JP5151840B2 - シート束折り装置、画像形成システム及びシート束折り処理方法 - Google Patents

シート束折り装置、画像形成システム及びシート束折り処理方法 Download PDF

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本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に一体もしくは別体に設けられ、画像形成済の用紙等のシートをスタックしてシート束を形成し、このシート束の所望位置で折り畳むシート束折り装置、これを備えた画像形成システム及びシート束折り処理方法に関する。
現在、複写機、プリンタ等の画像形成装置の下流側に配置され、出力される画像形成済のシートに綴じなどの後処理を行う後処理装置は広くしられているが、このようなシートの後処理装置の機能は多機能化され、従来の、端面綴じに加えて、中綴じ処理を行った後に、更に、中綴じ部分から折って製本する機能をも備えたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。このような製本機能を備えたシートの後処理装置において、折り処理は、折りローラと称される一対、又は、複数対の折りローラによってシート束を中央部で折るようにしているものが多い。その際、折り目を付けるために、折りプレートと称される板状部材を画像形成済のシート束の綴じ位置に当て、前記折りローラのニップに押し込み、このニップで折り目を付けている。
複数対の折りローラを使用して折るものでは、例えば、第1折りローラ、及び第2折りローラを設け、第1折りローラで折り目を付けた後に、更に第2折りローラで、折り部を加圧し、折り目を強化することも公知である。このように構成した例は、例えば特許文献3及び4に記載されている。しかし、第1折りローラで折り目を付けた後に、更に第2折りローラで折り部を加圧して折り目を強化しても、意図する折り目強化の効果を得ることはできない。これは、記録シート束の搬送方向に直交する方向と平行に折りローラの軸が配置されているので、記録シート束の折り部が折りローラのニップ部に加圧される時間は少なく、更に、記録シート束の折り部全体を折りローラで加圧するために加圧力が分散して、折り目に実際に加わる単位面積当たりの加圧力は小さなものとなっているからである。
そこで、他の方式として、前記特許文献1又は2記載の発明における折りローラの後段のシート排出側に、シートの排出方向に対し略直交する方向に移動し、排出されたシートの折り曲げ部を再度押圧するための増し折りローラを設けた発明が、例えば特許文献5又は6に記載されている。これらの発明では、折り増しコロ(増し折りローラ)は、シートの排出方向に対し略直交する方向に移動駆動され、シート束の折り目に沿って押圧しながら移動し、折りの強化を図っている。
前記特許文献5又は6に記載の方式は、シート束の搬送方向と直交する向きに折り増しコロによって加圧力をかけているので、シート束の折り目の折り曲げ部の1箇所に集中的に荷重をかけることができる。しかも、シート束の折り目の折り曲げ部上を折り増しコロが移動するので、前記集中的な荷重をシート束の折り目の折り曲げ部全体に加えることが可能で、シート束に強い折り目を付けることができる。
しかし、特許文献5又は6記載の方式では、薄いシートやシート束が薄いものでは、適切に折り目を形成することが可能であるが、厚いシートやシート束の厚いものでは、充分な折り目を形成することができず、見栄えの良い製本等を作製することは困難であった。
他方、折り処理を施したシート束の折り高さを低減させる方式として、シートの中央をストッパプレートに向けて押圧するプッシュプレートと、プッシュプレートとシートを受けるストッパプレートと、プッシュプレートの挿入方向に対して、直交方向から押圧するクランプブロックとを備え、プッシュプレートによって折り処理されたシート束の背折り部分に対してクランプブロックで折り処理を施すことにより折り部を箱折り形状にし、折り高さを低減させる技術が知られている(特許文献7参照)。
特開2001−163519公報 特開2001−206629公報 特開平10−181990号公報 特開2001−19269公報 特許第3746472号 特開昭62−16987号公報 特開2004−168012公報
しかしながら、特許文献7記載の方式では、クランプブロックは、プッシュプレートによって折り処理されたシート束の背折り部分に対して押圧処理を施すだけであり、折り処理されたシート束を搬送する機能を有しておらず、別途搬送ローラ等の搬送手段が必要となり、機構が複雑となるという問題がある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、簡易な構成によりシート束の折り高さを更に低減させることを可能とするシート束折り装置、これを備えた画像形成システム及びシート束折り処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、シート束の端部を当接させてスタックする端部フェンスと、当該端部フェンスに向けて前記シート束を挟持して搬送する搬送ローラ対と、前記シート束の搬送方向に対して交叉方向に配設された対となるローラのニップ部を通る間にシート束に折りを施して折られたシート束を搬送する折りローラと、前記端部フェンスにスタックされたシート束の所定位置でシート束の搬送方向に対して交叉方向から前記折りローラのニップ部に前記シート束共に挿入し、その後当該ニップ部に挟持されたシート束から抜出して前記シート束の所定位置に折り目を形成する折りプレートとを備えたシート束折り装置において、前記折りプレートによって前記シート束の所定位置に折り目を形成した後に、当該シート束を前記折りローラから離脱させるように逆送させる逆送手段と、当該逆送されたシート束の前記所定位置とは異なる位置で、前記折りプレートを前記折りローラのニップ部に前記シート束と共に挿入し、その後、当該ニップ部に挟持されたシート束から前記折りプレートを抜出して前記シート束の所定位置と異なる位置に折り目を形成するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載のシート束折り装置において、前記制御装置は、前記シート束の折り目間隔を、当該折り目を形成するシート束の状態に応じて変化させるように制御することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2記載のシート束折り装置において、前記シート束の状態は、シート束を形成するシートの枚数であることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2記載のシート束折り装置において、前記シート束の状態は、シート束を形成するシートの厚さであることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載のシート束折り装置において、前記端部フェンスにスタックされたシート束は、ステープルで綴じられており、前記制御装置は、前記ステープルを中心として、当該ステープルから等間隔で離隔した位置で、前記シート束の所定位置及び所定位置と異なる位置となる前記折り目がそれぞれ形成されるように制御されることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項記載のシート束折り装置において、前記制御装置は、前記シート束の搬送方向での長さの中央部を中心として、当該中央部から等間隔で離隔した位置で、前記所定位置及び異なる位置となる前記折り目が形成されるように制御することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項記載のシート束折り装置において、前記折りプレートによって前記シート束の所定位置に折り目を形成した後に、前記折りローラのニップ部で挟持した状態で当該シート束の少なくとも前記プレートに当接するシートと前記折りローラと当接するシートとを変位させる変位手段を備え、当該変位手段による変位を生じさせた状態でシート束を前記逆送手段によって逆送させることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7記載のシート束折り装置において、前記変位手段は、前記端部フェンスにシート束を搬送する搬送経路内に前記折り目を形成したシート束の一端を引き込む逆送搬送ローラ対であることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項7記載のシート束折り装置において、前記変位手段は、前記シート束を逆送させる前記折りローラ対の一方のローラの回転速度と他方のローラの回転速度を異ならせる手段であることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項7記載のシート束折り装置において、前記変位手段は、前記シート束を逆送させる前記折りローラ対の一方のローラの回転駆動時間と他方のローラの回転駆動時間を異ならせる手段であることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項7乃至10のいずれか1項記載のシート束折り装置において、前記変位手段は、前記シート束の変位量をシート束の状態に応じて変化させるように制御されることを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至11のいずれか1項記載のシート束折り装置において、前記折りローラによって折り処理されて搬送されたシート束の折り目に、折り処理されたシート束の搬送方向に対して交叉する方向に移動させて加圧する折り増し手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項13の発明は、シート上に所望の画像を形成する画像形成装置と、当該画像形成装置で画像が形成されたシートを複数枚ストックしてシート束を形成し、当該シート束の所望の位置で折り畳むシート束折り装置とを備えた画像形成システムにおいて、前記シート束折り装置は、請求項1乃至12のいずれか1項記載のシート束折り装置であることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、シート束の端部を当接させてスタックする端部フェンスに向けて前記シート束を搬送する工程と、前記シート束の搬送方向に対して交叉方向に配設された折りローラ対に対して、前記端部フェンスにスタックされたシート束の所定位置でシート束の搬送方向に対して交叉方向から前記シート束共に折りプレートを前記折りローラ対のニップ部に挿入する工程と、前記ニップ部に挟持されたシート束から前記折りプレートを抜出して前記シート束の所定位置に折り目を形成する工程とを有するシート束折り処理方法において、前記折りプレートによって前記シート束の所定位置に折り目を形成した後に、当該シート束を前記折りローラ対から離脱させるように逆送させる工程と、当該逆送されたシート束の前記所定位置とは異なる位置で、前記折りプレートを前記折りローラ対のニップ部に前記シート束と共に挿入する工程と、当該ニップ部に挟持されたシート束から前記折りプレートを抜出して前記シート束の所定位置と異なる位置に折り目を形成する工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、折りプレートによってシート束の所定位置に折り目を形成した後に、当該シート束を折りローラから離脱させるように逆送させる逆送手段と、当該逆送されたシート束の前記所定位置とは異なる位置で、前記折りプレートを前記折りローラのニップ部に前記シート束と共に挿入し、その後、当該ニップ部に挟持されたシート束から前記折りプレートを抜出して前記シート束の所定位置と異なる位置に折り目を形成するように制御する制御装置とを備えたことによって、簡易な構成によりシート束の折り高さを更に低減させることを可能とするシート束折り装置、これを備えた画像形成システム及びシート束折り処理方法を提供することすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るシート処理装置としてのシート後処理装置PDと画像形成装置PRとからなる画像形成システムのシステム構成を示す図である。
図1において、シート後処理装置PDは、画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出されたシートはシート後処理装置PDに導かれる。前記シートは、1枚のシートに後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット100)を有する搬送路Aと、この搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びステープル綴じ等を行う処理トレイFへ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるように構成されている。
画像形成装置PRは、特に図示しないが入力される画像データを印字可能な画像データに変換する画像処理回路、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行う光書き込み装置、光書き込みにより感光体に形成された潜像をトナー現像する現像装置、現像装置によって顕像化されたトナー像をシートに転写する転写装置、及びシート転写されたトナー像を定着する定着装置を少なくとも備え、トナー画像が定着されたシートをシート後処理装置PDに送り出し、シート後処理装置PDによって所望の後処理が行われる。画像形成装置PRはここでは前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式、熱転写方式などの公知の画像形成装置が全て使用できる。なお、この実施例では、前記画像処理回路、光書き込み装置、現像装置、転写装置、及び定着装置が画像形成手段を構成している。
搬送路A及びDを経て処理トレイF(以下、ステープルトレイFと称する)へ導かれ、このステープルトレイFで整合及びステープル等を施されたシートは、ガイド部材44により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す中綴じ・中折り処理トレイG(以下、単に「中綴じ処理トレイ」とも称する)へ振り分けられるように構成され、中綴じ処理トレイGで折り等を施されたシートは搬送路Hを通り下トレイ203へ導かれる。また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、搬送ローラ7によって搬送されるシートの後端が前記分岐爪17を通過した後、搬送ローラ9、10、ステープル排紙ローラ(ブラシローラ)11のうち少なくとも搬送ローラ9を逆転させ、シートをターンガイド8に沿って逆行させる。これにより、シート後端からシートをシート収容部Eへ導いて滞留(プレスタック)させ、次シートと重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上のシートを重ね合せて搬送することも可能である。
搬送路B、搬送路C及び搬送路Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置PRから受け入れるシートを検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15及び分岐爪16が順次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示しないバネにより図1の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15、16をそれぞれ駆動し、両者の組み合わせを変えることによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへシートを振り分ける。
搬送路Bへシートを導く場合は、図1の状態で前記ソレノイドはOFF、搬送路Cへシートを導く場合は、図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となり、搬送ローラ3から排紙ローラ4を経て上トレイ201にシートを排出する。搬送路Dへシートを導く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、分岐爪15は図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、上方に回動した状態となり、搬送ローラ5及び排紙ローラ対6(6a、6b)を経てシートをシフトトレイ202側に搬送する。
このシート後処理装置では、シートに対して、穴明け(パンチユニット100)、シート揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じステープル綴じ機S1)、シート揃え+中綴じ(中綴じ上ジョガーフェンス250a、中綴じ下ジョガーフェンス250b、中綴じステープル綴じ機S2)、シートの仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りプレート74、折りローラ81)などの各処理を行うことができる。
図1に示すように、このシート後処理装置PDの最下流部に位置するシフトトレイ排紙部は、前記シフト排紙ローラ対6(6a、6b)と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ202と、シフトトレイ202をシート搬送方向に直交する方向に往復動させるシフト機構と、シフトトレイ202を昇降させるシフトトレイ昇降機構とにより構成される。
図1において、戻しコロ13はシフト排紙ローラ対6から排出されたシートと接して前記シートの後端をエンドフェンスに突き当てて揃えるためのスポンジ製のコロからなる。この戻しコロ13は、シフト排紙ローラ対6の回転力で回転するようになっている。戻しコロ13の近傍にはトレイ上昇リミットスイッチが設けられており、シフトトレイ202が上昇して戻しコロ13を押し上げると、前記トレイ上昇リミットスイッチがオンしてトレイ昇降モータが停止する。これによりシフトトレイ202のオーバーランが防止される。
また、戻しコロ13の近傍には、図1に示すように、シフトトレイ202上に排紙されたシートもしくはシート束の紙面位置を検知する紙面位置検知手段としての紙面検知センサ330が設けられ、シートの積載量が所定の高さに達したことが紙面検知センサ330によって検知されると、シフトトレイ202はトレイ昇降モータの駆動により所定量下降する。これにより、シフトトレイ202の紙面位置は略一定に保たれる。
シフト排紙ローラ6は、駆動ローラ6aと従動ローラ6bを有し、従動ローラ6bはシート排出方向上流側が支持され上下方向に回動自在設けられた開閉ガイド板の自由端部に回転自在に支持されている。従動ローラは6b自重又は付勢力により駆動ローラ6aに当接しシートは両ローラ間に挟持されて排出される。綴じ処理されたシート束が排出されるときは、開閉ガイド板が上方に回動し、所定のタイミングで戻されるようになっており、このタイミングはシフト排紙センサ303の検知信号に基づいて決定される。その停止位置は図示しない排紙ガイド板開閉センサの検知信号に基づいて決定され、図示しない排紙ガイド板開閉モータにより駆動される。
ステープル排紙ローラ11によってステープルトレイFへ導かれたシートは、ステープルトレイF上に順次積載される。この場合、シートごとに戻しコロ12で縦方向(シート搬送方向)に戻され、後端フェンス51に突き当てて整合され、ジョガーフェンス53によって横方向(シート搬送方向と直交する方向−シート幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、シート束の最終紙から次のシート束先頭紙までの間で、不図示の制御回路からのステープル信号により端面綴じステープル綴じ機S1が駆動され、綴じ処理が行われる。なお、符号110は端面綴じステープル綴じ機S1によって綴じるときにシート端面を押さえるシート押さえである。
放出爪52aは、放出ベルトHP(ホームポジション)センサ311によりホームポジションが検知されるようになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放出ベルト52に設けられた放出爪52aによりオン・オフする。放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置され、ステープルトレイFに収容されたシート束を交互に移動搬送する。
また、放出ベルト52はシート幅方向の整合中心に位置し、駆動プーリと従動プーリ間に張架されて駆動される。また、複数の放出ローラ56が前記放出ベルト52に関して対称に配置され、駆動軸に対して回転自在に設けられ、従動コロとして機能している。
戻しコロ12は支点12aを中心に叩きSOLによって振り子運動を与えられ、ステープルトレイFへ送り込まれたシートに間欠的に作用してシート後端を後端フェンス51に突き当てる。なお、戻しコロ12は反時計回りに回転する。ジョガーフェンス53は、前後(幅方向の端部)に一対設けられ、正逆転可能な図示しないジョガーモータによりタイミングベルトを介して駆動されてシート幅方向に往復移動する。端面綴じステープル綴じ機S1は、正逆転可能な図示しないステープル綴じ機移動モータによりタイミングベルトを介して駆動され、シート端部の所定位置を綴じるためにシート幅方向に移動する。
ここで中綴じ機構について説明する。本発明はシート束の折り機構に関してのものであるため、端綴じ機構に関しては省略する。
図2は端面綴じ処理トレイFと中綴じ処理トレイGを示す正面図、図3ないし図10は中綴じ製本モードの場合の動作説明図である。
図1において、搬送路Aから分岐爪15と分岐爪16とによって振り分けられたシートは、搬送路Dに導かれ、搬送ローラ7、搬送ローラ9、搬送ローラ10、及びステープル排紙ローラ11により端面綴じ処理トレイFに排出される。端面綴じ処理トレイFでは、ステープルモード時と同様に排紙ローラ11により順次排出されるシートを整合し、ステープルする直前までは前記ステープルモード時と同様に動作する(図3参照−シート束Sが後端フェンス51で整合された状態を示す)。
シート束Sが端面綴じ処理トレイFで仮整合された後、図4に示すようにシート束先端部は放出爪52aにより押し上げられ、シート束先端と干渉しない間隔まで開放されたローラ36と従動ローラ42を通過し、ガイド部材44の内面と放出ローラ56の外周面とが対向する位置まで進入する。次いで、ローラ36が揺動駆動機構であるモータM1とカム40とによって閉じ、シート束先端部はローラ36と従動ローラ42とによって所定圧で挟持され、ローラ36が駆動ローラ37とタイミングベルト38から駆動力を得て回転し、また、放出ローラ56の回転により図5に示すように中綴じ処理トレイGへ導かれる経路に沿って下流側へ搬送される。放出ローラ56は放出ベルト52の駆動軸に設けられており放出ベルト52と同期して駆動される。
シート束Sは、図5の位置から図6の中綴じ処理ト例Gの入口位置までローラ36と従動ローラ42によって搬送されるが、中綴じ処理トレイGに入ってからは束搬送ローラ上71と束搬送ローラ下72によって搬送される。そのとき、各シート束Sの搬送方向のサイズに応じて可動後端フェンス73は異なる停止位置で待機している。待機している可動後端フェンス73にシート束先端が当接してスタックされたとき、図7に示すように束搬送ローラ下72の圧が解除され、後端叩き爪251によりシート束Sの後端を叩いて搬送方向の最終的な揃えを行う。
これは、端面綴じ処理トレイFで仮整合されたシート束Sが可動後端フェンス73にスタックされるまでにシート束Sにズレが発生している可能性があるため、最終的な揃えを後端叩き爪251で行う必要があるからである。その後、後端叩き爪251は、上方に退避する(図8参照)。
図7は中綴じ位置であり、可動後端フェンス73は前記中綴じ位置で待機し、中綴じ上ジョガーフェンス250aと中綴じ下ジョガーフェンス250bによって幅方向の最終的な揃えが行われ、シート束Sの中央を中綴じステープル綴じ機S2により綴じ処理する。ここで、可動後端フェンス73は可動後端フェンスHPセンサ322からのパルス制御により位置決めされ、後端叩き爪251は後端叩き爪HPセンサ326からのパルス制御により位置決めされる。
図8に示すように、中綴じされたシート束Sは束搬送ローラ下72の加圧が解除されたまま、可動後端フェンス73の移動に伴って中折り位置が折りプレート74に対応する位置まで上方に運ばれ、その後、図9に示すように、綴じられたステープル(針)部近傍を折りプレート74により略直角方向に押し込み、折りプレート74の進出方向に配置された対向する折りローラ(対)81のニップへと導かれる。予め回転していた折りローラ(対)81は押し込まれたシート束Sを銜え込み、加圧搬送することによってシート束中央に折りを施す。このように中綴じされたシート束Sを折り処理のために上方に移動させると、可動後端フェンス73の移動のみで確実にシート束Sを搬送することができる。
図10に示すように、折りを施されたシート束Sは第2の折りローラ82により折りぐせを強化され、下排紙ローラ83により下トレイ203へ排出される。このとき、シート束後端が折り部通過センサ323に検知されると、折りプレート74と可動後端フェンス73はホームポジションに復帰し、束搬送ローラ下72の加圧も復帰し、次のシートの搬入に備える。
なお、次のジョブが同シートサイズ同枚数であれば、可動後端フェンス73は再び図2の位置に移動して待機しても良い。また、排紙センサ324によってシート束Sの後端を検知し、シート束Sの下トレイ203への排紙状態を検出する。
上記のような一連のシート束Sの折り処理において、シートが薄かったり、シート束Sが薄い場合には、折りプレート74と折りローラ81の1回の折り処理で充分であるが、厚手のシートを使用する場合やシートの枚数が多くて厚手のシート束Sに上記のような1回の折り処理を施しただけでは、充分な折り目が形成されず、折り高さが大きくなって見栄えの悪いものになる場合があった。本発明は、このような問題を改善するために、シート束Sの長さ方向で離隔した複数の折り目を形成することによって、厚手のシートを使用する場合やシートの枚数が多くて厚手のシート束Sであっても、適切な折り目を形成して折り高さを低減し、見栄えの良い製本等の折り曲げ体を形成可能としたものである。
本発明による第1実施形態について、図11〜図15に基づいて説明する。図11は、本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置の概略構成を示す図である。図12は、図11のO部の拡大図である。図13は、本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置の折り処理を開始する前段階の状態を示す図である。図14は、本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置による1回目の折り処理状態を示す図である。図15は、本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置による2回目の折り処理状態を示す図である。図16は、本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置により形成されたシート束の折り曲げ状態を示す断面図である。
本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置においては、図11に示すように、折りプレート74と折りローラ81によってシート束Sに折り目を形成する構造としては、前述の図7〜図9で示す構造と基本的に同一である。ただ、前述の図7〜図9で示す構造のものとは、折りプレート74と折りローラ81とによって図7〜図9で説明したように、折りローラ81をK1の方向に回転させて1回目の折り処理を施した後、折りローラ81を逆転(矢印K2方向)させて、1本の折り目P1が形成されたシート束Sを折りローラ81から離脱させ、1本目の折り目P1から所定幅で離隔した位置で折りプレート74を再度K1方向に回転する折りローラ81のニップ部Nに挿入して、図12に示すように、2本目の折り目P2を形成するようにしている点で相違している。
本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置の動作について、図13〜図15に基づいて説明する。従来のシート束折り装置においては、図9で示すように、シート束Sの搬送方向中央位置C0で折りプレート74を突いて対となる折りローラ81a及び81bのニップ部Nにシート束Sと折りプレート74を挿入して1本の折り目を形成していた。しかしながら、このような1本の折り目だけでは、厚手のシートを使用する場合やシートの枚数が多くて厚手のシート束Sでは、充分な折り目が形成され難くなると共に、折り曲げた場合に、折り高さが高くなり、見栄えの悪いものになってしまう場合がある。
本実施形態においては、図13に示すように、シート束中央位置C0からシート束の搬送方向(矢印J方向)で距離xだけ離隔した第1の位置C1及び第2の位置C2で折りプレート74で突き当てて前述のような2本の折り目P1及びP2を形成するようにしている。先ず、第1段階における折り処理においては、図14に示すように、第1の位置C1で折りプレート74をシート束Sに突き当て、シート束Sと共に、K1方向(正転方向)に回転している折りローラ81aおよび81bのニップ部Nに挿入し、第1の折り目P1が形成された時点で折りローラ81a、81bの回転を停止させ、折りプレート74をニップ部Nから抜出する。
続いて、折りローラ81a、81bをK2方向(逆転方向)に回転させて、第1の折り目P1の形成されたシート束Sを逆送させニップ部Nから離隔させて折りローラ81a、81bの回転を停止する。そして、可動後端フェンス73を上昇させて、図15に示すように、折りプレート74の先端74aがシート束の第2の位置C2で突き当てられるようにシート束Sの後端SKを可動後端フェンス73で支持する。
このような状態で、折りローラ81a、81bをK1方向に正回転させると共に、折りプレート74の先端74aをシート束Sの第2の位置C2に突き当て、折りローラ81a、81bのニップ部Nに挿入して、第2の折り目P2を形成する。この第2の折り目P2を形成した後、折りプレート74をニップ部Nから抜出させる。そして、第1及び第2の折り目P1及びP2が形成されて折り曲げられた状態で、折りローラ81を正転させてシート束Sが下流側に搬送され、さらに、第2の折りローラ82で折り目を強化され、下排出ローラ83で下トレイ203に排出される。
このような、折りローラ81a、81bの正転或いは、逆転、回転動作の停止、折りプレート74のニップ部Nへの挿入動作及びタイミング等は、折りローラ81a、81bを回転駆動する駆動モータ等の駆動手段及び折りプレート74を前後に移動させる駆動手段を制御する図示しない制御装置によって、容易に行うことが可能である。
なお、上記実施形態においては、第1の折り目P1と第2の折り目P2を第1の位置C1及びC2で形成するようにしたが、第1の位置C1と中央位置C0或いは、中央位置C0と第2の位置C2であっても良い。また、折り目の数は、上記のような2本に限らず、2本以上の複数本であっても良い。また、折り目間の間隔xは、シート束Sのシートの材質、シート束の綴じ枚数、シート束の厚み、シートのクラーク係数(シートのコシ)によって最適な距離に設定することができる(以下、この状態をシート束の状態と呼ぶ)。例えば、5mm〜10mmの範囲が好適である。また、前記、折りプレート74に対するシート束の停止位置の距離xは、ステープル等による綴じ位置により変動させることも可能である。通常の場合、ステープルでシート束の中央位置C0を綴じ処理する場合には、中央位置C0から等距離の位置での第1及び第2の折り目P1、P2の2つ折りにすれば、簡易製本時の見栄えが良好となる。また、後続でシート束Sの断裁処理を施す場合であれば、断裁処理時の都合に合わせ、綴じ位置により位置を変更することも可能である。
このようにして折り曲げ形成されたシート束Sは、図16に示すように、折り目P1及びP2の位置で略直角に折り曲げられ、シート束の折り高さRが低い状態で折り曲げられている。この場合、シート束Sの折り目においては、最外層のシートSgにおける折り目P1とP2との距離y0と最内層のシートSnにおける折り目P1とP2との距離ynとは、ynがy0よりわずかに小さい距離となっている。そのため、シート束Sの枚数が多くなったり、厚手のシート束Sを使用すると、最内層のシートSnの折り目P1及びP2が90度より拡開する傾向にあり、シート束の折り高さRが大きくなる傾向がある。本発明においては、このような、最内層のシートSnの折り角度が90度より拡開することを抑制するための処置を講ずるようにしている。次に、このような最内層のシートSnの折り角度が90度より拡開することを抑制する処置を施す第2実施形態について、図17〜図21に基づいて説明する。
図17は、本発明による第2の実施形態に係るシート束折り装置による第1の折り目を形成する場合の状態を示す図である。図18は、本発明による第2実施形態に係るシート束折り装置によるシート束Sを逆送する状態を示す図である。図19は、本発明による第2実施形態に係るシート束折り装置による第2の折り目を形成する状態を示す図である。図20は、本発明による第2実施形態に係るシート束折り装置により形成されたシート束の折り曲げ状態を示す断面図である。
本発明による第2実施形態に係るシート束折り装置においては、図14で上述したように、中綴じされたシート束Sは折りプレート74によりK1方向(正転方向)に回転されている第1の折りローラ81aと81bのニップ部Nに圧入される。この際、折りプレート74に対するシート束Sの位置は、図13で説明したように、シート束Sの搬送方向Jに対して、綴じ位置(中央)部C0に対して、略数mm程度上流位置C1となるようにシート搬送距離を制御されて停止している。この位置で、シート束Sは折りプレート74により押され、その対抗する第1の折りローラ81のニップ部Nへと導かれる。その後折りプレート74は、ニップ部Nから引き抜かれ、シート束Sに第1の折り目P1が形成される。ここで、折り処理を施されたシート束先端は折りローラ81のニップ部Nから数mm突出された状態で一時停止する。
次に、シート束Sは、図17に示すように、折りローラ81aのみをK1方向に僅かに回転させてC1となるシート束Sの先端が上方に反り上がった状態で折りローラ81aの回転を停止する。この場合、この実施形態においては、折りローラ61aのみを回転させて上方に反り上がる状態としたが、反対に折りローラ81bのみを駆動回転させて、下方に反り下がった状態にしてもよい。
続いて、図18に示すように、折りローラ81a及び81bを逆転(K2方向)させて、シート束Sを折りローラ81のニップ部Nから離間させる。この場合に、上搬送ローラ対72aを回転させてシート束先端SSを搬送経路Lの上方に引き上げ、他方、下搬送ローラ対72bを回転させてシート束後端SKを搬送経路Lの下方に引き下げて、シート束Sを直線状に支持する。その後、直線状のシート束Sを上搬送ローラ対72aを回転駆動させてシート束を上方に引き上げ、シート束の第2の位置C2が折りプレート74の先端と対向する位置に停止させる。
このように、折りローラ81a及び81bの一方のみを回転駆動し、折りローラ81a及び81bを逆転(K2方向)させることによって、シート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1位置と最内層のシートSnの第1の折り目P1位置が後方側にずれて変位されることになる。
このように、シート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1位置と最内層のシートSnの第1の折り目P1位置が後方側にずれて変位された状態で、図19に示すように折りプレート74をシート束Sと共に、正転する折りローラ81a及び81bのニップ部Nに挿入して、第2の折り位置C2に折り目P2を形成する。そして、ニップ部Nから折りプレート74を引き抜く。折りプレート74をニップ部Nから引き抜いた後、折りローラ81a及び81bを正転させて、シート束Sを排出ローラ83に搬送し、排出ローラ83で折り曲げたシート束Sを下トレイ203に排出する。
この第2実施形態においては、シート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1位置と最内層のシートSnの第1の折り目P1位置が後方側にずれて変位された状態で折り目P1とP2が形成されるために、図20に示すように、シート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1と第2の折り目P2間の距離y0がシート束Sの内方に向かうに従い短くなる。その結果、第1及び第2の折り目P1及びP2が90度以上に拡開することが抑制され、折り高さRが高くなることが抑制される。さらに、この第2実施形態においては、第1の折り目P1が折りローラ81によって、正逆搬送が繰り返されるため、折り目部が強化され、90度以上に拡開することが抑制され、折り高さRが高くなることが抑制される。
上記第2実施形態においては、シート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1位置と最内層のシートSnの第1の折り目P1位置が後方側にずれて変位させることによって、図20に示すような、シート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1と第2の折り目P2間の距離y0がシート束Sの内方に向かうに従い短くすることが可能となっている。このようなシート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1位置と最内層のシートSnの第1の折り目P1位置が後方側へのずれ変位は、上記第2実施形態で示すように、第1の折り目P1を形成した後に、折りローラ81a及び81bの一方のみを回転させる以外にも他の方法も有効である。
図21〜図23に示す方法であっても適切にシート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1位置と最内層のシートSnの第1の折り目P1位置が後方側にずれて変位させることが可能である。即ち、図21において示す第3実施形態においては、シート束Sの変位は、折りローラ81a及び81bの一方を回転駆動するのではなく、シート束の先端SS及び後端SKを搬送経路Lに引き入れる上搬送ローラ対72a及び下搬送ローラ対72bを使用することができる。
例えば、上搬送ローラ対72aを使用し、折りローラ81と折りプレート74によって、第1の折り目を形成した後、上搬送ローラ対72aのみを逆転させて搬送経路L内にシート束先端SSを引き込むようにすれば、図21に示すように、第1の折位置C1が上方に反り上がり、その後、下搬送ローラ対72bと共に、シート束先端SSと後端SKを搬送経路L内に引き込めば、シート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1位置と最内層のシートSnの第1の折り目P1位置が後方側にずれて変位された状態が形成される。同様に、下搬送ローラ対72bのみを回転駆動させて、シート束後端SKを僅かに搬送経路L内に引き込めば、第1の折り目P1の先端が下方に反り下がり、前述のように、シート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1位置と最内層のシートSnの第1の折り目P1位置のずれ変位を発生させることが可能である。
図22において示す第4実施形態においては、折りローラ81a及び81bのローラ線速を異ならせる方法である。即ち、折りローラ81a及び81bに対してそれぞれが独立した駆動手段を有しており、それぞれの折りローラ81a及び81bは通常線速Vの他にV1<V<V2となるような異なる線速での駆動を可能とするようになっている。従って、シート束Sに対して第一の折処理を施す際には等速Vでの折り処理を行い、折り処理を施されたシート束先端は折りローラのニップから数mm突出された状態で一時停止する。ここで、シート束を逆転する際に短時間のみ、折りローラ81a及び81bは異なった線速V1、V2で搬送させる。
このように、折りローラ81a及び81bの線速度を変えることによって、適当にシート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1位置と最内層のシートSnの第1の折り目P1位置にずれ変位を発生させることが可能となる。ここで、非等速搬送時はシート束の先端の向き及び第2の折り位置を形成させるための動作であるため、シート束の突出量により正転搬送でも逆転搬送でも良い。また両ローラ81a及び81bの線速差をつけるための動作である為、V1=0となるように、どちらかを停止させておいても良い。この線速差は上記シート束Sの状態(シート材質、シート枚数、シート束厚み等の状態)により変動させることも可能である。
図23において示す第5実施形態においては、上記折りローラ81a及び81bの搬送時間を異ならせる方法である。即ち、折りローラ81a及び81bに対して等線速のままでシート束Sを搬送し、このシート束Sを搬送する折りローラ81a及び81bのそれぞれの搬送時間を異ならせることにより、シート束Sの最外層のシートSgの第1の折り目P1位置と最内層のシートSnの第1の折り目P1位置のずれ変位を発生させるものである。この搬送時間差についてもシート状態(シート材質、シート枚数、シート束厚み等の状態)によって変動させることが可能である事は言うまでもない。それぞれの方式共に、シートの状態によって第1と第2の折り目間隔は任意であるが、5mm〜10mm程度が望ましい。
以上のような変位手段を使用して、第1及び第2の折り目間隔、折りローラ81a及び81bの線速度差及び折りローラ81a及び81bの搬送時間差の制御について、図24〜図26のフローチャート図に基づいて説明する。
図24は、第1及び第2の折り目間隔を調整する際のフローチャート図である。先ず、画像形成装置PRにおいて、連続する印刷シートを用紙後処理装置PDで受け入れる(ステップS100)。この受け入れられた折り処理の必要な印刷シートの枚数を判断し、その枚数が10枚以上か否かを判断する(ステップS101)。Yesの場合には、予め設定されている第1及び第2の折り目間隔x=5mmに設定し、上記シート束折り装置によって、折り処理を行う。
一方、S101においてNoの場合には、折り処理されるシートが厚紙(100g/m2)か否かを判断する(ステップS102)。折り処理されるシートが厚紙(100g/m2)である場合(Yes)には、第1及び第2の折り目間隔x=5mmで上記シート束折り装置によって、折り処理を行う。一方、折り処理されるシートが厚紙(100g/m2)出ない場合(No)には、予め設定されている第1及び第2の折り目間隔x=2.5mmで、上記シート束折り装置によって、折り処理を行う。他方、ユーザが必要に応じて、シート束の折り処理における第1及び第2の折り目間隔を強制的にモード選択をする(ステップS109)ことによって、第1及び第2の折り目間隔をx=5mm、又はx=2.2mmとすることができる。
次に、図25により、前述の第4実施形態に係るシート束折り装置を使用して、折りローラ81a及び81bの線速度差を調整する方法について説明する。基本的には、前述の図24で説明した工程と同一であるので、同一符号を付し説明を省略する。この制御方法では、折りローラ81a及び81bの線速度差(V1−V2)は、100mm/s及び50mm/sの2つに設定されている。従って、折り枚数が10枚以上の場合及び折り処理されるシートが厚紙(100g/m2)がある場合には、折りローラ81a及び81bの線速度差(V1−V2)は、100mm/sとし、折り枚数が10枚未満で、折り処理されるシートが厚紙(100g/m2)でない場合には、折りローラ81a及び81bの線速度差(V1−V2)は、50mm/sに設定されるようになっている。
また、図26により、前述の第5実施形態に係るシート束折り装置を使用して、折りローラ81a及び81bの搬送時間差を調整する方法について説明する。基本的には、前述の図24で説明した工程と同一であるので、同一符号を付し説明を省略する。この制御方法では、折りローラ81a及び81bの搬送時間差(t1−t2)は、100msec及び50msecの2つに設定されている。従って、折り枚数が10枚以上の場合及び折り処理されるシートが厚紙(100g/m2)がある場合には、折りローラ81a及び81bの搬送時間差(t1−t2)は、100msecとし、折り枚数が10枚未満で、折り処理されるシートが厚紙(100g/m2)でない場合には、折りローラ81a及び81bの線速度差(t1−t2)は、50msecに設定されるようになっている。
なお、上記制御においては、第1及び第2の折り目間隔、折りローラ81a及び81bの線速度差及び折りローラ81a及び81bの搬送時間差の制御を上記のように2つの条件しか設定していないが、それ以上の条件を設定可能であることは言うまでもない。
また、本発明においては、第1及び第2の折り目P1及びP2を強く形成するために、第1の折ローラ81の後工程として、折り増し工程を付加することが有効である。図27及び図28には、本発明による第6実施形態としての折増し工程を付加した例を示している。
図27は、本発明による第6実施形態に係るシート束折り装置の概略構成を示す図である。図28は、図27で示すシート束折り装置を使用して第1及び第2の折り目P1及びP2の折り目を強化する状態を説明する図である。
折り増し部525は、図27及び図28に示すように、折り増しコロ520、圧縮スプリング521、及びスライダ522を備え、スライダ522は装置の前側板から後側板の間であって、折り処理されたシート束の搬送方向Mに直交する方向に設けられた一対のガイドロッド526に沿って移動可能に支持されている。また、折り増しコロ520は圧縮スプリング521によって所定の加圧力が付与された状態で転動するようになっている。即ち、中折り処理部は第1折りローラ81と折りプレート74を含む2つ折り部と、折り増しを行うコロ520を含む折増し部525とを備えている。
折り増し部525は、シート束搬送方向Mと直交する方向にシート束Sの折り目部分を走査する折り増しコロ520によって折り増ししている。この折り増しは、弾性部材、ここでは圧縮スプリング521により折り増しコロ520に圧をかけ、加圧された状態でスライダ522をガイドロッド526に沿ってシート束Sの折り目上を移動させ、前記圧縮スプリング521の加圧力によって折りぐせを強化することにより行われる。なお、折り増しコロ520は第1折りローラ81のシート搬送方向下流側に設けられたシート受け面528との間でシート束Sを挟み込むことにより、シート束Sに対する加圧が可能となっている。
更に、折り増し部525の上部には、前記折り増しコロ520を駆動し、同時に対となる上搬送ローラ対72aの離接動作を行う駆動機構501が設けられている。この駆動機構501は、圧解除モータ510、圧解除ギア512、不図示の折り増しコロ駆動ギア、及び折り増しコロ駆動プーリ514を備えている。圧解除ギア512は圧解除モータ510の回転軸に軸着されたプーリと駆動伝達ギア511との間に張設された駆動伝達ベルト515によって駆動力を得、中継ギア513を介して圧解除ギア512を駆動する。また、前記中継ギア513には折り増しコロ駆動ギア519が噛合しており、圧解除モータ510の駆動により圧解除ギア512と折り増しコロ駆動ギア519が回転駆動される。
圧解除ギア512の図27において下面の外周部の近傍には、一端が上搬送ローラ対72aの第1折りローラ81配設側の上搬送ローラ対72a1の従動軸の長手方向中央部に揺動自在に軸支されたレバーの他端側が回動自在に軸支されている。これにより、圧解除ギア512の回転に伴って上搬送ローラ対72a1の従動軸が対となる上搬送ローラ対72aに対し往復直線運動を行い、中綴じ処理トレイGに搬入されてきたシート束Sに対して近接離反動作が可能となる。この近接離反動作と前記束上搬送ローラ対72a間のニップに挟持されたシート束Sに搬送力を与えるために弾性手段、ここでは、圧縮スプリング401の一端が固定板402に固定され、他端が上搬送ローラ対72a1の従動軸を上搬送ローラ対72aが近接する側に弾性付勢している。
一方、折り増しコロ駆動ギア519と折り増しコロ駆動プーリ514との間には折り増しコロ駆動ベルト517が張設され、圧解除モータ510の駆動力を折り増しコロ駆動プーリ514に伝達する。折り増しコロ駆動プーリ514には不図示の折り増しコロ従動プーリとの間に更に折り増しコロ移動ベルト516が張設され、この折り増しコロ移動ベルト516に折り増しコロ520を支持するスライダ522が取り付けられている。そのため、折り増しコロ移動ベルト516はガイドロッド526と平行になるように張設され、また、平行になるように折り増しコロ駆動プーリ514aと折り増しコロ従動プーリ514bとの相対的な位置が規定されている。
このように構成された中折り処理部では、束上搬送ローラ対72a1は特に図示はしてないが、束上搬送ローラ対72a2に対して近接離反動作し、中綴じ処理トレイGに沿ってシート束Sを搬送する際に圧解除動作を行い、折り増しコロ520はシート搬送方向に略直交する方向に移動することにより増し折り動作を行う。
前述のように束上搬送ローラ対72a1と折り増しコロ520は圧解除モータ510によって駆動され、駆動伝達ベルト515から駆動伝達ギア511に駆動が伝えられる。伝えられた駆動力は中継ギア513から圧解除駆動ギア512と折り増しコロ駆動ギアに伝達され、折り増しコロ駆動伝達ベルト517を介して折り増しコロ駆動プーリ514に更に駆動力が伝達され、折り増しコロ移動ベルト516が動作する。そして、最終的に折り増しコロ移動ベルト516によって折り増しコロ520は駆動されることになる。
前記第1の折りローラ81によってシート束中央位置に折りを施されたシート束Sはシート束Sの搬送方向最下流側に位置する折り(折り目)位置P1及びP2が折り増しコロ520の可動位置に到達した位置で停止する。次に、折り増しコロ520は停止したシート束Sの折り位置に沿うようにして図28に示すようにシート束Sの搬送方向Mに対して略垂直な方向に移動する。この移動は前述の圧解除モータ510の駆動力により前述の機構により行われる。シート束Sが少数枚である場合には、折り増しコロ520の移動速度を速めたり、逆にシート束Sが多数枚である場合には、折り増しコロ520の移動速度を遅めたりすることによって折り高さを調整することができる。
このような折り増し処理は、シート束Sに第1の折り目P1を形成した後に行い、前述のように、シート束Sを逆送させて、再度、折りプレート74と折りローラ81による第2の折り目P2を形成した後に第2の折り目P2に対して2回目の折り増し処理を行うことができる。
以上のように、本発明によるシート束折り装置は、折りプレート74と折りローラ81によって第1の折り目を形成した後、シート束を逆送して折りローラ81のニップ部Nから離隔させ、その後再度、第1の折り目と異なる位置に折りプレー屠4を折りローラ81のニップ部Nに挿入して、第1の折り目と異なる位置に折り目を形成するようにしている。その結果、折り処理を施したシート束に対して、折り目をより着実に付加する事によって折り処理シート束の膨らみによるシート束の折り高さを抑制し、アウトプット品質を高め、また、後続機における処理精度を高める効果がある。従って、端面綴じシート束、中綴じシート束の搬送機構を有したシート処理装置において、高信頼性かつ、簡素な構成でシート束の折り高さを低減することができ、信頼性の高いシート処理装置、画像形成システムをより安価に提供することができる。
本発明の実施形態に係るシート処理装置としてのシート後処理装置PDと画像形成装置PRとからなる画像形成システムのシステム構成を示す図である。 図1で示す端面綴じ処理トレイFと中綴じ処理トレイGを示す正面図である。 中綴じ製本モードの場合の動作説明図(その1)である。 中綴じ製本モードの場合の動作説明図(その2)である。 中綴じ製本モードの場合の動作説明図(その3)である。 中綴じ製本モードの場合の動作説明図(その4)である。 中綴じ製本モードの場合の動作説明図(その5)である。 中綴じ製本モードの場合の動作説明図(その6)である。 中綴じ製本モードの場合の動作説明図(その7)である。 中綴じ製本モードの場合の動作説明図(その8)である。 本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置の概略構成を示す図である。 図11のO部の拡大図である。 本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置の折り処理を開始する前段階の状態を示す図である。 本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置による1回目の折り処理状態を示す図である。 本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置による2回目の折り処理状態を示す図である。 本発明による第1実施形態に係るシート束折り装置により形成されたシート束の折り曲げ状態を示す断面図である。 本発明による第2の実施形態に係るシート束折り装置による第1の折り目を形成する場合の状態を示す図である。 本発明による第2実施形態に係るシート束折り装置によるシート束Sを逆送する状態を示す図である。 本発明による第2実施形態に係るシート束折り装置による第2の折り目を形成する状態を示す図である。 本発明による第2実施形態に係るシート束折り装置により形成されたシート束の折り曲げ状態を示す断面図である。 本発明による第3実施形態に係るシート束折り装置により形成されたシート束の折り曲げ状態を示す断面図である。 本発明による第4実施形態に係るシート束折り装置により形成されたシート束の折り曲げ状態を示す断面図である。 本発明による第5実施形態に係るシート束折り装置により形成されたシート束の折り曲げ状態を示す断面図である。 本発明による第1及び第2の折り目間隔を調整する際のフローチャートである。 本発明による折りローラの線速度差を調整する際のフローチャートである。 本発明による折りローラの搬送時間差を調整する際のフローチャートである。 本発明による第6実施形態に係るシート束折り装置の概略構成を示す図である。 図27で示すシート束折り装置を使用して第1及び第2の折り目P1及びP2の折り目を強化する状態を説明する図である。
符号の説明
A、B、C、D、E、H、I 搬送路、F、G 処理トレイ、C0 シート束中央位置、C1 第1の位置、C2 第2の位置、K1 正転方向、K2、 逆転方向、J 搬送方向、L 搬送経路、N ニップ部、P1 第1の折り目、P2 第2の折り目、Sg 最外層のシート、Sn 最内層のシート、SS シート束先端、SK シート束後端、72a 上搬送ローラ対、72b 下搬送ローラ対、73 可動後端フェンス、74 折りプレート、81、81a、81b 折りローラ、82 第2の折りローラ、83 排出ローラ、525 折り増し部、520 折り増しコロ

Claims (14)

  1. シート束の端部を当接させてスタックする端部フェンスと、当該端部フェンスに向けて前記シート束を挟持して搬送する搬送ローラ対と、前記シート束の搬送方向に対して交叉方向に配設された対となるローラのニップ部を通る間にシート束に折りを施して折られたシート束を搬送する折りローラと、前記端部フェンスにスタックされたシート束の所定位置でシート束の搬送方向に対して交叉方向から前記折りローラのニップ部に前記シート束共に挿入し、その後当該ニップ部に挟持されたシート束から抜出して前記シート束の所定位置に折り目を形成する折りプレートとを備えたシート束折り装置において、
    前記折りプレートによって前記シート束の所定位置に折り目を形成した後に、当該シート束を前記折りローラから離脱させるように逆送させる逆送手段と、当該逆送されたシート束の前記所定位置とは異なる位置で、前記折りプレートを前記折りローラのニップ部に前記シート束と共に挿入し、その後、当該ニップ部に挟持されたシート束から前記折りプレートを抜出して前記シート束の所定位置と異なる位置に折り目を形成するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とするシート束折り装置。
  2. 請求項1記載のシート束折り装置において、
    前記制御装置は、前記シート束の折り目間隔を、当該折り目を形成するシート束の状態に応じて変化させるように制御することを特徴とするシート束折り装置。
  3. 請求項2記載のシート束折り装置において、
    前記シート束の状態は、シート束を形成するシートの枚数であることを特徴とするシート束折り装置。
  4. 請求項2記載のシート束折り装置において、
    前記シート束の状態は、シート束を形成するシートの厚さであることを特徴とするシート束折り装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載のシート束折り装置において、
    前記端部フェンスにスタックされたシート束は、ステープルで綴じられており、
    前記制御装置は、前記ステープルを中心として、当該ステープルから等間隔で離隔した位置で、前記シート束の所定位置及び所定位置と異なる位置となる前記折り目がそれぞれ形成されるように制御されることを特徴とするシート束折り装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載のシート束折り装置において、
    前記制御装置は、前記シート束の搬送方向での長さの中央部を中心として、当該中央部から等間隔で離隔した位置で、前記所定位置及び異なる位置となる前記折り目が形成されるように制御することを特徴とするシート束折り装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載のシート束折り装置において、
    前記折りプレートによって前記シート束の所定位置に折り目を形成した後に、前記折りローラのニップ部で挟持した状態で当該シート束の少なくとも前記プレートに当接するシートと前記折りローラと当接するシートとを変位させる変位手段を備え、当該変位手段による変位を生じさせた状態でシート束を前記逆送手段によって逆送させることを特徴とするシート束折り装置。
  8. 請求項7記載のシート束折り装置において、
    前記変位手段は、前記端部フェンスにシート束を搬送する搬送経路内に前記折り目を形成したシート束の一端を引き込む逆送搬送ローラ対であることを特徴とするシート束折り装置。
  9. 請求項7記載のシート束折り装置において、
    前記変位手段は、前記シート束を逆送させる前記折りローラ対の一方のローラの回転速度と他方のローラの回転速度を異ならせる手段であることを特徴とするシート束折り装置。
  10. 請求項7記載のシート束折り装置において、
    前記変位手段は、前記シート束を逆送させる前記折りローラ対の一方のローラの回転駆動時間と他方のローラの回転駆動時間を異ならせる手段であることを特徴とするシート束折り装置。
  11. 請求項7乃至10のいずれか1項記載のシート束折り装置において、
    前記変位手段は、前記シート束の変位量をシート束の状態に応じて変化させるように制御されることを特徴とするシート束折り装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項記載のシート束折り装置において、
    前記折りローラによって折り処理されて搬送されたシート束の折り目に、折り処理されたシート束の搬送方向に対して交叉する方向に移動させて加圧する折り増し手段を備えたことを特徴とするシート束折り装置。
  13. シート上に所望の画像を形成する画像形成装置と、当該画像形成装置で画像が形成されたシートを複数枚ストックしてシート束を形成し、当該シート束の所望の位置で折り曲げるシート束折り装置とを備えた画像形成システムにおいて、
    前記シート束折り装置は、請求項1乃至12のいずれか1項記載のシート束折り装置であることを特徴とする画像形成システム。
  14. シート束の端部を当接させてスタックする端部フェンスに向けて前記シート束を搬送する工程と、
    前記シート束の搬送方向に対して交叉方向に配設された折りローラ対に対して、前記端部フェンスにスタックされたシート束の所定位置でシート束の搬送方向に対して交叉方向から前記シート束共に折りプレートを前記折りローラ対のニップ部に挿入する工程と、
    前記ニップ部に挟持されたシート束から前記折りプレートを抜出して前記シート束の所定位置に折り目を形成する工程とを有するシート束折り処理方法において、
    前記折りプレートによって前記シート束の所定位置に折り目を形成した後に、当該シート束を前記折りローラ対から離脱させるように逆送させる工程と、
    当該逆送されたシート束の前記所定位置とは異なる位置で、前記折りプレートを前記折りローラ対のニップ部に前記シート束と共に挿入する工程と、
    当該ニップ部に挟持されたシート束から前記折りプレートを抜出して前記シート束の所定位置と異なる位置に折り目を形成する工程を有することを特徴とするシート束折り処理方法。
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