JP5143285B2 - スライドファスナー - Google Patents

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Description

本発明は、一方のファスナーストリンガーに設けられた蝶棒と、他方のファスナーストリンガーに設けられた箱棒と、後口同士が対向する向きに配された上下一対のスライダーとを有することにより、開離嵌挿操作を行うことが可能なスライドファスナーに関する。
従来、衣類における左右の前身頃を開閉するために、開離嵌挿具を備えたスライドファスナーが多く用いられている。また、例えばロングコートやスキーウェア等に主に用いられるスライドファスナーとして、衣類の機能性やデザイン性を高めるために、噛合状態にある左右のエレメント列をファスナーチェーンの一端(上端)からだけでなく、他端(下端)からでも分離することが可能なスライドファスナーが知られている。このように噛合状態にあるエレメント列を両端から分離することが可能なスライドファスナーは、逆開きスライドファスナーとも呼ばれている。
このような逆開き可能なスライドファスナーの一例が、特開2009−95425号公報(特許文献1)に開示されている。
図15及び図16に示したように、特許文献1に記載されているスライドファスナー101は、エレメント列103を有する左右一対のファスナーストリンガー102と、右側のファスナーストリンガー102に配された箱棒104と、左側のファスナーストリンガー102に配された蝶棒105と、エレメント列103に沿って摺動可能に配された第1スライダー(下スライダー)106a及び第2スライダー(上スライダー)106bとを備えている。
そして、左右の各ファスナーストリンガー102は、対向するテープ側縁に芯紐部107aを有するファスナーテープ107と、同ファスナーテープ107の芯紐部107aを含むテープ側縁部(エレメント取付部)に複数のファスナーエレメントが取着されて形成されたエレメント列103とを有している。また、左右のエレメント列103の前端には、第2スライダー106bの脱落を防止する止具108が配されている。
前記箱棒104は、右側のファスナーストリンガー102に配されたエレメント列103の後端から連続して延設されている。この箱棒104は、右側ファスナーテープ107の芯紐部107aを含むテープ端縁部に固着した箱棒本体111と、同箱棒本体111の後端部に配され、第1スライダー106aを衝止させることにより、同第1スライダー106aの脱落を防止するストッパー部112と、箱棒本体111の蝶棒105対向面から突出した三角形状の第1係止片113と、箱棒本体111におけるエレメント列側基端部の表面及び裏面に形成され、第2スライダー106bの摺動を抑制する抑制部114とを有している。
特許文献1のスライドファスナー101では、上述のように、箱棒本体111の表面及び裏面に抑制部114が形成されている。このため、エレメント列103に沿って第1スライダー106a及び第2スライダー106bを箱棒104側の末端位置まで下げて箱棒104に保持したときに、箱棒104の抑制部114が第2スライダー106bのスライダー胴体内面に密接し、箱棒104に対する第2スライダー106bの摩擦力を増大させる。
これにより、第2スライダー106bの相対的な位置を安定させるともに、第2スライダー106bが自由に摺動することを抑制している。この構成によって、以下に説明するような効果が得られる。
例えば、逆開き可能なスライドファスナー101がロングコート等に用いられる場合、同スライドファスナー101の蝶棒105及び箱棒104は、一般にロングコートの前身頃の下端部の位置に配されている。このため、ロングコートの着衣者が左右のファスナーストリンガー102を閉じる場合、第1及び第2スライダー106a,106bを、エレメント列103に沿って箱棒104が配されている末端位置まで下げた後、その第1及び第2スライダー106a,106bのエレメント案内路内に蝶棒105を挿入する操作が行われる。
このとき、着衣者は、蝶棒105を第1及び第2スライダー106a,106bに挿入する操作を行い易くするため、ロングコートの裾を前方へ折り返して第1及び第2スライダー106a,106bの向きを反転させる。更に、第1及び第2スライダー106a,106bを蝶棒105の挿入操作が行い易い位置に持ち上げた状態にして、蝶棒105を第1及び第2スライダー106a,106bに挿入することがある。この場合、第1及び第2スライダー106a,106bの位置関係は反転するため、蝶棒105は、第1及び第2スライダー106a,106bの下方側から挿入されることになる。
しかし、上述のように箱棒104及び第1及び第2スライダー106a,106bを蝶棒105の挿入操作が行い易い位置に持ち上げた場合、第1スライダー106aや第2スライダー106bを指で支えておかなければ、第1スライダー106aや第2スライダー106bが、蝶棒105を挿入可能な箱棒側末端位置(以下、この位置を蝶棒挿入位置と記載する)から自重により下方へ移動して、ずれてしまう。
このように第1及び第2スライダー106a,106bの位置が正規の蝶棒挿入位置からずれてしまうと、蝶棒105を第1及び第2スライダー106a,106b内に挿入する際に、蝶棒105が相手方のエレメント列103や箱棒104と干渉してしまい、蝶棒105を所定の位置まで十分に挿入することができなくなるという不具合があった。
このような不具合に対して、前記特許文献1のスライドファスナー101では、前述のように箱棒104に抑制部114を形成している。これにより、抑制部114と第2スライダー106bとの間の摩擦力を利用して、第2スライダー106bを正規の蝶棒挿入位置に保持し、第2スライダー106bの相対的な位置を安定させることができる。それとともに、第2スライダー106bが正規の蝶棒挿入位置から自由に摺動することを抑制することができる。
このため、蝶棒105の挿入操作をする前に、着衣者が箱棒104及び第1及び第2スライダー106a,106bを反転させて蝶棒105の挿入操作が行い易い位置に持ち上げたとしても、第1及び第2スライダー106a,106bが正規の蝶棒挿入位置からずれることを防止できる。従って、その後、蝶棒105を第1及び第2スライダー106a,106b内に挿入する際に、蝶棒105の挿入操作を円滑に行うことが可能となる。
更に前記特許文献1には、他の実施例として、図17に示したようなスライドファスナー121が開示されている。この他の実施例に係るスライドファスナー121は、箱棒本体111の表面及び裏面に形成された***部122を有している。
この***部122は、第1スライダー106aがストッパー部112に衝止する正規の蝶棒挿入位置に移動したときに、同第1スライダー106aのスライダー胴体内面に密接するように、抑制部114よりも箱棒先端側に配されている。これにより、第1スライダー106aを正規の蝶棒挿入位置で保持するとともに、第1スライダー106aが正規の蝶棒挿入位置から自由に摺動することを抑制している。
即ち、この他の実施例に係るスライドファスナー121では、箱棒104に設けた抑制部114及び***部122によって、第2スライダー106b及び第1スライダー106aが正規の蝶棒挿入位置から自由に摺動することをそれぞれ抑制でき、各スライダーの位置を安定して保持することができる。
このため、蝶棒105の挿入操作をする前に、着衣者が箱棒104と第1及び第2スライダー106a,106bとを反転させて、蝶棒105の挿入操作が行い易い位置に持ち上げても、第1及び第2スライダー106a,106bが正規の蝶棒挿入位置からずれてしまうことをより確実に防止しておくことができ、蝶棒105の挿入操作を円滑に行うことができる。
特開2009−95425号公報
例えば、図16に示したような特許文献1のスライドファスナー101がロングコート等に用いられる場合において、着衣者は、左右のファスナーストリンガー102を閉鎖する際に(左右のエレメント列103を噛合させる際に)、ロングコートの裾を前方へ折り返して箱棒104を持ち上げた状態で、第1スライダー106a及び第2スライダー106bを、箱棒104側の蝶棒挿入位置まで順番に摺動させることがある。
この場合、第1スライダー106aを箱棒104のストッパー部112に当接させて正規の蝶棒挿入位置まで移動させても、箱棒104には抑制部114のみしか形成されていないため、第1スライダー106aが自重により正規の蝶棒挿入位置からエレメント列103側に移動して、第1スライダー106aの位置がずれることがあった。
従って、その後、第2スライダー106bを第1スライダー106aに衝合するまで摺動させたときに、着衣者は、第2スライダー106bが衝合したことによって、正規の蝶棒挿入位置まで移動したものと判断してしまうことになるが、実際には、第1スライダー106aの位置が上述のように蝶棒挿入位置からずれているため、第2スライダー106bもその蝶棒挿入位置から少しずれた状態となっている。
特に、特許文献1のスライドファスナー101では、箱棒104の抑制部114が箱棒本体111の比較的広い範囲に形成されているため、第2スライダー106bが正規の蝶棒挿入位置からずれていたとしても、箱棒104の抑制部114によって、第2スライダー106bがそのずれた位置で保持されてしまう。このため、その後、第1及び第2スライダー106a,106b内に蝶棒105を挿し込む際に、同蝶棒105を所定の位置まで十分に挿し込むことができなくなり、左右のファスナーストリンガー102を円滑に閉鎖することができないという問題があった。
一方、特許文献1の他の実施例に係るスライドファスナー121(図17を参照)がロングコート等に用いられる場合、ロングコートの裾を前方へ折り返して箱棒104を持ち上げた状態で、第1スライダー106aを箱棒104のストッパー部112に当接させて正規の蝶棒挿入位置まで移動させたときに、箱棒104の***部122によって第1スライダー106aをその蝶棒挿入位置で保持することができる。
しかしながら、例えば着衣者が、第1スライダー106aを箱棒104のストッパー部112に当接させる前に無意識に停止させてしまった場合には、同第1スライダー106aは、箱棒104の***部122によって、正規の蝶棒挿入位置からずれた位置において保持されてしまうことが生じる。この場合、着衣者は、第1スライダー106aの位置がずれていることに気付くことなく、第2スライダー106bを第1スライダー106aに向けて摺動させる。そして、着衣者は、第2スライダー106bが第1スライダー106aに衝合することによって、第2スライダー106bが正規の蝶棒挿入位置まで移動したと判断してしまうことになる。
しかし、実際には、第1スライダー106aの停止位置が上述のように蝶棒挿入位置からずれているため、第2スライダー106bも蝶棒挿入位置から少しずれた状態で箱棒104の抑制部114によって保持されている。このため、その後、第1及び第2スライダー106a,106b内に蝶棒105を挿し込む際に、前述と同様に、蝶棒105を所定の位置まで十分に挿し込むことができないという問題が生じることになる。
更に、例えば図16に示したスライドファスナー101であっても、図17に示したスライドファスナー121であっても、ロングコートの裾を前方へ折り返して箱棒104を持ち上げた状態で、第1スライダー106a及び第2スライダー106bを同時に移動させる場合において、着衣者が第1及び第2スライダー106a,106bを正規の蝶棒挿入位置に移動させる前に無意識に停止させてしまうと、同第1及び第2スライダー106a,106bは、抑制部114、又は、***部122によって、そのずれた位置において保持されてしまう。
このため、着衣者は、第1及び第2スライダー106a,106bの位置がずれていることに気付くことなく、第1及び第2スライダー106a,106b内に蝶棒105を挿し込む操作を行うものの、同蝶棒105を所定の位置まで十分に挿し込むことができず、左右のファスナーストリンガー102を円滑に閉鎖することができないという問題があった。
また、上述のように第1及び第2スライダー106a,106bが所定の蝶棒挿入位置からずれた位置で保持されるため、蝶棒の操作を円滑に行うことができないという問題は、左右のファスナーストリンガー102を閉鎖する場合だけではなく、エレメント列103が噛合状態にある左右のファスナーストリンガー102を開く場合にも生じることがあった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その具体的な目的は、左右のファスナーストリンガーを開閉するときに、使用者が第1及び第2スライダーを箱棒側末端位置まで摺動させるように仕向けることにより、第1及び第2スライダーをそれぞれの蝶棒挿入位置にて保持し、蝶棒の挿入操作又は抜出操作を円滑に行うことが可能なスライドファスナーを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供されるスライドファスナーは、基本的な構成として、左右のファスナーテープの対向するテープ側縁部にエレメント列を有する一対の第1及び第2ファスナーストリンガーと、前記第1ファスナーストリンガーにおける前記エレメント列の一端から延設された箱棒と、前記第2ファスナーストリンガーにおける前記エレメント列の一端から延設された蝶棒と、前記エレメント列に沿って摺動可能に配された一対の第1及び第2スライダーとを備え、前記第1スライダーは、前記第1及び第2スライダーの後口同士が相対する向きで、前記第2スライダーよりも前記箱棒側に配され、前記箱棒は、前記ファスナーテープに固着した箱棒本体と、同箱棒本体の先端側に配され、前記第1スライダーを衝止させるストッパー部と、前記箱棒本体の上下面の少なくとも一面に形成され、前記第1スライダーのスライダー胴体内面に密接する***部とを有する開離嵌挿操作が可能なスライドファスナーであって、前記第1スライダーが有する上下翼板の少なくとも一方の内面に、前記上翼板又は前記下翼板の板厚を前記後口に向けて漸減させる面取り部が形成され、前記***部は、前記第1スライダーを前記ストッパー部に衝止したときに、同第1スライダーの前記面取り部に密接する位置に配されてなることを最も主要な特徴とするものである。
本発明に係るスライドファスナーにおいて、前記***部は、前記箱棒本体の上面又は下面からの突出高さが最も高い頂部と、同頂部から前記箱棒本体のエレメント列側基端部又は箱棒先端部に向けて前記突出高さを漸減させる傾斜部又は湾曲部とを有していることが好ましい構成となる。
また、本発明のスライドファスナーにおいて、前記***部は、前記箱棒本体のテープ幅方向に形成されていることが好ましい構成となる。
更に、前記箱棒本体に、前記***部の上下方向への弾性変形を許容する少なくとも1つのスリットが形成されていることが好ましい構成となる。
本発明に係るスライドファスナーでは、箱棒側に配された第1スライダー(一般に、下スライダー)における上下翼板の少なくとも一方の内面に、上翼板又は下翼板の板厚を後口に向けて漸減させる面取り部が形成されている。また、箱棒は、箱棒本体と、同箱棒本体の先端側に配されたストッパー部と、箱棒本体の上下面の少なくとも一方に形成され、第1スライダーのスライダー胴体内面に密接する***部とを有している。更に、この***部は、第1スライダーをストッパー部に衝止したときに、同第1スライダーの面取り部に密接する位置に配されている。
このように構成された本発明のスライドファスナーであれば、第1スライダーを箱棒のストッパー部に衝止する箱棒側末端位置まで摺動させる場合、箱棒の***部は、先ず第1スライダーに対して肩口からエレメント案内路内に相対的に進入することができる。更に、同***部は、第1スライダーにおける上翼板内面又は下翼板内面の平面部に摺接しながら後口側に向けて相対的に移動し、第1スライダーがストッパー部に衝止するときに又は衝止する直前に、第1スライダーの面取り部に到達する。
この場合、***部が上翼板内面又は下翼板内面の平面部に摺接しているときは、同***部が上翼板内面又は下翼板内面に押し当てられるため、***部と上翼板又は下翼板との間の摩擦力が増大し、第1スライダーの摺動操作に対して抵抗が与えられる。
その後、***部が上翼板内面又は下翼板内面の平面部から面取り部に移動することによって、同***部が面取り部によって形成される空間部に収まる状態となる。このとき、***部と上翼板又は下翼板との間の摩擦力が瞬間的に減少するため、第1スライダーを摺動操作する感覚に変化を与えることが可能となり、例えば***部が平面部から面取り部に移動したときに「カチッ」という感触を与えることができる。
即ち、本発明のスライドファスナーによれば、使用者が第1スライダーを正規の蝶棒挿入位置まで摺動操作するときに、***部が上翼板又は下翼板の平面部から面取り部に相対的に移動したことを、前述の感触によって使用者に感知させて、第1スライダーが確実に蝶棒挿入位置まで移動したことを確認させることができる。
このように本発明では、第1スライダーが正規の蝶棒挿入位置に移動したことを感知させる手段を設けたことにより、スライドファスナーの使用者に対し、左右のファスナーストリンガーを開閉する際に、第1スライダーを正規の蝶棒挿入位置まで確実に摺動させることを習慣的に行わせることが可能となり、第1スライダーを正規の蝶棒挿入位置まで確実に摺動させたことを確認させることができる。
更に、本発明のスライドファスナーによれば、***部が第1スライダーの面取り部に密接している場合、***部が面取り部の傾斜面又は湾曲面に押し付けられている状態となる。
これにより、第1スライダーと***部との間にある程度の摩擦力が作用し、第1スライダーの摺動が抑制される。更にこの場合、***部が、面取り部の傾斜面又は湾曲面を利用して、第1スライダーを箱棒のストッパー部に向けて押圧する力が相対的に働く。このため、第1スライダーが蝶棒挿入位置にてストッパー部に当接している状態を安定して保持することができる。
以上のように、本発明のスライドファスナーでは、左右のファスナーストリンガーを開閉する際に、第1スライダーを正規の蝶棒挿入位置まで確実に摺動させて、その位置で安定して保持することができるため、蝶棒の挿入操作又は抜出操作を円滑に行うことが可能となる。従って、従来のようにスライダーの位置が正規の蝶棒挿入位置からずれていることに起因する不具合の発生を防ぐことができる。
また、本発明のスライドファスナーにおいては、前記***部は、前記箱棒本体の上面又は下面からの突出高さが最も高い頂部と、同頂部から前記箱棒本体のエレメント列側基端部又は箱棒先端部に向けて前記突出高さを漸減させる傾斜部又は湾曲部とを有した構成としておくことができる。
このように構成しておくことにより、例えば第1スライダーを蝶棒挿入位置まで摺動させる場合、***部を第1スライダーの肩口からエレメント案内路内に進入させる際に、***部が第1スライダーの上下翼板と干渉することを抑え、第1スライダーを円滑に摺動させることができる。
一方、例えば左右のファスナーストリンガーを逆開きするために、蝶棒挿入位置に保持されている第1スライダーをエレメント列側に摺動させる場合にも、第1スライダーの面取り部に保持されている***部を、同第1スライダーの平面部に円滑に乗り上げさせて、第1スライダーを円滑に摺動させることができる。
また、本発明のスライドファスナーでは、前記***部が、箱棒本体のテープ幅方向に形成されている。これにより、第1スライダーを蝶棒挿入位置まで摺動操作させる際に、第1スライダーの操作に前述のような感触を確実に生じさせることができる。また、第1スライダーが蝶棒挿入位置で箱棒に保持されるときに、第1スライダーの姿勢が左右に傾くことを防ぎ、第1スライダーの向きを整えることができる。
更に、本発明では、前記箱棒本体に、***部の上下方向への弾性変形を許容する少なくとも1つのスリットを形成させておくことができる。このように構成しておくことにより、例えば第1スライダーを蝶棒挿入位置まで摺動させる場合、***部が、前述のように第1スライダーの肩口からエレメント案内路内に進入する。
このとき、前記スリットが形成されていることにより、***部をファスナーテープに押し付ける方向に容易に弾性変形させることができるため、***部が第1スライダーと干渉することを防ぎ、同***部をエレメント案内路内に円滑に進入させることができる。
その後、***部が第1スライダーの面取り部に到達したときには、***部が弾性復帰して、同***部を面取り部によって形成される空間部に入り込ませることができる。また、例えば蝶棒挿入位置に保持されている第1スライダーをエレメント列側に摺動させる場合、第1スライダーの面取り部に保持されている***部を容易に弾性変形させて、第1スライダーの平面部に円滑に乗り上げさせることができる。
図1は、本発明の実施例1に係るスライドファスナーを一部省略して示す正面図である。 図2は、実施例1に係る箱棒を示す斜視図である。 図3は、実施例1に係る蝶棒を示す斜視図である。 図4は、第1スライダーが正規の蝶棒挿入位置に保持された状態を説明する説明図である。 図5は、図4に示したV−V線の矢視断面図である。 図6は、第1及び第2スライダーが正規の蝶棒挿入位置に保持された状態を説明する説明図である。 図7は、第2スライダーが正規の蝶棒挿入位置に保持されたときの抑制部を拡大して示す断面図である。 図8は、蝶棒を第1及び第2スライダー内に挿入する操作を説明する説明図である。 図9は、蝶棒が第1及び第2スライダー内に挿入された状態を示す説明図である。 図10は、第2スライダーを前方に摺動させて左右のエレメント列を噛合させた状態を示す説明図である。 図11は、実施例1の変形例に係る箱棒を示す斜視図である。 図12は、実施例1の変形例において第1及び第2スライダーが正規の蝶棒挿入位置に保持された状態を説明する説明図である。 図13は、実施例2に係る箱棒を示す斜視図である。 図14は、実施例3に係る箱棒を示す斜視図である。 図15は、従来の逆開き可能なスライドファスナーを一部省略して示す正面図である。 図16は、従来のスライドファスナーの要部を示す断面図である。 図17は、従来の別のスライドファスナーの要部を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について具体的な実施例を挙げて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下で説明する実施例に何ら限定されるものではなく、本発明と実質的に同一な構成を有し、かつ、同様な作用効果を奏しさえすれば、多様な変更が可能である。
例えば、以下の実施例では、右側のファスナーストリンガーの後端側に箱棒が配され、左側のファスナーストリンガーの後端側に蝶棒が配されている場合について説明する。しかし、本発明は、これに限定されず、例えば、右側のファスナーストリンガーに蝶棒が配され、左側のファスナーストリンガーに箱棒が配されている場合や、ファスナーストリンガーの前端側に箱棒や蝶棒が配されている場合にも、同様に適用することができる。
図1は、本実施例1のスライドファスナーを一部省略して示す正面図である。また、図2は、同スライドファスナーが有する箱棒を示す斜視図であり、図3は、同スライドファスナーが有する蝶棒を示す斜視図である。
なお、以下の説明において、前後方向とは、スライドファスナーにおけるファスナーテープの長手方向を指し、エレメント列3に対して止具8が配されている側を前方、箱棒4及び蝶棒5が配されている側を後方とする。左右方向とは、ファスナーテープのテープ幅方向を指し、スライドファスナーを正面(表面側)から見たときの左側及び右側をそれぞれ左方及び右方とする。上下方向とは、ファスナーテープのテープ面に直交するテープ表裏方向を指し、ファスナーテープに対してスライダーの上翼板が配される側を上方、スライダーの下翼板が配される側を下方とする。
本実施例1におけるスライドファスナー1は、エレメント列3が配された左右一対のファスナーストリンガー2と、右側ファスナーストリンガー2a(第1ファスナーストリンガー)におけるエレメント列3の一端から連続するように設けられた箱棒4と、左側ファスナーストリンガー2b(第2ファスナーストリンガー)におけるエレメント列3の一端から連続するように設けられた蝶棒5と、エレメント列3に沿って摺動可能に配された一対の第1及び第2スライダー6a,6bとを有している。
ここで、第1スライダー6aは、箱棒4側に配さている逆開き用のスライダー(所謂、下スライダー)であり、第2スライダー6bは、後述する止具8側に配されるスライダー(所謂、上スライダー)である。
左右のファスナーストリンガー2は、それぞれ、ファスナーテープ7と、同ファスナーテープ7のテープ側縁部に配されたエレメント列3と、同エレメント列3の前端に固着された止具8とを有している。この場合、左右の各ファスナーテープ7は、対向するテープ側縁に芯紐部7aを有している。
また、これらのファスナーテープ7の芯紐部7aを含むテープ側縁部に沿って、複数のファスナーエレメント9が一定の間隔をおいて取着されて、エレメント列3が形成されている。更に、ファスナーテープ2の後端部における表裏面には、樹脂製フィルムを貼着して補強部10が形成されている。
エレメント列3を構成する各ファスナーエレメント9は、ファスナーテープ7に固定される脚部と、脚部からテープ外方に向けて延出する噛合頭部とを有している。このようなファスナーエレメント9は、例えば銅合金やアルミニウム合金等の金属からなり、所定の形状を有するY字状のエレメント素子をファスナーテープ7に加締めることによって形成されている。なお、本発明において、エレメント列の形態や材質は特に限定されるものではなく、任意に変更することが可能である。
右側ファスナーストリンガー2aに配された箱棒4と、左側ファスナーストリンガー2bに配された蝶棒5とは、銅合金やアルミニウム合金等の金属をダイカスト成形することにより、又は、銅合金やアルミニウム合金等の金属からなる箱棒4及び蝶棒5の一部を加締めることにより、ファスナーテープ7に固着されている。
なお、本発明において、箱棒4及び蝶棒5は、ポリアセタール等の合成樹脂材料を射出成形することによって形成することも可能であるが、本発明では、後述するように箱棒4の抑制部45を弾性変形させることがあるため、箱棒4は金属で形成されていることが好ましい。
また、箱棒4は、図2に示したように、右側ファスナーテープ7の芯紐部7aを含むテープ側縁部に固着した箱棒本体41と、箱棒本体41の後端側に配された鉤状のストッパー部42と、箱棒本体41の上面及び下面に膨出するように形成された***部43と、箱棒本体41における蝶棒対向側の側面から三角形状に突出した第1係止片44と、箱棒本体41の前端部上面及び下面に突設された抑制部45とを有している。
箱棒4のストッパー部42は、箱棒本体41からテープ内側へ向けて屈曲した鉤状に形成されており、エレメント列3を摺動する第1スライダー6aを衝突させて(図4を参照)、同第1スライダー6aを蝶棒挿入位置で停止させる機能を有する。
箱棒4の***部43は、箱棒本体41のテープ幅方向の全体に亘って形成されている。この***部43は、第1スライダー6aをストッパー部42に衝止したときに、***部43が第1スライダー6aの後述する面取り部69bに密接する位置に、特に、面取り部69bの平面部69a側の開始点近傍に密接する位置に設けられている。
また、この***部43は、箱棒本体41の上下面からの突出高さが最も高い頂部43aと、その頂部43aから箱棒本体41のエレメント列側基端部及び箱棒先端部に向けて突出高さを漸減させる湾曲部43bとを有しており、テープ長さ方向に沿った断面図で見たときに半円形状を呈している。
この場合、箱棒本体41の上面側に形成された***部43の頂部43aから、箱棒本体41の下面側に形成された***部43の頂部43aまでの寸法は、第1スライダー6aにおける後述する上翼板63の内面と下翼板64の内面との間の距離よりも大きく設定されている。
なお、***部43の形状は特に限定されるものではなく、例えば***部43は、頂部と、その頂部から箱棒本体41のエレメント列側基端部及び箱棒先端部に向けて突出高さを漸減させる傾斜部とを有し、テープ長さ方向に沿った断面図で見たときに三角形状を呈するように形成することができる。或いは、テープ長さ方向に沿った断面図で見たときに矩形状を呈するように形成することも可能である。
また、本実施例1における***部43は、箱棒本体41の上下両面に設けられているが、本発明では、***部43が箱棒本体41の上面のみ、又は下面のみに形成されていても良い。この場合、箱棒4において、***部の頂部から箱棒本体における***部が形成されてない側の面までの上下方向における寸法は、第1スライダー6aにおける上翼板63の内面と下翼板64の内面との間の距離よりも大きく設定される。
箱棒4の第1係止片44は、箱棒本体41の前部側にて、箱棒本体41の上下方向における中間部に、蝶棒対向側の側面から蝶棒5側に突出して形成されている。また、この第1係止片44の前端には、テープ幅方向に平行な前端面が設けられている。なお、箱棒本体41における蝶棒対向側の側面部には、第1係止片44の前端面よりも前方側の領域が切り欠かれた切欠き部46が配されており、同切欠き部46では芯紐部7aが露呈した状態となっている。
箱棒4における抑制部45は、箱棒本体41の前端側上面部及び下面部に突設されている。この場合、箱棒本体41の上面に形成された抑制部45の上面から箱棒本体41の下面に形成された抑制部45の下面までの寸法は、第2スライダー6bにおける後述する上翼板63の内面と下翼板64の内面との間の距離よりも大きく設定されている。この抑制部45は、箱棒本体41の前端面にも延設されており、エレメント列3の最も箱棒4側に配されているファスナーエレメント9と接触している。
また、上述のように箱棒本体41の側面部前端には、切欠き部46が設けられている。このため、抑制部45が形成されている箱棒本体41の前端側上面部及び下面部は、弾性変形により上下方向に撓み易く形成されている。
左側ファスナーストリンガー2bに配された蝶棒5は、左側ファスナーテープ7の芯紐部7aを含むテープ端縁部に固着した蝶棒本体51と、同蝶棒本体51の上面と平行に箱棒4側へ延設された案内片52と、蝶棒本体51の前端部から箱棒4側へ延設され、案内片52の前端と一体に形成された平板状の第2係止片53と、第2係止片53の前面側に突設され、右側ファスナーストリンガーの最も箱棒側に配されたファスナーエレメント9と係合する突起部54とを有している。また、蝶棒本体51の箱棒対向面には、後述するように蝶棒5を第1及び第2スライダー6a,6bに挿入する際に、箱棒4の第1係止片44が蝶棒本体51に干渉することを避けるための逃げ溝55が形成されている。
第1及び第2スライダー6a,6bは、それぞれ、スライダー胴体61と引手62とを有している。スライダー胴体61は、上下翼板63,64と、同上下翼板63,64をスライダー端部にて連結する連結柱65と、上下翼板63,64の各左右側縁に設けられたフランジ66と、上翼板63の表面に立設された引手取付柱67と有している。引手62は、引手取付柱67に回動可能に取着されている。
また、スライダー胴体61の連結柱65が配されている側の端部には肩口が左右に形成されるとともに、その反対側の端部には後口が形成されている。スライダー胴体61内には、左右の肩口と後口とを連通し、正面視にて略Y字状のエレメント案内路68が設けられている。
更に、上翼板63及び下翼板64の内面(エレメント案内路68側の壁面)には、上下翼板63,64の板厚が一定となる平面部69aと、上下翼板63,64の板厚を後口に向けて漸減させる面取り部69bとが形成されている。なお、本実施例1のスライドファスナー1において、第1及び第2スライダー6a,6bは、互いの後口が相対する向きで配されている。
次に、上述のような構成を有する本実施例1のスライドファスナー1について、左右のファスナーストリンガー2が開いている状態から、同ファスナーストリンガー2を閉鎖するときの操作について説明する。
先ず、第1スライダー6aを、右側ファスナーストリンガー2aのエレメント列3に沿って後方(箱棒4側)へ向けて摺動させ、第1スライダー6aの肩口側が箱棒4のストッパー部42に当接する位置(蝶棒挿入位置)まで移動させる。
このとき、先ず、箱棒4の前端部に形成されている抑制部45が、第1スライダー6aに対して、肩口からエレメント案内路68内に進入する。更に、同抑制部45は、エレメント案内路68を通過して、第1スライダー6aの後口から排出される。
ここで、抑制部45が配されている箱棒本体41の前端側上面部及び下面部は、前述のように上下方向に弾性変形が可能である。このため、箱棒4の抑制部45は、第1スライダー6aのエレメント案内路68を通過する際に、箱棒本体41の前端側上面部及び下面部が芯紐部7a側に容易に撓むことにより、第1スライダー6aに干渉して引っ掛かる等の不具合が生じることを防止できる。
続いて、箱棒4に配された***部43が、第1スライダー6aに対して、肩口からエレメント案内路68内に進入する。このとき、***部43は、前述のように、テープ長さ方向に沿った断面図で見たときに半円形状を有しており、同***部43の頂部43aから前後方向に湾曲部43bが形成されている。このため、***部43は、第1スライダー6aに引っ掛かることなく、同第1スライダー6aの肩口からエレメント案内路68内に円滑に進入することができる。
なお、箱棒4の***部43が、テープ長さ方向に沿った断面図で見たときに、本実施形態のように半円形状ではなく、三角形状を有するように形成されている場合にも、第1スライダー6aに引っ掛かることなく、同第1スライダー6aの肩口からエレメント案内路68内に円滑に進入することができる。
更に、第1スライダー6aのエレメント案内路68内に進入した***部43は、第1スライダー6aにおける上翼板内面及び下翼板内面の平面部69aに摺接しながら、第1スライダー6aの後口側に向けて相対的に移動する。このように***部43が第1スライダー6aの平面部69aに摺接しているときは、***部43が上下翼板63,64に押し当てられている。このため、***部43と上下翼板63,64との間の摩擦力が増大し、第1スライダー6aの摺動操作に対して抵抗が与えられる。
その後、第1スライダー6aがストッパー部42に衝止するときに又は衝止する直前に、箱棒4の***部43は、上翼板内面及び下翼板内面の平面部69aから面取り部69bに到達し、***部43が、面取り部69bに密接した状態で、面取り部69bによって形成される空間部に入り込む(図4及び図5を参照)。
このとき、***部43と上翼板63との間の摩擦力が瞬間的に減少するため、第1スライダー6aを摺動操作する感覚に変化を与えることが可能となる。具体的には、第1スライダー6aを摺動操作する使用者に対して、箱棒4の***部43が第1スライダー6aの平面部69aから面取り部69bに移動したときに、「カチッ」という感触を与えることができる。これにより、スライドファスナー1の使用者は、第1スライダー6aが正規の蝶棒挿入位置まで移動したことを確実に確認することができる。
このように、本実施例1のスライドファスナー1では、第1スライダー6aが正規の蝶棒挿入位置に移動したことを使用者に意識させて確認させることができるので、左右のファスナーストリンガー2を開閉する際に、第1スライダー6aを蝶棒挿入位置まで確実に摺動させることを習慣的に行わせることが可能となる。
また、箱棒4の***部43が、面取り部69bに密接した状態で面取り部69bによって形成される空間部に入り込むことにより、***部43が面取り部69bの湾曲面に押し当てられた状態となる。これにより、***部43と上下翼板63,64の面取り部69bとの間に摩擦力が生じるため、第1スライダー6aの摺動が抑制される。
更に、***部43が面取り部69bの湾曲面に押し当てられることにより、***部43が第1スライダー6aを後方に向けて(箱棒4のストッパー部42に向けて)押圧する力が相対的に働くため、第1スライダー6aがストッパー部42に接触している状態を安定して保持することができる。
その上、本実施例1では、***部43が箱棒本体1のテープ幅方向全体に亘って形成されているため、***部43が面取り部69bに密接した状態で空間部に収まることにより、第1スライダー6aが保持されたときの同第1スライダー6aの姿勢が左右に傾くことを防ぎ、第1スライダー6aの向きを前後方向に対してまっすぐに整えることができる。
次に、第1スライダー6aを蝶棒挿入位置に保持した後、第2スライダー6bを後方(箱棒4側)へ向けて摺動し、第2スライダー6bを第1スライダー6aの後口側端部に当接させて蝶棒挿入位置で停止させる。このとき、箱棒4に配された抑制部45は、第2スライダー6bの後口からエレメント案内路68内に進入する。その際に、箱棒本体41の前端側上面部及び下面部が弾性変形することにより、抑制部45が第2スライダー6bに干渉して引っ掛かる等の不具合が生じることを防止できる。
また、第2スライダー6bがエレメント案内路68内に進入した後、抑制部45は第2スライダー6bの上翼板内面及び下翼板内面に押し当てられて密接する(図6及び図7を参照)。これにより、第2スライダー6bと抑制部45との間の摩擦力が増大するため、第2スライダー6bが第1スライダー6aに当接して蝶棒挿入位置で停止したときに、第2スライダー6bを蝶棒挿入位置で安定して保持することができる。
続いて、図8に示したように、蝶棒5を第2スライダー6bの肩口から、第2スライダー6bのエレメント案内路68及び第1スライダー6aのエレメント案内路68内に挿入する。このとき、第1及び第2スライダー6a,6bは、上述のように正規の蝶棒挿入位置で安定して保持されている。
このため、蝶棒5が、右側ファスナーストリンガー2aのエレメント列3や箱棒4に途中で引っ掛かることなく、蝶棒5の第2係止片53が箱棒4の第1係止片44に当接する位置まで、蝶棒5を円滑に且つ安定して挿入することができる(図9を参照)。
その後、図9の状態から第2スライダー6bをエレメント列3に沿って前方へ摺動させることにより、左右のエレメント列3を噛合して、左側ファスナーストリンガー2bと右側ファスナーストリンガー2aとを円滑に且つ安定して閉鎖することができる(図10を参照)。
更にその後、蝶棒挿入位置(箱棒4側の末端位置)に保持されている第1スライダー6aを、エレメント列3に沿って前方へ摺動させることにより、閉鎖している左側ファスナーストリンガー2bと右側ファスナーストリンガー2aとを、図1に示したように、箱棒4及び蝶棒5側の端部(後端部)から容易に開くことができる。
次に、図1に示したように右側及び左側ファスナーストリンガー2a,2bが逆開きしている状態から、左側ファスナーストリンガー2bと右側ファスナーストリンガー2aとを完全に分離させて開く場合について説明する。
先ず、第1スライダー6aをエレメント列3に沿って後方へ向けて摺動させ、左右のエレメント列3を噛合させながら第1スライダー6aを箱棒4のストッパー部42に当接する蝶棒挿入位置まで移動させる。
このとき、箱棒4の抑制部45は、第1スライダー6aに引っ掛かる等の不具合が生じることなく、第1スライダー6aの肩口からエレメント案内路68内を通過して、同第1スライダー6aの後口から排出される。続いて、箱棒4の***部43が、第1スライダー6aの肩口からエレメント案内路68内に進入し、上翼板63内面の平面部69aに摺接しながら後口側に向けて相対的に移動する。更に、第1スライダー6aがストッパー部42に衝止するときに又は衝止する直前に、***部43は上下翼板63,64の平面部69aから面取り部69bに到達して、同面取り部69bに密接する。
このように***部43が第1スライダー6aの面取り部69bに到達することにより、前述のように、第1スライダー6aの操作に「カチッ」という感触を与えることができる。これによって、使用者は、第1スライダー6aが正規の蝶棒挿入位置まで移動したことを確実に認識して確認することができる。また、箱棒4の***部43が面取り部69bに密接することにより、第1スライダー6aの摺動が抑制され、第1スライダー6aがストッパー部42に接触している状態を安定して保持することができる。
続いて、第2スライダー6bを後方へ向けて摺動することにより、噛合状態にある左右のエレメント列を分離し、更に、第2スライダー6bを第1スライダー6aの後口側端部に当接した位置(蝶棒挿入位置)で停止させる。このとき、箱棒4の抑制部45は、第2スライダー6bにおける上下翼板63,64の内面に押し当てられる。このため、抑制部45と第2スライダー6bの下翼板63,64との間に摩擦力が生じ、第2スライダー6bを蝶棒挿入位置で保持することができる。
その後、蝶棒5を第1及び第2スライダー6a,6bのエレメント案内路68から抜出する。このとき、第1及び第2スライダー6a,6bは、それぞれの蝶棒挿入位置で保持されているため、蝶棒5を円滑に且つ安定して抜出することができる。これによって、左側ファスナーストリンガー2bと右側ファスナーストリンガー2aとを円滑に且つ安定して開くことができる。
以上のように本実施例1のスライドファスナー1が構成されているため、例えば同スライドファスナー1がロングコート等に使用された場合において、ロングコート等の着衣者が、蝶棒5を第1及び第2スライダー6a,6bに挿入し易くするために、ロングコートの裾を前方へ折り返し、第1及び第2スライダー6a,6bの位置関係を反転させて蝶棒5の挿入操作が行い易い位置に持ち上げた状態にして、蝶棒5を第1及び第2スライダー6a,6bの下方側から挿入する行動をとったときでも、以下のように蝶棒5の挿入操作等を円滑に行うことができる。
即ち、本実施例1のスライドファスナー1であれば、着衣者が前述のような行為をとった場合でも、第1スライダー6aが正規の蝶棒挿入位置に移動するまで(即ち、「カチッ」という感触が得られるまで)、第1スライダー6aの摺動操作を行わせることができる。このため、第1スライダー6aは、ストッパー部42に当接している状態で安定して保持されるとともに、第1スライダー6aの位置が自重により蝶棒挿入位置からずれることを防止できる。
更にその後、着衣者は、第2スライダー6bを第1スライダー6aに当接する位置まで摺動させることによって、第2スライダー6bは箱棒4の抑制部45によって正規の蝶棒挿入位置で安定して保持される。このため、第2スライダー6bの位置が、自重により第1スライダー6aに当接している位置からずれることも防止できる。
従って、着衣者は、その後に蝶棒5を第1及び第2スライダー6a,6b内に円滑に挿入することができ、左右のファスナーストリンガー2を容易に閉鎖することができる。
更に、本実施例1のファスナーストリンガー2によれば、閉鎖している左右のファスナーストリンガー2を開く場合や、また、左右のファスナーストリンガー2を開閉する際に第1及び第2スライダー6a,6bを同時に蝶棒挿入位置まで摺動させる場合にも、蝶棒5の抜出操作や蝶棒5の挿入操作を円滑に行うことができる。
なお、この実施例1に係るスライドファスナー1では、箱棒4に抑制部45が形成されている場合について説明している。しかし、本発明では、箱棒4に少なくとも***部43が形成されていれば良く、抑制部45の形成は省略することが可能である。
例えば、図11及び図12に実施例1の変形例を示したように、箱棒40は、箱棒本体41と、ストッパー部42と、***部43と、第1係止片44とを有しており、箱棒本体41の前端側上面部及び下面部には前述のような抑制部45が形成されていない。
このような箱棒40を有するスライドファスナーであっても、第1スライダー6aを摺動操作する使用者に対して、第1スライダー6aが蝶棒挿入位置に移動したときに「カチッ」という感触を与えることができる。このため、第1スライダー6aを正規の蝶棒挿入位置に安定して保持することができる。
またこの場合、抑制部45が形成されていないため、箱棒40が第2スライダー6bを蝶棒挿入位置で保持することはできない。しかしながら、例えば使用者が第2スライダー6bを第1スライダー6aに当接する位置(蝶棒挿入位置)まで摺動した後、その蝶棒挿入位置にて第2スライダー6bを第1スライダー6aとともに、上下方向から親指と人差し指で把持すること等によって、その後の蝶棒5の挿入操作や抜出操作を円滑に行うことが可能となる。
なお、このように箱棒に抑制部を形成しない態様については、後述する実施例2及び実施例3に対しても、同様に適用することが可能である。
図13は、本実施例2に係る箱棒を示す斜視図である。
本実施例2におけるスライドファスナー81では、箱棒82の***部83の形態及び抑制部84の形態が、前述の実施例1における箱棒4の***部43及び抑制部45と異なっている。
本実施例2における***部83及び抑制部84以外の構成については、前述の実施例1におけるスライドファスナー1と基本的に同じである。従って、本実施例2のスライドファスナー81において、前述の実施例1にて説明した部材と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて表すことによってその説明を省略することとする。
本実施例2の***部83は、箱棒本体の上面及び下面に略円錐台状に形成されている。この***部83は、第1スライダー6aを箱棒82のストッパー部42に衝止したときに、***部83が第1スライダー6aの面取り部69bに密接する位置に設けられている。また、箱棒本体41の上面側に形成された***部83の頂部から箱棒本体41の下面側に形成された***部83の頂部までの寸法は、第1スライダー6aにおける後述する上翼板63の内面と下翼板64の内面との間の距離よりも大きく設定されている。
本実施例2の抑制部84は、箱棒本体41の上下面に形成されていて、箱棒本体41の前面側には延設されてない。また、箱棒本体41の上下面における抑制部84の形成面積が、前述の実施例1における抑制部45に比べて大きく設定されている。
これにより、第2スライダー6bが蝶棒挿入位置で停止したときに、第2スライダー6bと抑制部84との間で大きな摩擦力を発生させることができ、第2スライダー6bをより安定して蝶棒挿入位置で保持することができる。
なお、前述したように、この実施例2に係るスライドファスナー81では、抑制部84の形成を省略することが可能である。
本実施例2のスライドファスナー81は、箱棒82に***部83が設けられていることによって、前述の実施例1と同様に、第1スライダー6aを摺動操作する使用者に対して、第1スライダー6aが蝶棒挿入位置に移動したときに「カチッ」という感触を与えることができる。従って、左右のファスナーストリンガー2を開閉する際に、第1スライダー6aを蝶棒挿入位置まで確実に摺動させることを習慣的に行わせることが可能となるため、その後の蝶棒5の挿入操作や抜出操作を円滑に行うことができる。
また、本実施例2のスライドファスナー81は、***部83が略円錐台状に形成されている。このため、***部83が第1スライダー6aの肩口からエレメント案内路68内に進入する際や、***部83が第1スライダー6aの面取り部69bから平面部69aに移動する際に、***部83が第1スライダー6aに干渉して引っ掛かる等の不具合が生じることを、より確実に防止できる。
更に、本実施例2のスライドファスナー81では、***部83の存在を、前述の実施例1に比べて目立たなくすることができるため、スライドファスナーの外観品質を向上させることができる。
図14は、本実施例3に係る箱棒を示す斜視図である。
本実施例3におけるスライドファスナー91では、箱棒92の箱棒本体41に、***部43の上下方向の弾性変形を許容する複数のスリット93が形成されているものの、それ以外の構成については、前述の実施例1におけるスライドファスナー1と基本的に同じである。従って、本実施例3のスライドファスナー91においても、前述の実施例1にて説明した部材と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて表すことによってその説明を省略することとする。
本実施例3における箱棒92の上面及び下面には、それぞれスリット93が2本ずつ形成されている。箱棒92の上面及び下面におけるスリット93は、***部83よりも前方の位置と後方の位置とに、箱棒本体41のテープ内方側側面から切り込まれて形成されている。
このような箱棒92を有する本実施例3のスライドファスナー91は、前述の実施例1と同様に、第1スライダー6aを摺動操作する使用者に対して、第1スライダー6aが蝶棒挿入位置に移動したときに「カチッ」という感触を与えることができる。従って、左右のファスナーストリンガー2を開閉する際に、第1スライダー6aを蝶棒挿入位置まで確実に摺動させることを習慣的に行わせることが可能となるため、その後の蝶棒5の挿入操作や抜出操作を円滑に行うことができる。
しかも、本実施例3のスライドファスナー91では、箱棒本体41の上面と下面とに上述のような2本のスリット93がそれぞれ形成されていることにより、例えば***部43を第1スライダー6aの肩口からエレメント案内路68内に進入させる際に、***部43を芯紐部7a側に容易に弾性変形させて、その***部43をより円滑にエレメント案内路68内に進入させることができる。
1 スライドファスナー
2 ファスナーストリンガー
2a 右側ファスナーストリンガー
2b 左側ファスナーストリンガー
3 エレメント列
4 箱棒
5 蝶棒
6a 第1スライダー
6b 第2スライダー
7 ファスナーテープ
7a 芯紐部
8 止具
9 ファスナーエレメント
10 補強部
40 箱棒
41 箱棒本体
42 ストッパー部
43 ***部
43a 頂部
43b 湾曲部
44 第1係止片
45 抑制部
46 切欠き部
51 蝶棒本体
52 案内片
53 第2係止片
54 突起部
55 逃げ溝
61 スライダー胴体
62 引手
63 上翼板
64 下翼板
65 連結柱
66 フランジ
67 引手取付柱
68 エレメント案内路
69a 平面部
69b 面取り部
81 スライドファスナー
82 箱棒
83 ***部
84 抑制部
91 スライドファスナー
92 箱棒
93 スリット

Claims (4)

  1. 左右のファスナーテープ(7)の対向するテープ側縁部にエレメント列(3)を有する一対の第1及び第2ファスナーストリンガー(2a,2b)と、前記第1ファスナーストリンガー(2a)における前記エレメント列(3)の一端から延設された箱棒(4,82,92)と、前記第2ファスナーストリンガー(2b)における前記エレメント列(3)の一端から延設された蝶棒(5)と、前記エレメント列(3)に沿って摺動可能に配された一対の第1及び第2スライダー(6a,6b)とを備え、
    前記第1スライダー(6a)は、前記第1及び第2スライダー(6a,6b)の後口同士が相対する向きで、前記第2スライダー(6b)よりも前記箱棒(4,82,92)側に配され、
    前記箱棒(4,82,92)は、前記ファスナーテープ(7)に固着した箱棒本体(41)と、同箱棒本体(41)の先端側に配され、前記第1スライダー(6a)を衝止させるストッパー部(42)と、前記箱棒本体(41)の上下面の少なくとも一面に形成され、前記第1スライダー(6a)のスライダー胴体(61)内面に密接する***部(43,83)とを有する開離嵌挿操作が可能なスライドファスナー(1,81,91)であって、
    前記第1スライダー(6a)が有する上下翼板(63,64)の少なくとも一方の内面に、前記上翼板(63)又は前記下翼板(64)の板厚を前記後口に向けて漸減させる面取り部(69b)が形成され、
    前記***部(43,83)は、前記第1スライダー(6a)を前記ストッパー部(42)に衝止したときに、同第1スライダー(6a)の前記面取り部(69b)に密接する位置に配されてなる、
    ことを特徴とするスライドファスナー。
  2. 前記***部(43,83)は、前記箱棒本体(41)の上面又は下面からの突出高さが最も高い頂部(43a)と、同頂部(43a)から前記箱棒本体(41)のエレメント列側基端部又は箱棒先端部に向けて前記突出高さを漸減させる傾斜部又は湾曲部(43b)とを有してなる請求項1記載のスライドファスナー。
  3. 前記***部(43)は、前記箱棒本体(41)のテープ幅方向に形成されてなる請求項1記載のスライドファスナー。
  4. 前記箱棒本体(41)に、前記***部(43)の上下方向への弾性変形を許容する少なくとも1つのスリット(93)が形成されてなる請求項1記載のスライドファスナー。
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