JP5134528B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置に関し、詳しくは、外光の影響を排除可能な画像読取装置に関する。
従来より、原稿載置台に載置された原稿に光源からの光を照射し、その原稿に反射された反射光に基づいて上記原稿の画像を読み取る画像読取装置が考えられている。この種の画像読取装置では、原稿の周囲に当該画像読取装置の外部からの光(いわゆる外光)が入射すると、上記反射光の検出結果に影響が及ぶ。そこで、上記反射光を検出する受光素子を基準部材に対向させた状態で光源からの光を徐々に強めていったときに得られる光量調整値に基づいて外光の有無を検出し、外光有りの場合は既定の光量設定値を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、この特許文献1では、上記光量調整値で調整された光源から照射されて上記基準部材に反射された反射光に対する受光素子の出力に基づいて得られる白レベルデータについては、光量調整値取得時と同様の外光が反映されているものとしてそのまま使用している。
特開2006−311316号公報
ところが、光量調整値(以下、光源調整値ともいう)の取得時と、白レベルデータ(以下、白補正データともいう)の取得時とで外光の入射状態が変化する場合があり、上記特許文献1の装置ではそのような外光の入射状態の変化に対応できない。そこで、本発明は、各調整時の外光の入射状態の変化に応じて、光源調整値,白補正データ等の各種パラメータを適切な値を用いる画像読取装置の提供を目的としてなされた。
上記目的を達するためになされた本発明の画像読取装置は、原稿が載置される原稿載置台と、該原稿載置台に載置された原稿に光を照射する光源と、該光源から照射されて上記原稿に反射された反射光に基づいて、上記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該画像読取手段の明度基準となる基準部材と、上記光源から照射されて上記基準部材に反射された反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果に基づいて、上記光源を調整するための光源調整値を取得する光源調整値取得手段と、上記光源調整値取得手段が取得した上記光源調整値に基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する第1外光判断手段と、該第1外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記光源調整値を、上記光源調整値取得手段が取得した光源調整値から既定の光源調整値に修正する光源調整値修正手段と、上記光源調整値を取得後、上記光源調整値によって調整された上記光源から照射されて上記基準部材に反射された反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果を、白補正データとして取得する白補正データ取得手段と、上記光源が消灯されたときに上記基準部材からの反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果を黒補正データとして取得する黒補正データ取得手段と、上記白補正データ取得手段が取得した白補正データと上記黒補正データ取得手段が取得した黒補正データとに基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する第2外光判断手段と、該第2外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記黒補正データを、上記黒補正データ取得手段が取得した黒補正データから既定の黒補正データに修正する黒補正データ修正手段と、上記白補正データ及び上記黒補正データに基づき、上記画像読取手段が上記原稿に反射された反射光を読み
取った読取結果を補正する読取結果補正手段と、を備えたことを特徴としている。
このように構成された本発明の画像読取装置では、外光がない場合は次のような動作がなされる。光源調整値取得手段は、光源から照射されて基準部材に反射された反射光を画像読取手段が読み取ったときの読取結果に基づいて、上記光源を調整するための光源調整値を取得する。すると、その光源調整値によって調整された上記光源から照射されて上記基準部材に反射された反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果を、白補正データ取得手段が白補正データとして取得する。また、上記光源が消灯されたときに上記基準部材からの反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果を、黒補正データ取得手段が黒補正データとして取得する。すると、読取結果補正手段が、上記白補正データ及び上記黒補正データに基づき、上記画像読取手段が原稿に反射された反射光を読み取った読取結果を補正する。
ここで、本発明では、上記光源調整値取得手段が取得した上記光源調整値に基づき、第1外光判断手段が上記原稿台に入射する外光の有無を判断する。そして、この第1外光判断手段が外光有りと判断したとき、光源調整値修正手段は、上記白補正データ取得手段によって使用される上記光源調整値を、上記光源調整値取得手段が取得した光源調整値から既定の光源調整値に修正する。また、第2外光判断手段は、上記白補正データ取得手段が取得した白補正データと上記黒補正データ取得手段が取得した黒補正データとに基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する。そして、この第2外光判断手段が外光有りと判断したとき、黒補正データ修正手段は、上記読取結果補正手段によって使用される上記黒補正データを、上記黒補正データ取得手段が取得した黒補正データから既定の黒補正データに修正する。
このように、本発明では、光源調整値取得時の外光の入射状態を第1外光判断手段で、黒補正データ取得時の外光の入射状態を第2外光判断手段で、それぞれ判断し、各判断に応じて光源調整値及び黒補正データを既定値に置き換えるか否かを切り換えている。このため、光源調整値の取得時と黒補正データの取得時とで外光の入射状態が変化しても、各パラメータ(光源調整値及び黒補正データ)を既定値に置き換えるか否かを、その外光の変化に応じて適切に切り換えることができる。
また、本発明は、原稿が載置される原稿載置台と、該原稿載置台に載置された原稿に光を照射する光源と、該光源から照射されて上記原稿に反射された反射光に基づいて、上記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該画像読取手段の明度基準となる基準部材と、上記光源から照射されて上記基準部材に反射された反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果に基づいて、上記光源を調整するための光源調整値を取得する光源調整値取得手段と、上記光源調整値取得手段が取得した上記光源調整値に基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する第1外光判断手段と、該第1外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記光源調整値を、上記光源調整値取得手段が取得した光源調整値から既定の光源調整値に修正する光源調整値修正手段と、上記光源調整値を取得後、上記光源調整値によって調整された上記光源から照射されて上記基準部材に反射された反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果を、白補正データとして取得する白補正データ取得手段と、上記光源が消灯されたときに上記基準部材からの反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果を黒補正データとして取得する黒補正データ取得手段と、上記白補正データ取得手段が取得した白補正データと上記黒補正データ取得手段が取得した黒補正データとに基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する第2外光判断手段と、該第2外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記画像読取手段を外光の影響が及ばない位置まで移動させた上で、上記光源が消灯されたときに得られた上記画像読取手段の読取結果を黒補正データとして再取得する黒補正データ再取得手段と、上記第2外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記黒補正データを、上記黒補正データ取得手段が取得した黒補正データから上記黒補正データ再取得手段が再取得した黒補正データに修正する黒補正データ修正手段と、上記白補正データ及び上記黒補正データに基づき、上記画像読取手段が上記原稿に反射された反射光を読み取った読取結果を補正する読取結果補正手段と、を備えたことを特徴とするものであってもよい。
このように、前述の発明の黒補正データ修正手段は、上記読取結果補正手段によって使用される上記黒補正データを、黒補正データ取得手段が取得した黒補正データから既定の黒補正データに修正したのに対して、本発明の黒補正データ修正手段は黒補正データ再取得手段が再取得した黒補正データに修正する。ここで、その黒補正データ再取得手段は、上記画像読取手段を外光の影響が及ばない位置まで移動させた上で、上記光源が消灯されたときに得られた上記画像読取手段の読取結果を黒補正データとして再取得する。
このため、本発明では、光源調整値取得時の外光の入射状態を第1外光判断手段で、黒補正データ取得時の外光の入射状態を第2外光判断手段で、それぞれ判断し、各判断に応じて、光源調整値を既定値に置き換えるか否か、及び、黒補正データを再取得するか否かを適切に切り換えることができる。従って、光源調整値の取得時と黒補正データの取得時とで外光の入射状態が変化しても、各パラメータ(光源調整値及び黒補正データ)を既定値に置き換えるか否か若しくは再取得された値に置き換えるか否かを、その外光の変化に応じて適切に切り換えることができる。しかも、本発明では、第2外光判断手段が外光有りと判断したときに黒補正データの再取得を行っているので、既定の黒補正データに置き換える場合に比べて、画像読取手段の経年変化等にも良好に対応することができる。
また、本発明は以下の構成に限定されるものでないが、上記いずれかの発明において、上記原稿載置台に載置された原稿を覆うカバーと、該カバーの開閉を検出するカバー開閉検出手段と、を更に備え、上記第1外光判断手段は、上記光源調整値取得手段が参照する上記読取結果の取得時に上記カバー開閉検出手段がカバーの開放を検出した場合に上記外光の有無を判断し、上記第2外光判断手段は、上記黒補正データ取得手段が参照する上記読取結果の取得時に上記カバー開閉検出手段がカバーの開放を検出した場合に上記外光の有無を判断してもよい。
画像読取装置が原稿載置台に載置された原稿を覆うカバーを備えた場合、カバーが閉じているときは外光の入射がないものとみなすことが可能な場合がある。そこで、第1外光判断手段,第2外光判断手段の動作を上記のようにすれば、カバーが閉じているときは第1,第2外光判断手段の判断を省略することができるので、処理を迅速化することができる。
また、上記いずれかの発明において、上記光源調整値取得手段は、暗出力調整値に基づいて調整された上記画像読取手段の上記読取結果に基づいて上記光源調整値を取得し、更に、上記光源が消灯されたときに上記基準部材からの反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果が最小値となるように上記画像読取手段を調整することによって、上記光源調整値取得手段によって使用される上記暗出力調整値を取得する暗出力調整値取得手段と、該暗出力調整値取得手段が取得した暗出力調整値に基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する第3外光判断手段と、該第3外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記光源調整値取得手段によって使用される上記暗出力調整値を、上記暗出力調整値取得手段が取得した暗出力調整値から既定の暗出力調整値に修正する暗出力調整値修正手段と、を備えてもよい。
この場合、暗出力調整値取得手段は、上記光源が消灯されたときに上記基準部材からの反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果が最小値となるように上記画像読取手段を調整することによって、上記光源調整値取得手段によって使用される暗出力調整値を取得する。そして、その暗出力調整値取得時の外光の入射状態を第3外光判断手段で判断し、外光有りと判断された場合には、暗出力調整値修正手段によって、暗出力調整値取得手段が取得した暗出力調整値を既定の暗出力調整値に置き換えることができる。このため、暗出力調整値取得時における外光の入射状態が光源調整値取得時または黒補正データ取得時における外光の入射状態と異なる場合にも、上記暗出力調整値を既定値に置き換えるか否かを適切に切り換えることができる。
(画像読取装置の構成)
以下に本発明の実施の形態について、図面と共に説明する。なお、図1は、本発明が適用された画像読取装置1の構成を表す外観図であり、図2は、その画像読取装置1における装置本体3の上部構成を表す平面図である。
本実施の形態の画像読取装置1は、いわゆるフラットベッド型のスキャナ装置として構成されており、原稿載置台の一例としての第一の読取面11と第二の読取面12とを上部に備える装置本体3と、装置本体3の上方に開閉可能に設けられたカバーの一例としてのFBカバー5と、からなる。
装置本体3の上面は、図1(a)に示すように、FBカバー5が閉じられた状態で、FBカバー5により被覆される。なお、図1(a)は、FBカバー5が閉じられた状態での画像読取装置1の構成を表す外観図であり、図1(b)は、FBカバー5が開かれた状態での画像読取装置1の構成を表す外観図である。図1(a),(b)に示すように、FBカバー5は左右方向(図1における左右方向)の軸を中心に開閉可能に設けられている。
また、図1に示すように、装置本体3は、その前方に各種スイッチを備える操作部15を備えており、利用者が操作部15を操作することにより、操作部15から入力される指令に応じた処理を実行する。更に、図2に示すように、第一の読取面11の、FBカバー5の蝶番に近い側の端縁11a(後述の枠体部31との境界)、及び、第二の読取面12に近い側の端縁11b(後述の位置決め材17との境界)は、それぞれ、原稿P(図3参照)を載置する際にその載置位置の基準となる原稿基準位置を構成している。
図3は、画像読取装置1の長手方向に沿う断面の構成を表す概略断面図である。図3に示すように、本実施の形態の画像読取装置1を構成する装置本体3は、上記第一の読取面11と第二の読取面12とを構成するプラテンガラス13と、そのプラテンガラス13を支持する筐体20と、第一の読取面11に載置される原稿Pの位置決めを行うための位置決め材17と、基準部材の一例としての白基準部材19aと、黒基準部材19bと、読取デバイス21と、読取デバイス21を後述のように移動させるFBモータ23及びベルト機構部25と、を備えている。
また、図2に示すように、図示省略したガラス支持部によって下方から支持されるプラテンガラス13の後端部(図2における上側)及び右端部(図2における右側)は、筐体20の上端縁から筐体20の底面に概略平行にその中央に向けて延設された枠体部31により上方から下方に押し付けられ、筐体20に固定されている。また、プラテンガラス13の前方左端部は、枠体部31の前方左端部の縁から延設されたガラス固定部33により、上方から下方に押し付けられ、筐体20より剥離しないように固定されている。
なお、プラテンガラス13の表面は、筐体20に対して着脱自在に設けられた位置決め材17によって、第一の読取面11と第二の読取面12とに分割されている。第一の読取面11は、利用者によって表面に載置された原稿Pを読み取るための領域であり、当該画像読取装置1の右側領域に設けられている。一方、第二の読取面12は、FBカバー5に設けられた原稿搬送装置40により搬送されてきた原稿Pを読み取るための領域であり、当該画像読取装置1の左側領域に設けられている。
また、読取デバイス21は、筐体20内部の第一及び第二の読取面11,12の裏面(すなわちプラテンガラス13の裏面)において、左右方向(副走査方向)に移動可能に収容されている。この読取デバイス21は、図3に示すように、ベルト機構部25が備える一対のローラ25aに巻回されたベルト25bに固定されており、FBモータ23が発生する動力により回転するベルト25bと共に、画像読取装置1の左右方向に移動する。
読取デバイス21は、前後方向(主走査方向)に1列に配設された画像読取手段の一例としての複数の受光素子21aと、同じく前後方向に1列に配設された光源の一例としての複数のLED21bと(いずれも図4参照)、を備えた周知のものである。白基準部材19aは、位置決め材17とプラテンガラス13との間に配設されて前後方向に延びる薄膜帯状の部材であり、白色に着色されて受光素子21aの明度基準となる部材である。黒基準部材19bは、読取デバイス21の移動範囲の右端に対向して筐体20(厳密には枠体部31)とプラテンガラス13との間に配設されて前後方向に延びる薄膜帯状の部材であり、黒色に着色されている。この黒基準部材19bの配設位置には、枠体部31等によって画像読取装置1の外部から外光が到達しないようになっている。
なお、図3(a)は、FBカバー5に設けられた原稿搬送装置40を用いて、読取対象の原稿Pを第二の読取面12上に搬送しながら、その原稿Pを読み取る際の読取デバイス21の固定位置を表した説明図であり、図3(b)は、第一の読取面11上に載置された原稿Pを読み取る際の読取デバイス21の走査態様を示した説明図である。
FBカバー5に設けられた原稿搬送装置40の動作によって、第二の読取面12上に搬送されてきた原稿Pを読み取る際、読取デバイス21は、第二の読取面12下に移動されて、固定される。また、第一の読取面11上の原稿Pを読み取る際、読取デバイス21は、FBモータ23及びベルト機構部25の動作により、第一の読取面11の裏面側を左右方向に移動される。
FBカバー5は、前述のように原稿搬送装置40を具備しており、次のように、給紙トレイ41に載置された原稿Pを、第二の読取面12上に搬送し、その第二の読取面12上で読取デバイス21により読み取られた原稿Pを排紙トレイ42に排出する。
原稿搬送装置40は、搬送路の始点に、給紙ローラ44,45を備えており、給紙トレイ41に載置された原稿Pはこの給紙ローラ44,45によって、搬送路下流に搬送される。給紙ローラ44,45により搬送されてきた原稿Pは、搬送ローラ47,48により更に搬送路下流に搬送される。
搬送ローラ47,48よる搬送路下流側には、第二の読取面12と所定の空隙を有した状態で、その第二の読取面12に対向する上板49が設けられている。搬送ローラ47,48より搬送されてきた原稿Pは、この上板49と第二の読取面12との間を通過して、それより更に搬送路下流に設けられた一対の搬送ローラ51,52によって搬送され、続いて、一対の排紙ローラ53,54によって、排紙トレイ42に排紙される。
(画像読取装置の制御系及びその処理)
図4は、画像読取装置1の制御系の構成を表すブロック図である。図4に示すように、画像読取装置1は、ASIC(application specific integrated circuit )100にCPU101,ROM102,RAM103,E2PROM104を接続してなる制御回路を備えている。ASIC100には、前述のFBモータ23と、原稿搬送装置40の各種ローラ44〜52を駆動するADFモータ110とが、駆動回路105,106を介して接続されている。また、ASIC100には、読取デバイス21のLED21bが電流制御回路121を介して接続され、受光素子21aがAFE(アナログフロントエンドIC)122を介して接続されている。AFE122は、A/D(Analog/Digital)変換回路を含んで構成されている。更に、ASIC100には、FBカバー5の開閉を検出する周知のカバーセンサ130(カバー開閉検出手段の一例)も接続されている。
次に、このASIC100及びCPU101が、ROM102に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理について説明する。図5は、第一の読取面11上に載置された原稿Pの画像の読み取りが前述の操作部15を介して指示されたときに実行される処理のメインルーチンを表すフローチャートである。
図5に示すように、この処理では、先ず、S1(Sはステップを表す:以下同様)にて、FBモータ23が駆動されることによって、読取デバイス21が白基準部材19aとの対向位置(以下、白部材位置ともいう)へ移動される。続くS2では、カバーセンサ130を介してFBカバー5が開いているか否かが判断される。FBカバー5が閉じている場合は(S2:N)、処理はS3へ移行し、次のようなAFE調整値取得処理が実行される。
図6は、AFEに内蔵されているA/D変換回路の基準電圧を調整するAFE調整値を取得する処理を詳細に表すフローチャートである。AFEに内蔵されているA/D変換回路の基準電圧(以下、AFEの基準電圧という)とは、受光素子21aの出力値をAD変換したときゼロとなる値である。図6に示すように、この処理では、先ず、S31にて読取デバイス21の全てのLED21b(読取LED)が消灯され、続くS32にて、AFE調整値であるRLCV調整値及びOFFSET調整値が初期値に設定される。続くS33では、AFE122を介して取得される受光素子21aのAD変換された出力値(以下、読取デバイス出力値ともいう)が一部でもアンダーフローしているか否かが判断される。読取デバイス出力値がアンダーフローしている場合は(S33:Y)、S34にてRLCV調整値が一段下げられて、処理は再びS33へ移行する。
そして、このS33,S34の処理の繰り返しにより、読取デバイス出力値がアンダーフローしなくなると(S33:N)、S35にてOFFSET調整値が一段上げられた後、処理はS36へ移行する。S36では、その時点の読取デバイス出力値が一部でもアンダーフローしているか否かが判断され、アンダーフローしていない場合は(S36:N)、処理は再びS35へ移行する。そして、このS35,S36の処理の繰り返しにより、読取デバイス出力値がアンダーフローすると(S36:Y)、S37にてOFFSET調整値が一段下げられた後、RLCV調整値及びOFFSET調整値によってAFEの基準電圧が定まる。このAFE調整値取得処理が終了して、処理は図5のS12へ移行する。
白基準部材19aの近傍に画像読取装置1の外部から外光が入射していない場合、LED21bの消灯時の読取デバイス出力値は、例えば図7(a)に実線で示すようになる。上記AFE調整値取得処理では、このときの読取デバイス出力値がAFE122を介してアンダーフローせずにぎりぎりで読み込み可能となるように、RLCV調整値を粗調整し、更にOFFSET調整値で微調整を行っているのである。
図5に戻って、一方、S2にてFBカバー5が開いていると判断された場合は(S2:Y)、処理はS5へ移行し、S3と同様のAFE調整値取得処理が暗出力調整値取得手段の一例として実行され、更に、S7にて、次のようなAFE調整値の外光判定処理が実行される。
図8は、このAFE調整値の外光判定処理を詳細に表すフローチャートである。図8に示すように、この処理では、先ず、S71にて、EEPROM104から予め工場出荷時に保存されているRLCV調整値が読み出され、その値がRLCV調整値の基準補正データとされる。続く第3外光判断手段の一例としてのS72では、S5で取得されたRLCV調整値がS71で取得されたRLCV調整値の基準補正データの150%以上であるか否かが判断され、150%未満の場合は(S72:N)、処理はそのまま図5のS12へ移行する。一方、S5で取得されたRLCV調整値が上記基準補正データの150%以上である場合は外光の影響を受けていると判断し(S72:Y)、暗出力調整値修正手段の一例としてのS73にて、S5で取得されたRLCV調整値,OFFSET調整値がそれぞれEEPROM104に予め保存されている外光の影響を受けない時のRLCV調整値,OFFSET調整値に置き換えられて、処理は図5のS12へ移行する。なお、EEPROM104に保存されているRLCV調整値及びOFFSET調整値は、外光の影響を受けないように読取デバイス21の出力調整等を考慮して、適宜定められる。例えば、製造時や工場出荷時にFBカバー5を閉めた状態で取得したRLCV調整値及びOFFSET調整値をEEPROM104に入力設定しておく。すなわち、図7(a)に破線で示すように、白基準部材19aの近傍に外光が入射しているとLED21b消灯時の読取デバイス出力値が異常に高くなり、これに応じてRLCV調整値も高くなるとAFEの基準電圧も高くなる。AFEの基準電圧が高くなると、受光素子21bの出力値の範囲が狭くなる。そのため、予め定められた外光の影響を受けていない時の既定のRLCV調整値およびOFFSET調整値を用いてAFEの基準電圧を定めると、その受光素子の出力値の範囲が広くとれるため、外光の影響を低減できる。そこで、RLCV調整値がEEPROM104に保存された外光の影響を受けない時の既定のRLCV調整値の1.5倍以上になった場合(S72:Y)、S5で取得されたRLCV調整値,OFFSET調整値に外光の影響が反映されていると判断して、それらの値を外光の影響を受けない時のRLCV調整値とOFFSET調整値に修正するのである。 図5に戻って、S12では、S2と同様にカバーセンサ130を介してFBカバー5が開いているか否かが判断され、FBカバー5が閉じている場合は(S12:N)、処理はS13へ移行し、次のようなLED調整値取得処理が実行される。
図9は、このLED調整値取得処理を詳細に表すフローチャートである。図9に示すように、この処理では、先ず、S130にて、S3〜S7のいずれかで取得または置き換えられたRLCV調整値,OFFSET調整値がAFE122に設定されAFEの基準電圧が定まる。続くS131にて、LED21bの光量を調整するLEDPWM調整値及びLEDDUTY値が初期値に設定される。すなわち、ASIC100は、LED21bの点灯時には、所定のデューティー比(LEDPWM調整値)のPWM信号を電流制御回路121へ出力する。すると、このPWM信号を平滑化した電圧がLED21bに印加され、LED21bは所定のデューティー比(LEDDUTY値)で1ライン毎に一定時間のみ点灯される。S131では、このLEDPWM調整値とLEDDUTY値とが初期値に設定されるのである。
続くS132では、読取デバイス21の全てのLED21b(読取LED)が点灯され、S133にて、その時点の読取デバイス出力値が一部でもオーバーフローしているか否かが判断される。読取デバイス出力値がオーバーフローしている場合は(S133:Y)、S134にてLEDPWM調整値が一段下げられて、処理は再びS133へ移行する。
そして、このS133,S134の処理の繰り返しにより、読取デバイス出力値がオーバーフローしなくなると(S133:N)、S135にてLEDDUTY値が一段上げられた後、処理はS136へ移行する。S136では、その時点の読取デバイス出力値が一部でもオーバーフローしているか否かが判断され、オーバーフローしていない場合は(S136:N)、処理は再びS135へ移行する。そして、このS135,S136の処理の繰り返しにより、読取デバイス出力値がオーバーフローすると(S136:Y)、S137にてLEDDUTY値が一段下げられた後、このLED調整値取得処理が終了して、処理は図5のS22へ移行する。すなわち、上記LED調整値取得処理では、LED21bの点灯時の読取デバイス出力値がオーバーフローせずにぎりぎりで読み込み可能となるように、LEDPWM調整値を粗調整し、更にLEDDUTY値で微調整を行っているのである。
図5に戻って、一方、S12にてFBカバー5が開いていると判断された場合は(S12:Y)、処理はS15へ移行し、S13と同様のLED調整値取得処理が光源調整値取得手段の一例として実行され、更に、S17にて、次のようなLED調整値の外光判定処理が実行される。
図10は、このLED調整値の外光判定処理を詳細に表すフローチャートである。図10に示すように、この処理では、先ず、S171にて、EEPROM104から予め工場出荷時に保存されているLEDPWM調整値が読み出され、その値がLEDPWM調整値の基準補正データとされる。続く第1外光判断手段の一例としてのS172では、S15で取得されたLEDPWM調整値がS171で取得されたLEDPWM調整値の基準補正データの80%以下であるか否かが判断され、80%を超える場合は(S172:N)、処理はそのまま図5のS22へ移行する。一方、S15で取得されたLEDPWM調整値が上記基準補正データの80%以下の場合は(S172:Y)、光源調整値修正手段の一例としてのS173にて、S15で取得されたLEDPWM調整値,LEDDUTY値がそれぞれEEPROM104に予め保存されているLEDPWM調整値,LEDDUTY値に置き換えられて、処理は図5のS22へ移行する。
すなわち、白基準部材19aの近傍に画像読取装置1の外部から外光が入射していない場合、LED21bを最も強く点灯させたときの読取デバイス出力値は、例えば図7(b)に実線で示すようになる。これに対して、白基準部材19aの近傍に外光が入射していると、図7(b)に破線で示すようにLED21bを最も強く点灯させたときの読取デバイス出力値が異常に高くなり、これに応じてLEDPWM調整値として小さい値が取得される。外光は、第一の読取面11において、均一に入射されるものではなく、その読取面の場所に応じて外光の入射量が異なる。そのため、外光が入射することによって、読取面11のある場所では読取デバイス21が読み取るのに充分な光量があっても、外光の入射が少ない読取面11のある場所では読取デバイス21が読み取るのに充分な光量がない場合がある。すると、LED21bの光量の調整値であるLEDPWM調整値及びDUTY値が小さい値で読取デバイス21が読み取ると、外光の入射が少ない読取面11のある場所では、充分な光量がないため読み取ることができない可能性がある。そこで、LEDPWM調整値がEEPROM104に保存された外光の影響を受けてない時の既定のLEDPWM調整値の0.8倍以下になった場合(S172:Y)、S15で取得されたLEDPWM調整値,LEDDUTY値に外光の影響が反映されていると判断して、それらの値を外光の影響を受けない時の既定のLEDPWM値及びDUTY値に修正するのである。
なお、EEPROM104に保存されているLEDPWM値及びDUTY値は、前述したRLCV調整値、OFFSET調整値と同様に、外光の影響を受けないように読取デバイス21の出力調整等を考慮して、適宜定められる。例えば、製造時や工場出荷時にAFE調整値のときと同じようにEEPROM104に入力設定される。
図5に戻って、S22では、S2と同様にカバーセンサ130を介してFBカバー5が開いているか否かが判断され、FBカバー5が閉じている場合は(S22:N)、処理はS23,S24へ順次移行し、次のような黒補正データ取得処理及び白補正データ取得処理が順次実行される。
図11は、S23の黒補正データ取得処理を詳細に表すフローチャートである。図11に示すように、この処理では、先ず、S230にて、読取デバイス21の全てのLED21b(読取LED)が消灯される。続くS231では、その時点の読取デバイス出力値(全ての受光素子21aの各出力値)が黒補正データとしてEEPROM104に保存され、この黒補正データ取得処理が終了して、処理は図5のS24へ移行する。
図12は、S24の白補正データ取得処理を詳細に表すフローチャートである。図12に示すように、この処理では、先ず、S240にて、読取デバイス21の全てのLED21b(読取LED)が、S13〜S17のいずれかで取得または置き換えられたLEDPWM調整値,LEDDUTY値で点灯される。続くS241では、その時点の読取デバイス出力値(全ての受光素子21aの各出力値)が白補正データとしてEEPROM104に保存され、この白補正データ取得処理が終了して、処理は図5のS95へ移行する。
図5に戻って、一方、S22にてFBカバー5が開いていると判断された場合は(S22:Y)、処理はS25,S26へ移行し、S23,S24と同様の黒補正データ取得処理(黒補正データ取得手段の一例)及び白補正データ取得処理(白補正データ取得手段の一例)が実行され、更に、S27にて、次のような黒補正データのの外光判定処理が実行される。
図13は、この黒補正データの外光判定処理を詳細に表すフローチャートである。図13に示すように、この処理では、先ず、S271にて、S25,S26で取得された黒補正データ,白補正データに基づき、画素毎の白補正データと黒補正データとの差分が計算される。続く、第2外光判断手段の一例としてのS272では、白補正データと黒補正データとの差が32000以下(AFE122の出力は0〜65000で変化)となる画素が100画素以上連続しているか否かが判断される。そのような画素が100画素以上連続していない場合は(S272:N)、処理はそのまま図5のS95へ移行する。一方、白補正データと黒補正データとの差が32000以下となる画素が100画素以上連続している場合は(S272:Y)、S273にて、読取デバイス21が黒基準部材19bとの対向位置(黒部材位置)へ移動される。続くS275では、その位置でS23と同様の黒補正データ取得処理(黒補正データ再取得手段)が実行されて、その処理で得られた黒補正データによってS25で取得された黒補正データが置き換えられて(黒補正データ修正手段の一例)、処理は図5のS95へ移行する。
図5に戻って、S95では読取デバイス21が原稿Pの上端、すなわち第一の読取面11の左端に移動され、続くS96では、読取デバイス21を移動させながら1ラインずつ原稿Pの画像を読み取る周知の原稿読取処理が実行される。更に、続く読取結果補正手段の一例としてのS97では、S96の処理によって読み取られた原稿Pの画像データが、S23〜S27のいずれかで取得または置き換えられた黒補正データ及び白補正データを使用して補正され、処理が終了する。黒補正データ及び白補正データを使用することによって、その原稿Pの画像データを補正することは、原稿を読み取った読取デバイス出力値から黒補正データを減算し、更に、黒補正データと白補正データの差からシェーディング補正することである。
(本実施の形態の効果及びその変形例)
以上のように、本実施の形態の画像読取装置1では、AFE調整値取得処理(S5)の実行時,LED調整値取得処理(S15)の実行時,黒補正データ取得処理(S25)の実行時のそれぞれに対して、外光の有無を個別に判断し(S72,S172,S272)、外光有りの場合は既定値または再取得された値に修正している(S73,S173,S275)。このため、上記各パラメータの取得時で外光の入射状態が変化しても、それらのパラメータを既定値または再取得された値に置き換えるか否かを適切に切り換えることができる。しかも、本実施の形態では、黒補正データに外光の影響が反映された場合は(S272:Y)、読取デバイス21を外光の影響が及ばない位置まで移動させた上で黒補正データの再取得を行っているので、読取デバイス21の経年変化等にも良好に対応することができる。
更に、本実施の形態では、FBカバー5が閉じているときは外光の入射がないものとみなしてAFE調整値の外光判定処理(S7),LED調整値の外光判定処理(S17),黒補正データの外光判定処理(S27)を省略しているので、処理を迅速化することができる。しかも、FBカバー5が閉じているか否かの判断(S2,S12,S22)も、AFE調整値取得処理(S3またはS5)の実行時,LED調整値取得処理(S13またはS15)の実行時,黒補正データ取得処理(S23またはS25)の実行時のそれぞれに対して実行しているので、図5の処理の途中でFBカバー5が開閉された場合にも適切な処理を実行することができる。また、上記実施の形態では、黒補正データ取得処理(S25)の実行時に外光が入射しなかった場合は(S272:N)、S2〜S27の処理が実行される間は読取デバイス21を移動させる必要がないので、処理を一層迅速化することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、上記実施の形態では、黒補正データに外光の影響が反映された場合(S272:Y)、黒補正データの再取得を行っているが(S273,S275)、AFE調整値,LED調整値と同様に黒補正データを既定値と置き換えてもよい。図14はそのような実施の形態に対応した黒補正データの外光判定処理を表すフローチャートである。この処理では、前述のS272で肯定判断がなされた場合の処理のみが図13の処理と異なるので、以下、相違点についてのみ説明する。
図14に示すように、この処理では、白補正データと黒補正データとの差が32000以下となる画素が100画素以上連続している場合は(S272:Y)、処理は黒補正データ修正手段の一例としてのS277へ移行する。S277では、S25で取得された黒補正データがEEPROM104に予め保存されている外光の影響を受けてない時の黒補正データに置き換えられて、処理は図5のS95へ移行する。
つまり、外光の影響を受けない時の黒補正データに置き換えるのは、外光の影響を受けた黒補正データを用いると、黒補正データを用いて原稿を補正する際に、読取デバイス出力値から黒補正データを減算すると、外光の影響を受けない場所でも原稿を読み取った読取デバイス出力値の補正後の値が小さくなる。しかし、既定の外光の影響を受けない時の黒補正データを用いると、外光の影響を受けていない場所でも、黒補正データによる減算の結果、原稿を読み取った読取デバイス出力値の補正後の値が小さくなることがない。そのため、外光の影響を低減することができる。
なお、EEPROM104に保存されている外光の影響を受けない時の黒補正データは、外光の影響を受けないように読取デバイス21の出力調整等を考慮して、適宜定められる。例えば、製造時や工場出荷時にAFE調整値のときと同じようにEEPROM104に入力設定する。
そうすると、上記各パラメータの取得時で外光の入射状態が変化しても、それらのパラメータを既定値に置き換えるか否かを適切に切り換えることができる。しかも、本実施の形態では、黒補正データを再取得するために読取デバイス21を移動させる必要がないので、処理を一層迅速化することができる。
また、AFE122を用いずに回路を構成することも可能で、その場合、S2〜S7の処理は省略することができる。更に、本発明は、CIS,CCDのいずれのタイプの画像読取装置にも適用することができ、光源としても導光板,CCFL等種々のものが適用でき、上記置き換えがなされる既定値は過去の制御で学習された値であってもよい。
本発明が適用された画像読取装置の構成を表す外観図である。 その画像読取装置における装置本体の上部構成を表す平面図である。 その画像読取装置の長手方向に沿う断面の構成を表す概略断面図である。 その画像形成装置の制御系の構成を表すブロック図である。 その制御系における処理のメインルーチンを表すフローチャートである。 その処理中のAFE調整値取得処理を表すフローチャートである そのAFE調整値取得処理の概要及び外光の影響を表す説明図である。 上記メインルーチン中のAFE調整値の外光判定処理を表すフローチャートである。 上記メインルーチン中のLED調整値取得処理を表すフローチャートである。 上記メインルーチン中のLED調整値の外光判定処理を表すフローチャートである。 上記メインルーチン中の黒補正データ取得処理を表すフローチャートである。 上記メインルーチン中の白補正データ取得処理を表すフローチャートである。 上記メインルーチン中の黒補正データの外光判定処理を表すフローチャートである。 その黒補正データの外光判定処理の変形例を表すフローチャートである。
符号の説明
1…画像読取装置 3…装置本体 5…FBカバー
13…プラテンガラス 19a…白基準部材 19b…黒基準部材
21…読取デバイス 21a…受光素子 23…FBモータ
25…ベルト機構部 100…ASIC 101…CPU
102…ROM 103…RAM 104…EEPROM
105…駆動回路 121…電流制御回路 122…AFE
130…カバーセンサ P…原稿

Claims (4)

  1. 原稿が載置される原稿載置台と、
    該原稿載置台に載置された原稿に光を照射する光源と、
    該光源から照射されて上記原稿に反射された反射光に基づいて、上記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該画像読取手段の明度基準となる基準部材と、
    上記光源から照射されて上記基準部材に反射された反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果に基づいて、上記光源を調整するための光源調整値を取得する光源調整値取得手段と
    上記光源調整値取得手段が取得した上記光源調整値に基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する第1外光判断手段と、
    該第1外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記光源調整値を、上記光源調整値取得手段が取得した光源調整値から既定の光源調整値に修正する光源調整値修正手段と、
    上記光源調整値を取得後、上記光源調整値によって調整された上記光源から照射されて上記基準部材に反射された反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果を、白補正データとして取得する白補正データ取得手段と、
    上記光源が消灯されたときに上記基準部材からの反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果を黒補正データとして取得する黒補正データ取得手段と、
    上記白補正データ取得手段が取得した白補正データと上記黒補正データ取得手段が取得した黒補正データとに基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する第2外光判断手段と、
    該第2外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記黒補正データを、上記黒補正データ取得手段が取得した黒補正データから既定の黒補正データに修正する黒補正データ修正手段と、
    上記白補正データ及び上記黒補正データに基づき、上記画像読取手段が上記原稿に反射された反射光を読み取った読取結果を補正する読取結果補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿が載置される原稿載置台と、
    該原稿載置台に載置された原稿に光を照射する光源と、
    該光源から照射されて上記原稿に反射された反射光に基づいて、上記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該画像読取手段の明度基準となる基準部材と、
    上記光源から照射されて上記基準部材に反射された反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果に基づいて、上記光源を調整するための光源調整値を取得する光源調整値取得手段と
    上記光源調整値取得手段が取得した上記光源調整値に基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する第1外光判断手段と、
    該第1外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記光源調整値を、上記光源調整値取得手段が取得した光源調整値から既定の光源調整値に修正する光源調整値修正手段と、
    上記光源調整値を取得後、上記光源調整値によって調整された上記光源から照射されて上記基準部材に反射された反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果を、白補正データとして取得する白補正データ取得手段と、
    上記光源が消灯されたときに上記基準部材からの反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果を黒補正データとして取得する黒補正データ取得手段と、
    上記白補正データ取得手段が取得した白補正データと上記黒補正データ取得手段が取得した黒補正データとに基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する第2外光判断手段と、
    該第2外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記画像読取手段を外光の影響が及ばない位置まで移動させた上で、上記光源が消灯されたときに得られた上記画像読取手段の読取結果を黒補正データとして再取得する黒補正データ再取得手段と、
    上記第2外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記黒補正データを、上記黒補正データ取得手段が取得した黒補正データから上記黒補正データ再取得手段が再取得した黒補正データに修正する黒補正データ修正手段と、
    上記白補正データ及び上記黒補正データに基づき、上記画像読取手段が上記原稿に反射された反射光を読み取った読取結果を補正する読取結果補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 上記原稿載置台に載置された原稿を覆うカバーと、
    該カバーの開閉を検出するカバー開閉検出手段と、
    を更に備え、
    上記第1外光判断手段は、上記光源調整値取得手段が参照する上記読取結果の取得時に上記カバー開閉検出手段がカバーの開放を検出した場合に上記外光の有無を判断し、
    上記第2外光判断手段は、上記黒補正データ取得手段が参照する上記読取結果の取得時に上記カバー開閉検出手段がカバーの開放を検出した場合に上記外光の有無を判断することを特徴とする請求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 上記光源調整値取得手段は、暗出力調整値に基づいて調整された上記画像読取手段の上記読取結果に基づいて上記光源調整値を取得し、
    更に、
    上記光源が消灯されたときに上記基準部材からの反射光を上記画像読取手段が読み取ったときの読取結果が最小値となるように上記画像読取手段を調整することによって、上記光源調整値取得手段によって使用される上記暗出力調整値を取得する暗出力調整値取得手段と、
    該暗出力調整値取得手段が取得した暗出力調整値に基づき、上記原稿台に入射する外光の有無を判断する第3外光判断手段と、
    該第3外光判断手段が外光有りと判断したとき、上記光源調整値取得手段によって使用される上記暗出力調整値を、上記暗出力調整値取得手段が取得した暗出力調整値から既定の暗出力調整値に修正する暗出力調整値修正手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに画像読取装置。
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