JP5148529B2 - 放射線コリメータ及びこれを備えた放射線検出器 - Google Patents

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Description

本発明は放射線コリメータ及びこれを備えた放射線検出器に関する。
放射線コリメータと放射線検出部とを備えた放射線検出器は、天文や医療などの様々な分野で利用されている。
例えば、天文衛星には、X線などの宇宙線を検出するために放射線検出器が搭載されている。そして、従来、この天文衛星に搭載された放射線検出器には、図12に示すような波状に成形された薄板1を複数枚並べて構成した放射線コリメータ2が利用されていた。
また、特許文献1に開示されている放射線検出器では、図13に示すように100μm程度の厚さの薄板に直径が10nm〜10μmの微小な貫通孔3をフォトリソ(エッチング)工程により形成した放射線コリメータ4が利用されている。また、このような貫通孔2が形成された極薄板を複数枚積み上げることによって放射線コリメータを構成する手法も考えられている。なお、図13において、5は放射線検出部である。
国際公開第W02006/090595号パンフレット 特開2002−90463号公報
図12に示すような放射線コリメータ2には、波状の薄板1の加工精度が高くないため、大面積化が困難であるという問題がある。
また、図13に示すような貫通孔2が形成された極薄板を複数枚積み上げるには高精度の積み上げ技術が要求されるため、高アスペクト比化が困難であるという問題がある。
従って本発明は上記の事情に鑑み、大面積化と高アスペクト比化とを容易に実現することができる放射線コリメータ及びこれを備えた放射線検出器を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1発明の放射線コリメータは、複数の縦板と複数の横板とを有してなる層を、複数積層してなるものであって、
各縦板は、長さ方向が放射線入射方向と垂直な一方向である縦方向となるように配設された帯状の板であって、板幅方向の一端部にはのこぎり歯状の複数の第1の歯が、長さ方向に等間隔に形成され、板幅方向の他端部にはのこぎり歯状の複数の第2の歯が、長さ方向に等間隔で且つ長さ方向の向きが第1の歯と逆向きに形成され、第1の歯の幅と、第2の歯の幅と、第1の歯と第2の歯の間の部分の幅とが等しい形状であり、
各横板は、長さ方向が放射線入射方向と垂直な他の方向である横方向となり縦板に直交するように配設された帯状の板であって、板幅方向の一端部にはのこぎり歯状の複数の第1の歯が、長さ方向に等間隔に形成され、板幅方向の他端部にはのこぎり歯状の複数の第2の歯が、長さ方向に等間隔で且つ長さ方向の向きが第1の歯と逆向きに形成され、第1の歯の幅と、第2の歯の幅と、第1の歯と第2の歯の間の部分の幅とが等しい形状であり、
各層は何れも、等間隔に配設された複数枚の縦板と、これらの縦板の上に等間隔で配設された複数枚の横板とを有し、且つ、縦板の第2の歯の間の谷底部と、横板の第1の歯の間の谷底部とを係合させた構成であり、
隣接する上下の層の縦板同士は、下層の縦板の第2の歯と、上層の縦板の第1の歯とが噛み合い、且つ、この噛み合っている第1の歯の板幅方向に沿う面と、第2の歯の板幅方向に沿う面とによって、下層の横板の第1の歯と第2の歯の間の部分を挾持しており、
隣接する上下の層の横板同士は、下層の横板の第2の歯と、上層の横板の第1の歯とが噛み合い、且つ、この噛み合っている第1の歯の板幅方向に沿う面と、第2の歯の板幅方向に沿う面とによって、上層の縦板の第1の歯と第2の歯の間の部分を挾持しており、
縦板と横板で構成された矩形の貫通孔が縦横に複数配列されて、格子状を成していることを特徴とする。
また、第2発明の放射線コリメータは、第1発明の放射線コリメータにおいて、
直方体状の筒体であるガイドフレームを有し、
ガイドフレームの内側の一対の対向面には、複数の縦板用溝が等間隔に対向して形成され、且つ、ガイドフレームの内側の他の一対の対向面には、複数の横板用溝が等間隔に対向して形成されており、
縦板用溝には縦板の両端部が嵌め込まれ、横板用溝には横板の両端部がはめ込まれていることを特徴とする。
また、第3発明の放射線検出器は、第1又は第2発明の放射線コリメータと、
この放射線コリメータの深さ方向の一端側に配置された放射線検出部と、
を有することを特徴とする。
第1発明の放射線コリメータによれば、複数の縦板と複数の横板とを有してなる層を、複数積層してなるものであって、各縦板は、長さ方向が放射線入射方向と垂直な一方向である縦方向となるように配設された帯状の板であって、板幅方向の一端部にはのこぎり歯状の複数の第1の歯が、長さ方向に等間隔に形成され、板幅方向の他端部にはのこぎり歯状の複数の第2の歯が、長さ方向に等間隔で且つ長さ方向の向きが第1の歯と逆向きに形成され、第1の歯の幅と、第2の歯の幅と、第1の歯と第2の歯の間の部分の幅とが等しい形状であり、各横板は、長さ方向が放射線入射方向と垂直な他の方向である横方向となり縦板に直交するように配設された帯状の板であって、板幅方向の一端部にはのこぎり歯状の複数の第1の歯が、長さ方向に等間隔に形成され、板幅方向の他端部にはのこぎり歯状の複数の第2の歯が、長さ方向に等間隔で且つ長さ方向の向きが第1の歯と逆向きに形成され、第1の歯の幅と、第2の歯の幅と、第1の歯と第2の歯の間の部分の幅とが等しい形状であり、各層は何れも、等間隔に配設された複数枚の縦板と、これらの縦板の上に等間隔で配設された複数枚の横板とを有し、且つ、縦板の第2の歯の間の谷底部と、横板の第1の歯の間の谷底部とを係合させた構成であり、隣接する上下の層の縦板同士は、下層の縦板の第2の歯と、上層の縦板の第1の歯とが噛み合い、且つ、この噛み合っている第1の歯の板幅方向に沿う面と、第2の歯の板幅方向に沿う面とによって、下層の横板の第1の歯と第2の歯の間の部分を挾持しており、隣接する上下の層の横板同士は、下層の横板の第2の歯と、上層の横板の第1の歯とが噛み合い、且つ、この噛み合っている第1の歯の板幅方向に沿う面と、第2の歯の板幅方向に沿う面とによって、上層の縦板の第1の歯と第2の歯の間の部分を挾持しており、縦板と横板で構成された矩形の貫通孔が縦横に複数配列されて、格子状を成していることを特徴としており、従来の方式に比べて、のこぎり歯状の第1の歯と第2の歯を有する縦板と横板を積層する単純な構造であるため、大面積化と高アスペクト比化を容易に達成することができる。
また、横板の第1の歯と第2の歯がのこぎり歯状になっているため、下層の横板の第2の歯と上層の横板の第1の歯とを噛み合わせる際には、上層の横板を斜めに移動させて、下層の横板の第2の歯に上層の横板の第1の歯を噛み合わせることができる。
同様に、縦板の第1の歯と第2の歯がのこぎり歯状になっているため、下層の縦板の第2の歯と上層の縦板の第1の歯とを噛み合わせる際には、上層の縦板を斜めに移動させて、下層の縦板の第2の歯に上層の縦板の第1の歯を噛み合わせることができる。
このため、矩形状の歯同士を噛み合わせるような場合に比べて、容易且つ確実に積層作業を行うことができ、上下の縦板の歯で横板を挟むことや、上下の横板の歯で縦板を挟むことも容易且つ確実に行うことができる。
また、縦板や横板の加工は、簡易な同一形状のプレス加工金型のみを用いたプレス加工によって行うことができるため、低コスト化を図ることもできる。
第2発明の放射線コリメータによれば、第1発明の放射線コリメータにおいて、直方体状の筒体であるガイドフレームを有し、ガイドフレームの内側の一対の対向面には、複数の縦板用溝が等間隔に対向して形成され、且つ、ガイドフレームの内側の他の一対の対向面には、複数の横板用溝が等間隔に対向して形成されており、縦板用溝には縦板の両端部が嵌め込まれ、横板用溝には横板の両端部がはめ込まれていることを特徴としているため、簡易な構成で確実に縦板と横板を支持することができる。
第3発明の放射線検出器によれば、第1又は第2発明の放射線コリメータと、この放射線コリメータの深さ方向の一端側に配置された放射線検出部とを有することを特徴としているため、大面積化や高アスペクト比化などが可能な放射線コリメータを用いた高性能の放射線検出器を実現することができる。
本発明の実施の形態例に放射線コリメータの斜視図である。 (a)は放射線コリメータを構成する薄板の側面図、(b)は(a)のA部拡大図、(c)は(b)のB1方向矢視図、(d)は(b)のB2方向矢視図である。 薄板の加工方法を説明する図である。 (a)は放射線コリメータの一部(縦板と横板の積層状態)を示す側面図、(b)は(a)のC方向矢視図である。 (a)は図4(a)のD部拡大図、(b)は上下の層の横板の歯同士を噛み合わせるときの状態を示す図である。 (a)は図4(b)のF部拡大図、(b)は上下の層の縦板の歯同士を噛み合わせるときの状態を示す図である。 放射線コリメータのガイドフレームの平面図である。 ガイドフレームに縦板を嵌め込んだ状態を示す図である。 ガイドフレームに縦板と横板を嵌め込んだ状態を示す図である。 本発明の実施の形態例に係る放射線検出器の斜視図である。 放射線検出器を構成する放射線検出部の斜視図である。 従来例の放射線コリメータの斜視図である。 他の従来例の放射線コリメータの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本発明の実施の形態例に係る放射線コリメータ11は縦板12と横板13とガイドフレーム14とを有してなるものであり、全体的な形状が直方体状のものである。
ガイドフレーム14は縦板12と横板13を支持する直方体状の筒体であり、深さ方向(図1(a)の上下方向)の両端が開口している。ガイドフレーム14の内側では、積層した縦板12と横板13で構成されて深さ方向に延びている矩形(正方形)の貫通孔15が、縦横に多数配列されて、格子状を成している。
そして、この放射線コリメータ11は、各貫通孔15の一辺の長さL1(例えば2mm)と、各14の深さ方向の長さL2(例えば200mm)との比であるアスペクト比(L1:L2)が、1:100程度になっており、高アスペクト比化を実現している。また、この放射線コリメータ11は、一辺の長さL3が例えば100mm程度のものであり、大面積化も実現している。
各貫通孔15に入射したX線等の放射線は、各貫通孔15でコリメートされて各孔15から出射される。また、各貫通孔15は高いアスペクト比を有しているため、放射線の検出の邪魔になる可視光などが各貫通孔15に入射しても、この可視光などは途中で減衰してしまうため、各貫通孔15から出射されない。
図2(a),図2(b),図2(c)及び図2(d)に示すように、縦板12と横板13は同一形状のものであり、厚みの薄い帯状の板(薄板)である。即ち、同一形状の薄板を多数製作して、これらの薄板を縦板12と横板13とに利用している。
縦板12は、縦板12の板幅方向(矢印I方向:以下、単に板幅方向と称する)の一端部に複数の第1の歯12Aが、縦板12の長さ方向(矢印J方向:以下、単に長さ方向と称する)に等間隔(L8)に形成され、板幅方向の他端部に複数の第2の歯12Bが、長さ方向に等間隔(L8)に形成されている。
また、第1の歯12Aと第2の歯12Bは、長さ方向の向きが互いに逆向きとなるように形成されている。
即ち、第1の歯12Aはのこぎり歯状であり、板幅方向に沿う面12A−1と、板幅方向に対して傾斜している面12A−2とを有している。第2の歯12Bものこぎり歯状であり、板幅方向に沿う面12B−1と、板幅方向に対して傾斜している面12B−2とを有している。そして、第1の歯12Aは板幅方向に沿う面12A−1が長さ方向の左側に位置し、板幅方向に対して傾斜している面12A−2が長さ方向の右側に位置しているのに対して、第2の歯12Bは板幅方向に沿う面12B−1が長さ方向の右側に位置し、板幅方向に対して傾斜している面12B−2が長さ方向の左側に位置している。
更に、縦板12は、第1の歯12Aの幅L4と、第2の歯12Bの幅L5と、第1の歯12Aと第2の歯12Bの間の部分12Cの幅L6とが等しい形状となっている。
また、第1の歯12Aの間の谷底部12Dは、その長さ方向の幅L9が、横板13の板厚L7と、第2の歯12Bの先端部12Gの長さ方向の幅L10とを合わせた幅になっている。第2の歯12Bの間の谷底部12Eも、その長さ方向の幅L11が、横板13の板厚L7と、第1の歯12Aの先端部12Fの長さ方向の幅L12とを合わせた幅になっている。なお、L9=L11、L10=L12である。
なお、図示は省略するが、谷底部12D,12Eがプレス加工(詳細後述)の際に円みおびた形状にならなうようするために、谷底部12D,12Eの両側にRを設けるようにしてもよい。
横板13も、縦板12と同様の形状である。
即ち、横板13は、横板13の板幅方向の一端部に複数の第1の歯13Aが、横板13の長さ方向に等間隔(L8)に形成され、板幅方向の他端部に複数の第2の歯13Bが、長さ方向に等間隔(L8)に形成されている。
また、第1の歯13Aと第2の歯13Bは、長さ方向の向きが互いに逆向きになるように形成されている。
即ち、第1の歯13Aはのこぎり歯状であり、板幅方向に沿う面13A−1と、板幅方向に対して傾斜している面13A−2とを有している。第2の歯13Bものこぎり歯状であり、板幅方向に沿う面13B−1と、板幅方向に対して傾斜している面13B−2とを有している。そして、第1の歯13Aは板幅方向に沿う面13A−1が長さ方向の左側に位置し、板幅方向に対して傾斜している面123−2が長さ方向の右側に位置しているのに対して、第2の歯13Bは板幅方向に沿う面13B−1が長さ方向の右側に位置し、板幅方向に対して傾斜している面13B−2が長さ方向の左側に位置している。
更に、縦板13は、第1の歯13Aの幅L4と、第2の歯13Bの幅L5と、第1の歯13Aと第2の歯13Bの間の部分13Cの幅L6とが等しい形状となっている。
また、第1の歯13Aの間の谷底部13Dは、その長さ方向の幅L9が、縦板12の板厚L7と、第2の歯13Bの先端部13Gの長さ方向の幅L10とを合わせた幅になっている。第2の歯13Bの間の谷底部13Eも、その長さ方向の幅L11が、縦板12の板厚L7と、第1の歯13Aの先端部13Fの長さ方向の幅L12とを合わせた幅になっている。なお、L9=L11、L10=L12である。
なお、図示は省略するが、谷底部13D,13Eがプレス加工(詳細後述)の際に円みおびた形状にならなうようするために、谷底部12D,12Eの両側にRを設けるようにしてもよい。
縦板12及び横板13の寸法例としては、例えば、各幅L4,L5,L6をそれぞれ2mm、板厚L7を0.05mm、第1の歯12A,13Bの間隔L8及び第2の歯12B,13Bの間隔L8を2mmとする。
次に、図3に基づき、縦板12及び横板13の加工方法について説明する。
図3に示すように、薄い帯状の板(薄板)17を用意し、この薄板17を長さ方向(矢印G方向)へ一定の距離ずつ移動する毎に、或いは、その逆方向にプレス加工金型16を一定の距離ずつ移動する毎に、薄板17の板幅方向の一端部のプレス加工予定ライン18に対し、プレス加工金型16を矢印Hの如く板厚方向に移動させてプレス加工(切断)を行なうことにより、薄板17の板幅方向の一端部に第1の歯17A(12A,13Aに相当)を形成する。
次に、薄板17又はプレス加工金型16の向きをかえ、同様に、薄板17を長さ方向へ一定の距離ずつ移動する毎に、或いは、その逆方向にプレス加工金型16を一定の距離ずつ移動する毎に、薄板17の板幅方向の他端部のプレス加工予定ライン18に対し、プレス加工金型16を板幅方向に移動させてプレス加工(切断)を行なうことにより、薄板17の板幅方向の他端部に第2の歯17B(12B,13Bに相当)を形成する。
こうして第1の歯17Aと第2の歯17Bが形成された薄板17は、その半分が、長さ方向が縦方向となるように配設される縦板12として利用され、残り半分が、長さ方向が横方向となり縦板に直交するように配設される横板13として利用される。
薄板17(縦板12及び横板13)の材料としては、X線等の高エネルギーの放射線に対して、数mm以下の板厚で十分な遮蔽能力を持つ材料が望ましく、例えば、タングステン(W)、銅タングステン(Cu-W)、鉛(Pb)、リン青銅(Cu+Sn+P)、高密度タングステン合金(ヘビーアロイ)等を用いることができる。ヘビーアロイは、タングステン(W)を主成分とし、バインダー層をニッケル(Ni)、銅(Cu)、鉄(Fe)などで構成したタングステン基焼結合金である。なお、プレス加工における加工性を考慮した場合、リン青銅(Cu+Sn+P)が、薄板17(縦板12及び横板13)の材料として最適である。
また、ガイドフレーム15にも、薄板17(縦板12及び横板13)と同様の材料を用いることができる。
そして、本実施の形態例の放射線コリメータ11は、ガイドフレーム15の内側に複数の縦板12と複数の横板13とを有してなる層を、複数積層した構造となっている。
この積層構造を、図4(a),図4(b),図5(a),図5(b),図6(a)及び図6(b)に基づいて説明する。但し、図4(a)及び図4(b)には第1層21〜第25層25までの5層分の積層構造を示しているが、放射線コリメータ全体では、所定のアスペクト比が得られるように更に多層の積層構造となっており、何れの層も同様の構造となっている。
なお、説明の便宜上、隣接する層(例えば第1層21と第2層22や、第2層22と第3層23など)のうち、放射線コリメータ11の基端側(放射線の出射側)の層を下層、放射線コリメータ11の先端側(放射線の入射側)の層を上層と称する。
図4(a),図4(b),図5(a),図5(b),図6(a)及び図6(b)に示すように、第1層21〜第5層25の各層は何れも、等間隔に配設された複数枚(図示例では54枚)の縦板12と、これらの縦板12の上に等間隔で配設された複数枚(図示例では54枚)の横板13とを有している。
縦板12は、その長さ方向が縦方向(図4(b)の左右方向)となるように配設されている。横板13は、その長さ方向が横方向(図4(a)の左右方向)となり、縦板12に対して直交するように配設されている。
しかも、縦板12の第2の歯12Bの間の谷底部12Eと、横板13の第1の歯13Aの間の谷底部13Dとを係合させた(噛み合わせた)構成となっている。
また、隣接する上下の層(例えば第1層21と第2層22や、第2層22と第3層23など)の横板13同士は、下層(例えば第1層21と第2層22では第1層21、第2層22と第3層23では第2層22)の横板13の第2の歯13Bと、上層(例えば第1層21と第2層22では第2層22、第2層22と第3層23では第3層23)の横板13の第1の歯13Aとが噛み合っている。
しかも、この噛み合っている下層の横板13の第2の歯13Bの板幅方向に沿う面13B−1と、上層の横板13の第1の歯13Aの板幅方向に沿う面13A−1とによって、上層の縦板12の第1の歯12Aと第2の歯12Bの間の部分12Cを挾持している。
このとき、下層の横板13の第2の歯13Bの間の谷底部13Eの幅L11が、上層の縦板12の板厚L7と上層の横板13の第1の歯13Aの先端部13Fの幅L12とを合わせた幅になっているため、図5(a)に示すように、上層の縦板12の第1の歯12Aと第2の歯12Bの間の部分12Cと上層の横板13の第1の歯13Aの先端部13Fとが、下層の横板13の第2の歯13Bの間の谷底部13Eに嵌り込んでいる。
また、上層の横板13の第1の歯13Bの間の谷底部13Dの幅L9が、上層の縦板12の板厚L7と下層の横板13の第2の歯13Bの先端部13Gの幅L10とを合わせた幅になっているため、図5(a)に示すように、上層の縦板12の第1の歯12Aと第2の歯12Bの間の部分12Cと下層の横板13の第2の歯13Bの先端部13Gとが、上層の横板13の第1の歯13Bの間の谷底部13Dに嵌り込んでいる。
なお、下層の横板13の第2の歯13Bと上層の横板13の第1の歯13Aとを噛み合わせる際には、これらの歯13A,13Bがのこぎり歯状になっているため、図5(b)に矢印Kで示すように、上層の横板13を斜めに移動させて、下層の横板13の第2の歯13Bに上層の横板13の第1の歯13Aを噛み合わせることができる。
同様に、隣接する上下の層(例えば第1層21と第2層22や、第2層22と第3層23など)の縦板12同士は、下層(例えば第1層21と第2層22では第1層21、第2層22と第3層23では第2層22)の縦板12の第2の歯12Bと、上層(例えば第1層21と第2層22では第2層22、第2層22と第3層23では第3層23)の縦板12の第1の歯12Aとが噛み合っている。
しかも、この噛み合っている下層の縦板12の第2の歯12Bの板幅方向に沿う面12B−1と、上層の縦板12の第1の歯12Aの板幅方向に沿う面12A−1とによって、下層の横板13の第1の歯13Aと第2の歯13Bの間の部分13Cを挾持している。
このとき、下層の縦板12の第2の歯12Bの間の谷底部12Eの幅L11が、下層の横板13の板厚L7と上層の縦板12の第1の歯12Aの先端部12Fの幅L12とを合わせた幅になっているため、図6(a)に示すように、下層の横板13の第1の歯13Aと第2の歯13Bの間の部分13Cと上層の縦板12の第1の歯12Aの先端部12Fとが、下層の縦板12の第2の歯12Bの間の谷底部12Eに嵌り込んでいる。
また、上層の縦板12の第1の歯12Aの間の谷底部12Dの幅L9が、下層の横板13の板厚L7と下層の縦板12の第2の歯12Bの先端部12Gの幅L10とを合わせた幅になっているため、図6(a)に示すように、下層の横板13の第1の歯13Aと第2の歯13Bの間の部分13Cと下層の縦板12の第2の歯12Bの先端部12Gとが、上層の縦板12の第1の歯12Aの間の谷底部12Dに嵌り込んでいる。
なお、下層の縦板12の第2の歯12Bと上層の縦板12の第1の歯12Aとを噛み合わせる際には、これらの歯12A,12Bがのこぎり歯状になっているため、図6(b)に矢印Kで示すように、上層の縦板12を斜めに移動させて、下層の縦板12の第2の歯12Bに上層の縦板12の第1の歯12Aを噛み合わせることができる。
次に、図7〜図8に基づき、放射線コリメータ11の製作手順について説明する。
まず、図7に示すように、ガイドフレーム14を用意する。ガイドフレーム14の内側の一対の対向面14A,14Bには、複数の縦板用溝14a,14bが等間隔に対向して形成されている。同様に、ガイドフレーム14の内側の他の一対の対向面14C,14Dには、複数の横板用溝14c,14dが等間隔に対向して形成されている。
続いて、図8に示すように、縦板12の両端部12a,12bを、ガイドフレーム14の縦板用溝14a,14bにそれぞれ嵌め込む。
続いて、図9に示すように、横板13の両端部13a,13bを、ガイドフレーム14の横板用溝14c,14dにそれぞれ嵌め込む。勿論、このとき、縦板12の谷底部12Eと横板13の谷底部13Dを係合させる(噛み合わせる)。
かくして、1層分の縦板12と横板13の嵌め込みが完了する。
以下、同様に、各層の縦板12と横方向13を、順次、縦板用溝14a,14bと横板用溝14c,14dにそれぞれ嵌め込んでいく。勿論、このとき、上下の層では、下層の縦板12の第2の歯12Bと上層の縦板12の第1の歯12Aの噛み合わせや、下層の横板13の第2の歯13Bと上層の横板13の第1の歯13Aの噛み合わせも行う。
なお、この噛み合わせの際に縦板12や横板13を多少斜めに移動させることができるようにするため、縦板12の長さに比べて縦板用溝14a,14bの間隔を多少広くして、縦板12の両端部12a,12bと縦板用溝14a,14bとの間に多少の隙間が得られるようにしており、横板13の長さに比べて横板用溝14c,14cの間隔を多少広くして、横板13の両端部13a,13bと横板用溝14c,14dとの間に多少の隙間が得られるようにしている。
次に、図10及び図11に基づき、本発明の実施の形態例に係る放射線検出器について説明する。
図10に示すように、本実施の形態例の放射線検出器は、上記のような構成の放射線コリメータ11と、この放射線コリメータ11の深さ方向(図10の上下方向)の一端側(放射線の出射側)に配置された放射線検出部32とを有する構成となっている。
放射線コリメータ11はセンサ筐体31に固定されており、放射線検出部32はセンサ筐体31の内部に収容されている。なお、放射線検出器32は、図11に示すような多層のものでも、1層のでもよい。
以上のように、本実施の形態例の放射線コリメータ11によれば、複数の縦板12と複数の横板13とを有してなる層を、複数積層してなるものであって、各縦板12は、長さ方向が縦方向となるように配設された帯状の板であって、板幅方向の一端部にはのこぎり歯状の複数の第1の歯12Aが、長さ方向に等間隔に形成され、板幅方向の他端部にはのこぎり歯状の複数の第2の歯12Bが、長さ方向に等間隔で且つ長さ方向の向きが第1の歯12Aと逆向きに形成され、第1の歯12Aの幅と、第2の歯12Bの幅と、第1の歯12Aと第2の歯12Bの間の部分12Cの幅とが等しい形状であり、各横板13は、長さ方向が横方向となり縦板12に直交するように配設された帯状の板であって、板幅方向の一端部にはのこぎり歯状の複数の第1の歯13Aが、長さ方向に等間隔に形成され、板幅方向の他端部にはのこぎり歯状の複数の第2の歯13Bが、長さ方向に等間隔で且つ長さ方向の向きが第1の歯13Aと逆向きに形成され、第1の歯13Aの幅と、第2の歯13Bの幅と、第1の歯13Aと第2の歯13Bの間の部分13Cの幅とが等しい形状であり、各層は何れも、等間隔に配設された複数枚の縦板12と、これらの縦板12の上に等間隔で配設された複数枚の横板13とを有し、且つ、縦板12の第2の歯12Bの間の谷底部12Eと、横板13の第1の歯13Aの間の谷底部13Dとを係合させた構成であり、隣接する上下の層の縦板12同士は、下層の縦板12の第2の歯12Bと、上層の縦板12の第1の歯12Aとが噛み合い、且つ、この噛み合っている第1の歯12Aの板幅方向に沿う面12A−1と、第2の歯12Bの板幅方向に沿う面12B−1とによって、下層の横板13の第1の歯13Aと第2の歯13Bの間の部分13Cを挾持しており、隣接する上下の層の横板13同士は、下層の横板13の第2の歯13Bと、上層の横板13の第1の歯13Aとが噛み合い、且つ、この噛み合っている第1の歯13Aの板幅方向に沿う面13A−1と、第2の歯13Bの板幅方向に沿う面13B−1とによって、上層の縦板12の第1の歯12Aと第2の歯12Bの間の部分12Cを挾持しており、縦板12と横板13で構成された矩形の貫通孔15が縦横に複数配列されて、格子状を成していることを特徴としており、従来の方式に比べて、のこぎり歯状の第1の歯12A,13Aと第2の歯12B,13Bを有する縦板12と横板13を積層する単純な構造であるため、大面積化と高アスペクト比化を容易に達成することができる。
また、横板13の第1の歯13Aと第2の歯13Bがのこぎり歯状になっているため、下層の横板13の第2の歯13Bと上層の横板13の第1の歯13Aとを噛み合わせる際には、上層の横板13を斜めに移動させて、下層の横板13の第2の歯13Bに上層の横板13の第1の歯13Aを噛み合わせることができる。
同様に、縦板12の第1の歯12Aと第2の歯12Bがのこぎり歯状になっているため、下層の縦板12の第2の歯12Bと上層の縦板12の第1の歯12Aとを噛み合わせる際には、上層の縦板12を斜めに移動させて、下層の縦板12の第2の歯12Bに上層の縦板12の第1の歯12Aを噛み合わせることができる。
このため、矩形状の歯同士を噛み合わせるような場合に比べて、容易且つ確実に積層作業を行うことができ、上下の縦板12の歯12A,12Bで横板13を挟むことや、上下の横板12の歯13A,13Bで縦板12を挟むことも容易且つ確実に行うことができる。
また、縦板12や横板13の加工は、簡易な同一形状のプレス加工金型16のみを用いたプレス加工によって行うことができるため、低コスト化を図ることもできる。
また、本実施の形態例の放射線コリメータ11によれば、直方体状の筒体であるガイドフレーム14を有し、ガイドフレーム14の内側の一対の対向面14A,14Bには、複数の縦板用溝14a,14bが等間隔に対向して形成され、且つ、ガイドフレーム14の内側の他の一対の対向面14C,14Dには、複数の横板用溝14c,14dが等間隔に対向して形成されており、縦板用溝14a,14bには縦板12の両端部12a,12bが嵌め込まれ、横板用溝14c,14dには横板13の両端部13a,13bがはめ込まれていることを特徴としているため、簡易な構成で確実に縦板12と横板13を支持することができる。
また、本実施の形態例の放射線検出器によれば、上記の放射線コリメータ11と、この放射線コリメータ11の深さ方向の一端側に配置された放射線検出部32とを有することを特徴としているため、大面積化や高アスペクト比化などが可能な放射線コリメータ11を用いた高性能の放射線検出器を実現することができる。
なお、上記では、ガイドフレーム14を用いたが、必ずしもこれに限定するものではなく、ガイドフレーム14以外の支持手段によって縦板12と横板13を支持するようにしてもよく、更には縦板12と横板13だけで構成してもよい。縦板12と横板13だけで構成する場合には、これらの縦板12同士や、横板13同士や、縦板12と横板13を、接着剤などの接着手段による接着や溶接などの結合手段によって結合すればよい。なお、ガイドフレーム14などの支持手段を用いる場合にも、同様の結合手段によって縦板12同士や、横板13同士や、縦板12と横板13を結合してもよい。
また、上記では、縦板12と横板13を同一形状のものとしたが、必ずしもこれに限定するものではなく、縦板12と横板13の全体の長さが異なっていてもよく(この場合、放射線コリメータ全体の平面視の形状が、図1(b)に示すような正方形状ではなく、長方形状になる)、縦板12と横板12の歯の間隔が異なっていてもよい(この場合、放射線コリメータの各孔の平面視の形状が、図1(b)に示すような正方形ではなく、長方形状になる)。
また、図1(a)に示す如く、放射線コリメータ11の上端や下端は、縦板12や横板13ののこぎり歯状の歯12A,12B,13A,13Bがむきだしのまま(ギザギザ状)でもよいが、平らにしてもよい。例えば、片側が平らでその反対側に歯形の付いた格子状の枠を、放射線コリメータ11の上端や下端の縦板12や横板13の歯12A,12B,13A,13Bに噛み合わせるこによって、平らにしてもよい。
また、本発明は天文衛星に搭載する放射線検出器に適用して有用なものであるが、これに限定するものではなく、天文以外の様々な分野(例えば医療や非破壊検査などの分野)に用いられる放射線検出器にも適用することができる。
本発明は放射線コリメータ及びこれを備えた放射線検出器に関するものであり、放射線コリメータの大面積化や高アスペクト比化などを図る場合に適用して有用なものである。
11 放射線コリメータ
12 縦板
12A 第1の歯
12A−1 板幅方向に沿う面
12A−2 板幅方向に対して傾斜している面
12B 第2の歯
12B−1 板幅方向に沿う面
12B−2 板幅方向に対して傾斜している面
12C 第1の歯と第2の歯の間の部分
12D,12E 谷底部
12F,12G 先端部
12a,12b 端部
13 横板
13A−1 板幅方向に沿う面
13A−2 板幅方向に対して傾斜している面
13B 第2の歯
13B−1 板幅方向に沿う面
13B−2 板幅方向に対して傾斜している面
13C 第1の歯と第2の歯の間の部分
13D,13E 谷底部
13F,13G 先端部
13a,13b 端部
14 ガイドフレーム
14A,14B,14C,14D ガイドフレームの内側の面
14a,14b 縦板用溝
14c,14d 横板用溝
15 貫通孔
16 プレス加工金型
17 薄板
17A 第1の歯
17B 第2の歯
18 プレス加工予定ライン
21 第1層
22 第2層
23 第3層
24 第4層
25 第5層
31 センサ筐体
32 放射線検出部

Claims (3)

  1. 複数の縦板と複数の横板とを有してなる層を、複数積層してなるものであって、
    各縦板は、長さ方向が放射線入射方向と垂直な一方向である縦方向となるように配設された帯状の板であって、板幅方向の一端部にはのこぎり歯状の複数の第1の歯が、長さ方向に等間隔に形成され、板幅方向の他端部にはのこぎり歯状の複数の第2の歯が、長さ方向に等間隔で且つ長さ方向の向きが第1の歯と逆向きに形成され、第1の歯の幅と、第2の歯の幅と、第1の歯と第2の歯の間の部分の幅とが等しい形状であり、
    各横板は、長さ方向が放射線入射方向と垂直な他の方向である横方向となり縦板に直交するように配設された帯状の板であって、板幅方向の一端部にはのこぎり歯状の複数の第1の歯が、長さ方向に等間隔に形成され、板幅方向の他端部にはのこぎり歯状の複数の第2の歯が、長さ方向に等間隔で且つ長さ方向の向きが第1の歯と逆向きに形成され、第1の歯の幅と、第2の歯の幅と、第1の歯と第2の歯の間の部分の幅とが等しい形状であり、
    各層は何れも、等間隔に配設された複数枚の縦板と、これらの縦板の上に等間隔で配設された複数枚の横板とを有し、且つ、縦板の第2の歯の間の谷底部と、横板の第1の歯の間の谷底部とを係合させた構成であり、
    隣接する上下の層の縦板同士は、下層の縦板の第2の歯と、上層の縦板の第1の歯とが噛み合い、且つ、この噛み合っている第1の歯の板幅方向に沿う面と、第2の歯の板幅方向に沿う面とによって、下層の横板の第1の歯と第2の歯の間の部分を挾持しており、
    隣接する上下の層の横板同士は、下層の横板の第2の歯と、上層の横板の第1の歯とが噛み合い、且つ、この噛み合っている第1の歯の板幅方向に沿う面と、第2の歯の板幅方向に沿う面とによって、上層の縦板の第1の歯と第2の歯の間の部分を挾持しており、
    縦板と横板で構成された矩形の貫通孔が縦横に複数配列されて、格子状を成していることを特徴とする放射線コリメータ。
  2. 請求項1に記載の放射線コリメータにおいて、
    直方体状の筒体であるガイドフレームを有し、
    ガイドフレームの内側の一対の対向面には、複数の縦板用溝が等間隔に対向して形成され、且つ、ガイドフレームの内側の他の一対の対向面には、複数の横板用溝が等間隔に対向して形成されており、
    縦板用溝には縦板の両端部が嵌め込まれ、横板用溝には横板の両端部がはめ込まれていることを特徴とする放射線コリメータ。
  3. 請求項1又は2に記載の放射線コリメータと、
    この放射線コリメータの深さ方向の一端側に配置された放射線検出部と、
    を有することを特徴とする放射線検出器。
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