JP5148940B2 - 減速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、減速装置に関し、特に減速装置におけるギヤの回転作動範囲を制限するストッパ機構を備えた減速装置に関する。
特許文献1には、モータの駆動力を、ウォーム、該ウォームに噛合するウォームホイール、該ウォームホイールと同軸一体のピニオンに噛合するラック、該ラックの移動によって進退移動される出力レバー(被駆動部材)の順で伝達する減速装置が記載されている。この特許文献1の減速装置では、ウォームホイールの裏面に弾性体からなる当接部が設けられていて、ギヤボックスのハウジングに設けた突部に対して弾性体当接部が当て付くことによってウォームホイールの回動が規制されるようになっている。
特許文献2には、モータの駆動力を、ウォーム、該ウォームに噛合するウォームホイール、該ウォームホイールと同軸一体に構成されたピニオンギヤ、該ピニオンギヤに噛合するギヤの順で伝達する減速装置が記載されている。この特許文献2の減速装置では、ウォームホイールとピニオンギヤからなる第1段目のギヤと同軸一体にストッパカラーを設け、ピニオンギヤに噛合する第2段目のギヤにストッパプレートを設け、ストッパカラーとストッパプレートにそれぞれ周方向に間欠的に凸部を設けている。このストッパカラーとストッパプレートの凸部が互いに係合する特定の回転位相で、第1段目のギヤと第2段目のギヤの相対回転が規制され、結果として減速装置による回転伝達が規制される。
特開2002−81237号公報 特開2001−340153号公報
特許文献1の減速装置では、ストッパ機構の一方(突部)を固定されたハウジングに設け、他方(弾性体)をウォームホイールの裏面に配している構造上、ストッパ機構によって回転規制されるまでのウォームホイールの回転作動範囲を多く(大きく)することができない。具体的には、ウォームホイールの回転作動範囲は1回転以下に制限され、例えば数回転から数十回転を要するタイプの減速装置には適用することができない。
特許文献2の減速装置では、ピニオンギヤ等の回転作動範囲を多く設定することが可能であるが、高いトルクで回転駆動される従動側のギヤ(2段目のギヤ)と一体に回動するストッパプレートをストッパ機構として用いているため、回転規制する際の衝撃が大きいという問題がある。また、特許文献1と特許文献2のいずれにおいても、モータ駆動力を伝達する減速装置の主経路上にストッパ機構が設けられた構造であるため、ストッパ機構による回転規制が働く際に減速装置を構成するギヤの噛合部分にかかる負荷も大きくなりがちである。その結果、ストッパ機構や減速装置に高い強度が要求され、製造コストが高くなるおそれがあった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、回転規制を行うギヤに対する回転作動範囲の設定自由度が高く、安価に製造可能な減速装置を提供することを目的とする。
本発明は、アクチュエータの回転を減速しながら被駆動部材へと伝達する減速装置であって、原動ギヤと、該原動ギヤの回転が伝達されて被駆動部材へ駆動力を伝達する従動ギヤと、原動ギヤの回転作動範囲を予め設定された範囲に規制するストッパ機構とを有し、ストッパ機構が、アクチュエータを起点として原動ギヤから従動ギヤを経て被駆動部材へ続く動力伝達の主経路とは別の動力伝達経路に設けられ、該原動ギヤの正逆回転が減速されながら伝達されて正逆方向に移動される移動体と、該移動体に当接してその移動を規制する移動規制部とを有することを特徴としている。
本発明の減速装置のストッパ機構は様々な態様で構成することが可能である。例えば、原動ギヤから移動体への動力伝達を間欠的に行うようにすることにより、原動ギヤの単位回転あたりの移動体の移動量を小さくして、装置の小型化を図ることができる。具体的には、移動体をラックとし、原動ギヤには、従動ギヤに噛合する回転伝達ギヤ部と、該回転伝達ギヤ部と同軸上に設けられラックに間欠的に噛合するギヤ突起が形成された間欠ギヤ部とを設け、ラックを収納するハウジングに形成した移動規制面によってラックの移動を規制するような構成にすることができる。
原動ギヤから移動体への動力伝達を間欠的に行う別の態様として、原動ギヤの回転軸と平行な回転軸を中心として正逆に回転する回動部材によって移動体を構成してもよい。この態様では、回動部材の周縁部に複数の回転伝達凹部と円弧状凹部とを交互に備える一方、原動ギヤの回転軸には、回動部材の円弧状凹部に係合して回動部材への回転伝達を規制する円弧状外面の回動規制部と、回転伝達凹部に係合して回動部材を回動させる回動部とを設ける。
本発明のまた別の態様として、原動ギヤの回転が伝達されて該原動ギヤの回転軸の軸線方向に移動される軸線方向移動部材を移動体とし、この軸線方向移動部材を収納するハウジングと原動ギヤの互いの対向面によって、軸線方向移動部材の移動を規制する移動規制部を構成してもよい。より具体的には、原動ギヤの回転軸の外周面に送りねじを備え、原動ギヤには、この送りねじの周囲に、回転軸の軸線方向へ一様断面をなす非円形ガイド穴を形成し、軸線方向移動部材は、回転軸の送りねじに螺合されつつ、非円形ガイド穴に対して相対回転が規制された状態で軸線方向へ移動可能に支持される。あるいは、原動ギヤの回転軸に軸線方向へ一様断面をなす非円形断面部を備え、原動ギヤには、この非円形断面部を囲むねじ穴を設け、軸線方向移動部材は、原動ギヤのねじ穴に螺合されつつ、回転軸の非円形断面部に対して相対回転が規制された状態で軸線方向に移動可能に支持される。
本発明の減速装置のさらに別の態様として、原動ギヤの回転軸を中心とする半径方向に往復移動可能な半径方向移動部材を移動体とすることもできる。この態様では、半径方向移動部材を収納するハウジングを備え、原動ギヤの端面と該端面に対向するハウジング対向面のいずれか一方に、半径方向移動部材が相対移動可能に嵌まる螺旋溝を備え、他方に、半径方向移動部材を原動ギヤの半径方向に移動可能に支持する長溝を備え、この長溝の両端部が半径方向移動部材に対する移動規制部を構成する。
以上の本発明の減速装置では、原動ギヤから従動ギヤへの動力伝達経路(主経路)とは別の動力伝達経路として、原動ギヤから移動体への動力伝達経路を設け、この別経路上の移動体が移動規制部に当接することで原動ギヤの回転規制がなされる。この構成によれば、減速装置の主経路を構成するギヤとは独立して設けた移動体をストッパとして用いるため、主経路に影響を与えることなく、該移動体が移動規制部に当接するまでの原動ギヤの回転作動範囲を自在に設定することができる。また、動力伝達の主経路上の部材を低強度材で作ることができる。よって、原動ギヤに関する回転作動範囲の設定自由度が高く、安価に製造可能な減速装置を得ることができる。
図1ないし図4を参照して、本発明を適用した減速装置の第1の実施形態を説明する。この減速装置は、ハウジング蓋16によって閉じられる開口部を有するハウジング11に対して、アクチュエータ(モータ)12、第1ギヤ(原動ギヤ)13、第2ギヤ(従動ギヤ)14、ラック(移動体)15を組み付けることで、ユニット状のギヤボックスとして構成される。
アクチュエータ12は、ハウジング11に対して固定される取付ヨーク12aと、該取付ヨーク12aから突出して回転駆動される回転軸12bとを有している。回転軸12bにはウォーム20が取り付けられる。ウォーム20は、ハウジング11の側壁部11aに形成した貫通穴11bを通してハウジング11内に挿入され、その基端部が貫通穴11bに回転可能に支持され、先端部がハウジング11内のウォーム支持突部11cに回転可能に支持されている。
第1ギヤ13は中心部に円形の軸穴13aを有し、この軸穴13aに対して第1ギヤ軸21が挿通される。第1ギヤ軸21は円形断面をなし、その一端部と他端部は、ハウジング11の底面部に形成した軸支持穴11dと、ハウジング蓋16に形成した軸支持穴16aとに挿入され固定されている。これにより、第1ギヤ13はハウジング11内で第1ギヤ軸21を中心として回転自在に支持される。第2ギヤ軸22は第2ギヤ14と一体に形成された円筒状をなし、第2ギヤ軸22はハウジング11の軸受穴11eとハウジング蓋16の軸受穴16bに対して回転自在に支持されている。すなわち、第2ギヤ14は、ハウジング11内で第2ギヤ軸22の軸線を中心として回転自在に支持される。第1ギヤ軸21と第2ギヤ軸22の軸線は略平行である。
第1ギヤ13は、ハスバギヤ(回転伝達ギヤ部)23、ウォームホイール24及び間欠ギヤ25が同軸上に一体形成された構造になっている。ウォームホイール24はウォーム20に噛み合い、アクチュエータ12によってウォーム20が回転駆動されたときに該ウォームホイール24を介して回転力が伝えられ、ハスバギヤ23、ウォームホイール24及び間欠ギヤ25を含む第1ギヤ13全体が第1ギヤ軸21を中心とする回転を行う。第2ギヤ14は、ハスバギヤ23に噛み合うハスバギヤとして形成されている。第1ギヤ軸21を中心として第1ギヤ13が回転するとき、ハスバギヤ23との噛合関係によって回転力が伝達されて第2ギヤ14が回転する。第2ギヤ14を支持する第2ギヤ軸22の一端部は、軸支持穴16bを通してハウジング蓋16から突出されている。第2ギヤ軸22は内周面にセレーションを有する中空筒状体であり、この第2ギヤ軸22内のセレーションに対して図示しない被駆動部材の一部が回転規制された状態で嵌合し、被駆動部材に対して回転力が伝達される。
ハウジング11の内側における底面部と側壁部に一対のガイド突条11fが設けられ、このガイド突条11fに対してラック15に形成した一対のガイド溝15b(図4)が摺動可能に嵌まっている。ラック15は、ガイド突条11fとガイド溝15bの摺動関係によって、ウォーム20(回転軸12b)の回転軸線と略平行な方向、すなわち第1ギヤ軸21及び第2ギヤ軸22の軸線と略直交する方向へ直進移動可能に支持される。このラック15の歯15aに対して間欠ギヤ25のギヤ突起25aが噛合可能である。間欠ギヤ25はその周面にギヤ突起25aを一つのみ有するギヤであり、ラック15の歯15aに対してギヤ突起25aが噛み合うときには間欠ギヤ25を有する第1ギヤ13の回転に応じてラック15が直進移動され、ギヤ突起25aがラック15の歯15aと噛合していない間欠ギヤ25の回転位相では、ハウジング11に対する摩擦などによりラック15には移動力が付与されない。すなわち、第1ギヤ13を回転させたとき、ラック15は間欠的に直進移動される。
ラック15の正逆の直進移動方向の延長上には、ハウジング11の側壁部(移動規制部)11aと、ハウジング11内に突設された移動規制突起(移動規制部)11gが位置している。側壁部11aはウォーム20挿通用の貫通穴11bが形成された立壁部であり、この側壁部11aに当て付くことによって、アクチュエータ12に接近する方向へのラック15の直進移動が規制される(一方の移動端が決まる)。また、移動規制突起11gは側壁部11aに対向する平面を有しており、この移動規制突起11gの平面部に当て付くことによって、アクチュエータ12から離間する方向へのラック15の直進移動が規制される(他方の移動端が決まる)。ラック15は、第1ギヤ13の正逆の回転に応じて、側壁部11a側の移動端と移動規制突起11g側の移動端との間で正逆に直進移動される。そして、ラック15が側壁部11aまたは移動規制突起11gに当接する移動端に達したとき、当該移動端方向へさらにラック15を移動させるような回転を第1ギヤ13に与えると、所定の回転位相でギヤ突起25aが歯15bに当て付き、第1ギヤ13のそれ以上の回転が規制される。
前述の通り、間欠ギヤ25は第1ギヤ13の回転に応じてラック15を間欠的に少量ずつ直進移動させるため、ラック15を介して回転規制されるまでの第1ギヤ13の回転作動範囲を多く設定することができる。言い換えれば、第1ギヤ13に所定の回転作動範囲を与えるためのラック15の移動範囲が少なくて済み、ストッパ機構をコンパクトに構成することができる。なお、間欠ギヤ25におけるギヤピッチ(ギヤ突起25aの数)等の条件を変えることにより、第1ギヤ13の単位回転あたりのラック15の移動量を変えることが可能である。
また、ハウジング11の側壁部11aにおいて貫通穴11bより大きい穴部を形成し、側壁部11aに代えてアクチュエータ12の取付ヨーク12aに当て付くことでラック15が移動規制されるように構成することも可能である。この構成によれば、側壁部11aの厚み分だけラック15の移動量を大きくすることができる。
図5ないし図7は本発明の第2の実施形態を示している。本実施形態の減速装置は、先の実施形態の第1ギヤ13に相当する第1ギヤ113と、第2ギヤ14に相当する第2ギヤ114を備える。第1ギヤ113には、第1ギヤ軸121の軸線上にハスバギヤ123とウォームホイール124が一体に形成されており、第1ギヤ軸121の一端部と他端部はハウジング111の軸支持穴111dとハウジング蓋116の軸受穴116aに対して回転自在に支持されている。ウォームホイール124はウォーム20に噛み合っており、アクチュエータの回転軸12bの回転が直交変換されて第1ギヤ113に伝えられる。すなわち第1ギヤ113は、先の実施形態の第1ギヤ13と同様に減速装置における原動ギヤを構成している。
第2ギヤ114は第2ギヤ軸122と一体に形成されており、第2ギヤ軸122の一端部と他端部は、ハウジング111の軸支持穴111eとハウジング蓋116の軸受穴116bに対して回転自在に支持されている。第1ギヤ軸121と第2ギヤ軸122の軸線は略平行な関係にある。第2ギヤ114はハスバギヤ123に噛み合うハスバギヤであり、第1ギヤ113が正逆に回転すると、ハスバギヤ123との噛合関係によって第2ギヤ114も正逆に回転される。
ハウジング111内には、第2ギヤ軸122に対して相対回転自在に嵌まる回転規制ホイール(移動体、回動部材)30が支持されている。回転規制ホイール30は、その周縁部に円弧状凹部30aと外径突出部30bが交互に形成されており、外径突出部30bから第2ギヤ軸122に接近する内径方向に向けて径方向溝(回転伝達凹部)30cが形成されている。回転規制ホイール30は下面側に回転規制凸部30dを有する。ハウジング111には、回転規制凸部30dの移動軌跡上に位置する回転規制凸部(移動規制部)31が形成されており、回転規制凸部30dが回転規制凸部31の周方向の一端部と他端部に当て付くまでの範囲内で、回転規制ホイール30は第2ギヤ軸122を中心として往復回動することができる。なお、回転規制ホイール30の往復回動端を決める手段として、回転規制凸部30dと回転規制凸部31のような凸部同士の当接以外にも、ハウジング111側に回転規制凸部30dを進入させる凹部(周方向溝)を形成したり、回転規制ホイール30側に回転規制凸部31を進入させる凹部(周方向溝)を形成したりすることも可能である。
第1ギヤ113には、第1ギヤ軸121の軸線から偏心した位置に、該第1ギヤ軸121と略平行な偏心ピン(回動部)32を備えている。偏心ピン32は、第1ギヤ113の特定の回転位相において回転規制ホイール30の径方向溝30cに係合することができる。第1ギヤ113にはさらに、偏心ピン32近傍の一部領域に、回転規制ホイール30の外径突出部30bの進入を許す(干渉しない)切り欠き部33が形成され、第1ギヤ軸121の軸線を挟んでこの切り欠き部33と反対側の領域には、回転規制ホイール30の円弧状凹部30aの内面形状に対応する円筒状の外面形状を有する部分円形部(回動規制部)34が形成されている。
第1ギヤ113が回転すると、該第1ギヤ113と回転規制ホイール30の間で、偏心ピン32が径方向溝30cに係合する状態と、部分円形部34の外周面が円弧状凹部30aに接する状態とが交互に生じる。偏心ピン32と径方向溝30cが係合するときには、第1ギヤ113の回転力が伝達されて回転規制ホイール30が回転される。一方、部分円形部34と円弧状凹部30aの摺接状態では、互いの円弧面部が摺接するのみで、第1ギヤ113の回転力が回転規制ホイール30を回転させるようには伝達されない。すなわち、第1ギヤ113を連続的に回転させたときに、回転規制ホイール30は間欠的に回転される。そして、回転規制ホイール30が回転規制凸部30dを回転規制凸部31の一端部または他端部に当接させる回動端に達したとき、当該回動端方向へさらに回転規制ホイール30を回転させるような回転を第1ギヤ113に与えると、径方向溝30cの内壁面によって偏心ピン32の回転方向移動が規制され、第1ギヤ113のそれ以上の回転が規制される。
先の実施形態のラック15と同じく、第1ギヤ113の回転に応じて回転規制ホイール30が間欠的に少量ずつ回転されるため、回転規制ホイール30を介して回転規制されるまでの第1ギヤ113の回転作動範囲を多く設定することができる。特に回転規制ホイール30は第2ギヤ114と同軸上に支持されているため、ハウジング11内に広い移動スペースを設ける必要がなく、ストッパ機構をコンパクトに構成することができる。なお、第1ギヤ113における偏心ピン32の数や位置、回転規制ホイール30における径方向溝30cや円弧状凹部30aの数や位置等の条件を変えることにより、第1ギヤ113の単位回転あたりの回転規制ホイール30の回転角度を変えることが可能である。あるいは回転規制凸部31の周方向長さを変えることによって、回転規制ホイール30の最大往復回動角を変えることができる。すなわち、これらの諸条件を調整することによって、ストッパ機構による第1ギヤ113の回転作動範囲を任意に設定することができる。
図8及び図9は第3の実施形態を示している。先に説明した第1と第2の実施形態は、第1ギヤ13、113の外部に設けたラック15や回転規制ホイール30を用いて第1ギヤ13、113の回転規制を行うものである。これに対し、この第3の実施形態では、第1ギヤ213の内部に回転規制用の移動体を内蔵した構造となっている。
第1ギヤ213は、先の各実施形態の第1ギヤ13及び113に相当する原動側のギヤであり、アクチュエータにより回転駆動される不図示のウォームに噛合するウォームホイール224と、図示しない従動側の第2ギヤに噛合するハスバギヤ223とが同軸上に一体に形成されている。第1ギヤ213には、ハウジングに固定された第1ギヤ軸221に対して回転自在に嵌まる円形の軸穴213aが形成され、軸穴213aに続けて該軸穴213aよりも幅広の角穴(非円形ガイド穴)40が形成されている。角穴40は、第1ギヤ213(第1ギヤ軸221)の軸線方向に向けて一様に六角形状の断面を有している。角穴40は、軸穴213aとの境界部である一端部に穴端部40aを有する有底穴であり、この穴端部40aと反対側の端部は、ハウジング211(第1実施形態のハウジング11に相当する)の底面部211aに臨む開口部となっている。
第1ギヤ軸221は、軸穴213aへの挿通領域においては第1ギヤ213の回転を妨げることのない平滑な円筒面部として形成されているが、角穴40内の領域では、第1ギヤ軸221の外周面に送りねじ41が形成されている。この送りねじ41に対し、六角ナット(移動体、軸線方向移動部材)42の内周面に形成したねじ部が螺合している。六角ナット42は、六角形状断面の角穴40に対して嵌まる六角形状の外面形状をなしており、これら非円形(六角形)断面部の係合関係により六角ナット42は第1ギヤ213に対する相対回転が規制されている。その一方で六角ナット42は、角穴40に対する第1ギヤ軸221の軸線方向移動は許容されている。
第1ギヤ213が回転されると、角穴40の内壁面との係合関係によって六角ナット42も第1ギヤ213と一体に回転される。一方、第1ギヤ軸221は回転しないようにハウジングに固定されているため、第1ギヤ213と共に回転する六角ナット42は、送りねじ41との螺合関係によって角穴40内を第1ギヤ軸221の軸線方向に移動される。第1ギヤ213を正逆に回転させると、六角ナット42は角穴40内を上下に昇降移動する。六角ナット42は、角穴40の穴端部(移動規制部)40aに当て付くことで一方の移動端が決まり、ハウジング211の底面部(移動規制部)211aに当て付くことで他方の移動端が決まり、それぞれの移動端より先への移動が規制される。そして、六角ナット42がこれらの移動端に達したとき、当該移動端方向へさらに六角ナット42を移動させる回転を第1ギヤ213に与えようとしても、移動規制された六角ナット42はそれ以上回転することができず、該六角ナット42と回転方向に一体化された第1ギヤ213の回転も規制される。
なお、第3の実施形態では第1ギヤ213内に角穴40が形成されているが、角穴40相当の非円形断面穴をハウジング211側に設けることも可能である。この変形例を、第3の実施形態と区別するために符号の最後に「′」をつけて説明すると、第1ギヤ軸221′は、ハウジング211′側に形成した軸穴に対して回動自在に支持され、第1ギヤ213′と共に回転するタイプの回転軸である。ハウジング211′には、その底面部に形成した有底穴として、もしくはその底面部から突出させた筒状部の内周面として、六角形内面形状の角穴40′が形成されていて、この角穴40′内に第1ギヤ軸221′の送りねじ41′が通されている。送りねじ41′には、角穴40′に係合して回転規制された六角ナット42′が螺合している。そして第1ギヤ213′が回転したときには、六角ナット42′が第1ギヤ軸221′の軸線方向に移動され、六角ナット42′が角穴40′の端部に当接したときに第1ギヤ213′の回転が規制される。すなわち、第3の実施形態と同様の効果が得られる。
図10及び図11は第4の実施形態を示している。この実施形態は、第3の実施形態と同様に、第1ギヤ313の内部に回転規制用の移動体を内蔵したタイプである。第1ギヤ313は、先の各実施形態の第1ギヤ13、113及び213に相当する原動側のギヤであり、アクチュエータにより回転駆動される不図示のウォームに噛合するウォームホイール324と、図示しない従動側の第2ギヤに噛合するハスバギヤ323とが同軸上に一体に形成されている。第1ギヤ313には、ハウジングに固定された第1ギヤ軸321に対して回転自在に嵌まる円形の軸穴313aが形成され、軸穴313aに続けて、該軸穴313aよりも幅広で内周面にねじが形成されたねじ穴50が形成されている。ねじ穴50は、軸穴313aとの境界部である一端部に穴端部50aを有する有底穴であり、この穴端部50aと反対側の端部は、ハウジング311(第1実施形態のハウジング11に相当する)の底面部311aに臨む開口部となっている。
第1ギヤ軸321は、軸穴313aへの挿通領域においては第1ギヤ213の回転を妨げることのない平滑な円筒面部として形成されているが、ねじ穴50内の領域では、軸線方向に長い回り止め突起51を有する非円形断面形状となっている。ねじ穴50内には、該ねじ穴50の内面ねじに螺合するねじ部を外周面に有する外面ねじ部材(移動体、軸線方向移動部材)52が配されている。外面ねじ部材52の中心には第1ギヤ軸321が挿通されており、当該挿通部分において回り止め突起51に回り止め溝52aを係合させることによって、第1ギヤ軸321に対する外面ねじ部材52の相対回転が規制されている。
第1ギヤ313が回転されると、回り止め突起51と回り止め溝52aの係合によって回転規制された外面ねじ部材52が、ねじ穴50の内面ねじとの螺合関係によって、該ねじ穴50内を軸線方向に移動される。第1ギヤ313を正逆に回転させると、外面ねじ部材52はねじ穴50内を上下に昇降移動する。外面ねじ部材52は、ねじ穴50の穴端部(移動規制部)50aに当て付くことで一方の移動端が決まり、ハウジング311の底面部(移動規制部)311aに当て付くことで他方の移動端が決まり、それぞれの移動端より先への移動が規制される。そして、外面ねじ部材52がこれらの移動端に達したとき、当該移動端方向へさらに外面ねじ部材52を移動させる回転を第1ギヤ313に与えようとしても、移動規制された外面ねじ部材52との螺合関係によって第1ギヤ313のそれ以上の回転が規制される。
なお、第4の実施形態では第1ギヤ313内にねじ穴50が形成されているが、ねじ穴50相当の部位をハウジング311側に設けることも可能である。この変形例を、第4の実施形態と区別するために符号の最後に「′」をつけて説明すると、第1ギヤ軸321′は、ハウジング311′側に形成した軸穴に対して回動自在に支持され、第1ギヤ313′と共に回転するタイプの回転軸である。ハウジング311′には、その底面部に形成した有底穴として、もしくはその底面部から突出させた筒状部の内周面として、ねじ穴50′が形成されていて、このねじ穴50′内に回り止め突起51′を有する第1ギヤ軸321′が通されている。ねじ穴50′内に螺合支持された外面ねじ部材52′は、回り止め突起51′との係合関係によって、第1ギヤ軸321′(第1ギヤ313′)に対する相対回転を規制されつつ、該第1ギヤ軸321′の軸線方向に移動可能に支持されている。そして第1ギヤ313′が回転したときには、外面ねじ部材52′が第1ギヤ軸321′の軸線方向に移動され、外面ねじ部材52′がねじ穴50′の端部に当接したときに第1ギヤ313′の回転が規制される。すなわち、第4の実施形態と同様の効果が得られる。
以上の第3、第4の実施形態では、第1ギヤ213、313の回転を規制する移動体である六角ナット42や外面ねじ部材52が第1ギヤ213、313の軸部に内蔵された構造であるため、ストッパ機構をより一層コンパクトに構成することができる。そして、送りねじ41やねじ穴50のねじピッチの設定を変えることにより、第1ギヤ213、313の単位回転あたりの六角ナット42や外面ねじ部材52の移動量を変えることが可能であり、ストッパ機構による第1ギヤ213、313の回転作動範囲を高い自由度で設定することができる。
図12及び図13は第5の実施形態を示している。第1ギヤ413は、上記各実施形態の第1ギヤ13、113、213及び313に相当する原動側のギヤであり、アクチュエータにより回転駆動される不図示のウォームに噛合するウォームホイール424と、図示しない従動側の第2ギヤに噛合するハスバギヤ423とが同軸上に一体に形成されている。第1ギヤ413は、ハウジング411に固定した第1ギヤ軸421に対して相対回転自在に嵌まる軸穴413aを有し、ウォームの正逆の回転に応じて第1ギヤ軸421を中心として正逆に回転駆動される。ハウジング411の底面部には、第1ギヤ軸421を中心とした第1ギヤ413の半径方向に向けて長溝(移動規制部)60が形成されていて、この長溝60の長手方向(第1ギヤ413の半径方向)へ移動可能に回転規制ピン(移動体、半径方向移動部材)61が嵌まっている。第1ギヤ413におけるハウジング411の底面部との対向面には、第1ギヤ軸421を中心とする周方向(回転方向)に進むにつれて半径方向位置を変化させる螺旋状(渦巻き状)溝62が形成されており、回転規制ピン61は、長溝60と同時に該螺旋状溝62に対しても摺動可能に嵌まっている。
第1ギヤ413が回転されると、回転規制ピン61は螺旋状溝62の軌跡に従って長溝60内をギヤ半径方向に移動する。回転規制ピン61は、長溝60の一端部と他端部に当て付くことで移動端が決まり、それぞれの移動端より先への移動が規制される。そして、回転規制ピン61がこれらの移動端に達したとき、当該移動端方向へさらに回転規制ピン61を移動させる回転を第1ギヤ413に与えようとしても、回転規制ピン61と長溝60、回転規制ピン61と螺旋状溝62の係合関係によって第1ギヤ413のそれ以上の回転が規制される。
この実施形態では、第1ギヤ413の回転を規制する回転規制ピン61が、ハウジング411と第1ギヤ413の対向面間に形成した長溝60と螺旋状溝62内に配されているため、コンパクトで簡単な構造のストッパ機構が得られる。また、長溝60の長さや螺旋状溝62の軌跡を変えることにより、ストッパ機構による第1ギヤ413の回転作動範囲を任意に変化させることができる。なお、図12及び図13の実施形態では、回転規制ピン61が長溝60の両端部に当接することで回転規制ピン61の移動が規制されるが、これに代えて、回転規制ピン61が螺旋状溝62の端部に当接することで回転規制ピン61の移動を規制して、第1ギヤ413のそれ以上の回転を規制することも可能である。
以上説明した第1ないし第5の実施形態の減速装置ではいずれも、減速ギヤ列の原動側(アクチュエータによって直接駆動される側)に位置する第1ギヤ(13、113、213、313及び413)に対して、回転伝達される従動側のギヤとは別に設けた回転規制用の移動体(ラック15、回転規制ホイール30、六角ナット42、外面ねじ部材52、回転規制ピン61)を介して回転規制を行うようにしている。言い換えれば、原動ギヤから従動ギヤへと続く本来の動力伝達経路(主経路)とは別に原動ギヤから移動体への動力伝達経路を独立して設け、この別系統の経路の終端部(移動体)にギヤ回転規制の機能を持たせている。この構成によれば、ストッパ機構による回転規制がなされるまでの第1ギヤの回転作動範囲を、主経路を阻害することなく高い自由度で設定することができる。具体的には、第1ギヤ(13、113、213、313及び413)の回転規制が生じるまでの回転作動範囲を数回転から数十回転(あるいはそれ以上)といった任意の値に容易に設定することができる。
また、第1と第2の実施形態においては、回転規制用の移動体であるラック15や回転規制ホイール30が、第1ギヤ13、113の回転に応じて間欠的に移動されるため、これら移動体の移動スペースが小さくて済み、コンパクトなストッパ機構とすることができる。また、第3及び第4の実施形態においては、回転規制用の移動体である六角ナット42や外面ねじ部材52が第1ギヤ213、3113の軸部内に内蔵されているため、ストッパ機構のより一層のコンパクト化が可能になる。また、第5の実施形態においても、回転規制ピン61はハウジング411の長溝60及び第1ギヤ413の螺旋状溝62内に収納されているので、ストッパ機構はコンパクトに構成されている。
また、以上の各実施形態の構造では、回転規制を受けるギヤを、従動側ギヤに比べて高回転低トルクの態様で回転駆動される原動側のギヤとしている。そして原動側のギヤに対する回転規制を行うのは、高トルクで回転される従動側ギヤとは独立して移動される移動体である。よって、ギヤの回転規制を行う際にストッパ機構にかかる負担を小さくでき、強度アップのための特別な構成や機構の大型化が不要になる。特に、動力伝達の主経路上の部材を低強度材で作ることが可能になる。その結果、製造コストを抑えることができる。また、ストッパ機構による回転規制を行う際に動力伝達の主経路に余分な負荷がかからないため、高精度な回転伝達を行うことができ、駆動精度や耐久性に優れた減速装置が得られる。
以上のように、本発明によれば、減速装置における回転作動範囲の設定自由度が高く、回転規制時に負荷がかかりにくく安価に製造可能な減速装置を得ることができる。但し、本発明は図示実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態においてはアクチュエータと第1のギヤの動力伝達部分をウォームとウォームホイールとし、第1のギヤと第2のギヤの噛合部分をハスバギヤとしているが、減速ギヤ列を構成するギヤはこれらのタイプに限定されず、単純な平歯車や別種のギヤを用いることができる。
また、本発明によるストッパ機構を備えた減速装置は、例えば車両用シートのリクライニング装置に好適であるが、これ以外の様々な機器に搭載可能である。
本発明を適用した減速装置の分解斜視図である。 図1の減速装置をハウジングの蓋を除いて示した状態の平面図である。 図2のA−A断面線に沿う断面図である。 図2のB−B断面線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る減速装置をハウジングの蓋を除いて示した状態の平面図である。 図5のC−C断面線に沿う断面図である。 図5のD−D断面線に沿う断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る減速装置を構成する第1ギヤを軸線方向の断面で示した断面図である。 図8の第1ギヤを底面側から見た図である。 本発明の第4の実施形態に係る減速装置を構成する第1ギヤを軸線方向の断面で示した断面図である。 図10の第1ギヤを底面側から見た図である。 本発明の第5の実施形態に係る減速装置を構成する第1ギヤを軸線方向の断面で示した断面図である。 図12の第1ギヤを底面側から見た図である。
符号の説明
11 111 211 311 411 ハウジング
11a 側壁部(移動規制部)
11g 移動規制突起(移動規制部)
12 アクチュエータ(モータ)
13 113 213 313 413 第1ギヤ(原動ギヤ)
14 114 第2ギヤ(従動ギヤ)
15 ラック(移動体)
21 121 221 321 421 第1ギヤ軸
22 第2ギヤ軸
25 間欠ギヤ
30 回転規制ホイール(移動体、回動部材)
30a 円弧状凹部
30b 外径突出部
30c 径方向溝(回転伝達凹部)
30d 回転規制凸部
31 回転規制凸部(移動規制部)
32 偏心ピン(回動部)
34 部分円形部(回動規制部)
40 角穴(非円形ガイド穴)
40a 角穴の穴端部(移動規制部)
41 送りねじ
42 六角ナット(移動体、軸線方向移動部材)
50 ねじ穴
50a ねじ穴の穴端部(移動規制部)
51 回り止め突起
52 外面ねじ部材(移動体、軸線方向移動部材)
52a 回り止め溝
60 長溝(移動規制部)
61 回転規制ピン(移動体、半径方向移動部材)
62 螺旋状溝
211a 311a ハウジングの底面部(移動規制部)

Claims (8)

  1. アクチュエータの回転を減速しながら被駆動部材へと伝達する減速装置であって、
    原動ギヤと、該原動ギヤの回転が伝達されて被駆動部材へ駆動力を伝達する従動ギヤと、原動ギヤの回転作動範囲を予め設定された範囲に規制するストッパ機構とを有し、
    上記ストッパ機構は、
    上記アクチュエータを起点として上記原動ギヤから上記従動ギヤを経て上記被駆動部材へ続く動力伝達の主経路とは別の動力伝達経路に設けられ、該原動ギヤの正逆回転が減速されながら伝達されて正逆方向に移動される移動体と、
    該移動体に当接してその移動を規制する移動規制部とを有することを特徴とする減速装置。
  2. 請求項1記載の減速装置において、上記原動ギヤから移動体への動力伝達が間欠的に行われることを特徴とする減速装置。
  3. 請求項2記載の減速装置において、上記移動体はラックからなり、
    原動ギヤは、従動ギヤに噛合する回転伝達ギヤ部と、該回転伝達ギヤ部と同軸上に設けられ、上記ラックに間欠的に噛合するギヤ突起が形成された間欠ギヤ部とを有し、
    ラックを収納するハウジングを備え、上記移動規制部は該ハウジング内に形成した移動規制面よりなることを特徴とする減速装置。
  4. 請求項2記載の減速装置において、上記移動体は原動ギヤの回転軸と平行な回転軸を中心として正逆に回転する回動部材よりなり、該回動部材はその周縁部に複数の回転伝達凹部と円弧状凹部とを交互に備え、
    原動ギヤの回転軸には、上記回動部材の円弧状凹部に係合して回動部材への回転伝達を規制する円弧状外面の回動規制部と、回転伝達凹部に係合して回動部材を回動させる回動部とが設けられていることを特徴とする減速装置。
  5. 請求項1記載の減速装置において、上記移動体は、原動ギヤの回転が伝達されて該原動ギヤの回転軸の軸線方向に移動される軸線方向移動部材よりなり、
    軸線方向移動部材を収納するハウジングを備え、上記移動規制部は、上記軸線方向に離間して位置される、該ハウジングと原動ギヤの互いの対向面よりなることを特徴とする減速装置。
  6. 請求項5記載の減速装置において、原動ギヤの回転軸の外周面に送りねじを備え、原動ギヤは、この送りねじの周囲に、回転軸の軸線方向へ一様断面をなす非円形ガイド穴を備え、
    上記軸線方向移動部材は、上記非円形ガイド穴に対して相対回転が規制された状態で上記軸線方向へ移動可能に支持され、かつ上記送りねじに螺合していることを特徴とする減速装置。
  7. 請求項5記載の減速装置において、原動ギヤの回転軸に、その軸線方向へ一様断面をなす非円形断面部を備え、原動ギヤは、この回転軸の非円形断面部を囲むねじ穴を備え、
    上記軸線方向移動部材は、回転軸の非円形断面部に対して相対回転が規制された状態で上記軸線方向に移動可能に支持され、かつ原動ギヤの上記ねじ穴に螺合していることを特徴とする減速装置。
  8. 請求項1記載の減速装置において、上記移動体は原動ギヤの回転軸を中心とする半径方向に往復移動可能な半径方向移動部材からなり、
    上記半径方向移動部材を収納するハウジングを備え、
    原動ギヤの端面または該端面に対向するハウジング対向面の一方に、上記半径方向移動部材が相対移動可能に嵌まる螺旋溝を備え、
    原動ギヤの端面または該端面に対向するハウジング対向面の他方に形成され、上記半径方向移動部材を上記半径方向に移動可能に支持する長溝を備え、上記移動規制部は、該長溝の両端部よりなることを特徴とする減速装置。
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