JP5133624B2 - 受材付き矩形フレームおよび断熱板の取付構造 - Google Patents
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Description
前記制振装置は前記開口部内に取り付けられた矩形状の矩形フレームと、この矩形フレームに対向して設けられた一対の支持部と、この一対の支持部によって支持されて、振動によって一対の支持部が変位した場合に、該一対の支持部間の略中央部を中心として振れるように構成された振り子部材と、この振り子部材の端部と前記フレームとの間に設けられた制振部材とを備えており、前記下地材は、前記一対の支持部にそれぞれ固定されている。
下地材を支持部の表面に固定する場合、下地材に裏面に両面接着テープを、下地材の長手方向に断続的に貼着するとともに、隣り合う両面接着テープ間に露出している下地材の裏面に接着剤を塗布しておき、これら両面接着テープと接着剤が設けられた下地材を支持部の表面に当接して押付けることによって、固定する。このようにして、木製の下地材が、鉄製の支持部3の表面に強固に固定されている。
つまり、下地材の裏面に両面接着テープを断続的に貼着するとともに、両面接着テープ間に露出している下地材の裏面に接着剤を塗布するという二つの工程を要し、そのうえ両面接着テープや接着剤が塗布された下地材を一旦支持部の表面に当接すると下地材が支持部の表面にくっ付いてしまうので、その位置を修正するのには手間がかかるとともに困難な作業となる。
前記突出フレームに表面が平坦な取付部が形成されることによって、当該取付部が前記矩形フレームと一体的に形成されており、
前記取付部に木製の受材がその表面を前記矩形フレームの表面とほぼ面一にしてビス止めによって取り付けられていることを特徴とする。
前記矩形フレーム10には、制振機構9が前記矩形フレーム10の表面から突出しないようにして取り付けられていることを特徴とする。
前記壁に矩形板状の断熱板45が前記孔40を覆うようにして該孔40の周囲の壁面に当接され、前記断熱板45は前記矩形フレーム10内に設けられている前記受材25に固定されていることを特徴とする。
前記断熱板45の周縁部裏面は、前記壁の表面に両面接着テープ46で密着されていることを特徴とする。
また、壁に矩形状の孔が形成されており、この孔に前記受材付き矩形フレームがその表面と壁の表面とがほぼ面一になるようにして嵌め込まれており、壁に矩形板状の断熱板が前記孔を覆うようにして該孔の周囲の壁面に当接され、前記断熱板は前記矩形フレーム内に設けられている前記受材に固定されているので、断熱板を受材を介して矩形フレームに確実に取り付けることができる。
本実施の形態の受材付き矩形フレーム10は、その内部に制振機構が取り付けられるものであり、左右一対の縦フレーム11,11と上下一対の横フレーム12,12とを矩形枠状に組立てて形成されたものである。
縦フレーム11の端部と横フレーム12の端部はピン結合されている。したがって、矩形フレーム10は左右方向に力が作用すると平行四辺形を形成するようにして変形可能となっている。なお、縦フレーム11、横フレーム12はアルミニウムまたはアルミニウムの合金で形成されている。
すなわち、前記縦フレーム11,11の内側板部11b,11bの上下方向略中央部にある取付部11cには、支持部8,8が対向して固定されている。
支持部8は長方形板状の2枚の支持板8a,8aによって構成されており、支持板8a,8aの一方の側部は、前記取付部11cを挟むようにして該取付部11cに固定されている。支持板8a,8a間には所定の間隔が設けられており、該2枚の支持板8a,8a間には、前記制振機構9を構成する振り子部材15の中央部が挿入されて支持されるようになっている。
振り子部材15は板状でかつ、縦長の八角形状に形成されており、長手方向を上下に向けて配置されている。振り子部材15の中央部の左半分は、一方の支持部8の支持板8a,8a間に挟まれており、右半分は他方の支持部8の支持板8a,8a間に挟まれている。なお、振り子部材15はアルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成されている。
前記一対の支持部8,8の先端部によって振り子部材15の長手方向中央部が支持されており、この振り子部材15は、地震等の振動によって矩形フレーム10が変形して一対の支持部8,8が変位した場合に、該一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振れるように構成されている。
すなわち、一方の支持部8の支持板8a,8aの先端中央部には孔が対向して形成されており、他方の支持部8の支持板8a,8aの先端中央部にも孔が対向して形成されている。一方、振り子部材15の中央部には、左右に離間して孔が形成されており、これら孔のうち左側の孔は左右に長い長孔となっている。
また、他方の支持部8の支持板8a,8aに形成された孔と、振り子部材15の中央部に形成された他方の孔とには、軸17が振り子部材15を回転可能とするように挿通されている。この軸17も先端部にねじ部を有するボルト17で形成されており、このボルト17は前記孔に挿通され、これら孔に挿通されたボルト17にはナットが螺合されている。
これによって、振り子部材15は、一対の支持部8,8によって軸17,17を介して支持されており、この振り子部材17は、地震等の振動によって一対の支持部8,8が変位した場合に、該一対の支持部8,8間の略中央部、言い換えれば、軸17,17間の中央部を中心として振れるように構成されている。
ボックス20の対向する内面にはそれぞれ粘弾性体21,21が接着剤等によって固着されている。これら粘弾性体21,21間には、プレート22が挿入されており、該プレート22の表面は前記粘弾性体21,21に固着されている。プレート22の一端部は、ボックス20より突出しており、この突出している一端部は、振り子部材15の端部に連結されている。
また、前記ボックス20の端面には、取付プレートが突出形成されている。そして、制振ボックス16は、ボックス20を横フレーム12の外周板部12aに設置したうえで、ボックス20の取付プレートを内側板部12b,12bにボルトによって連結することによって横フレーム12の略中央部に取り付けられている。
なお、制振ボックス16のボックス20、プレート22等はアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。
上記ような制振機構9は、矩形フレーム10の表面から突出しないようにして該矩形フレーム10に取り付けられている。つまり、支持部8,8、振り子部材15、制振ボックス16は矩形フレーム10内に取り付けられている。
すなわち、図1に示すように、縦フレーム11の取付部11cの長手方向略中央部には、上述したように、支持部8が取り付けられているが、取付部11cの長手方向両端部には、受材25,25が支持部8を挟むようにしてほぼ一直線上に取り付けられている。受材25は、図2に示すように、角柱状をなす上下に長尺なもので、その表面が矩形フレーム10の表面とほぼ面一となっており、裏面が取付部11cの平坦な表面に当接されている。そして、受材25は、図3に示すように、その表面からビス26を受材25を貫通して取付部11cにねじ込むことによって、取付部11cに取り付け固定されている。
ビス26をねじ込む場合、両受材25,25と取付部11cに下穴を形成したうえで行う。取付部11cに形成する下穴は貫通穴とする。
なお、受材25,25を取付部11cに取り付け固定する場合、双方の受材25,25の表面からそれぞれビス26,26をねじ込むことによって行ってもよい。
受材25は、図1に示すように、矩形フレーム10の表面側では、4本が上下左右にそれぞれ取り付けられ、裏面側でも同様に4本が上下左右にそれぞれ取り付けられている。つまり、矩形フレーム10に対して8本の受材25が上記のようにして取り付けられている。
すなわち、制振壁体35は、左右一対の上下に長尺な木質の構造材37,37と、これら構造材37,37の上端部間に設けられるとともに、これら構造材37,37に固定された木質の上壁部38と、構造材37,37の下端部間に設けられるとともに、構造材37,37に固定された木質の下壁部39と、前記一対の構造材37,37、上壁部38、下壁部39によって囲まれた部分に設けられ、これら一対の構造材37,37、上壁部38、下壁部39に固定された前記受材付き矩形フレームとによって構成されている。
つまり、構造材37,37、上壁部38、下壁部39とで構成された壁には、その中央部に、矩形状の孔40が形成されており、この孔40に、受材付き矩形フレームがその表面と壁(制振壁体35)の表面とがほぼ面一になるようにして嵌め込まれている。矩形フレーム10を構成する縦フレーム11は構造材37,37の内側を向く側面に接着剤や木ねじで固定され、上の横フレーム12は上壁部38の下端面に、下の横フレーム12は下壁部39の上端面に、それぞれ接着剤や木ねじで固定されている。
また、断熱板45を取り付ける場合は、図5に示すように、孔40の周囲の壁面に両面接着テープ46を貼り付けておき、この両面接着テープ46に断熱板45の周縁部裏面を貼り付ける。これによって、断熱板45の周縁部裏面は、制振壁体35の表面に両面接着テープ46で密着されている。
さらに、矩形フレーム10には、制振機構9が前記矩形フレーム10の表面から突出しないようにして取り付けられているので、該制振機構9は受材25の表面からも突出していないことになる。したがって、この受材25に断熱板45を制振機構9に干渉することなく容易に取り付けることができる。
加えて、制振壁体35に矩形板状の断熱板45が矩形状の孔40を覆うようにして該孔40の周囲の壁面に当接され、断熱板45は孔40に嵌め込まれている矩形フレーム10の受材25に固定されているので、断熱板45を受材25を介して矩形フレーム10に確実に取り付けることができる。
また、断熱板45の周縁部裏面が、制振壁体35の表面に両面接着テープ46で密着されているので、制振機構9が嵌め込まれた制振壁体35の矩形状の孔40を断熱板45によって確実に閉塞できる。
10 矩形フレーム
11b 突出フレーム
11c 取付部
25 受材
26 ビス
35 制振壁体(壁)
40 矩形状の孔
45 断熱板
46 両面接着テープ
Claims (4)
- アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された矩形状をなす矩形フレームが、その内側に向けて突出する板状の突出フレームを有して横断面略T字状に形成されており、
前記突出フレームに表面が平坦な取付部が形成されることによって、当該取付部が前記矩形フレームと一体的に形成されており、
前記取付部に木製の受材がその表面を前記矩形フレームの表面とほぼ面一にしてビス止めによって取り付けられていることを特徴とする受材付き矩形フレーム。 - 請求項1に記載の受材付き矩形フレームにおいて、
前記矩形フレームには、制振機構が前記矩形フレームの表面から突出しないようにして取り付けられていることを特徴とする受材付き矩形フレーム。 - 壁に矩形状の孔が形成されており、この孔に請求項2に記載の受材付き矩形フレームがその表面と前記壁の表面とがほぼ面一になるようにして嵌め込まれており、
前記壁に矩形板状の断熱板が前記孔を覆うようにして該孔の周囲の壁面に当接され、前記断熱板は前記矩形フレーム内に設けられている前記受材に固定されていることを特徴とする断熱板の取付構造。 - 請求項3に記載の断熱板の取付構造において、
前記断熱板の周縁部裏面は、前記壁の表面に両面接着テープで密着されていることを特徴とする断熱板の取付構造。
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