JP5124412B2 - 詰め替え容器 - Google Patents

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Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
近年では、容器体内の内容物を使い切った後に、この容器体内に詰め替え容器から内容物を移し替え、容器体を廃棄せずに引き続き使用する需要者が増えている。従来から、この詰め替え時に、内容物が容器体の外側にこぼれ落ちたり、内容物が空気と接触することで例えば内容物の香りが逸散したり、或いは内容物が吸湿したりする等の問題が指摘されていた。
このような問題を解決するための手段として、例えば下記特許文献1に示されるように、詰め替え容器を、気密性を有する袋体とすることで、内容物の詰め替えに際し、内容物を詰め替え容器である袋体ごと容器体内に収納することが提案されている。
特開2006−188266号公報
しかしながら、容器体内に内容物を袋体ごと収納する手段では、以下に示す問題があった。
例えば、容器体を傾けて容器体から内容物を取り出す際、容器体から取り出される内容物の量が、容器体の傾きだけではなく容器体内に収納された袋体の形状に依存するので、内容物を適量取り出すことが難しいという問題があった。また、容器体が例えばガラス等の透明な材質で形成されている場合、容器体の外側から袋体が透けて見えることで見栄えが悪くなり、しかも容器体が透明であっても内容物が袋体に収容されているので内容物の残量を確認することが困難であるという問題もあった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、詰め替え容器内の内容物を容易且つ短時間で移し替えることができる詰め替え容器を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る詰め替え容器は、内容物が充填された有底筒状の容器本体を備える詰め替え容器であって、前記容器本体の口部は、容器軸方向に沿った前記容器本体の外側の外側開口部がシール材により閉塞された外筒部と、前記外筒部の内側に容器軸方向に沿った移動を規制された状態で配設されると共に、前記シール材に容器軸方向に沿った前記容器本体の内側から対向する刃部を有する内筒部と、を備え、前記外筒部には、径方向の外側に突出した押し当て部が備えられ、前記外筒部は、容器軸方向に沿って屈曲変形可能であることを特徴とするものである。
本発明に係る詰め替え容器においては、まず、この詰め替え容器を倒立姿勢にした状態で、内容物を使い切った後の容器体の口部の開口端縁に、外筒部の押し当て部を押し当てる。この際、押し当て部が、外筒部において径方向の外側に突出しているので、外筒部の外側開口部を、容器体の口部の径方向の内側に位置させることができる。
次いで、詰め替え容器を容器体側に押し込んでいくと、容器体の口部の開口端縁によって押し当て部が容器軸方向に沿った容器本体の内側に向けて押圧され、外筒部が容器軸方向に沿って屈曲変形させられる。ここで、内筒部が、外筒部の内側に容器軸方向に沿った移動を規制された状態で配設されているので、外筒部が屈曲変形することで、外筒部の外側開口部を閉塞するシール材と、内筒部が有する前記刃部とが容器軸方向に沿って接近する。
次いで、更に詰め替え容器を容器体側に押し込んでいくと、シール材に刃部が押し当てられて、シール材が破断される。これにより、容器本体内の内容物がその口部を通って容器体内に注ぎ込まれ、詰め替え容器内の内容物が容器体内に移し替えられる。この際、前述したように外筒部の外側開口部を容器体の口部の径方向の内側に位置させておくことで、内容物を、外気に触れることを抑えつつしかも短時間で容器体内に移動させることができる。
以上より、本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え容器内の内容物を容易且つ短時間で移し替えることができる。
また、本発明に係る詰め替え容器では、前記押し当て部は、環状に形成されていても良い。
この場合、押し当て部が環状に形成されているので、詰め替え容器を倒立姿勢にした状態で容器体の口部の開口端縁に押し当て部を押し当てる際、この押し当て部を前記開口端縁に全周に亘って押し当てることができる。これにより、詰め替え容器を容器体側に押し込む作業が容易となり、詰め替え容器内の内容物をより一層容易且つ短時間で移し替えることができる。
また、詰め替え容器を容器体側に押し込む際に、容器体の口部の開口端縁から押し当て部に作用する力が、環状の押し当て部を介して外筒部の全周に亘って伝達されるので、外筒部の屈曲変形を容器軸回りの位置によらず安定させて高精度にすることができる。これにより、シール材に刃部が押し当てられる際のシール材の姿勢を安定したものとすることが可能となり、刃部によるシール材の破断を円滑且つ確実なものとすることができる。
また、環状の押し当て部を容器体の口部の開口端縁に押し当てることで、容器体の内部と外部との連通を押し当て部によって効果的に抑えることが可能となるので、詰め替え容器内の内容物を容器体内に移し替える際、内容物が外気に触れるのをより一層抑制することができる。
また、本発明に係る詰め替え容器では、前記内筒部は、前記押し当て部の径方向の内側に挿通されていると共に、前記外筒部が屈曲変形したときに前記押し当て部の容器軸方向に沿った移動を案内する構成とされていても良い。
この場合、内筒部は、押し当て部の径方向の内側に挿通されていると共に、外筒部が屈曲変形したときに押し当て部の容器軸方向に沿った移動を案内する構成とされているので、シール材に刃部が押し当てられる際のシール材の姿勢をより安定したものとすることが可能となり、刃部によるシール材の破断をより一層円滑且つ確実なものとすることができる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え容器内の内容物を容易且つ短時間で移し替えることができる。
以下、本発明に係る詰め替え容器の一実施形態を、図1から図3を参照して説明する。
図1は、本発明に係る詰め替え容器の一実施形態の半断面図である。図2は、図1に示す詰め替え容器の使用方法を説明するための図である。図3は、図1に示す詰め替え容器の使用方法を説明するための図である。
図1に示すように、詰め替え容器1は、内容物Fが充填された有底筒状の容器本体2を備えている。更に、本実施形態では、詰め替え容器1は、口部3を覆うように容器本体2に装着されたキャップ4を備えている。
なお、図示の例では、容器本体2及びキャップ4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oと称し、容器軸Oに沿ってキャップ4側を上側、容器本体2側を下側と称する。
図示の例では、容器本体2は、底部5、胴部6、肩部7及び前記口部3を備えている。
胴部6の上端部6aは、その外径が、胴部6において上端部6aより下側に位置する部分の外径より小さくなっている。この上端部6aには、前記キャップ4の下端部が係脱可能に係合されている。
肩部7は、胴部6の上端部6aの上端に連設されており、上側に向かうに連れて漸次縮径している。また、肩部7には、その下面から下側に向けて突出されたリブ7aが、容器軸O回りに間隔をあけて複数設けられている。前記リブ7aは、例えば肩部7に容器軸Oを中心として放射状に凹凸部を形成して、この肩部7を容器軸O回りに波打ち形状とすることによって形成することができる。
口部3は、上側の開口部である外側開口部9aがシール材8により閉塞された外筒部9と、外筒部9の内側に配設された内筒部10と、を備えている。図示の例では、外筒部9は、その下側の端部である内側端部9bが肩部7の上端に連設され、内筒部10は、容器本体2と別部材で構成されている。また、図示の例では、シール材8は、外筒部9の上側から、外筒部9の上側の開口端縁の全周に亘って接着されている。シール材8の材質としては、例えばアルミフィルム、アルミシート、樹脂製フィルム及び樹脂製シート等が挙げられる。
外筒部9には、径方向の外側に突出した押し当て部11が備えられている。また、本実施形態では、押し当て部11は、環状に形成されている。
図示の例では、外筒部9は、上側の端部である外側端部9dと前記内側端部9bとの間に位置する部分が径方向の外側に膨出するように形成されている。即ち、外筒部9の外側端部9dの下端には、前記押し当て部11が連設されており、この押し当て部11は、径方向の外側に向かうに連れて漸次下側に向かうように形成されている。また、押し当て部11の下端には、上側から下側に向かうに従い漸次縮径する環状体に形成され、下端が前記内側端部9bの上端と連なる連結環部12が連設されている。また、図示の例では、押し当て部11と連結環部12との連結部分12aの縦断面視形状は、凸曲面状となっている。
また、外筒部9において外側端部9dの内径及び外径は、内側端部9bの内径及び外径それぞれよりも若干大きくなっている。また、外側端部9dの上端部及び下端部は、外筒部9の他の部分より厚肉に形成されて剛性が高められている。
また、本実施形態では、押し当て部11には、この押し当て部11に上側から所定の筒状体を押し当てるときに、前記筒状体が外筒部9の外側開口部9aを径方向の外側から囲うように位置決めをする位置決めガイド部11aが備えられている。
図示の例では、位置決めガイド部11aは、筒状に形成され、押し当て部11における容器軸O方向の中間部分に、容器軸Oと同軸に配設されている。そして、押し当て部11は、前記位置決めガイド部11aと、位置決めガイド部11aの上端から外側端部9dの下端まで延びる第1環部11bと、位置決めガイド部11aの下端から下側に延びる第2環部11cと、により構成されている。
以上のように位置決めガイド部11aを備える押し当て部11によれば、この押し当て部11に所定の筒状体を押し当てるときに、位置決めガイド部11aの外周面と前記筒状体の内周面とを接触させながら径方向の位置を調整して位置決めすることで、前記筒状体が外筒部9の外側開口部9aを径方向の外側から囲うように位置決めすることができる。
そして、本実施形態では、外筒部9は、容器軸O方向に沿って屈曲変形可能とされている。
図示の例では、外筒部9に上側から力が作用した場合、連結環部12と押し当て部11との連結部分12a及び連結環部12と内側端部9bとの連結部分12bに応力が集中して、外筒部9は、これら連結部分12a、12bを起点として容器軸O方向に屈曲変形可能とされている。
内筒部10は、容器軸O方向に沿った移動を規制された状態で配設されている。
図示の例では、内筒部10は、その下側の端部である内側端部10aが外筒部9の内側端部9b内に挿入されている。また、内筒部10の内側端部10aは、その外径が、内筒部10において内側端部10aより上側に位置する部分の外径より小さくなっていると共に、外筒部9の内側端部9b内に嵌合されている。
また、内筒部10には、シール材8に下側から対向する刃部13が形成されている。図示の例では、刃部13は、内筒部10の上側の開口端縁に形成され、上側から押し当てられるシール材8を破断可能な構成とされている。
図示の例では、刃部13は、上側に頂角が向く三角形状の複数の三角刃13aが容器軸O回り全周に亘って連続的に配置された鋸刃状に形成されている。また図示の例では、各三角刃13aは、下側から上側に向かうに連れて径方向の肉厚が薄くなっており、シール材8をより破断させやすくなっている。
また、本実施形態では、内筒部10は、押し当て部11の径方向の内側に挿通されていると共に、外筒部9が屈曲変形したときに押し当て部11の容器軸O方向に沿った移動を案内する構成とされている。
図示の例では、内筒部10は、その刃部13の下端が押し当て部11の内周縁部11dより上方に位置するように押し当て部11に挿通されている。また、内筒部10は、その外周面が押し当て部11の内周縁部11dと摺接した状態で挿通されている。また、内筒部10は、押し当て部11の内周縁部11dと摺接している部分である挿通部分10bより下側の部分で、且つ前記内側端部10aより上側の部分である中間部分10cの外径が、前記挿通部分10bの外径と同等となっている。
以上のように内筒部10を構成することで、外筒部9が容器軸O方向に沿って屈曲変形したときに、押し当て部11は、その内周縁部11dが内筒部10の前記中間部分10cの外周面上を摺動し、内筒部10によって容器軸O方向に沿った移動を案内される。
また、図示の例では、内筒部10の前記挿通部分10bの下側には、押し当て部11の内周縁部11dを下側から係止する係止凸部10dが設けられており、押し当て部11は、この係止凸部10dにより下側への移動が規制されている。
次に、以上に示した詰め替え容器1の使用方法の一例について説明する。
以下では、この詰め替え容器1内の内容物Fを、詰め替え容器1とは異なる筒状の容器体20に移し替える場合について説明する。
まず、容器本体2からキャップ4を取り外す。
次いで、図2に示すように、この詰め替え容器1を倒立姿勢にした状態で、内容物Fを使い切った後の容器体20の口部21の開口端縁22に、外筒部9の押し当て部11を位置決めしながら押し当てる。
この際、容器体20の口部21の内周面を、外筒部9の外側端部9dの外周面に接触させながら、容器体20の口部21の径方向の内側に外筒部9の外側開口部9aが位置するように位置決めすることができる。しかも、図示の例では、押し当て部11には、位置決めガイド部11aが備えられているので、より確実且つ容易に詰め替え容器1を位置決めすることができる。
次いで、詰め替え容器1を容器体20側に押し込んでいくと、容器体20の口部21の開口端縁22によって押し当て部11が容器軸O方向に沿った容器本体2の内側に向けて押圧される。
この際、外筒部9が屈曲変形しつつ、押し当て部11の内周縁部11dが係止凸部10dを容器軸O方向に沿った容器本体2の外側から内側に乗り越えて移動し、押し当て部11に対する係止凸部10dの係止が解除される。これにより、押し当て部11の容器軸O方向に沿った容器本体2の内側への移動の規制が解除される。
次いで、更に詰め替え容器1を容器体20側に押し込んでいくと、外筒部9が容器軸O方向に沿って大きく屈曲変形させられる。図示の例では、連結環部12と押し当て部11との連結部分12a及び連結環部12と内側端部9bとの連結部分12bを起点として屈曲変形させられる。これにより、外筒部9において、外側端部9dと内側端部9bとが容器軸O方向に沿って接近する。
ここで、内筒部10が、外筒部9の内側端部9b内に容器軸O方向に沿った移動を規制された状態で挿入されているので、外筒部9の外側端部9dと内側端部9bとの接近に併せて、外筒部9の外側開口部9aを閉塞するシール材8と、内筒部10の刃部13とも容器軸O方向に沿って接近する。
またこの際、押し当て部11の内周縁部11dが内筒部10の前記中間部分10cの外周面上を摺動することで押し当て部11の容器軸O方向に沿った移動が案内されるので、シール材8の姿勢を安定させた状態でシール材8と刃部13とを接近させることができる。
更にこの際、外筒部9は、連結環部12と押し当て部11との連結部分12a及び連結環部12と内側端部9bとの連結部分12bを起点として屈曲変形させられるので、これら連結部分12a、12bより容器軸O方向に沿った容器本体2の外側に位置する外筒部9の外側端部9dと容器体20との容器軸O方向に沿った相対的な位置関係は大きく変化せず、詰め替え容器1は、その内筒部10が容器体20内に進入するように移動する。
次いで、更に詰め替え容器1を容器体20側に押し込んでいくと、図3に示すように、シール材8に刃部13が押し当てられて、シール材8が破断される。これにより、容器本体2内の内容物Fが内筒部10を通って容器体20内に注ぎ込まれ、詰め替え容器1内の内容物Fが容器体20内に移し替えられる。この際、前述したように外筒部9の外側開口部9aが容器体20の口部21の径方向の内側に位置されているので、内容物Fを、外気に触れることを抑えつつしかも短時間で容器体20内に移動させることができる。
以上に示した詰め替え容器1によれば、詰め替え容器1内の内容物Fを容易且つ短時間で移し替えることができる。
また、押し当て部11が環状に形成されているので、詰め替え容器1を倒立姿勢にした状態で容器体20の口部21の開口端縁22に押し当て部11を押し当てる際、この押し当て部11を前記開口端縁22に全周に亘って押し当てることができる。これにより、詰め替え容器1を容器体20側に押し込む作業が容易となり、詰め替え容器1内の内容物Fをより一層容易且つ短時間で移し替えることができる。
また、詰め替え容器1を容器体20側に押し込む際に、容器体20の口部21の開口端縁22から押し当て部11に作用する力が、環状の押し当て部11を介して外筒部9の全周に亘って伝達されるので、外筒部9の屈曲変形を容器軸O回りの位置によらず安定させて高精度にすることができる。これにより、シール材8に刃部13が押し当てられる際のシール材8の姿勢を安定したものとすることが可能となり、刃部13によるシール材8の破断を円滑且つ確実なものとすることができる。
また、環状の押し当て部11を容器体20の口部21の開口端縁22に押し当てることで、容器体20の内部と外部との連通を押し当て部11によって効果的に抑えることが可能となるので、詰め替え容器1内の内容物Fを容器体20内に移し替える際、内容物Fが外気に触れるのをより一層抑制することができる。
また、内筒部10は、押し当て部11の径方向の内側に挿通されていると共に、外筒部9が屈曲変形したときに押し当て部11の容器軸O方向に沿った移動を案内する構成とされているので、シール材8に刃部13が押し当てられる際のシール材8の姿勢をより安定したものとすることが可能となり、刃部13によるシール材8の破断をより一層円滑且つ確実なものとすることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、キャップ4は前記実施形態に示したものに限られず、図4から図6に示すようなキャップ31を用いても構わない。
図4は、本発明に係る詰め替え容器の変形例の半断面図である。図5は、図4に示す詰め替え容器の使用方法を説明するための図である。図6は、図4に示す詰め替え容器の使用方法を説明するための図である。
図4に示す詰め替え容器30では、キャップ31は、周壁部32と、天板部33と、周壁部32の上端縁と天板部33の外周縁部の下面とを全周に亘って連結すると共に両者の連結を解除可能な連結帯部34と、を備えている。図示の例では、周壁部32は、その上端が押し当て部11の上端より上側に位置すると共に、その外径が押し当て部11の外径よりも大きくなっている。
連結帯部34は、容器軸O回りに筒状をなすように周回され、その長手方向の両端が、破断可能な図示しない第1弱化部を介して連結されている。また、連結帯部34は、容器軸Oと同軸に配設され、その上端が天板部33の外周縁部の下面と破断可能な第2弱化部35を介して全周に亘って連結されると共に、その下端が周壁部32の上端縁と破断可能な第3弱化部36を介して全周に亘って連結されている。
また、連結帯部34の長手方向の一端部34aには、連結帯部34による周壁部32と天板部33との連結を解除する際に用いる操作片37が設けられている。図示の例では、操作片37の一端部は、連結帯部34の前記一端部34aに連結され、操作片37の他端部は、把持可能な自由端部となっている。
また、図示の例では、第1、第2及び第3弱化部35、36は、キャップ31を構成する他の部分よりも薄肉にすることで破断可能に形成されている。
以上のように形成されたキャップ31によれば、操作片37を把持する等して、この操作片37を径方向の外側に引っ張りながら連結帯部34の周回方向に沿って移動させることで、第1、第2、第3弱化部35、36が破断され、周壁部32と天板部33との連結が解除される。これにより、周壁部32を上側に向けて開口させることができる。
従って、このキャップ31を備える詰め替え容器30によれば、図5及び図6に示すように、詰め替え容器30内の内容物Fを容器体20に移し替える際、前述のように操作して周壁部32を上側に向けて開口させた状態で、容器本体2の押し当て部11を容器体20の口部21の開口端縁22に押し当てることができる。
なお、前記実施形態及び前記変形例では、いずれもキャップ4、31を備える詰め替え容器1、30としたが、キャップ4、31はなくても構わない。
また、前記実施形態では、刃部13は、上側に頂角が向く三角形状の複数の三角刃13aが容器軸O回り全周に亘って連続的に配設された鋸刃状に形成されているものとしたが、これに限られない。例えば、刃部は、下側から上側に向かうに連れて径方向の肉厚が薄い筒状に形成されることで、その上端部が全周に亘ってシール材8を破断可能であっても良い。更にこの場合、刃部の上端開口面が径方向の一方側から他方側に向かうに連れて下側に傾斜するテーパ面状に形成されていても良い。
また、刃部は、前述したいずれの場合であっても、内筒部10の全周に亘って形成されていなくても良い。
また、前記実施形態では、押し当て部11は、環状に形成されているものとしたが、これに限られない。例えば、押し当て部は、外筒部において容器軸を挟んで対向する2箇所から径方向の外側に向けて突出するように形成されていても良い。
また、前記実施形態では、内筒部10は、環状の押し当て部11の径方向の内側に挿通されているものとしたが、これに限られない。また、前記実施形態では、内筒部10は、内筒部10の外周面上を押し当て部11の内周縁部11dに摺動させることで、この押し当て部11を容器軸O方向に沿って案内する構成としたが、押し当て部11が案内されれば摺動させる構成としなくても良い。
また、押し当て部11は前述した構成に限られるものではなく、例えば、押し当て部11の外表面に、径方向に延びる少なくとも1つの凸部または凹部を形成しても良い。この場合、容器体20の前記開口端縁22を押し当て部11に押し当てたとき、容器体20と押し当て部11との間に、容器体20の内部から空気を外部に流出させるための空気置換通路を形成することができる。このように空気置換通路を形成することで、内容物Fが詰め替え容器1から容器体20内に移し替えられるとき、容器体20の内部の空気を前記空気置換通路を通して外部に流出させることが可能となり、内容物Fの移し替えをより短時間で行うことができる。
また、前記実施形態では、外筒部9が容器本体2と連設され、内筒部10が容器本体2と別部材で構成されているものとしたが、外筒部が容器本体と別部材で構成され、内筒部が容器本体と連設されているものとしても良い。
また、前記実施形態では、連結環部12と押し当て部11との連結部分12a及び連結環部12と内側端部9bとの連結部分12bを起点として容器軸O方向に屈曲変形可能としたが、これに限られない。例えば、外筒部において押し当て部より下側に位置する部分を筒状に形成すると共に、前記部分に容器軸方向に沿って屈曲変形可能な蛇腹状の屈曲部を形成することで、外筒部を屈曲変形可能としても良い。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係る詰め替え容器の一実施形態の半断面図である。 図1に示す詰め替え容器の使用方法を説明するための図である。 図1に示す詰め替え容器の使用方法を説明するための図である。 本発明に係る詰め替え容器の変形例の半断面図である。 図4に示す詰め替え容器の使用方法を説明するための図である。 図4に示す詰め替え容器の使用方法を説明するための図である。
符号の説明
1、30 詰め替え容器
2 容器本体
3 容器本体の口部
8 シール材
9 外筒部
9a 外筒部の外側開口部
10 内筒部
11 押し当て部
13 刃部
F 内容物
O 容器軸

Claims (3)

  1. 内容物が充填された有底筒状の容器本体を備える詰め替え容器であって、
    前記容器本体の口部は、容器軸方向に沿った前記容器本体の外側の外側開口部がシール材により閉塞された外筒部と、前記外筒部の内側に容器軸方向に沿った移動を規制された状態で配設されると共に、前記シール材に容器軸方向に沿った前記容器本体の内側から対向する刃部を有する内筒部と、を備え、
    前記外筒部には、径方向の外側に突出した押し当て部が備えられ、
    前記外筒部は、容器軸方向に沿って屈曲変形可能であることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器であって、
    前記押し当て部は、環状に形成されていることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項2に記載の詰め替え容器であって、
    前記内筒部は、前記押し当て部の径方向の内側に挿通されていると共に、前記外筒部が屈曲変形したときに前記押し当て部の容器軸方向に沿った移動を案内する構成とされていることを特徴とする詰め替え容器。
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