JP5135604B2 - シートベルト用リトラクタ - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルト用リトラクタに関し、特に、モータを用いる電動アクチュエータを備えたシートベルト用リトラクタに関する。
従来のシートベルト用リトラクタでは、車両の急減速状態をセンサで検出し、モータによってスピンドルを巻取方向に回転させる。そして、衝突の可能性がある場合には、シートベルト(ウェビング)を一定量巻き取って乗員を軽拘束し、また、衝突時には、拘束力を増加させ、乗員を確実に保持する(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1及び2に記載のシートベルト用リトラクタでは、電動アクチュエータからの動力をスピンドルに伝達する動力伝達機構において、スピンドル側からの回転が電動アクチュエータに伝わることを防止するため、クラッチが介在されている。
特許文献1に記載のクラッチは、電動アクチュエータの回転が伝達されて回転するギヤホイール及びロータを備えている。ロータには、付勢部材によって常にスピンドルとの係合方向へ付勢されたパウルが支持されており、このパウルは、通常はロータに設けられた保持部材によってスピンドルとの係合解除位置に保持されている。そして、モータの駆動力によりロータが軸線周り一方へ回転すると、保持部材によるパウルの保持が解除され、パウルは付勢部材の付勢力によってスピンドルに係合する。これにより、ロータの回転がスピンドルに伝達されてスピンドルが回転する。一方、ロータが軸線周り他方へ回転すると、保持部材はパウルを付勢部材の付勢力に抗してスピンドルとの係合解除位置に移動させて保持するようになっている。
また、保持部材とパウルとは、ロータが停止した状態で互いの保持状態を維持するように、離間方向に抗力を発生する傾斜面を形成して、クラッチの誤結合を防止している。
特開2006−103657号公報 特開2004−42782号公報
ところで、シートベルト用リトラクタでは、パウルは、トーションスプリングやリーフスプリングによりモータと結合する方向に付勢されて回動する。このため、外部から衝撃が加わると、この衝撃によってパウルへの付勢力が弱まり、作動が遅れて不具合を起こす可能性がある。また、当該クラッチは、部品点数も多く、組立作業が煩雑であるという問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、少ない部品点数で、良好なクラッチ動作を行うことが可能なシートベルト用リトラクタを提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
(1) シートベルトを巻き取るスピンドルと、
該スピンドルを回転する動力を発生する電動アクチュエータと、
前記電動アクチュエータからの動力を前記スピンドルに伝達可能な動力伝達機構と、
を備えるシートベルト用リトラクタであって、
前記動力伝達機構は、
前記スピンドルと共に回転し、周面に被係合部を有する回転部材と、
前記電動アクチュエータの回転に応じて移動し、且つ、前記回転部材の被係合部と係合可能な係合部を有する揺動自在な係合部材と、
該係合部材と当接することで、前記係合部材を保持可能な係合部材保持体と、
を備え、
前記係合部材保持体は、略リング状のフリクションスプリングであり、
該フリクションスプリングは、自身の付勢力によって、その内周面又は外周面をケース部材の凸部に当接させて保持され、
前記係合部材保持体は、前記係合部材が前記シートベルトを巻き取る方向に移動し始めたとき、前記巻き取り方向と逆方向の力を受けることを特徴とするシートベルト用リトラクタ。
(2) 前記係合部材保持体は、前記巻き取り方向と逆方向の力を受けた状態で、前記係合部材の揺動により、前記逆方向に受ける力を解放するように動作すること特徴とする(1)に記載のシートベルト用リトラクタ。
(3) 前記逆方向に受ける力は、摩擦力であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のシートベルト用リトラクタ。
(4) 前記係合部材保持体は、前記係合部材の外側面と当接可能な一端と、前記係合部材の内側面と当接可能な他端と、を有することを特徴とする請求項(1)〜(3)のいずれかに記載のシートベルト用リトラクタ。
(5) シートベルトを巻き取るスピンドルと、
該スピンドルを回転する動力を発生する電動アクチュエータと、
前記電動アクチュエータからの動力を前記スピンドルに伝達可能な動力伝達機構と、
を備えるシートベルト用リトラクタであって、
前記動力伝達機構は、
前記スピンドルと共に回転し、周面に被係合部を有する回転部材と、
前記電動アクチュエータの回転に応じて移動し、且つ、前記回転部材の被係合部と係合可能な係合部を有する揺動自在な係合部材と、
該係合部材の外側面と当接可能な一端と、前記係合部材の内側面と当接可能な他端と、を有し、自身の付勢力によってケース部材に支持される係合部材保持体と、
前記係合部材を揺動自在に保持するプレート部材と、
を備え、
前記係合部材保持体の両端は、前記プレート部材に円周方向に沿って形成された前記両端の円周方向幅より長い一対の長孔にそれぞれ収容され、
前記係合部材が前記電動アクチュエータの回転に応じて移動すると、前記係合部材保持体は、前記係合部材の外側面及び内側面と当接して、前記ケース部材に対して相対回転し、前記係合部材と同期して移動することを特徴とするシートベルト用リトラクタ。
本発明のシートベルト用リトラクタによれば、係合部材保持体は、係合部材がシートベルトを巻き取る方向に移動し始めたとき、巻き取り方向と逆方向の力を受けるように構成される。従って、係合部材保持体が係合部材を挟み込んで一体に動き、この動きにより、係合部材の動きが係合部材保持体に巻取り方向と逆方向の力を発生し、係合部材保持体を回転しやすくする。これにより、少ない部品点数で、良好なクラッチ動作を行うことが可能である。
次に、本発明の一実施形態にかかるシートベルト用リトラクタについて図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のシートベルト用リトラクタ10は、シートベルト(図示せず)を巻き取るスピンドル12と、スピンドル12をシートベルトの巻き取り方向へ付勢する巻き取りバネ装置13と、加速度センサ(図示せず)によって検出される加速度に応じてシートベルトの引出動作をロックするロック機構14と、スピンドル12を回転させる動力を発生する電動アクチュエータであるモータ34と、モータ34からの動力をスピンドル12に伝達可能な動力伝達機構17と、を有している。
スピンドル12は、両端が支持フレーム11によって回転可能に支持されている。また、スピンドル12内には、エネルギー吸収機構を構成するトーションバー(図示せず)が設けられている。
また、支持フレーム11の図中左側面には、ベアリングリング24を介して、ケース部材であるロアカバー25及びアッパーカバー53がねじ27によって取り付けられている。ロアカバー25とそれに取り付けられるアッパーカバー53との間には、動力伝達機構17が収容される空間が形成される。
ロアカバー25の下部、すなわち支持フレーム11の下方位置には、モータアセンブリ16が取り付けられている。モータアセンブリ16は、リアキャップ31、プリント基板32、リアケース33、モータ34、O−リング37、第1ギヤ35、及びフロントケース36から構成されている。なお、第1ギヤ35はモータ34の回転軸に取り付けられており、ロアカバー25の内部に挿入されて、動力伝達機構17に設けられているトルクリミッター機構19の第2ギヤ54と噛合する。
トルクリミッター機構19は、第4ギヤ58と噛合する第3小ギヤ59と、第3小ギヤ59に一体回転可能に取り付けられるスプリングホルダ55と、スプリングホルダ55に保持される複数のリミットスプリング56と、第3小ギヤ59と同軸に配置され、第2ギヤ54と噛合する第3大ギヤ57と、を有している。リミットスプリング56は、スプリングホルダ55に保持された状態で、一端部を第3大ギヤ57の内周面に形成された凹凸面(図示せず)に係合させ、弾性変形することで第3大ギヤ57の第3小ギヤ59に対する相対回転を許容する。
このため、トルクリミッター機構19では、通常状態では第3大ギヤ57と第3小ギヤ59は、リミットスプリング56によって相対的な位相が保持されて同一方向に回転する。ここで、モータ34の駆動による巻き取り時に、プリテンショナー機構15が作動しないような軽衝突やブレーキングにより、第3大ギヤ57と第3小ギヤ59との間に所定値より大きなトルク差が生じた場合、リミットスプリング56の一端部と第3大ギヤ57の凹凸面との係合が解除され、弾性変形しながら滑り始める。この結果、モータ34による過大なトルクの伝達が抑制され、ギヤ歯の破損が防止できるとともに、エネルギー吸収動作時における拘束性能への影響を低減することができる。なお、本実施形態では、第1ギヤ35、第2ギヤ54、第3小ギヤ59、第3大ギヤ57、第4ギヤ58、後述のファイナルギヤ47によってギヤアッセンブリを構成している。
さらに、ロアカバー25とアッパーカバー53間の上部には、動力伝達機構17を構成するクラッチ52が収容されている。クラッチ52は、係合部材保持体であるフリクションスプリング42、プレート部材であるリングプレート46、ファイナルギヤ47、係合部材であるパウル49、回転部材であるラッチリング50、及びブッシュ51とから構成される。
ラッチリング50は、スピンドル12に一体的に取り付けられるジョイント22と内歯(図示せず)にて結合されてスピンドル12と一体に回転し、また、外周面には被係合部である外歯50aを有する(図3参照。)。
ファイナルギヤ47は、ラッチリング50と同軸に配置され、モータ34の回転軸とギヤ結合する。また、リングプレート46は、ファイナルギヤ47に取り付けられ、ファイナルギヤ47と一体回転する。
パウル49は、リングプレート46に取り付けられたピン43とE形クリップ44によって、リングプレート46に揺動可能に支持されており、先端にラッチリング50の外歯50aと係合する係合部49cを有する(図3参照。)。
フリクションスプリング42は、ロアカバー25に形成された凸部25aの外周面に、自身の付勢力によってスピンドル12の回転軸中心方向に凸部25aを付勢することで当接保持される。これにより、フリクションスプリング42は、回転方向の力を受けると、ロアカバー25の凸部25aとの間で、回転方向と逆方向の摩擦力を発生する。この凸部25aは、ケース側面から軸方向に突出し、ジョイント22が貫通する中心孔25bと同心に形成される。
また、フリクションスプリング42は、両端42a,42bが一部開放された断面略リング状に形成される。また、これら両端42a,42bは、リングプレート46に円周方向に沿って形成された該両端42a,42bの円周方向幅より長い一対の長孔46a,46bにそれぞれ収容されている。これにより、ロアカバー25の凸部25aに保持されたフリクションスプリング42は、リングプレート46に対して円周方向への移動を規制されている。
さらに、フリクションスプリング42では、両端42a,42bが一対の長孔46a,46bに収容された状態で、一端42aがパウル49の外側面49aと当接可能であり、他端42bがパウル49の内側面49bと当接可能である。これにより、フリクションスプリング42は、パウル49がリングプレート46と共に回転方向に移動する際に、パウル49の外側面49a或いは内側面49bを一端42a或いは他端42bによって案内する。また、パウル49の揺動によってフリクションスプリング42の他端42bがパウル49の内側面によって固定された状態で一端42aがパウル49の外側面49aと当接することで広げられ、凸部25aに対する付勢力を小さくする。
次に、本実施形態のシートベルト用リトラクタ10の作動について説明する。図示しない監視センサ等によって衝突の可能性が検出されると、図示しないECUによって衝突前にモータ34を駆動して、動力伝達機構17を介してスピンドル12を回転させてシートベルトを巻き取る。また、衝突の可能性がなくなると、モータ34を逆転させて、衝突前の状態に戻す。
ここで、クラッチ52の作動について図3〜図5を参照して説明する。
まず、図3に示すように、モータ34による巻き取りが行なわれていない場合は、パウル49は、フリクションスプリング42の他端42bと内側面49bで当接して規制されており、係合部49cはラッチリング50から遠ざかった位置にあり、ラッチリング50とパウル49とは非係合である。このため、スピンドル11と一体のラッチリング50のみ回転可能となり、シートベルトの通常の巻き取り及び引き出しが可能である。
図4に示すように、モータ34が巻き取り側に回転すると、モータ34の回転軸にギヤ結合しているファイナルギヤ47が反時計方向へ回転する(矢印A方向)。回転開始の状態では、パウル49もファイナルギヤ47とともに反時計方向に移動すると、外側面49aがフリクションスプリング42の一端42aと当接して案内され、係合部49cがスピンドル12の回転軸中心方向へ移動する。この状態では、フリクションスプリング42と凸部25aとの摩擦力が、フリクションスプリング42がパウル49による押圧力より小さいため、フリクションスプリング42は凸部25aに対して移動せずに保持される。
そして、図5に示すように、パウル49がフリクションスプリング42の一端42aに案内されながら反時計回りにさらに揺動すると、係合部49cがラッチリング50の外歯50aに係合する。そして、ラッチリング50がファイナルギヤ47と一体に反時計回りに回転する。これによりファイナルギヤ47の回転がラッチリング50を介してスピンドル12に伝達され、シートベルトの巻き取りを開始する。
この際、フリクションスプリング42の他端42bの円周方向一側部が、リングプレート46の長孔46bの円周方向縁部に当接する一方、他端42bの円周方向他側部がパウル49の内側面49bと当接し、さらに、フリクションスプリング42の一端42aの円周方向一側部は、長孔46aの円周方向縁部と当接せずに、パウル49の外側面49aと当接する。このため、フリクションスプリング42を広げようとする力が作用して、フリクションスプリング42と凸部25aとの摩擦力が低下し、フリクションスプリング42は凸部25aから離れて、リングプレート46と共に共回りする。
なお、モータ34が解除側、即ち図5のB方向に回転した場合には、ファイナルギヤ47が時計回りに回転する。そして、リングプレート46の回転によってパウル49も時計回りに移動して、外側面49aはフリクションスプリング42の一端42aから離れ、内側面49bがフリクションスプリング42の他端42bに案内されながら、パウル49bが時計方向に回転し、その係合部49cはラッチリング50の外歯50aから離れ、パウル49はラッチリング50と非係合となる。
以上、説明したシートベルト用リトラクタ10によれば、クラッチ52は、スピンドル12と共に回転し、外周面に外歯50aを有するラッチリング50と、モータ34の回転に応じて移動し、且つ、ラッチリング50の外歯50aと係合可能な係合部49aを有する揺動自在なパウル49と、パウル49の外側面49aと当接可能な一端42aと、パウル49の内側面49bと当接可能な他端42bと、を有して、パウル49を保持可能なフリクションスプリング42と、を備える。そして、フリクションスプリング42は、パウル49がシートベルトを巻き取る方向に移動し始めたとき、巻き取り方向と逆方向の摩擦力を受ける。従って、フリクションスプリング42がパウル49を挟み込んで一体に動き、この動きにより、パウル49の動きがフリクションスプリングに巻取り方向と逆方向の摩擦力を発生し、フリクションスプリング42を回転しやすくする。これにより、少ない部品点数で、良好なクラッチ動作を行うことが可能である。
また、フリクションスプリング42は、巻き取り方向と逆方向の力を受けた状態で、パウル49の揺動により、逆方向に受ける力を解放するように動作するので、フリクションスプリング42は、パウル49を案内しつつ、巻き取り時においてスピンドル12と共にスムーズに共回りし、より良好なクラッチ動作を与えることができる。
また、スピンドル12の回転軸中心方向に付勢されるリング状のフリクションスプリング42は、その内周面がロアカバー25の凸部25aによって保持されるので、より簡単な構成で摩擦力を与えつつ保持される。
以上に説明したシートベルト用リトラクタは、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施又は遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、フリクションスプリング42は、ロアカバー25の凸部25aの外周面に回転軸中心方向の付勢力によって保持されているが、フリクションスプリング42は、凸部25aの内周面に半径方向に広がる付勢力によって保持されてもよい。この場合には、フリクションスプリング42をパウル49によって縮径することで、フリクションスプリング42をリングプレート46と同期回転させることができる。
具体的には、図6に示すように、パウル49は、係合部49cと別にフリクションスプリング42の両端42a,42bと当接する内側面49a及び外側面49bを有する押圧部49dを有する。そして、モータ34が巻き取り側に回転した際に、パウル49がラッチリング50と係合するように揺動することによってフリクションスプリング42を縮径させればよい。
本発明にかかるシートベルト用リトラクタの分解斜視図である。 図1のギヤケース内の構成を示す断面図である。 モータからの動力を伝達するクラッチの通常時の作動を説明するための図である。 モータからの動力を伝達するクラッチの巻取時の作動を説明するための図である。 モータからの動力を伝達するクラッチの解除時の作動を説明するための図である。 クラッチの巻取時にフリクションスプリングを縮径する場合の変形例に係る図である。
符号の説明
10 シートベルト用リトラクタ
12 スピンドル
17 動力伝達機構
34 モータ(電動アクチュエータ)
42 フリクションスプリング(係合部材保持体)
46 リングプレート(プレート部材)
49 パウル(係合部材)
49c 係合部
50 ラッチリング(回転部材)
50a 外歯(被係合部)
52 クラッチ

Claims (5)

  1. シートベルトを巻き取るスピンドルと、
    該スピンドルを回転する動力を発生する電動アクチュエータと、
    前記電動アクチュエータからの動力を前記スピンドルに伝達可能な動力伝達機構と、
    を備えるシートベルト用リトラクタであって、
    前記動力伝達機構は、
    前記スピンドルと共に回転し、周面に被係合部を有する回転部材と、
    前記電動アクチュエータの回転に応じて移動し、且つ、前記回転部材の被係合部と係合可能な係合部を有する揺動自在な係合部材と、
    該係合部材と当接することで、前記係合部材を保持可能な係合部材保持体と、
    を備え、
    前記係合部材保持体は、略リング状のフリクションスプリングであり、
    該フリクションスプリングは、自身の付勢力によって、その内周面又は外周面をケース部材の凸部に当接させて保持され、
    前記係合部材保持体は、前記係合部材が前記シートベルトを巻き取る方向に移動し始めたとき、前記巻き取り方向と逆方向の力を受けることを特徴とするシートベルト用リトラクタ。
  2. 前記係合部材保持体は、前記巻き取り方向と逆方向の力を受けた状態で、前記係合部材の揺動により、前記逆方向に受ける力を解放するように動作すること特徴とする請求項1に記載のシートベルト用リトラクタ。
  3. 前記逆方向に受ける力は、摩擦力であることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートベルト用リトラクタ。
  4. 前記係合部材保持体は、前記係合部材の外側面と当接可能な一端と、前記係合部材の内側面と当接可能な他端と、を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のシートベルト用リトラクタ。
  5. シートベルトを巻き取るスピンドルと、
    該スピンドルを回転する動力を発生する電動アクチュエータと、
    前記電動アクチュエータからの動力を前記スピンドルに伝達可能な動力伝達機構と、
    を備えるシートベルト用リトラクタであって、
    前記動力伝達機構は、
    前記スピンドルと共に回転し、周面に被係合部を有する回転部材と、
    前記電動アクチュエータの回転に応じて移動し、且つ、前記回転部材の被係合部と係合可能な係合部を有する揺動自在な係合部材と、
    該係合部材と当接可能な一端と、前記係合部材の内側面と当接可能な他端と、を有し、自身の付勢力によってケース部材に支持される係合部材保持体と、
    前記係合部材を揺動自在に保持するプレート部材と、
    を備え、
    前記係合部材保持体の両端は、前記プレート部材に円周方向に沿って形成された前記両端の円周方向幅より長い一対の長孔にそれぞれ収容され、
    前記係合部材が前記電動アクチュエータの回転に応じて移動すると、前記係合部材保持体は、前記係合部材の外側面及び内側面と当接して、前記ケース部材に対して相対回転し、前記係合部材と同期して移動することを特徴とするシートベルト用リトラクタ。
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