JP5133454B2 - 表示装置、表示方法及びそれを実行するためのプログラム - Google Patents

表示装置、表示方法及びそれを実行するためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、映像サムネイル一覧表示に関し、複数の映像を表示する際に、機器に負担なく、またユーザにストレスなく、サムネイル一覧表示するための表示装置、表示方法及びそれを実行するためのプログラムに関する。
映像の再生機器(プレーヤ)、録再機器(レコーダ)、あるいは、放送やネットワーク経由で取得される映像の録画・再生機能を有するPC等において、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)、SDメモリカード、HDD(Hard-Disk Drive)など記録媒体に記録された多数の映像を効率的に提示・管理する手段として、サムネイル表示が多く用いられている。
サムネイルとは映像の代わりに表示される映像を代表する小画像(通常は元の画像の縮小画像)を指し、サムネイル表示とは、複数映像のサムネイル(代表縮小画像)による一覧表示形式を指す。サムネイルは通常、静止画であるが、サムネイルを静止画でなく動画で表示する、いわゆる動画サムネイルも、機器の処理能力の向上に伴って徐々にみられつつある。表示機器の処理能力が十分なら、全てのサムネイルを動画表示することが原理的に可能である。
特許文献1には、画面上に表示されている複数の映像の表示状態の違いからユーザの関心度を推定し、関心度に応じて映像の表示品質の優先度を決定する。優先度に基づいて映像の表示仕様を変更することで、映像データの転送量または表示処理に係るデータ量を軽減することが記載されている。
図16に特許文献1の映像表示処理システムを示す概略構成図を示す。この映像情報処理システムは、映像をシステム内に取り込む映像入力部301と、取り込んだ映像を表示する表示装置200と、映像入力部301と表示装置200とを相互に接続して各種データを通信する通信ネットワーク300とから構成される。表示装置200は、送受信部201と、映像表示部204と、映像表示制御部205と、表示状態管理テーブル206と、関心度計測部207とから構成される。
映像表示制御部205は、表示された各映像の表示状態データを表示状態管理テーブル206に格納する。関心度計測部207は、その表示状態データに基づいて各映像のユーザ関心度を推定する。映像表示制御部205は、関心度が高い映像は高い表示品質で表示し、関心度の低い映像は表示品質を落して表示すべく各映像の表示仕様を変更し、映像入力部301に、送受信部201からネットワーク300を介して転送する。映像入力部301は、変更された表示仕様に基づいて入力映像データを圧縮するよう制御して、その映像データをネットワーク300を介して表示装置200に送信する。
すなわち、特許文献1の構成では、画面上の映像の表示状態から各映像の表示仕様を変更し、映像入力部301で映像データを圧縮し、映像データの転送量または表示処理に係るデータ量を軽減することを特徴とする。
特許文献2には、ビデオオンデマンド装置において、ビデオオンデマンド機能実行中に電話機能を実行する場合に、番組再生を一時停止し、電話機能によって番組が視聴不能になることを防止する。電話機能終了後には番組一時停止を解除し、停止位置から再生を再開することが記載されている。
特開平6−324662号公報 特開平7−327221号公報
特許文献2の技術では、映像を視聴しているとき、電話着信やメール着信等により視聴に割込みが入る場合があり、これらの割込みに対処する方法として、映像の視聴の中断もしくは終了がある。しかし、サムネイル表示を見ながら電話で友人とおしゃべりしたいというニーズもあり、電話着信しても、映像の再生を中断あるいは終了することなく再生することが求められる。
また、特許文献1の技術では、表示装置が通信ネットワークに接続され、ネット経由でデータが送信されるシステムでは、映像データの視聴中に、映像ストリームの受信等が発生し、表示装置に表示される映像が増えることが考えられる。こうなると、これら追加映像の処理のために機器に負荷がかかり、そのために現在視聴中の映像表示に影響が及ぶ可能性があるが、特許文献1ではそのような状況は想定していない。
さらに、特許文献1では、映像の表示仕様は表示装置側で決定するが、その仕様をネット経由で映像入力部に転送し、映像データを圧縮後、再度ネット経由で表示装置に送る構成になっており、表示装置側の処理のみで済ますことが求められる。
そこで、本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、視聴中の映像データとは異なる外的データが入力されても、現在視聴中の複数サムネイルの動画表示を中断あるいは終了することなく、再生を継続可能な表示装置、表示方法及びそれを実行するためのプログラムを提供するものである。
本発明は、映像データの表示品質を制御して表示させる表示装置であって、表示中の映像データとは別のデータの入力を検出するデータ検出手段と、表示中の映像データの表示に要している処理量と前記データの処理量とから前記表示装置の処理能力に与えるトータルの負荷を算出し、該負荷が予め設定した負荷レベルのどれに該当するかを推定する負荷推定手段と、前記負荷レベルに応じて、前記表示装置に表示される映像データのうちの少なくとも一部の表示品質を、前記表示装置の処理能力に見合ったものに変更する映像表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記別データは、映像データとは異なる外部から入力されるデータである外的データであることを特徴とする。この表示装置は、前記データ検出手段が前記外的データの受信を検知すると、前記外的データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延手段を更に備えることを特徴とする。
また、前記別データは、表示中の映像データに追加表示される別映像データであることを特徴とする。この表示装置は、前記データ検出手段が前記別映像データの受信を検知すると、前記別映像データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明は、映像データの表示品質を制御して表示させる表示装置であって、表示中の映像データに追加して表示される追加映像データの入力を検知する映像検出手段と、表示中の映像データとは異なる外部から入力されるデータである外的データの入力を検知する外的データ検出手段と、表示中の映像データの表示に要している処理量と前記追加映像データあるいは/かつ前記外的データの処理量とから前記表示装置の処理能力に与えるトータルの負荷を算出し、該負荷が予め設定した負荷レベルのどれに該当するかを推定する負荷推定手段と、前記負荷レベルに応じて、前記表示装置に表示される映像データのうちの少なくとも一部の表示品質を、前記表示装置の処理能力に見合ったものに変更する映像表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
この表示装置は、前記映像検出手段が前記追加映像データの入力を検知した場合、前記追加映像データの表示を所定の時間だけ遅延させる表示遅延手段と、
前記外的データ検出手段が前記外的データの受信を検知した場合、前記外的データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延手段と、
を更に備えることを特徴とする
また、本発明の表示装置は、前記映像表示制御手段が、前記負荷レベルに応じて、リアルタイム再生、スロー再生、スキップ再生に切り替えて表示品質を変更することを特徴とする。
また、本発明の表示装置は、前記映像表示制御手段が、前記負荷レベルに応じて、画質劣化が許容できる範囲で、映像のフレームレートかつ/あるいは解像度を下げる、かつ/あるいは圧縮度をあげる、かつ/あるいは前記表示装置が符号化された映像データに復号処理を行って表示を行う場合は復号処理を簡略化することで表示品質を変更することを特徴とする。
また、本発明の表示装置は、前記映像表示制御手段が、表示されるすべての映像データの表示品質を同時に切り替えもよいし、カーソルが当たっている映像、画面中央に表示されている映像、あるいはユーザ操作により選択されている映像のユーザが注目している映像以外の映像に対して表示品質を変更してもよいし、前記別映像データあるいは前記追加映像データに対してのみ表示品質の変更を行ってもよい。
また、本発明の表示装置は、前記映像表示制御手段が、遅延の間にユーザに映像データの表示品質が変わることを予告する機能を有することを特徴とする。
本発明は、映像データの表示品質を制御して表示装置に表示させる表示方法であって、表示中の映像データとは別のデータの入力を検出するデータ検出ステップと、表示中の映像データの表示に要している処理量と前記データの処理量とから前記表示装置の処理能力に与えるトータルの負荷を推定する負荷推定ステップと、前記負荷レベルに応じて、前記表示装置に表示される映像データのうちの少なくとも一部の表示品質を、前記表示装置の処理能力に見合ったものに変更する映像表示制御ステップと、を備えることを特徴とする。
ここで、前記別データは、映像データとは異なる外部から入力されるデータである外的データであることを特徴とする。この表示方法は、前記データ検出ステップにおいて、前記外的データの受信を検知すると、前記外的データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延ステップを更に備えることを特徴とする。
また、前記別データは、表示中の映像データに追加表示される別映像データであることを特徴とする。この表示方法は、前記データ検出ステップにおいて、前記別映像データの受信を検知すると、前記別映像データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延ステップを更に備えることを特徴とする。
また本発明は、像データの表示品質を制御して表示させる表示方法であって、表示中の映像データに追加して表示される追加映像データの入力を検知する映像検出ステップと、表示中の映像データとは異なる外部から入力されるデータである外的データの入力を検知する外的データ検出ステップと、表示中の映像データの表示に要している処理量と前記追加映像データあるいは/かつ前記外的データの処理量とから前記表示装置の処理能力に与えるトータルの負荷を算出し、該負荷が予め設定した負荷レベルのどれに該当するかを推定する負荷推定ステップと、前記負荷レベルに応じて、前記表示装置に表示される映像データのうちの少なくとも一部の表示品質を、前記表示装置の処理能力に見合ったものに変更する映像表示制御ステップと、を備えることを特徴とする。
この表示方法は、前記映像検出ステップにおいて、前記追加映像データの入力を検知した場合、前記追加映像データの表示を所定の時間だけ遅延させる表示遅延ステップと、前記外的データ検出ステップにおいて、前記外的データの受信を検知した場合、前記外的データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延ステップと、を更に備えることを特徴とする。
また、本発明の表示方法は、前記映像表示制御ステップにおいて、前記負荷レベルに応じて、リアルタイム再生、スロー再生、スキップ再生に切り替えて表示品質を変更することを特徴とする。
また、本発明の表示方法は、前記映像表示制御ステップにおいて、前記負荷レベルに応じて、画質劣化が許容できる範囲で、映像のフレームレートかつ/あるいは解像度を下げる、かつ/あるいは圧縮度をあげる、かつ/あるいは前記表示装置が符号化された映像データに復号処理を行って表示を行う場合は復号処理を簡略化することで表示品質を変更することを特徴とする。
また、本発明の表示方法は、前記映像表示制御ステップにおいて、表示されるすべての映像データの表示品質を同時に切り替えてもよいし、カーソルが当たっている映像、画面中央に表示されている映像、あるいはユーザ操作により選択されている映像のユーザが注目している映像以外の映像に対して表示品質を変更してもよいし、前記別映像データあるいは前記追加映像に対してのみ表示品質の変更を行ってもよい。
また、本発明の表示方法は、前記映像表示制御ステップにおいて、遅延の間にユーザに映像データの表示品質が変わることを予告する機能を有することを特徴とする。
本発明は、コンピュータに、前記表示方法を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、電話着信等の外的データを受信しても、追加映像が入力されても、現在視聴中の複数映像の再生を中断あるいは終了することなく再生を継続でき、ユーザはストレスなく機器を操作できる。
また、外的データおよび追加映像の受信状態に合せて表示装置の複数映像の表示品質を変更することで、機器の処理能力に対して効率的な複数映像の表示を可能にする。
また、実際の外的データおよび追加映像の処理を所定の時間遅延させ、その間に(CPU負荷が増大する前に)表示装置の映像の表示品質を変更することで、機器の処理能力に見合った複数映像表示を可能にする。
さらに映像あるいは外的データが複数映像表示に与える負荷レベルに応じて、複数映像の再生を、リアルタイム(実時間)再生、スロー再生、スキップ再生に切り替えることで、機器の処理能力に見合った複数映像表示を可能にする。
第1の実施形態における表示装置のブロック構成図である。 映像表示部におけるサムネイル表示例を示す説明図である。 第1の実施形態における表示装置の処理手順を示すフローチャートである。 表示品質管理テーブルの一例を示す説明図である。 第2の実施形態における表示装置のブロック構成図である。 第2の実施形態における表示装置の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態における表示装置のブロック構成図である。 映像が追加された時の表示例を示す説明図である。 第3の実施形態における表示装置の処理手順を示すフローチャートである。 第4の実施形態における表示装置のブロック構成図である。 第4の実施形態における表示装置の処理手順を示すフローチャートである。 第5の実施形態における表示装置のブロック構成図である。 第5の実施形態における表示装置の処理手順を示すフローチャートである。 第6の実施形態における表示装置のブロック構成図である。 第6の実施形態における表示装置の処理手順を示すフローチャートである。 従来技術(特許文献1)の映像情報処理システムの概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
実施の形態として、ここでは表示装置つき携帯電話等の通信機器に適用して構成した表示装置1を例に説明する。本願の構成を図1に示す。表示装置1は、表示品質制御部2、外的データ出力部3、映像表示部4、並びに、映像蓄積部5を備えて構成される。表示品質制御部2は、外的データ検出部6と、負荷推定部7と、映像表示制御部8とから構成される。この図をもとに、表示装置1を構成する各部について説明する。
本実施形態に係る表示装置1は、一覧表示されるサムネイルを動画表示する、いわゆる動画サムネイル表示において、例えば、表示映像データとは異なる電話やメール等の外的データが入力されたときに、画面に表示している複数の映像が中断あるいは終了することなく、表示され続けることを可能にするために、表示品質制御部(表示品質制御手段)2を有することを特徴とする。以下に、表示品質制御部2の機能を詳しく説明する。
(表示品質制御部の機能)
外的データ検出部(外的データ検出手段)6は、通信機能を介して表示装置1に電話やメールの着信等の外的データがネットワーク10から入力されるのを検出する。例えば、電話の着信を検出した時に着信検出信号を負荷推定部7へ送る。
負荷推定部(負荷推定手段)7は、外的データ着信検出信号を受けると、その外的データに係る処理が複数映像の表示に与える負荷レベルを推定する。このときの負荷は、複数の映像表示に要している処理量と外的データの処理量、及び表示装置1の電池残量とから推定される表示装置1のCPU(図示せず)へのトータルな負荷とする。
映像表示制御部(映像表示制御手段)8は、負荷推定部(負荷推定手段)7が推定した負荷レベルに応じて、表示装置1に表示されている全映像の表示品質を決定し、映像表示部4で画面に表示される各サムネイル映像の再生(符号化データの場合、復号処理を含む)と、サムネイルの画面上への配置とを制御する。たとえば負荷レベルが大きくなると、映像のフレームレートや解像度を落としたり、圧縮度を上げたり、復号処理を簡略化したりする。復号処理の簡略化方式としては、動き補償簡略化、デブロッキングフィルタ省略、フレームスキップなどがある。本実施形態では、負荷推定部7により推定された負荷レベルに応じて、映像の表示品質をリアルタイム(実時間)再生、スロー再生、スキップ再生のいずれかに決定し、それぞれに必要な再生処理と配置とを制御することを特徴とする。詳細は後述する。
映像表示制御部(映像表示制御手段)8は、また、表示品質の変更を、ユーザが注目している映像以外の映像に対してのみ行うようにしてもよい。ユーザが注目している映像とは、たとえば、表示装置1上でカーソル等があたっている映像や、表示装置1の画面中央に表示されている映像、あるいはユーザ操作により選択された映像である。
映像表示部(映像表示手段)4は、例えば液晶パネルによって構成され、映像蓄積部5の映像、あるいは、図示しないが、表示装置1に接続した外部メモリ内の映像やネットワーク10を介して配信される映像を、映像表示制御部8で決定した映像品質及び配置でサムネイル表示する。図2は表示装置1の映像表示部4に複数映像(サムネイル)が表示されている例を示す図である。本例では4枚の映像11が表示されている。これら複数映像11が電話やメール等の着信時も消えることなく、表示され続ける。
外的データ出力部(外的データ出力手段)3は、外的データ検出部6が検出した外的データの処理、たとえば電話着信のベルを鳴らす等の処理を実行する。
本実施形態ではサムネイル映像の表示制御機能について説明するが、実際の表示装置では、サムネイル映像以外にも、たとえば一つの映像を再生したり、あるいは3次元映像、写真等の静止画を表示したりということも起こり得ることから、このような映像の表示(再生)中においても、本実施形態の機能が適応可能であることは言うまでもない。この点は、他の実施形態についても同様である。
(表示品質制御部の処理フロー)
次に、表示装置1での処理フローを説明する。図3は第1の実施形態における表示装置1の処理手順を示すフローチャートである。
ユーザが表示装置1で図2に示す表示例の複数映像(サムネイル)閲覧をしているものとする。このとき外的データ検出部6は検出の待機状態にある(ステップS1:以降ステップを省略する)。外的データ検出部6が、電話着信等の外的データを検出すると(S1のYES)、着信検出信号を負荷推定部7へ送る。負荷推定部7は、外的データ着信検出信号を受けると、外的データに係る処理が表示装置1の複数映像の表示に与える負荷レベルを推定する(S2)。映像表示制御部8は、負荷推定部7が推定した負荷レベルに応じて、映像の表示品質を決定し、映像表示部4で表示される映像を制御する(S3)。映像表示部4は、映像表示制御部8で制御された映像品質で複数映像を表示し(S4)、処理を終了する。
(映像表示制御)
次に、映像表示制御の方法を説明する。
映像表示制御部(映像表示制御手段)8は、負荷推定部(負荷推定手段)7が推定した負荷レベルに応じて、映像の表示品質を決定し、映像表示部で画面に表示される各サムネイル映像の再生(符号化データの場合、復号処理を含む)と、サムネイルの画面上への配置とを制御する。ここでは、負荷推定部7により推定された負荷レベルに応じて、映像の表示品質をリアルタイム(実時間)再生、スロー再生、スキップ再生のいずれかに決定し、それぞれに必要な再生処理と配置とを制御する方法を説明する。
ユーザが表示装置1で図2に示す表示例の複数映像閲覧をしているものとする。このとき、外的データである電話着信があったとすると、表示装置1のCPUは複数映像11の表示と電話機能の両方を処理する必要がある。さらに、表示装置1が携帯電話のように電池駆動である場合は、電池容量によってもCPUの負荷が左右される。
そこで、負荷推定部7は、現在表示されている複数の映像表示に要している処理量と外的データを実行するのに必要な処理量、及び表示装置の電池残量などから、表示装置1のCPUにかかる負荷レベルを推定する。
映像表示制御部(映像表示制御手段)8は、図4に示すような表示品質管理テーブル15を備えており、負荷推定部(負荷推定手段)7が推定した負荷レベル16に応じて映像品質レベル17をリアルタイム(実時間)再生、スロー再生、スキップ再生のいずれかに決定する。
ここで「負荷小」とは負荷レベルが小さいため映像再生への影響が少ないと判断された場合であり、したがって、それまでユーザが閲覧していた映像の品質を変えることなくリアルタイム(実時間)再生する。「負荷中」とは映像再生への影響が中程度あると判断された場合であり、したがって、それまでユーザが閲覧していた映像の品質をスロー再生、たとえば1/2倍速で再生するよう制御する。「負荷大」とは、複数映像再生への影響が大きいと判断された場合であり、この場合は、それまでユーザが閲覧していた映像の品質をスキップ再生、たとえばIピクチャのみを再生するよう制御する。
なお本実施形態では負荷レベルが大きくなるに従って映像品質をリアルタイム再生→スロー再生→スキップ再生の順で変更するようにしているが、これは複数映像再生に対して視聴者の主観評価実験を行った結果、ユーザの許容度がこの順になったことに基づいている。ただし、映像品質の種類も変更順序もこの限りではない。
本実施形態では,視聴中の映像データとは異なる外的データが入力されたときの表示制御機能について説明したが、当該外的データの入力が終了した(例えば、電話を切るなど)ことも,図1に示す外的データ検出部6が検出し、図3のフローチャートに従って、その時点での最適な映像品質で映像が表示される(すなわち外的データ入力前の表示品質に戻る)ことは言うまでもない。この点は、他の実施形態についても同様である。
このように、第1の実施形態では、外的データを受信したとき、表示装置にかかる処理負荷を推定し、映像の表示品質を変更することで、表示装置の処理負荷を軽減するとともに、映像再生が中断あるいは終了することなく、表示され続けることを可能にする。
<第2の実施形態>
第2の実施形態の表示装置の構成を図5に示す。表示装置21は、表示品質制御部22、外的データ出力部23、映像表示部24、並びに、映像蓄積部25を備えて構成される。表示品質制御部22は、外的データ検出部26と、負荷推定部27と、映像表示制御部28と、処理遅延部29とから構成される。
第2の実施形態の表示装置21では、第1の実施形態の構成に加えて、表示品質制御部22に処理遅延部(処理遅延手段)29を備えることを特徴とする。これにより、実際の外的データ処理(電話の呼び出し音を鳴らすなど)を所定の時間遅延させ、その間に(CPU負荷が増大する前に)表示装置21に表示されている映像の表示品質を変更することで、機器の処理能力に見合った複数映像表示を可能にする。
以下に、第2の実施形態における表示品質制御部22の機能を詳しく説明する。
(表示品質制御部の機能)
外的データ検出部(外的データ検出手段)26は、通信機能を介して表示装置21に電話やメールの着信等の外的データが入力されるのを検出する。例えば、電話の着信を検出した時に着信検出信号を処理遅延部29と負荷推定部27へ送る。
処理遅延部(処理遅延手段)29は、外的データ着信検出信号を受けると、検出された外的データの処理、たとえば電話着信処理(呼び出し音を鳴らすなど)を所定の時間、遅延させる。遅延時間は予め設定してもよいし、あるいは下記に示す映像表示部24に映像が表示されるまで遅延させるようにしてもよい。
負荷推定部(負荷推定手段)27は、外的データ着信検出信号を受けると、その外的データに係る処理が複数映像の表示に与える負荷レベルを推定する。このときの負荷は、複数の映像表示に要している処理量と外的データの処理量、及び表示装置21の電池残量とから推定される表示装置21のCPUへのトータルな負荷とする。
映像表示制御部(映像表示制御手段)28は、負荷推定部(負荷推定手段)27が推定した負荷レベルに応じて、映像の表示品質を決定し、映像表示部24で画面に表示される各サムネイル映像の再生(符号化データの場合、復号処理を含む)と、サムネイルの画面上への配置とを制御する。たとえば負荷レベルが大きくなると、映像のフレームレートや解像度を落としたり、圧縮度を上げたり、復号処理を簡略化したりする。復号処理の簡略化方式としては、動き補償簡略化、デブロッキングフィルタ省略、フレームスキップなどがある。本実施形態では、負荷推定部27により推定された負荷レベルに応じて、映像の表示品質をリアルタイム(実時間)再生、スロー再生、スキップ再生のいずれかに決定し、それぞれに必要な再生処理と配置とを制御することを特徴とする。詳細は第1の実施形態と同じである。
映像表示制御部(映像表示制御手段)28は、また、処理遅延後にすべての複数映像が同時にその表示品質に切り替えわるよう、表示タイミング制御機能を有するようにしてもよい。
映像表示制御部(映像表示制御手段)28は、また、表示品質の変更を、ユーザが注目している映像以外の映像に対してのみ行うようにしてもよい。ユーザが注目している映像とは、たとえば、表示装置上でカーソル等があたっている映像や、表示装置の画面中央に表示されている映像、あるいはユーザ操作により選択された映像である。
さらに映像表示制御部(映像表示制御手段)28は、処理遅延の間にユーザに映像の表示品質が変わることを予告する機能を有するようにしてもよい。たとえば、表示品質を変更する前に、表示品質が変更される映像周辺にテキスト(文字)を表示したり、表示品質が変更される映像の枠を光らせる等の映像エフェクトを表示したりすることでユーザに予告する。
映像表示部(映像表示手段)24は、例えば液晶パネルによって構成され、映像蓄積部25の映像や、あるいは、図示しないが、表示装置21に接続した外部メモリ内の映像やネットワーク30を介して配信される映像を、映像表示制御部28で決定した映像品質及び配置でサムネイル表示する。
外的データ出力部(外的データ出力手段)23は、処理遅延部29で遅延されていた外的データの処理、たとえば電話着信のベルを鳴らす等の処理を実行する。
(表示品質制御の処理フロー)
次に、第2の実施形態における表示装置21での処理フローを説明する。図6は第2の実施形態における表示装置21の処理手順を示すフローチャートである。
ユーザが表示装置21で図2に示す表示例の複数映像閲覧をしているものとする。このとき外的データ検出部26は検出の待機状態にある(S11)。外的データ検出部が電話着信等の外的データを検出すると(S11のYES)、着信検出信号を処理遅延部29と負荷推定部27へ送る。処理遅延部29は、外的データ着信検出信号を受けると、電話着信処理(呼び出し音を鳴らすなど)を所定の時間だけ遅延させる(S12)。負荷推定部27は、外的データ着信検出信号を受けると、外的データに係る処理が表示装置の複数映像の表示に与える負荷レベルを推定する(S13)。なお、この処理フローでは、処理遅延を行なってから負荷レベルの推定を行なっているが、負荷レベルの推定を行なってから処理遅延を行なってもよいし、同時に処理を行なってもよい。
映像表示制御部28は、負荷推定部27が推定した負荷レベルに応じて、映像の表示品質を決定し、映像表示部24で表示される映像を制御する(S14)。映像表示部24は、映像表示制御部28で制御された映像品質で複数映像を表示する(S15)。外的データ出力部23は、所定の時間経過後、電話着信処理(呼び出し音を鳴らすなど)等外的データの処理を実行し(S16)、処理を終了する。
なお、本処理フローでは、S12の処理遅延を所定の時間に設定するとし、S16の処理実行は所定の時間経過後、とした。しかしながら、S12の処理遅延の時間を設定せずに、図6には図示しないが、S13において負荷推定部27が推定した負荷レベルに応じて遅延時間を決定するようにしてもよいし、あるいはまた、S15における映像表示が終了したか否かを判定するフローを設けて、映像表示が終了したらS16の処理実行に移るようにしてもよい。
このように、第2の実施形態では、外的データの処理遅延部29を備えることで、電話着信処理(呼び出し音を鳴らすなど)等を所定の時間遅延させ、その間に(CPU負荷が増大する前に)映像の表示品質を変更することで、機器の処理能力に見合った複数映像表示を可能にする。
<第3の実施形態>
以下、実施の形態として、第1の実施形態と同じく、表示装置つき携帯電話等の通信機器に適用して構成した表示装置31を例に説明する。本願の構成を図7に示し、この図をもとに、表示装置31を構成する各部について説明する。
表示装置31は、表示品質制御部32、映像表示部34、並びに、映像蓄積部35を備えて構成される。表示品質制御部32は、映像検出部36と、負荷推定部37と、映像表示制御部38とから構成される。
第3の実施形態では、図7に示すように、表示装置31に内蔵の映像蓄積部35のみならず、表示装置31にビデオサーバー41から複数の映像をネット配信できるようになっており、現在映像が表示されている表示装置31に、映像蓄積部35あるいは/かつビデオサーバー41から映像データが追加されたとき、表示装置31の表示処理能力を超えないように、現在表示中の映像及び追加される映像の表示品質を変更するよう制御することを目的とする。なお、図7には図示しないが、表示装置31に接続された外部メモリ内の映像を取り込めるようにしてもよい。
(表示品質制御部の機能)
映像検出部(映像検出手段)36は、映像蓄積部35やビデオサーバー41からネットワーク40を介して映像データが入力されるのを検出し、検出信号を負荷推定部37へ送る。
負荷推定部(負荷推定手段)37は、映像着信検出信号を受けると、その追加映像の表示にかかる処理が現在再生中の映像の表示に与える負荷レベルを推定する。このときの負荷は、現映像表示に要している処理量と追加映像の表示に要する処理量、及び表示装置31の電池残量とから推定される表示装置31のCPUへのトータルな負荷とする。たとえば、3つの映像を表示している時に、別の3つの映像を受信した場合、合計6つの映像再生処理に要する処理量、及び表示装置31の電池残量などから、表示装置31のCPUの負荷レベルを推定する。なお、複数の映像表示に要する処理量は、画面に表示される映像の個数や各映像の大きさ、フレームレート数、解像度等に依存する。
映像表示制御部(映像表示制御手段)38は、負荷推定部(負荷推定手段)37が推定した負荷レベルに応じて、全映像(現在表示されている映像と追加される映像)の表示品質を決定し、映像表示部で画面に表示される各サムネイル映像の再生(符号化データの場合、復号処理を含む)と、サムネイルの画面上への配置とを制御する。たとえば負荷レベルが大きくなると、全映像のフレームレートや解像度を落としたり、圧縮度を上げたり、復号処理を簡略化したりする。復号処理の簡略化方式としては、動き補償簡略化、デブロッキングフィルタ省略、フレームスキップなどがある。第3の実施形態では、第1の実施形態と同じく、図4に示すような表示品質管理テーブル15を備えており、負荷推定部(負荷推定手段)37が推定した負荷レベル16に応じて映像品質レベル17をリアルタイム(実時間)再生、スロー再生、スキップ再生のいずれかに決定するものとする。
ここで「負荷小」とは、たとえば追加入力される映像がワンセグ等の低画質映像のように、負荷レベルが小さいため映像再生への影響が少ないと判断された場合であり、したがって、それまでユーザが閲覧していた映像の品質を変えることなくリアルタイム(実時間)再生する。「負荷中」とは映像再生への影響が中程度あると判断された場合であり、したがって、それまでユーザが閲覧していた映像の品質をスロー再生、たとえば1/2倍速で再生するよう制御することで、負荷を1/2に軽減する。「負荷大」とは、たとえば、高画素/高フレームレートの映像のように、複数映像再生への影響が大きいと判断された場合であり、この場合は、それまでユーザが閲覧していた映像の品質をスキップ再生、たとえばIピクチャのみを再生するよう制御することで、負荷を数十分の1に軽減する。
映像表示制御部(映像表示制御手段)38は、また、表示品質の変更を、ユーザが注目している映像以外の映像に対してのみ実行する機能を有するようにしてもよい。ユーザが注目している映像とは、たとえば、表示装置31上でカーソル等があたっている映像や、表示装置の画面中央に表示されている映像、あるいはユーザ操作により選択された映像である。
さらに映像表示制御部(映像表示制御手段)38は、表示品質の変更を、追加映像に対してのみ実行する機能を有するようにしてもよい。たとえば図8Aに示すように、映像表示部34に、3つの映像45が表示されている。この映像45に加えて、3つの映像46が追加され、図8Bになるとき、下段3つが追加映像46とすると、下段3つの映像46の表示品質のみ変更される。
映像表示部(映像表示手段)34は、例えば液晶パネルによって構成され、全映像(現在表示されている映像と追加される映像)を、映像表示制御部38で決定した映像品質及び配置でサムネイル表示する。
(表示品質制御部の処理フロー)
図8に示すように3つの映像を再生しているときに、映像検出部が3つの映像を検出した場合についての表示装置31の処理を図9のフローチャートで説明する。
ユーザが表示装置31で、たとえば図8Aに示す表示例のように、3つの映像を閲覧しているものとする。このとき、映像検出部36がネットワーク40を介して3つの映像データの配信を検出すると(S21のYES)、検出信号を負荷推定部37へ送る。負荷推定部37は、映像検出信号を受けると、現映像3つと追加映像3つの計6つの映像再生に係る処理が表示装置31の映像表示に与える負荷レベルを推定する(S22)。
映像表示制御部38は、負荷推定部37が推定した負荷レベルに応じて、映像の表示品質と配置を決定し、映像表示部34で表示される映像を制御する(S23)。ここで、表示品質は、たとえば負荷レベルが「中」と判定された場合は、「スロー再生」となり、配置は、たとえば、図8Bの表示例に示すような配置となる。映像表示部34は、映像表示制御部38で制御された映像品質と配置で6つの映像を表示し(S24)、処理を終了する。
本フローでは、図8Bの表示例の映像45,46すべてがスロー再生されることになる。なお、本実施形態では映像品質を「リアルタイム(実時間)再生」「スロー再生」「スキップ再生」として説明したが、もちろん、この限りではない。負荷レベルが大きくなると、全映像のフレームレートや解像度を落としたり、圧縮度を上げたり、あるいは映像の大きさを小さくしたりすることでもよい。また、前述したように、ユーザが注目している以外の映像や追加映像に対してだけ、映像品質の変更を実行するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、視聴中の映像とは別の映像が入力されたときの表示制御機能について説明したが、表示されている複数映像の一部が終了するなどして、映像数が減少(例えば、図8Bの表示例のような6つの映像から図8Aの表示例のような3つの映像に減少)したことも、図7に示す映像検出部36が検出し、図9のフローチャートに従って、その時点での最適な映像品質で映像が表示されることは言うまでもない。この点は、他の実施形態についても同様である。
この処理により、表示する映像が増えることで機器の処理能力に係る負荷が増大することが予測される場合、表示装置31の処理能力を超えないように、現在表示中の映像及び追加される映像の表示品質を変更することで、複数映像を中断あるいは終了することなく、表示し続けることを可能にする。
<第4の実施形態>
第4の実施形態の表示装置の構成を図10に示す。表示装置51は、表示品質制御部52、映像表示部54、並びに、映像蓄積部55を備えて構成される。表示品質制御部52は、映像検出部56と、負荷推定部57と、映像表示制御部58と、表示遅延部59とから構成される。
第4の実施形態は、図10に示すように、第3の実施形態の構成に加えて、表示遅延部(表示遅延手段)59を備えることを特徴とする。これにより、ネット配信される映像データや映像蓄積部55からの映像データを検出すると、該映像の表示を所定時間、遅延させ、その間に、映像数が増加することで表示装置51のCPUにかかる負荷を推定し、映像表示の品質と配置を制御することで、表示する映像が増えても映像再生が中断あるいは終了することなく、表示され続けることを可能にする。
以下、図10をもとに、表示装置51を構成する各部について説明する。
(表示品質制御部の機能)
映像検出部(映像検出手段)56は、映像蓄積部やビデオサーバーからネットワークを介して映像データが入力されるのを検出し、検出信号を負荷推定部57と表示遅延部59へ送る。表示遅延部(表示遅延手段)59は、映像着信検出信号を受けると、検出された映像の処理、すなわち、映像の表示(再生)を所定の時間、遅延させる。
負荷推定部(負荷推定手段)57は、映像着信検出信号を受けると、その映像に係る処理が現在再生中の複数映像の表示に与える負荷レベルを推定する。このときの負荷は、現映像表示に要している処理量と映像データに係る処理量、及び表示装置51の電池残量とから推定される表示装置51のCPUへのトータルな負荷とする。たとえば、3つの映像を表示している時に、別の3つの映像を受信した場合、合計6つの映像再生処理に係る処理量、及び表示装置51の電池残量などから、CPUの負荷レベルを推定する。なお、複数の映像表示に要する処理量は、画面に表示される映像の個数や各映像の大きさ、フレームレート数、解像度等に依存する。
映像表示制御部(映像表示制御手段)58は、負荷推定部(負荷推定手段)57が推定した負荷レベルに応じて、全映像(現在表示されている映像と追加表示される映像)の表示品質を決定し、映像表示部54で画面に表示される各サムネイル映像の再生(符号化データの場合、復号処理を含む)と、サムネイルの画面上への配置とを制御する。たとえば負荷レベルが大きくなると、全映像のフレームレートや解像度を落としたり、圧縮度を上げたり、復号処理を簡略化したりする。復号処理の簡略化方式としては、動き補償簡略化、デブロッキングフィルタ省略、フレームスキップなどがある。第1の実施形態と同じく、図4に示すような表示品質管理テーブルを備えており、負荷推定部(負荷推定手段)が推定した負荷レベルに応じて映像品質レベルをリアルタイム(実時間)再生、スロー再生、スキップ再生のいずれか決定するものとする。詳細は第3の実施形態と同じである。
映像表示制御部(映像表示制御手段)58は、また、表示遅延後にすべての複数映像が同時にその表示品質に切り替えわるよう、表示タイミング制御機能を有するようにしてもよい。
映像表示制御部(映像表示制御手段)58は、また、表示品質の変更を、ユーザが注目している映像以外の映像に対してのみ行うようにしてもよい。ユーザが注目している映像とは、たとえば、表示装置51上でカーソル等があたっている映像や、表示装置51の画面中央に表示されている映像、あるいはユーザ操作により選択された映像である。
映像表示制御部(映像表示制御手段)58は、また、表示品質の変更を、追加映像に対してのみ実行する機能を有するようにしてもよい。
さらに映像表示制御部(映像表示制御手段)58は、表示遅延の間にユーザに映像の表示品質が変わることを予告する機能を有するようにしてもよい。
映像表示部(映像表示手段)54は、例えば液晶パネルによって構成され、ネット配信される映像と現在表示されている映像を、所定の(遅延)時間後、映像表示制御部58で決定した映像品質及び配置でサムネイル表示する。
(表示品質制御の処理フロー)
ここで、3つの映像を再生しているときに、映像検出部56が3つの映像を検出した場合についての表示装置51の処理をフローチャート図11で説明する。
ユーザが表示装置51で、たとえば図8Aに示す表示例のように、3つの映像を閲覧しているものとする。このとき、映像検出部56がビデオサーバー61によるネットワーク60を介しての3つの映像データの配信を検出すると(S31のYES)、着信検出信号を負荷推定部57と表示遅延部59へ送る。表示遅延部59は、映像着信検出信号を受けると、当該映像の表示を所定の時間、遅延させる(S32)。負荷推定部57は、映像着信検出信号を受けると、現映像3つと映像3つの計6つの映像再生に係る処理が表示装置51の映像表示に与える負荷レベルを推定する(S33)。なお、この処理フローでは、表示遅延を行なってから負荷レベルの推定を行なっているが、負荷レベルの推定を行なってから表示遅延を行なってもよいし、同時に処理を行なってもよい。
映像表示制御部58は、負荷推定部57が推定した負荷レベルに応じて、映像の表示品質と配置を決定し、映像表示部54で表示される映像を制御する(S34)。ここで、表示品質は、たとえば負荷レベルが「中」と判定された場合は、「スロー再生」となり、配置は、たとえば、図8Bの表示例に示すような配置となる。映像表示部54は、所定の時間経過後、映像表示制御部で制御された映像品質と配置で6つの映像を表示し(S35)、処理を終了する。
なお、本処理フローでは、S32の表示遅延を所定の時間に設定するとし、S35の表示実行は所定の時間経過後、とした。しかしながら、S32の処理遅延の時間を設定せずに、図11には図示しないが、S33において負荷推定部57が推定した負荷レベルに応じて遅延時間を決定するようにしてもよいし、あるいはまた、S34における映像品質が決定したか否かを判定するフローを設けて、映像品質が決定したらS35の表示実行に移るようにしてもよい。
このように、第4の実施形態では、追加映像の表示遅延部59を備えることでネット配信される映像や映像蓄積部55から選択される映像の表示を所定の時間、遅延させ、その間に(CPU負荷が増大する前に)映像の表示品質を変更することで、機器の処理能力に見合った複数映像表示を可能にし、映像を中断あるいは終了することなく、表示し続けることを可能にする。
<第5の実施形態>
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。実施の形態として、第1及び第2の実施形態と同じく、携帯電話装置等の通信機器に適用して構成した表示装置71(図12)をもとに、各部について説明する。
表示装置71は、表示品質制御部72、外的データ出力部73、映像表示部74、並びに映像蓄積部75を備えて構成される。表示品質制御部72は、外的データ検出部76と、映像検出部86と、負荷推定部77と、映像表示制御部78とから構成される。
第5の実施形態は、第1の実施形態と第3の実施形態を共存させたものであり、電話やメールの着信などの外的データと、表示装置71に内蔵した映像蓄積部75やネット配信される映像の両方を処理することを可能にする。
これにより、一画面に複数の映像を表示しているときに、電話着信等の外的データに加え、映像蓄積部75やネットワーク80を介してビデオサーバー81からの映像データを受信したときにも、映像再生が中断あるいは終了することなく、表示され続けることを可能にする。
表示品質制御部72における負荷推定部77は、第1の実施形態で説明した外的データと第2の実施形態で説明した映像の両方の処理に係る負荷を推定し、映像表示制御部78は、電話着信等の外的データが入力されたとき、あるいは/かつ、現在表示中の映像にさらに映像蓄積部75あるいは/かつビデオサーバー81から映像データが追加されたとき、表示装置71の処理能力を超えないように、画面に表示される映像の表示品質を変更するよう制御し、複数の映像再生が中断あるいは終了することなく、表示され続けることを可能にする。
(表示品質制御部の機能)
外的データ検出部(外的データ検出手段)76は、通信機能を介して表示装置71に電話やメールの着信等の外的データが入力されるのを検出し、検出信号を負荷推定部77へ送る。映像検出部(映像検出手段)86は、映像蓄積部75やビデオサーバー81から複数の映像がネット配信されるのを検出し、検出信号を負荷推定部77へ送る。負荷推定部(負荷推定手段)77は、外的データあるいは/かつ映像データの着信検出信号を受けると、その外的データあるいは/かつ映像データに係る処理が現在再生中の複数映像の表示に与える負荷レベルを推定する。このときの負荷は、現映像表示に要している処理量と外的データあるいは/かつ映像データに係る処理量、及び表示装置71の電池残量とから推定される表示装置71のCPUへのトータルな負荷とする。
映像表示制御部(映像表示制御手段)78は、負荷推定部(負荷推定手段)77が推定した負荷レベルに応じて、全映像(現在表示されている映像と追加される映像)の表示品質を決定し、映像表示部74で画面に表示される各サムネイル映像の再生(符号化データの場合、復号処理を含む)と、サムネイルの画面上への配置とを制御する。たとえば負荷レベルが大きくなると、全映像のフレームレートや解像度を落としたり、圧縮度を上げたり、復号処理を簡略化したりする。復号処理の簡略化方式としては、動き補償簡略化、デブロッキングフィルタ省略、フレームスキップなどがある。第5の実施形態では、第1の実施形態と同じく、図4に示すような表示品質管理テーブル15を備えており、負荷推定部(負荷推定手段)77が推定した負荷レベル16に応じて映像品質レベル17をリアルタイム(実時間)再生、スロー再生、スキップ再生のいずれか決定するものとする。詳細は前記実施形態と同じである。
映像表示制御部(映像表示制御手段)78は、また、表示品質の変更を、ユーザが注目している映像以外の映像に対してのみ実行する機能を有するようにしてもよい。
さらに映像表示制御部(映像表示制御手段)78は、表示品質の変更を、追加映像に対してのみ実行する機能を有するようにしてもよい。
映像表示部(映像表示手段)74は、例えば液晶パネルによって構成され、現在表示されている映像と追加映像を、映像表示制御部で決定した映像品質及び配置でサムネイル表示する。
外的データ出力部(外的データ出力手段)73は、外的データの処理(たとえば電話着信処理の場合は、呼び出し音を鳴らすなど)を実行する。
(表示品質制御の処理フロー)
第5の実施形態における表示装置71の処理フローを図13のフローチャートにて説明する。
ユーザが表示装置71で、たとえば図8Aに示す表示例のように、3つの映像を閲覧しているものとする。このとき、映像検出部86がネットワーク80を介して3つの映像データの配信を検出すると、着信検出信号を負荷推定部77へ送る。一方、外的データ検出部76が、電話着信等、外的データを検出すると、着信検出信号を負荷推定部77へ送る。つまり、映像検出部86あるいは/かつ外的データ検出部76が、映像データあるいは/かつ外的データを検出すると着信検出信号を負荷推定部77へ送る(S41のYES)。
負荷推定部77は、現映像3つと映像3つの計6つの映像再生、及び外的データの処理が表示装置71の映像表示に与える負荷レベルを推定する(S42)。映像表示制御部78は、負荷推定部77が推定した負荷レベルに応じて、映像の表示品質と配置を決定し、映像表示部74で表示される映像を制御する(S43)。ここで、表示品質は、たとえば負荷レベルが「大」と判定された場合は、「スキップ再生」となり、配置は、たとえば、図8Bの表示例に示すような配置となる。映像表示部74は、映像表示制御部78で制御された映像品質と配置で6つの映像を表示し(S44)、処理を終了する。
この処理により、表示する映像が増えたり、電話などが掛ってくることで機器の処理能力に係る負荷が増大することが予測される場合、表示装置71の処理能力を超えないように現在表示中の映像及び追加される映像の表示品質を変更することで、映像再生を中断あるいは終了することなく、表示し続けることを可能にする。
<第6の実施形態>
第6の実施形態の表示装置91の構成を図14に示す。表示装置91は、表示品質制御部92、外的データ出力部93、映像表示部94、並びに映像蓄積部95を備えて構成される。表示品質制御部92は、外的データ検出部96と、映像検出部106と、処理遅延部99と、表示遅延部109と、負荷推定部97と、映像表示制御部98とから構成される。
第6の実施形態は、図14に示すように、第5の実施形態の構成に加えて、表示品質制御部92に表示遅延部(表示遅延手段)109と処理遅延部(処理遅延手段)99を備えることを特徴とする。これにより、画面に複数の映像を表示しているときに、電話着信等の外的データに加え、映像蓄積部95やネットワーク100を介してビデオサーバー101からの映像を受信したときに、外的データの処理と映像の表示を所定時間、遅延させ、その間に、機器のCPUにかかる負荷を推定し、映像表示の品質と配置を制御することで、映像再生が中断あるいは終了することなく、表示され続けることを可能にする。
以下、図14をもとに、表示装置91を構成する各部について説明する。
(表示品質制御部の機能)
外的データ検出部(外的データ検出手段)96は、通信機能を介して表示装置91に電話やメールの着信等の外的データが入力されるのを検出する。例えば、電話の着信を検出した時に着信検出信号を処理遅延部99と負荷推定部97へ送る。映像検出部(映像検出手段)106は、映像蓄積部95やビデオサーバー101から映像データがネット配信されるのを検出し、検出信号を表示遅延部109と負荷推定部97へ送る。
処理遅延部(処理遅延手段)99は、外的データ着信検出信号を受けると、検出された外的データの処理(たとえば、電話着信の場合は、呼び出し音を鳴らすなど)を所定の時間、遅延させる。表示遅延部(表示遅延手段)109は、映像受信信号を受けると、映像の処理を所定の時間、遅延させる。映像の処理とは、たとえば配信された映像の再生処理である。
負荷推定部(負荷推定手段)97は、外的データあるいは/かつ映像データの着信検出信号を受けると、その外的データあるいは/かつ映像データに係る処理が現在再生中の複数映像の表示に与える負荷レベルを推定する。このときの負荷は、現映像表示に要している処理量と外的データあるいは/かつ映像データに係る処理量、及び表示装置91の電池残量とから推定される表示装置91のCPUへのトータルな負荷とする。
映像表示制御部(映像表示制御手段)98は、負荷推定部(負荷推定手段)97が推定した負荷レベルに応じて、全映像(現在表示されている映像と追加表示される映像)の表示品質を決定し、映像表示部94で画面に表示される各サムネイル映像の再生(符号化データの場合、復号処理を含む)と、サムネイルの画面上への配置とを制御する。たとえば負荷レベルが大きくなると、全映像のフレームレートや解像度を落としたり、圧縮度を上げたり、復号処理を簡略化したりする。復号処理の簡略化方式としては、動き補償簡略化、デブロッキングフィルタ省略、フレームスキップなどがある。詳細は前記実施形態と同じである。
映像表示制御部(映像表示制御手段)98は、また、所定の時間経過(遅延)後にすべての複数映像が同時にその表示品質に切り替えわるよう、表示タイミング制御機能を有するようにしてもよい。
映像表示制御部(映像表示制御手段)98は、また、表示品質の変更を、ユーザが注目している映像以外の映像に対してのみ行うようにしてもよい。
映像表示制御部(映像表示制御手段)98は、また、表示品質の変更を、追加映像に対してのみ実行する機能を有するようにしてもよい。
さらに映像表示制御部(映像表示制御手段)98は、表示遅延の間にユーザに映像の表示品質が変わることを予告する機能を有するようにしてもよい。
映像表示部(映像表示手段)94は、例えば液晶パネルによって構成され、全映像を、映像表示制御部で決定した映像品質及び配置でサムネイル表示する。
外的データ出力部(外的データ出力手段)93は、処理遅延部99で遅延されていた外的データの処理(たとえば電話着信処理の場合は、呼び出し音を鳴らすなど)を実行する。
(表示品質制御の処理フロー)
第6の実施形態における表示装置91の処理フローを図15のフローチャートにて説明する。
ユーザが表示装置91で、たとえば図8Aに示す表示例のように、3つの映像を閲覧しているものとする。このとき、映像検出部106が映像蓄積部95やネットワーク100を介してビデオサーバー101からの3つの映像データの配信を検出すると、着信検出信号を表示遅延部109と負荷推定部97へ送る(S51の映像データ)。一方、外的データ検出部96が、電話着信等、外的データを検出すると、着信検出信号を処理遅延部99と負荷推定部97へ送る(S51の外的データ)。つまり、映像検出部106あるいは/かつ外的データ検出部96が、映像データあるいは/かつ外的データを検出すると着信検出信号を負荷推定部97へ送る。
表示遅延部109は、映像着信検出信号を受けると、当該映像の表示を所定の時間、遅延させる(S52)。処理遅延部99は、外的データ着信検出信号を受けると、当該データの処理(呼び出し音を鳴らすなど)を所定の時間、遅延させる(S53)。負荷推定部97は、外的データあるいは/かつ映像データの着信検出信号を受けると、現映像3つと映像3つの計6つの映像再生、及び外的データの処理が表示装置91の映像表示に与える負荷レベルを推定する(S54)。なお、この処理フローでは、表示遅延、処理遅延、負荷レベル推定の順で処理を行なっているが、処理順を入れ替えてもよいし、二つ乃至三つの処理を同時に行なってもよい。
映像表示制御部98は、負荷推定部97が推定した負荷レベルに応じて、映像の表示品質と配置を決定し、映像表示部94で表示される映像を制御する(S55)。ここで、表示品質は、たとえば負荷レベルが「大」と判定された場合は、「スキップ再生」となり、配置は、たとえば、図8Bの表示例に示すような配置となる。映像表示部94は、所定の時間経過後、映像表示制御部98で制御された映像品質と配置で6つの映像を表示する(S56)。外的データ出力部93は、所定の時間経過後、電話着信処理(呼び出し音を鳴らすなど)等の外的データの処理を実行し(S57)、処理を終了する。
このように、第6の実施形態では、表示遅延部と処理遅延部を備えることで、表示する映像が増えたり電話などが掛ってくるなどによりCPUに負荷がかかる前に複数映像の品質と配置を制御することで、映像を中断あるいは終了することなく、表示し続けることを可能にする。
また、上記各実施の形態に係る表示品質制御部の機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、このような機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そして、そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
1、21、31、51、71、91 表示装置
2、22、32、52、72、92 表示品質制御部
3、23、73、93 外的データ出力部
4、24、34、54、74、94 映像表示部
5、25、35、55、75、95 映像蓄積部
6、26、76、96 外的データ検出部
7、27、37、57、77、97 負荷推定部
8、28、38、58、78、98 映像表示制御部
10、30、40、60、80、100 ネットワーク
15 表示品質管理テーブル
29、99 処理遅延部
41、61、81、101 ビデオサーバー
59、109 表示遅延部
36、56、86、106 映像検出部

Claims (27)

  1. 像データの表示品質を制御して表示させる表示装置であって、
    表示中の映像データとは別のデータの入力を検出するデータ検出手段と、
    表示中の映像データの表示に要している処理量と前記データの処理量とから前記表示装置の処理能力に与えるトータルの負荷を算出し、該負荷が予め設定した負荷レベルのどれに該当するかを推定する負荷推定手段と、
    前記負荷レベルに応じて、前記表示装置に表示される映像データのうちの少なくとも一部の表示品質を、前記表示装置の処理能力に見合ったものに変更する映像表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記別データは、外部から入力されて更に映像データとは異なるデータである外的データであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記データ検出手段が前記外的データの受信を検知すると、前記外的データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記別データは、表示中の映像データに追加表示される別映像データであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記データ検出手段が前記別映像データの受信を検知すると、前記別映像データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 像データの表示品質を制御して表示させる表示装置であって、
    表示中の映像データに追加して表示される追加映像データの入力を検知する映像検出手段と、
    外部から入力されて更に映像データとは異なるデータである外的データの入力を検知する外的データ検出手段と、
    表示中の映像データの表示に要している処理量と前記追加映像データあるいは/かつ前記外的データの処理量とから前記表示装置の処理能力に与えるトータルの負荷を算出し、該負荷が予め設定した負荷レベルのどれに該当するかを推定する負荷推定手段と、
    前記負荷レベルに応じて、前記表示装置に表示される映像データのうちの少なくとも一部の表示品質を、前記表示装置の処理能力に見合ったものに変更する映像表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  7. 前記映像検出手段が前記追加映像データの入力を検知した場合、前記追加映像データの表示を所定の時間だけ遅延させる表示遅延手段と、
    前記外的データ検出手段が前記外的データの受信を検知した場合、前記外的データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記映像表示制御手段は、前記負荷レベルに応じて、リアルタイム再生、スロー再生、スキップ再生に切り替えて表示品質を変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 前記映像表示制御手段は、前記負荷レベルに応じて、画質劣化が許容できる範囲で、映像のフレームレートかつ/あるいは解像度を下げる、かつ/あるいは圧縮度をあげる、かつ/あるいは前記表示装置が符号化された映像データに復号処理を行って表示を行う場合は復号処理を簡略化することで表示品質を変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の表示装置。
  10. 前記映像表示制御手段は、表示されるすべての映像データの表示品質を同時に切り替えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の表示装置。
  11. 前記映像表示制御手段は、カーソルが当たっている映像、画面中央に表示されている映像、あるいはユーザ操作により選択されている映像のユーザが注目している映像以外の映像に対して表示品質を変更することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の表示装置。
  12. 前記映像表示制御手段は、前記別映像データあるいは前記追加映像データに対してのみ表示品質の変更を行うことを特徴とする請求項乃至9のいずれかに記載の表示装置。
  13. 前記映像表示制御手段は、遅延の間にユーザに映像データの表示品質が変わることを予告する機能を有することを特徴とする請求項3、5又は7に記載の表示装置。
  14. 像データの表示品質を制御して表示装置に表示させる表示方法であって、
    表示中の映像データとは別のデータの入力を検出するデータ検出ステップと、
    表示中の映像データの表示に要している処理量と前記データの処理量とから前記表示装置の処理能力に与えるトータルの負荷を推定する負荷推定ステップと、
    前記負荷レベルに応じて、前記表示装置に表示される映像データのうちの少なくとも一部の表示品質を、前記表示装置の処理能力に見合ったものに変更する映像表示制御ステップと、
    を備えることを特徴とする表示方法。
  15. 前記別データは、映像データとは異なる外部から入力されるデータである外的データであることを特徴とする請求項14に記載の表示方法。
  16. 前記データ検出ステップにおいて、前記外的データの受信を検知すると、前記外的データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延ステップを更に備えることを特徴とする請求項15に記載の表示方法。
  17. 前記別データは、表示中の映像データに追加表示される別映像データであることを特徴とする請求項14に記載の表示方法。
  18. 前記データ検出ステップにおいて、前記別映像データの受信を検知すると、前記別映像データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延ステップを更に備えることを特徴とする請求項17に記載の表示方法。
  19. 像データの表示品質を制御して表示させる表示方法であって、
    表示中の映像データに追加して表示される追加映像データの入力を検知する映像検出ステップと、
    表示中の映像データとは異なる外部から入力されるデータである外的データの入力を検知する外的データ検出ステップと、
    表示中の映像データの表示に要している処理量と前記追加映像データあるいは/かつ前記外的データの処理量とから前記表示装置の処理能力に与えるトータルの負荷を算出し、該負荷が予め設定した負荷レベルのどれに該当するかを推定する負荷推定ステップと、
    前記負荷レベルに応じて、前記表示装置に表示される映像データのうちの少なくとも一部の表示品質を、前記表示装置の処理能力に見合ったものに変更する映像表示制御ステップと、
    を備えることを特徴とする表示方法。
  20. 前記映像検出ステップにおいて、前記追加映像データの入力を検知した場合、前記追加映像データの表示を所定の時間だけ遅延させる表示遅延ステップと、
    前記外的データ検出ステップにおいて、前記外的データの受信を検知した場合、前記外的データの処理を所定の時間だけ遅延させる処理遅延ステップと、
    を更に備えることを特徴とする請求項19に記載の表示方法。
  21. 前記映像表示制御ステップにおいて、前記負荷レベルに応じて、リアルタイム再生、スロー再生、スキップ再生に切り替えて表示品質を変更することを特徴とする請求項14乃至20のいずれかに記載の表示方法。
  22. 前記映像表示制御ステップにおいて、前記負荷レベルに応じて、画質劣化が許容できる範囲で、映像のフレームレートかつ/あるいは解像度を下げる、かつ/あるいは圧縮度をあげる、かつ/あるいは前記表示装置が符号化された映像データに復号処理を行って表示を行う場合は復号処理を簡略化することで表示品質を変更することを特徴とする請求項14至20のいずれかに記載の表示方法
  23. 前記映像表示制御ステップにおいて、表示されるすべての映像データの表示品質を同時に切り替えることを特徴とする請求項14乃至22のいずれかに記載の表示方法。
  24. 前記映像表示制御ステップにおいて、カーソルが当たっている映像、画面中央に表示されている映像、あるいはユーザ操作により選択されている映像のユーザが注目している映像以外の映像に対して表示品質を変更することを特徴とする請求項14乃至22のいずれかに記載の表示方法。
  25. 前記映像表示制御ステップにおいて、前記別映像データあるいは前記追加映像に対してのみ表示品質の変更を行うことを特徴とする請求項17乃至22のいずれかに記載の表示方法。
  26. 前記映像表示制御ステップにおいて、遅延の間にユーザに映像データの表示品質が変わることを予告する機能を有することを特徴とする請求項16、18又は20に記載の表示方法。
  27. コンピュータに、請求項14乃至26の表示方法を実行させるためのプログラム。
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