JP5146245B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP5146245B2
JP5146245B2 JP2008265591A JP2008265591A JP5146245B2 JP 5146245 B2 JP5146245 B2 JP 5146245B2 JP 2008265591 A JP2008265591 A JP 2008265591A JP 2008265591 A JP2008265591 A JP 2008265591A JP 5146245 B2 JP5146245 B2 JP 5146245B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
heat exchanger
brazing
outer plate
inner plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008265591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010096369A (ja
Inventor
剛 沖ノ谷
剛史 細野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008265591A priority Critical patent/JP5146245B2/ja
Publication of JP2010096369A publication Critical patent/JP2010096369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5146245B2 publication Critical patent/JP5146245B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

本発明は、冷媒を空気等の被熱交換流体と熱交換させる熱交換器に関するものである。特に、CO2冷媒等の内圧の高い冷媒を用いた熱交換器、例えばCO2カーエアコン用エバポレータ、ガスクーラ、CO2ヒートポンプ式給湯機の室外機ユニットに搭載するエバポレータ等に用いられるものである。
従来、CO2冷媒等の内圧の高い冷媒を用いた熱交換器のタンク部の構造としては、図4のように、ろう材をクラッドした外プレート31、中プレート32、内プレート33の3部品で構成している。この中で、内プレート33は剛性を高めるために両端に曲げ部33dを有する。そして、内プレート33両端の曲げ部33dの曲げ高さHが中間プレートの板厚t32以上となり、図5のように、内プレート33の壁部33cの上方端が、外プレート31の端部と干渉部33hで干渉(当接)していた。
内プレート33の両端を曲げるのは、内プレート33の強度を確保するためである。そして、曲げ高さHは、プレス加工を容易にするためにある程度必要である。この結果、特に意図的にプレス加工しない限り、上述のように、干渉部33hで干渉(当接)が発生していた。
また、壁部33cからは間欠的に、かしめ加工のための爪状のかしめ部33fが突出している。そして、このかしめ部33fを外プレート31の上に巻きがしめて、外プレート31、中プレート32、内プレート33を仮固定し、炉内に入れて加熱して、最終的には、これら3部品をろう付けにより接合している。
このような、間欠的に突出する爪状のかしめ部33fを用いてかしめる熱交換器のタンク部の構造としては例えば特許文献1や特許文献2が知られている。
特開2007−298197号公報 特開2006−17442号公報
上記のような干渉は、何ら問題を生じるものではないとされてきたが、次のような問題が発生した。即ち、経年使用の後に、冷媒が漏れるという問題があったのである。この原因について調査したところ、上記の干渉部33hで疲労破壊が進行していることに着目した。更に、この疲労破壊について研究したところ、上記干渉部33hが、ろう付け時のろう付け起点となり、中プレート32の側面にボイド(空気層)が発生することがあることが判明した。
即ち、図5においては、内プレート33の上面の基部33aと外プレート31の下面の接合面31cにろう材が被覆されているが、ろう付け時の高温化で当接部分のろう材同士が溶融して表面張力や毛管力で引き合い、溶融したろう材の移動が生じる。この結果、上記中プレート32の側面32aに、流出したろう材が空気層を閉じ込めて固まる現象が発生する。
この空気層つまりボイドは、完全に外部から密閉されている場合は、それほど大きな問題ではないが、多くの場合、微小な隙間を介して外部と連通している。このようなボイド内に凝縮水が浸入して凍結すると、凍結による水分の膨張と融解による収縮で繰り返し応力が発生し、ろう付け部が疲労破壊し、冷媒漏れが発生することに着目した。
また、干渉部33hが、ろう付け起点となると、ろう付け時に不必要なろう材の引き合いや移動が生じ、ろう材の過不足が発生し、ろう付け必要部位のろう材が不足することで、ろう付け不良を惹起する問題がある。つまり、あらかじめ接合してほしいところに充分な量のろう材を被覆しているが、ろう材の移動や流出が生じると、不必要な部位にろう材が堆積し、必要な部位のろう材が不足することがあった。
本発明は、このような従来の問題の原因追求の成果として成されたものであり、その目的は、高耐圧のタンク部のろう付け性能の向上、及び冷媒漏れに繋がる凍結割れの防止を可能にした熱交換器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、一対のタンク部(30、40)の間に、熱交換部(7)を形成する複数の冷媒が流れるチューブ(5)が並設され、チューブ(5)間を流れる被熱交換流体との熱交換を行う熱交換器であって、タンク部(30、40)はチューブ(5)が接続される内プレート(33)と外プレート(31)と、該外プレート(31)と内プレート(33)の間に挟持された中プレート(32)を有し、内プレート(33)と外プレート(31)と、中プレート(32)はろう付けによって互いに接合されており、外プレート(31)は冷媒の通路となる溝部が被熱交換流体の流れ方向と交わる方向に長く形成されており、中プレート(32)は被熱交換流体の流れ方向と交わる方向に多数の貫通孔が設けられており、該貫通孔はチューブ(5)内と連通しており、内プレート(33)にはチューブ(5)が挿入され、該内プレート(33)の被熱交換流体の流れ方向の端部に曲げ部(33d)が形成され、該曲げ部(33d)の先端に中プレート(32)の板厚(t32)より小さい曲げ高さ(H)の壁部(33c)が設けられていることを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、曲げ部(33d)の先端に中プレート(32)の板厚より小さい曲げ高さの壁部(33c)が設けられているから、壁部(33c)の先端が外プレート(31)と干渉することが無くなり、壁部(33c)と中プレート(32)の間にろう付け後のボイドが形成されなくなるから、ボイド内に水分が浸入し凍結することによる疲労破壊が防止でき、冷媒漏れが解消される。
次に、請求項2に記載の発明は、壁部(33c)の先端と外プレート(31)の間にろう付け後のろう材の橋絡を阻止する第1間隙(c1)が形成されていることを特徴としている。
この請求項2に記載の発明によれば、第1間隙(c1)によってろう材に包まれたボイドの形成を阻止できる。
次に、請求項3に記載の発明は、壁部(33c)の先端と外プレート(31)の間に、該外プレート(31)と中プレート(32)と、内プレート(33)を仮固定するかしめ部(33f)が部分的に形成されていることを特徴としている。
この請求項3に記載の発明によれば、かしめ部(33f)が部分的に形成されていることにより、仮固定を簡単に行うことが出来る。
次に、請求項4に記載の発明は、かしめ部(33f)の幅(W)は、かしめ部(33f)相互間のピッチ(P)より短いことを特徴としている。
この請求項4に記載の発明によれば、かしめ部(33f)の幅(W)は、かしめ部(33f)相互間のピッチ(P)より短いから、かしめ部(33f)を適当な間隔、寸法で形成でき、容易にかしめられる。
次に、請求項5に記載の発明は、内プレート(33)の被熱交換流体の流れ方向の端部にろう付けにより中プレート(32)と密着する内プレート(33)側の基部(33a)の平坦部と、ろう付けにより中プレート(32)と密着する外プレート(31)側の接合面(31c)が設けられており、該外プレート(31)側の接合面(31c)の先端と前記壁部(33c)の先端の間に第1間隙(c1)が形成され、中プレート(32)の側面(32a)と壁部(33c)の間に第2間隙(c2)が設けられていることを特徴としている。
この請求項5に記載の発明によれば、第1間隙(c1)により、ボイドの発生を阻止でき、第2間隙(c2)によって、曲げ部(33d)と中プレート(32)の側面(32a)との干渉が避けられる。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態における熱交換器の構造について、図1から図3を用いて説明する。図1は、第1実施形態における熱交換器の斜視図である。図2は、第1実施形態における熱交換器の部分拡大分解斜視図である。図3は、第1実施形態における熱交換器の部分拡大断面図であり、図2の矢印III−IIIから見た断面を示している。
図1に全体を示す熱交換器100は、熱交換部7、上側の上タンク部(ヘッダタンク)30、下側の下タンク部40、側面両側に位置し図では片側しか見えていないサイドプレート50、及び接続ブロック60を備えている。そして、これらは、アルミニウム、或いはアルミニウム合金で構成されている。また、熱交換器100は、各部分がろう付けにより一体に接合されている。
上記の熱交換部7は、内部を冷媒が流れる流通路を有する断面扁平形状の複数のチューブ5を備えている。この複数のチューブ5は、互いに対向するように並設されている。更に、複数のチューブ5は、図1から明らかなように、熱交換器100によって熱交換される被熱交換流体と成る空気の流れ方向A(以下、空気の流れ方向Aという)に対して2列に設けられている。つまり、図2のように、チューブ5は、空気の流れ方向Aの風下側に設けられた複数の風下側チューブ5aと、空気の流れ方向Aの風上側に設けられた複数の風上側チューブ5bとから構成されている。
なお、各チューブ5内を流れる冷媒の流れから考察すれば、風下側チューブ5aは、風上側チューブ5bより、冷媒流れの上流側に設けられ、風上側チューブ5bは下流側に設けられている。
図2に示すように、各チューブ5a、5bの長手方向の両端部(図2では上端部しか見えない)には、挿入部5cが形成されている。この挿入部5cの断面形状は、チューブ5(5a、5b)の断面形状と同じか、または縮小した断面扁平形状となっている。
そして、上記の挿入部5cは、上タンク部30内へ挿入されている。また、チューブ5の図示しない他端側(図1下側)の挿入部も、同様に下タンク部40内に挿入されている。
空気の流れ方向Aと直行する複数のチューブ5(5a、5b)の並設方向(以下、図1に示すようにチューブの並設方向Bという)の両端には、各々サイドプレート50が設けられている(図1では右側のサイドプレートしか見えない)。このサイドプレート50は、チューブ5の長手方向に沿って設けられ、板部材で構成されている。そして、チューブ並設方向Bに隣り合うチューブ5間の全てには、フィン6が設けられている。
上記のサイドプレート50は、サイドプレート50に隣接するフィン6を保護する役割を有する。さらに、サイドプレート50は、熱交換部7の強度を高めている。
上タンク部30は、図2のように、外プレート31、中プレート32、及び内プレート33を備えている。図1の下タンク部40も上タンク部30と略同様の構成とされている。そして、上タンク部30のチューブの並設方向Bの一端側には、図1のように接続ブロック60が設けられている。
この接続ブロック60には、熱交換部7に冷媒を供給する冷媒流入路61と、熱交換部7から冷媒を吐出する冷媒流出路62とが形成されている。そして、冷媒流入路61は、断面円形状であり、冷媒を膨張させる図示しない膨張弁に接続されている。
また、冷媒流出路62の断面も円形状であり、この冷媒流出路62は、冷媒流入路61の径より大きな径で形成されている。そして、冷媒流出路62は、冷媒を気液分離する図示しないアキュムレータに接続されている。
次に、熱交換器100の作用について説明する。熱交換器100は、冷凍サイクル中に接続され、蒸発器として用いられる。まず、図示しない膨張弁により低温低圧となった気液二相状態の冷媒が、図1の冷媒流入路61内に流れ込む。この冷媒流入路61を流れる冷媒は、上タンク部30を介して図2の複数の風下側チューブ5aの内部に流れ込む。その後、冷媒は、下タンク部40を介して複数の風上側チューブ5bの内部に流れ込む。
そして、冷媒は、再び上タンク部30に至り、図1の冷媒流出路62から吐出される。ここで、風下側チューブ5a、及びの風上側チューブ5bの内部を流れる冷媒は、熱交換器7を通過する空気と熱交換している。
次に、本発明の要部である上タンク部30、及び下タンク部40の具体的な構造について、図2、及び図3に基づいて詳細に説明する。尚、上タンク部30と下タンク部40とは略同じ構成である為、上タンク部30のみ説明する。なお、図3は図2の各部品を組み付け後、矢印III−III方向から見た断面図である。
図2において、上タンク部30を構成する外プレート31、中プレート32、内プレート33のうち、外プレート31は、チューブ並設方向Bに長い部材である。この外プレ1ート31は、長方形状の板部材からプレス加工によって成形される。
また、外プレート31の内側の接合面31cには、図示しないろう材層が形成されている。かつ、外プレート31には、チューブ並設方向Bに長い第1溝部31a、及び第2溝部31bが形成されている。これらの第1溝部31a及び第2溝部31bは、平行に設けられている。また、第1溝部31aは、第2溝部31bよりも風下側に設けられている。
また、これらの溝部31a、31bは、断面半円形状(トンネル形状)の流路を形成している。また、各溝部31a、31bの両端は開口しており、この両端の開口には、各溝部31a、31b内から冷媒が流出しないように図1のように栓90が設けられている。
図2の中プレート32は、外プレート31と内プレート33との間に設けられている。この中プレート32は、複数のチューブ5の並設方向Bに長い長方形状の部材であり、長方形状のアルミニウムの板部材からプレス加工によって形成されている。
また、中プレート32には、複数の貫通孔36が形成されている。複数の貫通孔36は、チューブ並設方向Bに沿って並んでおり2列構成となっている。そして、貫通孔36は、断面扁平形状であり、チューブ5の挿入部5cの断面形状より大きい。そして、貫通孔36には、チューブ5の挿入部5cが貫通孔36の途中まで挿入される。
内プレート33は、チューブの並設方向Bに長い部材であり、長方形状の板部材からプレス加工によって形成されている。そして、内プレート33における中プレート32側の主面である基部33aの接合面には、図示しないろう材層が形成されている。そして、内プレート33は、上記基部33aと、剛性を高めるための曲げ部33dと、両端の壁部33cを有している。
内プレート33の基部33aの接合面は、中プレート32の被接合面32c(図2裏側)と全面にわたって面接触している。また、基部33aの空気の流れ方向Aにおける短辺(基部33aの幅)は、中プレート32の空気の流れ方向Aにおける短辺(中プレート32の幅)より若干長くしている。
基部33aには、複数の貫通孔部33bが形成されている。この複数の貫通孔部33bは、基部33aの空気の流れ方向Aに直交する方向に2列に並んで設けられている。また、貫通孔部33bは、断面扁平形状であり、複数のチューブ5の挿入部5cの断面形状と同一である。そして、貫通孔部33bには、チューブ5の挿入部5cが貫通して挿入されている。
基部33aの空気の流れ方向Aの上下流両側には、壁部33cが曲げ部33dを介し一体的に設けられている。つまり曲げ部33dは、基部33aと壁部33cとの間の部分である。そして、内プレート33の基部33aを内側にして壁部33cが基部33aに対して曲げられていることによって曲げ部33dが形成されている。
壁部33cは、基部33aと同様にチューブの並設方向Bに長い部材である。壁部33cの寸法のうち、チューブの並設方向Bにおける寸法は、基部33aのチューブの並設方向Bにおける長辺と同じ寸法である。壁部33cに所定のピッチ(スパン)Pで設けられたかしめ部33fの先端側は、図3に示すように、中プレート32を内側にして折り曲げられ、外プレート31の外側にかしめられる。
このように、折り曲げられた壁部33cの先端は、部分的にかしめ部33fとされ、このかしめ部33fが外プレート31の表面に押しつけられ、かしめられる。
また、この壁部33cは、中プレート32の側面32aを覆っている。また、かしめと同時に、中プレート32を基部33a側へ押圧することにより、外プレート31、中プレート32、及び内プレート33を密着させている。
ただし、図2に示すかしめ部33fは、かしめ工程前の状態を示している。このかしめ部33fの幅Wは、かしめ部33f相互間のピッチ(スパン)Pより小さくされている。
また、壁部33cの曲げ高さHを中プレート32の板厚t32より小さくすることで、図3に示すように第1間隙c1が形成されている。そして、この第1間隙c1がろう付け後のろう材の橋絡を阻止しボイドの発生を抑制する。
実際の一例では、図2の内プレート33の板厚t33は1.5mm、中プレート32の板厚t32は3mm、幅Wは5mm、ピッチPは40mm、壁部33cの曲げ高さHは、2mm(ちなみに図5の従来の壁部33cの高さHは4mm)とし、図3の第1間隙c1は1mmとされている。なお第1間隙c1は、0.3mm以上、好ましくは0.8mm以上が望ましい。
また、内プレート33と中プレート32の接触面同士の空気の流れ方向Aにおける長さは、中プレート32の空気の流れ方向Aにおける短辺より内プレート33の空気の流れ方向Aにおける短辺のほうがやや大きく、図3のように第1間隙c1以下の大きさを持つ第2間隙c2が形成されている。
そして内プレート33の空気の流れ方向Aの端部にろう付けにより中プレート32と密着する内プレート側の基部33aの平坦部と、ろう付けにより中プレート32と密着する外プレート31側の接合面31cが設けられている。そして、外プレート31の接合面31cの先端と上記壁部33c先端との間に上記第1間隙c1が形成され、中プレート32の側面32aと壁部33cの間に第2間隙c2が形成される。そして、第1間隙c1により、ボイドの発生を阻止できる。また、曲げ部33d内側の曲面(R部)が有っても中プレート32と内プレート33が密接するように上記第2間隙c2が形成される。
このように、一実施形態では、壁部33cの曲げ高さHを中プレート32の板厚t32より小さくしている。このようにすることで、壁部33c先端と外プレート31が干渉(当接)しなくなる。
これにより、外プレート31と壁部33cの干渉によるろう付け起点がなくなるため、中プレート32側面にボイド(空気層)が発生せず、凝縮水浸入による凍結割れの問題が解消できる。
また、ろう付け起点になることによる不必要なろう材の引き合いに伴うろう材の移動がなくなり、ろう付け不良箇所を発生する問題が解決できる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の実施形態では、かしめ部33fによって仮固定したが、ろう付け時に外プレート31と内プレート33を挟持するクランプ部材等の治具によって仮固定しても良い。また、外側から巻きがしめる必要は無く、リベット等で仮固定しても良い。また、タンク部(ヘッドタンク)を上下に図示したが、タンク部を左右に設けても良い。
一実施形態における熱交換器の外形を示す斜視図である。 上記一実施形態における上タンク部の分解斜視図である。 上記一実施形態における図2の矢視III−III方向から見た断面図である。 従来例における上タンク部の分解斜視図である。 上記従来例における図4の矢視V−V方向から見た断面図である。
符号の説明
c1…第1間隙
c2…第2間隙
t32…中プレートの板厚
H…曲げ高さ
5…チューブ
5a…風下側チューブ
5b…風上側チューブ
30…上タンク部
31…外プレート
31a…第1溝部
31b…第2溝部
32…中プレート
33…内プレート
33a…基部
33b…貫通孔部
33c…壁部
33d…曲げ部
33f…かしめ部
36…貫通孔
40…下タンク部
60…接続ブロック
100…熱交換器

Claims (5)

  1. 一対のタンク部(30、40)の間に、熱交換部(7)を形成する複数の冷媒が流れるチューブ(5)が並設され、前記チューブ(5)間を流れる被熱交換流体との熱交換を行う熱交換器であって、
    前記タンク部(30、40)は前記チューブ(5)が接続される内プレート(33)と外プレート(31)と、該外プレート(31)と前記内プレート(33)の間に挟持された中プレート(32)を有し、
    前記内プレート(33)と前記外プレート(31)と、前記中プレート(32)はろう付けによって互いに接合されており、
    前記外プレート(31)は前記冷媒の通路となる溝部が前記被熱交換流体の流れ方向と交わる方向に長く形成されており、
    前記中プレート(32)は前記被熱交換流体の流れ方向と交わる方向に多数の貫通孔が設けられており、該貫通孔は前記チューブ(5)内と連通しており、
    前記内プレート(33)には前記チューブ(5)が挿入され、該内プレート(33)の前記被熱交換流体の流れ方向の端部に曲げ部(33d)が形成され、該曲げ部(33d)の先端に前記中プレート(32)の板厚(t32)より小さい曲げ高さ(H)の壁部(33c)が設けられていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記壁部(33c)の先端と前記外プレート(31)の間に前記ろう付け後のろう材の橋絡を阻止する第1間隙(c1)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記壁部(33c)の先端と前記外プレート(31)の間に、該外プレート(31)と前記中プレート(32)と、前記内プレート(33)を仮固定するかしめ部(33f)が部分的に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記かしめ部(33f)の幅(W)は、前記かしめ部(33f)相互間のピッチ(P)より短いことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 前記内プレート(33)の前記被熱交換流体の流れ方向の端部に前記ろう付けにより前記中プレート(32)と密着する前記内プレート(33)側の基部(33a)の平坦部と、前記ろう付けにより前記中プレート(32)と密着する前記外プレート(31)側の接合面(31c)が設けられており、該外プレート(31)側の前記接合面(31c)の先端と前記壁部(33c)の先端の間に前記第1間隙(c1)が形成され、前記中プレート(32)の側面(32a)と前記壁部(33c)の間に第2間隙(c2)が設けられていることを特徴とする請求項に記載の熱交換器。
JP2008265591A 2008-10-14 2008-10-14 熱交換器 Expired - Fee Related JP5146245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008265591A JP5146245B2 (ja) 2008-10-14 2008-10-14 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008265591A JP5146245B2 (ja) 2008-10-14 2008-10-14 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010096369A JP2010096369A (ja) 2010-04-30
JP5146245B2 true JP5146245B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=42258184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008265591A Expired - Fee Related JP5146245B2 (ja) 2008-10-14 2008-10-14 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5146245B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012018125A1 (ja) * 2010-08-05 2012-02-09 株式会社Cku 熱交換器における伝熱管の溶着方法、および、熱交換器
JP5983335B2 (ja) * 2011-11-30 2016-08-31 株式会社デンソー 熱交換器
EP3578913B1 (en) * 2017-01-31 2023-05-03 Mitsubishi Electric Corporation Heat exchanger and refrigeration cycle apparatus
JP6508297B2 (ja) * 2017-11-21 2019-05-08 株式会社デンソー 熱交換器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6317396A (ja) * 1986-07-08 1988-01-25 Nippon Denso Co Ltd 熱交換器
JPH0739917B2 (ja) * 1986-09-23 1995-05-01 日本電装株式会社 熱交換器
JP2001116484A (ja) * 1999-10-13 2001-04-27 Denso Corp 熱交換器
JP2003004395A (ja) * 2001-06-22 2003-01-08 Zexel Valeo Climate Control Corp 熱交換器
JP4341490B2 (ja) * 2004-07-01 2009-10-07 株式会社デンソー 熱交換器
JP4724594B2 (ja) * 2006-04-28 2011-07-13 昭和電工株式会社 熱交換器
JP2008151396A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Denso Corp 熱交換器及び蒸気圧縮式冷凍サイクル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010096369A (ja) 2010-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100325017B1 (ko) 접착제가결합부와코어플레이트를봉입하기위해사용되는납땜없이조립되는열교환기
US7500515B2 (en) Heat exchanger and method of manufacturing the same
KR100842337B1 (ko) 열교환기 및 그 제조방법
KR100741524B1 (ko) 열교환기, 열교환기의 제조방법 및 열교환기용 플레이트형핀
JP5861549B2 (ja) チューブ及び該チューブを備えた熱交換器
JPH11311497A (ja) 複式熱交換器
JP2007147172A (ja) 熱交換器
JP5146245B2 (ja) 熱交換器
JP2006322636A (ja) 熱交換器
JP2007125590A (ja) 熱交換器および熱交換器の製造方法
JP2013213636A (ja) 熱交換器およびその製造方法
JP3417310B2 (ja) プレートフィン型熱交換器及びその製造方法
JP4898672B2 (ja) 熱交換器
WO2020095797A1 (ja) 熱交換器および熱交換器の製造方法
JP4626472B2 (ja) 熱交換器および熱交換器の製造方法
KR100740699B1 (ko) 열교환기용 헤더파이프
JP2005331176A (ja) 熱交換器
JP2010038378A (ja) 熱交換器
JP6880206B2 (ja) 熱交換器の製造方法
JP4810271B2 (ja) エバポレータ
JP2009008347A (ja) 熱交換器
JP2017009191A (ja) 熱交換器のヘッダープレートとコアとの仮組立て手段
JP2009198132A (ja) 熱交換器用チューブ
JP2016080236A (ja) 熱交換器
JP4541009B2 (ja) 熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121112

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5146245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees