JP5134918B2 - 画像形成装置における定着装置の用紙分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置における定着装置の用紙分離装置に係り、特に、内部に配されたヒータからの熱で膨張する定着ローラを傷つけることなく、用紙を分離することのできる画像形成装置における定着装置の用紙分離装置に関するものである。
電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置においては、電子写真方式で感光体上に形成されたトナー画像を用紙に転写した後、例えばヒータを内蔵した定着ローラと加圧ローラとで構成した定着装置で転写したトナー画像を溶融し、用紙に定着させている。そしてこの定着装置に用いられる定着ローラは、トナーのオフセット現象を防止すると共に耐熱特性を考慮し、テフロン(登録商標)加工等を施したものが多い。
しかし、定着ローラと加圧ローラとで挟持した用紙上のトナーが定着ローラの熱で溶融した時、この定着ローラに少なからず付着し、用紙が定着ローラの表面に巻き付いてしまうといったことがある。
そのため、例えば特許文献1には、定着ローラに対して接近、離反移動自在な本体部と、この本体部に定着ローラ表面に対向するように設けられて記録紙を定着ローラから分離する爪部と、本体部に回転自在に取り付けられて定着ローラ表面に当接して回転すると共に、爪部を定着ローラ表面から所定距離だけ隔てた位置に保持するコロ部材とからなり、簡単な機構で記録紙を確実に定着ローラから分離して、ローラ表面を削る等の不具合を確実に防止し得る記録紙分離爪が開示されている。
特開平6−156845号公報
しかしながらこの特許文献1に示された構成では、分離爪の形状が複雑であるからコストが高くなるばかりでなく、分離爪に用いることができる材料が耐熱樹脂の一部の種類に限られてしまう。また、分離爪本体に直接、回転自在のコロ部材を取り付ける構造のため、分離爪本体のコロ部材の取り付け部とコロ部材の間にはある程度の隙間(ガタ)が必要であり、特に熱膨張係数の高い樹脂にて分離爪本体及びコロ部材を構成するとこの隙間を大きくしてやらなければならないから、ローラが定着温度に制御されている時の爪部とローラ表面のギャップを所定値に設定すると、ローラ温度の低い時には爪部とローラ表面のギャップが所定の値よりも小さくなり、最悪、接触してしまう可能性がある。
そのため、本発明においては定着部材の温度に関わらず、定着部材表面と剥離ガイド部材(以下、用紙分離部材と称する)の先端部とのギャップを常にほぼ一定となるようにして、用紙分離部材の定着部材への接触による傷で発生する画像不良を防止し、かつ、それによってスペースやコストを増大させることなく、ウォームアップ短縮による省エネ、耐久性向上を実現する、画像形成装置の定着装置における用紙分離装置を提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明になる画像形成装置における定着装置の用紙分離装置は、
内部にヒータが配され、電子写真方式で感光体上に形成されて用紙に転写されたトナー画像を加熱・溶融して定着する定着ローラの回転方向下流側に、先端が前記定着ローラ表面に非接触となるよう設けられた板状の用紙分離部材を有する画像形成装置における定着装置の用紙分離装置において、
前記用紙分離部材先端は前記定着ローラ側に付勢されて定着装置フレームもしくは筐体に固定された軸を支点に回動可能に構成され、回動軸方向に沿った両端部において前記用紙分離部材にそれぞれ固定された複数の位置決め部材が、前記定着ローラ表面に接触して従動回転する回転部材に当接し、前記用紙分離部材先端と前記定着ローラとの間隔を一定に保つようにしたことを特徴とする。
このように、用紙分離部材における位置決め部材を、定着ローラ表面に接触して従動回転する用紙分離部材とは別に設けられた回転部材に当接させることで、定着ローラが熱により膨張してその径が大きくなっても、定着ローラ表面に接触して従動回転する回転部材が用紙分離部材をその分押し上げるから、用紙分離部材先端と前記定着ローラとの間隔を一定に保つことができ、用紙分離部材の定着ローラへの接触による傷で発生する画像不良を防止し、かつ、それによってスペースやコストを増大させることなく、ウォームアップ短縮による省エネ、耐久性向上を実現することができる。また、用紙分離部材と回転部材を一体とせず、別部材として構成することによってそれぞれの形状を単純化することが可能となり、それぞれを構成する材料の種類が限定されることも少なくなる。
そして、前記回転部材はその熱膨張係数が、5×10−5/K以下の材料で構成することで、定着ローラからの熱がこの回転部材に伝わっても回転部材が大きく膨張することが無く、安定して用紙分離部材先端と前記定着ローラとの間隔を一定に保つことができる。
また、前記位置決め部材はネジ形状をなして前記用紙分離部材に設けられた雌ネジ部へ螺合し、前記用紙分離部材における定着ローラ側先端と定着ローラとの間隔を調節可能に設けられていることで、位置決め部材を簡単に用紙分離部材に固定することができると共に、用紙分離部材先端と定着ローラとの間隔調節も容易に行うことができる。
以上記載のごとく本発明になる画像形成装置における定着装置の用紙分離装置は、用紙分離部材先端が定着ローラの温度に関わらず常に定着ローラから一定の距離を保つことができ、スペースやコストを増大させることなく、用紙分離部材の定着ローラへの接触による傷で発生する画像不良を防止し、それによってウォームアップ短縮による省エネ、耐久性の向上、画質の向上などを実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明になる定着装置の用紙分離装置の実施例1を備えた画像形成装置の構成概略断面図である。前記したように画像形成装置においては、電子写真方式で感光体10上に形成された静電潜像を現像装置11で現像してトナー画像となし、このトナー画像をレジストローラ対12、13により、例えば転写ローラ14のある転写部に送られてくる記録用紙(以下単に用紙と呼ぶ)に転写する。その後この用紙上のトナー画像をヒータ15が配され、表面の非通紙領域に設けられたサーミスタなどの温度センサ18が検出する温度に基づき、温度を制御する定着ローラ16と加圧ローラ17とで構成される定着装置のニップ部で溶融し、用紙に定着して図示していない排紙トレイに排紙する。
この定着装置における定着ローラ16は、肉厚1.0mm程度のアルミニウム等の芯金161の外周に、肉厚0.3mmのシリコンゴム等の弾性層162を設け、更に弾性層162の表面にPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)等のフッ素樹脂の離型層163をコートし、芯金161の内部に熱源としてのヒータ15を設けて外径25mmとしたものである。
加圧ローラ17は、直径14mmのアルミニウムや鉄等の芯金171の外周に、肉厚5.5mmのシリコンゴム等の弾性層172を設け、更に弾性層172の表面に、PFAやPTFE等のフッ素樹脂の離型層173をコートして外径25mmとしたもので、不図示の加圧手段により、定着ローラ16に圧接して定着ローラ16との間にニップ部を形成しつつ回転するようになっている。なお、定着ローラ16、加圧ローラ17に関するこれらの数値は一例であって、本発明がこれらの数値に限定されないことは自明である。
また、定着ローラ16と加圧ローラ17とのニップ部における用紙搬送方向出口側、すなわち定着ローラ16の回転方向下流側には、軸191を支点に矢印192で示した方向に回動可能に軸支され、金属や耐熱樹脂等で構成されて定着ローラ16には非接触とした用紙分離部材19が設けられている。この用紙分離部材19の用紙搬送側表面には、PFAやPTFE等のフッ素樹脂の離型層がコートされ、図示していないがバネなどで用紙分離部材先端193が定着ローラ16方向に付勢されている。なお、図示の例では用紙分離部材19として、定着ローラ16に非接触とした用紙分離板の場合を示したが、後記するように耐熱樹脂等で構成された分離爪を用いても構わない。
そしてこの用紙分離部材19には、この実施例1では棒状またはネジを切って棒状とした位置決め部材21が固定され、その定着ローラ16側には、定着ローラ16表面に接触して従動回転する回転部材としてのローラやコロ20が設けられて、その回転部材20に位置決め部材21の一端が当接している。
そのため、定着ローラ16が熱により膨張してその径が大きくなっても、定着ローラ16の表面に接触して従動回転する回転部材20が用紙分離部材19をその分押し上げるから、用紙分離部材19の先端193と定着ローラ16との間隔は一定に保たれ、用紙分離部材19の定着ローラ16への接触による傷で発生する画像不良を防止し、かつ、それによってスペースやコストを増大させることなく、ウォームアップ短縮による省エネ、耐久性向上を実現することができる。また、用紙分離部材19と回転部材20とを一体とせずに別部材として構成したから、それぞれの形状を単純化することが可能となり、それぞれを構成する材料の種類が限定されることが少なくなる。
この用紙分離部材19、位置決め部材21、回転部材20の概略構成を示した斜視図が図2である。用紙分離部材19は厚さ1.0mm程度のSUS等の板金を図のように断面「く」の字状に加工し、両端側に回動軸となる部分191を突出させて形成する。そして棒状またはネジを切って棒状とした位置決め部材21をこの用紙分離部材19に固定し、回転部材20は定着ローラ16と軸方向長さをほぼ同じとして、位置決め部材21の一端をこの回転部材20に当接させている。
なお、位置決め部材21の用紙分離部材19への固定は、位置決め部材21にネジ部を設け、用紙分離部材19側に雌ネジを設けて螺合させ、用紙分離部材先端193と定着ローラ16との間隔を調節できるようにしたり、調節の必要がなければそのまま接着剤などで固定するようにしても良い。また、ネジ形状の接触による固定箇所の固定が弱い場合、耐熱タイプの接着剤等を使って固定を補助しても良く、用紙分離部材19の先端193は別部材として、厚み0.2mmのSUS等の板金をレーザースポット溶接するようにしても良い。
回転部材20は、一例として外径5mm のSUS材でできたローラ形状であり、材質としては、熱膨張の大きい樹脂等ではなく、熱膨張係数が5×10−5/K以下の材料、例えばSUSやFe、ガラス、セラミック等を用いるのがよい。また、図示の例では無垢のSUS材としているが、これを中空に構成しても良い。さらに、回転部材表面にPFAやPTFEなどのフッ素系樹脂でコーティングもしくはチューブ被覆することも好ましい。このように低膨張率の材料を用いることで、定着ローラ16からの熱がこの回転部材20に伝わっても回転部材20が大きく膨張することが無く、安定して用紙分離部材先端193と定着ローラ16との間隔を一定に保つことができる。
図3は、本発明になる定着装置の用紙分離装置の実施例2を備えた画像形成装置の構成概略断面図である。この図3における実施例2では、用紙分離部材として分離爪30を用いたもので、この分離爪30を構成する材質としては例えば耐熱樹脂やセラミック等が挙げられるが、なるべく熱膨張係数の小さいものを用いるのが好ましい。この図3において図1と同様な構成要素には同一番号が付してあって説明は省略するが、31は定着ローラ16表面に接触して従動回転する回転部材としてのローラやコロであり、分離爪30における301は用紙分離部材30の軸、302は用紙分離部材30の回動方向を示す矢印、303は用紙分離部材先端、304は位置決め部である。
この実施例2においても、前記した実施例1の場合と同様、分離爪30はその先端303が図示していないがバネなどで定着ローラ16方向に付勢され、用紙搬送側表面には、PFAやPTFE等のフッ素樹脂の離型層がコートされている。また、分離爪30における回転部材31への当接部は位置決め部304として形成され、この位置決め部304は分離爪先端303が定着ローラ16表面と一定の距離を保つよう、精度良く形成されている。
そのため実施例1の場合と同様、定着ローラ16が熱により膨張してその径が大きくなっても、定着ローラ16の表面に接触して従動回転する回転部材31が分離爪30をその分押し上げ、分離爪30の先端303と定着ローラ16との間隔は一定に保たれるから、分離爪30の定着ローラ16への接触による傷で発生する画像不良を防止し、かつ、それによってスペースやコストを増大させることなく、ウォームアップ短縮による省エネ、耐久性向上を実現することができる。また、分離爪30と回転部材31とを一体とせずに別部材として構成したから、それぞれの形状を単純化することが可能となり、それぞれを構成する材料の種類が限定されることが少なくなる。
図4は、分離爪30と回転部材31との関係を示した図で、(A)は回転部材31を定着ローラ16の軸方向長さと略同一のローラで構成した場合、(B)はそれぞれの分離爪35、35、35、35に対応させてコロ状の回転部材36、36、36、36を設けた場合である。分離爪35、35、35、35の数は、ここに示された例には限らないが、画像形成装置で扱う最大サイズの用紙が例えばA4である場合、通紙領域左右の端側と例えばA6程度の小サイズ用紙に対応させた位置などに、所定間隔をおいて設けることが好ましい。
回転部材31、36は、一例として外径5mm のSUS材で作るが、前記図1に示した実施例1の場合と同様、材質としては熱膨張の大きい樹脂等ではなく、熱膨張係数が5×10−5/K以下の材料、例えばSUSやFe、ガラス、セラミック等を用い、また、無垢のSUS材としても、中空に構成しても良い。このように低膨張率の材料を用いることで、定着ローラ16からの熱がこの回転部材31に伝わっても回転部材31が大きく膨張することが無く、安定して用紙分離部材先端303と定着ローラ16との間隔を一定に保つことができる。
図5、図6は、図3に示した実施例2の回転部材31、36の保持構造であり、図5は図4(A)に示したような定着ローラ16の軸方向長さと略同一のローラの場合、図6は図4(B)に示したような分離爪35、35、35、35に対応させて、コロ状の回転部材36を設けた場合である。これら図5、図6において、前記図1〜図3に示したものと同一の構成要素には同一番号が付してある。
まず図5において(A)は定着ローラ16の軸方向に直角な方向から見た図、(B)は軸受部材52の斜視図、(C)は定着装置の側板50の平面図、(D)は定着ローラ16の軸方向から見た図であり、16は定着ローラ、161は芯金、162は表面に離型層が設けられたシリコンゴム等の弾性層、164はベアリング、31は回転部材としてのローラ、311はローラ部、312は回転軸、50は定着装置の側板で、この図5にはその一部を示してある。51はスプリング、52は軸受部材である。
軸受部材52は、回転部材31の回転軸312を保持して略半円形状に設けられた軸受部521を有し、定着装置側板50に嵌め込む溝522、スプリング51を嵌め込むスプリング保持部523を有して本体が略直方体状に形成されている。一方、定着装置側板50には、定着ローラ16の芯金161を回転させるベアリング164を嵌め込む円形の孔501と、軸受部部材52に設けられた溝522を嵌め込む長方形状の部位502、スプリング保持部523を受けるやはり長方形状の部位503、スプリング51を受ける突起状のスプリング保持部504とが設けられている。
この回転部材31の保持構造では、図5(D)に示したように、まずスプリング51を定着装置側板50のスプリング保持部504に嵌め、次に回転部材31の回転軸312を嵌め込んだ軸受部材52における、スプリング保持部523にこのスプリング51が嵌るようにしながら、軸受部材52における装置側板に嵌め込む溝522を長方形状の部位502に嵌め込む。そして軸受部材52を、スプリング51の押圧力に抗してスプリング保持部504方向に押しつけながら定着ローラ16のベアリング164を、ベアリングを嵌め込む孔501に嵌め込むことで回転部材31を回転可能に保持する。
次の図6は、(A)が分離爪の設置部位に設ける回転部材保持板60の平面図、(B)は定着ローラ16の軸方向から見た図であり、図5の場合と同様、51はスプリング、52は軸受部材で、36は回転部材としてのコロ、361は回転軸、60は回転部材保持板、602は軸受部部材52に設けられた溝522を嵌め込む長方形状の部位、603はスプリング保持部523を受けるやはり長方形状の部位、604はスプリング51を受ける突起状のスプリング保持部である。
この図6に示した回転部材31の保持構造では、図6(B)に示したように、まずスプリング51を回転部材保持板60のスプリング保持部604に嵌め、次に回転部材36の回転軸361を嵌め込んだ軸受部材52における、スプリング保持部523にこのスプリング51が嵌るようにしながら、軸受部材52におけるの溝522を長方形状の部位602に嵌め込む。そして軸受部材52を、スプリング51の押圧力に抗してスプリング保持部604方向に押しつけながら、定着ローラ16を装着して回転部材36を回転可能に保持する。
このようにすることで、分離爪30をどの位置に設置しても、前記したように定着ローラ16が熱により膨張してその径が大きくなったとき、定着ローラ16の表面に接触して従動回転する回転部材31、36が分離爪30をその分押し上げるから、実施例1の場合と同様、分離爪30の先端303と定着ローラ16との間隔は一定に保たれ、分離爪30の定着ローラ16への接触による傷で発生する画像不良を防止し、かつ、それによってスペースやコストを増大させることなく、ウォームアップ短縮による省エネ、耐久性向上を実現することができる。
本発明によれば、定着ローラ16の温度に関わらず定着ローラ16の表面と用紙分離部材20の先端部203とのギャップを常にほぼ一定とすることができ、用紙分離部材20の定着ローラ16への接触による傷を発生させることなく、常に綺麗な画像を出力できる画像形成装置を提供することができる。
本発明になる定着装置の用紙分離装置の実施例1を備えた画像形成装置の構成概略断面図である。 用紙分離部材20、間隔調節部材21、定着装置フレーム19に設けられた当接部191の概略構成を示した斜視図である。 本発明になる定着装置の用紙分離装置の実施例2を備えた画像形成装置の構成概略断面図である。 分離爪30と回転部材31との関係を示した図で、(A)は回転部材31を定着ローラ16の軸方向長さと略同一のローラで構成した場合、(B)はそれぞれの分離爪35、35、35、35に対応させてコロ状の回転部材36、36、36、36を設けた場合である。 実施例2の、定着ローラ16の軸方向長さと略同一の長さの回転部材31の保持構造であり、(A)は定着ローラ16の軸方向に直角な方向から見た図、(B)は軸受部材52の斜視図、(C)は定着装置の側板50の平面図、(D)は定着ローラ16の軸方向から見た図である。 実施例2の、分離爪30の設置部位に設ける回転部材36の保持構造であり、(A)は分離爪の設置部位に設ける回転部材保持板の平面図、(B)は定着ローラ16の軸方向から見た図である。
符号の説明
10 感光体
11 現像装置
12、13 レジストローラ対
14 転写ローラ
15 ヒータ
16 定着ローラ
161 芯金
162 シリコンゴム等の弾性層
163 離型層
164 ベアリング
17 加圧ローラ
171 芯金
172 弾性層
173 離型層
18 温度センサ
19 用紙分離部材
191 軸
192 矢印
193 用紙分離部材先端
20 回転部材
21 位置決め部材

Claims (2)

  1. 内部にヒータが配され、電子写真方式で感光体上に形成されて用紙に転写されたトナー画像を加熱・溶融して定着する定着ローラの回転方向下流側に、先端が前記定着ローラ表面に非接触となるよう設けられた板状の用紙分離部材を有する画像形成装置における定着装置の用紙分離装置において、
    前記用紙分離部材先端は前記定着ローラ側に付勢されて定着装置フレームもしくは筐体に固定された軸を支点に回動可能に構成され、回動軸方向に沿った両端部において前記用紙分離部材にそれぞれ固定された複数の位置決め部材が、前記定着ローラ表面に接触して従動回転する回転部材に当接し、前記用紙分離部材先端と前記定着ローラとの間隔を一定に保つようにし
    前記位置決め部材はネジ形状をなして前記用紙分離部材に設けられた雌ネジ部へ螺合し、前記用紙分離部材における定着ローラ側先端と定着ローラとの間隔を調節可能に設けられている
    ことを特徴とする画像形成装置における定着装置の用紙分離装置。
  2. 前記回転部材はその熱膨張係数が、5×10−5/K以下の材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置における定着装置の用紙分離装置。
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