JP5142788B2 - 鞍乗り型車両の車体構造 - Google Patents

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Description

この発明は、左右一対のアッパーメインフレームと左右一対のロアメインフレームとを備えた鞍乗り型車両の車体構造に関する。
一般に、フロントサスペンションを支持するフロントフレームアッシに前端部が取り付けられ、後端部が車体後方に延びる左右一対のアッパーメインフレーム及びロアメインフレームを備えた鞍乗り型車両の車体構造が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−276651号
上記従来の構成では、アッパーメインフレーム及びロアメインフレームが夫々略平行に設けられているため、ライダーの乗車部及び燃料タンク搭載位置のアッパーメインフレームの幅が略同一であり、鞍乗りシートをスポーツライディング様に幅狭にすると燃料タンクの形状を特殊な形状としたりする等の工夫が必要になっていた。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、燃料タンクの配置スペースを十分に確保でき、レイアウトの自由度を拡大できる鞍乗り型車両の車体構造を提供することにある。
本発明は、車体フレーム(4)に、フロントサスペンション(5)を支持するフロントフレームアッシ(41)と、スイングアーム(12)を支持するセンターフレームアッシ(51)、これらのフロントフレームアッシ(41)及びセンターフレームアッシ(51)のそれぞれを連結する左右一対のアッパーメインフレーム(61)及び左右一対のロアメインフレーム(62)とを有し、前記車体フレーム(4)と、鞍乗りシート(31)を支持するとともに前記車体フレーム(4)の上部後端部に結合されて前後に延びるシートフレーム(4a)と、前記車体フレーム(4)の前後中間部に配置された燃料タンク(25)とを備えた鞍乗り型車両の車体構造において、前記フロントフレームアッシ(41)は、側面視で上部が下部より後側に位置する縦延出部(42f)を有する上フロントフレーム(42)と、前記フロントサスペンション(5)に備えるサスペンションアーム(6,7)を揺動可能に支持するフロントサスペンションアーム支持部(46a,46b,47a,47b)が一体に設けられる下フロントフレーム(43)とを有し、前記サスペンションアーム支持部は、下フロントフレーム(43)を構成する前アッパアーム支持部(46a)、後アッパアーム部(46b)、前ロアアーム支持部(47a)及び後ロアアーム支持部(47b)からなり、前記前アッパアーム支持部(46a)及び後アッパアーム部(46b)が形成された上ビーム部(43a)と、前記前アッパアーム支持部(46a)から上方に延びる前記縦延出部(42f)と、前記上下フロントフレーム(42,43)の後部間に渡されたガセットパイプ(44)とは、側面視で概ね正三角形状に配置され、更に、左右一対の前記縦延出部(42f)は、それぞれ前記下フロントフレーム(43)から左右一対のクッション上端支持部(45)に向けて延び、これらの縦延出部(42f)の上端部が左右に延びる横延出部(42c)で連結されることにより前記フロントフレームアッシ(41)をトラス構造に構成し、左右一対の前記アッパーメインフレーム(61)は、前記フロントフレームアッシ(41)の幅が最も広くなった上端部の両側に結合され、車体後方に向かって漸次幅狭となり、最も広がった左右一対の前記アッパーメインフレーム(61)間の空間に燃料タンク(25)の下半部を収め、前記幅狭部位を鞍乗り位置に対応させ、左右一対の前記ロアメインフレーム(62)が車体後方に向かって漸次幅広となるようにしたことを特徴とする。
ロアメインフレームが車体後方に向かって漸次幅広、すなわちロアメインフレームが車体前方に向かって幅狭となるため、ロアメインフレームが車体前方から受ける力を車体の柔軟性によって効果的に受けることができる。
アッパーメインフレームが車体後方に向かって漸次幅狭、すなわちアッパーメインフレームの車体前方側の幅が広くなるため、車体のローリング方向の力を確実に受けることができる。ロアメインフレームの先端側の幅が狭くなったため、その分車体左右に張り出すアッパアーム及びロアアームの長さが長くなり、外力に対するアームの大きな動きを抑えられ乗り心地が向上する。
フロントフレームアッシ(41)が上広がりであり、左右一対のアッパーメインフレーム(61)が左右一対のロアメインフレーム(62)の車体幅方向外側に張り出してもよい。
本構成では、アッパーメインフレーム間の車体前方側の幅が広がり、車体のローリング方向の力を確実に受けることができる。
また、左右一対のアッパーメインフレーム(61)及び左右一対のロアメインフレーム(62)面視で各フレーム(61,62)の長手方向中程で交差し、各フレーム(61,62)の後端部が車体後方に略平行に延出するようにしてもよい。
各フレームの後端部における平行部を、例えば鞍乗り位置の僅か前方に位置させれば、鞍乗りシートがスポーツライディング様に幅狭の場合でもライダーの足の内側に各フレームが位置し、ライダー姿勢が安定する。
本発明では、ロアメインフレームが車体前方に向かって幅狭となるため、ロアメインフレームが車体前方から受ける力を車体の柔軟性によって受けることができると共に、アッパーメインフレームの車体前方側の幅が広くなるため、車体のローリング方向の力を確実に受けることができる。
また、ロアメインフレームの先端側の幅が狭くなったため、その分車体左右に張り出すアッパアーム及びロアアームの長さが長くなり、外力に対するアームの大きな動きを抑えられ乗り心地が向上する。
本発明では、フロントフレームアッシが上広がりであり、左右一対のアッパーメインフレームが左右一対のロアメインフレームの車体幅方向外側に張り出すため、アッパーメインフレームの車体前方側の幅が広がり、車体のローリング方向の力を確実に受けることができる。また、左右一対のアッパーメインフレーム及び左右一対のロアメインフレームが平面視で各フレームの長手方向中程で交差し、各フレームの後端部が車体後方に略平行に延出すれば、鞍乗りシートがスポーツライディング様に幅狭の場合でもライダーの足の内側に各フレームが位置し、ライダー姿勢が安定する。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1は、鞍乗り型車両1を示す。この鞍乗り型車両1は、小型軽量に構成された車体の前後に比較的大径の低圧バルーンタイヤである左右一対の前輪2及び後輪3を備え、最低地上高を大きく確保して主に不整地での走破性を高めた所謂ATV(All Terrain Vehicle)である。
鞍乗り型車両1の車体フレーム4は、複数種のアルミニウム合金材を溶接等により一体に結合したオールアルミニウム製のフレームであり、車体左右中央部の前寄りの部位において前後に長いボックス構造を形成している。車体フレーム4の上部後端部には、前後に延びるシートフレーム4aの前端部がボルト締結により一体的に結合される。
車体フレーム4の前部には、ダブルウイッシュボーン式(独立懸架式)のフロントサスペンション5が支持され、このフロントサスペンション5を介して左右前輪2が車体前部に懸架される。該フロントサスペンション5は、左右一対のアッパアーム6及びロアアーム7を有し、各アーム6,7は、車体フレーム4の下部前側の左右両側に基端部が上下揺動可能に連結されている。
該アッパアーム6及びロアアーム7の先端部には左右一対のナックル8が支持され、左右ナックル8には左右前輪2がそれぞれ軸支されている。また、ロアアーム7と車体フレーム4との間には左右一対のフロントクッション9が介設されている。
車体フレーム4の後部にはスイングアーム式(車軸懸架式)のリアサスペンション11が支持され、このリアサスペンション11を介して左右後輪3が車体後部に懸架されている。すなわち、リアサスペンション11は、車体フレーム4の下部後端部に基端部を上下揺動可能に連結するスイングアーム12を有し、このスイングアーム12の後端部には後輪車軸13が支持されており、この後輪車軸13の両側には左右後輪3がそれぞれ軸支されている。また、スイングアーム12と車体フレーム4との間には単一のリアクッション14が介装されている。
車体フレーム4の後部内側には鞍乗り型車両1の原動機としてのエンジン15が搭載されている。エンジン15は車幅方向(左右方向)に沿うクランク軸を有する水冷単気筒エンジンであり、その下部を構成するクランクケース16の上にシリンダ17Aが略垂直に立設されている。シリンダ17A上部のシリンダヘッド17の前端側にはエンジン排気系の排気管28aが接続され、排気管28aは前方に延出して曲げられ、シリンダ17Aの右側を通って車体後方に延び、シートフレーム4aの下方でサイレンサ28bに連結されている。シリンダヘッド17の後端側にはエンジン吸気系のスロットルボディ27a及びエアクリーナケース27bが接続されている。
クランクケース16の後部左側にはドライブスプロケット18aが配設され、該ドライブスプロケット18aと後輪車軸13中間部のドリブンスプロケット18bとに無端状のドライブチェーン18cが掛け回されている。
車体フレーム4前部の左右中央部には、上部が後側に位置するように傾斜するステアリングシャフト21が配設される。ステアリングシャフト21の上端部にはバータイプの操向ハンドル22が一体的に取り付けられ、ステアリングシャフト21の下端部には操舵機構のセンターアーム(センター側のステアリングアーム)23が一体的に取り付けられている。センターアーム23はステアリングシャフト21の下端部から後方へ延び、その先端部には左右タイロッド24の基端部が連結され、該左右タイロッド24の先端部が左右ナックル8にそれぞれ連結されている。
車体フレーム4の前後中間部には燃料タンク25が配設され、燃料タンク25の前方下方にはラジエータ26が配設され、ラジエータ26の後面にはラジエータファン26aが、ラジエータ26の前方にはラジエータグリル26bが配設される。ラジエータ26の後方下部にはラジエータリザーブタンク26cが配設される。なお、図中符号29a,29bは前輪2及び後輪3の上部外周を覆うフロントフェンダ及びリアフェンダを、符号31は前記シートフレーム4a上に支持される鞍乗りシートを、符号32は主に車体上部前側を覆う車体カバーを、符号33a,33bは鞍乗りシート31とステアリングシャフト21との間において車体カバー32内に収容されるバッテリ及び各種電装部品を、符号34はリアクッション14の下端部をスイングアーム12及び車体フレーム4に連結するリンク機構を、符号35は乗員用の左右ステップをそれぞれ示す。
つぎに、車体フレーム4の構造を説明する。
車体フレーム4は複数種のアルミニウム合金材を溶接等により一体に結合してなり、図2及び図3に示すように、フロントサスペンション支持部41Aを有するフロントフレームアッシ41と、リアサスペンション支持部51Aを有するセンタフレームアッシ51と、フロントフレームアッシ41及びセンタフレームアッシ51を連結する左右一対のアッパーメインフレーム61及び左右一対のロアメインフレーム62とを有してなる。フロントフレームアッシ41は、図4に示すように、上広がりに形成され、それぞれ一体のアルミニウム鋳造部品とされた、上フロントフレーム42及び下フロントフレーム43を有し、概略二分割された構成を有する。これら部品は溶接接合される。
上フロントフレーム42は、図2及び図3に示すように、前面視ほぼ縦長楕円状の開口部42aを有し、開口部42aの両側縁には上下に延びた縦延出部42fを有し、上縁にはほぼ水平に延びた横延出部42cを有し、前面視縦長楕円形状に形成されている。上フロントフレーム42は、側面視では上部が後側に位置するように傾斜して配置される。縦延出部42fの最も幅広となった部位には、図4に示すように、左右一対のクッション上端支持部45が設けられる。左右クッション上端支持部45は互いに平行な前後壁を形成し、該前後壁間にフロントクッション9(図1参照)の上端部が入り込み、該上端部がやや後下がりに傾斜する連結軸を介して揺動可能に連結されている。
下フロントフレーム43は、図2及び図3に示すように、車体後方に後下がりに延びた上下ビーム部43a,43bを有している。上下ビーム部43a,43bの前半部は互いに略平行に配置される一方、上ビーム部43aの後半部は後下がりに傾斜し、その後端部が下ビーム部43bの後端部上側に側面視鋭角に合流し一体化する。そして上下ビーム部43a,43bの前端部間及び前後中間部間が、前後柱状部43c,43dを介して連結される。この構成では、前後に長い下フロントフレーム43の前後端部及び前後中間部が一体化されて剛性が高められると共に、上下ビーム部43a,43bの前半部間及び後半部間に下フロントフレーム43を左右に貫通する前後空間部K1,K2が形成されてフロントフレームアッシ41下部の軽量化が図られる。
上下ビーム部43a,43bは上下厚よりも左右幅が広い扁平状をなして前後に延びている。また前後柱状部43c,43dは前後厚よりも左右幅が広い扁平状をなして上下に延びている。前後柱状部43c,43dの上下端部は末端側ほど前後厚を増加させることで、上下ビーム部43a,43bとの結合部分の応力集中を抑える。下フロントフレーム43の左右幅は後側ほど広くなるように設けられる。下ビーム部43bの後端部に左右一対のロアメインフレーム62が連結される。上下フロントフレーム42,43の後部間には左右一対のガセットパイプ44が渡設される。
上ビーム部43aの前端部両側及び前後中間部両側には、左右外側に張り出す前記前後アッパアーム支持部46a,46bがそれぞれ一体形成される。各アッパアーム支持部46a,46bは互いに平行な前後壁を形成し、該前後壁間にアッパアーム6の基端部における円筒状の連結部6a,6b(図1参照)が入り込み、該連結部6a,6bがやや後下がりに傾斜する連結軸を介して揺動可能に連結される。
下ビーム部43bの前端部両側及び前後中間部両側には、それぞれ左右外側に張り出す前後ロアアーム支持部47a,47bが一体に設けられる。各ロアアーム支持部47a,47bは互いに平行な前後壁を形成し、該前後壁間にロアアーム7の基端部における円筒状の連結部7a,7b(図1参照)が入り込み、該連結部7a,7bがやや後下がりに傾斜する連結軸を介して揺動可能に連結される。なお、フロントクッション9の下端部はやや後下がりに傾斜する連結軸を介してロアアーム7に揺動可能に連結される。また、フロントクッション9の上下端部の連結軸並びにアッパアーム6及びロアアーム7の基端部の各連結軸は互いに平行とされる。
上ビーム部43aの前端部上側には上方に突出する前台座部49aが一体に設けられ、該前台座部49a上には上フロントフレーム42の下端部が溶接結合される。また、上ビーム部43aの前後中間部上側には上方に突出する後台座部49bが形成され、該後台座部49b上には左右ガセットパイプ44の下端部が溶接結合される。左右ガセットパイプ44は断面楕円状のアルミニウムパイプからなり、側面視で上部が前側に位置するように傾斜して配置され、かつ前面視では上部が左右外側に開くように傾斜して上下高さ位置で幅の異なる略V字状に配置される。これら左右ガセットパイプ44が、上フロントフレーム42の左右下延出部42dと下フロントフレーム43の後台座部49b両側との間に渡設される。なお、車体フレーム4前部の左右幅は上側ほど広くなり(図4参照)、左右クッション上端支持部45の近傍が最大幅となり、それより上側が若干幅狭となるように設けられる。
ガセットパイプ44、上フロントフレーム42及び上ビーム部43aの前半部は、側面視で概ね正三角形状に配置され、かつこれらの内側にはフロントフレームアッシ41を左右に貫通する上空間部K3が形成される。これによりフロントフレームアッシ41上部の剛性が高められると共に軽量化が図られる。また上フロントフレーム42と前柱状部43cとが側面視で略くの字状に連なり、ガセットパイプ44と後柱状部43dとが側面視で直線状に連なることで、上下に長いフロントフレームアッシ41の前部と前後に長いフロントフレームアッシ41の下部(下フロントフレーム43)との交差部分が堅牢に設けられる。また、上フロントフレーム42と前柱状部43cとが側面視で略くの字状に連なることで、車体フレーム4の全長が短くなる。
センタフレームアッシ51は、図2及び図5に示すように、左右一対のセンタフレーム52と、これらを連結する上下クロスメンバ53,54とを有してなる。左右センタフレーム52は、車体前後中間部の後寄りの部位において上下に延在するもので、互いに左右勝手違い対称に設けられる。左右センタフレーム52の上端部前側には左右一対のアッパーメインフレーム61の後端部61bが溶接結合される。また、左右センタフレーム52の上端部後側には後方に張り出すメンバ支持部58が一体形成され、該メンバ支持部58の左右内側には上クロスメンバ53の端部が溶接結合される。上クロスメンバ53の左右中間部後側には後方に突出する前記クッション上端支持部56が一体形成される。
左右センタフレーム52の下端部は前方に湾曲して延び、その前端部には左右一対のロアメインフレーム62の後端部62bが溶接結合される。また、左右センタフレーム52の下端部の左右内側には下クロスメンバ54(図5参照)の端部が溶接結合される。下クロスメンバ54の左右中間部後側には後方に突出する前記リンク機構支持部57が一体形成される。なお、左右センタフレーム52の下端部の左右外側にはステップ35を支持するステップ支持部52aが設けられ、左右センタフレーム52の上部後側には前記シートフレーム4aの前端部を支持するシートフレーム支持部(図示せず)が設けられ、左右センタフレーム52の上部前側には後エンジン支持プレート52d(図1参照)を介してエンジン15を支持する後エンジン支持部52cが設けられる。
左右センタフレーム52の下部にはスイングアームピボット部55が設けられ、スイングアームピボット部55にはスイングアーム12の前端部が左右方向に沿う前記ピボット軸55a(図1参照)を介して上下揺動可能に支持される。センタフレームアッシ51は、左右幅がほぼ等しく上方に延び、その上側の左右幅がやや狭くなるように形成される。左右一対のロアメインフレーム62は上面視では後側ほど互いに離間するように傾斜して設けられ、側面視では略水平となるように設けられる。左右一対のアッパーメインフレーム61は、上面視では前側が最も広く、後ろに向かい徐々に狭く、後端部では互いにほぼ並行に延びて設けられ、側面視では全体に後下がりに傾斜して設けられる。
上フロントフレーム42は、図3及び図4に示すように、その上縁にほぼ水平に延びた横延出部42cを有し、横延出部42cの幅方向中央に円弧状の凹部42eを備え、凹部42eには前後半割り体(図示せず)がボルト締結により取り付けられる。前後半割り体と凹部42eが形成する円筒状の内周面にはステアリングシャフト21の上部外周面が回動可能に支持される。すなわち横延出部42cにステアリングシャフト21の上部を回動可能に支持する上ステアリング支持部64(図1参照)が構成される。
上ビーム部43aの前半部には、ステアリングシャフト21の下端部を回転可能に支持する下ステアリング支持部65(図1参照)が設けられる。下ステアリング支持部65は、上ビーム部43aを上下に貫通するシャフト挿通孔65aを形成し、該シャフト挿通孔65a内にステアリングシャフト21の下端部を回動可能に支持する。ステアリングシャフト21の下端部は下ステアリング支持部65の下方(前空間部K1内)に突出し、図1に示すように、該下端部に操舵機構のセンターアーム23が取り付けられる。すなわち前空間部K1は操舵機構の配置スペースでもある。なお、図1中符号65bは上ビーム部43aの下方に突設されてステアリングシャフト21の回動時にセンターアーム23に当接してステアリングシャフト21の最大回動角度(操向ハンドル22の最大転舵角度)を規定するハンドルストッパを示す。
上ビーム部43aの後端部上側には、側面視台形状をなして斜め上後方に突出する左右一対の前エンジン支持部49cが一体形成され、前エンジン支持部49cとロアメインフレーム62との間に左右一対のガセットパイプ43fが渡設される。また、ロアメインフレーム62は、左右のガセットパイプ43fの連結部間が車体幅方向に延びたクロスメンバ43eで補強され、この補強部分に上方に突出するエンジン支持ブラケット63を有している。前エンジン支持部49cの左右両側には左右一対の前エンジン支持プレート49d(図1参照)の基端部がボルト締結等により結合され、該前エンジン支持プレート49dの先端部がエンジン15のクランクケース16の前端部上側にボルト締結等により結合される。すなわち、下フロントフレーム43の前エンジン支持部49cにはエンジン15のクランクケース16の前端部上側が左右前エンジン支持プレートを介して支持される。なお、エンジン15は、クランクケース16の前端部上側の他に、クランクケース16の前端部下側がエンジン支持ブラケット63を介して左右一対のロアメインフレーム62の前部に支持され、シリンダヘッド17の後部が左右後エンジン支持プレート52dを介して左右センタフレーム52の上部に支持され、クランクケース16の後端部が左右センタフレーム52下部のスイングアームピボット部55にピボット軸55a(図1参照)を介して支持される。
左右一対のアッパーメインフレーム61は、図2及び図3に示すように、フロントフレームアッシ41の幅が最も広くなった上端部の両側(上フロントフレーム42の後端部42b)と、センタフレームアッシ51の上端部51bの両側(左右センタフレーム52の上端部)との間に渡って前後に延びるもので、その前端部61aが上フロントフレーム42の後端部42bに、後端部61bが左右センタフレーム52の前端部52bにそれぞれ溶接結合される。一対のアッパーメインフレーム61間の幅は燃料タンク25の配置位置での前端部61aの幅が最も広く、車体後方の後端部61bに向かって漸次幅狭となり後端部61bでは略平行となる。燃料タンク25は下半部が、最も広がった左右一対のアッパーメインフレーム61間の空間に収まり、上半部が側面視で左右一対のアッパーメインフレーム61の上方に突出して設けられる。燃料タンク25は上面視で左右一対のアッパーメインフレーム61の内側、かつ車体幅方向略中央に位置し、センター振り分けで配置される。
左右一対のアッパーメインフレーム61の略中央上端部には支持部61cが設けられ、燃料タンク25は、該支持部61cの上に燃料タンク25の両側方から突出した固定部材25cを載せ、これらをボルトで結合することにより支持されている。なお、図中符号25aは燃料タンク25の後部上端部の給油口に装着される給油キャップを、符号25bは燃料タンク25の前部上端部の開口に装着されて燃料タンク25内の燃料ポンプを支持するポンプホルダをそれぞれ示している。ラジエータ26は左右方向に沿う板状をなし、直立状態よりもやや前傾した姿勢とされ、かつ側面視で燃料タンク25の下方に配置される。ラジエータ26は上端部26dが上フロントフレーム42の上部に支持され、下端部26eが上ビーム部43aの中央部に支持され、上面視では車体幅方向略中央にセンター振り分けで配置される。ラジエータグリル26bは樹脂製であり、ラジエータ26よりもやや傾斜を急にした前傾姿勢で配置され、左右一対のガセット44間に渡設されることで、フロントフレームアッシ41に支持される。
左右一対のロアメインフレーム62は、フロントフレームアッシ41下部の幅が狭くなった下ビーム部43bの後端部両側(下フロントフレーム43の後端部両側)と、センタフレームアッシ51の下端部両側(左右センタフレーム52の下端部)との間に渡って前後に延びるもので、その前端部が下ビーム部43bに、後端部が左右センタフレーム52にそれぞれ溶接結合されている。一対のロアメインフレーム62間の幅は下ビーム部43bの後端部に連結した前端部62a(図3参照)が最も狭く、車体後方に向かって漸次幅広となり、後端部62bでは略平行となる。
上下フロントフレーム42,43はそれぞれ一体のアルミニウム鋳造部品とされ、左右センタフレーム52及び上下クロスメンバ53,54はそれぞれ一体のアルミニウム鍛造部品とされる。なお、上下フロントフレーム42,43がそれぞれ一体のアルミニウム鍛造部品とされ、左右センタフレーム52及び上下クロスメンバ53,54がそれぞれアルミニウム鋳造部品とされてもよい。上下フロントフレーム42,43、左右センタフレーム52及び上下クロスメンバ53,54の全てがそれぞれ一体のアルミニウム鋳造部品又は鍛造部品とされてもよい。各フレーム61,62及びガセットパイプ44はそれぞれ一体のアルミニウム押し出し材に曲げ加工等を施してなる部品とされる。なお、各フレーム61,62及びガセットパイプ44の一部又は全部がそれぞれ一体のアルミニウム鋳造部品又は鍛造部品とされてもよい。
本構成では図3に示すように、左右一対のアッパーメインフレーム61間の幅が前端部61aで最も幅広で、車体後方に向かって漸次幅狭で、該幅狭部位が鞍乗り位置に対応する。従って鞍乗りシート31がスポーツライディング様に幅狭の場合でも前端部61a間の幅広部位に燃料タンク25の配置スペースを大きく確保できレイアウトの自由度が拡大する。燃料タンク25の配置スペースを大きく確保できることで、燃料タンク25をアッパーメインフレーム61間の略中央に幅方向にセンター振り分けで配置できるため、従来のように燃料タンク形状を特殊な形状とする必要がない。
また、左右一対のロアメインフレーム62間の幅が前端部62aにおいて最も幅狭で、車体後方に向かって漸次幅広となる。ロアメインフレーム62間の幅を車体前方に向かって幅狭としたことで、ロアメインフレーム62が車体前方から受ける力を車体の柔軟性によって受けることができる。また、アッパーメインフレーム61間の車体前方側の幅を広くしたことで、車体のローリング方向の力を確実に受けることができる。下フロントフレーム43の先端側の幅が狭くなったため、その分下フロントフレーム43の先端側に連結され、車体左右に張り出すアッパアーム6及びロアアーム7の長さが長くなる。一般に、各アームの長さが短いと、アームの揺動角が大きくなって、外力が車体に伝わりやすくなるが、本構成では各アーム6,7の長さが長くなるため、外力に対するアームの大きな動きを抑えられ乗り心地が向上し、路面に対するタイヤのアライメント変化を少なくできるので、クッション機能の特性変化を抑えることができる。
フロントフレームアッシ41が正面視幅で上広がりであり、フロントフレームアッシ41の上端部に連なる左右一対のアッパーメインフレーム61が、フロントフレームアッシ41の下端部に連なる左右一対のロアメインフレーム62よりも車体幅方向外側に張り出して延在することから、アッパーメインフレーム61間の車体前方側の幅が広がり、車体のローリング方向の力を確実に受けることができる。左右一対のアッパーメインフレーム61及び左右一対のロアメインフレーム62が上面視で各フレームの長手方向中程で交差し、各フレームの後端部が車体後方に略平行に延出し、該平行部が鞍乗り位置の僅か前方に位置するため、鞍乗りシート31がスポーツライディング様に幅狭の場合でもライダーの足の内側に各フレーム61,62が位置し、ライダー姿勢が安定する。
以上、一実施の形態に基づいて本発明を説明したが、上記実施の形態はこの発明の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、本発明は、三輪又は四輪を越える車輪数の車両や鞍乗り型ではない車両(スクータ型車両)等にも適用できることは勿論、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能なことは言うまでもない。
本発明の一実施の形態における鞍乗り型車両の左側面図である。 車体フレームの左側面図である。 同上面図である。 同正面図である。 同背面図である。
符号の説明
1 鞍乗り型車両(車両)
2 前輪(車輪)
41 フロントフレームアッシ(フレーム構造体)
41A フロントサスペンション支持部(サスペンション支持部)
42 上フロントフレーム(上フレーム構成部品)
43 下フロントフレーム(下フレーム構成部品)
43a 上ビーム部
43b 下ビーム部
43c 前後柱状部(柱状部)
61 アッパーメインフレーム
62 ロアメインフレーム

Claims (3)

  1. 車体フレーム(4)に、フロントサスペンション(5)を支持するフロントフレームアッシ(41)と、スイングアーム(12)を支持するセンターフレームアッシ(51)、これらのフロントフレームアッシ(41)及びセンターフレームアッシ(51)のそれぞれを連結する左右一対のアッパーメインフレーム(61)及び左右一対のロアメインフレーム(62)とを有し、前記車体フレーム(4)と、鞍乗りシート(31)を支持するとともに前記車体フレーム(4)の上部後端部に結合されて前後に延びるシートフレーム(4a)と、前記車体フレーム(4)の前後中間部に配置された燃料タンク(25)とを備えた鞍乗り型車両の車体構造において、
    前記フロントフレームアッシ(41)は、側面視で上部が下部より後側に位置する縦延出部(42f)を有する上フロントフレーム(42)と、前記フロントサスペンション(5)に備えるサスペンションアーム(6,7)を揺動可能に支持するフロントサスペンションアーム支持部(46a,46b,47a,47b)が一体に設けられる下フロントフレーム(43)とを有し、
    前記サスペンションアーム支持部は、下フロントフレーム(43)を構成する前アッパアーム支持部(46a)、後アッパアーム部(46b)、前ロアアーム支持部(47a)及び後ロアアーム支持部(47b)からなり、
    前記前アッパアーム支持部(46a)及び後アッパアーム部(46b)が形成された上ビーム部(43a)と、前記前アッパアーム支持部(46a)から上方に延びる前記縦延出部(42f)と、前記上下フロントフレーム(42,43)の後部間に渡されたガセットパイプ(44)とは、側面視で概ね正三角形状に配置され、更に、左右一対の前記縦延出部(42f)は、それぞれ前記下フロントフレーム(43)から左右一対のクッション上端支持部(45)に向けて延び、これらの縦延出部(42f)の上端部が左右に延びる横延出部(42c)で連結されることにより前記フロントフレームアッシ(41)をトラス構造に構成し、
    左右一対の前記アッパーメインフレーム(61)は、前記フロントフレームアッシ(41)の幅が最も広くなった上端部の両側に結合され、車体後方に向かって漸次幅狭となり、最も広がった左右一対の前記アッパーメインフレーム(61)間の空間に燃料タンク(25)の下半部を収め、前記幅狭部位を鞍乗り位置に対応させ、
    左右一対の前記ロアメインフレーム(62)が車体後方に向かって漸次幅広となるようにしたことを特徴とする鞍乗り型車両の車体構造。
  2. フロントフレームアッシ(41)が上広がりであり、左右一対のアッパーメインフレーム(61)が左右一対のロアメインフレーム(62)の車体幅方向外側に張り出して延在することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の車体構造。
  3. 左右一対のアッパーメインフレーム(61)及び左右一対のロアメインフレーム(62)が上面視で各フレーム(61,62)の長手方向中程で交差し、各フレーム(61,62)の後端部が車体後方に略平行に延出することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の車体構造。
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