JP5147606B2 - ヒューズブロック - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリーから離れて設置されるヒューズボックスを経由せずとも、バッテリーに対してヒューズを介した電線接続を可能にするバッテリー直付け式のヒューズブロックに関するものである。
図10及び図11は、バッテリーから離れて設置されるヒューズボックスを経由せずとも、バッテリーに対してヒューズを介した電線接続を可能にするバッテリー直付け式のヒューズブロックの従来例を示したものである。
ここに示したヒューズブロック101は、下記特許文献1に開示されたもので、バスバー111と、該バスバー111の一端に一体形成された複数個の保護体接続板部113に接続される複数の回路保護体121と、前記回路保護体121を介して前記バスバー111に接続される複数の回路接続端子131と、これらのバスバー111と回路保護体121と複数の回路接続端子131とを収容保持する樹脂製のヒューズハウジング141とから構成されている。
バスバー111は、バッテリー103の上面103aに沿って延出してバッテリーポスト105に導通接続されるバッテリー接続板部112と、前記バッテリー103の側面103bに沿うようにバッテリー接続板部112から延出した延長部114と、この延長部114の先端に分岐形成された前記複数の保護体接続板部113とを、金属板により一体形成したものである。
前記保護体接続板部113は、回路保護体121を嵌合接続する端子構造に形成されている。
ここに示した回路保護体121は、いわゆるヒュージブルリンクで、詳細な構成は図示していないが、前記保護体接続板部113に接続される端子部と前記回路接続端子131に接続される端子部との間に定格以上の電流が流れた時に溶断する低融点金属製の可溶体部を備えた回路体と、この回路体を収容した樹脂製のケースとで構成されている。
回路接続端子131は、該回路接続端子131に接続されるワイヤハーネス151を介して、車載の電装回路に接続される。
このようなヒューズブロック101は、図11に示すように、バッテリー103の上縁の一稜線部を跨ぐL字状のレイアウトでバッテリー103に装着されることで、ヒューズブロック101の重心位置を、バッテリーポスト105に近づけることができ、バッテリー103に取り付けた際の占有スペースの低減や、バッテリー103への連結部に作用する曲げモーメントの低減による耐振動性能の向上に有効である。
しかし、近年、車載の電装回路の増加により、ヒューズブロック101に接続されるワイヤハーネス151の数量が増えており、それに伴い、ワイヤハーネス151等からヒューズブロック101に作用する荷重も増大している。
そこで、このワイヤハーネス151等からの荷重や車両から伝達される振動によって、バスバー111に無理な荷重や振動が作用してバスバー111が破損すること回避するために、ヒューズブロック101には、バスバー111に作用する荷重の軽減や、作用する振動を抑制するための構造的な工夫が要求される。
上記のヒューズブロック101の場合、バスバー111に作用する荷重の軽減や振動の抑制をするための構造として、バッテリー103の上部に、該バッテリー103の上面に被冠装着される樹脂製の枠体161を装備すると共に、この枠体161にはヒューズブロック101のヒューズハウジング141を固定するための係止部163を装備している。そして、ヒューズハウジング141には、係止部163に係合する連結用突起143を一体形成していて、ヒューズハウジング141自体が、枠体151を介してバッテリー103に固定されるようにしている。
即ち、上記のヒューズブロック101では、ヒューズハウジング141に一体形成した連結用突起143と枠体161の係止部163との連結部で、ワイヤハーネス151から作用する荷重を受けることにより、バスバー111に作用する荷重の軽減を図っている。
また、前記連結用突起143と係止部163との連結によって、ヒューズハウジング141のバッテリー103への取り付け姿勢を安定させて、ガタつきをなくすことにより、耐振動性能の向上を図っている。
このように、バッテリーに装着される樹脂製のハウジングに、樹脂製の連結用突起を一体形成しておいて、この連結用突起をバッテリーの表面に当接させたり、バッテリー側に係合させることで、バッテリーポストに接続されるバスバーや接続端子等に作用する荷重や振動を軽減する技術は、下記の特許文献2,3にも記述されている。
実開昭64−48850号公報 実開平2−74762号公報 特開平11−260344号公報
しかし、バッテリー側に当接又は係合させる樹脂製の連結用突起143を樹脂製のヒューズハウジング141自体に一体形成した従来のヒューズブロック101の場合は、汎用性に乏しく、装着するバッテリー103の仕様変更等のために、連結用突起143に突出寸法や突出形状の変更が必要となる場合には、ヒューズハウジング141の全体を作り直すという大がかりな対策が必要となり、装着するバッテリーの仕様変更等に簡単に対応できないという問題があった。
また、樹脂製の連結用突起143の場合は、金属材料と比較して高い強度を確保することが難しく、例えば、ヒューズブロック101のコンパクト化のために連結用突起143の薄肉化や小幅化を行うと、連結用突起143の強度不足が発生して、その結果、バスバー111に作用する荷重の軽減や振動の抑制といった本来の役割を十分に果たせなくなるおそれがある。
そのため、連結用突起143の薄肉化や小幅化によりヒューズブロックのコンパクト化を図ることが難しいという欠点もあった。
本発明の目的は上記課題を解消することに係り、装着するバッテリーの仕様変更等に伴って、ヒューズハウジングをバッテリーに固定する手段の突出寸法や突出形状に変更が必要となる場合でも、ヒューズハウジング全体の作り直しといった大がかりな対策が不要で、簡単に対応することができる高い汎用性を備え、また、ヒューズハウジングをバッテリーに固定する手段の薄肉化や小幅化によりコンパクト化を図ることが可能なヒューズブロックを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) バッテリーの上面に沿って延在してバッテリーポストに導通接続されるバッテリー接続板部と、前記バッテリーの側面に沿うように前記バッテリー接続板部から延出して回路保護体に接続される複数の保護体接続板部とを金属板により一体形成したバスバーと、
前記回路保護体を介して前記保護体接続板部に電気的に接続された、電装回路との接続用の金属板製の複数の回路接続端子と、
前記バスバーと前記回路保護体と前記複数の回路接続端子とを前記バッテリーの一稜線部を跨ぐL字形状に収容保持する樹脂製のヒューズハウジングと、
を備え、前記バッテリーに直付けされるヒューズブロックであって、
前記ヒューズハウジングは、当該ヒューズハウジングから突出する突出端部が折曲可能である取付用金属板がインサート成形され、
前記突出端部を前記バッテリーの側面又はその周囲の構造物に係合させることで、前記バッテリーに固定されることを特徴とするヒューズブロック。
(2) 前記取付用金属板は、前記バスバー又は前記回路接続端子に一体成形されていることを特徴とする前記(1)に記載のヒューズブロック。
(3) 前記取付用金属板は、前記バスバーの発熱の大きい部分に連設されていることを特徴とする前記(2)に記載のヒューズブロック。
(4) 前記突出端部の外表面には、絶縁被覆が施されていることを特徴とする前記(2)又は(3)に記載のヒューズブロック。
(5) 前記取付用金属板は、前記バスバー及び前記回路接続端子とは電気的に非接続の独立した部品として装備されていることを特徴とする前記(1)に記載のヒューズブロック。
(6) 前記取付用金属板は、その一端を前記バスバー及び前記回路接続端子に近接して装備されていることを特徴とする前記(5)に記載のヒューズブロック。
上記(1)の構成によれば、バスバーに作用する荷重の軽減や振動の抑制をするためにヒューズハウジングをバッテリーに固定する手段は、インサート成形により樹脂製のヒューズハウジングに一体装備された取付用金属板であり、ヒューズハウジングから突出する突出端部をバッテリー側の形状に応じて折曲成形することで、突出端部の突出寸法や突出形状を多種のバッテリーに適合させることができる。
従って、装着するバッテリーの仕様変更等に伴って要求される取付用金属板の突出寸法や突出形状の変更に際して、ヒューズハウジング全体の作り直しといった大がかりな対策が不要で、前記取付用金属板の突出端部の折曲成形の調整だけで柔軟に、且つ簡単に対応することができ、取り合い寸法が異なる多種のバッテリーに対して取り付け可能な高い汎用性を得ることができる。
また、取付用金属板は、樹脂材料と比較して機械的強度が高いため、薄肉化や小幅化を図った場合でも、バッテリーとの間に高い固定強度を確保することが可能で、取付用金属板の薄肉化や小幅化によりヒューズブロックのコンパクト化を図ることもできる。
上記(2)の構成によれば、取付用金属板は、バスバー又は回路接続端子と一体で、これらのバスバー又は回路接続端子の発生する熱を吸熱して外部に放散する放熱作用を発揮するため、ヒューズブロックにおける放熱性が向上し、前記バスバー又は回路接続端子の通電発熱による蓄熱を防止することができる。
従って、前記バスバー又は回路接続端子の蓄熱によって、ヒューズ等の回路保護体の動作特性にばらつきが生じることを防止することができる。
上記(3)の構成によれば、バスバーの発熱の大きい箇所から、速やかに取付用金属板に吸熱して、前記取付用金属板の突出端部を介して外部に放熱することができるため、通電発熱によるバスバーの蓄熱をより効果的に防止することができる。
上記(4)の構成によれば、バスバー又は回路接続端子と一体の取付用金属板は、樹脂製のヒューズハウジングから外部に突出する突出端部が絶縁被覆により絶縁されているため、前記突出端部がバッテリー周辺の金属構造物に接触しても、前記バスバー又は回路接続端子の短絡事故を招くことがなく、安全性を向上させることができる。
上記(5)の構成によれば、取付用金属板はバスバー及び回路接続端子とは電気的に非接続のため、ヒューズハウジングから突出する前記取付用金属板の突出端部がバッテリー周辺の金属構造物に接触しても、バスバー又は回路接続端子の短絡事故を招くことがなく、優れた安全性を提供することができる。
上記(6)の構成によれば、取付用金属板は、その一端をバスバー又は回路接続端子に近接配置してくことにより、これらのバスバー又は回路接続端子の発熱を吸熱して、外部に放散する放熱作用を発揮するため、ヒューズブロックにおける放熱性を向上させ、前記バスバー又は回路接続端子の通電発熱による蓄熱を低減させることもできる。
本発明によるヒューズブロックによれば、バスバーに作用する荷重の軽減や振動の抑制をするためにヒューズハウジングをバッテリーに固定する取付用金属板は、突出端部の折曲箇所の調整により、突出寸法や突出形状を多種のバッテリーに適合させることができる。
従って、装着するバッテリーの仕様変更等に伴って要求される取付用金属板の突出寸法や突出形状の変更に際して、ヒューズハウジング全体の作り直しといった大がかりな対策が不要で、前記取付用金属板の突出端部の折曲成形の調整だけで柔軟に、且つ簡単に対応することができ、取り合い寸法が異なる多種のバッテリーに対して取り付け可能な高い汎用性を得ることができる。
また、取付用金属板は、樹脂材料と比較して機械的強度が高いため、薄肉化や小幅化を図った場合でも、バッテリーとの間に高い固定強度を確保することが可能で、取付用金属板の薄肉化や小幅化によりヒューズブロックのコンパクト化を図ることもできる。
以下、本発明に係るヒューズブロックの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るヒューズブロックの一実施形態の斜め上方から見た斜視図、図2は図1に示したヒューズブロックをバッテリーに取り付けた状態にして、右側面側の上方から見た斜視図、図3は図2のA矢視図、図4は図2のB矢視図、図5は図1に示したヒューズブロックをバッテリーに取り付けた状態にして、左側面側の上方から見た斜視図である。
この一実施形態のヒューズブロック1は、バッテリー3から離れて設置されるヒューズボックスを経由せずとも、バッテリー3に対してヒューズを介した電線接続を可能にするバッテリー直付け式のものである。
本実施形態のヒューズブロック1は、金属板製のバスバー5の先端に回路保護体(不図示)を介して金属板製の複数個の回路接続端子7a,7b,7c,7dが接続された構成のヒューズエレメント9と、このヒューズエレメント9を図示のようにL字状に収容保持する樹脂製のヒューズハウジング11と、インサート成形により前記ヒューズハウジング11に保持された一対の取付用金属板13,14と、前記ヒューズハウジング11に開閉可能に取り付けられたカバー15とで構成されている。
バスバー5は、バッテリー3の上面3aに沿って延出したバッテリー接続板部5aと、このバッテリー接続板部5aから延出して設けられた複数個の保護体接続板部(不図示)とを備えていて、各保護体接続板部が回路保護体(不図示)に接続される。
本実施形態の場合、回路保護体は、定格以上の電流が流れた時に溶断する低融点金属製の可溶体部で、いわゆるヒューズとして機能するものであるが、例えば、ヒューズの代わりに、電流の流れをON,OFFするリレー素子や、発光素子等を装備することも考えられる。
バスバー5のバッテリー接続板部5aには、図1及び図2に示すように、バッテリー端子21のスタッドボルト21aを挿通する端子接続穴5bと、オルタネータ等の外部回路を接続する外部回路接続部5cとが装備されている。
外部回路接続部5cには、外部回路からの端子を締結するためのスタッドボルト5dが植設されている。
バッテリー端子21は、図2〜図4に示すように、バッテリー3の上面3aに突設されたバッテリーポスト3bに締結されるポスト連結部21bと、このポスト連結部21bの一側に延設されたヒューズブロック接続用の板部21cとを具備しており、ヒューズブロック接続用の板部21cに、バッテリー接続板部5aをねじ止めするための前記スタッドボルト21aが植設されている。
バスバー5のバッテリー接続板部5aは、図3に示すように、バッテリー端子21による締結によって、バッテリー端子21が接続され、該バッテリー端子21を介して、バッテリーポスト3bに導通接続されている。
バッテリー接続板部5aに連設される不図示の複数個の保護体接続板部は、バッテリー3の側面3cに沿うように、該バッテリー接続板部5aから延出形成された板部を複数列に分岐させることによって形成されていて、各保護体接続板部毎に、所定の定格の回路保護体に接続されている。
回路接続端子7a,7b,7c,7dは、不図示の回路保護体を介して前記保護体接続板部に接続される金属板製の端子部で、本実施形態の場合は、電装回路からの端子を締結するためのスタッドボルト8a,8b,8c,8dが装備されている。
ヒューズハウジング11は、インサート成形することによって、ヒューズエレメント9を、バッテリー3の一稜線部3dを跨ぐL字形状に収容保持している。
なお、本実施形態のヒューズハウジング11は、図2にも示しているように、バスバー5のバッテリー接続板部5aを収容保持する覆う第1のハウジング部11aと、不図示の保護体接続板部や回路保護体及び回路接続端子7a,7b,7c,7dの一部を覆う第2のハウジング部11bとから構成されている。そして、第1のハウジング部11aと第2のハウジング部11bとは、L字形状に連結固定されている。
第1のハウジング部11aは、バッテリー接続板部5aの表面の内、バッテリー端子21に導通接触させる領域やスタッドボルト5dの周辺領域を除く範囲を覆っている。
第2のハウジング部11bの回路保護体を収容した部位は、前記カバー15によって覆われており、該カバー15を開くと、収容している回路保護体を視認できるようになっている。
本実施形態の場合、一対の取付用金属板13,14は、図1に示すように、第2のハウジング部11bの両側面に装備されている。
それぞれの取付用金属板13,14は、インサート成形により第2のハウジング部11bに保持されており、バッテリー3の上面3aと平行に、第2のハウジング部11bの側面から突出した突出端部13a,14aを有している。
それぞれの突出端部13a,14aは、バッテリー3の側面又はその周囲の構造物に応じて折曲可能で、当初は、図1に示したように真っ直ぐに延びた形態で生産され、後加工で、装着するバッテリー3の側面に当接又はその周囲の構造物等に係合する形状に折曲成形される。
本実施形態の場合、第2のハウジング部11bの右側面に突出した突出端部13aは、図2に示すように、第2のハウジング部11bの右側面の直近で直角に折曲された形状に成形されて、先端部をバッテリー3の右側面3eに当接して、車両の振動等によるヒューズブロック1の振れ(バッテリーポスト3bの周囲に回動する方向の振れ)を規制する。
また、第2のハウジング部11bの左側面に突出した突出端部14aは、図3及び図5に示すように、第2のハウジング部11bの左側面の直近で直角に折曲され、さらにその先端部がバッテリー3の前面側の側面3cと平行に延びた形状に成形されて、先端部をバッテリー3の前面側の側面3cに当接して、車両の振動等によるヒューズブロック1の振れを規制する。
本実施形態の場合、一対の取付用金属板13,14は、図3に示したように、それぞれの突出端部13a,14aをバッテリー3の側面に当接させることで、ヒューズブロック1をバッテリー3に固定する固定金具として機能している。
また、図示はしていないが、本実施形態のヒューズブロック1では、取付用金属板13,14は、前記バスバー5に一体成形している。
更に詳しくは、取付用金属板13,14は、バスバー5の発熱の大きい箇所に連設している。
以上に説明したヒューズブロック1では、バスバー5に作用する荷重の軽減や振動の抑制をするためにヒューズハウジング11をバッテリー3に固定する手段は、インサート成形により樹脂製のヒューズハウジング11に一体装備された取付用金属板13,14で、ヒューズハウジング11から突出する突出端部13a,14aをバッテリー3側の形状に応じて折曲成形することで、突出端部13a,14aの突出寸法や突出形状を多種のバッテリー3に適合させることができる。
従って、装着するバッテリー3の仕様変更等に伴って要求される取付用金属板13,14の突出寸法や突出形状の変更に際して、ヒューズハウジング全体の作り直しといった大がかりな対策が不要で、前記取付用金属板13,14の突出端部13a,14aの折曲成形の調整だけで柔軟に、且つ簡単に対応することができ、取り合い寸法が異なる多種のバッテリーに対して取り付け可能な高い汎用性を得ることができる。
また、取付用金属板13,14は、樹脂材料と比較して機械的強度が高いため、薄肉化や小幅化を図った場合でも、バッテリー3との間に高い固定強度を確保することが可能で、取付用金属板13,14の薄肉化や小幅化によりヒューズブロックのコンパクト化を図ることもできる。
また、本実施形態のヒューズブロック1では、取付用金属板13,14は、バスバー5と一体で、バスバー5の発生する熱を吸熱して外部に放散する放熱作用を発揮するため、ヒューズブロックにおける放熱性が向上し、バスバー5の通電発熱による蓄熱を防止することができる。
従って、バスバー5の蓄熱によって、ヒューズ等の回路保護体の動作特性にばらつきが生じることを防止することができる。
また、本実施形態のヒューズブロック1では、取付用金属板13,14をバスバー5の発熱の大きい箇所に連設しているため、バスバー5の発熱の大きい箇所から、速やかに取付用金属板13,14に吸熱して、取付用金属板13,14の突出端部13a,14aを介して外部に放熱することができ、通電発熱によるバスバー5の蓄熱をより効果的に防止することができる。
なお、インサート成形によりヒューズハウジング11に固定装備した取付用金属板13,14の突出端部13a,14aによる固定構造は、上記実施形態に限らない。
例えば、図6に示すように、各突出端部13a,14aを、バッテリー3の周囲の構造物31,32にねじ止めするようにしても良い。また、図7に示すように、突出端部13a,14aを、バッテリー3の周囲の構造物34,35に装備されたスリット34a,35aに嵌合させて固定するようにしても良い。
また、図8に示すように、第2のハウジング部11bの右側面に突出する突出端部13aは、上記の実施形態と同様に、バッテリー3の右側面3eに当接し、ヒューズハウジング11の左側面に突出する突出端部14aはバッテリー3の周囲の構造物35に装備されたスリット35aに嵌合させることで、固定しても良い。
即ち、一対の突出端部13a,14aには、異なる固定構造を採用するようにしても良い。
また、上記実施形態では、各突出端部13a,14aは、金属表面が露出した状態であった。
しかし、図9に示すように、突出端部13a,14aの外表面には、絶縁被覆37を施して、金属表面の露出を最小限にとどめると良い。
絶縁被覆37を曲げ箇所を除いた範囲のみに施すようにすると、突出端部13a,14aの折曲成形性を損なわないようにすることができる。しかし、突出端部13a,14aの全体に絶縁被覆37を施して、折曲箇所の絶縁被覆37は、切り込みを入れるなどして、折曲成形性の低下を防止することもできる。
図9に示したように突出端部13a,14aに絶縁被覆37を施した構成によれば、これらの突出端部13a,14aがバッテリー3の周辺の金属構造物に接触しても、バスバー5の短絡事故を招くことがなく、安全性を向上させることができる。
なお、以上の実施形態では、取付用金属板13,14をバスバー5に一体成形した構成としたが、取付用金属板13,14を回路接続端子に一体成形するようにしても良い。
このようにした場合にも、取付用金属板13,14は回路接続端子における通電発熱を吸熱して外部に放散する放熱作用を発揮するため、ヒューズブロックにおける放熱性を向上させることができる。
また、本発明に係るヒューズブロックにおいて、インサート成形によりヒューズハウジングに一体装備する取付用金属板は、バスバー及び前記回路接続端子とは電気的に非接続の独立した部品として装備するようにしても良い。
このように、取付用金属板をバスバー及び回路接続端子とは電気的に非接続の独立した部品とした構成の場合には、ヒューズハウジングから突出する取付用金属板の突出端部がバッテリー周辺の金属構造物に接触しても、バスバー又は回路接続端子の短絡事故を招くことがなく、優れた安全性を提供することができる。
また、取付用金属板をバスバー及び回路接続端子とは電気的に非接続の独立した部品とした構成の場合でも、ヒューズハウジング内の取付用金属板の一端をバスバー又は回路接続端子に近接配置しておけば、これらのバスバー又は回路接続端子の発熱を吸熱して、外部に放散する放熱作用を発揮するため、ヒューズブロックにおける放熱性を向上させ、バスバー又は回路接続端子の通電発熱による蓄熱を低減させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、本発明に係るヒューズブロックにおいて、ヒューズハウジングにインサート成形する取付用金属板の数量は、上記実施形態に示した2本に限らない。バッテリーの外郭形状や、バッテリーの周囲の構造に応じて、1本、あるいは3本以上の取付用金属板を装備した構成とすることができる。
本発明に係るヒューズブロックの一実施形態の斜め上方から見た斜視図である。 図1に示したヒューズブロックをバッテリーに取り付けた状態にして、右側面側の上方から見た斜視図である。 図2のA矢視図である。 図2のB矢視図である。 図1に示したヒューズブロックをバッテリーに取り付けた状態にして、左側面側の上方から見た斜視図である。 図1に示したヒューズブロックの突出端部のバッテリー側への固定構造の第2の実施例の斜視図である。 図1に示したヒューズブロックの突出端部のバッテリー側への固定構造の第3の実施例の斜視図である。 図1に示したヒューズブロックの突出端部のバッテリー側への固定構造の第4の実施例の斜視図である。 図1に示したヒューズブロックの突出端部のバッテリー側への固定構造の第5の実施例の斜視図である。 従来のヒューズブロックのバッテリーへの取り付け構造を示す斜視図である。 図10に示したヒューズブロックの縦断面図である。
符号の説明
1 ヒューズブロック
3 バッテリー
3a 上面
3b バッテリーポスト
3c 前面側の側面
3d 一稜線部
3e 右側面
5 バスバー
5a バッテリー接続板部
7a,7b,7c,7d 回路接続端子
11 ヒューズハウジング
11a 第1のハウジング部
11b 第2のハウジング部
13 取付用金属板
13a 突出端部
14 取付用金属板
14a 突出端部
15 カバー
21 バッテリー端子
21a スタッドボルト
21b ポスト連結部
21c ヒューズブロック接続用の板部
31,32 構造物
34,35 構造物
34a,35a スリット

Claims (6)

  1. バッテリーの上面に沿って延在してバッテリーポストに導通接続されるバッテリー接続板部と、前記バッテリーの側面に沿うように前記バッテリー接続板部から延出して回路保護体に接続される複数の保護体接続板部とを金属板により一体形成したバスバーと、
    前記回路保護体を介して前記保護体接続板部に電気的に接続された、電装回路との接続用の金属板製の複数の回路接続端子と、
    前記バスバーと前記回路保護体と前記複数の回路接続端子とを前記バッテリーの一稜線部を跨ぐL字形状に収容保持する樹脂製のヒューズハウジングと、
    を備え、前記バッテリーに直付けされるヒューズブロックであって、
    前記ヒューズハウジングは、当該ヒューズハウジングから突出する突出端部が折曲可能である取付用金属板がインサート成形され、
    前記突出端部を前記バッテリーの側面又はその周囲の構造物に係合させることで、前記バッテリーに固定されることを特徴とするヒューズブロック。
  2. 前記取付用金属板は、前記バスバー又は前記回路接続端子に一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載のヒューズブロック。
  3. 前記取付用金属板は、前記バスバーの発熱の大きい部分に連設されていることを特徴とする請求項2に記載のヒューズブロック。
  4. 前記突出端部の外表面には、絶縁被覆が施されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のヒューズブロック。
  5. 前記取付用金属板は、前記バスバー及び前記回路接続端子とは電気的に非接続の独立した部品として装備されていることを特徴とする請求項1に記載のヒューズブロック。
  6. 前記取付用金属板は、その一端を前記バスバー及び前記回路接続端子に近接して装備されていることを特徴とする請求項5に記載のヒューズブロック。
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