JP5151296B2 - 粘着剤層を備える液晶表示装置及びそれに用いる複合偏光板のセット - Google Patents
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Description
液晶セルの両側にそれぞれ粘着剤層を介して位相差板及び偏光板がこの順に積層され、その片側にバックライトが配置されてなり;
液晶セルの両側に配置される二枚の位相差板はそれぞれ、面内の遅相軸方向の屈折率をnx、面内で遅相軸と直交する方向の屈折率をny、厚み方向の屈折率をnzとして、nx>ny>nzの関係を満たし、かつ面内位相差Ro が30nm以上100nm以下の範囲にあり;
液晶セルの両側に配置される粘着剤層の少なくとも一方は色素を含有し;そして、
前記二枚の位相差板がそれぞれ、30nm以上60nm以下の面内位相差Ro を有する場合には、前記色素は560〜630nmに極大吸収波長を示すものであり、
前記二枚の位相差板がそれぞれ、60nmを超え100nm以下の面内位相差Ro を有する場合には、前記色素は430〜510nmに極大吸収波長を示すものである。
それぞれの複合偏光板を構成する位相差板は、面内の遅相軸方向の屈折率をnx 、面内で遅相軸と直交する方向の屈折率をny、厚み方向の屈折率をnzとして、nx>ny>nz の関係を満たし、かつ面内位相差Ro が30nm以上100nm以下の範囲にあり;
それぞれの複合偏光板を構成する粘着剤層のうち少なくとも一方は色素を含有し;そして、
それぞれの複合偏光板を構成する位相差板が、30nm以上60nm以下の面内位相差Ro を有する場合には、前記色素は560〜630nmに極大吸収波長を示すものであり、
それぞれの複合偏光板を構成する位相差板が、60nmを超え100nm以下の面内位相差Ro を有する場合には、前記色素は430〜510nmに極大吸収波長を示すものである。
Rth=〔(nx+ny)/2−nz〕×d (2)
TAC :商品名“KC8UX2M”、コニカミノルタオプト(株)から入手、
厚み80μm 。
RAC1:商品名“KC4FR-T”、コニカミノルタオプト(株)から入手、
厚み41μm 、Ro=42nm、Rth=107nm、
nx=1.4844、ny=1.4834、nz=1.4813。
RAC2:商品名“KC4FR-T”、コニカミノルタオプト(株)から入手、
厚み42μm 、Ro=61nm、Rth=130nm、
nx=1.4848、ny=1.4833、nz=1.4809。
なお、RAC1とRAC2は、それぞれ面内位相差値を指定して入手した。
COP1:商品名“ゼオノアフィルム”、(株)オプテスから入手、
厚み72μm 、Ro=46nm、Rth=121nm、
nx=1.5309、ny=1.5302、nz=1.5289。
COP2:商品名“ゼオノアフィルム”、(株)オプテスから入手、
厚み73μm 、Ro=70nm、Rth=123nm、
nx=1.5310、ny=1.5301、nz=1.5289。
なお、COP1とCOP2は、それぞれ面内位相差値を指定して入手した。
アクリル系共重合体をベースポリマーとする粘着剤組成物に、593nmに極大吸収波長を示すテトラアザポルフィリン系化合物〔山田化学工業(株)製、商品名“TAP-18”〕を400ppm(粘着剤組成物の固形分重量基準)添加して、色素含有粘着剤組成物を調製した。この色素含有粘着剤組成物を、離型処理が施されたポリエチレンテレフタレートフィルム(セパレートフィルムとする)の離型処理面に、乾燥後の厚さが25μm となるように塗布し、100℃で1分間乾燥処理を施して、粘着剤層を形成した。その後、上と同じセパレートフィルムを粘着剤の露出面に貼り合わせることで、色素含有粘着剤シートを作製した。
色素を、494nmに極大吸収波長を示すシアニン系化合物〔山田化学工業(株)製、商品名“YRC-18”〕に変えた以外は、参考例1と同様にして、色素含有粘着剤シートを作製した。
(a)粘着剤層付き複合偏光板の作製
(a1)色素含有粘着剤層付き複合偏光板
ポリビニルアルコールにヨウ素が吸着配向している偏光子の片面に、表面ケン化処理が施されたトリアセチルセルロースフィルムTACを、もう一方の面には、同じく表面ケン化処理が施された酢酸セルロース系樹脂フィルムからなる位相差板RAC1を、それぞれポリビニルアルコール系樹脂含有水溶液からなる接着剤を介して貼合して、複合偏光板を作製した。その位相差板RAC1側に、参考例1で作製した593nmに極大吸収波長を示す色素を含有する粘着剤シートから片側セパレートフィルムを剥がしたものをその粘着剤側で貼り合わせ、色素含有粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
一方、上と同じTAC/偏光子/RAC1の3層からなる複合偏光板の位相差板RAC1側に、色素を含有しないアクリル系粘着剤層がセパレートフィルム上に形成されている粘着剤シートを貼り合わせ、色素不含粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
ソニー(株)製の垂直配向モードの液晶表示装置“BRAVIA”(対角寸法40インチ=約102cm)から光出射側偏光板を剥がし、その代わりに、上記(a1)で作製した色素含有粘着剤層付き複合偏光板からセパレートフィルムを剥がしたものを、オリジナルの偏光板と同じ軸方向で、その粘着剤層側にて貼り付けた。また、光入射側偏光板も剥がし、その代わりに、上記(a2)で作製した色素不含粘着剤層付き複合偏光板からセパレートフィルムを剥がしたものを、オリジナルの偏光板と同じ軸方向で、その粘着剤層側にて貼り付けた。こうして、液晶セルの光出射側粘着剤層が593nmに極大吸収波長を示す色素を含有する液晶表示装置を作製した。
光出射側偏光板及び光入射側偏光板の両方を、実施例1の(a2)で作製した色素不含粘着剤層付き複合偏光板とした以外は、実施例1の(b)と同様にして液晶表示装置を作製した。
(a)色素含有粘着剤層付き複合偏光板の作製
実施例1の(a1)で作製したのと同じ複合偏光板の位相差板RAC1側に、参考例2で作製した494nmに極大吸収波長を示す色素を含有する粘着剤シートから片側セパレートフィルムを剥がしたものをその粘着剤側で貼り合わせ、色素含有粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
光出射側偏光板を上記(a)で作製した色素含有粘着剤付き複合偏光板に変更し、光入射側偏光板は実施例1と同様、色素不含粘着剤層付き複合偏光板とし、その他は実施例1の(b)と同様にして液晶表示装置を作製した。この液晶表示装置は、液晶セルの光出射側粘着剤層が494nmに極大吸収波長を示す色素を含有する。
(a)粘着剤層付き複合偏光板の作製
(a1)色素含有粘着剤層付き複合偏光板
ポリビニルアルコールにヨウ素が吸着配向している偏光子の片面に、表面ケン化処理が施されたトリアセチルセルロースフィルムTACを、もう一方の面には、表面にコロナ処理が施されたノルボルネン系樹脂フィルムからなる位相差板COP1を、それぞれポリビニルアルコール系樹脂含有水溶液からなる接着剤を介して貼合して、複合偏光板を作製した。その位相差板COP1側に、参考例1で作製した593nmに極大吸収波長を示す色素を含有する粘着剤シートから片側セパレートフィルムを剥がしたものを、その粘着剤側で貼り合わせ、色素含有粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
一方、上と同じTAC/偏光子/COP1の3層からなる複合偏光板の位相差板COP1側に、色素を含有しないアクリル系粘着剤層がセパレートフィルム上に形成されている粘着剤シートを貼り合わせ、色素不含粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
実施例1の(b)で用いたのと同じ液晶表示装置“BRAVIA”から光出射側偏光板を剥がし、その代わりに、上記(a1)で作製した色素含有粘着剤層付き複合偏光板からセパレートフィルムを剥がしたものを、オリジナルの偏光板と同じ軸方向で、その粘着剤層側にて貼り付けた。また光入射側偏光板も剥がし、その代わりに、上記(a2)で作製した色素不含粘着剤層付き複合偏光板からセパレートフィルムを剥がしたものを、オリジナルの偏光板と同じ軸方向で、その粘着剤層側にて貼り付けた。こうして、液晶セルの光出射側粘着剤層が593nmに極大吸収波長を示す色素を含有する液晶表示装置を作製した。
光出射側偏光板及び光入射側偏光板の両方を、実施例2の(a2)で作製した色素不含粘着剤層付き複合偏光板とした以外は、実施例2の(b)と同様にして液晶表示装置を作製した。
(a)色素含有粘着剤層付き複合偏光板の作製
実施例2の(a1)で作製したのと同じ複合偏光板の位相差板COP1側に、参考例2で作製した494nmに極大吸収波長を示す色素を含有する粘着剤シートから片側セパレートフィルムを剥がしたものをその粘着剤側で貼り合わせ、色素含有粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
光出射側偏光板を上記(a)で作製した色素含有粘着剤付き複合偏光板に変更し、光入射側偏光板は実施例2と同様、色素不含粘着剤層付き複合偏光板とし、その他は実施例2の(b)と同様にして液晶表示装置を作製した。この液晶表示装置は、液晶セルの光出射側粘着剤層が494nmに極大吸収波長を示す色素を含有する。
以上の実施例1及び2並びに比較例1〜4で作製したそれぞれの液晶表示装置につき、トプコンテクノハウス(株)製の色彩輝度計“SR-3A” を用いて、黒表示状態における方位角(画面右方向を0°とし、反時計回りに回転される画面上の角度)φ=45°、極角θ=60°の視野角からの色度と輝度を測定し、 CIE 1976 UCS 色度座標u′,v′からΔu′v′を算出した。ここで CIE 1976 UCS 色度座標は、国際照明委員会(Commission Internationale de l'Eclairage)が 1976年に提案したUCS(uniform-chlomaticity-scale) 色度図に現れるu′座標及びv′座標である。そして、Δu′v′は次式(3)で表され、色度の白色点からのズレを表す指標であって、U及びVはそれぞれ、白色点におけるu′座標及びv′座標を表す。この値が小さくなるほど白色点に近くなり、白色点ではΔu′v′がゼロになる。
(a)粘着剤層付き複合偏光板の作製
(a1)色素含有粘着剤層付き複合偏光板
ポリビニルアルコールにヨウ素が吸着配向している偏光子の片面に、表面ケン化処理が施されたトリアセチルセルロースフィルムTACを、もう一方の面には、同じく表面ケン化処理が施された酢酸セルロース系樹脂フィルムからなる位相差板RAC2を、それぞれポリビニルアルコール系樹脂含有水溶液からなる接着剤を介して貼合して、複合偏光板を作製した。その位相差板RAC2側に、参考例2で作製した494nmに極大吸収波長を示す色素を含有する粘着剤シートから片側セパレートフィルムを剥がしたものをその粘着剤側で貼り合わせ、色素含有粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
一方、上と同じTAC/偏光子/RAC2の3層からなる複合偏光板の位相差板RAC2側に、色素を含有しないアクリル系粘着剤層がセパレートフィルム上に形成されている粘着剤シートを貼り合わせ、色素不含粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
実施例1の(b)で用いたのと同じ液晶表示装置“BRAVIA”から光出射側偏光板を剥がし、その代わりに、上記(a1)で作製した色素含有粘着剤層付き複合偏光板からセパレートフィルムを剥がしたものを、オリジナルの偏光板と同じ軸方向で、その粘着剤層側にて貼り付けた。また、光入射側偏光板も剥がし、その代わりに、上記(a2)で作製した色素不含粘着剤層付き複合偏光板からセパレートフィルムを剥がしたものを、オリジナルの偏光板と同じ軸方向で、その粘着剤層側にて貼り付けた。こうして、液晶セルの光出射側粘着剤層が494nmに極大吸収波長を示す色素を含有する液晶表示装置を作製した。
光出射側偏光板及び光入射側偏光板の両方を、実施例3の(a2)で作製した色素不含粘着剤層付き複合偏光板とした以外は、実施例3の(b)と同様にして液晶表示装置を作製した。
(a)色素含有粘着剤層付き複合偏光板の作製
実施例3の(a1)で作製したのと同じ複合偏光板の位相差板RAC2側に、参考例1で作製した593nmに極大吸収波長を示す色素を含有する粘着剤シートから片側セパレートフィルムを剥がしたものをその粘着剤側で貼り合わせ、色素含有粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
光出射側偏光板を上記(a)で作製した色素含有粘着剤付き複合偏光板に変更し、光入射側偏光板は実施例3と同様、色素不含粘着剤層付き複合偏光板とし、その他は実施例3の(b)と同様にして液晶表示装置を作製した。この液晶表示装置は、液晶セルの光出射側粘着剤層が593nmに極大吸収波長を示す色素を含有する。
(a)粘着剤層付き複合偏光板の作製
(a1)色素含有粘着剤層付き複合偏光板
ポリビニルアルコールにヨウ素が吸着配向している偏光子の片面に、表面ケン化処理が施されたトリアセチルセルロースフィルムTACを、もう一方の面には、表面にコロナ処理が施されたノルボルネン系樹脂フィルムからなる位相差板COP2を、それぞれポリビニルアルコール系樹脂含有水溶液からなる接着剤を介して貼合して、複合偏光板を作製した。その位相差板COP2側に、参考例2で作製した494nmに極大吸収波長を示す色素を含有する粘着剤シートから片側セパレートフィルムを剥がしたものを、その粘着剤側で貼り合わせ、色素含有粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
一方、上と同じTAC/偏光子/COP2の3層からなる複合偏光板の位相差板COP2側に、色素を含有しないアクリル系粘着剤層がセパレートフィルム上に形成されている粘着剤シートを貼り合わせ、色素不含粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
実施例1の(b)で用いたのと同じ液晶表示装置“BRAVIA”から光出射側偏光板を剥がし、その代わりに、上記(a1)で作製した色素含有粘着剤層付き複合偏光板からセパレートフィルムを剥がしたものを、オリジナルの偏光板と同じ軸方向で、その粘着剤層側にて貼り付けた。また光入射側偏光板も剥がし、その代わりに、上記(a2)で作製した色素不含粘着剤層付き複合偏光板からセパレートフィルムを剥がしたものを、オリジナルの偏光板と同じ軸方向で、その粘着剤層側にて貼り付けた。こうして、液晶セルの光出射側粘着剤層が494nmに極大吸収波長を示す色素を含有する液晶表示装置を作製した。
光出射側偏光板及び光入射側偏光板の両方を、実施例4の(a2)で作製した色素不含粘着剤層付き複合偏光板とした以外は、実施例4の(b)と同様にして液晶表示装置を作製した。
(a)色素含有粘着剤層付き複合偏光板の作製
実施例4の(a1)で作製したのと同じ複合偏光板の位相差板COP2側に、参考例1で作製した593nmに極大吸収波長を示す色素を含有する粘着剤シートから片側セパレートフィルムを剥がしたものをその粘着剤側で貼り合わせ、色素含有粘着剤層付き複合偏光板を作製した。
光出射側偏光板を上記(a)で作製した色素含有粘着剤付き複合偏光板に変更し、光入射側偏光板は実施例4と同様、色素不含粘着剤層付き複合偏光板とし、その他は実施例4の(b)と同様にして液晶表示装置を作製した。この液晶表示装置は、液晶セルの光出射側粘着剤層が593nmに極大吸収波長を示す色素を含有する。
上記の実施例3及び4並びに比較例5〜8で作製したそれぞれの液晶表示装置につき、前記した実施例1及び2並びに比較例1〜4と同様の方法で評価した。これらの実施例及び比較例における層構成の概略及び試験結果を表2にまとめた。
20……光入射側偏光板、
21……偏光子、
22……透明保護層、
25……光出射側偏光板、
26……偏光子、
27……透明保護層、
30……光入射側位相差板、
35……光出射側位相差板、
40……光入射側粘着剤層、
45……光出射側粘着剤層、
50……光入射側複合偏光板、
55……光出射側複合偏光板、
60……液晶セル。
Claims (16)
- 液晶セルの両側にそれぞれ粘着剤層を介して位相差板及び偏光板がこの順に積層され、その片側にバックライトが配置されてなる液晶表示装置であって、
液晶セルの両側に配置される二枚の位相差板はそれぞれ、面内の遅相軸方向の屈折率をnx、面内で遅相軸と直交する方向の屈折率をny、厚み方向の屈折率をnzとして、nx>ny>nzの関係を満たし、かつ面内位相差Ro が両方とも30nm以上60nm以下の範囲にあるか、又は両方とも60nmを超え100nm以下の範囲にあり、
液晶セルの両側に配置される粘着剤層の少なくとも一方は色素を含有し、そして、
前記二枚の位相差板がそれぞれ、30nm以上60nm以下の面内位相差Ro を有する場合には、前記色素は560〜630nmに極大吸収波長を示すものであり、
前記二枚の位相差板がそれぞれ、60nmを超え100nm以下の面内位相差Ro を有する場合には、前記色素は430〜510nmに極大吸収波長を示すものであることを特徴とする、液晶表示装置。 - 液晶セルの両側に配置される二枚の偏光板はそれぞれ、ポリビニルアルコール系樹脂からなる偏光子の片面に透明保護層が形成された構造を有し、その透明保護層と反対側に前記位相差板が貼合されている請求項1に記載の液晶表示装置。
- 液晶セルの両側に配置される二枚の位相差板のうち少なくとも一方は、環状オレフィン系樹脂フィルムからなる請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 液晶セルの両側に配置される二枚の位相差板のうち少なくとも一方は、酢酸セルロース系樹脂フィルムからなる請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 液晶セルの両側に配置される二枚の位相差板のうち、一方は酢酸セルロース系樹脂フィルムからなり、他方は環状オレフィン系樹脂フィルムからなる請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 位相差板を構成する酢酸セルロース系樹脂フィルムは、20〜100μm の厚みを有する請求項4又は5に記載の液晶表示装置。
- 色素を含有する粘着剤層は、色調補正のための色素をさらに含む請求項1〜6のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 色素を含有する粘着剤層は、近赤外線吸収色素をさらに含む請求項1〜6のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 液晶セルが垂直配向モードである請求項1〜8のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 液晶セルの両側に配置される、それぞれ偏光板に位相差板及び粘着剤層がこの順に積層された複合偏光板のセットであって、
それぞれの複合偏光板を構成する位相差板は、面内の遅相軸方向の屈折率をnx 、面内で遅相軸と直交する方向の屈折率をny、厚み方向の屈折率をnzとして、nx>ny>nz の関係を満たし、かつ面内位相差Ro が両方とも30nm以上60nm以下の範囲にあるか、又は両方とも60nmを超え100nm以下の範囲にあり、
それぞれの複合偏光板を構成する粘着剤層のうち少なくとも一方は色素を含有し、そして、
それぞれの複合偏光板を構成する位相差板が、30nm以上60nm以下の面内位相差Ro を有する場合には、前記色素は560〜630nmに極大吸収波長を示すものであり、
それぞれの複合偏光板を構成する位相差板が、60nmを超え100nm以下の面内位相差Ro を有する場合には、前記色素は430〜510nmに極大吸収波長を示すものであることを特徴とする、複合偏光板のセット。 - それぞれの複合偏光板を構成する偏光板は、ポリビニルアルコール系樹脂からなる偏光子の片面に透明保護層が形成された構造を有し、その透明保護層と反対側に前記位相差板が貼合されている請求項10に記載の複合偏光板のセット。
- それぞれの複合偏光板を構成する位相差板のうち少なくとも一方は、環状オレフィン系樹脂フィルムからなる請求項10又は11に記載の複合偏光板のセット。
- それぞれの複合偏光板を構成する位相差板のうち少なくとも一方は、酢酸セルロース系樹脂フィルムからなる請求項10又は11に記載の複合偏光板のセット。
- それぞれの複合偏光板を構成する位相差板のうち、一方は環状オレフィン系樹脂フィルムからなり、他方は酢酸セルロース系樹脂フィルムからなる請求項10又は11に記載の複合偏光板のセット。
- 色素を含有する粘着剤層は、色調補正のための色素をさらに含む請求項10〜14のいずれかに記載の複合偏光板のセット。
- 色素を含有する粘着剤層は、近赤外線吸収色素をさらに含む請求項10〜14のいずれかに記載の複合偏光板のセット。
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