JP5125972B2 - 無線端末装置、無線中継装置及びプログラム - Google Patents

無線端末装置、無線中継装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線端末装置、無線中継装置及びプログラムに関する。
近年、複数の電子機器間で無線ネットワークを構築して情報通信を行なう無線通信システムの開発が進められている。特に、人の身の回りを通信範囲とする小規模な無線PAN(Personal Area Network)の分野の開発が進められ、急速に普及している。この無線PANは、例えば、IEEE802.15で物理層とMAC層の標準化がなされているZigBee(登録商標)やIEEE802.15.1で物理層とMAC層の標準化がなされているBluetooth(登録商標)などを用いて実現されている。
ZigBeeは、ZigBeeアライアンスで標準化され、物理層及びMAC層にIEEE802.15.4を利用したものである。従って、ZigBeeは、Bluetoothよりも低速ながら低価格、低消費電力、設置が容易であり、無線中継装置が多数の無線端末装置と接続可能であるという特徴がある。
ZigBeeを用いた無線通信システムは、無線中継装置と無線端末装置とから構成される。この無線通信システムの通信方式として、ビーコン・モードが用いられることが多い。ビーコン・モードは、無線中継装置が所定の周期で定期的にビーコン(Beacon)信号を送信し、全ての無線端末装置がビーコンを受信し、受信したビーコンに同期して無線端末装置が無線中継装置と無線通信を行うものである。
無線中継装置から無線端末装置へデータを送信する場合、無線中継装置は、ビーコン内のペンディングアドレス内にデータを送信する無線端末装置のアドレスを格納して送信する。そしてビーコンを受信した無線端末装置は、ビーコン内に自身のアドレスがある場合にはデータリクエストを無線中継装置に送信してデータを受信する。
上述したような無線通信システムでは、ペンディングアドレス内に格納できる無線端末装置のアドレスの数は最大7つまでとIEEE802.15.4により規定されている。
そのため、例えば、1台の無線中継装置と、8台以上の多数の無線端末装置とから構成される無線通信システムであって、全ての無線端末装置にデータを送信する場合でも、1つのビーコン内に最大7つまでしかアドレスを格納することができない。従って、1回のビーコンの送信で最大7台の無線端末装置しかデータを受信できないのにもかかわらず、全ての無線端末装置がビーコンの送信回毎に受信動作を行うことになる。このことから、無線端末装置は、データを受信する必要がない場合でもビーコンの受信を行なうため、無駄に電力を消費するという問題がある。
そこで、無線通信システムにおいて、無線端末装置の省電力化を図る技術として、アクセスポイント(無線中継装置)が無線端末装置へデータを送信する際、データとともに次にデータ伝送する時間を示すデータを送り、無線端末装置が自局宛以外のデータを受信することを防止することが開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−300175号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明をビーコン・モードを有する無線通信システムに適用する場合、無線端末装置は、自身宛のビーコンが受信できるまでビーコンの受信可能状態を維持し続けなくてはならない。そのため、電子棚札等のように多数の無線端末装置が存在する無線通信システムの場合には、長時間無駄な受信動作を維持しなくてはならない無線端末装置が多数発生するという問題がある。
本発明の課題は、上記問題に鑑みて、無線端末装置の省電力化を図ることである。
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ビーコンを受信する受信部を備えた無線端末装置において、前記ビーコンは、当該ビーコンの受信対象となる無線端末装置が属するグループを示すグループ識別情報と、前記グループ毎のデータ残量に応じて前記グループ毎に前記受信部の動作状態を受信可能状態に維持するか否かを示す受信状態指示情報と、を含み、自己を識別する端末識別情報が記憶されている識別情報記憶部と、前記受信部により受信したビーコンに含まれているグループ識別情報と前記端末識別情報とに基づいて、前記受信部を起動させるタイミングを算出し、当該算出したタイミングまで前記受信部の動作を停止させ、当該算出したタイミングで前記受信部を起動して前記ビーコンを受信させ、当該算出したタイミングで受信したビーコンに含まれている前記受信状態指示情報に基づいて前記受信部の動作状態を設定する制御部と、を備えること、を特徴とする無線端末装置である。
更に、コンピュータを上述した請求項1記載の発明に示した各部として機能させるためのプログラムを提供する(請求項6記載の発明)。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の無線端末装置において、前記制御部は、前記受信状態指示情報が前記受信部の動作状態を受信可能状態に維持することを示している場合、前記受信部の動作状態を受信可能状態に維持させ、当該受信可能状態に維持された前記受信部により受信した前記ビーコンに自己の端末識別情報が含まれている場合には、前記受信部によりデータを受信すること、を特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の無線端末装置において、前記制御部は、前記受信可能状態に維持された前記受信部が前記ビーコンを受信した場合、前記グループ識別情報と前記端末識別情報とに基づき前記受信部により受信したビーコンが自己が属するグループ宛のビーコンであるか否かを判別し、前記ビーコンが自己が属するグループ宛のビーコンでない場合には、当該ビーコンの受信対象であるグループに属する無線端末装置によるデータの受信が完了した後、前記ビーコンに自己の端末識別情報が含まれている場合には、前記受信部によりデータを受信すること、を特徴としている。
請求項4記載の発明は、無線端末装置に定期的にビーコンを送信する送信部と、前記ビーコンの受信対象となる前記無線端末装置が属するグループを示すグループ識別情報と、前記グループ毎のデータ残量に応じて前記グループ毎に前記無線端末装置が備える受信部の動作状態を受信可能状態に維持するか否かを示す受信状態指示情報と、を含む前記ビーコンを生成し、生成した前記ビーコンを前記送信部により前記無線端末装置へ送信させる制御部と、を備えることを特徴とする無線中継装置である。
更に、コンピュータを上述した請求項4記載の発明に示した各部として機能させるためのプログラムを提供する(請求項7記載の発明)。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の無線中継装置において、前記ビーコンは、データの送信対象となる前記無線端末装置の端末識別情報を含み、前記制御部は、送信する前記ビーコンに含める前記端末識別情報が示す無線端末装置が属するグループのデータ量がビーコン送信期間内で送信可能なデータ量を超える場合、前記受信状態指示情報として当該グループに属する無線端末装置の前記受信部の動作状態を受信可能状態に維持させるものとすること、を特徴としている。
本発明によれば、無線端末装置の省電力化を図ることができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、この発明にはこの実施の形態に限定されるものではない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語はこれに限定されない。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における無線通信システムAの概略構成図を示す。
図1に示すように、無線通信システムAは、有線ネットワーク3を介して他の無線中継装置又は外部装置と接続された無線中継装置1と、無線中継装置1と無線を介して接続される複数の無線端末装置2とを備えている。
図2に、無線中継装置1の概略構成図を示す。
図2に示すように、無線中継装置1は、制御部10、記憶部11、端末情報用メモリ12、ビーコン送信タイマ13、無線送信部14、無線受信部15、SW(切替部)16、有線I/F(InterFace)部17、バッファ18、アンテナ19等を備え、各部が電気的に接続されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。制御部10は、記憶部11や端末情報用メモリ12に記憶されている各種プログラム、各種テーブルやデータ等の中から指定されたプログラム、テーブルやデータを読み出し、RAM内又は記憶部11や端末情報用メモリ12内のワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行し、その処理結果をRAM内又は記憶部11や端末情報用メモリ12の所定の領域に格納するとともに、無線中継装置1内の各部に指示して、無線中継装置1の動作全般を統括的に制御する。
制御部10は、データの送信対象となる無線端末装置の端末識別情報(ノードアドレス)とグループ識別情報及び受信状態指示情報とを含むビーコンを生成し、生成したビーコンを無線送信部14により無線端末装置2へ定期的に送信させるビーコン送信処理を実行する。
制御部10は、ビーコンに受信状態指示情報を含める場合、当該送信するビーコンに含めるノードアドレスが示す無線端末装置が属するグループのデータ量がビーコン送信間隔の期間内で送信可能なデータ量を超える場合、当該グループに属する無線端末装置の無線受信部の動作状態をビーコンの受信可能状態に維持させることを示す受信状態指示情報とする。
ビーコンとは、無線中継装置1から一定間隔で送信されるパケットデータであり、無線通信システムAに接続される無線端末装置2と無線中継装置1とを同期させるためのものである。
図3に、本実施の形態におけるビーコンフォーマットの例を示す。
図3に示すように、ビーコンは、MAC(Media Access Control)ヘッダ領域B1と、MACペイロード領域B2と、MFR(MAC Footer)領域B3とを有している。
MACペイロード領域B2には、SS(Superframe Specification)B21、GTS(Guaranteed Time Slot)フィールドB22、PA(Pending Address)フィールドB23、ビーコンペイロードB24等が含まれている。
SSは、スーパーフレームの詳細情報フィールドであり、ビーコンを受信した際の時間管理を行うためのビーコン送信間隔やビーコンの通信方式が定義されている。GTSフィールドには、特定の無線端末装置に保障された通信方式(例えば、GTS)の情報が含まれている。PAフィールドには、無線端末装置に送信するデータがある場合、データを送信する無線端末装置を識別する識別情報(ノードアドレス)が含まれている。ビーコンペイロードB24には、拡張シーケンスナンバーB24a、連続ビットB24b、マスクビットB24cが含まれている。
拡張シーケンスナンバーB24aは、ビーコンの送信回毎に値が増加するものである。
マスクビットB24cは、複数の無線端末装置を分けるグループの総数に基づき拡張シーケンスナンバーのうち抽出する値が定められたものである。この拡張シーケンスナンバーとマスクビットとが、ビーコンの受信対象となる無線端末装置が属するグループを示すグループ識別情報として機能する。
連続ビットB24bは、グループ毎のデータ残量に応じてグループ毎の無線端末装置の無線受信部の動作状態を受信可能状態に維持するか否かを示す受信状態指示情報として機能する。
図4に、連続ビットフィールドのフォーマットの例を示す。
図4に示すように、連続ビットを2Byte(16bit)とした場合、最下位bit(LSB)から最上位bit(MSB)の方向に向かって、各bitは、現在送信するために作成しているビーコンの送信対象となる無線端末装置のグループ、現在よりも1個前に作成され送信されたビーコンの送信対象となる無線端末装置のグループ・・・・現在よりも15個前に作成され送信されたビーコンの送信対象となる無線端末装置のグループの無線受信部の動作状態を示している。
この連続ビットを構成する各bitのうち「1」が設定されているbitは、当該bitに対応するグループに属する無線端末装置の無線受信部の動作状態をビーコンの受信可能状態に維持する指示を示す。
記憶部11は、磁気的、光学的記録媒体又は半導体等の電気的に消去及び書き換えが可能な不揮発性メモリで構成されており、無線中継装置1に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着されるものである。例えば、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、MRAM(Magneto resistive Random Access Memory)、OUM(カルコゲニド合金による相変化記録メモリ)等を挙げることができる。また、記憶部11には、制御部10により実行される各種プログラム及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータ等が予め記憶されている。
端末情報用メモリ12は、電気的に消去及び書き換えが可能なメモリで構成されている。端末情報用メモリ12には、無線中継装置1自身の通信可能な領域内に存在する無線端末装置2のノードアドレス等の情報が格納されている。
ビーコン送信タイマ13は、ビーコンの送信間隔を計時するタイマであり、計時時間が送信間隔に達した旨を示すビーコン送信タイミング信号を制御部10に出力する。
無線送信部14は、変調回路やRF(Radio Frequency)回路等を備えており、パケットの送信電力の調整を行うと共に、制御部10からの指示に応じて送信するデータの符号化を行なってパケットを構成し、構成したパケットの変調を行い、アンテナ19を介して無線端末装置2へパケットの送信を行う。
無線受信部15は、復調回路やRF回路等を備えており、パケットの受信感度の調整を行うと共に、アンテナ19を介して受信したパケットの復調を行い、復調したパケットの解析を行って得られたデータを制御部10に出力する。
SW16は、アンテナ19と無線送信部14又は無線受信部15との間に設けられており、制御部10からの指示に従って、無線送信部14からのパケットの送信又はアンテナ19からのパケットの受信を切替える。
有線I/F17は、所定の通信方式により有線ネットワーク3を介して接続されている他の無線中継装置1又は外部装置と通信を行うための通信制御を行う。
バッファ18は、有線I/F17を介して受信したデータを一時的に記憶する。
アンテナ19は、設定された送信電力に応じてパケットの送信、又は設定された受信感度に応じてパケットの受信を行なう。
図5に、無線端末装置2の概略構成図を示す。
図5に示すように、無線端末装置2は、制御部20、記憶部21、アドレス用メモリ22、起動用タイマ23、電源制御部24、表示制御部25a、表示部25b、無線送信部26、無線受信部27、SW(切替部)28、アンテナ29等を備え、各部が電気的に接続されている。また、無線端末装置2は、バッテリBを備え、電源制御部24からの制御信号に応じてバッテリBから各部へ電力が供給される。
制御部20は、CPU、ROM、RAM等を備え、記憶部21に記憶されている各種プログラム、各種テーブルやデータの中から指定されたプログラム、テーブルやデータを読み出し、RAM内又は記憶部21内のワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行し、その処理結果をRAM又は記憶部21の所定の領域に格納するとともに、無線端末装置2内の各部に指示して、無線端末装置2の動作全般を統括的に制御する。
制御部20は、無線受信部27により受信したビーコンに含まれているグループ識別情報(拡張シーケンスナンバー及びマスクビット)と、アドレス用メモリ22に保持している自身のノードアドレスとに基づいて、無線受信部を起動させるタイミング(起動タイミング)を算出し、算出した起動タイミングまで無線受信部27の動作を停止させ、起動タイミングで無線受信部27を起動させてビーコンを受信させ、起動タイミングで受信したビーコンに含まれている受信状態指示情報(連続ビット)に基づいて無線受信部27の動作状態を設定するビーコン受信処理を実行する。
更に制御部20は、連続ビットが無線受信部27の動作状態を受信可能状態に維持することを示している場合、無線受信部27の動作状態を受信可能状態に維持させ、当該受信可能状態に維持された無線受信部27により受信したビーコンに自己のノードアドレスが含まれている場合には、無線受信部によりデータを受信する制御を行なう。
制御部20は、受信したビーコンの連続ビットにより無線受信部27が受信可能状態である場合にデータを受信する際には、グループ識別情報と連続ビットとに基づき無線受信部27により受信したビーコンが自己が属するグループ宛のビーコンであるか否かを判別し、当該ビーコンが自己が属するグループ宛のビーコンでない場合には、当該ビーコンの受信対象先であるグループの無線端末装置によるデータの受信が完了した後、ビーコンに自己のノードアドレスが含まれている場合には、無線受信部によりデータを受信する制御を行なう。
起動タイミングの算出として、制御部20は、拡張シーケンスナンバーからマスビットを用いて抽出した値を示す第1算出値と、自身のノードアドレスからマスクビットを用いて抽出した値を示す第2算出値との差分値を算出し、予め設定されたビーコンが送信される間隔(ビーコン間隔)に差分値を乗算した値を示す第3算出値を算出し、ビーコンを受信した時刻(T)に第3算出値を加算した時刻を起動タイミングとして算出する。
図6に、拡張シーケンスナンバー、マスクビット、ノードアドレスの例を示す。図6を参照して第1算出値と第2算出値の算出例を説明する。
図6に示すように、拡張シーケンスナンバー、マスクビット、ノードアドレスをそれぞれ2進数で2Byte(16bit)とする。図6では、16進数で拡張シーケンスナンバーが「AAAA」、マスクビットが「0003」、ノードアドレスが「FFAA」と表される場合の例を用いて説明する。図6には、4bit毎に示される2進数の値に対応する16進数の値を示す。
第1算出値は、拡張シーケンスナンバーとマスクビットとをANDして得られた値である。図6では、マスクビットの1がたっているbitに対応する拡張シーケンスナンバーの網掛けされているbitの値「10」が第1算出値として算出される。また、第2算出値は、ノードアドレスとマスクビットとをANDして得られた値である。図6では、マスクビットの1がたっているbitに対応するノードアドレスの網掛けされているbitの値「10」が第2算出として算出される。
マスクビットの下位2bitが1である場合、拡張シーケンナンバー、ノードアドレスから抽出される第1算出値、第2算出値は、「00」、「01」、「10」、「11」の4通りである。従って、制御部20は、マスクビット及びノードアドレスにより、複数の無線端末装置をノードアドレスの下位2bitが同一である無線端末装置毎のグループに分けて識別する。マスクビットの下位2bitが1である場合には、複数の無線端末装置は4つのグループに分けられる。
マスクビットの値(マスクビットの1となるbit数)は、ビーコンを送信する無線中継装置1と接続可能な無線端末装置の数に応じて変更されるものである。IEEE802.15.4では、1つのビーコンで最大7つのノードアドレスを格納するものと規定されていることから、無線端末装置の総数と7の倍数とに応じてマスクビットの値が定められる。
算出した第1算出値と第2算出値とが一致する場合、制御部20は、受信したビーコンは自己が属するグループ宛のビーコンであると判別する。
記憶部21は、磁気的、光学的記録媒体又は半導体等の電気的に消去及び書き換えが可能な不揮発性メモリで構成されており、無線端末装置2に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着されるものである。例えば、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、MRAM(Magneto resistive Random Access Memory)、OUM(カルコゲニド合金による相変化記録メモリ)等を挙げることができる。また、記憶部21には、制御部20により実行される各種プログラム及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータ等が予め記憶されている。
アドレス用メモリ22は、電気的に消去及び書き換えが可能な不揮発性メモリで構成されている。アドレス用メモリ22には、無線端末装置2の自己を識別する端末識別情報(ノードアドレス)が記憶されており、アドレス用メモリ22は識別情報記憶部として機能する。
起動用タイマ23は、制御部20により算出された無線受信部27の起動タイミング(起動時刻)を計時するタイマであり、起動タイミングに達した旨を示す起動タイミング信号を制御部20に出力する。
電源制御部24は、制御部20からの指示に従い、無線端末装置2全体の電源を制御し、無線端末装置2内の各部にバッテリBからの電力を供給する。
バッテリBは、例えば、アルカリ乾電池やマンガン乾電池等の一次電池や、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池等である。
表示制御部25aは、制御部20から入力される表示指示に従って、各種情報を表示部25bに表示させる。
表示部25bは、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって構成され、表示制御部25aから入力される信号に応じて各種画面をディスプレイ上に表示する。
無線送信部26は、変調回路やRF(Radio Frequency)回路等を備えており、パケットの送信電力の調整を行うと共に、制御部20からの指示に応じて送信するデータの符号化を行なってパケットを構成し、構成したパケットの変調を行い、アンテナ29を介して無線中継装置1へパケットの送信を行う。
無線受信部27は、復調回路やRF回路等を備えており、パケットの受信感度の調整を行うと共に、アンテナ29を介して受信したパケットの復調を行い、復調したパケットの解析を行って得られたデータを制御部20に出力する。
SW28は、アンテナ29と無線送信部26又は無線受信部27との間に設けられており、制御部20からの指示に従って、無線送信部26からのパケットの送信又はアンテナ29からのパケットの受信を切替える。
アンテナ29は、設定された送信電力に応じてパケットの送信、又は設定された受信感度に応じてパケットの受信を行なう。
次に、図7〜14を参照して本実施の形態の動作を説明する。
図7に、無線中継装置1において実行されるビーコン送信処理のフローチャートを示す。なお、図7に示す処理は、無線中継装置1内の制御部10と各部との協働により実行されるものであり、無線中継装置1に電力が供給されている間に実行されるものである。
なお、本実施の形態において、端末情報用メモリ12に記憶されるノードアドレスの数に応じて、予めグループの総数が定められている。また、このグループの総数に応じてマスクビットの値も予め設定されているものとする。
制御部10は、nを初期化(0に設定)する(ステップS1)。ステップS1では、拡張シーケンスナンバーも初期化(0に設定)する。
nとは、拡張シーケンスナンバーとマスクビットとをANDして得られた値(10進数)とする。例えば、マスクビットの下位2bitが1の場合である場合、拡張シーケンスナンバーの下位2bitが「00」である場合にはn=0となる。拡張シーケンスナンバーの下位2bitが「01」である場合にはn=1となる。拡張シーケンスナンバーの下位2bitが「10」である場合にはn=2となる。拡張シーケンスナンバーの下位2bitが「11」である場合にはn=3となる。
制御部10は、無線受信部15を介して無線端末装置2からノードアドレスを含むパケットを受信したか否かを判別する(ステップS2)。ノードアドレスを含むパケットを受信した場合(ステップS2;YES)、制御部10は、受信したパケットに含まれるノードアドレスを端末情報用メモリ12に記憶させ(ステップS3)、ステップS2の処理に戻る。
制御部10は、拡張シーケンスナンバーをインクリメントし(ステップS4)、マスクビットと拡張シーケンスナンバーを含むビーコンのパケットを生成する(ステップS5)。
制御部10は、ビーコン送信タイマ13からビーコン送信タイミング信号が入力されたか否かを判別する(ステップS6)。ビーコン送信タイミング信号が入力されていない場合(ステップS6;NO)、制御部10は、ステップS6の処理に戻る。
ビーコン送信タイミング信号が入力された場合(ステップS6;YES)、制御部10は、後述する連続ビット制御処理を実行し(ステップS7)、連続ビットを記憶する(ステップS8)。
制御部10は、ステップS8後、ステップS5において生成したビーコンに連続ビットを加え、アンテナ19を介して無線送信部14により当該ビーコンを送信させ(ステップS9)、ビーコン送信タイマをクリアしてビーコンの送信間隔の計時を開始させる(ステップS10)。
制御部10は、無線受信部15を介して無線端末装置2からデータリクエストを受信したか否かを判別する(ステップS11)。
データリクエストを受信していない場合(ステップS11;NO)、制御部10は、ビーコン送信タイマによる計時から予め設定された時間(所定時間)が経過したか否かを判別する(ステップS12)。制御部10は、所定時間が経過していない場合(ステップS12;NO)、ステップS11の処理に戻り、処理時間が経過した場合(ステップS12;YES)、ステップS14の処理に進む。
データリクエストを受信した場合(ステップS11;YES)、制御部10は、データリクエストを送信してきた無線端末装置2宛てのデータを生成し、当該データを送信する(ステップS13)。
制御部10は、nに1を加算し(ステップS14)、nがグループ総数よりも大きいか否かを判別する(ステップS15)。nがグループ総数以下である場合(ステップS15;NO)、制御部10は、ステップS2の処理に戻る。
nがグループ総数よりも大きい場合(ステップS15;YES)、制御部10は、グループ番号の初期化(0に設定)を行ない(ステップS16)、ステップS2の処理に戻る。
図8〜11に、連続ビット制御処理のフローチャートを示す。なお、図8〜11に示す処理は、無線中継装置1内の制御部10と各部との協働により実行されるものである。
図8〜11に示す処理は、所定のグループに対する連続ビットの設定を行なう処理である。即ち、図8〜11に示す処理は、グループ毎に対して実行されるものである。この所定のグループとは、拡張シーケンスナンバーとマスクビットとをANDして得られた値と、ノードアドレスとマスクビットとをANDした値と、が一致するノードアドレスを有する無線端末装置のグループである。
本実施の形態においては、図8〜11に示す処理を、マスクビットの下位2bitが1である場合、即ち、4つのグループが生成される場合の例として説明する。
図8に示す処理は、拡張シーケンスナンバーとマスクビットとがANDして得られた値を「00」とし、この値とノードアドレスとマスクビットとがANDして得られた値とが一致するノードアドレスを有する無線端末装置のグループ0に対する連続ビットの設定を行なう処理の例として説明する。
制御部10は、nの値を判別する(ステップS101)。nが0である場合(ステップS101;n=0)、制御部10は、空き容量のあるグループがあるか否かを判別する(ステップS102)。nが0である場合とは、ビーコン送信処理においてグループ0宛のビーコンを作成し送信する処理が実行されているものである。
ステップS102における空き容量のあるグループの判別は、各グループ宛のデータ残量は、ビーコン送信間隔の間で無線端末装置に送信できるデータ量(ビーコン送信データ量DS)よりも小さいか否かを判別するものである。いずれかのグループ宛のデータ残量がビーコン送信データ量よりも小さい場合、ステップS102では、空き容量のあるグループありと判別される。全ての各グループ宛のデータ残量がビーコン送信データ量以上である場合、ステップS102では、空き容量のあるグループなしと判別される。
空き容量のあるグループがない場合(ステップS102;NO)、制御部10は、連続ビットの最下位bitを0に設定し(ステップS103)、本処理を終了する。
空き容量のあるグループがある場合(ステップS102;YES)、制御部10は、グループ0のデータ残量D0からビーコン送信データ量DSを差分した値が0より大きいか否かを判別する(ステップS104)。ステップS104では、グループ0宛のビーコンに含まれるグループ0に属する無線端末装置へ送信するデータが当該ビーコン送信間隔内で送信可能か否か(グループ0に属する無線端末装置にとって、次回の本来は自分のグループ0宛てではないビーコンに受信すべきデータが有るか無か)を判別するものである。
グループ0のデータ残量D0からビーコン送信データ量DSを差分した値が0以下である場合(ステップS104;NO)、制御部10は、グループ0宛のビーコンに含まれるグループ0に属する無線端末装置へ送信するデータが当該ビーコン送信間隔内で送信可能である(次回のビーコンにデータ送信を繰り越さない)と判別し、ステップS103の処理に進む。
n=0のデータ残量D0からビーコン送信データ量DSを差分した値が0よりも大きい場合(ステップS104;YES)、制御部10は、グループ0宛のビーコンに含まれるグループ0に属する無線端末装置へ送信するデータが当該ビーコン送信間隔内で送信可能でない(次回のビーコンにデータ送信を繰り越す)と判別し、連続ビットの最下位bitを1に設定し(ステップS105)、本処理を終了する。
nが1である場合(ステップS101;n=1)、制御部10は、図7のステップS8で記憶される連続ビットの最下位bitが1であるか否かを判別する(ステップS106)。nが1である場合とは、ビーコン送信処理では、グループ1宛のビーコンを作成し送信する処理が実行されている場合で有り、当該ビーコンに前回送信されたグループ0宛にまだ送信すべきデータが残っているか否かを連続bitの最下位から1bit上位のbitに記憶するものである。
連続ビットの最下位bitが1でない場合(ステップS106;NO)、制御部10は、グループ1のビーコン送信の1つ前にビーコン送信したグループ0のビーコンには、グループ0宛の送信できなかったデータは無いと判別し、連続ビットの最下位bitから1bit上位のbitを0に設定し(ステップS107)、本処理を終了する。
連続ビットの最下位bitが1である場合(ステップS106;YES)、制御部10は、グループ1のビーコン送信の1つ前にビーコン送信したグループ0のビーコンには、グループ0宛の送信できなかったデータがあると判別し、グループ0のデータ残量D0が0より大きいか否かを判別する(ステップS108)。
グループ0のデータ残量D0が0以下である場合(ステップS108;NO)、制御部10は、グループ0の未送信のデータは無いと判別し、ステップS107の処理に進む。
グループ0のデータ残量D0が0より大きい場合(ステップS108;YES)、制御部10は、グループ0のデータ残量D0にグループ1のデータ量D1を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0よりも大きいか否かを判別する(ステップS109)。
グループ0のデータ残量D0にグループ1のデータ量D1を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0以下である場合(ステップS109;NO)、制御部10は、グループ1宛のビーコンでグループ1宛のデータとグループ0宛の未送信のデータ全てを送信できると判別し、ステップS107の処理に進む。
グループ0のデータ残量D0にグループ1のデータ量D1を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0よりも大きい場合(ステップS109;YES)、制御部10は、グループ1宛のビーコンでは、グループ0宛の未送信のデータ全てを送信できないと判別し、連続ビットの最下位bitから1bit上位のbitを1に設定し(ステップS110)、本処理を終了する。
nが2である場合(ステップS101;n=2)、制御部10は、連続ビットの最下位bitから1bit上位のbitが1であるか否かを判別する(ステップS111)。nが2である場合とは、ビーコン送信処理では、グループ2宛のビーコンを作成し送信する処理が実行されている場合で有り、当該ビーコンに前回送信されたグループ1或るいは前々回から送信されるグループ0宛にまだ送信すべきデータが残っているか否かを連続bitの最下位から2bit上位のbitに記憶するものである。
図7のステップS8で記憶される連続ビットの最下位bitから1bit上位のbitが1でない場合(ステップS111;NO)、制御部10は、グループ2のビーコン送信の1つ前にビーコン送信したグループ1のビーコンには、グループ0宛の送信できなかったデータは無いと判別し、連続ビットの最下位bitから2bit上位のbitを0に設定し(ステップS112)、本処理を終了する。
連続ビットの最下位bitから1bit上位のbitが1である場合(ステップS111;YES)、制御部10は、グループ2のビーコン送信の1つ前にビーコン送信したグループ1のビーコンには、送信できなかったグループ0宛のデータがあると判別し、グループ0のデータ残量D0が0より大きいか否かを判別する(ステップS113)。
グループ0のデータ残量D0が0以下である場合(ステップS113;NO)、制御部10は、グループ0の未送信のデータは無いと判別し、ステップS112の処理に進む。
グループ0のデータ残量D0が0より大きい場合(ステップS113;YES)、制御部10は、グループ0のデータ残量D0、グループ1のデータ残量D1、グループ2のデータ量を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0よりも大きいか否かを判別する(ステップS114)。
グループ0のデータ残量D0、グループ1のデータ残量D1、グループ2のデータ量D2を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0以下である場合(ステップS114;NO)、制御部10は、グループ2宛のビーコンでグループ2宛のデータとグループ1宛及びグループ0宛の未送信のデータ全てを送信できると判別し、ステップS112の処理に進む。
グループ0のデータ残量D0、グループ1のデータ残量D1、グループ2のデータ量D2を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0よりも大きい場合(ステップS114;YES)、制御部10は、グループ2宛のビーコンでは、グループ0宛の未送信のデータ全てを送信できないと判別し、連続ビットの最下位bitから2bit上位のbitを1に設定し(ステップS115)、本処理を終了する。
nが3である場合(ステップS101;n=3)、制御部10は、図7のステップS8で記憶される連続ビットの最下位bitから2bit上位のbitが1であるか否かを判別する(ステップS116)。nが3である場合とは、ビーコン送信処理では、グループ3宛のビーコンを作成し送信する処理が実行されている場合で有り、当該ビーコンに前回送信されたグループ2或るいは前々回から送信されるグループ1或るいは前々々回から送信されるグループ0宛にまだ送信すべきデータが残っているか否かを連続bitの最下位から3bit上位のbitに記憶するものである。
図7のステップS8で記憶される連続ビットの最下位bitから2bit上位のbitが1でない場合(ステップS116;NO)、制御部10は、グループ3のビーコン送信の1つ前にビーコン送信したグループ2のビーコンには、グループ0宛の送信できなかったデータは無いと判別し、連続ビットの最下位bitから3bit上位のbitを0に設定し(ステップS117)、本処理を終了する。
連続ビットの最下位bitから2bit上位のbitが1である場合(ステップS116;YES)、制御部10は、グループ3のビーコン送信の1つ前にビーコン送信したグループ2のビーコンには、送信できなかったグループ0宛のデータがあると判別し、グループ0のデータ残量D0が0より大きいか否かを判別する(ステップS118)。
グループ0のデータ残量D0が0以下である場合(ステップS118;NO)、制御部10は、グループ0の未送信のデータは無いと判別し、ステップS117の処理に進む。
グループ0のデータ残量D0が0より大きい場合(ステップS118;YES)、制御部10は、グループ0のデータ残量D0、グループ1のデータ残量D1、グループ2のデータ残量D2、グループ3のデータ量D3を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0よりも大きいか否かを判別する(ステップS119)。
グループ0のデータ残量D0、グループ1のデータ残量D1、グループ2のデータ残量D2、グループ3のデータ量D3を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0以下である場合(ステップS119;NO)、制御部10は、グループ3宛のビーコンでグループ3宛のデータとグループ1、2宛及びグループ0宛の未送信のデータ全てを送信できると判別し、ステップS117の処理に進む。
グループ0のデータ残量D0、グループ1のデータ残量D1、グループ2のデータ残量D2、グループ3のデータ量D3を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0よりも大きい場合(ステップS119;YES)、制御部10は、グループ3宛のビーコンでは、グループ0宛の未送信のデータ全てを送信できないと判別し、連続ビットの最下位bitから3bit上位のbitを1に設定し(ステップS120)、本処理を終了する。
なお、制御部10は、グループ数が4よりも多い場合には、nに応じて、ステップS116〜ステップS120と同様の処理を実行する。
例えば、制御部10は、グループnのビーコン送信の1つ前にビーコン送信したグループn−1のビーコンに、送信できなかったグループ0宛のデータがない場合、グループ0のデータ残量D0が0以下の場合、グループ0のデータ残量D0〜グループn−1のデータ残量の合計量にグループnのデータ量を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0以下の場合、連続ビットの最下位bitからnbit上位のbitを0に設定する。
また、制御部10は、グループnのビーコン送信の1つ前にビーコン送信したグループn−1のビーコンに、送信できなかったグループ0宛のデータがある場合であって、グループ0のデータ残量D0が0より大きく、グループ0のデータ残量D0〜グループn−1のデータ残量の合計量にグループnのデータ量を加算した値からビーコン送信データ量DSを減算した値が0よりも大きい場合、連続ビットの最下位bitからnbit上位のbitを1に設定する。
制御部10は、図8に示した処理を全グループ、本実施の形態においてはグループ1、2及び3に対しても同様に行う。図9にグループ1に対する連続ビット制御処理のフローチャート、図10にグループ2に対する連続ビット制御処理のフローチャート、図11にグループ3に対する連続ビット制御処理のフローチャートを示す。
図8の処理においてグループ0におけるn=0の処理(ステップS102〜ステップS105)は、グループ1においてはn=1のとき(ステップS122〜ステップS125)、グループ2においてはn=2のとき(ステップS142〜ステップS145)、グループ3においてはn=3のとき(ステップS162〜ステップS165)に行われる。
グループ0におけるn=1の処理(ステップS106〜ステップS110)は、グループ1においてはn=2のとき(ステップS126〜ステップS130)、グループ2においてはn=3のとき(ステップS146〜ステップS150)、グループ3においてはn=0のとき(ステップS166〜ステップS170)に行われる。
グループ0におけるn=2の処理(ステップS111〜ステップS115)は、グループ1においてはn=3のとき(ステップS131〜ステップS135)、グループ2においてはn=0のとき(ステップS151〜ステップS155)、グループ3においてはn=1のとき(ステップS171〜ステップS175)に行われる。
グループ0におけるn=3の処理(ステップS116〜ステップS120)は、グループ1においてはn=0のとき(ステップS136〜ステップS140)、グループ2においてはn=1のとき(ステップS156〜ステップS160)、グループ3においてはn=2のとき(ステップS176〜ステップS180)に行われる。
このように、無線中継装置1は、送信するビーコンに含めるノードアドレスが示す無線端末装置が属するグループのデータ量がビーコン送信期間(ビーコン送信間隔)内で送信可能なデータ量を超える場合、連続ビットとして当該グループに属する無線端末装置の無線受信部の動作状態を受信可能状態に維持させる設定を行なうことができる。そしてこの連続ビットと、と拡張シーケンスナンバー及びマスクビットと、を含むビーコンを定期的に無線端末装置2へ送信することができる。
図12に、無線端末装置2において実行されるビーコン受信処理のフローチャートを示す。なお、図12に示す処理は、無線端末装置2内の制御部20と各部との協働により実行されるものであり、無線端末装置2に電力が供給されている間に実行されるものである。
制御部20は、アドレス用メモリ22に記憶されている自己のノードアドレスを含むパケットを生成し、当該パケットを無線送信部26を介して無線中継装置1に送信する(ステップS21)。
制御部20は、無線中継装置1との間の無線回路を確保するため、無線中継装置1から周期的に送信されているビーコンを検索(ビーコンサーチ)する(ステップS22)。ビーコンサーチが終了して無線中継装置1との間の無線回路が確保されると、制御部10は後述する起動タイミング算出処理を実行する(ステップS23)。
制御部10は、無線受信部27によりビーコンを受信すると(ステップS24)、無線受信部27によるビーコンの解析結果により、自己が属するグループ宛のビーコンか否かを判別する(ステップS25)。
ステップS25では、受信されたビーコンから拡張シーケンスナンバー及びマスクビットが抽出される。そして、当該ビーコンに含まれる拡張シーケンスナンバー及びマスクビットにより算出された第1算出値と、自己のノードアドレス及びマスクビットにより算出された第2算出値とが一致するか否かが判別される。第1算出値と第2算出値とが一致する場合、受信したビーコンは、自己が属するグループ宛のビーコンであると判別される。
受信したビーコンが自己が属するグループ宛のビーコンでない場合(ステップS25;NO)、制御部20は、ステップS22の処理に戻る。
受信したビーコンが自己が属するグループ宛のビーコンである場合(ステップS25;YES)、制御部20は、受信したビーコンのPAフィールドに自己のノードアドレスが含まれているか否かを判別する(ステップS26)。
受信したビーコンのPAフィールドに自己のノードアドレスが含まれている場合(ステップS26;YES)、制御部20は、後述するデータ受信処理を実行する(ステップS27)。
制御部20は、受信したビーコンの連続ビットを参照し、当該連続ビットにおいて自己が属するグループに対応するbitは1であるか否かを判別する(ステップS28)。
ステップS28では、拡張シーケンスナンバーとマスクビットとをANDして得られた値と自己のノードアドレスとマスクビットとをANDして得られた値との差分値を算出し、連続ビットの最下位bitから算出された差分値を加えたbitが1であるか否かが判別される。例えば、拡張シーケンスナンバーとマスクビットとをANDして得られた値と自己のノードアドレスとマスクビットとをANDして得られた値とが一致する場合には、連続ビットの最下位bitが1であるか否かが判別される。拡張シーケンスナンバーとマスクビットとをANDして得られた値が「10」、ノードアドレスとマスクビットとをANDしてえられた値が「00」である場合には、差分値は2となり、連続ビットの最下位bitから2bit上位のbitが1であるか否かが判別される。
連続ビットにおいて自己が属するグループに対応するbitが1でない場合(ステップS28;NO)、制御部20は、起動タイミング算出処理を実行し(ステップS29)、ステップS24の処理に戻る。
連続ビットにおいて自己が属するグループに対応するbitが1である場合(ステップS28;YES)、制御部20は、ステップS31の処理に進む。
受信したビーコンのPAフィールドに自己のノードアドレスが含まれていない場合(ステップS26;NO)、制御部20は、受信したビーコンの連続ビットを参照し、当該連続ビットにおいて自己が属するグループに対応するbitは1であるか否かを判別する(ステップS30)。ステップS30の判別は、ステップS28と同様である。
連続ビットにおいて自己が属するグループに対応するbitが1でない場合(ステップS30;NO)、制御部20は、ステップS29の処理に進む。
連続ビットにおいて自己が属するグループに対応するbitが1である場合(ステップS30;YES)、制御部20は、次に受信するビーコンの受信準備を行なう(ステップS31)。ステップS31における受信準備としては、無線受信部27を受信可能状態に維持させるもの等である。
制御部20は、ステップS31後に無線受信部27によりビーコンを受信すると(ステップS32)、ステップS26に戻る。
図13に、起動タイミング算出処理のフローチャートを示す。なお、図13に示す処理は、無線端末装置2内の制御部20と各部との協働により実行されるものである。
制御部20は、無線中継装置1からビーコンを受信した時刻をTに設定し(ステップS41)、受信したビーコンに含まれているビーコン送信間隔をSFIに設定する(ステップS42)。
また、制御部20は、受信したビーコンのビーコンペイロードに含まれている拡張シーケンスナンバーをSCNに設定し(ステップS43)、マスクビットをMに設定する(ステップS44)。更に、制御部20は、自己のノードアドレスをADDRに設定する(ステップS45)。
制御部20は、SCNとMとのANDの値をSCNに設定し、ADDRとMとのANDの値をADDRに設定する(ステップS46)。
制御部20は、ADDRがSCNよりも大きいか否かを判別する(ステップS47)。ADDRがSCN以下である場合(ステップS47;NO)、制御部20は、Mに1を加算した値にADDRを加算して、新たなADDRを設定する(ステップS48)。例えば、ステップS48では、Mが「11」、ADDRが「10」である場合、Mに1を加算すると「100」となる。そしてこの「100」にADDRの値「10」を加算した「110」が新たなADDRとして設定される。
ADDRがSCNよりも大きい場合(ステップS47;YES)、又はステップS48後、制御部20は、ADDRからSCNを差分した値(差分値)をNSFIに設定する(ステップS49)。このNSFIは、ビーコンを受信してから次にビーコンを受信するまでのビーコン送信間隔の数となる。例えば、ADDRが「10」、SCNが「00」である場合、NSFIは「10」となる。この場合NSFIは10進数で示すと「2」である。従って、ビーコンを受信してから次にビーコンを受信するまでのビーコン送信間隔の数、即ちNSFIは2に設定されることとなる。
制御部20は、NSFIとSFIを乗算した値(第3算出値)にTを加算し、予め設定された余裕時間αを減算し、起動タイミング(起動時刻)を算出する(ステップS50)。制御部20は、算出した起動タイミングを起動用タイマにセットし(ステップS51)、起動用タイマによる計時を開始させ、無線送信部26や無線受信部27等の各部への電力供給を最低限に設定し、無線送信部26や無線受信部27等の動作を停止させ、無線端末装置2をスリープ状態とする(ステップS52)。
制御部20は、起動用タイマ23から起動タイミング信号が入力されたか否かを判別して起動時刻か否かを判別する(ステップS53)。起動時刻でない場合(ステップS53;NO)、制御部20は、ステップS53の処理に戻る。
起動時刻である場合(ステップS53;YES)、制御部20は、起動用タイマ23をクリアし、スリープ状態である各部を起動させ(ステップS54)、本処理を終了する。
図14に、データ受信処理のフローチャートを示す。なお、図14に示す処理は、無線端末装置2内の制御部20と各部との協働により実行されるものである。
制御部20は、無線受信部27によるビーコンの解析結果により、自己が属するグループ宛のビーコンか否かを判別する(ステップS61)。ステップS61の判別は、ステップS25と同様の判別内容であるため、説明は省略する。
受信したビーコンが自己が属するグループ宛のビーコンでない場合(ステップS61;NO)、制御部20は、無線受信部27の動作状態を受信可能状態に維持させ、無線中継装置1と他の無線端末装置2との通信のモニタリング(パケットモニタ)を行う(ステップS62)。
制御部20は、パケットモニタを行なっている最中に優先グループの通信が終了したか否かを判別する(ステップS63)。優先グループとは、ビーコンにより送信されるデータを受信する際、自己が属するグループよりも優先されてデータを受信するグループである。
例えば、受信したビーコンの拡張シーケンスナンバーとマスクビットとをANDして得られた値と、ノードアドレスとマスクビットとをANDして得られた値とが一致する無線端末装置のグループが、データの受信を最優先に行なうグループ(最優先グループ)となる。つまり、データを受信するグループの優先度は、拡張シーケンスナンバーとマスクビットとをANDして得られた値から各無線端末装置のノードアドレスとマスクビットとをANDして得られた値を減算した値(減算値)に相当する。この減算値が小さい程、優先度が高くなる。
優先グループの通信が終了したか否かの判別では、制御部20は、受信したビーコンのPAフィールド内に含まれているノードアドレスに基づいて、PAフィールドに含まれている各ノードアドレスが属するグループの優先度を算出する。そして制御部20は、自己が属するグループよりも優先度が高いグループに属するノードアドレスに対応する無線端末装置と無線中継装置との通信をモニタリングする。このモニタリングしている無線端末装置の通信が終了したか否かを制御部20が判別することにより、優先グループの通信が終了したか否かが判別される。
優先グループの通信が終了していない場合(ステップS63;NO)、制御部20は、ステップS62の処理に戻る。
優先グループの通信が終了した場合(ステップS63;YES)、制御部20は、データ転送時間に余裕があるか否かを判別する(ステップS64)。
ステップS64では、例えば、制御部20は、受信したビーコンに含まれるビーコン送信間隔と、当該ビーコンを受信した時刻とに基づいて、次にビーコンを受信するまでの時刻を算出し、現在時刻から算出した時刻までの時間が無線中継装置からデータを受信するために要する時間よりも長い場合、データ転送時間に余裕があると判別するものである。
データ転送時間に余裕がない場合(ステップS63;NO)、制御部20は、本処理を終了する。データ転送時間に余裕がある場合(ステップS63;YES)、制御部20は、データリクエストを無線中継装置1に送信する(ステップS65)。
制御部20は、データリクエストを無線中継装置1に送信した後、無線中継装置1からACK(Ackowledgment)を受信し(ステップS66)、データを受信する(ステップS67)。
制御部20は、データの受信が完了するとACKを無線中継装置1に送信し(ステップS68)、本処理を終了する。
図15に、ビーコン受信処理を行っている無線端末装置の動作例を示す。
図15には、マスクビットが3(下位2bitが1)である場合の例を示し、ビーコンに含まれる拡張シーケンスナンバーの下位2bitと、連続ビットの下位4bitを示す。
各無線端末装置のノードアドレス及びビーコンに含まれるマスクビットにより、複数の無線端末装置は、4つのグループに分けられる。例えば、複数の無線端末装置は、ノードアドレスの下位2bitが「00」である無線端末装置をグループ0、ノードアドレスの下位2bitが「01」である無線端末装置をグループ1、ノードアドレスの下位2bitが「10」である無線端末装置をグループ2、ノードアドレスの下位2bitが「11」である無線端末装置をグループ3、に分けられる。
本実施の形態において、図15に示すグループ0に属する無線端末装置の数を10台、グループ1に属する無線端末装置の数を5台、グループ2、3に属する無線端末装置の数を0台とする。また、各無線端末装置に送信するデータ量は同一とし、ビーコン送信間隔で送信できるデータ量は、7台分の無線端末装置に送信するデータ量とする。
グループ0に属する無線端末装置は、自己が属するグループ宛のビーコン(マスクビットにより抽出された拡張シーケンスナンバーの値が「00」であるビーコン)を受信し、、受信したビーコンのPAフィールドに自己のノードアドレスが含まれている場合、データ受信処理(ダウンロード)を行う。図15に示す例では、7台の無線端末装置が無線中継装置からデータを受信することとなる。
そしてグループ0に属する無線端末装置は、自己のグループの連続ビット(連続ビットの最下位bit)が1であるため、無線受信部27を受信可能状態に維持させる。
次に、グループ0に属する無線端末装置は、マスクビットにより抽出された拡張シーケンスナンバーの値が「01」であるビーコンを受信し、受信したビーコンのPAフィールドに自己のノードアドレスが含まれている場合、優先グループ(グループ1)の通信が終了した後、データ受信処理(ダウンロード)を行う。図15に示す例では、グループ1の5第の無線端末装置がデータを受信した後、グループ0に属する2台の無線端末装置が無線中継装置からデータを受信することとなる。
そしてグループ0に属する無線端末装置は、自己のグループの連続ビット(連続ビットの最下位bitより1bit上位のbit)が1であるため、無線受信部27を受信可能状態に維持させる。
そして、グループ0に属する無線端末装置は、マスクビットにより抽出された拡張シーケンスナンバーの値が「10」であるビーコンを受信し、受信したビーコンのPAフィールドに自己のノードアドレスが含まれている場合、優先グループ(グループ1、2)の通信が終了した後、データ受信処理(ダウンロード)を行う。図15に示す例では、グループ1、2にはデータを受信する無線端末装置がないため、ビーコンを受信後にグループ0に属する1台の無線端末装置が無線中継装置からデータを受信することとなる。
そしてグループ0に属する無線端末装置は、自己のグループの連続ビット(連続ビットの最下位bitより2bit上位のbit)が0であるため、スリープ状態となる。
また、グループ1、2、3にそれぞれ属する無線端末装置は、マスクビットにより抽出された拡張シーケンスナンバーの値がそれぞれ「01」、「10」、「11」であるビーコンを受信し、3つのビーコン送信間隔の間、スリープ状態となる。
従って、無線端末装置2は、無線中継装置1から周期的に送信されるビーコン全てを受信する必要がなくなり、最低4回に1回送信されるビーコンを受信すればよいこととなる。
このように、無線端末装置2は、ビーコンに含まれている拡張シーケンスナンバー及びマスクビットと自身のノードアドレスとに基づいて算出した起動タイミングまで、無線受信部27の動作を停止できることから、送信される全てのビーコンを受信可能とするために消費される電力の低減を図ることができる。そして、無線端末装置2は、算出した起動タイミングで起動された無線受信部27が受信したビーコンに含まれ、自己が属するグループのデータ残量に応じて設定された連続ビットに基づいて、無線受信部27の動作状態を受信可能状態に維持するか否かを設定することができる。従って、各グループのデータ残量に応じて各グループに属する無線端末装置が備える無線受信部27の動作状態を維持して連続的にビーコンを受信させ、データの受信完了期間の短縮を図ることができ、無線端末装置2の省電力化を図ることができる。
例えば、各グループの無線端末装置の数が不均一である場合、多数の無線端末装置から構成されるグループにおいて、他のグループ宛のビーコンを用いて、データの受信を行なわせることができ、無線リソース(周波数帯域、電力、伝送方式等)の時間利用の効率化を図ることができるため、起動時における起動初期処理による消費電力の削減が可能となる。
更に、無線端末装置2は、連続ビットに応じて無線受信部27を受信可能状態に維持させ、受信したビーコンに自己のノードアドレスが含まれている場合にデータを受信することができる。
特に、受信可能状態に維持された無線受信部27がビーコンを受信した場合であって、当該ビーコンが自己が属するグループ宛のビーコンでない場合、当該ビーコンの受信対象であるグループ(優先グループ)に属する無線端末装置によるデータの受信が完了した後、データを受信することができるため、優先グループに属する無線端末装置によるデータの受信を優先させることができる。従って、優先グループに属する無線端末装置は、他のグループのデータ残量に影響されることなく、グループ毎にビーコンを受信してデータを取得することができる。
無線通信システムの概略構成図である。 無線中継装置の概略構成図である。 ビーコンフォーマットの例を示す図である。 連続ビットフィールドのフォーマットの例を示す図である。 無線端末装置の概略構成図である。 拡張シーケンスナンバー、マスクビット、ノードアドレスの例を示す図である。 ビーコン送信処理のフローチャートである。 グループ0に対する連続ビット制御処理のフローチャートである。 グループ1に対する連続ビット制御処理のフローチャートである。 グループ2に対する連続ビット制御処理のフローチャートである。 グループ3に対する連続ビット制御処理のフローチャートである。 ビーコン受信処理のフローチャートである。 起動タイミング算出処理のフローチャートである。 データ受信処理のフローチャートである。 ビーコン受信処理を行っている無線端末装置の動作例を示す図である。
符号の説明
1 無線中継装置
2 無線端末装置
3 有線ネットワーク
10 制御部
11 記憶部
12 端末情報用メモリ
13 ビーコン送信タイマ
14 無線送信部
15 無線受信部
16 SW
17 有線I/F
18 バッファ
19 アンテナ
20 制御部
21 記憶部
22 アドレス用メモリ
23 起動用タイマ
24 電源制御部
25a 表示制御部
25b 表示部
26 無線送信部
27 無線受信部
28 SW
29 アンテナ
A 無線通信システム
B バッテリ
B1 MACヘッダ領域
B2 MACペイロード領域
B3 MFR領域
B21 SS
B22 GTSフィールド
B23 PAフィールド
B24 ビーコンペイロード
B24a 拡張シーケンスナンバー
B24b 連続ビット
B24c マスクビット

Claims (7)

  1. ビーコンを受信する受信部を備えた無線端末装置において、
    前記ビーコンは、当該ビーコンの受信対象となる無線端末装置が属するグループを示すグループ識別情報と、前記グループ毎のデータ残量に応じて前記グループ毎に前記受信部の動作状態を受信可能状態に維持するか否かを示す受信状態指示情報と、を含み、
    自己を識別する端末識別情報が記憶されている識別情報記憶部と、
    前記受信部により受信したビーコンに含まれているグループ識別情報と前記端末識別情報とに基づいて、前記受信部を起動させるタイミングを算出し、当該算出したタイミングまで前記受信部の動作を停止させ、当該算出したタイミングで前記受信部を起動して前記ビーコンを受信させ、当該算出したタイミングで受信したビーコンに含まれている前記受信状態指示情報に基づいて前記受信部の動作状態を設定する制御部と、
    を備えることを特徴とする無線端末装置。
  2. 前記制御部は、
    前記受信状態指示情報が前記受信部の動作状態を受信可能状態に維持することを示している場合、前記受信部の動作状態を受信可能状態に維持させ、
    当該受信可能状態に維持された前記受信部により受信した前記ビーコンに自己の端末識別情報が含まれている場合には、前記受信部によりデータを受信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線端末装置。
  3. 前記制御部は、
    前記受信可能状態に維持された前記受信部が前記ビーコンを受信した場合、
    前記グループ識別情報と前記端末識別情報とに基づき前記受信部により受信したビーコンが自己が属するグループ宛のビーコンであるか否かを判別し、
    前記ビーコンが自己が属するグループ宛のビーコンでない場合には、当該ビーコンの受信対象であるグループに属する無線端末装置によるデータの受信が完了した後、前記ビーコンに自己の端末識別情報が含まれている場合には、前記受信部によりデータを受信すること、
    を特徴とする請求項2に記載の無線端末装置。
  4. 無線端末装置に定期的にビーコンを送信する送信部と、
    前記ビーコンの受信対象となる前記無線端末装置が属するグループを示すグループ識別情報と、前記グループ毎のデータ残量に応じて前記グループ毎に前記無線端末装置が備える受信部の動作状態を受信可能状態に維持するか否かを示す受信状態指示情報と、を含む前記ビーコンを生成し、生成した前記ビーコンを前記送信部により前記無線端末装置へ送信させる制御部と、
    を備えることを特徴とする無線中継装置。
  5. 前記ビーコンは、データの送信対象となる前記無線端末装置の端末識別情報を含み、
    前記制御部は、
    送信する前記ビーコンに含める前記端末識別情報が示す無線端末装置が属するグループのデータ量がビーコン送信期間内で送信可能なデータ量を超える場合、前記受信状態指示情報として当該グループに属する無線端末装置の前記受信部の動作状態を受信可能状態に維持させるものとすること、
    を特徴とする請求項4に記載の無線中継装置。
  6. 無線端末装置のコンピュータを、
    受信対象となる無線端末装置が属するグループを示すグループ識別情報と、前記グループ毎のデータ残量に応じて前記グループ毎に前記受信部の動作状態を受信可能状態に維持するか否かを示す受信状態指示情報と、を含むビーコンを受信する受信手段、
    前記受信したビーコンに含まれているグループ識別情報と自己を識別する端末識別情報とに基づいて、前記受信機能を起動させるタイミングを算出し、当該算出したタイミングまで前記受信機能の動作を停止させ、当該算出したタイミングで前記受信機能を起動して前記ビーコンを受信させ、当該算出したタイミングで受信したビーコンに含まれている受信状態指示情報に基づいて前記受信機能の動作状態を設定する制御手段、
    として機能させるプログラム。
  7. 無線中継装置のコンピュータを、
    無線端末装置に定期的にビーコンを送信する送信手段、
    前記ビーコンの受信対象となる前記無線端末装置が属するグループを示すグループ識別情報と、前記グループ毎のデータ残量に応じて前記グループ毎に前記無線端末装置が備える受信部の動作状態をビーコンの受信可能状態に維持するか否かを示す受信状態指示情報と、を含む前記ビーコンを生成し、生成した前記ビーコンを前記送信機能により前記無線端末装置へ送信させる制御手段、
    として機能させるプログラム。
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