JP2009093017A - 像加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着ニップ部を形成するニップ部形成部材表面のチャージアップに起因するオフセット画像を防止し、高品位の画像を得る。
【解決手段】定着フィルム13は、最外層に設けられた絶縁性の離型層133と、離型層133の下層に設けられた金属製素管131とを有し、加圧ローラ20は、最外層に設けられた導電性の離型層24と、離型層24の下層に設けられた絶縁性の弾性層22とを有し、離型層24に電荷を付与する導電ブラシ30、ダイオード101及び安全抵抗102を有し、離型層24の表面抵抗を、10〜10Ω/□とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート等の記録媒体上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、これらの装置に備えられる像加熱装置に関するものである。
従来のレーザビームプリンタ等の電子写真方式を使用した画像形成装置について説明する。
図8は、画像形成装置の電子写真エンジン部分の概略構成図である。
電子写真エンジン部分は、感光ドラム(感光体)201の周囲に、一次帯電器202、露光手段203、現像装置204、転写ローラ(転写装置)205、クリーニング装置207を配設してなる。ここで、一次帯電器202は、感光ドラム201の回転方向に沿って感光ドラム201を帯電するものである。露光手段203は、感光ドラム201を露光して静電潜像を形成するものである。現像装置204は、静電潜像にトナー(現像剤)を付着させてトナー像を形成するものである。転写ローラ(転写装置)205は、感光ドラム201上のトナー像を記録材Pに転写するものである。クリーニング装置207は、残留トナーを除去するものである。
トナー像の転写先となる記録材Pは、不図示の給送カセットから給送され、感光ドラム201に給送される。感光ドラム201に給送された記録材Pは、転写ローラ(転写装置)205によってトナー像が転写され、その後、像加熱装置としての加熱定着装置206に搬送され、ここでトナー像が定着された記録材Pは装置外に排出される。
加熱定着装置206としては、熱ローラ方式やフィルム加熱方式の装置が広く用いられている。特にスタンバイ時に加熱定着装置に電力を供給せず、消費電力を極力低く抑えた方法、詳しくはヒータ部と加圧ローラの間にフィルムを介して記録材P上のトナー像を定着するフィルム加熱方式による加熱定着方法が提案されている(特許文献1,2参照)。
このような方式を適用した加熱定着装置の要部の概略構成図を図9に示す。
図9に示す装置は、加熱部材(加熱体、以下、ヒータと記す)211と、加圧回転体(ニップ部形成部材、以下、加圧ローラと記す)220を有する。ここで、ヒータ211は、ステイホルダ(支持体)212に固定支持されている。加圧ローラ220は、ヒータ211に対して、耐熱性の薄肉フィルム(ニップ部形成部材、以下、定着フィルムと記す)213を挟んで所定のニップ幅のニップ部(定着ニップ部)Nが形成されるように圧接して設けられている。
ヒータ211は通電により所定の温度に加熱・温調される。定着フィルム213は、不図示の駆動手段又は加圧ローラ220の回転力により、定着ニップ部Nにおいてヒータ211面に密着・摺動しつつ、図9に示す矢印aの方向に搬送移動される部材である。定着フィルム213は、円筒状、エンドレスベルト状、又はロール巻きの有端ウェブ状に設けられている。
ヒータ211が所定の温度に加熱・温調され、定着フィルム213が矢印の方向に搬送移動された状態において、定着ニップ部Nの定着フィルム213と加圧ローラ220との
間に被加熱材としての未定着トナー像tが形成担持された記録材Pが導入される。すると、記録材Pは定着フィルム213の面に密着して定着フィルム213と一緒に定着ニップ部Nで挟持搬送される。
この定着ニップ部Nにおいて、記録材P・トナー像tがヒータ211により定着フィルム213を介して加熱されて記録材P上のトナー像tが加熱定着される。定着ニップ部Nを通った記録材部分は定着フィルム213の面から剥離して搬送される。
加熱部材としてのヒータ211には一般にセラミックヒータが使用される。これは、セラミック基板2111の面(定着フィルム213と対面する側の面)に基板長手方向に沿って通電発熱抵抗層2112をスクリーン印刷等で形成具備させ、さらに通電発熱抵抗層形成面を薄肉ガラス保護層2113で覆ってなるものである。ここで、基板長手方向は、加圧ローラ220の軸方向であり、図9の図面(断面)に対して垂直な方向である。また、セラミック基板2111は、アルミナ等の電気絶縁性・良熱伝導性・低熱容量の基板である。また、通電発熱抵抗層2112は、銀パラジューム(Ag/Pb)・TaN等で構成されている。
このヒータ211は、通電発熱抵抗層2112に通電がなされることにより通電発熱抵抗層2112が発熱してヒータ全体が急速昇温する。このヒータ211の昇温が、ヒータ背面に配置された温度検知手段214により検知され、不図示の通電制御部へフィードバックされる。通電制御部は、温度検知手段214で検知されるヒータ温度が所定のほぼ一定温度(定着温度)に維持されるように、通電発熱抵抗層2112に対する通電を制御する。すなわちヒータ211は所定の定着温度に加熱・温調される。
定着フィルム213は、定着ニップ部Nにおいてヒータ211の熱を効率よく被加熱材としての記録材Pに与えるため、厚みは20〜70μmとかなり薄くしている。この定着フィルム213はフィルム基層、プライマー層、離型性層の3層構成で構成されており、フィルム基層側がヒータ側であり、離型性層側が加圧ローラ側である。フィルム基層はヒータ211のガラス保護層2113より絶縁性の高いポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK等であり、耐熱性、高弾性を有している。また、フィルム基層により定着フィルム213全体の引裂強度等の機械的強度を保っている。プライマー層は厚み2〜6μm程度の薄い層で形成されている。離型性層は定着フィルム213に対するトナーオフセット防止層であり、離型性の良好なPFA、PTFE、FEP等のフッ素樹脂を厚み10μm程度に被覆して形成してある。
加圧ローラ220は、芯金221の上に耐熱ゴム又は耐熱ゴムを発泡して弾性層222を形成し、その上に接着層223を介して離型性の良好なフッ素樹脂をチューブ被覆又はコーティング塗工した離型層224として形成して構成されている。ここで、芯金221はAl、Fe等から構成されている。また、弾性層222を形成する耐熱ゴムは、絶縁性のシリコーンゴムやフッ素ゴム等により構成されている。離型層224を形成するフッ素樹脂は、PFA、PTFE、FEP等により構成されている。
また、ステイホルダ212は、例えば耐熱性プラスチック製部材より形成され、ヒータ211を保持するとともに定着フィルム213の搬送ガイドも兼ねている。
このような薄い定着フィルム213を用いたフィルム加熱方式の加熱装置においては、弾性層222を有している加圧ローラ220は、ヒータ211に圧接することで、ヒータ211の高い剛性のためにヒータ211の扁平下面にならって扁平になる。このことで、所定幅の定着ニップ部Nが形成される。このように構成されることで、定着ニップ部Nのみの加熱によりクイックスタート可能な加熱定着を実現している。
以上説明したような加熱定着装置では、記録材P上の未定着トナー像tを加熱定着する際にトナーの一部が定着されずに定着フィルム213側に付着し、定着フィルム213の次の周回時に記録材P側へ転移するオフセット現象が起こることが知られている。
オフセット現象が発生する要因としては様々なものがあり、その要因の1つとして、定着フィルム213及び加圧ローラ220表面の過剰帯電、いわゆるチャージアップが挙げられる。
例えば、乾燥した記録材Pが定着ニップ部から剥離して搬送された時には、記録材Pの後端がニップ部から排出される際に定着フィルム213の表面には、記録材の後端に相当する部分が線状にチャージアップしてしまう。この電位が維持されたまま後続の記録材Pのトナー画像tを定着した場合には、チャージアップした位置に相当する後続の記録材Pの画像を剥ぎ取ってしまうオフセット(以下、剥離オフセットと記す)が発生する場合がある。
また、記録材Pを加熱定着装置206に通過させると加圧ローラ220表面のフッ素樹脂が記録材P及び定着フィルム213との摺擦により徐々にマイナスに帯電していく。これにより、マイナスに帯電するネガトナーを使用する場合は転写材Pから離れる方向の力を加圧ローラ220から受け、オフセットが発生する。
このような定着フィルム213及び加圧ローラ220表面の帯電に起因するオフセットを防止するために、次のような方法が提案されている。それは、加圧ローラ220の弾性層222及び離型層224を導電化し、芯金221を接地することによって除電する方法(特許文献3参照)である。また、加圧ローラ220表層の離型層224を導電化し、ローラ表面に導電ブラシ等を当接させ、接地することによって除電する方法(特許文献4参照)である。
特開昭63−313182号公報 特開平4−44075号公報 特開平9−114293号公報 特開平9−134085号公報
しかしながら、上記従来例で示したオフセット防止方法では以下のようなことが懸念されていた。
まず、特許文献3で開示されている方法では、加圧ローラ220の弾性層222を導電化するために、カーボン等の導電剤を分散させるため、耐久性が著しく低下してしまうことが懸念される。弾性層222を構成するシリコーンゴム等にカーボン等の導電剤を分散させるとゴム強度が低下してしまう。例えば、記録材Pを大量に通紙すると加圧ローラ220の硬度が大きく低下したり、弾性層222に不具合が生じてしまう場合もある。この傾向は、硬度が低いゴムを使用した場合により顕著となる。したがって、装置の小型化を図るために外径が小さい加圧ローラ220を用い、所望の定着ニップN幅を得る為に、硬度が低い加圧ローラ220を採用している場合、より深刻な問題となることが懸念される。
また、弾性層222を構成するシリコーンゴム等にカーボン等の導電剤を分散させると、ゴム硬度が上昇する為、ローラの低硬度化が困難となり、所望のローラ硬度が得られなくなる等の問題が懸念される。更に、ローラ成型自体が困難になってしまうなど加圧ロー
ラ製造上の問題が発生することも懸念される。
また、特許文献4で開示されている方法では、以下のような問題が生じてしまうことが懸念される。
定着フィルム213と加圧ローラ220の導電層同士を接触させて、加圧ローラ220表層を接地するため、定着フィルム213と加圧ローラ220が同電位となり、トナーに転写材Pへ押しつける方向の力が作用せず、オフセットが発生してしまう。
この解決策として、定着フィルム213離型層を絶縁とすることにより定着フィルム213と加圧ローラ220を電気的に分離し、定着フィルム213にはトナーと同極性のバイアス、加圧ローラ220にはトナーと逆極性のバイアスを印加する方法が有効である。この方法では、定着フィルム213と加圧ローラ220に電位差を設けることによって、トナーが転写材Pへ押しつけられる方向の電界を形成できる為、オフセットの発生を防ぐことができる。
しかし、この方法では、定着フィルム213の離型層が絶縁破壊を起こし、ピンホールが発生し、定着フィルム213と加圧ローラ220との電位差を保てずにオフセットが発生することが懸念される。この定着フィルム離型層のピンホールは、離型層の厚みを厚くすることによって改善するが、離型層はフッ素樹脂等熱伝導率の低い材料からなるため、定着フィルムの熱伝導が低下し、加熱定着装置のクイックスタートが困難になってしまう。
このように、定着フィルム離型層のピンホールによるオフセット防止と加熱定着装置のクイックスタートとの両立は困難であるという問題がある。
また、定着フィルム213の離型層にカーボン等の導電材を分散し、離型層を低抵抗化する方法も考えられる。しかし、この方法では、トナーが直接接触する定着フィルム表面の離型性が低下するため、トナーや紙粉等により定着フィルム汚れが発生しやすくなることが懸念される。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、定着ニップ部を形成するニップ部形成部材表面のチャージアップに起因するオフセット画像を防止し、高品位の画像を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
互いに圧接してニップ部を形成する第1ニップ部形成部材及び第2ニップ部形成部材を備え、
現像剤像が形成された記録材を、前記第1ニップ部形成部材が前記現像剤像に接触するように、前記ニップ部で挟持搬送することにより前記記録材を加熱する像加熱装置において、
現像剤像が記録材へ押し付けられる方向の電界を形成するために、前記第1ニップ部形成部材及び前記第2ニップ部形成部材との間に電位差を生じさせる電位差発生手段を備え、
前記第1ニップ部形成部材は、最外層に設けられた絶縁性の第1離型層と、前記第1離型層の下層に設けられた導電層とを有し、
前記第2ニップ部形成部材は、最外層に設けられた導電性の第2離型層と、前記第2離型層の下層に設けられた絶縁性の弾性層とを有し、
前記電位差発生手段は、前記第2離型層に電荷を付与する電荷付与手段を有し、
前記第2離型層の表面抵抗が、10〜10Ω/□であることを特徴とする。
本発明によれば、定着ニップ部を形成するニップ部形成部材表面のチャージアップに起因するオフセット画像を防止し、高品位の画像を得ることが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(1)画像形成装置
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
図1において、1は像担持体としての感光ドラムであり、OPC、アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材料がアルミニウムやニッケルなどのシリンダ状の基盤上に形成されている。
感光ドラム1は図1に示す矢印Rの方向に回転駆動され、まず、その表面は帯電装置としての帯電ローラ2によって一様帯電される。次に、画像情報に応じてON/OFF制御されたレーザビームEによる走査露光が施され、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置4で現像、可視化される。現像方法としては、ジャンピング現像法、2成分現像法、FEED現像法などが用いられ、イメージ露光と反転現像とを組み合わせて用いられることが多い。
可視化されたトナー像(現像剤像)は、転写装置としての転写ローラ5により、所定のタイミングで搬送された記録材P上に感光ドラム1上から転写される。このとき、記録材Pは感光ドラム1と転写ローラ5に一定の加圧力で挟持搬送される。このトナー像が転写された記録材Pは像加熱装置としての加熱定着装置6へと搬送され、永久画像として定着される。一方、感光ドラム1上に残存する転写残りの残留トナーは、クリーニング装置7により感光ドラム1表面より除去される。
以上の動作を繰り返すことで、次々と画像形成を行うことができる。尚、本実施例の画像形成装置は、600dpi、22枚/分(LTR縦送り:プロセススピード約150mm/sec)のプリント速度でプリントを行うことができる。
(2)加熱定着装置
図2は、本実施例の加熱定着装置6の概略構成を示す図であり、(a)は断面図、(b)は正面図である。図3は、本実施例の加熱定着装置6の要部を示す概略図であり、(a)は第1ニップ部形成部材(可撓性を有するスリーブ)としての定着フィルム13の層構成を示す断面図であり、(b)は定着フィルム13の接地方法を示す図である。
図2に示すように、加熱定着装置6は、定着部材10と、第2ニップ部形成部材(加圧回転体、加圧部材)としての加圧ローラ20とを有している。そして、定着部材10は、定着フィルム13と、断熱ステイホルダ12と、加熱ヒータ(ヒータ)11とを有している。ここで、定着フィルム13は加熱ヒータ11に摺擦可能に設けられている。また、加圧ローラ20が定着フィルム13を介して加熱ヒータ11に圧接することで、ニップ部(定着ニップ部)が形成される。これは、定着フィルム13と加圧ローラ20とが互いに圧
接してニップ部を形成しているということもできる。
定着フィルム13は熱容量の小さなフィルムであり、図3(a)のようにSUS等の薄い金属製素管131の表面に直接又はプライマー層を介してPFA、PTFE、FEP等の離型層133をコーティング又はチューブ被覆した複合層フィルムである。ここで、離型層133は定着フィルム13の最外層に設けられた絶縁性の第1離型層を構成し、金属製素管131は離型層133の下層に設けられた導電層を構成している。また、SUSはステンレス鋼であり、PFAはテトラフルオロエチレン パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体であり、PTFEは、ポリテトラフルオロエチレンであり、FEPは、テトラフルオロエチレン ヘキサフルオロプロピレン共重合体である。
金属製素管131の表面に直接離型層133を形成する場合は、表面にブラスト処理等の表面処理を施してあっても良い。定着フィルム13は、クイックスタートを可能とするために100μm以下の厚みが好ましく、また、長寿命の加熱定着装置6を構成するために十分な強度を持ち、耐久性に優れたフィルムとして、20μm以上の厚みが必要である。よって、定着フィルム13の厚みとしては、20μm以上100μm以下が最適である。
また、PFA等のフッ素樹脂からなる離型層133は熱伝導率が低いため、加熱定着装置6のクイックスタートを可能とするためには厚さが20μm以下である必要がある。尚、本実施例では、外径18mm、厚さ27μmのSUS製素管に厚さ15μmのPFAチューブを熱溶着により被覆した定着フィルム13を用いている。
また、定着フィルム13は、オフセット等の画像不良を防止するために、整流素子(セルフバイアス素子)としてのダイオード101を介して接地されている。本実施例では、接地方法として、次のような方法を適用している。それは、図2(b)、図3(b)に示すように、定着フィルム13端部の表面に金属製素管131を露出させ、加圧ローラ20の端部に設けられた導電ゴム輪等の導通手段31と接触させている。そして、導通手段31をダイオード101及び安全抵抗102を介して接地させている。
また、加圧ローラ20表層には、電荷付与手段(給電手段)としての導電ブラシ30が当接されている。そして、導電ブラシ30をダイオード101及び安全抵抗102を介して接地させている。導電ブラシ30は、紙粉やトナー等による汚れを低減するために、加圧ローラ20の長手方向(軸方向)端部の非通紙域に設けられている。
ここで、導電ブラシ30、ダイオード101及び安全抵抗102は、電荷付与手段を構成している。また、定着フィルム13表面に接触する導通手段31、導通手段31と導通するダイオード101,安全抵抗102、加圧ローラ20表面に接触する導電ブラシ30、及び、導電ブラシ30と導通するダイオード101,安全抵抗102は電位差発生手段を構成する。この電位差発生手段により、定着フィルム13と加圧ローラ20との間に電位差が生じ(形成され)、トナー像が記録材へ押し付けられる方向の電界が形成される。
図4は、図3に示す構成に対して他の形態を示す概略図であり、(a)は定着フィルム13の層構成を示す断面図であり、(b)は定着フィルム13の接地方法を示す図である。
定着フィルム13の構成としては、上記構成に限らず、図4(a)に示すような構成であってもよい。図4(a)では、ポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS、PFA、PTFE、FEP等の低熱容量の耐熱性樹脂フィルム層131aの上に導電性プライマー層132を介して離型層133を形成した構成に示している。この場合、
定着フィルム13の接地のため、図4(b)に示すように、導電性プライマー層132が定着フィルム13表面に一部露出している。ここで、PEEKはポリエーテルエーテルケトンであり、PESはポリエーテルスルホンであり、PPSはポリフェニレンスルフィドである。
加熱ヒータ11は、定着フィルム13の内部に具備されたヒータであり、高熱伝導であるAl又はAlN基板111上に銀パラジウム等からなる通電発熱抵抗層112を形成し、更にその上から薄肉ガラス保護層113で覆ってなるものである。この加熱ヒータ11の通電発熱抵抗層112が形成されている面又は背面を定着フィルム13に接触させることにより記録材P上のトナー像を溶融、定着させるニップ部の加熱を行う。
断熱ステイホルダ12は加熱用ヒータ11を保持し、ニップ部と反対方向への放熱を防ぐためのホルダであり、液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK等により形成されている。そして、断熱ステイホルダ12には定着フィルム13が余裕をもってルーズに外嵌されていて、定着フィルム13は図2(a)に示す矢印の方向に回転自在に配置されている。
また、定着フィルム13は内部の加熱ヒータ11および断熱ステイホルダ12に摺擦しながら回転するため、加熱ヒータ11および断熱ステイホルダ12と、定着フィルム13との間の摩擦抵抗を小さく抑える必要がある。このため、加熱ヒータ11および断熱ステイホルダ12の表面に耐熱性グリース等の潤滑剤を少量介在させてある。これにより、定着フィルム13はスムーズに回転することが可能となる。
加圧ローラ20は、芯金21の上に耐久性確保の観点から耐熱ゴム又は耐熱ゴムを発泡して弾性層22を形成し、その上に接着層23としてプライマー処理されて接着性をもつRTVシリコーンゴムを塗布し、更に離型層24を形成して構成されている。ここで、芯金21は、Al、Fe等から構成されている。また、弾性層22を形成する耐熱ゴムは、絶縁性のシリコーンゴムやフッ素ゴム等により構成されている。また、離型層24は、加圧ローラ20の最外層に設けられた導電性の第2離型層を構成しており、PFA、PTFE、FEP等にカーボン等の導電剤を分散させたチューブを被覆又はコーティング塗工して構成される。
離型層24は、定着フィルム13や記録材Pとの摺擦によるチャージアップを防止するために、カーボン等の導電剤を分散させることにより抵抗値を調整している。
本実施例では、離型層24を、厚さ30μmの導電PFAチューブとした。また、ローラ外径は18mm、ローラ硬度は40°(Asker−C 600g加重)の加圧ローラを使用している。
加圧ローラ20は、定着部材10の方向に不図示の加圧手段により、長手方向両端部から加熱定着に必要なニップ部を形成するべく十分に加圧されており、長手方向端部から芯金21を介して不図示の回転駆動により、図2(a)に示す矢印方向に回転駆動される。これにより、定着フィルム13は、断熱ステイホルダ12の外側を図2(a)に示す矢印方向に従動回転する。又は、定着フィルム13の内部に不図示の駆動ローラを設け、駆動ローラを回転駆動することにより、定着フィルム13を回転させる。
次に、具体的な実験例について説明する。なお、実験例(比較例)の説明においては、説明の便宜上、本実施例と同一の符号を用いることとする。
表1は、加圧ローラ20の離型層24の表面抵抗を変えて、剥離オフセット、静電オフ
セット(剥離オフセット以外)の比較を行った結果を示している。
尚、剥離オフセット及び静電オフセットのレベル確認は、次のようにして行った。すなわち、加圧ローラ20表面が帯電しやすい低温・低湿環境で高抵抗化した紙(Xx(Xerox社製)4200放置紙)を100枚通紙した後に、オフセットが発生しやすい600dpi孤立1ドットからなるハーフトーン画像を通紙することで行った。
Figure 2009093017

表1から、比較例1では、定着フィルム13及び加圧ローラ20の表面がともに絶縁である為に、剥離オフセット及び静電オフセットのレベルが悪いことがわかる。また、加圧ローラ20の表面抵抗が1010Ω/□以上の場合(比較例2)も、比較例1と同様に剥離オフセット、定着フィルム13及び加圧ローラ20表面のチャージアップによるオフセットが発生する。
加圧ローラ20表面の抵抗が10Ω/□以下の場合(比較例3〜6)では、定着フィルム13表面の紙後端相当部の線状チャージアップを加圧ローラ20側から除電できるため剥離オフセットの発生はなくなる。しかし、加圧ローラ20表面の抵抗が10Ω/□以下の場合(比較例6)、定着フィルム13の離型層133に絶縁破壊によるピンホールができ、定着フィルム13と加圧ローラ20の電位差を保てなくなりオフセットが発生した。
以上の結果から、加圧ローラ20の離型層24の表面抵抗が10〜10Ω/□(10Ω/□以上10Ω/□以下)とすることで、剥離オフセット及び定着フィルム離型層133のピンホールによるオフセットを防止できることがわかる。
尚、本実施例では定着フィルム13及び加圧ローラ20のバイアス印加方法としてダイオード101によるセルフバイアス構成について説明を行ったが、高圧電源等によりバイアス印加を行った場合でも同様の効果が得られた。
以上説明したように、本実施例の構成により、次のような効果を得ることができる。すなわち、加圧ローラ20の耐久性及びクイックスタート性を損ねることなく、定着フィルム13及び加圧ローラ20表面のチャージアップに起因するオフセットの発生や、定着フィルム13の離型層133のピンホールによるオフセットの発生を防止できる。
図5は、本発明の実施例2の加熱定着装置6の概略構成を示す図であり、(a)は断面図、(b)は正面図である。図6は、本実施例の加熱定着装置6におけるバイアス印加のタイミングを示す図である。
本実施例では、図5に示すように、加圧ローラ20の離型層24に電荷を付与する電荷付与手段において、実施例1のダイオード101及び安全抵抗102にかえて、印加する電圧の正負を切り替え可能な高圧電源(バイアス印加手段)103を用いている。そして、通紙時と非通紙時で、高圧電源103により印加されるバイアスの極性を切り替える構成としている。尚、本実施例の画像形成装置のプロセススピードは200mm/s、35枚/分(LTR縦送り)、本体寿命20万枚とした。本実施例においては、実施例1に対して異なる構成部分について述べることとし、実施例1と同様の構成部分については、その説明を省略する。
記録材Pには転写工程でトナー像を転写する際に、トナーの帯電と逆極性のバイアスが印加されている。例えば、負に帯電するネガトナーを使用する場合には、転写工程で正バイアスが印加されており、記録材Pはプラスに帯電している。
したがって、記録材Pが加熱定着装置6を通過することによって、定着フィルム13表面は徐々にプラスに帯電していく。定着フィルム13に負バイアスを印加している場合には、負バイアスの値が小さくなるように作用する。これにより、トナーを記録材Pに押し付ける方向の力が弱まり、オフセットが発生しやすくなってしまう。この傾向は、記録材Pを多量に通紙すると顕著となるため、装置寿命が長い場合は深刻な問題となる。
そこで、本実施例では、図6に示すように、通紙時は加圧ローラ20に記録材上に形成されたトナー像の極性とは逆極性となる正バイアス(電荷)を印加し、紙間等の非通紙時は記録材上に形成されたトナー像の極性と同極性となる負バイアスを印加している。
紙間等の非通紙時に負バイアスを印加することによって、記録材Pによって運ばれてきたプラス電荷を加圧ローラ20側から除電できる。このため、通紙を重ねても定着フィルム13表面電位はプラスに帯電することなく、装置の寿命を通じてオフセットを防止することができる。ここで、通紙時とは、加熱定着装置6において記録材Pがニップ部で挟持搬送される場合であり、非通紙時とは、加熱定着装置6において記録材Pがニップ部で挟持搬送されない場合である。
尚、本実施例では定着フィルム13には−300V、加圧ローラ20には通紙時は+200V、非通紙時は−200Vを印加した。但し、印加するバイアスの大きさは装置の構成や速度等によって決定されるものであり、本実施例の条件に限られるものではない。
表2は、本実施例の構成と加圧ローラ20に正バイアスを印加し続けた場合で耐久によるオフセットレベルの推移と定着フィルム13の表面電位を比較した結果を示している。尚、オフセットの確認は、実施例1と同様に低温・低湿環境及び高抵抗紙(Xx4200放置紙)を用いて行った。
Figure 2009093017

表2より、加圧ローラ20にプラスバイアスを印加し続けた場合、10万枚まではオフセットの発生はなく、良好な画像が得られているが、15万枚通紙付近から定着フィルム13表面の電位が低下していき、オフセットが発生し始めることがわかる。
これに対して、紙間等の非通紙時に負バイアスを印加する本実施例の構成では、20万枚通紙しても定着フィルム13の表面電位の低下は見られず、オフセットの発生はなかった。
以上説明したように、本実施例の構成により、次のような効果を得ることができる。加圧ローラ20の耐久性及びクイックスタート性を損ねることなく、定着フィルム13及び加圧ローラ20表面のチャージアップに起因するオフセットの発生や、定着フィルム13の離型層133のピンホールによるオフセットの発生を長期にわたって防止できる。
図7は、本発明の実施例3の加熱定着装置6の概略構成を示す図であり、(a)は断面図、(b)は正面図である。
本実施例では、上述した実施例1の加圧ローラ20表面のうち導電ブラシ30が当接する部分(当接部、領域)にクリーニング手段40を設ける構成について説明する。尚、本実施例の画像形成装置のプロセススピードは180mm/s、30枚/分(LTR縦送り)、本体寿命15万枚とした。本実施例においては、実施例1,2に対して異なる構成部分について述べることとし、上記実施例と同様の構成部分については、その説明を省略する。
本体寿命が長くなるにしたがって、加圧ローラ20のうち導電ブラシ30が当接する部分は定着フィルム13の耐熱グリスや紙粉等が付着し、導通が十分に取れなくなっていくことが懸念される。このような状態では、加圧ローラ20への電圧印加が不安定となり、オフセットを防止する方向の電界が形成されずにオフセットが発生してしまう場合がある。
そこで、本実施例では、図7に示すように、加圧ローラ20表面のうち導電ブラシ30が当接する領域(第1領域)に、クリーニング手段40を当接させる構成とした。
これにより、耐熱グリス及び紙粉が導電ブラシ30に付着するのを防止することができる。ここで、加圧ローラ20表面のうち導電ブラシ30が当接する領域とは、加圧ローラ20の静止状態で導電ブラシ30が接触している加圧ローラ20上の部分が、加圧ローラ20の回転により移動する領域である。なお、本実施例では、クリーニング手段40とし
てフェルト部材を用いた。
表3は、本実施例のようにクリーニング手段40を設けた場合と、設けない場合で耐久によるオフセットレベルの推移を示している。尚、オフセットの確認は、前記実施例と同様に低温・低湿環境及び高抵抗紙(Xx4200放置紙)を用いて行った。
Figure 2009093017

表3より、クリーニング手段40がない場合、7万5千枚まではオフセット画像の発生はないが、10万枚通紙付近から導電ブラシが紙粉等により汚れ、バイアス印加状態が不安定となり、オフセットが発生し始めることがわかる。
これに対して、クリーニング手段40を設けた場合、15万枚通紙してもオフセットの発生は見られなかった。
尚、本実施例ではクリーニング手段40としてフェルト材を当接させる構成について説明したが、これに限るものではない。すなわち、クリーニング手段40としては、この他にもポリイミドやPET等の耐熱シートを当接する等の方法でも同様の効果が得られることが確認されている。
また、クリーニング手段40を設ける位置に関しても、本実施例では加圧ローラ20側にクリーニング手段40を設けた場合について説明したが、これに限るものではない。定着フィルム13側にクリーニング手段40を設けることによっても同様の効果が得られた。このように、クリーニング手段は、加圧ローラ20側と定着フィルム13側とのうち少なくともいずれか一方に設けられるものであればよい。なお、定着フィルム13側にクリーニング手段40を設ける場合には、加圧ローラ20表面のうち導電ブラシ30が当接する第1領域とニップ部を形成する定着フィルム13の第2領域をクリーニングするようにクリーニング手段40を設ける。
以上説明したように、本実施例の構成により、次のような効果を得ることができる。加圧ローラ20の耐久性及びクイックスタート性を損ねることなく、定着フィルム13及び加圧ローラ20表面のチャージアップに起因するオフセットの発生や、定着フィルム13の離型層133のピンホールによるオフセットの発生を長期にわたって防止できる。さらには、加圧ローラ20への電圧印加部(導電ブラシ30)の汚れを防止できるので、長期にわたってオフセットを防止することができる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の概略構成図。 本発明の実施例1に係る像加熱装置の概略構成図であり、(a)は断面図、(b)は正面図。 本発明の実施例1に係る像加熱装置の要部を示す概略図であり、(a)は定着フィルムの層構成を示す断面図、(b)は定着フィルムの接地方法を示す図。 図3に示す構成に対して他の形態を示す概略図であり、(a)は定着フィルムの層構成を示す断面図であり、(b)は定着フィルムの接地方法を示す図。 本発明の実施例2に係る像加熱装置の概略構成図であり、(a)は断面図、(b)は正面図。 本発明の実施例2のバイアス印加タイミングを示す図。 本発明の実施例3に係る像加熱装置の概略構成図。 従来の画像形成装置の概略構成図。 従来の加熱定着装置の概略構成図。
符号の説明
6 加熱定着装置
10 定着部材
13 定着フィルム
131 金属製素管
133 離型層
20 加圧ローラ
22 弾性層
24 離型層
30 導電ブラシ
31 導通手段
101 ダイオード
102 安全抵抗
P 転写材

Claims (5)

  1. 互いに圧接してニップ部を形成する第1ニップ部形成部材及び第2ニップ部形成部材を備え、
    現像剤像が形成された記録材を、前記第1ニップ部形成部材が前記現像剤像に接触するように、前記ニップ部で挟持搬送することにより前記記録材を加熱する像加熱装置において、
    現像剤像が記録材へ押し付けられる方向の電界を形成するために、前記第1ニップ部形成部材及び前記第2ニップ部形成部材との間に電位差を生じさせる電位差発生手段を備え、
    前記第1ニップ部形成部材は、最外層に設けられた絶縁性の第1離型層と、前記第1離型層の下層に設けられた導電層とを有し、
    前記第2ニップ部形成部材は、最外層に設けられた導電性の第2離型層と、前記第2離型層の下層に設けられた絶縁性の弾性層とを有し、
    前記電位差発生手段は、前記第2離型層に電荷を付与する電荷付与手段を有し、
    前記第2離型層の表面抵抗が、10〜10Ω/□であることを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記電荷付与手段は、
    記録材を前記ニップ部で挟持搬送する場合には、記録材上に形成された現像剤像の極性とは逆極性となる電荷を前記第2離型層に付与し、
    記録材を前記ニップ部で挟持搬送しない場合には、記録材上に形成された現像剤像の極性と同極性となる電荷を前記第2離型層に付与することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記電荷付与手段は前記第2離型層に当接するように設けられ、
    前記第2離型層のうち前記電荷付与手段が当接する第1領域をクリーニングするクリーニング手段、及び、前記第1ニップ部形成部材のうち前記第1領域と前記ニップ部を形成する第2領域をクリーニングするクリーニング手段のうち少なくともいずれかを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の像加熱装置。
  4. 前記ニップ部において前記第1ニップ部形成部材を介して前記第2ニップ部形成部材により圧接されるヒータを備え、
    前記第1ニップ部形成部材は、前記ヒータに摺擦可能に設けられた、可撓性を有するスリーブであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の像加熱装置を備え、
    像担持体に形成された現像剤像が転写された記録材を前記ニップ部で挟持搬送して前記記録材に画像を定着させることを特徴とする画像形成装置。
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