JP5134798B2 - GaN系半導体素子 - Google Patents

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本発明は、大電流が得られるパワートランジスタ等の半導体増幅素子等に用いられるGaN系半導体素子に関する。
GaNやAlGaN等のGaN系III−V族化合物半導体をチャネル層に用いたMOS型FETやHEMT(High Electron Mobility Transistor)等は、SiやGaAs等を用いたMOS型FET、HEMTに比べ、動作時のオン抵抗が1桁以上も小さく、高耐圧で高温動作や大電流動作が可能となるデバイスとして注目されている。
上記GaN系半導体素子は、例えば、図9に示すように、半絶縁性のサファイア基板51上に、GaNバッファ層52、アンドープGaN層53、n型GaNドレイン層54、n型GaN層5、p型GaNチャネル層56が積層されており、p型GaNチャネル層56の上には、ストライプ状のリッジ形状を有するn型GaNソース層57が形成されている。また、n型GaNソース層57のリッジ形状の全面とp型GaNチャネル層56の表面の一部に渡ってソース電極60が形成されている。
他方、p型GaNチャネル層56表面に積層された絶縁膜58上にゲート電極59が形成され、メサエッチングされたn型GaNドレイン層54の露出した表面にドレイン電極61が形成されている。
特開2004−260140号公報
しかし、上記従来のGaN系半導体素子では、以下のような問題が発生する。図6は、ウルツ鉱型の単結晶の構造を示しており、面方位等が示されている。サファイアの結晶構造は、図6のように六方晶系の結晶構造で表される。図9のようにサファイア基板上にGaN系半導体層を積層する場合には、通常、サファイア基板のc面(0001)が用いられ、(0001)方位のサファイア基板上に積層したGaN系半導体は、(0001)方位のウルツ鉱型の結晶構造(図6の結晶構造)を持ち、Gaのカチオン元素が成長表面方向になる結晶極性(c軸方向に成長)を有している。したがって、サファイア基板のc面(0001)に積層されたGaN系半導体層は、すべてc面が成長表面方向となる。
ところで、図6に示すように、単結晶の柱面であるm面(10−10)は、個々の単結晶の構造を構成する基本的な面であり、結晶に亀裂が生じる場合には、m面に沿って割れが生じやすい。したがって、ウエハにクラックが生じると、m面に沿って亀裂が走り、この亀裂が素子に設けられている電極を切断する場合がある。
図9に示すように、ゲート電極59は、絶縁膜58の上に形成されているために、ゲート容量を有するが、このゲート容量が大きくなると、ゲート電極59にオン−オフの切り替え電圧を与えても、素子のオン−オフの切り替えに時間がかかり、また、ゲート容量の増大によって消費電力が大きくなってしまうので、通常、ゲート電極59の面積は極力小さくするようにしている。そのため、ゲート電極59は、配線幅を細くしてストライプ状に設けられており、ストライプ状に延びた方向をほぼ直角方向に横切る切断力には弱い。
上述したように、p型GaNチャネル層56はc面が成長表面方向であるので、m面の方向がゲート電極59のストライプ状に延びた方向に対して、ほぼ直角方向に揃っている場合があり、このような場合に、p型GaNチャネル層56にクラックが生じると、m面に沿って亀裂が走るため、ゲート電極59の短手方向は切断されやすくなり、切断されると電流が流れなくなるという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、ウエハにクラックが生じても、ゲート電極が切断されにくいGaN系半導体素子を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のGaN系半導体素子は、GaN系半導体からなるチャネル層と、前記チャネル層を挟んで配置されたソース層及びドレイン層を備えたGaN系半導体素子であって、前記ソース層は前記チャネル層上にリッジ形状に形成されて配置され、前記ドレイン層は、前記ソース層と対向するように前記チャネル層の下側に配置されるとともに、ゲート電極の長手方向が、前記チャネル層のm面に沿って形成されていることを主要な特徴とする。
本発明によれば、チャネル層のm面に沿って、ゲート電極の長手方向を形成するようにしているので、GaN系半導体結晶のm面に沿って亀裂が生じても、強度が強い長手方向の切断は発生しにくく、ゲート電極の切断を防止することができる。
また、ゲート電極が折れ曲がった形状となるように形成されている場合には、その屈曲部が曲線形状を有するようにして、角を形成しないようにすることで、電界の集中を防ぎ、短絡を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は本発明のGaN系半導体素子の断面構造を示し、図2又は図3は、リッジ部A、Bのリッジ形状が異なる例を示すもので、図1のGaN系半導体素子を上から見た上面図である。
本発明のGaN系半導体素子は、六方晶化合物半導体であるIII−V族GaN系半導体が用いられており、上記III−V族GaN系半導体は、4元混晶系のAlGaInN(x+y+z=1、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1)で表される。また、図1はNPN構造の例を示すが、本発明は、PNP構造にも適用することができる。
サファイア基板1上にGaNバッファ層2、アンドープGaN層3、n型GaNドレイン層4、n型GaN層5、p型GaN系チャネル層6が積層されており、p型GaN系チャネル層6の上には、リッジ形状を有するn型GaNソース層8が形成されている。また、n型GaNソース層8は、リッジ部Aとリッジ部Bと2つのリッジ部を有し、このリッジ部Aとリッジ部Bの上面から側面にかけて、さらにリッジ部A、B間のp型GaN系チャネル層6の表面に渡ってソース電極10が形成されている。絶縁物からなる選択成長用マスク7がリッジ部A及びBを挟むようにして形成されており、選択成長用マスク7の上にゲート電極9が形成されている。
前述したように、GaN系半導体結晶の成長には、通常、サファイア基板1のc面(0001)が用いられ、(0001)方位のサファイア基板上に積層したGaN系半導体は、(0001)方位のウルツ鉱型の結晶構造(図6の結晶構造)を持ち、サファイア基板のc面(0001)に積層されたGaN系半導体層は、すべてc面が成長表面方向となる。したがって、GaNバッファ層2〜p型GaN系チャネル層6までは、すべて積層方向がc軸方向となり、成長面はc面となっている。
また、メサエッチングされて形成された溝内部において、露出したn型GaNドレイン層4にはドレイン電極12が形成されており、ドレイン電極12によってリークが発生しないように、p型GaN系チャネル層6からn型GaN層5とn型GaNドレイン層4の側面の一部にかけて絶縁膜11が設けられている。後述するように、n型GaNソース層8は選択成長によって形成されるが、そのときに用いられる選択成長用マスク7をゲート電極9のための絶縁膜として使用する。
選択成長用マスク7には、SiO、Si、ZrO、Al等の透明絶縁物が用いられる。また、p型GaN系チャネル層6としてはp型GaN層、あるいは、p型AlGaN層の上にp型GaN層を積層したもの等が用いられる。n型のドーパントにはSiが、p型のドーパントにはMgが用いられる。
型GaNドレイン層4は、ドレイン電極12とのオーミック接触を取るために、例えば、キャリア濃度が1×1018cm−3となるように不純物Siがドーピングされており、n型GaN層5は、n型層とp型層との接合界面でのエネルギー障壁を下げて電流を流れやすくするために設けられる中間層であり、1×1017cm−3となるように不純物Siがドーピングされている。また、p型GaN系チャネル層6は、ゲート電極に電圧がかからない状態で素子がオンとならないように、キャリア濃度を高めておく必要があり、例えば、キャリア濃度4×1016〜1×1018cm−3となるように不純物Mgがドーピングされている。
ソース電極10、ドレイン電極12には、TaSi/Auからなる多層金属膜等が、ゲート電極にはNi/Auからなる多層金属膜等が用いられる。
ところで、サファイア基板等の成長用基板とGaNとでは、格子定数が異なるため、成長用基板上に成長させたGaN系半導体層においては、基板から上下方向に伸びる転位(格子欠陥)が存在している。このような転位を低減する方法として、選択横方向成長(ELO:Epitaxial Lateral Overgrowth)が良く知られている。本発明では、上記選択成長を用いている。
誘電体マスク等による選択成長用マスク7でp型GaN系チャネル層6を覆うことにより、最初に選択成長用マスク7の開口部から成長が起こり(選択成長)、その後選択成長用マスク7の上にも成長層が拡がることで横方向に結晶成長が形成される。
したがって、選択成長用マスク7には、結晶成長を行うための開口部が必要であり、マスクの形状によって、選択成長により形成されたn型GaNソース層8の形状も異なることになる。この選択成長用マスクのパターン例を図4、5に示す。図4、5において、網目掛けされている領域は、選択成長用マスクを表す。
図4は、中央マスク部7bがストライプ状にパターニングされており、その両側に平行してストライプ状の開口部7aが設けられたものである。この開口部7aから結晶成長を行わせると、形成されるエピタキシャル層は、2つのストライプ状のリッジ部を有する形状となる。
図4の選択成長用マスクを用いた場合の選択成長用マスク7〜ソース電極10までの積層形状を示すのが図2である。図中のMは、選択成長用マスクのうち中央マスク部7bが除去された領域を示す。領域Mを挟んで形成されているリッジ部Aとリッジ部Bとは並行してストライプ状に延びており、ゲート電極9についてもストライプ状に形成されている。
この場合、ゲート電極9の最も細い領域が強度的に弱くなるので、切断されやすい方向は、ゲート電極9の短手方向となるL1の方向であり、最も切断されにくい方向は、ゲート電極9の長手方向となるL2の方向である。したがって、図2の場合には、p型GaN系チャネル層6の結晶のm面に沿って、ゲート電極9の長手方向を形成するようにしておくことで(例えば、図6のm1方向と図2のL2方向とを平行にする)、クラックによるゲート電極9の切断を防ぐことができる。m面の方向は、他にも存在するが、図6からもわかるように、各m面の方向は120度の角度を保って交差しているので、他のm面の方向は、L1方向とは一致せず、切断されにくくなる。
一方、図5は、六角形の中央マスク部7bを中心として、同心角状に開口部7aを設けたパターンである。したがって、開口部7aも六角形となる。この開口部7aから結晶成長を行わせると、形成されるエピタキシャル層は、六角形状に連なったリッジ部を有する形状となる。この状態を示すのが、図3である。図中のMは、選択成長用マスク7のうち中央マスク部7bが除去された領域を示す。領域Mを挟んで形成されているリッジ部Aとリッジ部Bとは環状に連なっており、ゲート電極9も六角形状となっている。
このゲート電極の強度が最も弱い部分は、パターン幅の最も狭い方向であり、ゲート電極9の短手方向となるL3の方向である。他方、最も強度が強い部分は、ゲート電極9の長手方向となるL4の方向である。したがって、図5の場合には、p型GaN系チャネル層6の結晶のm面の方向に沿ってゲート電極9の長手方向を形成するようにしておくことで(例えば、図6のm1方向と図2のL4方向とを平行にする)、クラックによるゲート電極9の切断を防ぐことができる。m面の方向は、他にも存在するが、図6からもわかるように、各m面の方向は120度の角度を保って交差しているので、他のm面の方向は、L3方向とは一致せず、切断されにくくなる。
次に、図1、2に示されるGaN系半導体素子の製造方法について述べる。製造方法としては、主としてMOCVD法(有機金属気相成長法)を用いる。まず、MOCVD装置内に、サファイア基板1を搬送し、その上に、GaNバッファ層2を600〜700℃の低温で成長させる。その後、1000℃以上に基板温度を上げてGaNバッファ層2上にアンドープGaN層3、n型GaNドレイン層4、n型GaN層5、p型GaN系チャネル層6を順にエピタキシャル成長させる。p型GaN系チャネル層6は、p型GaN層としても良いし、p型AlGaN層の上にp型GaN層を積層した多層構造としても良い。
例えば、GaN層を作製する場合は、キャリアガスの水素又は窒素とともに、Ga原子の原料ガスであるトリメチルガリウム(TMGa)、および、窒素原子の原料ガスであるアンモニア(NH)を用いた。n型GaNとする場合には、n型のドーパントガスとしてのシラン(SiH)等、p型GaNとする場合には、p型のドーパントガスとしてのCPMg(シクロペンタジエチルマグネシウム)等を上記反応ガスに加える。AlGaN層を作製する場合は、TMGa、NHにトリメチルアルミニウム(TMA)を加える。
このようにして各半導体層の成分に対応する反応ガス、n型、p型にする場合のドーパントガスを供給して、最適な成長温度に変化させて順次結晶成長させることにより、所定の組成で、所定の導電型の半導体層を、必要な厚さに形成した。不純物のドーピング濃度は、それぞれの原料ガスの流量によって制御した。
次に、積層されたウエハをMOCVD装置から取り出して、選択成長用マスクをCVD、プラズマCVD、スパッタ等によりp型GaN系チャネル層6上に積層し、選択成長用マスク上にレジストを所定形状にパターニングした後、エッチングにより選択成長用マスクの全体形状を形成するとともに、選択的にエッチング除去して開口部を形成し、その後、レジストを除去する。このとき、レジスト形状は、選択成長用マスクの開口部、例えば図4、5における開口部7aの長手方向がp型GaN系チャネル層6のm面と平行になるようにパターニングする。
選択成長用マスク7の開口部は、図1、2、3では、n型GaNソース層8が形成されている領域にほぼ一致し、選択成長用マスクが除去された領域Mが、中央マスク部に相当し、ここを中心として、図2ではストライプ状に、図3では同心角状に開口部を設けたパターンとなる。この開口部から結晶成長を行わせると、形成されるエピタキシャル層は、リッジ部を有する形状となる。
次に、再び、MOCVD装置内で結晶成長を開始し、選択成長用マスク7の開口部から結晶成長が行われる選択成長により、n型GaNソース層8が形成される。n型GaNソース層8は、リッジ部A、リッジ部Bと左右にリッジ形状を有する構造となる。より具体的には、選択成長用マスクのパターン形状により、図2や図3に示す形状が形成される。
その後、リッジ部A、Bに挟まれた中央の窪みに存在する選択成長用マスクをフッ酸(HF)系溶液等を用いたウエットエッチングにより、剥離除去する。このときの剥離除去された領域を示すのが、図2、3に表された領域Mである。
次に、ソース電極10を蒸着、スパッタ等により、n型GaNソース層8における左右のリッジ部側面と選択成長用マスクが除去されたp型GaN系チャネル層6表面に渡って形成する。また、残された選択成長用マスク7の上にゲート電極9を蒸着、スパッタ等により形成する。
ソース電極10は、n型GaNソース層8で形成されているリッジ部の内側側面とリッジ部上面の一部、選択成長用マスクが除去された領域に渡って形成されている。図2の構成の場合には、ソース電極10、n型GaNソース層8、ゲート電極9、選択成長用マスク7等は、上から見てストライプ状に形成されており、図3の構成の場合には、ソース電極10、n型GaNソース層8、ゲート電極9、選択成長用マスク7等は、上から見て同心角状に形成される。
次に、メサエッチングを行って、p型GaN系チャネル層6からn型GaNドレイン層4にかけて溝部分を形成し、n型GaNドレイン層4を露出させ、SiO等の絶縁膜11をCVD、プラズマCVD、スパッタ等でメサエッチングによって形成された溝部分に積層し、露出したn型GaNドレイン層4の表面と側面の一部を残して、レジストで覆い、エッチングを行って絶縁膜11の一部(レジストで覆われていない部分)を除去し、絶縁膜11が除去された領域にドレイン電極12を蒸着、スパッタ等で形成する。このようにして、図1に示すGaN系半導体素子が完成する。
上記実施例では、選択成長を用いたGaN系半導体素子について述べたが、本発明は、図9に示す従来のGaN系半導体素子構造にも適用できることは明らかであり、p型GaN系チャネル層のm面に沿ってゲート電極の長手方向を形成するようにすれば良い。
次に、図3のように、ゲート電極9が、環状に形成されており、屈曲部を有する場合について、他の実施例を説明する。図3では、六角形状のゲート電極が形成されており、その屈曲部は、ちょうど電極が折れ曲がっている部分に相当し、6箇所存在する。図3では6箇所の屈曲部は、すべて角によって形成されており、ゲート電極9に電圧を印加した場合、角には電界が集中するので、絶縁膜である選択成長用マスク7を越えてチャネル層6と短絡が発生しやすい。
そこで、この問題を解消するために、図7のようにゲート電極9の屈曲部に、例えば弧状等で構成された曲線形状を有する構造とした。9aはゲート電極9の屈曲部における曲線部を示す。曲線部9aは、ゲート電極9における6箇所の屈曲部すべての内側に形成されており、丸みを持たせているので、電界の集中を防ぐことができ、短絡を防止することができる。
一方、図8は、ゲート電極9の屈曲部の外側に丸みを持たせた例を示す。ゲート電極9は、全体として六角形状に形成されているが、ゲート電極9の屈曲部の外側には曲線部9bが形成されており、6箇所の屈曲部すべてに曲線部9bが形成されている。このように、屈曲部の外側が曲線形状となるように構成しても、電界の集中を防ぐことができ、短絡を防止することができる。
以上のゲート電極の例では、六角形状について述べたが、六角形以外の多角形や、環状に形成されていなくても、屈曲部が少なくとも1箇所有って角を有する形状であれば、図7、8のように、屈曲部を曲線形状として、丸みを持たせることにより、電界の集中を防ぐことができる。

本発明のGaN系半導体素子の断面構造を示す図である。 図1のGaN系半導体素子を上面から見た図である。 図1のGaN系半導体素子を上面から見た他の形状を示す図である。 選択成長用マスクのパターン例を示す図である。 選択成長用マスクのパターン例を示す図である。 ウルツ鉱型の単結晶の構造を示す図である。 屈曲部に曲線形状を有するゲート電極の一例を示す図である。 屈曲部に曲線形状を有するゲート電極の一例を示す図である。 従来のGaN系半導体素子の断面構造を示す図である。
符号の説明
1 サファイア基板
2 GaNバッファ層
3 アンドープGaN層
4 n型GaNドレイン層
5 n型GaN層
6 p型GaN系チャネル層
7 選択成長用マスク
8 n型GaNソース層
9 ゲート電極
10 ソース電極
11 絶縁膜

Claims (6)

  1. GaN系半導体からなるチャネル層と、前記チャネル層を挟んで配置されたソース層及びドレイン層を備えたGaN系半導体素子であって、
    前記ソース層は前記チャネル層上にリッジ形状に形成されて配置され、
    前記ドレイン層は、前記ソース層と対向するように前記チャネル層の下側に配置されるとともに、ゲート電極の長手方向が、前記チャネル層のm面に沿って形成されていることを特徴とするGaN系半導体素子。
  2. 前記ゲート電極は、前記ソース層を挟むように前記チャネル層上に絶縁物を介して形成されていることを特徴とする請求項1記載のGaN系半導体素子。
  3. 前記ソース層のリッジ形状は、2つのリッジ部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のGaN系半導体素子。
  4. 前記2つのリッジ部の上面から側面にかけて、かつ前記2つのリッジ部間の前記チャネル層の表面に渡ってソース電極が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のGaN系半導体素子。
  5. 前記ゲート電極は、屈曲部を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のGaN系半導体素子。
  6. 前記屈曲部は、曲線形状を有することを特徴とする請求項5に記載のGaN系半導体素子。
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