JP5120601B2 - 衝撃吸収ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、衝撃吸収ステアリング装置に関する。
車両の衝突に伴い運転者がステアリングホイール等の操舵部材に衝突する二次衝突が生じたときに、衝撃を吸収する衝撃吸収ステアリング装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−159043号公報
特許文献1では、二次衝突のときに、ステアリングシャフト等が収縮するように塑性変形することにより、衝撃エネルギが吸収される。このときのステアリングシャフト等の変形を、所望の態様で行わせることが、意図した衝撃吸収効果を発揮するのに好ましい。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、所望の態様で衝撃吸収を行うことのできる衝撃吸収ステアリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、操舵部材(2)が連結された第1の軸(6)と、上記第1の軸と同行回転可能に連結された第2の軸(7)とを含む操舵軸(3)と、上記操舵軸を回転可能に支持するステアリングコラム(4)上記第1の軸から上記操舵軸の軸方向(S)の一方(S1)に延びる第1の衝撃吸収部(41;41B)と、上記第1の衝撃吸収部と異なる衝撃吸収荷重が設定され、上記第2の軸に当接する第2の衝撃吸収部(42;42B)とを含み、上記操舵軸に設けられ、二次衝突のときに収縮する衝撃吸収部(40)上記衝撃吸収部から上記軸方向の一方に延び、上記第2の軸に連結される連結部(46)と、を含み、上記第1の軸、第1の衝撃吸収部および連結部は、単一の部材で一体形成されており、上記第1の衝撃吸収部および第2の衝撃吸収部は、境界部(55)で互いに連続しており、上記第1の軸に曲げ荷重が入力されたときに上記第1の衝撃吸収部が上記境界部を支点にして屈曲することで衝撃を吸収することを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置(1)を提供するものである(請求項1)。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施の形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
本発明によれば、第1および第2の衝撃吸収部のうち、相対的に衝撃吸収荷重が小さく設定された衝撃吸収部を、相対的に衝撃吸収荷重が大きく設定された衝撃吸収部よりも先に収縮することができる。これにより、衝撃吸収部の収縮を所望の箇所から開始することができ、その結果、所望の態様で衝撃吸収を行うことができる。
また、本発明において、第1のコルゲートチューブ(44;44A)と、第1のコルゲートチューブの一部を覆う第2のコルゲートチューブ(45;45A)とを含み、上記第1の衝撃吸収部は、第2のコルゲートチューブに覆われていない第1のコルゲートチューブの非重合領域(53)で構成され、第2の衝撃吸収部は、第1および第2のコルゲートチューブの重合領域(54)で構成される場合がある(請求項2)。
この場合、例えば、運転者からの衝撃エネルギが操舵軸の軸方向に対して傾斜した方向に入力されたことにより、衝撃吸収部に曲げ荷重が作用した場合でも、衝撃吸収部を構成する第1および第2のコルゲートチューブが屈曲しながら収縮できる。したがって、衝撃エネルギの入力方向に拘らず、衝撃吸収部によって衝撃エネルギを吸収できる。さらに、衝撃吸収部を、第1および第2の衝撃吸収部の境界部で屈曲させることができる。これにより、衝撃吸収部を所望の箇所で屈曲することができるので、より一層所望の態様で衝撃吸収を行うことができる。
また、本発明において、上記第1および第2の衝撃吸収部は、互いに連続し且つ互いに肉厚の異なるコルゲートチューブ(62,63)を含む場合がある(請求項3)。この場合、1つのコルゲートチューブを用いて相異なる衝撃吸収荷重を設定することができると共に部品点数を少なくできる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る衝撃吸収ステアリング装置としての電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式的な断面図である。
図1を参照して、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結された操舵軸3と、この操舵軸3を回転自在に支持するステアリングコラム4と、操舵軸3に連結された操舵補助用の電動モータ5とを備えている。
操舵軸3は、複数の軸を含んでおり、一端に操舵部材2が固定された第1の軸6と、第1の軸6と同行回転可能に連結された第2の軸7と、第2の軸7とトーションバー8を介して相対回転可能に連結された第3の軸9と、第3の軸9と同行回転可能に連結された第4の軸10とを含んでいる。
第2の軸7は、ステアリングコラム4によって、操舵軸3の軸方向Sの一方S1側(ロア側)への移動が規制されている。第2の軸7と第3の軸9とは、相対回転量が所定の範囲以上になると、同行回転するようになっている。第4の軸10は、図示しない中間軸等を介して、ラックアンドピニオン機構等を含む舵取り機構11に連結されている。
操舵部材2の操舵トルクは、操舵軸3等を介して舵取り機構11に伝達され、これにより、転舵輪(図示せず)の操向が達成される。
ステアリングコラム4は、筒状をなしており、第1のコラムチューブ12と、第1のコラムチューブ12に連なる第2のコラムチューブ13と、第2のコラムチューブ13に連なる第3のコラムチューブ14とを含んでいる。
第1のコラムチューブ12は、鋼管を用いて形成されたものであり第1の軸6を取り囲んでいる。この第1のコラムチューブ12は、相対摺動可能に嵌め合わされたアッパコラムチューブ15およびロアコラムチューブ16を含んでいる。
アッパコラムチューブ15は、相対的に肉厚が厚くされた高剛性部材であり、相対的に曲げ剛性が高くされている。アッパコラムチューブ15には、アッパブラケット17が取り付けられている。アッパブラケット17は、アッパコラムチューブ15を車体18に取り付けるためのものであり、車体18の支持部19に支持されている。アッパブラケット17は、車体18の支持部19に所定の支持力で支持されており、操舵軸3の軸方向Sの一方S1に沿って所定以上の衝撃荷重が作用したときに、支持部19から離脱するようになっている。
アッパコラムチューブ15は、軸受21を介して第1の軸6を回転自在且つ軸方向Sに相対移動不能に支持している。ロアコラムチューブ16は、相対的に肉厚が薄くされた低剛性部材であり、相対的に曲げ剛性が低くされている。ロアコラムチューブ16は、アッパコラムチューブ15の一端に内嵌されている。第1のコラムチューブ12に所定値以上の曲げ荷重が作用したときには、ロアコラムチューブ16が屈曲するようになっている。
ロアコラムチューブ16の一端は、第2のコラムチューブ13の一端に外嵌しており、軸方向Sの一方S1側(ロア側)への移動が規制されている。第2のコラムチューブ13は、第2の軸7、トーションバー8および第3の軸9の一部を取り囲むとともに、トルクセンサ22を収容している。トルクセンサ22は、第2の軸7および第3の軸9の相対回転量を検出することにより、操舵軸3に付与されたトルクを検出する。
第2のコラムチューブ13は、軸受23を介して第2の軸7を回転自在に支持している。第2のコラムチューブ13の他端に、第3のコラムチューブ14の一端が固定されている。第3のコラムチューブ14の一端部は、電動モータ5の後述するロータ33の回転位置を検出するためのレゾルバ24を収容している。
第3のコラムチューブ14の中間部が、軸受25を介して第3の軸9を回転自在に支持している。第3のコラムチューブ14の他端部が、軸受26を介して第4の軸10を回転自在に支持している。第4の軸10は、軸受27を介してロア可動ブラケット28に回転自在に支持されている。ロア可動ブラケット28は、ピボット軸29を介して、ロア固定ブラケット30に揺動可能に支持されている。ロア固定ブラケット30は、車体18の固定部31に固定されている。
電動モータ5は、ロータがステータの外側に配置された、いわゆるアウターロータ型の電動モータであり、操舵軸3と同軸的に配置されたブラシレスモータからなる。この電動モータ5は、第3のコラムチューブ14の外周に固定されたステータ32と、このステータ32の周囲を取り囲むロータ33とを含んでいる。ロータ33は、上端が開放されたカップ状をなしており、筒状のスリーブ34と、スリーブ34の一端に設けられた端壁35とを含んでいる。スリーブ34の内周に複数の永久磁石36が固定されている。端壁35は、スリーブ34と同行回転可能とされている。端壁35の挿通孔35aの周面に、第4の軸10が圧入固定されている。これにより、ロータ33と第4の軸10とが同行回転可能となっている。
スリーブ34の他端は、軸受37を介して第3のコラムチューブ14に回転自在に支持されている。スリーブ34は、電動モータ5のハウジングを兼ねている。
トルクセンサ22や、図示しない車速センサの検出結果に基づいて、ECU(Electronic Control Unit)(図示せず)が、駆動回路を介して電動モータ5の駆動を制御するようになっている。電動モータ5のトルクは、操舵捕助力として操舵軸3の第4の軸10に付与されるようになっている。
図2は、図1の要部の拡大図である。図2を参照して、本実施の形態の特徴とするところは、操舵軸3に、二次衝突のときに収縮する衝撃吸収部40が設けられており、この衝撃吸収部40は、互いに異なる衝撃吸収荷重が設定された第1および第2の衝撃吸収部41,42を含んでいる点にある。
具体的には、操舵軸3の第1の軸6は、金属等の弾性を有する部材を用いて形成されており、軸受21が嵌合される円筒状部43と、円筒状部43から軸方向Sの一方S1に延びる第1のコルゲートチューブ44と、第1のコルゲートチューブ44の一部を覆う第2のコルゲートチューブ45と、第1のコルゲートチューブ44から軸方向Sの一方S1に延び、第2の軸7に連結される連結部46と、を含んでいる。
円筒状部43、第1のコルゲートチューブ44および連結部46は、例えば、単一の部材を用いて一体に形成されている。
第1のコルゲートチューブ44は、蛇腹状部47を有しており、この蛇腹状部47が軸方向Sに収縮可能である。第2のコルゲートチューブ45は、第1のコルゲートチューブ44に対応する形状に形成されており、蛇腹状部49を有している。
第2のコルゲートチューブ45は、第1のコルゲートチューブ44のうち、軸方向Sの一方S1側(ロア側)の一部を全周に亘って覆っている。第2のコルゲートチューブ45の内周面が、第1のコルゲートチューブ44の外周面に密接している。
第2のコルゲートチューブ45の一端は、第2の軸7の一端に当接していることにより、軸方向Sの一方S1への移動が規制されている。
連結部46は、第2の軸7の一端の挿通孔51に挿通されており、端面が第2の軸7の環状の段部52に受けられている。これにより、連結部46が軸方向Sの一方S1に移動することが規制されている。
第1の衝撃吸収部41は、第2のコルゲートチューブ45に覆われていない第1のコルゲートチューブ44の非重合領域53で構成されている。また、第2の衝撃吸収部42は、第1および第2のコルゲートチューブ44,45の重合領域54で構成されている。
重合領域54において、第1および第2のコルゲートチューブ44,45は、軸方向Sに沿って一体的に収縮する。
第1の衝撃吸収部41の衝撃吸収荷重は、相対的に低くなるように設定されており、第2の衝撃吸収部42の衝撃吸収荷重は、相対的に高くなるように設定されている。「衝撃吸収荷重」とは、例えば、軸方向Sに沿って収縮するように塑性変形するときに作用する荷重をいう。
第1および第2の衝撃吸収部41,42は、境界部55を有しており、この境界部55で互いに連続している。
図1を参照して、この電動パワーステアリング装置1が搭載された車両が衝突する一次衝突が生じ、これに伴い運転者が操舵部材2に衝突する二次衝突が生じたときに、操舵部材2から入力された衝撃荷重は、第1の軸6、軸受21およびアッパコラムチューブ15を介してアッパブラケット17に伝達される。
アッパブラケット17に伝達された衝撃荷重が所定の値以上である場合には、アッパブラケット17が車体18の支持部19から離脱する。その結果、ステアリングコラム4がピボット軸29の回りを揺動可能となる。
例えば、図1に示す、操舵軸3に衝撃荷重が入力される前の状態から、軸方向Sに対して傾いた方向から操舵部材2に衝撃荷重が入力されたとき、第1の軸6に曲げ荷重が入力されることとなる。このとき、図3に示すように、第1の軸6は、第1の衝撃吸収部41が、第2の衝撃吸収部42に対して境界部55を支点にして屈曲する。また、このとき、第1のコラムチューブ12にも曲げ荷重が入力される結果、ロアコラムチューブ16が、アッパコラムチューブ15によって塑性変形され、屈曲する。
本実施の形態によれば、第1および第2の衝撃吸収部41,42のうち、相対的に衝撃吸収荷重が小さく設定された第1の衝撃吸収部41を、相対的に衝撃吸収荷重が大きく設定された第2の衝撃吸収部42よりも先に収縮することができる。これにより、衝撃吸収部40の収縮を所望の箇所(第1の衝撃吸収部41)から開始することができ、その結果、所望の態様で衝撃吸収を行うことができる。
また、例えば、運転者からの衝撃エネルギが操舵軸3の軸方向Sに対して傾斜した方向に入力されたことにより、衝撃吸収部40に曲げ荷重が作用した場合でも、衝撃吸収部40を構成する第1および第2のコルゲートチューブ44,45が屈曲しながら収縮することができる。したがって、衝撃エネルギの入力方向に拘らず、衝撃吸収部40によって衝撃エネルギを吸収できる。
さらに、第1の衝撃吸収部40を、第1および第2の衝撃吸収部41,42の境界部55で屈曲させることができる。これにより、衝撃吸収部40を所望の箇所で屈曲することができるので、より一層所望の態様で衝撃吸収を行うことができる。
さらに、操舵部材2に近い側に第1の衝撃吸収部41を配置している結果、ピボット軸29から遠い箇所を主に屈曲することができる。その結果、衝撃吸収部40が大きく屈曲することを防止でき、屈曲部分が運転者側に大きく突き出すことを防止できる。
また、電動モータ5をアウターロータ型のモータとしていることにより、ロータ33の永久磁石36がステータ32と対向する面積を大きくできる。その結果、電動モータ5の高トルク化を達成できる。
さらに、軸受27を、ロア可動ブラケット28およびロア固定ブラケット30で堅固に保持している結果、電動モータ5が駆動しているときに、ロータ33の軸線が偏心することを防止できる。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、図4に示すように、第1のコラムチューブ12Aに、第1および第2のコルゲートチューブ44A,45Aを設けることにより衝撃吸収部40Aを構成してもよい。なお、以下では、図1〜図3に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成については図に同様の符号を付してその説明を省略する。
第2のコルゲートチューブ45Aの一端部(アッパ側の端部)と、第2のコルゲートチューブ45の一端部(アッパ側の端部)とは、軸方向Sに関する位置が概ね揃えられている。
この構成において、二次衝突が生じ、運転者から、操舵軸3の軸方向Sに対して傾斜した方向に、所定値以上の衝撃エネルギが入力されたときには、図5に示すように、第1のコラムチューブ12Aの第1の衝撃吸収部41Aが屈曲するとともに、第1の軸6の第1の衝撃吸収部41が屈曲する。このとき、第1のコラムチューブ12Aの屈曲箇所としての境界部55Aと、第1の軸6の屈曲箇所としての境界部55とは、軸方向Sの位置が概ね一致している。
なお、この構成において、第2のコルゲートチューブ45を廃止してもよい。
また、図4に示す構成において、第1および第2のコルゲートチューブ44,45に代えて、図6に示すように、第1および第2の筒状部56,57を設けてもよい。第1の筒状部56は、相対的に肉厚の厚い高剛性部材であり、相対的に曲げ剛性が高くされている。第2の筒状部57は、相対的に肉厚の薄い低剛性部材であり、相対的に曲げ剛性が低くされている。第1の筒状部56の一端の内周面に、第2の筒状部57の一端の外周面が、スプライン嵌合等により相対摺動可能に嵌合されている。
この構成において、二次衝突が生じ、運転者から、操舵軸3の軸方向Sに対して傾斜した方向に、所定値以上の衝撃エネルギが入力されたときには、図7に示すように、第1の衝撃吸収部41Aが屈曲するとともに、第2の筒状部57が屈曲する。
また、3つ以上のコルゲートチューブを重合させることにより、第2の衝撃吸収部42または42Aを形成してもよい。
さらに、操舵軸3の第1および第2のコルゲートチューブ44,45に代えて、図8に示す複合コルゲートチューブ61を用いてもよい。複合コルゲートチューブ61は、単一の材料を用いて一体に形成されており、相対的に薄肉の薄肉コルゲートチューブ62と、相対的に厚肉の厚肉コルゲートチューブ63とを含んでいる。
薄肉コルゲートチューブ62は、非重合領域53(図2参照)と同様の形状をなしている。厚肉コルゲートチューブ63は、重合領域54(図2参照)と同様の形状をなしている。
薄肉コルゲートチューブ62および厚肉コルゲートチューブ63は、互いに連続し且つ互いに肉厚が異なっている。薄肉コルゲートチューブ62は、第1の衝撃吸収部41Bを構成し、厚肉コルゲートチューブ63は、第2の衝撃吸収部42Bを構成している。
第1の衝撃吸収部41Bと第2の衝撃吸収部42Bとは、境界部55Bで互いに連続している。
この場合、1つのコルゲートチューブを用いて相異なる衝撃吸収荷重を設定することができると共に部品点数を少なくできる。
なお、第1のコラムチューブ12Aの第1および第2のコルゲートチューブ44A,45Aに代えて、上記複合コルゲートチューブ61と同様の複合コルゲートチューブを用いてもよい。
さらに、本発明は、ステアリングコラムの位置をピボット軸の回りに調整可能なチルト式ステアリング装置に適用でき、また、操舵補助用の電動モータが操舵軸と非同軸に配置されたコラム式電動パワーステアリング装置等の他の電動パワーステアリング装置に適用でき、さらに、操舵補助を行わないマニュアルステアリング装置に適用することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る衝撃吸収ステアリング装置としての電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式的な断面図である。 図1の要部の拡大図である。 二次衝突のときの動作を示す要部の断面図である。 本発明の別の実施の形態の要部の断面図である。 図4に示す実施の形態に関して、二次衝突のときの動作を示す要部の断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の断面図である。 図6に示す実施の形態に関して、二次衝突のときの動作を示す要部の断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の断面図である。
符号の説明
1…電動パワーステアリング装置(衝撃吸収ステアリング装置)、2…操舵部材、3…操舵軸、4…ステアリングコラム、40,40A…衝撃吸収部、41,41A,41B…第1の衝撃吸収部、42,42A,42B…第2の衝撃吸収部、44,44A…第1のコルゲートチューブ、45,45A…第2のコルゲートチューブ、53…非重合領域、54…重合領域、62…薄肉コルゲートチューブ(互いに肉厚の異なるコルゲートチューブの一方)、63…厚肉コルゲートチューブ(互いに肉厚の異なるコルゲートチューブの他方)。

Claims (3)

  1. 操舵部材が連結された第1の軸と、上記第1の軸と同行回転可能に連結された第2の軸とを含む操舵軸と、
    上記操舵軸を回転可能に支持するステアリングコラム
    上記第1の軸から上記操舵軸の軸方向の一方に延びる第1の衝撃吸収部と、上記第1の衝撃吸収部と異なる衝撃吸収荷重が設定され、上記第2の軸に当接する第2の衝撃吸収部とを含み、上記操舵軸に設けられ、二次衝突のときに収縮する衝撃吸収部
    上記衝撃吸収部から上記軸方向の一方に延び、上記第2の軸に連結される連結部と、
    を含み、
    上記第1の軸、第1の衝撃吸収部および連結部は、単一の部材で一体形成されており、
    上記第1の衝撃吸収部および第2の衝撃吸収部は、境界部で互いに連続しており、上記第1の軸に曲げ荷重が入力されたときに上記第1の衝撃吸収部が上記境界部を支点にして屈曲することで衝撃を吸収することを特徴とする衝撃吸収ステアリング装置。
  2. 請求項1において、第1のコルゲートチューブと、第1のコルゲートチューブの一部を覆う第2のコルゲートチューブとを含み、
    上記第1の衝撃吸収部は、第2のコルゲートチューブに覆われていない第1のコルゲートチューブの非重合領域で構成され、第2の衝撃吸収部は、第1および第2のコルゲートチューブの重合領域で構成される衝撃吸収ステアリング装置。
  3. 請求項1において、上記第1および第2の衝撃吸収部は、互いに連続し且つ互いに肉厚の異なるコルゲートチューブを含む衝撃吸収ステアリング装置。
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