JP5137938B2 - インクジェット記録装置及びインクジェット記録システム - Google Patents

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Description

本発明はインクを吐出して記録媒体に画像を記録し、記録した画像を測色して色補正データを生成するインクジェット記録装置及びインクジェット記録システムに関する。さらに言えば、複数の記録ヘッドをつないだ所謂つなぎヘッドを有するインクジェット記録装置及びインクジェット記録システムに関する。
画像記録装置、所謂プリンタには様々な記録方式があり、中でもインクジェット記録方式を用いたプリンタは応用の幅が広く、コンシューマ向け製品から産業用大判記録プリンタまで様々な用途に用いられている。一般に、複数の吐出口からなる吐出口列を備えた記録ヘッドからインクを吐出し、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。
このようなインクジェット記録装置には、記録媒体に対して記録ヘッドを走査させながら記録を行うシリアル記録方式や、複数の記録ヘッドチップを複数並べて構成したフルラインヘッドに対して記録媒体を搬送させて記録を行うフルライン記録方式などがある。中でもフルライン記録方式では、フルライン記録ヘッドで記録できる幅が記録媒体の幅に相当するため、吐出口列方向と交差する方向に記録媒体を搬送することで記録を行うことができ、高速記録が可能である。
このようなフルライン記録ヘッドは、同色の記録ヘッドチップの端部をつなげる構成とすることで記録可能領域を長くすることができる。本明細書では、複数の記録ヘッドチップの端部をつないだフルラインヘッドを「つなぎヘッド」と呼ぶ。一般に、つなぎヘッドは複数の記録ヘッドチップの一部がオーバーラップするように重ねてつなぎ、それぞれのチップのつなぎ部に記録すべき画像データを割り振って記録を行う。
従来、つなぎヘッドの製造時に生じる記録ヘッドチップの組み付け誤差に起因する色むらやスジなどの画像劣化に対し、いくつかの方法が提案されている。例えば、つなぎヘッドを構成する各ヘッドのつなぎ部に対し、グラデーションマスクを用いて記録データを段階的に分配することにより、つなぎ部に生じる白スジや黒スジを低減する方法が知られている使用する(特許文献1参照)。
一方、吐出口から吐出されるインクのドット径の違いにより発生するスジやむらによる画像弊害も知られている。このドット径の違いが発生する要因は複数考えられ、例えば、記録ヘッドチップ生産時に吐出口径がばらついたり、吐出エネルギーがばらついたりすることで生じる誤差である。これに対しては、所謂ヘッドシェーディングが用いられている。すなわち、所定のパターンを記録媒体に記録し、それを読み込むことによってノズル(吐出口)毎の記録色の濃淡を検出し、これを補正することによって濃度むらを軽減するのである(特許文献2参照)。
特開2007−152582号公報 特登録3040433号公報
一方、本出願人らは記録ヘッドチップの組み付け誤差に起因する画像劣化として、白スジ・黒スジだけでなく更なる課題が生じることを見出した。組み付け誤差によってインク滴の着弾位置がずれることにより、つなぎ部と非つなぎ部で記録される画像が異なる色味(色相・彩度・明度などの要素)になってしまうのである。
このとき、それぞれのチップの非つなぎ部で記録される画像の色味が全く同じ色味である場合でも、つなぎ部で記録される色味は、非つなぎ部で記録される色味と異なってしまう。これについて、図2を用いて詳しく説明する。
図2(a)は、記録ヘッドチップA及びBに僅かな組み付け誤差が生じた状態を示している。ここで、それぞれのチップは同じインク色で同じ吐出量であり、それぞれの非つなぎ部で記録される色味は同じである。図2(b)及び図2(c)は、つなぎ部によって記録された画像であり、9つのドットで階調表現された任意の1画素を示している。この画素は、千鳥状マスクを用いてチップA及びチップBに画像データが分配され、9つのドットが全て打ち込まれている。
図2(b)は、組み付け誤差が生じていない場合の比較例であり、図2(c)は、図2(a)に示すような組み付け誤差が生じた場合である。図2(b)の画素はドットが重ならずに着弾している。一方、図2(c)の画素は組み付け誤差によりインクドットの着弾位置がずれるため、チップAとチップBから吐出されたドットが記録媒体上で重なる。画像の色味は、記録媒体上でのドットの被覆率や重なり率によって異なるため、これらの画素は同じ9つのドットであっても異なる色味になってしまう。
すなわち、図2(b)のように組み付け誤差が生じていない場合、非つなぎ部とつなぎ部は同じ色味であるが、図2(c)のような組み付け誤差が生じた場合、非つなぎ部とつなぎ部は異なる色味となってしまう。そして、これらの画素が複数集まった場合には、無視できないような大きな色味の差が生じてしまうのである。
さらに、上述したつなぎ部と非つなぎ部の色味の差は、全てのつなぎ部において生じる可能性がある。すなわち、図2(d)のように複数の同色チップをつないだ構成の記録ヘッドを用いて記録を行う場合には、つなぎ部の数である(チップ数−1)箇所で、この着弾誤差に起因する色味のずれが生じる。この色味のずれは、記録画像上では異なる色味のスジとなって視認され、画像劣化となってしまう。この色味のずれが生じないように記録ヘッドチップを組み付けるためには、高精度な組み立てを行うか、或いは歩留まりを下げてでも高価な半導体部品であるチップを特性に応じて選別するといった工程が発生し、多額のコストが必要である。
このようなドットの重なりによる色味のずれは、特許文献1に記載のグラデーションマスクを用いた場合でも解決することはできない。前述したように、グラデーションマスクはつなぎ部の吐出口使用比率を段階的に分配する方法である。すなわち、グラデーションマスクによる効果を十分に発揮し得るほどつなぎ部を持たない場合、つまり例えばつなぎ部のノズル列が1列しかない場合などに生じるドットの着弾位置のずれによる重なりを解決することはできないのである。
また、特許文献2に記載のヘッドシェーディングを用いても、このような色味の差は解決できない。なぜならば、ヘッドシェーディングはあくまでも吐出される記録材料の量に応じて変化する記録濃度の補正を目的とする技術である。すなわち、本課題のような着弾ずれによるドットの重なりによって発生する色味の差、つまり純粋な濃度以外の色の成分を補正することはできない。
以上のような課題を解決するため、本発明は、つなぎヘッドのつなぎ部で記録される領域に対して、適切に色補正を行うための測色が可能なテストパターンを記録可能なインクジェット記録装置の提供を目的とする。
本発明は、第1インクを吐出する複数の吐出口と前記第1インクとは異なる第2インクを吐出する複数の吐出口とを備える記録ヘッドであって、前記第1インクを吐出する複数の吐出口が所定方向に沿って配列した第1吐出口列と前記第1インクを吐出する複数の吐出口が前記所定方向に沿って配列した第2吐出口列とが前記所定方向にずれて配置され、前記第1吐出口列の端部と前記第2吐出口列の端部とが前記所定方向と交差する方向に並ぶことによりオーバーラップ部を有する記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録する記録装置のための画像処理方法であって、前記第1吐出口列のうち前記オーバーラップ部に含まれない複数の吐出口からなる第1吐出口群と、前記第2インクを吐出し且つ前記第1吐出口群と記録媒体上の同位置を記録するための複数の吐出口からなる第2の吐出口群と、を用いて第1テストパターンを記録する第1記録工程と、前記第1吐出口列及び第2吐出口列のうち前記オーバーラップ部に含まれる複数の吐出口からなる第3吐出口群と、前記第2インクを吐出し且つ前記第3吐出口群と記録媒体上の同位置を記録するための複数の吐出口からなる第4吐出口群と、を用いて第2テストパターンを記録する第2記録工程と、前記第1テストパターンの測色結果と前記第2テストパターンの測色結果とに基づいて、前記第1インクを用いて前記第2インクを用いずに記録すべき画像データを、前記第1インク及び第2インクを用いて記録するように補正するための色補正データを生成する生成工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の記録ヘッドをつないだつなぎヘッドを用いて、つなぎ部で記録される領域に対して適切に色補正を行うことができるインクジェット記録装置の提供を目的とする。
つなぎヘッドの色再現領域の説明図 つなぎヘッドの位置ずれによるドット重なりの説明図 第1の実施形態の記録装置の構成図 第1の実施形態の装置内構成のブロック図 第1の実施形態の装置外構成のブロック図 第1の実施形態のつなぎヘッドの説明図 第1の実施形態の色補正データ生成処理のフローチャート 第1の実施形態の色補正処理のフローチャート 第1の実施形態のテストパターンの説明図 第1の実施形態のテストパターンの2値画像データの説明図 つなぎ部に画像データを分配するための説明図 その他の実施形態のつなぎヘッドの説明図 その他の実施形態のテストパターンの説明図
(第一の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<記録装置>
図3は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の模式図である。記録手段としてのヘッド部60は記録材料であるインクを収容したインク収容部61を搭載する。制御回路部62は、後述するヘッド部60を駆動する際に必要な記憶部であるROM74及びRAM75、演算部であるCPU72、及び通信部であるインタフェイスを備えている。そして、ヘッド部60は、制御回路部62より記録信号と制御信号を受信し、制御信号に従って記録信号に基づいて記録素子(ノズル)の吐出口からインクの吐出を行う。記録媒体63は、不図示の支持台上を不図示の搬送ローラによって図の搬送方向(走査方向)に搬送される。このような構成に基づいて記録媒体に画像が記録される。インク収容部61は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の例を示しているが、本発明はこれに限るものではない。
図4は制御回路部62のブロック図である。制御回路部は入力インタフェイス71とCPU72、出力インタフェイス73、ROM74、RAM75を備えている。入力インタフェイス71は、不図示のプリンタの操作ユニット及び不図示のコンピュータなどによる外部入力から、画像及びヘッド駆動信号を含む制御信号の入力を受ける。そして、記録するべき画像信号や駆動信号を含む制御信号が入力インタフェイス71からRAM75乃至CPU72に送られ、適宜処理が行われる。その際、ROM74に記憶されている制御プログラムの実行や信号処理が行われる。以上の処理を終えた画像信号やヘッド駆動信号を含む制御信号が、出力インタフェイス63から出力される。こうして記録するべき画像信号と、その画像信号に応じたヘッド駆動信号を含む制御信号が出力され、ヘッド部60を駆動して画像を記録する。なお、ROM74は、書き換え可能な不揮発性記憶装置を用いることもできる。
<システム構成>
図5は、本実施形態におけるシステムを説明するブロック図である。インクジェット記録装置160は前述の制御回路部62を用いて画像を記録するだけでなく、外部に用意された記録データの供給装置としてのコンピュータ161から画像を直接受信して記録することも可能である。測定手段である光学測定器162は、インクジェット記録装置160が記録した画像を光学的に測定する。光学測定の対象となる記録物は、後述するテストパターンのパッチを含む全ての記録物である。光学測定器で測定された測定データは、補正手段であるコンピュータへ送られる。上記構成により、インクジェット記録装置によりコンピュータが記録指示をしたデータが記録され、光学測定器により記録された記録物を読み込み、読み込んだデータをコンピュータに送ることが可能になる。このことにより、記録指示した色信号と、読み取られた色信号の比較が可能となるのである。また、コンピュータ161は、図4の制御回路部62に実装されたROM74に対して、必要に応じて制御プログラムや色補正テーブルを書き換えることが可能である。
<記録部詳細>
図6はヘッド部60の略式図である。記録ヘッドチップ80はシアンインクを吐出するチップである。以下、チップ82はマゼンタインク、チップ83はイエローインク、チップ84はブラックインクをそれぞれ吐出するチップである。またチップ81はチップ80同様にシアンインクを吐出するチップである。チップ80には、インクを吐出する吐出口が配列された第1の吐出口列である吐出口列801、802、803、804が配置されている。同様に、チップ81には、第2の吐出口列である吐出口列811、812、813、814が配置されている。そして、この吐出口列の方向(所定方向)と交差する方向である搬送方向(走査方向)に沿ってそれぞれの吐出口列の端部がオーバーラップするように配置され、つなぎ部(オーバーラップ部)の吐出口の位置がそれぞれ対応している。本実施形態では、第1の吐出口列の吐出口のうち、非つなぎ部の吐出口を第1の吐出口群、第1の吐出口列と第2の吐出口列の吐出口のうち、つなぎ部の吐出口を第2の吐出口群と呼ぶ。また、本実施形態では、各色のチップのつなぎ部が記録媒体上で同じ位置となっている。すなわち、全てのインク色のつなぎ部が、対応する記録媒体上の同じ領域を記録するように配置されている。
<フローチャート>
次に、図7に、色補正を行う処理のフローチャートを示す。本実施形態における色補正処理は、複数のパッチから成るテストパターンを記録し、それを測色して補正データを生成して行う。まず、ステップS1において、コンピュータ161から記録装置160にテストパターンを記録するためのテストパターンデータが入力される。ステップS2において、色補正のためのテストパターンを記録する。後述するが、記録ヘッドチップのつなぎ部と非つなぎ部のそれぞれの領域でテストパターンを記録する。このときテストパターンデータを2つのチップのつなぎ部の吐出口(第2の吐出口群)に分配する。そして、ステップS3で、記録したテストパターンを測色する。ステップS4で、テストパターンを測色した測色結果に基づいて色補正データを生成し、ステップS5で、生成した色補正データを記録装置のROM74に書き込む。
ここで、図11を用いてそれぞれのチップのつなぎ部の分配比率(吐出口使用比率)について説明する。本明細書では、記録ヘッドのつなぎ部が記録媒体上に打ち込まれる100ドットのインク滴を記録するときに、それぞれのチップに分配するドットの比率を分配比率と呼ぶ。すなわち、図11の記録画像において、矢印aのラインでは、チップ80に75%、チップ81に25%の画像データを分配する。同様に、矢印bのラインではチップ80とチップ81に50%ずつ、矢印cのラインではチップ80に25%、チップ81に75%の画像データをそれぞれ分配する。本実施形態では、分配手段としてマスクを用い、これらの使用比率に画像データを分配する。このドットの分配比率が、ヘッドチップの吐出口の使用比率となるのである。
次に、図8を用いて補正後の画像データの記録を行うフローチャートについて説明する。まず、ステップS6において、コンピュータ161から記録装置160に記録すべき画像データが入力される。そしてステップS7で、画像データの注目画素がチップ80及びチップ81のどの吐出口に対応するかを同定し、つなぎ部と非つなぎ部で記録される領域が決定される。ステップS8で、図7で述べたフローチャートで生成した色補正データに基づき、つなぎ部と非つなぎ部の色味を補正する。ステップS9で、補正された画像データの記録を行う。このときのつなぎ部の吐出口使用比率はグラデーションマスクにより分配されている。色補正の詳しい方法は後に説明する。
<テストパターン>
ここで、図9を用いて図7のステップS2で記録するテストパターンについて説明する。本実施形態は、記録ヘッドチップのつなぎ部でと非つなぎ部でそれぞれ記録される画像に発生する色味の差を補正するものであり、つなぎ部と非つなぎ部のそれぞれの領域を用いたテストパターンを作成する必要がある。図9(a)は、前述した図6のシアンインクを吐出するチップ80及び81をつないだつなぎヘッドである。そして図9(b)は、チップ80及びチップ81のつなぎ部及び非つなぎ部によって記録されたテストパターンにおけるパッチ群である。第1のテストパターンであるパッチ群111はチップ80のみ、すなわちチップ80の非つなぎ部で記録された複数のパッチであり、パッチ114、パッチ115のように異なる色味のパッチが並んでいる。第2のテストパターンであるパッチ群112はチップ80とチップ81のつなぎ部で記録されたパッチ群であり、パッチ群111と同様にそれぞれ異なる色味のパッチが並んでいる。同様に、第3のテストパターンであるパッチ群113はチップ81の非つなぎ部で記録されたパッチ群である。
本実施形態において、パッチ群111、112、113は、所定の色値、すなわち所定のRGB値を示すパッチデータを用いてそれぞれ記録される。そして、後述する方法で、それぞれのパッチを測色し、得られた測色データをもとに記録すべき画像データに色補正を行うための色補正データを生成するのである。
図10は、パッチを構成する複数の画素のうち1つに注目し、拡大した模式図である。本実施形態では、4つのドットによって1画素が階調表現される例を用いて説明する。
図10(a)は、複数の画素から成るパッチ120の1画素である画素121を拡大した図である。図10(b)は、画素121を4つの小区画(以下「セル」と記載する)に分割し、それぞれのセル122、123、124、125にインク滴が着弾する様子を示している。この4つのセルに対し、インク滴の着弾数を0滴から4滴までの計5段階として記録することで5階調の階調表現を表現することができる。上述したように、本明細書では、セルに小分割された画素を複数集め、1つの色を表現するものをパッチと呼び、このようなパッチを複数個集めたものをパッチ群と呼ぶ。このパッチ群を構成するパッチの数には特に限定は無い。このようなパッチ群から成るテストパターンを、チップのつなぎ部と非つなぎ部のそれぞれの領域において記録する。これらはテストパターンの一例であり、各領域で記録されるパッチは同時に記録してもよく、別々に記録してもよい。
そして、2つのチップのつなぎ部に対応する画像データを各チップに分配し、記録データを生成する方法として、マスクパターンを用いて画像データを分配する方法や、各チップに分配する比率に応じて画像データを順番に振り分ける方法などがある。例えば、マスク処理によって記録データを生成する方法としては、マスクパターンは2つのチップのうちどちらのチップからインクを吐出するかが示されている。そして、画像データとAND処理することによって各チップで記録すべき画像データを生成することができる。
<測色方法>
次に、記録したテストパターンを測色する方法について説明する。本実施形態では、図5で述べた光学測定器162を用いて測色データを取得する。ここで測色データとは、例えばGretagMacbeth社による分光測色機:Spctrolinoを用いた分光強度特性のように、パッチを照射する光源やパッチの物理状態に依存した特性を指す。また、光学スキャナを用いて画像をスキャンし、分光反射特性に対応した信号値を入手して測色データとしても良い。
<色補正データ生成方法>
次に、測色データに基づいて色補正データを生成する方法について説明する。ここで色補正データとは、色の補正を可能にする手段全てを含むものとする。例えば、行列を用いた色変換を行うのであれば、行列要素である変換係数を決定する。また別の例として、三次元のルックアップテーブルを用いるのであれば、テーブルを決定する。本実施形態では、補正手段であるコンピュータ161によって色補正データが生成される。
また、本実施形態では、パッチの測色データから行列の変換係数を決める例を用いて説明する。まず、つなぎ部と非つなぎ部を用いて記録されたパッチを光学測定器162により測色する。測色して読み込む際のRGBは任意のRGBで構わないが、双方のデータが同じ色空間であることが必要である。例えば、つなぎ部のパッチをRAWデータとして読み込むのであれば、非つなぎ部のパッチもRAWデータで読み込む必要がある。以下では、得られたRGB値が、つなぎ部及び非つなぎ部共にsRGBである場合について説明する。
読み込まれた非つなぎ部のsRGB値をXYZ値へ変換する。読み込まれたつなぎ部のsRGB値から、任意の次数の高次マトリクスHを生成する。例えばパッチ数がn個で、1次のマトリクスを生成するのであれば式1のようなn行3列のマトリクスが生成される。
Figure 0005137938
(式1)
また、2次のマトリクスを生成するのであれば、式2のようなn行10列のマトリクスが生成される。ここで、Cは定数項であって必要に応じて加えればよい。
Figure 0005137938
(式2)
次に、作成した高次マトリクスHから擬似逆行列Iを作成する。擬似逆行列Iの作成は、例えば特開2005―110089号公報に記載の方法を用いる。作成した擬似逆行列Iから非つなぎ部のRGB値を変換して作成したXYZ値をターゲットにして、色補正マトリクスMを生成する。色補正マトリクスMの作成は、擬似逆行列Iの作成同様、例えば特開2005−110089号公報に記載の方法を用いる。
また、ここで補正する色について述べる。図1は記録材料としてシアン1色を用いて記録媒体上の白、即ち記録材料が記録されていない点から最大記録濃度まで記録した際の色の変化を示した図である。図の横軸はCIE−L*a*b*のa*軸であり、縦軸は同じくb*軸である。図のTxで示す軌跡は非つなぎ部で記録した場合の記録媒体上の白(インクによる記録のない箇所)から記録媒体が受容可能なインクの最大記録量までのCIE−L*a*b*におけるa*b*平面への写像を示している。同様に、図のTyはつなぎ部を用いて、分配比率50%で記録した場合の写像を示している。図で示したように、TxとTyは記録量が増えるにつれて、即ち高彩度になるにつれて、色のずれが大きくなる。従って、プライマリカラー間で隣接する色であるグリーンとブルーの最大記録濃度点とで張る色空間GCxBとGCyBの形状に僅かな差が生じ、同一のRGB信号値であっても再現される色に差が生じるのである。ここで、本実施形態では、プライマリカラーは、加法混色と減法混色の一時色としてRGBCMYを想定している。一般に、プライマリカラーは、色表現能力が高いため、最大彩度を取りやすく、平滑化の基準点としてプリンタ色域におけるプライマリカラーを用いている。
そこで前述したように色の差を減らすためには、つなぎ部と非つなぎ部双方で記録可能な共通の色再現領域の中から目標色を構成することが望ましい。共通の色目標としては複数考えられる。例えば、軌跡Txが軌跡Tyに含有されるのであれば、TxをTyに合わせるように目標色を構成してもよいし、その逆もあり得る。さらには図中斜線部のような共通色再現空間の中に設定した目標色、例えば図中のTzを軌跡とし、最大濃度点をCzとするように設定しても良い。いずれにしてもつなぎ部と非つなぎ部での色の差が減ずる方向への目標色であればよい。
以上述べてきた例はsRGBの場合であるが、実際の適用にあたってはその限りでは無い。基準側のRGB値がどの色空間であってもXYZやCIE−L*a*b*といった色空間に変換し、合わせる側のRGB値を変換するマトリクスを生成すれば良い。これは読み取ったRGB値がRAWデータ、即ちデバイス依存のRGB値であっても同様であり、この場合には読み取ったRGB値が定義された任意のRGB空間(例えばsRGB)であると仮定し、変換マトリクスを生成すれば良い。色補正データの生成方法はどのような方式を採用しても良く、ここで重要なことは、読み取られた領域のRGB値を基準とする領域のRGB値に合わせることである。ここで、色の合わせ方としては、つなぎ部と非つなぎ部のどちらを基準として補正してもよく、補正の精度が高さは印刷される画像信号に依存するものである。また、ターゲットとなる色味のテーブルを予めROMに記憶しておき、非つなぎ部とつなぎ部の両方をターゲット値に合わせるように色補正データを生成してもよい。
以上のように、本発明は、つなぎヘッドのつなぎ部と非つなぎ部に対してそれぞれパッチを記録して測色し、色補正を行うことにより、ドットの着弾位置ずれによって生じる色ずれによる白スジのような画像劣化を抑制することができる。
(その他の実施形態)
前述の実施形態では、図6に示したように全てのインクを吐出するヘッドのつなぎ部が、同じ位置となるような例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、図12のようにインク色ごとにつなぎ部の位置が異なっていてもよい。ただし、この場合は、記録ヘッドのつなぎ部と非つなぎ部の特性が異なる領域ごとにテストパターンを記録して色補正を行う必要がある。なぜならば、図13に示すように、インク色ごとにつなぎ部の位置が異なる場合、チップ群180、チップ群181、チップ群182の色味は全て異なるからである。すなわち、記録ヘッドの非つなぎ部の色味が単色で記録した場合には同じ色味でも、多次色の場合には着弾位置ずれの影響によって、異なるインク色のドットの重なり方が変わるために異なる色味となることによる。
このとき、色補正の方法としては、予め基準とする色再現領域をROMに保存しておき、その色に合わせるように全ての領域の補正を行なってもよい。また、全ての領域で記録したテストパターンを測色し、全ての領域の色再現領域が包含する共通色再現空間、すなわち全ての領域で記録可能な色再現領域を算出する。そして、その共通色再現空間に目標色を設定し、色補正を行ってもよい。
なお、前述の実施形態は、記録ヘッドに対して記録媒体を搬送しながら記録を行う形態を例として用いたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、記録ヘッドと記録媒体の相対走査によって記録が行われるものであればよく、記録ヘッドが走査する形態であってもよい。
なお、前述の実施形態では、つなぎ部と非つなぎ部で記録するテストパターンを同じパッチデータを用いたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、パッチデータのRGB値は異なる値であってもよく、また、同じパッチ数でなくてもよい。つなぎ部と非つなぎ部でそれぞれパッチを記録し、測色することにより、それぞれの色再現領域がわかればよいのである。
また、非つなぎ部における吐出口の使用比率を100%としたとき、2つのチップのつなぎ部で記録するためのデータは、合計100%の使用比率となるように生成しなくてもよい。すなわち、2つのヘッドから記録されるドットの合計が100%以上になってもよく、100%未満になってもよい。これは、つなぎ部で記録される色味の発色に基づくものであり、インクや記録媒体の種類によりにじみ方や浸透速度が異なるためである。
また、前述の実施形態では、2つのヘッドの非つなぎ部で記録される色味が同じ場合について述べたが、ヘッド製造時の誤差等により吐出量が異なり、非つなぎ部で記録される色味が異なる場合が考えられる。これに対しては、非つなぎ部を用いて記録したキャリブレーション用パターンを用いてキャリブレーションを行い、その後に前述したような色補正を行ってもよい。
前述の実施形態では、インクが4色の場合において説明したが、インクの色数はこの限りでない。すなわち、より多色でも少色でも良いことは言うまでも無い。また、1画素の面積階調の階調表現を5階調として例示したが、階調数はこの限りではない。
また、外部の供給装置であるコンピュータからテストパターンデータ及び画像データを受信し、外部の測色器を用いてテストパターンを測色し、コンピュータにて色補正データを生成するインクジェット記録システムの例を示した。本発明はこれに限るものではなく、インクジェット記録装置の内部にこれらの画像データを記憶している形態であってもよく、測色器を備える形態であってもよく、色補正データを生成するプログラムを記憶している形態であってもよい。
60 ヘッド部
61 インク収容部
72 CPU
74 ROM
75 RAM

Claims (10)

  1. 第1インクを吐出する複数の吐出口と前記第1インクとは異なる第2インクを吐出する複数の吐出口とを備える記録ヘッドであって、前記第1インクを吐出する複数の吐出口が所定方向に沿って配列した第1吐出口列と前記第1インクを吐出する複数の吐出口が前記所定方向に沿って配列した第2吐出口列とが前記所定方向にずれて配置され、前記第1吐出口列の端部と前記第2吐出口列の端部とが前記所定方向と交差する方向に並ぶことによりオーバーラップ部を有する記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録する記録装置のための画像処理方法であって、
    前記第1吐出口列のうち前記オーバーラップ部に含まれない複数の吐出口からなる第1吐出口群と、前記第2インクを吐出し且つ前記第1吐出口群と記録媒体上の同位置を記録するための複数の吐出口からなる第2の吐出口群と、を用いて第1テストパターンを記録する第1記録工程と、
    前記第1吐出口列及び第2吐出口列のうち前記オーバーラップ部に含まれる複数の吐出口からなる第3吐出口群と、前記第2インクを吐出し且つ前記第3吐出口群と記録媒体上の同位置を記録するための複数の吐出口からなる第4吐出口群と、を用いて第2テストパターンを記録する第2記録工程と、
    前記第1テストパターンの測色結果と前記第2テストパターンの測色結果とに基づいて、前記第1インクを用いて前記第2インクを用いずに記録すべき画像データを、前記第1インク及び第2インクを用いて記録するように補正するための色補正データを生成する生成工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記生成工程において、前記第1吐出口群及び前記第2吐出口群に対応する画像データを生成するための色補正データと、前記第1吐出口群及び前記第2吐出口群に対応する画像データを生成するための色補正データと、の少なくとも一方を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記生成工程において、前記第1テストパターンの測色結果に基づいて算出した前記第1吐出口群及び前記第2吐出口群に対応する第1色再現領域と、前記第2テストパターンの測色結果に基づいて算出した前記第吐出口群及び前記第4吐出口群に対応する第2色再現領域とに基づいて、前記色補正データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理方法
  4. 前記生成工程において、前記第1色再現領域および前記第2色再現領域のうち一方が他方に包含される場合、該包含される色再現領域に合わせるように前記色補正データを生成することを特徴とする請求項に記載の画像処理方法
  5. 前記生成工程において、前記第1色再現領域および前記第2色再現領域の両方に包含される色再現領域を算出し、算出された色再現領域に合わせるように前記色補正データを生成することを特徴とする請求項に記載の画像処理方法
  6. 前記生成工程において生成された色補正データを用いて記録すべき画像データの色補正を行う色補正工程をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理方法
  7. 前記第1テストパターン及び前記第2テストパターンを測色する測色工程をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理方法
  8. 第1インクを吐出する複数の吐出口と前記第1インクとは異なる第2インクを吐出する複数の吐出口とを備える記録ヘッドであって、前記第1インクを吐出する複数の吐出口が所定方向に沿って配列した第1吐出口列と前記第1インクを吐出する複数の吐出口が前記所定方向に沿って配列した第2吐出口列とが前記所定方向にずれて配置され、前記第1吐出口列の端部と前記第2吐出口列の端部とが前記所定方向と交差する方向に並ぶことによりオーバーラップ部を有する記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録する記録装置のための画像処理装置であって、
    前記第1吐出口列のうち前記オーバーラップ部に含まれない複数の吐出口からなる第1吐出口群と、前記第2インクを吐出し且つ前記第1吐出口群と記録媒体上の同位置を記録するための複数の吐出口からなる第2の吐出口群と、を用いて第1テストパターンを記録する第1記録手段と、
    前記第1吐出口列及び第2吐出口列のうち前記オーバーラップ部に含まれる複数の吐出口からなる第3吐出口群と、前記第2インクを吐出し且つ前記第3吐出口群と記録媒体上の同位置を記録するための複数の吐出口からなる第4吐出口群と、を用いて第2テストパターンを記録する第2記録手段と、
    前記第1テストパターンの測色結果と前記第2テストパターンの測色結果とに基づいて、前記第1インクを用いて前記第2インクを用いずに記録すべき画像データを、前記第1インク及び第2インクを用いて記録するように補正するための色補正データを生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  9. 所定のインクを含む複数色のインクを用いて画像を記録する記録ヘッドであって、前記所定のインクを吐出する複数の吐出口が所定方向に沿って配列した第1吐出口列と前記所定のインクを吐出する複数の吐出口が前記所定方向に沿って配列した第2吐出口列とが前記所定方向にずれて配置され、前記第1吐出口列の端部と前記第2吐出口列の端部とが前記所定方向と交差する方向に並ぶことによりオーバーラップ部を有する記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録する記録装置のための画像処理方法であって、
    前記第1吐出口列のうち前記オーバーラップ部に含まれない複数の吐出口からなる第1吐出口群と、前記複数色のインクのうち前記所定のインク以外の少なくとも1色のインクを吐出し且つ前記第1吐出口群と記録媒体上の同位置を記録するための複数の吐出口からなる第2の吐出口群と、を用いて第1テストパターンを記録する第1記録工程と、
    前記第1吐出口列及び第2吐出口列のうち前記オーバーラップ部に含まれる複数の吐出口からなる第3吐出口群と、前記複数色のインクのうち前記所定のインク以外の少なくとも1色のインクを吐出し且つ前記第3吐出口群と記録媒体上の同位置を記録するための複数の吐出口からなる第4吐出口群と、を用いて第2テストパターンを記録する第2記録工程と、
    前記第1テストパターンの測色結果と前記第2テストパターンの測色結果とに基づいて、前記所定のインクのみを用いて記録すべき画像データを、前記複数色のインクのうち前記所定のインク以外の少なくとも1色のインクを用いて記録するように補正するための色補正データを生成する生成工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. 所定のインクを含む複数色のインクを用いて画像を記録する記録ヘッドであって、前記所定のインクを吐出する複数の吐出口が所定方向に沿って配列した第1吐出口列と前記所定のインクを吐出する複数の吐出口が前記所定方向に沿って配列した第2吐出口列とが前記所定方向にずれて配置され、前記第1吐出口列の端部と前記第2吐出口列の端部とが前記所定方向と交差する方向に並ぶことによりオーバーラップ部を有する記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録する記録装置のための画像処理装置であって、
    前記第1吐出口列のうち前記オーバーラップ部に含まれない複数の吐出口からなる第1吐出口群と、前記複数色のインクのうち前記所定のインク以外の少なくとも1色のインクを吐出し且つ前記第1吐出口群と記録媒体上の同位置を記録するための複数の吐出口からなる第2の吐出口群と、を用いて第1テストパターンを記録する第1記録手段と、
    前記第1吐出口列及び第2吐出口列のうち前記オーバーラップ部に含まれる複数の吐出口からなる第3吐出口群と、前記複数色のインクのうち前記所定のインク以外の少なくとも1色のインクを吐出し且つ前記第3吐出口群と記録媒体上の同位置を記録するための複数の吐出口からなる第4吐出口群と、を用いて第2テストパターンを記録する第2記録手段と、
    前記第1テストパターンの測色結果と前記第2テストパターンの測色結果とに基づいて、前記所定のインクのみを用いて記録すべき画像データを、前記複数色のインクのうち前記所定のインク以外の少なくとも1色のインクを用いて記録するように補正するための色補正データを生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
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