JP2017169877A - 刺繍枠移送装置 - Google Patents

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慎也 藤原
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Abstract

【課題】従来よりも簡単な操作で、刺繍枠移送装置に対して刺繍枠を着脱可能な刺繍枠移送装置を提供すること。【解決手段】刺繍枠移送装置は、キャリッジ、係合機構70及び解除部材60を備える。キャリッジは、刺繍枠の連結部55を着脱可能に装着する。係合機構70は、キャリッジに設けられ、連結部55をキャリッジに装着する場合に、刺繍枠を装着方向Mに移動させることで連結部55と係合し、装着方向M及び装着方向Mと反対方向の取外し方向Rに刺繍枠が移動することを規制する。解除部材60は、キャリッジに設けられ、係合機構70と連結部55との係合を解除可能であり、刺繍枠を取外し方向Rに押圧可能である。【選択図】図5

Description

本発明は、刺繍枠を移送可能な刺繍枠移送装置に関する。
刺繍縫製が可能なミシンに装着されて使用される刺繍枠移送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の刺繍枠移送装置は、係合機構とロック機構とを備える。係合機構は、刺繍枠の連結部をキャリッジに係脱可能に係合させ、係止部によりスライド移動方向に移動した刺繍枠の連結部を所定位置に係止する。ロック機構は、キャリッジに支持される。ロック部材は、刺繍枠の連結部を係止部に押圧する押圧位置と、押圧を解除する解除位置とに切り替え可能である。
特開2006−14800号公報
特許文献1に記載の刺繍枠移送装置では、刺繍枠を刺繍枠移送装置から取り外す場合、ユーザは、ロック機構のロック部材を解除位置に切り替える操作を行い、加えて、刺繍枠を所定方向に引き出す操作を行う必要があり、煩雑である。
本発明は、従来よりも簡単な操作で、刺繍枠移送装置に対して刺繍枠を着脱可能な刺繍枠移送装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る刺繍枠移送装置は、刺繍枠の連結部を着脱可能に装着するキャリッジと、前記キャリッジに設けられ、前記連結部を前記キャリッジに装着する場合に、前記刺繍枠を装着方向に移動させることで前記連結部と係合し、前記装着方向と反対方向の取外し方向に前記刺繍枠が移動することを規制する係合機構と、前記キャリッジに設けられ、前記係合機構と前記連結部との係合を解除可能であり、前記刺繍枠を前記取外し方向に押圧可能な解除部材とを備える。
本発明の一態様に係る刺繍枠移送装置によれば、ユーザは解除部材を操作することにより、解除部材が、係合機構と刺繍枠の連結部との係合を解除することと、刺繍枠を装着方向とは反対の取外し方向に押圧することとができる。つまり、刺繍枠移送装置は、従来の刺繍枠移送装置に比べ、刺繍枠を刺繍枠移送装置から取り外す操作を簡略化できる。
刺繍枠移送装置40が装着されたミシン1の斜視図である。 刺繍枠50(150)が装着され、刺繍枠50(150)が取付位置に配置された刺繍枠移送装置40(140)の平面図である。 (A)は、刺繍枠50の平面図であり、(B)は刺繍枠50の右側面図であり、(C)は刺繍枠50の背面図である。 係合機構70と、連結部55の凹部56との係合状況に応じた指標部75の位置の説明図である。 ホルダ43に刺繍枠50の連結部55を着脱する過程の説明図(右側面図)である。 ホルダ43から刺繍枠50の連結部55を取り外す過程の説明図(平面図)である。 (A)は、刺繍枠150の平面図であり、(B)は刺繍枠150の右側面図であり、(C)は刺繍枠150の背面図である。 (A)はホルダ143及び解除部材160の平面図であり、(B)はホルダ143、係合機構70及び解除部材160の右側面図である。 ホルダ143に刺繍枠150の連結部155を着脱する過程の説明図(右側面図)である。 ホルダ143から刺繍枠150の連結部155を取り外す過程の説明図(平面図)である。
本発明の第一及び第二実施形態を、図面を参照して順に説明する。図1及び図2を参照して、刺繍枠移送装置(以下、単に「装置」と言う。)40が装着されたミシン1の物理的構成を説明する。図1の上下方向、右下側、左上側、左下側、右上側が、各々、装置40が装着されたミシン1の上下方向、前方、後方、左方、右方である。ベッド部11及びアーム部13の長手方向がミシン1の左右方向である。脚柱部12が配置されている側が右側である。脚柱部12の伸長方向がミシン1の上下方向である。
図1に示すように、ミシン1は、ベッド部11、脚柱部12、アーム部13、及び頭部14を備える。ベッド部11は、左右方向に延びるミシン1の土台部である。脚柱部12は、ベッド部11の右端部から上方へ立設されている。アーム部13は、ベッド部11に対向して脚柱部12の上端から左方へ延びる。頭部14は、アーム部13の左先端部に連結する部位である。
ミシン1は、ベッド部11内に、図示しない送り歯、送り機構、及び釜機構等を備える。送り歯は、刺繍縫製ではない通常の縫製時に、送り機構によって駆動され、被縫製物を所定の移動量で移動させる。釜機構は、ベッド部11の上面に設けられた針板(図示略)の下方において上糸(図示略)を下糸(図示略)に絡ませる。脚柱部12は、内部にミシンモータ(図示略)を備える。アーム部13の上部には、開閉可能なカバー16が設けられている。図1は、カバー16が開いた状態を示す。カバー16の下方(つまり、アーム部13の内部)には、糸収容部18が設けられている。糸収容部18は、上糸が巻回された糸駒20を収容可能である。アーム部13内部には、左右方向に延びる主軸(図示略)が設けられている。主軸は、ミシンモータにより回転駆動される。頭部14には、針棒6、及び押え棒8等が設けられる。針棒6の下端には、縫針7が着脱可能に装着される。押え棒8の下端部には、押え足9が着脱可能に取り付けられる。針棒6は、主軸の回転により上下方向に駆動される。
図1及び図2に示すように、装置40は、ミシン1に対して着脱可能に装着される。装置40は、針棒6に対して刺繍枠50に保持された被縫製物Cを相対的に移動可能に構成されている。装置40は、本体部41及びキャリッジ42を備える。キャリッジ42は、ホルダ43、Y軸移動機構(図示略)、及びY軸モータ(図示略)を備える。ホルダ43は、キャリッジ42の右側面に設けられている。キャリッジ42が有するホルダ43は、刺繍枠50の連結部55を着脱可能に装着する。Y軸移動機構は、ホルダ43を前後方向(Y軸方向)に移動させる。Y軸モータは、Y軸移動機構を駆動する。ホルダ43の詳細な構成は後述する。
本体部41は、X軸移動機構(図示略)及びX軸モータ(図示略)を内部に備える。X軸移動機構は、キャリッジ42を左右方向(X軸方向)に移動させる。X軸モータは、X軸移動機構を駆動する。刺繍枠50を用いた刺繍縫製時には、装置40は、キャリッジ42のホルダ43に装着された刺繍枠50を、固有のXY座標系(刺繍座標系)で示される位置に移動可能である。
図3を参照して、第一実施形態の刺繍枠50について説明する。刺繍枠50は、第一枠51、第二枠52及び連結部55を有し、且つ第一枠51と第二枠52とで被縫製物C(図1参照)を保持可能である。連結部55は、ホルダ43に装着される部位である。連結部55は、前後方向に延びる平面視矩形状である。連結部55は、当接部53、凹部56、案内部57、及び凸部58を備える。当接部53は、連結部55の第一面54の、前後方向の略中央部に設けられた、第一面54から離間する方向(上方)に延びる板状の部位である。連結部55の第一面54は、刺繍枠50が装置40に取り付けられた場合に、装置40の解除部材60(後述)と対向する側となる面である。第一面54は、前後方向に長い矩形状である。凹部56は、連結部55の第三面49に設けられた、第三面49から反対側の第二面59に向かう方向(下方)に凹んだ凹部である。第三面49は、刺繍枠50が装置40に取り付けられた場合に、第一面54よりもキャリッジ42側に配置され、装置40の解除部材60と対向する側の面である。第三面49と第二面59との間の距離は、第一面54と第二面59との間の距離よりも長い。第二面59は、連結部55の第一面54及び第三面49とは反対側の面である。つまり、第三面49は第一面54よりも上方に延設される。
凹部56は、第三面49の前後方向の中央よりもやや後方に位置する。図3(B)に示すように、凹部56は、右側面視V字状である。凹部56の後部は、第三面49に対して略垂直に延びる。凹部56の前部は、後ろ斜め下方向に傾斜する。図3(C)に示すように、案内部57は、第二面59に設けられた、第二面59から離間する方向(下方)に突出した凸部である。案内部57は、前後方向に沿って直線状に延びる。凸部58は、連結部55の左側面において、刺繍枠50に固有の位置に設けられた左方に突出する凸部である。刺繍枠50が装置40のホルダ43に装着された場合、ミシン1は検出器(図示略)によって検出される凸部58の位置に基づき、刺繍枠50が取り付けられたこと及び刺繍枠50の種類を特定可能である。
図4から図6を参照して、第一実施形態のホルダ43について説明する。ホルダ43は、平面視、前後方向に長い矩形状の部材である。図4に示すように、ホルダ43は、正面視、右方が開口したC状である。ホルダ43は、第一板部44、第二板部45、及び第三板部46を有する。第一板部44は、装置40がミシン1に取り付けられた場合に、ミシン1のベッド部11と対向する平板状の部分である。第一板部44は、正面視C状のホルダ43の下側部分をなす。第一板部44には、ホルダ43の長手方向に平行に延びる案内溝48が設けられる。案内溝48は、刺繍枠50の連結部55に設けられた案内部57と当接し、刺繍枠50の装着方向M及び取外し方向Rを規定する。本例の刺繍枠50の装着方向M及び取外し方向Rは、ホルダ43及び連結部55の長手方向と一致する。本例の装着方向Mは、後方である。取外し方向Rは、前方である。第二板部45は、キャリッジ42に対向する、平板状の部分である。第一板部44は、正面視C状のホルダ43の左側部分をなす。第三板部46は、第一板部44と対向する平板状の部分である。第三板部46は、正面視C状のホルダ43の上側部分をなす。第三板部46には、厚み方向に貫通する、平面視円状の孔47と、平面視矩形状の孔39とが設けられる。孔39は、前後方向を長手方向とし、孔47よりも後方に設けられる。
図4に示すように、ホルダ43には、係合機構70、解除部材60、及び第二付勢部材90が設けられる。係合機構70は、ホルダ43に設けられ、連結部55をホルダ43に装着する場合に、刺繍枠50を装着方向Mに移動させることで連結部55と係合し、取外し方向Rに刺繍枠50が移動することを規制する。
図5に示すように、係合機構70は、係合部材71、及び第一付勢部材77を備える。係合部材71は、キャリッジ42(ホルダ43)の長手方向(前後方向)と同じ方向を長手方向とする、平面視矩形状の部材である。係合部材71は、係合部材71の長手方向の中心よりもやや後ろ側において、左右方向に延びる軸78によって、ホルダ43の第三板部46に揺動可能に支持される。係合部材71は、係合部73、当接部74、及び指標部75を有する。係合部73は、係合部材71の一端部(後端部)に設けられた右側面視鋭角の部位である。係合部73は、ホルダ43に対する刺繍枠50が取付位置(図2参照)に配置された場合に、刺繍枠50の連結部55に設けられた凹部56と係合可能である。係合部73の第三板部46と対向する側の面には、前後方向に延びる凸部79が設けられる。凸部79は、係合部材71の右側面視反時計回りの過回転を規制する。係合部73の右側面には、右方に延びる凸部80が設けられる。凸部80は、係合部材71の右側面視時計回りの過回転を規制する。
当接部74は、係合部材71の他端部(前端部)に設けられた上側に凸となる部位である。当接部74は、解除部材60と当接可能な部位である。当接部74は、刺繍枠50がホルダ43に対して取付位置に配置された状態で、解除部材60が第二位置に移動された場合に、第三板部46の孔39に挿通され、第三板部46よりも上方において解除部材60に当接する。第一付勢部材77は、係合部材71の係合部73を刺繍枠50の連結部55に向けて付勢する。第一付勢部材77は、ホルダ43に一端(前端)が固定された板バネである。第一付勢部材77の他端部(後端部)は、軸78よりも前側において、係合部材71の第一板部44と対向する面を、第一板部44から第三板部46に向かう方向(右側面視時計回り)に付勢する。これにより、係合部73は、第三板部46から第一板部44に向かう方向に付勢される。
指標部75は、刺繍枠50の連結部55と、係合機構70(係合部材71の係合部73)との係合状況を示す。指標部75は、係合部材71の前端部に設けられた、上方に突出する凸部である。指標部75は、刺繍枠50の連結部55と、係合機構70(係合部材71の係合部73)の係合状況を、第三板部46に対する位置によって示す。詳細には、図4の上側に示すように、ホルダ43に対して連結部55が配置されている状態で、指標部75の先端(上端)が第三板部46よりも下側にある場合、刺繍枠50の連結部55と、係合機構70とが係合していない。図4の下側に示すように、ホルダ43に対して連結部55が配置されている状態で、指標部75の先端(上端)が孔47に挿通され、第三板部46よりも上側にある場合、刺繍枠50の連結部55と、係合機構70とが係合している。
解除部材60は、キャリッジ42(ホルダ43)に設けられ、係合機構70と連結部55との係合を解除可能であり、刺繍枠50を取外し方向Rに押圧可能である。解除部材60は、キャリッジ42(ホルダ43)に揺動可能に支持されるレバー部材である。解除部材60は、第一位置と、第二位置と、第三位置とに移動可能に、ホルダ43の第三板部46に設けられている。第一位置は、解除部材60が、係合機構70から退避した位置である。第二位置は、解除部材60が、係合機構70と当接して連結部55と係合機構70との係合を解除させる位置である。第三位置は、係合機構70と連結部55との係合を解除した状態で、連結部55の当接部53に当接する位置である。第一実施形態の第一位置は、後述の押圧部66が平面視で図6の範囲P11内となる位置である。第二位置は、押圧部66が範囲P12内となる位置である。第三位置は、押圧部66が範囲P13内となる位置である。
図4に示すように、解除部材60は、軸61、基端部62、腕部63、操作部64、カム部65、及び押圧部66を備える。軸61は、第三板部46から上方に延びる、円柱状の棒である。基端部62は、解除部材60の一端側に設けられ、軸61が挿通される。解除部材60は、軸61を中心として、第一位置、第二位置、及び第三位置に回動可能である。腕部63は、基端部62から直線状に延びる板状の部位である。操作部64は、解除部材60の基端部62とは反対側の端部に設けられた部位である。ユーザは、ホルダ43に装着された刺繍枠50を取り外す場合に、操作部64を操作して、解除部材60を平面視時計回りに回動させる。カム部65は、係合部材71の当接部74に当接可能である。カム部65は、腕部63の第三板部46と対向する側の面に設けられた、第三板部46側(下方)に突出する凸部である。押圧部66は、解除部材60が第三位置となる範囲P13を第二位置から第三位置に向かう方向に移動する間、連結部55の当接部53に当接し、刺繍枠50を取外し方向Rに押圧する。刺繍枠50は、解除部材60が第三位置となる範囲P13を移動する間、解除部材60と共に取外し方向Rに移動する。
解除部材60は、第一位置から第二位置に移動した場合に、係合機構70の当接部74に当接し、第一付勢部材77の付勢力に抗して、係合部材71の係合部73を連結部55の凹部56から離間する方向に移動させる。これにより、解除部材60は、係合部材71の係合部73と、連結部55の凹部56との係合を解除させる。
第二付勢部材90は、解除部材60を、第二位置から第一位置に向かう方向(平面視反時計回り)に付勢する。本例の第二付勢部材90は、解除部材60の基端部62に挿通されたねじりバネである。解除部材60は、第二付勢部材90によって付勢されているので、ユーザによって、第二付勢部材90の付勢力に抗して操作されていない場合、解除部材60は、第一位置に位置する。
図4に示すように、本例のホルダ43には更に、付勢部材81から83が設けられる。付勢部材81、82は、案内溝48と略平行に延設された、板バネである。付勢部材81は、第一板部44側に凸となるように湾曲した形状を有し、一端(後端)がホルダ43の第三板部46の前後方向の中心よりやや前側に固定される。付勢部材82は、第一板部44側に凸となるように湾曲した形状を有し、一端(前端)がホルダ43の第三板部46の下面の前後方向の中心よりやや後ろ側に取り付けられている。第一板部44側への突出量は、付勢部材81よりも付勢部材82の方が大きい。付勢部材81の他端(前端)及び付勢部材82の他端(後端)は自由端であり、連結部55をホルダ43に装着する際に、連結部55の後端部と衝突しないように湾曲形状をなしている。付勢部材81、82と、第一板部44とは離間している。連結部55がホルダ43に取り付けられる場合、連結部55は、付勢部材81、82と、第一板部44との間に配置される。付勢部材81、82の上方からの押圧力は、連結部55の移動を妨げず、連結部55を着脱する時に上下方向にガタが生じることを抑制する。付勢部材83は、第三板部46の後端から第一板部44側に延設された板バネである。付勢部材83は、取付位置に配置された連結部55を取外し方向Rに付勢する。
図5及び図6を参照して、第一実施形態のホルダ43に刺繍枠50を着脱する動作について説明する。図5の状態(1−1)に示すように、ホルダ43に刺繍枠50を装着する場合に、ユーザは、連結部55の後端をホルダ43の前端から挿入し、連結部55の案内部57を、ホルダ43の案内溝48に係合させた状態で、連結部55を装着方向Mに移動させる。ホルダ43に設けられた付勢部材81は、連結部55の第三面49に当接し、連結部55を第三板部46から第一板部44に向かう側(下方)に付勢する。状態(1−1)では、指標部75の先端は、第三板部46の孔47に挿通され、第三板部46よりも上方に位置する。
状態(1−2)に示すように、ユーザが更に、連結部55を装着方向Mに移動させると、連結部55の後端部が、係合部材71の後端部と当接して、係合部材71を右側面視反時計回りに回転させる。係合部材71の回転によって、係合部材71の後端にある係合部73は、上方に移動し、連結部55の第三面49に当接する。ユーザが更に、連結部55を後方に移動させると、ホルダ43に設けられた付勢部材82は、連結部55の第三面49に当接し、連結部55を第三板部46から第一板部44に向かう側(下方)に付勢する。状態(1−2)では、指標部75の先端は、第三板部46よりも下方に位置する。
状態(1−3)に示すように、ユーザが更に、連結部55を装着方向Mに移動させ、連結部55が取付位置に配置されると、連結部55の後端が付勢部材83に当接する。連結部55は、付勢部材83から取外し方向Rの力を受ける。係合部材71の係合部73は、下方に移動し、連結部55の凹部56と係合する。連結部55は、係合部73と付勢部材83とによって、装着方向M及び取外し方向Rへの移動が規制される。連結部55は、第一板部44と、付勢部材81、82とによって、上下方向の移動が規制される。状態(1−3)では、指標部75の先端は、第三板部46の孔47に挿通され、第三板部46の上面よりも上方に位置する。
図5及び図6に示すように、ホルダ43から刺繍枠50を取り外す場合に、ユーザは、解除部材60を軸61を中心に、第一位置から平面視時計回りに回動させる。状態(1−4)に示すように、ユーザが解除部材60を第二位置に移動させると、解除部材60のカム部65が、係合部材71の当接部74に当接し、係合部材71を、右側面視反時計回りに回動させる。これにより、係合部材71の係合部73が、ホルダ43の第三板部46側(上方)に移動し、係合部73と連結部55の凹部56との係合が解除される。このとき、解除部材60の押圧部66と、連結部55の当接部53とは当接していない。
ユーザが、解除部材60を更に平面視時計回りに回動させると、当接部74は、カム部65に案内されながら、解除部材60と当接し続ける。係合部材71の係合部73は、連結部55の凹部56との係合が解除された状態を維持する。状態(1−5)に示すように、解除部材60が第三位置まで移動されると、解除部材60の押圧部66が、連結部55の当接部53に当接する。解除部材60が、第三位置となる範囲P13内で平面視時計周りに移動されると、連結部55の当接部53は解除部材60の押圧部66から取外し方向Rに向かう力を受け、連結部55は取外し方向Rに移動する。係合部材71の係合部73は、連結部55の第三面49に当接する。状態(1−6)に示すように、解除部材60の操作部64が平面視時計周りに回動され、軸61よりも取外し方向Rにおいて、操作部64はホルダ43に当接する。ユーザが、解除部材60の操作を停止すると、解除部材60は、第二付勢部材90の付勢力によって、平面視反時計回りに回動し、第一位置(詳細には、軸61よりも後方において押圧部66がホルダ43に当接する位置)に戻る。刺繍枠50は、状態(1−3)に示す取付位置よりも取外し方向Rに移動した状態である。係合機構70と、連結部55との係合は解除されており、連結部55は付勢部材82と離間しているので、ユーザは、比較的少ない力で連結部55を取外し方向Rに移動させ、ホルダ43から刺繍枠50を取り外すことができる。状態(1−4)から状態(1−6)では、指標部75の先端は、第三板部46の上面よりも下方に位置する。
第二実施形態の刺繍枠移送装置(以下、単に「装置」と言う。)140及び刺繍枠150について説明する。第一実施形態の装置40と、第二実施形態の装置140とは、キャリッジ142が備えるホルダ143並びにホルダ143に設けられた解除部材160及び第二付勢部材190が異なり、他の構成は同じである。第一実施形態の刺繍枠50と、第二実施形態の刺繍枠150とは、連結部155の当接部153が異なり、他の構成は同じである。第一実施形態と同じ構成については、同じ符号を付与し、説明を省略する。
第二実施形態の刺繍枠150は、第一枠51、第二枠52及び連結部155を有する。連結部155は、ホルダ143に装着される部位である。連結部155は、刺繍枠150の前後方向に延びる平面視矩形状である。連結部155は、当接部153、凹部56、案内部57、及び凸部58を備える。当接部153は、連結部155の第一面54の、装着方向の略中央部に設けられた、第一面54から離間する方向に延びる板状の部位である。第二実施形態の当接部153は、第一実施形態の刺繍枠50の当接部53よりも上下方向の長さが長い。
第二実施形態のホルダ143について説明する。ホルダ143は、平面視、前後方向に長い矩形状の部材である。図8に示すように、ホルダ143は、第一実形態のホルダ43のように、板状の部材が、正面視、右方が開口したC状である。ホルダ143は、第一板部44、第二板部45、及び第三板部146を有する。第三板部146は、第一板部44と対向する平板状の部分である。第三板部146は、正面視C状のホルダ143の上側部分をなす。第三板部146は、図示しないが、第一実施形態と同様の孔47及び孔39を備える。
ホルダ143には、係合機構70、解除部材160、及び第二付勢部材190が設けられる。係合機構70は、第一実施形態の係合機構70と同様である。解除部材160は、ホルダ143に設けられ、係合機構70と連結部155との係合を解除可能であり、刺繍枠150を取外し方向Rに押圧可能である。解除部材160は、レバー部材171、リンク部材165、カム部材168、案内レール180、及びスライダ191を備える。レバー部材171は、基端部162、腕部163及び操作部164を備える。レバー部材171は、左右方向に延びる軸161によってホルダ143に揺動可能に支持される。腕部163は、軸161が挿通された基端部162から延びる棒状の部位である。操作部164は、腕部163の基端部162とは反対側の端部に設けられる。リンク部材165の一端部は、腕部163における軸161と、操作部164との中間部において、リンク軸166に挿通され、レバー部材171と連結する。
リンク部材165の他端部には、左右方向に貫通する孔が設けられる。カム部材168は、平面視前後方向に延びる部材である。カム部材168は、係合部材71の当接部74に当接可能である。カム部材168は後端部に左右方向に貫通する孔169を有する。リンク部材165の他端部に設けられた孔と、カム部材168の孔169とには、リンク軸167が挿通される。案内レール180は、正面視U字状である。案内レール180は、ホルダ143の長手方向に沿って延設され、底面が第三板部146に固定される。案内レール180の底面には、第三板部146の孔39及び孔47に対応する位置に、上下方向に貫通する平面視矩形状の孔182が設けられる。案内レール180の左右の側面には、左右方向に貫通する長孔181を有する。長孔181は、第三板部146よりも上側において、ホルダ143の長手方向に沿って延びる。長孔181には、リンク軸167が挿通される。スライダ191は、平面視三角形状の部材である。スライダ191は、長孔181に挿通され、カム部材168の右端部に連結される。スライダ191は、下面に下方に延びる凸部192を有し、右側面視T字状である。スライダ191の下面と、案内レール180の底面とは離間している。スライダ191は、解除部材160が後述の第三位置となる範囲P23を第二位置から第三位置に向かい方向に移動する間、連結部155の当接部153に当接し刺繍枠150を取外し方向Rに押圧する。
解除部材160は、第一位置と、第二位置と、第三位置とに移動可能に、ホルダ143の第三板部146に設けられている。第一位置は、解除部材160が、係合機構70から退避した位置である。第二位置は、解除部材160が、係合機構70と当接して連結部155と係合機構70との係合を解除させる位置である。第三位置は、係合機構70と連結部155との係合を解除した状態で、解除部材160が連結部155の当接部153に当接する位置である。第二実施形態の第一位置は、レバー部材171が右側面視で図8(B)の範囲P21内となる位置である。第二位置は、レバー部材171が範囲P22内となる位置である。第三位置は、レバー部材171が範囲P23内となる位置である。
第二付勢部材190は、解除部材160のレバー部材171を、第二位置から第一位置に向かう方向(右側面視時計回り)に付勢する。本例の第二付勢部材190は、軸161に挿通されたねじりバネである。解除部材160は、第二付勢部材190によって付勢されているので、ユーザによって、第二付勢部材190の付勢力に抗して操作されていない場合、第一位置に位置する。
図9及び図10を参照して、第二実施形態のホルダ143に刺繍枠150を着脱する動作について説明する。図9の状態(2−1)に示すように、ホルダ143に刺繍枠150を装着する場合に、ユーザは、連結部155の後端をホルダ143の前端から挿入し、連結部155の案内部57を、ホルダ143の案内溝48に係合させた状態で、連結部155を装着方向Mに移動させる。ホルダ143に設けられた付勢部材81は、連結部155の第三面49に当接し、連結部155を第三板部146から第一板部44に向かう側(下方)に付勢する。ユーザが更に、連結部155を装着方向Mに移動させると、連結部155の後端部が、係合部材71を右側面視反時計回りに回転させる。係合部材71の回動により、係合部材71の後端にある係合部73は、上方に移動し、連結部155の第三面49に当接する。ユーザが更に、連結部155を装着方向Mに移動させると、ホルダ143に設けられた付勢部材82は、連結部155の第三面49に当接し、連結部155を第三板部146から第一板部44に向かう側(下方)に付勢する。
状態(2−2)に示すように、ユーザが更に、連結部155を装着方向Mに移動させ、連結部155が取付位置に配置されると、連結部155の後端が付勢部材83に当接する。連結部155は、付勢部材83から取外し方向Rの力を受ける。係合部材71の係合部73は、連結部155の凹部56と係合する。連結部155は、係合部73と付勢部材83とによって、装着方向M及び取外し方向Rへの移動が規制される。連結部155は、第一板部44と、付勢部材81、82によって、上下方向の移動が規制される。
ユーザは、ホルダ143から刺繍枠150を取り外す場合、解除部材160のレバー部材171を軸161を中心に、第一位置から右側面視反時計回りに回動させる。状態(2−3)に示すように、ユーザが解除部材160(レバー部材171)を第二位置に移動させると、解除部材160のカム部材168の下面が、係合部材71の当接部74に当接し、係合部材71を、右側面視反時計回りに回動させる。これにより、係合部材71の係合部73が、ホルダ143の第三板部146側(上方)に移動し、係合部73と連結部155の凹部56との係合が解除される。このとき、解除部材160のスライダ191と、連結部155の当接部153とは当接していない。
ユーザが、解除部材160のレバー部材171を更に右側面視反時計回りに回動させると、当接部74は、カム部材168に案内されながら、解除部材160のカム部材168と当接し続ける。係合部材71の係合部73は、連結部155の凹部56との係合が解除された状態を維持する。状態(2−4)に示すように、解除部材160(レバー部材171)が第三位置まで移動されると、解除部材160のスライダ191が、連結部155の当接部153に当接する。状態(2−5)に示すように、解除部材160(レバー部材171)が、第三位置から更に右側面視反時計周りに移動されると、連結部155の当接部153は解除部材160のスライダ191から取外し方向Rに向かう力を受け、連結部155は取外し方向Rに移動する。係合部材71の係合部73は、連結部155の第三面49に当接する。解除部材160の操作部164が右側面視反時計周りに回動され、軸161よりも取外し方向Rにおいて、長孔181に挿通されたスライダ191が長孔181の前端部に当接する。ユーザが、解除部材160の操作を停止すると、解除部材160は、第二付勢部材190の付勢力によって、右側面視時計回りに回動し、第一位置に戻る。刺繍枠150は、状態(2−2)に示す取付位置よりも取外し方向Rに移動した状態である。係合機構70と、連結部155との係合は解除されており、連結部155は付勢部材82と離間しているので、ユーザは、比較的少ない力で連結部155を取外し方向に移動させ、ホルダ143から刺繍枠150を取り外すことができる。
ホルダ43、143は、本発明のホルダの一例である。係合機構70、係合部材71、係合部73、当接部74、指標部75、及び第一付勢部材77は各々、本発明の係合機構、係合部材、係合部、当接部、指標部、及び第一付勢部材の一例である。解除部材60、カム部65、及び押圧部66は各々、本発明の解除部材、カム部、及び押圧部の一例である。解除部材160、カム部材168、及びスライダ191は各々、本発明の解除部材、カム部、及び押圧部の一例である。第二付勢部材90、190は各々、本発明の第二付勢部材の一例である。
装置40(140)によれば、ユーザは解除部材60(160)を操作することにより、解除部材60が、係合機構70と刺繍枠50(150)の連結部55(155)との係合を解除することと、刺繍枠50(150)を装着方向とは反対の取外し方向に押圧することとの双方ができる。つまり、装置40(140)は、従来の装置に比べ、刺繍枠50(150)を装置40(140)から取り外す操作を簡略化できる。
解除部材60(160)は、第一位置、第二位置、及び第三位置に移動可能に、ホルダ43(143)に取り付けられている。装置40(140)によれば、ユーザは解除部材60(160)を第一位置から第二位置を経て第三位置に移動させるという簡単な操作することにより、刺繍枠50を装置40(140)から取り外すことができる。装置40(140)は、解除部材60(160)を第一位置から第三位置に移動させた過程で、係合部材71と、連結部55(155)との係合が解除された後に、解除部材60(160)が、刺繍枠50(150)を取外し方向Rに移動させる。このため、装置40(140)は、係合部材71と、連結部55(155)との係合が確実に解除された状態で、スムーズに刺繍枠50(150)を取外し方向Rに移動させることができる。
係合機構70は、係合部材71及び第一付勢部材77を有する。装置40(140)によれば、係合部材71と、第一付勢部材77とにより係合機構70の構成を比較的簡単にできる。解除部材60(160)は、第一位置から第二位置に移動した場合に、係合機構70の当接部74に当接し、第一付勢部材77の付勢力に抗して係合部73を連結部55(155)の凹部56から離間する方向に移動させることにより、係合部73と凹部56との係合を解除させる。装置40(140)によれば、解除部材60(160)は、簡単な操作により係合部73と凹部56との係合を解除させることができる。
解除部材60は、ホルダ43に揺動可能に支持されるレバー部材である。解除部材60は、カム部65及び押圧部66を備える。解除部材160は、ホルダ143に揺動可能に支持されるレバー部材171を有する。解除部材160は、カム部材168及びスライダ191を備える。装置40(140)によれば、解除部材60(160)の構成を比較的簡単にできる。解除部材60(160)が第三位置となる範囲で移動する間、押圧部によって刺繍枠50(150)の連結部55(155)を取外し方向に押圧し、刺繍枠50(150)を取付位置から引き出すことができる。解除部材60(160)を第一位置から第三位置に移動させる操作は、解除部材60(160)の操作部64(164)を装置40(140)の後ろ側から前側に移動させるという、簡単な操作である。
装置40(140)は、解除部材60(160)を、第二位置から第一位置に向かう方向に付勢する第二付勢部材90(190)を備える。装置40(140)によれば、解除部材60(160)が操作されていない場合、解除部材60(160)を第一位置に位置させることができる。ユーザが、第三位置に移動させた解除部材60(160)を、第一位置に移動させる必要がない。
係合機構70は、係合機構70と連結部55(155)との係合状況を示す指標部75を備える。装置40によれば、ユーザは、連結部55(155)と係合機構70との係合状況を、指標部75によって確認できる。ユーザは、指標部75により連結部55(155)と係合機構70との係合状況が不完全であるかを確認でき、連結部55(155)と係合機構70との係合状況が不完全である状態で、刺繍縫製が実行される可能性を低減できる。
装置40と、装置140とを比べた場合、装置140の解除部材160の方が、装置40の解除部材60よりも、装置に装着された刺繍枠を取外し方向Rに移動させることができる量が多い。このため、装置140の方が、装置40よりも、解除部材を操作後に、刺繍枠をホルダから引き出す量が少なくて済む。装置40と、装置140とを比べた場合、装置40の解除部材60の方が、装置140の解除部材160よりも部品点数が少ない。装置40の解除部材60の方が、装置140の解除部材160よりも、解除部材の構成を簡略化できる。
本発明の刺繍枠移送装置は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更が加えられてもよい。例えば、以下の(A)から(C)までの変形が適宜加えられてもよい。
(A)ミシン1の構成は適宜変更してよい。ミシン1は、工業用ミシン及び多針ミシンであってもよい。装置は、針棒に対してホルダを相対的に第一方向と、第一方向に交差する方向に移動できればよい。装置40は、ミシン1と一体に形成されてもよい。装置40に装着可能な刺繍枠は、第一枠、第二枠及び連結部を有していればよく、例えば、上下方向に被縫製物を挟持する刺繍枠でもよい。刺繍枠の大きさ及び形状は適宜変更されてよい。刺繍枠の、連結部の構成は適宜変更されてよい。連結部の凹部の形状及び位置は適宜変更されてよい。
(B)係合機構70は、刺繍枠を装着方向に移動させることで連結部と係合し、取外し方向Rに刺繍枠が移動することを規制する構成であればよい。係合機構70が、係合部材71と、第一付勢部材77とを有する場合、係合部材71と、第一付勢部材77との各々は、適宜構成を変更されてよい。例えば、係合部材71は、係合部73、当接部74及び指標部75の少なくとも何れかを備えなくてもよい。係合部材が指標部を備える場合、指標部の構成は適宜変更されてよい。例えば、指標部は、係合部材の位置に応じて、ユーザから視認できる色が変更されるように構成してもよい。
(C)解除部材60(160)は、ホルダ43(143)に設けられ、係合機構70と連結部55(155)との係合を解除可能であり、刺繍枠50(150)を取外し方向Rに押圧可能であればよい。解除部材60(160)の移動可能範囲は、適宜変更されてよい。解除部材は、揺動ではなく、第一位置から第三位置にスライド可能にホルダに設けられてもよい。第二付勢部材は、必要に応じて省略されてよい。解除部材60が第二位置から第三位置に移動する間、解除部材60が係合機構70と、連結部55との係合が解除されている状態を解除部材60が維持してもよい、解除部材60とは別の部材(例えば、刺繍枠50の連結部55)が維持してもよい。
1:ミシン、40、140:刺繍枠移送装置、50、150:刺繍枠、55、155:連結部、56:凹部、60、160:解除部材、65:カム部、66:押圧部、70:係合機構、71:係合部材、73:係合部、74:当接部、75:指標部、77:第一付勢部材、90、190:第二付勢部材、168:カム部材、191:スライダ

Claims (7)

  1. 刺繍枠の連結部を着脱可能に装着するキャリッジと、
    前記キャリッジに設けられ、前記連結部を前記キャリッジに装着する場合に、前記刺繍枠を装着方向に移動させることで前記連結部と係合し、前記装着方向と反対方向の取外し方向に前記刺繍枠が移動することを規制する係合機構と、
    前記キャリッジに設けられ、前記係合機構と前記連結部との係合を解除可能であり、前記刺繍枠を前記取外し方向に押圧可能な解除部材と
    を備えることを特徴とする刺繍枠移送装置。
  2. 前記解除部材は、前記係合機構から退避した第一位置と、前記係合機構と当接して前記連結部と前記係合機構との係合を解除させる第二位置と、前記係合機構と前記連結部との係合を解除した状態で、前記連結部に当接する第三位置とに移動可能に、前記キャリッジに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の刺繍枠移送装置。
  3. 前記係合機構は、
    前記キャリッジに揺動可能に支持され、一端部に前記刺繍枠の前記連結部に設けられた凹部と係合可能な係合部を有し、他端部に前記解除部材と当接可能な当接部を有する係合部材と、
    前記係合部を前記連結部に向けて付勢する第一付勢部材と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の刺繍枠移送装置。
  4. 前記解除部材は、前記第一位置から前記第二位置に移動した場合に、前記係合機構の前記当接部に当接し、前記第一付勢部材の付勢力に抗して前記係合部を前記凹部から離間する方向に移動させることにより、前記係合部と前記凹部との係合を解除させることを特徴とする請求項3に記載の刺繍枠移送装置。
  5. 前記解除部材は、前記キャリッジに揺動可能に支持されるレバー部材であり、前記当接部に当接可能なカム部と、前記第三位置となる範囲を前記第二位置から前記第三位置に向かう方向に移動する間、前記連結部に当接し前記刺繍枠を前記取外し方向に押圧する押圧部とを有する部材であることを特徴とする請求項3又は4に記載の刺繍枠移送装置。
  6. 前記解除部材を、前記第二位置から前記第一位置に向かう方向に付勢する第二付勢部材を備えることを特徴とする請求項2から5の何れかに記載の刺繍枠移送装置。
  7. 前記係合機構は、前記連結部との係合状況を示す指標部を備えることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の刺繍枠移送装置。
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