JP5109864B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP5109864B2
JP5109864B2 JP2008205395A JP2008205395A JP5109864B2 JP 5109864 B2 JP5109864 B2 JP 5109864B2 JP 2008205395 A JP2008205395 A JP 2008205395A JP 2008205395 A JP2008205395 A JP 2008205395A JP 5109864 B2 JP5109864 B2 JP 5109864B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wink
unit
eye
open
smile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008205395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010041643A (ja
Inventor
啓太 木村
正永 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2008205395A priority Critical patent/JP5109864B2/ja
Publication of JP2010041643A publication Critical patent/JP2010041643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5109864B2 publication Critical patent/JP5109864B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、被写体の表情などを認識して自動的に撮影を行う機能を有する電子スチルカメラに関する。
従来、被写体の人物が約2秒以上目を閉じたこと、すなわち所定時間のウインク動作があったことを検出して自動的に撮影を行う電子スチルカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。顔の中で眼の開閉は他の部位の変化に比べて識別しやすいため、高精度の検出が可能である。
特開2000−347277号公報
しかし、被写体の眼がウインク動作をした直後が、被写体人物が意図するシャッターチャンスであるとは限らない。例えば集合写真を撮影する場合、ウインク動作をする人物以外は、いつウインク動作が行われたか分からないため、必ずしも皆が満足できる表情を撮影できるとは限らないという問題がある。また、人間は右眼ウインク、左眼ウインクおよび両眼ウインクの3種類の動作ができるにもかかわらず、特許文献1のカメラでは、1種類のウインク動作しか検出できず、カメラの多機能化を進める点から不十分である。
請求項1の発明による電子スチルカメラは、被写体の眼の開閉状態を検出する開閉検出手段と、前記開閉検出手段が検出した開閉状態に基づいて前記眼のウインク動作の有無を判定し、前記ウインク動作を判定した時にウインク出力を発生するウインク判定手段と、前記ウインク判定手段のウインク出力に応じて、前記被写体を自動的に撮影する自動撮影手段とを備え、前記ウインク判定手段は、前記開閉検出手段の出力に基づき、前記被写体の右眼ウインクと、左眼ウインクと、両眼ウインクとの3つのウインク動作のうち少なくとも2つを識別して判定する機能を有し、前記自動撮影手段は、前記ウインク判定手段が前記2つのウインク動作の一方であると判定した時には前記ウインク出力の発生から所定時間の遅延後に自動撮影を行い、前記ウインク判定手段が前記2つのウインク動作の他方であると判定した時には前記所定時間の遅延なしに自動撮影を行うことを特徴とする。
請求項2の発明による電子スチルカメラは、被写体の眼の開閉状態を検出する開閉検出手段と、前記開閉検出手段が検出した開閉状態に基づいて前記眼のウインク動作の有無を判定し、前記ウインク動作を判定した時にウインク出力を発生するウインク判定手段と、前記ウインク判定手段のウインク出力に応じて、前記被写体を自動的に撮影する自動撮影手段とを備え、前記ウインク判定手段は、前記開閉検出手段の出力に基づき、前記被写体の右眼ウインクと、左眼ウインクと、両眼ウインクとの3つのウインク動作のうち少なくとも2つを識別して判定する機能を有し、前記自動撮影手段は、前記ウインク判定手段が前記2つのウインク動作の一方であると判定した時には単写モードで自動撮影を行い、前記ウインク判定手段が前記2つのウインク動作の他方であると判定した時には連写モードで自動撮影を行うことを特徴とする。
本発明の請求項1の電子スチルカメラによれば、遅延/非遅延モード設定手段を設けているので、被写体の状況に応じて適切なシャッターチャンスを選ぶことができる。また、本発明の請求項6の電子スチルカメラによれば、3つのウインク動作のうち少なくとも2つを識別して判定する機能を有するので、カメラの多機能化に寄与することができる。
以下、本発明の実施の形態による電子スチルカメラについて、図1〜7を参照しながら説明する。
〈第1の実施の形態〉
図1は、本発明の第1の実施の形態による電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、電子スチルカメラは、撮影レンズ11、絞り12、撮像素子13、バッファメモリ14、画像処理部15、メモリーカードなどの画像記録部16および制御部20を備える。また、電子スチルカメラは、自動撮影部21、計時部22、顔検出部23、眼開閉検出部24、笑顔検出部25、ウインク判定部26、セルフタイマー27、インジケーター28および液晶ディスプレイ29を備える。さらに、電子スチルカメラは、顔データ記憶部31、眼開閉データ記憶部32、笑顔データ記憶部33、ウインク起動撮影設定部40、遅延/非遅延モード設定部41、単写/連写モード設定部42および笑顔モード設定部43を備える。
撮影レンズ11は、ズームレンズやフォーカスレンズを含む複数のレンズで構成され、被写体像を撮像素子13上に結像する。図1では簡単のため、撮影レンズ11は1枚のレンズで示されている。撮像素子13は、撮影レンズ11からの入射光L1を光電変換することにより画像信号を生成する。
撮像素子13から出力される画像信号は、バッファメモリ14を介して画像処理部15に送られ、ここで所定の種々の画像処理が施される。撮影開始前の段階では、撮像素子13からの画像信号は、バッファメモリ14、画像処理部15および制御部20を介して液晶ディスプレイ29に送られ、スルー画像として表示される。撮影段階では、撮像素子13からの画像信号は、バッファメモリ14、画像処理部15を介して画像記録部16にて記録される。
自動撮影部21は、制御部20からの出力信号または計時部22からの出力信号に応じて、撮影レンズ11、絞り12および撮像素子13に撮影動作信号を出力して被写体の撮影を開始させる。計時部22は、制御部20からの信号が入力された時に所定時間の計時を開始し、この所定時間経過後に自動撮影部21に対して撮影開始を指示する信号を出力する。
顔検出部23は、撮像素子13からバッファメモリ14、画像処理部15、制御部20を介して送られたスルー画像データを入力し、このスルー画像データを顔データ記憶部31に予め記憶されている顔データと比較することにより、画像中の人間の顔を検出する。顔検出には、例えば、特開2001−16573号公報に開示されている検出手法を用いることができる。この検出手法は、入力画像中から特徴点を抽出して被写体の顔領域、顔の大きさ等を検出する。特徴点としては、眉、眼、鼻、唇の各端点、および顔の輪郭点、例えば頭頂点や顎の下端点が挙げられる。
顔データ記憶部31は、例えば、眉、眼、鼻、唇の形状に関する特徴点のデータを記憶している。
他の顔検出としては、例えば、特開2005−157679号公報に開示されている検出手法を用いることができる。この検出手法は、先ず、入力画像中の2画素間の輝度差を特徴量として学習しておき、その特徴量に基づいて入力画像中の所定領域に顔が存在するか否かを示す推定値を算出し、推定値が1以上のときにその所定領域に顔が存在すると判別するものである。
眼開閉検出部24は、顔検出部23により顔領域であると判別された所定領域の部分画像を入力し、この部分画像を眼開閉データ記憶部32に予め記憶されている眼開閉データと比較することにより、被写体人物の眼が開いているか閉じているかを検出する。そして、眼開閉検出部24は、眼が開いていることを検出している間は、開状態を示す開信号を出力し、眼が閉じていることを検出している間は、閉状態を示す閉信号を出力する。眼の開閉検出としては、例えば、特開2000−347277号公報に開示されている検出手法を用いることができる。この検出手法は、眼の白色部分の面積を算出し、その面積の大小によって眼が開いているか閉じているかを検出するものである。
眼開閉データ記憶部32は、眼の白色部分の面積(画素数)と眼の開閉状態との関係をテーブルとして記憶している。そのテーブルは、眼開閉検出部24が対象とする眼の開閉検出をするときに制御部20を介して眼開閉検出部24へ入力され、対象とする眼の画素数をテーブルと照合することによって眼の開閉が検出される。
他の検出手法としては、例えば、特開平7−295036号公報に開示されている赤目現象を利用する方法がある。すなわち、眼が開いている時はストロボ光照射によって赤目現象が発生し、眼が閉じている時はストロボ光を照射しても赤目現象が発生しないので眼の開閉検出を行うことができる。
笑顔検出部25は、顔検出部23により顔領域であると判別された所定領域の部分画像を入力し、笑顔データ記憶部33に予め記憶されている笑顔データと比較し、部分画像の顔の表情が笑顔であると判別する。笑顔検出には、例えば、特開2004−46591号公報に開示されている検出手法を用いることができる。この検出手法は、入力された部分画像について笑顔評価(表情の笑顔の度合いの評価)を行う。笑顔評価としては、予め記憶されている笑顔データを参照して眉、瞳孔、唇の各要素の形状の評価ポイントを算出し、各評価ポイントを係数により重み付けした上で合算した値を笑顔評価値とするものである。
笑顔データ記憶部33は、笑顔評価基準テーブル(笑顔データ)として笑顔のサンプル画像を記憶している。笑顔検出部25は、顔領域であると判別された部分画像とこれらのサンプル画像を比較し、笑顔を検出する。
ウインク判定部26は、眼開閉検出部24からの出力信号、すなわち閉信号と開信号とに基づき、被写体の眼の開閉動作がウインクであることを判定する。ウインクとは、開いている眼を一定時間閉じた後に再び開くという人間の意図的動作である。ウインクと自然の瞬きとを区別するために、ウインク判定部26は、眼を閉じてから再び開くまでの時間、すなわち閉信号の発生継続時間をカウントし、その時間が瞬きの時間より十分長い時間を超えた場合にウインクであると判定する。
セルフタイマー27は、シャッタボタンの押下などの起動操作により計時を開始し、所定時間経過後に撮影のための作動信号を撮影レンズ11、絞り12および撮像素子13へ送出する。
インジケーター28は、電子スチルカメラの被写体側の外装面に設けられ、例えばLEDで構成されている。インジケーター28は、セルフタイマー27によるセルフタイマー機能の動作中であること、および計時部22による遅延時間の計時中であることを表示(ディレイ表示)する。インジケーター28は、セルフタイマー機能の動作中と計時部22による遅延時間の計時中とを区別するために、表示形態を異ならせる。例えば、LEDの点滅周期を異ならせたり、発光色を変える。また、インジケーター28を複数のLED素子で構成し、表示パターンに差異を設けてもよい。例えば、マトリックス状のパターンで、横方向の点灯と縦方向の点灯とで区別する。
液晶ディスプレイ29は、電子スチルカメラの背面に設けられ、撮影時の構図確認や記録画像の再生などに使用される。液晶ディスプレイ29は、画面の角度や方向が可変となっており、画面を被写体側へ向けることも可能である。液晶ディスプレイ29には、上述したウインク判定結果や笑顔度などを表示しても良い。
ウインク起動撮影設定部40は、本発明の特徴であるウインク動作を検出したときに自動撮影するモード、すなわちウインク起動撮影モードをON/OFF設定する操作部である。
遅延/非遅延モード設定部41は、ウインク出力の発生から所定時間の遅延後に自動撮影を行う遅延モードと、ウインク出力の発生から所定時間の遅延なしに直ちに自動撮影を行う非遅延モードとを選択的に設定する操作部である。遅延モードを選択した場合は、遅延時間(ディレイタイム)も設定する。遅延時間の設定方法は、予め設けられているいくつかの時間から1つを選択する方式でもよいし、任意の時間を入力する方式でもよい。
単写/連写モード設定部42は、単写モードと連写モードとを選択的に設定する操作部である。単写とは、1回の撮影指示で1枚の画像を撮影すること、連写とは、1回の撮影指示で複数枚の画像を連続的に撮影することである。連写モードを選択した場合は、連写枚数も設定する。
笑顔モード設定部43は、被写体の表情から笑顔を検出したときに自動撮影するモードをON/OFF設定する操作部である。
ここで、笑顔モードを設定した時のインジケーター28の機能について説明する。このインジケーター28を利用して、笑顔検出部25による笑顔検出中であることを表示してもよい。すなわち、LEDの点滅周期または発光色を、セルフタイマー機能の動作中および計時部22による遅延時間の計時中の表示態様と異なるように構成する。
以上のように構成された電子スチルカメラは、ウインク起動撮影モードを選択した場合、ウインク動作を検出すると、次の6通りのモードのうちいずれか1つのモードで自動撮影を実行するようにカスタマイズすることができる。
(a)遅延モード+単写モード
(b)遅延モード+連写モード
(c)非遅延モード+単写モード
(d)非遅延モード+連写モード
(e)笑顔モード+単写モード
(f)笑顔モード+連写モード
図2は、本発明の第1の実施の形態による電子スチルカメラのウインク起動撮影モード時の動作を表すフローチャートの第1の例である。例えば、ウインクが検出されたときにモード(a)を実行するように設定されている場合について説明する。
ステップS11では、ユーザーがウインク起動撮影設定部40の操作によってウインク起動撮影モードの設定を行い、ステップS12では、遅延/非遅延モード設定部41の操作によって遅延モードの設定を行うとともに所望の遅延時間の設定を行う。ステップS13では、単写/連写モード設定部42によって単写モードの設定を行う。ステップS14では、顔検出部23によって被写体の顔が検出される。ステップS15では、検出された顔の眼に注目し、眼開閉検出部24によって被写体の眼が閉じたことが検出される。
ステップS16では、ウインク判定部26は、眼開閉検出部24からの閉信号が所定時間以上継続した後に開信号に切り替わった時にウインクであると判定する。ステップS17では、ウインク判定部26がウインク判定を示すウインク出力信号を発生し、その出力信号は、制御部20を経由して計時部22およびインジケーター28へ入力される。
ステップS18では、ウインク出力に応じて計時部22が計時を開始するとともに、インジケーター28が作動して遅延時間の計時中であることを表示する。計時時間Tが予め設定された所望の遅延時間T0と等しくなった時に、計時部22は、自動撮影部21に対して撮影を指示する出力信号を発生する。ステップS19では、自動撮影部21は、被写体の撮影、すなわち1枚の画像を撮像する単写撮影を行う。
また、モード(b)の遅延モード+連写モードが設定された場合は、自動撮影部21は、計時部22の出力に基づき、複数枚の連続撮影を行う。
次に、モード(c)の非遅延モード+単写モードが設定された場合について、図3を参照して説明する。
ステップS21では、ユーザーがウインク起動撮影設定部40の操作によってウインク起動撮影モードの設定を行い、ステップS22では、遅延/非遅延モード設定部41の操作によって非遅延モードの設定を行い、ステップS23では、単写/連写モード設定部42によって単写モードの設定を行う。ステップS24では、顔検出部23によって被写体の顔が検出される。ステップS25では、検出された顔の眼に注目し、眼開閉検出部24によって被写体の眼が閉じたことが検出される。
ステップS26では、ウインク判定部26は、眼開閉検出部24からの閉信号が所定時間以上継続した後に開信号に切り替わった時にウインクであると判定する。ステップS27では、ウインク判定部26がウインク出力信号を発生し、その出力信号は制御部20へ入力される。制御部20は、ウインク出力信号に応じて直ちに自動撮影部21を起動する。ステップS28では、自動撮影部21は、被写体の撮影、すなわち1枚の画像を撮像する単写撮影を行う。
また、モード(d)の非遅延モード+連写モードが設定された場合は、制御部20の出力に基づき、自動撮影部21は複数枚の連続撮影を行う。
なお、本実施の形態による電子スチルカメラにおいては、ウインク起動撮影設定部40と笑顔モード設定部43により、それぞれウインク起動撮影モードと笑顔モードとが設定された場合には、ウインク判定部26のウインク出力に基づき、笑顔モードがスタートする。そして、笑顔検出部25が笑顔を検出すると、直ちに自動撮影部21が自動撮影を行う。この笑顔モードの場合にも、単写/連写モード設定部42の設定に応じて、自動撮影部21は単写撮影または連写撮影を行う。
上述の実施の形態では、遅延モードが設定された時には、ウインク出力に応じて計時部22が所定の遅延時間を計時し、その後に計時部22の出力により自動撮影部21を起動した。他方、非遅延モードが設定された時には、ウインク出力に応じて制御部20が直ちに自動撮影部21を起動するものであった。このような構成の代わりに、遅延モードの場合も非遅延モードの場合もウインク出力に応じて必ず計時部22を作動させ、非遅延モードの場合は遅延時間を零に設定するようにしてもよい。
以上説明したように、第1の実施の形態による電子スチルカメラは、遅延モードと非遅延モードとを選択して撮影することができ、遅延モードは、集合写真を撮影する場合に特に効果がある。すなわち、複数の被写体人物のうちの一人がウインクし、それをウインク判定部26がウインク判定し、計時部22が計時をしている間、ウインク動作をした人物以外も時間的余裕をもって撮影に臨むことができる。さらに、計時部22が計時をしている間、インジケーター28が表示をするので、多数の被写体人物は遅延時間の経過が明瞭に分かり、さらに余裕をもつことができる。逆に、被写体人物が一人の場合は、非遅延モードに設定すれば、その人物のウインク動作の後に直ちに撮影を行うので、タイミング良く撮影できる。
〈第2の実施の形態〉
図4は、本発明の第2の実施の形態による電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。この実施の形態による電子スチルカメラが第1の実施の形態による電子スチルカメラと異なる点は、ウインク判定部126が単にウインク動作を判別するだけではなく、ウインク種別、すなわち右眼ウインク、左眼ウインクおよび両眼ウインクの3つの動作を識別できる点である。したがって、この相違点について詳細に説明する。
第2の実施の形態においては、眼開閉検出部124は、被写体の右眼と左眼のそれぞれについて、開状態を示す開信号および閉状態を示す閉信号を出力する。すなわち、眼開閉検出部124は、右眼開、右眼閉、左眼開、左眼閉の4つの信号を出力する。ウインク判定部126は、判定対象の眼が右眼か左眼かは、眼開閉検出部124からの出力信号に基づいて行う。したがって、ウインク判定部126は、単にウインク有無の判定だけではなく、右眼ウインクと左眼ウインクと両眼ウインクとを判定する。このような右眼か左眼かの識別は、例えば顔の輪郭に対する位置や偏りから判断してもよいし、眉、眼、鼻、唇の特徴点との相対距離から判断してもよい。以上により、ウインク判定部126は、右眼、左眼、両眼のウインク判定をすることができる。
以上のように構成された電子スチルカメラは、被写体のウインク動作が検出されると、ウインクの種別に応じて、標準モードとして予めカメラに設定されている撮影モードに移行し、そのモードで自動的に撮影を行うものである。標準モードの設定は、カメラの出荷時に設定済みである。具体的には、右眼ウインクの検出で遅延モード+単写モード、左眼ウインクの検出で非遅延モード+連写モード、両眼ウインクの検出で笑顔モード+単写モードに設定されている。
図5は、本発明の第2の実施の形態による電子スチルカメラのウインク起動撮影モード時の動作を表すフローチャートの第1の例である。図6は、本発明の第2の実施の形態による電子スチルカメラのウインク起動撮影モード時の動作を表すフローチャートの第2の例である。図7は、本発明の第2の実施の形態による電子スチルカメラのウインク起動撮影モード時の動作を表すフローチャートの第3の例である。
図5を参照して、右眼ウインクが検出されたときに、遅延モード+単写モードを実行するように設定されている場合について説明する。
ステップS31では、ユーザーがウインク起動撮影モードを選択する。ステップS32では、顔検出部23によって被写体の顔が検出される。ステップS33では、検出された顔の眼に注目し、眼開閉検出部124によって右眼が閉じ左眼が開いていることが検出される。ステップS34では、ウインク判定部126によって、右眼が閉じている時間tが予め決められた時間t0以上であると判定される。ステップS35では、右眼が再び開いていることを検出する。ステップS36では、右眼ウインクで行うべき動作、すなわち遅延モード+単写モードの動作を指示する信号(右眼ウインク出力)がウインク判定部126から制御部20へ出力される。
ステップS37では、制御部20からの信号入力に応じて、計時部22が計時を開始するとともに、インジケーター28が作動して遅延時間の計時中であることを表示する。計時時間Tが所定の遅延時間T0と等しくなった時(T=T0)に、計時部22から自動撮影部21に対して撮影を指示する出力が発生する。ステップS38では、自動撮影部21によって被写体の単写撮影が行われる。
次に図6を参照して、左眼ウインクが検出されたときに、非遅延モード+連写モードを実行するように設定されている場合について説明する。この場合、連写コマ数は、ユーザーが任意に設定できるようにしてもよい。また、コマとコマの時間差を任意に設定できるようにしてもよい。
ステップS41、S42は、図5のステップS31、S32とそれぞれ同じであるので説明を省略する。図6のステップS43では、検出された顔の眼に注目し、眼開閉検出部124によって左眼が閉じたことが検出される。ステップS44では、ウインク判定部126によって、左眼が閉じている時間tが予め決められた時間t0以上であると判定される。ステップS45では、左眼が再び開いていることが検出される。ステップS46では、左眼ウインクで行うべき動作、すなわち非遅延モード+連写モードの動作を指示する信号(左眼ウインク出力)がウインク判定部126から制御部20へ出力される。
ステップS47では、制御部20からの信号入力に応じて、自動撮影部21によって被写体の撮影(連写撮影)が行われ、所定の連写コマ数の画像が連続撮影される。
以上のように、ウインク出力発生後に、直ちに、すなわち遅延時間の経過なしに自動撮影が行われる場合には、上述のステップS45の左眼開の検出後に左眼ウインク出力を発生させることが重要である。これにより、被写体人物が眼を閉じたままで撮影してしまう事態を回避することができる。
続いて図7を参照して、両眼ウインクが検出されたときに、笑顔モード+単写モードを実行するように設定されている場合について説明する。
ステップS51、S52は、図5のステップS31、S32とそれぞれ同じであるので説明を省略する。図7のステップS53では、検出された顔の眼に注目し、眼開閉検出部124によって両眼が同時に閉じたことが検出される。ステップS54では、ウインク判定部126によって、両眼が閉じている時間tが予め決められた時間t0以上であることが判定される。ステップS55では、両眼が再び開いていることを検出する。ステップS55を実行することで、自然の瞬きとは区別される両眼ウインクであることが確認できる。ステップS56では、両眼ウインクで行うべき動作、すなわち笑顔モード+単写モードの動作を指示する信号(両眼ウインク出力)がウインク判定部126から制御部20へ出力される。
ステップS57では、インジケーター28が作動して笑顔モードによる撮影であることを表示する。インジケーター28は、笑顔モード設定中であることを、セルフタイマー機能の動作中または計時部22による遅延時間の計時中と区別するために、LEDの表示色またはLEDの点滅周期を異ならせる。ステップS58では、笑顔検出部25によって被写体の顔の表情が笑顔であると判別される。その笑顔判別に基づいて制御部20から自動撮影部21に対して撮影を指示する出力が発生する。ステップS59では、自動撮影部21によって被写体の単写撮影が行われる。
以上説明したように、第2の実施の形態による電子スチルカメラは、ウインクの種別に応じて、標準モードとして予めカメラに設定されている撮影モードを利用できるので、撮影者は改めてモードを設定する必要がなく撮影に専念できる。
また、3つの撮影モードを使い分けられるので、撮影の幅が広がり、ユーザーの満足度が高くなる。
第2の実施の形態の電子スチルカメラは、3種類のウインク動作を識別して3つの撮影モードを利用できるものとして説明したが、2種類のウインク動作、例えば、右眼ウインクと左眼ウインクのみを識別するようにしても、片眼ウインクと両眼ウインクとを識別するようにしてもよい。
また、標準モードの設定は、カメラの出荷時のみに限らず、ユーザーが撮影前に行うようにしてもよい。上記の実施の形態においては、右眼ウインクの検出で遅延モード+単写モードが実行され、左眼ウインクの検出で非遅延モード+連写モードが実行され、両眼ウインクの検出で笑顔モード+単写モードが実行されるようにカメラが設定されていたが、右眼ウインク検出、左眼ウインク検出、両眼ウインク検出によってそれぞれユーザーが希望するモードを実行するように設定することもできる。この目的のために、図4において点線で記した遅延/非遅延モード設定部41、単写/連写モード設定部42、笑顔モード設定部43を使用して、遅延モード、非遅延モード、単写モード、連写モード、笑顔モードを任意に選択することができる。
本発明の電子スチルカメラにおいては以下の変形例が考えられる。
第1、第2の実施の形態の電子スチルカメラでは、誰のウインク動作でも検出できるものであるが、特定の人物、例えば顔を登録している人物のウインク動作だけを検出するようにしてもよい。この場合は、カメラに顔認識部を設けて、スルー画像の人物の顔が顔認識データにある登録人物の顔であるか否かを判定する。具体的には、顔認識部は、検出した顔の特徴点の位置、各顔パーツの大きさ、各特徴点の相対距離などを演算する。次に、顔認識部は、演算結果と顔認識データとを比較してスルー画像の人物の顔と登録人物の顔との相似度を求める。そして、顔認識部は、その相似度が閾値を上回る場合にスルー画像の人物が所定の登録人物に合致すると判定する。登録人物のウインク動作は、顔や眼の特徴が分かっているので、容易かつ確実な検出を可能にする。
本発明は、その特徴を損なわない限り、以上説明した実施の形態に何ら限定されない。
本発明の第1の実施の形態に係る電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る電子スチルカメラのウインク起動撮影モード時の動作を表すフローチャートの第1の例である。 第1の実施の形態に係る電子スチルカメラのウインク起動撮影モード時の動作を表すフローチャートの第2の例である。 本発明の第2の実施の形態に係る電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る電子スチルカメラのウインク起動撮影モード時の動作を表すフローチャートの第1の例である。 第2の実施の形態に係る電子スチルカメラのウインク起動撮影モード時の動作を表すフローチャートの第2の例である。 第2の実施の形態に係る電子スチルカメラのウインク起動撮影モード時の動作を表すフローチャートの第3の例である。
符号の説明
20:制御部 21:自動撮影部
22:計時部 23:顔検出部
24,124:眼開閉検出部 25:笑顔検出部
26,126:ウインク判定部 27:セルフタイマー
28:インジケーター 31:顔データ記憶部
32:眼開閉データ記憶部 33:笑顔データ記憶部
40:ウインク起動撮影設定部 41:遅延/非遅延モード設定部
42:単写/連写モード設定部 43:笑顔モード設定部

Claims (4)

  1. 被写体の眼の開閉状態を検出する開閉検出手段と、
    前記開閉検出手段が検出した開閉状態に基づいて前記眼のウインク動作の有無を判定し、前記ウインク動作を判定した時にウインク出力を発生するウインク判定手段と、
    前記ウインク判定手段のウインク出力に応じて、前記被写体を自動的に撮影する自動撮影手段とを備え、
    前記ウインク判定手段は、前記開閉検出手段の出力に基づき、前記被写体の右眼ウインクと、左眼ウインクと、両眼ウインクとの3つのウインク動作のうち少なくとも2つを識別して判定する機能を有し、
    前記自動撮影手段は、前記ウインク判定手段が前記2つのウインク動作の一方であると判定した時には前記ウインク出力の発生から所定時間の遅延後に自動撮影を行い、前記ウインク判定手段が前記2つのウインク動作の他方であると判定した時には前記所定時間の遅延なしに自動撮影を行うことを特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 被写体の眼の開閉状態を検出する開閉検出手段と、
    前記開閉検出手段が検出した開閉状態に基づいて前記眼のウインク動作の有無を判定し、前記ウインク動作を判定した時にウインク出力を発生するウインク判定手段と、
    前記ウインク判定手段のウインク出力に応じて、前記被写体を自動的に撮影する自動撮影手段とを備え、
    前記ウインク判定手段は、前記開閉検出手段の出力に基づき、前記被写体の右眼ウインクと、左眼ウインクと、両眼ウインクとの3つのウインク動作のうち少なくとも2つを識別して判定する機能を有し、
    前記自動撮影手段は、前記ウインク判定手段が前記2つのウインク動作の一方であると判定した時には単写モードで自動撮影を行い、前記ウインク判定手段が前記2つのウインク動作の他方であると判定した時には連写モードで自動撮影を行うことを特徴とする電子スチルカメラ。
  3. 請求項1または2に記載の電子スチルカメラにおいて、
    前記ウインク判定手段は、前記開閉検出手段が前記被写体の一方の眼が開状態、同時に他方の眼が閉状態であることを検出した時に、片眼のウインク動作であると判定することを特徴とする電子スチルカメラ。
  4. 請求項1または2に記載の電子スチルカメラにおいて、
    前記被写体の表情から笑顔を検出する笑顔検出手段と、
    前記笑顔検出手段の出力に基づき前記自動撮影手段を作動させる笑顔モード設定手段とを更に備え、
    前記ウインク判定手段がウインク動作であると判定した後に、前記笑顔検出手段が笑顔を検出した時に、前記自動撮影手段が自動撮影を行うことを特徴とする電子スチルカメラ。
JP2008205395A 2008-08-08 2008-08-08 電子スチルカメラ Expired - Fee Related JP5109864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008205395A JP5109864B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 電子スチルカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008205395A JP5109864B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 電子スチルカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010041643A JP2010041643A (ja) 2010-02-18
JP5109864B2 true JP5109864B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=42013656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008205395A Expired - Fee Related JP5109864B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 電子スチルカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5109864B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5448868B2 (ja) * 2010-01-19 2014-03-19 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP5854861B2 (ja) * 2012-01-27 2016-02-09 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
CN102946516A (zh) * 2012-11-28 2013-02-27 广东欧珀移动通信有限公司 移动终端检测眨眼动作实现自拍的方法及移动终端
US9335547B2 (en) 2013-03-25 2016-05-10 Seiko Epson Corporation Head-mounted display device and method of controlling head-mounted display device
CN103369248A (zh) * 2013-07-20 2013-10-23 厦门美图移动科技有限公司 一种闭眼后睁开的拍照方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004294498A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Fuji Photo Film Co Ltd 自動撮影システム
JP2008072183A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置および撮像方法
JP2008131094A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Fujifilm Corp 撮像装置および撮像方法
JP4360399B2 (ja) * 2006-11-30 2009-11-11 ソニー株式会社 撮像装置
JP2008182630A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010041643A (ja) 2010-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5351128B2 (ja) カメラ動揺表示装置及びカメラ動揺表示方法、イメージディスプレイ装置及びイメージディスプレイ方法、並びに記録媒体
US9147106B2 (en) Digital camera system
US7430369B2 (en) Image capture apparatus and control method therefor
JP5979967B2 (ja) 被写体検出機能を備えた撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラム
JP5171468B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
KR20080027443A (ko) 촬상장치 및 촬상장치 제어방법과, 컴퓨터 프로그램
KR20100048600A (ko) 인물 구도 제안 영상 촬영 장치 및 방법
JP5030022B2 (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP5109864B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP2004320285A (ja) デジタルカメラ
JP2009117975A (ja) 撮影装置および撮影方法
JP4506779B2 (ja) 撮像装置及びプログラム
JP5880135B2 (ja) 検出装置、検出方法及びプログラム
JP2008072183A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5157704B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP5448868B2 (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP5298887B2 (ja) デジタルカメラ
US11523048B2 (en) Electronic device, control method of electronic device, and non-transitory computer readable medium
JP2008172732A (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、
KR100783482B1 (ko) 여권 사진 촬영이 가능한 디지털 영상촬영장치, 방법, 및그 기록매체
JP2010034686A (ja) デジタルカメラ
JP2008167028A (ja) 撮像装置
JP2014068281A (ja) 撮像装置
JP2013054256A (ja) 撮像装置
US20220353431A1 (en) Eye-gaze information acquiring apparatus, imaging apparatus, eye-gaze information acquiring method, and computer-readable storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120924

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5109864

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees