JP5111188B2 - 外部電極放電ランプ用給電端子、及び、光源装置 - Google Patents

外部電極放電ランプ用給電端子、及び、光源装置 Download PDF

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Description

本発明は、外部電極放電ランプの電極に取り付けられる外部電極放電ランプ用給電端子、及び、この外部電極放電ランプ用給電端子を用いた光源装置に関する。
従来から、液晶ディスプレイのバックライトや、スキャナーの原稿読取用光源、さらには照明用光源などに外部電極放電ランプが用いられている。この外部電極放電ランプは、水銀等の放電ガスが封入された長筒状の放電管と、放電管の両端部の外周面を被覆する電極とを備えており、電極としては、銅テープやアルミニウムテープなどの金属テープ、又は、銀ペースト等の導電性ペースト等が用いられている。放電管の両端部の電極に高周波高電圧を印加すると、放電管内で放電が発生し、外部電極放電ランプが点灯するようになっている。
また、電極を電源に接続するために、電極の外周面には給電端子が取り付けられる場合がある。このような給電端子としては、様々なものが提案されている。
例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されている給電端子は、電極の表面を両側から挟みこむ形状に形成され、電極の外周面に少なくとも2点以上で接触する。この給電端子は、予め電源装置に固定されており、給電端子に外部電極放電ランプの端部を嵌め込むことにより、給電端子と電極とが接続される。
また、特許文献3に開示されている給電端子は、外部電極放電ランプの端部の外形に適合する凹部を有しており、この凹部に外部電極放電ランプの端部が収納されることにより、電極と給電端子が接続される。また、給電端子と電極の外周面とを密着させるために、給電端子と電極の外周面との隙間には、導電性ペーストが充填されている。また、特許文献3の給電端子は、給電機能に加えて、電極の熱を放散させる機能も有している。
また、特許文献4には、給電端子を兼ねた電極が開示されている。この電極は、放電管の両端部の外周面に導電性粘着剤を介して貼り付けられた金属テープと、この金属テープの外周面に取り付けられた金属製の筒部材と、この筒部材の一部に設けられた支持具とを備えている。支持具には、機器等へ固定するため孔が形成されている。また、筒部材は、周方向の一部にスリットを有している。筒部材と放電管の外周面との間に、導電性粘着剤が付着された金属テープが介在することにより、筒部材を放電管の両端部に取り付けた後で、筒部材をその周方向及び軸方向に関して微妙に位置調整することができる。
特開2006−147298号公報 特開2006−286448号公報(図2) 特許第3494090号公報 特許第3927107号公報(図6)
しかしながら、特許文献1、2の給電端子は、電極の外周面を両側から挟み込む形状であるため、電極との接触面積が小さく、また締め付け力も十分でないため、電気的接続が不安定である。
また、特許文献3の給電端子を電極に取り付ける際、給電端子と電極の外周面との隙間にペースト状の導電性ペーストを充填した後、乾燥させて硬化させる必要があるため、取り付けに手間と時間を要する。また、導電性ペーストは硬化すると若干収縮するため、硬化後の導電性ペーストと、給電端子及び電極の外周面との間に僅かな隙間が生じる。そのため、給電端子と電極の間の電気抵抗が高くなる。
また、特許文献4の給電端子を兼ねた電極の場合、筒部材を、放電管の外周面に貼り付けられた金属テープの外周面に密着させて装着するのは困難である。
そこで、本発明の目的は、電極との接触性が良好で、且つ、電極に簡易に取り付けることのできる外部電極放電ランプ用給電端子、及び、この外部電極放電ランプ用給電端子を用いた光源装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
発明の外部電極放電ランプ用給電端子は、放電管の外周面を被覆する電極を有する外部電極放電ランプの前記電極に取り付けられる1枚の金属製板材からなる外部電極放電ランプ用給電端子であって、前記電極の外周面の周方向に沿って1巻きを超えて、径方向に重複することなく巻回され、且つ、前記周方向に関する一端付近と他端付近とが軸方向に並列している巻回部と、前記巻回部の前記一端に連結されており、前記外周面から離れる方向に延在した第1の突出部と、前記巻回部の前記他端に連結されており、前記外周面から離れる方向に延在した第2の突出部とを備えている。
本発明の外部電極放電ランプ用給電端子によれば、電極の外周面から離れる方向に延在する第1の突出部及び第2の突出部の一方を、電源装置等に取り付けることにより、電極を電源に電気的に接続することができる。また、給電端子を電極の外周面に取り付ける際には、第1の突出部と第2の突出部に指を掛けて、両突出部に力を加えて、巻回部を拡径させる。この状態で、巻回部の内側に、放電管の端部を挿入して、突出部に加えていた力を解放して、巻回部を縮径させて、縮径方向の復元力によって巻回部を電極の外周面に密着させる。このように、巻回部の周方向の両端部にそれぞれ連結された第1の突出部と第2の突出部を用いることにより、給電端子を電極の外周面に簡易に取り付けることができる。また、巻回部の縮径方向の復元力(バネ力)によって電極の外周面に確実に密着するため、給電端子と電極とは電気的に安定して接続される。さらに、巻回部の一端付近と他端付近とは、径方向に関して重複することなく軸方向に並列しているので、巻回部は電極の外周面に1周にわたって密着しており、電極の外周面に作用する巻回部のバネ力は均一となる。
前記巻回部の前記一端付近が軸方向に離隔した互いに平行な2つの領域に分割されていると共に、前記巻回部の前記他端付近が、前記2つの領域の間をこれらと平行に延在しており、前記第1の突出部が、前記2つの領域に連結された2つの脚部と、これら2つの脚部を互いに連結する連結部とを有してもよい。
この構成によると、巻回部の両端付近には、軸方向に離隔した互いに平行な2つの領域と、これら2つの領域の間を延在する領域がそれぞれ形成されている。そのため、巻回部の両端部にそれぞれ連結された突出部を互いに近づけることにより、巻回部を軸方向に関してほぼ均一に拡径することができる。従って、電極の外周面に作用する巻回部のバネ圧を均一化することができる。
さらに、第1の突出部及び第2の突出部は、それぞれ1つずつ設けられることとなるため、巻回部を拡径する際、両突出部に指を掛けやすく、力を加えやすい。従って、給電端子を電極の外周面に取り付けやすい。
また、前記巻回部の前記他端付近が軸方向に離隔した互いに平行な2つの領域に分割されていると共に、前記巻回部の前記一端付近が、前記2つの領域の間をこれらと平行に延在しており、前記2つの領域に連結された2つの前記第2の突出部が設けられていてもよい。
この構成によると、巻回部の両端付近には、軸方向に離隔した互いに平行な2つの領域と、これら2つの領域の間を延在する領域がそれぞれ形成されている。そのため、巻回部の両端部にそれぞれ連結された突出部を互いに近づけることにより、巻回部を軸方向に関してほぼ均一に拡径することができる。従って、電極の外周面に作用する巻回部のバネ圧を均一化することができる。
さらに、前記巻回部に、前記周方向に延在するスリットが形成されていてもよい。この構成によると、電極に対して巻回部全体にわたってバネ圧(荷重)をより均一にできる。
本発明の光源装置は、放電管の外周面を被覆する電極を有する外部電極放電ランプと、前記電極に取り付けられる1枚の金属製板材からなる外部電極放電ランプ用給電端子と、を備える光源装置であって、前記外部電極放電ランプ用給電端子が、前記電極の前記外周面の周方向に沿って1巻きを超えて、径方向に重複することなく巻回され、且つ、前記周方向に関する一端付近と他端付近とが軸方向に並列している巻回部と、前記周方向に関する前記巻回部の一端に連結されており、前記外周面から離れる方向に延在した第1の突出部と、前記周方向に関する前記巻回部の他端に連結されており、前記外周面から離れる方向に延在した第2の突出部とを備えている。
本発明の光源装置によれば、電極の外周面から離れる方向に延在する第1の突出部及び第2の突出部の一方を、電源装置等に取り付けることにより、電極を電源に電気的に接続することができる。また、給電端子を電極の外周面に取り付ける際には、第1の突出部と第2の突出部に指を掛けて、両突出部に力を加えて、巻回部を拡径させる。この状態で、巻回部の内側に、放電管の端部を挿入して、突出部に加えていた力を解放して、巻回部を縮径させて、縮径方向の復元力によって巻回部を電極の外周面に密着させる。このように、巻回部の周方向の両端部にそれぞれ連結された第1の突出部と第2の突出部を用いることにより、給電端子を電極の外周面に簡易に取り付けることができる。また、巻回部の縮径方向の復元力(バネ力)によって電極の外周面に確実に密着するため、給電端子と電極とは電気的に安定して接続される。さらに、巻回部は径方向に関して重複することなく巻回されているので、巻回部は電極の外周面に1周にわたって密着しており、電極の外周面に作用する巻回部のバネ力は均一となる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態の光源装置の概略を示す図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図3は、第1実施形態の光源装置に用いられる外部電極放電ランプ用給電端子の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の光源装置1は、外部電極放電ランプ2と、この外部電極放電ランプ2の後述する電極4に取り付けられている外部電極放電ランプ用給電端子(以下、単に給電端子という)5と、この給電端子5を介して電極4に接続されているインバータ電源9とを備えている。
外部電極放電ランプ2は、放電管3と、放電管3の長手方向(図1の左右方向)の両端部近傍の外周面を被覆する2つの電極4を有する。図1及び図2に示すように、放電管3は、図1中左右方向に延在した円筒形状のガラス管であって、その両端が封止されている。なお、放電管3を構成する材料は、特にガラスに限定されるものではなく、石英ガラスのように光を通過するものであれば他の材料を用いてもよい。
放電管3の内部の空間には、例えば、アルゴンガス等の希ガスと水銀蒸気等の金属蒸気との混合ガスを含む放電ガスが、例えば1〜60Torrの低圧で封入されている。放電ガスには、必要に応じて、添加剤が加えられる。
また、放電管3の内壁面には、必要に応じて、例えば数μmから数十μmの厚さの蛍光体層(図示省略)が形成されている。蛍光体層としては、紫外線を可視光領域内の広範囲な波長領域の光に交換するものが用いられるが、光源装置1の用途によっては、可視光領域内に限らない特定の波長領域の光に変換するものを用いてもよい。また、この外部電極放電ランプ2が紫外線を放射する紫外線ランプなどである場合には、蛍光体層を形成しなくてもよい。
放電管3の長手方向の両端部近傍の外周面は、それぞれ層状の電極4で被覆されている。電極4は、例えば、導電性ペースト、又は、銅テープやアルミニウムテープ等の金属テープ等で形成されている。
電極4を導電性ペーストで形成する場合、ペースト状の有機バインダに銀粒子や銅粒子などの導電剤を添加した銀ペーストや銅ペーストなどの導電ペーストを、ディップ法、はけ塗り法、印刷法、蒸着法などの塗付方法によって、放電管3の外周面の所定の位置に、例えば数μmから数十μmの厚さ(好適には例えば10μm)に塗布し、乾燥させて固化させる。なお、導電ペーストは、放電管3に対する密着性が高く、紫外線による劣化が少なく、十分に高い導電性が得られるように考慮して選定すればよく、銀ペーストや銅ペーストに限られず、ニッケルペースト、金ペーストまたはカーボンペーストなどを用いてもよい。
また、電極4を金属テープで形成する場合には、金属テープを放電管3の所定の位置に巻き付ける。
電極4の幅を長く(面積を広く)すると、同電圧でも流れる電流量が増えるため、外部電極放電ランプ2の輝度は増す。しかしながら、外部電極放電ランプ2の発光部分の面積は減っていくため、全光束はある点を境に減少する。そのため、放電管3の長手方向長さ(面積)に対する電極4の幅(面積)は、適切な範囲に設定することが必要である。たとえば、放電管3が、ガラス径9.8mm、ガラス厚0.55、軸方向長さ225mmで、軟質ガラスの場合、電極4の幅は、10〜20mmが適当である。
電極4の外周面には、給電端子5が取り付けられている。図2に示すように、給電端子5は、巻回部10と、第1の突出部11と、第2の突出部12とから構成されている。
給電端子5は、1枚の金属製板材からなる。金属製板材の材料としては、電気伝導性及び熱伝導性に優れたベリリウム鋼、燐青銅、又は、ステンレス鋼等が挙げられる。また、この金属製板材は、厚みが薄く、剛性が低いものが用いられる。
図2及び図3に示すように、巻回部10は、電極4の外周面に周方向に沿って1巻きを超えて巻回されている。巻回部10の周方向に沿った巻回角度は、450°以内とすることが好ましい。なお、図2に示すように、本実施形態では、巻回部10の周方向に沿った巻回角度は450°である。また、図1に示すように、巻回部10の軸方向(図1の左右方向)の長さは、電極4の軸方向長さよりも短く、巻回部10は電極4の軸方向中央部に取り付けられている。そのため、電極4の軸方向両端部は露出している。また、外部電極放電ランプ2の電極4に取り付けられておらず、外力が作用していない状態の巻回部10の内径は、電極4の外径よりも若干小さい。そのため、巻回部10は、そのバネ力によって電極4の外周面に密着している。
巻回部10の周方向に関する端部10a付近は、軸方向に離隔した2つの領域に分割されている。これら2つの領域を巻端部13とする。2つの巻端部13は、周方向に延在しており、それぞれ周方向にわたって軸方向長さが一定である。そのため、2つの巻端部13は、互いに平行に延在している。
また、巻回部10の端部10aと反対側の端部10b付近には、軸方向長さの短い巻端部14が形成されている。巻端部14の軸方向長さは、周方向にわたって一定である。巻端部14の周方向長さは、巻端部13とほぼ同じである。巻端部14は、2つの巻端部13の間をこれらと平行に延在している。
第1の突出部11は、端部10aに連結されている。即ち、第1の突出部11は、2つの巻端部13に連結されている。第1の突出部11は、巻回部10の径方向で、且つ、電極4の外周面から離れる方向に延在している。第1の突出部11は、2つの巻端部13にそれぞれ連結された2つの脚部15と、これら2つの脚部15を互いに連結する連結部16を有する。連結部16は、延在方向に関して軸方向(図1の左右方向)の長さが変化しており、先端側の軸方向長さが、脚部15側の軸方向長さよりも短い。また、連結部16の先端側には、その厚み方向に貫通する円形穴11aが形成されている。円形穴11aは、後述する外部電源接続端子7に給電端子5を取り付けた際、給電素子5の抜け止めとして作用するものである。
また、第2の突出部12は、端部10bに連結されている。即ち、第2の突出部12は、巻端部14に連結されている。第2の突出部12は、巻回部10の径方向で、且つ、電極4の外周面から離れる方向に延在している。第2の突出部12の延在方向の長さ(突出量)は、第1の突出部11の延在方向の長さよりも短い。
また、給電端子5は、1枚の金属製板材を用いて以下の手順で形成される。図4に示すように、平坦な長方形状の1枚の金属製板材の長手方向(図4の上下方向)の両端部のそれぞれの角部を切り落とし、連結部16の先端部分と、第2の突出部12と巻端部14になる部分をそれぞれ形成する。さらに、連結部16近傍に長手方向に延在するスリットを形成する。これにより、第1の突出部11の脚部15と巻端部13になる部分が形成される。次に、図4中破線で示した2ヶ所の位置10a、10bでそれぞれ垂直に同じ方向に折り曲げて、第1の突出部11と第2の突出部12を形成する。そして、折り曲げられた2ヶ所の間の領域を、芯材に1巻きを超えて巻き付けて湾曲させて、巻回部10を形成する。なお、給電端子5の作製手順は、特に上記の手順に限定されるものではない。
給電端子5を電極4の外周面に取り付ける際には、第1の突出部11と第2の突出部12に指を掛けて、第1の突出部11と第2の突出部12とを近づける方向(図3中の矢印方向)に力を加えて、巻回部10を拡径させる。この状態で、巻回部10の内側に、放電管3の端部を挿入してから、突出部11、12に加えていた力を解放し、巻回部10を縮径させる。そして、巻回部10の縮径方向の復元力によって巻回部10を電極4の外周面に密着させる。このように、巻回部10の両端部10a、10bにそれぞれ連結された第1の突出部11と第2の突出部12を用いることにより、給電端子5を電極4の外周面に簡易に取り付けることができる。また、巻回部10の縮径方向の復元力(バネ力)によって電極4の外周面に確実に密着するため、給電端子5と電極4とは電気的に安定して接続される。
また、巻回部10は、電極4の外周面の周方向に沿って1巻きを超えて巻回されており、電極4の外周面に全周にわたって密着するため、電極4の外周面を左右両側から挟み込む形状の給電端子と比べて、電極4との接触面積は大きい。そのため、電極4に安定して大電流を流すことができる。また、電極4との給電端子5との接触面積が大きいため、電極4に高電圧を印加した際に電極4に発生する熱をより放散させることができる。
上述したように、巻回部10の両端部10a、10b付近には、軸方向に離隔した互いに平行な2つの巻端部13と、これら2つの巻端部13の間を延在する巻端部14がそれぞれ形成されている。そのため、これら両端部10a、10bにそれぞれ連結された突出部11、12を互いに近づけることにより、巻回部10を軸方向に関してほぼ均一に拡径することができる。従って、電極4の外周面に作用する巻回部10のバネ圧を均一化することができる。特に、本実施形態のように、巻回部10の周方向に関する両端部付近(巻端部13、14)が、径方向に関して重複することなく軸方向に並列していることによって、巻回部10は電極4の外周面に1周にわたって密着するため、電極4の外周面に作用する巻回部のバネ力を均一にすることができる。
また、上述したように巻回部10の巻回角度が450°以内であることにより、巻回部10を拡径する際、第1の突出部11と第2の突出部12に指を掛けやすく、また力を加えやすい。
また、第1の突出部11及び第2の突出部12は、それぞれ1つの部材で構成されているため、巻回部10を拡径する際、第1の突出部11と第2の突出部12に指をかけやすく、力を加えやすい。また、巻回部10の拡径量は、軸方向にわたって一定となる。そのため、巻回部10を電極4の外周面に装着しやすい。
なお、図1に示すように、巻回部10の外周全域と、電極4の外周面の軸方向両端部の露出部分と、放電管3の外周面のうち電極4に近接する露出部分は、絶縁性の被覆材6で被覆されている。これにより、電極4に高電圧を印加した際、放電管3の外周面のうち電極4に近接する露出部分と電極4の軸方向両端部との境界部分で発生するコロナ放電を抑えることができ、コロナ放電によるオゾンの発生を低減することができる。なお、被覆材6は、巻回部10の軸方向両端部と、電極4の外周面の軸方向両端部の露出部分と、放電管3の外周面のうち電極4の軸方向両端部にそれぞれ近接する露出部分とだけを被覆するように設けてもよい。
また、図5に示すように、第1の突出部11は、基板8上に設けられた箱状の外部電源接続端子7に挿着される。このとき、外部電源接続端子7に設けられた凸部(図示省略)と第1の突出部11に形成された円形穴11aが嵌合し、給電端子5の抜け防止の役目を果たす。外部電源接続端子7は、インバータ電源9と接続されている。そのため、第1の突出部11を外部電源接続端子7に挿着することにより、電極4はインバータ電源9と接続される。このように、第1の突出部11は、電極4と外部電源接続端子7との間の電気的接続のために用いられる。なお、図5では、被覆材6を省略して表示している。
インバータ電源9は、例えば商用電源を整流して得られるDC電源あるいは、電池電源などから供給される直流電源(例えば直流8V電源)を40〜100kHz、電圧2000Vの高周波高電圧に変換する電源回路である。
インバータ電源9から給電端子5を介して、電極4に高周波高電圧が印加されると、電極4の内側のガラス(放電管3)の壁を介して、放電管3内に高周波電流が供給される。これにより、放電管3内で放電現象が生じて、外部電極放電ランプ2が発光する。このとき、放電管3と電極4、及び、電極4と巻回部10とは密着しているので、これらの間にギャップが生じたり、ポイント的に接触することにより局所的な放電が発生するおそれが生じない。
なお、本実施形態の給電端子5に代えて、図6に示すように、巻回部10の周方向の中央部に周方向に延びるスリット10cが形成された給電端子105を用いてもよい。スリットを設けない給電端子5の場合、巻回部10と電極4の外周面との接触面積が大きくでき、電気的接触や放熱の点で有用である。但し、スリットを設けないことにより、巻回部10の剛性が高くなり、電極4の外周面に作用する巻回部10のバネ圧(荷重)が不均一になる場合がある。一方、スリット10cを形成された給電端子105の場合、電極4との接触面積は低減されてしまうが、スリット10cの形成により、巻端部13、14を含む巻回部10全体において電極4の外周面に作用するバネ圧(荷重)をより均一にできる。この場合、スリット10cの形成によりバネ圧(荷重)が低くなるが、金属製板材の厚みを変更することにより調整が可能である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図7は、第2実施形態の光源装置に用いられる給電端子の斜視図である。なお、本実施形態の光源装置は、給電端子が異なるだけで、それ以外(外部電極放電ランプ2の構成)は、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態と同様なものは同一の符号で示し、その説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の給電端子205は、巻回部210と、第1の突出部211と、2つの第2の突出部212とを備える。給電端子205は、第1実施形態の給電端子5と同じく1枚の金属製板材から形成されている。
巻回部210は、電極4の外周面の周方向に沿って1巻きを超えて巻回されている。巻回部210の軸方向長さ、無負荷状態での内径、及び、取り付け位置は、第1実施形態の巻回部10と同じである。また、巻回部210の巻回角度は、第1実施形態と同様に、450°以内とすることが好ましく、本実施形態では、420°となっている。また、巻回部210の周方向の中央部には、周方向に延びたスリット210cが形成されている。なお、図示しないが、電極4との接触面積が大きくできる点では、第1実施形態の給電端子5と同様にスリットのない方が好ましい。
巻回部210の周方向に関する端部210a付近には、軸方向長さの短い巻端部217が形成されている。巻端部217は、周方向に沿って延在しており、巻端部217の軸方向長さは、周方向にわたって一定である。
巻回部210の端部210aの反対側の端部210b付近は、軸方向に離隔した2つの領域に分割されている。これら2つの領域を巻端部218とする。これら2つの巻端部218は、周方向に延在しており、それぞれ周方向にわたって軸方向長さが一定である。そのため、2つの巻端部218は、互いに平行に延在している。また、巻端部218の周方向長さは、巻端部217とほぼ同じである。2つの巻端部218の間には、巻端部217がこれらと平行に延在している。
第1の突出部211は、端部210aに連結されている。即ち、第1の突出部211は、巻端部217に連結されている。第1の突出部211は、巻回部210の径方向で、且つ、電極4の外周面から離れる方向に延在している。第1の突出部211には、外部電源接続端子7に固定するための円形穴211aが形成されている。
2つの第2の突出部212は、端部210bに連結されている。2つの第2の突出部212は、2つの巻端部218にそれぞれ連結されている。2つの第2の突出部212は、巻回部210の径方向で、且つ、電極4の外周面から離れる方向にそれぞれ延在している。第2の突出部212の延在方向の長さ(突出量)は、第1の突出部211の延在方向の長さよりも短い。
給電端子205は、1枚の金属製板材を用いて以下の手順で形成される。図8に示すように、平坦な長方形状の1枚の金属製板材の長手方向(図8の上下方向)の両端部のそれぞれの角部を切り落とし、第1の突出部211と巻端部217になる部分と、第2の突出部212と巻端部218になる部分とをそれぞれ形成する。さらに、長手方向の略中央部にスリット210cを形成する。次に、図8中破線で示した2ヶ所の位置210a、210bでそれぞれ垂直に同じ方向に折り曲げて、第1の突出部211と第2の突出部212を形成する。そして、折り曲げられた2ヶ所の間の領域を、芯材に1巻きを超えて巻き付けて湾曲させて、巻回部210を形成する。
給電端子205を電極4の外周面に取り付ける際には、第1実施形態の給電端子5と同様に、第1の突出部211と第2の突出部212に指を掛けて、図6中の矢印方向に力を加えて、巻回部210を拡径させる。この状態で、巻回部210の内側に、放電管3の端部を挿入してから、突出部211、212に加えていた力を解放し、巻回部210の縮径方向の復元力によって、巻回部210を電極4の外周面に密着させる。このように、第1の突出部211と第2の突出部212を用いることにより、給電端子205を電極4の外周面に簡易に取り付けることができる。また、巻回部10の縮径方向の復元力(バネ力)によって電極4の外周面に確実に密着するため、給電端子5と電極4とは電気的に安定して接続される。
第1実施形態の第1の突出部11は、軸方向に離隔した2つの巻端部13に連結されており、2つの脚部15を有する。脚部15の延在方向(巻回部10の径方向)に関する長さが短すぎると、即ち、2つの脚部15の間の空間の長さが短すぎると、1枚の金属製板材を芯材に1巻きを超えて巻き付けて湾曲させる際、及び、給電端子5としての使用時に巻回部10を拡径する際、巻端部14の外周面が連結部16と当接し、巻回部10をそれ以上拡径することができなくなる。そのため、脚部15の延在方向長さは、ある程度必要であり、第1の突出部11の全長も長くなる。一方、本実施形態の第1の突出部211は、上述したように脚部15の長さを確保する必要がない。そのため、第1の突出部211の延在方向長さは、第1実施形態の第1の突出部11よりも短くすることができる。従って、給電端子5により基板8に設置された状態での外部電極放電ランプ2の基板8からの高さも低くすることができるため、光源装置1を小型化できる。
なお、第2実施形態の給電端子205では、2つの第2の突出部212が設けられているが、2つの第2の突出部212をその延在方向に延長させて、先端部分において連結してもよい。これにより、第2の突出部212が1つの部材で構成されることとなるため、巻回部210を拡径する際、第2の突出部212に指をかけやすく、また、巻回部210を軸方向に関してほぼ均一に拡径することができる。
本発明の第1実施形態の光源装置の概略を示す図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 第1実施形態の外部電極放電ランプ用給電端子の斜視図である。 外部電極放電ランプ用給電端子を構成する金属製板材の平面図である。 外部電極放電ランプ用給電端子の使用状況を示す斜視図である。 第1実施形態の外部電極放電ランプ用給電端子の他の例を示す斜視図である。 第2実施形態の外部電極放電ランプ用給電端子の斜視図である。 第2実施形態の外部電極放電ランプ用給電端子を構成する金属製板材の平面図である。
符号の説明
1 光源装置
2 外部電極放電ランプ
3 放電管
4 電極
5、205 給電端子
10、210 巻回部
10a、210a 端部(一端)
10b、210b 端部(他端)
10c、210c スリット
11、211 第1の突出部
12、212 第2の突出部
15 脚部
16 連結部

Claims (5)

  1. 放電管の外周面を被覆する電極を有する外部電極放電ランプの前記電極に取り付けられる1枚の金属製板材からなる外部電極放電ランプ用給電端子であって、
    前記電極の外周面の周方向に沿って1巻きを超えて、径方向に重複することなく巻回され、且つ、前記周方向に関する一端付近と他端付近とが軸方向に並列している巻回部と、
    前記巻回部の前記一端に連結されており、前記外周面から離れる方向に延在した第1の突出部と、
    前記巻回部の前記他端に連結されており、前記外周面から離れる方向に延在した第2の突出部と
    を備えていることを特徴とする外部電極放電ランプ用給電端子。
  2. 前記巻回部の前記一端付近が軸方向に離隔した互いに平行な2つの領域に分割されていると共に、前記巻回部の前記他端付近が、前記2つの領域の間をこれらと平行に延在しており、
    前記第1の突出部が、前記2つの領域に連結された2つの脚部と、これら2つの脚部を互いに連結する連結部とを有していることを特徴とする請求項に記載の外部電極放電ランプ用給電端子。
  3. 前記巻回部の前記他端付近が軸方向に離隔した互いに平行な2つの領域に分割されていると共に、前記巻回部の前記一端付近が、前記2つの領域の間をこれらと平行に延在しており、
    前記2つの領域に連結された2つの前記第2の突出部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の外部電極放電ランプ用給電端子。
  4. 前記巻回部に、前記周方向に延在するスリットが形成されていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の外部電極放電ランプ用給電端子。
  5. 放電管の外周面を被覆する電極を有する外部電極放電ランプと、前記電極に取り付けられる1枚の金属製板材からなる外部電極放電ランプ用給電端子と、を備える光源装置であって、
    前記外部電極放電ランプ用給電端子が、
    前記電極の前記外周面の周方向に沿って1巻きを超えて、径方向に重複することなく巻回され、且つ、前記周方向に関する一端付近と他端付近とが軸方向に並列している巻回部と、
    前記周方向に関する前記巻回部の一端に連結されており、前記外周面から離れる方向に延在した第1の突出部と、
    前記周方向に関する前記巻回部の他端に連結されており、前記外周面から離れる方向に延在した第2の突出部と
    を備えていることを特徴とする光源装置。
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