JP4155933B2 - スライドファスナー用逆開き具 - Google Patents

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Description

この発明は、前開きの衣服、例えばジャンパー、オーバーコートなどに用いるスライドファスナーであって、ファスナーの端部に取り付けて左右のファスナーストリンガーを開離、嵌挿ができる金属製の逆開き具に関するものである。
従来、スライドファスナーの左右のファスナーストリンガーの端部に取り付けてストリンガーを開離し、また嵌挿して閉鎖させる金属製の開き具は、単に断面U字状に形成した箱棒を箱体と一体にダイカストにより作製しファスナーテープの側縁にかしめ固定するか、または箱体と箱棒とを別体に作製し、箱棒を箱体にかしめ付けた後、ファスナーテープの側縁に取り付け、この箱体に他のストリンガーに取り付けた蝶棒を挿入してスライダーにより閉鎖することが知られている。
さらに、図12に示すように、スライドファスナーの逆開き具における金属製の箱棒は、内向きフランジを有するU字溝のチューブの先端に平板状のストッパーを側方へ突出する形状にプレス加工して箱棒を作製し、逆開きスライダーをストッパーで受け止めるように形成した逆開き具が知られている。
イギリス特許出願公告第624334号明細書
前述のスライドファスナーにおける左右のファスナーストリンガーの端部に取り付けて、左右のストリンガーを開離し、また嵌挿して閉鎖させる金属製の箱体と箱棒および蝶棒は、逆開き具としては用いることはできない。図12に示した金属製の逆開き具の箱棒は、ストッパーと箱棒とはプレス加工した箱棒であり、箱棒の加工が複雑で一挙に作製することができない。またファスナーテープの側縁へ取り付けるための自動部品供給工程には適しない形態であり、取り付け作業が面倒であるなど問題点がある。
この発明は、上述の問題点を考慮して発明されたものであり、請求項1記載の発明は、逆開き具における箱棒と蝶棒の構造が簡単で一挙に作製することができ、しかもファスナーテープの側縁へ取り付けるための自動部品供給装置を利用して整然と効率よく供給作業が実施できる、金属ダイカスト製の逆開き具を提供することが主たる目的である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、箱棒のかしめ加工による塑性変形を容易に行え、確実かつ体裁よく取り付けることができる金属ダイカスト製の逆開き具を提供することが目的である。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、ストッパーをファスナーテープの端部の外側に間隙をおいて配し、ストッパーの停止機能がファスナーテープの端部に及ばない形態に形成して耐久性のある金属ダイカスト製の逆開き具を提供することが目的である。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、逆開き具に対するファスナーチエンの表裏方向への突き上げ力に対する強度を向上させ、かつ蝶棒のスライダー内への挿入限度を規定し、箱棒と蝶棒の相対的位置を確実に位置決めすることができる金属ダイカスト製の逆開き具を提供することが目的である。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、逆開きスライダー内において箱棒の収納姿勢を的確に保持し、箱棒と逆開きスライダーとの係合が確実に維持できる金属ダイカスト製の逆開き具を提供することが目的である。
前記の目的を達成するため、この発明のうち請求項1記載の発明は、逆開き具における金属製の箱棒5、蝶棒6はそれぞれ上壁15、下壁16、側壁17から形成して一側縁に開口部18を設けた断面U字状に形成し、このうち箱棒5は開口部18の下端において上壁15と下壁16から側方へ突出し、逆開きスライダー3のフランジ31と当接して係止するストッパー22を設け、このストッパー22の先端に架橋片30を架設して封止し、全体が空洞化した空洞部23を形成したスライドファスナー用逆開き具を主な構成とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、逆開き具における箱棒5は、ストッパー22を形成する上壁15と下壁16の表面に凹状の窪み部24を形成したスライドファスナー用逆開き具である。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、箱棒5に形成するストッパー22は、ファスナーテープ2の端部11の外側に間隙をおいて配設したスライドファスナー用逆開き具である。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、箱棒5と蝶棒6はそれぞれ側壁17から前方すなわち対向方向へ向けて突出する突片25、27を設け、各突片25、27は箱棒5と蝶棒6とが対向したとき上下に重合することができ、蝶棒6の突片27には箱棒5の突片25と当接し、蝶棒6が逆開きスライダー3内へ限度以上に嵌入することを阻止する突部28を形成したスライドファスナー用逆開き具である。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、箱棒5は、ストッパー22と逆開きスライダー3とが係合したとき、箱棒5の外側縁部20が逆開きスライダー3に設置された案内柱30に当接し、また箱棒5の内側縁部19は逆開きスライダー3のフランジ内側面32に当接し、箱棒5を逆開きスライダー3において的確な位置に保持できるスライドファスナー用逆開き具である。
この出願の発明の効果として、請求項1記載の発明は、金属製の箱棒、蝶棒は上壁、下壁、側壁から形成して一側縁に開口部を設けた断面U字状に形成し、箱棒は開口部の下端において上壁と下壁から側方へ突出し、逆開きスライダーのフランジ31と係止するストッパーを設け、該ストッパ−の先端を封止して空洞部を形成したことによって、下記の効果を奏する。
この発明の逆開き具における箱棒および蝶棒の構造が簡単でダイカスト加工によって一挙に作製でき、箱棒および蝶棒をかしめ加工によって取り付ける際、上壁と下壁が長手方向全体で塑性変形するので、特に箱棒のストッパーの存在が全体の変形を阻害することがない。またストッパーを空洞化することにより、箱棒をバレル研磨機、自動部品供給装置等で加工する際、箱棒が互いに絡み合うことがなく整然と研磨、供給することができる効果がある。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、箱棒は、ストッパーにおける上壁と下壁の表面に窪み部を形成したことによって、箱棒をかしめ加工するとき、箱棒が全長にわたり塑性変形ができ、箱棒を確実かつ体裁よく取り付けることができる効果がある。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、箱棒におけるストッパーは、ファスナーテープの端部の外側に間隙をおいて配設したことによって、ストッパーがファスナーテープの端部外に間隙をおいて位置するので、逆開きスライダーの摺動をストッパーが受け止めたとき、ファスナーテープの端部には負荷がかからないから、耐久性のある逆開き具に仕上げられ、長期にわたって円滑に使用できる効果がある。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、箱棒と蝶棒は各々の側壁から前方へ突出する突片を設け、各突片は箱棒と蝶棒とが対向したときに重合し、蝶棒の突片には箱棒の突片と当接し、蝶棒の逆開きスライダー内への移動を停止させる突部を形成したことによって、逆開き具に表裏方向の突き上げ力が加わっても箱棒と蝶棒の位置関係が乱れることなく、ファスナーエレメントの下端部から噛合状態が分離してしまうことがない。また蝶棒のスライダー内への必要以上に嵌入し差し込むのを阻止し、箱棒と蝶棒の対向位置を確実に位置決めすることができる効果がある。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、箱棒は、ストッパーと逆開きスライダーとが係合したとき、箱棒の外側縁部が逆開きスライダーの案内柱に当接し、箱棒の内側縁部が逆開きスライダーのフランジ内側面に当接し、箱棒を逆開きスライダー内に保持したことによって、箱棒は逆開きスライダー内で三箇所で支持され、箱棒の収納姿勢を的確に保持し、ストッパーと逆開きスライダーとの係合状態を確実に維持することができる効果があるなど、この発明が奏する効果はきわめて顕著である。
この発明におけるスライドファスナー用逆開き具は、図1に示すように一対のファスナーテープ2の対向側縁に沿ってファスナーエレメント7を取り付けた左右のファスナーストリンガー1の下端に、一方は箱棒5、他方に蝶棒6をそれぞれ取り付け、左右のファスナーストリンガー1の上方には上開きスライダー4を挿通し、下方には逆開きスライダー3を対向して挿通し、この逆開きスライダー3と箱棒5、蝶棒6とによって逆開き具を構成する。逆開き具の箱棒5、蝶棒6は亜鉛合金またはアルミニウム合金を用いてダイカスト成形によって作製する。
逆開き具の箱棒5は、図2に示すようにファスナーストリンガー1の側縁に取り付けたファスナーエレメント7に連接してファスナーテープ2の端部表裏面に樹脂製フィルム8などを貼着した補強部12に箱棒5をかしめて取り付ける。箱棒5は上壁15、下壁16、側壁17から形成して一側縁に開口部18を設けた断面U字状に形成し、この開口部18にファスナーテープ2の補強部12を挿入し、上壁15、下壁16を加圧して塑性変形させ、上壁15と下壁16が補強部12を挟み付けるとともに、上壁15、下壁16の内面に対向して突設した係止突部21をファスナーテープ2に食い込ませる。上壁15と下壁16の塑性変形は、箱棒5の長手方向全長にわたって行われ、ストッパー22における上壁15と下壁16の表面には、弧状の窪み部24が形成される。
箱棒5は、側壁17側の外側縁部20が略直線状に形成し、側壁17とは反対側の内側縁部19には突起状の係止突部21を外側縁部20に平行して開口部18内へ突出する形に設け、箱棒5の下端には図5に示すように開口部18の先端から側方へ上壁15、下壁16とを延設してストッパー22を形成し、このストッパー22の先端に架橋片26を上壁15と下壁16に架設して先端を封止することにより空洞部23を形成する。側方へ突出するストッパー22は、ファスナーテープ2の端部11から間隙をおいてファスナーテープ2に干渉することなく配設して箱棒5をファスナーストリンガー1に取り付ける。さらに箱棒5の側壁17には蝶棒6と対向する方向へ突出する突片25を設ける。
蝶棒6は上壁15、下壁16、側壁17から形成して一側縁に開口部18を設けた断面U字形に形成し、この開口部18にファスナーテープ2の補強部12を挿入し、上壁15と下壁16とを加圧して挟着する。側壁17には箱棒5の突片25と重合できる突片27を突設し、かつこの突片27の上端すなわちファスナーエレメント7側に図9に示すように突出頂面が突片27の頂面と水平状に突出する鍵形の突部28を設け、蝶棒6を上開きスライダー4および逆開きスライダー3に挿入したとき、突片27が箱棒5の突片25と重合し、かつ突片25の端部に突部28が当接して係止する形態に形成して蝶棒6が適正な位置に停止できるように形成するものである。
図1〜11に示す実施例のスライドファスナー用逆開き具について説明すると、図1に示すように左右のファスナーストリンガー1は、一対のファスナーテープ2の対向側縁に配設した膨大状の芯部10に金属例えば亜鉛合金またはアルミニウム合金から作製したファスナーエレメント7を装着してファスナーストリンガー1を形成し、この左右のファスナーストリンガー1を開離、閉鎖できる上開きスライダー4を挿通して上端に上止9を取り付ける。またファスナーストリンガー1の下方には、上開きスライダー4と向きを逆に配置した逆開きスライダー3を挿通し、一方のファスナーストリンガー1の下端に箱棒5を取り付け、他方のファスナーストリンガー1の下端に蝶棒6を取り付ける。この箱棒5と蝶棒6および逆開きスライダー3とによって逆開き具を形成する。
箱棒5は図2〜5に示すように、箱棒5には上壁15、下壁16および上壁15と下壁16の一側縁部を連結する側壁17から形成して一側縁に開口部18を長手方向に設けた断面U字状に形成し、箱棒5の外側縁部20すなわち側壁17の外面は略直線状を呈し、内側縁部19すなわち側壁17とは反対側で、上壁15と下壁16の側端縁には外側縁部20と平行して開口部18内へ突出する突起状の係止突部21を箱棒5の長手方向に連続状に設ける。開口部18の終端には上壁15、下壁16を側方へ延出してストッパー22を形成し、このストッパー22の側方先端に架橋片26を上壁15と下壁16との間に架設して開口部分を封止し、全体が空洞化した空洞部23を設ける。これによってストッパー自体を頑丈な形態に仕上げる。
さらに箱棒5におけるストッパー22の先端を架橋片30によって、上壁15と下壁16に架設して封止して空洞部23を設けることによって、箱棒5をかしめ加工する際、箱棒5の上壁15と下壁16が長手方向全体で塑性変形するので、ストッパー22の存在が全体の変形を阻害することがなく、箱棒5の固定を容易かつ確実に行うことができる。また箱棒5をバレル研磨機、自動部品供給装置等で加工する際、箱棒5が単に断面U字形であるとお互いに絡み合って引っ掛かり、それを分離させる作業が面倒で非能率的である。そこで箱棒5の絡み合いを防ぐため、先端を封止したので絶対に絡み合うことがなく、スムーズに研磨、供給作業を行うことができる。
箱棒5のファスナーテープ2への配置は、ファスナーストリンガー1の端部にファスナーエレメント7を除去して樹脂フィルム8を貼着して補強部12を形成し、この補強部12に箱棒5の開口部18を挿入するとともに、ストッパー22をファスナーテープ2の端部11よりも外側に位置する形状で、上壁15と下壁16とを加圧し芯部10を包囲して係止突部21をファスナーテープ2にかしめ固定して箱棒5を取り付ける。
次に図6〜8に示すように、蝶棒6は箱棒5と同様に長手方向に上壁15と下壁16および上壁15と下壁16を連結する側壁17とから形成し、その一側縁に開口部18を設けて断面U字状に形成し、先端はやや斜傾状に形成して上開きスライダー4および逆開きスライダー3に容易に挿入できるように形成する。蝶棒6の外側縁部すなわち箱棒5との対向面には箱棒5の突片25と重合できる突片27を突設し、この突片27のファスナーエレメント7側に突出頂面が突片27の頂面と水平状を呈するように突出した鍵形の突部28を設ける。また、蝶棒6の内側縁部すなわち外側縁部とは反対側の上壁15と下壁16の側端縁に開口部18内へ突出する係止突部21を蝶棒6の長手方向に連続状に設ける。
蝶棒6における側壁17に突片27を設け、箱棒5の突片25と重合可能に形成することによって、逆開き具に表裏方向へ突き上げ力が働いても、箱棒5と蝶棒6との位置関係を正確に保持するとともに、蝶棒6の突片27の端部に突部28を設けることによって、図10に示すように蝶棒6を逆開き具に対し差し込むとき、必要以上に差し込むことができないように突部28が箱棒5の突片25の上端に当接して停止し適正な係合位置を保持できるものである。
逆開きスライダー3および上開きスライダー4は、内部にファスナーエレメント7が通過するエレメント通路34を有する。具体的には、上下平行に配置した翼板33を案内柱30によって連結して、上下の翼板33の間にファスナーエレメント7が通過するエレメント通路34を形成する。エレメント通路34は逆開きスライダー3の肩口側から後口側、すなわち逆開きスライダー3の前後方向に向けて延び、エレメント通路34の左右両側には、上下の翼板33の左右両側縁から突出し、エレメント通路34内におけるファスナーエレメント7の通過をガイドするフランジ31が設けられている。この逆開きスライダー3および上開きスライダー4を摺動させることで、左右のファスナーストリンガー1の各ファスナーエレメント7が逆開きスライダー3および上開きスライダー4のエレメント通路34内を通過して噛合または分離することができる。
逆開き具の操作は、まず、箱棒5を装着したファスナーストリンガー1において、逆開きスライダーを箱棒5に向けて摺動させ、箱棒5のストッパー22に逆開きスライダー3の肩口側におけるフランジ31の前端部を当接して係止させる。そして、上開きスライダー4を箱棒5へ向けて摺動させ、上開きスライダー4を逆開きスライダー3の後口に当接した状態で、図9に示すように、他方のファスナーストリンガー1に取り付けた蝶棒6を上開きスライダー4に挿入する。このとき、箱棒5の下端側の外側縁部20が逆開きスライダー3の案内柱30に当接し、箱棒5の上端側の内側縁部19が逆開きスライダー3のフランジ内側面32に当接している。箱棒5は逆開きスライダー3のエレメント通路34内において、フランジ31の前端部、案内柱30、フランジ内側面32の三個所に当接することで、所定の姿勢に保持され、ストッパー22とフランジ31の端部との係止状態を確実に維持することができる。
上開きスライダー4に挿入した蝶棒6を、図10に示すように、さらに逆開きスライダー3へ挿入する。蝶棒6は、蝶棒の突片27に設けた突部28が箱棒5の突片25の上端に当接するまで逆開きスライダー3内に差し込まれる。この後、上開きスライダー4を逆開きスライダー3から離間する方向へ摺動させることにより、図11に示すように、左右のファスナーストリンガー1のファスナーエレメント7が噛合し、左右のファスナーストリンガー1は閉鎖される。また、閉鎖された左右のファスナーストリンガー1について下方のみを開放したいときは、逆開きスライダー3を箱棒5から離間する方向へ摺動させることにより、左右のファスナーストリンガー1のファスナーエレメント7の噛合を分離させる。
閉鎖された左右のファスナーストリンガー1を分離開放する場合は、逆開きスライダー3をストッパー22に当接した状態で上開きスライダー4を箱棒5へ向けて摺動させて逆開きスライダー3に当接させることにより、左右のファスナーストリンガー1の上側を分離させ、この状態で他方のファスナーストリンガー1に装着した蝶棒6を逆開きスライダー3および上開きスライダー4から抜脱させると左右のファスナーストリンガー1に分離開放することができる。
この発明のスライドファスナー用逆開き開き具の箱棒を備えた開き具は、ファスナーエレメント、箱棒、蝶棒をはじめ上開きスライダー、逆開きスライダーの全てを金属から形成したスライドファスナーを前開きの衣服のジャンパー、オーバーコートなどの前立て部分に取り付けて使用する。
逆開き具を備えたスライドファスナーの正面図である。 同上逆開き具における箱棒の取り付け斜視図である。 同上逆開き具における箱棒の取り付け正面図である。 同上の図3におけるA−A断面図である。 同上の図3におけるB−B断面図である。 同上逆開き具における蝶棒の取り付け正面図である。 同上の図6におけるC−C断面図である。 同上の蝶棒の取り付け斜視図である。 同上の逆開き具に対し蝶棒を挿入時の状態を示す断面図である。 同上の逆開き具に対し蝶棒を挿入後の状態を示す断面図である。 同上逆開き具に対しファスナーエレメントが噛合した状態を示す断面図である。 公知の逆開き具の箱棒の斜視図である。
符号の説明
1 ファスナーストリンガー
2 ファスナーテープ
3 逆開きスライダー
4 上開きスライダー
5 箱棒
6 蝶棒
15 上壁
16 下壁
17 側壁
18 開口部
19 内側縁部
20 外側縁部
21 係止突部
22 ストッパー
23 空洞部
24 窪み部
25 突片(箱棒)
27 突片(蝶棒)
28 突部
30 案内柱
31 フランジ
32 フランジ内側面

Claims (5)

  1. 金属製の箱棒5、蝶棒6は上壁15、下壁16、側壁17から形成して一側縁に開口部18を設けた断面U字状に形成し、箱棒5は開口部18の下端において上壁15と下壁16から側方へ突出し、逆開きスライダー3のフランジ31と係止するストッパー22を設け、該ストッパ−22の先端を封止して空洞部23を形成してなることを特徴とするスライドファスナー用逆開き具。
  2. 箱棒5は、ストッパー22における上壁15と下壁16の表面に窪み部24を形成してなる請求項1記載のスライドファスナー用逆開き具。
  3. 箱棒5におけるストッパー22は、ファスナーテープ2の端部11の外側に間隙をおいて配設してなる請求項1記載のスライドファスナー用逆開き具。
  4. 箱棒5と蝶棒6は各々の側壁17から前方へ突出する突片25、27を設け、各突片25、27は箱棒5と蝶棒6とが対向したときに重合し、蝶棒6の突片27には箱棒5の突片25と当接し、蝶棒6の逆開きスライダー3内への移動を停止させる突部28を形成してなる請求項1記載のスライドファスナー用逆開き具。
  5. 箱棒5は、ストッパー22と逆開きスライダー3とが係合したとき、箱棒5の外側縁部20が逆開きスライダー3の案内柱30に当接し、箱棒5の内側縁部19が逆開きスライダー3のフランジ内側面32に当接し、箱棒5を逆開きスライダー3内に保持してなる請求項1記載のスライドファスナー用逆開き具。
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