を有する形状としている。
図7(A)(B)に示すように、前記電気接続箱固定用のボルト穴10を挟んで対向する位置に夫々左右一対の位置決めピン15(15A〜15D)を突設している。これら4本の位置決めピン15は前記ブラケット固定部3に設けた位置決め穴6と対応位置に設け、各位置決めピン15を各位置決め穴6に挿入する。
かつ、前記位置決めピン15Aと15Bに近接した位置にロック枠16Aを設け、該ロック枠16Aとボルト穴10との間に位置決めピン15A、15Bを挟むようにしている。
該ロック枠16Aには、前記ブラケット固定部3のロック爪7Aがロック結合できるようにしている。
同様に、前記位置決めピン15Cと15Dと近接した位置にロック枠16Bを設け、該ロック枠16Bとボルト穴10との間に位置決めピン15C、15Dを挟むようにしている。該ロック枠16Bには、前記ブラケット固定部3のロック爪7Bがロック結合できるようにしている。
前記ボルト穴10、11、位置決めピン15A〜15D、ロック枠16A、16Bを設けた本体部12および前記補強用側壁部13はいずれも厚肉として強度を持たせている。
本体部12には図6に示すように、三角形の窪み18を多数設けて軽量化を図っている。補強用側壁部13には貫通穴19を並設して多数の中空部を設け、軽量化を図っている。
前記補強用側壁部13の外面には、コネクタ収容部を3個並設した電気部品収容部20を一体的に突設している。
前記電気接続箱1のケース外面に突設したブラケット固定部3と、ブラケット4との固定は、以下の手順でなされる。
まず、電気接続箱1のブラケット固定部3にはナット8を予め固定しておく。この状態で、ブラケット固定部3のボルト穴5にナット8のボルト穴8cとネジ筒8aを連通して予め固定する。
ブラケット4の電気接続箱取付側を、そのボルト穴10をボルト穴8c、5と一致する位置に配置する。
ついで、ブラケット4の位置決めピン15(15A〜15D)をブラケット固定部3の位置決め穴6(6A〜6D)にそれぞれ挿入していく。位置決めピン15が図8に示すように設定深さまで位置決め穴6に挿入した段階で、ブラケット4のロック枠16Aにブラケット固定部3のロック爪7Aが係止し、ロック枠16Bにロック爪7Bが係止し、ブラケット4はブラケット固定部3にロック結合される。
このように、位置決めピン15を位置決め穴6に嵌合すると共に、ロック枠16A、16Bにロック爪7A、7Bとをロック結合した状態で、ブラケット4のボルト穴10とブラケット固定部3のボルト穴5およびナット8のボルト穴8cとネジ筒8aとが同心位置に正確に連通して位置決めされる。
この状態で、ボルト21の軸部21aをボルト穴10、5、8cに通してナット8のネジ筒8aにねじ込んで、ブラケット4とブラケット固定部3とを締結固定する。
前記ボルト21をねじ込んで回転させる際、ブラケット固定部3とブラケット4とは前記のように、位置決めピン15と位置決め穴6との嵌合およびロック結合とで、ブラケット4のブラケット固定部3に対する回転を防止することができる。
即ち、ボルト穴10、5、8cの周縁の4隅で、樹脂製の位置決めピン15(15A〜15D)を樹脂製の位置決め穴6(6A〜6D)にそれぞれ嵌合し、かつ、ボルト穴10を挟んだ位置で、ブラケット固定部3のロック爪7Aをブラケット4のロック枠16Aに、ロック爪7Bをロック枠16Bにロック結合してブラケット固定部3とブラケット4とを固定しているため、ボルト21の回転負荷が作用してもブラケット4の回転を阻止できる。
さらに、位置決めピン15を位置決め穴6に嵌合すると共にロック結合してブラケット4とブラケット固定部3とを位置決め保持した状態でボルト21をナット8に締結するため、ボルト21をブラケットのボルト穴10、ブラケット固定部3のボルト穴5に位置合わせしながらナット8と締結する必要がなく、ボルト締め作業を容易かつ正確に行うことができる。
また、ボルト21によるブラケット4とブラケット固定部3との締結固定後においても、位置決めピン15と位置決め穴6とは樹脂同士で嵌合しており、かつ、ロック結合しているため、ボルト21による締結後にも締結部が緩んでガタが発生することはない。
さらに、自動車組立ラインにおいて、ブラケット4の他端のボルト穴11にボルトを通して車体に固定する際に、該ボルトの回転負荷がブラケット4にかかっても、ブラケット4はボルト21を介してブラケット固定部3に回転しない状態で固定されているため、ブラケット4に回転は発生せず、電気接続箱1は車体に対して正確な位置に取り付けることができる。
前記のように、本発明では、ブラケット4を樹脂成形品としているため、該ブラケット4と電気接続箱1のブラケット固定部3とのボルト締結部に緩みやガタつきを発生させずに固定することができる。
さらに、ブラケット4を樹脂成形しているため、長さ方向に捻りを有する複雑な形状とすることができ、ブラケット4を周辺材と干渉しない位置に配置することができる。
さらにまた、強度を高めるために設ける補強用側壁部13の外面に、コネクタ収容部からなる電気部品収容部20を一体的に突設して設けることができる。
なお、電気部品収容部20として、補強用側壁部13にカセット取付部を設け、ヒューズカセット、リレーカセット等を取り付けることができるようにしてもよい。このように、ブラケット4を利用して電気部品を取り付けることができるようにすると、電気接続箱1の周縁にコネクタホルダーやカセットリレー等を取り付けるスペースがない場合に好適に利用でき、かつ、電気接続箱1の構成を簡単にすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、電気接続箱のブラケット固定部に位置決めピンを突設し、該位置決めピンに嵌合する位置決め穴をブラケットに設けてもよい。かつ、ロック爪をブラケットに設け、該ロック爪が係合するロック枠をブラケット固定部に設けてもよい。
さらに、ブラケット固定部にナットを予め固定する場合は、モールドしてもよいし、ブラケット固定部にナット取付筒部を設けてナットを圧入してもよい。さらに、ナットはブラケット固定部とは別体として、ブラケット固定部3のボルト穴に連通して配置し、ボルトと締結してもよい。
本発明の実施形態のブラケットを備えた電気接続箱を示す平面図である。 前記電気接続箱の正面図ある。 前記電気接続箱のブラケット固定部を設けた部分の側面図である。 (A)は前記ブラケット固定部の拡大平面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)のC−C線断面図である。 前記ブラケット固定部にナットを取り付けると共にブラケットとボルト締結している部分の拡大断面図である。 ブラケットの全体を示し、(A)は平面図、(B)は(A)の側面図、(C)は(A)のA−A線断面図である。 ブラケットの固定部を示し、(A)は裏面図、(B)は断面図である。 (A)(B)はブラケットの位置決めピンとブラケット固定部の位置決め穴との嵌合途中状態を示す断面図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 ケース
3 ブラケット固定部
4 ブラケット
5 ボルト穴
6(6A〜6D) 位置決め穴
7A、7B ロック爪
8 ナット
10、11 ボルト穴
12 本体部
13 補強用側壁部
15(15A〜15D) 位置決めピン
16A、16B ロック枠
20 電気部品収容部
21 ボルト

Claims (4)

  1. 電気接続箱のケース外面に一体的に設けたブラケット固定部に、樹脂成形品からなるブラケットをボルトとナットで固定しており、
    前記ブラケット固定部とブラケットにそれぞれボルト穴を設け、前記ブラケットに設けた該ボルト穴の近傍に位置決めピンを突設すると共に前記ボルト穴を挟んで対向する位置に一対のロック部を設ける一方、前記ブラケット固定部に前記位置決めピンを嵌合する位置決め穴を設けると共に前記ロック部を結合する被ロック部を設け、
    前記位置決めピンを位置決め穴に嵌合して前記ブラケットとブラケット固定部を位置決め保持した状態で、連通する前記ボルト穴にボルトを通して前記ナットで締結固定することを特徴とする車載用の電気接続箱。
  2. 前記位置決めピンは前記ボルト穴の周囲で、かつ、前記各ロック部と対向した近傍位置にそれぞれ一対設け、
    前記位置決めピンの突出高さは前記ロック部の突出高さ以上としている請求項1に記載の車載用の電気接続箱。
  3. 前記ブラケットは長さ方向の一方側に前記ブラケット固定用の前記ボルト穴、位置決めピンおよびロック部を設けていると共に、長さ方向の他方側に車体固定用のボルト穴を備え、該ブラケットは、前記長さ方向の両端側にボルト穴を備えた本体部と、該本体部の幅方向の外縁の長さ方向全長に沿って補強用側壁部を備えている請求項1または請求項2に記載の車載用の電気接続箱。
  4. 前記ブラケットの外面に電気部品収容部を突設している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車載用の電気接続箱。
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