JP5132866B2 - 表面検査装置および表面検査方法 - Google Patents

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Description

ここに記載された本発明は、表面検査を行うツールおよび方法に一般に関する。より具体的には本発明は、TDI(時間遅延積分)センサ画像形成を用いて、半導体プロセスに用いられる表面および基板内の欠陥を識別する方法および装置に関する。そのような基板は、以下に限定されないが、マスクレチクルおよび半導体基板を含む。
長年の間、さまざまな明視野、暗視野、および電子ビーム走査方法が表面を検査するために用いられてきた。これらの走査技術は、表面によって散乱され、屈折され、および/または反射された(ここでは散乱と総称される)放射線を利用することによって、表面の特性を特徴付け、かつ調べる。これらおよび他の関連する走査および検査方法の詳細は、当業者にはよく知られている。
これらのタイプの検査ツールの多くにおいては、対象物(ふつうウェーハまたはレチクル)が可動ステージに固定されてから、光ビームがその対象物上に放射される。ステージは、制御可能に移動されて、対象物の表面が走査されることを可能にする。対象物の表面が走査されるとき、適切に位置付けられた時間遅延積分(TDI)センサが表面から散乱された光を検出する。TDIセンサは、検出された光に対応する信号を発生する。これらの信号はそれから、欠陥を検出するためにさまざまな異なる方法を用いて処理される。
図1aは、明視野表面検査ツールの従来の実現例の一つを示す。検査表面101は、検査がすぐにできるように可動ステージ102上に取り付けられる。焦点調節要素104は、検査表面101からの光を受け取るように配置される。焦点調節要素104は、検査表面101からの光を収束させ、検査表面101の拡大された画像を形成し、その拡大画像はTDIセンサ105によって受け取られる。図1bは、焦点調節要素104について視野110を概略的に示す。TDIセンサ105によって画像形成された画像表面105’の部分も示される。
再び図1aを参照すると、検査表面101が走査されるとき(例えば矢印103によって示されるy軸に沿って)、画像は、検査表面の一部に沿って取られる。検査表面のこの部分は、ストリップと呼ばれる。検査表面が走査されるとき、TDIセンサと同じくらい広い検査表面の一部が走査される。表面の隣接するストリップを走査することによって、検査表面の全体が走査される。図1cは、検査表面101を走査するのに用いられるある走査パターンを示す。複数のそのようなストリップ120は、検査表面101全体について画像が集められるまで走査される。円で囲まれた領域121は、検査表面101の走査された部分の一部を示す。
図1dは、図1cの円で囲まれた領域121によって定義される領域の拡大図である。従来の実現例においては、ストリップ120は、注意深くアライメントされた重複しない状態で走査されることで、検査表面101の最大領域が最小時間で走査されるようになっている。ストリップ120によって走査される検査表面101の幅は、さまざまなファクタによって決定され、これらには以下に限定されないが、TDIセンササイズ、システム拡大率、システム解像度、および当業者に既知の多くの他のファクタが含まれる。
図2aは、従来の検査ツールにおいて用いられるTDIセンサ105のあるタイプを示す。示されたセンサ105は、単一のチップ上に形成されたフォトセンサ要素のアレイを備える。円で囲まれた部分202は、図2bの拡大図において再び示される。ある従来の検査システムにおいては、TDIセンサ105は、電荷結合素子(CCD)フォトセンサ要素203のアレイを備える。フォトセンサ要素203は、画像ピクセルを発生するのに用いられる。ある実施形態においては、2048X512個のフォトセンサ要素203からなるアレイを備えるTDIセンサ105が用いられる。示された実施形態においては、それぞれのフォトセンサ要素203は、約13μ(ミクロン)×13μの大きさである。したがって典型的なTDIセンサ105のアクティブ領域は、約27mm×7mmの大きさである。そのようなTDIセンサは、毎秒数100(または数1000)メガピクセルのデータレートを典型的には有する。
焦点調節要素(例えば図1aの104)と結合され、TDIセンサ105は、検査表面の拡大された画像を作るのに用いられえる。典型的な検査表面は、マスクレチクルまたは半導体ウェーハの画像およびその他の表面を含む。従来の検査ツールを用いて、焦点調節要素は典型的には検査表面を約100倍に拡大する。前述のTDIセンサ105を用いて、100倍未満の拡大においては、それぞれのフォトセンサ要素203は、約0.13μ平方の表面を一部を画像化する。
光学検査ツールの解像力は、そのツールの「点像分布関数」(PSF)によって特徴付けられえる。PSFは、多くのファクタによって影響され、これらは以下に限定されないが、焦点調節要素に用いられるレンズ(または他の光学的要素)の光学的品質、光の波長、焦点調節要素のレンズのNA、および他のファクタを含む。
従来の明視野検査ツールにおいては、PSFは図3aに示すように描かれる。図3aは、測定された光強度Iについての典型的なPSF301の1次元表現である。PSF301の2つの中央の最小値302および303の間の距離は、スポットサイズSとして定義される。システムの光学的解像度と見合う光学的感度を得るためには、スポットサイズSを大きくするために画像ピクセルの適切な数が用いられなければならない。スポットサイズS当たりにあまりに少ないピクセルしか存在しない場合、結果として生じる画像はアンダーサンプリングされているといわれる。そのようなアンダーサンプリングされた画像は、光学的品質を悪化させ、信号対ノイズ比(SNR)を低下させる。逆に高い感度を得るためには、システム設計者は通常、システムの光学的拡大倍率を増すか、またはTDIセンサアレイのフォトセンサ要素のサイズを小さくすることによってスポットサイズS当たりの画像ピクセルの適切な数を達成する。所望の感度を従来の検査ツールで得るためには、そのシステムで可能な最大の光学的解像度を利用するためにスポットサイズ当たりに充分なピクセルが存在しなければならない。よって従来のシステムにおいては、システム設計者は困難な問題に直面する。設計者は、高いトータルシステムスピードにおいては、不適切なサンプリングレシオ(PSF当たり少なすぎるピクセル)で、比較的低いSNRおよび/または低下したコントラストの画像を生成するかもしれない。あるいはサンプリングレシオが増されて(例えば光学的拡大倍率を増すことによって、またはTDIアレイ中のフォトセンサ要素のサイズを減らすことによって)光学的画像をよりよくサンプリングし、よって全体のシステム感度および信号対ノイズ比を改善できる。しかしサンプリングレシオを増すことによって、システムは低速になるが、これはより多くのピクセル数が処理されなければならないからである。さらにより多くの時間がこれらのピクセルを得るのに占有されなければならない。さらにシステム拡大倍率を増すことは、非常に高価な設計になりえる。したがって設計者はシステム感度およびシステムスループットの間の難しいトレードオフに直面する。
従来のシステムにおいては、少なくとも2.5:1のピクセル化レシオ(サンプリングレシオ)を用いて合理的な設計上妥協点が見つかっている。これは図3bに示され、PSF311が一次元で描かれる。描かれたPSF311は、点像分布関数311のスポットサイズS当たりに2.5画像ピクセルのピクセル化レシオを有する。スポットサイズS当たり2.5画像ピクセルより小さいピクセル化レシオでディジタル化されたPSFはアンダーサンプリングされているといえる。そのような条件においては、ディジタル化された複数の画像間の小さいピクセルスポットアライメントの差も、増大したノイズおよび低いシステム感度に結びつく。よって従来の検査ツールにおいては、アンダーサンプリングは典型的にはパフォーマンスを劇的に低下させる。
既存の検査機器およびプロセスはその設計された目的を合理的にうまく達成するとはいえ、限界もある。既存の機器およびプロセスによって現在得られるよりもより高いスループットおよびより高い感度の必要性が存在する。これらおよび他の理由で、改善された表面検査ツールおよび方法が必要とされる。
本発明の原理によれば、増大された画像ピクセル密度をもつ再構築された画像群を形成する装置および方法が開示される。方法および装置は、再構築された画像を形成するために合わせて処理される、検査表面のオフセットされアンダーサンプリングされた画像群を作るように構成された2つ(またはそれより多い)TDIセンサを用いる。
ある実施形態において、本発明は、対象物の複数の画像を生成することによって対象物を検査し、前記画像を合わせて処理して、増大されたピクセル密度をもつ再構築された画像を作る表面検査装置を備える。そのような表面検査装置は、複数の時間遅延積分(TDI)センサを有する光学系を含みえる。TDIセンサは、画像群が互いにサブピクセル距離だけオフセットされるように対象物の複数の画像を生成するように構成される。装置はさらに、TDIセンサが対象物を走査し、対象物の一連の連続する画像群を生成する走査要素を含む。また装置は、複数の連続する画像群を合わせて処理し、コンポーネント画像のどれよりも高い画質をもつ対象物の再構築された画像を作る画像処理回路を含む。
本発明の他の実施形態は、点像分布関数および対応するスポットサイズによって特徴付けられる光学解像度をもつ表面検査ツールのスループットを増大する方法に関する。この方法は、対象物の画像を生成するのに適した複数の時間遅延積分(TDI)センサをもつ表面検査ツールを提供することを含む。複数の連続するアンダーサンプリングされた画像群のそれぞれが、先行するアンダーサンプリング画像に対してサブピクセル距離だけオフセットされるように対象物の複数の連続するアンダーサンプリングされた画像はパラレルに生成される。複数の連続するアンダーサンプリングされた画像群のピクセル化レシオより大きいピクセル化レシオを再構築された画像が有するように、アンダーサンプリングされた画像群を合わせて処理することによって対象物の再構築された画像を作られる。
他の実施形態においては、本発明は、TDIセンサを用いて表面検査技術の感度を増大する方法を含む。この方法は、複数の連続する画像群のそれぞれが、先行する画像に対してサブピクセル距離だけオフセットされるように対象物の複数の連続する画像を生成することを含む。複数の連続する画像群の画質より高い画質を再構築された画像が有するように、画像群を合わせて処理することによって対象物の再構築された画像が作られる。
本発明のこれら、および他の局面は、後で示される図面の詳細な説明においてより詳細に記述される。
以下の詳細な説明は、添付の図面とともにより容易に理解されるだろう。
図面においては、同様の番号は同様の構成要素を示すことに注意されたい。また図中の描写は必ずしも実際の縮尺ではないことにも注意されたい。
本発明は、特定の実施形態およびその具体的な特徴を参照して具体的に示され、説明されている。以下に説明されるこれら実施形態は、限定的ではなく、例示的に解釈されるべきである。形態および詳細におけるさまざまな変更および改変は、本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされえることが当業者には容易に理解されよう。
上述のように、検査ツールのための適切な感度を得るためには、従来の検査ツールは、画像が少なくとも2.5:1のピクセル化レシオ(pixelization ratio)(すなわち1つのスポットサイズ当たり2.5画像ピクセル)でサンプリングされることをふつう要求する。従来のツールにおいては、アンダーサンプリングされた画像は、低減されたコントラスト、低いSNR、および低減された感度を結果として招く。これらのアンダーサンプリングされた画像は、コンポーネント画像(component image)とも呼ばれる。しかし発明者は、複数のオフセットされたアンダーサンプリング画像群を用いて、再構築された画像を形成することによって、非常に大きな優位性が得られることを見い出した。これらの再構築された画像は、個々のコンポーネント画像群のうちの一つだけしか用いないように設計されたシステムと比較すると、より大きい感度を提供しえる。したがって本発明のマルチセンサの実施形態は、現在用いられているシングルセンサの設計と比較すると、実質的な優位性を示す。特に、本発明のマルチセンサの実施形態は、現在用いられているシングルセンサと比較すれば、よりよい画像のコントラストを得られる。さらに発明者は、そのようなアンダーサンプリングされた画像を用いることによって、感度を犠牲にすることなく検査システムのスループットが大きく増加されえることを見い出した。
以下の詳細な説明は、本発明の原理にしたがう表面検査のためのさまざまな方法および装置の実施形態について述べる。図4aは、本発明を実施できる簡略化されたTDIセンサ10を表現したものである。示されたセンサ10は、4つのフォトセンサ要素1、2、3、および4を含む。上述のように、フォトセンサ要素はいずれもCCDセンサ要素である。発明者は、本発明の実施形態は、さまざまな大きさのTDIセンサを組み込むことができると考える。しかし本発明の実施形態と用いるのに適する一つのTDIセンサの概略が図2aに示される。そのようなセンサの一例は、2048×96画像ピクセルのアレイを含み、それぞれの画像ピクセルは約13μ(ミクロン)×13μの大きさである。そのようなセンサは、一般に多くの異なるメーカーから入手可能である。一つの条件を満足するセンサは、Waterloo、Ontario(カナダ)のDALSA社から入手できるIT−F6−2048である。
当業者には知られるように、多くの他のTDIセンサも採用されえる。そのようなTDIセンサは典型的には、数100から数1000MPPSのオーダーのデータレートを有する。
従来技術による検査ツールにおいては、このデータレートは、物体から画像面までの倍率とともに、検査表面(例えばウェーハまたはレチクル)が検査される速度にある種の制限を課す。本発明の実施形態は、そのようなシステムについて可能な検査速度を大幅に増しえる。これは、必要とされるシステムの倍率を低減し、2つ以上のTDIセンサ群を同時に用いることによって達成される。結果として、本発明の実施形態は、より高いスループットを得るために用いられえる。
たいていの実施形態において、検査表面から受け取られる放射(例えば、散乱され、回折され、かつ反射された光)は、図4aで示されるようなTDIセンサ10によって捉えられる。焦点調節要素は、所望の倍率および解像度が得られるまで、受け取られた光を拡大し、収束させる。それぞれのフォトセンサ要素(例えば1、2、3、4)は、検査される物体の表面上の物体ピクセルに対応する。検査される表面が走査されるとき、TDIセンサ10は、検査されている表面に関連付けられた複数の画像を生成する。図4bは、そのような画像21の一つの実施形態を示す。図示される画像21は、複数の画像ピクセルa、b、c、dを含む。上述のように、もしシステムが100倍の倍率を用いるなら、それぞれの13μ×13μの画像ピクセル(例えばa、b、c、d)は、物体表面上で約0.13μ四方の物体ピクセルに対応する。図示された例では、画像21は、4つの画像ピクセルa、b、c、dを含む。それぞれの画像は、ピクセル密度を持つように形成されえる。ここで用いられるように、ピクセル密度とは、単位面積当たりの画像ピクセルの個数を指す。よって図示された画像は、0.26μ×0.26μの面積当たり4つの画像ピクセルのピクセル密度を有する。本発明の原理は、いっしょに処理されることによってより高いピクセル密度を有する再構築された画像を作るための、複数のアンダーサンプリングされた画像を用いることができる実施形態に関する。そのような応用例の詳細が以下に述べられる。
本発明の原理の基本的な実現例は、図5に示される簡略化された実施形態を参照して示される。第1TDIセンサ(例えば、図4aに示されるセンサ10)は、検査される表面からの光を受け取るように構成される。このセンサは、ここで画像21(一点鎖線で示される)として示される対応する画像を生成する。たいていの実現例においては、第1センサ10は、本発明のツールによって検査表面上をトレースされた走査パターンと関連付けられた複数のアンダーサンプリングされた画像のストリームを生成する。第2TDIセンサ(ここでは不図示)は、第2のアンダーサンプリングされた画像22(第2画像ピクセルe、f、g、hを有する)を生成する。第2TDIセンサは、第1TDIセンサによって生成される画像に対して、検査される表面のうちわずかに異なる部分を画像化するように構成される。結果は図5に概略が示され、ここで第2画像22は、第1画像21と重複部分を持つ。第2画像22は、第1画像21に対してサブピクセル距離だけオフセットされる。示された実施形態においては、第2画像22は、第1画像21に対して水平方向「x」にサブピクセル距離(sub-pixel distance)だけオフセットされる。また示された実施形態においては、第2画像22は、第1画像21に対して垂直方向「y」にサブピクセル距離だけオフセットされる。これらのアンダーサンプリングされた画像(例えば、21、22)(コンポーネント画像と呼ばれることもある)は、検査される表面の再構築された画像を形成するのに用いられえる。さらにこれらの再構築された画像を用いることによって、アンダーサンプリングされたコンポーネント画像21、22のいずれかを用いるように設計されたシステムよりも、より高い感度を有する検査システムが構成されえる。たいていの実施形態において、連続した画像のストリームは、走査中に生成されえる。結果として、それぞれのストリームは、複数の連続画像を含む。一つのセンサによって生成されるストリームは、他のセンサによって生成されるストリームに対してオフセットされている。これらのオフセットされたストリームは、対象物の再構築された画像を生成するために結合されえる。
図5をさらに参照して、本発明の原理にしたがって複数のオフセットされた画像を用いることによって検査表面の再構築された画像を生成する、より高い感度を有する実施形態がここで説明される。画像再構築のある方法は、「ディザリング」技術を用いる。関連した技術は、望遠鏡で撮られた天文写真の質を向上させるためにしばしば用いられる。ディザリングのさまざまな種類が例えば、ハッブル宇宙望遠鏡のための高解像度画像を作るために用いられる。望遠鏡に適用されるディザリング技術は、当業者にはよく理解されている。そのような技術は多くの刊行物で詳細に記載されている。例えばhttp://www.journals.uchicago.edu/ PASPでアクセスできる“Combining Undersampled Dithered Images”, T. R. Lauer (Feb. 1999) PASP, 111, 227-237, Electronic Journal Articleがある。これは参照によって援用される。
さらに図5を参照して、本発明の明視野検査ツールと用いるのに適したディザリング技術の簡略化された説明が議論される。2つのオフセットされたアンダーサンプリングされた画像21、22は、どのようにディザリングが本発明の実施形態に適用されえるかを示すために、重ねられた構成で示される。2つのアンダーサンプリングされた画像21、22の画像ピクセルはアラインされていないことに注意されたい。画像はアラインされていないが、これはアラインされた画像は単に重複した情報を与えるだけで、解像度が増大された画像を再構築するのに適切な情報を与えないからであるということは重要である。しかし画像をオフセット構成に配置することによって、コンポーネント画像のそれぞれからの情報は、コンポーネント画像と比較してより高い画像ピクセル密度および増大された感度を持つ、結果として生じる再構築された画像を得るために共に処理されえる。さらに再構築された画像は、アンダーサンプリングされたコンポーネント画像21、22と比較して、増大されたピクセル化レシオを有する。これは、オフセットされたアンダーサンプリングされた画像のグループを結合して、増大されたサンプリングを持つ再構築された画像にすることができる点で非常に優位性がある。そのような再構築された画像は、それらが構築されたコンポーネントのアンダーサンプリングされた画像のいずれよりもより高い画質を有すると言える。その結果、アンダーサンプリングされた画像からそのような再構築された画像を作るシステムは、システムの光学的解像度と見合う画像感度を得ることができる。本発明の実施形態によって実現される他の強力な優位性は、複数のTDIセンサをパラレル動作で用いることによって増大されたスループットが得られることである。この優位性は以下に述べられる。
ある実施形態において、増大されたピクセル化レシオおよび増大された画像ピクセル密度は以下に述べるように達成される。先に説明されたように、示された実施形態のアンダーサンプリングされた画像21、22は、水平方向xにおいてサブピクセル距離だけ、垂直方向yにおいてサブピクセル距離だけオフセットされている。示された実施形態においてオフセットは、垂直方向に1/2ピクセルであり、水平方向に1/2ピクセルである。ディザリング処理を用いることによって、より高い解像度が再構築された画像において得られる。例えば、強度値は、第1画像21の画像ピクセル「a」および第2画像22の画像ピクセル「e」が重なる領域について決定されえる。2つの画像ピクセルaおよびeは、再構築された画像ピクセル(ここでは領域23として示される)についての推定された光強度値を得るためにそれから処理される。これは例えば数学的には以下の方程式のようになる。
Figure 0005132866
ここで、I1Nは、第1画像中のN番目の画像ピクセルの光強度を表し、I2Mは、第2画像中のM番目の画像ピクセルの光強度を表し、IRは、再構築された画像ピクセルの推定された光強度を表し、第2画像中のM番目の画像ピクセルは、第1画像中のN番目の画像ピクセルと重なる。
続いて、他の再構築された画像ピクセル24の推定された強度が、第1画像21の画像ピクセル「c」の強度値、および第2画像22の画像ピクセル「e」の強度値を用いて計算されえる。この汎用処理は、再構築された画像が、検査されている対象物のすべての所望の部分について生成されるまで継続される。走査中に、複数の連続する画像群が第1センサによって、また第2センサによって生成される。複数の第1画像は、オフセットされた複数の第2画像とともに処理されることによって、検査されている対象物の再構築された画像を生成する。
図5の実施形態においては、検査表面は100倍に拡大される。よって画像ピクセル(a、b、c、d、e、f、gおよびh)はそれぞれ、検査されている対象物の0.13μ平方の領域に対応する。ディザリングは、増大されたピクセル密度を得るために用いられえる。例えばもし第1画像21の画像ピクセル「a」および第2画像22の画像ピクセル「e」はそれぞれ、検査されている対象物の0.13μ平方の領域に対応し、ディザリングを用いることによって再構築されたピクセル23は、検査されている対象物の約0.065μ平方の領域を表す。よって同じ倍率で1つのTDIセンサを用いて得られるピクセル密度の4倍の密度を得るためには2つのTDIセンサが用いられえる。この優位性は、ピクセル密度のこの増加が、基礎をなす光学系に大きな変更なしに得られることを考慮すれば特に大きい。倍率を増大させることは必要なく、レンズの質(例えばPSF)を高めることも必要なく、増大されたピクセル化レシオおよび増大された感度を有する再構築された画像を生成するためにアンダーサンプリングされた画像が用いられえるのである。
本発明の他の実施形態によって実現される他の大きい優位性は、低い倍率を用いることによって、検査表面の大きい領域が画像化され、同時に同じピクセル密度を維持できることにある。さらに複数のTDIセンサは全て同時にデータを集めている(すなわちセンサはパラレル動作をしている)。これはスループットに非常に大きな影響をもつ。前の例では、100倍の倍率が用いられた。倍率を例えば70倍に下げることによって、それぞれの画像ピクセルは今度はアンダーサンプリングされ、しかし検査表面のより大きい領域に対応する。よって全体の表面はより速く走査される。しかし画像再構築を通して、再構築された画像のサンプリングレシオ(sampling ratio)は、コンポーネント画像のいずれかに比較して増大されえて、それにより画質を維持できる。したがってオフセットされアンダーサンプリングされたコンポーネント画像群は、コンポーネント画像よりもより高いピクセル化レシオおよびより高いピクセル密度をもつ再構築された画像を形成するために結合されえる。そのような実施形態の1つの優位性は、倍率を下げることによって、表面のうちのより大きい領域が同時に画像化されえて、それにより、より大きな量のウェーハ表面領域が単位時間当たり検査できることにある。その結果、検査されている対象物は、より速く走査されえて、本発明の原理によって構成された実施形態については、ずっと高いスループットを生む。一例として、2つのセンサを用いて、約2倍のスループットが達成されえる。第2に、低減された倍率は、本発明の原理によって構成された検査ツールのコストを下げるのに用いられえる。
そのようなディザリング技術のさらなる詳細は、多くの論文で議論されており、例えば上述の論文、T. R. Lauerによる「Combining Undersampled Dithered Images」(1999年)において議論されている。
前述のように、従来のシステムは、充分に信頼できる画質を得るために、必要されるピクセル化レシオとして、PSFのスポットサイズ当たり2.5画像ピクセルを有する。2つ以上のアンダーサンプリングされた画像を用いることによって、この制限は大きく引き下げられる。要するに、スポットサイズ当たり2.5ピクセルより小さいピクセル化レシオを有する2つ以上の画像が結合されることによって、アンダーサンプリングされたコンポーネント画像のいずれよりも高いピクセル密度、およびスポットサイズ当たり増大されたピクセル化レシオを有する再構築された画像を形成することができる。好ましい実施形態において、アンダーサンプリングされた画像は、スポットサイズ当たり2.5画像ピクセルより小さいピクセル化レシオにおいてサンプリングされる。サンプリングレシオの正確な下限は、用いられるセンサの個数に大きく依存するが、一般にはアンダーサンプリングされたコンポーネント画像は、スポットサイズ当たり約1から2.5画像ピクセルの間のピクセル化レシオにおいてサンプリングされえる。さらに用いられるTDIセンサの数が増すと、コンポーネントのアンダーサンプリングされた画像に必要なピクセル化レシオは低減される。例えば2センサの実施形態においては、アンダーサンプリングされた画像は好ましくは、スポットサイズ当たり約1.77(またはそれより大きい)(2.5/√2)ピクセルにおいてサンプリングされる。他の例では、4センサの実施形態において、アンダーサンプリングされた画像は、好ましくは、スポットサイズ当たり少なくとも約1.25ピクセルでサンプリングされる。
図6a〜6(c)は、より高い解像度の画像を生成するために少なくとも2つのオフセットされた画像群を適用するいくつかの代替の実施形態の概略を示す図である。ある応用例においては、オフセットは単に1つの方向でありえる。例えば図6aにおいては、第2画像62は、第1画像61に対して、水平方向xにおいてサブピクセル距離だけオフセットされている。同様に、図6bにおいては、第2画像64は、第1画像63に対して、水平方向yにおいてサブピクセル距離だけオフセットされている。サブピクセル距離のオフセットは、第1画像および第2画像間のオフセットとして定義され、ここでオフセットは画像ピクセルのサイズより小さい。画像群のストリームにおいて、1つのTDIセンサによって生成される画像群のあるセットからのそれぞれの画像は、他のTDIセンサによって生成される画像群の他のセットに対してオフセットされている。あとで説明するように、この概念は、2つより多いTDIセンサを含み、検査表面が走査されるときに2つより多い画像ストリームを生成する構成にも拡張できる。そのような実施形態は以下により詳細に説明される。
本発明のたいていの実施形態においては、好ましい水平または垂直オフセット距離は、画像ピクセルの1/2である。したがって例えば13μ×13μの画像ピクセルをもつTDIセンサを用いると、好ましいオフセット距離は約6.5μである。唯一の制限は、第1TDIセンサによって生成された画像が第2ピクセルセンサによって生成された画像と一致しないように2つのTDIセンサが配置されなければならないことである。例えば0.3または0.25ピクセルのオフセットが適している。しかしピクセルの整数倍のオフセット(例えば1、2、10、または50ピクセル)は適していない。
さらに発明者は、2つより多いTDIセンサを用いる実施形態を想定する。そのような実施形態は、より高いスループット、より高いピクセル化レシオ、より高いピクセル密度、および、よってより高い感度を達成しえる。2つより多い画像を合成する実施形態は、互いにディザリングされて、非常に高い感度の再構築された画像を作り出す。図6dは、より高い解像度の画像を再構築するために4つの画像を用いるある実施形態の概略図である。示されたドットはそれぞれアンダーサンプリングされた画像の左下角を表現する。第1画像601はTDIセンサで生成される。また第2、第3、および第4TDIセンサは、第2画像、第3画像、および第4画像をそれぞれ生成する。第2画像は、第1画像601に対して垂直方向(矢印602によって示される)にサブピクセル距離だけオフセットされている。第3画像は、第1画像601に対して水平方向(矢印603によって示される)にサブピクセル距離だけオフセットされている。そして第4画像は、第1画像601に対して水平方向および垂直方向(矢印604によって示される)にサブピクセル距離だけオフセットされている。これら4つの画像は、ともにディザリングされて、第1、第2、第3、および第4画像よりもより高い解像度をもつ再構築された画像を得る。
ディザリングに加えて、発明者は、複数の低い解像度の画像からより高い解像度の画像を再構築するための他の信号処理のアプローチを想定する。例えば当業者に知られる他の適した技術は、「ドリズリング」(drizzling)とよばれる。そのようなドリズリング技術は、天文写真で用いられて、より低い質の画像から高い解像度の画像を再構築する。多くの参考文献がそのような技術を議論する。例えばドリズル(drizzle)のアプローチは、Fruchter, A.S., Hook, R.Nによる「Drizzle: A Method for the Linear Reconstruction of Undersampled Images」に記載され、これはここで参照によって援用される。他の例は、画像平均化や他の関連する画像処理技術を含む。
この上述のアプローチは、暗視野および明視野検査技術のいずれにも適用されえる。しかし好ましい実現例は、非干渉性光源を用いる明視野検査ツールである。
図7aは、本発明の原理によって構成された明視野検査ツール750の、ある簡略化された実施形態を概略的に示す。検査されるべき対象物701は、ツール750に配置される。対象物701は、移動可能なステージ760、またはそのような検査ツールに用いられる他の任意のタイプの支持構造の上に配置されえる。走査中、ステージ760は、走査制御要素762によって移動される。代替の実施形態では、走査制御要素762は、検査される対象物701の所望の部分の走査を達成するために、検査ツール750の他の要素を移動するために用いられる。対象物701は、明視野照射効果を作り出す、適切に配置された照射源によって照射される。一つのそのような実施形態は、照射源761として描かれる。典型的にはソース761は、非干渉性光ビーム752(例えば紫外(UV)光ビーム)を発生する。光ビーム752は、検査されるべき対象物701上に向けられる。これは、当業者に知られる多くの方法によって達成されえる。示された例では、ビーム752は、ビーム752を焦点調節光学系764に向けて下方に導く、部分的に透過性反射器763上に向けられる。焦点調節光学系764は、レンズ、反射器、コリメータ、開口部、および多くの他のタイプの光学要素の組み合わせを含みえる。光ビーム752は、焦点調節光学系764を通り、対象物701上へと到達する。光ビーム752の一部は、対象物701によって反射、散乱、および回折される。対象物701からの光の一部は、それが対象物701から上方へ通るときに焦点調節光学系764によって捕捉される。焦点調節光学系764は、ツールの検査特性を向上させるために、倍率、焦点、解像度、およびシステムの他の光学特性を調節するのに用いられる。
本発明の原理によれば、対象物701が走査されるとき、対象物701からの光は、焦点調節光学系764を通って戻って行き、部分的に透過性な反射器763を通って戻り、ここでビームスプリッティング光学系765上に導かれる。そのようなビームスプリッティング光学系765は、焦点調節光学系764から受け取られた光を分光するように構成された単一のビームスプリッタ、または多くのビームスプリッティング要素の構成物を備えうる。示された実施形態においては、単純な50/50のビームスプリッタが用いられる。光の一部は、ビームスプリッティング光学系765を通り、第1TDIセンサ766によって検出される。光の他の部分は、ビームスプリッティング光学系765によって反射され、第2TDIセンサ767上に導かれ、そこで検出される。ビームスプリッティング光学系765、第1TDIセンサ766、および第2TDIセンサ767は、走査中に第2TDIセンサ767によって生成された画像が、第1TDIセンサ766によって生成された画像に対してオフセットされるように全て構成される。TDIセンサ766、767は、時間、位置、およびTDIセンサ766、767によって受け取られた光の強度に対応する電子的な信号を作り出す。これらの信号は、電子処理回路768によって受け取られ、これは信号を処理して、個々のTDIセンサによって作り出された解像度よりもより高い解像度をもつ再構築された画像を生成する。そのような処理回路は典型的には、画像プロセッサを含むが、同時に限定ではなく、データ記憶、データ比較、データ分析、画像再構築、および当業者に知られる多くの他の処理機能を含みえる。適切な電子処理回路768は、以下に限定されないが、プログラマブルロジックデバイス、ASIC、またはDSPのようなディジタルデバイスを含む。これらは、TDIセンサ766、767によって受け取られたオフセット画像が処理され統合されて、上述のような再構築された画像を生成することを可能にする。検査されている対象物のオフセット画像を生成するために2つより多いTDIセンサが用いられえることが発明者によって想定されている。
図7bは、本発明の原理によって構成された暗視野検査ツール700の簡略化された実施形態を概略的に示す。検査されるべき対象物701は、ツール700に配置される。対象物701は、移動可能なステージ760、またはそのような検査ツールで通常、用いられる他の任意のタイプの支持構造の上に配置されえる。走査中、ステージ710は、走査制御要素712によって移動される。代替の実施形態では、走査制御要素712は、検査される対象物701の所望の部分の走査を達成するために、検査ツール700の他の要素を移動するために用いられる。対象物701は、照射源711によって照射される。典型的にはソース711は、光ビーム702(例えば紫外(UV)レーザビーム)を発生するレーザである。光ビーム702は、検査されるべき対象物701上に向けられる。光ビーム702の一部は、ビーム703として対象物701によって反射、散乱、および回折される。ビーム703からの光の一部は、焦点調節光学系704によって受け取られる。焦点調節光学系704は、レンズ、反射器、コリメータ、開口部、および多くの他のタイプの光学要素の組み合わせを含みえる。焦点調節光学系704は、ツールの検査特性を向上させるために、倍率、焦点、解像度、およびシステムの他の光学特性を調節するのに用いられる。
本発明の原理によれば、対象物701が走査されるとき、対象物701からの光(例えば703)は、焦点調節光学系704を通り、ここでビームスプリッティング光学系705によって分光される。そのようなビームスプリッティング光学系705は、焦点調節光学系704から受け取られた光を分光するように構成された単一のビームスプリッタ、または多くのビームスプリッティング要素の構成物を備えうる。示された実施形態においては、単純な50/50のビームスプリッタが用いられる。光の一部は、ビームスプリッティング光学系705を通り、第1TDIセンサ706によって検出される。光の他の部分は、ビームスプリッティング光学系705によって反射され、第2TDIセンサ707上に導かれ、これが入射光を検出する。ビームスプリッティング光学系705、第1TDIセンサ706、および第2TDIセンサ707は、走査中に第2TDIセンサ707によって生成された画像が、第1TDIセンサ706によって生成された画像に対してオフセットされるように全て構成される。TDIセンサ706、707は、時間、位置、およびTDIセンサ706、707によって受け取られた光の強度に対応する電子的な信号を作り出す。これらの信号は、電子処理回路708によって受け取られ、これは信号を処理して、個々のTDIセンサによって作り出された解像度よりもより高い解像度をもつ再構築された画像を生成する。典型的には処理回路708は、画像プロセッサを含むが、同時に限定ではなく、データ記憶、データ比較、データ分析、画像再構築、および当業者に知られる多くの他の処理機能を含みえる。適切な電子処理回路708は、以下に限定されないが、プログラマブルロジックデバイス、ASIC、またはDSPのようなディジタルデバイスを含む。これらは、TDIセンサ766、767によって受け取られたオフセット画像が処理され統合されて、上述のような再構築された画像を生成することを可能にする。検査されている対象物のオフセット画像を生成するために2つより多いTDIセンサが用いられえることが発明者によって想定されている。
図7cは、本発明の原理によって構成された検査ツール720の他の簡略化された実施形態を概略的に示す。対象物701は、移動可能なステージ740、または他の移動可能な支持構造の上に配置される。上述の実施形態と同様、走査制御要素722は、走査されている対象物701の走査の動きを制御する。代替の実施形態では、走査制御要素722は、検査される対象物701の所望の部分の走査を達成するために、検査ツール720の他の要素を移動するために用いられる。対象物701は、照射源731によって照射される。上述の実施形態と同様、ソース731は、光ビーム732を検査表面(対象物701)上に導く。焦点調節光学系734は、検査されている対象物701からの光733を受け取る。上述の実施形態と同様、焦点調節光学系704は、前述のように機能するレンズ、反射器、コリメータ、開口部、および多くの他のタイプの光学要素の組み合わせを含みえる。
焦点調節光学系734を出る光733は、光の直接光の部分を複数のTDIセンサ737、738、739上に導く複数のビームスプリッタ735、736上に導かれる。ビームスプリッタ735、736、およびTDIセンサ737、738、739は、他のTDIセンサによって画像化された対象物701の部分に対してオフセットされている対象物701の部分をそれぞれのTDIセンサが画像化するように構成される。TDIセンサ737、738、739のそれぞれが焦点調節光学系734から同じ距離であることが重要である。
図7cを続いて参照して、対象物701からの光733は、焦点調節光学系734を通って第1ビームスプリッタ735に入る。示された実施形態において、第1ビームスプリッタ735は、光733の1/3を第1TDIセンサ737に反射し、光733の2/3を第2ビームスプリッタ736上に伝送する。第1ビームスプリッタ735によって伝送された光は、第2ビームスプリッタ736上に導かれ、これは典型的には50/50のビームスプリッタである。第2ビームスプリッタ736を通る光の一部は、第3TDIセンサ739によって検出される。第2ビームスプリッタ736はまた、光の一部を第2TDIセンサ738上に反射する。既述のように、第1ビームスプリッタ735、第2ビームスプリッタ736、および第1TDIセンサ737、第2TDIセンサ738、および第3TDIセンサ739は、TDIセンサ737、738、739によって生成された複数の画像が互いに対して全てオフセットするように、全て構成される。
TDIセンサ737、738、739は、電子処理回路741によって受け取られる電子信号を作り出す。電子処理回路741は、信号を処理して、高解像度の再構築された画像を生成する。前述の実施形態のように、電子処理回路741は、以下に限定されないが、プログラマブルロジックデバイス、ASIC、またはDSPのようなディジタルデバイスを含みえる。より高い解像度をもつ再構築された画像を生成するために用いられえる、オフセットされた画像群を生成するために4つ以上のTDIセンサが用いられえることが発明者によってさらに想定されている。
図7dは、本発明の原理による検査ツール770および方法についての非常に一般化されたアプローチを示す。検査表面701は、当業者によって知られた標準的な照射技術(例えば暗視野、明視野または他の関連技術)によって照射される。ツール770はまた典型的には、表面701の所望の部分が照射され検査されることを可能にする走査装置773を含む。そのような走査および照射装置および方法は当業者に知られている(典型的な例がこの明細書の他の部分で説明されている)。表面701からの光771(反射、散乱、回折などされた)は、光学系772によって受け取られる。光学系771は、表面701からの光を受け取り、TDIセンサ775、776、777のそれぞれによって形成された表面画像が互いにサブピクセル距離だけオフセットされるように(そのような構成の典型的な例は本明細書の他の部分で説明されている)、光の一部を複数のTDIセンサ775、776、777上に導くように構成される。典型的には光学系771は、TDIセンサ775、776、777のそれぞれが、他のTDIセンサによって形成された他のコンポーネント画像に対してサブピクセル距離だけオフセットされるように表面701のコンポーネント画像を形成するよう構成された複数の光学要素(例えば対物レンズ系、拡大要素、ビームスプリッタ、および他の光学要素)を含む。これらの画像は、幅広い信号および画像処理動作が可能な画像プロセッサ778に電子信号として送り出される。特に画像プロセッサ778は、表面701上に位置する欠陥の位置を特定し、定量化し、カテゴライズすることと共に、画像記憶、画像処理、および再構築が可能でありえる。
他の関連する実施形態と共に、上に開示された実施形態は、表面検査ツール(例えば明視野および暗視野検査ツール)で得られるスループットを増大するために用いられえることを指摘しておく。以下に限定されないが、2個、3個および4個のTDIセンサを用いる実施形態がそのような応用例に特に適している。
本発明の原理のさらに他の実現例においては、特別に構成されたインターレースされたTDIセンサが用いられて、ビームスプリッタの必要をなくしえる。そのようなインターレースされたTDIセンサは、単一の基板(チップ)上に形成された2個の(または他の実施形態ではより多くの)オフセットされたTDIセンサアレイを含む。さらに高解像度画像を再構築するのに用いられるオフセット画像を生成するために、複数のインターレースされたTDIセンサは、ビームスプリッタと組み合わせて用いられえる。
図8を参照して、インターレースされたTDIセンサ800のある簡略化された実施形態の簡略化された描写が示される。そのようなセンサ800は、典型的には半導体基板801上に製造される。示されたインターレースTDIセンサ800は、単一の基板(チップ)801上に形成された2つのTDIセンサアレイを含む。2つのセンサアレイは、ピクセル要素が互いにオフセットされるように構成される。示された実施形態においては、第1TDIセンサアレイ811(ここで斜線が付された六角形群で示される)は、単一のTDIセンサアレイとして構成された、複数のロウおよびカラムの個々の六角形の形状をしたTDIセンサ要素(またはピクセル)811’を含む。第2TDIセンサアレイ812(ここで斜線が付されていない六角形群で示される)は、第2の単一のTDIセンサアレイ812として構成された、他の複数のロウおよびカラムの個々の六角形の形状をしたTDIセンサ要素(またはピクセル)812’を含む。よってあるセンサのピクセル要素は、同じ基板上に形成された他のセンサのピクセル要素に対してインターレースされている。示されたインターレースされたTDIセンサ800は、第1TDIセンサアレイ811のピクセル811’が、第2TDIセンサアレイ812のピクセル812’に対して垂直方向および水平方向の両方にオフセットされるように構成されている。さまざまな実施形態において、オフセットは、センサ設計の要求を受け入れるように構成されえる。さらにセンサは、示された六角形の形状に限られない。六角形のセンサは、示されたものよりももっと細長くできる。さらに異なる構成のロウおよびカラムも実現できる。またさまざまな構成で配置され、および/またはさまざまなオフセットが設けられた、多くの他のセンサ形状(例えばダイヤモンド形状、四角形、三角形など)も想定される。
上述の実施形態は、表面検査技術の感度およびスループットを増大させる方法を実現できる。図9は、対象物の再構築された画像を生成するように構成された複数のTDIセンサによって生成された複数のオフセットされた画像を用いる方法を示すフローチャートである。ある実施形態においては、対象物の複数の連続した画像が取り込まれ、そこで複数の連続する画像のそれぞれの画像は、先行する画像に対してサブピクセル距離だけオフセットされている(ステップ901)。これは多くのやり方で達成されえる。例えばTDIセンサは、互いに特定の距離だけオフセットされた対象物表面の異なる部分群をそれらが画像化するように構成されえる。このオフセットは、重なり合う複数のアンダーサンプリングされた画像群を発生し、これら画像は統合されて、適切なピクセル化レシオをもつ再構築された画像(例えば、スポットサイズ当たり2.5ピクセルより大きいピクセル化レシオをもつ再構築された画像)を形成する。他の代替手段では、走査レートを制御することによって、TDIセンサは、同様に用いられえるオフセットされた画像を生成しえる。これらおよび他の技術は、本発明の原理を実現するのに用いられえる、2つ(またはより多い)のオフセットされた連続するアンダーサンプリングされた画像を生成するのに用いられえる。アンダーサンプリングされた画像はそれからいっしょに処理され、対象物の高解像度の再構築された画像を作り出し、そのような再構築された画像は、連続する複数の画像の一つよりもより高いピクセル化レシオをもつ(ステップ903)。画像再構築の多くの技術が用いられえる。これには以下に限定されないが、ディザリング、ドリズリング、平均化、または当業者に知られる他の技術が含まれる。
本発明は特定の好ましい実施形態およびその特定の特徴について示され説明されてきた。しかし上述の実施形態は、本発明の原理を説明するよう意図されており、その範囲を限定するものではない。したがって当業者には容易にわかるように、形態および詳細のさまざまな変更および改変が、添付の特許請求の範囲で規定される本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされえる。特に、幅広いピクセルオフセットを用いる実施形態も本発明の範囲の中であることが発明者によって想定されている。また多くの(2個、3個、4個、またはより多くの)TDIセンサを用いる実施形態も本発明の範囲の内である。さらに特許請求の範囲において単数形の要素を指す場合、明示的に示されない限り、これは「たった一つだけの」ということを意味するように意図されてはおらず、むしろ「一つ、またはそれより多い」ことを意味するように意図されている。さらにここに例示的に開示された実施形態は、ここで特に開示されていない任意の要素なしで実現されえる。
従来技術で知られるタイプの従来型TDI表面検査ツールを簡略化して概略的に横から見た図である。 図1aで示される従来型TDI表面検査ツールの視野の図である。 従来技術で知られるタイプの従来型TDI表面検査ツールの走査パターンを示す検査表面の簡略化された概略図である。 従来技術で知られるタイプの従来型TDI表面検査ツールの走査パターンを示す検査表面の簡略化された概略図である。 従来技術で知られるタイプの従来型TDI表面検査ツールの簡略化された平面図である。 従来技術で知られるタイプの従来型TDI表面検査ツールの簡略化された平面図である。 検査ツールのレンズ要素およびピクセルサンプリングの光学パフォーマンスを特徴付けるのに用いられる点像分布関数(PSF)の簡略化された図である。 検査ツールのレンズ要素およびピクセルサンプリングの光学パフォーマンスを特徴付けるのに用いられる点像分布関数(PSF)の簡略化された図である。 簡略化されたTDIセンサおよび本発明の原理によってTDIセンサで生成された対応する画像の図である。 簡略化されたTDIセンサおよび本発明の原理によってTDIセンサで生成された対応する画像の図である。 本発明の原理によって生成された互いに重なり合う2つのオフセットされた画像の図である。 本発明の原理によるピクセルオフセットを示す概略図である。 本発明の原理によるピクセルオフセットを示す概略図である。 本発明の原理によるピクセルオフセットを示す概略図である。 本発明の原理によるピクセルオフセットを示す概略図である。 本発明の原理によって構成された検査ツールの実施形態のさまざまなタイプの簡略化された横から見た概略図である。 本発明の原理によって構成された検査ツールの実施形態のさまざまなタイプの簡略化された横から見た概略図である。 本発明の原理によって構成された検査ツールの実施形態のさまざまなタイプの簡略化された横から見た概略図である。 本発明の原理によって構成された検査ツールの一般化された実施形態の簡略化されたブロック図である。 本発明の原理によって構成されたインターレースされたTDIセンサの実施形態の概略図である。 本発明の原理によって検査表面の表面を検査するプロセスのある実施形態を示すフロー図である。

Claims (12)

  1. 対象物の複数の画像を生成することによって対象物を検査し、前記画像を合わせて処理して、増大されたピクセル密度をもつ再構築された画像を作る表面検査装置であって、
    照射ビームを前記対象物に向けて照射し、該照射の結果としての光学信号を生成する照射源、
    点像分布関数および対応するスポットサイズによって特徴付けられ、前記光学信号を受け取る拡大光学系を備え、かつ前記光学信号用の複数のビームの経路であって、各経路が二次元配列の複数個の時間遅延積分(TDI)センサアレイのそれぞれに至る長さの等しい経路を有する光学系、
    画像がスポットサイズ当たり2.5画像ピクセルより少ない初期ピクセル密度をもつように構成された複数の画像ピクセルをそれぞれえ、前記対象物の画像群を作る際に、前記画像群が互いにサブピクセル距離だけオフセットされるように構成された複数の時間遅延積分センサアレイ、
    前記TDIセンサアレイにより前記対象物を走査させ、前記対象物の一連の連続する画像群を生成する走査要素、および
    前記複数の連続する画像群を合わせて処理し、増大されたピクセル密度をもつ前記対象物の再構築された画像を作る画像処理回路
    を備え
    前記光学系の倍率は、複数の低解像度画像を収集可能な前記時間遅延積分センサアレイにより得られた画像の解像度を減少するために低減され、
    前記走査要素は、前記低減された倍率によって前記対象物の全表面走査し、倍率が低減されていない状態よりも少ない回数で前記対象物の連続する低解像度の画像群を取得するよう構成され、
    前記画像処理回路は、前記複数の低解像度の画像群から、少なくとも原画像の解像度を有する画像を再構築するよう構成され、
    前記複数のTDIセンサアレイは、第1のセンサアレイのピクセル要素と第2のセンサアレイのピクセル要素との間にサブピクセル分のオフセットが存在するような単一のチップ上において、インターレース形状に配列された第2のセンサアレイのピクセル要素間に、前記第1のセンサアレイの個々のピクセル要素がインターレースされるように構成された
    装置。
  2. 請求項に記載の装置であって、前記光学系は、明視野検査ツールを備える装置。
  3. 請求項に記載の装置であって、前記光学系は、暗視野検査ツールを備える装置。
  4. 請求項に記載の装置であって、前記複数の時間遅延積分(TDI)センサアレイは、第1TDIセンサアレイによって生成される画像群が、第2TDIセンサアレイによって生成される画像群からサブピクセル距離だけオフセットされるように構成された第1TDIセンサアレイおよび第2TDIセンサアレイを備える装置。
  5. 請求項に記載の装置であって、前記第1TDIセンサおよび前記第2TDIセンサは、前記第1TDIセンサによって生成された画像群が、前記第2TDIセンサによって生成された画像群から水平方向にサブピクセル距離だけオフセットされるように構成される装置。
  6. 請求項に記載の装置であって、前記第1TDIセンサアレイおよび前記第2TDIセンサアレイは、前記第1TDIセンサアレイによって生成された画像群が、前記第2TDIセンサアレイによって生成された画像群から垂直方向にサブピクセル距離だけオフセットされるように構成される装置。
  7. 請求項に記載の装置であって、前記第1TDIセンサアレイおよび前記第2TDIセンサアレイは、前記第1TDIセンサアレイによって生成された画像群が、前記第2TDIセンサアレイによって生成された画像群から水平方向にサブピクセル距離だけオフセットされ、垂直方向にサブピクセル距離だけオフセットされるように構成される装置。
  8. 請求項に記載の装置であって、前記画像処理回路は、前記複数のTDIセンサアレイによって作られた前記複数の画像群をディザリング技術を用いて合わせて処理することによって、アンダーサンプリングされた画像に対して増大されたピクセル密度をもつ前記対象物の再構築された画像群を作る装置。
  9. 請求項に記載の装置であって、前記画像処理回路は、前記複数のTDIセンサアレイによって作られた前記複数の画像群をドリズリング技術を用いて合わせて処理することによって、アンダーサンプリングされた画像に対して増大されたピクセル密度をもつ前記対象物の再構築された画像群を作る装置。
  10. 請求項に記載の装置であって、前記光学系の倍率は、前記TDIセンサアレイによって作られた画像群が、前記光学系の点像分布関数のスポットサイズ当たり約2.5画像ピクセルより小さいピクセル化レシオをもつように、前記対象物を拡大する倍率とされた装置。
  11. 請求項に記載の装置であって、前記複数の時間遅延積分(TDI)センサアレイは、画像群が互いにサブピクセル距離だけオフセットされるよう前記対象物の複数の画像群を生成するように構成された少なくとも3つのTDIセンサアレイを含み、
    前記画像処理回路は、前記少なくとも3つのTDIセンサアレイのそれぞれからの前記複数の画像群を合わせて処理することによって、アンダーサンプリングされた画像に対して増大されたピクセル密度をもつ前記対象物の再構築された画像群を作る、
    装置。
  12. 対象物の複数の画像を生成することによって対象物を検査し、前記画像を合わせて処理して、増大されたピクセル密度をもつ再構築された画像を作る際に、
    点像分布関数および対応するスポットサイズによって特徴付けられ、光学信号を受け取る拡大光学系を備え、かつ前記光学信号用の複数のビームの経路であって、各経路が二次元配列の複数個の時間遅延積分(TDI)センサアレイのそれぞれに至る長さの等しい経路を有する光学系と、
    画像がスポットサイズ当たり2.5画像ピクセルより少ない初期ピクセル密度をもつように構成された複数の画像ピクセルをそれぞれ備え、前記対象物の複数の画像を生成する際に、前記画像群が互いにサブピクセル距離だけオフセットされるように構成された複数の時間遅延積分センサアレイであって、
    第1のセンサアレイのピクセル要素と第2のセンサアレイのピクセル要素との間にサブピクセル分のオフセットが存在するような単一のチップ上において、インターレース形状に配列された第2のセンサアレイのピクセル要素間に、前記第1のセンサアレイの個々のピクセル要素がインターレースされるように構成された複数の時間遅延積分センサアレイとを用いる
    表面検査方法であって、
    照射ビームを前記対象物に向けて照射し、該照射の結果としての前記光学信号を生成する照射ステップ、
    前記TDIセンサアレイにより前記対象物を走査させ、前記対象物の一連の連続する画像群を生成する走査ステップ、
    前記複数の連続する画像群を合わせて処理し、増大されたピクセル密度をもつ前記対象物の再構築された画像を作る画像処理ステップ、および
    複数の低解像度画像を収集可能な前記時間遅延積分センサアレイにより得られた画像の解像度を減少するために前記光学系の倍率を低減する低減ステップ
    を備え、
    前記走査ステップにおいて、前記低減された倍率によって前記対象物の全表面走査し、倍率が低減されていない状態よりも少ない回数で前記対象物の連続する低解像度の画像群を取得し、
    前記画像処理ステップにおいて、前記複数の低解像度の画像群から、少なくとも原画像の解像度を有する画像を再構築する
    方法。
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